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バトルオブフラワーズ⑩〜外はバリカタ、中はエモユル

#キマイラフューチャー #戦争 #バトルオブフラワーズ #ラビットバニー


 キマイラフューチャーの中枢『システム・フラワーズ』。その中心部へと至る道の半ばにて、咲き乱れる花々を足場に陣取る者がいた。
「まじびびった! だってモンキーやられてっし!」
 赤べこを模した巨大なキャノン砲、その肩書に恥じぬ愛らしいウサギの被り物、そして何より……豊満な乳・尻・太ももを大きく露出させた、扇情的な格好。オブリビオン・フォーミュラ『ドン・フリーダム』が率いる第二の幹部怪人、カワイイ怪人『ラビットバニー』である。
「でもまあ、あーしが全員始末すりゃいいか。 なんつっても、あーしのユーベルコードは『絶対無敵バリア』! どんな攻撃も、あーしには全部無効なんだから。それで負けるわけなくない?」
 随分とご親切に解説してくれる御人である。だが実際、彼女の周囲に展開される光壁は誰の目にも頑強極まりない事が見て取れるような威圧感を発している。果たして、この鉄壁の防御を切り崩す術はあるのだろうか……。
「まあ、エモいもの見ちゃったら、心が乱れてバリアも解けるけど……。 かわいい仕草とか、血だらけで立ち上がるとか、突然のパンチラとか、あーしのエモ基準かなりガバいけど……。  まーなんとかなるっしょ、アゲてくぞー!」
 ……ホントに、ご親切な事この上ない御人である。こんなのに幹部なんて任せて大丈夫なの、この人選?

「幹部怪人『エイプモンキー』の撃破、お疲れ様。 でも、戦いはまだまだこれからよ。」
 システム・フラワーズへの道を完全掌握し、最初の門番であるエイプモンキーを撃破した猟兵達に、アイリーン・ルプスは新たな戦場の解説を始める。
「次に立ち塞がるのは、カワイイ怪人『ラビットバニー』。 こんな見た目だけれど、れっきとした怪人軍団の大幹部の一人よ。」
 肩に担いだ赤べこキャノン、うさちゃんカンフーモードと呼ばれる高速戦闘形態、システム・フラワーズ制御ビームによる足場の操作といった、強力なユーベルコードを駆使する存在である、ただでさえ難敵であるのだが、そんな彼女の強さを決定づけているのが。
「『絶対無敵バリア』。 物理・エネルギー・魔法・精神……あらゆる攻撃を無効にしてしまう、とんでもない代物ね。」
 まず、この鉄壁を打ち崩さなければ戦いにすらならない。だがこの強力な力、一体、どこに突破口があるのだろうか?
「……エモい物、よ。」
 目を伏せながら、アイリーンはぼそりと呟く。
 エモい。「emotional」を由来とした、感情が動かされた状態などを意味する日本語の形容詞である。
 要するに、ラビットバニーの心を揺さぶる様な何かを見せてやればいいのだ。しかも、可愛い系、カッコいい系、ドッキリお色気胸キュン面白……はっきり言って、彼女の判定範囲は激ユルである。
「とは言っても、あくまでそれは前段階。 こんなのでも、戦闘能力そのものも高い難敵よ。」
 そう言って、アイリーンは今一度頭を抱えながら、忠告と共に猟兵達を戦場へと送り出すのだった。


橘田華佗雄
 ラビットバニーは必ず、猟兵に先制して『絶対無敵バリアを展開するユーベルコード(POW、SPD、WIZ)』を使ってきます。
 絶対無敵バリアは本当に絶対無敵で、あらゆる攻撃を無効化しますが、「ラビットバニーがエモい物を目撃する」と、精神集中が乱れてバリアが消滅します。
 ラビットバニーのエモい基準はかなりユルいので、バリアの解除は比較的容易と思われますが、バリアなしでも彼女は相当の実力者です。

 九度目まして、橘田華佗雄です。うかうかしてたら、気付けばネームド戦も第二ラウンドに突入していました。
 以下、ちょっとした補足になります。

●戦場について
 戦闘に支障が出ない程度には、あちこちに花畑が足場として点在しています。

●敵について
 基本的にはオープニングにある通り。ただしこんなのでも幹部怪人。場合によっては苦戦も免れません。当然、なめてかかると大変な事になるでしょう。

●戦闘について
 前述したように、敵は必ず先に『絶対無敵バリア』の展開を伴う攻撃を仕掛けてきます。故に、
 敵の攻撃への対処→『絶対無敵バリア』の解除→ラビットバニーへの反撃!
 といった流れになります。いかにエモさで感動させるのかも大事ですが、そればかりに気を取られぬよう、お気を付け下さい。
 今回のシナリオは皆さんの独創性溢れるエモアピール、そして難敵の撃破を楽しむシナリオとなっております。
 それでは、皆さんの参加を、心よりお待ちしてます!
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第1章 ボス戦 『カワイイ怪人『ラビットバニー』』

POW   :    赤べこキャノン
【絶対無敵バリア展開後、赤べこキャノン】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    うさちゃんカンフー
【絶対無敵バリア展開後、兎面の目が光る】事で【うさちゃんカンフーモード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    おはなハッキング
【絶対無敵バリア展開後、両手の指先】から【システム・フラワーズ制御ビーム】を放ち、【花の足場を自在に操作する事】により対象の動きを一時的に封じる。
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待宵・アルメ
【ガオナ主体】

先制攻撃は召喚したスクラップを盾にしつつ、俺とアルメと二人がかりで受け止める。
反撃に移る時にアルメに「足引っ張んなよ」とか言えばあいつは突っかかってくるだろうから反撃は一旦やめて口喧嘩開始。

再び向こうから攻撃を仕掛けてきたら「「邪魔だ(だよ)!」」と喧嘩中とは思えない息ピッタリ加減で同時に動いて防ぐ。
そこで「続きはアイツ倒してからな」とでも言って共闘の流れを作る(そもそも味方だが)
あとはあいつに合わせて二人でオブリビオンを殴る

仲悪そうで息ピッタリってのもバディ物の漫画みたいで悪くねぇだろ?ウサギさんよぉ?
あいつの癖も考えも俺が一番よく知ってる。乗せるのも手綱引くのもお手の物ってな



『よっしゃ! 一番乗りは貰ったぜ!』
 模造の華が舞う戦場。幾度目とも知れぬ復活を遂げる、カワイイの体現者とも評されるラビットバニーの、この度の最初の挑戦者は待宵・アルメ――いや、彼と同居している人格の一人、ガオナであった。アルメのユーベルコードにより実体化、その身を相方と並び立たせたのだ。
「ちょっとガオナ、あんまり勝手に先行しないでよ!?」
『分かってるよ、心配し過ぎだろアルメは。』
「ふーん、もしかしてあんた達、双子? まー、エモの鉄板っちゃそうだけどさー?」
 その程度では心は揺るがぬと誇示するためか、ラビットバニーは躊躇する間もなく絶対無敵バリアを展開。その被り物の双眸が煌めくと同時、その見た目からは想像がつかない程の体捌きで一気に二人との距離を詰める。
「『……! 危なっ!?』」
 咄嗟に、二人により廃金属が何処からともなく呼び出され、攻撃を防ぐための障壁と成る。間一髪、それを支えるために後ろに回った二人は、ラビットバニーの体術の直撃をすんでの所で受けずに済んだ。だが、それでも彼女の攻撃は止むことはない。正拳。連蹴。掌底。カンフーじみたあらゆる武術が、嵐の如く絶え間なく障壁へと叩き込まれる。それが遂に過ぎ去るのと同時、役目を終えたスクラップは遂に粉々に砕け散っていく。
『おし、反撃のチャンスだな。足引っ張んなよ!』
 そこを逃さず、好機とばかりに相方に声を掛けるガオナ。だが、その付け足した一言に。
「ちょっと! 足を引っ張るなって、それってどういう意味なの!?」
『別に、そのまんまの意味だろ? 文句でもあるのか?』
 思わず反応してしまうアルメ。そしてそんな彼の売り言葉もまたガオナが買い、いつしか二人は戦闘中にも関わらず口喧嘩を始めてしまう。
(……はー、マジサゲポヨだわー。)
 一方、ラビットバニーのテンションはダダ下がりであった。実は自分を堕とすために、双子禁断兄弟愛の寸劇位は見せつけられるかも、と少しは期待していただけに、この二人の息の合わなさっぷりには心底がっかりしていた。
「ねー、もー殺っちゃうよ? いい加減飽きたしー。」
 そしてとっととこのつまらない茶番を終わらせるべく、今一度ラビットバニーが動きを見せる。もう何だか面倒くさくなり、さくっと一撃で決めようと上空から踵を大きく振り下ろすも。
「『うるさい、邪魔『だ』「だよ」!!』」
 二人のタイミングピッタリの薙ぎ払いにより、綺麗に防がれてしまう。
『……続きはアイツ倒してからだな。』
「言われなくても!」
 一時休戦を決めた二人は、大振りな攻撃のせいで大きな硬直が生まれたラビットバニーに、改めて果敢に攻勢に打って出る。
「何、まだやるの? 別にいーけどー? どうせそんな攻撃、あーしのバリアには効かないしー?」
 だが対するラビットバニーは、完全にリラックスしきった体勢で迎え撃つ。彼女のバリアは絶対無敵、何人たりとも破る事は出来ない。はずなのだが。
「ガオナ!」
『おうよ!』
 アルメが殴りかかろうとすれば、それに合わせるようにガオナもまた拳を突き出し。
『アルメ!』
「うん!」
 ガオナのタイミングに合わせ、アルメもまた阿吽の呼吸で攻撃を仕掛ける。
(……あれ? もしかして、この二人……。)
 ここへ来て、ようやくラビットバニーは悟る。実はこの二人、仲が悪そうに見えて、本当はお互いに心と心で通じ合っているという事に。
『仲悪そうで息ピッタリってのも、バディ物の漫画みたいで悪くねぇだろ? ウサギさんよぉ?』
 ラビットバニーは侮っていた。この二人の奥底で繋がっている確かな絆を。
 ラビットバニーは恥じた。この二人を穢れた視点でしか見ていなかった自分を。
 二人の純粋な信頼関係、そしてそれを序盤の口喧嘩から打って変わって見せつけられるというギャップに。
「こんなの……こんなの! エモい通り越して尊みしかないんですけどーー!!??」
 その心境を表すように、その防壁は粉々に砕け散り。
「『これで……終わりだぁ!!』」
 その絆を示すように、空いた手同士を繋いだ二人が同時に繰り出す、一対の巨拳に、ラビットバニーは身を沈めるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

テラ・ウィンディア
…この世界のオブビリオンの幹部だ
だから…こいつは真の強者は理解している

エモいっておれよく解らないけど
取りあえず…ちみっこらしく可愛くやればいいかな?

(ふわもこペンギンの着ぐるみ着て
てら・うぃんでぃあです!
どうかよろしくお願いします!(勝気そうなちみっ子が緊張しながらご挨拶

対赤べこ
ペンギンバリアー!
おれのペンギンバリアの鉄壁防御!破れるなら破ってみろ!(全力で攻撃力優先の赤べこを誘い
瞬間
【見切り・第六感・残像・空中戦】を動員しての全力回避に努める!
此方の意図を見破っての命中重視の攻撃ならば…両腕を犠牲にしてでも防ぎ切って!
元々好機なんぞ少ないんだ
なら全霊をぶつける
その上でメテオブラストで反撃!!



(……こいつは、この世界のオブビリオンの幹部だ。 だから……こいつは、真の強者は理解している。)
 続いてラビットバニーの前に現れたテラ・ウィンディアは、眼前の敵に少なからず緊張の面持ちで相対していた。巫山戯た外見のラビットバニーではあるが、そこは腐っても幹部怪人。その被り物でも隠し切れない、強者としての確かな威圧感を、テラは感じ取っていた。だが、このまま睨みあったままでは埒が明かない。
「おい、ラビットバニー! おれのペンギンバリアの鉄壁防御! 破れるなら破ってみろ!」
「ペンギンバリア? 何の事なのかよく分かんないけど……それって、あーしへの挑戦って事?」
 どうせ圧倒的な速さにより、敵に先手を取られてしまうのだ。ならば思い切って挑発する事で、敵の攻撃の手段を誘導してしまう方が、却って対処は容易というものだろう。その試みは果たして。
「ふーん……おけまるー。 そんなもん、あーしの全力で木っ端にしてやるし!」
 すると、ラビットバニーは周囲に絶対無敵バリアを展開すると同時、肩に担いでいた赤べこを模したキャノン砲を構え、その砲塔にエネルギーを収束させていく。テラの目論見通り、攻撃力に重きを置いた一撃を放つためだ。やがて砲塔に蓄積されていったエネルギーは臨界寸前に達し、そして。
「あーしの全力全開、受けてみるし!」
 幾つにも分けられて放たれる、圧倒的な破壊をもたらす光の筋。あらゆる防壁を粉砕しようという強い意志すら感じられる暴力の塊を前に、テラは前方にペンギンバリアを……。
「いや、そんなもんねぇよ?」
 瞬間、テラはそれに真っ向から挑むのではなく、持てる力を総動員した全力の回避に全てを捧げる。全身のあらゆる感覚を研ぎ澄まし、残影が残る程の機動力を以って、次々に光の帯を紙一重で躱していくテラ。やがて、本来向けられた敵を外れた光の帯は寺の周囲に着弾、辺りは爆煙に包まれていく。
「ちょ!? バリアドコいったし!?」
 ともすれば卑怯とも言える戦法に、驚愕を隠せないラビットバニー。やがて煙幕が薄れていき、徐々に周囲の視界が開けていくと、ラビットバニーの視界に飛び込んできたのは。
「えぇと……てら・うぃんでぃあです! どうかよろしくお願いします!」
 そこに現れたのは、いつの間にか着込んだのか、ふわもこなペンギンの着ぐるみに身を包み、先程までの勝気な態度とは打って変わり、緊張に震えながらも愛嬌をたっぷり詰め込んだ挨拶をするテラの姿があった。
(エモいって、おれ、よく解らないけど……取りあえず、ちみっこらしく可愛くやればいいかな?)
 普段はこのような仕草に慣れていない故に、自身の振る舞いに不安げな気持ちを抱かずにはいられないテラ。それに対して、ラビットバニーは。
「ちょっと……マジ信じられないんだけど……。」
 どっしりと立ち構え、全身をワナワナと震わせ。
「さっきまであんなにガチめだったのに、いきなりそんなカワカワになるとか、エモるしかないじゃん……。」
 十分に緩んだ表情を浮かべていた。被り物のせいで見えないけど。そしてその心の緩みは、バリアにひびが入るという形で表れていた。
(! ここが好機だ! 今こそ全霊をぶつける!)
 この絶好の機を逃さず、テラは着ぐるみの翼を羽ばたかせ、大空に舞いあがる。そして空中でその身を反転、足先に重力場を形成させ、眼下のラビットバニーへとその鉄槌を振り下ろす。
「星よ……世界よ……流星の力を我が身に宿せ……! 今こそ我が身、一筋の流星とならん……メテオ・ブラスト……受けろぉ!!!」
 やがてその踵は絶対無敵を誇るバリアに阻まれるも、先程のエモみでラビットバニーの心に綻びが生じたせいで、次第にそのひびは大きく、隅々まで広がっていく。
「はぁ……良い感じのほっこりエモみ……あざっしたしー……。」
 そして満足気な表情と共に、ラビットバニーはテラの蹴撃を土手っ腹に大いに喰らうのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

マーリス・シェルスカナ
(※アドリブ歓迎)
エモい、つまり怪人に感動を見せて隙を作るのですネ?
とにかくやってみないト、前に進めないヨ。

(WIZ)
「エレクトロレギオン」を発動
レギオンを【操縦】して、一糸乱れぬ動きとMeの思い付く限りの
空中アートでパフォーマンスするネ。
…これで怪人のバリアが消せるか、数体のレギオンで攻撃するネ。
怪人も反撃するカラ、【第六感】で直撃を避けて【激痛耐性】で耐えるケド、足場失って封じられるト、怪人がカンフー決めに近づく筈。
そこでMeは残ったレギオンを集めて…ハイ、【怪人バニーの顔】!
今日一番の出来ネ!
これで隙が出来たラ、残ったレギオンを一斉突撃&爆破デス!

偉い人言いまシタ、「芸術は爆発だ」ッテ。



「エモい、つまり怪人に感動を見せて隙を作るのですネ? とにかくやってみないト、前に進めないヨ。」
 マーリス・シェルスカナは意気揚々と進み出ると、ユーベルコードを発動。ドローンを模したと思われる、百を優に超える小型の戦闘用機械兵器(レギオン)を、目の前に展開した電子の魔法陣から呼び出す。
(これで華麗な空中アートを披露して、それに気を取られている隙に攻撃が通るかどうか、試してみるネ。)
早速、マーリスは巧みな指捌きの元、レギオン達を操る事でパフォーマンスの披露を試みるも。
「ちょっとー。 何しよーとしてんのか知らないけど、あーしの事を無視するとか、いー度胸してんじゃないのー!」
 気付けば、ラビットバニーは既に絶対無敵バリアを展開、その指先から放たれる光線によって制御された足元の花々が、マーリスへと襲い掛かる。
「No!? そういえばそうだったデス!」
 先手は必ず取られるという事を思わず失念していたマーリスの感覚が働く間もなく、伸びる蔓はマーリスの脚へ絡み付き、植物とは思えない程の力で縛り上げていく。
「Foo!? でも……でも、Meは……この程度では倒れないネ!」
 身動きを封じられ、脚から脳天にまで届く程の痛みを受けながらも。それでもその激痛に耐えながら、マーリスは挫けることなく、なおもレギオンの操作を止める事はなかった。一糸乱れぬレギオン達の動きと、マーリスの表現力が合わさった結果、そこに浮かび上がるのは。
「ハイ、【怪人バニーの顔】! 今日一番の出来ネ!」
 数に物を言わせ、顔の細部や立体感まで忠実に再現した、レギオン達の空中組体操だ。
「ふーん、そんな状態になっても、こんなに細かい所まであーしを再現しちゃうとか、ちょっとでもエモを感じないわけないじゃん?」
 そんな彼女の言は嘘偽りなく、その証拠に細かくはあるが、その防壁には確実に、いくつもの亀裂が走っているの確認できる。
「Go! 今ですヨ、レギオン達!」
 そして今度こそこの機は逃さぬとばかり、マーリスはレギオン達の編成を分解、一斉に亀裂へ向けて突撃させる。その身を犠牲に、バリアへ特攻しては爆散していくレギオン達。だがその圧は、僅かな綻びへと着実に蓄積していき、遂に開けられた孔へと殺到。ラビットバニーの眼前で、次々と連鎖的な爆裂を浴びせていく。
「のわー!? 爆発オチとか聞ーてないしー!」
「偉い人は言いまシタ……『芸術は爆発だ』ッテ。」
 戒めが解かれ、肩で息をするほど困憊しきっていたマーリスは、きっちりと決め台詞を言い放つのだった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

幽草・くらら
ぜ、絶対無敵とか反則じゃないですか!?

エモいとかそういうの、苦手なんですけど……
とにかく筆で攻撃を受けたり弾き続けます。
ひたすら【早業】とか【クイックドロウ】、【パフォーマンス】を活かして絵の具を宙に残してながら逃げて凌いで、
敵を巨大な絵の中に捉えます!
その絵こそが私の作品であり詠唱であり術式、感動してくれればそのまま四方から襲いかかる炎の魔導ミサイルで攻撃です!

……ホントはすっごく怖いというか逃げ出したいんですけど、キマイラフューチャーの生活を守るためですからね……!
精一杯頑張ります!



「うぅ……私、なんでこんな所に来ちゃったんでしょう……」
 ラビットバニーと猟兵達の激戦が続く中、幽草・くららがおずおずと花舞う戦場へ足を運ぶ。臆病であるが故か、彼女は目の前に立つ存在に危機感を感じずにはいられなかった。ラビットバニー。ふざけた見た目とは裏腹に、強者由来の覇気とも言うべきものを、くららは肌でひしひしと感じていた。
「ねぇーえ、ホント大丈夫? なんならあーしを放っておいて帰ってもいーんだけど?」
 それは格上故の余裕か、ラビットバニーはくららに撤退を促すも。
「……ホントは、すっごく怖いというか、逃げ出したいんですけど……キマイラフューチャーの生活を守るためですからね……! 精一杯、頑張ります!」
 それでも、くららは彼女なりの精一杯の正義感を表し、しかとその足を踏み止まらせる。そんな彼女の覚悟を聞き届けたラビットバニーは。
「そっかー。 それじゃ……どーなってもあーし、知らないからね!」
 最早一切の容赦は不要とばかり、早速絶対無敵の防壁を纏い、指先から放つビームで周囲の花々に指示を飛ばす。やがて花弁の数々は主茎から切り離され、高速回転する丸鋸へと変貌を遂げる。
「ぜ、絶対無敵とか反則じゃないですか!?」
「んなこと言われても、ここではあーしがルールだし?」
 そしてラビットバニーの指揮の元、花弁達はくららを切り刻むべく襲い掛かる。そんな花弁達に対し彼女のとった行動とは。
「とりあえず……逃げます!」
 ひたすら逃げ凌ぐ事だ。そして当然の如く、くららを執拗に追い掛け回す花弁達。時に追いつかれては、その度にサイケデリックブラシを振りかざす事で防護を試みる。だがやはり圧倒的な実力差故か、時にはその全てを捌き切る事が出来ず、その凶刃に身を切られる事も間々あった。それでもなお逃げ惑うくらら。だが、これは決して戦場からの逃亡ではない。
(エモいとかそういうの、苦手なんですけど……)
 実はエモとは何なのかにあまり造詣が深いわけではないくらら。だが、そこは美術部所属の女子高生。逃走の最中、早描き(クイックドロウ)をはじめとした持てる技術を駆使し、ラビットバニーを囲むように塗料を空中に残していく。赤、青、黄色。色とりどりの絵具が宙に刻まれていくその様は、さながら戦場というキャンバスに描かれた抽象画のようであった。
「これこそが、私の作品であり、詠唱であり、術式であり……私なりのエモです!」
「ふぅん……。 あーし、あんまり芸術とかよく分かんないんだけどさぁ……空中アートとか、中々にエモじゃん?」
 そしてラビットバニーのバリアに大きなひびが入ったのを確認すると同時、くららは赤の絵具を炎を纏ったミサイルへと変質させ、隙の生じたラビットバニーへと一斉に放つ。
「あー、やっぱりあんたもそーいうクチかぁ……。」
「はい!……芸術は、爆発です!」
 そして防壁を貫いたミサイルの直撃により、ラビットバニーの肢体は爆炎に包まれるのだった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

琥珀川・れに
バリア後回復の為UC使用

(女性の心を動かすのは自信がある。が、最後の要素は果たして効くだろうか)

いつものようにいかにも王子様な態度
イケメンに【見切り】で避ける
「花で僕達の出会いを演出してくれているのかい?」
「ところでその隠された顔はさぞかし美しいだろう、声でわかるよ
そのバリアを解いて素顔を見せてよ」
と口説く

バリアにもたれかかるか指でなぞり近づいた所で自己紹介
「初めまして、僕は琥珀川れに
とある貴族の長”女”だ」
とネタバラシ

成功なら【串刺し】
僕の回復はある程度時間差で降る
かなり近づいているのと、降った血を浴びたりぺろっと【吸血】し回復しながら剣で戦う
ちなみに僕はノーマルだよ

※絡みアドリブ歓迎



「やぁ、艶やかなお嬢さん。 今度は僕がお相手を務めさせてもらうよ。」
 色取り取りの花弁が舞い踊る戦場。そこに似つかわしすぎる程の、端麗な少年――いや、少女である、琥珀川・れにが馳せ参じた。
(さて……女性の心を動かすのは自信がある……が、最後の要素は果たして効くだろうか?)
 そんな彼女には、ラビットバニー攻略のためのとっておきの策があった。一部に不安は残るため一時は躊躇うも、それでもこの賭けには乗る価値が十分にある。そう確信した彼女は迷いを振り切り、覚悟を決める。
「そ、そんなイケメン王子様ムーブされた程度じゃ、あ、あーしのハートは揺れないし!」
 一方のラビットバニーも一瞬どぎまぎしながらも、慌てず自身を取り囲むように絶対無敵のバリアを展開。周囲で舞い散る花びらへ向かって指先から無数の光筋を放つと、その一枚一枚を小さな刃へと変え、れにを襲うよう指示を飛ばす。
「この血は、神の導きによって僕に捧げられた、贄達の涙。神からいただいた物は、分け与えよう……」
 れにが詠唱と共にその右手を上空にかざすと、赤い筋が一瞬天へと奔り、その先に鮮紅の暗雲が立ち込める。それを確認するや、れには悠然たる態度で少しずつ、確実にラビットバニーとの距離を詰め始める。当然のように花刃が彼女を切り裂こうと目論むも、流麗な足捌きでその尽くを寸での所で流していく。それはまさに、イケメンにのみ許された所作。
「花で僕達の出会いを演出してくれているのかい?」
 まるで愛しい人を口説くかのように、甘美な口調でラビとバニーに語りかけるれに。
「ところで、その隠された顔はさぞかし美しいだろう、声でわかるよ。 そのバリアを解いて、素顔を見せてよ。」
 気付けば、れにとラビットバニーとの距離は寸前にまで縮まっていた。
「ひゃう!? な、何恥ずかしー事言ってんの!? も、もうそれ以上こっちに来んなし!」
 心臓はばくばくと高鳴り、被り物越しでも分かる程顔を真っ赤にしたラビットバニーは、徹底的な拒絶の意を示すべく、バリアをれにとの間に集中させて壁のように作るも。
「そういえば、自己紹介がまだだったね。」
 れには構わず、片肘をつくような形でバリアにもたれかかる。それはまさに、王子様のみが到達できる見事な壁ドン、ならぬバリアドンであった。何故か花びら達によって二人の間に甘い感じのエフェクトがかかる中、れには囁くようにラビットバニーに告げる。
「初めまして、僕は琥珀川れに。 とある貴族の……長”女”だ。」
 瞬間、ラビットバニーはまるで心臓が貫かれたかのような衝撃を受け、その場にへたり込む。それは男だと信じていた事への唖然か、禁断の関係への甘惑か。なんにせよ、確実に言えるのは。
「そんな……そんな告白、あーしのエモがフットーするしかないしぃっっ!」
 ラビットバニーの心と現実の壁は、脆くも崩れ去ったという事だ。やがて二人の頭上から、赤い雫が一滴、また一滴と降り注ぎ始める。しとしとと身に掛かる血の雨をれにが蠱惑的に舐め取ると、僅かながらとはいえ消耗した体力を癒すかのように、全身に活力が漲るのを感じ取る。そして万全の体制となった彼女は『エペ ド ルーン』を手に取り、ラビットバニーの身に勝利への一閃を刻み込む。
「あぁそれと……ちなみに、僕はノーマルだよ。」
 こうしてわずか数刻の間に、ラビットバニーは心身ともに徹底的に打ちのめされるのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

コトト・スターチス
辻ヒーラーとして今日もがんばりますっ!

おはなハッキングに対しては、足場の動きを【情報収集】して【見切り】ながら、敵に追い込まれないように先読みして移動していきます
あわせてぼくも【ハッキング】をしかけ、制御をうばうか妨害するかして少しでも近づいていきますっ

えもい行動は、ことなまっ☆の配信でやってる決めセリフとポーズの【パフォーマンス】です!
「今日も一日一ヒール、コトトですっ! お兄ちゃんたちを癒して、世界を救えるようにがんばりますっ☆」
手で胸の所にハートマークを作ってウィンクをします!

隙を見て一気に近づいて、メイスでがつんと一撃離脱で【気絶攻撃】をします!
「ヒーラーも、殴ればつよいんですよっ!」


春霞・遙
別のラビットバニーさんとの戦いで同じユーベルコードを使って楽しんではもらいましたけど、同じことをしても芸がない、ですかね。ならば……

ラビットバニーさんが操作する花の足場の動きに合わせて花吹雪を舞わせてみましょうか。花びらの舞う世界を自分で指揮しているという状況もすごく楽しいと思うのですが、どうでしょう?
自分の存在や位置に関しては戦闘を始めたら花吹雪で目隠しになるようにしておきます。私のことは忘れて、花満開の世界で楽しんでください。
そしてこの花吹雪は、見た目は美しいけれども攻撃のユーベルコードなので……。死体は残らないのでしょうけど花に埋もれて命を落とすのも悪くはないと思いません?


ノイ・グランガイオス
連携・アドリブ歓迎 ※大阪弁です
エモい……正直、ウチにとってはあまりにも高いハードルや……!
けど、キマイラフューチャーを護るため! やったるで!
一夜漬けで気合いで覚えた女児向けアニメ
「アイらぶ~アイドル乱舞~」のエンディングダンス披露!
「わったっしっはっ」ズビーンズビーン「アイッドル♪」ガインズギュゥン
「ナンッバーッワン☆」ブッピガァン
どやっ!判定は!?

バニーがバリアを解いたら隙を見てダッシュ! すかさずグラップルで掴みかかるで!
赤べこキャノンでもうさちゃんカンフーでも、1発くらいは覚悟して
くらってもかまへん! 体格差と体重差で押し切ったる!



 いよいよ戦局も佳境に入ってきた、此度のラビットバニーとの戦い。これまでの激闘と心の揺れ動きで既に心身ともに疲労困憊のラビットバニーであるが、そんな彼女の前に、一人の天使が舞い降りる。
「辻ヒーラーとして、今日もがんばりますっ!」
 入りのポーズをばっちり決めた、コトト・スターチスの参入だ。天然ながら計算された絶妙なポーズとアングルを取りつつ、彼女は電子の花畑へと降り立つ。
「い、今更幼女が出てきた所で、あ、あーしの心を掴めると思ってんの!?」
 その愛らしい挙動に若干の動揺をしつつも、間髪入れずラビットバニーはバリアを展開しながら指先から光線を放ち、コトトの足場を形成する花畑の霧散させようとするも。
「そう簡単にはいかせないよ!」
 これまでMMORPGに費やしてきた経験を生かしてか、コトトはその見た目にそぐわない冷静な判断力で、的確にその動きを先読みし、未だ制御下に置かれていない足場へと器用にその身を翻す。
「あーもー、ちょこまかと! いー加減に……あり?」
 そうこうしている内、ラビットバニーは異変に感づく。己の制御に僅かながら、少しずつノイズが掛かるような感覚を。それは、移動の合間を見ては、『めがりすどらいぶ』を駆使してラビットバニーの制御に妨害を仕掛けていたコトトの仕業であった。気付けば、ラビットバニーの制御権は次第にその手を離れていっていく。
「今です、遙お姉ちゃん!」
「えぇ、後はお姉さんに任せなさい、コトトちゃん。」
 そして頃合いを見測り、コトトはその手番を、後方に控えていた春霞・遙へと手渡す。
(別のラビットバニーさんとの戦いで同じユーベルコードを使って楽しんではもらいましたけど、同じことをしても芸がない、ですかね。 ならば……。)
 一瞬の間に思慮を巡らせた遙は、託された花弁達を巧みに操り、未だラビットバニーの手の内にある花々の動きに沿うように動きを合わせる。それは、あたかもシンクロニシティであるかのように。それは、まるで遙の指揮の元、舞い踊る踊り子たちのように。
「……何これ、けっこー綺麗じゃん?」
 気付けば、いつの間にかラビットバニーは戦闘の中にありながら、その光景に見とれつつあった。そしてバリアに亀裂を生じさせながら、ラビットバニーは気付いていなかった。花吹雪による目隠しと、遥の織り成す花びら達の舞踊への視線誘導に紛れ、接近する影達に。
「ほな、うちから行かせてもらうで!」
 そう高らかに宣言しながら、花吹雪を突き破り、ノイ・グランガイオスがその巨躯をラビットバニーの眼前へと現す。
(エモい……正直、ウチにとってはあまりにも高いハードルや……!)
こういった事には不慣れなのか、一時、ノイの胸中に不安が過る。だが、彼女とて無策でこの場に来たわけではない。一夜ぶっ通し、気合でその身に刻み込んだ一芸を披露すべく、彼女はその恵体を迷うことなく振う決意を固める。
「けど、キマイラフューチャーを護るため! やったるで! ノイ・グランガイオス、『アイらぶ~アイドル乱舞~』のエンディングダンス、披露するで!」
 『アイらぶ~アイドル乱舞~』! それは、ちびっ子から大きなお友達まで、老若男女ありとあらゆる人達を惹き付けてやまない大人気アニメ(多分)! そしてどこからともなく流れてくるオフボーカルソングに合わせ、巨体を存分に振り動かしていく。
「わったっしっはっ!」ズビーン! ズビーン!
「アイッドル♪」ガイン、ズギュゥゥン!
「ナンッバーッワン☆」ブッピガァァン!
 ……なにやら、可愛らしい音楽に似つかわしくない機械音が合間合間に混ざっていた気がするが、気にしないでおこう。 果たして、ノイのダンスの判定は。
「……ぐずっ。 ……えぐっ。 何これ、めっちゃ熱くて泣けるんですけどぉ……。」
 泣いていた。めっちゃ泣いていた。それは、ノイのこのダンス習得のための熱意が伝わったのか。ラビットバニーは感動のあまり被り物の隙間から涙を流しながら、バリアの亀裂をさらに深めていく。
「それじゃ、オオトリは頼んだで!」
「うん、後は任せて、ノイお姉ちゃん!」
 そしてラビットバニーのエモに止めを指すべく、コトトは黒猫型のドローンを周囲に配備するとラビットバニーの眼前に躍り出て。
「今日も一日一ヒール、コトトですっ! お兄ちゃんたちを癒して、世界を救えるようにがんばりますっ☆」
 彼女の配信恒例となっている、胸の前でのハートマークとウィンクを添えたいかにも愛らしい、しかし渾身のパフォーマンス。それをドローン越しに、生中継を視聴していた全世界のお兄ちゃんたちは。
『キターーーーーーーー!』
『コトトちゃん可愛いよコトトちゃーーーーん!』
『今日もサイコーーだよーーーー!』
「はうぅぅぅぅんマジもう無理尊さキャパオーバーなんですけどーーーー!」
 彼女の生放送の画面は弾幕で埋め尽くされ、そしてラビットバニーもまた限界に達し、遂にそのバリアが粉々に砕け散っていく。エモさのあまり、つい膝をついてへたり込むラビットバニー。だが、それを黙って見過ごすほど、猟兵達は甘くない。すかさず、ノイはマシンブーツのバーニアを点火させ、ビームシールドを纏った左手による渾身の拳を振り下す。
「だっしゃあ!」
 放心状態となったラビットバニーは条件反射で赤べこキャノンを構えるも、圧倒的なまでの体格に組み敷かれた身では、最早抵抗すること能わず。キャノン砲ごとそのハンマーパンチに身を沈められてしまう。
「ノイお姉ちゃんどいて! そいつ倒せない!」
 そこへ追い討ちをかけるかのように、コトトは全国のお兄ちゃんたちの声援によって高められたメイスを振りかざし、ラビットバニーの頭部へと叩き込む。
「ヒーラーも、殴ればつよいんですよっ!」
 コトトの強烈な一撃を受け、放心を通り越して気絶へと追い込まれるラビットバニー。そして、そんな彼女の周囲を、無数の花びらによって形取られた花吹雪が舞い囲む。
「所でこの花吹雪、見た目は美しいけれども、攻撃のユーベルコードなのですよ……。」
 後方より、まるでラビットバニーに囁きかけるかのように、遥は呟く。
「風に舞う薄紅の嬰児よ、惑う命の導きと成れ……葬送花。」
 瞬間、ラビットバニーは狭まる薄桃色の花吹雪に埋もれるが如く、その身を押しつぶされるのだった。
 そして数刻の時が経ち、花びら達がほろほろと花山から崩れ落ちていくと。
「嘘やろ、もしかしてまだ生きてるん!?」
 そこには、未だ原形を留めていたラビットバニーの姿があった。念のためにと遥が検分してみるも、すでに生きていると思しき反応はなく。
「いいえ……流石にこれは、もう死んでいますね。」
 すると、何処からともなく、ラビットバニーのものと思われる声が、何処からともなく聞こえてくる。
『あ~、もうめっちゃエモ堪能したし……なんかもうさ、あーし復活出来ないッぽいけど? 最期に一杯エモれて満足だし……あーしのエモに……一片の悔いなしだし……』
 それは、彼女の辞世の句だったのだろうか。やがて、その骸は少しずつ塵と化し始め……遂には、彼女がこの場にいたという痕跡は、残らずこの世から消え去っていたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年05月30日


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#キマイラフューチャー
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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト