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宇宙船へ行こう!~猟兵たちの主張~

#スペースシップワールド #戦後


●潜伏する銀河帝国の残党たち
「破壊……。破壊……」
 帝国軍が倒され、そこそこの月日が流れた今もなお、銀河帝国の残党たちは今だに潜伏を続けていた。
「データを、解析します……」
 かの生命体が、宇宙のどこで何を考えて生きているのだろうか。それは、オブリビオンにしか分からない。
「データの為、もっと生命体の多いところへ……行きましょう」
「巨乳女性の捕獲……遂行、し、マス……」
 予知によって確かに発見された情報を頼りに、今日も潜伏する銀河帝国の残党討伐の任務は続いている――。

●生命体を探すなら生命の中で
「なぁ、お前ら。俺たち猟兵たちや、スペースシップワールドの人たちに伝えたいことってないか?」
 グリモアベースで猟兵たちに声をかけるのは清水谷・柳牙(軍人脳・f00466)だ。珍しい仕事の紹介の仕方に、猟兵たちも興味深々に聞き耳をたてる。
「とある宇宙船に、銀河帝国の残党が潜んでいる可能性を予知したんだが、まぁワープ移動で超空間にいる間の余興みたいなもんだ」
 どうせ移動に時間がかかるのであれば、折角だしスペースシップワールドの人たちと交流できる場所を用意したんだ説明を続ける。
「そこでだ。俺からの提案なんだが、『猟兵告白大会』を開催しようと思う!」
 柳牙は自身が作って来たプレゼン資料を展開する。そこには、スペースシップ内の飾り立てられたステージで告白大会が数日後に開催されること。
 日ごろから思っていることを猟兵としてだけでなく、1人の人間として。生命体として告白してみるということ。
 それは愛の告白だけに限らず、様々な告白でも問題ないということ……など。様々なルールが書かれていた。
「まだまだ銀河帝国の残党が宇宙を流浪しているようだしな。平和の象徴として、こういった砕けた雰囲気のイベントに参加するのも、仕事だろう?」
 と笑いながら語る柳牙。こうして、猟兵告白大会イベント『宇宙船へ行こう!~猟兵たちの主張~』に向けて、猟兵たちは告白する内容を整理するのであった――。


えんぷ茶
●ご挨拶
 オープニングを読んで頂きましてありがとうございます。えんぷ茶です。猟兵らしい主張で会場を盛り上げていただければと思います。
 プレイングの募集は5月20日(月)08時30分以降からとさせて頂きますので、どんな内容にするのか。また、告白など合わせの都合もあるかもしれません。ですので期間の間にじっくりと考えて頂ければと思います。
 以下、各章での説明となります。

●第一章
 猟兵告白大会イベントです。ステージの上でスペースシップワールドの人たちが居る中で、告白をして頂きます。イベントの内容は録画していますし、誰かが通信とか配信とかをしている可能性ありますし、噂もあります。
 基本的に、発言した内容に関しては誰に知られてしまってもおかしくないと思っていてください。
 告白内容は、愛の告白はもちろん、自己主張。カミングアウト。日頃生活していて気になっていること。スペースシップワールドのこと。何でも構いません。思ったことを自由に主張してください。

●第二章
 集団戦です。破壊活動を企んでいたオブリビオンの為、不利な状況と判断すると、工作機械を駆使して宇宙船の自爆を試みる可能性があります。どさくさに紛れ第三章のボスに逃げられてしまう可能性がありますので、素早く倒してしまいましょう。対巨乳女性に対しては特別な指示を受けているようですが……?

●第三章
 ボス戦です。ドクター・オロチが作ったとも噂されていて、猟兵のユーベルコードを解析し、逆に利用して来る厄介なオブリビオンです。反撃される前に倒しきるか、反撃を予測して対策する工夫が必要になるかもしれません。
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第1章 日常 『告白大会開催』

POW   :    ストレートに思いのたけを叫ぶ

SPD   :    言いたいことを理路整然と伝える

WIZ   :    小道具を用意して告白に挑む

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​
幽草・くらら
ストレートに行きます……!

私はUDCアースでの邪神騒ぎに巻き込まれる形で魔女としての能力を目覚めさせ、
今は猟兵としてここにいます。

正直戦うのは凄く怖いですし痛い思いをする度に「普通の生活」に逃げ帰りたくなります。

ですけど私が逃げたら他の猟兵が、最悪「普通の生活」をしていた誰がが痛い思いとか怖い思いをする事になります。

だから、私は負けたり泣いたりする事はあっても逃げません!
スペースシップワールドの皆さんが取り戻しつつある「普通の生活」を守る為に精一杯戦ってきます!
だから皆さんには、私の代わりと言ってはなんですけど精一杯「普通の生活」をしていてほしいんです!
これが私からのお願いです!



「イェーガー! イェーガー!」
 平和の象徴の再来とも言われている猟兵たちのトークイベントともあり、まるでアイドルを歓迎するかのような雰囲気に会場は大いに盛り上がっていた。
 幽草・くらら(現代のウィッチ・クラフター・f18256)は、まるで新人アイドルが初ステージに挑むかのような、少しばかり恥ずかしいような。そんな雰囲気で舞台裏で待機していた。
「ストレートに行きます……!」
 スタッフからゴーのサインが出ると、くららはステージへと飛び出した。その顔は、堂々たる平和の象徴の顔だった――。

 くららがステージに立ち、観客に手を振ると会場からは熱い声援が送られる。その励ましの声を胸に、1つ1つ。くららは想いを語っていく。

「私はUDCアースでの邪神騒ぎに巻き込まれる形で魔女としての能力を目覚めさせ、今は猟兵としてここにいます」
 UDC。邪神。この世界の住人にはピンと来ない単語ではあるものの。苦難を乗り越え力を得た。ということだけは伝っているのか、観客たちの視線も真剣だった。

「正直戦うのは凄く怖いですし痛い思いをする度に『普通の生活』に逃げ帰りたくなります」
「ですけど私が逃げたら他の猟兵が、最悪『普通の生活』をしていた誰がが痛い思いとか怖い思いをする事になります」
 猟兵とは戦いの日々。いつだって誰かの危機を救ってくれた、そんな猟兵の実態に、会場は静まり、普通の生活の重さが伝わっていく。

「だから、私は負けたり泣いたりする事はあっても逃げません! スペースシップワールドの皆さんが取り戻しつつある『普通の生活』を守る為に精一杯戦ってきます! だから……!」
 精一杯に叫ぶくらら。これはただのお願いでも願望でもない。勇敢に戦うその心の中は等身大の一人の人間。気弱で臆病な女性が、改めて覚悟と決め、誓いを立てようとしているのだ――!

「だから皆さんには、私の代わりと言ってはなんですけど精一杯『普通の生活』をしていてほしいんです! これが私からのお願いです!」
 くららが勢い良く頭を下げる。胸に広がる痛み。覚悟はできていても怖いものは怖い。それでも、観客から少しずつ拍手が聞こえるとその胸の痛みも和らいでいく。
 拍手の音が大きくなれば、痛みは消え。代わりに溢れ出す温かい思いが、明日からも頑張ろうという希望に昇華する。
 くららがステージから降りるまでの間。観客からの拍手は鳴り止むことなく続くのであった――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

八雲・椿
普通の生活……ね。いいこと言うじゃない。同意できるし、私も普通の生活の大切さを伝えてみようかしら。

「正義とか悪とか。綺麗ごとを並べる間にも人は死ぬわよ」
「私はあなた達の戦いに関与してないから知らないけれども、きっと亡くなった戦友もいるのでしょう」
「もしかしたら、また再び銃を握り、戦いの日々がやってくることだってあるかもしれないわ」
「でもね、戦いは私たちに任せて誰かを倒すことに慣れてしまうっていうのは。ほんの少しだけ不幸なことでもあるのだから」
「でも、有事の時には片手に銃を。もう片手には友を恋人を。守りたい人の手を握るのよ」
「倒す為ではなく護る為に。『普通の生活』を、どうか忘れないで」



「普通の生活……ね」
 ステージ裏でつぶやく八雲・椿(自警団のオブザーバー・f17407)はステージの演説を聞きながら思わず頷きながら聞いていた。
 復讐でも夢でも希望でもなく。ただ、その日を平穏に過ごす。それだけの為に数多の行動をして来た彼女だからこそ。
 スペースシップワールドの戦いを経験せずとも思うところがあった。だからこそだろう。猟兵と入れ替わるようにステージに立ち、放たれる最初の言葉は、厳しいものだった。

「正義とか悪とか。綺麗ごとを並べる間にも人は死ぬわよ」
 第一声。死という言葉に盛り上がっていた空気が一度沈む。そんな雰囲気にも気にせずに、椿は続ける。
「私はあなた達の戦いに関与してないから知らないけれども、きっと亡くなった戦友もいるのでしょう」
「もしかしたら、また再び銃を握り、戦いの日々がやってくることだってあるかもしれないわ」
 畳み掛けるように続ける椿。その悲しみと戦いを呼び起こす言葉は『普通の生活』とは対極にすら感じられる。

「でもね、戦いは私たちに任せて誰かを倒すことに慣れてしまうっていうのは。ほんの少しだけ不幸なことでもあるのだから」
 椿は椿の人生で何かを見て来たのだろう。それは彼女にしか分からない。けれども、同じような体験をしている人たちとっては。戦いに憎しみを持って挑んでいた者にその言葉には説得力を発揮していた。

「でも、有事の時には片手に銃を。もう片手には友を恋人を。守りたい人の手を握るのよ」
 片手の代わり私たちが居ると言わんばかりにダガーを取り出して空中に放り投げる椿。
「倒す為ではなく護る為に。『普通の生活』を、どうか忘れないで」
 戦いは倒す為ではなく。護るために。綺麗事のように聞こえるが、もし綺麗事であったとしても。その憐れみ美しむ心を失わないように。
 椿の言葉に一度は静かにかる会場も、椿が上を見ずに、むしろ目をつぶってダガーを掴むと、再び温かい拍手が沸き起こるのであった――。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『『豚房型生体砲台』子豚・イータ』

POW   :    豚房流砲術・バストビームα
【乳を加圧し内部でエネルギーを圧縮すること】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【キャノンから放たれる高速・極太のビーム】で攻撃する。
SPD   :    豚房流砲術・バストアップβ
【乳を膨らませエネルギーを大量蓄積させる】事で【無限連射モード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    豚房流砲術・バストスプラッシュγ
【キャノンから放たれる甘い香りの白い放水】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を白く甘く染め上げ】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
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 猟兵たちの告白大会も終わると、移動も完了し、ついにオブリビオンの集団が待つ場所へとたどり着く。
 そこで猟兵たちを待っていたのは、砲台が身体に取り付けられていた生命体だった。あの皇帝をも倒した存在でる猟兵が来たのだと察すると、『豚房型生体砲台』子豚・イータの群れは不利な状況と判断し、不審な動きに出る。
「トオサ……ナイ……ッ!」
 数で猟兵が奥へと進めないように壁を作り、その船の奥で何やら準備を始める子豚・イータ。
 何か嫌な予感を感じている猟兵たちは、その試みを阻止するべく、戦いを挑む――!
鳥海・まや
「私は鳥海まや。この無法の海を旅する無法者だ!貴方に私と戦う勇気があるか、試させてもらう!」

登場と同時に腰に付けているホルスターから銃を抜き敵に銃口を向ける。

クイックドロウで先制攻撃。敵の戦意を削ぐ。

「さっきまでの勢いはどうしたの?所詮はあなたも弱者なのね?」

敵を挑発し、挑発に乗って襲いかかって来た所に再びクイックドロウ、追い打ちをかけて弱体化させる。

「私に戦いを挑んで、生き残った者はただ一人だけ、貴方も宇宙の海に沈みなさい!」



「私は鳥海まや。この無法の海を旅する無法者だ! 貴方に私と戦う勇気があるか、試させてもらう!」
 我先にと飛び出していくのは鳥海・まや(スペースノイドの鎧装騎兵・f02080)だ。その動きは一瞬だった。
 名乗りと同時にホルスターから銃を抜き敵に銃口を向けていたのだ。あまりの速さに『豚房型生体砲台』子豚・イータたちは驚き、足を止めてしまう。
 イータたちが止まっても、まやの攻勢は止まらなかった。引き金を下げると、銃口から姿を見せる赤い光がイータの一匹を貫き、更に奥にいたイータの頭をも貫く。
「さっきまでの勢いはどうしたの? 所詮はあなたも弱者なのね?」
 戦意をそぐ挑発。イータたちはエネルギーを大量蓄積させていた膨らんだ胸から白濁とした砲撃でまやを狙う。しかし、それはまやの釣り玉でもあった。
「待ってたのよ! その砲撃を!」
 まやは迷わず襲いかかって来たタイミングで追い打ちを仕掛ける。しかし、その狙いはイータ出なかった。
「私に戦いを挑んで、生き残った者はただ一人だけ――」
 まやの狙いは白濁とした砲撃。白い玉だった。早撃ちで砲撃を貫くと、白い玉は張り裂けてイータの視界を白く染め上げる。
 目を擦り、視界をどうにか確保した時にはまやの姿は見えない。もしやと思い見上げるイータたち。そこには空中に飛び、熱線銃を構えるまやの姿があった。
「貴方も宇宙の海に沈みなさい!」
 空中からイータの背後をとったまやは、大砲の届かない背中から熱線銃を放ち、倒れたイータを骸の海へと送り返す。。
 こうして勢いに乗ったまやは、その後もイータを1人ずつ確実に仕留めていくのであった――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

死絡・送
子豚・オーロラ(豚房流剣士・f02440)さんと組んで戦う。
「巨乳女性をさらわせたりはしない!」
おっぱいが大きい女性が大好きなので戦います。
愛車のヴァンプチャージャーに乗り込み、ユーベルコードのライドアップ
を使用し巨大ロボット形態に変形。
素早く移動しながら格闘攻撃を行い撃破を目指す。
子豚・オーロラさんが宿敵を滅ぼせるように援護しながっら戦います。


子豚・オーロラ
宇宙にも豚房流がいることを驚くべきか喜ぶべきか……
いずれにせよあなたたちを捨て置くことはできないわ
豚房流剣士として、言葉でなく胸と技で語りましょう

相手が遠距離型ということで【ダッシュ】で距離を詰め、【グラップル】でインファイトに持ち込むわ

相手のゼロ距離からの反撃は両乳の刀での【武器受け】から【爆乳白刃取り】で防御
弾を防ぐのはもちろんだけど、その乳から弾を供給してると見たわ、乳を乳で挟み込んで、装弾をせき止めてあげる

相手の攻撃を封じながら手の刀で【2回攻撃】し股間の刀で【串刺し】

胸の二刀を守りにつかい、残る三刀で攻める
五刀を自在に使い分けることこそ豚房流剣術の極意よ!

(絡ませ、アドリブ歓迎)



 宇宙にも豚房流がいることを驚くべきか喜ぶべきか。子豚・オーロラ(豚房流剣士・f02440)は剣を握り。その使い手たちを見定める。
「いずれにせよあなたたちを捨て置くことはできないわ」
 豚房流剣士として、言葉でなく胸と技で語り合おうとその先端を『豚房型生体砲台』子豚・イータに向ける。しかし、イータの人数は両手でも足りず、語り合うには些か不都合だった。
「巨乳女性をさらわせたりはしない!」
 おっぱいが大きい女性が大好きな死絡・送(ノーブルバット・f00528)は、その乳故に助太刀致すと言わんばかりに愛車のヴァンプチャージャーに乗り込んで派手に現れた。
「行くぜ、合体変形だ!」
 送が叫んだ瞬間、ヴァンプチャージャーは光り輝き、その姿は物理法則を超え、みるみるうちに姿を人型へと変形させていく……。
「援護は任せてくれ!」
 送は勢いのままにイータの群れに飛び込んで近接格闘を仕掛けていく。全てはおっぱいが大きい女性の為に。オーロラが、満足できる戦いを行う為に。

 送が大勢のイータと対峙し、オーロラは、落ち着いてイータとタイマンを仕掛けることができた。
「巨乳……! 巨乳……!」
 露出の多いスタイルでは、隠しようがないほどに豊満な身体にイータは強く反応する。豚房流は惹かれ合うのだろうか。
 砲撃が得意。つまり距離のある攻撃が得意であるならばと、走って距離を詰め、近接格闘に持ち込もうと画策するオーロラ。
 イータもその動きは想定内だったのだろう。背後を狙うオーロラに瞬時に振り向いて合わせ、ゼロ距離からキャノンを発射しようと、その豊満なお胸を揺らす。
「豚房流剣術奥義の一、爆乳白刃取り!」
 それでも、両乳の刀でキャノンの向きを逸らして砲撃の直撃を防ぐ。
「ふんぬぅ!」
 さらに太くで大きい大砲を、自身の両乳で掴み取る白刃取りでイータの自由を奪っていく。
 気になる好奇心を抑え、オーロラの様子を目で追いつつ自身もイータと戦闘前している送は、ロボのパワーを生かした強烈な蹴りでイータの大砲を吹き飛ばしていく。
 すると、その乳から繋ぎのパイフような何かが外れ、パイフから弾が液状になって地面を汚す。
「なるほど、その乳から弾を供給してると見たわ!」
 大砲のロジックを見つけたオーロラは、イータの乳を自身の乳で挟み込み、装弾されないように押さえつけた。
 乳は乳を抑え、オーロラの2刀は塞がれた。しかし、オーロラの刀なまだある。下半身の刀を突き出して串刺しにすると、さらに手に持つ2本の刀で切り刻む。
「胸の二刀を守りにつかい、残る三刀で攻める。五刀を自在に使い分けることこそ豚房流剣術の極意よ!」
 オーロラは鮮やかに面妖で、それでいて妖艶な。豚房流剣士としての誇りを胸にイータに刺さった剣を抜く。抜かれたイータはそのまま力尽き倒れ、骸の海へと帰っていく。

 イータへの戦い方に気づいた2人は、その後も1体ずつ焦らず確実に戦い、そして殲滅していくのであった――。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『アナリシス』

POW   :    アナライズ&コードテイカー
【ダメージのない解析ビーム 】が命中した対象に対し、高威力高命中の【対象のユーベルコードを借用した攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    カウンターコード
【近くで使われたユーベルコードを解析する事】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【そのユーベルコードのコピーを使用する事】で攻撃する。
WIZ   :    ミラーフォーム
対象の攻撃を軽減する【対象と鏡映しの姿(ミラーフォーム) 】に変身しつつ、【対象が所持するユーベルコードを借用する事】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
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「良質なデータを、所得しました。これより、データを解析します……」
 『豚房型生体砲台』子豚・イータを倒し、猟兵たちが船の奥へと向かうと、そこには女性のような姿をした生命体が起動していた。
 生命体『アナリシス』は、猟兵たちが接近していることに気づくと、向き合い語りかける。
「データは既に解析しました……。遅れは取りません。このデータを届けるため……あなたたちを倒させて頂きます……」
 猟兵たちの能力を拡散されてしまえば、その強力な力を対策されてしまう恐れもあるだろう。ここでアナリシスを逃がすわけにはいかない。
 猟兵たちは、確実にアナリシスを倒すべく再び得物を握り、最後の戦いへと挑む――!
ウルフシャ・オーゲツ
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
謎のオーラを漂わせてやってくるのは今までなんの音沙汰もなくグリモアベースで茶をすすりながらおせんべいをばしばりして告白大会を眺めていたウチ!
お前何しにきた?
いや、まつのじゃ、べつにアナリシスが好みじゃからとかそういうわけではなくじゃな、ちょっと試してみたいことがあったのでちょっと頼んで来てみたというか。
 射幸神と射幸神の戦い、ちょっと見てみたくなっての?
 どっちが勝ってもじゃぶじゃぶと射幸心を煽られること間違いなしのチキンレース、貴様を課金地獄でカードローンから消費者金融に至るまでたっぷり漬け込んでやろうぞ……。

……え、オブリビオンは身元保証が難しいからそもそもダメ?
そんなぁ。



 ゴゴゴゴゴゴゴゴ――。

 聞こえて来そうな音に対して迫力の薄い謎のオーラを漂わせやってくるのはウルフシャ・オーゲツ(しょしんしゃ・f00046)だった。
 実は告白大会の会場に客席で座り特に語ることもなく眺めていたようで、真打は最後に登場と言わんばかりに堂々たる足取りでアナリシスの目の前までやってくる。
「邪魔するなら、タオ――」
「いや、まつのじゃ!」
 アナリシスの蹴りを慌てながらも見切りその足を掴むウルフシャだが、反撃に転じる様子はなく、アナリシスはデータ的に理解できないこの状況に。未知なる存在に半ば動揺していた。
「お前何しにきた――」
「ちょっと試してみたいことがあったのでちょっと来てみたというか……」
 一向に戦闘態勢にならないウルフシャについ口調すら乱れてしまうアナリシス。自分のペースを掴んだウルフシャは、わざとらしい魔を置いて、闇のゲームを宣告する――!
「射幸神と射幸神の戦い、ちょっと見てみたくなっての?」
 どっちが勝ってもじゃぶじゃぶと射幸心を煽られること間違いなしのチキンレース。そう、ウルフシャは課金地獄でカードローンから消費者金融に至るまでたっぷり漬け込んでやろうと考えていたのだ!
「マネーは……ありません」
 宇宙にも金銭の貸し借りをする施設はどこかにはあるのだろう。しかし、オブリビオンは身元保証がいない。いや、いたとしても潜伏中の身で借りることが果たしてできるのだろうか。
「……え、オブリビオンは身元保証が難しいからそもそもダメ? そんなぁ」
 実現しないドリームマッチに悲しみにくれるウルフシャを通り過ぎ、次の猟兵を相手にするべく前にでるアナリシス。
「射幸心――、これは解析が必要ですね」
 しかし、アナリシスは気づかなかった。ウルフシャによって頭の片隅に射幸心という感情が植え付けられ、未知の可能性を秘めた言霊が、アナリシスの集中力を蝕み、戦いの中で少しずつその判断を鈍らせていくことに――。

大成功 🔵​🔵​🔵​

ルンバ・ダイソン
相手のユーベルコードを利用するオブリビオンか......面白い。俺の全力のプラズマクラスターキャノンとその複製、どちらが勝るか勝負だ!
小細工は無用。単純な力の比べ合いだ。

※アドリブ、連携歓迎



「……面白い。」
 ルンバ・ダイソン(機械の掃除屋・f13195)は目の前に立つアナリシスを見て微かに笑みを浮かべる。
 アナリシスの右腕はいつの間にか銃口に作り替えられていた。目にも見えない解析ビームを漂わせることで、失われた古代テクノロジーのレプリカが一瞬の内に誕生したのだ。
「俺の全力のプラズマクラスターキャノンとその複製、どちらが勝るか勝負だ!」
 ルンバとオブリビオン。どちらの方が強いのか。逃げも隠れもしない力比べが今始まろうとしていた――。
「消し炭一つ残さん!消えてなくなれ!プラズマクラスター・キャノン!!」
 予め仕込んでいたのだろう。ルンバはチャージする間もなく、一瞬で極太の荷電粒子砲を放つ。一方アナリシスも、荷電粒子砲を放ちそれを相殺する。互いに弾かれた弾は館内を激しくぶつかり、光となって消えていく。
 このまま戦っていては船が持たない。そう判断した2人は、次で決着を付けようと互いに出せる全力を溜めていく。
 各々の右腕に溜まるエネルギーは、輝く光。青く白いルンバの輝き。秘められた想いは守ること。微かに残る記憶の渦から記憶とも呼べない断片的な思考回路が、彼をオブリビオン狩りへと突き動かす。
 アナリシスは赤く黒い輝きは、命令を受けた任務をそつなくこなす生命体の証。主の大願成就の為、命を掛けて戦うのは当然の任務。
 純粋な威力と威力のぶつかり合いは、まさに互角。であれば勝つのはいつの世も決まっている。背負っている想いが強い方だ。
 互いに放たれた全力の一撃。最後に輝きを灯していたのは、青白く輝く希望の光だった――。

成功 🔵​🔵​🔴​

八雲・椿
データの解析、ね。厄介な相手だけれども、まだ私の手の内は明かされていない筈。容赦なく全力で行けるわね。「どちらが速いか、やってみるかしら?」
あまりこの手は使いたくはないのだけれどね。脱いで身軽になれば更に加速するこの技を使いましょう。あの服装じゃ、アナリシスも脱いだところで身軽になることはできないわよね。強いて言えばブーツくらいかしら。

便乗したとはいえ、私も約束しちゃったから。情報屋は信用が命なのよ。だからね。ちゃんとこの世界の人達を守るために。負けるわけにはいかないわ。
「データだけじゃ戦えないってことを教えてあげる。強さって言うのはね」
 守りたいものと己が誇りの重さだけ、上乗せされるのよ。



「データの解析、ね」
 青く白い輝きの前に膝をつくアナリシスの前に八雲・椿(自警団のオブザーバー・f17407)が現れた。
 厄介な相手だけれども、まだ私の手の内は明かされていない筈。しかし、ダガーを持ち、素早い動きを見せれば即座に解析し、一瞬の攻撃を砲台なった右腕で防ぐ。
 椿が一度距離を置くと、その右腕は手になり、手には椿と同じダガーが握られていた。
「どちらが速いか、やってみるかしら?」
 あまりこの手は使いたくはないのだけれどと言いたげなため息をつくと、帽子を脱ぎ、マントを脱ぎ。最小限の衣類のみの姿になる椿。
 アナリシスも対抗しようと脱ぐが、身軽になれる脱衣はブーツ程度のもので、殆ど変わらない容姿をしていた。
「便乗したとはいえ、私も約束しちゃったから。情報屋は信用が命なのよ」
 この世界の人達を守るために。負けるわけにはいかない。誰かの為に戦う、他人の為に使う力。それは、1つの強さの完成形だった。
「データだけじゃ戦えないってことを教えてあげる。強さって言うのはね――」
 椿が語ったこと。約束という重石が、果たそうとする強い想いで剥がされていく。その速さは、いつもよりも。アナリシスよりも、ほんの少しだけ速かった。
「守りたいものと己が誇りの重さだけ、上乗せされるのよ」
 そのダガーがアナリシスの右腕をかわし。抵抗する隙も与えず、首を刈り取った。掴んだ首を宙に放ると、アナリシの首と身体は急激に薄れていき、やがて骸の海へと還っていく――。

 こうして、オブリビオンを倒した猟兵たちはそれぞれの日常へと帰っていく。復讐でも夢でも希望でもなく。ただ、その日を平穏に過ごす為の戦い。守りたいものを守る為に身をもって戦う猟兵たちの物語は、これからも続いていくのだろう――。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年05月31日


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#スペースシップワールド
🔒
#戦後


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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠鏡繰・くるるです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト