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バトルオブフラワーズ⑧〜変な奴から街を守れ

#キマイラフューチャー #戦争 #バトルオブフラワーズ


「猟兵の皆さんこんにちはです!」
 そう言って集まってくれた猟兵に挨拶したのは三川菖蒲彁である。
「えーと戦争で他の所にも招集がかかっているにもかかわらず集まってくれてありがとう!」
 と集まってくれた猟兵達に感謝の気持ちを言うと早速本題に入る。
「今回猟兵の皆様に行ってもらう戦場は、ペイントステージと言うところです。どんな所かはキマイラフューチャーの街並みをイメージしてください、何人もの集団敵が、街中を『闇のような黒色』に塗りつぶしています。つまり戦場の背景をもろパクリした上に真っ黒に塗りつぶしていると、失礼極まりないですね。」
 途中ただの愚痴になりそうだったので話を戻す。
「このステージですが、『クロヌリスレイヤー』という少々ややこしい特殊戦闘ルールがあります。敵が黒く塗っているのを妨害して倒して欲しい。敵オブリビオンは『つよくてかわいいアニマルズ』です。敵の詳細はこちらに‥」
 そう言って持ってきていた資料を猟兵達に見せながら説明に入る。
「ざっくり説明すると、丸太クマさん怪人は丸太兵器で対象を攻撃してきます。鉄球ワンちゃん怪人は鉄球攻撃を仕掛けてくる。ピコハンうさちゃん怪人は対象のユーベルコードに対しピコハンを放ち、相殺してきます。」
 一端説明を聞いている猟兵達を見回して一呼吸してから、続きを言い始める。
「なお敵は散らばって街中をコソコソ塗っている奴もいれば集団で固まって塗っている奴もいる。見つかると戦闘に専念してきますのでフルぼっこにしてやってください。あとそうですね、探索方法など色々工夫してみるのもいいかもしれませんね。皆さん無理はしないように、体調に気をつけて行ってらっしゃいです!」
 そうして三川は猟兵達を見送った。


心@純
 初めまして、今回が初シナリオになる初心者マスターの心@純と申します。

 OPでも少し触れましたがこのシナリオは、『クロヌリスレイヤー』という特殊戦闘ルールがあり、街が全て塗りつぶされると強制敗北になってしまうので、出来るだけ早く塗っている敵の所に駆けつけるかがポイントになってきます。

 どうぞよろしくお願いします。
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第1章 集団戦 『つよくてかわいいアニマルズ』

POW   :    丸太クマさん怪人・ウェポン
【丸太兵器 】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    鉄球ワンちゃん怪人・ジェノサイド
【鉄球攻撃 】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ   :    ピコハンウサちゃん怪人・リフレクション
対象のユーベルコードに対し【ピコハン 】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
👑11
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イクトス・ソーブレ
キマイラの民を脅かすとは、度しがたい連中であるなぁ
手が足りぬとあれば、我が助力をしようではないか!

WIZUC
我が被造物である天狼の彫刻に、UCで命を与えよう
汝の名はキャシー!空を翔る狼也!(脚力強化)

先ずは連中を見つけるのが肝要であるなぁ
陣地を広げているのならば、色の境界があろう
キャシーよ、建物を駆け上り高みから敵を探すのだ!

キャシーが見つけ次第、直行しよう
我が正面よりでて囮になろうではないか
我が名はイクノス、ふははは!汝等これ以上の悪行はできぬと心得よ!
杖より闇魔術を使い気を引こう
本命は上空よりのキャシーの奇襲
トドメは任せたのであるぞ!

アド・連携歓 仲間がいれば支援 NG無し 



「キマイラの民を脅かすとは、度しがたい連中であるなぁ、手が足りぬとあれば、我が助力をしようではないか!」
 現在進行形で黒く塗りつぶされ中のステージに怪しげな黒いローブをはためかせながら登場したのはイクトス・ソーブレである。
 街の状況を判断し まずは敵を発見することに専念する。
 イクトスは自身の持つユーベルコード:ゴッド・クリエイションを発動、自身の持つ武器エレメンタルロッドを掲げながら詠唱を始める。
「我が被造物である天狼の彫刻に、UCで命を与えよう、汝の名はキャシー!空を翔る狼也!(脚力強化)」
 呼び出した精霊に敵の捜索を指示し発見次第連絡を出すよう伝える。するとすぐにキャシーから連絡が入る。
 イクノスは発見場所に直行し敵を確認する。敵はピコピコハンマーを持ったかわいらしいピコハンうさぎ怪人のようだ。コソコソ動いているつもりだろうが上からの発見されるとは思っていなかったようだ。
 敵を確認後キャシーに自分が正面から出て行き囮になると指示を出し、勢いよく敵の前に現れる。
「我が名はイクノス、ふははは!汝等これ以上の悪行はできぬと心得よ!」
「ゲッ!見つかってしまったウサ!」
 イクノスは杖を持ち闇魔術を使いながら敵に攻撃を仕掛ける。そこでピコハンうさちゃん怪人はニタニタ笑いながら。
「かかったウサ!その手は食わないウサ!」
 そう言って持っていたピコハンをイクノス目掛けて投げつけ手から離れた次の瞬間、ピコハンうさちゃん怪人の上空からキャシーの奇襲。
 「え!上から来るなんて聞いてないウサ!でもここにピコハンが‥」
 上から来る敵にピコハンで攻撃しようとしたが、先ほど投げてしまって手元にない事に気づく。
 「ちょまっ!‥」
 ピコハンうさちゃん怪人が何か言い終わる前にキャシーの攻撃が通り敵の影は跡形もなく消し去った。しかし、あたり周辺は広範囲ではないが黒く塗りつぶされていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

アカシック・コード
【行動】
つよくてかわいいアニマルズ…
アニマルとは摩訶不思議ですね。世界によっては可愛いの基準も変わるのでしょうか?(感性が古いので首をかしげる)

さて、自分も探索と殲滅を行いませんと。
方法としましては『私は宙を駆け続ける』で多段ジャンプし、上空から捜索します。
これまでの塗り跡からこれから塗りつぶそうとする方角は割り出せるでしょう。
発見次第、この足に換装しているこの妖刀?で『踏みつけ』て『串刺し』し仕留めます。
攻撃も空中ジャンプで回避します。
「Pipocoru…」

アドリブ・他猟兵との絡み:問題ないです



 アカシック・コードはステージに到着した後、敵の探索に動く、ユーベルコード:私は宙を駆け続けるを発動、空中をレベル回まで蹴ってジャンプできるので街の建物から建物に軽々と飛び移り上空から捜索する。
 アカシック・コードは敵オブリビオンが塗ってきた跡からこれから塗りつぶそうとする方角を割り出し、素早く移動すると目の前の建物の影に二足歩行で起用にペンキを持って黒く街を塗っている犬を発見した。
「やはりいましたか。」
 しかし‥アニマルとは摩訶不思議ですね。世界によっては可愛いの基準も変わるのでしょうか?
 そう思い感性が古いのか首をかしげる傾げながらアカシック・コードは移動しながら上空で攻撃態勢に移る。
 すると運良く異変に気がついた鉄球ワンちゃん怪人が上空を見上げると明らかに味方ではない人型の物体が拘束でこっちに向かってくるではないか。
 「なんだあれは!」
 持っていたペンキと塗るための道具を放り投げすぐさま攻撃体制に切り替え手に持った重々しい鉄球でアカシック・コードに超高速連続攻撃を開始する。
「あちら側も気づきましたか。」
 下から次々と飛んでくる鉄球を空中ジャンプで回避しながら敵との距離を詰めていく。
「くそっ!なんで当たらないんだよ!」
 連続攻撃が持ち味の鉄球ワンちゃん怪人だがこの攻撃、回避されると中止できないので当たらなければ意味が無い、更に悪いことに上からの逆光であまり目標を直視できない。
 アカシック・コードは敵のかすかな異変を見逃さずに足に換装している妖刀でまずは踏みつけ。
「ぐふっ!」
 妖刀で踏みつけたのだから普通の犬だとここで死ぬはずだが、敵はあくまでオブリビオンだ、その程度では死なない、
「その程度で私を殺れるなどと思っ‥」
 なのでダメ押しとばかりに串刺し。
「んっ!ふざ‥けるな‥こんな所で‥。」
 そう言い残し鉄球ワンちゃん怪人は倒れた。
 そこに残っていたのはあちこちに塗られ散らばった黒いペンキと鉄球ワンちゃん怪人だった物、そしてその上にたつアカシック・コードだけだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

クトゥルティア・ドラグノフ
菖蒲彁ちゃんの依頼というなら駆けつけるよ!故郷を守るため、クトゥルティア・ドラグノフ参上!元気にいくよ!

流石に町全体を一人で見回ることはできないけど、鯨さんと一緒なら!
最も敵が集まってると思われる場所に鯨さんを突撃させるよ!町が黒く塗り潰されるより早く撃破してあげる!
鯨さんは大きい、だから歩幅も大きい。移動速度に問題なし!単体には碇を振るって叩き潰す、集団には大砲を撃ってまとめて吹き飛ばすよ!

「鯨さんも可愛いということを教えてあげる!いけー鯨さん!」
 
私は戦闘できないから、戦闘エリアから離れたところで敵が次に塗ろうとしているところを予測するよ。
この戦場が終わったら次へすぐに行けるようにね。



 ペイントステージに降り立ったクトゥルティア・ドラグノフは街の状況を見て。
 流石に町全体を一人で見回ることはできないけど、鯨さんと一緒なら!
 そう思いクトゥルティア・ドラグノフはユーベルコード:月光鏡白鯨を発動し 戦闘用の、自身と同じ強さの巨大な錨と大砲を持ったレベル÷2メートルの鯨魚人を召喚する。
 このユーベルコードは発動した者が傷を受けてしまうと強制解除されてしまうためクトゥルティア・ドラグノフは戦闘に参加できない。
 だがこれまでの戦闘経験を活かし離れたところから街中を見渡し敵の動きを予測、現在塗られている所と塗られていない所の割合を見て冷静に分析する。
 するとあからさまに黒いインクを飛び散らせながらもぞもぞと動いている複数の物体を発見。そこに鯨さん向かわせるよう指示を出す。
「鯨さんも可愛いということを教えてあげる!いけー鯨さん!」
 サイズの大きい鯨さんは歩幅も大きいため移動速度が早い。
「あーここも塗り終わりましたよ」
「そうか、じゃあ次はあっちだ」
「OK分かったよ」
 そう言って作業を進めるのは、ピコハンウサちゃん怪人達、集団のリーダーである一人が業務用のインカムで離れている仲間と連絡している。すると
「がはっ!」
「はっ話せば分かる!だからその手に持っている物をはなっ‥」
「おーい、どうした応答せよ!」
 次々と味方からの通信が途切れていく。
 すると味方の一人が大慌てで何かを伝えようとしてくる、声を聞くためインカムを外す、それと同時に地震の時の様な揺れが凄まじい音と共にピコハンうさちゃん怪人達に伝わり、音のする方を見ると目の前から巨大な錨と大砲を持った鯨魚人が迫ってきているではないか。
「デカッ!しかしここに来ることは想定済み返り討ちにしてや‥」
 そのとき巨大な砲弾がピコハンうさちゃん怪人の横を通りすぎた。それを皮切りに次々と砲弾が飛んでくる。
 少々出遅れたピコハンうさちゃん怪人達も負けじとピコハンを放ち攻撃しているが砲弾に弾かれ届かない。
 そうこうしてる間に残ったのはリーダーただ一人、鯨さんは容赦なくそこに砲弾をたたき込む。
「お慈悲を!どうかおじっ」
 彼の人生はこうして幕を閉じた。
「やった!ありがとう鯨さん!」
 鯨さんに感謝の言葉を伝えるクトゥルティア・ドラグノフは敵の排除を確認した後周囲の状況も確認、多少ではあるが周りは黒く塗りつぶされていたが、すぐに次の戦場へと向かうのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

ステラ・ハシュマール
やれやれ、彼女の依頼なら行かざるを得ないね。

さて今回は敵に塗りつぶされるより早く殲滅する必要があるわけだが、残念ながらボクは単体特化だ。なかなか厳しいね。
『なら俺ちゃんが手伝ってやろうか死神ちゃん?』
また勝手に…まあ今回は君が正論か。では一緒に行くとしよう。

鴉と二手に分かれて殲滅を行うよ。なるべく【目立たない】ように影から影へと通りすがりに【暗殺】していこう。バレたら【怪力】で鎌を振り抜き粉砕したり【敵を盾にする】。

鴉のほうは派手に火炎放射を吐いたり、タックルしたり大立ち回りしてるな。まあおかげでボクが暗殺しやすいか。

「悪いがボクらには慈悲がない」
『そういうことだぜ元同士、わりぃな!』



 ワープホールから出て早速行動開始、という訳にもいかず今回の戦いはスピードが大事になってくる、そのくせ集団戦という内容、全体攻撃が得意な猟兵だとやり方次第では一気に片づけることが出来る、がしかし生憎とステラ・ハシュマールは基本ワンツーマンで戦う、どうやって塗られる前に敵を残滅しようか考えていると。
「なら俺ちゃんが手伝ってやろうか死神ちゃん?」
 そう言ってどこからともなく現れたのは全身地獄の炎で覆われた大型鴉だ、この大型鴉は自信から1024mを半径とした広範囲を移動する事が出来とても優秀だが、このように時々命令もなしに出てくるときがある。
「また勝手に‥まあ今回は君が正論か。」
二手に分かれて行動することで作業効率を2倍にする。早速鴉の方は派手に動いているみたいだ。
「それじゃーボクも行動開始といこうか」
 ステラ・ハシュマールは足取りも速く街の闇にまぎれた。
 あるデパートの中
「隊長ここの商品棚の所塗りづらいですよ、見てくださいよこのきめ細かさ細かすぎてインクが塗れないんですよ。」
「そんなの自分でなんとかしろ」
 そんな会話をしているのは黒いインクと大小様々なペイントローラーを持った鉄球ワンちゃん怪人達だ、彼らは外ではなく建物中の塗り潰し担当のチームだ、初めのうちはやってやろうぜと意気込んでいたのだが実際やってみると排水溝だの店の飾りだのの装飾品が細かすぎる所為で全然進んでいない、そんな事をしていると外から戦闘音が聞こえる恐らく猟兵と戦っているのだろう。しかしまだ音だけだしかもかなり遠いこういうのは前にもあった、以前の自分ならば直ぐに駆けつけて仲間と共に戦っていただろう、でも今は違う自分の時間は自分の物だ相手の人生の為の歯車になって貴重な時間を消費するなんてまっぴらごめんだ。
「という訳で作業に戻るか」
 そう思いくるっと後ろを振り向く、すると目の前に一人の少女が立っていた。
「おや気づかれないように近づいていたつもりなのですが、あなたは特別なのでしょうか?」
 それが鉄球ワンちゃん怪人内装部隊隊長の最後に聞いた言葉だった。突然の物音に振り向く鉄球ワンちゃん怪人
「隊長!よくも隊長を!」
 怒りにまかせ鉄球攻撃の超高速連続攻撃を開始する。しかし
「バレたら仕方ないわね、ワンちゃんシールド」
 先ほど倒した敵を盾にして鉄球を防ぐ、ステラ・ハシュマールの行動に驚く鉄球ワンちゃん怪人、その隙を突きその体からは想像出来ない怪力で鎌を振り抜き頭から豪快に粉砕、敵が死んでいるのを確認するとステラ・ハシュマールは鴉と合流しに向かう。鴉の元に向かうと火炎放射を吐いたり、敵にタックルしていた。近くに来ていた事に気がついた鴉はこちらを見て頷く、そして鴉が火炎放射を吐いた後孤立している仕留め損ねた敵をステラが鎌で倒していく。
「もう一人いたのか!これじゃ無理ゲーじゃないか!」
 駄々をこねる鉄球ワンちゃん怪人に一言
「悪いがボクらには慈悲がない」
『そういうことだぜ元同士、わりぃな!』
 そして再び戦闘が始まる、結果ステラ・ハシュマール達の圧勝であった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フィロメーラ・アステール
「だいぶ片付いてきたみたいだな!」
残りはよっぽどうまく隠れてるのか?
じゃあ、しらみつぶしに行くか!

【日輪の帷帳】を発動だ!
この技の「炎を操作する効果」を、あたしの【第六感】を通じて【失せ物探し】の魔法とリンク!
隠れてるヤツを探して町中ウロウロさせるぞ!

敵を見つけたら炎をぶつけて攻撃!
【破魔】【属性攻撃】の炎のダメージや、【オーラ防御】の体当たりによる【吹き飛ばし】で隠れ場所から追い出そう!
ピコハンで炎を消されても、分割してる分が全部消えるわけではないと思うし、居所を探るという目的は果たしてる!

そこへ、あたし自身が【残像】の速度で駆けつけて【気合い】の【踏みつけ】キックを食らわせ倒していくぞ!



 街は初めと比べ少し静かになっていた。塗り潰しバトルもいよいよ大詰めとなっていたのだ。だからといって安心は出来ない、数が少なくなったということはそれだけ探し出すのが困難になったということでもある。
「だいぶ片付いてきたみたいだな!」
 そんな困難など全く気にしていないかのように言うのはフィロメーラ・アステールだ。今の街の状況を見るに残った奴らはうまく隠れているのだろうか。だったらしらみつぶしに探せばいいじゃない!そんな事を思いながら彼女はすぐに行動に移る。まずは彼女の持つユーベルコード:日輪の帷帳を発動、合計39個の守護結界の炎を放ち彼女の持つ第六感と魔法失せ物探しとリンクさせる、失せ物探しの対象を敵オブリビオンにすることで街中をくまなく探すことが出来るのだ。
「さて、ゲームスタートだぜ!」
 高層ビルが建ち並ぶ街中にビルとビルの間でひとまず隠れているオブリビオンが一人、いやこの場合は一匹が正解か。
「みんなどうしちゃったウサ‥さっきから街が少し静かになったしこれはいよいよやばいのでは‥」
 ピコハンウサちゃん怪人の彼は途中まで集団で行動していたが勝手に抜け出し単独行動をしてしまっていた、まぁまた合流出来るだろうと決めつけていたのが運の尽き、先ほどから仲間と連絡しているがつながらない。おかげでテンションがだだ下がり、加えてビルとビルの影で体が冷える。しかしこれからどうするか考えて気づく、むしろこれはチャンスじゃないのかと、だってこの狭いスペースでは敵に見つかりにくくかつ面積の広い壁が両隣にある。つまり塗り放題じゃないか。
「今こそピンチをチャンスに変えるウサ!」
 すると闘志に火がついたように体が暖かくなってきた。てかなんか隣に火の魂みたいなのがいるんですけど!これからのプランを考えるのに集中していたため全く気づかなかったピコハンウサちゃん怪人は咄嗟に武器を手に取り少し距離をとる。
「え、ちょっとまってこれピンチなのでは!」
 すかさずピコハンを投げつける。結果は見事命中、炎は綺麗さっぱり消え去った。
「良かった、消えてくれた、」
 後ろから‥もう一匹出てきた。 
「えー、」
 敵を捕らえた守護結界の炎はオーラ防御の体当たりによる吹き飛ばしで強引にビルの隙間から追い出した。
「いたたたたうさ!」
 隠れ場所から追い出された先でピコハンウサちゃん怪人が日の光を見ることはなかった。もの凄い衝撃が頭に走ったと感じた時にはすでに息絶えていた。それは守護結界の炎を通じ敵オブリビオンの居場所を発見したフィロメーラ・アステールが流れ星のような速度で駆けつけてこれでもかというほどの気合いで相手の頭を踏みつけキックをおみまいしたからだ。
「よっし、次はあっちかッ!」
 倒した敵には目もくれずフィロメーラ・アステールは新たに発見した敵目掛けて一直線に飛んでいった。そして結果的に彼女は隠れていた全ての敵を見つけ出し持ち前のスピードと脚力で次々と倒していくのだった。

●ひとまずよく分からないアニマル型のオブリビオン達を残滅しゲームを制した猟兵達、しかしまだ戦いは終わっていない、皆次なるステージに向かうのであった

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年05月20日


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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト