バトルオブフラワーズ⑩~それって超エモイ!
●バトルオブフラワーズ
「えっ? モンキー、やられちゃったの!?」
第二の関門を守っていたのは、カワイイ怪人『ラビットバニー』であった。
ラビットバニーはマニアック怪人『エイプモンキー』が倒された事を知って、激しくショックを受けていた。
そして、それ以上に思った。
正直、戦うのって面倒臭い、と……。
てっきり、エイプモンキーが猟兵達を一掃し、何もせずに勝利すると思い込んでいたため、そのショックもハンパがなかった。
それこそ、ずーんと気持ちが沈んでしまう程。
「まっ、ここで落ち込んでいても、しゃーないか! だったら、あーしがあんたらを一掃しちゃえばいい訳だし!」
だが、立ち直るのも、早かった。
即座に、あーし最強理論で立ち直り、自信満々にエッヘンと胸を張る。
故に、負けない。
絶対に負けない。
自信だけなら、サイキョーである!
「なんつっても、あーしのユーベルコードは『絶対無敵バリア』! どんな攻撃も、あーしには全部無効なんだから。それで負けるわけなくない?」
それも、そのはず。
ラビットバニーの絶対無敵バリアは、超サイキョー!
絶対無敵の負け知らずなのだから、何も怖いモノはない!
そう思いながら、ラビットバニーが自信満々な様子で、猟兵達の前に立ち塞がるのであった。
●ミルクからの依頼
「何というか、他人とは思えないのよねぇ」
生乳・ココア(人間の聖者・f14331)の気持ちは複雑だった。
何というか、生き別れの姉ではないかと思う程の親近感。
もちろん、実際にはまったく関係が無いのだが、何やら通じるモノがあるらしい。
「しかも、エモいものを見ると、心が乱れてバリアが解けるらしいのよ?」
ココアの話では、可愛い仕草や、格好いいポーズ、オモシロイ格好、突然のパンチラ等……。
エモいモノであれば、何でも反応してしまい程、ガバガバなようである。
そういった意味で、逆に失敗する可能性が低いものの、油断して戦うと『絶対無敵バリア』の餌食になってしまうので注意してほしいという事だった。
ゆうきつかさ
ラビットバニーは必ず先制攻撃してきますが、エモいモノを見た場合は油断してしまい、バリアが解けて無防備になってしまうようです。
ただし、『絶対無敵バリア』に覆われている間は、ありとあらゆる攻撃が一切効きません。
第1章 ボス戦
『カワイイ怪人『ラビットバニー』』
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POW : 赤べこキャノン
【絶対無敵バリア展開後、赤べこキャノン】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : うさちゃんカンフー
【絶対無敵バリア展開後、兎面の目が光る】事で【うさちゃんカンフーモード】に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ : おはなハッキング
【絶対無敵バリア展開後、両手の指先】から【システム・フラワーズ制御ビーム】を放ち、【花の足場を自在に操作する事】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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二天堂・たま
相棒(タイラントと呼ばれるひよこ)に騎乗して参加。
エモい…?アルダワでは聞かない言葉だ
まぁ…バリアだけで幹部になったワケではないようだし、どう攻撃を回避して接近するかが悩ましいな。
UC:親指チックの相棒を花の足場をかいくぐって敵の元に走らせ、ワタシ自身は逃げ足やフェイントを駆使して回避に専念する。
相棒が敵の懐まで接近出来たら大きくジャンプして注目を集めてから居場所交換すれば、攻撃の隙をついて接近出来るかな。
居場所交換の瞬間に、キミを今からワタシの肉球で“てしっ”と叩く。(UC:ケットシーインパクトで)
もしかしたら足の肉球で“てしっ”とするかもしれん。と言ってみよう。
動揺を誘えるかも、だ。
●それってエモい?
「エモい……? アルダワでは聞かない言葉だ」
二天堂・たま(ひよこなケットシー・f14723)にとって、それは聞き慣れない言葉であった。
一体、何を意味しているのか分からないが、とにかくエモい事をする事によって、カワイイ怪人『ラビットバニー』の『絶対無敵バリア』を解除する事が出来るようである。
だからと言って、ラビットバニーも、バリアだけで幹部になった訳ではないはず。
おそらく、幹部になるだけに相応しい器を持った存在……。
そんな気持ちをムルに秘め、たまが相棒(タイラントと呼ばれるひよこの群れ)に騎乗すると、【親指チック(スニーキング)】で、自分と居場所を交代できる、小さなひよこを召喚した。
「……あっ! ぴよちゃん! ちょーカワイイ!」
その途端、ラビットバニーが興奮した様子で、絶対無敵バリアを解除し、小さなひよこを思わず抱っこ!
「……」
次の瞬間、小さなひよこが、たまと入れ替わり、ラビットバニーと目が合った。
「わわっ! ぴよちゃんが……わきゃー!」
それはラビットバニーにとって、衝撃的な出来事。
すぐさま、絶対無敵バリアを展開しようとしたが、それよりも速くたまが【ケットシー・インパクト(ニクキュウ・マジック)】を放ち、ラビットバニーにダメージを与えるのであった。
成功
🔵🔵🔴
トレイシー・ノックス
【SPD】
いや、エモいとか正直よく分からないんだけど……こいつはこいつで面倒くさいわね。
とりあえず、なんかキマイラフューチャー的に喜ばれそうなのがあればいいってこと?
それならこの【焼きリンゴ】とかどうかしら?
撮影した画像をアップすれば……飯テロ、って言ったかしら?
そういうので結構話題になりそうね。
え? 地味?
ちょっと、人が折角面倒くさい中でも考えて用意したものに文句言うわけ?
はぁ!? こういうツンデレ的反応がエモい!?
もうわけわかんない! 何なのよエモいって!?
……ちょっと冷静さを失いそうだけど、バリアが乱れたらその乱れた部分に【神算曲射】を叩き込むわ。
(アドリブ、絡み歓迎です)
●これがエモい!
「いや、エモいとか正直よく分からないんだけど……こいつはこいつで面倒くさいわね。とりあえず、なんかキマイラフューチャー的に喜ばれそうなのがあればいいってこと?」
トレイシー・ノックス(インドア狩人・f06024)にとって、エモいは未知の領域だった。
いくらエモいの基準がガバガバだからと言って、絶対に成功する訳ではない。
むしろ、ガバガバの判定で、失敗する可能性もあった。
そんな中、トレイシーが選んだのは、焼きリンゴを撮影した画像であった。
いわゆる飯テロ。
「うーん、いまいち」
だが、ラビットバニーの反応は、微妙。
『もう一息ッ!』と言わんばかりに残念そうな感じである。
「……はぁ!? 人が折角面倒くさい中でも考えて用意したものに文句言うわけ? もうわけわかんない! 何なのよエモいって!?
トレイシーがムッとした様子で、ラビットバニーをジロリと睨む。
せっかく頑張って選んだ画像を全否定されたような気持ちに陥ったため、怒りが沸々と湧き上がってきた。
「……あ、別に、文句とか、そう言う意味じゃなくて……。えーっと、それならこっちの方がいいと思ったから……」」
ラビットバニーが慌てた様子で、小型端末をイジり、アップルタルトの写真を見せた。
「うっ……」
それを見た瞬間、トレイシーが言葉に詰まった。
アップルタルトはスライスしたリンゴを花びらのように並べており、それがまるで薔薇の花のように美しかった。
そういった意味でも、認めたくないが、確かに凄い。
見た目も綺麗で、食べても美味しそうな感じであった。
しかし、素直にそれを認めてしまうのは……何となく負けた気がして嫌だった。
「お詫びに今度、食べに行こうか♪ もち、あーしのオゴりで!」
そう言ってラビットバニーが、トレイシーを食事に誘う。
だが、その約束が果たされる保証はない。
何故なら、ふたりは敵同士。
戦う事が運命づけられている以上、あり得ない事だった。
苦戦
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ユキメ・サリディア
正直、エモいってのが分んないのだけど(田舎暮らし)
でも、やるだけやってみようね!
とりあえずは、先制攻撃をいなさなければ…
攻撃を受ける体勢を取って避けるなり防御するなり狙うけど
咄嗟の行動で短いスカートがふわりって…
私のアクセサリーに『ぱんつはいてない』ってあるんだけど
スカートが捲り上がったら、まぁ、その、相手に見えちゃうよね?
パンチラどころじゃないものが
何だかわかんないけど、チャンスが到来したのなら
【呪詛】と【殺気】を込められた依形達の攻撃で群がらせちゃえー
●エモい事が分からぬまま
「正直、エモいってのが分んないのだけど……」
ユキメ・サリディア(バーチャルキャラクターの戦巫女・f15392)は不安な気持ちに包まれながら、カワイイ怪人『ラビットバニー』の前に陣取った。
田舎暮らしをしていたユキメには、何がエモくて、何がエモくないのか、分からない。
だが、ここまで来た以上、引き下がる訳にはいかなかった。
「ふふん、あーたの攻撃なんて、お見通しよぉん!」
ラビットバニーがえっへんと胸を張り、『絶対無敵バリア』を展開した。
「えっ? いきなり!?」
その途端、ユキメが絶対無敵バリアに弾かれて尻餅をつき、短いスカートがふわりと捲れ上がった。
「……ちょ!」
それを目の当たりにしたラビットバニーが、驚いた様子で声を上げる。
何故なら、ユキメは……何も穿いていない!
そのため、パンチラどころか、モロである。
エモいというより、エロイ。
「えっ? あの……どうしよう!?」
これにはラビットバニーも、激しく動揺ッ!
『絶対無敵バリア』を張っている場合ではないと言わんばかりに、ユキメのスカートを押さえに行った。
「何だかわかんないけど……えいっ!」
その隙をつくようにして、ユキメがラビットバニーに攻撃を仕掛け、見事ダメージを与えるのであった。
成功
🔵🔵🔴
御宮司・幸村
【SPD】
えっ!?どうしよう…むげふぁんか銀雨の話でも良いけど、バリア解除後も考えてEBの話で先制パンチ
悩ましいな、実は都市国家間の距離は均等に距離があって、それをファイナルオフで言おうと地図持ってきてたのに公開し忘れた社長の話でもする?
一番はアウィンはライムちゃんに転生してたってネタだけど、どうよ!
バリア突破後UC発動
からのEB全員合体
こういう敵って地力は絶対強いって相場は決まってるからね!
敵の増大した速度を利用して【カウンター、咄嗟の一撃】を狙い
当たった場合は【見切り、武器受け、残像】で極力ダメージを抑える
【フェイント、だまし討ち】を交えた【鎧無視攻撃、鎧砕き、2回攻撃】で攻撃指令するよ!
●異世界の者達
「似て非なる世界で生きし異世界の者よ、今こそ並列世界の門を開け、我が呼び声に応え顕現し理不尽な終焉を破壊せよ。終焉を終焉させる者!」
御宮司・幸村(いいかげんサマナー・f02948)は【ナンバリングタイトルAct.3(エンドブレイカー)】を使い、左頬に1と刻印された戦闘用歴代の勇者を召喚した。
「ひょっとして、それがモンキーを倒した噂のヒト達?」
カワイイ怪人『ラビットバニー』が、驚いた様子で声を上げる。
だが、それだけ。
『絶対無敵バリア』は解除されなかった。
「……えっ?」
「……えっ?」
そのため、二人で顔を見合わせ、キョトン顔。
(「ひょっとして、ハードル……あがってない?」)
……幸村は思った。
おそらく、幸村がエイプモンキーを倒したと言う噂だけが独り歩きして、ラビットバニーの中で『超絶凄い事をするヒト』というイメージが植え付けられてしまったのだろう。
そのせいで、エモいのハードルが爆上がりしており、『もっと凄い事をするはず』と言う期待が膨らみ、反応が薄かったようである。
だが、幸村からすれば、『なんてこった!』と言わんばかりの非常事態ッ!
「あ、あの……なんか、ゴメン」
そんな空気を察したのか、ラビットバニーがションボリと肩を落とした。
「いやいや、えーっと、どうしよう。むげふぁんか、銀雨の話でも良いけど……。悩ましいな、実は都市国家間の距離は均等に距離があって、それをファイナルオフで言おうと地図持ってきてたのに公開し忘れた社長の話でもする?」
それに気づいた幸村が、話題の引き出しを次々と開けていく。
「……ごめん。あーし、馬鹿だから、よく分からない」
しかし、ラビットバニーの反応は、いまいち。
(「……ヤバイ」)
幸村が気まずい様子で汗を流す。
これは泥沼、底なし沼にハマッた予感。
「で、でも、オジさんがイイ人だって言うのは分るよ!」
それに気づいたラビットバニーが、必死にフォロー。
だが、違う。
それは求めている答えじゃない。
そもそも、敵に気を使われた時点で、戦うような雰囲気ではなくなっていた。
そして、幸村は妙な敗北感に包まれながら、戦場から撤退するのであった。
苦戦
🔵🔴🔴
紅月・知夏
エモいのがお好き?わかるわ。わかるから私のエモをおすそ分けしてあげる!私は萌対象☆召喚で気弱な感じのショタを召喚するわ
バリアが残った状態で敢えてショタを抱えて、空中戦技能で操作される足場から逃げ回るわ!ついでにオーラ防御を足に纏えば捕まりづらいはず!
そしたらショタは「おねえちゃん、がんばってぇ!」って応援してくれるのよ!純粋なショタの激励!!!気弱で声をあげてる勇気が無さそうなショタが私のピンチと活躍で応援頑張ってくれるの!!ぁーとうとい。えもい。萌えの力で私の戦闘力はガン上がりだし敵のバリアだって無くなるはずよ!
そのタイミングで全力魔法で衝撃波を敵の武器に叩き込んで壊すかぶっ飛ばすかするわ!
煌天宮・サリエス
「……私の花を見てください」
清廉な雰囲気を持つ光の花びらを周囲にまき一面を白の花畑にする
例え私が動けずとも、一度まいた花びらは勝手に広がる
「……私を見てください」
無防備に怪人に近づき【誘惑】する
「カワイイ…カワイイ…貴女のために、この花畑を作ったのです。」
敵の頬に手を当てるような動作をしながら、恋愛シーンの一幕のような演技をして感情を揺さぶらせます
無防備になったのを確認し次第
「……私の花を受け取ってください」
ほとんどの白の花を【呪詛】によって穢し黒の花にし、怪人の生命力を奪うべく襲いかかる
残った白の花は、負傷した際に生命力を自分に付与するために使う
……二度とごめんだ。オブビリオンの誘惑など
レイ・アイオライト
絶対無敵バリア、ってそのままね……。いいわ、どんな敵でも負けられないのよ。『くすんだ真鍮の懐中時計』…師匠の遺品。
この時計に誓って、自分のあり方を貫く覚悟をここに込めるわ。(エモい判定)
赤べこキャノン…その撃ち出された銃弾にも『影』はあるはず。
飛んできた瞬間、その一瞬を狙って『影縫ノ暗剣』を投擲、キャノンの銃弾の『影』に突き刺して無効化する。(『見切り・第六感・オーラ防御』)
反撃は【斬空ノ型・虚断】。これは『覚悟』の具現化、アンタを屠る、それだけを込めた一撃。
逃さない、絶対に。もう一度銃撃が飛んでくる?上等よ。それさえも切断して、この一撃、全てを込める!!
ビッグ・サン
「はっはっは、秘密結社オリュンポスの幹部、このビッグが相手しますよ」
秘密結社の人間だというのに高らかと名乗ってみる。
次に先制攻撃を受けます。
人形遣いの私は、実は本体はぬいぐるみのほうに入ってますので、一見本体に見える少女をやられても大丈夫。
「オリュンポスばんざーい!
と叫んで倒れましょう
そして、ポルターガイストで攻撃して
「実は、人形のほうが本体だったのですよ」
と、不意打ちをかけてからの名のり上げ
これらの行動でもバリヤが破れなかったら、ポルターガイストにバリアごと空中に持ち上げて落とします
「バリアは無敵でも、中の人間は落下のダメージを受けるでしょう」
そんな対策もエモいと思ってくれたらいいな~と
ラモート・レーパー
「エモいってなーに?」
僕自身文化に疎いから「エモい」ってのがよくわからない。だけど、感情が高ぶりさえすればいいのなら手段はいっぱいある。自分は周囲を跳ねたりして動き回りつつ、敵がバリアを張るたびに(エイプモンキーの生首を出す・体内の地獄から地獄関連のものを吐き出す・UC【命あるモノの恐れ】を使う・UC【間引きの厄災】で一時的に星をハッキングして一旦星を閉じる・四肢切断[死の概念のため不死身])等のホラーグロの手段を可能な限りとりつつ狩猟武器に変えた黒剣で戦ってみるよ。星は閉じても星のウイルス対抗ソフトですぐ対処されるだろうけど。戦闘が終わったら敵を身体の中の地獄に送るよ。
高柳・源三郎
「わし達たぬき〜♪可愛いたぬき〜♪」源三郎はたぬき人形【たろう】【はな】を引き連れて歌いながら現れた。「みんな元気〜?わしらは元気じゃ〜♪」着ぐるみショーの司会のお姉さんみたいなテンションで全力で可愛いアピールをする源三郎。「わしらの踊りをみて欲しいのう。」と言うと3匹のたぬき達は可愛い踊りを踊り出す。(これがエモいって事なら上手くいって欲しいのう。バリアが解けたら【恐怖!!源三郎大集合!!】着ぐるみを着たわしに化けたたぬき達を読んで総攻撃じゃな)
反撃の機会を待ちつつ歌あり、劇有り、踊り有りの一人(人形が2体いるが)着ぐるみショーを続ける源三郎だった。
●エモイのおすそ分け
「エモいのが、お好きなの? その気持ち、わかるわ。わかるから私のエモを、おすそ分けしてあげる!」
紅月・知夏(蔓桔梗の漂流者・f02536)は瞳をランランと輝かせながら、【萌対象☆召喚(サモン・イデア)】を使い、気弱な感じのショタを召喚した。
「……ひっ!」
その途端、気弱な感じのショタがビクッと身体を震わせ、怯えた様子で知夏の後ろに隠れた。
「えっ? あーしは怖くないよ?」
すぐさま、カワイイ怪人『ラビットバニー』が、無害である事をアピールしたものの、既に『絶対無敵バリア』を展開済ッ!
それに合わせて、ラビットバニーがシステム・フラワーズを制御し、花の足場を自在に操作してきたため、まったく無害ではなかった。
「充分、怖いと思うけど……」
そのため、知夏がショタを抱きかかえたまま、素早い身のこなしで花の足場を移動し、ラビットバニーにツッコミを入れた。
「あーしだって、お仕事をしないと怒られちゃうからね」
だが、ラビットバニーは全く気にしておらず、何故かヤル気満々。
そろそろマジで戦わないとヤバイと思っているのか、何やらテンション高めであった。
「おねえちゃん、がんばってぇ!」
そんな中、ショタが今にも消え去りそうな声で、精一杯の勇気を振り絞り、知夏を応援ッ!
本当は怖くて仕方がないのだが、身体を小刻みに震わせ、必死に声を出していた。
「これこそ、エモいよ! 純粋なショタの激励!!! 気弱で声をあげる勇気が無さそうなショタが、私のピンチと活躍で応援頑張ってくれるの!! あー、尊い……。そして、エモい。萌えの力で私の戦闘力はガン上がりだし、バリアだって無くなるはず!」
それと同時に知夏が全力魔法で衝撃波を放ち、ラビットバニーを攻撃した。
即座にラビットバニーが絶対無敵バリアで攻撃を防ごうとしたものの、ショタの潤んだ瞳が視界の隅でチラつき、何とも言えない気持ちになってバリアを解除すると、ほんの少しだけ攻撃を喰らうのであった。
●オリュンポスに栄光あれ!
「はっはっは、秘密結社オリュンポスの幹部、このビッグが相手しますよ」
一方、ビッグ・サン(永遠を求める研究者・f06449)は高らかな笑い声を響かせながら、カワイイ怪人『ラビットバニー』の前に陣取った。
「……えっ!? 秘密結社なのに言っちゃっていいの、それ?」
それに驚いたラビットバニーが両手で耳を塞いで、何も聞いていない事をアピールした。
「うぐぐ……秘密を知られたからには……仕方がない。オリュンポスばんざーい!」
次の瞬間、ビッグがラビットバニーめがけて、捨て身の特攻!
「えっ? えっ? えええええええええええええええええ!?」
ラビットバニーも訳が分からず、『絶対無敵バリア』を展開した。
「オリュンポスに……栄光あれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
そのため、ビッグはラビットバニーに触れる事さえ出来ず、今にも爆発四散しそうな勢いで断末魔を響かせた。
「……えっ? ゴメン!」
ラビットバニーも、どうしていいのか分からず、あたふた。
一体、何が正解だったのか分からないため、嫌な汗が止まらなくなっていた。
「実は、人形のほうが本体だったのですよ」
それと同時にビッグが【ポルターガイスト】で、ラビットバニーを攻撃ッ!
「はうっ!」
完全に油断していた事もあり、ラビットバニーが間の抜けた声を上げて、尻餅をつくのであった。
●たんたんたぬきの
「わし達たぬき~♪ 可愛いたぬき~♪」
そんな中、高柳・源三郎(流浪の酔いどれおやじ、たぬき人形と共に・f15710)はたぬき人形の【たろう】と【はな】を引き連れ、歌いながらカワイイ怪人『ラビットバニー』の前に現れた。
「エモ~イ!」
これだけでラビットバニーは、歓迎ムード。
完全に無防備な状態になっており、絶対無謀観戦モードになっていた。
「みんな元気~? わしらは元気じゃ~♪」
それに応えるようにして、源三郎が着ぐるみショーに出てくる司会のおねーさんのようなテンションで、可愛らしさを全力アピール!
「キャー、カワイイ!」
ラビットバニーも、すっかり視聴者気分で、たぬき人形達に手を振った。
「それでは……わしらの踊りをみて欲しいのう」
そして始まったのは、たぬき人形達の可愛いダンス。
ラビットバニーもノリノリで手拍子すると、嬉しそうに頭を揺らす。
「大勢のわしに耐えられるかのう」
次の瞬間、源三郎が【恐怖!!源三郎大集合!!(ゲンザブロウ・ナイトメア)】で、源三郎に化けた大量のたぬきを呼び寄せた。
「キャー!」
それはまさに地獄絵図。
ラビットバニーが劇画タッチで驚き、慌てた様子で逃げ出した。
だが、源三郎に化けたたぬき達が執拗に攻撃を仕掛けてきたため、ラビットバニーはワンワンと泣き叫びながら逃亡を図るのだった。
●エモいの定義
「ところで、エモいって、なーに?」
ラモート・レーパー(生きた概念・f03606)は、エモいをよく理解していなかった。
「エモいは、エモいよ?」
そして、カワイイ怪人『ラビットバニー』も、上手くエモいを説明できなかった。
おそらく、何となく流行っており、言葉の響きがクールなため、ノリで使っているだけなのだろう。
何やらガバガバした雰囲気が漂っているものの、それすらもラビットバニーにとってはエモいようである。
「うーん、よく分からないけど、感情が高ぶりさえすればいいのなら手段はいっぱいあるよ?」
そう言ってラモートが一気に間合いを詰めていく。
「それじゃ、あーしのバリアは防げないよ?」
ラビットバニーが勝ち誇った様子で胸を張る。
「これでも……?」
すぐさま、ラモートがエイプモンキーの生首を取り出し、ラビットバニーに見せつけた。
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」
その途端、ラビットバニーが恐怖のあまり、絶対無敵バリアを解除した。
エイプモンキーの生首がエモいかどうかは分からないが、とにかくエグイ。
エモいとエグイは良く似ているので、これはこれでアリなのかも知れない。
とにかく、偶然か、奇跡か、ダイスの運か。
絶対無敵バリアが解除されたタイミングを狙って、ラモートが黒剣を振り下ろすのであった。
●師匠への誓い
「絶対無敵バリアって、そのままね。……いいわ、どんな敵でも負けられないのよ。この時計に誓って、自分のあり方を貫く覚悟をここに込めるわ」
レイ・アイオライト(潜影の暗殺者・f12771)は師匠の遺品である『くすんだ真鍮の懐中時計』を掲げ、その場で誓いを立てた。
「どんな攻撃だって、あーしのバリアは防いじゃうよ!」
だが、カワイイ怪人『ラビットバニー』は自信満々。
『絶対無敵バリア』を展開した後、情け容赦なく赤べこキャノンを撃ち込んだ。
(「……撃ち出された銃弾にも『影』はあるはず」)
すぐさま、レイが間合いを取り、影縫ノ暗剣を投擲。
赤べこキャノンの銃弾の影に突き刺し、完全に無効化した。
「えっ? ええええええええええ!?」
それに驚いたラビットバニーが、信じられない様子で叫ぶ。
その拍子に『絶対無敵バリア』が解除され、完全に無防備な状態になった。
「どうやらバリアが解除されたようね……!」
それと同時にレイが【斬空ノ型・虚断(ザンクウノカタ・ウツロダチ)】を仕掛け、抜いた刀身から迸った嵐の如き殺気と迅風で、赤べこキャノンを木っ端微塵に破壊した。
もちろん、ラビットバニーも、無傷では済まなかった。
「ふええええええええええええええん!」
まるで子供のようにギャン泣きしながら、全力ダッシュでレイの前から姿を消した。
●危険な誘惑
「……私の花を見てください」
そんな中、煌天宮・サリエス(救済がための供物・f00836)が周囲に撒いたのは、清廉な雰囲気を持つ光の花びらだった。
途端に、辺り一面が、白の花畑と化した。
「綺麗~♪」
その途端、カワイイ怪人『ラビットバニー』が、白の花畑に心を奪われた。
この時点で『絶対無敵バリア』が解除されたため、サリエスがラビットバニーに近づき、さらに……誘惑ッ!
「……私を見てください。カワイイ……カワイイ……貴女のために、この花畑を作ったのです」
そう言ってサリエスがラビットバニーの頬に手を当て、恋愛シーンの一幕のような演技をして、感情を激しく揺さぶった。
そのため、ラビットバニーは、ウットリ。
ほんのり頬まで染めている感じであった。
「……私の花を受け取ってください」
次の瞬間、サリエスの呪詛によって、白の花が穢れ、ラビットバニーの生命力を奪う黒の花になった。
「えっ? 嘘!? 嘘、嘘、嘘、嘘ッ!?」
その現実を受け入れる事が出来ず、ラビットバニーが悲鳴を上げる。
だが、完全に無防備な状態であった、ラビットバニーに防衛策はない。
そのまま、悲鳴を響かせ、息絶えた。
「……二度とごめんだ。オブビリオンの誘惑など……」
そう言ってサリエスが深い溜息を漏らすと、ラビットバニーだったモノに背を向けた。
成功
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