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大狙撃峠

#サムライエンパイア


●銃声は惨劇の後に
 その日、村では祭りが催されていた。
 年に一度の山の恵みに感謝する、ささやかな祭り。
 山菜やキノコを猪の肉で煮た鍋に、山菜蕎麦。
 そして、この日だけの贅沢とも言える天麩羅。
 人々は腹を満たし、心を満たした。

 誰かが倒れた音がした。
 村人逹の視線が注がれた先には、頭より朱いものと白いものをばらまいた骸となりしもの。
 遅れて火薬の破裂する音が響けば、人々の悲鳴が続いた。
 惨劇が始まった。
 遥か遠くより来たりし凶弾は老若男女、なす術もなく穴を穿ち、物言わぬ肉塊へと変える。
 誰かが隠れれば、逃げ遅れた女の膝を射ち抜き、四肢を徐々に鉛で削っていく。
 悲鳴と命乞いがやがて死への懇願へと変わった時、耐え切れなくなった女の連れ合いが飛び出す。
 許容も慈悲もなく、男も女も死んだ。
 最後に母を求めて泣き叫ぶ童の額に穴が開いた。
 遅れて、赤みの差した空に銃声が響いた。

●グリモアベース
「狙撃だ」
 グリモア猟兵、トラガン・ストイコブッチ(ブッチ軍曹・f04410)が開口一番、口にしたのはオブリビオンの手管。
「狙われるのは、ある山村。祭りで人が皆、出てきたところを狙われた。刀や妖術ではなく、鉄砲……それも複数だ。予知の情景から考えて距離は1キロメートル以上、通常のマッチロック(火縄銃)の射程距離を遥かに上回っているが、オブリビオンなら造作も無いんだろう」
 猫とは思えない渋面を湛えてグリモア猟兵は言葉を続ける。
「村人の避難は出来ない。予知が狂い、奴らが来ない。よって猟兵諸君には、たまたま村に寄ったと装って祭りに参加し、オブリビオンの襲撃が始まると同時で村人の避難と相手の狙撃位置の特定、そして排除を行ってもらう」
 猫の右手のコンパスが開かれれば、村へのゲートが開かれる。
「オブリビオンを見つけた後の対処方法は任せる。狙撃で迎え撃ってもいいし、距離を詰めて白兵で仕留めてもいい。どこかの軍隊のようにロケットランチャーで撃つのは、逃げられるかもしれないな……とにかく、排除してくれ」


みなさわ
 サムライミリタリーアクション&テンプラ。
 どうも、みなさわです。
 今回は対狙撃ミッションとなります。
 OPにも書いている通り、事前の避難誘導はできません。
 まずは祭りに参加し、村人と交流しつつ村の位置や隠れる場所などを探ってください。
 天ぷらについてですが……山村なのでクオリティは察してください。

 次に襲撃が来ますので村人を避難させつつ、銃弾を排除し、狙撃手の位置を割り出してください。
 ちなみに自分が肉盾になるのはお勧めしません。そういう方は足を撃ちぬいて動けなくした後、徐々に四肢を削るように狙撃して、周囲の見せしめにする戦術を取って他の人が動くのを狙います。

 最後に敵の位置を特定したら、狙撃手との戦闘です。複数のオブリビオンによる狙撃が来ます。
 狙撃で対抗するなり、距離を何らかの方向で埋めたりしてみてください。
 放火は……多分煙に乗じて逃げると思います。オブリビオンも頭はありますから。

 それではみなさわと天ぷら狙撃アクションを楽しみましょう。
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第1章 日常 『山菜祭り』

POW   :    ヒャッホー!! キノコだ! キノコ! キノコ鍋だァー!!

SPD   :    タケノコは無敵なり。我がタケノコにかなうものなし。我がタケノコ汁は無敵なり。

WIZ   :    ゼンマイ料理とワラビ料理がある。どっちから味わいたい?

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グルクトゥラ・ウォータンク
【◎】
初のサムライエンパイア入りじゃが、いきなり対狙撃ミッションか。んん、ここUDCEじゃっけ?
まあよい、まずは現地入りして戦場の把握じゃな。カラクリ士を装って村に入るか。祭りじゃし、適当な狙撃されづらい場所で簡単な作りの手回し風車(扇風機)とかカラクリ人形でも並べておこうかの。
準備ができたならユーベルコード発動。周辺の地形や建物の調査とマッピングを行っていく。遠方から撃たれるなら、大分長距離まで伸ばさねばならんか。数を使って何とかするかの。
【スナイパー】側の視点と【拠点防御】側の視点、両方から詰めていくぞい。


尾守・夜野
【SPD】
俺より、僕(腹黒人格、口調お任せ)向きだ
交代しようか
これでもコミュ力に自信がかるんだ

「しゃきしゃきして旨いね

取れたてだからかな?
穂先が柔らかいな

あぁでもきっと料理した人の腕がいいからだね」

量そんなに食えないからな
汁物をチョイス

調理してるおばちゃんだとかに感想のべたりしながらこの辺りの地形や最近、山のなかで不振な物を見たとかの噂がないか
探ろうか

後は村の規模と見晴らしがよく、集まりやすい場所…つまり狙われやすい所とか
そこを狙うにちょうど良さそうな方角とかを探っておこうか

後はそうだね。
集まりやすそうなポイント付近で待機しておくよ


鍋島・小百合子
POW重視

かのような賑やかな祭りが直に襲撃されるとはのう…
なりふり構わぬ態度が気に食わぬ

「言うてまずは腹ごしらえからじゃの。わらわの食べっぷりを見るがよい」
祭りに参加しそこで振る舞われる食事を味わう
本場のキノコ鍋に蕎麦、天麩羅…大食いを活用して平らげていきコミュ力と誘惑併用で村人からの注目を集めていく
「まだまだ食い足りぬがあまり食べ過ぎてはいかんからな…ごちそうさまじゃ」
村人と仲良くなれたら情報収集
料理に使われた山菜の取れそうな場所を聞き出しそこを敵が狙撃に適した場所と仮定して襲撃時までに覚えておく
また村内で一番大きな建物がどこか聞き出し襲撃時の避難場所として目星をつける
他の猟兵と情報を共有す


トリテレイア・ゼロナイン
絶対に狙撃手の好きなようにはさせません
騎士として、護衛用ウォーマシンとしての自負に賭けて

(口元の装甲を開いて口となる「穴」に村人から勧められた料理を入れて遠慮がちに食べつつ)

●スナイパーとしての知識を活かし村と周囲の地理を把握。自分が狙撃主ならどこから効率的に虐殺を行うかとシュミレート、危険度の高い場所を●見切ります

比較的安全そうな場所にUCの複数の杭(起動はしない)と布で即席の陣幕を作り、●礼儀作法と●世界知識で浪人あがりの大道芸人という設定を演じ、宴会の礼として●武器受け●盾受けの技術を使った演武で村人達を集めます

幕で正確な狙いは遮れますし、電磁バリアを起動すればすぐに壁になるでしょう


泉・星流
とりあえず、茶屋で『山菜うどん』食べてる星流君

「事が起こるまでは大がかりには動けない…ってのがこれ程とはな…」

山村(山間にある村)なだけにある程度は狙撃ポイントは想像できる(狙撃による大量虐殺…周りの山々の上から狙う事で死角を無くしつつ、それぞれ村を一望できるような所から狙ってくる)
それに対してこちらは避難も出来なければ、目立った防衛策も取れない…(個人かチームで…隠密裏に行動)

星流君は星流君で、村を歩き回っては絶好の迎撃ポイントをいくつか模索(迎撃ポイントを特定されて、狙い撃ちされない為)

そして星流君は真剣な表情で茶屋の人に聞く

「このお店…甘味は置いてないの?」

星流君は超がつくほどの大の甘党


メンカル・プルモーサ
ん……狙撃か……犠牲を抑えるのが難しいな……
…ひとまず、【不思議な追跡者】で鳥の使い魔を召喚……空から村の全景と周囲の地形を確認、村への射線が通る場所を確認していく……
……その間に村を回ってゼンマイ料理とかワラビ料理とかタケノコ料理とかきのこ鍋を楽しみつつ、狙撃時に隠れられそうな建物を確認……
…いざ狙撃が起きたときに村人達を避難させる事が出来る場所をチェックする……
……あとは仲魔と情報共有後……遅発連動術式【クロノス】で銃弾の接近をトリガーとした防御結界を射線が通る場所の複数箇所に仕込んでおく…
…銃弾が逸れれば良し…運良く引っかかってくれれば…良いのだけど……



●村祭り
 村人よりどよめきの声が上がった。
 鍋島・小百合子(朱威の風舞・f04799)が四杯目の山菜蕎麦の器を空にすれば、人々が次々と揚げた山菜の天ぷらを差し出す。
 キノコと牡丹肉が入った椀を片手に小百合子の箸が伸びる。
「ふむ、わらわの食べっぷりを見るがよい」
 培われた作法で箸を汚さず、天ぷらを頬張れば、女武者たる彼女の眼は周囲の山へと移る。
 何かに導かれるように来た、この地。
 賑やかな祭りが直に襲撃されるという、なりふり構わないオブリビオンの態度が気に要らず、敵の影は無いかと視線を走らせれば、自分を見る村人の姿に気づく。
「まだまだ食い足りぬがあまり食べ過ぎてはいかんからな……ごちそうさまじゃ」
 小百合子が箸を置けば、すぐに茶が出される。
 このような山村では希少品であろうと思いつつ、湯呑に口を付ければ、彼女は山菜を運んできた若者へと話しかける。
「美味かったぞ。このような山の幸、どこで採れたか良かったら教えてくれまいか?」
 問われた村人が指さすのは山の中腹。
 複数の場所を年単位で回ってる為か、その数は多い。
 ――だが。
(狙撃をするにはちと目立ちそうじゃな)
 当初、彼女は山菜の収穫場所からの攻撃を想定していた。
 しかし弓馬を嗜む武者としての経験が目立ちすぎるその場所からの攻撃に疑問を示す。
「……他の猟兵と話をする必要がありそうじゃな」
 小百合子は立ち上がれば、皆に礼を述べ、その場を後にした。

●地形
「事が起こるまでは大がかりには動けない……ってのがこれ程とはな……」
 泉・星流(人間のマジックナイト・f11303)が山菜うどんを片手に周囲の状況を確認し、襲撃が発生した時の防衛の難しさを悟る。
 山間に挟まれた村だけに、周囲の山から如何様にも狙撃は可能。数が多ければ全周から攻撃もできるだろう。
 対して、こちらは事前に避難を促すことが出来ない上に、目立った防衛策も取れない。
 せめて対策は無いかと迎撃できる場所を探っていれば、女武者が話しかける。
「これ、立ち食いなぞ行儀が悪いぞ」
「せめて……迎撃できる場所を確保しようかと思って」
 赤茶の髪の少年が答えれば、女は笑って。
「ならば、軍議をすればよかろう。我らは一人ではないのじゃ、ほれ着いて参れ」
 仲間の所へ集まるように促す。
「その前に……」
 星流は村人へ顔を向ければ真剣な表情を見せ。
「このお店……甘味は置いてないの?」
「この村では小豆は穫れないもので……申し訳ありません」
 甘いもの好きの少年は肩を落とした。

「しゃきしゃきして旨いね」
 一方その頃、尾守・夜野(墓守・f05352)のもう一つの顔『僕』が汁椀を片手に感想を村娘へと述べる。
「取れたてだからかな? 穂先が柔らかいな……あぁでもきっと料理した人の腕がいいからだね」
 微笑めば、嘗て村娘だった女は笑いながら夜野の背中を叩く。
 人当たりの良い『僕』は咳き込みつつも言葉を続ける。
「そう言えば、この辺りに来たのは初めてなんだけど、村はここだけかな?」
「そうねえ、周りがこんな山だから、村はここだけよ。あとは山を越えていけば別の村はあるけれど……」
 女が視線を周囲へ見回せば、夜野もそれに倣う。
 周囲を山に囲まれた地形。
 これから夏にかけて、生い茂るであろう木々と茂み。
 身を隠せる場所は多くあり、狙撃ポイントを絞るのは難しそうだ。
「そう言えば、最近変わったこととかは無かったかい?」
 視線を村へ移し、規模と見晴らしの良い場所を確認しつつ、多重人格者が問えば、村人は首を傾げて考え込み、そして頭を振った。
(つまり、事前に偵察はされていないということか……)
 敵としては調査不足が目立つがオブリビオンなら問題が無いということだろうか?
 思考しつつ、夜野は女に礼を述べると、村人が集まって腹を満たしている場――神社の麓で敵に襲撃に備えるべく、周囲へ警戒の視線を向けた。

●空撮
 一羽の鳥が村の上空を飛び、山を巡る。
 それはメンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)が召喚した不思議な追跡者。
 それはメンカル本人と五感を共有し、空から見た村と山の位置を網膜へと刻み付ける。
「それにしても……ん……狙撃か……犠牲を抑えるのが難しいな」
 村人から貰った皿にゼンマイやワラビの天ぷら、お浸しを乗せ。キノコと牡丹の汁を片手に一人俯瞰した視野で射線を確認する。
 多めの小麦粉とやや質の悪い油が山菜のエグ味を打ち消し、お浸しが舌に違う刺激を与えてくれて、食が進む。
 食欲と戦いながらも、三界の魔術師は避難できる場所を探して、杭を打っているウォーマシンの姿に気づく。
「これは……」
 メンカルが杭の材質と性質に気づき、その場に屈めば。
「お分かりですか?」
 騎士然とした戦争人形が問いかける。
「疎外は……しない……私も……手を加えて……良いか?」
 魔術師が見上げれば、騎士は一言。
「仕組みがわかるのでしたら、喜んで」
 快諾した。

「絶対に狙撃手の好きなようにはさせません(さくっ)騎士として、護衛用ウォーマシンとしての自負に賭けて(さくさくっ)」
 トリテレイア・ゼロナイン(紛い物の機械騎士・f04141)が遠慮がちに山菜の天ぷらを口に入れながら、山へ視線を向け、呟く。
 自分がスナイパーとシミュレートし、効率的に虐殺する方法を計算すれば、危険度の高い場所を見切るため、風向計を起動させる。
 場所に関してのデータはすでに三界の魔術師より教わっていた、ならばあとは相手の武器――火縄銃であることを考慮すれば風向きが重要になる火薬の臭い、火縄の煙、自然と風下に布陣するはず。
 ならば後は対策をすれば良い。
 既に打ち終わった杭は実は電磁発振器であり、それに幕を張れば、そこはもう外からは見えない演舞場。
 しかもその杭にはメンカルが術式を施している。
 あとは浪人あがりの大道芸人、鳥手礼屋・零九朗と名乗って、武器と盾を持って宴会の礼として演武を始める。
 人々が陣幕に集う様子を確認すれば、タイミングよくからくり人形がトリテレイアへと群がった。
 ――さあ、演武の始まりだ。

●警戒
「人が集まっておるな」
 グルクトゥラ・ウォータンク(サイバー×スチーム×ファンタジー・f07586)が陣幕へ視線を向けながら呟く。
「一番大きな家に避難させれば良いと思ったが、こういう風に防御陣地を作る方法があったんじゃな」
 その隣で頷くように女武者が言葉を繋いだ。
「あの陣幕、電磁バリアが発生するから、いざという時の避難場所として最適じゃ」
 からくり人形や風車を狙撃しにくい場所に置きながら三界の技術者が答える。
「ばりあ……? それと、何故風車を置く?」
「子供が興味を持って、ここに来るかもしれないじゃろ? そうすれば襲撃が始まった時でも狙われる確率が少なくなるんじゃ……それにしても」
「どう……した……?」
 三界の魔術師が問いかければ、グルクトゥラは首を傾げながら。
「初のサムライエンパイア入りじゃが、いきなり対狙撃ミッション……ここUDCEじゃっけ?」
「鉄砲を持てば、考えることは同じということじゃな」
 女武者が山へ視線を送りつつ、代わりに答えた。
「なるほどのう――よし、こっちの電脳妖精が村を出た」
 ドワーフの言葉の意味を三界の魔術師は理解し。
「こっちも……空から見てる……数多いな」
 呟けば、グルクトゥラは声を上げて笑った。
 それは探査電脳妖精の多重召喚。
 1156体にも及ぶ電脳妖精による、地上からの警戒網は村全体を覆い、徐々に範囲を広げていく。
「スナイパー側の視点と拠点防御側の視点、両方から詰めていくぞい」
 次々と送られる情報に笑みを浮かべながらドワーフはその網を広げるべく妖精へ指示を送った。

●防衛網
 人々は陣幕へ集まり、演武に夢中になる。
 飽きて、外に出た子供はからくり人形を見つけ歩いていく。
 料理を作り終わり、一段落した村人の傍には猟兵が立ち。
 もう一人の猟兵が迎撃に備える。
 空には使い魔が飛び、地上は妖精が走る。
 女武者はすべてを確認し、情報を皆へ共有すべく、走るのだった。

 ――時は近い。
 

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 冒険 『狩』

POW   :    人々を庇い、撃たれた方向から位置を探り当てる。

SPD   :    人々を避難させ、風の音や遠くで動く影から位置を探り当てる。

WIZ   :    安全な場所を確保し、周辺の地形から狙っている位置を探り当てる。

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●襲撃
 ――風を切る音がした。
 一人の猟兵が武器を振るい撃ち落とせば、銃声は遅れてなった。
「来たか? こっちでは確認できんぞ?」
「空から……見えた。やはり……風下」
「他の猟兵はどうじゃ?」
「もう……動いている」
 その間にも鉛玉の雨が降り注ぎ始めた。

 陣幕近くで何かが弾ける音がした。
 電磁バリアと防御結界が銃弾を防いでいるのだ。
 猟兵達の事前準備、備えは完璧と言ってもいい位だった。
 だが、何も知らない村人は恐怖に怯え、逃げ惑うかその場に震えるかすることしかできない。
 勿論、そのような村人は真っ先に殺されるであろう。

 ――戦闘は開始された。
 猟兵は人々を避難させ、攻撃の脅威から防ぎ、さらに敵を探し出すのだ!
泉・星流
戦闘開始時
【オーラ防御】と指定ユーベルコード『ME』を使用し防御力を高め、村人に…
「付近の建物か物陰に身を隠してくださいっ!!」

その場に震えて動けない者は近くまで行って(最悪・肩を貸すなどして)建物か物陰に誘導


戦闘
「魔力による射砲撃は目立つからね…」(逃げ出すかもしれない)
 物陰に隠れて持っていた包みを解いて…この場に不似合いな武器《SBS》を装備
「さっき誰か風下から…と」
スコープを覗き風下の方角から確認…ターゲット発見後…狙撃

狙撃場所を特定されないように、1~2人狙撃か20~30秒ターゲットを確認出来なかったら、物陰から物陰へと遮蔽物で身を隠し守りながら移動して狙撃場所を変える…の繰り返し
 



●火縄
「付近の建物か物陰に身を隠してくださいっ!!」
 オーラを防御障壁として展開し、魔闘法・魔力集束強化法にて更に強化すれば、星流が飛び出す。
 視界に入るのは先程、甘味の当てがあるかと問いかけた村人。
 腰を抜かし震える男性へ向かって手を伸ばせば、赤茶の髪の少年の右腕が衝撃で『持っていかれた』
「っ! ……大丈夫ですか!?」
 痺れる右腕の様子を悟られまいと声をかければ、村人は顔を上げ星流を見る。
 大丈夫と声をかけ、物陰を指させば男は慌てて建物へと走って行った。

 射程距離の短さやライフリングが無いことから射程距離、貫通力に劣る火縄銃だが、威力は現代火器と何ら変わりない。
 小銃弾より口径の大きく、重い鉛の丸玉は人体に当たれば変形、破砕し運動エネルギーを余すところなく伝える。
 これにオブリビオンを生み出した過去が力を加える。

 ――誰かが言っただろう『蛍の火を消す鉄砲の腕』
 ――誰かが言っただろう『その炎は弓よりも遠く、一里に音を響かせる』

 猟兵が――星流が相手をしているのはそういう集団なのだ。
 オーラによる防御に魔力エネルギーを付与し、更に防御を重ねたのが幸いした。
 そうでなければ、少年の手は大地に転がっていただろう。
 用心に用心を重ねた備えが、彼を守り、村人を守った。

 とは言え、守ってばかりもいられない。
 星流のユーベルコードは現時点で二十七秒が限度。常時使えるものではない。
 故に反撃を選ぶ。
 物陰に隠れ、包みを解けば、その手にあるのは魔導式スナイパーライフル《SBS》
「さっき誰か風下から……と」
 呟き、スコープを覗けば、山の方から複数の銃撃が遮蔽物に降り注ぎ、自分を守る壁が壊されていく。
 弾着による破砕音が響く中、レティクル越しに見えるのは。
「スポッター(観測手)!?」
 射手を狙撃に専念させるために望遠鏡越しにこちらを見るもう一人のオブリビオンの姿。
 少年は迷わず、観測手へ向けて引鉄を絞った。
 銃声が響き、山の向こうで一人、誰かが倒れた。
「完全編成の狙撃部隊……厄介だね」
 星流は敵の脅威を肌で実感すれば、新たな反撃に備える為、物陰から物陰へと走り消えていった。

成功 🔵​🔵​🔴​

鍋島・小百合子
SPD重視

準備を事前に整える事が出来たとはいえやはりいきなりじゃったか…
それはすでに想定済みじゃ!

「皆の者!村人を逃がすしばしの間敵と撃ち合うがよい!」
UC「群制御動陣」発動
女鉄砲兵を36体召喚し戦闘知識を活用して指揮をとる
12人ずつにそれぞれ分けて敵の目をひきつける囮、避難誘導を行う他の猟兵の援護、鉄砲による迎撃を指示
逃げ遅れた村人に付き添って動き恐慌を起こさないよう落ち着かせてから柵へ誘導(鼓舞使用)
狙われた場合は薙刀での武器受けで可能な限り防御、村人は身を挺して守る
敵が撃ってきた方角を記憶しておき避難誘導完了後に建物に隠れつつその方角を視力・暗視併用で観察、できるだけ敵の位置を割り出す


グルクトゥラ・ウォータンク
【◎】
さて、戦闘開始じゃ。電磁バリアがあればある程度大丈夫じゃろうが、念のため村人を地下に逃がしておきたいところじゃな。氷室か地下蔵か食料保存庫があるじゃろうし、なんならガジェットボールズで【トンネル堀り】してしまおうか。
狙撃手相手にはまず銃弾の痕跡で狙撃方向の特定。建物に出来た穴や電磁バリアの反応で【スナイパー】を分析、【情報収集】するぞい。先程のマッピングも役に立つ。方角を確認したらUC発動、鋼の巨大祖神の進軍。大質量で頑丈故オブリビオンの狙撃にも十分耐えるじゃろう。でかいから止めるにもかなりの手間がかかる、その間に撃たれた位置や方向も逐一解析にかけることで精度をあげられるじゃろう。



●防衛
「準備を事前に整える事が出来たとはいえやはりいきなりじゃったか……」
 薙刀片手に小百合子が山の方を見やる。
「だが! それはすでに想定済みじゃ!」
 得物を振るえば、現れるのは戦に臨みし美しき花々の軍団――群制御動陣によって統制された鉄砲を持つ乙女達である。
「皆の者! 村人を逃がすしばしの間、敵と撃ち合うがよい!」
 兵を三隊に分ければ、女武者の号令に応じ、一部隊が山へ向かって射撃をする。
 勿論これは囮、その間に他の部隊は避難誘導する猟兵を支援し、残りは迂回して迎撃に備える。
 そこへ巨神が降り立った。

「さて、戦闘開始じゃ。電磁バリアがあればある程度大丈夫じゃろう」
 幕の外で何かが弾けていく音を聞きながら、視界は足元へ注がれる。
 陣幕で視界を塞いでいるとはいえ、避難場所である演舞場は露天。
 遠方より狙撃されることを考えると上方から弾丸が飛来する危険性も考えられる。
 ならば、天井を作ってしまえばいい。
 グルクトゥラのガジェットボールズが掘削機能を始動すればあっという間に地下へのトンネルが掘られ、即席の防空壕が作り出される。
 陣幕の外から飛び込んできた来た子供を受けとめれば、ドワーフはトンネルを指さし地下への避難を促す。
 童が駆け込むのを皮切りに人々が大地の下へと身を隠すのを確認すれば、次にグルクトゥラの視線は建物に。
 損傷の箇所と電磁バリアの反応、そして電子妖精のマッピングを統合し、火砲が飛ぶ箇所へ紡ぎだすのは――ユーベルコード。
「始源の王に冀う! 捧げるは鋼、掲げるは炎、築き上げるは我が腕! 御身に相応しき依り代ならば、我が祈り正しければ! 今ここに顕現されよ!」
 祈りに応え、火煙纏う鋼の祖神が召喚される。
 その大きさは50mを超え、狙撃者の射界を塞ぐであろう。
 巨いなる神の進軍が始まった。

「こっちじゃ! あの巨人が護ってくれる! 今のうちに陣幕の中へ!」
 巨神の姿に舌を巻きつつも、小百合子は薙刀で陣幕を指し示し、人々をいざなう。
 突然の襲撃に巨大な守護者の出現と続けば、予想外の出来事に我を忘れてしまう。
 その前に誰かが指示をし、統制の取れた避難誘導を行わなければならない。
 人々を鼓舞する女武者の姿は、村人が誰を頼れば良いかの指針となり、指し示す薙刀は行く先を示す標と変わる。
「――!?」
 何かに気づいた小百合子が薙刀を振るえば、金属が擦れる嫌な音が響き、地面に二つの塊――寸断された鉛玉が落ちる。
「なかなかの腕じゃ」
 巨神を操るドワーフがその腕前に目を見張る。
「お主こそ――そうじゃ、何人か兵を巨人の腕や肩に乗せられないか? そこから鉄砲を撃てば、相手もより集中するじゃろう」
 女武者の提案にグルクトゥラは顎へ手を当て、感嘆の声を漏らす。
「成程、タンクデサントじゃな?」
「たんくで……さんと……?」
 横文字に滅法疎い小百合子の姿にドワーフは笑うと、鉄砲を持った女達を手や肩に乗せる。
 すぐに我を取り戻した女武者が薙刀を振るえば、女鉄砲兵による高所からの射撃が展開される。

 歩兵が戦車に跨って移動や戦闘に参加するタンクデサントという戦術がある。
 戦車の機動力を殺さずに機動兵器の弱点である視野の狭さを補う長所を持つが、同時に歩兵の損耗率が高いという欠点も持つ。
 だが、その欠点も今ばかりは長所と変わる。
 巨神へ、兵へ、攻撃をすればそこから射撃方向や位置を割り出すことが容易となるのだ。
 小百合子とグルクトゥラの眼が、一人、また一人と敵の位置を割り出せば、それは情報となって味方に伝わるだろう。
 猟兵の逆襲の時は近い。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

トリテレイア・ゼロナイン
来ましたね。まずは陣幕に集めた村人達を落ち着かせましょう、パニックを起こして外に出られたら困ります

天下自在符を掲げ大音声で注目を集めます

我々は幕府の密命を受け動く者、上様の御威光を汚す不届き者を成敗しにこの地に集った者である! 各々方、騒動が収まるまでこの陣幕から出れば命の保証は出来ぬ。大人しくしているがよい!

こういう権力を笠に着たやり方は好きではありませんが、この状況では有効でしょう。手段を選ぶ余裕もありません

陣幕から飛び出し索敵は他の方に任せ外にいる村人の保護を優先します
風下からの弾丸を●盾受けで防御、UCの隠し腕で村人を引き寄せて●かばいつつ、余裕があれば●怪力で陣幕に放り込んでいきます


尾守・夜野
防壁の外の村人の回収に向かう。

【黒妖犬召喚】でわんこーずを呼び出し、村人を探させる。

逸話的に死に近い者を探せるはずだ。

近くなら保護。
遠くなら…。


助けられる者を優先して助ける。
全てを救うなんて土台無理だ。

「助けに来た。
安全圏に避難させる!
抵抗しないでくれ!
幕府からの支援を受けているものだ!」

天下自在符を首から下げて【コミュ力】スレイに乗って駆け巡ろう。

これで聞いてくれればいいが…パニック起こしてたら当て身で意識飛ばして移動させる。

祭りで聞いたり見たりした人の数【情報収集】と助けた数で漏れがないか判断。

声届く範囲を一気にガッと移動させる。

内部の俺にカウントは任せる


メンカル・プルモーサ
……ん、さて……引き続き【不思議な追跡者】で空から監視しつつ……
【面影映す虚構の宴】で村人の幻覚を作成……囮にする……
……上手くだまされたならその狙撃の射撃ポイントを割り出し……
……【空より降りたる静謐の魔剣】を重奏強化術式【エコー】で…強化・七重奏(ブースト・セプテット)……射程と弾速を強化してカウンタースナイプをするよ……
……狙撃の基本は撃ったら移動する、だけど……こちらは軌道を操作できるから例え移動しても無駄……狙い撃つよ…
…地形を利用して自分は射線の通らない位置に……もし、無防備な村人がいたら【愚者の黄金】で壁を作って安全を確保するよ……



●天下自在符そして反撃
「来ましたね」
 山より轟く災厄の叫びを耳にしたトリテレイアが右手に持った天下自在符を掲げれば、銃声にも負けぬ声で皆の注目を集める。
「聞けい! 我々は幕府の密命を受け動く者。上様の御威光を汚す不届き者を成敗しにこの地に集った者である! 各々方、騒動が収まるまでこの陣幕から出れば命の保証は出来ぬ。大人しくしているがよい!」
「天下自在符ですと!?」
 符の力は有効だった。
 天下自在符を持ち、公儀の命を受けた者という御標は村人の不安を取り除き、彼らが恐慌に負けて陣幕の外に出る可能性を拭い去った。
 トリテレイア自身は権力を笠に着たやり方は好まないが、非常時における効果を理解していたし、手段を選ぶ余裕もなかった。
 村人達が落ち着き、猟兵が掘ったトンネルに入っていくことを確認すれば、騎士は盾を持って陣幕の外に出向き、村人の保護に走る。
 センサーが高速で飛来する物質を捉え、大盾を構えれば伝わる衝撃。そして遅れて響く銃声。
 衝撃の重さに警戒レベルを修正しつつ、見回せば逃げ遅れた村人一人。
 咄嗟、装甲が展開しワイヤー制御の隠し腕が飛び出せば、村人を掴み自らの巨体の陰に。
「大丈夫ですか?」
 負傷を有無を問えば、無事と頷くは村の民。
「ならば――失礼!」
 トリテレイアが一言詫びれば、その膂力を以って村人の身体を陣幕へと放り投げた。

 愛馬スレイプニールに跨り、夜野は馬を走らせる。
 近くにいる者は助けられるとしても遠くにいる者は全て助けられないと考えていた多重人格の少年は、他の猟兵による避難誘導や巨神による防衛を見て考えを改めた。
 自分の手から漏れる者は仲間が助けてくれる――ならば、自分は助けられる者を助ける。
 そうすることがより多くの人を救えると確信すれば、天下自在符を首に下げ声を上げる。
「助けに来た。安全圏に避難させる! 抵抗しないでくれ! 幕府からの支援を受けているものだ!」
 天下自在符、そして幕府という言葉は人を安心させるに十分な材料であった。銃弾の振る中、動けない村人が手を振れば夜野は馬を走らせ、そして展開した魔方陣へと誘う。
 My world.
 別人格が居る精神世界を避難場所とし、自らは動く避難所として馬を走らせる。
 犬の吠える声がした。
 事前に召喚した黒妖犬が死に近づいている者――怪我人や狙われている村人を探し出しているのだ。
 少年が馬を走らせ、魔方陣へと人々を回収すれば『向こう側』に居る別人格が人数をカウントする。
 祭りの時に見た人数との差異を確認し、後で陣幕に避難している村人の数と示し合わせる事で避難漏れがないか確認する為だった。
 また犬の吠える声が鳴る。
 夜野はスレイの手綱を握れば新たな声の方へと走って行った。

 避難誘導することで村人の姿は減っていった――はずだった。
 村人が陣幕へ、魔方陣へ避難する度に、新たな村人が現れる。
 それはメンカルのユーベルコードが作る幻覚。
 そして、その幻は狙撃者を炙り出す囮でもあった。
 幻覚へと飛ぶ射撃、巨神への攻撃から敵の狙撃位置を割り出せば、三界の魔術師は三つ目のユーベルコードを紡ぎだす。
「停滞せしの雫よ、集え、降れ。汝は氷雨、汝は凍刃。魔女が望むは数多の牙なる蒼の剣」
 技量の限界に近いユーベルコードの複数利用に身体が悲鳴を上げるが、それでも詠唱を続ければ、生まれるのは氷の属性を宿した剣。
 山々へと視線を走らせ、狙撃ポイントへと指させば、錬成された剣は温度差より生じる白い水蒸気の尾を引きながら、山中の狙撃者へと突き刺さった。
「……これで……大丈夫……じゃない……!?」
 メンカルが異常に気付き、再度空を舞う鳥と五感を同期させる。
「……もしかして……先遣隊? 本隊は……別に――!?」
 直後視界に入る、散弾の粒。
 咄嗟に意識を切断したが、反動は大きく、三界の魔術師はその場に膝を着く。
「大丈夫ですか?」
 異常に気づいたトリテレイアが大盾で庇えば、メンカルは手でそれを制し。
「……大丈夫……それより、みんなを集めて……本隊を見つけたよ……」
 遅れて駆けつけて夜野は彼女の言葉に頷けば、皆へと知らせるために馬を走らせ
る。

 戦いの終わりが迫ってきた――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第3章 集団戦 『切支丹女武者』

POW   :    鉄砲三段
【鉄砲の一斉発射】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD   :    部位狙撃
【鉄砲】から【トリモチ弾】を放ち、【手や足を狙う事】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    聖母の慈悲
【聖母に捧げる祈り】を聞いて共感した対象全てを治療する。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●本隊
「では今までのは、先遣隊ということですか?」
「……ええ、本隊は別の所……距離は1km……」
「どう見る?」
「まずは風下から先遣隊が狙撃、混乱し炙り出されたところを本隊が一斉射撃で仕留めると言ったところじゃろう……もちろん、狙撃で」
「ではどうします」
「やるしかないじゃろう? 他に方法はない」
 猟兵が意見を出し、方針を決めた先には山が一つ。
 そこにオブリビオンの本隊が居る。
 火縄の煙と臭いによる発覚を恐れた狙撃を控えていただろうが、次は容赦なく攻撃にかかるだろう。
 だが、猟兵側も村人の避難を完了させていた。
 憂いるものは何もない。
 あとは倒すのみ――猟兵の反撃が今、始まる。
鍋島・小百合子
POW重視

村人を助け出し敵の位置も割り出せた
あとは決戦を仕掛けるのみじゃ

「わらわが先行し天空から奇襲をかけている間に敵陣へ向かうがよい!」
UC「黄金勇霊装」発動
黄金の甲冑を纏い勇気に比例した戦闘力を得たら飛翔能力をもって敵陣へ
天空から敵を視認できる高度を保ちつつ、視力と暗視で敵の位置を確認したら長弓で敵兵を狙撃(空中戦・スナイパー・鎧砕き・目潰し併用)、他の猟兵が敵陣へ突撃するまでの援護射撃を担う(連携意識)
複数攻撃する場合は矢を束ねての範囲攻撃
攻撃が激しい場合は矢に毒を塗布しての狙撃し敵攻撃の弱化を試みる(毒使い・マヒ攻撃併用)
敵からの砲撃は残像を用いて飛翔能力を存分に発揮するように回避


泉・星流
「村人相手なら火縄銃でも狙撃は有効だったんだろうけどね…」
物陰から狙撃するのは変わらず…ただし移動はあえて『見通しの良い場所』を(下記の行動で)通り攻撃を誘発
相手の火縄銃の発砲の煙で視界を遮らせる(煙で周辺は真っ白になるらしい)
物陰に移動後、煙で遮られていない場所をターゲッティング…敵を発見したら狙撃…の繰り返し
(敵の意識がこちらに向けば向くほど…仲間の行動が活きる)

ユーベルコード【BMM】を使用…魔力弾を自身の周囲で旋回させ、敵からの攻撃の防御盾の役割として使用
「全力魔法」…可なら「属性攻撃」「範囲攻撃」(敵の攻撃に対する迎撃の意味で使用)

近接戦を挑む者がいるなら
「援護射撃」


トリテレイア・ゼロナイン
まずは接近しないと話になりませんね……!

UCで持ち込んだSSW製のウォーマシン用の剛弓と矢を背に装備
待機させていた機械馬を呼び出し●騎乗
狙撃兵対策で用意していた煙幕弾を装填していた肩部の格納銃器も展開、●目潰しとして煙幕を放ちながら接近

的の大きさから被弾は不可避でしょうが、機械馬や自分の装甲の厚い箇所で重要箇所を●かばいます
機械馬が被弾したら●盾受け、剣の●武器受けで防御しつつスラスターでの●スライディング移動で接近

●怪力で引く弓矢の射程に入ったら●防具改造で地面に固定できる盾越しに弓を●スナイパー技能で曲射します

SSW製の矢は少々特殊でしてね、先端に●破壊工作で爆弾を取り付けられるのです


グルクトゥラ・ウォータンク
【◎】
さて、ミッションも大詰めじゃな。油断せず楽しんでいこうか。

早速ユーベルコード発動、機関銃装備仕様のガジェットボールズを三部隊と少数の直衛に分けて部隊運用。常に二部隊が【範囲攻撃】弾幕を張り【援護射撃】、一部隊が塹壕を【トンネル堀り】の要領で掘り進むことを繰り返し徐々に前進。塹壕は最低限敵の射撃や爆発物を防げればよい。
味方の交戦距離に入ったら『チープトイ』を撃ち込み煙幕形成して味方の支援。電脳妖精は高空から常に戦場の俯瞰と【情報収集】。あとは味方が何とかするじゃろう。
早々に突撃する味方が出た場合などは直衛を投入して煙幕形成や弾幕などで援護。気配りの出来る男じゃよ?わし。


メンカル・プルモーサ
……【尾守・夜野】と共闘……
……距離はあるけどこちらの射程内……
まず、【愚者の黄金】で周囲に身を隠せる柱を幾つも作って…
柱の陰から【起動:応用術式『拡大』】で範囲と射程を広げて「本隊が居ると思しき地点」に氷や雷の矢の術式を雨のように掃射、敵の動きを制限する…
…狙いは仲間が接近するまでの時間稼ぎ…だから当たるかどうかは気にしない…
…こっちに注意が引かれれば問題なし…射線の制限と狙撃の抑制が目的…
尾守からの援護も貰って出来る限り打ち込んでいく…
…仲間達が本隊に食らいついたら貫通力の高い槍状の術式に変更しての狙撃に切り替え……偉そうなのが居たら狙撃していく……


尾守・夜野
【メンカル・プルモーサ 】と共闘。

スレイに乗り落ちないように固定した上で上空からの援護を行う。

敵に対し平行になるような角度で【俺の世界】を起動し抵抗という概念のない弾丸は防ぐ。

魔方陣もでかいし目印ぐらいにはなんじゃね?

味方、及び村の方に攻撃がくるなら庇いに入る。
やり過ぎて村や皆の場所がばれないようにフェイクを入れる。

その上で皆に強化を。
【のろい】も【まじない】も字は同じさ。

故に類似性を持ってして(村の)皆の認識を歪め祝とし皆に強化を。
戦場にいる時点でここは死地だ。デメリットはない

動きが止まろうと避けてるのは、向かってるのは俺ではない。

スレイだ。
UCさえ起動できれば支障はないな。



●大狙撃峠~序
 まず先駆けとなったのは鍋島・小百合子。
「わらわが先行し天空から奇襲をかけている間に敵陣へ向かうがよい!」
 決戦を仕掛けるのみと心に決めれば、いの一番に声を上げ、その身を黄金に輝く異界の甲冑に身を包む。
『黄金勇霊装』が勇気にふさわしき強さと音速を上回る天を駆ける力を与えたのを確認すれば小百合子は大地を蹴り、空を破り、山へと迫る。
 黒の眼を刮目し木々の覆われた闇を見定めれば、居並ぶのは草木を絡ませた網を被った切支丹女武者。
 望遠鏡を持った観測者と火縄銃を持ったその狙撃手の集団が複数の射列を形成し、山の中から猟兵へ攻撃しようと構えていた。
「数が多いな、だが子細無し!」
 問題無しと金色の女武者が複数の矢を番え引き絞れば、一群へ狙いを着け、張力を解放する。
 鹿島の弓から放たれた殺意の雨は弓の名に由来する明神の力を顕現するかのようにオブリビオンという魔を打ち払い、狙撃者の攻撃を封じる。
 奇襲に気づいた一部隊が狙いを小百合子へと変えて、引鉄に指をかける。
 直後、その眉間に穴が開き狙撃者が倒れた。

「村人相手なら火縄銃でも狙撃は有効だったんだろうけどね……」
 泉・星流はスコープ越しに倒れていくオブリビオンを見て呟いた。
 一発必中一撃必殺が矜持の彼にとって、今の動きは造作もないこと。
 勿論、敵もやられてばかりではなく、すぐに応射が返ってきた。
 遠くの山が硝煙で白く靄がかかり、無人の村へ鉛玉を降らせていく。
 物陰に移動しながら、星流はその白い煙へと視線を飛ばす。
 火縄銃――いやパーカッション式を除いたマスケットという火器は外側に付いた火皿に乗せた火薬を点火することで銃身内の火薬へ炎を伝え、弾丸を発射する。
 弾丸を発射するときの燃焼ガスは逃げ道を探し鉛玉を押し出すが一部は火皿へと噴出する。
 その為、周囲は煙で包まれ。視界を遮られる。
 勿論、オブリビオンもそれは承知していた。
 本隊は回り込むためだけに時間をかけたのではない、射撃が可能な場所を複数設定するために準備を費やしていたのだ。
 だが、それを少年は見通していた。
 煙に遮られていない箇所で装填する狙撃者をスコープでとらえれば、引鉄を絞る。
 また一人、オブリビオンが倒れた。
 しかし、オブリビオンも倒れる同胞に目もくれず、引鉄を絞れば星流へと弾丸の雨を降らせる。
「こういうのも使えないと駄目だっていうのを教えてあげる」
 降り注ぐ鉛玉へ向かって少年が呟けば、発射されるのは高粘着力の粘液弾。
 空中で破裂すれば、粘性を持った膜となり火縄銃から発射される鉛を絡み、捕まえる。
 防御に防御を重ねても厳しいなら防御の方法を変えればいい。視点を変えたユーベルコードの使い方は最強の盾となった。
 その盾を支援するかのように銃声が鳴り、躍進射撃が始まった。

「さて、ミッションも大詰めじゃな。油断せず楽しんでいこうか」
 グルクトゥラ・ウォータンクが腕を組み、戦場の空気を楽しむ視界の先には三個小隊規模のガジェットボール。
 ユーベルコードによって召喚されたそれはバタリオン(大隊)というには規模が小さいが、それでもカンパニー(中隊)を形成できる数はある。
 そのうちの二個小隊が機関銃にて制圧射撃を交互に行い前進すれば、安全を確保された一個小隊が塹壕を掘り進む。
 年輪のように弧を描き、山へ向かって迫っていく掩体壕。それを繋ぐ稲光のように折れ曲がった連絡壕。
 オブリビオンもそれに気づき、邪魔なガジェットボールを排除しようと三段打ちと呼ばれる鉄砲の継続射を行うが、装填動作が必要な火縄銃に対し、自動で給弾される機関銃では火勢に差がある。
 トリモチのような弾丸を使って機関銃を狙撃する者もいるが、それでも勢いを止めることは難しい。
 やがて、オブリオンに対して効果的な攻撃が行える距離まで掩体壕が作られれば、グルクトゥラが飛び込んで走り出す。
「ほーれ、煙幕じゃ!」
 本人が煙幕弾を投げればガジェットボールそれに続く。
 あっという間に周囲は煙に包まれオブリビオンは狙いをつけることが出来なくなる。
 その隙を突きユーベルコードを紡げば、召喚した電子妖精を空に飛ばし、三界の技術者の視界は空から戦地を俯瞰する。
 煙を超えた向こうに備える敵の姿を捉えれば、壕へと走る味方へと伝達した。

 橋頭堡を備えた猟兵の次の動きはより攻撃へと傾いていった。


●大狙撃峠~破
 機械白馬ロシナンテIIに跨ったトリテレイア・ゼロナインが壕から飛び出し、馬を駆る。
「まずは接近しないと話になりませんね……!」
 肩の装甲が展開し格納された煙幕弾を発射すれば、照準が合わせられないように右へ左へとロシナンテIIを走らせ、距離を詰める。
 支援攻撃の中、馬を走らせるトリテレイアだが、その巨体故に被弾はやはり免れない。
 自らの装甲でカバーしていたが、それも叶わず機械馬が被弾する。
 馬が機能不全に陥ったことを悟った鋼鉄の騎士はすぐさま飛び降りれば、剣と大盾を構えてスラスターを展開。
 タイミングを合わせてグルクトゥラが直衛に投入したガジェットボールが援護射撃をする中、ブースターを噴射、土煙を上げるように滑走すれば、一気に自らの戦闘圏内へとオブリビオンを捉える。
 煙幕が薄れ、オブリビオンがトリテレイアを視界に収めれば、そこにいるのは 剣を大盾に取り付け地面に突き刺し、剛弓を構えた鋼鉄の騎士。
 緑色のセンサーアイが輝けば、電子と鋼による武芸百般の一撃が、今、まさに解き放たれようとしていた。

 尾守・夜野の愛馬スレイプニールが疾る!
 狂信者に改造を受けた馬が空を駆ければ、その後に続くように黄金の柱が遮蔽物として出来上がる。
 スレイに同乗したメンカル・プルモーサの『愚者の黄金』のなせる業だ。
 ユーベルコードで遮蔽物を作ればメンカルが飛び降り、柱の陰に隠れる。
 それは自らの術式を展開する為と夜野の動きを自由にするため。
 地上、空中より猟兵の攻撃を受ける中、オブリビオンが次なる手を封じようとスレイに向かってトリモチ弾を狙撃する。
 だがそれは展開された魔方陣によって精神世界へ送られ、別人格からの苦情以外の被害を防ぐ。
「さて……【のろい】も【まじない】も字は同じだよな」
 馬より飛び降りた夜野がユーベルコードを呟く。
「……恨めや恨め 妬めや妬め 怨恨の焔に焦がれろや」
 それは拡大解釈。
「……さぁ、皆、力を貸してくれ」
 類似性を持ってして猟兵が囚われている戦場と言う名の死の呪いを歪め祝とし。
「ここは呪圏」
 強大な力に変える。
「これより広がるは生者にして死者の宴」
 捻じ曲げた力の反動でその身が動けない事で、墓守は強化の呪いの発動を実感した。
 呪縛により、大地に叩きつけられそうになる夜野。
 それを救ったのはやはり力を与えられたスレイだった。

「対象を視界内任意に補正、魔女が望むは膨れ逃さぬ天の網」
 力を増したのを感じ、三界の魔術師が術式を起動させる。
 それは『拡大』のユーベルコード。
 効果範囲を拡大げる魔法陣を展開する事で視認する対象を広げ、続けて氷や雷の矢の術式を展開――本隊が居ると思しき場所へ視線を飛ばせば、術は魔法陣を潜り抜け、氷雷の豪雨へと変わる。
 無数の矢がオブリビオンを掃射せんと山へ降り注いだと同時にトリテレイアの剛弓が解放され、山なりに狙撃者の一群へと落ちる。
 まず術式による矢が落ちることで轟音が山に鳴り響き。
 続いて鋼鉄の騎士が放った矢に仕込まれた爆弾が爆発し、炎が上がった。

 矢と銃弾が作り出す暴力と言う名の音楽は転調し、破壊は加速へと向かった。


●大狙撃峠~急
 グルクトゥラが得た情報を元にガジェットボールの機関銃がオブリオンの動きを止める。
 そこへ小百合子とメンカルの矢が空より降り注ぎ、『面』で狙撃者を制圧する。
 逃げ伸びた一群へはトリテレイアの矢が飛び、爆風を持ってなぎ倒せば、生き残った者は隠れる場所を失い、星流の狙撃で頭を射ち抜かれる。
 皆が皆を支援しようと動いた結果だった。
 互いが互いを補うように攻撃を行うことで、圧倒的な破壊力が効率よく降り注ぎ、反撃を許さず、蹂躙する。
 せめて一人でも、とオブリオンが反撃するが、夜野を乗せたスレイの魔方陣がそれを防ぎ、鋼鉄の騎士が盾で受け、金色の武者は残像を残し銃弾より速く舞い、黄金の柱と塹壕が猟兵を守る。
「気配りの出来る男じゃよ? わし」
 再度、塹壕よりドワーフが煙幕弾を投擲すれば、反撃の手は弱まり、そして猟兵の攻撃が加速する。
 小百合子とメンカルの眼が何かを捉えた。
「騎士殿!」
 金色の女武者が叫べば、得心したトリテレイアが弓を射る。
 矢が緑に埋もれる山肌に着弾し爆発が起こった。
 木々がなぎ倒される中、必死に部隊を立て直そうとするオブリビオンの姿がそこに居た――大将格だ。
「……捉えた……」
 三界も魔術師が錬成した氷の槍が魔法陣を通り加速する。
 空気の割れる音が鳴った直後、槍はオブリビオンの胸を貫き、裸の山肌に縫いつけた。
 大将格が倒れたことで、本隊は隊を為さず烏合と変わる。
 逃げる者。
 でたらめに鉄砲を撃つ者。
 一人、気を吐き、構える者。
 統制の取れない集団など、猟兵の敵では無かった。
 皆、等しく骸の海へと帰っていった。


 この山での戦いの激しさは方々まで伝わり、一つの講談が出来る程だった。
 その演目はこう呼ばれた――大狙撃峠と。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年06月08日


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🔒
#サムライエンパイア


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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト