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冬の極楽を奪還せよ!

#サムライエンパイア


●カポーン!
 ここ、サムライエンパイアでも、冬の寒さは厳しいものがある。
 そんな時、身も心も温かくしてくれるものとは何か?
 そう――温泉だ!
 この山間の村にも、村人たちの冬の憩いの場となる温泉が存在していたのであるが……。
「――はぁっはっはっはっ!」
 ……そこは今、村人たちではなく、この村に攻め入ってきた山賊たちによって占拠されていた。
 白い湯気をもうもうと上げる湯の中に半身を沈めた山賊の頭領は、ご満悦である。
「おい、お前、酌をしろ!」
「は、はいっ」
「お前はいいカラダしてんなぁ……ほら、こっち来いよ」
「か、堪忍して下さい~!」
 ……それどころか、村の若い娘たちを集めて混浴まで強制している始末。
 湯に浮かべた桶に乗る徳利から熱燗をお酌させたり、おっぱいの大きい娘を自分の隣へ抱き寄せたりとやりたい放題。
 この頭領、結構美形でスタイリッシュではあるが、流石に女の子たちも怯えの方が勝っているらしく、その対応はぎこちない……。
 そんな村娘たちを、彼女たちの父や母、兄や弟が心配していた。
「このままじゃ、うちの娘が傷物にされちまうだ~!」
「うちの妹だって、嫁入り前なのに……!」
「うわーん、姉ちゃ~ん!」
「……それに、このまま温泉に居座られて、おらたちが入れなくなっちまったら……うぅ、寒いべ……。この冬、どう乗り越えれば良いんだべか……?」
 けれど、彼らに打開策は無いのだ。
 何せ、黒い頭巾と装束の山賊の配下たちが温泉の周囲を見張り、若い娘以外の村人たちは近付かせてももらえないのだから。
「「「「誰か、お助け下されー!」」」」
 村人たちの嘆きの声が響く中、山賊の頭領は高らかに笑う。
「ははっ、極楽極楽~!」

●温泉へGO!
「皆~! ちょーっと力を貸してくれへんか~!?」
 グリモアベースに元気で高らかな声が響き渡る。
 声の主である10代半ばの少女が、おかっぱ髪を揺らし、ついでに短いプリーツスカートの裾を翻し、手近な椅子の上に飛び乗った。
 ……残念ながら見えそうで見えない。
 椅子の上に仁王立ちし、少女は集まってくれた猟兵たちを見回す。
「初めましての人も多いなぁ。うち、灘杜・ころな(鉄壁スカートのひもろぎJC・f04167)言います。最近グリモア猟兵になったばっかの新人や。よろしゅうな~」
 朗らかに自己紹介するころな。
 彼女がグリモア猟兵ならば、ここで語られる内容は一つしかない。
「そう、オブリビオンの起こす事件を予知したんや。場所はサムライエンパイアの山間の村。そこには村の人たちの憩いの場である温泉があったんやけど……オブリビオンがそれを占拠してしまうんや」
 その温泉を村人たちの手に取り返してあげてほしいと、ころなは語る。
「温泉に実際に浸かっとるのは、ボス格のオブリビオン1体だけやね。配下は村人たちが乱入してこんように、周辺に睨みを利かせとるわ。ただ……ボスが周りに村の女の子たちを10人くらい、はべらせとるんよ。せやから、いきなり戦闘を始めるとその子たちを巻き込んでしまうんや」
 それを予防する為、まずは村娘たちを温泉から避難させてほしい……そう、ころなは懇願する。
「オブリビオンのボスは結構女好きみたいやし、女性なら温泉に入れてもらえるかもしれへんな。そこからボスを言いくるめて、相手の方から女の子たちを温泉の外に出すように仕向けられれば一番やけど……いざとなったら見張っとる配下の目を盗んで、気付かれへんように連れ出すとか、強引に掻っ攫うとか、そんな方法も視野に入るかなぁ?」
 具体的な手段は、実際に現地で動く猟兵たちに任せるとのことだ。
「とはいえ、これはまだ前哨戦や。後にはオブリビオンの配下、さらにはボスとの戦いが残っとるかんね? 皆、頑張ってなー!」
 スカートをひらり、ころなは軽やかに椅子から飛び降りた。


天羽伊吹清
 勇敢なる猟兵の皆様、初めまして。
 新人マスターの天羽伊吹清と申します。
 当方の初のシナリオとなるこの物語、楽しんで頂ければ幸いです。

 こちらのシナリオは、第1章がオブリビオンとの駆け引き、第2、3章がオブリビオンとの戦闘となります。
 まずは、戦闘に巻き込まれれば大変危険な村娘たちを、何とか温泉の外へと避難させて下さいますようお願い致します。

 ……なお、物語の性質上、お色気要素もある程度許容致しますが、『第六猟兵』は全年齢向けのゲームです。
 あまりに過激なプレイングは採用出来ませんので、ご了承下さい。

 それでは、皆様のご参加、心よりお待ちしております。
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第1章 冒険 『奪還して欲しいモノがある』

POW   :    力尽くで奪い返す。人なら殴り倒し、金庫なら殴り壊す。

SPD   :    素早く気づかれずに奪い返す。人からなら早業で、金庫なら鍵開けで。

WIZ   :    知的にだまして奪い返す。人からなら言いくるめで、金庫なら暗証番号解読で。

👑11
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柳生・友矩
じょ、女性ははべらせるなんてっは、破廉恥ですよっっ!!...敵は女性好きなんですよね...?な、なら俺が女装して敵に二人っきりになれるように交渉してみますっ!!あっでも俺胸ない......上手くいくかは分かりませんが、きっと上手くやってみせます!
【行動】
女装して潜入する。胸は...頑張る!


ロート・カニーンヒェン
「私がお相手しますよ。二人きりで存分に楽しみましょう♪」
村娘さんたちを巻き込むわけにはいかないからね。一応、私も女だし、少し色っぽく誘って気を引いてみよう。二人きりで楽しみたいって言って娘さんたちに戦闘になっても大丈夫なように離れてもらうように仕向けるよ。



(う、うわぁぁっ……!?)
 柳生・友矩(夢見る小さな剣豪・f09712)は、予想外の修羅場にあった。
「じょ、女性をはべらせるなんてっ、は、破廉恥ですよ!!」
 そう思い、村娘たちを助けるべく、女装して山賊の頭領が浸かる温泉に出向いた友矩。元々中性的な美形であった為、見張りの山賊配下たちに見咎められることも無く、無事温泉には入れたのである。
 後は自分と二人きりになるよう山賊の頭領に持ち掛け、それに伴って村娘たちを温泉から上げるよう仕向けるつもりだった……のだが。
「私がお相手しますよ。二人きりで存分に楽しみましょう♪」
 同じことを考えていたロート・カニーンヒェン(グリーディー・メイデン・f00141)が、一足先に山賊の頭領へ誘惑を仕掛けていたのである。
(村娘さんたちを巻き込むわけにはいかないからね。一応、私も女だし、少し色っぽく誘って気を引いてみよう)
 ……否、大変豊満なロートの肉体は『少し色っぽい』どころの話ではない。
 しかも、温泉である以上、彼女の格好は推して知るべし。ここで突風が吹き、立ち込める湯気が取り払われれば……友矩にも見えてはいけない部分が色々と見えてしまう。ボリューム満点のお尻とか。
 それ故の友矩的修羅場であった。
 ……まあ、この湯気のおかげで友矩も平らな胸やら何やらが見え難くなり、服を脱いだ現状でも本当は男だと気付かれずに済んでいるのだが。
「お……私もあなたと二人きりで入りたいです。駄目ですか?」
 努力家気質の友矩、ここで黙っていては駄目だと自分も山賊の頭領へ訴え掛ける。それにロートも対抗する如く、豊満な乳房を山賊の頭領へ押し付けた。
 両者に奪い合われる形となった山賊の頭領の口がにやけていく……が。
「うーん、嬉しいお誘いだけどなぁ……俺はやっぱ皆で楽しみたいぜ」
「「……っ!?」」
 山賊の頭領が友矩とロートのお尻を撫でつつ首を横に振る。
 両名の背筋にぞわぞわとした感触と、胸中に拒まれた悔しさが生じた。
 ……しかし、山賊の頭領も、怯えながらぎこちなく奉仕する村娘たちよりも、積極的に誘ってくる友矩やロートの方を気に入ったようである。
「……流石に13人も居ると少し狭いか。おお、そこのと……そこの。お前らはもう上がっていいぞ」
 村娘の内の2人へ、山賊の頭領がお役御免を言い渡す。
 全員は無理だったが、無駄ではなかった自分たちの頑張りに友矩とロートは内心で安堵するのだった。
 ――温泉内の村娘、残り8人……。

苦戦 🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

枦山・涼香
小癪な山賊共には勿体ありませんが、わたし自身を囮としましょう。

【存在感】を示して【おびき寄せ】、【誘惑】を仕掛けるとしましょう。【礼儀作法】があるところを見せれば、高嶺の花と認識させることができるかと。

そのうえで、わたしが代わりとなるので、村娘を解放するように交渉いたします。わたしは困惑する娘たちに心を痛めている。貴人の務めなれば、この身を身代わりに委ねましょう、といった感じでしょうか。
…実際のところ、まったく貴人などではありませんが。あとで覚えておきなさいと思いつつ、しれっとした仕草で【覚悟】を決めて対応するといたします。
わたしに注目を集めれば、他の動きもやりやすくなるのではないでしょうか。


フォルター・ユングフラウ
清々しいまでに俗物だな、このオブリビオンは。
まぁ、妙な策を弄してくる輩よりかは対処しやすい…か?

そうさな、我は【WIZ】を活用して温泉へと向かってみよう。
この様な俗物と同じ湯に浸かるだけで虫唾が走るが…致し方あるまい、誘惑で気を惹いてやる。
ダンピールたる我の色香に酔わせ、村娘を避難させるであろう者達を動き易くするのが狙いだな。
貴様に相応しいのは民草の娘ではなく、我の様な女であろう…とでも耳元で囁いてみるか?
何にせよ、奴の女好きを最大限利用してやろう。
オブリビオンの首領格ともなれば、こういった小細工は通用せぬ印象であったが…なるほど、例外もあるという事か。



(小癪な山賊共には勿体ありませんが、わたし自身を囮としましょう)
 圧倒的な存在感を伴って温泉に入ってきた枦山・涼香(烈華・f01881)に、山賊の頭領も瞬く間に目を奪われた。
 湯に身を沈めた涼香に、誘き寄せられるように近付く山賊の頭領……。内心は煮え滾っている涼香だが、覚悟を決めた今はそれを面に出さず、彼に礼儀正しく頭を下げる。
「お願いがございます。わたしが代わりとなりますので、この村の娘さん方は解放して頂けませんか?」
「ほぉ……? お前、この村の女じゃねえのか? その立ち振る舞い……結構身分が高いと見るぜ」
(実際のところ、全くそんなことはありませんけどね)
 山賊の頭領の節穴な目は脇に置き、その誤解を涼香は最大限に利用する。
「わたしは、この村の娘たちの困惑する姿に心を痛めています。それが貴人の務めなれば、この身……身代わりとしてあなたに委ねましょう」
「……ほぉっ……!?」
 山賊の頭領の目が、興味を引かれたように輝いた。涼香が本来ならば手の届かない高嶺の花と思い込んだからか、それに手が掛かろうというこの機に喰い付く気配を見せる。
 ――そこに、さらなる追い打ちも訪れた。
 ダンピール故か、妖しげな色香を漂わせて温泉に足を踏み入れる、フォルター・ユングフラウ(嗜虐の乙女・f07891)。
(……このような俗物と同じ湯に浸かるだけで虫唾が走るが……致し方あるまい)
 その言葉自体は内心に留めるが、尊大で傲岸不遜な存在感は、フォルターの全身から滲み出ていた。それに山賊の頭領は目を引き付けられる。
 ……もちろん、彼女の美貌にも。
(清々しいまでに俗物だな、このオブリビオンは。まぁ、妙な策を弄してくる輩よりかは対処し易い……か?)
 湯の中を悠然と歩き、山賊の頭領の隣へ身を沈めるフォルター。そこでそっと、耳打ちしてやる。
「――貴様に相応しいのは民草の娘ではなく、我のような女であろう……?」
「……! ああ、そうだとも!!」
 気を良くした様子で湯の中でふんぞり返る山賊の頭領。いい気なもので、フォルターの言葉を真に受けて、残る村娘の内から6人も温泉から追い出してしまう。
「はっ、俺には彼女たちみたいな高貴な女こそ相応しいんだよ!」
(……オブリビオンの首領格ともなれば、こういった小細工は通用せぬ印象であったが……なるほど、例外もあるということか)
(何にせよ、このオブリビオン、後で覚えておきなさい……)
 フォルターと涼香を両隣へはべらせて高笑いする山賊の頭領へ、当の彼女たちは呆れた目をむけるのであった……。
 ――温泉内の村娘、残り2人……!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

水瀬・和奏
判定:WIZ
【コミュ力】を利用して山賊に接近、首領を【言いくるめ】たり【誘惑】して、自分が身代わりになるので村娘を解放するよう交渉
…本当はやりたくないですが、人の命がかかってますしこれで済むなら…

※アドリブ可



残り僅かな村娘を温泉から救出すべく、水瀬・和奏(重装型戦闘人形・f06753)も山賊の頭領へ誘惑を仕掛ける。
 湯に浸かり、彼の隣で積極的にお酌をした。
「頭領さんは本当にカッコいいですね。目元も涼やか、細いのに筋肉も付いていて……素敵です」
「ふっ、そうか?」
 持ち前のコミュ力を駆使して言いくるめ、持ち上げる和奏に、山賊の頭領もまんざらではない。
「お前も可愛いぜ? 銀糸みたいな髪も、ここのほくろも魅力的だ。……けど――俺が気に入ったのはやっぱここだな」
「ひゃっ!?」
 和奏の意外に大きな胸を山賊の頭領はツンツンとつつく。温泉に浮かんでいたそれはふるんっと揺れて、湯の表面に波紋を走らせた。
「あ、あの、それで、他の娘さんは……?」
「ああ、そうだな。それじゃ、そこのお前、もう出ていいぞ」
 和奏が身代わりになる代わりに、村娘を解放してほしい――最初にそういう約束を交わしていた。
 事前に尽力した猟兵たちのおかげで、山賊の頭領も本心では自分に怯える村娘たちへの興味が薄れていたのかもしれない。あっさりその内の1人を温泉から上げてしまう。
 さあ……温泉に残る村娘は、あと1人だけ……!!

成功 🔵​🔵​🔴​

善知鳥・董子
村娘さんたちの救出ね!
ちょっとはお役に立てるといいけど!

【WIZ】を使うわ!
【ティンクルスター・ツイン・ツインズ】起動、まずは二人に増えるわよ!
双子の村娘と偽って、配下を欺いて温泉に侵入!
ボスに会ったら娘さんたちの身代わりとして名乗り出て、
私の代わりに何人かを解放するように要求するわ!

芸事ならそれなりに得意よ?
応援歌と大道芸で魅了して丸め込むわ!
私たちが居れば、他の子は要らないわよね?

あとはほかの猟兵さんたちが娘さんたちを救出してる間に、
可能な限りボスと長話してこちらに注意を向けつづけさせるわ!
いわゆる時間稼ぎよ!

私は……全員救出されたのを確認したら、頃合いを見て逃げるわ!
悪く思わないでよね!



「私たちが代わるから、彼女を解放してよ!」
「……あ?」
 勢いよく温泉に乱入してきた善知鳥・董子(滝夜叉は歌う・f00618)たちに、山賊の頭領は面喰らった様子だった。……ユーベルコードで自身と瓜二つの影を呼び出していた董子の思惑通り、頭領は董子と影を双子だと思ったようである。掴みはOKだ。
 ……ただ……。
「いやぁ……流石にお嬢ちゃんたちじゃなぁ……」
 ……生憎、董子は10歳。山賊の頭領の守備範囲には入らなかったようである。犬猫を追い払うように、しっしっと手を振る。
 しかし、だからといって董子も引き下がれない。
「私、これでも芸事は得意よ? 見てて頂戴!」
「――ほぉっ……?」
 董子の影が歌う応援歌をBGMに、董子本人が桶でジャグリングするなど大道芸染みたパフォーマンスを繰り広げる。
 温泉に浸かりながら観賞するそれには、なかなか乙な楽しさがあった。
「ねっ、私たちが居れば、他の子は要らないわよね?」
 身体に巻き付けたタオルの端をひらりと揺らして、董子がとびきりの笑顔を山賊の頭領へ向けた。
 負けたとばかりに、彼は肩をすくめる。
「いいだろ。お前らの芸にはそれだけの価値がある。……そこのお前、もう上がっていいぞ」
 ――最後の村娘が、温泉から上がる許可を貰う。
 手拭いで前を隠し、いそいそと温泉から出ていく最後の村娘。それを見届けると――董子は温泉のお湯を思い切り山賊の頭領へぶっ掛けた。
「――ぶっ!? な、何しやがる!?」
「悪く思わないでよね!」
 その隙に、董子も温泉の外へ向かってダッシュした。
 温泉内の騒ぎを聞き付け、山賊配下の黒頭巾・黒装束の者たちが駆け込んでくるが――もう遅い。
 温泉内の村娘たちは全員避難させることが完了した。
 ここからは――本物の戦闘だ。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『妖魔忍者』

POW   :    忍法瞬断
【忍者刀】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD   :    忍法鎌鼬
自身に【特殊な気流】をまとい、高速移動と【斬撃による衝撃波】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    忍法鬼火
レベル×1個の【鬼火】の炎を放つ。全て個別に操作でき、複数合体で強化でき、延焼分も含めて任意に消せる。
👑11
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ロート・カニーンヒェン
「さあ、本番と行きますか!」味方に気を配りながら、フルバースト・マキシマムで配下の敵を撃ちまくるよ。逃げた村娘さんたちを人質に取られるのも困るから、出入口に回り込まれないようにしつつ、挑発しておくよ。



村娘たちの避難が完了した温泉で、ついに猟兵たちはオブリビオン撃破に向けて動き出す。
 しかし、山賊の頭領もここに来て謀られたことを悟ったのだろう。集まってきた配下の向こうへ姿を隠した。
 立ち込める湯気も視界を狭め、頭領を狙えない……。
 まずは山賊の配下たちを排除せねば……!
「さあ、本番といきますか!」
 そんな中、誰よりも早く動いたのはロート・カニーヒェン(グリーディー・メイデン・f00141)だった。その豊満な身体に装着された全武装が展開し、莫大な火力を一斉に解き放つ。
 山賊の配下たちは、その格好に相応しく忍の技を修めているようだった。身のこなしは速い――が、流石にロートから雨あられと降り注ぐ攻撃を全ては避けられない。直撃した何人かが倒れていく。
 その上、反撃しようと抜かれた忍者刀も、飛び道具を駆使するロートへ届かせるには驟雨の如き攻撃を掻い潜らねばならず、ままならなかった。
「何だ、意外に大したことないね!」
 村娘たちを追わせぬよう、出入口への道を阻むように陣取るロートの挑発に、忍装束の山賊の配下たちは歯噛みするのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

枦山・涼香
無事、皆さまの救出が終わったようですね。であれば、もう我慢をする必要もありません。

「さて……」
狐炎疾走を放ち、【鎧無視攻撃】で周囲の山賊を燃え上がらせると同時に大量の湯けむりを発生させて目くらまし、その間に衣服を整えてしまいましょう。
「ここまでサービスいたしましたが、お代が少々足りておりませんの。あなた方のお命を埋め合わせに頂戴いたしますね」
【存在感】を示して注目を集め、逃げた村娘たちには注意が向かないようにいたしましょう。
大太刀を抜き放ち、ゆらりと構えて山賊たちと相対いたします。
さあ、斬り合いましょう。こないのであれば、再度燃やして差し上げますよ。いずれがお好みでしょうか。


水瀬・和奏
村の人たちを巻き込む心配はなくなりましたね…恥ずかしかったですけど!
ここからは、本気で行きます!
…ところでタオルとか手ぬぐいとかないですかね…?

近くで戦っている味方へ【援護射撃】
左腕に内蔵した機関砲を展開して、攻撃回数重視のヴァリアブル・ウェポンで攻撃します
味方を攻撃しようとしている敵の死角から攻撃、もしくは十字砲火の形に持ち込めれば最高ですね



「無事、皆様の救出が終わったようですね。であれば、もう我慢をする必要もありません」
「村の人たちを巻き込む心配は無くなりましたね……恥ずかしかったですけど!」
 村娘たちの避難の為に尽力した枦山・涼香(烈華・f01881)と水瀬・和奏(重装型戦闘人形・f06753)は、ここからが本番と湯の中から立ち上がる。
 ……が、和奏は少し身を縮めた。
「……ところで、タオルとか手拭いとかないですかね……?」
「少々お待ち下さい」
 やや苦笑しつつも、気持ちは解る涼香が朗々と詠唱を開始した。
『――蒼炎よ、我が妖気を糧として燃え上がり、彼奴らを黄泉路へと導きなさい。何一つ残さず、彼奴らの存在を焼き尽くしなさい』
 次の瞬間、迸るは蒼白き狐火。温泉の表面を疾駆したそれらは周囲より迫っていた黒装束の山賊の配下共を燃やすと同時、熱い湯をさらに炙って多量の蒸気を生み出した。
「この隙に衣服を整えてしまいましょう」
 手早く脱衣所の方へ駆けた涼香に、和奏もコクコク頷いて追従する。
 ――湯気の量が元に戻れば、そこには既に身なりを整えた和奏の姿が。
「ここからは、本気で行きます!」
 突き出された和奏の左腕が展開し、そこから飛び出すのは機関砲。銃弾が吹雪のように山賊の配下共へ襲い掛かった。
 忍でもあるらしい山賊の配下たちは、忍者刀を抜いて和奏に迫ろうとしていたが……激しい銃弾の連射にその距離を詰められない。命中率は度外視しているらしく、その身に受ける者は少なかったし、受けても大して威力も無いようだが……接近戦を挑みたい山賊の配下たちは、足を止められて攻めあぐねる。
 ただ、結論を言えば、彼らは強引にでも和奏のこの連射を突っ切るべきだった。
 何せ、これは『援護射撃』に過ぎなかったのであるから。
「ここまでサービス致しましたが、お代が少々足りておりませんの。あなた方のお命を埋め合わせに頂戴致しますね」
 山賊の配下たちが和奏に気を取られていた間に、こちらもしっかり衣服を身に着けた涼香が別方向から肉迫していたのである。
 大太刀を抜き放ち、ゆらりと構えた涼香のプレッシャーは凄絶である。
「さあ、斬り合いましょう。来ないのであれば、再度燃やしてさしあげますよ。いずれがお好みでしょうか?」
 山賊の配下たちは、忍者刀を手に涼香へと踏み込んだ。彼らにしてみれば、自分たちの刃も届く近接戦こそ本願……。
 ――けれど、再び響き渡った銃声に、涼香を死角から狙おうとした黒装束たちは倒れ伏す。
「私を忘れてもらっては困りますよ?」
 綺麗に涼香を狙った敵を死角から撃ち抜いた和奏は、満足げに言ってのけるのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

善知鳥・董子
さあ、ここからが本番ね!
私はタダの芸人さんじゃないのよ!
猟兵・善知鳥董子の力を見せてあげるわ!

【ツインスターライト】を起動!
19個の炎の弾幕で忍者たちを一掃よ!
温泉施設に極力被害が行かないよう、火は適宜消しながら戦うわ!

味方もそれなりの人数がいるようだし、
星型の炎を振りまいて、目立つように戦うわよ!
私に注目が行ってる間なら、他の味方さんたちも動きやすいハズ!

私自身はより長く戦ってより長く注目を集められるよう、
適宜逃げも挟んで、しかし時には大胆に攻めるわ!
私の奥の手はまだまだ他にもあるもの、
ここで力を出し惜しむ気はないわよ!



猟兵たちの猛攻を受けつつも、未だ山賊の配下たちの戦意は衰えない。
「さあ、ここからが本番ね! 私はタダの芸人さんじゃないのよ! 猟兵、善知鳥・董子(滝夜叉は歌う・f00618)の力を見せてあげるわ!」
 威勢よく叫んだのは、最後の村娘を救助した董子。その分、ヘイトも高いのか、迫る山賊の配下たちの数も多い。
 しかし、董子は本当に実力ある猟兵なのである。
『私の魔法で空を覆いましょ! きっと素敵な景色になるわ!』
 董子のツインテールから、星形の炎が零れ落ちる。見た目は美しく可愛いが、それは地獄の炎。19の流星と化したそれが、距離を詰めてきていた忍染みた姿の山賊たちを撃ち抜いていく。
 山賊の配下たちは接近は不可能と見たか、鬼火をその手に生み、董子へ向けて投じるが……董子の放つ炎と同系統、かつそれに劣る代物。押し負けて我が身の傷こそ増やしてしまう。
 が、彼らが一旦退こうとしたところで、逆に董子が逃げるように退いた。それに逆転の目を感じたのか、山賊の配下たちは董子に向けて再び駆け出す。
 ……それは、董子の狙い通りだったのだが。
(味方もそれなりの人数が居るようだし、目立つように戦うわよ!)
 自分に注目を集めることで、他の猟兵が動き易い機を作る――それこそが董子の真の目的だった。
 その為ならば、逃げを挟んだりユーベルコードを晒すことも惜しみはしない董子である。
(私の奥の手はまだまだ他にもあるもの、ここで力を出し惜しむ気は無いわよ!)
 底知れぬ10歳児は、確かに戦場をコントロールしていた……。

成功 🔵​🔵​🔴​

月殿山・鬼照
 大連珠を拳に巻き忍者の群に突っ込み、片っ端から殴り倒したい。が、まだ全然弱いので、逆襲されてもやむなしか。
 せめて仲間を護ろうと力を振り絞り、ユーベルコードを発動して盾となり、精一杯仲間の勝機を作って倒れたいところ。発動時は不動明王の真言を唱えて集中力を増す。
 武装装着中でまだ半裸の女子もいるでしょうが、その姿は目に入らないふり。山寺育ちの僧崩れなので、女性に免疫はなく、考え方も大変堅い。
「婦女子の方々に、貞を危うくする策を行わせてしもうて、誠に申し訳ござらん!」
「湯に村娘を侍らし悦に入るとは、なんたる破廉恥! 貴様等の主は男の風上にもおけぬ!!」(一人称:拙僧)
 絡み・ネタもOKです。


フォルター・ユングフラウ
誰が貴様の様な下種の女となるものか…えぇい、演技といえども思い返すと実に忌々しい。
この鬱憤、貴様達に存分にぶつけてやる…!

【WIZ】を活かし、存分に攻撃を叩き込むとしよう。
我の攻撃には、呪詛と催眠が付与されている。
これらを利用し、奴らを上手く手玉に取りたいものよ。
更に、UC:オラヴァの夜は未だ明けずも使う。
普通に当てるのも良いが、あえて外して自己強化と行動阻害を狙うのも良いかもしれぬな。
敵の攻撃は、極力回避を。
吸血と生命力吸収で多少賄えるかもしれぬが、素肌に傷を付けられたくないのでな。


ヴィゼア・パズル
温泉、冬の一献…素晴らしい響きだ。…助太刀させて貰おうか!
仲間に注意が向いている上空、死角より【全力魔法・属性攻撃・2回攻撃】の合わせ技にて【爆轟】を放つ
可能であれば【マヒ攻撃】を織り交ぜ、縛り上げて数名は生け捕りにしよう。
敵には丁寧な敬語で話かけようか。
さて、……頭領の居場所を吐いて頂けますか?
無理であれば…それなりの考えもありますが。



「誰が貴様のような下種の女となるものか……えぇい、演技といえども思い返すと実に忌々しい」
 湯気の向こうに姿を隠した山賊の頭領へ、フォルター・ユングフラウ(嗜虐の乙女・f07891)は吐き捨てた。
 即座に山賊の頭領を八つ裂きにしてやりたいところであったが、そこまでの道程を山賊の配下である忍たちが阻んでいる。
「この鬱憤、貴様たちにぶつけてやる……!」
 フォルターはまず、その黒装束共へ『黒の爪鞭』と名付けられた拷問具を揮う。
 先端に鋭い爪の付いた革紐が乱舞し、山賊の配下たちを容赦なく抉った。それに対抗するように、彼らは鬼火を生み出すが……投じられたそれは、仲間であるはずの他の黒装束へ向かった。鬼火が炸裂し、炎上する黒装束……。
「我の攻撃には、呪詛と催眠が付与されているのだ……」
 翻弄される山賊の配下共に、フォルターはほくそ笑む。
 しかし、全ての山賊の配下がフォルターの催眠や呪詛の支配下にあるわけではない。運良くそれから免れた者たちが、別方向からフォルターへ迫る……。
 ――が、それを殴り飛ばした影があった。
 大連珠を拳に巻いた、月殿山・鬼照(羅刹の破戒僧・f03371)である。
「……婦女子の方々に、貞を危うくする策を行わせてしもうて、誠に申し訳ござらん!」
 硬い口調でフォルター他、村娘救出に尽力した女猟兵たちへ詫びる鬼照。山寺育ちであるというその思考は非常にお堅い。この状況でもまだ、フォルターたちの方へは目を向けられないほどに。
「湯の中で村娘をはべらし悦に入るとは、何たる破廉恥! 貴様らの主は男の風上にも置けぬ!!」
 だからこそ、山賊の頭領の所業は鬼照には許し難かったようだ。山賊の配下共の中へ飛び込み、目に付く者から殴打していく。
 ……が、流石にそれは無謀だったか? 鬼照の肉体に山賊たちの反撃の忍者刀が喰い込み、その身が血に染まる。
(やはり無謀でござったか……!?)
 それでも、せめてフォルターに向かう敵の数は減らそうと、口の中で真言を唱え、集中力を増していく鬼照。仁王立ちしたその身が鋼の如くなり、山賊たちの斬撃を受け止める。
 一分、一秒でも長く倒れぬことで敵を引き付け、味方の勝機を稼ぐ所存だった。
「――その意気、見事。『傘すら貫く雨を与えん』」
 その瞬間、上空にて爆轟が鳴り響く。超圧縮された大気の弾丸が降り注ぎ、それの破裂によって鬼照を嬲っていた忍装束たちが残らず薙ぎ払われた。
 その攻撃を成したのは、実に洒落た空気を身に纏うケットシーの青年である。
 青き瞳が涼やかに戦場を一瞥し、口元に柔らかな笑みが浮かんだ。
「温泉、冬の一献……素晴らしい響きだ。……助太刀させてもらおうか!」
 ヴィゼア・パズル(風詠う猟犬・f00024)の華麗なる救援であった。
 鬼照の傷は決して浅くはないが、ヴィゼアの助力もあれば戦況は瞬く間に猟兵側有利へと傾く。今度は山賊たちの背後から、或いは足元で爆轟が鳴り響き、次々に黒き頭巾を被った影がはじけ飛んだ。
 そこで満を持して、フォルターは一歩前に出た。同時に、鬼照を労う。
「良い仕事であった。我も素肌に傷を付けられたくなかったのでな」
 直後、フォルターは己の手首を裂いた。そこから噴き出した鮮血が、辺りを赤く染め上げる。
 山賊たちは何かを感じたのか、慌ててフォルターから距離を取るが……フォルターの血より膨れ上がった黒い霧が彼らの視界を覆い尽くす。山賊たちに戸惑いが広がる中……1人、また1人と霧の中の山賊の気配が絶たれていった。
『貴様が沈むのは、この霧よりもなお暗き場所。絶望に迷い、逝け』
 ……フォルターによって最後の山賊の配下が地に沈んだのは、すぐのことであった。
「……さて……」
 若干名、捕縛しておいた山賊の配下の前で、ヴィゼアが彼らに丁寧な口調で話し掛ける。
「……頭領の居場所を吐いて頂けますか? 無理であれば……それなりの考えもありますが」
 口調は丁寧だが、問い質すヴィゼアには凄みがあった。50cmに満たぬ小さな体が、数倍に大きく見える。それに対して山賊たちが発しようとしたのは、素直な回答だったのか拒否の言葉だったのか……永遠に解らない。
「――その必要は無いぜ」
 一閃された鉤爪が、彼らの首を残らず断ち切ったのだから。
「役に立たねえ連中だ。頭領を守り切ることすら出来ねえとは。もう、いい。この俺が自ら全員血祭りに上げてやる……!」
 ……配下たちが時間を稼いでいる間に装備を整えたのだろう。虎や熊よりも鋭い爪が装着された手甲を腕に、怒りに燃えた眼の山賊の頭領が獅子吼した。
 ……ただ……うん、ただ……彼も凄く焦って戦う準備を整えたのだろう……。
 武器は手にしていても――山賊の頭領は未だ『フルチン』だった……。
「……婦女子の方々が居る前で……本当に貴様……男の風上にも置けぬわぁ!!」
 怪我の痛みも吹き飛んで、鬼照は咆哮したのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『美形な山賊頭領』

POW   :    行けっ!
【従わせた部下の山賊達】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    死ねっ!
【両手の鉄爪】が命中した対象を切断する。
WIZ   :    皆殺しだっ!
【我を忘れる程の怒りに満ちた状態】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
👑17
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
ヴィゼア・パズル
血飛沫をバックステップで躱して目線を上げれば、ぶっふぉっ!と思わず吹き出す。ウケる、コレはウケる。ウケざるを得ない。腹が痛い、無理だ、崩壊する。
崩れ落ちそうな脚を柱を掴む事で何とか耐えよう
つ、爪だけでなく…槍まで装備しているっぷふーっ
私、笑いの沸点低いんですよ本当勘弁して下さい
ブラブラさせながら戦う姿にウケながら【WIZ】判定【全力魔法・属性攻撃・2回攻撃・マヒ攻撃】の合わせ技、手下の死体や血を巻き上げ、敵を包み真空の刃で切り刻む
…去勢になったら…すみません?…っくく……


水瀬・和奏
……きゃぁぁぁぁぁー!
せめて!せめて隠してください!

頭領に接近する味方への【援護射撃】として、味方に当てないよう気を付けてフルバースト・マキシマム
内蔵武器と合わせ、持ち込んだ武器を【一斉発射】
目の前にいる敵を片っ端から攻撃
銃が当たらない敵には【誘導弾】【2回攻撃】で確実に当てに行きます

※アドリブ・絡み歓迎



突如眼前に噴き上がった血飛沫を、ヴィゼア・パズル(風詠う猟犬・f00024)は後ろに飛び退いて躱した。
 何事かと、即座に周囲へ視線を走らせる――が。
「――ぶっふぉっ!」
 ……盛大に吹き出した彼を、誰も責められまい……。
 ――すぐそこで揺れる山賊の頭領の『男の証!』を目撃したのだから。
「……きゃぁぁぁぁぁー!? せめて! せめて隠して下さい!!」
 ……同じく、目撃してしまった水瀬・和奏(重装型戦闘人形・f06753)が顔を真っ赤にして悲鳴を上げる。
 それはそうだ。颯爽と、役立たずの配下共を粛清しつつ再登場した山賊の頭領は、両腕の鉤爪付き手甲以外は何も身に着けていなかったのだから。
 駆け抜けた反動で、股間の『アレ』がぶるんっと躍る。
 ――そこがヴィゼアの我慢の限界だった。
「ぶふっ、ウケる、コレはウケる、ウケざるを得ない。ぶふぉっ、腹が痛い、無理だ、崩壊する……くっ、くくっ……!」
 激しく震え始めた膝を、すぐ横の仕切り壁の柱を掴むことで何とか持ち堪えさせるヴィゼア。流石に山賊の頭領も憮然とする。
「……おい、猫。その口を今すぐ閉じろ。痛い目を見たくなければな……!」
「だから! その前に前を隠して下さいってばー!!」
 仁王立ちする山賊の頭領に、もっともなことを叫ぶ和奏。その両腕が展開、内臓武装を露出すると共に、携行していたアームドフォート、対物ライフル、ミサイルランチャー、リボルバー……他諸々の火器が、一斉に咆哮を上げた。
 嵐の如き銃弾が、山賊の頭領を呑み込もうと迫る。が、舌打ち一つした山賊の頭領が片手を上げると、新手の配下たちが駆け込んできた。彼らは身を挺して自分たちの頭領の盾となる……。
「仲間を殺すようなボスに、まだ従うなんて……!?」
「これが俺の人望さぁ!」
 和奏に誇る如く胸を張った山賊の頭領の股間のモノが、またぶらっと揺れた。和奏の顔面は最早炎上している……。
「……つ、爪だけでなく……槍まで装備しているっ。ぷふーっ!」
 ――その時、横合いから届いたその声に、山賊の頭領ははっとした。
 和奏の火器全開の射撃は、あくまでも援護だったのである。それに気を取られた山賊の頭領を、別方向からヴィゼアが奇襲した。
「私、笑いの沸点が低いんですよ、本当に勘弁して下さい」
 口元を必死でシリアスな形に保ち、ヴィゼアが魔法を繰り出した。
 和奏の攻撃で倒れた山賊の配下たちの骸が、舞い上がる。血煙で視界を塞がれた山賊の頭領……その隙を目掛けて、真空が刃となって殺到した。
「……去勢になったら……すみません? ……っくく……!」
「――舐めんじゃねえっ!!」
 烈火の如き怒りを身に纏い、山賊の頭領が血煙と真空を突き破った。その身に幾筋もの裂傷を受けながらも、両目に宿る闘志に衰えは見られない。
 疾風の如き山賊の頭領の鉤爪をヴィゼアが何とか回避出来たのは、和奏からの支援射撃を頭領が咄嗟に弾いたからに他ならなかった。
 ……とはいえ、ヴィゼアの攻撃のせいか、山賊の頭領の左腕はマヒしたようにやや動きが鈍い……。
 戦いは、まだこれからだった……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ロート・カニーンヒェン
「温泉を返してもらうよ!!」テンペスト・スマッシャー(サイキックエナジー)を放ち、頭領を近付けないように戦うよ。なんか、接近戦得意そうだし。近付かれたら零距離砲撃、頭領の攻撃はフォースソードやアームズフォートの砲身で受け止めるよ。


アルトリウス・セレスタイト
彩ってやろう。喜べ

焼尽で包囲攻撃
初撃は低く脚を狙い機動力を削ぎに
自身の体で初動を隠して目立たぬように
同時に残りは目立つように周囲を囲み気を引いておく
自身も目標の眼前へ姿を見せて自信と嘲りを込めた微笑で挑発

成否に関係なく初撃の後に残る全てで一斉攻撃
回避していても僅かな間とはいえ意識がそちらへ向いているだろう
地に縫い付けるように止められれば尚良い

まあ、回避されたらもう一度向かわせれば良いのだが



フルチンな山賊の頭領の有様に動揺する猟兵も居れば、そうでない者たちも居る。
「温泉を返してもらうよ!」
 ロート・カニーンヒェン(グリーディー・メイデン・f00141)は、ここに来て動揺を見せる様子は無かった。
『セーフティ解除。テンペスト・スマッシャー、発射!!』
 ロートのたわわな胸元にサイキックエナジーが集まり――臨界を超えた瞬間、放出された。これによって距離を取って戦う……それがロートの思惑であった、が……。
「ウザってえ!」
 高い命中率を誇るそれを身体に受けながらも、山賊の頭領はロートに向けて前進してきた。憤怒の形相で振るわれた右の鉤爪は、決して遅くはない。
「くっ……!?」
 ロートはどうにかそれをフォースソードで受け止めると同時、アームドフォートでの零距離射撃で、山賊の頭領を弾き飛ばした。ロートは息を吐き、山賊の頭領はたたらを踏む。
「……彩ってやろう。喜べ」
 そこに、嘲るように声を掛けたのはアルトリウス・セレスタイト(原理の刻印・f01410)であった。
「……あ?」
 彼の微笑が勘に触ったのか、山賊の頭領が剣呑な眼光を向ける。
 が、次の瞬間、青い剣の如き炎が続々と舞い上がり、山賊の頭領を包囲した。
 目を見張る山賊の頭領……故に、彼は気付けない。
 アルトリウスの背中からするりと、さらに一振りの炎の刃が滑り落ちたことを。
 地面すれすれを翔けたそれが、山賊の頭領の左足首を裂く。途端、周囲の炎刃もそれに続いた。
 襲い掛かる18もの青炎の斬撃は、いくつかは怒り狂った頭領の鉤爪に迎撃されたが、動きの鈍い左腕の側から襲来したものが、さらに左腕を痛め付ける。
「地に縫い付ける……までは流石に無理だったな」
 それでも、脚を痛め付けたことで山賊の頭領の機動力は削げた。左腕にもますます負傷が入り、攻撃力も下がったはず。
 成果は上々だと、アルトリウスは一旦山賊の頭領から大きく距離を取った。
「足りないようなら、もう一度向かわせれば良い」
 存在根源を裂く原理を宿した青い炎を、アルトリウスはちろりと燻らせる。
「――今なら!」
 ロートが、再度テンペスト・スマッシャーを山賊の頭領へ発射する。
 撃ち込まれたサイキックエナジーに、山賊の頭領の顔は確かに苦痛に歪んだ……。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

枦山・涼香
あら、あらあら。随分と潔い格好で。
…ああ、切り落とされたいということですね。承りました。
2つの首、貰い受けましょう。

いまこそ借りを返すとき、と仲間を【鼓舞】し、
抜き放った大太刀を手に、体を低く落として滑るような歩法にて、棟梁への距離を詰めます。

部下を差し向けてくるのなら、【残像】を残して惑わし、【鎧無視攻撃】で部下ごとまとめて【なぎ払い】ましょう。
最後は渾身の踏み込みにて【剣刃一閃】、愛用の大太刀を一薙ぎ。
切っ先がわずかたりとでも届けば、その業を落とすことができるでしょう。

ええ、殿方の大事な部分を傷つける【覚悟】はできておりますもの、【存在感】のあるこの大太刀でバッサリいきますよ、バッサリと。


フォルター・ユングフラウ
くははっ、口調とは裏腹に情けない物をぶら下げおって。
まぁ、役に立たぬ連中であったかもしれぬな?
その程度の物を隠す猶予も稼げぬのだからな。

みっともない姿ではあるが…手甲装備且つまともな防具無しとなれば、奴の動きは相当素早そうではあるな。
【WIZ】を活かした動きを心掛けるが、普通に狙っても当たらぬかもしれぬ。
奴が皆殺しを発動すればそれに合わせ、ヴィーダーゲンガーを使おう。
計124本の腕、1本2本くらい奴の気を引いてくれると良いが…上手く釣られれば、その隙に攻撃を叩き込もう。
誘惑や呪詛、催眠、恐怖を与える事が出来れば、多少は奴の動きを制限出来るかもしれぬ。



「く――くははっ、口調とは裏腹に情けないモノをぶら下げおって。まあ、役に立たぬ連中であったかもしれぬな? その程度のモノを隠す猶予も稼げぬのだからな」
「あら、あらあら? 随分と潔い格好で。……ああ、切り落とされたいということですね。承りました」
 フォルター・ユングフラウ(嗜虐の乙女・f07891)が若干溜飲が下がった風に述べ、枦山・涼香(烈華・f01881)が了解したとばかりに頷く。
 山賊の頭領に思うところがありまくる両名、格好がアレな彼を侮るように言いつつも、その攻めは苛烈だった。
「今こそ借りを返す時!」
 味方を鼓舞するように大太刀を構えた涼香が、体勢低く、滑るように山賊の頭領へ駆けた。……先の他の猟兵の攻撃で脚を痛めている頭領は、躱せぬと思ったのだろう――声を上げ、新手の配下を呼び寄せる。
 けれど、その反応は涼香に読まれていた。割って入った山賊の配下たちの眼前で、涼香の姿がぶれる。
「――ぐはぁっ!?」
 それに惑わされ、動きを止めた配下たちごと、山賊の頭領は涼香の大太刀に薙ぎ払われた。どうにか盾にした右の手甲に亀裂が走る。
「ふむ……手甲装備かつ、まともな防具無しとなれば、相当素早いかと思ったが――」
 他の猟兵たちの尽力により、山賊の頭領の速度は低下していた。それは僥倖とフォルターはほくそ笑む。
「これなら、普通に狙っても当たるな!」
 九つの革紐からなる拷問具が、その先端の爪で山賊の頭領の左肩の肉を抉った。
「ぐぁああああっ!? このクソ女ぁぁああああああっ!!」
 整った顔を悪鬼のように歪ませ、山賊の頭領が我を忘れたように鉤爪を振るう。が、視野狭窄にも陥っているらしい彼は敵の区別も付いていないらしい。横合いから踏み込んできた涼香の方に爪撃を叩き付ける。
「おいおい、我はこちらだぞ? 『立ち塞がりし者に、遍く死の抱擁を。拒むな、慣れれば心地良きものだ』」
 フォルターの囁きに導かれるように――百を大きく超す数の腐り爛れた腕が地面より生えた。流石に涼香もギョッとするが、その異形の腕の群れは彼女を避けて山賊の頭領へ殺到する。
 対象にされていない涼香はともかく、その腕たちは巧みに山賊の頭領の死角を突いていた。掴まれ、殴られ、引っ掻かかれ……さらに、精神に変調を来たすものも乗せられていたのかもしれない。表情は虚ろに、彼の動きは鈍っていく……。
 その隙を見逃すほど、涼香の覚悟は甘くなかった。
「ええ、殿方の大事な部分を傷付ける覚悟は出来ておりますもの。バッサリといきますよ、バッサリと」
 一瞬、大地が揺れたかと錯覚されるほどの強い踏み込みから、涼香の姿が消える。次に現れた時、彼女は山賊の頭領の前で大太刀を振り切っていた。……一拍遅れて、頭領の両脚の付け根から真紅の飛沫が盛大に噴き出す。
「――あがぁぁああああああああああっっ……!?」
 男性としてあまりに凄絶なダメージを受けて、山賊の頭領は絶叫した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

善知鳥・董子
前哨戦も終わり!最後もきっちり決めましょ!
強そうではあるけど、随分と頭に血が上ってそうね?

大きな歌声で煽りまくって、こっちに注意を向けましょう!
やーいやーい、10歳児に出し抜かれた間抜けな鬼さんこちら!
そんなに怖い顔して、せっかくの美形が台無しよ?
私に注意が向いたら全力で逃げ回って時間稼ぎ!
我を忘れてこっちを攻撃している間に、味方になんとかしてもらいましょ!
逆に味方に注意が向いてるようなら、捨て身の一撃で攻勢を仕掛けるわ!

強烈な一撃を食らって倒れても、そこからが私の本番!
【相続ぎし七星伝説】を発動して、6体の影に作戦を引き継いでもらうわ!
仕留めたと思った?
ざーんねん、私は倒れたら増えるのよ!


月殿山・鬼照
「婦女子の方々、この破廉恥漢の破廉恥な部位は拙僧がお隠し致しまする……さあ、今でござる、思う存分怒りをぶつけなされ!」
 山賊の傷ついている左側から隙を見て前に出、ユーベルコードを使って盾になる。隠さなきゃならないので、敵にかなり接近。懲りてません。
 接近ついでに、大連珠で山賊のスカした顔を一発ぶん殴れたらいいな。
 2章でやらかしたことにより、真の姿の一端が解放された状態のようです。腕の鬼っぽい装具が胸までめりめりと広がり、防御力が上がっている。
「人望? ふざけるでない! 貴様の所業、誰が許しても仏が許さぬわ! 地獄に落ちろ!」
(一人称:拙僧)※絡みもネタもOKです。



「あ……が……お、俺、の――が……!?」
 ……肉体的にも精神的にも、山賊の頭領のダメージは絶大だった。
 それを煽るように、高らかな歌声が温泉に響く。
「やーいやーい、10歳児に出し抜かれた間抜けな鬼さんこちら!」
 善知鳥・董子(滝夜叉は歌う・f00618)の挑発に、山賊の頭領の顔は悪鬼羅刹もかくやという様相へ変貌する。
「そんなに怖い顔をして、折角の美形が台無しよ?」
「あのガキを……ぶち殺せぇ!!」
 なおも煽る董子へ……それでも流石に自分が突っ込むことは出来ないのか、配下をけし掛ける山賊の頭領。
 しかし、逃げる董子を追おうとした山賊の配下たちは、横合いからの拳に吹き飛ばされた。
「このような配下を人望だのと……ふざけるでない! 貴様の所業、誰が許しても仏が許さぬわ!」
 月殿山・鬼照(羅刹の破戒僧・f03371)。大連珠を手に一喝した彼は、腕の装甲が胸の辺りまで広がり、まるで侵食を受けているかのようだった。……先の山賊の配下たちに負わされた傷のせいで、真の姿が垣間見え始めているのかもしれない……。
 鬼照は負傷を感じさせぬ動きで山賊の頭領へ肉迫する。動きが特に鈍っている左半身側から攻められた結果、頭領の対応は遅れた。
 そのスカした顔面に、大連珠を巻いた拳がめり込む。
「婦女子の方々、この破廉恥漢の破廉恥な部位は拙僧がお隠し致しまする……さあ、今でござる、思う存分怒りをぶつけなされ!」
「邪魔だ、お前ぇぇ!!」
 最早、自身の鉤爪を振るう余裕も無いのか、激怒しつつも山賊の頭領は配下を鬼照にけし掛けるしかしない。けれど、配下の攻撃程度では、再び真言を唱えて防御に集中し始めた鬼照に決定打を与えることは不可能であった。
(流石に、10歳の娘っ子に見せるには刺激が強過ぎるでござる……!)
 鬼照は、実に残酷なことになっている山賊の頭領の股間を一瞥し、それを見えなくする角度から絶対に退かない決意を固めた。
 そんな鬼照の奮戦に、董子は大きく温泉の外周を回って山賊の頭領に突撃した。
「これで終わり! 最後もきっちり決めましょ!」
 骨のような材質の剣を手に、捨て身かと見紛う一撃を山賊の頭領へ見舞う董子――が。
「……こ、ろ……せぇ!!」
 胸を大きく裂かれながら、それでも山賊の頭領は殺意を漲らせた。それに応え、配下の山賊たちの握る刃が董子に吸い込まれる……。
 幼い肢体が鮮血の池に沈んだ……次の瞬間!
『まだよ、まだよ、まだまだよ! 私は今も昔も独り、ただ全てを報うため、生き延びなくちゃいけないんだから!』
 倒れた董子に寄り添うように、さらに6人の董子が出現する。
「「「仕留めたと思った?」」」
「「「ざーんねん、私は倒れたら増えるのよ!」」」
 新たに現れた6人の董子は、肩もおへそも大胆に晒す黒と緋の衣を纏い、ツインテールから翼の如き炎を広げた。
 その威容に、鬼照は勝利を確信し、微笑む。
「地獄へ落ちろ、下郎!」
「う、が……ちくしょぉぉおおおおおおおおおおっっ!!」
 山賊の頭領の断末魔がこだまして――それが、このオブリビオン事件の終焉となったのだった……。

 村人たちの手に取り戻された温泉に、再び彼らの和気あいあいとした笑い声が響いた。
 山賊の排除に尽力した猟兵たちは、ある者はお礼として温泉に誘われ、ある者はそれを断って帰途に就く。
 冬の極楽を、村人たちの笑顔を取り戻した猟兵たちは、この村で英雄として長く語り継がれることになるのだが……それはまた別の話。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2018年12月26日


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#サムライエンパイア


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠犬憑・転助です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト