5
クリスマスウィズギャラクシー

#スペースシップワールド


 ミラクル・ルドルフ号。
 大人の誰もがサンタクロースを信じなくなった宇宙で、自分たちこそがサンタクロースであると主張し活動する慈善団体船である。
 彼らの宇宙の夢を糧とし、オモチャやお菓子を生産し、代々受け継がれたサンタクロースネームを名乗り毎年クリスマスの日にはあちこちの宇宙船へプレゼントを届けに行くのだ。
 だが今年。
 その夢は破壊されつつあった。

「こちら『ミラクル・ルドルフ号』。銀河帝国の攻撃を受けている。
 周囲の船は至急逃走されたし。
 繰り返す、至急逃走されたし。
 我らは『ミラクル・ルドルフ号』。我らこそはサンタクロースである。
 貴船が危機にさらされることをよしとしない。
 メリークリスマス。どうか生き延びてくれ」

 彼らが宇宙にむけて放ったメッセージ。
 それは、自らが犠牲になることで他を逃がす、最後の自己犠牲であった。
 銀河帝国の攻撃船が接近している。
 だが、それでいい。
 他の船が。夢見る子供たちが無事ならば。
 唯一の心残りは……彼らにプレゼントを届けられないことだ。

●愛を取り戻せ
「――そうはさせるかァ!」
 拳を握り、ナンシー・アラタメは咆哮した。
「今より銀河帝国の攻撃船内部へとテレポートする。
 夢と希望を届ける彼らは、きっと真のサンタクロースだ。
 宇宙に愛があることを、彼らは強く知っている。
 ならば、それを守る愛があることを、彼らに教えてやろうじゃないか!」
 ナンシーは手を開き、あなたを招く。
「行こうぜ。我らこそは『聖夜の奇跡』だ」


空白革命
 メリークリスマス!
 聖夜の奇跡を冷たい宇宙に見せつけましょう! 君の参戦を待つ!
393




第1章 集団戦 『クローン騎兵』

POW   :    ジェノサイダー
【自身の寿命】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【ジェノサイドモード】に変化させ、殺傷力を増す。
SPD   :    インペリアル・インテリジェンス
【銀河帝国式戦術ドローン】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ   :    ブラスターレイン
【熱線銃(ブラスター)】を向けた対象に、【連続射撃】でダメージを与える。命中率が高い。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
田中・ストロベリー
っっっ……! 無抵抗のサンタさんに……酷すぎるよ……!
絶対に、絶対に助けるからね!
……あ、ストロベリー初宇宙だ! どうしよ、宇宙人とかいるのかな!(わくわく)

卑怯な敵め、正々堂々勝負!
他に近距離戦挑む仲間がいるなら、一緒に【覚悟】決めて敵陣に突っ込むよ。
ブラスター銃は脅威だけど、混戦状態になればそうそう連射できないでしょ。同士討ちになっちゃうかもだし。
つまり、蜂の巣にされる前に接近戦に持ち込めたらこっちのものだよね!
【第六感】を駆使して攻撃を捌きつつ、スタンガンを敵に叩き込むね。

子ども達の夢も、プレゼントも、サンタさんも! ストロベリー達がみんな守るんだから!



ミラクル・ルドルフ号を攻撃対象に定めた銀河帝国の攻撃船。
 その格納庫では多くのクローン騎兵たちがきたる攻撃に備え次々と小型船へと乗り込んでいた。
「ちょっとまて、あれは何だ」
 駆け足で小型船の兵士格納室へ入るクローン騎兵。その一人が見慣れぬシルエットに足を止めた。
 想像できようか。
 宇宙空間。小型船格納庫のデッキを、一人の女子高生が歩いているさまを。
「よりによってサンタさんを攻撃するなんて酷すぎるよ」
 女子高生、田中・ストロベリーはゆっくりと歩き始めた。
 クローン騎兵は一切の例外なく、不正な侵入者であるストロベリーめがけ熱線銃を向け、トリガーを引く。
 と同時に、ストロベリーは素早く横向きに転がって回避。
「子ども達の夢も、プレゼントも、サンタさんも! ストロベリー達がみんな守るんだから!」
 後方の壁に焼け跡がつく。構わず走り始めたストロベリーは、クローン騎兵の懐へと急接近した。
 とはいえ初戦は生身の人間。
 振り払おうと銃を振りかざすクローン騎兵に、ストロベリーはロッドタイプのスタンガンを押し当てた。
「――!?」
 何かを叫ぼうとしたクローン騎兵よりも早く、スイッチを押し込んで高圧電流を流し込む。
 激しくけいれんし、クローン騎兵は崩れ落ちた。
「貴様……! 殺してやる!」
 周囲のクローン騎兵たちが一斉に熱線銃を突きつける――!

成功 🔵​🔵​🔴​

宮落・ライア
ホントにホントに、そうはさせるかぁ!だよ!
そんな良い人たち!放っておけるわけ!ないじゃん!
POW
【ダッシュ】しながら敵の攻撃は【野生の感】で【見切り】、肉薄した後【剣刃一閃】で装甲ごと一刀両断する。
そしてさらに【二回攻撃】で【なぎ払う】

いやほんと世界事情はよく知らないけどヒーロー?いや、間違いなく聖人じゃんあの人たち。



「そうはさせるか!」
 強引に肉薄した女の剣が、クローン騎兵の腕を切断する。
 銀色の髪が、赤い目が、宮落・ライアのすべてがクローン騎兵を威圧した。
 圧倒的驚異度。咄嗟にライアへ狙いを変更したクローン騎兵が熱線銃を打ち込むと、ライアはそれをよりによって剣の斬撃によって破壊した。
「なんだと? こいつら……まさかイェーガーか!?」
 圧倒的なパワーと覚悟。そしてあふれんばかりの存在感。
 クローン騎兵たちは今度こそ危機感をあらわにし、ライアめがけて飛びかかった。
「ジェノサイドモードを発動せよ。奴らは丁度拡大の邪魔となる。なんとしても抹殺するのだ!」
 真っ赤に燃えるかのように発光するクローン騎兵たち。
 彼らのパンチがライアを襲うが、対するライアはグレートソードの腹でそれを受け止めた。
 ミラクル・ルドルフ号のサンタクロースたちを思う。
 確かにサンタクロースは人命ではあるが、厳密にはただ一人をさす単語ではない。人々にプレゼントを届けようとする精神と、それをもつ人々。その全てをさす存在の言葉だ。
 そう。ライアが目指す『ヒーロー』と同じ言葉なのだ。
「間違いなく聖人じゃんあの人たち。放っておけるわけ、ないじゃん!」
 ライアは、クローン騎兵たちをいっぺんに薙ぎ払う。

成功 🔵​🔵​🔴​

宇田・ヒラメ
おお、宇宙でサンタときたか。さすがはスペースシップワールド、規模が違うねぇ。俺の求めていたニャンとも未知でクールな文化が待っていそうだ~。
それを邪魔する空気よめねーオブリビオンども、キャット成敗してやりますか!
SPDで勝負!

敵が召喚したドローンで自身を操っているなら、俺はそのドローンを破壊することに集中させてもらおうか。
カニカマ号にライドしてゴッドスピードで接近する。能力の強化という分野なら、こっちも負けてニャいぜ?迅速に、確実に1機1機叩き落すように努めるぜ。
その上で、他の人らに敵本体を叩いてもらうように、連絡・連携して戦闘に臨むぜ。猟兵の戦い方ってやつを、全宇宙に轟かせてやろうぜ!



「出し惜しみをするな。なんとしてでも抹殺せよ」
 銀河帝国式戦術ドローン数機が天井のハッチから現われ、クローン騎兵たちを操作し始める。
 群れで一個の生物となったクローン騎兵は恐ろしい強敵だ。
 だが――。
「ゴー、カニカマ号!」
 UFO型マシンに搭乗した白猫めいた着ぐるみ生物。もといテレビウムが、格納庫の中をジグザグに高速飛行して戦術ドローンを破壊した。
 これを壊されるのは困ると、戦術ドローンがクローン騎兵たちを操ってヒラメのUFOを射撃。
 攻撃を受けたUFOは火を噴いて墜落したが、ヒラメは軽やかに離脱。
 スピンジャンプで宅地すると、Y字に両手をあげてみせた。
 かわいいピンクの肉球が高らかに晒される。
「宇宙でサンタときたか。さすがはスペースシップワールド、規模が違うねぇ。俺の求めていたニャンとも未知でクールな文化が待っていそうだ~」
 くるくる回りながら周囲の様子をうかがう。
 包囲し、今にもヒラメを破壊しようととりかこむクローン騎兵たち。
「それを邪魔する空気よめねーオブリビオンども、キャット成敗してやる!」
 ぽこんと音を立てて取り出したるはネコ型リモコン。
 お腹を押すと『ぶなー』という汚い声で謎の電波を発射した。
 するとどうだろうか。戦術ドローンは突如煙を噴いて故障したではないか!

成功 🔵​🔵​🔴​

エミリィ・ジゼル
【SDP】
クリスマスを失えば世界のキッズたちの夢と希望が絶たれてしまうでしょう。
ですから、悪の野望など断固阻止しなければなりません。

敵が数で攻めてくるのでしたらこちらも数で対抗致しましょう。
まずは【増えるメイドの術】を使い、自分を増殖。
数名でクローン兵に向けて背後ないし側面から『おびき寄せ』『だまし討ち』の技能を使い、奇襲・陽動をかけます。
そして相手が気を取られた隙に、残りのわたくし達で挟撃。
敵は数が多いでしょうから、『範囲攻撃』で出来るだけ多くを狙って攻撃しすつ数を減らしていきます。

「かじできないさんズAは陽動。かじできないさんズはBはAの後に強襲」
「行きますよ、ごーごーごー!」



一斉に統率をうしなうクローン騎兵たち。
 それぞれがバラバラに、混乱しながらも近くの敵を狙おうと熱線銃を構えた。
「おやおや? 世界のキッズたちから夢と希望を絶とうとは、さっすが悪の銀河帝国」
 突然、頭上から声が聞こえた。
 正確には強襲用の小型船の上から。白いかわったメイド服を纏った耳長の少女が、スカートをつまんでお辞儀をしていた。
 顔を上げ、どこか酷薄に笑う。
「お行儀が悪い」
「なんだと……!?」
 混乱もあったのだろう。クローン騎兵たちは一様に耳長メイドに熱線銃を乱射した。
 打ち抜かれ、パッと消滅するメイド。
 その瞬間。クローン騎兵たちは自らが策にはまったことに気づいた。
「ホールドアップ」
 クローン騎兵の背後からすべるように現われたエミリィ・ジゼルが、騎兵のこめかみに光線銃を押し当てた。
 一瞬の動揺が走る。
 が、エミリィは構わず騎兵のこめかみを打ち抜いた。
 人質の効果がなくなる?
 否、最初から人質などではない。
 小型船の下に潜んでいた残るエミリィのコピー体たちがいつの間にか這い出ては、サメげなチェーンソーで真っ二つにするわビームシールドを纏った手刀で斬首するわ瓶ラッパで毒を飲ませるわ青いインクを打ち込んでぱしゅんってさせるわひとりで芋煮会を開くわバックドロップを仕掛けるわジャーマンスープレックスだわレッグロック・スープレックスだわアストロマン・ドロップ・ホールドだわでなんで途中から後ろ投げのプロレス技縛りなんですかねえ。
「かじできないさんズ、ご苦労」
 ばたばたと倒れるクローン騎兵たち。
 エミリィはピッと敬礼をすると、コピー体たちを撤収させた。

成功 🔵​🔵​🔴​

マユラ・エリアル
クリスマス…あの鮮血に塗れた服を着た老人が子ども達に供物を捧げるというあの儀式か…
このご時世に慈善事業でそれをやるとは大したものだ
忘れ去られつつある古代の大事な儀式というなら守ってやらねばな
さあ、スタイリッシュにキメようじゃないか!

●戦闘
【WIZ】での戦闘
敵とは距離を取って戦う
氷刃展開で氷の刃を形成
技能『2回攻撃』『属性攻撃』を積極的に使用
1人のクローン騎兵に対して複数の刃で取り囲むように攻撃
氷の檻に閉じ込められろ!

敵の攻撃は可能な限り回避又は氷の刃で相殺
当たるものは右手のガントレットでガード



「クリスマス…あの鮮血に塗れた服を着た老人が子ども達に供物を捧げるというあの儀式か……このご時世に慈善事業でそれをやるとは大したものだ」
 あきらかに何かを間違えた女、マユラ・エリアル。
 彼女は銀河帝国攻撃船の通路をつかつかと歩いていた。
 銀色の床に銀色の壁。ライトもないのに不思議と明るい通路の先には無数の自動開閉ドアがあった。
 そのドアが上向きにスライドし、次々と開いていく。
 足を止めるマユラ。
 開いたドアからは、熱線銃を装備したクローン騎兵たちがばらばらに飛び出してくる。
「まあ、忘れ去られつつある古代の大事な儀式というなら守ってやらねばな。さあ――」
 構え一秒。
 適応零秒。
 打ち込まれる熱光線をガントレットで無理矢理打ち払うと、マユラは笑った。
「スタイリッシュにキメようじゃないか!」
 魔術を発動。
 実に85本もの氷の刃(アイスエッジ)が出現し、列を組んで射撃するクローン騎兵たちへ次々に突き刺さっていく。
 通路が倒れたクローン騎兵で埋まったところで、マユラは再び歩き始めた。

成功 🔵​🔵​🔴​

銀座・みよし
んもー、この時期のサンタさんを軍事的に狙うのは条約違反にございましょうがっ!
…実際にそのような条約があるかは寡聞にして存じあげません
ともあれこれを見逃してしまっては全宇宙の坊ちゃまお嬢様が嘆いてしまいます
僅かばかりながら、わたくしも聖夜のお手伝いとまいりましょう
ライオンライドにてライオンさんと一緒にね!

では【気合い】いれて頑張りましょうね
ライオンさんも【力溜め】てからその【怪力】を存分に振るって下さいね!
敵さんの装甲を破りたいですし【鎧無視攻撃】も効果あるでしょうか
…あっ、なんならあのドローンを【おびき寄せ】てからべしーっと叩き落しちゃっても良いですよライオンさん!



「何が起きている」
「格納庫に侵入者発生。いえ……船のあちこちに侵入者の反応が出ています」
「ばかな。まさか、イェーガーだというのか?」
 コントロールルームにて、クローン騎兵が慌てた様子で何かの操作をしていた。
 開く扉。
 振り返るクローン騎兵たち。
 仇割れたのは、銀座・みよしというシャーマンズゴーストメイドだった。
「…………ん?」
「んもー、この時期のサンタさんを軍事的に狙うのは条約違反にございましょうがっ!」
 みよしはリボンのついた弓を構えると、周囲のクローン騎兵へ射撃。
 手元の銃をとろうとした寸前に腕を打ち抜かれ、クローン騎兵がうめいてもがく。
「ここまでたどり着いたか……戦車に接続。強制突入モードに切り替えろ。奴はここで迎え撃つ!」
 コントロールルームに戦術ドローンが出現。クローン騎兵たちが一糸乱れぬ連携機動で襲いかかる。
「そちらがドローンなら――いらっしゃい、ライオンさん!」
 背後の壁を突き破り現われる巨大な黄金ライオン。
 みよしは素早く騎乗すると、銃を構える騎兵たちをライオンの怪力によって次々と薙ぎ払っていく。
「この計画を放置すれば、全宇宙の坊ちゃまお嬢様が嘆いてしまいます。僅かばかりながら、わたくしも聖夜のお手伝いとまいりましょう」
 みよしの弓が、空中の戦術ドローンを見事に打ち抜いた。

成功 🔵​🔵​🔴​

白那・真瑚
蔵満・小次郎(f10167)と同行、コジローと呼ぶ

めりー、くりすます
君たちへのプレゼントは、永遠の眠りだよ

慣れない土地での戦いだ
コジロー、いける?
マコは、いつでもおっけー(親指ぐっ
さぁ、蹴散らしにいこうか

コジローのガジェットに先行させ、連携
自身のSPDに物を言わせ、相手を撹乱
ある程度相手の軍勢を一箇所に固められたら、コジローに避難要請
「コジロー、そこにいると、危ないよ」

コジローのガジェットに身を隠しながら、胸一杯息を吸いオカリナに込める
激しく荒れ狂うメロディーに込めるのは、雷の力
イメージするのは、雷を伴った竜巻
「マコからのプレゼントだ、受け取れ」
軍勢を蹴散らせ――エレメンタル・ファンタジア


蔵満・小次郎
白那・真瑚(f01712)と同行、真瑚と呼びます

「慈善の心に溢れた者に対し、無粋な奴らだな。お前達へのプレゼントは鉛弾とあの世への片道切符だ。遠慮せずに受けとるといい」

敵の前に立ちガジェットを起動、サンタクロース型の屈強なガジェットを呼び出して向かわせます

「メリークリスマス、ごきげんよう!」

サンタガジェットと共にアサルトウェポン、機関銃を取り出して敵に向かって掃射します。真瑚の攻撃を当てるため、敵が一ヶ所に固まるよう狙います

「よし、真瑚。雑魚は集めた」

真瑚の避難指示に従い、サンタガジェットに隠れます

「…なかなかやるな」

真瑚の雷の音に耳を押さえ、小さくなっています



艦内に警報が鳴り響く。
『強制突入モードに移行。各員は自動操縦システムにアクセスせよ』
 それを境にか、遊戯室でくつろいでいたクローン騎兵たちが一斉に立ち上がり、熱線銃を手に動き出す。
 今このときより、船は一個の生命体となり、その全てを破壊し尽くさないかぎりミラクル・ルドルフ号への攻撃は止まらない。
 だが逆に言えば……破壊さえすれば止められるということ。
「めりー、くりすます」
 クローン騎兵たちが出て行こうとした扉が向こう側から開き、白那・真瑚が現われた。
「君たちへのプレゼントは、永遠の眠りだよ」
 咄嗟に熱線銃を構えるクローン騎兵たち。
 だがそんな彼らの目の前に、天井をやぶって屈強なサンタクロース型ガジェットが飛び出した。
「メリークリスマス、ごきげんよう!」
 ジェット噴射で飛行するサンタクロースが、騎兵たちの熱線銃へピンポイントでぶつかり弾いていく。
「慈善の心に溢れた者に対し、無粋な奴らだな。お前達へのプレゼントは鉛弾とあの世への片道切符だ。遠慮せずに受けとるといい」
 真瑚と共に部屋へと突入する蔵満・小次郎。
「コジロー、いける?」
「ああ、真瑚は?」
「マコは、いつでもおっけー」
 クローン騎兵を蹴倒しながら親指を立てる真瑚。
 小次郎は頷き、機関銃を水平に乱射した。
 後続のクローン騎兵たちが直撃をうけて吹き飛び、ビリヤード台やダーツターゲットに激突していく。
「ジェットサンタクロース!」
『HO-HOー!!』
 ジェット噴射で飛ぶサンタクロースガジェットが残る騎兵たちに突撃。
 まとめて壁際へと押し込める。
「よし、真瑚。雑魚は集めた」
「コジロー、そこにいると、危ないよ」
「おっと……」
 急いで飛び退いた小次郎を確認すると、真瑚はオカリナを取り出した。
 素朴な外観とは裏腹に、激しく荒れ狂うメロディが奏でられる。
 雷の力がこの宇宙空間。それも攻撃船の遊戯室内に顕現。激しい竜巻となってクローン騎兵たちへと襲いかかる。
「マコからのプレゼントだ。軍勢を蹴散らせ――エレメンタル・ファンタジア」
 クローン騎兵とビリヤード台とダーツセットを、まとめてミキサーにかけていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

涼風・穹
サンタさんは子供達に夢とプレゼントを配るのがお仕事なら、さしずめ銀河帝国のお仕事は老若男女問わず死と絶望を配る事かねぇ…

【戦闘】
サムライブレイドで斬る
……俺の唯一の攻撃方法だな…
俺はユーベルコードは三つしかないし、他に攻撃手段は持ち合わせていないからな…
……まあ、工夫すれば大抵の事はどうにかなるけどな

飛び道具相手ならレプリカクラフトで盾にできるような大きく分厚い金属板を作成、防ぎながら突っ込む
更に相手に接近しつつ自分の足元に踏切板のようなものを作成、ジャンプ台替わりにして大きく飛び、相手の意表をつきつつ落下の勢いも利用して斬る
これならレプリカクラフトでの作品は造りが荒かろうと大した問題じゃない



クローン騎兵を粗方倒し、コントロールルームへと突入する涼風・穹。
 だがそこには倒れたクローン騎兵と赤く光る警告ランプ。
 そして画面いっぱいに表示されたミラクル・ルドルフ号への突入進路。自動操縦という文字。
 穹にもしっかりと理解できた。もはやこの船は破壊し尽くすまで止まらない。
 このコントロールルームはもはや無用の長物だ。
 天井ハッチが開き戦術ドローンが出現。
 続いて無数のクローン騎兵が突入してくる。
「サンタさんは子供達に夢とプレゼントを配るのがお仕事なら、さしずめ銀河帝国のお仕事は老若男女問わず死と絶望を配る事かねぇ」
 穹は突入してくるクローン騎兵たちに背を向けたまま、腰の刀に手をかけた。
 たん、と強く足を踏みならす。
 するとどうだろうか。船の壁板が模造され、彼の背後に現われる。
 一斉に発射された熱線銃がぶつかるが赤く燃えて膨らむばかり。
 脇を迂回するように飛び出した穹は、クローン騎兵たちの懐に飛び込むと素早く斬撃。
 腕と首を切り落とすと、狭い場所で戦うことの難しいクローン騎兵のつま先を踏み、動きを止めて切りつける。
 数秒とたたぬうちに、立っているのは穹だけとなった。
 肩にてをかけ、こきりこきりと首を鳴らす。
「さて、と。出来ることからやっていくかね」

成功 🔵​🔵​🔴​

フルム・サーブル
「はっはっはっは! ……サンタだよ~」
襲撃されてる宇宙船の勢力っぽい演出で一矢報いてやる
宇宙服の上からサンタ服とかサンタ帽とかつけ髭とかそれっぽい恰好に着ておこう

プレゼントするのは、もちろん!
『妖精さんチョップ』
悪い子にはお仕置きだ(マジトーン)

こういう多少目立つユニットが居た方が遠距離攻撃をする仲間の
盾になれるから良いかなって思ったんだけど
乱戦の兼ね合いであまりそういうタイプの猟兵がいなければ
残像あたりで敵をかく乱してみようか



「はっはっはっは! ……サンタだよ~」
 身長30センチ強のサンタクロースが館内食堂のなかを飛び回っている。
 それを発見したクローン騎兵がたたきつぶそうとと飛びかかった。
「おっとあぶない!」
 バレルロールの動きで騎兵の打撃を回避すると、相手の頭へと急降下。
「プレゼントするのは、もちろん『妖精さんチョップ』!」
 サンタクロース、もといフルム・サーブルの手刀が騎兵の脳天へ直撃。
 とんでもない音を立てて粉砕する。
「……悪い子にはお仕置きだ」
 息を細くはき、再び手刀の構えをとるフルム。
 食堂には更に数体のクローン騎兵が突入し、それぞれがジェノサイドモードに変化する。
 スーツのあちこちに真っ赤なレイラインがはしり、ヘルメットのゴーグル部分が赤く発光する。
「…………」
 フルムはちょいちょいと手招きをした。
 ジグザグな機動で襲いかかるクローン騎兵。
 高速で迫る拳を柳の葉のごとく回避すると、高速回転をかけて再びのフェアリーチョップ。
 粉砕した騎兵のヘルメットを突き抜け、後続の騎兵へ田ら鳴るフェアリーチョップ。
 ボディを突き抜けテーブルへ着地したフルムは、叩きつぶそうと迫った背後の騎兵に振り向きフェアリーチョップを叩き込んだ。
 コンマ一秒してから一斉に崩れ落ちる騎兵たち。
「妖精さんをなめるなよ」
 フルムは深く息をついた。

成功 🔵​🔵​🔴​

桐・権左衛門
WIZを使用

真のサンタクロース魂っちゅうか自己犠牲精神は泣かせるやないか…!
あいつらは失う訳にはいかんな!


【忍び足1】、【聞き耳1】、【暗視1】を使用し周囲に注意を払いながらも潜入する
攻撃船内部やから敵数は結構居るやろうしな…一度によーけ来られたら厄介やし、慎重に慎重に…やで。
敵数が多ければ【範囲攻撃1】を使用し出来る限り一掃する


今年も彼氏おらん鬱憤を銀河帝国の奴らで晴らすしかないな!
「何がクリスマスやー!どちきしょォォッ!」
何時もよりフルスイングの鋭さが増し、完全にとばっちり状態

敵数は少なくなると
【マヒ攻撃8】でケツバットをお見舞いする
「サンタさん是非とも素敵なイケメンをやな…どっせーい!」



「真のサンタクロース魂っちゅうか自己犠牲精神は泣かせるやないか! あいつらは失う訳にはいかんな……!」
 くーっ、と目頭を押さえて感動に浸る桐・権左衛門。
 畳んでいた狐耳をピッと立てると、自分の現状を確認した。
 暗い。狭い。細長い。
 要は通気ダクトの中を匍匐移動している最中である。
 どうやら船は強制突入モードに入ったらしく、『戦車』とやらにシステムを接続しているらしい。
 逆に言えば、その戦車とやらを見つければこの船を止めることができるということだ。
「さて、どこにあるか教えて貰おうか?」
 ダクトの蓋を外して飛び降りる権左衛門。
 一斉に振り返るクローン騎兵たちに、上着の首の後ろ側から異次元的に引き抜いたバットを握り込んだ。
「ついでに、彼氏のおらんクリスマスの鬱憤を晴らさせぇや!」
「――!?」
 権左衛門、突撃。
 冴え渡るバットスイングがクローン騎兵たちの尻を次から次へと破壊し、スマッシュされたクローン騎兵たちは壁へ等間隔に顔を埋めることになった。
「ふう……あっ、戦車の場所聞くの忘れたわ」

成功 🔵​🔵​🔴​

金剛・狂
子供たちの夢を守るサンタクロース…いいじゃないっすか!
そんな彼らを襲う銀河帝国、許せませんね!
この聖なる拳でぶっ飛ばしてやりますよ!
まっすぐ行ってぶっ飛ばす、まっすぐ行ってぶっ飛ばす
たまに傷ついている仲間がいてもぶっ飛ばす…あっ
だだだ、大丈夫です私の拳には治療する力もありますので!
間違えて敵を回復させないようには気をつけますが…
と、とにかくぶっ飛ばします!


ゾシエ・バシュカ
子供たちに夢と希望を届ける、ね。
『サンタクロース』っていい人なんですね。あとで調べておきましょう(ダークセイヴァー出身)。
来る前に調べたかったんですけど、出動は緊急だったので……。

【WIZ】わたしは遊撃に回って、混乱して孤立している敵を端から潰していこうと思います。敵陣はすでにかなりズタズタになっているので。
熱線銃を避け、瞳に悪意をこめた『邪視』で敵を睨みつけながら肉薄し、隙あらば細見の黒剣でぐさり。多少の傷なら生命力吸収するのでひるみません。
とはいえ、『邪視』でなにが起こるのかはわたしにもわからないんですよね。銃が暴発するくらいなら、わかりやすいところですが。臨機応変に対応します。できれば。



なんやかんやで聞き出した『戦車』の保管場所。第二格納庫へと走る金剛・狂とゾシエ・バシュカ。
「子供たちの夢を守るサンタクロース……いいじゃないっすか! ねえ?」
「そうですね。『サンタクロース』……知りませんでしたけど、いい人たちなんですね」
「そんな彼らを襲う銀河帝国、許せませんね!」
 拳を握って見せる狂に、ゾシエは小さく頷いた。
 サンタクロース。それは古き聖人の名前。
 なんの証拠も残っていないが、万人が一度は信じた伝説の名前。
 然るに、それは行ないと精神の名前だ。
 誰かにプレゼントを贈ろうとする心こそが、サンタクロースなのかもしれない。
 そう、例えば――。

「見つけました。あそこです!」
「よっしゃあ!」
 第二格納庫のシャッター口。
 それを守ろうと、カートタイプの戦術ドローンがクローン騎兵を大量に連れて陣取っている。
「強行突破しかありませんね!」
「あ、ありませんか?」
「ありませんっす!」
 狂は輝く拳で真正面から突撃。
 飛来する熱光線をその身に受けながらも、気合いと根性で突き進んだ。
 こうなれば引くわけにはいかない。
 ゾシエも『邪視(イーヴルアイ)』を発動させつつ、剣を構えて突っ込んでいく。
「グレート!」
 狂の拳がクローン騎兵のボディを破壊。
 続くゾシエの剣が別の騎兵の脇腹へと突き刺さる。
 が、相手の騎兵とてただの雑魚ではない。銀河を脅かす銀河帝国のクローン騎兵だ。
 連携キックによってまとめて蹴り飛ばされるゾシエと狂。
 ごろごろと転がったゾシエに、狂は再び拳を輝かせた。
「こうなったら……正面突破しかないっすね!」
「かわらないんじゃ……」
「大きな違いっす! さ、歯を食いしばって」
 なにを? そう小首を傾げるゾシエめがけ、狂が思い切りパンチを叩き込んだ。
 なぜ。
 ゾシエも、クローン騎兵たちも、一様にそう思った。
 が、次の瞬間ゾシエには理解できた。輝く拳のエネルギーが流れ込み、みるみる傷が癒えていく。
 どころか、活力が沸いてくる。狂の流し込む生命エネルギーを、より強く吸収したのだ。
 チャンスかもしれない。そう考えて飛びかかるクローン騎兵たちを切り払う。
 一斉に吹き飛ばされるクローン騎兵。
 そこへさらなる騎兵の集団が現われ、横一列に並んだ。
 貴様は終わりだ。異口同音にそう告げる騎兵たちの列。戦術ドローンが喋らせているのだ。
 銃口が集中する。
 だが皆、忘れては居ないか。
 『邪視(イーヴルアイ)』の効果が、まだ出ていない。
「――なんだ?」
 地響き。
 次の瞬間、第二格納庫のシャッターが破壊され、巨大な戦車が飛び出した。
「「グワーッ!?」」
 一列に並んでいたクローン騎兵たちが一斉に踏みつぶされる。
「……これが?」
「戦車、みたいっすね……」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『二足歩行戦車』

POW   :    一斉砲撃
【機体各所に搭載した火器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    レジェンダリーソルジャー
【伝説的な戦車兵を再現したAI】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ   :    胴体下部可動式ビームキャノン
【砲門】を向けた対象に、【ビームの連射】でダメージを与える。命中率が高い。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

●第二章
 格納庫から現われたのは卵形の物体だった。
 『戦車』と呼ばれるその物体は、重々しい音と共に『足』を展開。
 二足歩行モードになると、戦意の光を目に宿す。
 間違いない。銀河帝国の誇る主力戦車だ。
 無数に搭載された火器。伝説的な機動力。
 口のような部分からビームガトリング砲が出現し、駆けつけたイェーガーたちへと向けられる。
「つ、つよそう……」
「けれど、これを破壊すれば船を止められるんですよね」
 鳴り響く警報。と赤く点滅するランプを見て、イェーガーたちは頷いた。
「ミラクル・ルドルフ号を守るため」
「サンタクロースを救うため」
「この宇宙にクリスマスを迎えるために」
 戦え! イェーガー!
エミリィ・ジゼル
【WIZ】
クリスマスを守るために引き続き頑張ると致しましょう。

問題となるのは向こうの火力の強さです。
無数の火器にビームキャノン。
どれも一筋縄ではいかないでしょう。

ならばこちらも相応の火力を持って対抗するまでです。
というわけで今回は【暴れまわるメイドの術】を使って巨大かじできないロボへと変身。
ロケットパンチにマルチミサイル、
更には目からビームといった各種武装をいかんなく使い、
二足戦車とドンパチやってやります。

攻撃は出来るだけ比較的脆いそうな脚部狙いで。
『破壊工作』や『傷口をえぐる』といった技能も生かす方向で頑張ります。

「とうっ!かじできないさん、拡ぅー大っ!」
「くらえ!必殺、ロケットパーンチ!」


涼風・穹
……生身で戦車に挑むって、相当無茶だよな…
……だけど、銃弾の雨を掻い潜って懐に飛び込んで刀で戦車を斬るのは浪漫だよな

【戦闘】
戦車だろうと一刀両断…は流石に無理だろう
まずは火器の砲身や根本を斬って使えなくする事で少しでも相手の火力を削ぐ
合わせてセンサーのようなものがあれば真っ先に破壊しておく

戦車本体を狙う場合は可動部や関節の内側のような、構造上あまり頑丈には出来ないような箇所を攻撃する
雨垂れ石を穿つ、一撃必殺は無理でも少しずつ削っていけばいつかは勝てる

……実は剣刃一閃を使えば戦車の装甲だろうと結構斬れるから小細工は必要ない、なんてオチだったなら正面から突っ込むけど流石にそれは楽観視し過ぎだろうな



露出した機関銃の乱射が、広い通路を端からなめるようにはしる。
 涼風・穹は反対側へ回り込み、シャッターの穴を飛び越えて第二格納庫へと転がり込んだ。
「生身で戦車に挑むって、相当無茶だよな。だけど、銃弾の雨を掻い潜って懐に飛び込んで刀で戦車を斬るのは……浪漫だよな」
 刀の柄を握り、機会をうかがう。
 シャッターをエネルギーブレードで切り裂いて追ってきた二足歩行戦車に、穹は勢いよく駆け寄った。
 迎撃の機関銃。
 残像を残すようなジグザグ機動でそれを回避すると、至近距離から刀を打ち込んでいく。
 相手のエネルギーブレードとぶつかり合い、幾度も火花を散らした。
「一刀で簡単に真っ二つになってくれれば楽なんだけど――なっ!?」
 死角から打ち込まれる第二のエネルギーブレード。
 咄嗟に翳した刀の鞘が盾になり致命傷は防いだが、穹は派手に吹き飛ばされた。
「装備が多すぎる。誰か押さえといてくれないか」
「呼びましたか?」
 呼ばれてないけど現われたエミリィ・ジゼル。
 ダクトパイプからにゅるっと飛び出すと、転がりながら着地した。
「問題となるのは向こうの火力の強さです。無数の火器にビームキャノン。どれも一筋縄ではいかないでしょう。ならば、こちらも相応の火力をもって対抗するまで――とうっ!」
 エミリィは写真の画角でも計るように指で四角形を作ると、それを大きく引き延ばした。
「かじできないさん、拡ぅ~大っ!」
 ふしぎな効果音と共に、エミリィは巨大メイドロボへと変身した。
 これぞかじできないさんの必殺技がひとつ『暴れまわるメイドの術』。
 フリルカチューシャから無数の砲門が開き、マルチミサイルが発射される。
 対抗してビームガトリングを放つ二足歩行戦車。
 広がる爆発。
 ズッキャズッキャという激しい足音によって接近したエミリィロボは二足歩行戦車に組み付き、動きを僅かに制限した。
「いまですっ!」
「助かった!」
 穹は稲妻のように駆け抜けると、二足歩行戦車のエネルギーブレードを切断。
 近接戦闘手段をひとつ失った二足歩行戦車に、エミリィロボは至近距離からのロケットパンチ。
 シャッターを破壊して、戦車は通路の壁を盛大にこするように吹き飛んでいく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

フルム・サーブル
鋼で出来ているし銃口は多いし、確かに強そうだ。
ただ、戦車とは言うものの、シルエット的にミジンコを思い浮かべてしまってね…
水中や無重力下では理に適った構造という風に解釈すべきか。

ならば僕もこのサンタの変装を解いて真の姿(普通の姿)を解放しよう
そしてグラウンドクラッシャーで足元を掬う
火力を奪う手段は僕にはないが、機動力を奪ってしまえば戦いやすくなるはずだ
仲間がきっと他の役目を果たしてくれるはずだから…
僕がやるべきは、敵の撹乱だ

見たところ隙間も多いようだし、【捨て身の一撃】で懐に飛び込んでみるのも悪くないね


宮落・ライア
わー!わー!わー!あれ欲しい!貰っても置くところないけど!
仕方ないので邪魔者は壊します。悲しいね。
砲門なんて関係ないね【ダッシュ】で真正面から近づこう。
この機械は私の【残像】を見切れる?
もし見切ってきたら、まぁ銃口の先が【見切れれば】避けるのは楽だね。
肉薄できたらその横っ面に【グラウンドクラッシャー】を叩き込んで内部まで【衝撃波】を通しちゃろ。



通路を滑っていった二足歩行戦車。足とアームを器用に動かして再び立ち上がると、通路の先から駆けつけてきたフルム・サーブルへと向き直った。
 サンタクロースの衣装を纏ったフルムに、機関銃の銃口が向く。
「おっと」
 ひとつなぎの銃声がフルムを穴あきチーズへと変える――かと思いきや。
「そちらがその気なら、僕も真の姿をお見せしよう」
 穴だらけになっていたのは服だけだった。
 戦車の側面に回り込んでいたフルムは、通路の床めがけて妖精さんフォールパンチを繰り出した。
 地面がひび割れて崩壊し、戦車をもろとも落下させていく。
 ただ落としただけか?
 否。
「待ってたよ、このタイミング」
 床と天井の板と無数のコードを挟んだ階下の食堂にて、宮落・ライアが刀を抜いた。
 天空を切り裂くような豪快な斬撃が、落下してくる二足歩行戦車へと命中する。
 粉砕される機関銃。
 回転をかけて落ちた二足歩行戦車は、膝部からホイールを出すと、食堂の壁を破壊して隣の通路へと出て行った。
「このまま船内を逃げる気だ」
「突入まで逃げ切られたらマズいよ!」
 下りてきたフルムを肩に乗せ、ライアは逃げる二足歩行戦車(膝折走行状態)を追いかけた。
 ボディからグレネードランチャーが出現。零角射撃で足下へと爆弾を転がしてきた。
「爆弾だ、どうする?」
「突っ切る!」
 ライアは防御姿勢をとって加速。
 連続で起こる爆発の中を無理矢理に駆け抜けていった。
「爆発のタイミングを見切ったのか……やるね」
「まだ避けただけだよ。奴を止めないと」
 ライアはそう言って武器を探した。手近に投げつけられそうなものはないか……。
「ねえ、もしかしてだけど」
「うん……」
 ライアは、フルムをしっかりと握っていた。
「……優しくしてね?」
「保証はできないっ!」
 ライアは、振りかぶってフルムを投げた。
 衝撃波を伴って豪速で飛ぶフルム。
 二足歩行戦車のカメラが、慌てたかのようにこちらへと振り返る。
「えっと……あ、うん、妖精さんキャノン!」
 フルム捨て身の拳が、二足歩行戦車のボディを貫いた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​


●さらなる脅威
 傷ついた二足歩行戦車が第一格納庫へと滑り込む。
 倒れたクローン騎兵たちがごろごろと転がる中で、二足歩行戦車はすぐそばの小型船に自信を接続。更にクローン騎兵たちの熱線銃を次々ととりあげると無数のアームを使って装備しはじめた。
 より大きな足とより厚い装甲。
 そして無数に束ねた熱線銃。
 二足歩行戦車の射撃が、格納庫の大きなシャッターを真っ赤に膨らませ、爆発させた。
ゾシエ・バシュカ
物々しい敵が出てきましたね。大きい。硬い。見たところ生身の部分もない。
正直言って、わたしにとってはやりづらい相手です。
ですが、まあ、なんとかなるでしょう。一人で戦っているわけではないので。

『血啜り蛇』(POW)で応戦します。黒剣に血を吸わせて同調・変形。赤く染まった三又の鞭剣に変わります(攻撃回数重視)。
ヒットアンドアウェイで狙いを絞られないよう立ち回り、血啜り蛇の剣を振り回して敵の火器を潰していきます。
注意を攪乱して、「大きな攻撃」のために機会をうかがっている味方をアシストするのがわたしの狙いなのです(【目潰し】)。
「今です!」
さあ、一発かましてやってください!


飯島・さと子
メリークリスマス!いてこますのです!

さと子はサンタさんは信じてないのです
でもサンタさんになろうとする人はいい人だと思うのです
しかも自己犠牲で他人を守ろうとするなんて…泣かせんじゃねえや、なのです

しかし熱戦銃を無駄に装備とは
鬼に金棒、泣きっ面に蜂、馬鹿に付ける薬はない、なのです
戦車の前に小回りの効くプリティーボディで躍り出て、
ガジェットショータイムで特大のマシンガンを作り、
上に乗って戦車に集中砲火
善行を邪魔するのはお前かぁ!なのです!!
集中砲火といえどさと子は立派なガジェッティアでレディなので、
熱千銃と接続したアームの部分をきちんと狙うのです
さと子とサンタを敵に回したこと、後悔するのです!



二足歩行戦車のボディから無数に伸びたアームが熱線銃の引き金をひき、次々に光線を発射する。
 乱れる赤いラインのなかを、ゾシエ・バシュカは壁際をなぞるように駆け抜けた。
 壁におびただしい焦げ跡がはしるのをよしに、ゾシエはサイコキャノンを乱射。
 対する二足歩行戦車は取り込んだ小型船から作られた装甲板を翳し、彼女の射撃を弾いていく。
「大きい。硬い。見たところ生身の部分もない……やりづらい相手ですね」
 小型船の裏へと飛び込み、背をつけるようにして射撃を防ぐゾシエ。
 改めて黒剣へと手を伸ばす。
「ですが、まあ……」
 部屋のあちこちには仲間の気配があった。
 さっきまで一緒に戦っていた仲間の気配。そして、新たに……。
「なんとかなるでしょう!」
 思い切って小型船の裏から飛び出すと、一瞬遅れて背後の船が爆発。
 衝撃に押されるように転がりながら、ゾシエは黒剣に自らの血を吸収させた。
「引き裂け、『血啜り蛇』!」
 振り込む剣が三叉の鞭へと変わり、飛んでくる光線をはじき飛ばす。
 ゾシエはそのまま突撃をかけると、大胆にも二足歩行戦車へと飛びかかった。
 自殺行為?
 否! それはスタンドプレイでの話だ。
 自らのリソースを最大限に活用することこそ、チームプレイ。
「ガジェット、ショータイム! メリークリスマース!」
 突如現われた飯島・さと子。
 彼女は二足歩行戦車の真上にぽふんと着地すると、両手に装着するタイプのマシンガンを作成。
「いてこますのです!」
 そのまま足下の二足歩行戦車めがけて乱射しはじめた。
 破壊音と射撃音。火花と空薬莢が激しく飛び散り、咄嗟に暴れた二足歩行戦車によってさと子は無理矢理振り落とされる。
 ぽよんとバウンドするさと子。
 ふとみた部屋のパネルに、ミラクル・ルドルフ号への突入ラインが表示されていた。
 このままでいれば、船はもろとも突撃し宇宙のサンタクロースたちは星のくずへと消えるだろう。
「さと子はサンタさんは信じてないのです。でもサンタさんになろうとする人はいい人だと思うのです。しかも自己犠牲で他人を守ろうとするなんて……」
 腕とマシンガンを振り回し、今一度立ち上がる。
「泣かせんじゃねえや、なのです!」
 側面より集中砲火。
「善行を邪魔するのはお前かぁ! なのです!! さと子とサンタを敵に回したこと、後悔するのです!」
 さと子の射撃とゾシエの斬撃がそれぞれ熱線銃とそのアームを破壊していく。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

藤塚・枢
自己犠牲ね
まあその志と覚悟は…何でかな、凄く響いた
恨みを晴らすのが私の仕事だけれど、クリスマスの特別セール、恨みの前払いってことで

とは言ったものの参ったな
これは私のジャンルじゃない気がする
(ピー)の騎士を待つ余裕もなさそうだし、やれるところまでやってみるとしよう
他の猟兵と協力も惜しまないよ

地形を利用しながら先制攻撃
「やあ、メリークリスマスだ、クソ野郎
早速で済まないけれど、くたばってくれないか?」
操縦者がいるのか知らないけれどね

攻撃は転がってる騎兵の死体を盾にして捌く
鋼糸で罠を仕掛けることも忘れない
バランスは悪そうだし上手くいけば転がせるかもしれないからね
熱線銃も纏めて縛れれば多少楽になるだろう


銀座・みよし
・POW
これは、ちょっと困りました…
対抗するにはこちらも相当なものを用意しなくてはなりませんね
大きなものには、より大きなものをぶつけると相場が決まっていますし
ここは【隼の瞳は太陽と月で出来ている】を使って神話級の巨大隼のホルスさんを呼びましょう

そこです、ホルスさーん!自慢の【怪力】で戦車をなぎ倒してくださいませー!
…大きなホルスさんが居ればわたくしなど【目立たない】でしょう
戦車がてんてこまいな内にホルスさんと視界を同期させて攻撃力をあげ、
各所にある火器を狙って【スナイパー】みたいに打ち落としたり
【援護射撃】に徹するといたしましょう

今ですホルスさん、空中回転錐揉みダイブです!
あれ、やらないの?



激しい銃声が交差し、熱光線が壁や天井を焼いていく。
 一足遅れて駆けつけた銀座・みよしは、流れ弾ならぬ流れ光線から咄嗟に飛び退いた。
 そっと壁ごしにのぞき見ると、暴れ回る二足歩行戦車とイェーガーたちが互角に渡り合っている。
 飛び散る火花のすさまじさは、触れれば斬れる回転のこぎりのごとき有様だ。
「これは、ちょっと困りましたね。対抗するにはこちらも相当なものを用意しなくては……しかし一人では近づくことも難しいような……」
「お困りかな?」
 後ろから肩をぽんと叩く藤塚・枢。
 ぎょっとして振り向くと、ほんのり笑う枢。その後ろからキ○イダー式に左右の分かれた巨大なクマのぬいぐるみが覗き込んでいる。思わずヒイと言いそうになったが、みよしは唇(くちばし)まででかかったそれをこらえた。
「いらしてたんですか」
「ついさっきね。話は聞いたよ? なんでかな、とても胸に響く覚悟じゃないか」
 私とは随分『ジャンル』が違うようだけれど。と小声で言って、枢はみよしと同じく壁の向こうを覗き込んだ。
「あれに近づければいいわけだね?」
「そうなりますね」
「分かった。やれることはやってみよう」
 枢はくいくいと指を動かすと、透明なワイヤーでつながった熊のぬいぐるみが通路の真ん中へと飛び出した。
「やあ、メリークリスマスだ、クソ野郎。早速で済まないけれど、くたばってくれないか?」
 二足歩行戦車のアイカメラがこちらをとらえる。
 好都合だ。格納庫の照明や限定された通路の都合から枢やみよしの様子は気づかれにくい。
 ぬいぐるみは足の裏から飛び出したローラーで滑るように突進しながら、両腕を二足歩行戦車へ突きだした。
 単独での体当たり――と見せかけて。
「ホルスさーん!」
 通路のずっと向こうからやってきた巨大な隼。みよしはその両足を掴んでぶら下がると、飛びかかるくまのぬいぐるみを盾にするようにして急速接近。
 ぬいぐるみから発射されたワイヤーが二足歩行戦車に巻き付き動きを一瞬制限したその隙をついて――。
「いまです! 空中回転錐揉みダイブです!」
 ん? という首の傾げ方をする巨大隼。
「って、やるわけが――あああああああああああああああ!?」
 本当に突っ込んでいった。
 すんごい爆発が、格納庫を茜色に染めた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ランゼ・アルヴィン
はっはっはっ!この船の奴らは中々浪漫があるじゃねえか!
こういうバカは嫌いじゃねえぜ。

さて、どうやら大物も出てきたみてぇだし、いっちょ気合い入れるかね。

羅刹旋風で威力を上げて、二足戦車を正面から叩き切るぜ。
一撃で消し飛ばすつもりだが、まあ無理でも俺に注意を集めれば他の奴らのサポートにもなるだろう

「よっしゃ!見せてやるぜ、俺様の剣をよォ!」


金剛・狂
【WIZ】クローン騎兵を倒したと思ったら、なんかでっかいのが出てきた!
やべえ!こいつはグレートだぜ!
なんて感心してる場合じゃないっすね
サンタクロースの人たちを救うためにもこのデカブツもぶっ飛ばすしかない!
まっすぐ行ってぶっ飛ばす、まっすぐ行ってぶっ飛ばす
ちょっと背後霊の人にも頼ってぶっ飛ばす
見よ、これが私の新たな力【Stand By Me】だ!
ビームなんかに負けるものか!ぶっ飛ばせえ!



「おお……グレートだぜ」
 金剛・狂は前髪をピッとなで上げて、格納庫の有様を見渡した。
 仰向けに転がってぴくぴくするシャーマンズゴーストと巨大ぬいぐるみ。そして二足歩行戦車。
 だが腐っても鯛。 破れても小袖。転がっても戦車。
 二足歩行戦車は最後の力を振り絞って主砲をこちらに向けると、狂めがけてビームガトリングを乱射し始めた。
「やべえ!」
 咄嗟に飛び退き、小型船を盾にする狂。
 たちまち爆発した船の風圧に押されるようにごろごろと格納庫を転がる。
 すると。
「はっはっはっ! 楽しそうだな!」
 ランゼ・アルヴィンが屈んだ姿勢で狂の顔を覗き込んだ。
「そう見えるんすか?」
「違うのか?」
「んー……」
 狂は腕組み姿勢のまま下半身の力だけでぴょんと立ち上がると、剣の柄で肩を叩いているランゼへと振り返った。
「かもしんねっす!」
「だよな!」
 ランゼが剣を両手に握って振りかざす。
 赤いラインの入った真っ黒な剣は、エクセキューショナーズソードの形状に似て切断に向いていた。間違っても戦車に突っ込むための武器ではなさそうだが、それを可能にしてしまうのがイェーガーという生き物である。
「よっしゃ、やろうぜ。あいつをぶった切ればあのミラなんとかっつー愉快な船の連中は助かるんだろ?」
「そっすね。で、作戦は?」
 こきりと拳を鳴らす狂。
 ランゼは、獰猛に笑った。
「まっすぐいってぶった切る!」
「そう来なくっちゃあ!」
 派手に剣を振り回し、真正面から突撃するランゼ。
 同じく、狂。
 数の利なんて関係ない根性の突撃に、二足歩行戦車は困惑した。
 なんとか動かせる主砲をそちらに向け、残った火器を総動員して迎撃を始める。
 防御なんて考えははなからない。
 腕やら胸やらに攻撃を受けるがそれらを根性で耐え、気合いで走り、至近距離まで詰め寄る。
 そして。
「見せてやるぜ、俺様の剣をよォ!」
「でもってこいつも見よ、これが私の新たな力【Stand By Me】だ!」
 狂の背後から現われたスタンドげな存在が二足歩行戦車をぼこぼこにし、ランゼの剣が真っ二つに切り裂いていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『楽しくパーティー』

POW   :    思い切り騒ぐ!

SPD   :    会場運営を手伝う!

WIZ   :    皆を盛り上げる!

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●第三章
『戦闘――不能――自爆――シークエンス――』
 途切れ途切れの案内音声に、イェーガーたちは何かを察した。
「どうする?」
「そんなの、決まってるでしょ!」
「この船動きますね」
「そら、乗れ乗れ!」
「もうちょっと詰めて!」
「これ以上は無理ィ!」
 イェーガーたちは強襲用の小型船に無理矢理自分たちを詰め込み、格納庫から脱出。
 宇宙空間で派手に爆発する銀河帝国の船をバックに、ミラクル・ルドルフ号へと向かったのだった。

 かくして!
「メリー・クリスマース!」
「「ホーホー!」」
 命が助かったことで思い切りハイになったミラクル・ルドルフ号の住民たちがクラッカーを鳴らしながら出迎えた。
「見てました!」
「歓迎します!」
「メリー・クリスマース!」
 文脈すら無視する歓迎ようで、船から出てきたイェーガーたちを引っ張っていく。

 そうして連れてこられたのは広大なホールだった。
 とんでもなく巨大なクリスマスツリー。
 無数のお手伝い妖精型ドローンたちが包装したオモチャを袋に詰め込んではトナカイとソリを合体させたような小型船へと積み込んでいく。
「いやあ、僕ら死ぬと思ってたんで作業を止めていたんですが……おかげで宇宙の子供たちにプレゼントを配れそうですよ!」
 サンタクロースの格好をした若い男性がタブレットPCを手に駆け寄ってくる。
 その横では眼鏡の女性(いい具合に改造されたサンタクロースコスチュームを着ている)が眼鏡の縁をついっと押す。
「よかったら一緒にいかがですか? 事務担当の連中は皆さんを歓迎するパーティーをしようと言っているのですが……お好きな方に行ってくださいな」
 それを聞いたイェーガーたちは……。

==============================
【章解説】
 今夜はクリスマスイブです! カレンダーなんかみえない!
 皆さんはミラクル・ルドルフ号の住民に歓迎され、クリスマスパーティに招待されています。
 以下の内からお好きな行動をどうぞ! グループ参加、新規参加も大歓迎です!

・思い切り騒ぐ!
 パーティーに招かれ、ケーキやチキンにありつきながら楽しみます

・会場運営を手伝う!
 近くの居住船へ飛んでいき、一夜限りのサンタクロースとなります。子供たちにプレゼントを配ってみましょう。

・皆を盛り上げる!
 パーティの主役は私だ! とばかりに自らパーティーを盛り上げてみましょう。
==============================
宮落・ライア
会場運営を手伝う!
サンタ! やる!しか!ない!
めっちゃ手伝う!めっちゃやる!
これも私のヒーロー譚の一つになるのだ。

アドリブ歓迎


藤塚・枢
SPD

ホルスさんは大丈夫なのだろうか
…まあ大丈夫か、頑丈そうだし
一夜限りのサンタクロースとか、なんとも情緒溢れる言葉だね
もちろん貰うのも吝かではないが、配るという経験も楽しそうだ
大して重い荷物は運べないけれど、できる範囲で協力しよう
フォリーくんはお留守番だ
だって、子供が見たら泣くぞ
フリじゃないからね?

配るのはいいけれど、どういう感じで持って行ってるのか分らないな
服はこのままでいいのかな
とりあえず聞きながら、見様見真似で頑張って配る
配るの時間かかりすぎ?足が遅い?足が短い?おい最後余計なお世話だ
そんなものはユーベルコードがあれば何とかなるよ!

終わったら疲れてへたりこむ
私はやっぱ、貰う方がいいや…


鎹・たから
SPD

宇宙にもサンタさんは居るのですね
戦ってくれた皆さんのおかげで安心しました
たからも、こども達も
これからもサンタさんを信じていいのですから

たからもサンタさんの手伝いをします
笑顔が下手なたからですが(すごい無表情
少しでもこども達が喜んでくれるよう努めます

サンタさんの言うことをよくきいててきぱき働き
一夜でしっかりプレゼントを配り終えるよう頑張ります

素早さや小柄さを活かして
サンタさんでは通り抜けるのが大変な所も歩きましょう
背が低いのがコンプレックスでしたが
案外役に立つものですね

全て終わったらサンタさん達に感謝を
これからもこども達に
夢を届けてあげてください
たからも、こども達の見本になる良い子で居ます


エミリィ・ジゼル
【WIZ】
少しぐらいはわたくしも戦いに貢献したので参加する権利はあるはず。
まあ、貢献してなくても参加するんですけどね!
というわけでパーティで大盛り上がりするとします。

パーティといえばダンスです。
というわけでパーティ会場で増えるメイドの術を使い、
かじできないさんズたちと一糸乱れぬダンスを披露しましょう。

本日のわたくしはメイドかじできないではなく、ダンサーかじできない。
小粋なブレイクダンスを披露して、
オーディエンスの盛り上がりを最高潮まで上げるってすんぽーです。

イエア!


金剛・狂
キャー、クリスマスだー!カレンダーなんか見えない!
改造サンタコスチュームとか凝ってるっすねー眼鏡が素敵です
パーティー参加したのはいいですけど、何か盛り上げられるネタとか
あったかなぁ?せいぜい、こうピカーン!と光り輝くことくらいしか
…ねえ。こんなところで人を殴るわけにもいかないし…
あっ!そうだ!サンタさんといえば重い荷物を担ぐわけだから
お年を召した人だと腰とか痛いんじゃ…
光り輝く拳をじんわり当てて治療するっすよ!



「「メリークリスマース!!」」
 はじける無数のクラッカー。
 宮落・ライアはその中に混じり、クラッカーをはじいていた。
 サンタ帽子とサンタコート。全身フル装備のライアクリスマス特別バージョンである。
「サンタ! このビッグウェーブ……やるしか、ない! これも私のヒーロー譚の一つになるのだ」
「ヒーロー譚には興味はないけど……そうだね。まあ、サンタクロースには興味があるかな?」
 藤塚・枢が腕組みをして熊のぬいぐるみ『フォリーくん』に寄りかかっていた。サンタ帽子にあえてだぼっとしたサンタコート。
 最初からあったのか即作ったのか、フォリーくんもばっちりクリスマス仕様になっていた。全身これもみの木。電飾がぺかぺかひかり、頭頂部のツリー帽子には大きな星が光っている。
「一夜限りのサンタクロースとか、なんとも情緒溢れる言葉だしね。大して重い荷物は運べないけれど、できる範囲で協力しよう。フォリーくんは……」
 ちらりと上向いてみると案外えぐくない外観になっている。やるな、ミラクル・ルドルフ号のみなさん。
「これなら……子供が見ても泣かないかな?」
「はやりプレゼントを配りに行くのですか」
 明後日の方向からした声に、ライアたちが振り返る。
「たからも行きましょう」
「かずがい!」
 きゅっとリボンを結ぶと、鎹・たからは素早くサンタクロースフォームへとチェンジした。
「これからも、こどもたちはサンタクロースを信じていられる。この人たちが……たからたちが、その根拠になるのですから」
 たからはそう言うと、『スマーイル!』と言ってプレゼント袋を手渡してくるサンタたちに頷いた。
 二本指を開いて口角を無理にちょっとだけ持ち上げてみせる。
「少しでも、こども達が喜んでくれるよう努めます」

 でっかい袋をかついで小型船へと乗り込んでいくライアたち。
 トナカイとソリが合体したようなこの船『ダッシャー号』は、現代に聖夜の奇跡を伝える魔法のソリだ。
 操縦桿を握ったライアが、ふと想いを巡らせる。
 もしかしたら、サンタクロースは……。
「いざ、こどもたちの元へ」
「ゴー、ダッシャー」
 後ろから操縦桿を握ってぐいっと押し込むたからたち。
 開いた発進ゲートから、勢いよく船が飛び出していく。

 サンタクロースのそりをひく八頭のトナカイが由来だという船をかり、サンタクロースとなったイェーガーたちは近隣の宇宙居住船を渡り歩いた。
 サンタたちが開発したという『プレゼントホール』なる携帯煙突を接続しては家の中へと入っていき、子供たちの枕元へとしのびよる。
 たからは袋からオモチャを一つ取り出すと、ベッドにさげられた大きな靴下にそれをねじ込んだ。
 その音に薄めを開ける少年。
 たからがはっと息を止めると、少年は目をこすって『サンタさん?』と問いかけた。
 唇に指をあて、たからは片眉をほんの僅かにだけ上げた。
「ご両親には、ないしょです」

 屋根から屋根へと飛び移る枢。
 空中に板でもあるかのように軽やかに走るその姿を、人々は奇跡のように見上げている。
 けれど誰も、その奇跡を恐れはしなかった。
「ああ……そうか……」
 サンタクロース。
 それは空飛ぶソリやトナカイでも、赤い服でも髭の老人でもない。
 プレゼントを届けようというその心こそサンタクロースだったのだ。
 それが宇宙船や特殊宇宙服や携帯煙突に変わったとて。
 紛れもない……彼女たちは真のサンタクロースとなっていた。

 やがてプレゼントを配り終え、ミラクル・ルドルフ号に朝らしきものがやってくる。
 否、永遠にあけぬ夜のなか、ただ体内時計を調節するための疑似日光が茜色に輝くだけだが……そんな光を背に。
「まだクリスマスは始まったばかり……きらめいていくっすよ!」
「いーえーいっ!」
 拳を掲げてまばゆく輝く金剛・狂と大量のバックダンサーメイド『かじできないだんさーず』をしたがえて天空に指を突き上げるエミリィ・ジゼルが、舞台上で出迎えた。
 かじできないさん一号が激しくドラムセットを打ち鳴らし、二号がギターをかき鳴らす。三号から七号までがハンドベルを打ち鳴らし八号から大体十八号くらいまでがサンタ衣装で踊り狂った。
「本日のわたくしはメイドかじできないではなく、ダンサーかじできない……小粋なブレイクダンスをみるのですっ!」
 ジゼルが頭を地面につけて高速回転するさまへ、ミラクル・ルドルフ号の住民たちがあふれる拍手を送っていく。
 狂はここぞとばかりにクリスマスツリー型のエレキギターをひっつかむと、唯一知っているコードをおさえて一発だけかき鳴らした。
 しびれるギタービートが響き渡る。
「今日のわたしはサンタのサンタ。つまり――サンタクロースを癒やす存在っす! 全員そこに並ぶっす!」
 狂は拳に光を込めると、一列に並んだサンタクロースたち(ライアたち含む)を片っ端からばしばし殴っていった。
 驚くなかれ、殴り飛ばされたサンタたちは目をほわーっとさせて肩こり腰痛筋肉疲労が解消しあふれる活気に包まれた。
 一方で狂はうつ伏せにぶっ倒れた。
「きらめきつくした……っす……」
「コンゴー!」
 抱えて叫ぶライア。
 あえて無視して踊り続けるエミリィウィズかじできないだんさーず。
 枢とたからはしゃんめりーの入ったグラスをかちんと打ち鳴らし、無数のサンタクロースたちと共に掲げた。
「それじゃあもう一度」
「あらためて」
「「メリー・クリスマース!!!!」」

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2018年12月30日


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#スペースシップワールド


30




種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト