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キャンプ・オブ・ザ・デッド

#UDCアース


●夏だ! キャンプだ! ゾンビパニックだ!?
 とある山あいの村近くにあるキャンプ場。
 穏やかな気候と豊かな自然が評判高いこの場所が突如として惨劇の舞台となる未来がグリモアに映し出されたのは、夏の初めのことであった。

「ひっ、来るな! 来るなぁぁぁ!!」
 叫びながら、夜のキャンプ場を青年が逃げ惑う。
 青年を追いかけるのは、数えきれないほどの死体、死体、死体。
 おびただしい数のゾンビたちが、キャンプを楽しんでいた学生グループを襲ったのだ。
 既に仲間は次々と喰い殺され、残ったのは彼ともう一人。
「ぎゃあああ!!! 腕が、腕が!!」
「マサ!? お前らマサから離れろ!」
 マサと呼ばれた、彼の友人の二人のみである。
 群がるゾンビへ薪を投げつけ必死の形相で追い払うと、青年は意識を失ったマサを担いで出口へと逃げる。
 きっと管理棟まで辿り着けば、助けを呼ぶ手段はあるはずだ。
 だから、せめて自分とマサだけでも生き残らないと――。

「ぐぁっ!?」
 不意に激しい痛みに襲われ、青年はその場に倒れ込んだ。
 肩を、首筋を、何者かに喰われている。
 薄れゆく意識の中で、青年が目にしたのは。
 まるでゾンビのような濁った眼で、青年に喰らいつくマサの姿であった。


「大変たいへん! キャンプ場がゾンビだらけになっちゃうよ!」
 フォンミィ・ナカムラ(スーパー小学生・f04428)が、予知の概要を説明した。
「UDCアースのキャンプ場で、ゾンビみたいなオブリビオンが大量発生する事件を予知したの。みんなには、このゾンビたちを退治してきてほしいの!」
 場所は、サマーキャンプの名所として人気の高い林間キャンプ場。
 毎年この時期になると予約でいっぱいになるこのキャンプ場で、ゾンビ型のオブリビオンが大量発生する事件を予知したのだという。
「既にUDC組織の人には協力をお願いして、キャンプ場周辺を封鎖してもらってるよ。だから予知の内容みたいに一般人が巻き込まれる心配はないんだけど……ゾンビたちをおびき寄せるために、みんなにはこの場所でキャンプをしてもらう必要があるの」
 あまり予知と異なる状況を作ってしまえば、別の場所が惨劇の舞台になってしまう可能性が出てきてしまう。
 だから、まずはキャンプをしに来た一般客のふりをして囮になる必要があるのだという。
「今から向かえば、日没より少し前にキャンプ場に着くよ。キャンプの道具や晩ごはん用の食材はUDC組織のほうで用意してくれるけど、何か持ち込みたい人は自分で持ち込んでもいいよ」
 そうして夜が更けた頃に、突然ゾンビが大量発生するのだ。
「ゾンビたちは生きてる人を見ると走って追いかけてくる性質があるよ。木陰から急に飛び出してきたりもするから、不意打ちに気を付けて!」
 とはいえ、障害物に遮られるのは向こうも同条件。
 地の利を活かした戦法を考えるのが、勝利のカギとなるだろう。
「あと、ゾンビたちは倒されても起き上がって戦うようなユーベルコードを使ってくるみたい。だから、起き上がれないように思いっきりトドメを刺したほうが安全だよ」
 二度撃ち、二度轢き、チェーンソーで165分割。
 とにかく確実にトドメを刺して、復活を阻止することが重要だ。
「夜通しのお仕事で大変かもだけど……まずはキャンプで英気を養って、思う存分戦ってきてね!」
 皆を鼓舞するようにそう言うと、フォンミィは猟兵たちをキャンプ場へと送り出すのだった。


椿初兎
 椿初兎です。
 よろしくお願いします。

 第一章はみんなでキャンプ。
 一般客のふりをして普通にキャンプを楽しんでいただいても、警戒・調査行動をとっていただいてもどちらでも大丈夫です。

 第二章はゾンビとの集団戦。
 後始末はUDC組織がなんとかしてくれるので、思う存分あなたらしい戦い方でやっちゃいましょう!

 第三章のボスは、出てきてからのお楽しみです。

 プレイングお待ちしております!
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第1章 冒険 『真夜中のキャンプ場』

POW   :    一人で外の様子を見に行く。

SPD   :    仲間にドッキリを仕掛ける。

WIZ   :    シャワーを浴びて囮になる。

👑11
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紅狼・ノア
*アドリブ・絡み歓迎

わーい!キャンプだー!バーベキューだー!ゾンビ狩りだーい‼(暑さでテンションが高い)
さでさで、何をしようかなぁ?モグモグ(何がを食べている)
あっ!そうだ!仲間たちを驚かそう‼
どんな反応するかな?めっちゃ楽しみだなぁ(悪戯する気満々)

夏だからホラー要素もありだよね。
*仲間の後ろを【追跡】、振り向いてきたら物陰や木の上に隠れるの繰り返し
*身に着けてるものなど【盗み】悪戯を仕掛けで戻す
(これ以外のこともOKマルよ!)

遊んだ後は腹すくよねぇ、そうゆうことで食べてこよー
肉とか肉とか肉とか(ジュルリ)


ハロ・シエラ
キャンプ……野営ですか。
オブリビオンが村を襲って来た時、森でした事があります。
UDCでは楽しむ為のものですが……まぁ今回はオブリビオンを迎撃する為のものですね。

テントを設営し、料理をして、囮をしつつ戦闘準備をします。
外でする料理なんてそんなに手の込んだものでは無いのですが、何だかおいしいです。
敵は夜更けに現れると言う事なので、夕方には食事をし、少し仮眠も取っておきましょう。
暗くなったら一度、目覚ましがてら水でも浴びておきます。
もし早めにゾンビが現れても、ヘリオトロープの【破魔】の力が守ってくれるでしょう。
【物を隠す】技術でダガーを隠し持っておいてもいいですね。
さぁ、いつでもかかってきなさい!


アイ・リスパー
「わあっ、キャンプなんて、私初めてですっ」

宇宙船の研究所で実験体として生まれ育った私には
キャンプなどというものは無縁でした。

経験したことがあるのは、ファンタジー世界で冒険中の野営程度。
それがこうして娯楽としてのキャンプの体験ができるなんてっ!

「けど、キャンプってどうやって楽しめばいいんでしょうか?」

とりあえず食事として、味気ないスティックタイプの宇宙食を取り出したり、
野営のときのように樹の下に寝床を確保しようとしたりしますが……

「え?
これはキャンプじゃないんですか?」

他の皆さんに教えを請いましょう。

「へえ、シャワーもあるのですね」(フラグ

アドリブ、絡み大歓迎
怖がりなので怖がらせ大歓迎です。



「せーのっ!」
「よいしょー!」
 ハロ・シエラ(ソード&ダガー・f13966)とアイ・リスパー(電脳の天使・f07909)が息を合わせてポールを持ち上げれば、テントの準備は完了。
「キャンプなんて、私初めてですっ」
 宇宙船の研究所生まれのアイにとって、キャンプは未知の経験だった。
 ファンタジー世界での野営経験こそあれ、レジャーとしてのキャンプは初めてだ。
「私は、オブリビオンが村を襲って来た時、森でした事があります」
 ハロが経験したことのあるキャンプもまた、作戦のための野営といった趣の強いものだったようだ。
 こうして、ガチな野営しか知らない少女たちは、手探りでUDCアース流のキャンプを始めたのだった。

 軽い食事と仮眠をとり、辺りが暗くなった頃。
「食べ慣れた宇宙食も、外で食べると一味違いますね!」
「UDCアースの寝袋は随分快適なのですね。驚きました」
 キャンプ初心者らしい(?)会話をしながら、アイとハロはシャワーへと向かっていた。
 簡易なものとはいえ、シャワー室が用意されているのはありがたい。
 だが――そのシャワー室で、事件は起こった。
「ところで……さっきから、何か後ろにいるような気がするのですが……」
 シャワー室へ着く直前、ハロは後ろに気配を感じ振り返る。
「!? やだっ、驚かせないでくださいよー!」
 アイもつられて振り返るが、後ろには誰もいない。
 一応周りを警戒しながら、二人は交代でシャワーを浴びることにしたのだった。
「まずは私が浴びてきますね」
 アイが個室に入り、ハロが護衛をするように周りに注意を払う。
「~~♪」
 特に変わったことはなく、アイは何事もなくシャワーを浴びているようだ。
 自分の思い過ごしだったかもしれない。ハロがそう思い、警戒を緩めた瞬間。
「へへっ、油断大敵だよ!」
「きゃあっ!? 私の下着が!?」
 悪戯っぽい何者かの声とアイの悲鳴がシャワー室に響いた。
「何事です!?」
 ハロが隠し持っていたダガーを抜き振り返ると、そこには。
「ナイスリアクション! いいねいいねー」
  紅狼・ノア(捨て子だった人狼・f18562)が、脱衣所から拝借した『獲物』を悪戯っぽく片手でぶらぶら弄んでいた。
「いやー、思った以上の楽しい反応だねぇ」
「あなたって人は……!」
 へらりと笑うノアに、剣を収めたハロが詰め寄るが……。
「……ぷっ、あはは!」
 他愛のない悪戯と分かると、安堵からか笑みが零れてしまう。
「は、早く返してくださいっ!」
「ごめんごめーん。あははー」
 なんだかんだで打ち解けた2人とノアは、和やかにシャワータイムを終え拠点へと戻るのだった。

「わーい! 肉だ肉だー!」
 拠点へ戻ると、ノアは意気揚々とバーベキューの準備を始めた。
「二人も食べる? 肉だよー!」
「私たち、もうご飯食べちゃったんですけど……」
 とはいえ、味気ない簡易食でとりあえず空腹を満たしただけの二人にとって、肉や野菜の焼ける香ばしい匂いは魅力的。
 そんなわけで、ハロとアイも一緒にバーベキューを楽しむことにしたのだ。
「これがキャンプの楽しみ方なのですね!」
 網に具材を並べながら、アイが楽しそうに目を輝かせる。
「ただ焼いただけなのに、外で食べるとなんだかおいしいです」
 程よく焼けた肉を口に運び、ハロがにこりと笑う。
 戦闘開始までの束の間の時間、3人は楽しいひとときを過ごしたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

メイスン・ドットハック
【SPD】
キャンプと言えば鉄板、鉄板と言えば鉄板焼き
そして鉄板焼きと言えば、お好み焼きじゃのー

皆で食べられるように、そして見た目にインパクトをもたらすようにスーパージャンボお好み焼きを作る
ソースの焼ける匂いと生地が焼ける音は必ず食欲を誘うであろう
そして全員が食べても満腹になるであろうど迫力をお好み焼きに感銘を受けるのも間違いなし!
他の人が舌鼓を打っている間も、ユーベルコード「太陽神は全てを見通す」を発動させて、状況の変化を見守り警戒
いつでも対応できるように身体はリラックスしても、精神は張り巡らせておく
アドリブ絡みOK


カーバンクル・スカルン
よっしゃーキャンプじゃー!

というわけで、黒炎の盾でバーベキューと洒落込みましょう!

UDCさんが用意してくれた食材全部食らいつくす勢いでみんな食べちゃえー!

……さて、どこから来てもいいように鳴子みたいな簡単な通報装置を仕掛けておきますか。一応寝ずの番になるだろうからいらないと思うけど。


ノイ・グランガイオス
連携・アドリブOK ※大阪弁です
キャンプかー。そういえばこういうのやったことないなあ。
……うん、まあ、元々戦闘マシーンやしね?

とりあえず、ゾンビパニックなるんは予知でわかってるんやから、
周囲の地形くらいは調べとくかなあ?
いーわっ君(サーチドローン)お願いしてええ?

お楽しみのバーベキューは
自前でたんまりお肉用意してひたすら肉コースやね。
お野菜? ウチ、ロボやからお野菜なくてもええねん。

お腹いっぱいなったらコテージの屋根に上って、
襲撃に備えてちょっとでも寝ときたいかなー。
まさかゾンビも上からは来ぇへんやろ?
雨降ってへんかったらええねんけど。



「よっしゃーキャンプじゃー!」
 キャンプ飯の定番といえば、鉄板で豪快に焼き上げるバーベキュー。
 カーバンクル・スカルン(クリスタリアンの咎人殺し・f12355)は黒炎の盾を水平に置くと、炎を宿らせ表面を熱し始めた。
 黒炎の盾が放つ炎は攻撃や防御だけのためだけではない。その気になれば鉄板焼きや直火焼きもできる非常に便利なアイテムなのだ。
「UDCさんが用意してくれた食材全部食らいつくす勢いでみんな食べちゃえー!」
「足りんかったらお代わりもあるでー」
 ノイ・グランガイオス(ごっつウォーましん・f08595)が、自前の肉をひたすら黒炎の盾に並べる。
 戦闘マシーンとして造られ長い間封印されていた彼女にとって、キャンプは初めての経験だ。
 自然の中で焼く肉の匂いは思っていた以上に香ばしく美味しそうで、焼きながらついよだれを呑み込んでしまう。
「肉ならたんまり用意したでー。今日はひたすら肉コースや!」
「野菜も残さず食べんとのー」
 メイスン・ドットハック(ウィザード級ハッカー(引き籠り)・f03092)が、キャベツを刻みながら言う。
「ウチ、ロボやからお野菜なくてもええねん」
「なるほどー。じゃあお野菜は私がいただいちゃいますか!」
「って、ツッコまんのかいっ!」
 冗談っぽく笑いながらカーバンクルが野菜を鉄板に並べ、大阪人ノリでツッコミを入れつつノイが肉をひたすら焼く。
 そしてバーベキューの食材も残りわずかとなった頃。
「そろそろ焼き始めようかのー」
 お好み焼きの準備を終えたメイスンが、盾の上に生地を広げ始めた。
 巨大な面を活かすように大きくまあるく生地を広げ、キャベツもどっさり山盛りに。
 豪快にたっぷり炒めた麺を挟み卵で仕上げれば、スーパージャンボサイズお好み焼きの完成だ。
「めいっぱい大きく焼き上げたけぇ、好きなだけ食べて良いからのー」
 食べやすく切り分けながら、皆にお好み焼きを進めるメイスン。
「わぁ、美味しそう!」
「粉モンは別腹やー」
 カーバンクルとノイも、ど迫力サイズのお好み焼きに感激しているようだ。
 バーベキューに始まりお好み焼きで終わる、贅沢な鉄板焼きを3人は存分に堪能したのだった。

 そして食後。
 少し食べすぎたお腹を落ち着かせるように、ノイはコテージの屋根にごろんと寝転んでいた。
 周辺地形の特徴については、サーチドローンの『いーわっ君』を通じて把握済みだ。
(「こう、あのへんからグワーッって出てきたら危なそうやな。警戒しとこ」)
 この後の戦闘を頭の中でシミュレーションしながら、ノイは軽い仮眠をとることにしたのだった。

「通報装置には、特に異常なし……っと」
 張り巡らせたピアノ線は、仕掛けたときのまま。
 カーバンクルは、奇襲を警戒して周囲に鳴子を張り巡らせていた。
 予知より早くゾンビが現れてもすぐ対応できるようにと、夜が更ける前に仕掛けていたのだ。
「どうやら、必要なかったかな?」
 とはいえ、警戒はしておくに越したことはない。
 仕掛けた鳴子はそのままに、カーバンクルは周囲の警戒を続けるのだった。

 夜は更け、辺りがすっかり静まり返った頃。
「……来たようじゃの」
 林の奥深く、暗闇の向こうで人影のようなものが蠢いているのを、メイスンの瞳が捉えた。
 間違いない――あれはゾンビだ。
 いつでも仕掛けられるよう、メイスンは戦闘に向けて精神を張り巡らせるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『ゾンビ』

POW   :    反射行動
【生者を追うだけの行動パターン】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD   :    活性化
戦闘中に食べた【被害者の肉】の量と質に応じて【興奮状態となり】、戦闘力が増加する。戦闘終了後解除される。
WIZ   :    感染増殖
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【自身と同じユーベルコードを持ったゾンビ】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
👑11
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 不意に、カラカラと鳴子の音が響いた。
 音のするほうへ猟兵たちが意識を向けると――予知通りのゾンビの大群が、そこにいたのだった。
式島・コガラス
ゾンビの恐ろしさはその数と感染力。反面、戦闘能力は死にかけの人間とさして変わらないはず。
しかし、私も弾丸を節約しなければならない身。ここは搦手を使いましょう。

ゾンビたちを誘導してちょうどいい位置に誘きだした後、近くの大木に【呪殺弾】を撃ち込みます。
呪殺弾の効力により、大木を内側から腐らせ、ゾンビたちの方に倒れこませる。これで一斉撃破が可能なはず。
しかし、それでも生き残っている可能性もあるでしょう。まだ残っているゾンビがいれば、一体ずつ斧で頭を破壊して対処します。
この局面では、弾丸は撃てても3,4発まで。温存しなければなりません……。


ハロ・シエラ
現れましたね。
キャンプは楽しかったですが、それだけで終わる仕事とは思っていません。
ちゃんと書籍や映像でゾンビと言う怪物への対策は学んできました。
後は私の武器でやれるか、と言う所ですね。

まず重要なのは、彼らの動きを【見切り】攻撃を受けない事。
次は多くの敵を効率よく片付ける事。
映画では大きな音に反応するゾンビが多い様なので大声で【おびき寄せ】ます。
台詞は……それっぽければまぁ何でもいいでしょう。
敵を集めたならば、欲張りすぎて噛まれたりする前にユーベルコードで殲滅します。
【破魔】の力を乗せた炎の【属性攻撃】で灰にしまう事が目標です。
フォンミィさんも思い切りトドメを、と仰ってましたからね。



「この局面では、弾丸は撃てても4発……いいえ、可能なら3発で終わらせたいところです」
 式島・コガラス(呪いの魔弾・f18713)が扱う銃は、呪われたリボルバー銃である。
 1発1発がただの拳銃の域を超えた恐るべき攻撃となる代わりに、6発目は必ず自分へ跳ね返る呪い。
 その呪いを、今ここで受けてしまうわけにはいかないのだ。
「ここは搦手を使いましょう」
 周辺地形をよく観察しながら、コガラスは林へと踏み入った。

 一方、拠点付近では。
「もうっ、何なんですかこの状況は! せっかくキャンプを楽しんでいたのに!」
 ハロ・シエラ(ソード&ダガー・f13966)が声を荒げ、キャンプ場の出口へと歩き始めた。
「こんな場所にはいられません。私は帰ります!」
 一見すると任務を放り投げて逃げようとしているような言動だが、これもれっきとした作戦行動である。
 事前に資料として見たゾンビ映画を真似て、ゾンビたちをおびき寄せる作戦に出たのだ。
 その目論見が当たったのか、ゾンビの一群が行く先を阻むようにハロの目の前に現れた。
「思っていた通り、たくさん寄ってきましたね」
 集まってきたゾンビが間合いに入ってくるタイミングを見計らい、ハロは剣を抜き臨戦態勢をとった。
「後は……やってみるのみ、です!」
 レイピアに炎を宿し、四方八方から襲い来るゾンビをまとめて横薙ぎに一閃。
 激しく噴き上がる破魔の炎がゾンビたちを包み込み、灰になるまで逃がさない勢いで燃え盛る。
「これで、このゾンビたちが蘇ることはないのでしょうけど……」
 問題は、さらにその奥。
 大声と炎の明るさに惹かれるように、さらにゾンビが集まってきたのだ。
 距離を取り次の炎を準備しようとするハロを、倍以上に膨れ上がったゾンビの大群が追う。
『ガァァァッ!』
 燃え残った肉片を拾い貪りながら、生者をただただ追うゾンビ。
 その執念は凄まじく、リミッターの外れた身体が千切れんばかりの勢いでハロへと迫る。
 だが、これもまた策のうち。
「コガラスさん、今です!」
 ハロが合図を出すと共に、重い銃声が樹々の間を抜けるように響いた。
 コガラスの魔銃から放たれた弾丸が、呪いを纏いながら一直線に飛んでいく。
 銃弾は恐るべきスピードで闇夜を進み――そしてゾンビの横をすり抜け、大木の根元にクリーンヒットした。
「まとめて倒してみせます」
 呪殺弾を受けた大木が、ぐらりと傾きゾンビたちの頭上へと倒れ込む。
 ぐしゃりと、腐った肉片が飛び散った。少なくとも、下敷きになったゾンビたちは蘇ることはないだろう。
 後に残ったゾンビは、運よく大木の直撃を免れた数体のみ。
「まだ残っていますね。では、残りはこれで」
「確実に殲滅しましょう!」
 コガラスが斧を振りかぶり、ハロが破魔の炎を燃え盛らせる。
 斧で頭蓋骨を打ち砕いたかと思えば、すかさず炎が全身を包み込む。
 二人の攻撃を受け、ゾンビたちは蘇る余地もないただの残骸へと姿を変えていった。
「ゾンビ退治のルールは!」
「二度斬りでトドメ、ですね!」
 二人の鮮やかな猛攻は、周辺のゾンビを殲滅するまで続いたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

カーバンクル・スカルン
はい、お待ちしておりましたよゾンビども!

あなた達を出迎えるためにしっかり大量の器具を用意しておきました、と背後に大量の「カタリナの車輪」をスタンバイ!

車輪はあなた方に食人よりもエキセントリックな経験を与えてくれるでしょう!

さあ、轢かれるか溺れるか焼かれるか砕かれるか千切られるか好きな末路を選びなさい!

急がなくても大丈夫! 1人につき1つは必ず向かいます、というかすぐに新しいのを作って向かわせます! ……ってなんか胡散臭い商売人みたいだね。

ちなみに返品はお断りですので悪しからずー。


アイ・リスパー
「えと、お手洗いはこっちでしたっけ……」

暗闇の中、ランタン片手に歩いていると、背後から物音が。

「また脅かそうとしても、もう騙されませんからね……
って、きゃあああっ!」

振り返るとゾンビの群れが!

とっさに【チューリングの神託機械】で演算能力を向上。
【アインシュタイン・レンズ】でゾンビを焼き払いますか……

「そんなっ、蘇ってくるなんてっ!?」

暗い森の中、攻撃しながら必死に逃げます。
きっと管理棟に逃げ込めば仲間に連絡できるはず!

ですが、管理棟に逃げ込んだ私は一際大きな悲鳴を上げることになるのでした。

管理棟は、すでにゾンビによって占拠されていたのですから……

「いやあぁぁっ!」

アドリブ、怖がらせ大歓迎



 戦いの幕が上がり、仲間の猟兵たちが既に何体ものゾンビを屠っていた頃。
 アイ・リスパー(電脳の天使・f07909)は、ランタンを片手に一人で暗闇を歩いていた。
「えと、お手洗いはこっちでしたっけ……」
 戦いの前にトイレを済ませておくつもりだったのだが――どうやら、一足遅かったようだ。
 がさりと、背後から足音が聞こえる。
「また脅かそうとしても、もう騙されませんからね」
 きっと他の仲間の仕業だろうと、何気なく振り返ると。
 そこには。
『ガァァァッ!!!』
「……って、きゃあああっ!」
 うつろな目をしたゾンビたちが、群れをなしてアイを追ってきていたのだった。
「で、電脳空間に接続っ! 万能コンピュータにログイン……」
 腰を抜かしその場にへたり込みながら、万能コンピュータと自らの脳を同調させる。
 勇気を出して迫り来るゾンビたちを見回すと、瞬時に射程を解析し空中に重力レンズを生成した。
「光線発射準備完了です!」
 ランタンを掲げ、重力レンズに光を集める。
 光は束となってある一点に集中し、アイを包囲しようとするゾンビ全体へ光線が照射される。
「みんな、燃えちゃってくださいっ!」
 やがて全ての個体がその場に倒れ込み、その動きを止めた。
「やりました! 今のうちに管理棟へ……」
 よろよろと立ち上がったアイの足首に、何かが絡み付いた。
「きゃっ!? 何でしょう……」
 蘇ったゾンビだった。
「いやあぁぁっ!?」
 振りほどこうと必死にもがくアイ。
 そんなアイに喰らいつこうとするゾンビめがけて、巨大なトゲ付き車輪が飛んできた。
「はい、お待ちしておりましたよゾンビども!」
 カーバンクル・スカルン(クリスタリアンの咎人殺し・f12355)の用意した特製の拷問器具『カタリナの車輪』であった。
「車輪はあなた方に食人よりもエキセントリックな経験を与えてくれるでしょう!」
 大量に複製した車輪を、カーバンクルは次々と投げつけ続けた。
 回転するトゲに引き裂かれ、ゾンビたちの身体が粉々に砕け散っていく。
「さあ、轢かれるか溺れるか焼かれるか砕かれるか千切られるか好きな末路を選びなさい!」
 ある個体は車輪の下敷きになり、またある個体は車輪の重みに耐えきれずぐしゃりと砕けて。
 そんな状況でも理性なくただただ生者へ――猟兵へ喰らいつこうとするゾンビたちは、カーバンクルの恰好の餌食であった。
「急がなくても大丈夫! 1人につき1つは必ず向かいます!」
 怪しい商売人じみた台詞を吐きながら、カーバンクルは次々と車輪を投げつける。
 足りなくなればまた素早く車輪を生成し、出来たそばから群がろうとするゾンビへ放っていった。
「ラス1は炎上覚悟の大サービスです。ほいっと!」
 最後の1体へ投げる車輪は、熱く激しく回転数を増して。
 赤く熱を持った車輪は最後のゾンビを踏みつぶし、形の残る残骸を粉々になるまで踏みつぶすまで止まることはなかったのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

メイスン・ドットハック
【WIZ】
ゾンビもキャンプしにきた、というわけでもないのー
じゃけど見事に誘い込まれたようじゃけー、一網打尽といこうかのー

ユーベルコード「月夜に跳梁跋扈せし銀狼」を発動
不可視の人狼による電脳工作部隊を呼び出し、【罠使い】【破壊工作】【地形の利用】を駆使したトラップ作成を指示
無計画に突進するであろうゾンビの進路に木々を利用したワイヤーによる爆破トラップ、地雷によるトラップ、さらに液体窒素を使った凍結トラップなどを使ってゾンビを駆逐
トラップに引っかかって機動力を奪った相手には電脳魔術によるミサイルによる【一斉発射】で確実にトドメを刺す

アドリブ絡みOK



 メイスン・ドットハックは、闇の奥を覗き込みゾンビたちの様子を観察していた。
 生き残っているゾンビの数は仲間たちが撃破した数とほぼ同量か、それよりも多いくらいだろう。
「ゾンビもキャンプしにきた、というわけでもないのー」
 どこか冗談めかした調子で呟きながら、不可視の人狼部隊を召喚する。
「皆、トラップの準備は任せたけーのー」
 メイスンの指示を受け、「任せた!」とばかりにトラップ作成を始める人狼たち。
 ゾンビを迎え撃つ準備は彼らに任せ、メイスンはテントに潜り込んだ。
 決して怠けるためではなく、これも立派な作戦である。たぶん。

「今かのー」
 頃合いを見計らい、メイスンはテントの中から人狼たちに合図を出した。
 瞬間、何人かの人狼が不可視能力を解除し、パッと姿を現す。
 突然現れた餌に興奮したかのように、ゾンビたちが人狼へ突撃。
 先頭のゾンビが人狼に喰らいつこうと手を伸ばした瞬間――地面が、爆ぜた。
『ガァッ!?』
「見事に誘い込まれたようじゃのー」
 発動したのは地雷だけではない。
 ゾンビたちの進路に仕掛けられた数々のトラップが、同時多発的に次々と起動していたのだ。
『ガァァァァッ!!!』
 ワイヤーに足を引っかけたゾンビが、手榴弾の爆撃をまともに食らい胴体の半分を爆散させる。
 液体窒素を頭からかぶったゾンビが、動きを封じられ倒れ込む。
 人狼たちが仕掛けたトラップによって、ゾンビたちは機動力を大幅に失っていった。
「さて、そろそろ一網打尽といこうかのー」
 テントから飛び出したメイスンが電脳魔術を高速展開。
 一気に放出するように魔術ミサイルを一斉発射し、ゾンビたちに確実にトドメを刺していった。
 そう、テントに潜り込んだのは決してただ引き籠りたいからではなく、こうして奇襲をかけるためだったのだ!

大成功 🔵​🔵​🔵​

ノイ・グランガイオス
連携・アドリブOK ※大阪弁です
おー。またぞろぞろ来たなぁ。
それにしても、お化けやと怖いのにゾンビやスケルトンってなると
蹴散らしてしまいやってなるんやからウチらも現金やよね。

まさかないとは思うけど、ジャンプや木登りして
上からかかってくるようなやる気ゾンビが居らんか
いーわっ君に警戒しててもらおかな。
ウチは屋根の上から戦ってる皆を援護射撃や!
「グラン・ブリザード!」
バラしても起き上がってくるとは聞いてるけど、
凍らしたらどないやろねえ?


チェリカ・ロンド
ゾンビと聞いて飛んできたわ!

アンデッドには光【属性攻撃】が効くって相場が決まってんのよ! てわけで【属性付与チェリカ砲】をくらえーっ!
今回は火属性よ!髪が赤くなるくらい炎の魔力を込めてやるわ!
炎もゾンビの弱点よね!光と合わせて4倍ダメージ!
……え、ならないの?
ま、まぁ効けばいいのよ効けば!

あ、木とか草には燃え移らないようにしないとね。最近器用になったんだから、きっとできるわ!

それにしてもしつこく追ってくるわね……しかもなんか固いし痛いし! これだからアンデッドは!
こうなりゃ【全力魔法】でぶっぱなすわ!
聖女の私が神の光で火葬してやるっつってんだから!
四の五の言わずに成仏しなさいッ!!



 ノイ・グランガイオス(ごっつウォーましん・f08595)は、屋根の上から仲間たちの援護をしようと構えていた。
「状況は分かったわ。いーわっ君、ありがとなー」
サーチドローン『いーわっ君』によると、キャンプ場内のゾンビたちはほぼ壊滅状態とのこと。
「ふむふむ。ウチが他んとこ行く必要はなさそうやな」
 ならば……と、ノイはコテージの下で繰り広げられている戦いに意識を専念することにしたのだった。

 一方、コテージの前では。
 生者を求め彷徨うゾンビの一群の前に、チェリカ・ロンド(聖なる光のバーゲンセール・f05395)が躍り出た。
 新たな餌食の到来に興奮し、チェリカへと駆け寄るゾンビたち。
「ゾンビと聞いて飛んできたわ!」
 だが既にチェリカの小さな身体には魔力が満ち、紫色のツインテールは火属性の赤色に染まっていた。
 掌に意識を集中し、1点に魔力を集中。
 そのまま魔力を爆発させるように、目の前のゾンビたちめがけて光を放った。
「くらえー! チェ、リ、カ、砲ぅぅぅぅッ!」
 熱く眩く、灼熱の炎となった破壊光線がゾンビたちを襲う。
 光に触れたゾンビが一瞬で炎に包まれ、灰と化していった。
「ほらね! アンデッドには光と炎が効くって相場が決まってんのよ!」
 気付けばチェリカを包囲しようとしていたゾンビは、全て燃え尽きてしまっていた。
 二属性が合わさって4倍ダメージ……かどうかは定かではないが、効果は抜群のようだ。

 ゾンビたちが燃え尽き、辺りに闇が戻った頃。
 チェリカの背後に何者かが忍び寄り、不意に強い力で組み付いた。
「痛っ! もう、何なのよ!」
 鼻をつく腐臭と、ぬるりとした嫌な感触。
 チェリカが焼いた一群の他に、生き残っていたゾンビの集団がいたのだ。
「あーもう! これだからアンデッドは!」
 チェリカが叫んだ瞬間。
「グラン・ブリザード!」
 冷気がチェリカをわずかに掠め、ゾンビが動きを止めた。
「よっしゃ、効いとるみたいや。援護射撃なら任しときー!」
 ノイの掌から放たれた、冷凍光線であった。
「いーわっ君、上のほうとか見張っといてなー」
 周囲の警戒はいーわっ君に任せ、ノイは屋根の上からの援護射撃に集中。
 見晴らしのいい立ち位置を活かし、チェリカの死角となる位置にいるゾンビたちを次々と凍らせていった。
「それにしても、お化けやと怖いのにゾンビやスケルトンってなると蹴散らしてしまいやってなるんやからウチらも現金やよね」
 なんてことを考えながらも、冷凍光線を撃つ手は止まらない。
「助かったわ。さぁ、氷責めの次は……全力の炎よ!」
 ノイが凍らせたゾンビめがけ、チェリカが全力の火属性光線を放つ。
 まるでドライアイスが蒸発するように、凍ったゾンビが溶ける間もなく一瞬で灰と化した。
「おー激しいなあ。木とか燃やさんように注意やでー」
「大丈夫。最近器用になったんだから、きっと問題ないわ!」
 ノイが凍らせたそばから、炎属性のチェリカ砲が蒸発させていく。
「聖女の私が神の光で火葬してやるっつってんだから! 四の五の言わずに成仏しなさいッ!!」
 最後のゾンビが光の中に消え去り、辺りは再び静寂に包まれた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『根黒・恭一』

POW   :    嗜虐悦楽(サディズム・ペイン)
自身の【必要以上に獲物を痛めつけたい性癖】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD   :    奇情牢獄(ストックホルム・マリオネット)
【自身がかつて殺害した犠牲者たち】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ   :    真源血液(イコール・ブラッド)
全身を【自身の血液と返り血】で覆い、自身が敵から受けた【負傷と敵に与えた負傷、それぞれ】に比例した戦闘力増強と、生命力吸収能力を得る。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

 ゾンビとの戦いが終わった後。
 一旦合流した猟兵たちの前に、見知らぬ人影がひとつ現れた。
 どうやらゾンビではなく、ちゃんと意志を持つ人間……のようなのだが、どこか様子がおかしい。
「へっへっへっ……まさか生きてる人間がいたとはな」
 唇を吊り上げ、気味の悪い笑みを浮かべる男。
 よく見ると、明らかに自分のものではない血液がべっとりと全身に染みている。
「ゾンビどもの相手には飽き飽きしてたんだ。あいつら、痛がりも怖がりもしねぇし悲鳴すら上げねぇもんな」
 男の足元に、何やら霊体のようなものが縋りついている。
 間違いない――この男は、オブリビオンだ。
「久々に人間が殺せる……さぁ、血を見せてくれ! 悲鳴を聞かせろォ!」
 愉し気に笑いながら、男が猟兵達に迫った。
アイ・リスパー
「うう、ゾンビ怖かったです……ひっく」

なんとか皆さんと合流したところに血まみれの人影が!
ま、またゾンビですかっ!?

「と思ったら、なんだ、オブリビオンじゃないですか。
もー、脅かさないでくださいよー」
(注:ゾンビもオブリビオンですが、アイの中ではお化けに分類されるようです)

「ただのオブリビオンなら怖くありません。
私の電脳魔術をお見せしましょう」

【ラプラスの悪魔】で敵の行動をシミュレートして攻撃を回避します。
さらに回避パターンも見極めて【マックスウェルの悪魔】による氷の弾丸で手足を氷漬けにしてあげましょう。

「あら、何か呼び出しました?
って、お化けじゃないですかーっ!」

奇情牢獄に怯えるのでした。


カーバンクル・スカルン
ありゃまー、キャンプ場に殺人鬼が現れるのはホラー映画あるあるですが、こちらにもおりましたか。

見つけてしまったからにはお縄についていただきましょう。

万が一のために潜ませていたワニさんに登場していただき、後ろから噛み付く。

そしてとてつもない高圧電流を流しながら首を回転させて、まともに動けないようにいたしましょう。

私が「やっても」いいけど、今回こいつに関しての依頼を受けてないから「やる」のは他の方にお任せです。



「ありゃまー、キャンプ場に殺人鬼が現れるのはホラー映画あるあるですが、こちらにもおりましたか」
 苦笑交じりの声色でカーバンクルが零しながら、虚空へ向かい何やら合図を送る。
「え? 殺人鬼? また怖いやつですかっ!?」
 カーバンクルの腕にひっついて目を閉じていたアイが、恐る恐る顔を上げた。
「と思ったら、なんだ、オブリビオンじゃないですか。もー、脅かさないでくださいよー」
 目の前にいるのは、生身の人間とよく似た姿をしたオブリビオン。
 異様な姿であることには変わりないが、アイからすれば「怖くない」部類の存在らしい。
「へへっ、随分とまぁ威勢のいい嬢ちゃん達だなァ。良い悲鳴が聞けそうだ」
 血走った眼で、殺人鬼が二人へと突進する。
 狂ったように少女たちへと振り下ろされたナイフは――まるで最初から宙を狙ったかのように、虚空を切った。
「なんだと!?」
「あなたの動きは、すべて予測できました」
 電脳魔術で彼の行動パターンをシミュレートしたアイが、カーバンクルの腕を引いてナイフの軌道外へと回避したのだ。
「ただのオブリビオンなら怖くありません。私の電脳魔術をお見せしましょう」
 電脳空間から熱制御プログラムを展開。予測軌道上に濃縮した冷気を発射し、手足をぶ厚い氷で拘束する。
「さぁ、これで攻撃はできないはずです!」
「……甘い。甘いなァ」
 氷で拘束された腕をだらりと垂げ、殺人鬼はニヤリと笑う。
 空気がゆらりと揺らめいた。
「行け。あの女を抑えろ」
 揺らめいた空気がヒトの形をとり、アイを取り囲む。
「ま、またお化けーっ!?」
 へたり込むアイの首に、幽霊が手をかける。
「うぐ……っ」
 苦しそうにもがくアイを下卑た笑みで見つめる殺人鬼。
 その嗜虐的な顔が、不意に何者かに覆われた。
『Code:Electrical,approved』
 機械仕掛けのワニが、背後から殺人鬼の頭に噛みついていたのだ。
「さぁ、今度は私の番ですよ。回転スタート!」
 全身から青い光を発しながら、機械のワニが首を回転させる。
 牙を伝う高圧電流に感電しながらも、必死に抵抗する殺人鬼。
 自らの受けた傷を糧とした怪力で氷の戒めを破壊すると、ワニのボディめがけて蹴り込もうと身体を丸めた。
「なんの! こちらも出力アップです!」
 だがワニも負けてはおらず、回転は止めぬまま殺人鬼の身体を激しく地面へ打ち付けた。
「……っぐ……っ」
「殺人と電流、どちらが刺激的でしたでしょうか? さぁ、大人しくお縄についていただきましょう!」
 不意に、ワニが大木へと殺人鬼を放り投げる。
「……喰わせろ……血を、悲鳴を、喰わせ、ろォ……っ!」
 感電しながらしたたかに後頭部を打ち付けても尚、殺人鬼は衝動の赴くままにそう呟き続けるのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

メイスン・ドットハック
【WIZ】
快楽殺人鬼という奴かのー
僕にはその嗜好はわからんけー、とっととご退場願おうかのー

ユーベルコード「G線上のアーリア」の重力爆弾を敵に対して発射
攻撃が当たればよし、外れても敵の行動範囲内は余裕で覆う4.4Gの重力空間を形成
それによって敵の機敏な動きに制限をかけていく
その上で電脳魔術による電脳ミサイル【誘導弾】を展開
敵に逃げ場などないように、容赦なく【一斉発射】で敵を攻撃していく
また爆発や煙幕、重力空間に気を取られている隙に、トラップの地雷を目の前に埋め込んでいく
【罠使い】【破壊工作】【地形の利用】を駆使して目立たないようにしていく

アドリブ絡みOK


ノイ・グランガイオス
アドリブ、連携可 ※大阪弁です
ゾンビを操って一般人を脅かす恐ろしい黒幕かと思ったら
全然関係なさそうな兄ちゃん来たな……

「なんかこう……思てたゾンビパニックのクライマックスと違うなぁ……」

と…とにかく、オブリビオンなんははっきりしとんねんから、
ぶっ飛ばすしかないんやけど。

他の人もおるみたいやし、銃ぶっぱよりは
接近してどついた方が良さそうやね。
「兄ちゃんのご期待に沿えるか知らんけど、闘ろか」
ビームシールド展開しつつ、ダッシュで接近
ビームピックや蹴りもフル活用して、容赦なしの格闘戦や!



「なんかこう……思てたゾンビパニックのクライマックスと違うなぁ……」
 ノイが、困惑したような表情で殺人鬼を見る。
 暴走した邪教の徒か、死霊術に手を染めた魔術師か。後に待ち受ける黒幕は、そのようなモノかと思っていたのだけれど。
 ……ともあれ、この男もオブリビオンには違いない。
 凶行を止めるため、ノイは殺人鬼の前へと躍り出た。
「兄ちゃんのご期待に沿えるか知らんけど、闘ろか」

「随分とデカい嬢ちゃんだなァ。さあ見せろ、苦痛に歪む表情を!」
 恍惚とした表情で、殺人鬼がナイフを振り回す。
 夢に酔ったようなその動きは、一振り一振りの隙があまりにも大きい。
「なんやこの動き? ほんまに関係ない兄ちゃんだったりするん?」
 首を傾げつつも、ノイは加速度をつけて殺人鬼へ急接近。
 ビームシールドでナイフの攻撃をいなしながら、ガラ空きの脇腹へマシンブーツの重い蹴撃を叩き込んだ。
 はずだった。
「な、何やて!?」
「あァ、その顔! 希望に裏切られたようなその顔、堪らないぜ!」
 硬く浮き上がった腹筋が、ノイの蹴りを受け止めていたのだ。
 嗜虐悦楽(サディズム・ペイン)。
 彼がただ殺人欲求に突き動かされ暴走している時のみ発動する、驚異的な身体能力強化であった。
「ほら、覚悟しろ! 怯えて泣き喚いてみせろよ!」
 人間離れした筋力でノイを殴り飛ばすと、馬乗りになりナイフを振りかぶる。
 しかし、そのナイフが振り下ろされることはなかった。
 殺人鬼の腕を、メイスンの電脳重力爆弾が掠めたのだ。
「外したかー。でもまー、これで動きは制限できるけーのー」
 一瞬の隙をつきノイが離脱した次の瞬間、爆光が戦場を明るく染めた。
 まるで何かに押さえつけられたように、その場に膝をつく殺人鬼。
 爆弾を中心として4.4Gの重力空間が、殺人鬼の自由を奪っていた。
「ぐ……離せ……もっと殺させろォ!」
「殺す頃が目的とか物騒じゃのー。僕にはその嗜好はわからんけー、とっととご退場願おうかのー」
 電脳空間からミサイルを呼び出し一斉発射。
 殺人鬼めがけ飛んでいくようにプログラムを入力すると、ミサイルはどこまでも彼を追いかける誘導弾と化した。
「あぁぁぁぁ! 熱い、熱い……!」
 いかつい見た目に似合わぬ悲鳴を上げる男へ、ふたたびノイが迫っていた。
「いくで! だっしゃあぁぁぁぁ!!」
 4.4Gの重力など、帝国製ウォーマシンのノイにはハンデでもなんでもない。
 ただただ重いハンマーパンチの一撃を殺人鬼めがけ振り下ろし、周辺地形ごと吹っ飛ばした。
「ぐわぁぁぁぁ!?」
 吹っ飛んだ男が着地した地面で、カチリと音がする。
「おー。ナイスショットじゃのー」
 次の瞬間地面が爆ぜ、殺人鬼の身体が宙を舞う。
 ミサイルとノイが殺人鬼の注意を引いている間に、メイスンが地雷を仕掛けていたのだ。
「やったかのー?」
「あかん、それフラグや!」
 そう、お約束通り、殺人鬼はまだ生きている。 

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

式島・コガラス
偶然居合わせたオブリビオン……?
しかし、せっかく弾を節約したのにまた敵が複数体ですか。あと四発……どう撃ったものか。

あの霊体のようなものは、敵に協力する者なのでしょう。であれば、それを撃ちます。
私の【呪殺弾】ならたとえ霊体だろうと撃ち抜けるはず。まともに撃てる残り四発全て、霊体を倒すために撃ち切ります。

協力者の霊体を撃破すれば、敵も私を警戒するはず。
どうやら敵の武器はナイフで、近距離の攻撃しかできない。だから敵は、「撃たれることのない残り一発」を警戒し続けなければならない。
……撃つだけが銃ではありません。存在そのものが敵の心への弾丸となるのです。



「畜生! お前ら、やっちまえ!」
 傷だらけの殺人鬼の周りを、霊体のようなものが取り囲む。
 霊体はコガラスの姿を認めると、まるで生身の脚で走るような勢いで駆け寄った。
「この動き、まるで……」
 そう、霊体たちの挙動は、まるで餌を見つけたゾンビそのもの。
「偶然居合わせただけなのでしょうか? それとも……」
 迫る霊体を咄嗟に呪殺弾で撃ち抜き、次の霊体へ銃口を向ける。
 あと3発。どう撃つべきか。
 いくら呪殺弾とはいえ、ここまで屈強なオブリビオンを倒すのに何発必要になるだろうか。
「それなら……!」
 意を決したように、コガラスが魔銃の引き金を引く。
 呪いを込めた弾は霊体の額を撃ち抜き、後ろの霊体をも撃ち抜いた。
「あの男に協力するならば……容赦はしませんよ」
 4発目。5発目。
 正確無比な射線は霊体の急所を捉え、残る敵は殺人鬼のみ。
「こちらは、あと1発を残しています」
 銃口を向け、殺人鬼を牽制するコガラス。
「あ、あと1発で何が出来る! そんなちっぽけな銃で!」
 対する殺人鬼は、足を止めコガラスの一挙一動に気を付けるように神経を張り詰めていた。
 残った1発は、決して軽々しく撃ってはいけない1発。
 しかし殺人鬼はそんな事を知る由もなく、膠着状態に陥る。
「くそっ! 銃を下ろせ! 下ろせって言ってんだよぉ!!」
 そのままコガラスへ近接するわけにもいかず、かといって背を向けるわけにもいかず。
 殺人鬼は、コガラスが仕掛けた『心への弾丸』を前に為す術なく立ち尽くすのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ハロ・シエラ
こう言うのがUDCアースにもいるのですね。
人を痛めつける事を好むタイプ……。
いいでしょう、ダークセイヴァーでこの手の敵には慣れています。

ここはあえて敵の獲物となりましょう。
必要以上に痛めつけたがる、と言う事はまずは手足でも狙い、動きを鈍らせに来るでしょうか。
その攻撃はあえて受け、弱るふりをします。
【フェイント】としてレイピアは落としてもいいでしょう。
ダガーは【物を隠す】技術で隠し、最後に使います。
勿論攻撃を【見切り】本当に動けないような傷は避けますが。
後はゆっくり怖がらせながらトドメを刺そうと襲い掛かってきた所をユーベルコードで斬ります。
この【だまし討ち】に引っかかってくれるといいのですが。


チェリカ・ロンド
ゾンビよりも人間が一番怖かったってのは、王道展開なんだっけ?
ま、アンタはオブリビオンだし、ゾンビと大差ないけどね!

てわけで接近戦よ。聖剣(でかい)を叩き込んでやるわ!

む、隙が多い……?
あぁ、少しずつ切り刻むためにあえて不利な行動しようってんでしょ。
うわー地元(ダークセイヴァー)にこういうヤツいるわー吸血鬼によくいるタイプだわー。

あんたね!火力至上主義の私が長期戦に応えると思ってんの!?
長引かせようとして隙を見せたのが運のツキよ!
接近戦の中で【力溜め】に溜めた聖なる光【属性攻撃】マシマシてんこもりな【全力魔法】の【零距離チェリカ砲】を顔面にぶちこんでやるわ!

殺人衝動もろとも、消し飛びなさいッ!



 背を向け逃げるという選択肢を奪われた殺人鬼にトドメを刺すべく、二人の少女が立ちはだかった。
「子供! 子供が二人! 唆るぜぇ」
 途端に興奮状態になり、息を荒くしながらナイフを握りしめる殺人鬼。
「うぇぇ……ゾンビよりも人間が一番怖かったってやつ?」
 不快そうに顔をしかめながら、チェリカは巨大な光聖剣『バルムンク』を構えた。
「人を痛めつける事を好むタイプ……。こう言うのがUDCアースにもいるのですね」
 ハロもまた、過去に対峙してきた吸血鬼を思い起こし眉を顰める。
「いいでしょう、ダークセイヴァーでこの手の敵には慣れています」
「ま、アンタはオブリビオンだし、ゾンビと大差ないけどね!」
 それぞれの武器を手に、二人は殺人鬼との距離を詰めたのだった。

 興奮状態の殺人鬼が、ハロめがけてナイフを突き出す。
「柔肌を突き刺す感触! 堪らねぇな!」
「うあぁぁぁっ!」
 ハロの左腕にナイフが刺さり、軍服の袖に血が滲む。
「くっ……まだ、まだ負けません!」
 痛む傷口を庇いながら、ハロはレイピアを構える。
「させねぇよ」
 すかさず殺人鬼がハロの頬を殴りつけた。
「うぐ……っ! もはや、ここまでですか……」
 レイピアを取り落とし膝をつくハロ。
「ハロ!?」
「次はお前の番だ」
 敵の標的がチェリカへと移る。
 振り回されるナイフを聖剣の刀身で受け止めながら、チェリカは敵の様子を伺った。
(「む、隙が多い……?」)
 一人ひとり各個撃破せずに交互に狙う様子は、明らかに敵を「殺す」ためのものではなく――。
「あぁ、少しずつ切り刻むためにあえて不利な行動しようってんでしょ」
「せっかくの獲物なんだ、たっぷり愉しまねぇとな!」
 狂ったように叫ぶ殺人鬼のナイフが、チェリカの肩先ギリギリを掠めた。
「うわー地元にこういうヤツいるわー吸血鬼によくいるタイプだわー」
 呆れた眼差しを向けるチェリカめがけて、殺人鬼がナイフを振り上げる。
「その減らず口を聞けなくしてやろうかァ!」
 しかし、その腕は振り下ろされることなく――殺人鬼の身体を離れ、ナイフを握ったままドサリと地面へ落ちた。
「油断と慢心は大敵、ですね」
 殺人鬼の背後に、ハロが立っていた。
 隠し持っていたダガーが、殺人鬼の血に濡れ赤く染まっている。
「傷は大丈夫なの!?」
「はい。私の演技も、なかなか堂に入っていたでしょう」
 そう。ハロが攻撃を受けたのは敵の油断を誘うため。
 大袈裟に痛がる演技をしながら、仕掛けるタイミングを伺っていたのだ。
「お前らあああああ!」
「さぁ、もうナイフは使えませんよ?」
 激昂した殺人鬼が、再びハロに殴りかかる。
 その拳を、チェリカの聖剣が受け止めていた。
 既に髪の毛の先まで眩い聖光に染まり、全身に力が漲っている。
「長引かせようとして隙を見せたのが運のツキよ! 殺人衝動もろとも、消し飛びなさいッ!」
 掌を殺人鬼に押し当て一気に力を解放。
 膨大な光のエネルギーが一点に収束し、巨岩をも砕く超エネルギーの衝撃波となり殺人鬼の顔面へ叩き込まれた。
「ぎゃあああああ!! 熱い、熱いぃぃぃぃぃ!!!」
 足掻きながら、殺人鬼が光の中に消えていく。
 二人の足元に、古びた金細工がひとつ転がり落ちた。

 こうして、猟兵たちはキャンプ場での惨劇を未然に防ぐことに成功したのだった。

●夏だ! キャンプだ! 後日談だ!
 回収した金細工をUDC組織がところ、元死刑囚『根黒・恭一』が眠る墓を管理する寺から盗まれた仏具の一部と判明した。
 この仏具が偶然ある種の触媒となり、死者たちがオブリビオンとして召喚された可能性があるとみて、UDC組織は寺の調査を進めている。

 事件から一週間ほど経った頃。
 キャンプ場は平和を取り戻し、例年通りの賑わいを見せていた。
 皆もUDCアースで休暇を過ごすことがあれば、自然溢れるこの場所でキャンプを楽しむのも良いかもしれない。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年07月10日


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#UDCアース


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠白神・杏華です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト