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大淫魔の野望!~おい、お前!俺をセッ……しろ~

#アルダワ魔法学園


●アルダワ迷宮・情欲の蜜エリア
 ここはアルダワ迷宮。アルダワ魔法学園の地下に広がる大迷宮。最近は大魔王の影響もあり、強大な災魔も出現してきており、学生達だけではなく猟兵の力も借りて、日々攻略がなされている場所でもある。
 そんな大迷宮の一角、卑猥な腰をくねらせながら歩く淫魔が一人。
「うーん、何か楽しいことはないかしら?」
 その淫魔は退屈していた。天下のアルダワ迷宮故に侵入者にこまることはないのだが、単純に撃退しても趣向が単純すぎて面白くないのだ。誘惑したり、誘惑して戦わせるのもそろそろ飽きてきた頃だ。
「うん?これは人間達が置いていって本かな?」
 それは自身が管理している迷宮で敗れて行った学生達が落としていった書物のようだ。何やらピンクの気配を感じ取った淫魔はそれを手に取って読み始める。その迷宮のトラップの影響でページがカピカピになっているが、気にしない。
 だがそれはその淫魔の心をくすぐっていた。退屈な表情は、途端に淫猥な笑みで満たされる。
「キャハハ!面白ーい!これはいいわ!これをやりましましょう!目くるめくインマーの世界を作るのよ!」
 本を放り投げて、淫魔は自分がイメージした世界を作ろうと両手を広げる。その豊満な胸が揺れて、まるで世界が自分を祝福しているような高揚感に満たされる。まずはそれを実現させるために配下を募らねば、と思い行動を開始する。そして再び地面に落とされた本は開きっぱなしになって放置される。
 その本のタイトルは『男の世界』であった。

●グリモアベース・ブリーディングルーム
「なんというか、あまり気が進まんのー」
 自分の見た予知が信じられなくてメイスン・ドットハック(ウィザード級ハッカー(引き籠り)・f03092)はため息をつく。ダメ人間であろうと、彼女とて麗しき少女。多感な時期でもある。そんな中で、淫魔の企みの一端を見せられたのだ。気が滅入るというものだろう。
「今回はある淫魔が企んでいることを事前に潰すのが目的じゃのー。ただまだ被害がでてないけー、どんなことを企んでおるかは謎じゃけどのー」
 そう言ってメイスンは電脳ウインドウを開いて説明をする。件の淫魔がいるのはアルダワ迷宮第五階層の情欲の蜜エリアと呼ばれる場所だ。彼女の使い魔の蜜蜂が蜜を吐き出し、侵入者を蜜まみれにしてしまうらしい。さらにこの蜜は蝋のような性質もあり、時間経過と共に固まっていくので注意が必要だ。そして淫魔の蜜蜂ということで、ある一定の感情を増幅してしまうらしい。そして蜜まみれの異性の身体が目の前にあれば……あとはわかるな?

 あとこの淫魔は戦闘を得意とするタイプではない。使い魔の他に洗脳した部下もいるはずなので注意が必要だ、とメイスンはここまで説明し、顔を背ける。
「正直、この淫魔は嫌な予感がする。僕の第六感がビンビンに反応するけー、気を確かに持って欲しいのー」
 一言に不安を残し、転移を開始するメイスン。ある意味、最悪の敵との戦いが今、始まる。


ライラ.hack
 第六猟兵は健全ストーリーです(確信)。
 こんばんわ、皆様。ライラ.hackです。

 このたびはアルダワ迷宮の一角で淫謀……ではなく陰謀を張り廻す淫魔の撃破が目的です。

●概要
 迷宮の一角は淫魔が使役する使い魔が作りだしたもので、油断するとエロいことになります。そして道中には淫魔が催淫洗脳した災魔達が立ち塞がります。
 御覧の通り、ギャグ風味満載です。ノリノリではっちゃけて貰って構いません!全力で描写させて頂きます!

 それでは皆様の素晴らしいプレイングをお待ちしております。
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第1章 冒険 『蜜蝋の霧立ち込めるドロドロ迷宮』

POW   :    ドロドロの蜜蝋なんて気合いで押しきる!

SPD   :    蜜蝋で固まる前にスピード攻略!

WIZ   :    甘~い香りの蜜蝋対策バッチリで攻略!

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ロート・カニーンヒェン
「気合いでなんとかゴーゴー!!」(POW)気合いを入れて力任せに突き進むよ。こう、なんというか、このオブリビオンは放っていてはいけない、使命感に似た何かを感じる。とりあえず、グッドナイス・ブレイヴァーで注意呼び掛けも含めた迷宮攻略実況動画を生放送するよ!私がどうなるか見てもらって視聴者を確保、もとい危険を知ってもらうのだ!!インマーなんかに絶対負けぬぅ!!あと、ついでに蜜の味もみておこう。(アドリブ、お色気歓迎です)



「イエーイ!ロート・カニーンヒェンのインマー迷宮攻略ゥ!皆ー、見てるー?」
 動画撮影ドローンに向かって笑顔で決めポーズを取るのはロート・カニーンヒェン(グリーディー・ファントム・f00141)。人間に見えるが、バーチャルキャラクターの女性である。長いポニーテールを靡かせ、今時の少女のような恥じらいの表情は見せているが、そのボディラインは脅威の一言。胸とお尻は出ることが出ていてお腹は引き締まっている。さらに露出度の高い服装が、さらなる色気を増幅させている。そんな少女が活発な笑顔を見せて、動画配信をしているのだ。画面の先の野郎共のボルテージは上がる一方だ。
 まずこの蜜の迷宮の一番乗りを果たしたロート。その胸中は、このオブリビオンは放っていてはいけない、という使命感が支配している。
「なんというか、こう、倒さないといけない感じだよねー」
 動画実況も忘れずに、さっそく迷宮攻略に着手する。とはいっても、ロートにやれることは限られている。彼女は頭脳プレイなど得意ではない。ならば手段はたった一つ。
「力づくで突破すればよかろうなのだーー!気合いでなんとかゴーゴー!」
 蜜が絡みつく?それが固まる?ならばその前に突破してしまえばいいという清々しい脳筋プレイ。だがそれは正解でもある。有無を言わさず突破してしまえば絡みつく蜜は少なく済むし、固まるまでは時間がかかる。
 だが情欲の蜜の効果を視聴者はご存じだろうか?一定の感情が高ぶってしまうのだ。今のロートは全力で走り、息を切らしている。つまり身体が温まっているのだ。そのことでロートの表情は紅潮を増し、息苦しさに甘さが滲み出てくる。そして蜜はロートの身体に絡みつき、衣服は水分を含み透け始める。
「インマーなんかに絶対負けぬぅ!」
 ロートはこの迷宮の注意呼び掛けも含めた攻略実況動画の為にドローン撮影もしている。もちろん、視聴者様への実況も忘れない。そこには視聴者の確保、もとい危険を察知してもらう狙いはあるのだが、ロートのその痴態を見て、誰がこの迷宮を危険と思うだろう?むしろ野郎にとっては最高の場ではないか、と視聴者のボルテージは上がる!

「やったぜ、完走だー!あ、それと、ついでに蜜の味もみておこう」
 情欲の蜜エリアを走り抜けたロートは激しく息をしながら満足感に満ちていた。そして体に纏わりついた蜜を掬い、口へと運ぶ。舌が艶めかしく動き、ロートの唾液と蜜が混じり合う。なんという官能の世界。ロートの情欲は昂ることはなかったが、視聴者の情欲は天元突破を果たしたのは言うまでもない。

成功 🔵​🔵​🔴​

早見・結子
【SPD】
「はぁ…淫魔だというのにネタを自前で用意できないなんてねぇ…」

エロスの権化である淫魔がエロ本を見てネタを浮かべる事に呆れ気味
服装は裸にセーラー服の襟と超ミニスカのみの露出強

「白濁液は好きだけど、観客が居ないとイマイチねぇ」

視られるのが好きだが、人が居ない場所ではあまり興奮出来ない。

「さて、それじゃたまには猟兵らしくお仕事しましょうか」

ライオンライドで速攻をかける。

「あんっ、顔にかかると見えないわね…なるべく、掛かってもいい場所にかかるようにしないと…」

蜜蝋には腕や胸部など、顔と関節以外にかかるように避けていく

「あぁでも、白くてドロっとしたのは、やっぱりイイわねぇ」

エロ&アドリブ歓迎



「はぁ…淫魔だというのにネタを自前で用意できないなんてねぇ…」
 情欲の蜜エリアにまた一人の挑戦者が現れ、そして溜息をつく。彼女は早見・結子(人間の咎人殺し・f00004)。バーチャルキャラクターとかキマイラとかでなく、普通の人間である。ただ彼女の衣服は色々とぶっ飛んでいた。服装は裸にセーラー服の襟と超ミニスカのみなのだ。下半身はまだ隠せるから許容範囲といえるかもだが、上半身は襟だけ。つまり胸とかを隠すものは存在しない。18禁に抵触しそうな部分は見事に彼女の髪が不思議な力で全力で隠している。
 だが結子に恥じらいの表情はない。己が肉体に隠す物など必要ないと言わんばかりの潔さ。逆にそれが清々しいエロスを体現していた。そんな彼女はエロスの権化である淫魔がエロ本を見てネタを浮かべる事に呆れ気味でもあった。
「白い液は好きだけど、観客が居ないとイマイチねぇ……あら?」
 そんな結子の不満をかぎつけたのか、ロートの召喚した撮影ドローンが駆けつける。新たなるエロスの予感を嗅ぎ付けたのか、それとも単純に撮影せねばという本能故か。だが思わぬ視聴者という名のギャラリーを得た結子のテンションは上がってきた。
「さて、それじゃたまには猟兵らしくお仕事しましょうか」
 その可愛らしい指をパチンッと鳴らすと、結子の身長の倍になろうかという黄金ライオンが召喚される。彼女の作戦は至って単純。このライオンの機動力を駆使して一気に駆け抜けようという寸法だ。
 その黄金のライオンの背に乗り、蜜が滴るエリアへと駆け込む結子。ライオンは当然蜜まみれになるが、結子の被害は少ない。そしてその百獣の王の膂力の前では時間経過で固まるとはいえ、蜜如きでは足止めにもならない。
「あんっ、顔にかかると見えないわね…なるべく、掛かってもいい場所にかかるようにしないと…」
 そんな中で蜜のたまり場に突っ込んだ為に、ライオンが踏み込んだ際に大量の蜜が結子の顔にかかる。その反省を活かし、顔と関節以外にかかるように避けていくように意識する。だがそれ以外の部分は無意識無防備になるということ。蜜蝋には腕や胸部に集中的に浴びていくことになる。するとどうだろう。裸体に蜜が滴り、さらに大事な部分を隠していた髪は濡れる。つまり絶対防御が甘くなるということだ!撮影ドローン越しに結子の肢体を視聴している野郎共のテンションは最高潮に上がる!

「あぁでも、ドロっとしたのは、やっぱりイイわねぇ」
 情欲の蜜エリアを駆けつけた結子は自身に掛かった蜜を満足そうに嘗め回す。蜜を払うように、身体を舐めまわす両の手。ほぼ上半身裸の彼女が粘着した液体を撫でる姿は、官能だ。動画を視聴していた野郎共の多くは、果てた。

成功 🔵​🔵​🔴​

レクシア・ノーレッド
……よくわかんないけどー…走ればいいんでしょー?
え、べたべた?ドロドロする?触るとだんだん固まる?
…それ何か問題?

【SPD】

じゃあ二人で行こう!【選択UC】でもう一人の私を呼んで、
二人で前後を入れ替えながら駆け抜けるよ!

服(水着)が固まってきたら脱ぎ捨てる!服なんて飾りです!
でもマフラーは私のトレードマークだから外さないよ!

表面が固まってきたら脱皮みたいに表面を剥こう!
…キレイに剥けたらそうだねぇ、欲しいって言う人にはプレゼントだ☆

「―それにしても、なんか変なにおいー。…ふふ、ナニにかけてもおいしそう、かもね♪じーっくり食べてあげるんだから…♪」

(アドリブ、エロ方面等、Ok)



「……よくわかんないけどー…走ればいいんでしょー?」
 グリモア猟兵の話を聞いたものの、よく難しい話はわからないと言った顔をしているのはレクシア・ノーレッド(『捕食者』・f01101)。全身の肌の色が黒く、身体の形状を自由に変えられる種族ブラックタールの一人だ。今は黒のビキニと赤いマフラーを首に巻いている少女の姿をしている。そのボディラインは非常に魅力的な造形を示している。
「え、べたべた?ドロドロする?触るとだんだん固まる?…それ何か問題?」
 情欲の蜜エリアの説明を聞いたレクシアの反応はこんなものだった。元々液体生物であるブラックタールの上に、レクシア自身がほぼ全ての物を取り込み任意で消化できる特性を備えている。いざとなればその蜜も取り込んでしまえばいい、とは思っていた。
「んー、でも変な成分ありそうな蜜だしなー…よし!食べるのはなし!それじゃあ二人で行こう!」
 蜜を取り込むことに嫌な予感を感じたレクシアは、自身の分身である『Ⅻ』を呼びだす。彼女のユーベルコード「私の記憶/消し去りたい『名前』(コードネーム・エックスツー)」で作り上げた研究所の頃の自分はまさしく瓜二つの分身だ。
 そして情欲の蜜エリアを二人で疾駆する。フォーメーションとしては交互に前後を入れ替えて、蜜の負担を分担するといった感じではあるが、当然蜜は浴びることになる。そうなれば当然時間が経てば固まることになる。だがレクシアの発想は一味違った。
「なんの!服なんて飾りです!」
 そう言うとレクシアは惜しげもなくビキニの水着を脱ぎ捨てる。だがマフラーだけはトレードマークなのか捨てることはしない。傍から見れば、マフラーを巻いた全裸の黒肌の少女が二人全力疾走しているのだ。隠すものなどなく、当然のように周囲を飛ぶ撮影ドローンはその勇姿をしっかりと視聴者に届ける。きっと画面の先は感謝の雄たけびが上がっていることだろう。
 そうして二人同時に情欲の蜜エリアを駆け抜ける。しかし全裸になってもやはり蜜はこべりついており、そろそろ身体が固まる頃合だ。しかしエクレアは動じず、身体が水のように変化する。そしてまるで脱皮するかの如く、蜜が付着した表皮を脱ぎ捨てる。
「うんうん、キレイに向けたねぇ……。それじゃ画面の視聴者の人で欲しいって言う人にはプレゼントだ☆」
 その脱皮した表皮はレクシアのボディラインの再現100%であり、固まればまさしく本人の生き写しとなるだろう。その裸体を求めて、視聴者の「欲しい」ボタンの乱打合戦が開始される。おそらくオークションになれば高値が予想されるだろう。
「―それにしても、なんか変なにおいー。…ふふ、ナニにかけてもおいしそう、かもね♪じーっくり食べてあげるんだから…♪」
 そんな画面の先で熱き戦いが繰り広げられているのも知らず、レクシアは蜜の臭いに興味を引かれる。嫌な予感はするが、好奇心からは逃れることなどできない。少し拝借して、後で楽しもうと画策するレクシアであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

石動・彼方
要はえっちな災魔がえっちな罠を張り巡らせてるって話?
それって最こ…じゃなくて、対処しないと学生さんが危ないわね。
私に任せて、バッチリ解決してあげるから!
くふふふ……

という訳で私は力こそ正義とばかりに強引に行くわ、蜜がかかったら固まる前に舐めとったり、固まったら『怪力』や【サイコキネシス】で引きちぎっちゃえばいいだけだもの。
「こんなんで私を止められはしないわよ?」
服についたなら脱ぎ捨てるまでよ。
羞恥心?何それ?『恥ずかしさ耐性』がある上にそもそも私はエロい目で見られると興奮する性質よ。
「早くこの罠を作った奴に会いたいわ…可愛がってあげなきゃ…」

アドリブ、お色気歓迎
NG無し



「要はえっちな災魔がえっちな罠を張り巡らせてるって話?」
 次なる情欲の蜜エリアの挑戦者は、石動・彼方(狂愛・f13764)。グリモア猟兵の話を聞き、淫魔=えっちの方程式が脳内にインプットされ、そういう結論が導き出された。その人間でも屈指の類稀な美貌は歓喜で妖しく歪む。
「それって最こ…じゃなくて、対処しないと学生さんが危ないわね。私に任せて、バッチリ解決してあげるから!くふふふ……」
 もはや建前など砂上の楼閣。すでに自身の欲望がダダ漏れですよ、彼方さん、と彼女の最愛の弟がツッコミがいれそうなくらい、本音が見え見えである。
 欲望を燃えたぎらせ、情欲の蜜が溢れるエリアに降臨した彼方。だが彼女は小難しい攻略方など性に合っていない。そもそも彼方は徒手格闘の達人。女性的な魅力が溢れている身体はしているものの、その内の筋肉は引き締まっているのだ。つまり……
「という訳で私は力こそ正義とばかりに強引に行くわ!」
 その身に宿るパワーですべてを制圧する方法を取った彼方。その鍛え上げられた美脚は美しさも醸し出しながら、凄まじいスピードを保つ。さらに情欲の蜜を恐れずに顔にこべりつく蜜を舐めとったり、身体の蜜が固まったら、その身に宿る筋肉を駆使し強引に破壊。時にはサイコキネシスを使って蜜をねじ曲げたり、軌道を変えたりしたりと強引にエリアを突破していく。
「こんなんで私を止められはしないわよ?」
 そして強引に事を進めれば衣服に蜜が染み込むのは必然。だが彼方は怯まない。むしろ服など邪魔、と言わんばかりに脱ぎ捨て、その情熱的な肉体を守るのは純白の下着のみとなる。そしてその官能的姿に、いつもの撮影ドローンの先の視聴者のボルテージはアゲアゲだ!全裸もいいが、下着姿というのも情欲をそそるのだ!だが彼方とて、乙女。こんな醜態を衆目に晒してもよいのだろうか?
「羞恥心?何それ?そもそも私はエロい目で見られると興奮する性質よ」
 愚問であった。素晴らしくも屈折した性癖を持つ彼方の前に、このサービスシーンは必然であった。ドローンから感じる野郎達の情念の視線が、彼女の肉体的高揚感をさらに高める。そのパワーは蜜が固まった程度では何の足止めにもならない。
 そうして蜜を弾き飛ばし、情欲の蜜エリアを突破した彼方。その表情は恍惚に満ちていた。そもそも情欲の蜜を舐めていた彼方の情念は増幅され、身体の火照りは止まることはない。純白の下姿の女性が恍惚の表情を浮かべながら立っているのだ。視聴者は大満足である。
「早くこの罠を作った奴に会いたいわ…可愛がってあげなきゃ…」
 彼方の視線は、すでにエロスの権化である淫魔にロックオンしていた。完全にスイッチが入ってしまった淫欲の獣を止める者は現れるのであろうか!

成功 🔵​🔵​🔴​

子豚・オーロラ
WIZ主体でいくわ

蜜がかかった所が固まるなら、あえて蜜を受ける場所を限定し被害を最小限に抑えるわ

【爆乳白刃取り】で蜜を胸で受け止めていくわよ
そうやって脚を守って【ダッシュ】で突破していくわ

所で、さっきから胸がなんだか熱い……
え、この蜜、まさかそういう効果があるわけ?
や、ちょ……
だめ、固まって取れない、触れない……
あぁん、もどかしいの、誰か……お願い……
これ、取って、静めてぇ……
取ってくれるなら、中身は好きにしていいからぁ……!

(絡み、アドリブ、やり過ぎ大歓迎)



「ここに件の淫魔がいるのね」
 そして新たなる情欲の蜜エリアへのチャレンジャーが現れる。彼女の名前は子豚・オーロラ(豚房流剣士・f02440)。れっきとした剣士であり、その立ち振る舞いには隙はない。凛々しき表情はまさしくできる女という印象だ。だがそれも首から上からの印象である。下半身はTバックのみ、胸に至っては1枚のサラシのみで隠しているという服装。そして胸は極大サイズ!だが彼女は痴女ではない。それこそが彼女のスタイルであり、豚房流剣士のスタンダートなのだ。
 オーロラを撮影しているドローンの先の視聴者はもはやその肉体にくぎ付けなのだが、彼女は撮られていることも感じないほど集中している。それは如何にこの情欲の蜜エリアを突破するかに思考を傾けている証拠である。
「蜜がかかった所が固まるなら、あえて蜜を受ける場所を限定し被害を最小限に抑えるのが得策ね」
 攻略の方策を纏めたオーロラは、そのエリアで浴びる蜜を最小限に抑えるためにスピード勝負を選んだ。まず蜜の少ない場所を見極め、最善のルートを選び、被害を少なくして攻略していく方法を取ったのだ。
 だが最小限を心がけても、蜜を必ず浴びる時は来る。そんな時、オーロラが守るのは機動力の要である足である。ならば自身に浴びせられる蜜はどう対処するのか?
「豚房流剣術奥義の一、爆乳白刃取り!ふんぬぅ!」
 そう、自身の溢れんばかりの面積を誇る爆乳がオーロラにはある。それで蜜を挟み込み、収納していきながら駆け足で蜜エリアの突破を狙う。このままいけば出口までもう少しの所まで来ていた、が……
「所で、さっきから胸がなんだか熱い……」
 襲い掛かる蜜のすべてを爆乳の谷間で受けきったオーロラ。だが胸に挟み込むことにより蜜の成分は圧縮され、濃縮された蜜は彼女の肌から浸食していたのだ。つまり、情念の増幅である。
「え、この蜜、まさかそういう効果があるわけ?や、ちょ……だめ、固まって取れない、触れない……」
 蜜はタイミングを計ったかのように蝋のように固まり、谷間を密着して離さない。そうしている間に蜜の成分により、胸は火傷するくらいの火照りを帯びるようになり、オーロラはその熱に興奮を覚える。吐息は甘くなり、心臓は高鳴る。
「あぁん、もどかしいの、誰か……お願い……これ、取って、静めてぇ……取ってくれるなら、中身は好きにしていいからぁ……!」
 その官能的な声と、胸を抑えて顔を紅潮させるオーロラを見て、興奮しない男子などいるだろうか?視聴者は言うだろう、断じて否であると!その熱視線は、谷間で固まる蜜蝋を溶かしてあげようと言わんばかりに、爆乳に注がれていた。

 そんな視聴者の意図を汲み取ったのか、賢い撮影ドローンがうまい具合に谷間の蜜を取ってあげることで解決した。その際の撮影は視聴者諸君を大いに高ぶらせたのは言うまでもないだろう。

成功 🔵​🔵​🔴​

ウィーリィ・チゥシャン
【かまぼこ】
(SPD)
だーかーらー、なんで学園の地下にこんなエロスの巣窟があるんだよ!
教育に悪いから速攻で攻略してやる!
ひとっ走り付き合えよ、シャーリー!

シャーリーのバイクに同乗し、『神火の竈』の炎と『属性攻撃』で降りかかる蜜蝋を溶かし、固まる前に強行突破!
視聴者には悪いがガチで突破させてもらうぜ!

しかし炎操ってばっかだからなんだか暑くなってきたな……
(蜜蝋に対しては「固まったら身動き取れなくなる」程度の認識なのでもう一つの効果については完全に失念してる)

(※アドリブOK)


シャーリー・ネィド
【かまぼこ】
(SPD)
ハニトーは好きだけどベタベタになるのはやだなー
けど、トラップさえ突破してしまえば楽勝っぽいね
行こう、ウィーリィくん!
ボク達黄金(ゴールデン)コンビの黄金(ゴールデン)プレイでマッハでダンジョンクリアだよ!

ボクの宇宙バイクにウィーリィくんを乗せて、降りかかるハチミツを溶かしてもらいながら【ゴッドスピードライド】&【操縦】で突っ切るよ!

情欲の蜜エリアを突破したら安全なところまで移動
身体中ベタベタだしさっきからずっと甘いニオイ嗅いでてお腹すいちゃった
…ウィーリィくん、食べていい?(目にハートを浮かべて)
ボクのことも食べていいから、ね?

【アドリブ、サービス、絡み大歓迎です】



「だーかーらー、なんで学園の地下にこんなエロスの巣窟があるんだよ!」
「えー…、ハニトーは好きだけどベタベタになるのはやだなー。けど、トラップさえ突破してしまえば楽勝っぽいね」
 情欲の蜜エリアの前に怒りの咆哮を叩きつける一人の少年。彼の名前はウィーリィ・チゥシャン(鉄鍋のウィーリィ・f04298)。猟兵でもあり、料理人でもある。それに偽りはなく、剣のような大型包丁と中華鍋を背負っている。そんな彼は以前、アルダワ迷宮でスライム関連でちょっとエロスを味わった為に、似たような空間があることに許せない感じになっているのだ。その傍らで情欲の蜜を見て首を捻っているのが、シャーリー・ネィド(宇宙海賊シャークトルネード・f02673)。宇宙船で暮らす人類・スペースノイドの一人で、祖先が海賊だったというだけあって海賊帽を被り近未来の宇宙海賊を名乗り、冒険をしている少女である。その宇宙でも活動できるスク水に身に纏っているボディは豊満で、スタイルも抜群である。
「教育に悪いから速攻で攻略してやる!ひとっ走り付き合えよ、シャーリー!」
「うん、行こう、ウィーリィくん!」
 元気満天で気炎を上げるウィーリィに、天真爛漫な笑顔を向けるシャーリー。二人は気の合う仲間でもあり、相棒でもあった。そして今回はウィーリィはシャーリーの能力に宇宙海賊としての能力に期待しているのだ。
「ボク達黄金(ゴールデン)コンビの黄金(ゴールデン)プレイでマッハでダンジョンクリアだよ!」
 シャーリーの右目のアイパッチがキラリッと輝く。その傍らには彼女の相棒でもあるサメ型宇宙バイク「ハイメガシャーク」がエンジン音を響かせている。そう、その機動力を持って情欲の蜜エリアを強行突破しようというのだ。そしてウィーリィがハイメガシャークの後ろに乗り、シャーリーの腰に手を回す。年頃の女性に触るということが、ウィーリィの思春期の心をくすぐるが今は気にしている場合ではない。
「じゃ、じゃあ行こうぜシャーリー!」
「うん、それじゃ蜜はお願いね、ウィーリィくん!」
 そういってシャーリーはアクセル全開で情欲の蜜エリアに突入する。そのスピードはもちろん、宙空を飛行するのが宇宙バイク「ハイメガシャーク」の真骨頂。水たまりになっている地面の蜜を弾くことなく、エリアを突き進む。
 だがそれだけではすべての蜜を捌くことはできない。滴る蜜や降りかかってくるものもあるのだ。それを対処するのが、バイクの後ろにいるウィーリィの役目である。彼は包丁を抜き、自身の料理人の魂を燃え上がるイメージを浮かべる。すると包丁から炎が迸る。これこそ彼のユーベルコード「神火の竈(プロメテウス・レンジ)」だ。
「どんな蜜だろうと、所詮は液体だろ!なら、燃やしつくしてやる!」
 そしてその纏った炎を蜜に向かって放ち、あっという間に蒸発させていく。その炎は蜜を浴びても消えることなく、むしろ蜜を蒸発させた後、地面や壁に張り付き、さらに蜜を燃やし尽くさんとしていた。まるでお前を料理してやる、というウィーリィの意志が宿ったかのように。
「視聴者には悪いがガチで突破させてもらうぜ!」
 撮影ドローンは相変わらず飛んでいたが、あまりの見事な連携にお色気シーンはなし。だがその空中機動はアクション映画のワンシーンようで、思った以上に好評であった。単純なエロばかりでは飽きるというもの。こういうアクセントも視聴者には必要なのだ。
 こうして見事に情欲の蜜エリアを突破したウィーリィとシャーリー。お互いが仕事をし合い、成功したことにハイタッチで応える。
「しかし炎操ってばっかだからなんだか暑くなってきたな……」
 しかしウィーリィは勘違いをしていた。情欲の蜜を「固まったら身動き取れなくなる」程度の認識しかしていないが、本来はある感情を増幅させる効果なのだ。そしてそれは蜜を浴びなくても、気体――つまり蒸発した空気でも増幅効果は継続しているのだ。その水蒸気を吸い込んだウィーリィが増幅された感情は、シャーリーの腰に手をまわした時に抑え込んだ、思春期の心なのだ!
「うーん、さっきからずっと甘いニオイ嗅いでてお腹すいちゃった」
 そしてそれは操縦していたシャーリーも同じことだった。その片目にはハートマークが浮かび、情欲に塗れた視線はウィーリィを捉える。そしてバイクの上で彼を押し倒すシャーリー。
「な、な、な、なにをシャーリーさん!?」
「…ウィーリィくん、食べていい?」
 その頬は紅に染まっており、目じりは蕩けているように下がっている。さらに豊満なシャーリーの身体は容赦なくウィーリィの心を刺激する。
「ボクのことも食べていいから、ね?」
 そうウィーリィの耳元で甘く囁くシャーリー。その言葉に彼の思春期の獣の本能は限界を迎える。だが同時に思春期の少年には刺激が強すぎたのだ。増幅された心臓の鼓動で血流がよくしすぎた為に、目の前がぐるぐると回り始めたウィーリィはそのまま気を失う。
「やっぱりあった!ウィーリィくんのお弁当!これ、美味しいんだよねー!」
 ちなみにシャーリーが増幅された情念は食欲の方で、ウィーリィの弁当の臭いを嗅ぎ付けていたのだ。その際、ただ食べるだけでは申し訳ないので、ちょっとサービスしてあげたというわけだ。目を回ししているウィーリィの傍でシャーリーは食事を始める。
 
 だが濡れ場が来たと期待していた撮影ドローンの先の視聴者からはブーイングが鳴りやむことはなかったという。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

久遠・翔
エロ・アドリブ・絡み歓迎

…なんか視聴者多くね?
そして皆さん欲望に忠実すぎね?(汗)

SPDで一気に駆け抜けます
少なくても俺はエロい目になんてあいたくないっすから…男のエロい目なんて誰得っすか…
ただ、この依頼も受けたわけじゃなくて女生徒達に襲われかけたんで逃げた先がここって…酷いっすよねー

そうやって余計な事考えてたせいか蜜の固まった部分に足を引っかけ顔からダイブし顔で地面を滑るという変則技をしちゃいます
う、うわぁ…すっごいべとべとぉ…と、糸を引くように顔を拭きます

そして体が熱いっす…くっ、い、急がないと固まっちゃうっす…
(女子に見つかり)やばっ、うわぁ!?(襲われ)

やっ、そんな所らめぇー!?



「…なんか視聴者多くね?そして皆さん欲望に忠実すぎね?」
 情欲の蜜エリア前に立ち、さらに撮影ドローンの視聴者の存在を敏感に感じ取り、嫌な冷や汗をかくのは久遠・翔(性別迷子・f00042)。美しい灰色のロングヘア―の少年のような外見をしているが、れっきとした女性である。そのスタイルは抜群で、サラシで胸を隠している状態なのだ。だが身体は女性であるのは、ある時に呪いを受けたからであって、実は男性であった。何か言っていてよくわからない状態に陥っているが、心は男性、身体は女性なので男装している、いうのが正確な状態を表しているかもしれない。
「それじゃ一気に駆け抜けよう。少なくても俺はエロい目になんてあいたくないっすから…男のエロい目なんて誰得っすか…」
 視聴者諸君からすれば、男装の麗人の醜態など見たいに決まっている、とリクエストが起こっているだろうが、翔はそんなことお構いなしに疾駆する。その機動力は素晴らしいの一言で、的確に蜜を避けながらエリアを突破していく。
「ただ、この依頼も受けたわけじゃなくて女生徒達に襲われかけたんで逃げた先がここって…酷いっすよねー」
 そうなのだ。翔がここに来る前、地上のアルダワ学園で翔は女生徒に囲まれるように襲われていたのだ。その理由は彼女(彼)の特性とも言える「無自覚の魅了(オートテンプテーション)」にあった。無自覚に相手を誘惑の魅惑を放ち、自身の虜にすることで動きを封じるのだが、女性が苦手な翔は女性に囲まれた際にうっかりで能力発動をしてしまい、そのまましっぱなしにしてしまったので、逆に女性陣に追われるはめになったわけだ。それで逃げ出した先が淫魔のエリアとか、もはや狙っているのではなかろうか、と視聴者は訝しんだ。
「なんでこう女の人は…、へっ?うわぁっ!」
 そんな余計な雑念を抱きながら走っていた代償はすぐに訪れた。蜜の固まった部分に気づかず、足を引っかけ顔から盛大にダイブし顔で地面を滑るという変則大技を炸裂させてしまったのだ。蜜のせいで地面の摩擦力は極限まで落ちており、顔から受け身を取った後でも滑った状態で情欲の蜜エリアを突破してしまう翔。その顔はもちろん、身体中が蜜まみれになっている。
「痛っ~…う、うわぁ…すっごいべとべとぉ…」
 糸を引くように顔についた蜜をふく翔。その顔は紅潮を始めており、いたく官能的になっている。そう情欲の蜜の効果が出始め、感情が高ぶっているのだ。
「そして体が熱いっす…くっ、い、急がないと固まっちゃうっす…」
 顔から身体についた蜜を取ろうとする翔だったが、蜜は徐々に蝋の性質に変化しており、動きがぎこちなくなっていく。そんな中困っている翔の前に救援がかけつける
『それならわたし達がお手伝いするわ!』
 翔が振り向くと、そこには撒いたはずのアルダワ学園の女生徒たちがいた。その瞳には情欲が宿っており、翔の魅了と共に情欲の蜜によるダブルパンチで、まさしく盛った獣状態と化している。息を荒げ、その身体についた蜜を取ろうとするだろう。どんな手段をもってしても!
「ひ、ひぃ!やばっ、うわぁ!?」
 本能的に危険を感じて逃げようとするが、蜜蝋によって行動を制限した翔に、本能全開の女集団から逃げられるはずもなし。難なく捕まり、蜜蝋を取る為に体の隅々まで触られ始める。
「やっ、そんな所らめぇー!?」

 アルダワ迷宮に絶叫が鳴り響く。その後、何が起きたかは当事者達と撮影ドローンごしに録画していた視聴者達しか知らない。だが女生徒達の肌は艶やかになっており、視聴者は何かを悟った顔を一様に浮かべていた。そして翔は……犠牲になったのだ。しくしくと涙で地面を濡らしながら、綺麗に蜜は拭き取られていたのは確かではあった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 集団戦 『ツッパリヤンキー』

POW   :    角材アタック
【手にした角材】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    ヤンキー増援部隊
自身が戦闘で瀕死になると【Lv×3体の、増援のツッパリヤンキー】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
WIZ   :    メンチビーム
【ガニ股でしゃがみ込んで】から【威圧感を込めた視線】を放ち、【気の弱い相手であれば、怯えさせる事】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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 情欲の蜜エリアを突破した先にあったのはあっけからんとした洞窟のようなエリアだった。そんな無骨な部屋にたむろするのは、昭和のヤンキーといった感じのツッパリ君だった。メンチを切り、こちらを威圧してくる。その迫力はまさにアルダワ迷宮に巣食う災魔の迫力があった。
 そしてその数あるヤンキーの内、角材を持った男がこちらに近づいてくる。
「おう、あの蜜を抜けてきたってことは、プレジール様に挑むってことだなァ?」
 どうやらそれはこのエリアを仕切っている淫魔の名前らしい。だが疑問に思うことがある。硬派というかかなり凶暴な彼等が、淫魔の配下になるだろうか?だが彼等の目を見て、納得する。何となくだが、正気の目の色をしていない。おそらく淫魔特有の洗脳を施している、といった感じだろう。
「なら、俺をセッ……しろ!」
 そのヤンキーは顔を紅潮し、ぶっきらぼうに発言する。だが肝心な部分が聞こえない。猟兵は聞きなおす。
「だから!俺を、この角材でセッカンしろって言ってんだよ!ケツに刺すなりなんでもしやがれ!」
 ………はい?という表情した猟兵達の心は一致した。乙女のように顔を赤らめたヤンキーはさらに続ける。
「だがこれは男の秘事だからな!男は刺してもいい。だが女はダメだ!女はボコして追放だコラァ!」
 つまり、男はセッカンという名の穴を塞ぐ役割を。女は邪魔なので排除するという主張らしい。それを聞いた、猟兵達は全員一致して声を上げた。

『へ、変態だあああああああああああ!』

 全員の心は一つになった。この「男の世界」は即刻に潰さねば、と!
ロート・カニーンヒェン
「ヤンキーってあれでしょ?根性焼き♪」(POW)リーゼントとか生で見たのはじめてな気がする!あと、ヤンキーは根性焼きするものだってばっちゃが言ってた!気がする!ということでプロミネンス・ノヴァでガンガン焼こうぜ!!汚物は消毒だー!!・・・君たち、汚物?ともかく、焼かれるの嫌ならプレジールちゃんのとこまで連れてってよ♪嫌なら別に良いよ?代わりにそのリーゼントと男のアレを焼いて他のヤンキーに頼むから♪(アドリブ歓迎です)



 今まで視聴者に素晴らしい世界を提供していた撮影ドローンは画面にひびが入り、墜落する。何か見てはいけない世界を映してしまったためだろう。その尊い犠牲になったドローンを拾い上げ、ロート・カニーンヒェンの瞳は爛々と輝いている。
「ヤンキーってあれでしょ?根性焼き♪」
 それは単純な興味なのか、それともこんな変態男の世界を見せつけられた為にバグが発生したのか。そのバーチャルキャラクターは正確に狂っていた。
「なんだぁ、この女はぁ……?」
「リーゼントとか生で見たのはじめてな気がする!あと、ヤンキーは根性焼きするものだってばっちゃが言ってた!気がする!」
 興味津々といった感じの光を放つ瞳を向けて、ずんずんとツッパリヤンキーとの距離を詰めるロート。そして根性焼きを実行する。そう、根性を『焼く』。つまりヤンキーを燃やすのだ!
「ガンガン焼こうぜ!!汚物は消毒だー!」
 そういうと目の前のヤンキーのリーゼントに炎を着火する。彼女の能力「プロミネンス・ノヴァ」は自身のサイキックエナジーを変換して炎を発生させる。つまり、触ることもなく視た箇所に炎を付けることができる。盛大に深紅の炎がヤンキーのリーゼントをパンチパーマに変えていく。
「ぐあああああああああ!俺の男のリーゼントがあああああ!」
 火傷になってもおかしくない頭部がパンチパーマになる程度で済んでいるのは、彼が災魔という証拠でもあるだろう。怒り狂って重い角材の一撃をロートに振り下ろす。だがそれを難なく躱し、その角材もプロミネンス・ノヴァの炎で焼き尽くす。
「…君は、汚物?ともかく、焼かれるの嫌ならプレジールちゃんのとこまで連れてってよ♪」
 炎をまき散らしてもその瞳は好奇の光を宿している。いや、そもそもここまで非道のことをしても、まるで子供のような楽しそうな表情を浮かべているのだ。こいつは狂っている、とツッパリヤンキーに思わせるのに十分だった。
「し、知るか!知っていても誰が女に教えるかよ、タコが!」
「嫌なら別に良いよ?代わりにそのリーゼントと男のアレを焼いて他のヤンキーに頼むから♪」
 そしてロートは正確にリーゼントというよりパンチパーマになった頭部をさらにこんがりと焼き、追加で下半身に存在する男の至宝を焼き料理する。その炎に容赦の二文字は微塵もない。
「んほおおおおおおお!俺のおいなりさんがああああああ!でもこれはこれで、新たなる世界がああああああああ!」
 元々男の手で角材を突っ込んで貰おうとしていた変態ヤンキーである。新境地の世界の扉を開いてしまったかもしれないロートは、ちょっぴり反省する。そしてそんなtツッパリヤンキーを催淫洗脳した淫魔に対して、改めて会ってみたいと強く願うのだった。

 もちろんこのツッパリヤンキーはロートの手によって、こんがり焼かれました。南無三!

成功 🔵​🔵​🔴​

レクシア・ノーレッド
?…セッカン?えーっと、んーっと…?
刺、せばいいの?そういうのがお好みなの?
なら私がやってあげる!串刺しの時間なんだよ!

【Pow】

さぁさぁ、レクシアちゃんのショータイム!
なんか「刺してほしい」みたいだし?あとセッカンってあれだよね、お説教だよね!
なら文字通り、私の体を使ってやってみようかな!
不定形な体を伸ばし、触手を生やして何名か締め上げる!
そして抵抗できなくした所を殴る、叩く、刺してもいいよねー。
―大丈夫、痛いのは一瞬だけだから、ね☆

(その手の本を読んだことがないらしく、相手が変態だということも理解していないようだ)

【アドリブ・共闘歓迎】


御堂・絢瀬
よしわかった。私が新しい世界を見せてやろう。そこの壁に手を突き、そのまま背を向けて立て。(右手にゴム弾を詰めた拳銃を、左手に実弾を込めたショットガンを構えて)

【ラピッドシューター】を使用し、レベルの上がった技能を組み合わせ、抵抗するヤンキーにはショットガンで実弾を、大人しく壁に手をついたヤンキーには拳銃からゴム弾を希望の場所に2、3発ずれる事なく打ち込んでやる。
……男とか女とか、些細な事だ。要は隙間を埋めてやれるかどうかだろう。……私はそう思うのだが、君らはよくなかったかな?(爽やかに笑い



「?…セッカン?えーっと、んーっと…? 刺、せばいいの?そういうのがお好みなの?」
 レクシア・ノーレッドにとって、男の世界という超ハイレベルマニアックな世界は理解不能を越えて、異次元のものだった。つまり意味がわからない、思考停止のフリーズになりかけたのだ。だが刺すというワードが彼女の琴線に触れたことにより、答えを導きだす。
「うっせーよ!女はボコにして、ここから追放だァー!」
「なら私がやってあげる!串刺しの時間なんだよ!」
 角材を振り上げレクシアを袋叩きにしようするツッパリヤンキー達。それをブラックタール特有の不定形な身体を駆使して、角材を回避するレクシア。そしてその身体は触手となって、ヤンキー達を補足する。
「な、何しやがる!離せ、女が俺に触れるんじゃねーよ!」
 メンチを切りながら、レクシアを威圧するツッパリヤンキー。だがその黒い触手は見事に関節に極まっており、ピクリとも動かすことができない。レクシアも女性とはいえ、ブラックタールの力は決して非力ではないのだ。
「さぁさぁ、レクシアちゃんのショータイム!」
 明るい声を張り上げ、笑顔で宣言をするレクシア。その表情には一点の曇りも、迷いもない。だが身動きできないヤンキー達にとっては、何が始まるのかという恐怖しか感じられない。
「なんか「刺してほしい」みたいだし?あとセッカンってあれだよね、お説教だよね!なら文字通り、私の体を使ってやってみようかな!」
 そういうと、レクシアの身体の一部が鋭利に硬質化していく。それはまさしく黒い太い串のような形状をしていた。だが所々鋭利な部分があり、レクシアが一振り振うと、洞窟の鍾乳洞がバターのように容易く切断される。彼女の能力「解・体・侵・食」(アポート・エンクローチメント)の応用ではあるが、その切れ味にヤンキーは戦慄する。
「お、おい、まさか……」
「―大丈夫、痛いのは一瞬だけだから、ね☆」
 レクシア自身はそういう本を見たことはないので、相手が変態だということも理解していない。だが本質的に変態への対処方法がわかっているのか、見事な解答を叩きだしたとも言えるかもしれない。遠慮なく、レクシアはヤンキーの下半身串刺しを敢行する。
「うああああああ!お、女にやられるなんてえええええええ!き、切れる!切れちまうよおおおおおおおお!」
 ヤンキーの汚い悲鳴が迷宮に木霊する。女に無理矢理刺し込まれる。その恐怖に拘束された他のヤンキー達は震え出す。
「な、なんてアマだ。こ、こんなひどいことを……」
「あいつは良い奴だったのに…くそぉ……」
 ヤンキーの涙が頬を伝う。だが彼等に救いなど一切ない。もう一人の乱入者により、さらなる地獄が体現される。
「よしわかった。私がさらに新しい世界を見せてやろう」
 悠然とした物腰でそう言い放った女性の名前は御堂・絢瀬(ディレッタント・f15634)。パーマの効いたショートヘアで掛けたメガネは理知的な光を放つ。そして戦地を駆け回る戦場傭兵でもある彼女は、銃を片手に今日も戦いへと赴く。その相棒と共にヤンキーへ地獄をプレゼントしに、だ。
「無様なヤンキーくん、そこの壁に手を突き、そのまま背を向けて立て」
 そういって拳銃を手で回しながら、もう片方にもったショットガンを構えて宣言する絢瀬。だがそんな卑劣な脅しに屈するのはヤンキーではない。
「誰がそんなことするかよ!?女が俺に命令するんじゃ…」
「そうか。それじゃまずはレッスン1だ」
 ヤンキーがいい終わる前にショットガンをぶっ放す絢瀬。その弾はもちろん実弾で、ヤンキーの身体を容赦なく吹き飛ばす。血が噴き出し、衣服が破け、肉が飛び散る。だが身体が丈夫な災魔ヤンキーはそれくらいでは死なない。まだまだ元気な表情で、絢瀬を睨み付ける。
「くっ…殺せ!俺達は屈しねぇぞ!」
 そんな元気なヤンキーくんに絢瀬のテンションにスイッチが入る。素晴らしい獲物を見つけた時の瞳になったのだ。
「なるほど、丈夫だね。ではレクシアくん、頼む」
「オッケー♪」
 絢瀬は屈しないヤンキーの感心し敬意を示すも、レクシアの触手で無理矢理、壁に手を当てて尻を突きあげているポーズをさせる。そしてもう片方の手に持っていた拳銃にゴム弾を詰めて、その突きだした箇所の穴に2、3発撃ち込んでやる。だが覚悟を決めていたヤンキーからは思わぬ絶叫が上がる。
「うほおおおおおおお!」
 彼女の能力「ラピッドシューター」は銃撃に必要な技能を大幅に向上させ、その能力を駆使して同じ箇所にずれることなく同時着弾させる。つまりそのゴム弾は、3つの衝撃を同時に与えることになる。それは角材とも違う、新たなる痛みであった。耐性のなかったヤンキーは、衝撃で気を失いかけている。
「……男とか女とか、些細な事だ。要は隙間を埋めてやれるかどうかだろう。……私はそう思うのだが、君らはよくなかったかな?」
 爽やかに微笑みを浮かべる絢瀬にヤンキー達は死神を見たことだろう。そしてその後ろで黒い串を笑顔で構えるレクシアも視界に入り、自分達の末路を悟っただろう。

 複数のヤンキー達の悲鳴は迷宮になり響き、消えていった。彼女達が新たなる世界を開いたのかは、当のヤンキー達にしか知るよしはない

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

早見・結子
「…」
男(ギャラリー)が居た事の悦びが刹那で吹き飛んで虚無る

「…女には?そう、興味ないの…」
もしかしたら万が一の可能性を期待し問いかけてみる

(よし、淫魔シメよう)
期待した事と1ミクロンも重ならないこの状況に内心ガチギレ。ライオンを喚び戦闘態勢

「出ていくのは貴方達の方よ!」
ライオンライドで火力を上げ「怪力」や「傷口をえぐる」で攻撃。撃破したヤンキーの角材を奪い他のヤンキーを滅多打ちにする

「はぁ…はぁ…全く…ギャラリーが居ないのに熱くなっちゃったわ…」
汗を拭い淫魔をシメに行く

全裸で戦闘を行うが、ユーベルコードのフリータッチタイムは今回は未使用

アドリブ・絡み歓迎


子豚・オーロラ
それが人にものを頼む態度かしら?
少し礼儀というものを教えてあげましょうか
角材を入れるのは男限定とか言ったわね
それじゃ仕方ないわ、自前の刀で代用するしかないわね

無事に突っ込めたら【絶対肉感】発動
鋭敏になった感覚を電流に変え、刀から思いっきり放射するわ
寿命を削るくらいの気持ちよさ、どうぞ受け取って!

…ふふ、気持ちよかった?

刀は一本じゃないから、増援部隊にも余すところなく突っ込んであげるわね
逃げようとしても進行方向に電流を落として【時間稼ぎ】
逃がさないわよ



「…」
 そのツッパリヤンキー軍団を前に早見・結子と子豚・オーロラが立ち尽くしていた。二人とも豊満な女性的魅力な肉体に、露出が少ない服装(結子は上半身セーラー服の襟のみ超ミニスカ姿、オーロラはサラシ一枚Tバック姿)である。その姿を見れば、野郎は大興奮・大歓声を上げて迎えるべきである。しかし目の前のヤンキー達とはいうと……
「あぁん?ここは女が来るところじゃねーぞ?」
「随分寒そうな恰好してんな?つーか、恥ずかしくないのか?ギャハハハッ!」
 このように彼女達の身体に1ミリの欲情も見出さない。むしろ、彼女等のスタイルを馬鹿にしている節すら感じさせる。オーロラのこめかみには青筋が走り、結子はというと男(ギャラリー)が居た事の悦びが刹那で吹き飛んで虚無っている。
「…女には?」
「ああん?女だと?あんな無駄に胸に贅肉がついた存在とかどーでもいいし、むしろ死んでくれや?って感じか、ギャハハハッ!」
「そう、興味ないの…」
 もしかしたら万が一の可能性を期待し問いかけてみる結子。だが帰ってきた答えは彼女の予想したものだった。落胆は絶望へと切り替わる。そして期待した事と1ミクロンも重ならないこの状況に内心ガチギレな結子と、無礼な態度を取り続けているヤンキーに怒り心頭のオーロラの心の声は一致した答えを弾き出す。
(よし、淫魔シメよう)
 もはや言葉が不要。そう言わんばかりに結子は情欲の蜜エリアを共に駆け抜けた黄金ライオンを呼び出す。さきほどは背に乗り疾駆するという、機動力部分だけが目立っていたが、その本質は互いの戦闘能力を向上させることにある。つまり少なくとも単純計算、戦力が2倍ということに他ならない。
「そんなライオンでビビると思ってるのか、この…」
「出ていくのは貴方達の方よ!」
 ライオンに騎乗した結子の行動は早い。ツッパリヤンキー達の集団に猛然と突撃し、まずライオンがその牙をヤンキーの肩に突きたてる。痛みを堪えながら、ヤンキーは角材を振り回し、ライオンの頭部を殴打。ライオンはもちろん口を離すが、続く結子がその肩口に片手をぶち込む。
「ぐおァッ!このアマ…!」
「まずは一人ィ!」
 そしてライオンの出現で強化された怪力で、ヤンキーを持ち上げそのまま頭から地面に叩きつける。傷口を抉られた上で地面に叩きつけられたのだ。そのまま脳漿をぶちまけ、ヤンキーは絶命する。その容赦のない攻撃に、ヤンキー達は怯む。
「いいものを拾ったわ。これで死ぬなら本望でしょう?」
 そうして地面の染みになったヤンキーが持っていた角材を拾い、舌なめずりをする結子。その瞳はしっかりと獲物を捕らえて離さない。そんな捕食者の瞳に一瞬怖気ついたのを彼女は見逃さない。間をおかずに距離を詰めて、怪力による角材の範囲攻撃とライオンの牙と爪でどんどんヤンキーを蹴散らしていく。
「くそがァッ!おい、増援呼んでこい!」
「このアマ、ぶっ殺す!」
 そうして大暴れしている結子に距離を取っていたヤンキーが別部屋にいたヤンキーを呼んで駆けつけてくる。数で包囲すれば勢いを止められるという寸法だ。だが増援に立ち塞がる女子が一人。
「人にものを頼む態度をわかっていないアウトローね?少し礼儀というものを教えてあげましょうか」
 そう、まだヤンキーに対して怒りを滾らせているのは結子だけではない。豚房流剣士のスタンダートを馬鹿にされてタダで済ますオーロラではない。
「角材を入れるのは男限定とか言ったわね。それじゃ仕方ないわ、自前の刀で代用するしかないわね」
 豚房流の剣を抜くオーロラ。両手には愛刀を持っているのはもちろん、彼女の刀はそれだけではない。なんと両の乳首にも装着しているのだ。柄はなく、鍔が肌に張り付きそこから刀身が生えているように。そしてそれはなんと股間にも生えていた。そう、豚房流の真骨頂はこの五刀流にあるのだ!このスタイルを見たツッパリヤンキー達は全員が声を張り上げる。

『へ、変態だあああああああああああ!』

「誰が変態よ、隙有り!」
 オーロラの勇姿を見て驚愕するヤンキーの隙をつき、背後に回り込み刀を無防備な穴に刺し込む。ヤンキーは鋭い痛みに苦悶の表情を浮かべるが、それはまだ序の口に過ぎなかった。
「寿命を削るくらいの気持ちよさ、どうぞ受け取って!」
 オーロラの宣言と共に、刺した刀から電流が走る。その電流は瞬く間にヤンキーの身体に走り、身体のありとあらゆる快感神経を刺激する。
「あがばらごぼああぇあほげがらばぴゃーー!」
 もはや言語化できない快感の津波がヤンキーを襲い、その刺激が強すぎたのかそのままショック死する。人はあまりの快感で死ぬということがある、というのを体現してしまったヤンキー。しかし嫌悪する女の手というのは本望ではなかったかもしれない。
「…ふふ、気持ちよかった?」
 これこそ、オーロラの豚房流剣術奥義の一、「絶対肉感」。高速移動を可能とし、電流と化した超快感を剣先からの放射を可能とする奥義である。ただし代償というべきか、そよ風すら電流が走る程の刺激になる感度を纏うために、本人も興奮気味になっている。
「刀は一本じゃないから、あなた達にも余すところなく突っ込んであげるわね」
 そうしてショック死したヤンキーから刀を引き抜くと、増援部隊のヤンキーに刀を向ける。刀は5本あるので同時に5体までならいける。オーロラはそう感じ、じりじりと距離を詰める。だがヤンキーからすれば冗談ではない。女に犯され快楽死するなど、身もよだつ。
「じょ、冗談じゃねえ!俺は逃げるぞ!」
 一人のヤンキーが入口に向かって脱兎を開始するが、尽かさずオーロラが回り込み、電流を落とす。その電光石火の早業になすすべもなく、身体の自由を奪われたヤンキーにオーロラの刀が迫る。
「逃がさないわよ」
 そういって股間の日本刀がヤンキーに突き刺さる。なんというか、その絵図はもはや表現するのもやばいレベルである。だが直後に流された快楽の電流でヤンキーは液体という液体をぶちまけ、死に至る。もはやオーロラを倒すしかないと腹をくくったヤンキー達に、背後から別のヤンキーが降りかかってくる。
「はぁ…はぁ…全く…ギャラリーが居ないのに熱くなっちゃったわ……あら、まだいたのね♪」
 そこには牙と爪が赤く染まった黄金のライオンに、同じく血塗れの角材を背負って騎乗する結子がいた。前門の龍、後門の虎。その表現がぴったりとあう状況になって、ツッパリヤンキー達の運命は決まった。

 そのエリアのヤンキー達は血と快楽に沈み、残ったのは淫魔をシメに行くという固い決意をした女子二人だけだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

石動・彼方
くふふ…セッカンが欲しいなんていい子達じゃない。
良いわ、私が男なんかより激しくセッカンしてあげる。

◉セッカン
「男はね、女には勝てない生き物なの」
『激痛耐性』で攻撃に耐え、時には『敵を盾にする』事で敵中に突撃して『怪力』のボディブロウ、アッパー、回し蹴り、踵落としのフルコンボで血祭りにあげて。
「アンタはこれで殺してあげる」
『グラップル』で精度を増した【絶天頂】を容赦なく炸裂させ、下敷きにした男に股間を押し付けて窒息させながら太ももで絞め殺す。
「女の股で死ぬの、クセになるでしょ?」
残りは転ばせてから腹を蹴り上げたり、とにかく残虐にセッカンして嬲り殺しにするわ。

◉アドリブ、エロ歓迎、NG無し



「くふふ…セッカンが欲しいなんていい子達じゃない。良いわ、私が男なんかより激しくセッカンしてあげる」
 妖しく微笑むのは石動・彼方である。ちなみに彼女は情欲の蜜エリアを突破した後、着替えなどは一切していない。つまり現在の恰好は白の上下下着のみである。そんな彼方を見てツッパリヤンキー達は呆れ顔になる。
「また痴女かよぉ!?碌な奴がいねーな!」
「問答無用で叩きだせ、コラァ!」
 別のエリアで大暴れした二人組のせいで露出の薄い女性に対する警戒心が上がっているヤンキー達。口上など聞かぬとばかり、角材攻撃を繰り出す。その角材の連撃を避けることなく受ける彼方。頭に受けた血が頬を伝うが、それを艶やかな舌で舐めとると痛みなど感じないと言わんばかりに微笑む。
「男はね、女には勝てない生き物なの」
 そうしてヤンキーの一人の肩を掴むと、身に宿る鍛え上げられた筋肉から織りなす怪力によって軽々と持ち上げ、他のヤンキーからの盾とする。それにヤンキー達が怯むと、持ち上げていた盾を全力で投げ込み、敵の隙を自ら作る。そこからは戦闘の野獣と化した彼方の突撃が始まる。敵陣に突っ込むと、そこから織りなされる連撃の数々。ヤンキーの腹にボディブロウを叩き込み、血反吐を吐かせる。空気を裂くアッパーで、顎の骨を粉砕する。獣のような筋力から放たれる回し蹴りは、敵の頭に命中すると首の骨を叩き折り絶命させる。さらに天高く飛翔し繰り出された踵落としは、ヤンキーの脳天にのめり込み頭蓋骨を陥没させる。
「調子に乗んな、コラァ!」
「アンタはこれで殺してあげる」
 そんな血祭りを開催している彼方に勇敢に突撃してきたヤンキーに彼女の必殺技「絶天頂(ゼッテンチョウ)」を敢行する。まず前段階としてフランケンシュタイナー――ドロップキックの要領で相手に向かって跳び上がり、自らの両足で相手頭部を挟み込み、そのままバク宙のような形で回転。ヤンキーの脳天を地面に叩きつける。だがそれで終わりではない。そのままヤンキーの頭部股間を押し付けて窒息させながら太ももで絞め殺す。男にとってはまさしくご褒美に近いのだが、その怪力が織り成す極技にヤンキーは窒息はおろか、骨すら砕かれ悶絶死する。
「女の股で死ぬの、クセになるでしょ?」
 ヤンキーの血と唾液に股間を濡らしながら、彼方は残りのヤンキーに向かって妖しく笑う。その笑顔は妖艶でもあり、ひどく被虐的なものを秘めていた。そしてヤンキーは完全に精神的に下に位置してしまった。

 その後の展開はまさしく残虐ファイトそのものであった。全員が腹を蹴りあげられて臓物を吐く痛みを与えられ、まさしくセッカンをされて嬲り殺されたのだ。その血は純白だった彼方の下着が真っ赤に染まるほど、凄惨なものになった。それはヤンキーの望むセッカンとは大きく違ってはいたが、彼方は満足したように微笑んだ。

成功 🔵​🔵​🔴​

ウィーリィ・チゥシャン
【かまぼこ】
今度は別の意味で教育に悪そうな奴ら出てきたよ!?
何言ってるか分からないけど、お前らまとめてその根性焼き直してやる!

数が多いからまずは連携して『飢龍炎牙』で目の前のヤンキーの群れを纏めて薙ぎ払い、残った敵をシャーリーと協力して大包丁の『二回攻撃』で倒していく。
あとシャーリーにひどい事しようとしたら大鍋の『盾受け』で『かばう』。
「変態のくせにシャーリーに何しやがるコンチクショー!」


シャーリー・ネィド
【かまぼこ】
えっと、うん
あの人たち何言ってるかウィーリィくんわかる?
(おべんともぐもぐ)

ごちそーさまー☆
じゃあ帰るね?女はダメって言ってるし
あ、冗談だよ冗談
なんかよくわかんないけど、あの災魔ほっといたらダメな気がするし

てな訳で、やっちゃおっか?
まずは【クイックドロウ】でヤンキーたちを一掃して残りをウィーリィくんとの連携プレイでフォースカトラスの【2回攻撃】で次々やっつけちゃうよ!

増援が来たらウィーリィくんに知らせると共に【クイックドロウ】で足止め
ウィーリィくんの準備が整ったら【援護射撃】で協力して撃退!



 シャーリー・ネィドは情欲の蜜エリアからずっとお弁当を食べながら歩いてきており、、気絶から回復したウィーリィ・チゥシャンを引き連れてこの洞窟まで来ていた。だが目の前のツッパリヤンキー達の言動に一瞬、思考が飛んでしまった。
「えっと、うん。あの人たち何言ってるかウィーリィくんわかる?」
「わかってたまるかよ! 今度は別の意味で教育に悪そうな奴ら出てきたよ!?」
 シャーリ―はあまりの衝撃に頭が真っ白になり、ウィーリィに至っては言動を聞いた瞬間に驚愕でまた立ちくらみをしたほどだ。だがそんな二人を尻目に、ウィーリィに目が付いたヤンキー達の眼光が鋭く変化する。
「ヒャッハァ!新鮮な野郎だぜ!」
「やっとか!女は後回しだ、確保しろ確保ォ!」
 そんな二人組のカップルを見たツッパリヤンキー達は目についた男のウィーリィに殺到する。今まで遭遇したのがやばい女達ばかりだった経験から、シャーリーを排除するより、まずはセッカン相手の確保を選択したのだ。
「うわああ、こっちに来やがった!」
 目を血走らせ、ウィーリィに殺到するツッパリヤンキー集団。傍目に見ても怖いの一言である。
「ごちそーさまー☆じゃあ帰るね?女はダメって言ってるし」
「シャーリーさん!?待って待って、置いていくのはナシ!」
 ウィーリィのお弁当を完食し両手を合わせたシャーリーは踵を返して部屋から出ようとする。野獣と化したヤンキー達に襲われそうになっているウィーリィは肩を掴んで全力に止めにかかる。まさしく貞操の危機なのだ、必死である。
「あ、冗談だよ冗談。なんかよくわかんないけど、あの災魔ほっといたらダメな気がするし」
 悪戯気味に笑いながらシャーリーはマスケット銃型の熱戦銃「シューティンスター」を構える。それにほっと一息をついたウィーリィは自身の背中から刀身にルーン文字が刻まれた大包丁「三昧真火刀」を抜く。その刀身には炎の魔力が宿りそれをルーンが増幅している。ウィーリィが大包丁に魔力を通すと、みるみると紅蓮の炎が宿っていく。
「喰らい尽くせ、炎の顎!」
 自身に迫ってくるツッパリヤンキーに向かって、龍の姿に変容した紅蓮の炎を放ち一気に薙ぎ払う。目前に迫る龍炎にヤンキー達はなす術なく包まれる。だが皮膚を焼かれ、リーゼントが燃えようともその突進は止まらない。
「たかだか炎くらいで俺達は止まらねぇぜ!」
「そうだ、俺達は……ッア!」
 炎に包まれながらも突進していたヤンキーの眉間に穴が開く。シャーリーのシューティングスターが頭蓋を貫通させる熱線を繰り出したためだ。そのあまりの早打ちにヤンキー達は次々と絶命していく。
 だがそれでも怯むヤンキー達ではない。いまだ戦意高揚のまま、獲物(ウィーリィ)を狙い突進してくる。
「相変わらず狙いは俺かよ!?」
「うーん、人気者だねーウィーリィくん。でもその方がやりやすいかもね」
 そう、ウィーリィは大鍋を盾にして大包丁で敵をなぎ倒していくスタイル。いざとなればウィーリィを庇う覚悟もしていたが、これで自身の防御に専念もできる。そしてシャーリィも近距離戦闘となればフォースカトラスを使い、攻撃に専念して華麗に戦うことができる。ならばそのスタイルで戦うだけだ。
 迫りくるヤンキー軍団を攻防一体のウィーリィとそれをサポートするように攻撃一辺倒で薙ぎ払っていくシャーリー。二人の見事な連携プレイで、ヤンキー達はみるみる地面にひれ伏していく。だが数は減り、当初の勢いを失ってもヤンキー達に恐れは全くなく、その気迫は衰えることは知らない。
「あそこにいたぞ、男だ!」
「絶対に逃がすんじゃねぇぞ!」
「まだ来るのかよ!そしてなんで俺ばっかり!?」
 フロアの別の入口から男の気配を嗅ぎ付けてきた追加のヤンキーの援軍に、さすがのウィーリィにも疲労の色が見える。だがその動きを止める銃声が鳴り響く。カトラスからシューティングスターに切り替え、狙撃態勢を取ったシャーリーだ。その援護射撃にヤンキー達の動きが鈍る。
「今だよ、ウィーリィくん!」
 その声と信頼に応えるのがウィーリィだ。大包丁の薙ぎ払いと共に、渾身の必殺技「飢龍炎牙(グリード・ブレイズ)」を放つ。炎の龍の咢は、ヤンキー達を喰らい尽くし消し炭へと変える。焼却ヤンキーの上に悠然と立ち、援護をしてくれたシャーリーに手を振るウィーリィ。
「ありがとう、シャーリー!」
「変態のくせにウィーリィくんに手を出そうなんて百年早いよ!」
「それ、俺が言おうとしていた台詞!?」
 ツッコミにもキレが入ってきたウィーリィではあるが、まだまだ押し寄せるヤンキー達は多い。大包丁を構え、炎を纏う。そしてシャーリーも銃口を敵へと向けた。

 その後、二人の息の合った攻勢により、猛攻を仕掛けるツッパリヤンキー達を退けることに成功する。だが男を前に死すら恐怖することなく怯まなかったヤンキー達に、ウィーリィは恐怖と共に疲労を与えたことだろう。そしてこの男の世界は止めねば、と心に誓ったのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『プレジール』

POW   :    おしおきだよっ♪
【内蔵兵器】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD   :    私の為に戦ってぇ~♪
【両掌】から【高圧電流】を放ち、【感電】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ   :    わたしの虜になぁ~れ♪
【疑問】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【絡みつく紫の触手のかたまり】から、高命中力の【謎を喰らう触手】を飛ばす。
👑11
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●大淫魔プレジールの野望!
 変態と化したツッパリヤンキー達を蹴散らし、ある意味疲労をした猟兵達。その無骨な洞窟を抜けると、そこは華美な装飾をした一室に辿り着いた。どちらかといえば、中東の王室のハーレムのような雰囲気を漂わせる部屋模様は、その主の趣味を表していると言えよう。
「あら~、あのエリアを突破してきたんだ?それにしては、楽しんだ感じがしないのよねぇ?」
 その淫魔は首をかしげる。猟兵は当然だ、と言わんばかりにその淫魔の趣味に全力でツッコミを入れることに終始徹底していた。だがその淫魔は反省の態度など示さない。
「だってぇ~、普通の男女の絡みなんて今更つまらないのよぉ~?たまには男同士の織り成す、禁断の世界も面白いと思ってぇ?」
 キャハッと言いながら、ハートマークを飛ばすようなウィンクをかます淫魔。そんな淫魔を見てこめかみに青筋が入る猟兵もいただろう。
「だけどぉ~、あなた達は邪魔してくれるようだから~?この私が本気で相手してあげようかな」
 そういって淫魔プレジールはベッドから腰を上げる。ついに元凶の災魔との戦闘になる。そう思って警戒をして戦闘態勢に入る猟兵達。だがそんな猟兵のやる気を削ぐようにプレジールは片目をつむり、淫欲をそそるポーズを取る。
「それじゃ、フロアマスターの権利を行使するよー!レッツ、インマー!」
 宣言と共にピンク色のオーラがフロア一体を包み込み、空気が淀むように霞んでいく。だが変化はそれだけではない。フロアの地面や壁からにょきにょきとツッパリヤンキー達が現れてくるではないか。それはまるでキノコの増殖のようだった。
「俺を、セッカン、しろ」
「男の、世界、にようこそ」
 その目は虚ろになっており、完全に催眠状態になっているのが伺える。だがプレジールが望んだ欲望を叶えるために角材を構えている。
「これぞ、淫魔結界ヴァージョン男の世界よ!さあ、世界に素晴らしさを広めていくよー!」
 そう言って100を超えるヤンキー達の咆哮が木霊する。だがこの不毛かついけない世界を止めるために猟兵達は全力を尽くすしかない。今こそ力を示すのだ。淫魔、死すべし!慈悲はない!

※注意事項
「淫魔結界ver.男の世界」により「淫魔プレジール」のユーベルコードがこのシナリオに限り、以下のように変化しております。ご注意ください。

POW
●皆~、おしおきだよっ♪
【洗脳したツッパリヤンキー軍団の角材】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。

SPD
●男達、私の為に戦ってぇ~♪
【洗脳したツッパリヤンキー軍団】から【男の世界のメンチ切り】を放ち、【嫌な悪寒】により対象の動きを一時的に封じる。

WIZ
●男の世界で、わたしの虜になぁ~れ♪
【洗脳したツッパリヤンキー軍団への恐怖】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【背後に現れる紫色の男の腕の形をした触手】から、高命中力の【お尻に向けた角材】を飛ばす。
ロート・カニーンヒェン
「なるほど、男の世界。ならこちらもオスをぶつけなければ!行くぞ、ウォーク1号、2号、3号!!」ライドンウォークで正面からぶつかるよ!私はプレジーるちゃんを目刺し、回りの男はウォーク達とガチムチしてもらう!これが見たいんだろう、ブレジールぅ!!見せてやるよぉ!私と共に戦場を駆け抜けるウォークの血潮の芳香もとい咆哮を!!頑張ればウォーク達!ブレジールちゃんにたどり着いたらあの子を好きなだけ触手でペロペロしていいから、頑張って駆け抜けるのだ!!終わったら私も何でもしてあげるから!(アドリブ、お色気歓迎です)



「さあ、この男の世界の軍団。どう突破する気かしらぁ?」
 もはや100どころできかない数へと増殖を続けているツッパリヤンキー軍団。目は光を失い、虚ろになろうとも戦闘意欲は旺盛であり、男とあれば襲い掛かり、女であれば全力排除するであろう。そんな危険な軍団を前にロート・カニーンヒェンは勇敢に立ち向かう。
「なるほど、男の世界。ならこちらもオスをぶつけなければ!行くぞ、ウォーク1号、2号、3号!」
 ロートに内包するサイキックエナジーを全開にし、自身のシモベを召喚する。それはウォークと呼ばれる、背中に粘着性のある液体を纏うピンク色の触手を生やした豚型オブビリオンだ。自身の身長の2倍はあろうかという、そのウォークががっちり腕を組み触手を絡ませ、即席の騎馬を作りだす。そこにロートが乗り、ウォークの重戦車が出来上がる。
「正面突破あるのみ!目指すはプレジールちゃんだよ!」
 そしてそのままウォーク騎馬がツッパリヤンキーの軍団に突撃する。3mを越える筋肉ムキムキのウォーク達の突撃は、まさしく重戦車の如く。ヤンキー達はトラックに跳ねられたかとように身体が吹き飛んだり、空に飛んだりしている。
「やるわねぇ~♪でも私の男達も負けていないよ~!」
 プレジールはウィンクをしてハートでも飛ぶような甘い空気を醸し出すと、ヤンキー達の筋肉が一気に肥大化する。どうやら催淫効果で一種の興奮状態を作りだしたらしく、筋肉もそれに刺激されたようだ。筋肉ムキムキになったヤンキーの群れが、筋肉ムチムチのウォークの騎馬を止める。その姿はまさしく汗臭さ漂う男のガチムチバトル!
「これが見たいんだろう、ブレジールぅ!見せてやるよぉ!私と共に戦場を駆け抜けるウォークの血潮の芳香もとい咆哮を!」
 だがまだまだロートの進撃は終わらない。熱き血潮の赴くままにウォークの触手を自身の身体を巻きつける。絡みつく触手に、そこから発生する粘液。そしてそこから発生する快楽に身を震わせるロート。その状況はまさしく触手に囚われた美少女といった感じだが、無論サービス展開だけではない。ウォークというのは興奮することによって、さらに力を高めるのだ。つまりロートの柔肌に触手を刺激されたウォーク達の筋肉は山脈のように隆起する!
「ず、随分と上級プレイね。自分から触手に犯されるなんて」
 自分から喚び出したウォークの触手に自分から突っ込んで絡ませていくロートのマニアックプレイに、さすがのプレジールも若干引き気味である。だがその効果は抜群で、筋力の増大したウォークはヤンキー達の均衡を崩し、一気に軍団を縦に引き裂く。そしてそのままプレジールに向かって一直線に進む。
「だ、け、ど♪まだまだよ、男達~私の為に戦ってぇ~♪」
 そのプレジールの掛け声と共に、ロートとウォーク騎馬達を包囲するようになったヤンキー達は一斉に「男の世界のメンチ切り」を放つ。ヤンキーの迫力のあるメンチ切りに間違いはないのだが、その視線はやけにねっとりしている。まさしく男の絡みつくような視線が全身に纏わりついてくる感覚なのだ。ウォーク達はあまりの嫌な悪寒に動きが止まってしまう。ロートもそれを感じてしまっていたが、ウォークの触手が与える快楽で何とかごまかしていた。そして悪寒で動きが止まるウォークに檄を飛ばす。
「頑張ればウォーク達!ブレジールちゃんにたどり着いたらあの子を好きなだけ触手でペロペロしていいから、頑張って駆け抜けるのだ!終わったら私も何でもしてあげるから!」
 その言葉にウォーク達の視線はプレジールに殺到する。淫魔というだけあってさすがにいい体をしている。今味わっているロートと共に好きにしてもいいと言ったのだ。そして男というのは、何でもしてあげるというのに弱い。それをエロというパワーに変える生き物なのだ。ウォークたちは嫌な笑顔と共に舌なめずりをする。
「うそ、あのウォーク共。さらに勢いが!」
 熱き咆哮と共にヤンキーのネットリ視線からの呪縛を解いたウォーク騎馬達は進撃を開始する。古今東西、エロパワーというのは無敵なのである。さすがのプレジールもこれにはたまらずといった感じで、ヤンキー達を盾にして後退する。その無双の突撃でヤンキー軍団はかなりの数を減らし、さらにプレジールにも精神的な負荷を与えることに成功したのだ。

 だがウォーク達は知らない。自分達は召喚された存在なのだ。つまりロートが念じればすぐに帰されるのであって、期待した展開にはならないのだろうということに。合掌。

成功 🔵​🔵​🔴​

早見・結子
「私、エッチは生き甲斐だし、例え範囲外の快楽でも否定しないのを信条にしてるけど…相手を排除してまで満たそうとする快楽は許せないわ」
「淫魔だというのであれば、老若男女別け隔てなく、淫欲の海へ受け入れる度量を持つべきよ」
大淫魔であった亡き母の教えを胸に全裸になり、ライオンライドとフリータッチタイムの併用で戦闘力を上げ、淫魔へ突撃

「悪いわね…マトモに相手をする気は無いわ!」
男の大群。本来なら飛び込む所をぐっと堪え、動けなくなるまで囲まれたらライオンを踏み台に跳躍し淫魔の元へ

「さぁ、貴女の罪を数えなさい!」
男達から奪った角材を投げ避けさせ、淫欲の避けた先を予想しおっぱいアタック

アドリブ・絡み歓迎


子豚・オーロラ
つまり、自分が参加したり男たちをはべらせたりしたかったわけじゃなく、ただ見るのが目的だったってわけ…?
さすがにこれは理解を超えてるわ…

とりあえずさっさと倒しあぎゃあっ!?
いや、これは恐怖っていうかどっちかっていうと呆れの感情であひゃあん!
わ、わかった、わかったからお尻はもうおひょぉぉぉぉん!!

お、おしりぃ…そんなにされたら、おしりが、もぉ…

ただし何度もたたかれればその分観察の機会もあるはずだし、叩かれながら前進していき、十分近づいたところで反転しながら【爆乳白刃取り】
角材を受け止め、至近距離からやられた分思いっきりお返ししてあげるわ
とりあえず、胸とお尻どっちがいい?

(絡み、アドリブ歓迎)



「あら、今度は私好みの女の子が来たじゃない?でも今はお呼びじゃないのよねぇ」
 ロートの突撃を何とかいなした先に佇む二人の女性。それは上半身裸を晒している早見・結子と驚異の五刀流を体現している子豚・オーロラだ。普段のプレジールならば、間違いなく手を出している連中ではあるが、現在は趣向を別ベクトルに向けているので、そこまでの昂りはない様子だ。
「…話を纏めると、自分が参加したり男たちをはべらせたりしたかったわけじゃなく、ただ見るのが目的だったってわけ…?」
「そうねぇ。そういうのを楽しむのも淫欲の一種よぉ?」
 オーロラの問いに情欲の籠った瞳で見つめて応えるプレジール。その態度にオーロラは深いため息をつく。
「さすがにこれは理解を超えてるわ…」
 世の中には腐女子という世界があるのだが、オーロラにそういう趣向はない。故にこのプレジールの性癖を理解するのは不可能であっただろう。だが隣の結子は少し違っていた。
「淫魔、私はあなたの行為はある程度わかるわ」
「あらぁ、そっちの子はいいセンスしてるね♪」
 プレジールはにっこりと満面の笑顔を作り、結子の傍へ近寄ろうとする。だが結子は大きく胸を張り、気迫を示す。
「私、エッチは生き甲斐だし、例え範囲外の快楽でも否定しないのを信条にしてるけど…相手を排除してまで満たそうとする快楽は許せないわ」
 彼女が許せなかったのは女性を完全に排除しようとしたことだ。つまりそれは、プレジールだけが男の世界を観賞して楽しむだけの世界。しかし、それはすべての女性が楽しむべき権利があるはずだ。それを排除するのは自身の矜持が許せなかった。
「淫魔だというのであれば、老若男女別け隔てなく、淫欲の海へ受け入れる度量を持つべきよ」
「淫魔でもない小娘が言うじゃない~?いいわ、来なさい。先輩が胸を貸してあげるわよぉ?」
 そうして豊満な胸を揺らすプレジールに、結子の心に炎が灯る。この淫魔には負けるわけにはいかないという想い。大淫魔であった亡き母の教えを胸に、申し訳程度のセーラー服の襟と超ミニスカを脱ぎ去り全裸となる。これは彼女の能力でもある「撮影は自由よ?(フリータッチタイム)」の発動のためで、おっぱい又は裸体を晒す時間によって戦闘能力が向上するのだ。決して露出狂というわけではない。そしてそのヤンキー軍団から無数の視線が注がれているのを確認すると、その昂りと共に突撃する。
「ちょっと!ああ、もう!とりあえずさっさと倒すしか!」
 オーロラをそっちのけで突撃を開始した結子。仕方ないと言わんばかりにオーロラもヤンキー軍団に向かう。しかしさきほどより大勢のヤンキー達に、目が虚ろになって男を狙う瞳になっている姿は、ある種の恐怖である。それにオーロラが何かを感じたのは恥ではない。
「そっちの子は可愛いわね。顔に出てるわよ~♪」
 オーロラの感情の機微を感じ取ったプレジール。淫魔たるもの、人間の感情の変化には聡いとも言える。指をパチンッと鳴らすとオーロラの後方から、紫色の男の腕のような触手が出現する。そしてそれは角材を持っており、それを豪快に投擲してオーロラの尻にダイレクトに当たる。
「あぎゃあっ!?いや、これは恐怖っていうかどっちかっていうと呆れの感情であひゃあん!」
 前方のヤンキーを対処するのに夢中になり、後方の角材にまで手が回らないオーロラ。無論防御できるものなどなく、そのお尻は容赦なく角材の衝撃の餌食となる。
「わ、わかった、わかったからお尻はもうおひょぉぉぉぉん!!」
 もはや悲鳴だか喘ぎ声だかわからない声を上げるオーロラ。本来ならば結子辺りに助けを求めるところだが、彼女はヤンキー軍団を押しのけ血路を開くべく奮戦している。
「悪いわね…マトモに相手をする気は無いわ!」
 結子は結子で別な意味で戦っていた。男の大群、そして自身は全裸。本来であれば飛び込んで、あんなことやこんなことで楽しみたいところだが、それをぐっと抑えて真面目に戦闘しているのだ。そんな苦しみを抑えている結子とは別に、オーロラは尻を襲う痛みに青色吐息であった。
「お、おしりぃ…そんなにされたら、おしりが、もぉ…」
 だが弱音を吐きつつも、彼女の両の手は日本刀を離していない。前方でヤンキーと戦い前進しながらも、背後の攻撃タイミングを計ってもいたのだ。そして紫の腕の触手が角材を投げるタイミングで背後を向く。
「今よ!豚房流剣術奥義の一、爆乳白刃取り!」
 飛んできた角材をすべてをその見事な両乳による白刃取りで挟み込むオーロラ。そして角材のなくなった触手を瞬時に距離を詰めて斬り捨てていく。両腕と両乳、股間の刀を使ったまさしく早業だ。そして膠着していた戦況を打破する瞬間だと結子も動く。
「オーロラさん、それ借りるわよ」
 オーロラが白刃取りした角材を手に取り、そのまま彼女の肩や乳を台座にして飛翔する結子。天高く舞い上がった彼女の視線の先には、ヤンキー軍団の後ろで佇むプレジールの姿。そこへ向かって角材を全力投擲する。だがプレジールもそれを読んでいたのか、身体を捻って回避する。
「さぁ、貴女の罪を数えなさい!」
 だがそれをも読んでいた結子はエリア天井を蹴って、プレジールの回避先に飛んでいく。そしてその豊満な胸を突きだし、プレジールの顔面におっぱいアタックを叩き込む。その見事な弾力と全裸強化効果による能力上昇による突撃が、プレジールに確実にダメージを与える。
「いったーい!でも見事な胸の張り……、やるわね、貴方!」
 それでもプレジールはいまだ健在。きのこのように地面から生えてくるヤンキー達の影に隠れて、再び姿をくらます。だがその後方ではオーロラがヤンキー達を消滅させる刃を次々と突きさしていた。両の手で斬り捨て、乳の刀で薙ぎ払い、股間の刀で貫く。その姿はまさしく鬼子母神のようでもあった。ヤンキー達の血に濡れた刀を振り回し、オーロラはプレジールに呟く。
「とりあえず、胸とお尻どっちがいい?」
 プレジールもその気配を感じたので、つかさずヤンキー達を盾にして逃げの一手だ。あれに刺されたら何となくやばいと感じたためであろう。

 この二人の奮戦はプレジールに楔を打つのに十分だった戦果を与えたことだろう。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

石動・彼方
あら、可愛い可愛い淫魔ちゃんねぇ…貴女にもっと新しい快楽を教えてあげるわよ?
ボッコボコにされる快楽をね…くふふふ…

◉淫魔へ新しい快楽を
「アンタ達に用はないのよ、退かないなら死になさい!」
まずは淫魔に接近しないとね。
男どもの攻撃を『激痛耐性』で耐えながら『敵を盾に』したりして敵中を駆け、邪魔な奴は『怪力』を乗せた【灰燼拳】を容赦なく素早く叩き込んでぶっ飛ばしていくわ。
「淫魔ちゃん、捕まえた」
淫魔に『グラップル』で組み付いたらお楽しみの始まりよ、腕ひしぎ十字や海老反りなどなど極技のオンパレードを『怪力』でかけて、全身を軋ませ、ねじ切り、骨をバキバキに叩き折りながら喘がせてあげる。

◉アドリブ歓迎


御堂・絢瀬
目論見はわかった、方向性も理解しよう。だがな……なぜこういったヤンキーにした。私はそれが許容できない。
仮にヤンキーだったとしてもだ、金髪短髪ストレート、背が高く舎弟に慕われるヘッドと、喧嘩は大して強くもなく、チームの下っ端でヘッドに憧れている、愛嬌だけは人一倍のみんなの愛されああ文字数が足りない。

つまり何が言いたいかというと、貴様の嗜好に文句があるから全てを葬りに来た。
【ラピッドシューター】を使用し、【スナイパー】【クイックドロウ】【一斉発射】を組み合わせて、拳銃とショットガンで実弾を次から次へと手早く、そしてこれでもかというほどばら撒く。意思なく虚ろに動くヤンキー共はこれで制圧できるだろう。



「今度は物騒な二人が来たわねぇ~」
 次なる追撃の一手を掛けにきたのは、石動・彼方と御堂・絢瀬だった。彼方はさすがに血塗れの下着姿はまずいと思ったのか、服を着用し直している。だがその拳には血痕がこべりついており、やっと発見した淫魔に恍惚気味の表情を浮かべている。絢瀬は相変わらず拳銃を片手に持ち、メガネをくいっと持ち上げながら冷静な雰囲気を感じさせる。だがそのメガネの奥の瞳は、もはや冷静とは言えない火が灯っていた。
「目論見はわかった、方向性も理解しよう。だがな……なぜこういったヤンキーにした。私はそれが許容できない」
「……はい?」
 プレジールは思わずツッコミをしてしまった。許容できないポイントがそこ?と疑問に思ってしまっても無理はないだろう。だが絢瀬のメガネが光り、その情念は止まることを知らない。
「仮にヤンキーだったとしてもだ、金髪短髪ストレート、背が高く舎弟に慕われるヘッドと、喧嘩は大して強くもなく、チームの下っ端でヘッドに憧れている、愛嬌だけは人一倍のみんなの愛され……」
「えっと、長くなるようならカットしてもいい?いいたいことはよく伝わったからー!」
 絢瀬の守備範囲のレベルはプレジールの想像を超えるものだっただろう。独自のマニアックを掘り下げるスタイルに、淫魔である自身の矜持がちょっぴり揺らいでしまいそうな感覚がよぎり、プレジールは絢瀬の発言を遮る。
「あら、可愛い可愛い淫魔ちゃんねぇ…貴女にもっと新しい快楽を教えてあげるわよ?ボッコボコにされる快楽をね…くふふふ…」
「こっちもこっちで、やばい臭いがするわねぇ~」
 血の臭いを放ちながら、熱のこもった視線をプレジールに放つ彼方。もはや身体は温まっており、一種の興奮状態で吐息も甘くなっている。そんな彼方にも若干の淫魔警戒警報が鳴り響いているプレジールであった。
「…ということで、つまり何が言いたいかというと、貴様の嗜好に文句があるから全てを葬りに来た」
 プレジールが遮った後も自論を展開して絢瀬はすべてを言い終えると、拳銃と背に抱えていたショットガンを片手ずつに持ち、構える。まずはプレジールに近づくには大量のヤンキー軍団を何とかしなければならない。虚ろな目でメンチ切りをしてくるヤンキーに対して絢瀬は、目を瞑りユーベルコード「ラピッドシューター」を発動。そこから正確無比、そして瞬時の連続射ちをショットガンでこなす絢瀬。何せ目をつむっても当たるくらいの大量のヤンキーな上に、面で攻撃するショットガンである。それを絶え間なく、しかも超高速で撃ちまくる絢瀬の銃撃にみるみると穴を開けて倒れるヤンキー達。
「楔は撃ち込んだ。行きたまえ、彼方くん」
 今もなお、ショットガンの高速リロードをこなしながら拳銃で撃ちまくっている絢瀬の脇を、彼方が倒れ込んだヤンキーを踏み潰しながらプレジールの方向へとダッシュする。絢瀬のトリガーハッピーよろしくの銃撃から逃れたヤンキー達は角材で彼方を攻撃し、その足を止めようとする。
「アンタ達に用はないのよ、退かないなら死になさい!」
 だが絢瀬のように遠距離攻撃の手段を持たず、徒手空拳の彼方は近づくしかない。角材の攻撃を持前の打たれ強さで耐えながら、ヤンキーを掴み盾をする。そしてプレジールの方向に壁になっているヤンキー達に対して盾ごとの超高速の拳が放たれる。それは盾のヤンキーを絶命させ、さらにそのヤンキーを超高速の砲弾と化す一撃となった。弾道上にいたヤンキーは弾き飛ばされ、一気にプレジールまでも道ができ上がる。
「くっ、人間砲弾とか超強引なんですけどぉ~、ッ!」
「淫魔ちゃん、捕まえた」
 プレジールは身を翻して離脱しようとするが、その手首を彼方が捕まえる。そのまま怪力で手首を握り潰し、引き込んで腕ひしぎ十字固めを敢行する。筋肉が引き千切れる音が響き、骨がミシミシッと軋む。だが淫魔は痛みを覚えつつも、倒れ込まず彼方を持ち上げる形で立っている。
「ち、力は強いようだけどぉ~、淫魔たる者、痛みも快楽に変える術くらい知っているしぃ~♪災魔の力も舐めないことね、キャハ……ガッ!」
「なら、この鉛玉もプレゼントだ。しかと快楽に変えるといい」
 余裕の笑みすら浮かべようとしていたプレジールの額に弾丸が撃ち込まれる。よく見ると弾丸が重なっているのがわかる。まさしくそれは絢瀬のラピッドシューターの射撃だ。同じ箇所で弾丸が3発重なることでプレジールの肌を貫いた形になったようだ。そしてその射撃の衝撃はせっかく維持していた体幹も崩すこととなる。
「チャンスね。新しい快楽を与えてあげるわ!」
 姿勢を崩したプレジールの足を両脇で抱え込み、そのまま裏返して馬乗りになり、足を反り返らせて締め上げる。それはまさしく逆エビ固めの態勢。その怪力を駆使し、思いっきり反り上げてプレジールの腰と背中を破壊しようとする彼方。効果はまさしく絶大で骨がボキボキと折れ、背中が圧迫され呼吸するら満足にできなくなる。
「ちょ、それは、きっついっ!い、いたあああ、ちょ、やめ、てえええええいいたああああ!」
 さすがの災魔であっても弛緩した状態でこれほどの大技を決められてはダメージは大きい。プレジールの絶叫がエリアに木霊する。

 その後、増援に駆けつけたヤンキー達によって彼方も一旦離脱せざるを得なくなり、プレジールは再びヤンキー軍団に守られた状態になる。だが乙女の額に弾丸を撃ち込まれ、腰と片腕をきっちり破壊されたプレジールはいよいよ余裕がなくなってきていた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

久遠・翔
うわーん!?助けてー!?と広間に駆け込みます
蝋の道抜けた後復活した後、全復活した女生徒達に追われてここまで走り抜けてきます

ヤンキー達は持ち前の速さとフック付きワイヤーで抜き去ります
女生徒達は何故かヤンキー達を薙ぎ倒していきます
プレジールの前に来たら何故かコケて巻き込み事故
服とか脱げてワイヤーと共に絡まってしまう上に誘惑フェロモンが全開に…(勝手にUC発動)

あ、ちょっ、どこ触って…や、やめ…いやぁー!?

と、なんやかんやしてプレジールは体力削れ女生徒達も満足そうに倒れている
そして俺は全裸に剥かれさめざめ泣いている



…えっ?淫魔が俺の使役獣に…?超淫魔って何それ…?(涙)

アドリブ歓迎・絡み歓迎



「くっ…、結構いいの貰ったわねぇ。特に腰は不味いわね」
 蓄積する身体のダメージに悶えるプレジール。淫魔結界によってツッパリヤンキーは補充されているとはいえ、楽観視できる状態ではない。そんな憂慮している彼女の思考を遮る音が響き渡る。
「うわーん!?助けてー!?」
 大声でドアを蹴破りエリアに駆け込んできたのは、久遠・翔である。情欲の蜜エリアで色々とあった後、気絶をしていたのだが復活。そして同時に復活したアルダワ学園女生徒に再び追われてここまで全力で走りぬけてきたのだ。途中でツッパリヤンキーに会わなかったのは、他の猟兵に殲滅されたルートを通ったからだろう。
「あら、可愛い子♪でも後ろの女子は猟兵じゃない、わよねぇ?」
 しかし侵入者であることには変わらないのでヤンキーに攻撃の指令を与える。いずれにしても男であれば捕獲しようとするだろうし、女であれば攻撃するだけである。しかしヤンキー達は戸惑いの表情を浮かべて動きが止まる。
「えっ、何?どうしたのぉ?」
「女、身体は女、間違い、ない」
「でも、男の、気配も、する。どういう、ことだ、コラァ?」
 翔という本質をヤンキー達の鋭くなった性別センサーが反応を示す。それ故に一種の混乱状態に陥っていると言えよう。そしてその様子に翔は涙目になりながら、突破と女生徒の逃避を計る。
「うわーん!俺は、俺は男だー!」
 全力で主張するも、隠されていたその巨乳を揺らしていてはまったくの説得力皆無である。止まるヤンキー達を土台にしてフック付きワイヤーで天井のシャンデリアに引っ掛け、空中を飛翔する。翔が空中に逃げている間、魅了で我を失った女生徒と混乱でフリーズしているヤンキーが衝突する。ヤンキーを蹂躙する力はないが、翔のおかげでフリーズしているので怪我の心配はないだろう。
 そして見事、ヤンキー軍団を突破した翔はプレジールの前に降り立つ。かっこよくワイヤーを振り回してプレジールを拘束するつもりのようだ。
「あら、そんなワイヤーで私をどうにかできるとでもぉ?」
「プレジール覚悟…ってわわっ!」
 だが持前のドジっ娘属性のせいか、降り立った勢いで躓きワイヤーが自分の身体に絡まる。そしてその自分自身を拘束した状態でプレジールの胸元にダイブする。もはや狙っているのではないかという行動だが、予想外のアクションにプレジールも接近を許してしまう。そしてワイヤーはプレジールにも絡まり、身体と身体が密着状態になる。そうなると豊満な肉体を持つ翔にプレジールの淫欲に火が付く。
「あらあら、こんな可愛い子が目の前にいるんじゃ、可愛がってあげないとぉ♪」
 だがプレジールの淫欲は翔の発動していた「無自覚の使役術(リンカーネーション)」のオーラに触れることで、条件を満たす。なんとプレジールの身体がデフォルメしたチビキャラのように変化していく。
「…えっ?淫魔が俺の使役獣に…?」
「あらぁ、これってユーベルコード?さしずめ、超淫魔プレジールちゃんといったところかしらぁ?」
「超淫魔って何それ…?」
 だがデフォルメとはいえ、これで拘束できたということでほっとする翔。だがプレジールは小さくなった影響でワイヤーの拘束から抜け出し、翔の身体をまたぐり触り始める。
「な、なんで使役獣が自由に動けるんっすかー!」
「淫魔舐めるんじゃないわよぉ?魅了系の効果は半々といった感じねぇ~。姿は変化させられたけど、動きはできるわねぇ」
 それではこの超淫魔に触られ放題ではないか。そう思って身の危険を感じ、身体を捩る翔だが、ワイヤーが余計に食い込んで動きが取れない。
「あ、ちょっ、どこ触って…や、やめ…いやぁー!?」

 その後プレジールに色々とされた後、翔は全裸でさめざめと泣いている。それをヤンキーの脇をすり抜けてきた女生徒達が回収していき、フロアから脱出していく。
 だがプレジールは動かない。それを見逃す彼女ではないのだが、実は理由があった。色々とハッスルしたおかげで体力を消耗し、さらに無自覚の使役術の効果が切れて元に戻った瞬間、身体の負担に対するリバウンドが一気に来たのだ。それは負傷している腰に大いに負担となり、ダメージを深める結果となってしまったのだ。だがプレジールは後悔はしていない。
「なかなか、いい身体だったわァ……♪」

成功 🔵​🔵​🔴​

ウィーリィ・チゥシャン
【かまぼこ】
淫欲とかはさっぱりわかんないけどこれだけは言える!
プレジール!お前だけは、絶対に許さねぇ!
(教育に悪いから)

真っ向から突っ込み、襲いかかる角材を『盾受け』で受け止めながらヤンキーの群れを『飢龍炎牙』と大包丁の『二回攻撃』で薙ぎ払う。
流石にこれだけの数を相手にするのは骨が折れるけど、残念だが本命はこっちじゃない!
俺が囮になる事でフリーになったボスの元にシャーリーを向かわせる!
「頼むぜ、シャーリー!」
俺もこいつら片付けたら加勢に向かうからな!


シャーリー・ネィド
【かまぼこ】
ゴメン、言ってることさっぱりわかんない(きっぱり)
さっさとやっつけちゃお?

ウィーリィくんがヤンキーを引き受けている間に【ゴッドスピードライド】で真っ直ぐ淫魔の元を目指し、体当たりでの【吹き飛ばし】やフォースカトラスの【2回攻撃】で立て続けに攻撃
相手が距離を置いたらすかさずシューティングスターの【スナイパー】で狙撃
絶対に逃がさないよ!
ウィーリィくんをひどい目に会わせようとしたの、ボク怒ってるんだからね!



 自分の欲求を晴らすことには成功したプレジール。だが肉体的なダメージはすでに限界を超えている。そしてそんな彼女にトドメを刺さんと意気込むコンビが現れる。そう、ウィーリィ・チゥシャンとシャーリー・ネィドだ。ウィーリィの目は敵意に満ちているが、シャーリーは多少目が笑っている感じだ。
「あら、そっちの彼女は理解して貰えたかなぁ?」
「ゴメン、言ってることさっぱりわかんない」
 きっぱりと言いきるシャーリー。もはや理解できないものを無理に理解する必要はない。つまり問答無用で排除してしまえ、という短絡的思考に走った結果である。だが難しく考えないシャーリーの思考はとても正解だろう。教育的観点で難しく考えた結果、ウィーリィは怒髪天突く状態なのだから。
「淫欲とかはさっぱりわかんないけどこれだけは言える!プレジール!お前だけは、絶対に許さねぇ!」
 さきほど散々とツッパリヤンキーに追われたウィーリィは、元凶であるプレジールを見て怒り、理由を聞いてさらに怒りが増した。そしてその怒りを炎に変えて大包丁に纏わせる。
「ウィーリィくん、さっさとやっつけちゃお?」
「言ってくるわねぇ、小麦色の小娘ちゃん~?でもそっちの男の子は、男の世界の第一号として可愛がってあげるわよぉ~!」
 男か女かの判別に揺れたヤンキー達は、完全な男であるウィーリィを見ると男の世界を体現するべく、一斉に動きだす。その動きはまさに餌に群がる蝗の如きだ。だがウィーリィはすでに覚悟を決めていた。大鍋の盾を構えて真っ向からヤンキー達に対峙する。
「来るなら来やがれ!喰らい尽くせ、炎の顎!」
 大鍋で角材を受け止め、弾き返す。体勢が崩れたのを狙って、ウィーリィが渾身の「飢龍炎牙(グリード・ブレイズ)」を敵陣に叩き込む。龍の姿の紅蓮の炎が疾駆し、ヤンキー達を瞬く間に黒焦げにしていく。自身の怒りと同調したからか、以前より火力が上がっており、燃やされたヤンキーは消し炭になり消え去っていく。
 勢いを削られたヤンキー軍団に勇猛果敢に突っ込んだウィーリィは大包丁の連撃を繰り出し、ヤンキー達の身体を引き裂く。そして大鍋の受けと盾弾き、龍の炎と一人で獅子奮迅の働きをし、ヤンキー達を近づけない。だがヤンキー達は淫魔結界で無限に増殖しており、これを一人で相手し続けるのはさすがのウィーリィの体力ももたない。しかしウィーリィはそれでよかった。そう、彼は囮なのだ。
「頼むぜ、シャーリー!」
 本命はウィーリィではない。そう、宇宙バイク「ハイメガシャーク」に乗り空中を疾駆するシャーリーなのだ。男であるウィーリィの特性を生かした見事な囮作戦である。
「俺もこいつら片付けたら加勢に向かうからな!」
 ヤンキー達を焼き払いながら戦うウィーリィに微笑むシャーリー。あれだけの数を一人で相手にするのに強がる彼の姿勢がとても好ましく思えたからだ。そしてその視線の先は一人で佇むプレジールへと変わる。
「空から来る連中が多いわねぇ~。で、も、私の力を甘くみないことね!」
 シャーリーは増強された移動速度のままにプレジールに突っ込む。優に200km/hは超える速度でのブチかまし。だがプレジールは正面から受け止めている。恐るべきは災魔の一人というべきだろうか。だが、その身体からは鈍い音が響き渡る。
「あっ、ぐっ!し、しまったぁ~。さっきの傷がぁ!」
 折られた腕と粉砕蓄積ダメージの腰が悲鳴を上げる。それを好機と感じたシャーリーはプレジールの負傷している腕にフォースカトラスの連撃を加える。筋肉と腱を切り裂く見事な剣撃にプレジールの力が腕から失われる。するとバイクとの力の均衡は傾き、一気にバイクの力がプレジールを蹂躙、その身体を弾き飛ばす。
「くっ、こうなったら一旦距離を……」
 再びヤンキー軍団を盾にしようと翼を羽ばたき飛翔して逃げの一手に出るプレジール。だがそれを逃がすほど、シャーリーはお人好しではない。
「絶対に逃がさないよ!」
 武器を尽かさずシューティングスターに切り替えたシャーリー。その射撃は正確無比で、今プレジールが一番当てられたくない箇所を狙う。それはつまり、弾丸がめり込んでいる彼女の額の箇所。そこを寸分狂いなく熱線が貫く。元々、弾丸によって道が切り開かれていたのだ。いかに災魔の身体とはいえ、防ぎ切ることはできない。その熱線は脳細胞まで達する。
「あっ、うそっ……私が、こんなところで……?」
「ウィーリィくんをひどい目に会わせようとしたの、ボク怒ってるんだからね!」
 彼女のイカリのカトラスがプレジールの額に突き刺さる。ハイメガシャークの最高速で近づき、剣を突き抜いたのだ。その刀身は見事プレジールの頭蓋を完全に貫通する。全身の力が抜けていき、淫魔結界のオーラも霧散していくのを感じるプレジール。
「あーぁ…、男の世界見たかったなぁ…、でも、また、面白いこと、やるから、いい、かなぁ…、キャハ♪」
 そんな不穏な言葉を言い遺し、消滅するプレジール。そして淫魔結界も完全に消滅し、洗脳が解けたヤンキー達の動きが止まる。
 だがヤンキー達は消滅したわけではない。つまりまだ戦闘が続く可能性を示している。すでに疲労の色が濃いウィーリィの元に、シャーリーがハイメガシャークを飛ばして駆けつける。最悪、離脱も考えなくてはいけない状況だ。
 しかしヤンキー達の様子がおかしい。身体を振わせて、その表情は苦悶の色を浮かべている。そして全員が一致して大声を張り上げる。

『う、うわあああああああああ!俺達を見るなァ!俺達はノーマルなんだあああああああああああ!』
 そう言ってヤンキー達は角材を投げ捨てて、迷宮の奥へと逃げて行った。そう、彼等はあくまでプレジールに洗脳されていただけなのだ。そしてその洗脳の時の記憶は残っていたのだ。あまりの羞恥心に居たたまれなくなった、ということだろう。
 敵が去り、疲労からシャーリーの肩へと身体を預けるウィーリィ。その表情は安堵と共にやり遂げた男の顔をしていたという。

 こうして大淫魔プレジールの野望は潰えた。しかし迷宮に潜むツッパリヤンキーの一部に深いトラウマを残した嫌な事件として、ある意味語り継がれることなった。「男の世界、怖い」という畏怖と共に。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年04月19日


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#アルダワ魔法学園


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠天原・京香です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト