●演劇部の新人歓迎大行軍!
「演劇部たるもの、ただ演じるだけでなく、アクロバティックな動きや殺陣をこなせなければいけない! そうだよなぁ
!!!!?」
アルダワ学園演劇部部長は、今年も多くの新入部員をあつめた。このアルダワ学園には数多くの部活が存在している。この演劇部もそうだ。
「はい! 部長!」
「では、演劇部の新入部員諸君には自分で衣装を作ってもらい、自分の演じるキャラクターになり切って近隣の『真実の迷宮』を攻略してもらう! これは、演劇部に伝わる伝統行事の一つである!」
部長の言葉に、新入生たちはざわざわとし始める。真実の迷宮は学園の傍にあるダンジョン。その中はあちこちが鏡でできており、そこには『人に見られたくない自分の姿』がうつるといわれている。そんな中で、果たして自分たちは自分の作った役を演じきれるであろうか。
「ふっふっふ、この行事の恐ろしさ、わかったかな? 君たちの精神力が試されている。頑張って演じ切ってくれたまえ……」
そう宣告する部長は、大変いい笑顔であった。
●演じるかどうかは自由ですが。
「アナタたち、服を着たり演じるのは好きかしら?」
榊・遊羅(奇跡の竜妃・f01411)は集めた猟兵たちにそう問いかける。
「今回はアルダワ学園演劇部の新人歓迎レクリエーションにあなたたちも参加していただきたいの。学園に許可を取ってあるわ。このレクリエーションの内容は『コスプレ衣装を作って迷宮を踏破する』よ」
なお、コスプレ衣装は自作できなくても、頼めばアルダワ学園裁縫部の生徒が作ってくれる。裁縫が苦手な人はこちらを頼ってもいいだろう。ただし、完全にお任せにするととんでもない衣装を着せられる可能性があるので持っているイメージがあればそれを伝えるのが吉だ。
「まあ、迷宮踏破だからね。新入部員だけで行かせるなんて何かあったら大変でしょう? っていうより、何かありそうなのよねぇ。というわけで引率ヨロシク! ああ、今回はなんだか『殺陣』の練習も兼ねてるみたいだから新入部員たちももちろん戦うわよ? 危険があっても避難なんかしないで、大怪我が無いようにだけ手伝ってあげてね? 貴方たちの戦いが、彼らの演技の糧にもなるかもしれないわね。さて、それでは纏めましょうか……」
●依頼:演劇部新人歓迎レクリエーションに参加せよ。
場所:真実の迷宮。
概要:コスプレして一緒にダンジョンへ行きましょう。アナタたちは役になり切ってもなり切らなくてもいいけど、コスプレくらいは折角だから一緒にしましょうね?
備考:真実の鏡には恥ずかしい自分の姿が映るかも。見られたくないなら、適切な距離で同行してあげてね。
「こんなところかしら? そうそう、勿論新入部員と一緒に演じてもらったりあなたたちだけで演じながら進んでもいいのよ? 迷宮内の様子は中継されるけど、鏡の中の内容はそういう機械を通しては見えない不思議な魔法の鏡らしいから安心してね。それでは、言ってもらいましょうか」
遊羅は一通りの説明を終えると、両手を広げ、胸のペンダントを輝かせて転移の光を自分の前に生成する。
「せっかくだから、楽しんでいらっしゃい。お気をつけて」
ピンク☆フラッシュ
●ゆるふわ演劇日常依頼です。
コスプレも演じるのも大好き。ピンク☆フラッシュです! 皆さんもRP大好きだから演じるの大好きですよね! 今回の舞台はアルダワ魔法学園、その中にある真実の迷宮です。コスプレをさせておきながら、真実の姿(あられもない姿)を見せるダンジョンにぶち込む! そして逆境でも演じ切る力を新入部員に鍛えさせようというレクリエーションです。
1章~役を決めよう。
とりあえずせっかくご一緒するんですから猟兵のみんなも服を着替えましょう! 1章では自分たちで、あるいは裁縫部の部員の協力でコスプレ衣装を作っていただきます。ちなみに魔法の力ですぐにできます! ふっしぎー! 1章のPOW,SPD,WIZの行動一覧はあくまで指針なので自由な発想でコスプレ衣装を作ってください。MSにおまかせ! とするとMSが着せたいコスプレを着せられるので悩んだら使ってください。キャラクターはこんなの来たくなかったけど裁縫部に頼んだらこんな服を渡されてしまった! というシチュエーションもオッケーです! その旨プレイングに書いてください。
2章~真実の迷宮を進もう。
新入部員と一緒に何かを演じたり、猟兵同士でなんかやったり、演技はしないけど真実の鏡でみせられた自分の姿に……! まあとにかく真実の自分の姿を見せられてしまいます。通路の全面が鏡になっていますので見ないように破壊活動に準じたり(鏡はすぐに再生するのでご注意ください)演技に集中したりして鏡の中など見ないようにしながら進みましょう。
3章~集団戦。
新入部員たちは殺陣の練習とばかりに戦います。もちろん殺陣の練習ですが本気で戦います。それでも危険な目にあったりすると思うので戦闘補助をしてあげてください。一応演劇に関連するような風貌のオブリビオンが楽しそうに襲い掛かってきます。
それでは、皆さまが楽しいひと時を過ごせますように!
第1章 日常
『オーダーメイド学園服を作ろう』
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POW : 採寸や材料選びに勤しむ
SPD : 自分で縫製するなどして、お手伝いをする
WIZ : 自由にして良いの部分のデザインを練る
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月藤・紫衣
アルダワ学園の新入生歓迎会は不思議な物が多いですね…。
裁縫は出来ますが…和裁が主なので、こすぷれとやらに適すような服が作れませんし裁縫部の方にお願いしたのですが…。
…これは、どう見ても女性用の洋装なのでは…?
(赤黒カラーのハートの女王様モチーフ、前面マイクロミニ丈Aラインドレスに黒のショートパンツと網タイツにピンヒール編み上げショートブーツ)
…え?これしかない?
いやいや、待ってくださいだから性別がですね?
…裁縫部にある出来上がり済みの物では私の背丈に合わない…?
………わかりました。
お任せしたのは私ですから…ええ……。
人の少ないところを歩けば、まぁ、なんとかなるでしょう…。
(アレンジetc歓迎)
●楽しい裁縫風景
アルダワ学園被服室。そこは多くの生徒が集っていた。生徒同士で服の図案を考えるもの、おおざっぱなイメージを伝えるもの。手当たり次第に布を自分の体に当てて見栄えを見ているものなど。さまざまである。
(アルダワ学園の新入生歓迎会は不思議な物が多いですね……)
新入生たちが同級生や先輩と楽しそうにする姿を見て、月藤・紫衣(悠々自適な花旅人・f03940)は顔を緩ませながら思った。
「あなたは何か作らないんですか?」
そうしていたら、背の高い、頼りがいのありそうな、しかし幼い学生が紫衣に声をかける。
「裁縫は出来ますが……和裁が主なので、こすぷれとやらに適すような服が作れませんし裁縫部の方にお願いしたのですが……」
「ああ、そうだったんですね。でしたら、俺がやりますよ。今日はどんな服を?」
学生は大道具係かそうでなくても演劇部の役者に見えたがどうやら服飾部の方だったらしい。慣れた手つきで布をいくつか選んで持ってくる。
「気に入った色の組み合わせがあったらそれで作りますけど」
赤や黒、チャックやストライプの混ざった布の切れ端のパターンを紫衣に差し出す学生。
「そうですね、それなら、私は普段あまり着ないこの赤色で何か作っていただきたいですね」
せっかくのコスプレなのだから、少し位派手に……という心持だった。
「わかりました。では、少し失礼して……サイズだけ合わせますね」
と学生は紫衣にドレーピングを始める。そして、彼が作ってくれた衣装を、紫衣は何も知らずにそのまま魔法で着せられてしまった。
「……これは、どう見ても女性用の洋装なのでは……?」
「はい! あなたにお似合いのドレスを仕立ててみました!」
大柄な学生はふんすっ! と息を吐くとそれはもう誇らしげにいってのけた。黒を基調にし、赤いラインや模様の入った大きい襟付きの前面マイクロミニ丈Aラインドレスに黒のショートパンツと網タイツ風ニーハイソックスにピンヒール編み上げショートブーツ。テーマは『ハートの女王』である。
「あの、下着とかどうやって着せたんですか? いえ、わかってます、魔法、魔法ですよね……」
網タイツ風ニーハイソックスには、ガーターベルトがついていた。
「……え? これしかない?」
「はい! めっちゃ頑張って作ったのでもう1着作る魔力も時間もありません!」
嘘である。だが男は絶対に譲らないという完全に本気の表情で言い放った。
「いやいや、待ってくださいだから性別がですね?」
「……裁縫部にある出来上がり済みの物では私の背丈に合いませんし、もう諦めてください! 女王様!」
男は今度はけいれいまでしてのけた。ちょっとかわいいかなと思っていたが、年ごろの学生。煩悩に超忠実なタイプだったようだ。むっつり顔をして、まったく……。
「………わかりました。お任せしたのは私ですから……ええ……。」
結果。紫衣はその服で挑むこととなる。『1本道の廊下からなる』迷宮を突き進め! 女王様!
大成功
🔵🔵🔵
マリア・ホルガストロム
WIZ
【前提】
ダークセイヴァーの中間管理階級出身で何不自由なく不自由に育った為、
センスの程が一般とは多少ずれており、何を出されても『そういうもの』として認識します。
※MS様、好き勝手にいじってくださってOKです
演劇って普段の自分とどれだけ離れられるかだと思うんです。
だから、今回は『テストの成績はいいけど素行のよろしくない女学生』の役をしようと思います。
衣装に対する要望ですか?
一度でいいから学校の制服、着てみたかったんです。
ダークセイヴァーには学校的なものはありませんでしたから。
とりあえず大まかには『不真面目な女学生の制服』で、
後はお任せでお願いします。
●エッチなオラトリオファッションショー。
「こ、これが制服なのですか?」
「ええ! そうですよ!」
マリア・ホルガストロム(解き放たれたオラトリオ・f02174)の周りには何人かの男子高校生が群がっていた。発端はこうだ。
「あの、制服って、私着たことが無くて。着てみたいんです」
という言葉からだった。男たちは彼女の放漫な体を見て、かまをかけたという。
「制服って、例えば、こんなのですか?」
と取り出したのは府警の『制服』―—。
「え、これも制服なんですか?」
と彼女が答えれば、男たちは少しずついろんな『制服』を着せた。そう、スッチーとか、可愛いと有名な喫茶店の制服とか。軍服とか……。
「制服って、色々あるんですね」
と彼女はすべて受け入れるので、男たちはどんどん調子に乗り出して、レースクイーンの制服まで着せたのが現在だ。だが、そこまでやったところで男たちは気付いてしまった。
(あれ……下手な制服着せるより元の服着てるほうがエロくね?)
と、言うことに、しかしそこに新たなる可能性の光を与えたのが服飾部の女子だった。
「あんたたち分かってないわね、だから○○なのよ!」
と、顔は悪くないし全然彼女とかいそうな面々もいたが当然の事実といわんばかりに1人の女生徒がそういえば、全員『うっ!』と胸を押さえて、黙って彼女が何をするのかを見ていた。そして、彼女がマリアに着せたのは……。
――王道。セーラー服。それもスカート丈はロング、いわゆるスケバンというやつである。布面積はぐっと広がったが……。
「おーーーーーー」
男たちは声を上げた。彼女はスケバンな格好をしてもあふれ出る無知さという危うさを隠せなかったのだ。結果。むしろ来ていてエロイ! となったらしい。いや、服飾部男子の趣味とかしらんし……。
「まあ、素敵。これは私の要望にかなり一致する服です」
と彼女が笑顔で言えば、男たちももう降参である。
「参りました……」
「わかればいいのよ、男ども……」
と、女子生徒は勝ち誇った顔をすると、男たちの去った後、
「ああ、やっぱショートヘアの金髪スケバンってかっこよくて素敵」
と、うっとりマリアを見つめたという。
大成功
🔵🔵🔵
ノワ・シュタインファルベ
彩花・涼(黒蝶・f01922)と参加
人の選ぶのってなかなかないから
おまかせされたし張り切って選ぶよ
どうせなら普段着ない方が楽しそうだよね
涼が着ない感じの……
んと…メイドと紺セーラー服と白ロリと執事
のどれがいいかな?
どれも似合いそうで迷うね
普段黒い服が多いから白も良いし…クラシックなメイドさんも着こなせそう
セーラー服とか懐かしい感じなのかな?執事もかっこいいよね
うん、お仕事出来るメイドさんかっこいいからこれが良いよ!
涼の選べて満足しちゃったから適当に…これでいいかな?
ねぇねぇ、似合うかな?
あんまり服持ってないから着たことないの着るのって楽しいね
(アドリブ可。コスプレはMSにおまかせします)
彩花・涼
ノワ(f02707)と参加
演劇…というか戦い以外は苦手なんだが…
衣装選びというが、寧ろ何を着ればいいんだ?
こうゆうのはノワに任せるか……
ただ、何故私の衣装選びに気合いを入れているんだ…?
まて、流石にセーラー服は年齢的に厳しくないか?!未成年が着る服だろう…!
……ノワが楽しいならもう好きにしてくれ(楽しそうな様子に諦めた
メイド服…まぁセーラー服になるよりはマシか
このスカート丈なら武器も隠せるしな
ん?ノワは結局何にしたんだ?
ああ、とても似合っていると思う…楽しい、のか…?(確かにノワは楽しそうだ
アドリブ歓迎
●メイドイン
参加してみたはいいものの、戦い以外は得意でない。そんな彩花・涼(黒蝶・f01922)は少し考えて、考えるだけ考えて。そして……。
「ノワ、任せた」
投げた。そもそも何を着ればいいのかって? なら裸にでも……いや、そういうことではない。ですよね……。というわけで任されたノワ・シュタインファルベ(凪ノ皓月・f02707)は張り切った。
「人の選ぶのってなかなかないから楽しい!」
と、とりあえずありものの服を眺めながらにっこり。
「何故私の衣装選びに気合いを入れているんだ……?」
涼は人の服を選ぶ楽しさをまだ知らない。そう、人にプレゼントを贈るのが楽しいように、服だって選ぶのは楽しいものなのだ。中のいい友達の服を選ぶのだからそれも当然! である。
「どうせなら普段着ない方が楽しそうだよね? 涼が着ない感じの……」
とノアはハンガーを3着。半ば直感で選ぶと、それを涼に掲げて見せた。
「んと…メイドと紺セーラー服と白ロリと執事。のどれがいいかな?」
――なかなかにパワフルな選択肢である。王道に見せかけてイメージとがっつり違ってくる服を見せつけるノワに、涼は若干狼狽えた。
「まて、流石にセーラー服は年齢的に厳しくないか?!未成年が着る服だろう……!」
ノワはこれを大人になっても着る世界があることを知らない。
「どれも似合いそうで迷うね! 普段黒い服が多いから白も良いし…クラシックなメイドさんも着こなせそう。セーラー服とか懐かしい感じなのかな? 執事もかっこいいよね……うん、お仕事出来るメイドさんかっこいいからこれが良いよ!」
そしてノワは全くと言っていいほど涼の話を聞かずに自己完結で衣装選びを進め、そして決定していた。
「……ノワが楽しいならもう好きにしてくれ」
涼はその笑顔にあきらめを覚え、メイド服に着替える。かっちりしているように見えるが、窮屈ではないし、セーラー服になるよりはマシだし、そこそこ動けるし、それにこのスカート丈なら武器も隠せる。思ったほど悪くない。ちなみにメイド服の色はブラウンである。
「やっぱりかわいい~! あ、私はこれでいいや」
ノワは涼のメイド姿に大変満足すると自分の服は適当に一番傍にあったハンガーで。
「ノワは結局何にしたんだ?」
「適当に選んじゃった。かわいい?」
ノワが手に取り着用したのは大正ロマンな着物に袴。着物は白に緑の花柄で、袴は赤色だ。
「ああ、とても似合っていると思う……」
涼は普段の洋装とは違う魅力を孕んだノワに心の底から素敵だと感じた。
「あんまり服持ってないから着たことないの着るのって楽しいね」
「そうか……? ああ、まあ。そうかもな」
普段と違う服装のかわいい友人を見た後だから、涼は納得したように頷いた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
逢坂・理彦
煙ちゃんと(f10765)
アルダワ学園は始めてきたよー。だいたいサムライエンパイアの依頼を受けることが多いから新鮮な感じ。
演技は上手くできるか不安なんだけど殺陣に関しては一応刀を扱う身だから役に立てるかな?
(学生さんと相談しつつ衣装作り)
美女と野獣って言うお話の野獣の役、だね。
お話もとって面白いね。
それに耳と尻尾もあるから確かに野獣ぽいかな?
(美女と野獣の野獣衣装)
煙ちゃんはどんな感じになったんだろう?
みてみて煙ちゃん!俺こんな感じなんだけど似合うかな?
服がかわるとやっぱり雰囲気も変わるね。
煙ちゃん、似合ってるよ♪
アドリブ歓迎です。
吉瀬・煙之助
理彦くん(f01492)と
アルダワは僕も初めて…
でも演劇は楽しそうだね、理彦くん♪
僕たちでも参加していいのかな…?
いつも和装だし、たまには洋装とかしてみるのもいいね
理彦くんの洋装かっこいいだろうね…♪
んー、僕は何が良いかなぁ…
裁縫部の子にお任せしてみようかなぁ
あ、でもあんまり露出する感じのは好きじゃないから
それは止めてね…?
あとあと、前髪は上げないで…!
(理彦くん以外に素顔見られるのは恥ずかしい)
理彦くんは何にするか決まったかな?
わぁ…王子様ぽい衣装だね…!
とってもかっこいいよ♪
僕の格好はどうかな…?
似合ってるならいいけど、ちょっと…恥ずかしいかも
アドリブ歓迎
●ナイスミドル。
2人のおじさんがいた。一方は逢坂・理彦(守護者たる狐・f01492)。狐耳と尻尾のかわいいオジサンである。一方は吉瀬・煙之助(煙管忍者・f10765)。うさん臭さのひかる忍者のおじさんである。
「アルダワ学園は始めてきたよー。だいたいサムライエンパイアの依頼を受けることが多いから新鮮な感じ」
と、実際主にサムライエンパイア。たまにUDC。他は現状まれな理彦は活気づく学生たちを見る。
「アルダワは僕も初めて……でも演劇は楽しそうだね、理彦くん♪ 僕たちでも参加していいのかな……?」
と、何やら少年ハートめいた発言をする煙之助は普段気ない洋服を眺めながら楽しそうだ。
「理彦くんの洋装かっこいいだろうね……♪ んー、僕は何が良いかなぁ……。裁縫部の子にお任せしてみようかなぁ」
「いいんじゃないかな? 洋服かー。似合うかな?」
と、男女構わず兎に角傍にいる生徒に相談をする。
「あ、でもあんまり露出する感じのは好きじゃないからそれは止めてね…? あとあと、前髪は上げないで…!」
煙之助は自分のNG要項をあらかじめ話しておく。すると、1人の女生徒から、
「それならオジサンは女装なんてどう? 髪も長くて顔も隠していいし」
という話が上がった。
「あの、それなら私、ずっと作ってた服があって……このおじさんなら、肩幅だけなおせば着れそうなの」
と話が進んでいく。2人がやることになったのは、美女役と野獣役だ。
「ふむ、お話もとても面白いね」
衣装ができるまで少しだけかかりそうだったので、理彦は学園の図書室から生徒が借りてきてくれたその本を読みのんびり待っていた。煙之助は見えるところだけ化粧をするといって連れていかれてしまったが……。
「獣のおじさん! 衣装できたよ!」
と、本を読み終えたころ、学生が自分の衣装を持ってきてくれた。
「ありがとう、早速来たいんだけど、洋服は慣れなくてね、手伝ってくれるかい?」
と、優しく学生に頼めば、学生たちも快く着替えを手伝ってくれる。今更
「おじさん! 美女も完成しましたよ!」
今度は女生徒を中心にした学生のグループが戻ってきて言った。そして、その後ろに続いて、相変わらず前髪を下げて隠しているが化粧により美しく変身した煙之介がオレンジ色のフリル付きのドレスを着て入場し、
「僕の格好はどうかな…?似合ってるならいいけど、ちょっと……恥ずかしいかも」
と、理彦の傍によれば遠慮がちに聞いてくる。
「服がかわるとやっぱり雰囲気も変わるね……煙ちゃん、似合ってるよ♪」
「本当? なら、嬉しいなあ……。理彦くんは王子様ぽい衣装だね。とってもかっこいいよ♪」
見つめ合う2人。学生たちもそれを見てヒューヒューとからかったりする。オジサンたちは御約束の『こ、こら、おじさんたちをからかうのはやめなさい』を言ったり言わなかったりするも、並び立つ美女と野獣は確かに幸せそうに見えた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
榎・うさみっち
色んな衣装のうさみっちゆたんぽを日々生み出している俺だからな!
自分用のコスプレ衣装作りだってお茶の子さいさいだぜ!
演技だって大喝采間違いなしだぜ!見てろー!
机の上にズラッと今まで作ったうさみっちゆたんぽシリーズを並べ
うんうん悩みながらうさみっちスケブセットで案を描きだしていく
殺陣があるんだし着物着て刀持って侍とか…でも面白味に欠けるかな…
とんがり帽子のいかにもな魔女っ子とか…
コスプレ界の王道、メイド服で「お帰りなさいウサ♥」とか…
※最終的にどんなコスプレになるかはMS様にお任せします
・上記の案と全く違う衣装になってもOK
・自分で作ったor裁縫部に頼んだのかもお任せ
・NGは特に無し!
●うさみっち@がんばる。
「色んな衣装のうさみっちゆたんぽを日々生み出している俺だからな! 自分用のコスプレ衣装作りだってお茶の子さいさいだぜ!」
榎・うさみっち(うさみっちゆたんぽは世界を救う・f01902)は机の上にズラッと今まで作ったうさみっちゆたんぽシリーズを並べうんうん悩みながらうさみっちスケブセットで案を描きだしてからまだそう時間は立っていないが、うさみっちの動きには迷いが少ない。
「殺陣があるんだし着物着て刀持って侍とか……でも面白味に欠けるかな……とんがり帽子のいかにもな魔女っ子とか……コスプレ界の王道、メイド服で『お帰りなさいウサ♥』とか……」
悩みながら最終図案を決め、てきぱきと布をテキスタイルでファブリックしていく。そして選ばれたのは……アイドルでした。
「その発想はあった」
うさみっちは自分の考えるアイドル衣装をくみ上げていく。そう、悩んだならアイドルくらい衣装がふわっとしてればいいんだ。念のためいくつか作ったぞ!
一つ。昭和中期アイドル風スパンコールレオタードにロングブーツ。
二つ。昭和終盤アイドル風ローラースケートと白のスポーティーでかたのところがギザギザに切られた半そでのジャケットに、ホットパンツ。ハチマキ。
三つ。やっぱり現代アイドル! のマスターでシンデレラな女性アイドルチーム風フリフリスカートドレス。
あれ、現代アイドルが今のセンスだと一番かわいいけど露出はどんどん減ってるような気がしないでもない。まあ、このあたりなら攻めてる(いろんな意味で)といえよう。うさみっちはどれを着ていくか。ギリギリまで悩むことにした。
大成功
🔵🔵🔵
月待・楪
氷月(f16824)と
やっぱ、ある意味ここってキマフュよかカオスじゃねーの…
俺も氷月も裁縫なんて柄じゃねーし…裁縫部ってのに任せちまうか
ふざけてんのか…なんだそのわけわかんねー衣装…!
ちょ、おい、待てテメーら、それ持って迫って来んな…!
っ…氷月ィ!
(スリットが際どい白ロングチャイナにピンクナースキャップ、黒いうさみみに赤いハイヒールと網タイツに目元に朱を入れたメイク)
………妙にすーすーする、てか、なんだあれ、なんであんな変にやる気あんだよ…
って、は、ははっ!!
ひづ、氷月なんだお前その格好!
ナース服にメイドかよ…!
ふ、くく…あー笑った
はー…よし、さっさと行って終わらすぞ氷月
(アドリブetc歓迎)
氷月・望
ゆーくん(f16731)と
アドリブ等歓迎
アルダワ魔法学園じゃなくて、アルダワ混沌学園?
まァ、俺も裁縫よか料理の方がまだって感じだし……
裁縫部のお嬢さん、お兄さん達ー!ゆーくん、着飾って下さーい!【コミュ力】
お、俺も?いや、俺デカいし似合わないと思(強制終了)
(ピンク色のナース服に、藍色と黒色メインのふりふりガーターベルト、ふりふりメイドブリム、赤フレーム眼鏡、メイクバッチリ)
俺、今、すっげーモン見た……鬼気迫る女の子怖……
つか、ゆーくん!?ゆーくんだって、ちょ、うさみみ……!
ブッ!?チャイナにうさみみとか、つか網タイツ、やっば……!(腹筋崩壊)
うし、さっさと終わらせてまた笑いますか!
●ユニバーサル・ハニー
「やっぱ、ある意味ここってキマフュよかカオスじゃねーの……?」
「まァ、なんてゆーか。アルダワ魔法学園じゃなくて、アルダワ混沌学園?」
的な? とそんなふうに話すのは月待・楪(crazy trigger happy・f16731)と氷月・望(夢想の囚人・f16824)。
「俺も氷月も裁縫なんて柄じゃねーし……裁縫部ってのに任せちまうか」
「ほう、いったね、ゆーくん……」
「え、あ、ま、やっぱちょっとま」
「裁縫部のお嬢さん、お兄さん達ー!ゆーくん、着飾って下さーい!」
「おいばかてめっ!」
「は~~~~~~い! おまかせをおおおおおおお!」
裁縫部に迷いはなかった。すでに多くの猟兵や演劇部員をメイクアップさせた彼らの辞書に、自重という言葉はない。
「はい、じゃあゆーくんはこちらへ。そっちのチャラいのはこっちね!」
「お、俺も?いや、俺デカいし似合わないと思……んごっ!」
はいはいいいからいいからー。と望の口を塞いで部員たちは望と楪を別々の部屋へと運んで着替えさせる。不思議でご都合主義な力で楪と望の体を取り押さえ、パンツまで全部脱がせるがあくまでもあなたたちはモデルなので全然いやらしい目で見ていませんよと言う作業的なてきぱき感でどんどん自分たちが思うがままの服を着せていく。
「おい、こら、やめ! くそつ、なんで俺がこんな姿に!」
と、裸でばんざーい! させられる楪は、見る見るうちにタイツを……いや、これはタイツではない、しかしソックスでもない。網目をもった、足首から太ももまでだけを包み込むレッグウォーマーだ! そして、上からスリットのすごい白のチャイナ。うさ耳イヤーデバイスは耳がピンとたった黒。その耳と耳の間にちょこんと白のナースキャップをかぶせられ、赤いハイヒール。
「ちなみに、参考までになんでノーパンにレッグウォーマーなのか聞かせてもらおうか?」
と聞けば、全員口をそろえて、
「チャイナ服でパンツをはくのは甘え」
というのだった。
一方望はと言うと……?
「俺、今、すっげーモン見た……鬼気迫る女の子怖……」
と、虚ろな顔で遠くを見つめていた。ピンク色のナース服に、藍色と黒色メインのふりふりガーターベルト、ふりふりメイドブリム、赤フレーム眼鏡。しかもこのナース服、上だけだ。下はと言うと……ショッキングピンクのレオタードを纏っている。そのレオタードのお尻にはウサギのかわいい丸尻尾。頭にはもちろんうさ耳なのだが……、こちらは茶色の垂れ耳だ。ロップイヤーというやつだ。
2人はそれぞれのコーディネーターたちにドヤ顔でお互い対面させられ、お互いを十二分に笑い飛ばした後、気合を入れてダンジョンにいどむのであった。
大成功
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第2章 冒険
『真実の鏡』
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POW : 鏡を割れば姿も見えない!力ずくで姿を隠す。
SPD : 素早く通り抜ければ姿を見られない!さっきと通り過ぎてしまう。
WIZ : これは自分の姿ではないと暗示をかけて通り過ぎる。
👑11
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●超再生能力。鏡の迷宮。
その地下迷宮は全面が鏡でできた一本道から始まった。しかしどんどん進んでいくと、ミラーハウスのように迷路となっている。
演劇部部長は言った。
「この先は迷宮だが、進めばなぜか必ず出口にはたどり着ける。この中を進み、伝説の宝を手に入れる。そういう設定で進んでくれ。……嗚呼、まあ演技をしないなら適当でいいがな」
君たちが目指す宝はなんでもイイ。ただ、この真実の鏡を越えた先に宝がある。それを求めるものという設定の演技をするのが今回の課題だ。猟兵諸君もこちらに興ずるならドローンから送られる映像で評価を5段階でつけられることになるだろう。
なお、真実の鏡が映す真実はカメラのレンズを通しては見えない魔法の映像なのでその部分に関してのプライバシーは守られることになるだろう。ただし、共に進む者にはその姿を見られてしまうことを忘れずに。
君が人に見られると恥ずかしい姿や、自分でも見たくない自分の真実の姿。ここに映るのはとにかく真実なのでお気をつけて……。
「それでは転入生諸君。そして新入生諸君。張り切っていってくれたまへ!」
部長が説明を終えると、演技のイメージの固まった新入生たちがどんどん迷宮の中に入っていく。猟兵たちも、心の準備ができてから進むとよいだろう。
●補足
2章から参加の場合コスプレはこちらで勝手に決めますので文字数はぜひ真実の姿や演技にご活用ください。
逢坂・理彦
煙ちゃんと(f10765)
演技っていってもねぇ…とりあえず王子様らしくお姫様の手でもとってみる?
「お手をどうぞお姫様」
などとやっていたが鏡に映ったものをみて頭を抱える。…これか…いや俺の場合はこれ以外に恥ずかしいものはないか。
他の男に抱かれて淫らに乱れる俺。
最中は別のことで頭がいっぱいなのでこうして直視するととてつもなくヤバイ。
目の端に随分と可愛らしい姿を見たような気がするが今はそれどころではない。
煙ちゃんを抱き上げて唇にキス。
はい、ここかやはらぶしーんってやつだから俺の方だけみててねー。
鏡に視線が行こうとするたびにキスをしてごまかしながら脱出。
吉瀬・煙之助
理彦くん(f01492)と
んー、あれ?ドレスって男の人でも着ていいの?
歌舞伎の女形みたいな感じなのかな?
とにかく、演技しながら進めばいいんだね
「はい、私は貴方と共に参りますわ」
こういう感じでいいのかな?
ふふっ、なんだか楽しいね…♪
ん?理彦くんどうしたの?
そーいえば鏡に何か映るって言ってたっけ
昔の遊郭に居た頃の新造姿(男の娘姿)は
流石に理彦くんでもちょっと恥ずかしいかも…
(突然抱き上げられキスされて)
こ、理彦…!?
ら…らぶしーん…?
そ、そっか、演技しなきゃね…!
(ただ、これ見られてるんじゃなかったっけ…?)
ひたすら理彦くんに流されてながら進む
●美女と艶獣。
「お手をどうぞ、お姫様」
逢坂・理彦(守護者たる狐・f01492)は白い手袋を装着した手を吉瀬・煙之助(煙管忍者・f10765)に伸ばした。王子の格好をした理彦は、頑張って屋住管を出そうとしたものの、その色気を抑えきれず、艶やかな笑顔を姫に向ける。
「ええ」
煙之助は半ばノリノリで女性らしい声をなるべく作りながらその手をそっと取ると、理彦がその手を握ってくれたのを合図に握り返した。
「ここから先は真実を映す魔の迷宮。けれど、僕を信じてついてきてくださいますか?」
と、理彦が芝居がかって言えば、煙之助もまた、
「はい、私は貴方と共に参りますわ」
と微笑んで返した。
しかし、理彦の普段の『素行』を考えれば、やはりその姿は煙之介に見られたいものではなかった。鏡に映るのは、例のシーン。
●
「やれやれ、2人がかりで少年一人とはずいぶんとやるじゃないかね?」
逢坂・理彦(妖狐の妖剣士・f01492)がようやくここで動き出した。言えない、ちょっと弛緩してたなんて言えやしないさ。今もみんな視姦してるなんてとてもじゃないけど言えないよ!
「俺にも頂戴よ?」
え、ちょっと! 理彦さん!? 理彦さんさっきまでそこまでじゃなかったよね!? なに、妖狐覚醒したの? 血なの!? ビッチなのは全部種族のせいにしてオジサンずるく楽しんじゃうつもりなの!?
「ふん、そんなに欲しいならくれてやる。いけ、我が眷属が一人!」
召喚はギリギリ攻撃行動に入りません。かわいいイカちゃん召喚! イカス!!!
「ふえええええ。またぼくなんですー? 自分でやればいいのに!」
「ばかもの! あの筋肉どもがいる限り戦えぬわ! さあ、たっぷり搾り取ってこい」
「あいあいさー! じゃあ、ごしめいありがとうございまぁーす♡」
「おやおや、俺の相手はイカなのかい?」
「大丈夫、ちゃんとウホ様がお相手しますよ。た・だ・し。抵抗されたらウホ様の筋肉ボーイとオネエ消えちゃうんで、ウホ様が傷つかないようサポートさせていただきます。さあ、こちらへ……」
イカは理彦の服をひん剥いて四肢を足で縛り、開脚させてウホの元へ理彦を献上する。
「あはは、強引だね」
「まあな。攻撃行動がとれないのでな。戦闘も満足に出来ぬのはあの筋肉たちの弱点だな。というわけで。眷属のフォローと貴様の腰つきで我を楽しませてもらうぞ!」
ウホ・サセロは自身の下半身の布を取り去り、その巨大な触手をあらわにした。
「我は掛け算は好きだが、こうして実際に楽しめるかは貴様にかかっているぞ?」
――邪神大浴場極☆源泉♡至高嗜好♂パラダイス! 2章より引用。
●
(んんんんんんんんんんんんんっ
!!!!!)
一瞬で蘇るあの日の淫行、更には他にも身に覚えのあるあんなことやこんなことが……少し視線を逸らせば煙之介のも見えてしまいそうだが、いや、これを見せたくないのに彼のを見てしまってはアンフェアだろう。よし、これはもう、みざるきかざるいわざるだ! 理彦は決心すると、鏡を、おそらく煙之介自身の恥ずかしいシーンを見て恥じらう彼を一瞬で抱きあげて、お姫様抱きにしてから強引にキスをした。
「こ、理彦
……!?」
一度唇が離れたときに名前を呼べば、理彦はとぼけて、
「はい、ここかやはらぶしーんってやつだから俺の方だけみててねー」
と軽口を叩く。煙之介はその言葉を信じ、その後、目をつぶり続けて、キスし続けた。理彦は彼を運びながら、可能な限り煙之助だけを視界に入れ、その場を切り抜ける。視界が制限されるせいもあって何度も鏡の迷宮の中を迷子になりながら、長い、長い、本当に長い接吻だった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ノワ・シュタインファルベ
彩花・涼(黒蝶・f01922)と参加
演劇…演劇……お芝居もあんまり見たことないけど
口調も変えた方がそれっぽいのかな?
お嬢様っぽいの……んーとえーと…
「この先にお宝が…冒険に罠と謎解き…スリリングで素敵ですわね!」
(こんな感じ?とわくわくした様子で涼に期待の眼差し)
恥ずかしい姿や真の姿って何だろうねー
(真っ白な髪に赤紫目の自分そっくりな少女に首傾げ)
記憶なくなる前なら嫌だったのかな?
涼のは…可憐な花…ネイビーイエーガー……魔法少女っ
(キラキラとした笑顔で)
わぁぁーかっこ可愛いね!
涼、楽しそう…またやったりしないのかな?
次は衣装も可愛くふりふりだけどシュッとしたデザインで
お花も(文字数
アドリブ歓迎
彩花・涼
ノワ(f02707)と参加
メイドで演技しながら…か
ノワは袴姿のハイカラスタイルだったな
なら、
「お嬢様、私がお守り致しますので参りましょう」
こういう感じでいいか?
恥ずかしい、見られたくない姿か…
羞恥心など既にないと思っていたが
ノワに見られたら不味いものが1つだけあったな…
以前、敵の戦闘で魔法少女化した姿
あれを見られたら…
ノワのテンションが上がる
物凄く上がる、気がする…(遠い目
感情など捨てたと思っていたが
私にも多少の羞恥心が残っていたか……
いや、なんというか見られるだけなら良いんだが
ノワの行動は私の予想以上だからな…
手に負えない…
アドリブ歓迎
●旧家のお嬢とその給仕。
(演劇。演劇……お芝居もあんまり見たことないけど。口調も変えた方がそれっぽいのかな? お嬢様っぽいの……んーとえーと…。)
ノワ・シュタインファルベ(凪ノ皓月・f02707)は考える。しかし、今の自分の格好でどう演じればいいのか。微妙に検討が付かない。それもそうだ、彼女はツレの衣装選びには大変熱心で情熱的であったが、その分自分のモノは適当に選んでしまったのだから。さて、それがどう映っているのか……そっと相手の出方をうかがえば、彩花・涼(黒蝶・f01922)はスマートにバトンを渡してくれた。
「お嬢様、私がお守り致しますので参りましょう」
そうか、自分はお嬢様に見えているのか。
「この先にお宝が…冒険に罠と謎解き…スリリングで素敵ですわね!」
できうる限りそれらしく振舞って見せるノワ。こんな感じで大丈夫かと、わくわくした様子で涼を見れば、涼はふっと笑って、頷いて、彼女の手を取った。
鏡の迷宮はほぼ1本道、入り組んで見えるが、分岐はほとんどない。会っても行き止まりはない。もしかするとぐるぐる同じところを回ってしまったり、道を間違えれば遠回り隣より長く自分の恥ずかしい姿と向き合う、そんな迷宮なのかもしれないと涼は考えた。自分はまだ鏡を直視などできず、メイドになり切ってノワをエスコートするが、ノワには過去の記憶がないためか、そちらを見ればキョロキョロ鏡を見渡してきょとんとしている。
真っ白な髪に赤紫目の自分そっくりな少女。それがノワの目に映る自分の姿。それはそんなに恥ずかし姿なのだろうか? もし覚えていたら黒歴史だったのだろうか。わからない。わからないので好奇心のまま自分から見て、涼のいる方の鏡を見てみる。
「お、お嬢様?」
「ねえ、涼には恥ずかしい過去ってあるの?」
「いや、私は羞恥心などとうに…………はっ!!!」
その時、涼の脳裏に稲妻が走る! 否定しつつ、念のため鏡に視線を移してみた涼は、愕然とした。そうだ、あった。あったのだ、少なくとも今隣にいるお嬢様にあまり見られないほうがよろしい過去が……。
「そんなにオイタしたいなら、貴方も魔法少女にしてあげる。レッツ! メイクアアァァァァップ!!」
ダンディーニが高らかに叫ぶと、マジカルステッキの先端が光り、武器を受けている状態で動けようはずもない涼は無防備にその光にさらされた。
「くっ!」
「さあ、新たなる魔法少女の誕生よ!」
魔法少女化か……一度魔法を使ってみたかったから丁度いいかもしれん。クールビューティー系魔法少女にされていく中、涼は思った。
「これが、私
……!?」
洗脳が思ったより聞いてしまった涼は、ただ、その魔法少女の自分の姿に感動してしまうことになった。
「美しく咲け、可憐なる花。ネイビーイエーガール! ファイター☆涼」
「「「「「「「私達、レインボーイエーガールが、貴方の茶番、終わらせる
!!!!!」」」」」」」
――マンホール●と雄プレイ♂~美しい桜の下でお男子を。 3章より一部抜粋して引用。
●
「涼のは…可憐な花…ネイビーイエーガー……魔法少女っ
!!!!!!」
ノワの声が、鏡に反響して迷宮中に響き渡ったのではないかというほどに大きく轟いた。ハイテンションというやつである。一方、涼の方は無言になり、目をつぶって、そして、顔をほんのわずかにではあるが、赤く染める。ノワのテンションが上がった、すっごく上がった。想像通りだ。そして、この後のことを考えると……。いや、なんというか見られるだけなら良いかもしれないが、ノワの行動は涼の予想をいつも越えてくる。手に負えない。
一方ノワは、演技などすっかり忘れて、その後はもう、涼にい着せたい衣装の事ばかり考えていたとか、いないとか。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
月待・楪
氷月(f16824)と
アドリブetc歓迎
演技とか無理っつーことでフツーに進む
着替えが別だから氷月には下着履いてねーのバレてねェし…
どうにかしてこのまま切り抜けねェと…歩き難い
進めば出られるって…それ迷宮としてありか?
真実の鏡な…
ぜってーマトモじゃねェだろ
ん?…氷月ィ、あれ鏡じゃね?
別になんか変なもんは映って…ッ?!
(鏡の中の自分が隣の氷月を誘うようにコスプレでスリットから下着を穿いていないのが丸分かりなくらい大胆な仕草で身体を絡めてキスし嬉しそうに笑っている)
ひづ見んな…!
いや、ほんと何も映ってねェし何も見てねーから!
…っわかった、けど
あー、くそ氷月、手ェ貸せ
見えそうで上手く乗れねーんだよ…!
氷月・望
ゆーくん(f16731)と
アドリブ等歓迎
真実の姿かー
ショッキングピンクのレオタードだから
色々アレの形がアレ、アレしてるの見える時点で
何が見えても怖くない気がする……よし、進もっか
真実の鏡って、どんなのだろうねー?
早速発見とか幸先良いなー、ゆーくんナイス!どれど、れ……
(大胆に身体を絡めるゆーくんを見て、硬直)
(鏡に映る自分も抱き留めて、スリットに手を入れようと)
え、ゆーくん、まさか……
迷宮だな?床じゃねぇよな?
大型バイク『Shadow.Rem』出すわ、楪乗って!マジでハリー!
俺の宝のノーパン姿とか、見せられるかァ!
『Full Throttle』で速度上げて迷宮内かっ飛ばす!
●ノリと勢い。
演技とか無理っつーことでフツーに進む。月待・楪(crazy trigger happy・f16731)はそう決めた。
いや、遊女……。あ、いえ、何でもないです!!!
「真実の姿かー。ショッキングピンクのレオタードだから、色々アレの形がアレ、アレしてるの見える時点で……何が見えても怖くない気がする……」
氷月・望(夢想の囚人・f16824)は若干や遠い目でぼそりと呟いた。たしかに、むっちりぴっちりレオタードは、望の右まがりをもっこりとかたどっていた。
2人が迷宮の中に入れば、鏡、鏡、鏡。下も、上も、右も、左も、全面が鏡。パンツをはいていない楪は一瞬凄く顔をしかめだが、この鏡に映るものは魔法の力で、今自分を追いかけているドローンには映らないことを思い出し、胸をなでおろす。そしてふと下を向いた時、恐ろしいことに気が付いてしまった。
「勝負下着じゃなかったことは褒めてやるよ。darling……?」
言って、薄く開かれた瞼。瞳から感じられる『覚悟はできているよな?』と言わんばかりの態度に、望の望はやっぱり望みありかもと悲しいかな、反応していた。
「ちょっ、マジ、ゆーくん!? お仕置きって、ちょっ、ココで!?」
まだまだ若さに満ち溢れた望にもう止まる、収まるすべはない。
「ああ、でも、こっちはなしな」
「うっ!」
「ゆる、ゆるひてゆーくん。好き、好き、愛してるから……!」
「ああん? なんだって? 聞こえねえな……あ、やべ。おい望、そんなに好きならくれてやる……よ!」
――遊女戦記。 2章より一部表現を規制して抜粋。
うん、うん……。恐る恐る右を見れば、同じ景色を望も見たらしく。硬直している。自分たちの上気した顔や、歪んだ変顔、そして、恥ずかしいセリフの数々を改めて映像として魅せられることの、なんと恥ずかしいことか。いや、しかしまだこれくらいなら……。楪がそう考えてしまったその時だった。映像が変わる。
「なあ、Darling? こんなみっちりした服を着て、俺を誘ってるんだろう?」
今の自分と全く同じ服を着た楪が、鏡の中で、今の服と全く同じ服を着た望(ただし一部暴走中であからさまなシルエット)の暴走半島をこねくり回して押し倒す姿。そして、パンツをはいていないその足を上げて、遊女戦記の時のようにそれを踏みつけに……。
「ま、まて! ひづ見んな……!」
楪は慌てて、望の目を塞いだ。しかし、リアルでも中身が見えそうな感じに望に抱き着いて目を塞いでみれば、自分の内ももに、鏡の映像のように主張した時の望がぶち当たるのがわかる。
「……て、てへっ」
「~~~~~~~~~っ
!!!!」
(ゆーくんの照れ顔かわいい……じゃなかった)
望は恐る恐る現実の楪の尻に手を置くとl現実の楪も鏡の楪同様にノーパンであることを理解する。
「ま、まあ、あの……鏡、見ないように善処するからさ、ゆーくん。他の人と近づかないように突破しようぜ!」
「…………ん」
本当はバイクを出してぶっちぎりたいところだったが、最初はまっすぐでも奥に行けば迷宮になっているという情報を思い出した望は、あのスリットの中身を他人に見せないためにその方法を選択した。直角カーブが多く、迷宮の道も狭いので……。あとやっぱり超絶悶絶照れ顔ゆーくんはかわいかったので、何よりこれをあんまり人に見せたくはなかった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
月藤・紫衣
………一枚、二枚なら壊して走り抜けようと思ったのですが…殆ど鏡じゃないですか…
…否応なしに視界に入ってきますね
果たして何が映るのやら…
(ハートの女王の衣装のまま複数人に好きなように触らせ享楽に耽る…飽きたら捨てて新しいのを誘惑して、愛などいらないから享楽を楽しみましょう?)
…これは結構堪えますね
否定はしません…確かにこうした一面があるのも認めましょう
快楽に沈む瞬間はとてもゾクゾクして
まるで戦っているような興奮を覚えますから
しかし、それとこれは別です
他の方々の視界に入る前にさっさと行ってしまいましょう
でも…昂りを静めるために、ちょっとくらいならつまみ食いしてもいいでしょうか
(アレンジetc歓迎)
●前科X犯
(………一枚、二枚なら壊して走り抜けようと思ったのですが…殆ど鏡じゃないですか……否応なしに視界に入ってきますね。果たして何が映るのやら……)
鏡と鏡の間にたまーにある柱。それ以外は鏡。逃げようのない視線、意識をそらせるともと共にいればまた違ったかもしれないが、あいにく今は独り。いや、隣にもう1人いたわ。
「ああ、女王様……!」
そう、例の裁縫部員である。彼は演劇部と掛け持ちをしている裁縫部員だったのだ。
「ついてくるのは構いませんが、私のは、少々刺激が強いですよ? いいのですか?」
と、言ってはみるものの、彼はごくりと喉を鳴らすのみで、離れてくれる様子はない。ああ、健全な男子学生だなあ。と、むしろ感心する。
しかし、実際何が映るのか。一応下見しておこう。紫衣は男子生徒を持っていたハンカチで目隠しすると、鏡を覗き込んだ。
「もし、そこのたくましくて素敵な殿方」
紫衣は無骨そうでストイックなイケメンにこえをかけた。
「はい?」
「その、お風呂に入っていたんですけれど、少しのぼせてしまって、うまく歩けないのです。部屋まで送っていただけませんか」
胸元を開き、うるんだ瞳で見上げて誘惑する。
「……自分でよければ」
遊び慣れしてなさそうなその男は、紫衣のはかなげな魅力に簡単にオトされてしまった。
5分後、紫衣は無骨そうなイケメンマッチョの腕の中で微笑んでいた。
「ねえ、聞きたいことがあるんですけど、教えてくださいます?」
餌を与える直前である。男はもう早く藤の花を摘み取りたくて仕方ないといった様子で、そう、例えるならお預けを食らった大型犬……。
「ふふ、ちゃんと教えてくれたら食べていいですけど、どうします?」
「お、教える。だから、食わせてくれ……」
ああ、たくましくて男らしい男が情けない顔をしてほしがる瞬間は、いつもたまらないな。誘惑様様だ。
「じゃあ、どうしてそんなにも不自然なまでに興奮しているのか……から、教えてもらいましょうか?」
――邪神大欲情~男湯。 2章より引用。
「そしてお前が総受けだ」
ああ、やっぱりそうなるんですね……。こ、これは楽しめそうな気がしてきましたよー? と、紫衣は苦しくも自分をごまかすようにそういった。いやいやいや、やばいでしょ。総受け3人相手って、一応そういう行為を楽しむ心はあるとはいえ齢30を超えた私が3人相手に!?
「3人相手にプロレスですか
!?!?!?」
紫衣の現実逃避が限界突破した。
――雄朕朕ランド開園!?もっと激しくカラミ♂なさい!!! 2章より抜粋。
「ほら、頑張って、頑張って」
「ん、くっ! ごしゅじんひゃま、もう、ゆるひて……」
シータのシータを縛って、紫衣がシータにまたがりエキスパンション。
「いやあ、私優位なのはやっぱり心地いいものですね。あ、イイっていうまで絶対に漏らしたり零したりしたら駄目ですよ?」
「そ、そんなこといっても、ごひゅじんひゃまのなか、ひゅご……んぐっ! ウ、ウゴカナイデクダヒャ、イヤ、マッテ、ヤッパリウゴイテクレナイトイグ!」
「執事のくせに注文が多いですね。ほら、もう少しですよもう少し、待て待てー」
ギシギシとゆれるソファー。最高の乗り心地の執事はプルプル震えながらこちらの命令をちゃんと聞いて必死で耐えている。腰一つ動かさないように頑張ってるが、紫衣に動かれてはそれも難しい。
「あーあ、泣きそうになっちゃって。そんなに気持ちいいですか?」
「あー……はぁ……」
シータは目から涙、口から涎で顔面ぐちゃぐちゃだ。しかしさすがはオブリビオンの集めた精鋭。歪んでも顔がいい。
「いいですね、その顔。僕も我慢できなくなっちゃいそうです。だから、こっちは外してあげましょう」
さらにいじめる様に、シータのシータを縛っていたものをほどく。紫衣の髪を縛っていた紐だ。
「あ、そ、それは!」
「ほら、私がいいって言いたくなるように、励んでください。爆発するまでに頼みますよ?」
紫衣が優しくシータに微笑む。シータは即座に紫衣の腰を掴み、必死に必死にエキスパンションした。
「く、あ、い、いい! いい!!!」
すぐに紫衣がたまらなく言いたくなるほどに、激しく膨れ上がった熱く硬いそこを使って。
「ご主人様、お慕い、申し上げております!」
それは、最上級の屈服。今度はグラスではなく、紫衣の中で、執事はドリンクをたっぷりと注いだ。
――性春猪乙男は理想のご主人様♂の夢を見たい。 2章より……。
他にも目まぐるしい愛と肉欲の日々が……って、前科だらけやんけ
!!!!!
「――あー、あーーーーーー。うん。いいか。いいですよ。見せて差し上げます」
しかも、この期に及んでそれを見て興奮した紫衣は、いたいけな少年の目隠しを外してしまう。
「その代わり、君の恥ずかしい姿も、見せてもらいましたけどね」
「え……」
「さあ、私をそんなに崇拝したいなら、君の望みをかなえて差し上げますよ?」
紫衣は悪い顔をする。少年の鏡に映った姿は、着替えた紫衣の服で自らを慰める青年の姿……。
「ああ、服はちゃんと、洗ってから返してくださいね?」
「は、はひぃ……っ!」
少年は自らの前科を見られ、恥じらいながら、興奮して自分の体を食べようとしてくる完全に犯罪急に年齢が離れた女王様に、○○をささげる運びとなった。あ、ちなみに紫衣たちはアンカーなのでちょっとカメラに見られる程度で全く問題は……いや、不味いな。紫衣はドローンを風属性攻撃で破壊してから、少年の体を、筋肉の付いた、ガタイのいい、○○男の青臭いそれを最大限堪能してから少年の口をしっかり甘い言葉でふさいで共に先へ進んだ。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 集団戦
『マーチフェザー』
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POW : ミュージカル・スコア・シュート
レベル×5本の【パッション】属性の【輝く五線譜】を放つ。
SPD : スモール・ワールド
小さな【♪】に触れた抵抗しない対象を吸い込む。中はユーベルコード製の【賑やかで楽しい世界】で、いつでも外に出られる。
WIZ : サウンド・オブ・パワー
【演奏】を聞いて共感した対象全ての戦闘力を増強する。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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●鏡の奥のマーチングバンド。
皆がそれぞれ恥ずかしい思いをしたりしなかったりラジバンダリながら先へ進むと、そこは迷宮あるある、奥の大広間。
そこには確かに、新入生でも枯れそうな愉快な奴らが待っていた。
ピーーーーーッ! Pi-----!
と、戦闘の1体が笛を鳴らし始めれば、たくさんのそれは行進しながら踊りだす。演奏しだす。
マーチングバンド。『マーチフェザー』の群れだ。
なお、こちらも新入生たちは演技をしながら進まねばならない。そんなふうに戦ってはやはり危険もつきものなので、猟兵たちは彼らが大けがをしないよう、サポートしながら戦ってほしい。
月藤・紫衣
はぁ……やはり、若いって凄いですね…何がとは、言いませんが。
でも、たっぷり生命力を吸収させていただけたので……頑張らないといけませんね。
それにしても随分賑やかです。
…新入生の方々でも十分そうですが、あの鏡の回廊の後ですし半分くらいは転校生の私達の獲物、でしょうか?
詠唱のための【歌唱】で敵を【誘惑】して小集団を引き受けようかと。
風【属性攻撃】【衝撃波】を【全力魔法】の【範囲攻撃】として放ち【なぎ払い】ましょう。
さらに【2回攻撃】で【高速詠唱】した【散花風棘】を【投擲】して新入生さん達のお手伝いを。
…ふふ、女王の言うことが聞けない悪い子にはお仕置きですよ?
(アドリブetc歓迎)
●犬と棘は遣いよう。
紫衣はおなかを撫でる。
「随分と、やってくれましたねぇ」
「はぁっ……は、す、すみませ……!」
息を切らして汗だくの青年は、それでもまだ欲情を奮い立たせながら月藤・紫衣(悠々自適な花旅人・f03940)にしがみつく。
「もうご褒美の時間は終わりですよ。そろそろ行かないと追いつけなくなるでしょう?」
「あ、ですよね。ごめんなさい。でも、もう終わりにするので……っ!」
全くマテのできない犬である。しかし、実際そう言って者の数秒で、もうおなか一杯の底に無理やり注ぎ込まれたところで、ようやくふにゃりとした欲情を男は引き抜くと、かいがいしく紫衣の体を魔法で綺麗にして、服もただした。
「行儀がいいんだか悪いんだか、よくわからない犬ですね……」
と言ってみれば、少年はくぅ~んっ、とした眼差しで紫衣を見つめる。いたいけな少年の性癖をまた一つ捻じ曲げてしまった気がするが、それはそれ、本当に早く進まないと。ドローンも壊したし誰か見に来てしまうかもしれない。それは犯罪的にヤバい。
さて、そんなこんなで奥の部屋にたどり着いた紫衣だったが、戦闘はさらに難儀していた。
「やはり、この程度のオブリビオンでも苦戦する生徒はいるんですね」
と、救助の【散花風棘(サンカフウキョク)】を唱え、放とうとすれば。
「お待ちください女王様! ここは僕が!!!」
と、犬は華麗なる風魔法を操って紫衣の代わりに他の新入生を救助してしまう。しかも、厄介なことに女王様のために働く騎士の役割を演じているので、彼はちゃんと新入生レクリエーションのお題を守っているのだ。だがやはりこれでは効率が悪い。
ならばと詠唱のための【歌唱】で敵を【誘惑】して小集団を引き受けようとすれば、彼は向かってくる大量のオブリビオンにも果敢に立ち向かおうと……バカな犬ほどかわいいといいますが、仕方ありませんね。少し付き合いましょう。
「我が騎士よ! なにをしている! 貴様に守られずとも私は戦える! だが、貴様がいなくなれば、私の心は誰が支えるのだ、頼むから私から離れるな!」
「は、はいいぃっ!」
紫衣の適当な演技によって前に突っ込んでいた青年は自分の傍に戻ってきたので、遠慮なく詠唱し終えていた【散花風棘(サンカフウキョク)】を発動し、多くの敵を薙ぎ払った。まあ、近くにいたらいたで狙いの邪魔なのだが、目の前で怪我をされるより、いいとしましょう。してください。
大成功
🔵🔵🔵
榎・うさみっち
1章で作った「現代アイドル衣装」でGO
せっかくなので【かくせいのうさみっちスピリッツ】で
増やした「まほみっちゆたんぽ」達にも同じ衣装を着せる
歌って踊りながら迷宮を進むぜ!(なおド音痴)
私達は駆け出しアイドルグループUSM40!
迷宮の奥にある伝説のお宝
「マジカル☆インカム」を手に入れれば
私達もたちまち売れっ子間違いなし!
あれは私達のライバル、行進系アイドル・マーチフェザー!
息の合ったダンスなら私達だって負けない!
まほみっちの杖から炎や水の魔法の【属性攻撃】で
パフォーマンスも交えつつ攻撃
あっ、私達の大事なファン(新入生)がピンチ!
ファンを守るのもアイドルの努め!
(って感じの設定でお送りします)
●前回までのアイドルマスコット!
私達は駆け出しアイドル、うさみっち!
いろいろな問題を乗り越えて、ついに私はアイドルグループの一員としてアイドルコンテストにでることになったの! そしたら審査のお題はまさかの、冒険~!? 迷宮の奥にある伝説のお宝。「マジカル☆インカム」を手に入れれば、私達もたちまち売れっ子間違いなし!
自分の精神と対面する真実の鏡の廊下をなんやかんや乗り越えてきたけれど、そこには私達より先に迷宮を進んでいた人たちの影が……あ、あれは……! 私達のライバル、行進系アイドル・マーチフェザー! 華麗なるステップ、統率の取れた乱れのない位置取り、そして、可愛く美しい歌声! だけどね、息の合ったダンスなら私達だって負けない!
まほみっちの杖から炎や水の魔法の【属性攻撃】でパフォーマンスも交えつつ攻撃よ! あっ、私達の大事なファン(新入生)がピンチ! ……ファンを守るのもアイドルの努め! 私達の初舞台、ぜったいにせいこうさせてみせるんだからねっ☆(シャランラ)
(ここでカメラがしたからぐいっとアレしてタイトルロゴがドーン!)
●アイドルマスコット。死んだ目してらボーイズ。
「USM-------! 40
!!!!!」
現代アイドル衣装を着たうさみっちは、なんやかんやで真実の扉の真実を華麗にスルーして、マーチングバンドに対抗する精鋭をそろえていた。自前で!
【かくせいのうさみっちスピリッツ(ウサミノ・ユタンポ・ヨナヨナ・ウゴク)】を発動して命が宿ったうさみっちゆたんぽ。その数39。ここにセンターのうさみっちをいれて。
「待って! センターは俺だぞ!」
「いや、俺だ!!!」
いや、お前ら喋るなよ。湯たんぽがしゃべるな。ちょっと待ってナニコレ。いやユーベルコードだけども。そうかー。みんな俺様なんだね(小並感)
「まあまて兄弟……」
「お、お前は知的クールうさみっち湯たんぽ! 超低温タイプ
!!!!」
「ふっ、てゐみっちだ……!」
いや、皆アイドルの格好してたらばにもじゃいけも分からないんだけど……いや、いいか。
「なんでまほみっち以外がここにいるの!」
「あー、そういえば超低温タイプ何て開発してみたけど結局いっそむしろ冷たかったなーって一瞬考えたかもしれないぜ」
というのはうさみっち。いや、それでいいのか? いや、これもある意味ユーベルコードの失敗! 失敗したんだきっと。あるいは大成功。
「俺達はみんな、全員でセンター、それでいいじゃないか。センターがローテーションする歌を歌うんだ!」
てゐみっちがそう提案すると、うさみっちも、
「じゃあそれでー!」
と、言うことになったのでぜんいんで大音量大音痴騒音被害なアイドルソングが始まった。曲名は『お願い!でれみっち』あ、うん。音楽の著作を司る期間も余裕でスルーするレベルにその歌は歌として崩壊しているので大丈夫である。
そして、なんやかんやで魔法の嵐によって、ライバルグループ、行進系アイドル・マーチフェザー! は、統率を乱され、次々笑顔のまま消えていくのであった。その姿はアイドルの鏡であった……。
大成功
🔵🔵🔵
彩花・涼
ノワ(f02707)と
なんというか…予想通りだったな…
ノワの反応も予想通りだったが
さて、新入生の護衛か
これは得意分野なのでサポート頑張ろうか
新入生たちとノワを守りながら
黒華・改で【2回攻撃】【生命力吸収】で攻撃していく
離れた敵には黒爪で【スナイパー】し
【クイックドロウ】で畳み掛ける
敵からの攻撃は黒爪の銃身で【武器受け】して受け流す
メイド服で戦うのは初めてだが…
まぁそこまで動けなくはないか
ノワはとりあえず妄想から返ってきてくれないだろうか…
敵のUCにはこちらもUCで対抗しよう
相手の五線譜をUCで撃ち抜く
……なぜか、戦いとは違う疲労感があるな…今回…
ノワ・シュタインファルベ
彩花・涼(黒蝶・f01922)と参加
演技しつつサポートした方が良いのかな?
袴姿だからサムライエンパイアっぽいの……
箸とか菓子楊枝とかかな?
【投擲】して後ろから援護するよ
♪は面白そうだけど今回は我慢してぐっさり
危なそうならライオンさんに
演技の邪魔にならない様に護衛してもらうよ
コスプレ楽しかったね
ネイビーイエーガーまた見たいな~
一緒に魔法少女のコスプレしたら良かったかな?
今度皆で出来るといいね
え?妄想じゃないよ?
自分で作れたらいいんだけど…頑張るよ
●予想の先。
彩花・涼(黒蝶・f01922)は予想通りであった真実の鏡の中身に少し安堵しつつ、しかしやはりそうなったか、とノワ・シュタインファルベ(凪ノ皓月・f02707)をみて若干ため息をした。彼女はいまだに衣装のことについてルンルンで考えている。そのテンションでかわいらしい♪に手を伸ばしてしまいそうだが、流石にそれはなさそうだ。
「さて、新入生の護衛か。これは得意分野なのでサポート頑張ろうか」
涼は自身の剣。黒華・改を構えてノワに言うと、ノワも。
「うん、演技しつつサポートした方が良いのかな? 袴姿だからサムライエンパイアっぽいの……」
といいつつ、箸や爪楊枝で新入生たちにスナイパーな援護射撃を始める。いや、それどっちかっていうと忍者とか花魁っぽい、とはいうまい。ましてや仕事人などと。まあ、大正だと普通に銃使う人もいるもんね。まあせっかくだから和風にしたいよね! そして涼は音符に当たって引き込まれそうになる新入部員や五線譜に当たってバーサク状態というイケナイパッション暴走を始めそうな新入部員たちを次々引っ張ったり殴って救出しては、近接攻撃。2回攻撃と、それによる生命力九州で体力を保ちつつ戦場を救助して駆けまわる。
「おー! メイド涼ちゃんの華麗なる剣裁き、かっこいいーーー!!! なんか台詞いってー!」
「む、えーっと……。危ないのでお下がりください、ご主人様型。しっかりと落ち着いて対処すれば、大丈夫です」
こうなればヤケ……? 涼はノワのリクエストに応え、かっこいいクールなメイドさん台詞を織り交ぜて救出を続ける。
「よぉし、わたしも負けないぞ~!」
ちょっとふわふわ明るいお嬢様風に軽いガッツポーズをしたノワは、更に景気よく爪楊枝を飛ばしながら、
「秘儀、はりせんぼん~!」
とノリノリである。しかも爪楊枝でつぎつぎに♪を割っていくのでバカにできない。
「なら、こちらもちょっと動きやすくしますか」
涼はそれを見て、武器を銃に持ち替えると、【黒蝶の賛美歌(コクチョウノサンビカ)】を発動し、マーチフェザーの五線譜を発動者ごと撃ち抜いて対処していった。しかし、今回の戦場は肉体よりも精神的に何やらどっと疲れるな。と、胸の内でため息しながら……。
大成功
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吉瀬・煙之助
理彦くん(f01492)と
人前であんなにするのはダメなのに…
(恥じらいながらプンプン)
もう、この後は真面目にやってよね…!
うーん…煙管はお姫様っぽくないから
弓で【援護射撃】するよ
敵の動きを阻害する感じで【スナイパー】するね
殺陣の見本なら、理彦くん見てた方が
勉強になりそうだね
僕は後方で生徒さん守りながら守られておくね
戦ってる理彦くんはホントに王子様みたい…
うーん、でもどっちかというと武士?
やっぱり和装のほうが似合ってたのかもね…♪
終わったら理彦くんにお疲れ様~ってハグするよ
回復UCで回復しなきゃだもんね
理彦王子様、ありがと~♪
逢坂・理彦
煙ちゃんと(f10765)
(頬っぺた叩かれました)
うん、途中から調子に乗っちゃったしこれはしかたない。
仕切り直しで王子様としてお姫様を守ります…!
(薙刀は衣装に合わなかったから持ってきたのは妖刀じゃない方の刀)
とりあえず殺陣の見本くらいにはなるかな?
【だまし討ち】【早業】
学生さん達が攻撃されたら【かばう】からの【カウンター】で。
決め技っぽくUC【剣撃一刀・叢雲断ち】も使おうか。
あ、煙ちゃ、じゃなくて、お姫様援護ありがとー。
こんなものかな?
お姫様お怪我はありませんか?俺?俺はまぁ斬り込んで行ったからちょとは…あ、UC?ありがとう。
(ぎゅーされて嬉しくもあるが照れてる)
●おじデレ。
あつい、あついキスだった。ベーゼだった。息が苦しくて、胸が熱くなって、頭が蕩けて、腰が抜けるようなキスだった。ぷはっ! と2人の唇が離れたのは、真実の鏡がなくなってから。
「人前であんなにするのはダメなのに……」
と、吉瀬・煙之助(煙管忍者・f10765)はぷんすこと拗ねて魅せる。
「かわいい」
ともう一度キスをすれば……。ぱしんっ! とすごくいい音が響いて、響くけどマーチングバンドの音にかき消される。そう、頬を思いっきり叩かれたのである。
うん、途中から調子に乗っちゃったしこれはしかたない。
「ごめんね、お姫様」
「そ、そんなかっこいい顔で言うなんてずるい……」
「んー。だって、君といっぱい触れ合えたから……つい色気が出ちゃって」
と、笑いながら、優しくお姫様の手を取りそこにキスを……。あ、これじゃだめだな。
「反省してない……」
あーあ。煙之介かわいいなぁ……。そんな顔魅せられたらまた。いやいや。
「ごめんね。仕切り直しで王子様としてお姫様を守ります……!」
逢坂・理彦(守護者たる狐・f01492)は愛しい姫にそう告げると打刀・蒼丸を抜いて神速で敵陣へ入り込み、次々と斬ったはったを見せつける。かわいい姫にかっこいいところを見てもらいたいのもあるけれど、それだけじゃない。ちゃんと新入生にお手本を見せないといけないというおじさんなりの気遣いでもある。
だまし討ちの早業を敵に叩きこむけど、あんまり本気出しすぎると見えなかったりするかな、新入生。いやいや、一応魔法学校の生徒だし大丈夫だよね。
「戦ってる理彦くんはホントに王子様みたい……」
一方後方で生徒たちに期間過ぎることが無いよう構えている煙之介は、【白檀の癒し(ビャクダンノイヤシ)】をときたまエールのように、そして姫様らしいように祈るポーズで理彦に送る。もちろん、新入生たちもただ見ているのではなく、魔法で援護しているのでちゃんと経験値は詰めています!
とにかく、愛する姫の祝福を受けながら、理彦王子は【剣撃一刀・叢雲断ち(ケンゲキイットウ・ムラクモダチ)】でつぎつぎマーチフェザーを消滅させていきましたとさ!
大成功
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月待・楪
氷月(f16824)と
(アドリブetc歓迎)
新入生を手伝って倒せ…?
めんどくせー…
つーか…氷月、お前は戦闘の前に自分のブツをなんとかしやがれ
(応急対応で自分のナースキャップを渡す)
【P. granatum】の炎の弾丸を【念動力】で操って撃ち抜く
ただし半数くらいは敢えて外す
こっちに有利になるように【地形の利用】を狙うためにな
後は二挺の銃で【2回攻撃】して弾丸の雨を降らせてやる
弾が切れたら一度撃った弾丸を【念動力】で飛ばして【目潰し】だ
ひづ…無駄におったててないでさっさと終わらせろよ
…今日は主導権譲ってやるから
たまにはお前ので俺のこと、腹いっぱいになるまでシてみろよ…darling?
氷月・望
ゆーくん(f16731)と
アドリブ等歓迎
サポート頑張ればいいんだねマカセロー(まがお)
あ、ゆーくんありがとね(ナースキャップ受け取り、隠し)
流石にコレは見えちゃダメなやつ、というか見られたくない……
流石にナースキャップで隠しながら、ダガーとか無理!
【紅雨】を【先制攻撃】【範囲攻撃】【恐怖を与える】併用して
ゆーくんの弾丸の雨と一緒に降らせる
敵が新入生に接近しそうなら、優先的に狙いたいかな
ココは俺達に任せておけー!……って、フラグっぽい?
ちょっ!?流石に、アレは不可抗力だと思いまーす!
ああ、もう……!俺だってさっさと終わらせたいっての!
帰ったらマジで覚えておけよ、楪……!(顔真っ赤)
●やべー奴等。
「新入生を手伝って倒せ……? めんどくせー……」
期待を裏切らず、月待・楪(crazy trigger happy・f16731)は気だるげにそういった。いや、だって実際守りながら戦うって面倒くさいんだし。楪はヴィランなのでそんなヒーローみたいなことホント何回も何回もしてたらアイデンティティーが崩壊してダークヒーロー辺りに目覚めちゃうんでほんとね!
「まあ、まあ、そう言わずここはノリよく……サポート頑張ればいいんだねマカセロー」
と、いう氷月・望(夢想の囚人・f16824)は真顔である。だって気が気じゃないのである。恋人のパンツが無くて、俺の股間は大暴走! な感じなので……。
「つーか…氷月、お前は戦闘の前に自分のブツをなんとかしやがれ」
「あ、ゆーくんありがとね……」
望は楪のナースキャップをつつましくうけとると、まるで帽子掛けハンガーのようにそのキャップを自分のふくらんだところにかぶせた。うーん。これは新たな性癖に私目覚めちゃいそうですわー(真顔)
さて、戦闘である。2名の武器はもちろん……射撃である。しかし、パンツがない楪はともかく、尊厳が出まくってる望はそこを抑えながらダガーを投げるとかできっ子もないので、ユーベルコードに頼った。【紅雨(ウェザー・レポート)】だ。このユーベルコードを使えば次々に雷を落とすことができるのだ。相手を見て『堕ちろ』っていうだけなので両手がふさがっても大丈夫!
「ひづ…無駄におったててないでさっさと終わらせろよ……今日は主導権譲ってやるから」
と、楪が【P. granatum(ザクロ)】を使用し、銃弾を炎の弾丸に変えて操作しながら言えば、望の望は望まぬ方へぐいぐい右曲がり元気☆してしまう。
「う、嬉しいけどそれ、後で言ってくれないかなっ!?」
と思わず叫んでしまうほどである。下着は一応女物をつけているので硬くて痛いしはみ出る……!
「う、うううう! 堕ちろ、堕ちろ、堕ちろおおおおおお!」
もはや新入生の援護などしている余裕もなく、望は大量の雷を降らせてその戦いを終わりへと導いた。
●エピローグ
「女、女王様! 女王様ー!」
少年のいたいけな声が響く。紫衣は早々に消えていた。いや、これ以上は本当にまずいって。永遠のモブの恋人にされてしまう。ああ、でも、いい大人のやることじゃないよな。
「なんですか……騒々しい」
「女王様! 今日はありがとうございました!」
少年は意外にも素直に、そして謙虚に健全に女王様にお礼を言う。
「俺、最高でした、でもわかってるんです、俺じゃあ女王様に不釣り合いだと、でも、たまに、ちゃんと女王様の気が向いた時でいいので、アルダワに来て、また……」
「わかりました。その時はちゃんと、可愛がってあげますよ」
トゥンクッ……。潔い、遊びやすい、体がおいしい。の3拍子を備えた犬の提案に、紫衣は思わず、年齢を忘れて首を縦に振って、彼の頭をなでていた。
「ふむ、こんなものか。いや、衣装はよかったが……結局これでいいのか? 帰ったら、アイツにでも着て見せてみるか……」
すべてが終わったうさみっちは、結局現代風王道アイドルうさみっち湯たんぽで人気爆発となれるのか微妙に疑問を感じたので、作った衣装は全部持って帰って、知り合いの前で全部来て見てもらうことにしたという。
「コスプレ楽しかったね」
「あ、ああ……」
「ネイビーイエーガーまた見たいな~。一緒に魔法少女のコスプレしたら良かったかな? 今度皆で出来るといいね」
どっと疲れる涼だったが、何とか持ち直し、楽しくノワと会話をしていた。話題はまあ、例のあれだが、この際しょうがない。それに、こんな楽しそうな笑顔を見ては……。
「自分で作れたらいいんだけど……頑張るよ」
「ああ、わかった。作ってくれるなら1回くらい……あー、でも、素のテンションで知らない人とやるのはきついから、頼むから知り合いとにしてくれないか?」
ささやかに抵抗はしながらも、受け入れるほかあるまい。その後もしばらく涼はノワの楽し気な話を聞いてはいたものの、正直色々疲れすぎて内容はちゃんと頭に入っていなかったそうな。
「理彦王子様、守ってくれてありがと~♪」
煙之介は大好きな王子様、理彦に抱き着いた。
「え、え……」
いいの!? と大声で叫びそうになったが、落ち着け、これは御誘いではない、純粋なかわいい姫の出迎えという演技だ、そうだ。と、理彦は自分に言い聞かせる。ちょっとタガが外れてるんだもんね、いまね。嬉しいけれど、やっぱり、向こうからしてくれるのは照れてしまう者なのであると、理彦はそっと頭を掻いた。
さて、楪と望だが……。言うまでもなくダッシュでおうちに帰って色々と励んだらしい。ちなみに殺し文句は、
「帰ったらマジで覚えておけよ、楪……!」
という顔を真っ赤にした望に対する、色っぽい、
「たまにはお前ので俺のこと、腹いっぱいになるまでシてみろよ…darling?」
だったらしい。めでたしめでたし。
●おまけ:参照まで参加した人の演技点。
紫衣:80点……見ている私たちも、何か目覚めそうになりました。
うさみっち:30点……演技と勢いはよかったけど歌が……。
涼:70点……踏まれたi、いえ。素晴らしいクールメイドでした。
ノワ:60点……すごくかわいかったけど演技が少しぶれてましたね。惜しい。
理彦:95点……濃厚なキスシーンはまるで洋画! 王子さまでした。
煙之介:85点……あのビンタのシーンの可愛さが最高。
楪・望:演技してない。
大成功
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