
八坂・詩織
シフォンさん(f19704)と合わせ
24年クリスマスピンナップ↓を参照の上書いていただきたいです
https://cdn.tw6.jp/i/tw6/origin/3772/1288622_f37720_multi_pinup_f.jpg
クリスマスノベルですが時期はぼかしてもらえるとありがたいです
#天文部、#オーロラのタグをつけていただけると嬉しいです
アドリブ可
【以下プレイング】
オーロラを観に北極圏(カナダ辺りを想定)へ。
広い雪原にキャンプを張り、ひたすらオーロラを待つばかり。
ごめんなさいね、しっかり張らないと飛ばされたりするかもしれないので…
雪女ですから、私一人なら全然平気なんですが…シフォンさんは寒さは大丈夫ですか?ユーベルコード『インド式ティータイム』で淹れたチャイでも飲んで寒冷耐性つけてくださいね。
退屈しのぎに、オーロラのお話を。
オーロラは簡単に言えば太陽からやってくる電気をもった小さな粒が地球の大気にぶつかって光る現象なんです。地球は磁石と同じで、南極はN極、北極はS極。電子はN極やS極に引き寄せられるので極地でよく見られるというわけです。
オーロラにも明るさのレベルがあって、弱いオーロラだと白っぽくて、雲と見分けがつかないことも多いらしいですね。
レベルが高くなると肉眼でも緑や赤の色が見えるんですって。
今年から来年にかけて太陽は活動期に入っていて、太陽が活発だとより明るいオーロラが期待できるそうですよ。鮮やかなオーロラが見られるといいですね。
ちなみにオーロラの色ですが、酸素とぶつかると緑や赤、窒素とぶつかると紫やピンクに見えるそうです。
私が初めてオーロラを見たのはサクラミラージュの冬桜護の方の広報活動に協力させていただいた時でしたね。その時は南極でしたが。
初めて見るオーロラはそれはもう、言葉にできないほど綺麗だったなぁ…
去年のクリスマス時期にはスペースオペラワールドの星でもオーロラを見ました。
その星には光を受けると碧く光る花も咲いていたので…それはそれで地上のオーロラみたいで幻想的な光景で。
今回はどんなオーロラに出会えるでしょうか。
そうですね、やはり真夜中くらいの時間が最も見やすいらしいので…(注:カナダでは22時〜午前2時頃)
あ、あの辺ちょっと光ってるかも?
みるみるうちに光は強くなり、揺らめく光が全方位に広がって。わぁ…!すごい…!
やっぱり何度見てもいいものですね…ほんと、語彙力を失うというか、すごいとか綺麗しか言えないんですが。
あ、そうだカメラ!今回来られなかった皆さんにも見せてあげたいと思ってたんです。
これだけ強い光のオーロラなら私のスマホでも写るかも…
ではシフォンさん、よろしければスマホのカメラに向かってオーロラの感想をどうぞ。
シフォン・メルヴェイユ
詩織さん(f37720)と合わせ
24年クリスマスピンナップ↓を参照の上、お願いします。
https://cdn.tw6.jp/i/tw6/origin/3772/1288622_f37720_multi_pinup_f.jpg
#天文部、#オーロラのタグをつけていただけると嬉しいです
アドリブ可
■心情
凄いわねー、辺り一面が雪に埋もれてて、正に銀世界だね。
早速、ここにテントを張って、オーロラを待たなきゃね。
テントを張るのって、中々力が要るわね……。
私も寒いのは、ちょっと苦手な方だから、詩織さんの淹れてくれたチャイ
とっても嬉しいわ……ありがとうね!
このチャイ、凄く心が安らぐし、落ち着くし、温まるわね。
詩織さんのオーロラのメカニズムを聞いて、色々と新たな知識が身に付いたわね。
前は、単に寒い地方で幻想的な天体現象が発生する、という位にしか知識が無かったから。
オーロラって、明るさのレベルもあるんだねー。
今日はどんなオーロラが見えるのかな?肉眼でもはっきりと見える様な
素敵なオーロラが見られると良いな。
なるほどー、今年から来年にかけてが、オーロラの見頃って訳かな?
どんな分子とぶつかるかによって、オーロラの色が変わるのも、とても興味深い所だし
オーロラの面白い所だと思うよね。
詩織さんも、何度もオーロラを見て来たんだね。色んな体験をして来たら
やっぱり知識も自然と身に付いていくものなんだね。
サクラミラージュのオーロラも見てみたいし、スペースオペラワールドは
地球のオーロラとはまた大きく異なった光景が広がっていた事だろうねー。
そろそろ、オーロラが見えて来る頃かな?(と腕時計をちらりと見て)
わぁ、凄い凄い……どんどん明るくなっている……!
光のカーテンみたいだね、色も鮮やかに輝いていて……本当に夢の様な光景だよ!
自然界で、こんな幻想的な現象が起こるって事が、本当に奇跡の様な感じだよね。
カメラ!そうだね、こんな綺麗な景色を私達二人だけで楽しんでいたら勿体ないよね。
今回、来られなかった皆の為にも、写真に収めて後で皆にも見せてあげようよ!
このオーロラの感想かぁ……そうだねー。
地球の自然界が引き起こした、壮大なる奇跡、多様な色が彩る光のカーテン……。
こんな綺麗な光景は、初めて目の当たりにしたよ!
そんな感じかなぁ。
詩織さんは、今回、こんな素敵な場所を紹介してくれて
本当にありがとうね!
●
白い吐息も凍るような、北の極地。
およそヒトが住むには適さないその場所でしか、望めないものもある。
八坂・詩織とシフォン・メルヴェイユ。二人が今宵、この地に訪れたのもその為だった。
「……凄いわねー、辺り一面が雪に埋もれてて、正に銀世界だね」
シフォンはほわりと白い吐息を零しつつ、防寒着のフードをモフリと被り直した。
眼の前には見晴らしの良い雪原が一面に広がる。
透明感さえ感じるほど曇りのない白の上空には、紺色の夜空が広がっていた。
今夜は雲一つない晴天、月は陰り、夜空の色は深く暗い。
それらはすべて、今宵の目的に好条件でもあって。
「早速、ここにテントを張って、オーロラを待たなきゃね」
「ふふ、ですね」
シフォンの言葉に、詩織も嬉しそうに笑みを返す。
そう、今宵この地に訪れたのは、宇宙と地球が作り出す神秘的な光景『オーロラ』を見ることなのだ。
事前に見れそうな時期や天候もチェックした甲斐あって、条件には恵まれている。
――あとはその時を待つばかり。
「テントを張るのって、中々力が要るわね……」
「ごめんなさいね、しっかり張らないと飛ばされたりするかもしれないので……」
雪原の上に布を広げ、杭を打ち込み、ポールを確りと固定する。
慣れない作業に二人は少し苦戦しつつも、なんとか小ぶりのテントを設営した。
中に入り、オーロラを待つまで暫し休憩をすることに。
テントの中は雪や風は多少凌げるものの、やはり寒いことに変わりはなく。
身を縮めるシフォンを見て、詩織は心配そうに顔を覗き込む。
「シフォンさん、寒くないですか?」
「うん、寒くない……と言ったら嘘かもしれないわ。寒いのは、ちょっと苦手な方だから」
「……ですよね。あ、ちょっと待っていてください。良いものを持ってきたんです」
詩織がカバンから取り出したのは、大きな保温ボトル。
用意したマグカップに中身を注げば、ふわりと温かな湯気が香る。
「はい、こちらをよかったどうぞ」
「ありがとう! 温かそうね、これは?」
「マサラチャイ、通称チャイですね。紅茶とミルク、スパイスで煮出したお茶ですよ。今回は特別に身体が更に暖まる効果もプラスで付いてます」
「本当? じゃあ早速、いただきます」
シフォンはふぅとチャイの水面を少し冷ましつつ、ひとくち口に含んだ。
ふわりと広がる甘さ、スパイスの豊かな香り。コクリと飲めば、体全体に暖かさが行き渡るようで。
「凄いわね、このチャイ。心が安らぐし、落ち着くし、温まるわ」
「ふふ、それならよかったです」
「――退屈しのぎに、オーロラのお話をしましょうか?」
何気ない話をして待つ時間も良いが、せっかくならばと詩織は話を切り出して。
「オーロラの話? ええ、聞いてみたいな」
シフォンも興味津々と、マグカップを持つ手を少し下げた。
「はい。ではまず、オーロラってそもそもなんだろうって話になります」
「オーロラは簡単に言えば、太陽からやってくる電気をもった小さな粒、プラズマが地球の大気にぶつかって光る現象です。例えば、地球は磁石と同じで。南極はN極、北極はS極となっていて。電子はN極やS極に引き寄せられる性質から、こうした極地でよく見られるんですよ」
「へぇ~、そうなのね。単に寒い地方で幻想的な天体現象が発生する、という位の認識だったわ」
「ええ、実はちゃんとした理由や条件が在っての現象なんですよ。それでも自然の現象ではあるので、見れるかどうかは地球の気分次第なところもあるんですけど」
「なるほど、ね~。為になるわ」
「それと、オーロラにも明るさのレベルというのがあって。それによって見える色合いも違うんです」
「オーロラの明るさ?」
詩織はコクリと頷き、付け加えるように話しつつ。
「弱いオーロラだと白っぽくて、雲と見分けがつかないことも多いらしくて。でもレベルが高くなると肉眼でも緑や赤の色が見えるんですって。それに、酸素とぶつかると緑や赤、窒素とぶつかると紫やピンクに見えたりもするそうです」
「オーロラって、明るさのレベルもあるんだねー。色が定まってないのもそんな理由があったんだ」
シフォンは詩織の知識に感心しつつ、今宵見れるであろうオーロラの景色を思い描いた。
「……今日はどんなオーロラが見えるのかな? 肉眼でもはっきりと見える様な素敵なオーロラが見られると良いけど」
「そうですね。今年から来年にかけて太陽は活動期に入っていて、太陽が活発だとより明るいオーロラが期待できるそうなので。今日も鮮やかなオーロラが見られるといいですね」
「なるほどー、それじゃあ今年から来年にかけてが、オーロラの見頃って訳かな?」
「ですね」
詩織とシフォンは待ち望むオーロラの話に花咲かせ。
「……そういえば、他の世界でもオーロラって見れるのかしら」
シフォンが何気なく気になった“他の世界”というのは、猟兵である自分たちが渡り歩く世界のことで。
「すべての世界で同じ現象が見れるかはわからないですが、私が初めて見たオーロラはサクラミラージュでしたね」
「へぇ、サクラミラージュ?」
「ええ、冬桜護の方の広報活動に協力させていただいた時でしたね。その時は南極でしたが。去年のクリスマス時期にはスペースオペラワールドの星でもオーロラを見ましたよ」
詩織はそっと目を閉じて、それぞれを見た時の光景を思い出す。
幻朧桜の舞うサクラミラージュ、暁光のように空に輝くオーロラを。
宇宙の果て、星の光と共に夜空に咲いたオーロラを。
どちらも詩織にとっては宝物のような光景で、きっと今日見るオーロラもそのひとつに加わるのだろう。
「詩織さんは、色々な場所で何度もオーロラを見てきたんだね。その知識に納得かも。私も他の世界のオーロラ、見てみたいな。今日のオーロラも、もちろん楽しみ」
「ふふ、今回はどんなオーロラに会えるでしょうか。楽しみですね」
「……そろそろ、オーロラが見えて来る頃かな?」
シフォンは手元の時計で時間を確認し、テントの外をちらりと覗いた。
薄らと空の色が変化し始めたようにも見える。
「そうですね、外に出てみましょうか」
外の寒さは先程にも増して、肌に刺さるほど凛とした空気が張り詰める。
雪が音を吸い込み、静寂の夜空がゆらりと波打った。
「あ、あの辺ちょっと光ってるかも?」
詩織が少し興奮気味に空を指さした。
「わぁ、凄い凄い……どんどん明るくなっている……!」
シフォンも眼の前の光景に思わず声を上げて。
色が変わり始めた空は、みるみるうちに光を強め、揺らぐ波のようなカーテンが夜空に広がってゆく。
それは紛れもない、今宵ずっと待ち侘び続けたオーロラだった。
紺色の夜空に輝く光の帯が、地平線へ向かって流れ行くように重なり合う。
「光のカーテンみたいだね、色も鮮やかに輝いていて……本当に夢の様な光景だよ!」
自然界が織り成す、幻想的な現象を今目の前にしている。それはまさに奇跡のようで。
「やっぱり何度見てもいいものですね……ほんと、語彙力を失うというか、すごいとか綺麗しか言えないんですが」
自然の神秘が見せてくれた雄大な光景に、思わず言葉をなくしてしまう。
暫し目の前の光景に見惚れて居た二人だが、はっと詩織が思い出したようにテントから何かを持ってきた。
「カメラ! 今回来られなかった皆さんにも見せてあげたいと思ってたんです」
「そうだね、こんな綺麗な景色を私達二人だけで楽しんでいたら勿体ないよね。今回、来られなかった皆の為にも、写真に収めて後で皆にも見せてあげようよ!」
「はい!」
今日のためにと用意した一眼レフカメラを構え、詩織は色々な角度からオーロラの写真を撮影した。
「……これだけ撮れば充分でしょうか。現像するのが楽しみですね」
「うんうん、皆で見るのも楽しみだね!」
詩織はシフォンの言葉に頷きながら笑みを返し、ふとポケットにしまっている自分のスマホを取り出して。
「これだけ強い光のオーロラなら私のスマホでも写るかも……」
普段なら光の弱い夜空をスマホなどの普通のカメラで撮影するのは難しいが、これだけ輝いているオーロラだ。スマホ越しでもその光景は写せるかもしれない。
「シフォンさん、よろしければスマホのカメラに向かってオーロラの感想をいただけますか?」
音声と動画で今この時を形に残そうと、詩織の意図にシフォンも気付いて。
振り返りながら少し前髪を整えた。
「うん、いいよ。オーロラの感想かぁ……そうだねー」
言葉にするのは難しい、なんてさっき思ったばかりで。それなら素直な感想を言葉にしようと。
「地球の自然界が引き起こした、壮大なる奇跡、多様な色が彩る光のカーテン……。こんな綺麗な光景は、初めて目の当たりにしたよ!」
そんな感じかなぁ、とシフォンは少し照れ笑いしつつ。詩織もバッチリです! とOKサインを出した。
そうして改めて、二人は夜空に流れるオーロラの波を仰ぎ見る。
もう暫くすればこの幻想的な光景は夜の闇に溶けてしまう。
そう思えば名残惜しくもあり、だからこそ少しでもこの瞬間を心に留めたいと思った。
「詩織さん、今日はこんな素敵な場所を紹介してくれて、本当にありがとうね!」
「こちらこそ、シフォンさん。またご一緒しましょうね」
成功
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