バトルオブフラワーズ③〜果物狩りの季節
「皆様、また始まりました」
そう神妙な面持ちで猟兵たちを出迎えたのはメイド服を着た人形、アマータ・プリムス(人形遣いの人形・f03768)だった。
「此度の戦争はキマイラフューチャー。それも真っ二つに割れてしまいました。そしてシステム・フラワーズもまたオブリビオン・フォーミュラ「ドン・フリーラム」に占拠されてしまったとのことです」
ここまでは今回の前情報。今回の本題はここからになります。
「そして今回皆様に行っていただきたい『ザ・ステージ』は『タワーダイセンリャク』と呼ばれるギミックが仕込まれた戦場です。こちらには大量のオブリビオン達が一挙に押し寄せてきますので自分だけの力で戦っても勝ち目はないでしょう。ですが安心してください。この戦場には様々な兵器の残骸たちが積み上がっています。これらを利用し『防衛施設』をくみ上げることで有利にことを運べるでしょう。しかし操作の関係上『防衛施設』は一人一つまで、そして移動機能を持たぬ固定式の方が特性上効果を発揮するでしょう。移動をできるようにすると耐久力が減ってしまいますのでご注意ください」
そして相手取るオブリビオンについて語りだす。
「相手は果物を模した怪人たち。数こそいつも以上にいますが『防衛施設』を組み上げれば何と言うことはなく撃退できるでしょう」
最後にアマータが頭を下げながら告げる。
「此度の戦争もまだ始まったばかり。ですが最初の一歩が肝心です。この戦場を守り切りキマイラフューチャーを守りきってください」
こうして猟兵たちの転移が開始された。
灰色幽霊
どうも、灰色幽霊です。
来たよ!戦争が!!!
というわけでまた戦争です、はい。今回もできる限りシナリオを出していこうと思いますので都合の合った方は参加してください。
ここの戦場は特殊ルール『タワーダイセンリャク』がございますので『防衛施設』がなければ戦果は上がらないでしょう。皆様思い思いの防衛施設を作ってタワーディフェンスしてください。
執筆状況や注意事項はMSページをご覧ください。
それでは皆様の素敵なプレイングをお待ちしております。
第1章 集団戦
『フルーティートリオ』
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POW : スイカ怪人・ウェポン
【スイカ兵器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : レモン怪人・ジェノサイド
【レモン攻撃】を発動する。超高速連続攻撃が可能だが、回避されても中止できない。
WIZ : リンゴ怪人・リフレクション
対象のユーベルコードに対し【リンゴ】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
👑11
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アーサー・ツヴァイク
※アドリブ共闘大歓迎
押し寄せる怪人はフルーツ軍団か。なら防衛施設は…よし!
まず高速回転するモーターを用意して、そこに柱を付ける。
そして柱に俺の武器・フラッシュブレードを刃を出してくっつけて…
すこし間を開けて周りに壁を立てて…回転スタート!
即席巨大ミキサーの完成、だぜ!
後は押し寄せるフルーツ怪人を【怪力】で掴んでミキサーに放り投げたり、【ウェポン・アーカイブ】でデカイ網を召喚して捕獲しては放り投げたりで、どんどんミキサーに投げ入れていくぜ!
さあ、全部まとめてミックスジュースにしてやるぜ!
神崎・鳴海
投石機を作り遠距離から襲撃する。事前に無数の落とし穴を作っておこう。落ちた下には無数の地雷を設置しでてきたらミサイルランチャーで目くらまし、ブレイズフレイムで焼き尽くす。鉄くずなどのスクラップで障害物を作り近づく敵を一か所に誘導する。倒した敵も利用し壁にする。
御形・菘
はーっはっはっは! 世界の危機とは大きく仕掛けてきたのう怪人ども!
お礼に妾が徹底的にボコってくれよう!
妾が設置するのは、一定時間ごとに電流が流れる金属床の回廊よ
いわゆるダメージ床というヤツであるな
ある程度デコボコにして、急いで直線で駆け抜けにくいようにするぞ
そしてその中で妾が通せんぼ! 目に付く奴を片っ端から迎撃してやるわ!
もちろん妾もダメージは食らうぞ?
しかしここで遠距離からチクチクとか、そんな画面映えしないつまらん戦法は問題外であろ~
先へと逸る怪人どもの腑抜けた攻撃など、恐れるに足りん!
逃れるために大回りして、余分にダメージを食らうも良し
さあ妾の邪神オーラと左腕が、お主らを狩っていくぞ!
●VSスイカ
まず最初に押し寄せてきたのはスイカ怪人の群れだった。そこの防衛を担当するのはアーサー・ツヴァイク(ドーンブレイカー・f03446)、神崎・鳴海(愚者の右手・f03340)、御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)の三人。
「よし!あった!」
兵器の残骸の中から高速回転するモーターを拾ってきたアーサーはこれまた何処から見つけてきたのかそこに柱をくっつける。
「そこにこれをつけてっと」
柱に己の武器『フラッシュブレード』の刃をむき出しにした状態で固定。そして柱から少し離れた周囲を拾ってきた壁で覆い完成したのは。
「即席巨大ミキサーの完成だぜ!」
でき上がったのは大人が数人入ってしまえそうな巨大なミキサー。刃もアーサーが日頃使っている『フラッシュブレード』から伸びる光の刃。あとはモーターの回転数次第だがこれで切り刻めない果物はそうないだろう。
「さて、他の二人は……」
最も後方に位置していたアーサーが周囲を見渡すと鳴海と菘の二人も防衛施設の準備は終わったらしい。巨大ミキサーの下にはなにやら一定時間ごとにビリビリと電流の流れる金属床の回廊が。俗に言うダメージ床という奴だろう。確かにこれならば飛行能力を持たない怪人相手なら多大な効果を発揮するだろう。通らねば先には進めないが通ろうとするとダメージを受けるという嫌らしい仕組みだ。
そして今回はそこに鳴海の作った落とし穴が効いてくる。防衛施設とはまた別だが単純で効果を発揮しやすい。そこには地雷まで仕掛けてあり抜かりはない。
ただ一つ問題があるとすれば。
「本当にそこにいていいのか?」
「よい!遠距離からチクチクとか、そんな画面映えしないつまらん戦法は問題外であろ~」
なぜか菘がダメージ床の中心で立ちはだかっているのだ。もちろん菘だけがダメージを受けない特殊な加工などをしている余裕も技術力もないのでダメージはしっかり喰らう。さっきのデモンストレーションでもバッチリうけた。しかし当の菘にとってはダメージなどより動画の出来栄えの方が優先度が高い。ただそれだけのことだった。
「なら俺は止めない。頑張ってくれ」
「お主もな!」
最後の地雷を設置し終えた所で鳴海は自身が作った投石機の元へと戻る。兵器の残骸が無数に転がるここでなら弾の心配もいらず先制攻撃にはちょうどいい。
「来たぞ!」
アーサーの『トリガースキャン』がスイカ怪人たちの姿を捕える。それと同時にアーサー自身も暁の戦士・ドーンブレイカーへと変身し準備は完了。
―――ここにスイカ狩りがスタートした。
まずスイカ怪人たちは鳴海の投石機から放たれる残骸が運悪く命中し潰れ赤い果肉をまき散らす。
次にやっとのことでダメージ床へ到達しても流れる電流で思うように進めない。
「そしてそこに妾!」
四苦八苦していると菘がカメラ目線で現れ邪神オーラ(自称)でスイカ怪人たちを放り投げていく。
「そしてその先には俺!」
投げられたスイカ怪人をキャッチしどんどん巨大ミキサーに突っ込んでいくアーサー。
「そろそろいっぱいだな!スイッチON!」
溜まりきったところで無慈悲に電源を投入され回転するミキサー。光の刃はスイカもなんのその。みるみるうちにスイカ怪人をスイカジュースへと変貌させていく。
しかし時間も経てば悪知恵を働かせるスイカ怪人も出てくる。床からダメージを受けるのであれば仲間を犠牲に床と接しなければダメージは受けないはず!なんか四人一組で騎馬を組み始めた。
「残念だったな」
しかしそんなことすれば足場を踏む面積は増えるわけで……無事落とし穴に落ちた。
「そこにすかさずまた俺!」
【ウェポン・アーカイブ】からドでかい投網を召喚し右手から射出。落とし穴に落ちたスイカ怪人騎馬を丸々回収し再びミキサーへIN。
そんなことを繰り返しているうちに辺り一面はスイカジュースで染まりスイカ怪人たちの姿は消えていた。
そう、三人は防衛し切ったのだ。
「ふん、他愛のない……がくっ」
常にダメージを受け続けていた菘という尊い犠牲を払って……。実際はそこまでダメージを受けてはいないが。倒れたのは気分と絵面のせいだろう。
「回収して戻ろう」
「お、おう……」
菘は鳴海とアーサーに無事回収されこの戦場での『タワーダイセンリャク』は猟兵たちの勝利に終わった。
成功
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リズ・ルシーズ
他猟兵と連携、アドリブ歓迎だよ!
【SPD】
人海戦術なら任せて、行くよルシーズ!
【ルシーズ】を使って人海戦術で戦うよ。半分は兵器の残骸使って塹壕を作って、残り半分はボクと一緒に塹壕で【地形の利用】しつつ【スナイパー】で戦うよ
皆行って、援護射撃は任せて!
他の猟兵が敵に近付くのを、擬似刻印の光【属性攻撃】のレーザーで【援護射撃】で、接敵までの【時間稼ぎ】をするよ。こっちに来た敵は引き付けて【零距離射撃】で攻撃かな
他の戦場はともかく、こういう戦場ならボクも多少は役に立てるかな?
最後の後始末に、ルシーズたちを敵に向かって突撃させて自爆で最後だね
クネウス・ウィギンシティ
アドリブ&絡み歓迎
「新しい戦場ですか、しかしエンジニアのやるべきことは1つですね」
【SPD】:固定式セントリーガンの防衛施設建造
●防衛施設建造
【メカニック】としてアームドフォートを搭載したセントリーガンをひたすら量産します。
「防衛戦ならば、数が必要でしょう。必要なのは砲台(タワー)です」
「システム・フラワーズ」のメンテナンスルートに続く故、資材は周囲に腐るほどあるはず。
「砲台設置完了、後は私自身がカバーしますか」
タワーディフェンスで許された漏らした敵の撃退方法。それはプレイヤー(猟兵自身)による撃退。
【スナイパー】も防衛施設の一部として、【援護射撃】を行います。
レナ・ヴァレンタイン
※他猟兵との絡み、アドリブ歓迎
星が真っ二つとか…えぇ……(困惑)
まあいい、気を取り直してタワーディフェンスといこうか
攻撃力は自前でなんとかなるが、弾丸の数より多いとなると……持久戦だな
まずはある程度物資を広げても問題のない広さを取りつつ多少の攻撃は弾くくらいの壁を建造、トーチカのように外周を囲むように設置
さらにその壁を囲むように有刺鉄線のような接近を躊躇わせる防衛設備
最後に壁裏から外に向けて設置と起爆が出来る近接散弾を用意
基本は近寄らせず、壁に取り付いてきたら散弾で吹っ飛ばす
そして積極的攻勢は、ユーベルコードで複製したこの銃が総て補うとも
各33丁、4種合計132丁!
さあ、戦争の時間だ!
ヴィサラ・ヴァイン
わ、割れた…私の地元……
いや、今はそんな事よりやる事があるね…
何々? 防衛施設を組み上げる…?
芸術苦手系ゴルゴ…キマイラの私には辛いね
とりあえず、適当に組み上げてみよ(がちゃがちゃ)出来た!
防衛施設名『マーダープラント』
防衛方法 近くに来た食べ物をひたすら捕食する。ある程度の距離は蔓で絡め取る事が可能
果物怪人に[恐怖を与える]事で牽制! 一番大事な施設の近くに配置
後ついでに【血生まれの群れ】で果物食べる生き物ばら撒いて食べさせる! マーダープラントとは共生関係にあるから多分大丈夫
[毒使い]で果物に有効な毒も持ってるから、直ぐに枯らせる事も出来るし完璧!
「…どう考えてもホラーの範疇だよこれ…」
エルス・クロウディス
タワーディフェンス、知ってるよ、拠点防衛ですよね。
まぁ手堅く防衛力特化して……のぞき穴を作っとく。
「っていうか、こうやって腰据えて戦うのって初めてじゃね?」
大抵動いてるからなぁ、俺。
さ、初めて使うぞー。
拠点の内側で、射々に対してウェポン・オーバードライブ。
パイルバンカーにも似た固定砲台化。
これでー、
「はっじけろぉい!」
放った矢に雷<属性>を詰め込んで、時劫而涜で着弾点にて爆破。
痺れさせつつ疑似全段観測で軌道修正、<2回攻撃>の要領で疾封刃来、どんどん打ち込んでいこう。
「タワーディフェンスの神髄は、攻撃を受けないこと、受ける距離に来る前に片づけることだぁ――――!」
アドリブ・連携歓迎
●VSレモン
「わ、割れた…私の地元……」
「星が真っ二つとか…えぇ……」
キマイラフューチャーが割れて真っ当な反応をしているのはヴィサラ・ヴァイン(魔女噛みのゴルゴン・f00702)とレナ・ヴァレンタイン(ブラッドワンダラー・f00996)くらいな物で他のここの防衛担当の猟兵はそんなことは意に介さず黙々と防衛拠点の作成を始めていた。
「新しい戦場ですか、しかしエンジニアのやるべきことは1つですね」
「人海戦術なら任せて、行くよルシーズ!」
クネウス・ウィギンシティ(鋼鉄のエンジニア・f02209)とリズ・ルシーズ(Re-Z・f11009)の二人はそれぞれユーベルコードを発動し防衛施設の作成を勧める。リズは【R-Series】を発動し総勢35体にも及ぶRシリーズの機体を召喚し塹壕の作成を始める。クネウスもまた【CYCLOPS】を使いアームドフォートを搭載したセントリーガンをひたすら量産していく。
「防衛戦ならば、数が必要でしょう。必要なのは砲台(タワー)です」
「そうだね!数は正義!」
「っていうか、こうやって腰据えて戦うのって初めてじゃね?」
エルス・クロウディス(昔日の残響・f11252)一人そんなことを呟きながら塹壕にのぞき穴をせっせと開けていく。元々身体を動かしながら戦うのが本来のスタイルのエルスにとってその場に止まっての防衛というのは貴重な体験だった。エルスはせっせとのぞき穴量産する。
「まあいい、気を取り直してタワーディフェンスといこうか」
ようやく混乱から回復したレナも塹壕の外側にトーチカの様に壁を立てていく。もちろんエルスの開けたのぞき穴と重なる部分は穴をあけて立て終えた壁には有刺鉄線と外側へ向けて近接散弾をふんだんに設置する。
「これでよし、他も固定砲台を置いたりしている様だし数は足りるだろう」
「いや、今はそんな事よりやる事があるね…」
同じく混乱から復活したヴィサラも周囲を見渡し他の猟兵が防衛施設の建設をほぼ完了させているのを見て焦り出す。元々芸術系が苦手なのだからガワのセンスなどは期待して欲しくない。だが作らないという訳にもいかないので転がっている兵器の残骸をかき集めなんとか形にしてみた。
「できた!名づけて『マーダープラント』」
できたそれは凄く物騒な名前だった。
とりあえず各自防衛施設はできた。施設?というモノもなくはないが。
あとはやって来るレモン怪人を迎え撃つのみなのだが……。
「砲台設置完了、後は私自身がカバーしますか」
「あ、来たよ!」
リズがレモン怪人の集団の姿を発見したが。
「さあ、戦争の時間だ!」
「はっじけろぉい!」
レナの【軍隊個人】により各33丁、4種合計132丁にまで増加した銃火器とクネウスの設置したセントリーガン。そしてエルスの黒塗りの強弓『骸装:射々』から放たれる雷を纏った矢の雨。おまけとばかりに放たれるRシリーズのレーザーによる援護射撃。その全てがレモン怪人の軍団が視界内に入った瞬間に放たれる。
「……」
「タワーディフェンスの神髄は、攻撃を受けないこと、受ける距離に来る前に片づけることだぁ――――!」
言葉を失うヴィサラだったがエルスの言葉も真理である。現にこの飽和射撃から逃れた数少ないレモン怪人たちはクネウスの狙撃で頭を撃ち抜かれていく。
「こういう戦場ならボクも役に立てるね!」
圧倒的な数に押され塹壕にもその前に壁にも近づくことができないレモン怪人たち。しかしレモン怪人たちも仲間も死を乗り越え飽和射撃を超える方法を発見した。それは単純明快、仲間の身体を盾にするというものだった。本来であればしたくないそんな方法だが今はこれしか方法がない。レモン怪人たちは果汁を飲んで仲間を盾にしていく。
しかしそれですら猟兵たちの防衛施設を超えることはできなかった。壁へと辿り着いた数少ないレモン怪人たちですら壁に触れた瞬間に散弾の餌食となってはじけ飛ぶ。
それを見て後ずさりしたレモン怪人たちは仲間が一体一体姿を消していることに気がつく。残っているのは頭部にあるはずの種だけ。そんな中一体のレモン怪人は見た。背後にいたはずの仲間に撒きつく蔓とそのままどこかへ運ばれ聞こえてくる咀嚼音。恐怖におびえるレモン怪人は足元でレモンをむさぼるスローロリスと眼があった。このレモン怪人が覚えている記憶はここまで。最後に見たのはこちらを向いて笑っているスローロリスの姿だった。
「…どう考えてもホラーの範疇だよこれ…」
確かに。
猟兵たちの活躍により無事?制圧が見えてきたこの戦場。現れるレモン怪人の数も減り酸っぱいにおいもしなくなってきた。残ったレモン怪人も最後に一矢報いようと集結しそれぞれが【レモン攻撃・ジェノサイド】を発動する。超高速で移動を開始し壁へと迫って来る。
「はーい、次で最後だよー」
「了解」
「あいよー!」
「全弾持っていけ!」
「…わーお、過剰火力」
最後に残っていたレモン怪人たちもいくら高速で動こうと弾丸とレーザーと矢の雨には勝てず跡形もなく消し飛ばされた……。
この戦場の『タワーダイセンリャク』もまた膨大な数の弾丸により猟兵たちの勝利に終わった。
大成功
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茅原・紫九
また戦争が始まったならやるしかねえよな。
つまりはRTSだしあれだろ?あれすればいいんだろ?
俺は素早くタワーを作り上げる。
タワーの効果は各タワー間の通信やメンテナンス、つまりは補助に全振りだ。
相手の索敵に地形の正確な把握と上げだしたらキリがねえが可能な限り広機能で作る。
盤面の支配と情報による臨機対応さと後の先。多少の計測誤差や修理の拙さは攻撃する奴にカバーしてもらおう。
俺自身は……なんか頑張る。めっちゃ頑張る。
マリアンネ・アーベントロート
ふむふむ、防衛施設かー。
こういう機械系ってあんまり触ったことないんだけど大丈夫かな?
敵はたくさん進軍してくるみたいだから、まずはその動きを止めちゃおうか。
このマシンガンに私の武器の『催眠光線銃』を組み合わせて、あとはレーザーサイトだとか強くなりそうなパーツを組み合わせて……完成!
『固定砲座式催眠光線銃』の出来上がりだよっ。
マシンガンが元だから連射性もばっちりでリンゴで相殺されても押し切れるかな。
あとはこれを使って私の『催眠・自縛の幻想』を敵の一団に撃ち込めば動きを止めちゃうよ。
最悪先頭集団だけでも止めちゃえば後ろは進軍しにくくなるだろうし。
あとは他の猟兵が動きの鈍った敵をやっつけてくれるはず!
エミリー・ローレライ
「つまりRTS…タワーディフェンスゲーム…ゲームは得意」【起動、殲滅せよ機械の僕たち】で浮遊砲台を呼び出し、【Duplication】で浮遊シールドを複製。召喚、複製したものと兵器の残骸を『武器改造』と『防具改造』で組み合わせて多数のレーザーとビームで攻撃する大きな城壁を作る。「遠距離攻撃ユニットは基本。射撃開始」(射撃には『範囲攻撃』『属性攻撃:爆発』『2回攻撃』『援護射撃』『拠点防御』を使用)
セプテンバー・トリル
なるほど、防衛施設を建造せよと…
これは私向けのステージですわね!
【WIZ】連携・アドリブ歓迎
まずは【ガイドロッド】を掲げて私の愛機たちをまとめて召喚します。
おいでなさい、【ユンボルギーニ】、【サーベイヤー】、【ナックルダンパー】、【ディビジョンズ】!
それらを【操縦】して【拠点防御】の知識を活用した防塁を作りましょう。
とにかく頑丈に!敵の侵攻を防ぐ砦にしますわ。
近寄る敵にはUC【剛拳突撃】での【吹き飛ばし】攻撃を食らわせます。
私の愛機たちに勝とうというなら、まずは質量を用意しなさい!
そんな貧弱な体躯ではお話になりませんわね。
メンカル・プルモーサ
…防衛戦…兵器がたくさんあるけど…組み上げるのは大変…
…利用しやすそうな残骸を見つけて…【愚者の黄金】で作った多数の人形に【浮かびて消え生命の残滓】を付与。筋力を人並み以上にして防衛施設組み上げを手伝ってもらう…
…兵器の装甲類は移動の邪魔をする阻塞に…【面影移す虚構の宴】で偽の道や壁を作って攪乱
…遅発連動術式【クロノス】を利用して一定地点に来たら機関銃での銃撃や砲弾による曲射が降り注ぐような罠を仕掛ける…
…そして地雷のように踏んだら攻撃UCが発動する場所も印も用意…
中央に大きな固定砲台を配置して…自分で狙いつけて適宜砲撃していくよ…弾込めは人形達に手伝ってもらう…
…敵はこれを攻略できるかな…
●VSリンゴ
「この状況……あれすればいいんだろ?」
自らが担当する戦場へと最初に赴いた茅原・紫九(風に流され来たる紫煙・f04064)は周囲を一瞥すると早速防衛施設の作成に取り掛かる。紫九が創り上げるのは他の猟兵たちを補佐するためのタワー。それも1本だけではなく複数本を戦場に用意する。目的はタワー間の通信と他の防衛施設や兵器のメンテナンス。最も重要な昨日はこちらへ来るであろう敵の策敵や地形の把握。つまりはこの戦場における情報を集積し活用するための塔がこのタワー達の目的だった。急ごしらえ故多少の誤差やメンテナンスの拙さは出るだろうがそれでもないよりはマシ。だいぶだいぶマシだ。
「つーわけで攻撃は頼んだからな」
紫九がサポートに回るということは攻撃の手が薄くなるということ。しかしそれは今のメンバーではデメリットになりえない。それよりも戦場の情報を得られることのメリットの方が大きかった。
「…了解」
今回の攻撃役の一人、メンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)はとりあえず周囲を見渡し兵器がごろごろと転がっている。しかしメンカルの細腕ではそれを運び組み上げるには心もとなさすぎる。だがそんなことはどうでもいい。元よりメンカルは魔術師であり自身の力で解決できないことは魔術で解決すればいい。
「…というわけで」
【愚者の黄金】を唱え多数の人形を創り上げるメンカル。現状はただの黄金の人形でしかないそれはもうひと手間加えることで最高の人手へと変貌する。杖を振って次に唱えるのは【浮かびて消える生命の残滓】。これにより先程作られた黄金の人形に命が吹き込まれ、人間以上の筋力をもった命を持った人形たちが数多くできあがる。
人形たちの仕事は山ほどある。まずは兵器の装甲だったものを運びメンカルの唱えた【面影移す虚構の宴】により作りあげられる幻影に合わせ移動を邪魔する阻塞へと作り変えられる。これで移動ルートを絞ることができ効率的に攻撃できる。
「これでどう?」
『ああ、いい感じだな。正面から来るやつはだいぶ手古摺るだろ』
タワーの上から戦場を俯瞰している紫九と通信しながら幻影と廃材の迷宮は形を為していく。迷宮を創り上げながら随所に地雷の如く各属性の魔術が発動する罠も仕掛けて準備は万端。少々開けた場所には『遅発連動術式【クロノス】』を仕込み足を踏み入れた物に対して銃弾と砲弾の曲射による雨が降るように設定。極めつけは担当のタワーに大きな固定砲台を設置し迷宮内のどこにでも砲撃が行えるようにしておく。
これにてメンカルの自信作である防衛施設作成は完了した。
「ふむふむ、防衛施設かー」
催眠術師である故この手の機械に触ったことがないマリアンネ・アーベントロート(ゼーブスタスの催眠術師・f00623)はとりあえずその辺の落ちていた銃と周辺のパーツを拾い上げ自身の愛銃『催眠光線銃』を元に組み合わせあれこれ強そうなパーツも組み合わせでき上がったのが『固定砲座式催眠光線銃』だった。マリアンネはそれを担当のタワーに設置し動きを確認する。
「よし!準備おっけー!」
マシンガンの連射性と催眠光線銃の催眠光線を組み合わせた特性品。これさえあれば少なくとも先頭集団くらいの足止めはできるだろう。
あとは怪人たちがやって来るのを待つのみだ。
「これはつまりRTS…タワーディフェンスゲーム…ゲームは得意」
エミリー・ローレライ(麺の神に愛された天使・f05348)はこの状況に類似するゲームをいくつか思い浮かべていた。メンカルのおかげである程度敵の行動の方向性は固定化されている。そして紫九からは現在の状況がリアルタイムで送られてくる。ならばエミリーはそれを最大限有効活用できる防衛施設を作りだせばいい。
「…起動」
【起動、殲滅せよ機械の僕たち】で浮遊砲台を呼び出しそれと同時に【Duplication】で浮遊シールドを複製しその二つと周囲の残骸を組み合わせレーザーとビームで攻撃する巨大な城壁を創り上げタワーへと設置する。
「…準備万端」
数多の砲塔による一斉掃射であれば怪人たちもひとたまりもないだろう。幸い攻撃の方向もタイミングも指示してくれる相手がいる。つまりエミリーはその指示に従いブッパなせばいいだけだ。
「おいでなさい!」
誘導灯型のロッド『ガイドロッド【赤熊】』を振りながら『両腕型マルチビークル【ユンボルギーニ】』、『測量支援隠密ヘリ【サーベイヤー】』、『無双運搬車両【ナックルダンパー】』、『召喚契約群体【ディビジョンズ】』を纏めて召喚したのはセプテンバー・トリル(ゼネコンのお姫様・f16535)。セプテンバーは召喚した重機を巧みに操りメンカルの作った迷宮の周りに防塁を築いていく。
「これでどうですの?」
『あー…もうちょっとやって欲しかったが……時間がなさそうだ』
通信先で歯切れが悪い紫九。この状況で時間がないということはつまりはそう言うことなんだろう。
『奴さんが来た』
「承知しましたわ!」
今からタワーに戻る時間も惜しい。セプテンバーは戦闘に不要な重機たちを送り帰し迫りくるリンゴ怪人を迎え撃つ。
「来るなら来なさい!」
―――ここから先は一方的な蹂躙だった。
マリアンネの【催眠・自縛の幻想】による身体にロープが巻き付く幻覚で足を止めたリンゴ怪人たちはセプテンバーの【剛拳突撃】で空の彼方まで殴り飛ばされる。
なんとか催眠から逃れたリンゴ怪人たちも逐一、紫九に居場所を伝えられエミリーの射撃とメンカルの砲撃の餌食となる。
この猟兵たちの完璧な布陣の前にリンゴ怪人たちは為すすべなくどころか射撃の的レベルで蹂躙されていった。
「さて、もう一つの方はどうかね……」
状況がつかめないもう一つの戦場はわからないがこの戦場は危なげなく猟兵たちが制圧した。というよりは蹂躙した。
大成功
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雛月・朔
UC:桐箪笥の数え唄・三段目 WIZ
アドリブ、他PCとの絡み歓迎
◆心情:キマイラフューチャーに兵器の残骸があったなんて…、この世界でも以前は戦争をしていたということでしょうか?でも、いったいどこと。
…今は考えても仕方ないですね。早く防衛体制を整えなければ。
◆行動:UCで手近な兵器を全盛期の状態に再生させて迎撃します。この手の武器は使い慣れてはいませんが、SSWの戦争時にみたレーザー砲や機関銃ならなんとなく使いこなせるでしょう。
なるべく押し寄せる敵前面に火力を集中します、敵後方への攻撃や妨害は他の方に任せます。
『お休みのところすみませんが、働いてもらいますよ。兵器の皆々様!』
短夜・いろは
なんだ、つまり廃材アートか?
兵器の残骸とか退廃的な素材だなー。わかるわかる。
アーティスティックにコードとか繋いだらいきなりビームとか出たりしねーかな
しかしなんだ? あいつ。私のユーベルコードを相殺できるリンゴとかどんだけアーティスティックなんだよ。億の値段が付くぞ
とにかく廃材は【緑】に染めてやる。
自然の摂理から外れたフルーツ共! いいか? よく見ろ。この廃材こそ真の野菜だ。貴様らまがい物とは違う
この生命力に溢れる緑を見ろ。かつてお前らを産み落とした命の輝きの奔流を
わかるか? 傷つけるんじゃあないぞ。お前ら自身を傷つけるようなもんだぞ。
つーかテメーら私の芸術品ブッ壊したらマジギレだからな
ユース・アルビトラートル
なんだかすっごいゲームっぽい印象だよ。でも戦争なんだよね、頑張るよ!
まず前提として、「防衛施設は1人1つ」。ここでボクはその理由に着目したい。1人1つである理由は「操作の関係上」であるならボクが採る手段は1つ。死霊にある程度主体的な行動をさせたらどうだろう。
というわけでボクの相棒にそこらへんは任せちゃおう、彼女【戦闘知識】も豊富だし。そしてボクからの指示内容は「移動可能な防衛施設製造」「本拠点にあたる施設の強化」「適切な人員配置」。あと「ボクの護衛」。必要なら他の猟兵の求めに応じた増援もね。
あと、特別な対策が必要なのはリンゴだけど……むしろ“これ”をどうやって相殺するつもりなのかなぁ。
●VSおまけ
他の戦場から少し離れた場所。そこに集う三人の猟兵がいた。
「なんだ、つまり廃材アートか?」
「違います。防衛施設の建設です」
なんだか素敵な勘違いをしている短夜・いろは(やさぐれスプラトゥーン・f15837)とそれを嗜める雛月・朔(たんすのおばけ・f01179)。その傍らにはふよふよと浮きながらなにやら考え事をしているユース・アルビトラートル(Arbitrator・f03058)。
「廃材アートじゃねぇのか……」
「何をがっかりしているか知りませんが早く準備を進めますよ」
朔は【桐箪笥の数え唄・三段目】を周囲に転がる兵器の残骸たちに浴びせる。その青い光は無機物、つまり残骸たちを癒す桐箪笥の数え唄とその光。その中から比較的扱えそうなレーザー砲や機関銃を見つけ出し拾い上げる。
「ふむ……よし、やってみよう」
なにかを思いついたユースは【書記官】から書記官たる女性死霊騎士ジャスティーナを呼び出しそれに加え今回必要な人数。つまり大量の霊も同時に呼びだす。
「ユースさんは一体何を?」
「霊の皆さんにもお手伝いしてもらおうと思ってね」
ジャスティーナの指示で廃材から簡易的な自動車を作りそれに乗りこんでいく霊たち。本来であれば一人一つで移動できる防衛施設を作ると強度が下がってしまう難点があったがユースはそれを逆に利用した。
「操作の関係上一人一つしか持てないなら人数を増やせばいい。強度に難点があるのは承知で数で押せばいい。なんて思ったんだ」
「なるほど、それは名案かもしれませんね。私が修復した武器もどうぞ使ってください」
朔の修復した武器を持ち、廃材から作り上げた車に乗る霊の軍勢。完璧に見えたその作戦に意を申し立てる者が一人。まぁこの場にいるのは3人だけなのでおのずとわかってしまうが。
「緑が足りないな」
なんてことを言いだし徐に装備していたグレネードから緑色のカラーボールを霊たちが作り上げた車にぶち当てていくいろは。それにより廃材と車は例外なく緑に染まる。
「これでよし、ついでに怪人どももやってきたみたいだ」
いろはの言う通りこちらに向かってくる怪人たち。その集団が声の届く範囲までやって来た時いろはの怒号が戦場に響き渡る。
「自然の摂理から外れたフルーツ共! いいか? よく見ろ。この廃材こそ真の野菜だ。貴様らまがい物とは違う
この生命力に溢れる緑を見ろ。かつてお前らを産み落とした命の輝きの奔流を。わかるか? 傷つけるんじゃあないぞ。お前ら自身を傷つけるようなもんだぞ」
などと謎理論を声高に宣言するいろはだが怪人はそんなこと聞いてもいない。何事もなかったのかのように進軍の続けこちらの緑の軍勢と相対する。
「つーかテメーら私の芸術品ブッ壊したらマジギレだからな」
いろはの芸術品。つまり今回はこの緑の軍勢を指す。キレたら何をするかわからない現代の若者相手にリンゴ怪人は少々慄いた。
戦闘が本格的に始まってしまえば心配は杞憂に過ぎなかった。緑の廃材カー自体は破壊されるが搭乗者は霊なのでこちらに対して被害は及ばない。元々他の場所からきた余り物だろう怪人たちは他の戦場よりは善戦するが確実に数を減らしていく。
「あーてめぇ!よくもぶっ壊しやがったな!」
一人激昂している者いたが怪人たちは制圧できているので問題ないだろう。
気がついたら最も危惧されていたこの戦場の『タワーダイセンリャク』も問題なく猟兵たちの勝ちで終わった。
数多の緑色の残骸とリンゴ果汁。そして腹いせのなぞの現代アートを残して。
●タワーダイセンリャク
こうして各戦場全てが猟兵たちの活躍により勝利に終わった。
しかし戦争はまだ続く。戦いの続く戦場も多い。
猟兵たちはそれぞれ新たな戦場へと向かっていく。
大成功
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