人を隠すは神にあらざるや
●神隠し
「おいおい、聞いたかい?」
「ああ、例の神隠しだろ? 最近怖いよな。」
「先週は団子屋の看板娘の小毬ちゃんで、昨日は大工のシゲさんの娘。どっちも可愛かったんだがなあ。」
「いや、それで神様に見初められちゃったんじゃないかい?」
「なるほどなあ。そういうこともあるかもしれんなあ。」
●犯人を探せ!
「サムライエンパイアのとある町で、神隠しが起こっているのだ。」
猟兵達を招集したグリモア猟兵の天御鏡・百々(その身に映すは真実と未来・f01640)は事件の詳細を語り始める。
「いや、正確には謎の行方不明事件と言ったほうがいいか。神は気まぐれではあるが、意味もなく攫うようなことはない」
神鏡のヤドリガミである百々としては、神様の仕業にされたことが少々気に入らない様子だ。
百々によると、初めに発生したのは2週間ほど前で、既に5人が行方不明になっているという。行方不明者の共通点は全員がかなりの美少女ということだった。
「我の予知によれば、この事件はオブリビオンによって引き起こさているようなのだ」
自らの本体である鏡におぼろげに映る怪しい姿を見せる百々。事件の裏にはオブリビオンの影在り。行方不明事件の調査から、元凶となるオブリビオンを見つけ出して討伐するのが今回の猟兵達の目的だ。
「情報収集の方法は任せるぞ。貴殿らの能力を存分に生かしてくれればよい」
力、速さ、知恵、何をどう使うかは猟兵次第だ。
「貴殿らならば必ず成し遂げられるはずだ。どうかこの神隠しを解決してくれ。」
百々はそう告げて猟兵を送り出すのだった。
夢幻
マスターの夢幻です。
天魔、ニーナと来て、今回は百々が説明役のグリモア猟兵です。
神隠しの原因調査からスタートとなります。その方法はフラグメントを参考にご自由に考えてください。
第1章 冒険
『神隠し』
|
POW : 現場に何度も訪れ、事件が発生する瞬間を目撃、原因を突き止める。
SPD : 囮に発信機を持たせたり、いなくなる場所に動感知カメラを設置して原因を突き止める。
WIZ : 行方不明になった時間、場所、人物などの情報からパターンや共通点を割り出し、事件の原因を突き止める。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
|
水無月・篝
【WIZ】
二週間で、行方不明者が5人。
となると、そろそろ事件の傾向が見えてくる頃でしょうか?
なので、まずは詳細を調べましょう。
居た事が確実な時間と居なくなった事が判った時間、
その差を計れば犯行予想時刻が絞れますし、
行方不明者の年齢・性別・周囲の評判を聞ければ、
犯人の嗜好が予想できるでしょう。
後は、同じように調査する御同業の方々との、情報交換もできれば良いですね。
見落としや勘違いを修正できますし。
一通り調べがついたら、集落で歌を披露し、
不安を一時的にでも癒したいところです。
シンフォニック・キュアが、精神的なものにも効くと良いのですけど。
「二週間で行方不明者が5人ともなると、分析すれば事件の傾向が見えてくるでしょうか?」
水無月・篝(万妖姫・f05974)は行方不明者の情報を調べることで、共通点や
傾向などを分析することにした。行方不明になった5人が誰かということは百々から聞いているため、彼女たちを知る人を探して詳細な情報を集めていく。
「すみません。神隠しの調査をしているのですが、小毬さんのいなくなった状況を教えていただけますか?」
「ああ、あの子がいなくなったのはちょうど2週間前で、夕方に働いている団子屋を出たところまではみんなが見ているんだが、帰って来ないんだよ」
「ありがとうございます。きっと見つけて来ますね。」
そうして一通り話を聞いて手に入れた情報をまとめると
・全員が15~20歳の少女
・どの娘も周囲で可愛いと評判になるくらいの外見
・いなくなったのは夕方~深夜
・通ったと思われるルートの中に共通する裏通りがあった
こんなところだろうか。篝は手に入れた情報を仲間の猟兵に共有しておく。
「情報収集は十分でしょうか? しかし、話を聞いてみると神隠しが起こって不安になっている人が多かったですね……それなら、私の歌で癒しましょう」
篝のシンフォニック・キュアの歌声が集落に響き渡る。これで神隠しの起こった町の人々の心も、一時的とはいえ癒されるだろう。
成功
🔵🔵🔴
當良邑・祈
自分は美少女かは分からないが、少なくとも少女には見えるだろう。
機械の体は発信機を仕込むのにも不足ない。
自身が囮となる腹積もりで現場の調査に向かう。
最低限は調査が進むだろう、
襲われることとなればその場で応戦しよう、よしんば力及ばずともすでに他の猟兵も調査を始めているだろう。
誰かが馬鹿なこのサイボーグの救難信号を追ってくれるはずだ。
ティアー・ロード
許せん……許さんぞブッダゴッドォ!
神隠しなどと騙り、美少女たちを拉致監禁しようなどと!
乙女たちは私が必ず取り戻す!
どうするか?愚問!
現場百回だ!
次の事件を防ぐ為にも現場へ赴き
美少女を探しながらナンp、げふん……パトロールだ!
「む、美少女……おっと、ターゲット候補確認、追跡する」
「やー、キミ可愛いねぇ。もしかして看板娘って奴かな?」
「どうかな、私を被ってヒーローになってみないかい?」
事件が発生したら私は追跡より美少女の救出を優先
【サモニングガイスト】で炎の戦乙女を呼び
犯人の迎撃と調査はガイストに任せるよ
「待てい!そこまでだ!」
「涙の支配者!ロード・ティアー推参!」
「やれ!炎の戦乙女!」
「追え!」
夷洞・みさき
何物であっても不当に人を攫うのは良くないことだね。
それがオブリビオンであるならなおさらだ。
【SPD】囮を使えれば楽なんだろうけども、あまり使いたい手じゃないし、
誰か連絡を取れる人がいれば、僕が囮になってもいいしね。
猟兵は一人じゃないんだし、力のない人を危ない目に遭わせたくないからね。
目標は、監禁場所。せめて犯人の情報は集めたいね。
自身を囮に
予め用意したサムライエンパイヤの民族衣装で町娘風に変装
「僕に目をつけるなんて、中々良い趣味じゃないかい?」
うまく捕まったら、UCにて実体化した同胞を伝令に。または同胞を身代わりに脱出
ちょっとの辛抱だけど、よろしく頼むね。勿論後で、一緒に悪い人達を拷問しよう。
「許せん……許さんぞブッダゴッドォ!」
行方不明事件の話を聞き、怒りを燃やす人物が一人。浮かぶ仮面を一人と数えるのかは少々疑問はあるが、猟兵であるし一人でいいだろう。そう、それはティアー・ロード(ヒーローマスクのグールドライバー・f00536)だ。
「神隠しなどと騙り、美少女たちを拉致監禁しようなどと! 乙女たちは私が必ず取り戻す! そのためには現場百回だ! 次の事件を防ぐ為にも現場へ赴き、美少女を探しながらナンp……げふん……パトロールだ!」
裏には少々下心もありそうだが、救出への強い意志を見せるティアーは篝の集めた情報を元に現場へと向かう。
黄昏時に人気のない裏通りを歩く美少女二人、夷洞・みさき(海に沈んだ六つと一人・f04147)と當良邑・祈(サイボーグの化身忍者・f09602)は自らを囮として神隠しの原因を調査することにした。ちょうどこの通りに入る前に遭遇し、せっかくならばと一緒に囮をすることにしたのだった。
(一般の人に囮になってもらえれば楽なんだろうけども、それはあまり使いたい手じゃないからね。それなら僕が囮をやればいいね)
力のない人を危ない目に遭わせたくないと囮をすることに決めたみさき。サムライエンパイヤの民族衣装を着た彼女はもうただの町娘にしか見えないだろう。また、彼女は少々不健康な顔立ちではあるが、ぱっちりとした目とホクロが魅力的で、攫われるだけの美女と言えるだろう。
(自分は美少女かは分からないが、少なくとも少女には見えるだろう。囮になれば、最低限は調査が進むはずです)
祈はサイボーグではあるが、一見しただけではそこまで判断することは難しいだろう。みさきに合わせて町娘風の衣装を着た姿は、機械ではなく普通の少女に見える。ゆったりとした服装で、戦闘時の変形を妨げないようにしているようだ。また、機械の体にもメリットはある。発振器など仕込みやすいし、年齢もわかりにくい。篝が調べた年齢の共通点からは少々幼い祈でも問題にはならないだろう。
優秀な囮が二人もいれば、罠にもかかろうというものだ。裏通りを二人が歩いていると、四人の黒ずくめの男たちが現れ彼女たちを包囲してきた。
と、その時だ!
「待てい! そこまでだ! 涙の支配者! ロード・ティアー推参!」
大声が響き渡った方を見ると、空中に浮かぶ仮面がいた。どうやら現場を捜索する中で二人を見つけ、ストーキンg……隠れて護衛していたようだ。
「やれ! 炎の戦乙女!」
ティアーはサモニング・ガイストで召喚した戦乙女で襲撃者を攻撃する。みさきと祈はいきなり出てきたティアーに驚きつつも、それぞれの手段で襲撃者の撃撃を始める。
みさきはユーベルコードを使い6体の霊を召喚する。これで人数は逆転だ。その上でサイボーグである祈が下半身を4本の脚と2本の刃に変形させて飛びかかれば、襲撃者はあっさり制圧できてしまった。どうやら襲撃者はオブリビオンではなく、普通の人間だったようだ。
「やー、キミ可愛いねぇ。どうかな、私を被ってヒーローになってみないかい?」
ティアーにとっては襲われていた二人が一般人ではなく猟兵だったことは関係ないようで、何か勧誘を始めている。
みさきと祈は救援に対しては感謝を言いつつも、勧誘はさらっと流して縛った襲撃者たちを猟兵の拠点に連れていって尋問することにした。
襲撃者からの尋問結果で、攫われた少女たちの監禁場所は判明することだろう。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
月山・カムイ
アレクシス・アルトマイア(f02039)さんと組んで参加
「見目麗しい女性が拐かされている、とのことですしアレクシスさんですと囮にピッタリなのではないでしょうか?」
目隠ししているという部分も、相手に隙があるという風に見せる事が出来るので、標的になりやすいのではないか?
そう説得して、彼女に囮になってもらう
影の追跡者に護衛代わりに彼女を追跡してもらう
彼女の持った発信機とで二段構えでの追跡ですね
自身も彼女から少し離れたところから追跡
敵の襲撃があったら彼女を助ける為に動く
影の追跡者の対象をその敵へ変更、敵のねぐらを追って探る
アレクシスさんに万が一がないよう警戒を怠らない
女性が傷つくのは見たくないですし
アレクシス・アルトマイア
今出会った月山・カムイ(f01363)くんと組んで行動しますね。
神隠し……
(百々ちゃんの言葉を思い出す)
いえ、行方不明事件がおこってるのですから、一人は怖いですからね。
でも、町の皆さんを安心させて差し上げるためにも、SPD重視に一刻も早い解決が必要です
はい、早速一人で出歩いて囮になっちゃいますよ。
発信機をちゃーんと持って
不安そうに、隙だらけに、一般人の人間の少女らしく。
人気のない路地裏とかを歩きましょう。
ああ、怖すぎて震えてしまいます
敵が現れればそのまま演技続行で様子を見て情報収集
きゃっ、などと声を上げてしまうかも
用済みになりましたら、四肢を撃ち抜いて差し上げましょう
さあ、行きますよカムイくん
3人の猟兵達が襲撃者を捕らえた数時間後、裏通りにはアレクシス・アルトマイア(夜天煌路・f02039)の姿があった。
「見目麗しい女性が拐かされている、とのことですしアレクシスさんですと囮にピッタリなのではないでしょうか?」
そんな月山・カムイ(絶影・f01363)の提案に乗って、アレクシスは町の皆を安心させるために一刻も早い解決が必要であると、囮になることにしたのだ。
とはいえ一人では怖い。カムイが提案したことであるし、カムイへとしっかり護衛してもらえるように頼んでおく。
それに応じたカムイは召喚した影の追跡者にアレクシスを護衛させ、自らは少し後から追跡する。
アレクシスは紛れもなく美少女で、スタイルも抜群だ。常に付けている目隠しだけは不自然ではあるが、既に時刻は深夜、この時間帯であればごまかせるだろう。
不安そうに、隙だらけに、一般人の人間の少女にしか見えないその姿に対し、怪しい影が後ろから近づいて行く。
「きゃっ!」
「アレクシスさんに乱暴はさせませんよ!」
悲鳴を上げるアレクシア。しかし、女性が傷つくのは見たくないと、万が一のことがないように警戒を怠らずに護衛していたカムイがいる。少し離れたところにいたカムイではあるが、その風の如き素早い動きで襲撃者との間に入り、アレクシスを護る盾となった。
ガキィィン!!
突如出てきたカムイに対し、襲撃者は邪魔だとばかりにカギ爪を振るう。小太刀でカギ爪を受けたカムイではあるが、予想以上に重い攻撃に吹き飛ばされてしまった。
「チッ、部下共が帰って来ないから俺自身で来てみれば……猟兵か?」
カムイを払って吹き飛ばしたのは、粗野ではあるが美形の青年であった。猟兵のことを知っていることや、カムイを吹き飛ばすほどのパワーを考えれば人間ではあり得ない。とすると、こいつが元凶のオブリビオンだ!
「一人出てきたってことは、まだまだ隠れて居やがりそうだな。ここは一旦逃げるとするぜ」
実際には他に隠れている猟兵などいない。引いていくオブリビオンに二人は胸をなで下ろす。事件の解決のためには倒す必要があるが、今ここで戦うのは分が悪かった。
オブリビオンの姿が完全に見えなくなる前に、カムイは影の追跡者の対象をオブビリオンに変更してその後を追わせる。うまくいけば、敵の拠点を見つけられるであろう。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
第2章 冒険
『魑魅魍魎の森』
|
POW : 危機的状況での食いしばり、体力を問われるモノ等
SPD : 連続戦闘や森への迅速な侵入、他速度を問われる行動
WIZ : 多数の敵を避ける、罠を仕掛けて防備を厚くする等
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
|
猟兵達が捕らえた襲撃者達への尋問と、オブリビオンを追う影の追跡者の情報により、敵の拠点が判明した!
森の奥にある廃寺を山賊の一団が根城にしており、神隠しに合った5人はそこに囚われている。この山賊団の棟梁がオブリビオンであり、自身のハーレムを作ろうと美少女ばかりを攫っているとのことであった。さらに、飽きたら売るとも話していたようで、オブリビオンに相応しく極悪人だ。
猟兵達は行方不明者の救出とオブリビオンの討伐のため、廃寺がある森へと向かった。と、そこで森の様子がおかしいことに気づく。
森の中に様々な魑魅魍魎が跳梁跋扈しているのだ! おそらくはオブリビオンの影響であろう。
猟兵達は決戦の前に、妖魔がうごめく森の攻略に取り掛かるのであった。
ティアー・ロード
「魑魅魍魎が跋扈するこのサムライエンパイア……正義はここにある」
「私は涙の支配者、ロード・ティアー!」
「今日の私はデストロイヤーだ!」
真の姿へと転じながら名乗りを上げ
森の中の魑魅魍魎たちの注目を集めることで挑発を行うぞ
これで私が敵を引き寄せる!
他の猟兵の進入を支援するのが目的ですね
もちろん引き寄せた魑魅魍魎共を許すつもりもないです……ッ
正義の痛みと怒りを込めた捨て身の一撃で粉砕するよ
戦闘スタイルは徒手空拳、あえて防御を考えず常に攻撃しつづけ
【ジャスティスペイン】で強化した体力をもって必殺技のオンパレードです!
「奥義、捨て身ラッシュ!」
「秘儀!捨て身アッパー!」
「奥義!捨て身ドリルキィィック!」
アレクシス・アルトマイア
カムイ(f01363)くんと引き続き組んで森を踏破いたしましょうか
はあい、敵の拠点も突き止めたことですし、
攫われた方たちもハーレム目当てでしたらひとまずは?命の危険はないでしょう。
でも、救出は早いに越したことはないですね。
張り切ってピクニックと行きましょうか
こちらの国の野生動物はなかなか禍々しいですねぇ
SPD重視にささっと魑魅魍魎を2丁拳銃で撃ち抜いて行きましょう
二回攻撃に、援護射撃は得意ですよ
カムイくんやご一緒している他の方のサポートもしつつ行きましょう
先程の首領の方、今度はしっかり準備してきそうですから、油断せずに行きましょう。
割と行動派なようでしたし、
迎え撃ちに来てもおかしくはないかも。
月山・カムイ
引き続き、アレクシス・アルトマイア(f02039)さんと参戦
「森の中に魑魅魍魎、と来ましたか
これは一筋縄では行かないでしょうねぇ」
怨念の類とは馴染みが有るため「数が多いと面倒そうですね」という感想でしかない
囲まれたりした場合は、ユーベルコードによる数千万の斬撃で魑魅魍魎を切り払っていく
アレクシスさんに被害が及ばないように、とも思ってましたが……その心配は無用そうですね
素早く敵を屠っていく彼女の姿を見て、頼もしく思いながら補助するように斬撃を重ねていく
「敵も備えをしているでしょうし、音を気にする必要もないでしょう
囚われた人達に万が一が無い様、急ぎますか」
窮鼠猫を噛む、とも言いますし
「魑魅魍魎が跋扈するこのサムライエンパイア……正義はここにある。私は涙の支配者、ロード・ティアー!」
ティアーは森に入って名乗りを上げる。その大声に大勢の魍魎たちが集まってくる。他の猟兵達の支援にと、敵を引き付けることにしたティアーの狙い通りだ。その姿は情報収集の時と異なり仮面だけではなく、仮面を付けた少女となっている。魍魎との戦いのために真の姿を開放したのだ!
「今日の私はデストロイヤーだ! 奥義、捨て身ラッシュ!」
ティアーはジャスティスペインで強化された身体能力でもって、次々と敵を屠っていく。敵を引き付けること、防御を考えず捨て身で戦うことによって不利な行動という条件を満たしたのだ。
とはいえ、流石に敵が多すぎるだろうか。ティアーは徐々に囲まれていき……その死角から妖魔が飛びかかってきた!
バキューーン!
妖魔は四肢を撃ち抜かれて崩れ落ちる。
「大丈夫ですか? 私たちが援護しましょう!」
「数が多いと面倒ですね。一緒に戦いますよ」
ティアーと魍魎との戦闘の音を聞き、行動を共にしていたアレクシスとカムイがそこに合流した。妖魔はアレクシスの援護射撃によって撃ち抜かれたのだ。
「こちらの国の野生動物はなかなか禍々しいですねぇ」
魑魅魍魎達へそんな感想を漏らしつつ、アレクシスは素早い速度を生かした2丁拳銃で魍魎達を撃ち抜いていく。目隠しをしているアレクシスだがそれは別に問題ないようで、次々と急所へと銃弾を当て、魍魎達を屠っている。援護射撃は得意なようで、時折ティアーのサポートも忘れない。
「アレクシスさんに被害が及ばないように、とも思ってましたが……その心配は無用そうですね」
素早く敵を屠っていくアレクシスの姿を見て頼もしく思いつつ、カムイも攻撃に参加する。敵が集まっている所へ突っ込み、必殺のユーベルコードを解き放つ。
「音も無く――――その身に刻め――――無響剣舞・絶影」
カムイ放つのは数千万もの斬撃だ! カムイの周囲十数mに凄まじい斬撃の嵐が吹き荒れ、効果範囲にいた魍魎達を微塵に切り刻むどころか血煙へと変えていく。
「協力感謝だ! 奥義! 捨て身ドリルキィィック!」
ティアーも負けじと更なる奥義を繰り出して奮戦する。ティアーだけでは少々厳しかっただろうが、アレクシスにカムイが加われば話は別だ。3人の連携の前に、集まってきた魍魎達は次々を数を減らしていき、最後の1体が殲滅されるまで、さほどの時間はかからなかった。
「攫われた方たちもハーレム目当てでしたらひとまずは命の危険はないでしょう。でも救出は早いに越したことはないですよね。張り切って行きましょうか」
「はい。敵も備えをしているでしょうし、音を気にする必要もないでしょう。囚われた人達に万が一が無い様、急ぎますか」
「そうだな。可憐な乙女達を一刻も早く救出せねば!」
早く救出に行こうというアレクシスにカムイとティアーが同意する。3人は協力して魍魎を倒しつつ、妖魔が蔓延る森を抜けていくのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ロカロカ・ペルペンテュッティ
ハーレムを作りたい、ですか。
……何とも下卑た野望、一刻も早く打ち破り、神隠しにあった方々を救い出さなければなりません。
とはいえ、万全を期すためには、無駄な消耗をするわけにはまいりませんね。魑魅魍魎達の動きを探り、無駄な消耗は避けて先を急がなければ。
姿なき隣人たちの声を聞き、意識を研ぎ澄まし、耳を澄まして(技能:地形の利用、第六感、聞き耳)、敵の少ないルートを探り、なおかつ姿なき《追跡者》を先行させて、慎重かつ迅速に森の中を進みます。
他の猟兵の方と協力しても時間がかりそうな敵の数が多いところは避け、手早く片付けられそうならばそれを迅速に排除して廃寺を目指しましょう。
ティアー達3人とは対照的に、敵を回避して進むことにしたのはロカロカ・ペルペンテュッティ(《標本集》・f00198)だ。
「万全を期すためには、無駄な消耗をするわけにはまいりませんね。敵の少ないルートはどちらでしょうか?」
ロカロカは耳を澄まして森の様子を伺う。すると、遠くの方から戦闘音が聞こえた。
「敵を引き付けてくれている猟兵さんがいるみたいですね。助かります」
どうやら敵の大半はその戦闘の方へ引き付けられているようで、ロカロカは敵と遭遇せずに森の中ほどまで進むことができた。しかし、あまりの強さに敵が逃げ出したのか、森の後半では魍魎達の偏りが少なくなっており、回避するのはなかなか困難そうだ。
「ここからはキミにも手伝ってもらおうかな。起きて、姿なき追跡者、音もなく駆け回る者」
ロカロカがキミと呼ぶのは標本番号342の《追跡者》だ。極めて発見されづらく、自身と五感を共有できるそれをロカロカは先行偵察に利用することにした。
ロカロカは優れた第六感を研ぎ澄まし、歩きにくい森の中もうまく地形を利用して進んでいく。そうしてロカロカは敵と一切遭遇することなく、森を抜けて敵の拠点たる廃寺へとたどり着いた!
「ハーレムを作りたいなどという下卑た野望、一刻も早く打ち破り、神隠しにあった方々を救い出さなければなりません」
ロカロカはオブリビオンとの決戦へと向かうのだった。
成功
🔵🔵🔴
第3章 ボス戦
『美形な山賊頭領』
|
POW : 行けっ!
【従わせた部下の山賊達】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
SPD : 死ねっ!
【両手の鉄爪】が命中した対象を切断する。
WIZ : 皆殺しだっ!
【我を忘れる程の怒りに満ちた状態】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
👑17
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
|
廃寺に到着した猟兵達に対し、山賊の棟梁たるオブリビオンは配下と共に対峙する。
「チッ、ここがバレるとはな。あいつらが喋ったのか? 本当につかえねーな」
実際にはそれだけでなく、この棟梁を追いかけた影の追跡者の情報もあるのだが、それには気づいていないようだ。
「まあいい。どうせここでお前らをブチ殺して、他のところでまたやりゃあいいんだからな!」
猟兵達を皆殺しにして、また別の場所で悪事を働こうとしているこの悪党は絶対に見逃してはならない。
ところで攫われた少女たちの姿が見えないが、彼女たちは寺の中に囚われているのだろう。人質に取るようなことも考えていないようなので、オブリビオンを倒した後で救出すればよい。今は目の前の戦闘に集中するのだ。
「猟兵どもめ、皆殺しにしてやるっ! 行くぞお前ら!」
オブリビオンは配下の山賊に指示を出すと、カギ爪を構えて襲い掛かってくる。
猟兵達とオブリビオンの決戦が始まった。
水無月・篝
女性を攫う山賊は、普通のものであっても許せないものですが、
それがオブリビオンともなれば、ここで確実に潰しませんと。
武器は鉄爪ということは、それだけ身のこなしや踏み込みに自信があると見ました。
油断しないよう、我が三日月の間合いを保ちませんと。
見たところ、一番厄介なのは「皆殺しだっ!」でしょうか。
理性を失っているのが救いですが、それでもあの攻撃力と耐久力は厄介です。
この技は、私のユーベルコード、達人の智慧にて封じさせて頂きましょう。
さぁ、神隠し事件も大詰めです。
祭器を任された戦巫女として、このようなところで負けられません。
いざ勝負と参りましょう。
ロカロカ・ペルペンテュッティ
他の方を出しにしてしまったようで申し訳がないですが、
上手く消耗を避ける事が出来た様ですね。
さて、今回の首魁の登場、ですね。
我を忘れるほどの怒りの状態で自身を超強化できるようですが、理性を無くしてしまうようですね。ここにつけ込んでみましょう。
標本番号008で《火蜂》の群れを呼び出します。その内半分は敵の周囲にまとわりつかせ、狂乱状態の敵をくぎ付けにします。
そうしている間に、残り半分の《火蜂》を合体させ、複合式連鎖刻印と封鎖紋の限定を解除して自分の内から呪力を引き出し、身に着けた祭礼呪具と祭礼の呪杖で増幅し、敵が狂乱を解除した瞬間を狙い最大の一撃を叩き込むとしましょう。(属性攻撃+捨て身の一撃)
相楽・銀之介
神隠しと噂を立てられちゃ、俺としても少しばかり居心地が悪いというもんだ。
まぁ実際は神とは似ても似つかない悪党の仕業だったわけで、
全て屠れば片がつく。
距離を保つ位置にて戦闘
・巫覡載霊の舞
対象の攻撃を軽減しつつ【神霊体】へ変身
白銀の大犬神の姿で敵へ食らいつきます
また咆哮や尾の一振り、引っ掻きは【衝撃波】となって敵を切り裂く
命を削る為長い時間の使用は控え、機を見て使用
不意をついた【WIZ】による【全力魔法】
風を味方に切り裂く刃を浴びせます
【SPD】を生かし山賊達を一網打尽に【なぎ払い】
力で劣る分、軽やかに舞うように攻撃を繰り出す
多少の横暴が許されるのは幼子くらいだぞ。
攫った人達は返してもらおう。
「猟兵どもめ、ブチ殺してやるっ! 行くぞお前ら!」
配下と共に襲い掛かってくる山賊頭領に対し、迎え撃つ猟兵達。山賊棟梁に相対するのは三日月という祭器の薙刀を構える篝だ。
「祭器を任された戦巫女として、このようなところで負けられません。いざ勝負と参りましょう」
「ハッ、俺に勝てるわけがねえだろう! お? よく見りゃなかなか綺麗な顔してるじゃねーか。今降参するなら殺さずに俺のハーレムに入れてやるぜ?」
「貴女の女性に対する扱いは許せません。ここで確実に潰します。」
山賊棟梁の軽口に、篝が怒りを顔ににじませる。素早い身のこなしで鉄爪を振るう山賊棟梁に対し、篝は油断せずに動きを見極め、適切な間合いを維持して応対する。
部下の山賊達にはロカロカと相楽・銀之介(八頭一神・f02575)が対応する。
「悪党どもめ、悪事を押し付けるために神隠しなんて噂を立てられちゃ、俺としても居心地が悪い。ここで全て屠ってやろう」
ヤドリガミ、特に神社や宮などに祀られる者にとって、神の仕業とされるのは業腹だ。それは護符のヤドリガミである銀之介も同じ。彼は神霊体としての白銀の大犬神へと変じ、配下の山賊達をその牙や爪でなぎ払っていく。
大犬神へと山賊も斬りかかるが、山賊のなまくら如きでは神霊体である大犬神には通じない。軽やかに舞うような動きで、銀之介は次々と山賊達を屠っていく。
「これで最後だ!」
銀之介の放った風刃が最後の山賊を両断する。
「多少の横暴が許されるのは幼子くらいだぞ。攫った人達は返してもらおうか」
山賊を倒し終えた銀之介は元の姿へと戻る。戦闘には余裕があったが、それは命を削ったからこそ、思ったよりも消耗は激しい。
「よくも俺の部下共をやってくれたな! 貴様ら皆殺しだ!!!」
配下を倒され、山賊棟梁は激昂する。あまりにの怒りに理性を失っているようだが、その鉄爪は先ほどに数倍する速度で篝へと振るわれる。しかし、燃え盛る蜂が篝をかばう。蜂は消滅してしまうが、篝はその間に十分な間合いをとることができた。
「先ほどは上手く消耗を避ける事が出来ましたが、他の方を出しにしてしまったようで申し訳がないですね。ここは私に任せてください」
今篝をかばった蜂はロカロカのユーベルコードにより呼び出された標本番号008:火蜂の群れの中の一匹だったのだ。
「助かります。あの技は強力ですが、理性を失っていることが弱点です。狙った相手を攻撃できません。」
「なるほど! それなら……これでどうでしょう」
篝の助言を受け、半分ほどの火蜂を敵にまとわりつかせる。狂乱する山賊棟梁はまとわりつく火蜂を攻撃するだけで、猟兵達は標的になっていない様子だ。
「守護明神よ。私の智慧をご覧いただけましたか?」
山賊棟梁のユーベルコードの弱点は立証された。篝の達人の智慧により、守護明神が現れ、山賊棟梁の激昂による強化は消失した。
「なんだと!?」
ユーベルコードを封じられ、驚き慌てる山賊棟梁。それを見逃すロカロカではない。複合式連鎖刻印と封鎖紋の限定を解除、引き出した呪力をに着けた祭礼呪具と祭礼の呪杖で増幅し、火蜂を強化する。
「踊り猛り、燃え盛り、刺して尽きるモノ達よ!」
様々な呪により強化された火蜂は合体し、巨大な火の玉となって山賊棟梁に直撃する。ロカロカ最大の一撃を受けた山賊棟梁は、その体に大火傷を負ったようだ。
「この、猟兵どもがああああ!!!」
しかし、山賊棟梁はオブリビオンだ。この程度では倒れない。しかし、既に山賊の配下達は全滅し、戦況は猟兵優位に進んでいる。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
當良邑・祈
事件の元凶に相対し、自身の全力を持って戦闘に望む。
化身忍者の能力は自身への負担も大きい。
が、相手はそのようなことを知る由もない。
焦りは相手にこそあるはずだ。
「どうだ、よけられるか」
中距離からの投擲による牽制で間合いを調整する、
「お山の大将はさすがにすばっしこいな」
わざとらしい挑発とともに追加の投擲、
「ブチコロスだったか、さっきまでの威勢はどうした」
こちらからは決して仕掛けない、
「どうしたその爪は飾りか」
狙いは【両手の鉄爪】で切り刻むために近づいてきた相手に
「そこだ!」
カウンターで急所を狙う
猟兵達の連携により火傷を負った山賊棟梁へと祈がさらに追撃を加える。
「どうだ、よけられるか」
祈は山賊棟梁へと羽手裏剣を投じる。山賊棟梁は身を捻って避けようとするも、手裏剣はその頬をかすめ、山賊棟梁に一筋の血を流させた。
「チッ、小細工を!」
祈の羽手裏剣は表面に特殊加工が施された特別な手裏剣だ。その特殊加工により視認性が悪いため避けるのは困難。さらに祈は、降魔化身法で様々な妖怪悪鬼をその身に宿すことで身体能力を超強化している。おかげで投擲も素早く、間合いを取る動きも軽快だ。
「山の大将はさすがにすばっしこいな、ブチコロスだったか、さっきまでの威勢はどうした」
祈はわざとらしく挑発しつつも、決して自分からは仕掛けず、追加で投擲を加えつつ間合いを保ちチャンスを待つ。
「どうした? その爪は飾りか?」
「ああ、ウザったい、このクソ忍者め! 望み通り斬り刻んでやるよ! 死ねぇ!」
焦った山賊棟梁は手裏剣を払い、一気に祈との間合いを詰めてくる。そして、両手の鉄爪を振りかぶり祈へと斬りかかる。
しかし、それこそが祈の狙いだ!
「そこだ!」
タイミングを合わせた祈のカウンターの一閃が山賊棟梁を捉えた!
「これが化身忍者の力だ!」
降魔化身法は自身への負担も大きいが、敵はそのようなことを知る由もない。祈は代償として毒を受けていたため、山賊棟梁が焦らなければ先に倒れていたのは祈だったであろう。祈の戦術が功を奏したのだ。
大成功
🔵🔵🔵
ティアー・ロード
「貴様が話に聞いたハーレム野郎か!」
「乙女の涙を無駄にしたお前たちを許しは……おや、意外と美形」
「おっと、私は涙の支配者、ロード・ティアー!君を成敗する者です!」
●行けっ!
山賊なんて一々相手してられないね
それに今の私は手加減する気も、できる気もしない!
【サモニング・ガイスト】で
山賊の群れは戦乙女に任せ
私は距離をつめて直接オブリビオンを攻撃するよ
「任せる、炎の戦乙女!」
「捨て身ビンタァ!」
●皆殺しだっ!
発動したらあえて真の姿から仮面単体へと戻ろう
「怒っては美形も形無しですねっと!」
「私のように感情を表に出さないのがクールなのさ!」
そのまま配下の山賊たちの間をくぐりぬけるように飛んで
共倒れを狙うね
「私は涙の支配者、ロード・ティアー!君を成敗する者です!」
ヒーローらしく、悪党相手ならまずは名乗りからだ。真の姿である仮面をかぶった少女の姿で、ティアーは山賊棟梁の前に仁王立ちする。
「貴様が話に聞いたハーレム野郎か! 乙女の涙を無駄にしたお前たちを許しはしない!」
ハーレムのためにと見目麗しき乙女達を攫い、きっと泣かしたであろう山賊棟梁。乙女の涙が何よりも大事なティアーにとって、許せるものではない。
「……おや、意外と美形なのだな」
美形を気にするところを見ると、ティアーもやはり女性か。仮面だけの存在に対して女性というのも少しおかしな気もするが。
「許さねぇのはこっちだよ。どいつもこいつも俺を舐めやがって……皆殺しにしてやるっ!」
山賊棟梁は再度怒りによりその身を超強化する。
「ハッハッハ、その技の弱点はもう知れているよ! サモニング・ガイスト!」
理性を無くし無差別攻撃になることは既に割れている。ティアーは戦乙女を囮にして攻撃を受けさせ、敵が攻撃している隙に捨て身の必殺を叩き込む構えだ。
「捨て身ビンタァ!」
「うおおおおお!!!」
結果は……相討ち!
超強化された山賊棟梁相手に、召喚した戦乙女では少々荷が重い。ティアーの攻撃が当たる前に山賊棟梁によって戦乙女は消滅し、辛うじて山賊棟梁の迎撃が間に合ったのだ。
ティアーの攻撃はとっさに受けた山賊棟梁の左の鉄爪をひしゃげさせるも、山賊棟梁の右の鉄爪はティアーをえぐり、仮面が少女の血に染まった。捨て身の代償として防御を捨てている以上、反撃による負傷は仕方がないか。
「少々侮りすぎたかな。しかし、片手は奪ったよ」
残る敵の武器は右の鉄爪のみ。決着の時は近い。
苦戦
🔵🔴🔴
ヴィゼア・パズル
爪使いか…既視感を感じるな。……さて、この手は役立つかね。
現場に向かう途中、落ち葉を一掴み。…どうせ、現場には大量に落ちているだろう。
仲間が攻撃し、ある程度追い詰められた状態になれば参戦
【WIZ】勝負
我を忘れた相手へ落ち葉を巻き上げる竜巻【エレメンタル・ファンタジア】を生成。高速で動く落ち葉を切り裂き続けると良い
そのまま相手を包み【全力魔法】の【2回攻撃】で【属性攻撃】…真空の刃の嵐を見舞おう。
神ならぬ人の身だ…何処まで在れるか…さぁ、魅せてくれ。
月山・カムイ
アレクシスさん(f02039)と参戦
一緒に森を攻略していましたので、ティアーさん(f00536)ともご一緒することになるでしょうか
女性を攫ってハーレムを作ろう、等という下郎には早々に死んでいただく事としましょうか
ブラッド・ガイストにて絶影を殺戮捕食態へ変形
その身を喰らい尽くす為に攻撃する
山賊どもは所詮この世界のただの人間、相手にする価値はあまり無いので
山賊の棟梁を集中的に狙う
追跡者に追われても気づけない様な間抜けは、今日この場でなくても早々に猟兵に狩り出されていただろうよ
そんな風に挑発して、ヘイトをこちらへ向ける
正面からの攻撃なら捌きやすいし、アレクシスさんの援護を受け連携して敵を追い詰めてく
アレクシス・アルトマイア
カムイ(f01363)くんと共闘続行ですよー!
今回もSPD重視に戦いましょう!
配下の山賊さんとかも居るようなので、2丁拳銃で二回攻撃、援護射撃で撃ち抜いていきましょう。【従者の時間短縮術】も使っていければ効率的ですね。
好色らしい首領さんには、【閨への囁き】をしてあげますか
雑魚をちらしつつ、隙を見せた首領をさっくりとやってしまいましょう。
……なんというか、ホントに山賊の首領さん、ですねぇ……
と、その振る舞いを見てちょっとがっかりします
まあ、ハーレムづくりが目的と聞いてましたから、こんなものでしょうけど。
さてさて、それではお掃除と行きましょうか。
「ふむ。なかなか敵も追い詰められてきたようだね。そろそろ私の出番となりそうだ」
戦闘の推移を見守り、タイミングを見計らっているのは二足歩行する猫、ケットシーのヴィゼア・パズル(風詠う猟犬・f00024)だ。
「ちょうど都合がいいことに落葉も十分に落ちているようだ。……さて、この手は役立つかね」
ヴェゼルは必殺の精霊術の詠唱を始める。山賊棟梁は激昂で理性を失っているままで、長大な詠唱の余裕はある。とはいえ積極的に狙われないというだけで、誰も山賊棟梁に対応しなければ詠唱完了前に敵は迫るだろう。
そこで、山賊棟梁には二人の猟兵が対峙する。ここまでもずっと行動を共にしてきたアレクシスとカムイだ。
「追跡者に追われても気づけない様な間抜けは、今日この場でなくても早々に猟兵に狩り出されていただろうよ」
挑発しつつ、自らの武器の封印を解き放ち、殺戮捕食態へと変化させ斬りかかるカムイ。怒りで超強化された山賊棟梁の動きは素早く重く、通常であればいくら殺戮捕食態へと変化させているとはいえ、カムイが不利だったであろう。しかし、山賊棟梁にはこれまでの負傷に加え、ティアーの捨て身の攻撃で片方の武器しか残っていない。それに何より、
バンッ!バンッ!
アレクシスの援護射撃がある!
「カムイくん、援護はお任せくださいっ!」
高い技能と2丁拳銃の手数を生かし、アレクシスは的確な援護射撃でカムイを手助けする。
「アレクシスさん、ありがとうございます! さあ、いくぞ!」
カムイは援護射撃を頼りに、更に苛烈に山賊棟梁を攻め立てる。そうして二人の連携は山賊棟梁を追い詰めていく。しかし、少々決め手には欠けるか。
そんな時に遂にヴェゼルの詠唱が完了した!
「下がってくれ!精霊術で決める!」
ヴェゼルの注意にカムイが急いで敵との間合いを開ける。
「神ならぬ人の身だ…何処まで在れるか…さぁ、魅せてくれ。エレメンタル・ファンタジア!」
ヴェゼルが放ったのは大竜巻の精霊術だ。落葉を巻き上げ視界を隠した上で、真空の刃が山賊棟梁を襲う。様々な技能で強化されたその刃の嵐は、山賊棟梁をズタズタに引き裂いていく!
しかし、竜巻が収まった時、見えた姿はまだ立ったままだ。
「猟兵どもおおぉぉ!!」
激昂による強化は耐久力も上昇させる。あと一歩で倒すまでは至らなかったようだ。しかし、それは倒れていないというだけ。
「お休みなさい、良い夢を」
山賊棟梁の背後へと空間跳躍したアレクシスの銃撃が決まる。それは完全なる不意打ちで、山賊棟梁の頭蓋を貫いた! 銃撃を受け山賊棟梁たるオブリビオンは地面に崩れ落ち、二度と動くことはなかった。
「女性を攫ってハーレムを作ろうという下郎にはふさわしい最後です」
「でも……なんというか、ホントに山賊の首領さん、でしたね。まあ、ハーレムづくりが目的と聞いてましたから、こんなものでしょうけど」
難敵をようやく撃破したものの、山賊棟梁の様子はアレクシスには少しがっかりだったようだ。
その後、猟兵達は廃寺の中に囚われた5人の少女を救出し、街へと送り返した。
こうして神隠しの事件は猟兵達の活躍によって幕を閉じたのであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵