バトルオブフラワーズ⑤〜こんな弾幕避けられないだろ!!
●もちろん最高難易度を
「はいはーい、突然だけど、弾幕ゲームは好きですかー?」
いつもはやる気のないグリモア猟兵のアイラ・グラシスが、今日は上機嫌だ。
「えーと、今、キマイラフューチャーが大変なことになってるようですね。二つに割れたんでしたっけ?」
電脳パネルを弄りながら思わず驚嘆の声をあげるアイラ。画面にはキマフューの姿が映っている。
「それで、ですよ。皆様にも解決に乗り出して欲しいのです。そこで、今回の舞台なんですけど………こんな感じです」
提示された画面に猟兵が見たものは、得体の知れないエネルギー弾が飛び交う戦場。
——時は3XXX年、宇宙に進出した人間は古代の叡智、魔法に目覚めうんたらかんたら………みたいなあらすじが下から上へ流れて行く。如何にもゲームという感じ。
「この戦場のルールによって、皆様はここで戦わなければなりません。弾幕シューティング、って言ったら分かりますよね?あれです、ゲームの世界にれっつごー、みたいな感じですね」
アイラのテンションが高い理由はこれらしい。
どうやら、猟兵はゲームの世界に入り込んで事件を解決しなければならないようだ。コントローラーを握るのではなく、ゲームのキャラクターそのものになって、ゲームを攻略するのだ。
弾幕シューティングはひたすらに避けて攻撃をするだけ。やることは単純だが、難しい。
基本攻撃はショット、危なくなったらボムで切り抜ける。
被弾すれば残機が一つ減って、ゼロになればゲームオーバーだ。今回の初期残機は3つ。ボムを使用すると、画面の弾消しと少しの無敵時間が得られる。
敵の撃破や、敵撃破時の弾消しで得点が増え、1億点ごとに残機が1増える。まあ、被弾しなければ良い話なのだが。
全6ステージで構成されていて、各ステージにいるボスを撃破すればステージクリアだ。
「あー良いなーゲームの世界に入れるとか羨ましいです」
転移の準備をしながらぶつぶつと呟くアイラ。
「私だったらショットは高威力貫通レーザーで、ボムは安定の画面全体攻撃なんですけどねー………」
猟兵がゲームキャラクターになるシステムなので、もちろん攻撃方法も自由自在だ。戦闘機に乗るも良し、格好いいボムを考えるも良し。
「はい、準備できましたよー。ではでは、頑張ってきてくださいね」
少し残念そうな顔をしていたアイラがハッと思い出したように告げた。
「ボムの抱え落ちは基本ダメですよ!あと目指せ10億点です!!ゲームは楽しんでナンボですからねー!!!」
鈴の音
鈴の音です。新元号かと思ったらまさかの戦争です。
戦場の特殊ルール、『ゲームキャラクター』により、今回皆様にはプレイしていただくゲームは、弾幕シューティングです。
避けて撃破するだけのゲームですが、弾幕はこれでもかと高密度。しかも主観ですからね。楽しそう。お気楽に行きましょう。
ショットやボムはご自由にお考えください。格好良く、行きましょう!
それでは、よろしくお願いします。
第1章 集団戦
『懐かしおもちゃ三人衆』
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POW : コマ回し怪人・ウェポン
【コマ回し兵器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : けん玉怪人・ジェノサイド
【けん玉攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ : トランプ怪人・リフレクション
対象のユーベルコードに対し【トランプ】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
👑11
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詩朔・いちこ
この手のジャンル、経験が無い訳ではございマセん。
猟兵経験も浅い身ですが、努力致しマス!
可能なら【学習力】を活かし、デモ画面や他の方のプレイから少しでもパターンを見極めておきマス。
猟兵自身が自機ならば、ワタシがそのまま戦う方が楽デスね。サイズの問題で不利になるなら、ワタシの武装を託した戦闘機に乗りマス。
ノーマルショットは魔導蒸気砲からのレーザー。サブショットは『ウィザード・ミサイル』の炎弾。そしてボムは『魔導術式・雷迅砲』!
プレイ方針は安全重視、後半面ではボスに攻撃を放たれた瞬間にボムを決め撃ちデス!
道中も稼ぎに行きすぎず、ボスにボムと残機を残せるよう立ち回りマス。
それでは、行って参りマス!
二天堂・たま
最近はVRとかゲームの中に入ったような気になるものはあるが、実際にゲームの中に入ることになるとは驚きだな。
まぁ(物理的な)攻撃が苦手なワタシとしてはありがたい面もある。
もしかしてUCも使えるのか?UC:スカイステッパーで回避しつつ、弾幕に囲まれたらUC:親指チックの居場所交換で回避を狙おう。
キャラクターの設定はー…
自機:ひよこ
通常ショット:低弾速の貫通ワイドショット
ボム:画面全ての敵弾幕を吸収→吸収した弾の量に比例した敵弾相殺ビーム
で、どうかな?
速度や技術には自信がある。
こういったアルダワにはないゲームも面白そうだ。
フィロメーラ・アステール
「空を飛んで戦うなら朝飯前だぜ!」
……飛んでるタイプのヤツでいいよな?
【空中戦】技術を発揮するぞ!
まず当たり判定の小ささで弾幕には有利!
【スライディング】も併用して隙間抜けだ!
初見殺し要素には【第六感】が活躍!
引っかかっても【残像】のスピードで移動すれば対応できるかも!
もちろん最後の手段の【気合い】避けもあるぞ!
ショットについて!
噂では敵に近接攻撃するシューティングがあると聞く!
瞬間的に【オーラ防御】を展開し【踏みつけ】キックする形で、被弾せずに近接攻撃できないかな?
無理ならなんか星型の魔法弾撃つ!
ボムは【星の遊び場】!
ゲームの中なら遠慮はいらない!
【破魔】【属性攻撃】の流星群で全画面攻撃だ!
主・役
バトルゲーマーの本領を魅せてしんぜよう。魔法少女系VR弾幕シューのアカはちょうどあるからこれをアバターポゼッションして、仙剣刃姫でオプションユニットの三体のマスコットも再現。
基本ショットは雷属性攻撃3WAYショットでマスコットからは光属性攻撃の追尾レーザーだ。ホワイトデビルで的確に当てていくよ。
弾道はシックスセンスで見切りスタントパーソンでカスリ回避してスコアアップ目指すよ。処理しきれない弾幕が来たときは火属性攻撃のボム撃って無敵時間利用してしきり直しだよ。
山梨・心志
ふっ、まがりなりにもバトルゲーマー
弾幕ゲームも嗜んでおります(眼鏡クイッ)
シューティングは情報と知識、それから経験が物を言うのです
序盤は出来る限りの【情報収集】をしてゲームの癖を把握
【戦闘知識】を【学習力】で吸収
スコアが出遅れている?……ふっ、それも戦略です
情報が集まりある程度把握してから反撃です
【視力】でダメージ回避ポイントを探知して
細やかな操作で被弾ポイントを逸らしながら回避
避けきれない弾はシールドで弾いて
シールドが相殺されたら【カウンター】で【2回攻撃】のショットで反撃
【捨て身の一撃】でボス機の懐に潜り込めたら
効果的なタイミングでボムを発動、フィニッシュです
フッ……(どや顔で眼鏡クイッ)
月代・十六夜
「ドットイート、STGならもちろんあるよな?」
おいおい俺向けのがあるじゃんかよ。
自機設定?そうさな、ほぼほぼ生身と同じで【スカイステッパー】の上限だけ削除で。以上終わり!
さーてやってみますかワンコインクリアってね!
【超過駆動:感覚】で超強化した[五感]で弾幕の隙間を見切って【スカイステッパー】と【韋駄天足】を併用した変速機動で【時間稼ぎ】をするぜ。
ランダム弾には【野生の勘】で対応、自機狙い弾は引き寄せてからの【フェイント】機動で丁寧に避けていけばOKっとな。
ゲームである以上、フェアに行こうぜ!
●歪み無きレーザー&ミサイル装備
詩朔・いちこ(試作一号・f17699)の装備は、自身の手でもある魔導蒸気砲からのレーザーをメインとして、サブショットに炎のミサイルを起用した。
ボムはユーベルコード製のもので、蒼いレーザー攻撃。威力が高く、見た目も派手で格好いい。
自機性能を決めていざ出発、とその前に、いちこはデモプレイの画面を眺める。
弾幕シューティングにおいて、技術は大事だが、もっと重要なことはパターン化だ。
一見極悪な弾幕でも、パターン化さえしてしまえば、ノー被弾で突破することも可能。
ましてや、これからやるのは初見プレイなのだから、デモでも見ておいた方が良い。
「ふむ、ここは見かけは凄いですが、ただの自機狙い全方位で………これはここが安置かもしれないですね」
デモでは全貌を見ることはできない。あとは実力で避けきるしかないか。
「それでは、行って参りマス!」
映像を頭にインプットして、いざ戦場へ飛び立った。
いちこは安定した避けっぷりを見せる。なるべく大きな隙間に入り込み、パターン通りに何事もなく一面道中を終えた。
言っても一面。弾数は多いが、奇数弾の簡単なステージだった。
よし、と身構えて挑んだ一面ボス。小さめの小型戦闘機だったが、すぐに終わった。自機狙いしか撃ってこなかった。弱い。
そうして二面、三面と進み、隕石やら追加されて多少避けにくいものの、特に危なげなく突破。
レーザーの貫通で素早く敵の処理を行うことができている。
しかし、シューティングが本領を発揮するのはここから。
四面、雑魚の攻撃も激しくてところどころ気合を強いられるところもあったが、ボスに辿り着き、温存しておいたボムを惜しみなく使って撃破。
五面、ここから弾の密度がすごい。時折見る、頭のおかしい弾幕に、被弾を許すも、はじめの方に何度か残機を稼いでおいたので全然大丈夫だ。
ボスはもちろん決めボムで突破。弾幕で左右に揺さぶられると、どうしても直線ショットは当たりにくいため、ボムでの速攻が強い。
そして、六面。物々しい雰囲気と共に、親玉っぽいやつが現れた。まさかの基地全体が敵機というパターン。
ここまで一被弾、スコアは並程度だが、クリアは目前。かといって気を抜けば即終了だろう。
「よし、最後の決戦デス!」
絶え間無く伸びるレーザーで機体を焼いていくも、流石最終面。ボスが固すぎる。
高速の交差弾や、細かい精密避けが強いられる局面では、早めのボムで切り抜けていく。
ここまで来れば、被弾もボムも惜しむことはない。ただ全力で避けてボムを撃つだけだ。
「これで、終わりにしマス」
最後の一発、ミサイルが敵機の主砲を破壊すると、ボスの体力ゲージが無くなった………のだが、ゲームが終わらない。
敵機コクピットからわらわらと出てきたのは、コマやらけん玉やらトランプを模した姿のオブリビオンたち。
「このゲームは終わらせない。残機を刈り取ってやる!!」
頭のけん玉を回すと、いちこ目がけて飛ばしてきた。高速で飛来する赤い玉は物理的に痛そうである。
だが………ここまでの超鬼畜弾幕に比べれば、こんなもの造作もない。
縦横無尽に回避しながら、ボム詠唱に入る。
「………今度こそ、これで!」
蒼い閃光、帯電レーザーは敵集団を薙ぎ払い、一瞬で塵へと変えた。ボムは強かった。
オブリビオンを倒すと、エンディングが流れてやっとリザルト画面へ。
いちこの結果は、得点六億五千万ほど、被弾は三。上々の結果であった。
●正面カバーのひよこ装備
最近はVRとかあるけれども、まさか本当にゲームの中に入ることになろうとは、と二天堂・たま(ひよこなケットシー・f14723)は思いながら、煩いSEに耳を塞ぐ。
そして、たまの装備だが………ひよこだった。どこからどう見てもひよこ。可愛らしい球体の幼鳥がいる。
そしてひよこは、宙を蹴って戦場へ身を投じた。
たまの周りには、オプションなのかどうか、ショットを撃たない小さなひよこがくるくると回っている。
本人は前方を広く射撃できるワイドショット。広範囲装備のため威力は低めだが、貫通性能でカバー。
たまは道中を順調に進んでいく。広範囲に攻撃できるため、雑魚戦は非常に楽で効率的。取りこぼしもほとんどない。
ひよこが戦闘機を撃ち落とす絵面はなんともミスマッチであるが………。
速さと精密さを兼ね備えたひよこは弾幕をひょいひょいと避けていく。小さな体躯も上手く生かされているのだろうか。
「さーて、ボスさんのお出ましだな」
やはりボスともなると迫力がある。しかも体力が多い。だが、たまも考えがないわけではない。
ミニひよこが敵機の元へ飛んでゆく。たまの目の前には弾幕の壁。誰もが詰んだと思う状況、だが、自機のひよこは笑った。
その瞬間、たまが小さくなった。いや、小さなひよこと位置入れ替えを行なったのだ。
たま自身は敵機のすぐ正面。そして、ワイドショットだからこそできる技……撃ち込み。
至近距離で撃てば、分散していた弾が全て命中。ゲームバランス的に抑えられていた威力も全弾叩き込めば直線ショット以上の威力を叩き出す。
撃ち込みによってボスの体力ゲージは減少、あっという間に残り僅かに。
倒しきれなかったボスは発狂状態になって攻撃が激しくなるが、寧ろ好都合。
たまのボムは敵弾吸収。敵弾が全てたまの元に収縮し………大量の弾幕を取り込んだたまが放ったのは超極太のレーザー。
吸収弾数に比例して威力と範囲が増加するボムのため、ボスは一瞬で沈んだ。
「ふぅ、終わりっと、あれ?」
やはり出て来るオブリビオン。数を生かして細かい弾幕をこれでもかと放って来る。
もう一度ボムをお見舞いしてやろう、と敵弾を吸収して放たれたレーザーは、トランプの壁に阻まれた。
「残念だったな!このトランプは千切れないし焼けもしないぞ………は?」
勝ち誇ったように笑うオブリビオンの体が、静かに貫かれた。
忘れてはならない。たまの通常ショットは、貫通するということを。
トランプをすり抜けるショットは得意の範囲攻撃でオブリビオンたちを撃破したのだった。
たまの結果は七億点ほど。ワープのおかげで被弾はゼロ。やはりワイドショットは万能であったか………。
●浪漫超威力の近接装備
「空を飛んで戦うなら朝飯前だぜ!」
フィロメーラ・アステール(SSR妖精:流れ星フィロ・f07828)は意気揚々と戦場を見つめて、高らかに笑う。
ちゃんと空飛ぶタイプなのでご安心を。特に飛行能力とか無くても飛んでる感じになる。ゲームだからね。
最近のシューティングはもはやシューティングかどうか分からなくなってきている。
そう、近接攻撃である。正確には、近接で威力を発揮するショット、と言った方が正しいのだが、敵の懐に潜り込むという、玄人向けの機体もちらほらと見かけるようになった。
そして、フィロメーラがまさにそれ。彼女はショットも撃てるように設定はした。だが、光るのは脚である。
流星のような演出とともにゲームスタート。軌跡に星の残滓が輝いているのが綺麗。
「そんなの当たらないぜ!!」
妖精の小さな体躯で当たり判定自体が小さく、当たる気配が全くない。
それでいて速く、僅かな隙間をスライディングで縫いながら避けていく。
そして、攻撃だが、弾幕の間を潜り抜けて、敵機の元へ辿り着くと思いっきりキックを食らわせた。
しかも、連続で跳躍して次々と雑魚敵を処理していく。リスクが高い分、その威力は本物。ちょっと大きめの雑魚敵も一撃で沈めるほどの蹴りである。
突撃の瞬間にオーラ防御を張ることで、弾幕を少しだけ相殺して被弾も避ける。
時折、流れ星のような射撃を織り交ぜつつも、ほとんど近接で戦い抜いていくフィロメーラ。
彼女のもう1つの強みは、気合い。弾幕において強いられることがある気合い避け。
特にばら撒き弾に使われる避け方で、これは純粋に慣れと上手さ、忍耐に関わって来る。
敵機のランダム弾を文字通り気合いだけで避けた。少々危なっかしい場面もあったが、なんとか切り抜けた。
怒涛の速度であっという間に最終ボスへ。
高密度弾幕も当たり判定の小ささを生かしてすいすいと避けては部位破壊を繰り返す。
もう宇宙船と流星の衝突にしか見えない。蹴りを入れるたびに、敵機体力が結構な幅で削られてゆき………半ば無理矢理破壊されたコックピットから、懐かしおもちゃ三人衆が飛び出した。
「ちょ、そんなのアリかよ!?」
慌てふためいた様子のオブリビオンに、流れのままに人蹴り食らわせて距離を置くと、フィロメーラは清々しいほどの笑顔で笑った。
「ゲームの中なら遠慮はいらない!」
天高く突き立てられた指。降り注ぐは、流星群。
圧倒的迫力と威力。回避不能の画面全体攻撃に為すすべないまま、オブリビオンは降る星々に押し潰されていなくなってしまった。
フィロメーラの結果は九億点に惜しくも届かず、と言ったところだった。一回被弾だけ被弾した。………ちょっとした事故被弾だ。
●敵機逃さぬ追尾レーザー装備
バトルゲーマーの主・役(エクストリームアーティスト・f05138)にとって、ゲーム内で戦えるというならばもってこいだ。
彼女が行うのは憑依。仮想のゲームキャラクターに憑依して戦うことができるのだ。
デバイスを弄ると、役の姿がみるみるうちに変わっていく。
全くの別人の姿と、周囲を漂う三機のオプションユニット。如何にもゲームに出てきそうな服装というか、どこかで見たことあるような無いような………。
まあ、重要なのはそこでは無い。姿形はどうであれ、クリアできればいいのだ。
役のショットは稲妻3WAY弾+オプションからの追尾レーザー。
基本ショットが正面への火力を安定させ、オプションショットが雑魚の取りこぼしをカバーし、ホーミングに頼ることによって避けに集中できる。
ただ、彼女はずっとショットを撃っているわけでは無い。時々、敵弾が発射されるまで待つ様子が見られる。
そう、彼女が行なっているのは稼ぎ。弾消しを起こす大きめの敵の出現に合わせて、ショットを調節し、良い頃合いで撃破して得点を稼ぐ。
もう1つ、役は弾幕をスレスレのところで回避するときに起こる、かすりを利用してさらに得点を伸ばしていく。
かすり、もといグレイズは得点の底上げに必要な要素の1つで、文字通り弾幕にかすりながら避けると発生するのだ。
リスケの分、見返りも大きい。
弾幕ゲームの弾は意外と当たり判定が小さく、思った以上に食い込んだりもできるため、なんだかんだで結構当たらない。油断してるとすぐに事故るけれども。
だが、そこはバトルゲーマー。一切の被弾も許さない。かすりから自機狙いの誘導、制限時間目一杯までの得点稼ぎを繰り返す。初見とは思えない。
長い長い弾幕道中を終えて、最終ボスと対峙しても、稼ぎは終わらない。いや、最終局面だからこそ、稼ぐのだ。
ここまで被弾無し。ボムは、詰んだ時に一個使っただけ。
カリカリと、かすりの音が気持ちいい。これもゲームだからこその醍醐味だ。スレスレのスリルもまたたまらない。
逃れられないホーミングレーザーが巨大戦艦を貫き、時間をかけにかけまくって撃破した。
いざリザルト、と思ったがまだ早い。当のオブリビオンが飛び出してクリアを阻止しようと迫る。
「そんな得点稼ぎに没頭するような人は、ここで潰えさせるもんね!」
高速けん玉弾幕が展開された。赤色が宙を飛び交う。
「はぁ………そんなのに当たるわけないじゃん。邪魔しないでよ」
ここまでの弾幕を稼ぐ余裕を持って避け切った役に、速いだけの弾幕が避けられないはずがない。
ちょこまかと動き回るおもちゃ達は、無慈悲にもしつこいホーミングに撃ち抜かれてあえなく撃沈。無事にゲームクリアとなった。
役の結果は、まさかの12億点超え。ノー被弾でかすり数が凄いことになっている。
満足そうな役は、どこに保存されるかも分からないが、名前をつけてリプレイを保存した。
●完全無欠のシールド装備
そしてここにもまた、バトルゲーマーが一人。
山梨・心志(双子の兄の方・f03491)は眼鏡のレンズ越しに、飛び交う弾幕に想いを馳せる。
シューティングに必要なのはやはり情報や知識、経験だろうか。
パターンを組むにも情報は必要であるし、気合い避けをするにも経験を積まないと難しい。
もちろん、心志は弾幕ゲームにも嗜みがある。もうこれは得点王もらったり、ですよ。(眼鏡クイッ)
彼の装備は至って普通の良くあるもので、少し広がるメインショットのみ。ただ一つ、シールドゲージが横にあることを除いては。
序盤は何かを模索するように、敵弾幕を観察しながら進んでいく。
安定はしているが、得点王は程遠い。ちまちまと敵撃破得点を積み重ねているだけである。
が、これも心志の戦略である。全てはこの後の得点稼ぎのため。
どんな弾幕が多いのか、どこで弾速が上がるのか、中ボスの体力は………などなど、このゲームの癖を見破るために、敢えて安定を図っているのだ、
二面を終えた頃、心志の目つきが変わる。
「………大体わかりましたよ。ここから反撃です」
眼鏡をクイッとしながら次ステージへ。
そこからの動きは見違えるほどで、的確な操作で弾幕を躱していく。
多少の被弾はシールドがカバーし、そこからのカウンター射撃で敵を一掃。
初見だからこそ生きる目避けで、細々とした弾幕を丁寧に避けて反撃。流石、バトルゲーマーとしての経験が生きているのだろう。
時に細かく、時に大胆に避けてとうとう最終局面。
シールドはまだ残っている。そして、彼にはボスを効率よく片付ける考えもあった。
「さっさと決めますよ!」
残ったシールドをこれでもかと使いながら弾幕の海へ突撃。
敵機の懐に潜り込むと、ちょうど敵機の体力が一定以下になり、発狂しようとした、その時。
「………ここです」
心志の合図でボムが炸裂。体力バーが、消えた。
「フッ……」
ドヤ顔で眼鏡クイッ。爆発四散する機体の中から、オブリビオンが脱出。
「ちょ、ちょっと。まだ終わってないっての!」
ハッとして慌てて眼鏡から手を離す。そう、まだこいつらが残っている。
オブリビオンだからといっても、所詮雑魚と大差ない。
「………そんなものが当たるとでも?」
単純な自機狙いに当たるわけもなく、軽々と避けてメインショットで撃破。雑魚は速攻に限る。
「フッ……」
ドヤ顔眼鏡クイッ、再び。フィニュッシュは大事だから。
心志の結果は、11億点ちょっと。バリアのおかげで被弾無し。
リプレイを保存しようと思ったら、先客に12億超えがいて、ちょっと心が痛かった今日この頃。
●装備?いつもので十分だ
「おいおい俺向けのがあるじゃんかよ」
月代・十六夜(韋駄天足・f10620)は自機設定画面で特に迷うこともなく、というか、ほぼ変更なく終了。
ゲームならばフェアに。十六夜は己のあるがままの実力で、この弾幕へと挑もうと言うのだ。
飛行性能は、スカイステッパーの上限解除で、擬似的な空中戦を実現。
「さーてやってみますかワンコインクリアってね!」
そう、目指せ一発クリア。コンティニューなんて無いのさ。
十六夜は、感覚が武器だ。視力も聴力も………勘でさえも。
敵機が弾幕を放つ音、そして何よりその目で、僅かな隙間を見つけて、詰む前に早め早めに抜けていく。
勘も生かして、ここなら大丈夫だろうと、感覚が囁いた場所へと、完全なる目避けで掻い潜っていく。その動きは眼を見張るものがある。
自機狙いは闇雲に避けず、しっかり誘導を行って丁寧に避けていく。
逆にばら撒き弾は完全に勘だ。自機依存の固定弾幕などもほとんど目避けで避けていく。不思議と当たらない。
敵撃破とともに、堅実な回避をとる十六夜。速さと変速機動で、ボス機の弾幕を揺さぶりながら、時間稼ぎをして制限時間切れを狙う場面もしばしば。
弾幕は避けるゲーム。すなわち、無理な撃破などいらない。もちろん、倒さないわけでも無い。
最終ボスの弾幕も避けて避けて、一度も被弾をしない十六夜。
痺れを切らしたオブリビオンが、操縦席から飛び出してくる。
「待ってよ、なにあの速さ、当たんないじゃん!」
「んー、そんなこと言われてもなぁ……」
十六夜はセンスでゲームをプレイしているだけ。何が悪い。
「妨害なんてダメだ。ゲームである以上、フェアに行こうぜ!」
オブリビオン相手にもフェアに。メインショットを存分に打ち込んで、敵の捻りもない弾幕を躱して、三人衆を一人ずつ、撃破した。
感覚に頼る十六夜のプレイ。また、ゲームへのフェア精神………遊戯の本来の姿を見たような気がした。
十六夜の結果、九億点強であった。被弾無し、ボム無しのパーフェクトクリアであった。
皆、ゲームを楽しんでオブリビオンを撃破することができた。
戦争勃発中とはいえ、ゲームの世界に入り込むと言う貴重な体験ができたのも事実。
アイラは、帰ってきた猟兵たちが満足そうな顔を見て、安堵したとともに、いつの間にか抜き取っておいたリプレイを見て楽しんでいたのだが、それはまた別の話。
大成功
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