キマフュー民にはそこら辺の草でも食わせておけ!
キマイラフューチャーのとある公園。
木々は生い茂り、芝生は青々と生い茂る、そんな麗らかな春の日差しが照り付ける昼下がり。
「いいですか、貴方達はキマイラ、つまり動物、私も動物、草食系男子なんて言うが実際に草食のキマイラは少ない、これはいけない」
公園に集まる住人達に怪人「森主」は演説を続ける。
「えー草食系男子と草食って違わね?」
そんな住人のツッコミはスルーして公園の気を指、いや枝を差す。
「草はキマイラのソウルフード、つまり根源に根差した食べ物、草だけに、つまり草を食べれば」
森主は大きく息を吸って。
「ソウルフードだから魂が増える、つまり命が増える、寿命が伸びて成績が良くなって彼女ができるんだよ!!」
「な、なんだってー!」
驚く住人達。
次第に草を食べると健康になる、彼女ができる、判定が大成功になる。
そんな噂がキマイラフューチャーに広がって行った。
「またまた冗談きついのです、特に最後のやつ」
リリィエル・ロックウェル(クレヨンの勇者・f01438)は苦笑いを浮かべる。
「と言うわけで皆さん、キマイラフューチャーで事件なのです、怪人が草を食べると色々いいことがある、みたいな嘘を広めているのです、キマイラフューチャーの子たちは良くも悪くも素直なので真に受けている人が増えているみたいなのです」
リリィエルがおやつのパンケーキを食べながら説明を続ける。
「ごくん、やっぱり草よりパンケーキなのです、皆さんはそんな草食べてるだけで都合がいいことばかり怒るわけがないことをキマイラフューチャーの皆さんに説明して説得してほしいのです、そんな感じで草を食べるのをやめさせれば怪人が怒って皆さんに襲ってくると思うのです」
リリィエルは大きく息を吸って。
「サラダだって今どき生で食べる人は早々いないのです、ドレッシングをかけておいしくいただくのは文明が発達した証拠、これはきっと草を食べさせて草食動物の本能を刺激して原始回帰を起こさせようとする怪人の陰謀なのです!」
なんだってー!
と、猟兵達はノリで驚いたりアクションをとる、それを見てリリィエルは転移の準備を始める。
「まあそんな訳ですので皆さん草だけじゃ無くて肉やお菓子の美味しさと必要性をキマイラフューチャーの良い子に叩き込んであげてくださいね、それじゃあ行ってらっしゃいなのです!」
忍P
忍Pです、キマイラフューチャー埼玉説が根強い今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
嘘です、キマイラフューチャーは千葉県です。
「草を食べると色々いいことが起きるよ」なエセ科学っぽい何かが流行りつつあるのを阻止してください、方法は犯罪じゃ無ければ大体OKです。
それでは良いプレイングをお待ちしています。
プレイングには草を生やさないでください。
第1章 冒険
『エセ科学を元に押しを強引に売る怪人を阻止』
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POW : 気合と勢いを込めた言い方で強引に論破
SPD : 兎に角、相手に疑問を挟ませず只管言葉を重ねて論破
WIZ : 理路整然と、しっかりとした理屈で分かり易く相手に説明
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昼下がりの公演。
子供の集団がコンコンと叩けば赤身の牛肉が出てくる。
「肉なんていらねーよ!」
「帰って草食おうぜー!」
草を食えば色々といいことがある、そんな噂が広まり、公園も所々芝生が剥げ、木の枝も途中から折れた気が目立つようになっていた。
このままではキマイラフューチャーの自然が破壊されてしまうが能天気な住人達はその行為の影響など考えもしていなかった。
ルルティア・サーゲイト
この手の話の分からん奴への対処は昔から相場が決まっておる。即ち、
「肉! 喰わずにはいられぬ!」
誰も肉を食べないのであれば肉食べ放題である。焼肉パーティを開いて美味しそうに肉を食いまくれば実際肉食系キマイラは無視できない。
「ふんふふんふふふふーん! 上手に焼けましたー」
そもそも釣れようが釣れまいが知った事か。妾は今ちょうど腹が減っていたのである。
「やはり空腹を満たすには牛肉が良い。しかし、豚肉と言うのも案外馬鹿にした物ではなくしゃぶしゃぶなどはむしろ豚の方が良い時もある。でも、妾が一番好きなのは鳥なんじゃよなぁ。砂肝、ハツ、カシラ、カワとかを塩だけで頂くのが何とも良い」
竹城・落葉
【POWで判定】
草だけ食べていたら、栄養バランスが崩れてしまうだろう。健全な肉体は、良好な栄養バランスによって成り立っている。鍛錬を積み続けた元武将として、この事件を解決せねばなるまいな。
我は、町中で火を扱って良い場所へ行き、即席のBBQを行うとしよう。そこで、見るからに美味しそうな肉や魚介といった食材を焼いていくぞ。その匂いを町中に漂わせ、住人達の食欲をそそらせよう。更に、ネット上で生中継する事で宣伝効果を上げる。そして駄目押しに、美味しそうに平らげて行こう。これで、住人達が草以外も食べたくなるように誘導しよう。
*アドリブ・共闘、歓迎です。
キマイラフューチャーのとあるキャンプ場。
竹城・落葉(一般的な剣客……の筈だった・f00809)は肉を切り、ルルティア・サーゲイト(はかなき凶殲姫・f03155)が薪を運ぶ。
「準備できました、火をつけますね」
落葉は薪を並べ火種に火を付けて薪に投げ入れる、ルルティアは鉄板が熱くなるのを手のひらで確認する。
「そろそろ良いじゃろう」
熱くなった鉄板に肉を載せ、焼く、肉の焼く音と煙、そして匂いが辺りに立ち込める。
「健全な肉体は、良好な栄養バランスによって成り立っている、つまり」
「肉!食わずにはいられない!」
2人は焼けた肉を食べる、野菜など無い、ただただ肉のみが鉄板の上で焼けている。
「おいおいおい、肉だけかよ、野菜とかねーの?」
肉の匂いに吊られたのか横でキャンプをしていた住人に声をかけられる。ルルティアはそれを聞いて首を横に振る。
「良いか、バーベキューとは本来肉のみを焼くものじゃ、野菜を焼いていたらアメリカン陣が切れてショットガンぶっぱじゃぞ」
「アメリカ人って誰だよ、だけど肉が好きそうな連中だな」
アメリカが存在しないキマイラフューチャー似は当然分から無い概念だがとにかく肉好きの人種と認識されたそうだ。
「やはり空腹を満たすには牛肉が良い。しかし、豚肉と言うのも案外馬鹿にした物ではなくしゃぶしゃぶなどはむしろ豚の方が良い時もある。でも、妾が一番好きなのは鳥なんじゃよなぁ。砂肝、ハツ、カシラ、カワとかを塩だけで頂くのが何とも良い」
肉の匂いで次第に野次馬が集まってくる。
「そうだよな、やっぱバーベキューは肉だよな、草焼いても燃えるだけだしな」
「だよな、草食うの流行ってるけど肉は焼けねえよな」
草を食べることにどこか疑問を持っていた住人達は頷き、やっぱり肉を食おうぜと肉を探し始める。
「人もキマイラも草のみで生くるに非ずです、肉も野菜もバランスが大事、余さず血肉にすることが職には寛容」
落葉は肉を平らげて口を拭う。
「そうじゃな、草のみを食らう、肉のみを食らう、どちらも健全とは言い難い」
同じく肉を平らげルルティアはごちそうさま、と手を合わせる。
このキャンプ場の肉の不況はネット配信も行い、キマイラフューチャーにその活動は広く知られることになり。
「草食なんてだっせーよなー」
「帰って肉食おうぜー」
と、高速手のひら返しがネット明によって行われていた。
成功
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アーネスト・シートン
ここは、SPDで。
…さて、どうしたものでしょうかね?
ユーベルコード?使いませんよ。
それはさておき、草に栄養分はそれほど入ってないんですよ。
菜食主義者のわたくしが言うのも何ですが。
人々が丹精込めて作った野菜や果物は、おいしいですけど、そこらへんの木々に生えている草や葉は、ぶっちゃげて、苦いと思いますよ。
ソウルフード?何言ってるんですか。
これは例えであって、本当に魂が入っているわけじゃないのですよ。
実は、草食動物の胃や腸には特殊な細菌とかいて、それが草の分解消化を助けているのですよ。
一部の雑食やほぼ全ての肉食には出来ない芸当なんですよ。
あと、食べたいのがあれば、食べればいいじゃないですか。
ネット配信にも対応している公民館。
アーネスト・シートン(動物愛好家・f11928)は公演を開いていた。
公演の題名は「草の栄養価を菜食主義者の視点から考える」
「お集まりいただいてありがとうございます、アーネスト・シートンです」
アーネストが会釈をすると拍手が起こる、拍手が収まればアーネストは咳払いを一つ。
「まず皆さんに聞いてほしいことがあります、草に栄養分はそれほど入ってないんですよ」
ざわ……ざわ……
観客がざわめく、ざわめきが収まるのを待ってアーネストは再び話し始める。
「菜食主義者のわたくしが言うのも何ですが」
アーネストはこれからが本題だ、と言う意味を込めて強い口調で語り始める。
「人々が丹精込めて作った野菜や果物は、おいしいですけど、そこらへんの木々に生えている草や葉は、ぶっちゃげて、苦いと思いますよ」
「ちょっと待って!質問があるんですけどいいですか?」
観客の一人が手を挙げる。
「どうぞ」
アーネストは短く、簡潔に許可を出す。
「菜食主義者が菜食を否定するってどうなんですか?」
「菜食守秘射だって好き嫌いはありますし、そもそも草食動物の胃や腸には特殊な細菌とかいて、それが草の分解消化を助けているのですよ、雑食の人間にはできない芸当ですよ」
「しかし最近の草はキマイラのソウルフードだという風潮が」
「何言ってるんですか?例えであって、本当に魂が入っているわけじゃないのですよ」
再び観客からざわめきが起きる。
「まじかよ、魂杯ってなかったのかよ」「消化しないのか、通りで最近便秘気味だと思ったぜ」と言った会話も聞こえてくる。
アーネストは草食の問題点を粗方話し終えれば最後の締めの言葉で講演を終わらせる。
「食べたいのがあれば、食べればいいじゃないですか、ブームだからってそれで体を壊したら元も子もありませんからね、それではご清聴ありがとうございました」
拍手をBGMに公演が終わりアーネストは舞台袖に下がる。
公演は成功に終わり、装飾と草を食べることは違うと観客たちに認識させることに成功した。
成功
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レパル・リオン
「…また怪人に騙されたわ!」(食べてた草を地面に叩きつける)
考えてみたらそーよ、草を食べるだけでヒーローになれるなんて、オイシイんだかマズイんだかわからない話なんてありえないわ!
こんなエセ科学にあたしはもう負けない!真剣に新必殺技の練習に取り組むわ!
(サンドバックを殴ったり蹴ったりしながら)「おりゃー!うりゃーっ!」
…あっ!今ちょっと体が光ったわ!完成までまだまだかかりそうだけど、やっぱり地道な努力が1番大切でカッコいいのよ!
…ってキミ、いつから撮ってたの!?…え?あたしと一緒に特訓したいの…?
…ええ!喜んで!まずはひたすら走り込みよ!
ルク・フッシー
く、草…?とりあえず、草を食べる…?
「……そ、そ、そ………そんなわけありませーん!」
…ざ、雑すぎます!健康も、恋愛も、画力も、地道な努力で育てるものなんです!
『頑張る!』『努力!』ボクは他の方法なんて知りません…!それを根気強く説いて回ります…!
「ぼ、ボクは沢山練習して、ようやく絵が描けるようになりました…!だ、断じて、草を食べただけではありませんっ…!」
努力なんてダサいよ!面倒だよ!とかなんとか言い出す人がいれば、あんまりやりたくないけど【保管庫描画】でボクの作品保管庫に案内して、今まで描いてきたクロッキー帳などを見せます…!
どんな世界にも、魔法の食べ物なんてありませんっ!
レパル・リオン(見習い猟兵参上!・f15574)とルク・フッシー(ただの少年、ただの絵描き、ただの猟兵・f14346)は2人で同時にそのあたりに生えている草を食べる。
当然不味い、食えたものではない。
「…また怪人に騙されたわ!」
レバルは食べていた草を地面に叩きつける。
「雑すぎます!健康も、恋愛も、画力も、地道な努力で育てるものなんです!」
ルクも同じように草を地面に叩きつける。
その漫才の様な2人の行動に住人達がパフォーマンスか何かかと集まり始める、それを見た2人は集まって来た住人達に向かって騙り始めた。
「考えてみたらそーよ、草を食べるだけでヒーローになれるなんて、オイシイんだかマズイんだかわからない話なんてありえないわ!こんなエセ科学にあたしはもう負けない!真剣に新必殺技の練習に取り組むわ!」
レバルがサンドバックに向かってパンチを繰り出す、ルクはサンドバックを支えつつ。
「そうだよ、その意気だよ、頑張る、努力、僕たちにできるのはそれだけなんだ!」
ルクはサンドバックを叩くレパルを励ます、レパルもそれに答えるように。
「ルクちゃん、あたしの特訓に付き合ってくれてありがとう、得の練習もしなきゃいけないのに悪いね」
レパルの言葉にルクは首を横に振って。
「努力なんてダサいよ!面倒だよ!なんて言う人もいるけど、そんなこと無いんだ、いっぱい練習して絵が掛けるようになったんだ、決して草を食べたからじゃありません!」
「そうだよ!草を食べるだけで何もかも上手くいくわけないんだよ!」
レパルのトレーニングもフィニッシュのパンチをサンドバックに叩き込んで一息つく。
「ねえ、あたし今ちょっと体が光ったわ!」
え?光ったか?と住人達は首をk茂がルクは飛び跳ねて喜び。
「うん!光ったような気がします!」
ルクがそう言うとそうなのかとなんとなく納得する、レパルは汗をぬぐって。
「やっぱり地道な努力が一番かっこいいよ!努力に安易な道なんて無い!」
「どんな世界にも、魔法の食べ物なんてありませんっ!」
2人がそう言うと謎の感動か、拍手が巻き起こる、住人達はいいものを見たと満足そうに帰って行く。
「ふう、いい感じに作戦成功、ってキミいつから取ってたの?」
レパルは1人残っていた撮影器具を持った少年に尋ねる。
「そうか、キミも特訓しよう!まずは走りこみだ!」
レパルは走り去っていく、少年もそれを追いかけて走り去っていった。
「行っちゃった、せっかくだしスケッチでも1枚描きましょうか」
ルクはスケッチブックと鉛筆を持ってキマイラフューチャーの景色をスケッチブックに書き始める。
時刻はそろそろ夕方に差し掛かろうとしていた。
成功
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鈴乃音・司
まず、コンコンコンで本を手に入れるにゃ。
本は植物図鑑と農業の本にゃ♪
あと、お菓子とお肉も手に入れるにゃ。
それらを持って、草を食べてる人に話し掛けるにゃん。
「草を手当たり次第食べるのはダメだにゃん!
この前、とある大物俳優が毒草を食べて大騒ぎになったにゃん。
だから、植物図鑑を読んで欲しいにゃ!
分厚くて読めないなら、炭水化物をとるにゃ。
それに、このままだとこの世界の草がなくなって、食べる草がなくなるにゃ。
だから、なくなる前に農業で増やして欲しいにゃん♪
農業は力仕事にゃ。力仕事にはたんぱく質にゃ♪」
そう言って、本と食べ物を渡すにゃん。
「お菓子やお肉を食べて、素敵な草食ライフを送るにゃ♪」
鈴乃音・司(バーチャル猫耳アイドル・f14615)が草を食べている住人に話しかける。
「そこの人、草を手当たり次第食べるのはダメだにゃん!この前、とある大物俳優が毒草を食べて……」
「それ以上いけない」
司の言葉は住人によって遮られる。
「ごめんにゃ~」
司は誤った後、気を取り直して
「ここにさっきその辺をコンコンして手に入れた植物図鑑があるにゃ、これを見てほしいにゃ」
司は植物図鑑を見せる。
「草の中には毒を含むものだってあるにゃ、むやみやたらに食べるのは危険にゃ、これを読んで参考にしてほしいんだにゃ」
住人は渡された植物図鑑を眺める、その様子を見て司は話を続ける。
「それに草を食べてたら草が無くなってしまうにゃ」
「え!草って勝手に生える物じゃないの?」
驚く住人、それに対して司は首を横に振る。
「皆が食べてたらいずれ無くなってしまうにゃ、だからなくなる前に農業で増やして欲しいにゃん」
「こんこんしたら草って出てこない?」
「出た草を植える必要があるにゃ、草は種から育てる物にゃ、栽培は力仕事も必要にゃ、力仕事にはたんぱく質が必要にゃ」
住人に肉やお菓子などの食べ物を押し付ける司、両手いっぱいの肉とお菓子を抱えた住人はぽかんとした表情で司を見る。
「お菓子やお肉を食べて、素敵な草食ライフを送るにゃ」
去って行く司。
「そッカー草って種から育てないと行かないのか、勝手に生えるんじゃないのか、育てるのもお面白そう!」
栽培に興味を持った住人は意気揚々と家路に就いた。
成功
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第2章 集団戦
『ジョン・ドゥ・キャット』
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POW : キャスパリーグの災禍
【凶事を呼び込む巨大な怪猫】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD : ボイオティアの眼
【額に、全てを見透かす大山猫の目を開眼して】対象の攻撃を予想し、回避する。
WIZ : ウルタールの猫葬列
【殺されて死んだ、無残な姿の猫たち】の霊を召喚する。これは【爪】や【牙】で攻撃する能力を持つ。
👑11
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沈静化する草食ブ-ム。
猟兵達は一旦公園に集まっていた、その公園に地響きが起きる。
「おのーれーわが啓もう活動を邪魔するのはお前たちかー」
公園の木の1本が突如動きだす。
「こうなれば私自ら相手をせざるを得ない、まずはこの木の住人が相手をしよう」
森主の生い茂った緑の中から数匹の2足歩行する猫「ジョン・ドゥ・キャット」が飛びだした。
「私の住人、ジョン・ドゥ・キャット、やってしまいなさい」
竹城・落葉
【POWで判定】
いよいよ敵のお出ましか。そして、どうやら腕試しをさせるようだ。随分と舐められたものだな。いいだろう、その挑戦、受けて立とう。きちんと栄養バランスを取って鍛錬を積んだ我が一撃を受けて見よ。戦闘中は冷酷な雰囲気を醸し出し、無表情で戦うぞ。
我は名物竹城を手に『支柱一閃』で切り伏せるぞ。【早業】と【2回攻撃】で適確に一体ずつ倒して行こう。そして、相手はどうやら怪猫に変身するようだな。幾ら我でも、そうしてパワーアップされた状態で戦うのは骨が折れる。その状態で攻撃してくるなら、【残像】で避けつつ、隙を伺って攻撃するとしよう。
*アドリブ・共闘、歓迎です。
ルルティア・サーゲイト
さて、喰ったっ分動かねばならぬのう。腹ごなしと行くか。
「何やら数が多いが、妾とて範囲攻撃の手段はある。所謂マップ兵器がな!」
携えた大鎌を中空でゆらり、と振るう。流れる動きで二度、三度と大鎌を振るう。その刃先から桜の花弁が散り、全てを魅了するように舞う。
円を描く動きから垂直に飛び上り、
「天武桜花陣ッ!」
真下に大鎌を振り下ろす。地面に突き立てた瞬間、一瞬にして桜吹雪は消え、ただ斬られたという事実のみが残る。
「どこからでも何体でも呼ぶがよい。花見の客は多い方が良かろう……お代は貴様らの命じゃがな」
鈴乃音・司
木が動いて喋ったにゃ!?
猫さんはどうして、木さんに協力をしてるにゃん!?
まず【動物召喚】を使うにゃ。
きっと猫さんの天敵が出てくるはず……って鼠!?
いや、考えるにゃん! どう協力してもらうか……。
――囮になってもらうにゃ。
猫さんの何匹かは本能的に走る鼠さんを追いかけるかもしれないにゃ。
でも、鼠さんのリスクが高過ぎるにゃ……。
だから、勝手に呼び出したつーにゃんも一緒に走って囮になるにゃ!
ダッシュにジャンプにスライディングで猫さんを翻弄するにゃん!
もし鼠さんに攻撃が当たりそうになったら、つーにゃんが捨て身の一撃で猫さんに体当たりするにゃ。
鼠さんにはその隙に逃げてもらうにゃん!
アーネスト・シートン
お、猫が出てきましたね。
人相悪いですけど。
まぁ、分かっているので、対処させていただきますよ。
まず、巨大化なら、物陰に隠れてやり過ごすことに致します。
次の、額にもう一つの目が出た場合は、他人をサポートしながら、牽制攻撃で対処致します。
そして、無数の猫を呼び出した際は、UC:群狼召喚で対抗致します。
「そっちが死んだ猫なら、こっちは、生きている狼です。そう簡単には行きませんよ。」
そんで、もう一つのUC「ライディング・ムスタング」も併用して遠距離から射撃でスナイパー+範囲攻撃+クイックドロウ+地形の利用+マヒ攻撃+見切りで対処する。
「まぁ、これが終われば、今度は、そこのウドの大木ですよ」
他人絡みOK
「木が動いて喋ったにゃ!っていないにゃ、」
鈴乃音・司(バーチャル猫耳アイドル・f14615)が森主に驚くがいつの間にか森主はその場から姿を消していた、遠くには公園の木が立ち並んでいる。
「木を隠すなら森の中、つまり私が隠れるには木に紛れる、そのジョン・ドゥ・キャットの相手をしている間私は高みの見物としゃれこもう」
公園の木の中に隠れる森主、その言葉を聞いてアーネスト・シートン(動物愛好家・f11928)は溜息を漏らす。
「まあいいでしょう、この猫の相手が終わったら次はあのウドの大木です、まさか逃げたりしませんよね?」
「隠れはするが逃げはせぬ」
どこにいるのか分からないが響き渡る森主の声、それを聞いたルルティア・サーゲイト(はかなき凶殲姫・f03155)は愛用の大鎌「凶鳥の翼」を構え。
「よう言うた、その言葉努々忘れるで無いぞ」
周りを取り囲んだジョン・ドゥ・キャットが一斉に猟兵たちに襲い掛かる。
「どうやら腕試しをさせるようだ。随分と舐められたものだな」
竹城・落葉(一般的な剣客……の筈だった・f00809)が腰の刀、に見えるバールのような物「名物竹城」で襲い掛かってきた1匹を2度、袈裟切りからの逆袈裟で2度切る、バールのような物だがまるで鋭利な刃物で切ったかの様な切り傷を残し切り伏せた。
「え?それどう見てもバールのようなものなんだけど、なんでこんなぱっくり切れるのかにゃ?」
司はその様子を見て思わずツッコミを入れてしまう、落葉は猫の霊の爪を残像が残るほどの動きで回避しつつ司の方を向いて。
「名物竹城、私の愛刀です」
「いや、だからバールの」
「愛刀、いいですね?」
「は、はいにゃ!」
これ以上は聞くのやめよう。
司はそう思いユーベルコードの準備に入る、相手は猫、それに対抗できる動物を。
「出てくるにゃ!」
しかし出てきたのは。
「ね、ネズミにゃーむしろ猫にとってカモにゃー!」
鼠だった、ネズミを見て本能からかそちらに視線を向けるジョン・ドゥ・キャット達。
「あれ?これはもしかしたら」
司は考える、この鼠をどうにかして活躍させる方法を、そして。
「ネズミさんたち逃げるにゃーつーにゃんも一緒に逃げるにゃー!」
司は鼠と一緒に逃げる、ジョン・ドゥ・キャットは逃げる司と鼠を追いかける。
司は追撃をジャンプで、横に飛んで躱す。
それでも鼠を庇いながらの回避はいつか限界がやってくる、息を切らせ、足がもつれた所でジョン・ドゥ・キャットの爪が司に襲い掛かろうとした時。
狼の群れがジョン・ドゥ・キャットに襲い掛かり巨大な体が土煙を上げて倒れる。
「そっちが死んだ猫なら、こっちは、生きている狼です。そう簡単には行きませんよ」
アーネストの召還した狼がジョン・ドゥ・キャット達に噛みつき、爪を立てる。
追われていた鼠たちはその隙に逃げだしていた。
「あ、ありがとうにゃ!」
「いえいえ、注意を引いてくれて助かりました」
アーネストの狼たちは敵を1か所に集める、それを確認したアーネストはルルティアに向けて叫ぶ。
「手筈通りです!ルルティアさん後はよろしく頼みましたよ!」
「え?何それ?」
そんなの効いてない、と言った表情を見せる司。
ルルティアが大鎌を2度、3度振ると桜の花弁が辺りを舞う。
「何やら数が多いが、妾とて範囲攻撃の手段はある。所謂マップ兵器がな!」
桜の花びらが辺りを覆い尽くした頃にルルティアはジャンプで空高く舞い上がり、大鎌を地面に突き立てる。
「天武桜花陣ッ!」
桜の花びらは一瞬で消え去り、そこには切られたジョン・ドゥ・キャットだけが残る。
崩れ落ちるジョン・ドゥ・キャットの中心で司は地面にへたり込んでいた。
「ちょっとー!つーにゃんもいたんですけどー!あぶないにゃー!」
「安心せい、いわゆる識別型マップ兵器じゃ」
大鎌を構え直すルルティア、かなり数は減ったがまだ戦意を失っていないジョン・ドゥ・キャットの群れ。
「漫才をしている暇はないですよ、まだまだ敵は残っています」
野生馬を召還し騎乗しながらアサルトウェポンで銃撃するアーネスト。
「そうですね、まだ親玉が残っています、さっさと片付けましょう」
竹城で爪を受け止め鍔迫り合いをする落葉。
戦いは猟兵側が優勢だが趨勢が決したわけではない、公園での戦いを遠巻きに見つつ動画を撮影したりしている住民たちを尻目に戦いはまだ続いていた。
成功
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ルルティア・サーゲイト
打ち漏らしたか? いや、単純な手番不足か。良かろう、妾は技量とか高いので再攻撃も出来るのじゃ! たぶん。
十分な旋回加速を以って一刀で斬り伏せる……つもりで行くが、倒せるかどうかはこの際どうでも良い。狙いは怪猫形態の誘発にある。
「ふふ、戦いの年季の違いという物を教えてやろうぞ」
怪猫と言う位じゃ。それなりには早いじゃろう? 無論妾も速度はある。しかし、妾の動きは静と動を使い分け相手に距離を誤認させる事にその真髄がある。つまり、早い動きと遅い動きを瞬時に切り替えられる。何が起きるかは予測通りじゃろう?
溜めた加速度は頭上で大鎌を回す事で維持できるが、はて勝手に突っ込んできて自滅する程か?
「打ち漏らしたか? いや、単純な手番不足か。良かろう、妾は技量とか高いので再攻撃も出来るのじゃ!」
技量がジョン・ドゥ・キャットより30ほど高いルルティア・サーゲイト(はかなき凶殲姫・f03155)は手に持った大鎌を構え、振り回す。
遠心力が大鎌の威力を高め、当たれば一刀両断できる、だがまだルルティアは振り回すのみに留め、間合いを計る。
対峙するジョン・ドゥ・キャットは巨大な怪猫形態となり、ルルティアの高速回転する大鎌に反応しまっすぐに突撃する。
「ふむ、お主を真っ向から叩ききってくれよう、来い」
ルルティアも合わせてまっすぐにツッコミ遠心力が加わった大鎌を振り下ろそうとする。
「と思ったがヤメじゃ」
ルルティアの大鎌はぴたりと止まり、ジョン・ドゥ・キャットの足を払う。
猛スピードで突っ込んで勢いのまま転倒し、そのまま縦回転で公園の木に突っ込みバキバキ時が折れる音が聞こえる。
「ぐわーっ!」
ジョン・ドゥ・キャットが転倒した先で違う声、森主の叫び声が聞こえる、ジョン・ドゥ・キャットは森主にめり込み、ゆっくりと仰向けに倒れ、その激突した跡はくっきりと形を残す、当然気を失い動くことは無かった。
「力任せばかりでは芸が無い、搦め手も偶には使うとこんなラッキーも起こる」
ルルティアの後ろで地響きが起きる、ルルティアは後ろを振り返り。
「さて、雑魚は片付けた、後はお主だけじゃ」
森主は巨大な体に先ほどのジョン・ドゥ・キャットが激突した跡をくっきりと残したまま猟兵達と対峙する。
「逃げはしないと言った以上覆すことはありません、いいでしょう、私自ら相手をしましょう」
森主の根が大地を揺らす。
春の陽気が降り注ぐ公園で猟兵達と森主の決戦が行われようとしていた。
大成功
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第3章 ボス戦
『森主』
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POW : 自然の猛威
単純で重い【雷槌】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : 獣返り
【野生を促す香り】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【凶暴にして同士討ちを誘う事】で攻撃する。
WIZ : 楽園への帰還
小さな【実から食べたくなる誘惑の香りを放ち、実】に触れた抵抗しない対象を吸い込む。中はユーベルコード製の【忘却の香りの満ちた森。故郷を思い出す事】で、いつでも外に出られる。
👑11
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「私をその辺の中途半端な草食主義者を一緒にしては困ります」
森主の声が空気を震わせる。
「野菜を食べる時も油で炒めたりしません、漬物?甘えです、生オンリー!」
あまりに過激な草食思考、これには偶々聞いていた住人達も苦笑い。
「ふふ、この完璧な草食生活に声も出ないようですね」
森主だけが周りの反応を知ってか知らずか、自信あふれる声で笑っていた。
竹城・落葉
【POWで判定&真の姿を開放】
ふむ、貴様は究極の菜食主義者なのだな。では、我もそれに倣うとしよう。即ち、森である貴様を食すという事だ。嫌だとは言うまいな。それを推奨は他でもない、貴様なのだからな。我は真の姿を開放、ボサボサの髪に敗れた和服姿で流血した姿となる。そして、無表情かつ冷酷に、森主に襲い掛かろう。
我は『オブリビオンを食す』にて、相手を食べて行くぞ。そして、食べて身体能力が上がった後は、名物竹城で相手を殴打して倒す。もし相手がユーベルコードを使ってくる場合、【残像】で回避するぞ。なお、味はマスター殿に一任しよう。
*アドリブ・連携、歓迎です。
ルルティア・サーゲイト
誰が貴様の食生活など聞いたか。それこそ延々と牧草でも食むておればよかろうに。生野菜オンリーとかやっておれぬわ! 事が此処に至ればもはや言葉は不要……叩き斬るのみよ!
妾はシンプルな料理と言うのは結構好きじゃよ。手間をかけずにそこそこ美味い。例えば、
「焼き野菜というのも良かろう。黒竜の息吹にて全てを爆砕せしめん!」
距離を詰めるには困らなそうじゃな。見るからによく燃えそうな見た目をしておる。
「黒竜爆砕刃ッ!」
故に、ただ当てるだけで良い。単純な攻撃ほど初動を見切れば回避は容易である。
鈴乃音・司
木さん……。サラダも美味しいけど、漬物も野菜炒めも美味しいにゃ……。
つーにゃんは【サウンド・オブ・パワー】を使うにゃん♪
即興で炭水化物やたんぱく質を称える歌詞を考えて、唄うにゃ。
木さんからの攻撃はダッシュにジャンプにスライディングで避けるにゃ!
仮に当たっても唄うのはやめないにゃ!
どんな状況でも唄ってこそアイドルにゃん!
「ベイベ、きゅんときたかい? バーベキュー♪
新米猟兵、パンッと登場! ライス&ブレッド♪
食物繊維も大切だけど、草ばかりの人生なんてつまらない♪
食生活まで雑草人生にしたくない♪
ああ、食べたいな♪ お刺身、ステーキ、ケーキに大福♪(以下、延々と食べ物の名前を唄う)」
セリエルフィナ・メルフォワーゼ
【ブットバース】から参加。
物にもよるけど、基本野菜はきちんと火を通してから食べないと危ないよ!
場合によってはお腹壊したり食中毒になることもあるからね。
まず【オーラナイトダンサー】を一つに合体させて<操縦>し、それを<オーラ防御>の要領で≪オラトリオヴェール≫に籠める。
それから≪オラトリオヴェール≫を【鈴蘭の嵐】の花びらに変えて、敵に<先制攻撃>。
花びらの香りで、敵の【誘惑の香り】をかき消す。
そして花びらが敵に命中した瞬間に、花びらを≪オラトリオヴェール≫に戻し、そこに籠めておいた【オーラナイトダンサー】を一気に爆発させる!
その火力と<衝撃波>で敵を<吹き飛ばし>てみせるよ!
遊馬・美湖
野菜ばっかじゃなぁ。ミコはお肉食べたい!
肉こそ命の源っしょ。粗食がいいとか、肉を食べるなとか意味不すぎ。
生野菜は野菜スティックとか美味しいよね。塩とか味噌とかつけて食べるの。え?ドレッシングとかも禁止?は??(怒り)
どんなに生がいいならアンタのこと切り刻んで食べちゃる!正直今はお腹ペコペコで来てるから目の前の簡単にもいだら食べれそうなほうに意識いくよね。
万が一仲間に攻撃咥えちゃったらごめんね?ってことでいいよねもう。
「フットバース参上だよ、カモンバックダンサーたち!」
セリエルフィナ・メルフォワーゼ(天翔ける一輪の君影草・f08589)は参上の台詞と共に召喚した人型オーラが合体して自身の着ているオラトリオヴェールに籠める。
オラトリオヴェールからオーラの様に立ち上る光と共に接近する、それに対応するように森主も独特の香りを放って迎撃しようとするが。
「反応遅いよ!ボク花びらの方が早い!」
オラトリオヴェールを投げ、そこから溢れる光がスズランの花びらになって森主に襲い掛かる、スズランの香りが森主の香りを打ち消す、そして。
「こっちが本命だよ!爆発!」
スズランから再びヴェールに戻り、光はまたエールに戻る、そしてその光は大爆発をおこし森主を吹き飛ばす。
煙を上げて決して軽いダメージではないが森主は立ち上がって再び猟兵達の所へ向かってくる。
「まあオープニングヒットとしては上出来かな、後はヨロシク!」
「木さん……サラダも美味しいけど、漬物も野菜炒めも美味しいにゃ……」
鈴乃音・司(バーチャル猫耳アイドル・f14615)が悲しそうな声で森主に話しかける、森主はその言葉をどこに鼻があるかはわから無いが鼻で笑い。
「だがドレッシングをかけるのだろう?」
「そりゃかけるにゃあ」
森主はその枝を震わせて雷による一撃を司に叩きつけようとするが司は後ろに飛んで何とか回避する。
「あ、危ないにゃー!ドレッシングでアウトなのかにゃ!」
「アウト!」
森主の放つ雷は公園に次々と穴を開ける、その電撃を発する枝を遊馬・美湖(パワフルギャル・f12819)は掴んだ。
「は?」
美湖の言葉は短いが確実に怒り過去持っていた。
「さてはドレッシングの旨さ知らねーなオメー野菜にはドレッシングだべ?生で食ったら不味かろうが?オメーあれか?生でも美味しい高級野菜か?」
「と、当然だ、だからその枝離して、痛いし、折れるから」
ミシミシと枝が曲がる音がして森主の声からも焦りが見える。
「そだね、じゃあ切るわ」
美湖のダガーが枝を1本切ってそのまま齧る。
「うわまっず!ダメだこいつクズ野菜だべ!」
「クズ野菜って言うなぁ!」
切られたことよりもクズ野菜扱いの方が癪に障ったのか、森主は公園中に聞こえるほどの大声で怒りを表した。
その間、攻撃が止まった隙を突いて司はマイクを構える。
「これ以上公園に穴を開けさせるわけにはいかないにゃ、ミュージックスタートにゃ、つーにゃんの歌を聞くにゃー!」
司の合図と共にどこからともなく音楽が流れてくる。
「ベイベ、きゅんときたかい? バーベキュー♪
新米猟兵、パンッと登場! ライス&ブレッド♪
食物繊維も大切だけど、草ばかりの人生なんてつまらない♪
食生活まで雑草人生にしたくない♪
ああ、食べたいな♪ お刺身、ステーキ、ケーキに大福♪」
その後も考え付く限りの食べ物の名前が流れる、即興とはいえ食べ物への愛が溢れる歌詞だった。
「いい歌ですね、感動的です、意味もあります」
竹城・落葉(一般的な剣客……の筈だった・f00809)は流血していた、だがそれは決して攻撃を受けてできた傷ではない、乱れた髪、和服、それらと合わせて全ては落葉の真の姿、落葉は竹城を抜く。
「ふむ、貴様は究極の菜食主義者なのだな。では、我もそれに倣うとしよう。即ち」
森主の視界から落葉の姿が消える。
「森である貴様を食すという事だ」
森主の葉を手に持った落葉が森主の背後に着地し、その葉を口にする。
「枝もダメだそうだがは葉もやはり不味い、これでは貴様に価値は無い、これだから行き過ぎた菜食は良くないのだ」
口に入れた葉を吐き出す、それを見たルルティア・サーゲイト(はかなき凶殲姫・f03155)ため息を漏らす。
「行き過ぎた草食の果てがこれか、やはり生はいかんな、衛生面の問題もある、落葉よ、腹は大丈夫か?」
「ああ問題無い、不味いがその程度で腹を壊すほど軟な腹ではない」
それを聞いたルルティアは大鎌を構える。
「妾はシンプルな料理と言うのは結構好きじゃよ。手間をかけずにそこそこ美味い。例えば」
構えた大鎌は炎のオーラを纏う、そして。
「焼き野菜など良かろう!黒竜爆砕刃ッ!」
大鎌はただ当てただけ、森主の体に傷が付いたわけではない、森主もそれを気にすることも無く反撃に映ろうとしたとき、森主の体が急速に燃え広がる。
「あちちちちち、あつーーーーーーい!」
燃え広がる炎は司の歌に乗ってさらに燃え広がる。
「この大きさでは食うのも苦労しそうだな、故に」
落葉は大きくジャンプして森主の遥か頭上まで飛びあがる。
「ちょうどいい大きさまでカットする」
落葉の竹城が森主を唐竹割りで切り捨てる。
森主は真っ二つに割れて倒れた、延焼を防ぐためルルティアは炎を消し、その残骸を落葉は拾うが、すぐに捨てる。
「流石に炭は食べられませんね」
落葉は元の姿に戻って竹城を腰に収める、
「しかしそのバールのようなものでよくもまあ見事に切れる物じゃのう」
「バールのようなものではありません」
「アッハイ」
ルルティアもこれ以上突っ込むのはやめよう、そう思い3人で公園を後にした。
「どうだったかなにゃあ、つーにゃんの歌」
キマイラフューチャーの焼肉屋で打ち上げをする5人、ルルティアが焼けたカルビをご飯と共に食べながら頷く。
「うむ、電波ソングとしては悪くない代物じゃったぞ」
「あ、アイドルソング、アイドルソングだから!」
司は必至に否定しながら中まで焼けた丸腸を食べる。
「んーやっぱ肉っしょ、肉あっての野菜、野菜あっての肉だよね」
美湖は良く焼いたレバーをタレで食べる。
「いやーあれだけ野菜野菜だったから肉がおいしく感じるね」
セリエルフィナはタン塩をレモン汁で食べていた。
「所で皆さん、肉ばかりで鉄板がなんか全体的に赤いって言うか、緑黄色も必要です」
落葉は焼いた玉ねぎと豚バラを一緒に食べていた、そんなふうに焼き肉を食べていると1枚焼きすぎてた肉を見て全員が顔を合わせる。
「焼き過ぎじゃ、誰か食わんか」
「つーにゃんはもうお腹いっぱいにゃ」
「ウチもパス」
「ボクも他の肉がいいかな、すみませーん、ほんじりを塩、それとハラミ下さい」
「やはり生にしろ焼き過ぎしろ、やり過ぎは良くないですね」
落葉は仕方なく黒くなった肉を一口齧る。
「苦い」
食えないことは無いが、やはりおいしい物では無かった。
大成功
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最終結果:成功
完成日:2019年03月31日
宿敵
『森主』
を撃破!
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