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やり過ぎ夏服期間

#UDCアース


●とある日の授業風景
「…聖母のように心優しかった彼女は、夫であり、領主でもある伯爵の圧制に心を痛めていました…」
 震える声で朗読する私の身体を先生やクラスメイトの瞳が容赦なく見つめます。そこは異様な空間でした。
 ピロン。
 パシャ。
 パシャ。
「こら。授業中は携帯電話をしまっておきなさい。」
 先生は注意しますが、その論点は微妙にずれていて…私は恨めしく思いながら先生の方を見つめるのですが…。
「お前も朗読をやめるんじゃない。」
 先生は意にも介さず、続きを促すのでした。恥ずかしい…教科書を片手で持てば、もう片一方の手は自由になります。だけど、前を隠せば後ろに、後ろを隠せば前に視線が集まってしまうんです。平気なはずがありません。
「…伯爵夫人は、町の人々を重税から解放すべく、夫から言われた通りの格好で馬にまたがりました…」
 読む内にページは終わりに差し掛かって行きます。
「…夫人は、真っ赤な顔で民衆の多くいる市場をよぎり、そのまま町の端から端まで……あっ!」
 片手でページをめくろうとした私は、教科書を取り落としてしまいました。
「拾いなさい。」
 先生の声が冷然と響きます。ページは…今どこを読んでいたんだっけ。こうなってしまうと私ももうわけが分かりません。ぼーっとする頭で適当なページを開き。
「ト、トムが、わた…夫人の…えーと…。」
 もはや自分が何を言っているのかも分からず、私は熱に浮かされたようにうわ言を繰り返すのでした。手足が、背筋が振るえ、身体に力が入らなくなっていくのが分かります。緊張で…そう、緊張で私の頭の中は真っ白になって…それで…。

●超夏服期間
「そろそろ衣替えが始まる学校も多いんじゃないでしょうか。」
 新米グリモア猟兵の丹羽・真菜(おじさんオンリー霊媒体質・f16135)は、そう言って集まった猟兵たちを出迎えた。
「ゴールデンウィークも終わり、夏服になって心機一転という季節ではあるんですが…UDCアースの高校に異変が起こっているんです。実は私の知ってる学校でもあるんですが…。」
 まだ人前で話すのに慣れていないのか、真菜の口調はいつになく…いつも通り歯切れが悪い。
「これを見てください。」
 かばんから取り出すのは真新しい学生手帳。今年の春になって新しく配布されたものらしかった。開かれたページには夏服期間の服装に関する校則が縦書きで記されていた。
 一、衣替えの始まりを五月上旬に定める。
 二、右の期間、男子は指定するネクタイ、女子は指定するリボンの着用を義務付ける。
 三、右以外の着用は、これを原則認めない。
 四、但し、必要に応じて指定する膝下丈の靴下、学生靴の着用を認めるものとする。
「…お分かりいただけたでしょうか。この校則に記された衣替えはすでに実施され、生徒たちはこの服装で登校しています。どれだけ暑い夏が待っているとしても、この夏服は異常です。」
 いかに校則で決まっているとしても、世間的には到底認められるものではない。
「学生の中にも女子を中心に否定的な意見が多いのですが…なぜかみんなこの校則を守ってしまうんです。不思議なことに、1人の男子を除けば、通学中に補導された生徒もいません。薄々予想してはいましたが…予知から邪神関係の事件だということが確実になりました。」
 そう話す真菜の表情は硬い。
「このままの状況が続けば、高校を儀式場として、邪神が召喚されてしまうことになります。それだけは何としても食い止めなければいけません。私の見立てだと、この衣替えをやめさせるだけではもう邪神の完全復活を止められないようです。私の力不足で、具体的に何をすれば良いのかは分かりませんでしたが…。」
 しばらく逡巡した後、真菜は今回の作戦を告げる。
「本当に…お願いしにくいことなのですが…みなさんには学校へ潜入し、儀式を止める方法を調べていだだくことになります。つまり、この学校の夏服で過ごしていただくことになるんですが。狂気の空間と化した高校の敷地内では、一般人だけでなく、猟兵であるみなさんの心さえも惑わされることでしょう。くれぐれも気をつけてください。」
 そう言ってテレポートの準備を始める真菜の夏服にはしわ1つなかった。そう、まるで今し方初めて袖を通したばかりのように…。


風見鶏肉
 風見鶏肉です。

 今回はやり過ぎ夏服期間から始まる邪神召喚の儀式に挑んでいただくことになります。

 各章の概要と注意事項は以下の通りです。

●第一章
 今年から校則で定められたやり過ぎ夏服で学校生活を送っていただきます。
 オープニングに記された校則の抜粋をよく読んでご参加ください。
 やり過ぎ夏服で過ごしていたら何が起こるか想像してみてください。
 やり過ぎプレイングにはマスタリングの可能性があります。
 ぶっちゃけ狂気とかエロ展開に抗っている間に手掛かりが出て来ますが、調査を頑張れば、それなりに深い情報が出て来ます。

●第二章
 潜入捜索の結果、どこが怪しいか分かってきます。
 敵がいますが、理性が弱っているだけの人間なので、普通の敵だと思って攻撃すると死にます。
 理性の弱った人たちを切り抜けて、儀式を邪魔してください。

●第三章
 儀式妨害の甲斐あって、邪神の召喚は不完全に終わります。
 第二章の一般人を召喚する可能性があるので、対処に工夫が必要かもしれません。
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第1章 冒険 『狂気空間へようこそ』

POW   :    自我を見失いながらも、強靭な精神力を全力で発揮することで狂気を振り払う

SPD   :    正気を損ないながらも、現実を感知し冷静さを取り戻すことで狂気から抜け出す

WIZ   :    理性を削られながらも、自らの術や智慧を駆使することで狂気を拭い去る

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「なんだ。丹羽は欠席か。連絡は入ってなかったみたいだけどな。」
 件の高校は、朝のホームルームでちょうど出欠確認の点呼をしているところだった。
「ん?お前は…?そうか、転校生だったな。名簿に加えるよう事務に伝えておく。」
 ジャージ姿の教師はクラスに紛れ込んだ猟兵に束の間、違和感を覚えたようだったが、すぐに思い直す。この狂った学校では、教師の判断力さえ曖昧なものになっているようだ。
 学生たちは皆、ネクタイ、リボンを規律よくしめている。校則で定められた夏服をしっかりと着込んでいるのだった。
 生徒に扮して高校に潜入した猟兵たちも例外ではない。狂気渦巻くこの場所で、猟兵たちの学校生活が始まる…。
早見・結子
「ふーん…こういう服、私は好きだけどなぁ…」
襟のみとミニスカが普段着の1つでもあるので、この姿は自然体に近いので抵抗はない
「んー…❤見てるだけでいいのかしら?シたいこと、シてもいいのよ?」
見てるだけの生徒が居たら誘って仲良くなる
「あ、そういえば丹羽くん?だっけ?なんか無断欠席みたいだけど、何かあったのかしら?」
仲良くなった生徒に聞いてみる
「学生ってこんなに楽しいのねぇ…ずっと監禁されてたから分からなかったわ」
快楽は余す所なく全て受け入れ、教師を含めた男達と仲良くなっていく

結子は元から裸族なので校則は抵抗なく寧ろ嬉々として参加する

快楽優先しつつも、無断欠席の人が他に居ないか聞いていく

アドリブ歓迎



「学生ってこんなに楽しいのねぇ…ずっと監禁されてたから分からなかったわ」
 穏やかではない早見・結子(人間の咎人殺し・f00004)の発言に、周囲の男子がどよめいた。
「か、監禁…!?」
「詳しく聞かない方がいいんかな?」
「複雑な家庭環境ってやつもあるし…な。」
 男子たちは、自分なりに納得したようで…というか、興味は他にあるようで。
 転校生が来てすぐの頃にありがちな光景。男子たちが結子の席に押しかけては口々に話し掛けているのだった。
「あの、早見さんってなんか…すげー、大人っぽいよな。」
「あ、俺、結子ちゃんって呼んでもいい?」
「昼休み良かったら学校案内を…。」
 転校生が早く馴染めるようにしてやろうというのは建前。リボン以外、隠すもののない結子の肢体を近くで堂々と眺めたいというのが本音だった。そんな筒抜けの思惑を知ってなお、結子は全く身体を隠そうとはしなかった。普段着ともそんなに変わらないし…元々裸族なので抵抗などあろうはずもなく、寧ろ見せ付けるように両手で胸を抱えあげて見せた。
「おおっ!結子ちゃんの胸やベー…触ってもいい?」
 チャラそうな男子がおどけて言ってみせる。
「いいわよ。」
「なんつって。やっぱダメだよな…って、え?そんじゃ、お言葉に甘えて…!」
 すぐに撤回しようとした彼は結子の即答に驚いて、しかし、ためらうことなく胸を揉み始めた。
「んー…❤見てるだけでいいのかしら?シたいこと、シてもいいのよ?」
 同じように机に群がっていた男子も、遠巻きに見ていた男子も寄ってきて結子の身体を触り始める。
「あぁん…そんな乱暴にしちゃだめ…別にいいけど❤あ、そういえば丹羽くん?だっけ?なんか無断欠席みたいだけど、何かあったのかしら?」
 快楽に蕩け始めた頭で、思い出したように結子が言うと。
「丹羽くん…?あぁ、そいつ女だぜ。あいつなら、昨日、授業の朗読中に粗相してな。保健室に籠もったかと思ったら早退したんだ。女子はみんな恥ずかしがり過ぎだっつーの。早見さんを少しは見習えってんだ。」
「そうそう…でも、あの時のあいつ、完全にメスの顔してたよな。」
 どうやら、女子生徒がこの夏服を嫌がっているのは本当のようで…教室にいる女子たちも一様に身体を隠していた。男子の視線を独り占めする結子に嫉妬や羨望の視線を向ける少女も混じってはいるが…。
「ふーん…こういう服、私は好きだけどなぁ…あっ…んんっ…。」
 座った自分を囲むようにして立ち並ぶ男子。その下半身をぐるりと見回すと、女子たちに聞こえそうな声で結子は呟くのだった。
「そうそう、女子の無断欠席ってのはそういう事情で少なくねーけどさ、結構、最近は男子でも病欠が増えてんだ。」
 男子たちの手付きは次第に大胆になっていく…そして、中には上記を逸した行動をとる者も。
「ああっ。もう我慢できねぇ!!」
 力任せに襲い掛かってきた男子を、押し寄せる快楽を、余すところなく受け入れた結子は、脳内を真っ白に溶かしながら、授業のために来た教師に向けて『あなたもどうぞ?』とばかりにウインクするのであった。
 この時、結子に群がっていた男子の何人かは、午後になるとクラスから姿を消していた。病気で早退したのだというが…。

大成功 🔵​🔵​🔵​

原宮・早月
制服をちゃんと着て件の学校に行くけど…
こ、こんな格好恥ずかしすぎるよ…。
胸(122cmのQカップ)やお尻(此方もメートル超え)、ほかにも全身に、周りにいる人全員の視線が突き刺さるみたいで…
恥ずかしいけど、なんでか身体が疼いて…思わず、周りの男の子の下半身に視線向けたり、誘うみたいにお尻を振ったりしちゃう。
そのせいで、休み時間とかに大変な目に遭ったり…男子トイレに連れ込まれて…とか。

そんな目に遭いつつも、色々話は聞いてみようかと。
この校則を提案したのが誰か、その人は授業のないとき何をしているのか…とか。
先生に聞くのが一番知ってる可能性高そうだし、誘惑して身体を委ねながら…やっぱり恥ずかしいけど。



 夏服は言われた通りに着てきた。着てきたけれども…やはりどうにも恥ずかしかった。バスト122cmのQカップ、ヒップも100cm超え。特別豊満な身体付きの原宮・早月(ルードリーム・レイヤード・f14983)は、両手を使っても他の女子のようには身体を満足に隠せない。
「こ、こんな格好恥ずかしすぎるよ…。」
 周囲の人々の視線が全身に突き刺さるような気がして身震いする。肌が熱い。視線が集まるのは彼女のスタイルだけが原因ではない。彼女固有のユーベルコードも多分に影響しているようだった。
「はぁ…はぁ…あんっ…。」
 クラクラして、思考がまとまらない。見ないで欲しい…でも、自分だって気付けば周りの男子の下半身を凝視してしまっている。どうしようもなく疼いて、気付けば誘うようにお尻を振って歩く自分に気付く…こんなだからさっきだってあんな目に。昼休みに男子トイレに連れ込まれて…それで…。
 気が狂いそうになりながらも早月は目的の職員室にたどり着く。いつの間にか脚を伝っていた液体をとっさに手で拭った。
「汗…だよね?…し、失礼します!平野先生いらっしゃいますか?」
 室内には授業を終えた多くの教師たちが待機したり、次の授業の準備をしたりしている。ほぼ裸といっても相違ない早月に対して、教師たちは一様にスーツやジャージを着込んでいた。
「どうした、原宮?」
 担任の平野はすぐに駆け寄ってきた。ただ事ではないのを察したのか優しげな声で用件を尋ねる。
「あの、ご相談したいことがあって。」
 もじもじと身体を動かしながら早月が言うのを労わりつつ。
「場所を移そう。ここじゃ出来ない話じゃないのか?」
 平野は、早月を別室に誘った。
 連れて来られたのは家庭科準備室だろうか…。
「それで、その後は何をされたんだ?」
 鏡に手を付かされた早月は平野の方にお尻を突き出したような格好になっている。
「先生、恥ずかし…分かりました。ごめんなさい。それで、後ろを振り向かないように言われて、それで、後ろから…先生!?どうして服を脱いでるんですか!?」
 鏡に映った平野は、なぜか服を脱いでいて。
「何言ってるんだ。お前だって裸みたいなもんだろ。それに、ちゃんと再現しないと本当のところが分からないじゃないか。」
 ああ…また、さっきみたいに…怖いと思いつつも、なぜか前向きになっている自分もいて。さっき乱暴してきた男子はもう話どころじゃなかった。やはり聞いてみるなら色々知ってる可能性が高そうな教師…お尻を自分で持ち上げると、覚悟を決め。
「ああっ!」
 後ろから近づいてきた平野を受け入れた。まさしく昼休みの再現。
「それで、あ、の、んんんっ、校則は、誰が…?」
 途切れ途切れながら、有用な情報を聞き出そうと声を振り絞る。
「ああ、生徒指導部の先生方だったと思うけど。正直、俺も頭おかしいと思うけどな。あの服装。ただ、こういうメリットもあるし、感謝しかないってこった。」
 平野はもう、早月の相談も、再現も、教師としての立場も、どうでもよくなっているようだった。長い、早月にとってとても長い時間が流れる。
「んっ、んっ、んっ…ふ…せ、と指導部の、先生は、何を。授業の、合間とか…。」
 頭の中をぐにゃぐにゃにしながら早月は追加の質問を続ける。
「あ?合間?しらねーな…普通に職員室に居るんじゃねーの?っと。おら。ふぅ…もう聞いちゃいねーか。」
 そこで気を失った早月は知らないことだが、平野はクラスで行われた帰りのホームルームに姿を現さなかった。病気で早退したらしい。

成功 🔵​🔵​🔴​

相馬・雷光
素っ裸が制服とか、あったまおかしいんじゃないの……!?
潜入用の目立たない衣装ならいくつか持ってるけど、服を着てる事自体が奇異になるなんて……
あぁもう、脱げばいいんでしょ脱げば!
腹ぁ括って潜入よ!

状況には男子のが適応してるみたいだし、話も聞きやすいかしら?
ねえ、この夏服っていつからこんななの?
誰が言い出したの? 校長先生とか?
ってこらぁ! 下ガン見すんな!
生えてないの気にしてんだから!
普通は登下校中に補導されると思うんだけど……そういえば、ひとりだけいたみたいね?
ちょ!? 写真撮んないでよ!?

(アドリブOK、胸やお尻はフリー、本番的行為NG)



 潜入用として、日頃様々な衣装に着替える相馬・雷光(雷霆の降魔忍・f14459)も、こんな服装になることはそうそうない。服を着る事自体が奇異になるとは…ただし、間違いなくこれだって任務。
「あぁもう、脱げばいいんでしょ脱げば!」
目立たず調査を進めるため、腹を括った雷光は、服を脱いで高校に潜入した。
 ちなみに、こっそり持ち込もうとしたマフラーは、持ち物調査の際、不要物として風紀委員に没収されている。
「素っ裸が制服とか、あったまおかしいんじゃないの……!?」
 顔が真っ赤になっているのは、苛立ちのせいだけでもあるまい。下半身がスースーする。
「ってこらぁ! 下ガン見すんな!生えてないの気にしてんだから!」
 そう、雷光の下半身には隠すものどころか年頃になれば生えているはずのものもないのだから…。
 パシャ。
 パシャ。
 ピロン。
 パシャ。
「ちょ!? 写真撮んないでよ!?」
 平静を保っているように見えて、その実、かなり動揺している。普段姿を隠している雷光にとって、異性を含むこれほどの人々に肌を晒すのは、控えめに言ってかなり恥ずかしい。そして、どこかくすぐったいような悪くないような気までするのがいけない。こんなに自分が注目されるなんて…!
 おそらく、これこそが儀式に由来する狂気の影響。このままここに居たらおかしくなる。
「さっさと調べること調べないと。状況には男子のが適応してるみたいだし、話も聞きやすいかしら?」
 廊下の隅の方にたむろっている男子の一団に歩み寄る。彼らは、やや下卑た会話に花を咲かせていた。
「あのさ。」
 男子生徒たちは、突然割り込んできた雷光の声に会話を止める。衣替え以降、女子のほとんどは男子生徒から距離をとるようになった。そのため、彼らにとっては、自分から寄ってくる女子が珍しかったらしい。
 頭から順番に雷光の肢体を眺め…そして、下半身に入ったところでで目を止める。
「すげーな、お前、それ剃ってんの?」
「おまえ、ほんとに高校生かよ。」
 相手の気を悪くしてもいけない。雷光は青筋を浮かべながら聞き流し、聞き込みに入った。
「ねえ、この夏服っていつからこんななの?」
 雷光の怒気を察してか、男子たちも素直に応じる。 
「ゴールデン・ウィーク明けからだけど。」
「去年は普通の夏服だったよな?いやー、役得役得。卒業した先輩たちかわいそー。」
「てか、そんなこと聞いてくるってことは、お前も最近来たって言う転校生か?」
 頭悪そうな会話をしていた割には鋭い。
「そうだけど。あの校則って誰が言い出したの? 校長先生とか?」
 雷光は質問を続けた。
「校長ってか生徒指導部の先生だったような気がするけど…。」
 気安く答えを返した男子の1人を、別の男子が肘で小突いた。悪そうな笑顔…嫌な予感がする。
「ぶっちゃけ客観的に見てどう?普通は登下校中に補導されると思うんだけど……そういえば、ひとりだけいたみたいね?」
 そう言った雷光に応じるのは、さっき小突いた方の男子。
「んー。どーしよっかな。ちょっと身体触らしてくれたら答えてもいーよ?」
 同意を得る間もなく、雷光の身体を抱きかかえた。膨らみの小さい胸を、お尻のあたりをごつごつした手が撫で回す。スポーツでもやっているのだろうか。他人事のように思いながらぎゅっと目を閉じて耐える…後で思えば、この時の雷光は少しおかしくなっていたのだろう。
「おっけってこと?よっしゃ!」
 他の男子も参加してくる。嫌だ…気持ち悪い。
「やんっ…やめなさい!舐めるの禁止!いたっ…何でお尻叩くの!」
 男子たちはその手のことに慣れていないらしく、手付きは不器用そのもの。雷光の気分が高まったところで冷まし、達しようとするとまた冷ましを繰り返す。男子たちはそんなことお構いなしにどんどんエスカレートしていくが…。
「いい加減にしなさい!答える気があるの?無いの?」
 怒りを爆発させた雷光の剣幕に押されて正気に返り、知っていることをついに話したのだった。
「そんなおこんなよ。鈴木のことだろ?アイツ、帰りに学生手帳忘れて帰ったんだ。」

成功 🔵​🔵​🔴​

渡来・みかげ
大丈夫、ササっと書いて席に戻るだけだし

授業中指名され黒板の前に立つが
背の低いボクではつま先立ちをせざるを得ず
身体を隠すことすらできない

そんな中、みんな(特に男子)からの熱い視線を感じて
身体中を弄られているような錯覚に陥ってしまう

気づくと息も荒く、意識が朦朧として足元もおぼつかない
ちがっ、感じてなんか……ぁあんっ!
やがて、限界に達してしまったのか
倒れて恥ずかしい姿をさらしてしまう

でも、これはある意味チャンスかもしれない
保健室に行く振りをして抜け出してしまおう

校則の事は
生徒会か職員会議の議事録を調べればきっと何かわかるはず

気分がすぐれないので保健室に……

先生にそう告げて教室をあとにするのでした。



「じゃあ次は、渡来。ここの証明問題やってみろ。」
 数学の授業中、渡来・みかげ(抜け忍・f12627)は運悪く回答者に選ばれてしまった。
「わざと長いの当てたんじゃないよね…?」
 ブツブツと呟きながら、黒板を目指す。クラス全体の目が一斉にみかげを見つめた。歩く度に、ふるふると胸が揺れる。顔が熱い。そんなに見ないで…!
 背の低い彼女にはどうにも荷が重い。特に長い証明問題の回答を書くとなれば、黒板のスペースをめいっぱい使わなければならないのだ。利き手で文字を書き、つま先立ちをして、もう一方の手でノートを支える。そうなれば、身体を隠すことなどできようはずもない。また、ずっとつま先立ちをしていることもできないので、たまに直って足を休ませる必要もある。
 伸びては直り、伸びては直り、その度に揺れる胸が、動くお尻が、とても悩ましい。
「ひあっ!」
 冷たく冷えた黒板に両胸が触れる。普段、少年のような口調のみかげが上げた、か細い悲鳴に教室がざわついた。それまでは、ちらちらと盗み見るように覗いていた男子も、みかげが前を向いているのをいいことに、次第に食い入るように見つめ始める。
 どんな風に見られてるのか…思わず振り返って見る。それがいけなかった。一度意識してしまえば、もう脳裏に貼り付いて離れない。男子っていうのは、授業中にあんな目ができるんだろうか…もしかすると、妄想の中で、みかげのお尻を撫で回しているかもしれない。後ろから両胸を揉みしだいているかもしれないし、背中や脚を舐め回しているかもしれない。もしかしたら、想像の中なのをいいことに、後ろから忍び寄って、それで…。
「はぁ…はぁ…んっ。」
 息が荒くなる…頭がぼーっとする…もう、立っていられない。
「やだ、あの子もしかして興奮してるんじゃないの?」
 男子の視線を集めるみかげを快く思っていないのか、女子の中の1人が心ない言葉を浴びせる。小声ではあったが、確かにみかげの耳にも届いた。男子がまたざわつく。
 肌に甘い電流が流れたような気がした。身体の奥の方が痺れて…。
「あっ、だめ、なにこれ。ちがっ、感じてなんか」
 もう証明を書くどころではなかった。身体がどんどん熱くなって、顔だけじゃなく、身体までもがうっすら桜色に染まる。文字はぐちゃぐちゃに歪んでいて…。
「……ぁあんっ!」
 みかげの羞恥は、興奮は、クラスメイトの目の前で限界に達してしまった。その場に倒れ込んだみかげはあられもなくぴくつく、裸体を…いや、制服姿をみんなにさらしてしまった。
 しかし、すんでのところでみかげは理性を取り戻す。これはある意味チャンスかもしれないと。
「ボク、気分がすぐれないので保健室に……。」
 先生にそう告げて教室を去るみかげ。もちろん、保健室に行くというのはブラフ…授業を抜け出して校内を調べるのだ。
「校則の事は生徒会の議事録を調べればきっと何かわかるはず」
 忍び足に、降魔化身法で超強化した身体能力でもってみかげは動き出す。まだ身体に残る甘い痺れが呪縛のように身体を蝕んでいるが、今は気にしている場合じゃない。
 そして…たどり着いた生徒会室には、はたして議事録が残されていた。
「生徒会長…女の子みたいだね。そっか…なるほど。全生徒の4分の3の賛同を得て校則に異議を唱えようとしたけど、男子の賛同が得られなかったみたいだね。」

苦戦 🔵​🔴​🔴​

イングリッド・カッセル
21にもなって10台の少女に混じって授業とは…などという状況は越えているな、これは…
鞄などを使って出来る限り隠しつつ生徒達に情報収集を行おう

吸血鬼の親譲りの容姿がこう言う時男性相手に有効なのはなんとも複雑な心境だ…
誰がこんな校則を決めたのか、その人は普段どこにいるのか訪ねて回ろう
教える代わりに触らせてくれだの、キスしてくれだの好き放題言われても我慢して応じる
彼らは邪悪なものの影響を受けているだけなのだから…
うん?なんだ、教える情報がないなら用はないぞ男子達…
なに、入れさせてくれ?いや何を何処に…おい!待て脚を開くな!入れるなあ!



 鞄や教科書などを使って必死に身体を隠しながら学校生活を送る女性、イングリッド・カッセル(血の権利・f17781)は、困惑していた。
「21にもなって10台の少女に混じって授業とは…などという状況は越えているな、これは…。」
 口調もあって、少女というにはやや成熟した印象を受ける彼女ではあったが、恥ずかしがって身体を隠すような仕草は図らずも彼女の様子を初々しく見せていた。この制服はやはり異常だ。彼女が憧れる普通の人間の生活では断じてない。
 授業の合間を縫って精力的に聞き込みを行うイングリッド。
「おい。そこの男子。誰がこんな校則を決めたのか知らないか。」
 男子達は、一様に人の悪い笑顔を浮かべてこう言ってくる。
「教えるけど、代わりにちょっと身体触らせてくれよ。」
 あるいは。
「キスしてくれたらいいぜ。ほっぺじゃねーよ。唇にだ。」
 いずれも、何らかの要求が回答の条件として添えられる。ずいぶん狂気化が進んでいるみたいだ…そのいずれに対しても、イングリッドは我慢して応じた。それも、彼らが邪悪なものの影響を受けている気の毒な者たちだと思ってのこと…。だが、彼らは彼女を押しに弱い女性とだと思ったらしく…なかなかもったいぶって教えてくれなかった。
「うん?なんだ、教える情報がないなら用はないぞ男子達…。」
 そう言われてからやっと答える者もいる。もちろん、お礼付きではあるが。数人に聞いたところで考えれば、校則を定めているのは生徒指導部の教師たちのようだった。間違いない。
「吸血鬼の親譲りの容姿がこう言う時男性相手に有効なのはなんとも複雑な心境だ…
。」
 自分の容姿をこんな風に使う日が来るとは思ってもみなかった。だが、気を取り直して調査を続けなければならない。
「生徒指導部…教師か。普段どこにいるのか訪ねて回ろう。」
 あとは、1つ目の質問の時の焼き直し。イングリッドはそう思っていたものの…そこには1つ誤算があった。
 どうやら、押しに弱い転校生が何やら聞いて回っているという噂が男子の間で広まっていたらしく…イングリッドに寄せられる要求はよりエスカレートしていった。こうなってくると、彼女にしたって嫌がおうにもおかしな気分になってくるというものだった。
「つまり、生徒指導室のようなところはあるが、生徒指導部の先生方は他の先生と同じく職員室にいるというのだな。」
 誰に聞いても、同様の答えが得られる。これも恐らく確からしい…そう思いながらその場を立ち去ろうとすると、後ろから男子に肩を叩かれた。
「生徒指導部のことで調べまわってんだってな。そんなあんたに耳寄りな情報があるんだけど…聞くか?」
 多少の胡散臭さはある。だが、ここまでの情報だけでは満足もできない。とりあえず、イングリッド後を着いて行くことにした。どうやら邪悪なものの影響を受けていた気の毒な者は男子だけではなかったらしい。
「条件次第では、その取引に応じよう…ん?なに、入れさせてくれ?いや何を何処に…おい!待て脚を開くな!入れるなあ!」
 昼休み明け、午後の授業になると1人の男子生徒が姿を消していた。病気で早退したらしい。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

ジール・シルバードーン
WIZ

これ制服でもなんでもないわよね…
恥辱を堪えて「センスマジック」の魔法で狂気の儀式の発生源を捜索…あんっ♥️
って男子邪魔しないでよっ! お尻が大きいとか女子に言わないのっセクハラよ!

全く教室じゃ魔法は無理ね、廊下をうろつきながら魔力を探すわ
…そうだ、リボン首に巻かないでこうして胸に巻けば多少は隠せるんじゃない?あたしって頭いいわ
あら先生、服装がどうしたの?ちゃんと制服…え、着てない?指導室に連行?
あの…あたし大事な用があって…あ、はい

指導ってなによ…お尻を出せ?先生、なんで服脱いでるの?

とまあそんな感じで男子や先生に足止め?くらいつつも魔力感知による捜査を続けるわ…集中が続く限り



「これ制服でもなんでもないわよね…。」
 心底呆れたような声を出してみるものの、ジール・シルバードーン(魔法戦士シルバリードーン・f15869)の表情に余裕はない。つまるところ、どんな風に振舞ってみても恥ずかしいものは恥ずかしいのだった。教室の中、そんな表情を衆目にさらしていることすら、プライドの高い彼女にとっては我慢のならないことで…一刻も早く終わらせる必要があった。
「ちょっと騒がしいけど…試して見る価値はあると思うの。」 
 使うのはセンスマジックの魔法。大丈夫、自分の集中力をもってすれば、この状況下でも儀式の発生源を捜索できる。敷地を広く見渡せる窓際に移動して、凛々しく表情を引き締める。杖も、魔道書だって必要ない。手の甲の上に浮かび上がった魔法陣が周囲の魔力と共鳴し始める…。
「出てきなさい。どこに隠しても無駄…あんっ♥️…って男子邪魔しないでよっ! 」
 稼動を始めつつあった魔法陣が霧散した。後ろから走ってきた男子に思い切りお尻を叩かれたのだった。
「でっけー尻だな。何だよ。あんっ♥️って。」
 意地悪く笑う男子にジールは腹を立てた。
「お尻が大きいとか女子に言わないのっセクハラよ!」
 言ってはみたものの、相手にするだけ無駄なような余計に腹が立つような…。
「全く教室じゃ魔法は無理ね。」
廊下をうろつきながら魔力を探すことにした。
「…そうだ、リボン首に巻かないでこうして胸に巻けば多少は隠せるんじゃない?あたしって頭いいわ。」
 これなら、胸の先端部を人目に晒さずに済む。ある意味裸より恥ずかしい服装といえなくもないが、本人が満足しているならそれでいいのかもしれない。
 センスマジックでレベル240にまで高められた魔力感知の能力が校舎内を隈なくスキャンし始める。
「なるほど。この高校の敷地内全体を指定して、巨大な影響領域が設定されているみたいね。中心部は…え、旧校舎?ちょっと待って…このところどころにある微細な魔力の端点は一体…?」
 と、調査がそこまで及んだところで…ジールは教師の1人から呼び止められた。
「おい、その服装は何だ。」
 どすの聞いた声に、気の強いジールも思わず肩を震わす。
「あら先生、服装がどうしたの?ちゃんと制服…え、これじゃだめなの?」
 何やら生徒指導室的な所に連れて行かれそうな雰囲気を感じ取ったジールは、何とか逃れようと足掻いてみる。
「あの…あたし大事な用があって…。」
「いいから着いて来い。お前みたいなやつには指導が必要だ。」
「…あ、はい。」
 教師の剣幕には勝てなかった。
 行き先はやはり生徒指導室。
「こんなとこまで連れて来てなに?指導ってなによ…生徒指導部の先生じゃないの分かってるんだから。」
 言ってはみるものの。
「尻を出せ。」
「え?」
「尻を出せ。」
 教師の剣幕には抗いたいものがあった。不承不承ながらジールもそれに応じ…と、その時。
 パシン!
「あんっ♥️」
 あまりのことに思わず声を上げる。意味が分からない。今時体罰だなんて…そう思う間にもさらに二度、お尻は叩かれた。あまりの痛みに上半身を支える手の力が抜け、机の上に倒れ込む。気がつくと、ちょうど自分でお尻を突き上げるような格好になっていた。
「あの、先生、それは体罰…え?ちょっと、先生、なんで服脱いでるの?いやああっ!」
 次の日の体育の時間は担当の鬼教師が欠席したので自習になった。原因は病欠らしい。

成功 🔵​🔵​🔴​

彩波・いちご
アイさんと一緒に

さすがにこれが制服って、ほぼ裸じゃないですか
おかしいと思うので、ここはあえて校則違反していきます
アイさんと2人で普通に女子制服を着て登校
※男の娘なので女子制服

…多分校門で風紀委員とか生徒会とかあるいは先生に止められると思うので、そのあたりに捕まって連れていかれて、制服取り上げられる気がしますけど、そのついでになんでこんな制服を誰が考えたのかとか、聞いてみましょう
先生よりは、生徒会か風紀委員がいいですね…疑問持ってないんでしょうか?

あと脱がされたアイさんが乱暴されないように守ります
その代わり私が彼女と色々させられるかもしれないですけど…そこはごめんなさいです

※モブ姦はNGで


アイ・リスパー
いちごさんと一緒
いちごさんのことを異性として意識中

「邪神召喚は何としても防がなくてはいけません!
……けど、この校則、何か問題があるのでしょうか?」

生徒手帳に書かれた内容にあまり違和感を覚えず、
いちごさんと二人で転校生として潜入調査をおこないます。

「新品の制服に、校則で指定されたリボンと靴下。
ちょっとスカートが短くて恥ずかしいので、いちごさんはジロジロ見ないでくださいね!」

この服装で学校に登校しますが……

「ええっ、これが校則違反っ!?」

校則の三つ目の意味を理解していなかったことに気付きますが、手遅れでした。

校則通りの格好にさせられ、罰として、いちごさんに対してご奉仕することになるのでした。



 女子用の夏服を着た学生が裏門から校内に入る。しかし、言ってみれば、彼女たちが着ているのは去年までの制服だった。
「邪神召喚は何としても防がなくてはいけません!……けど、この校則、何か問題があるのでしょうか?」
 無邪気に問いかけるアイ・リスパー(電脳の天使・f07909)に、隣の彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)は思わず目を逸らす。衣替えに関する校則を盛大に読み違えているアイとは異なり、いちごは分かった上で校則違反を選んだのである。何より、アイの裸体を衆目に晒すのは耐えられなかった。
「新品の制服に、校則で指定されたリボンと靴下。ちょっとスカートが短くて恥ずかしいので、いちごさんはジロジロ見ないでくださいね!」
 そう言って顔を赤らめるアイに、何て説明したものかといちごは逡巡する。このまま校内を移動すれば、すぐに生徒の誰かと遭遇する。つまり、そう遠くない内にアイは現実に直面するのだ。
「おい、ちょっと待て。なんだその服装は!校則違反だぞ!」
 突然の呼びかけに心臓が跳ね上がる。振り返って見ると、裸にネクタイだけ締めた風紀委員の男子生徒が立っていた。裏門の見張りといったところか。風紀委員の腕章は違反じゃないんだ…いちごは頭痛を堪えるように頭を抑えつつ、他人事のように考えた。
「ええっ、これが校則違反っ!?というか、は、早く服を着てくださいっ!」
 まだ、事態を理解していないアイ。
「転校生か?新しい校則を知らないようだな…よし、分かった。俺について来い。」
 連れて行かれたのは校門。全裸にネクタイ、あるいは、リボンだけを締めた学生たちが、次々と登校してくる。
「え、うそ。そんな…。」
 校則の3つ目に書かれていた内容の示すところをアイはこの時初めて正確に理解したのだった。
「知らないこととはいえ、校則違反は校則違反だ。」
 有無を言わさぬ口調で風紀委員が言うと。
「さすがにこれが制服って、ほぼ裸じゃないですか。おかしいと思いませんか?」
 我慢の限界に達したのかいちごが言い返す。ただ、どうやらここは従うしかないようだった。
 向かったのは風紀委員の委員会室。そこには、男女数人が控えていた。全員が風紀委員の腕章を腕にはめている。
「手違いで学生手帳の発行が遅れていたようね。無くさず持ち歩くように。」
 委員長と思しき女生徒から渡されたのは、真新しい生徒手帳だった。
「衣替えのページを見て。確認できたら、余分な着衣をここで脱いでいきなさい。」
 委員長は、冷たく言い放つ。しかし。
「みなさんは疑問に思わないんですか?こんな服装。こっちの方が風紀乱してると思うんですけど。」
 いちごは食い下がった。ただし、あながち無為に悪あがきをしているわけではないようで。この機会を利用して、彼らの立ち位置や考えを聞いてみようと考えているようだ。
「校則だから仕方ないの。生徒指導部の先生方が作った決まりに口出しはできないわ。だから、私たちは校則の作り出す風紀をこそ守っているのよ。」
 嘘を言っているわけではない…しかし、本心を言っているわけでもなさそうだ。委員長の態度からはそんな様子が見て取れた。
「それはそうとして…制服よ。さ、着替えて。自分で出来ないようならお手伝いするけど?」
 選択肢はないようだった。風紀委員、それも男子たちが席を立ち、今にもこちらへ来ようとしている。
「わ、分かりました。自分たちで脱ぎます…。」
 とっさに言ったのは、アイ。震えながらも凜とした声にいちごははっとした。アイは、本当の性別を隠すいちごを何とか守ろうとしているのだ。性別を偽ったことがばれれば、どんな罰を科せられることやら…そう危惧したのである。
 無理矢理力でこの場を切り抜けることは出来る。ただ、潜入任務である以上、ことを荒立てることは出来ないのだった。2人は仕方なく制服に手をかける。なぜが生徒手帳を受け取った瞬間から、校則通りの夏服を着ることが、いかに大切な義務であるかが納得できた気がする。校則を守らなくては…。
 たっぷりと時間をかけながらもファスナーが開いて、スカートが落ちる。鼓動が跳ね上がるのが分かった。肌がじんわりと熱を帯びる。
 次は上着だ。一度リボンを外すと、思い切って一気に脱ぎ去る。これで、2人の身体を隠すものは上下の下着だけ。
 静寂の中、風紀委員の男子達が生唾を呑む音が聞こえたような気がした。アイも、いちごも顔を赤く染めている。特にアイは、うっすら涙を浮かべ、今にも泣き出しそうであった。何人もの異性の前で、肌を露わにする…校舎を満たす狂気の影響も手伝って、頭の中はもうぐちゃぐちゃであった。
 それでもアイは下着に手をかける間際、一歩前に踏み出し、いちごを後ろに庇うような位置をとった。
「どうした?」
 風紀委員の1人が訝しげに問いかける。
「はぁ…はぁ…あの、この子、すごく…恥ずかしがり屋なので…。」
 そう言うと、相手が二の句を継ぐ前に、ブラジャーを取り外した。今まで隠されていた胸があらわになり、空気に触れる。羞恥のためか、それとも他の原因なのか、身体のあちこちがピクピクと痙攣する。もう立っていられない…しかし、いちごは生来の容姿もあって、ただ一部分さえ隠せれば本来の性別はばれないのだ。引き下がるわけにはいかない。
 いちごがブラジャーを外し、ショーツに手をかけたのを確認すると、アイは最後の覆いに手をかけた。おずおずと、しかし、確実に肢体は露わになり。最終的に、2人は校則通りの女子制服になった。
 アイの脳内が真っ白に染まっていく…頭がおかしくなりそうだった。
 その時である。
「アイさん、今までの頑張りを無駄にしてごめんなさいです…でも、もう、そんな姿見ていられません!」
 今度はいちごがアイを庇うように前に出た。風紀委員達が色めき立つ。
「おい、あいつ男だぞ!」
 ほぼ美少女、でも何かが決定的に違う。
「つまり、男子なのにネクタイを締めずに来たってわけね?」
 風紀委員長の語気が厳しいものとなった。
「だったらどうするんですか。」
 アイを守って立ち塞がるいちごの姿は、気高い令嬢のようでもあり、姫を守る騎士のようでもあった。
「お前には自分が男だってことを思い出してもらう。女の方は…ちょっと味見させてもらうか。」
 いちごの方へは女子の風紀委員が、アイの方へは男子の風紀委員が向かう…。
 しかし、この窮地を脱すべく、いちごがとったのは意外な行動だった。
「アイさん。本当にごめんなさい。」
 ふらふらと足元が覚束ないアイをその場にしゃがませて…いちごはそちらへ向き直った。
 突然のことにアイは目を白黒させ、目の前にあるものから目が離せなくなる。
「そういうのなら間に合ってるので。さ、アイさん。お願いします…お詫びならあとで幾らでもしますから。」
 狂気と羞恥とこの異常な状況の中、たった1つ、いちごの思いを汲み取ったアイは。
「…お詫びなんて…必要ありまふぇん…。」
 むしろ愛おしむようにいちごへの奉仕を始めるのであった。
「全く…授業に遅れるわ。風紀委員がサボる訳にはいかないし。この子たちは好きにさせておきましょう。」
 呆れたように委員長は席を立つ。
「ちっ、しらけちまったな。」
 幸せそうに肌を寄せ合う2人を残し、他の委員たちも部屋を後にするのであった。
「あぁん!いちごさぁん!」
 しばらくアイの奉仕は続くのであった。
 そして、そのさらにしばらく後…。
 風紀委員の委員会室には、数人の教師の姿があった。
「また男子生徒か?」
「いや、今回は女子生徒もだ。」
 口々に何かを話し合っている。
「転校生みたいですが、早々に旧校舎送りでいいんでしょうか…?」
「ああ、例外はない。眠っている内に運び込んでおけ。」
 アイといちごがホームルームで転入の挨拶をすることはなかった。理由は病欠だったという…。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

青葉・まどか
どうなってるの?
こんなの夏服じゃない!服ですらないよ。
こんなの放っておくわけいかないけど、……仕方ないよね。
何としても解決するよ。

【恥ずかしさ耐性】で夏服を着用して登校。
ありえないよ、本当に補導されずに登校できた。
普通の女子高生が裸で登校することを嫌がっていても受け入れている状況。
そして、それを部外者にも異常と思われないようにしている。
学園内だけでも認識を阻害させるなんて相当に大変なはず。
既に儀式が大分進んでいるのかな?

学園内を調査して魔術的な痕跡が無いか調べるよ。
学園内、特に人の少ない場所や教室を虱潰しに調べるよ。

生徒に生徒指導部の協力者がいるかもしれないから注意しないと。



 ハイソックスにローファー、これらを除けば全裸にリボンしかまとっていない少女、青葉・まどか(玄鳥・f06729)は、堂々と校門をくぐった。
「ありえないよ、本当に補導されずに登校できた。どうなってるの?こんなの夏服じゃない!服ですらないよ。」
 そう言いつつも、身体を隠そうとはしない。これも恥ずかしさ耐性のなせる業だった。異常だと思う気持ちはあるものの、恥ずかしくはない…そういうわけだ。
 普通の女子高生がほぼ裸での登校を嫌がりつつも受け入れている状況。そして、校外の人間からもこの異常な格好が見過ごされている事実。こんな事態を放っておくわけにはいかない。
「でも……仕方ないよね。何としても解決するよ。」
 まどかは解決への決意を新たにするのであった。
「学園内だけでも認識を阻害させるなんて相当に大変なはず。既に儀式が大分進んでいるのかな?」
 先に潜入した猟兵たちからも情報を得つつ、調査を進める。特に空き教室や、放課後の教室など…人の少ないところを狙って虱潰しに当たっていく。儀式に関わる魔力の痕跡はどこにあるのか…。
 調査の結果分かったことがあった。空き教室、すなわち、普段生徒の立ち寄らない場所には学校全体を取り巻く魔力の影響があるのみで、あまり際立った痕跡も存在しない。
 一方、クラスルームとして生徒が使っており、荷物の置かれた普段使いの教室には小さな魔力の短点が多数存在していた。鞄の中…机の中、そして、まどか自身の手荷物の中にも…。
「これは…どういうことなの?」
 そう、魔力の小さな高まりは、学生手帳を基点として発生していたのだ。推理してみる…つまり、高校の全体を取り巻く魔力が校内を狂気で満たし、皆にどう考えても異常な夏服を当然のもののように感じさせている。
 一方、生徒一人一人に支給されている学生手帳は、言うなれば、儀式魔力を受信する狂気のレシーバーのようなものなのではないか。それゆえに、校内にいる時はともかくとして、家を出る時でさえも嫌々ながら皆校則通りの夏服を着用、一般人もそれを見咎めにくい状況が出来上がっている。
「なるほどね。そういうからくりがあったのか。」
 続いて、魔力の根源、狂気の発信元がどこにあるのかの調査に移る。生徒の中にも生徒指導部の協力者がいるかもしれない…嗅ぎ回っているのを知られるわけにはいかない。
 そんな調子で校内を調べまわっていると…途中、風紀委員と思しき腕章を付けた生徒が教師の1人へ告げ口行為をしている場面に出会った。内容は、誰が誰に何をした…というもので。まどかが自分の耳を疑いたくなるような内容がほとんどだった。
 尾行してみると、どうやらその教師は生徒指導部の人間のようで…何人か連れ立って行ったかと思うと、問題の生徒を催眠ガスで眠らせて、旧校舎へ運んでいるようであった。
 校舎内をぐるぐる歩き回っている間は気にもしなかったけれど、あの場所は…異様に魔力の濃度が濃い。そんな気がした。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 冒険 『封鎖された旧校舎』

POW   :    予め窓などを壊しておいて、修理業者として出入りする

SPD   :    旧校舎に忍び込み、儀式の行われる場所を探す

WIZ   :    転校生や臨時教員として潜入する

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●調査報告
 猟兵たちの調査の結果、怪しいのは旧校舎だということが分かった。邪神の復活が控えている以上、早急に調査を行う必要がある。
 ただし、この他にも猟兵たちの調査の結果、いくつか分かったことがある。旧校舎の調査に先立ってまとめておいて損はないだろう。
 調査結果を総合すると、以下のようなことが言える。
 第一に、学校敷地内を取り巻く狂気の檻ともいえる影響領域は、旧校舎を中心に発生している。程度の違いはあるものの、この狂気の影響下では皆、なぜか異常な夏服を当然のもののように受け入れやすくなっているようだった。
 第二に、女子生徒が嫌がりながらも校則の夏服を着て登校してくる理由、補導が発生しない原因は学生手帳にあった。いわば狂気の受信機としての役割を果たしているようで…補導された鈴木という生徒はこの学生手帳を学校に置き忘れたまま帰宅しようとしたとのこと。校内においても狂気の増幅装置としての役割を果たしているようだった。
 第三に、校則に対する立場は、やはり人それぞれで…決めたのは生徒指導部の教師たち。状況からいって、彼らが邪教の幹部、もしくは、信者であるのは疑いない。その他の教師は、異常さを感じながらも、狂気の影響下でこれをめいめいに受け入れていた。一方、生徒会執行部は当初、この校則に反対したことも議事録から分かっている。ただ、全生徒の4分の3から賛同を得たいところ、男子から全く賛同を得られなかったために失敗したようだ。そして、風紀委員会の存在。彼らは、必ずしも自発的に生徒指導部の教師たちに従い、校則を守りたいと思っているわけではないようだが、校則の下に生じる風紀を守るという原理に基づき、校則の遵守を呼びかけたり、現行の校則の下で風紀を乱した生徒を生徒指導部にリークしたりしていた。
 そして、第4。生徒指導部の教師たちは、狂気の影響下で自発的に一線を超えた生徒たちを旧校舎に監禁しているようだった。これを旧校舎送りといい、いなくなった生徒はみな、病欠扱いになっていたのだ。

●いざ、旧校舎へ
 猟兵たちは思い思いの方法で旧校舎へ侵入する。すでに何人かは別ルートで入り込んでいたりもするのだが。
 捜索すべきは、儀式場。どこにあるのかは今のところ分かっていないが、破壊しようとすれば、恐らく生徒指導部が駆けつけてくるだろう。
 そして、気をつけなければならないのは、病欠扱いで旧校舎送りになった生徒や教師たち。大多数は男性だが、一部女性も含まれる。彼らの中には一瞬魔がさしただけで、至ってまともな精神状態を保っているものもいる。しかし、逆に言えば、大多数が理性のたがを外し、パラメーターを性欲に振り切ったような状態になっているのだ。リミッターが外れているのか、力も決して弱くない。何も対策を考えずに行けば餌食になってしまうかもしれない。ただ、どこまで行っても人間には違いなく…事件さえ解決すれば元に戻るし、考えなく攻撃されれば命も失う。彼ら
 理性を失い、爛れた学園生活を送る人々をかき分けて、儀式場を破壊するのが次の作戦ということになってくるだろう。
イングリッド・カッセル
【WIZ】
…よく考えたら始めから教師という体で良かったんじゃないか
今まで一体何を…いや考えるまい
そういうわけでブラウスにタイトスカートというこの世界の教師らしい格好で向かう
さきほど面識のあった人と会わなければ大丈夫だろう
…私を襲ったあの男子とかな

ただの人相手に暴力を振るいたくはない
だから足止めをしてくる人には
「見逃してくれないか。用事を済ませたら好きにして良いから、な?」
と胸元を見せつつ言ってみる、ついでに旧校舎において指導室だった部屋も尋ねる
儀式を破壊したならこんな約束ほぼ無効のようなものだしな…我ながらずるいが
手がかりがなければ奥のほうの部屋から調べていく
(絡み&アドリブ歓迎です)



 ブラウスにタイトスカートという一般的な教師らしい格好で旧校舎に向かったイングリッド・カッセル(血の権利・f17781)は、何やらぶつぶつと独り言を言っていた。
「…よく考えたら始めから教師という体で良かったんじゃないか。今まで一体何を…いや考えるまい。」
 短い学校生活でのこととはいえ、面識のある人間との遭遇は避けなければならない。特に一度自分を襲った男子には…。そんなことより、かつて生徒指導室だった部屋はどこにあるのだろうか…たまたま目に付いた古い校内案内図を見る。
 目的の場所は思いのほか近くにあった。目立った足止めを食うこともなくたどり着く。旧校舎送りになった生徒たちはこの場所に寄り付かないのではないか…そんな印象を与える程度には、異様な状況である。
「拍子抜けだな。雨あられと妨害を食うものと思えば…と、誰もいないのか?」
 旧生徒指導室に人の気配はない。しかし、書類が乱雑に散らばっていること、ほこりの堆積がないことを考えると、何者かが出入りしているのは間違いなかった。
「目ぼしい手がかりは…ん?何だ。理事長指示録?」
 目を通してみれば、簡潔な指示がいくつか。何者かの発言を書き取ったもののようだった。そして、その内容は…今起こっている異常事態の引き金そのもので。
「これは…!」
 存外楽に有益な情報が手に入った。ただの人間を相手に暴力を振るいたくなかったイングリッドは、ほっと一息つく。足止めする人間がいれば胸元を見せつつこう言ってやるつもりだった。
「見逃してくれないか。用事を済ませたら好きにして良いから、な?」
 儀式さえ破壊すれば、そんな約束、ほぼ無効のようなもの…小ずるい考えではあるが、身を守るためには仕方あるまい。
 しかし、事態はイングリッドが思っていたよりもずっと深刻であった。パラメーターを性欲に振り切っているということは知性がほとんど失われているということであり…つまり、彼らは性欲ゾンビとでもいうべき存在になっているのである。
 儀式場を探すべく、さらに奥の部屋を目指して移動するイングリッド。そこで、彼女はついに獲物を狙う男子の集団に出くわしてしまった。よし、落ち着いてここは手はず通りに…。
「見逃してくれないか。用事を済ませたら好きに…。」
 しかし、言い終わる前に物陰へ引き込まれる。
「ちょっと待て!!何を…あああっ!やめ、そこは…あんっ!」
 瞬く間に散らされたブラウス、スカートの残骸が、彼らの膂力の異常さを物語っていた…。

成功 🔵​🔵​🔴​

彩波・いちご
アイさんと引き続き

「どうやら捕らえられたみたいですね…」
アイさんは…って、思わず彼女の裸を見てしまい目を逸らします
先ほど彼女が襲われないためにとはいえ、なんてことを…顔合わせづらいです

とはいえ
「この中の調査、しないとですね…」
ここがどうやら本命の場所みたいですし…
他にも生徒いるみたいなので、私はアイさんを守りつつ、偵察はアイさんのアバターに任せて…
「え、アイさん、大丈夫ですか?」
急に悶えだしたアイさんに驚き、体をゆすったり抱きしめたりしてなんとか落ち着かせようとします

…そんなふうに騒がしくなったせいか、アイさんを襲おうとした生徒に見つかって…アイさんを守らないと…
って、私を襲う女の人までー?!


アイ・リスパー
いちごさんと一緒
いちごさんを異性として意識中

目を覚ましたら古ぼけた校舎。

気を失う前のことを思い出すと、頬が熱を帯びてきます。
わ、私ったら、なんでいちごさんにあんな大胆なことをっ……

そして、リボンと靴下だけの自分の格好に気付いて……

「きゃあっ、いちごさん、みないでくださいっ!」

こ、ここは【千里眼】で五感を共有したアバターを実体化させて旧校舎を探索しましょう。

アバターなら男子生徒達に見つかっても安心ですからね。

「って、皆さん、なんでデフォルメキャラに襲いかかるんですかっ!?」

襲われる感覚を共有させられ嬌声をあげてしまい。
(UCは自力解除不可)

震える身体でいちごさんを強く抱き締めて耐えようとします。



「電脳アバターを実体化。感覚共有開始します。」
 目を覚ますと、そこは古ぼけた校舎だった。気を失う前のことを思い出すと、アイ・リスパー(電脳の天使・f07909)の頬は途端に熱を帯びてくる。どうしてあんな大胆なことをしてしまったのだろうか。そんなことを考えながら、千里眼で召喚した自身のアバターを操作していく。
 一方、彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)は、そんなアイの様子を横目でちらりと振り返り…思わずごくりと唾を呑み込んでしまった。裸にハイソックスとリボンを身に付けただけの女の子が今、自分の後ろにいる…先程、自分のために精一杯、淫らな奉仕をしてくれた少女である。
 2人は更衣室のような場所にいた。旧校舎で意識を取り戻し、例の夏服を着たままの状態のままになっているのに気づいた彼らは、お互いの裸体を見ないように気を付けつつ、まずは身に着けるものを探すことにしたのである。
 結果として、何の着衣も見つけることはできなかったのであるが…そこへの移動過程で、性欲ゾンビと化した生徒たちの淫行を目撃してしまった。事態を重く見た2人は、幸いにも空室であったこの部屋に施錠、篭城し、アイのユーベルコードで室外に召喚したアバターを使って校舎内の偵察を行うことにしたのである。
 アバターの操作に集中すべく、両手で耳を塞ぎ、目を閉じた状態で座り込むアイの無防備なことと言ったら…絶対に見ないでくださいとは言われたものの、気にならないはずがなかった。とはいえ、この状況。アイが危険な目に遭わないよう、いちごは部屋の入口を睨むようにして警戒を続けるのであった。
 このアバターの強みは、非常に発見されにくいこと。通常の人間であれば危険な局面はいくつもあったが、本体の五感を可能な限り絶って同調性を高めていることもあり、その精緻な動きでもってそれを掻い潜ることができた。そして…その結果、アイは明らかに他とは様子の違う部屋を発見したのである。間違いない。儀式場はここだ…!
「やりました!いちごさん。儀式場を見つけましたよ。引き続き、ここからは安全ルートの探索に移ります。」
 そう、目的は儀式場の破壊なのだ。場所が分かってもたどり着けなければ元も子もない。
「すごいです!アイさん!本当に…!それで、その儀式場というのは…。」
 いちごは、思わず振り返り、あらわなアイの肢体を見てしまい…また目を逸らした。逸らしたのだが…視界の端に捕らえたアイの様子が明らかに異常だったため、もう一度振り返る。アイの身体は冷や汗でじっとりと湿っていたのだ。
「そんな…皆さん、なんでデフォルメキャラに襲いかかるんですかっ!?」
 そう、アバターが見つかってしまったのである。非常に発見されにくいということはつまり、非常に小さい確率で発見されるということだ。また、デフォルメといっても、その度合いは様々…つまり、7頭身の人物を2頭身で表現するのがデフォルメなら7頭身の人物を6.99頭身で表現するのもデフォルメなのである。今回、アイは非常に精密な操作性を要求し、さらに、本体の五感遮断により同調性の向上を図っていた。もしかすると、無意識にかなり実際のアイに近い姿のデフォルメキャラが生み出されていた可能性もあるのだ。もちろん、推測の域を出ない議論ではある…実際に校舎内を移動していたのはアイの2頭身キャラであったかもしれないし、性欲ゾンビと化した男子生徒たちが単に見境なかっただけなのかもしれない。ともあれ。
「…っ。いやあああっ!」
 アイは取り乱して、その場で暴れ始めた。何かに抗うように手を振り回し…そして、徐々にその動きを鈍らせていく。
「え、アイさん、大丈夫ですか?」
完全に手足の動きを止めたアイは、身悶えするように身体をよじっている。アバターが捕まったのだ…いちごには分かった。
「ぁん…やだ、そんなとこ!あぁんっ!」
 一体何がどうなっているのか…ここからでは訳が分からない。ただ、共有された五感が悪さをしているのは間違いなかった。
「アイさん!しっかりしてください!アイさん!」
 いちごは、アイの様子に驚き、身体をゆすったり、抱きしめたりして、何とか落ち着かせようとする。しかし、そんないちごの焦りを知ってか知らずか、アイの嬌声はいっそう激しさを増して…身体を小刻みに痙攣させ始めた。アバターに同調しすぎている…?
 いちごはさらに腕の力を強めようとして体勢を変えた…と、その瞬間。アイの身体が投げ出されるように前傾し、四つん這いの姿勢になった。いちごは不意の出来事に後ろへ跳ね飛ばされる。
「そんな…嫌。いちごさん、たすけ…んんんんっ!」
 いちごは再び強くアイを抱きしめた。
「や、こん、な、とこ、いち、ご…さんに、みら、れ、だく…。」
 本体の感覚を強く伝えるんだ。1人じゃない、それは本物の自分の身体じゃないってことを思い出させるんだ。
「ん、ふっ、ふ、は、あぁん!は、え、あ…むぐ。」
 思いが通じたのか、アイは、震えながらいちごの身体にしがみ付いた。
「え、あ、お、はっ…。」
 空気を求めるように口は大きく開かれ、開かれた口から滴った涎はいちごの股間を濡らしていく。
「アバターなら男子生徒達に見つかっても安心ですからね。」
 そう言って今回の作戦を提案したアイは、自分の浅慮を呪っていた。
「アイさん!アイさん!目を開けてください!アイさん!」
 いちごは諦めず呼びかけ続ける。
 そんな地獄のような時間がしばらく続いた…そして。
「もう…らめ…。」
 アイが目を大きく見開き、焦点の合っていない瞳がいちごの方へ向けられた。半開きの口からはまた粘りを帯びた涎が流れ落ち…いちごの下半身に…その、頂に滴る。それを最後として、アイは意識を失った。
 落ちた雫はつーっとゆっくり流れていく。そして、何者かの細い指で拭い取られた。ぎょっとしたいちごが振り返ると…アイより幼く見える女生徒が後ろから手を伸ばしていたのである。その目に理性の光はない。
「鍵は閉めたはずなのに…!」
 簡単なこと…鍵は壊れていたのだ。運良く空室だったこの部屋も、あれだけの騒ぎを起こせば見つかるというもの。部屋の中はすでに男女問わず多くの生徒たちで溢れかえっていた。
「アイさんを守らないと…。」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ジール・シルバードーン
「センスマジック」は相変わらず使いながら
一番上の階の奥から順番に虱潰し、これでいくわ
一際魔力の強い場所が儀式の場と見ていいでしょう

あたしの大きなお尻に【誘惑】された男子や教師はしょうがないから
適当に触らせて満足させてあげるわよ、もう
はいはい生徒指導部の拠点教えてくれたらそれこそなんでもしてやるわよーっと
…いたらどうしよう

で、触るだけで満足できなかったりそれこそ無理やり…アレしようって人がいるなら
手加減しまくった雷の魔法で【気絶攻撃】!
普段は全力で撃ってる魔法だからすごい集中しないといけないんだけど…一対一なら多分平気っ
まぁ気絶した人を見て集団でかかれば平気ーなんて心理には…ならないわよね?多分



「簡単な推論だわ。」
 一際魔力の強い場所が儀式の場と見て間違いはないだろう。センスマジックにより魔力感知の精度を可能な限り高めたジール・シルバードーン(魔法戦士シルバリードーン・f15869)は、しかし一番上の階の一番奥の部屋から虱潰しに調査を行うことにした。
 つまるところ、見えすぎてしまうのだった。旧校舎のそこかしこで行われている淫らな行為がじんわりと魔力を放つ特異点になっている。それが複雑にパスを結び合ってどこかへ供給され…網目のようになっていて、旧校舎全体のスキャンを阻害するのだ。
「見えすぎるっていうのも厄介なものね。」
 ふぅ、とジールはため息をつく。それにしても…。
「なんで男どもはこんなにもお尻ばっかり執着するのかしら。」
 無意識に自分のお尻を指先で撫で上げる。あの体育教師に叩かれたところがひりひりと熱かった…手形の形にそこは赤くなっていて…。触れた指が自分で思っていた以上に冷たくて、思わず声を上げそうになった。汗なのか何なのか、粘性を帯びた液体が内ももを伝っていく…。
 旧校舎に来てからもかなり危ない局面はあった。魔力感知にはやはり相応の集中力を必要とする。そして、この状況、常に安全な状態で魔力の流れを調べることなどできなかった。
「触るだけで満足するなら、適当に触らせて満足させてあげるわよ、もう。」
 精神統一に入ったタイミングで襲われると非常に厄介で…それに、お尻を撫で回しているうちはいい。百歩譲って舐めるところまでも許そう。ただ、そこまでで満足する人間がこの空間にそうそういるはずがない。ジールも、正直この状況にうんざりしてはいた。
 極限まで殺傷能力を抑えた雷撃が、また1人、生徒の意識を刈り取っていく。魔力感知の魔方陣を維持しながら、これだけの魔力制御を行うのは相当に骨だった。何しろ、普段は敵を灼くために全力で放っている力なのである。こんな状況で、集団に囲まれたら危ない。
「はいはい生徒指導部の拠点教えてくれたらそれこそなんでもしてやるわよーっと。」
 そんな条件で教えられても困るわけだが、この厄介な状況下で平静を保つためには軽口も必要というものだった。そんな時、もう何度目になるか、性欲ゾンビたる旧校舎送りたちに部屋へ引き込まれながら思う。ところで、ここは…。
「視聴覚室?魔力の総量が桁違いだわ。」
 無数のモニターが旧校舎の中を移している。恐らくは儀式場そのものではないが、儀式場を機械に例えれば変圧器、あるいは電気の供給を安定させる何かだと言ってもいいはずだ。
「ニアピン賞ってところかもしれないわね。まずは情報収集っと。」
 あまたある画面の内、いくつかは見覚えのある猟兵たちの姿を映している。何だか無理矢理されてるのにすごく気持ちよさそう…ぴくん。身体の奥の奥が疼いているのが分かった。
「だめだめ。」
 そう言って首を振ると冷静さを取り戻した目で画面を見る…ここの端末からなら儀式場のことが何か分かるかもしれない。しかし、次の瞬間、全ての映像画面に逆さま描写の校章が映されていた。
「まさか防衛機構…?」
 足音が迫ってくる。少なくない。でも、もう少しで分かる…口の中がからからになっていた。
 お尻に誰かの手が触れる。触られるだけなら…ジールがなおも端末に向かっていると。その誰かの手に力が入り、お尻に爪が立てられた。
「痛っ…もう、これ以上は…。」
 言いかけて思考が停止する。そこに居たのはあの体育教師だった。いや、正確に言えば、彼と多くの生徒たち。万事休すか…ジールは無意識に唇を舌先で舐める。
 雷撃の範囲を限定…人間に当たらないように。この状況でも、ジールほどにもなると、これくらいの調整はできた。
「ここまで過剰反応されると、ここが生徒指導部の大事な拠点だって教えてるようなものよ?破壊されると大打撃なんじゃないかしら。」
 雷撃は過たず端末と映像画面のほとんどを破壊した。
「さて…後はどうしたものかし…あぁん!!」
 破壊され残った画面の1つに目が行く。1人の猟兵が旧校舎送りたちに押し包まれようとするところが映っていた。

成功 🔵​🔵​🔴​

渡来・みかげ
地道に足で稼ぐしかないかなと
【忍び足】で気づかれぬよう旧校舎の儀式場を捜索

儀式場の中には教室で一緒だった生徒もいるのだろうか、
そう考えると先ほどの失態を思い出して身体が熱くなってしまう。

この思考はいけない
そう考えれば考えるほど
強く意識してしまい……

だ、だめ、きづかれちゃう。

捕まればきっと儀式場に連れていかれるのだろう。
一般人を傷つけるわけにはいかないボクは
身体を隠すことも許されず
多くの人たちの前で
あの時想像してしまった……
ううん、それよりもっとすごいことをされてしまうかもしれない。

せめて一矢報いねば
朦朧とする意識の中
床に描かれた文様に向けて
手裏剣を投げるのでした。



「ボクの場合は地道に足で稼ぐしかないかな。」
 降魔化身法で身体能力を超強化、忍び足で旧校舎内の儀式場を創作する渡来・みかげ(抜け忍・f12627)であったが、ともすると他所事に頭が行ってしまう。教室で皆に見られながら達してしまった羞恥が、興奮が、頭から離れない。身体が熱い…旧校舎の中には教室で一緒だった生徒もいるのだろうか。
 あそこで教室を抜け出さなければ、思い浮かべた通りのことをされてしまったかもしれない…いや、この思考はだめだ。いっそう濃度を増した狂気の影響なのか、ユーベルコードの代償たる呪縛なのか、それともほんとは自分が望んでいたり…否定すれば否定するほど強く意識してしまう…。
 そんなことを考えながら物陰に身を隠していると…一組のカップルが旧校舎送りになった生徒たちから逃げていく場面に出くわした。恐らくは彼らも旧校舎送りになった生徒なのだろうが…元々好き合っている同士であれば、狂気にさほど蝕まれずとも一線を超えてしまうのだろう。
 助けなければ…でも、出て行けば今度は自分が囲まれてしまう。一般人を傷つけるわけにはいかない自分はその後どうなってしまうのだろう。
「あんっ…はぁ…はぁ、だ、だめ、きづかれちゃう。」
 はっとする。みかげの両胸を揉みしだいているのは自分自身の手だった。片手が下半身に伸びて…そんな間にも先程の2人は性欲ゾンビと化した彼ら彼女らに囲まれていく…。
「放っておけないよ!」
 脳内に霞のかかったような状態ではあるものの、みかげは彼らを救うべく飛び出す。そして…脚をもつれさせて転倒した。もう、自分の身体なのに自分のものではないような…そんな状態に陥っていた。肌は上気して、呼吸は乱れ、鼓動は高鳴っている。
 旧校舎送りの生徒たちはみかげのもとにも迫ってきた。
 腕を掴まれる。脚を押さえられる。身体を隠すことも許されない。多くの狂気に満ちた目がみかげを見つめている。
 身体を捩っても四方八方から伸びる手を逃れることはできない。身体は…甘い痺れに反応し、痙攣してしまう。
「んんぅ…っ!?」
 何かで口がふさがれた。横合いから飛んできた生暖かい飛沫が髪や肌を汚す。お尻や内ももには何か硬いものが触れて…。
「あああっ!!」
 嫌だ嫌だ嫌だ…誰か助けて。でも、やっぱり助けないで…恐らく狂気が意識を侵食しているのだろう。そうに違いない。
 ずいぶん時間がたった後、意識を手放そうとしているみかげの耳に聞き覚えのない声が届く。
「怪しい動きをしている者たちがいると思えば…もしや猟兵か。いいだろう。間もなく訪れる我らが神の復活をその目で見せてやろうではないか。」
 しばらく後、目を覚ましたみかげは、目の前に描かれた大きな逆位置の校章を見つける。これが儀式場か…そういえば、さっきのカップルはあの後どうなったんだろうな。
 せめて一矢報いねば…しかし手足が縛られている。朦朧とする意識の中、腰の辺りを探った。だめだ、今は全裸にリボンしか身につけていない。でも…抜け忍たるものこれくらいの備えはしておくもの。
 髪を器用に床へ擦り付け、引っかかったところで一気に頭を動かす。隠し手裏剣だ。髪が抜け、千切れるが少しくらいどうってことはない。その残された唯一の武器を口に咥え、みかげは魔方陣に突き立てるのだった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

相馬・雷光
延々寸止めされて悶々するけど、そのおかげで旧校舎送りってのを免れたわね

潜入して儀式の妨害……やっと忍者らしくなってきたわ
気配を絶って【目立たない】ように
日陰の非常口を【鍵開け】して【忍び足】で侵入
魔力探知みたいなのは苦手だし、虱潰しに見て回るしかないわね

見つからずに突破が難しい時は
姿を見せて【誘惑】で【誘き寄せ】て、身体を許すフリをして(だまし討ち)掌から電撃(属性攻撃)を放って【気絶攻撃】
触るのとか、お尻くらいまでなら続行して、怪しい場所の情報収集……できるのかしら?
寸止めされてた分、身体が敏感になってる……!
本番に及ぼうとしたら電撃よ!

(アドリブOK、胸やお尻はフリー、本番的行為NG)



「潜入して儀式の妨害……やっと忍者らしくなってきたわ。」
 相馬・雷光(雷霆の降魔忍・f14459)は旧校舎の中でも人目につきにくい非常口を選んで鍵を開けた。
 ピッキングの技術に似てはいるが、れっきとした忍の技であり、古くから受け継がれて来たものである。
 足の運びにつけ、気配絶ちにつけ、その技術は一流だった。楚々として卒がない。
 しかし、内心穏やかではなかった。身体のあちこちがきゅんきゅんと疼く…延々と寸止めを繰り返されたのだから無理もないことではあるが。
 それを理性でもって押さえつけ、調査に乗り出すのであった。
「魔力探知みたいなのは苦手だし、虱潰しに見て回るしかないわね」
 足らない分は足で稼げ、である。
 途中、かなりの数、旧校舎送りの生徒たちに遭遇しかけたが、いずれも気配を消してやり過ごす。
「何なのあれは。見た目が人間なだけで動きはまんまゾンビじゃない。」
 ふらふらと異性を求めて歩き回る彼らの姿は中々薄気味悪いものだった。
 ゾクリ。
 今、背筋を駆け抜けたこの感覚はきっと恐怖…絶対そうに決まっている。
「あら?あれは…。」
 何やら人だかりができていた。それも中々に奇妙な光景で。狂気に思考を蝕まれた人々は、通路の奥へ向かおうとしている…なのに、とある部屋の入口前で立ち止まり、立ち往生しているのだった。
「臭うわね…って理事長室?」
 おかしい。こんな公立高校に理事長がいるなんて。
「当たりかもしれないわ。でも…どう通り抜けたものかしら。」
 通路をびっちりと埋め尽くした生徒たち。
 雷光は覚悟を決めた。姿を見せ、強行突破。
 生徒たちが気付いてわらわらと迫ってくるが…決して無計画に突っ込んだわけではない。釣られて寄って来た敵を電撃でもってだまし討ち、命を奪わず的確に意識を刈り取っていく。言うなれば、陽動と隠密を1人でやっているようなものだった。
 ただ…1人1人に構っていれば進めるものも進めない。多少触られるくらい、無視して進むしかないというのが実情である。
 胸に、お尻に、手が触れる…。膨らみの慎ましやかな胸の突起も乱暴に引っ張られて…。
「あぁん!」
 寸止めされてた分、身体が敏感になってる…自らが上げた嬌声に顔を赤くしつつ、事態の打開を図った。
 いけない、相手が多すぎる…もみくちゃにされていると、お尻に硬いものが触れた。1つではない。押し付けられ、擦り付けられ…何やら変な気分になってくるが…。
「調子に乗らないで!」
 電撃で応酬する。多勢に無勢。でも、絶対にこれ以上は…させない。
 前から、後ろから、無遠慮に飛んでくる生暖かい飛沫が、胸を、お尻を汚していくが…むせ返るような臭いに顔をしかめながらも雷光は耐え忍んだ。
 立ちはだかる最後の1人を気絶させれば…目的の部屋の前である。
「あー、どうなることかと思った。ともあれ、ここが儀式場で間違いないみたいね。他のみんなはたどりつけてるかしら?」

成功 🔵​🔵​🔴​

早見・結子
「道理でマワしてくれる人が少ない訳ね…」
全裸で所々白くなりつつ、旧校舎へ忍び込む
「さーて…ここならたっぷり楽しめるかしら?」
快楽優先で行動。主に理性のタガが外れた人を探していく
「あら…?貴方…」
途中、正常な人を見つけたら旧校舎から逃してあげる

「あんっ♪見つかっちゃった❤」
途中、タガの外れた人と会うと逃げること無く体を差し出し
「あっ、あぁんっ❤あぁ、スゴい…❤ほら、皆も…たっぷり、楽しみましょう❤」
襲ってくるなら喜々として受け入れ、他の人の参加も促す。

「ヤリたい人、全員呼んでもいいのよ?」
タガの外れた人を1人でも多く集めておけば、私は楽しめるし他の人は探しやすくなるはず

絡み・アドリブ歓迎



「道理であっちには積極性のある子が少ない訳ね…。」
 我も我もと殺到する生徒、教師たちをものともせずに、堂々と旧校舎へ入り込んだ早見・結子(人間の咎人殺し・f00004)は、リボンを除いて露になったその肢体を、すでに随分白く汚していた。
「さーて…ここならたっぷり楽しめるかしら?」
 彼女の行動原理は快楽主義であった。探すのは儀式場などではなく…。
「あんっ♪見つかっちゃった❤」
 理性のタガが外れた人間を自ら探して回っているのであった。
 その身体を惜しげもなく差し出す結子の姿は、旧校舎送りになった生徒たちよりもそれらしい。しかし、恐らく彼女が旧校舎送りにならなかったのは、彼女のそれが狂気に由来するものでなく…彼女が本来備えているものだったからだ。
「あら…?貴女…。」
 気付けば、正気を失いきっていない女生徒がいいように弄ばれている。
「なんで…私ばっかりこんな…。」
 結子はその様子に首を傾げつつも。
「助けてあげるわ。」
 自分を盾にしてその子が逃げる時間を稼いだ。
「あっ、あぁんっ❤あぁ、スゴい…❤ほら、皆も…たっぷり、楽しみましょう❤」
 タガの外れた人間を1人でも多く集めておけば、他の猟兵は探しやすくなるはず。結子は自らを犠牲にしながら…襲ってくる者たちを喜々として受け入れ、更なる撒き餌になろうとした。
「なんなら全員呼んでもいいのよ?」

苦戦 🔵​🔴​🔴​

原宮・早月
旧校舎…あそこに平野先生も…いるのかな。

できるだけ潜入に気付かれないように、極力足音を殺し物陰に隠れつつ探索。
生徒や先生に見つかった場合は、逃げたり隠れたりして撒こうとしてみるけど、逃げきれないと見たら思い切って奥へ。
可能な限り奥へ向かって、儀式場の近くまで行こうかと。
多目的教室とかの広い場所が怪しい…かな。

もう逃げられないと判断したら、グッドナイス・ブレイヴァーを使用。撮影した動画越しに、儀式場への手掛かりを他の猟兵に伝えられればと。

…襲ってきた人達に胸揉まれて母乳搾られたり、お口や前後の穴に押入られて喘ぎ悦ぶ姿まで見られると思うけど…
意識して恥ずかしくなるのが、余計興奮を煽って快感に…



「旧校舎…あそこに平野先生も…いるのかな。」
 潜入に気付かれないよう原宮・早月(ルードリーム・レイヤード・f14983)は足音を殺しつつ、本来なら長らく使われていないはずのその場所へ向かった。
 気付かれればどんな目に遭うか分からない。こそこそと物陰に隠れながらの探索であった。
 儀式場の場所に当てがあるわけではないが…。
「多目的教室とかが怪しい…かな。」
 早月は、広めの部屋が儀式場なのではないかと疑っているようだった。古びた校内案内図を見る。多目的教室のようなものはないが、やや広めの部屋が2階にあるのが分かった。とりあえず、そこを目指してみることにする。
 道中は決して安全ではなかった。ゾンビのように歩き回る生徒や教師たちを避けるために、逃げたり隠れたり。おかげで目的の場所まで随分遠回りしてしまった。
「確かあそこのはずだけど…理事長室?」
 案内図では音楽室になっていたはずだ。ますます怪しい。ただし…。
「こんなに人がいたら通り抜けられないよ。」
 そう、部屋の入口周辺には、旧校舎送りになった生徒、教師たちがたむろしていた。だが、行かないわけにもいかない。自分にもしものことがあったときのためにグッドナイス・ブレイヴァーを使う。動画越しにこの場所が怪しいと伝えるのだ。
 思い切って奥へ向かう。人だかりの中に、男子トイレで肌を重ねた男子や教師の平野の姿を認めて身震いする。
「行かなきゃ。」
 虎穴に入らずんば虎子を得ず。しかし、予想通りというか何というか、早月はすぐに囲まれる。胸が掴まれ、お尻を撫で回され、体中のあちこちに硬い何かを押し付けられる感覚が…。
「んふっ…んんんっ!」
 口をのどの奥までふさがれ、と思えば平野の上に跨らされる。おしりはあの男子生徒が掴んでいて…。
「んっ、んっ、んんんんっ!」
 ちょうどサンドイッチのような状態である。前から、後ろから交互に腰を打ちつけられて…横合いから伸びてきた手で人並み以上に大きなその胸を揉みしだかれる。
 だめだ。配信を止めないと。見られてしまう。こんな姿を見られるわけには…しかし、そんな想像が早月の興奮をより高めるのである。首もとのリボンが徐々に細くなる。紐のようになって、消滅する…パワーアップというものだろうか?見ている人間がいる証拠ともいえた。
 早月の胸から飛び出した白い液体が周囲の人々や床を汚す。
 もう…だめかもしれない。

成功 🔵​🔵​🔴​

青葉・まどか
生徒たちを旧校舎に隔離してどうするのか?
生贄?それともサバドのように儀式の一部にするのか?
兎に角、解決しないとね。

【恥ずかしさ耐性】で行動。

儀式場、ある程度広い空間が望ましいよね?屋上とか?
フック付きワイヤーを使用して【クライミング】で校舎の外側から登って行くよ。
これなら生徒たちに遭わずに行動できるかな?

予想が外れたら引き続き校舎の外側から移動。
外側から窓を覗き込んだりして儀式場を探すよ。

生徒に襲われている猟兵を発見したら助けに入ります。

生徒たちに遭遇したら【早業】【催眠術】【範囲攻撃】で大人しく出来ないか試すよ。
それでもダメなら【怪力】【グラップル】【気絶攻撃】を実行。
死んでないからセーフ?



 全裸にリボン、そんなあられもない姿を晒しているにもかかわらず、青葉・まどか(玄鳥・f06729)は随分落ち着いていた。
「生徒たちを旧校舎に隔離してどうするのか?」
 生贄?それともサバトのように儀式の一部にするのか?
「兎に角、解決しないとね。」
 儀式場にはある程度広い空間が適しているはず。屋上なんかが怪しいのではないか。性欲ゾンビと化した生徒や教師たちと遭遇しないため、フック付きワイヤーを用いたクライミングで校舎の外側から攻める。ほぼ全裸の少女が旧校舎の壁を登っていく色々な意味で危ないパフォーマンスであったが、恥ずかしさに耐性のあるまどかは気にもしなかった。程なくして屋上にたどり着いたが…。
「何もないか。」
 引き続き外側から探索を行う。しかし、多くの部屋でカーテンが閉まっていて中を見ることもできない。困った…そう思っていると。マナーモードにしてあったスマホが何やら振動した。『お友達が動画配信しています。』詳細を見てみると、一緒にここへ向かってきた猟兵の1人だった…開いて見る。
「何だこりゃ…。」
 そこには1人の女の子が揉みくちゃにされ、生徒や教師たちから好き放題されている様子が生配信されている。
「けっこう誰でも知ってる動画サイトなんだけどな…大丈夫なのかな?BANとか。」
 とにかく助けに行くことにした。場所はどこかの通路らしい。通路ならカーテンもないし中が確認できるはず。
「あそこだ。」
 そこには、あらん限り嬌声を上げる少女がいた。そして…。
「理事長室?」
 玄関付近にあった案内図はまどかも確認しているが、そんな部屋はなかったはず。怪しい…が、それより前に仲間の救出だ。
 窓を割って中に突入する。生徒たちがまどかに気付いたのかにじり寄ってきた。
「ひどい…光景だね。」
 まずは広範囲に催眠術を使っておとなしくさせられないか試してみる。結果から言うと、効果はなかった。理性をほぼ失っている彼らを暗示にかけることはできないようだ。囲まれ、まどかの身体へと手が伸ばされる…。
「それなら仕方ないね。」
 寝技に関節技、絞め技…様々な組技を駆使して、彼女は1人1人順番に生徒、教師たちの意識を刈り取っていった。むせ返るような体臭を間近に感じるが、気にしてはいられない…横合いから生暖かい液体が飛んできては髪を、身体を汚した。
 1人1人を相手取って攻撃する組技の性格上、前から後ろから身体を触られるのもやむをえないが…少女とは思えない怪力を行使するまどかが組み敷かれるようなことはなかった。
「死んでないからセーフ?」
 首もとのリボンで眼鏡を拭き取る。死屍累々…もちろん教師や生徒たちは死んではいないのだが、そんな状態の廊下に1人立つ少女は、こうして仲間を救い出し、ついに儀式場へと足を踏み入れるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

草薙・美央
【WIZ】
「あ、臨時教員ではなくて、転校生の方で潜入した方がよかったかな?」
身長が144.5cmな自分を見て思います。とりあえず、教育実習生を演じることにします。服装は真っ白のワイシャツにスカートです。下着も透けないように白色です。
「しばらくの間、ここの学校に来るから見学をしてたら、迷っちゃったのだけど、案内してくれるかな?。」
出会った人に【コミュ力】を駆使してお願いします。後、非力なので抵抗できません。
絡みとアドリブは、お任せします。



「あ、臨時教員ではなくて、転校生の方で潜入した方がよかったかな?」
 身長144.5cm、かなり小柄な草薙・美央(人間のスカイダンサー・f17963)は鏡に自分の姿を映してそう呟く。服装は真っ白のワイシャツにスカート…その姿は、学生服のように見えなくもなかった。ただし、全裸にリボンという校則通りの夏服を着ていないという意味では、転校生役をすることはできないのであった。と、何人か連れ立って歩く男子生徒の一団を見かける。何やら様子がおかしいようだが…。
「しばらくの間、ここの学校に来るから見学をしてたら、迷っちゃったのだけど、案内してくれるかな?」
 真っ赤な顔でできるだけ生徒たちの下半身を見ないように話しかけつつ、教育実習生を演じてみた。コミュニケーション能力にはそこそこ自信がある。
 しかし…残念ながら語りかけて通じる相手ではなかった。性欲にパラメーターを振り切った彼らは知性のないゾンビのような存在に成り果てている。
「あの、そんなに近付いて、どうするつもり?」
 まずい雰囲気を今更ながら感じ取った美央は、ゆっくり後ずさって逃げようとしたが…ものすごい力で腕を掴まれてしまった。
「きゃあっ!何するの!?やめっ…ああんっ!」
 服が破られ、肌が露わになる…透けないようにと意識して身につけた白い下着も、こうなっては白日の下であった。その下着もむしり取られ…美央は生徒たちより恥ずかしい姿になった。
「はぁ、やっ、だめ…んんっ。わたし…どうなっちゃうの?」

苦戦 🔵​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『ヴァルデマール・ヘンスラー教授』

POW   :    遊び相手を呼んでやろう。
【仮面につけた羽を飛ばす攻撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【転送された暴れる実験体】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD   :    失敗作だが造ったからには役立てねばな。
【教授に支配された実験体】が現れ、協力してくれる。それは、自身からレベルの二乗m半径の範囲を移動できる。
WIZ   :    さぁ、時間だよ諸君起きたまえ。
戦闘用の、自身と同じ強さの【様々な武器を持った実験体の群れ】と【のたうち回る触手】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
👑11
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●儀式場
 本来存在するはずのない部屋、理事長室。それは、かつて音楽室として使われていた広めの空間であった。理事長と呼ばれる何者かの指示を聞いて、生徒指導部の教師たち、すなわち邪教徒たちはここで儀式を行っていたようである。
 床には逆さ位置の校章が描かれ、魔方陣を形成している。その周囲には、理性を保ったまま旧校舎送りになってしまった生徒たちが手足を縛られ、一定間隔で寝かされていた。その中には猟兵たちの姿もちらほら。魔方陣の中心には、『学性指導要領』と題名した分厚い本が安置されていた。壁一面には何やらモニターが設置されており、旧校舎内で繰り広げられる痴態の数々を中継していた。もっとも、猟兵の1人が拠点を破壊したこともあり、今ではほとんどのモニターが砂嵐状態になってはいるのだが。
 校舎内の探索に成功し、この部屋にたどり着いた猟兵たちは、この異常な光景に驚き…しかし、すぐさま儀式場の破壊に入る。慌てた生徒指導部の面々が駆けつけるも、たいした妨害にはならなかった。
 縛られた生徒は解放し、魔方陣を傷つける。モニターは全て壊して、『学性指導要領』に火をつけた。
 これで儀式場は破壊した…のだが。すでに儀式は取り返しのつかないところまで進行していた。
●邪神復活
 ズタズタにされた魔法陣が輝き、『学性指導要領』の火が消える。ページが開いたかと思うとそこからは触手が噴き出した。邪神『ヴァルデマール・ヘンスラー教授』の復活である。
「いや、まことに残念だよ、君。理事長たる私が狂育者としてこの学校の性徒たちを導いてやろうというのに…邪魔が入ってしまったようだな。」
 完全な復活は防げたようではある。
「インモラルなブラック校則!満ちる狂気!その中でも狂わずに最後まで過ごせた強い意志を持つ性徒こそ、私の狂育を受けるのに相応しい。存外、理性を早々に失ってしまった者が多いようではあるが…よかろう。失敗作もまた、私の復活に大きく寄与してくれたようであるし。君たちはどうだ?試しに私の狂育を受けていくといいだろう。」
 教授は、猟兵たちを睥睨しながら言う。自力でこの部屋を探し当てた者、捕まってこの部屋へ連れて来られた者…経緯に違いはあるが、ここで邪神に挑むことになる。状況を考えると、理性を保ったまま連れてこられた一般生徒を部屋の外に出すこともできないため、彼らを守りながらの戦いになる。
 教授が指を鳴らすと時空が歪み、旧校舎送りの狂師、性徒たちが召喚された…。
ジール・シルバードーン
散々手やら腰やらでパンパンパコパコ好き放題してくれちゃって
おかげでお尻がヒリヒリするわ…
それもこれも全部あんたのせいなのねっ!

勢い任せに倒したいところだけど一般人もいるしね
彼らに対してお尻を向けて
「ねぇ…こっちに来て?あたしのこと好きにしたいでしょ…?」
と【誘惑】して【おびき寄せ】て教授の周りから引き離し
一般人を巻き込まないくらい離せたら「ライトニングボルト」を【全力魔法】の【誘導弾】で発射!
雷の矢でまさしく一矢報いてやるわ

一日中ずっと魔法使ってたらこれで魔力はカラカラ
だから後のことはみんなに任せてあたしは大人しくヤられ……
いやヤられるために誘惑したんじゃないんだけどこう、結果としてよっ?



「散々好き放題してくれちゃって。おかげでお尻がヒリヒリするわ…それもこれも全部あんたのせいなのねっ!」
 ついに元凶と相見えたジール・シルバードーン(魔法戦士シルバリードーン・f15869)は、邪神『ヴァルデマール・ヘンスラー教授』を睨みつけた。
「おや。復活前に見せられた映像では随分お気召したように見えたんだがね。」
 教授はどこ吹く風。目の前の猟兵たちをどのように料理してくれようか…おそらくはそんなことを考えているのだろう。教授の求める狂気に堕ちきっていない実験体、猟兵たちの多くはその範疇にカテゴライズされる。
「まぁいいさ。さぁ、時間だよ諸君起きたまえ。」
 時空の歪みから旧校舎送りの生徒、教師たちの群れが召喚された。各々の手には何やら卑猥な道具の数々が握られていて…。
「こんなの、勢い任せに倒したいところだけど一般人もいるしね。」
 ジールはドン引きしつつも、狂気に蝕まれきっていない生徒を守らなくてはと思いをめぐらした。
「ねぇ…こっちに来て?あたしのこと好きにしたいでしょ…?」
 旧校舎送りたちはそれに釣られてふらふらと…教授は興味深そうにそれを観察していた。
惹きつけつつ、ジールは十分に一般の生徒たちから距離をとる。そして…。
「行きなさい!ライトニングボ…んんんっ!?」
 意識の埒外にあった触手が手足を拘束し、口を塞いでいた。
「ぷぇっ…ひまっは…。」
 その上、召喚された生徒、教師たちは先程まで相手していたのとは段違い。つまり、1人1人が邪神である教授そのものと同等の力を与えられているのだ。
「そこ…ちがっ…あっ、あっ、ぃやぁ…!」
 思惑に反して敵の玩具となったジール…しかし、一方で自分の周囲を取り巻いている召喚体たちの魔力総量が異常であることにも気付いていた。
「つまり…ぁん、巻き込んでも…問題、ないって、ことね。銀色の暁の弟子を…舐めないで…!ライトニングボルト!」
 四つん這いにさせられ、身体のあちこちを好き放題されたひどい体勢ではあったものの、彼女は何とか片手を持ち上げ、魔力の全てを使い切る強大な雷の矢を放った。
 その矢は過たず教授を直撃し…刹那、ジールを取り抑えていた触手や生徒、教師たちが消滅する。
「上出来だ…まさしく一矢報いられたといったところか。」
 教授は甚大なダメージを受けつつも、しかし、いまだ健在で…。
「出来のいい生徒にはご褒美をやらないとな。」
 再び何者かを召喚するのであった。一日中ずっと魔法を使い続け、さっきの一撃で魔力も使い切ってしまったのである。
魔力が枯渇し、狂気の影響を色濃く受け始めたジールの前に現れたのは、あの体育教師。おそらく偶然ではないだろう。
「あぁん…せんせい…。」
 ジールは目を潤ませた。

成功 🔵​🔵​🔴​

青葉・まどか
遂に元凶が現れたよ。
ふざけた状況をつくり、ふざけた願望を持つ邪神。
「あなたの所為で裸でうろつく羽目になったんだからね。絶ッッッッ対に許さないよ」
【恥ずかしさ耐性】で行動。
確かに耐える事は出来るけど、平気じゃないよ!

「あー、もう狂師とか性徒とか邪魔!触るな!抱きつかないで!調子に乗るな!」
問答無用で邪神を殴りに行きたいけど、まともな生徒たちを放って訳にもいかないよ。
群がる連中を【怪力】【グラップル】【気絶攻撃】で鎮圧。

邪神に対しては『神速軽妙』発動。
「待ちに待ったこの瞬間、くーたーばーれ!」【早業】【2回攻撃】。
もしも距離があるようなら【投擲】【早業】【2回攻撃】。

アドリブ・絡み 歓迎



遂に現れた元凶。歪んだ願望に基づき、ここまで歪んだ状況を作り出した邪神『ヴァルデマール・ヘンスラー教授』を睨みつけ、青葉・まどか(玄鳥・f06729)は啖呵を切る。
「あなたの所為で裸でうろつく羽目になったんだからね。絶ッッッッ対に許さないよ。」
 確かに恥ずかしさ耐性を持つ彼女はこれまでも努めて冷静に振舞っていた。しかし、決して平気なわけではなかったのである。
 街中を裸にリボンのみの格好で歩いて通学したことの異常さといったら…写真を撮られたのだって一度や二度じゃなかった。
「あー、もう狂師とか性徒とか邪魔!触るな!抱きつかないで!調子に乗るな!」
 教授の召喚した旧校舎送りの生徒、教師たちがまどかに殺到する。身体を良いように揉みしだかれ、時に生暖かい液体に汚れながらも、まどかは正気を保った生徒たちを放っておく訳にいかなかった。得意の組技で旧校舎送りの意識を刈り取り、鎮圧していく…そして。
「待ちに待ったこの瞬間、くーたーばーれ!」
 『神速軽妙』発動を発動、異常な加速状態に身を置いたまどかは、邪神へナイフを投擲したかと思えば、一気に距離を詰め、懐からもう一撃浴びせる。
「一瞬とはいえ、私が姿を見失うとはな…。」
 教授はダメージを負いながらも、仮面の下で満足そうな笑みを浮かべるのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

イングリッド・カッセル
うぅ…見知らぬ男に汚され今度は不特定多数に汚され…
教育など受けるものか!狼藉と屈辱の対価を払ってもらう!

真の姿を開放、深紅の瞳に牙を覗かせたヴァンパイアの姿を取り
「黒風鎧装」で黒き風を纏う…どうだ、恐ろしい姿だろう
理性を失った生徒達も吸血鬼という存在には流石に恐怖を…これはこれでとか言うんじゃない

真の姿を開放した力でヘンスラー教授に黒剣による攻撃を仕掛ける!
この姿であれば邪神といえどそれなりにやりあえるはずだ
生徒を巻き込む、あるいは教授が生徒を攻撃するそぶりを見せたなら
かばわなくてはいけないが…いやそもそも狂った教師や生徒は私を恐れるのか?
この状況で襲われでもしたら…

(絡み&アドリブ歓迎です)



「教育など受けるものか!狼藉と屈辱の対価を払ってもらう!」
 見知らぬ男たちに身体を良いようにされ、憤りを抑えられないイングリッド・カッセル(血の権利・f17781)は、ヴァンパイアたる真の姿を開放した。さらに「黒風鎧装」で黒き風を身体に纏わせ…。
「どうだ、恐ろしい姿だろう?」
 口元に牙を覗かせ、深紅の瞳で教授を見つめる。
「ああ、ああ、恐ろしいともさ…そんな吸血鬼様には遊び相手を呼んでやろう。」
 愉快そうにする教授は、仮面につけた羽をイングリッドに向かって投擲する…しかし、荒れ狂う暗黒の風が彼女の身体への到達を許さなかった。旧校舎送りの生徒や教師たちは理性を失っているために彼女の姿を見て恐れることはなかったが、羽のもたらす制約のため、イングリッドへ触れること適わなかった。
 荒れ狂う力を自らの統制下に置いたイングリッド。黒き剣を握りしめた彼女は、正気を保った生徒を後ろにかばいつつ、教授の触手を相手取って華麗なる剣舞を披露してみせるのであった

大成功 🔵​🔵​🔵​

原宮・早月
こ、こんな恐ろしい邪神…。放ってはおけない、よね…!

でも、たぶんボクが敵うような相手じゃなさそうだから…
せめて、他の猟兵が戦いやすいよう、呼び出されてきた先生や生徒の相手をするコトに。

お尻を振って見せつけたり、甘い声でおねだりしたりして誘惑。
襲ってきたら、その行為を受け入れながら、聖なる果実を発動。その効果でできる限り、正気に戻せるよう頑張ってみる。
でも、胸を揉まれたり前後の穴に押し入られたり、その中に何度も何度も注がれたりして、ボクもだんだん、ただ気持ちよくなりたいだけになっていって…
治療は続けるけど、自分から男の人のモノにむしゃぶりついたりして、快感を貪りだしちゃうと思う。



 ついに目の前に姿を現した邪神『ヴァルデマール・ヘンスラー教授』を不安げな表情で見つめる原宮・早月(ルードリーム・レイヤード・f14983)は、早くも及び腰の様子で…。
「たぶんボクが敵うような相手じゃなさそうだよね…。」
 そんなことを言っていた。
「おや?そちらのお嬢さんは随分と恥ずかしがり屋の様子…まぁいい。そんなことを言いつつも君はお待ちかねなんだろう?さぁ、時間だよ諸君起きたまえ。」
 教授の呼びかけに時空が歪む…その歪みが元に戻ったかと思えば、めいめいに卑猥な道具を手に持った旧校舎送りの生徒、教師たちがそこに立っていた。
「せめて、他の猟兵が戦いやすいよう、呼び出されてきた先生や生徒の相手をしなきゃ…。」
 早月のそれは作戦だったのか、建前だったのか…お尻を振って見せ付けたり、甘い声でねだって見せたり。暴徒と化した旧校舎送りたちは、早月を押し包むように取り押さえ…。
「あああんっ!」
 水音が教室に響く…前から、後ろから良いようにされた早月は、生徒や教師たちを聖なる果実のユーベルコードで治療しようとするが…それが却って自らを疲弊させた。彼女自身、だんだん目つきがだらしないものになり…早月は、自ら男性陣の下半身に顔を埋め、激しく腰を振り始めた。

成功 🔵​🔵​🔴​

早見・結子
「う~ん…違うのよねぇ…」
淫欲、淫靡、淫蕩…それらを体現する首魁がああでは狂気も覚める

「ここの校則は結構楽しかったし、結構好みよ」
けれど、それでは成し得ない。途中から形成される狂気は、今まで培う正気に負ける

「ヤるなら最初から。生まれる環境から汚染するべき。正気の入る余地もなく、狂気が正気を排斥し、正気に成り代わる程の」
淫欲の狂気と共に生きる私はこの程度なら受け入れれる
狂師、性徒の快楽を悦んで受け入れ、狂気(正気)と正気(狂気)のダブルスタンダードを成立させる

「さぁ、遊びましょう?」
フリータッチタイムで強化し、教授へ攻撃を仕掛ける
もちろん、快楽自体は受け入れ、自ら積極的に求めていくが

アドリブ歓迎



「う~ん…違うのよねぇ… 淫欲、淫靡、淫蕩…それらを体現する首魁がこんなでは狂気も覚めるってものよ。」
 早見・結子(人間の咎人殺し・f00004)は、邪神『ヴァルデマール・ヘンスラー教授』に向けて言い放つ。
「ここの校則は結構楽しかったし、結構好みよ。けど、途中から形成された狂気は、今まで培った正気に負けるわ。」
 教授は、結子の持論を興味深そうに聞いていたが…しかし。
「価値観の相違だな。好みの違いといってもいい。私は、培われた正気の中に隠された狂気の種を育て、大輪の花を咲かせる方が好みでね。」
 熱心な生徒に助言するように、彼は言った。
「最初からよ。生まれる環境から汚染するべき。正気の入る余地もなく、狂気が正気を排斥し、正気に成り代わる程に。」
 結子はなおも譲らなかったが…。
「君にもいずれ分かる時が来る。ともあれ、せっかく来たんだ。遊び相手を呼んでやろう。」
 教授が仮面から取り外した羽を結子に放ってよこす。当たれば厄介なことになるのは分かりきっていたが…結子はその上で避けなかった。
 後追いで召喚された旧校舎送りの生徒、教師たちが彼女に殺到する…だが。
「さぁ、遊びましょう?フリータッチタイムよ。」
 ある種のノーガード戦法と言えなく…なくもなかった。
 押し寄せる狂気の存在たちに押し包まれ、揉みくちゃにされた結子は、むしろ自ら積極的に求め、快楽に溺れていった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

相馬・雷光
全身ぬるぬる……ったく、好き勝手ぶっかけて……
クリアしてもドロップアウトしてもバッドエンドとか、邪神らしすぎていっそ清々しいわね

通学鞄を二重底にして隠し持ってた(物を隠す)ヴァジュラブラスターを装備
雷撃弾で撃つけど、操られてるのを殺すのはマズいし、出力は抑え目で(気絶攻撃)

挑発や誘惑をして手下を誘き寄せて、一般生徒が逃げるまでの時間稼ぎをするわ
理性がないし、駆け引きや馬鹿にしたりは通じなさそうね
えっと……わ、私はまだ処女よ!

手下を片付けたら邪神をぶっ飛ばすわ!
触手に絡め取られるピンチは零距離射撃のチャンス!
全力魔法で【帝釈天降魔砲】をぶっ放す!

(アドリブOK、胸やお尻はフリー、本番的行為NG)



「どっちにしてもバッドエンドとか、邪神らしすぎていっそ清々しいわね。全身ぬるぬる……ったく、好き勝手して……。」
 憤る相馬・雷光(雷霆の降魔忍・f14459)は、旧校舎送りの生徒、教師たちの対応に追われていた。挑発に誘惑…彼らを誘き寄せて、理性を保った生徒から引き離すべく骨を折る。
「って…やっぱり理性がないし、駆け引きや馬鹿にしたりは通じなさそうね。」
 そう、分かってはいたが、やはり自身を撒き餌にする以外なく…。
「ほう。存外、面倒見のいいところがあるようだな。それにしても、随分と誘惑が板に付いたんじゃないか?」
 邪神『ヴァルデマール・ヘンスラー教授』はそんな様子を愉快そうに眺めて言う。胸に、お尻に汗ばんだ手が、硬いものが次々と触れ、時に身体を生暖かい液体が汚す。身体の軽い雷光は、旧校舎送りたちの手で手に手に送られ、教授の前に召し出された。
「うるさいわね!!えっと……わ、私はまだ処女よ!」
 激昂した彼女は、出力を抑えた攻撃で、次々と旧校舎送りたちの意識を刈り取り始める。そして、十分な導線が確保できたのを確認すると、通学鞄を二重底にして隠し持っていたヴァジュラブラスターを最大出力でバーストさせるのだった。
「全力の『帝釈天降魔砲』よ…悪く思わないで。」
 敵の懐に抱きこまれるピンチは、零距離射撃のチャンスだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

渡来・みかげ
一体どれくらいの時が流れただろうか
ふと気づくと親玉と思わしき者の影

ボクがまだ気を失っていると思ってくれてればいいんだけど……

何をするにしてもまずは自由を取り戻さねば、
ということで、
先ほど突き立てた手裏剣を利用して手足を縛る縄を切断。
その後は、邪神や召喚された人たちに気づかれぬように【忍び足】で近づこう。
上手くこちらの射程圏内まで近づくことができたら
【降魔化身法】で自己強化し一気に畳み掛けちゃうんだから。

でも、もし上手くいかなかったら……
きっと、召喚された人たちに捕まってしまって
代償による呪縛で身動きができないのをいいことに
さっきみたいなことをまたされてしまうんだろうか……。



 一体どれくらいの時が流れただろうか。渡来・みかげ(抜け忍・f12627)がふと意識を取り戻すと、敵の親玉と思わしき者の影が見えた。邪神『ヴァルデマール・ヘンスラー教授』…意識を手放していたみかげは把握していないことだが、理事長としてかの意味不明な校則の制定を指示していた張本人である。
 意識を失っている間に、戦況は激化の一途を辿っているようで…旧校舎送りの生徒、教師たちと、猟兵たちの攻防が続いていた。ところどころから聞き覚えのある嬌声が響いているのは気のせいだと思いたい。
 まだ気を失っていると思ってくれてればいいのだが…限界か。気絶している風のみかげにも容赦なく、旧校舎送りの何人かが取り囲んで、不埒な行為に及び始めた。
「…ぅく…卑劣な。」
 しかし、それは、絶好の目隠しでもあった。教授の目を盗み、床に突き立った手裏剣で器用に拘束を解く。さらに、降魔化身法で大きく強化された力で生徒や教師たちの手を振りほどくことが出来た。今のうちに忍び足で教授に近付いて背後を狙うのだ…。
「もし上手くいかなかったら……きっと、召喚された人たちに捕まってさっきみたいなことをまたされてしまうんだろうか……。」
 いやらしい想像に胸が高鳴り、身体が熱くなるが…教授を狙った彼女の不意打ちは過たず成功するのであった。
「何だと!?よもやこの私が奇襲を受けることになろうとは…。」

成功 🔵​🔵​🔴​

彩波・いちご
引き続きアイさんと

なんとか彼女は守り抜きましたけれど…邪神は蘇りましたか…
「ひとまず皆さんはこの壁の裏に隠れて」
【幻想よりきたる魔法の演者】で作り出した壁のオブジェで一般生徒を守っていると、アイさんが教授に支配された実験隊の生徒に襲われているのが見えて
「アイさんから離れてください!」
つい私のアイさんとか口走りそうになりつつも、彼女を守りに走ります
アイさんを取り戻して抱きしめ、オブジェクトの壁で自分たち2人を覆って身を守り
「大丈夫でしたか?なにもされませんでしたか?」
と心配そうに声を
「なんでも…って、アイさん、それはまた後でっ」
彼女の発言に赤面しつつも、オブジェクトを教授にぶつけて反撃します


アイ・リスパー
いちごさんと一緒
いちごさんを意識中

「あなたがこんな狂った校則を作った元凶ですねっ!
よくもいちごさんの前でこんな格好に……」

言っていて自分がリボンとソックスだけの格好なのを思い出し頬が熱くなるのを感じます。

とにかく邪神は倒さなくては!

【チューリングの神託機械】を発動し情報処理能力を向上。
大技の【アインシュタイン・レンズ】で光線を放とうとし……

「きゃあっ」

実験体と触手の群れに襲われて、全身を抑えられて、神託機械で敏感になった身体中を触られ舐められ弄られて……

「あっ、いちごさん!?」

颯爽と助けてくれたいちごさんに胸がときめいて……

「助けてもらったお礼に、何でもしますね……」

頬を染めて告げるのでした。



「あなたがこんな狂った校則を作った元凶ですねっ!よくもいちごさんの前でこんな格好に……。」
 邪神『ヴァルデマール・ヘンスラー教授』に抗議するアイ・リスパー(電脳の天使・f07909)は、しかし、自身がリボンとソックスしか身につけていないことを意識して顔を赤くした。認めたくないが。自分の身体が異常な興奮状態に陥っているのが分かる…顔だけでなく身体までほんのりと赤く染まっていた。
「『チューリングの神託機械』を発動。情報処理能力を向上します!」
 狙うは大技『アインシュタイン・レンズ』。その子たちのことは頼みましたよ…とでもいうように、彼女は彩波・いちご(ないしょの土地神様・f00301)の後ろ姿に視線を送った。
「なんとか彼女は守り抜きましたけれど…邪神は蘇りましたか…。」
「え?今なんて…。」
 びくっ、といちごの独り言に敏感に反応する女生徒たち。薄々予想していたことではあるが、理性を完全に失っていない生徒というのは女生徒ばかりであった。
 先程のアイの痴態が頭を離れない…自分に見えない場所で彼女のアバターは一体どんな目に…あの焦点の合わない瞳は何を見ていたのか…それに。女の子たちにあんなに積極的に迫られるなんて…だが、そんな考えはひとまず振り払う。
「ひとまず皆さんはこの壁の裏に隠れて。」
 ユーベルコード『幻想よりきたる魔法の演者』で作り出した壁のオブジェで彼女らを守る。女生徒たちが身を寄せてきた…きっと不安なんだろう、こんなところに連れて来られて…と、いちごは下半身に何やら違和感を感じた。いつの間にやら彼女たちの手が伸びていたのだ。その目はもう一点に釘付け。そう、正気を残してはいるものの、紛れもなく、彼女たちは狂気に蝕まれ、旧校舎送りになった生徒たちなのである。異常に力が強い…簡単には振りほどけない。1人の少女がしゃがみ込んでいちごの下半身に顔を埋めようとして…と。
「あああっ!もう、やめて!あっ、だめ!やめて。」
 アイの声だった。壁の向こうで何が起こっているかいちごには確認できない。
「そこは、いちごさん…だけ!」
 アイはもう訳が分からなくなっていた。『チューリングの神託機械』で高められた情報処理能力は、彼女の感じる快感までも爆発的に向上させていたのだ。四肢を触手に拘束され、口内を、股間を弄り回されるアイ。両胸の先端部、下半身の前と後ろがちろちろと旧校舎送りの生徒たちに舐められ、全身がまさぐられる。手で、触手で、それに…全身が自分のものではないように痙攣しているのが分かる。触手も、旧校舎送りの人々の群れも、召喚される際に邪神と同等の力を与えられているのだ。たった一撃、教授に当てることが出来れば、この状況も脱することが出来るのだが…。逆転を狙う思考すらも新しく脳に送り込まれた快楽にオーバーライトされてしまうのだった。
「ほんとに、間に合ってるので!」
 女生徒たちを何とか振り切ったいちごは、申し訳なく思いつつも彼女達を壁で囲って閉じ込め、アイの元へ急いだ。
「アイさんから離れてください!」
つい私のアイさん…と口走りそうになって口を覆うが、照れている場合ではなかった。見れば、四つん這いにされたアイの股間からずるりと触手を引き離し、教師の1人が下半身を近づけようとしているのだ。
「ひっ…。」
 お尻に硬いものが触れた感覚にアイは怯える。こんなのやだ…そう思った瞬間。触手も、旧校舎送りたちもまとめて姿を消した。
「あっ、いちごさん!?」
 いちごがとっさに放ったオブジェクトが教授にダメージを与えたのである。
「大丈夫でしたか?なにもされませんでしたか?」
 いちごの姿に安堵したアイは、すがり付いて答える。
「大丈夫です。ええ、なにも…。」
 颯爽と助けてくれたいちごに胸がときめいたアイは……。
「助けてもらったお礼に、何でもしますね……」
 頬を染め、蕩けるような笑顔で告げるのだった。
「なんでも…って、アイさん、それはまた後でっ。」
 彼女の発言に赤面しつつも、いちごは第二波を放とうとする教授に向けてオブジェクトを放ち続けるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

レナータ・メルトリア
うぅ、此処に連れられるまでに致された行為の跡が、凄く気持ち悪いよぉ
でも、こんな姿、潜入に邪魔だった『おにいちゃん』(からくり人形)に見られなかったのはふこー中のわざわい。かな?

戒めを解かれ、拘束されていた手をさすりながら、『深紅の憂鬱』を周りに放って、壊れた魔法陣をさらに私の血で穢してあげる
自分のフィールド作りと挑発が終わったら、血晶兵器で鎧と槍を生成して、【2回攻撃】と【薙ぎ払い】で戦うよ
散々突かれたんだから、しっかり突き返してあげなきゃだよね!

ただ、触手が鎧の中に入ってこられたらやだな。また裸同然になるのもいやだし
【捨て身の一撃】で抵抗するけど、旧校舎送りで解された体が何処まで耐えるか、な



「うぅ、凄く気持ち悪いよぉ。でも、こんな姿、『おにいちゃん』に見られなかったのはふこー中のわざわい。かな?」
 ここに連れられるまでに施された行為の記憶が、レナータ・メルトリア(おにいちゃん大好き・f15048)の脳内で繰り返し再生されている。身体はぐったりしていて、それでも…何か甘い余韻のようなものがあった。からくり人形であるところの『お兄ちゃん』は潜入の支障になるため、今回は連れてこなかった。
 戒めを解かれ、拘束されていた手をさすりながら、『深紅の憂鬱』を周りに放つ。
「今度はここを私の血で穢してあげる。」
 壊れた魔法陣はレナータの血で紅に染まる。露わになった素肌の上に血晶で出来た鎧を身に着け、血晶の槍を握る。
 素早い槍捌きとなぎ払いは邪神『ヴァルデマール・ヘンスラー教授』と同等の力を与えられた旧校舎送りの生徒、教師たちを効果的にけん制していた。
 しかし、死角から伸びた触手はレナータの腕を絡め取る。
「また裸同然になるのはいや…。」
 鎧に入り込もうとする触手を嫌った彼女は、捨て身の覚悟で教授に挑むのであった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年05月12日


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🔒
#UDCアース


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はアルビーナ・ヒルシュフェルトです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト