これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
●ブルーアルカディア
帝都櫻大戰の際、アスリートアースのキャンプ・フォーミュラ『キャンピーくん』は自身の世界移動能力を用い、強力な共闘者を多数異世界に送り込んでくれた。
しかし、彼らは戦争の後もそれぞれ参戦した世界に留まっており……困ったことに、キャンピーくん自身も今はどこかへ姿を消してしまった為、世界移動能力を頼ることも出来なくなった。
そんな中、ブルーアルカディアに留まっているウィリアム・ローグが語り始めた。
「私の速度であれば、或いは骸の海を振り切り、強引にアスリートアースへマシンを走らせることができるかも知れない……だが、その為には私の『ローグ・インターセプター』に特殊な燃料を大量に補給しなければならない……」
ウィリアム・ローグの話では、ブルーアルカディアの魔獣が持つ「天使核」が必要らしい。
勿論、ウィリアム・ローグ自身、フォーミュラの戦闘力を持っているため、独自に魔獣狩りを行って天使核を集め始めているものの、骸の海を振り切れるだけのスピードを出すためには、まだまだ足りないようである。
そこでウィリアム・ローグと共に巨大な「魔獣の巣」と化している浮島を探して攻略し、マシンの燃料を集めて欲しいという事だった。
まずはウィリアム・ローグと共にブルーアルカディアの大空を渡り、浮遊大陸時代の始まりから、一度も雲海に墜ちたことがない浮島に向かう事になる。
この場所は大変危険な場所で、様々な動植物がいるため、警戒しながら目的の浮島に関する情報を集めてほしい。
問題の浮島は、既に誰も住まない遺跡島となっており、大地を埋め尽くすほどの『ウールドラゴン』の群れがうろついているようだ。
ここでウィリアム・ローグと共に、ウールドラゴンの群れを倒し、地道に天使核を集めてほしい。
ある程度、倒す事が出来れば、遺跡島の主である『封藍竜サフィアリス』が現れ、猟兵達に攻撃を仕掛けてくるようだ。
封藍竜サフィアリスは「超音速の飛翔能力」を獲得しているものの、撃破する事が出来れば、より質の高い天使核を得る事が出来るだろう。
その事を踏まえた上で、封藍竜サフィアリスを撃破するのが、今回の目的である。
ゆうきつかさ
このシナリオは、サポート優先です。
このシナリオで得た🔵が「299個」を超えると、ローグ・インターセプターに十分な燃料がチャージされ、ウィリアム・ローグは骸の海をマシンで、かっ飛ばしてアスリートアースに帰って行きます。
第1章 冒険
『未墜の地』
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POW : 未知の動植物や食材を探す
SPD : 可能な限り広範囲を探索し、地理を把握する
WIZ : 住人を探し、見つかれば交流を図る
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
徳川・家光(サポート)
冒険においては、基本的に「羅刹大伽藍」による力仕事か、名馬「火産霊丸」を召喚し、騎乗技能を駆使した早駆けを利用したスピード勝負を得意としています。
また、冒険では「鎚曇斬剣」をよく使います。頑丈で折れにくいので、鉈や斧、岩盤に打ち込むくさびの代わりに重宝しています。
他には「念動力」技能で離れた場所の物体を動かして驚かせたり、ロープを浮遊させて対岸にくくりつけたりできます。
嫁が何百人もいるので色仕掛けには反応しません。また、エンパイアの偉い人には会いません(話がややこしくなるので)。
普段の一人称は「僕」、真剣な時は「余」です。
あとはおまかせ。よろしくです!
東・御星(サポート)
御星「さあ、美結行こうか!遅れないでついてきて!」
「今日を明日に変える事さえ欲望だよ?」
美結「はい、御星さん!ふふ、大好きです。」
「空間把握と電脳であれば私の分野です」
御星と美結、2人で1人の猟兵です。婚約しています。
元々美結は統制機構の一般人でしたが御星によって猟兵となりました。
欲望は生きるエネルギーと概ね肯定する姿勢を持ち、強敵に対し窮鼠即ち猫を噛むという戦闘スタンスです.
基本は全射撃装備による三次元一斉射撃が主戦術で、近接戦もこなせます。現実でも等身大や巨大戦に使える電子戦闘体にデータ化して2人で乗り込みます。
UCは選択したものを使用します。
あとはおまかせです。
クリスティナ・バイエンス(サポート)
火の神の名を持つキャバリアに選ばれたサイキックキャバリア乗り
水着みたいな格好なのは、コックピットが蒸し風呂みたいに熱いから仕方なくだからね
正直キャバリアを降りての戦闘はあまり得意じゃないのよ
でもキャバリアを使っての戦いは任せてね、みんな炎で薙ぎ払ってやるわ
とはいえ、必要ないところで炎を使うつもりはないの危ないもんね
使わなくても私の〔炎神機カグツチ〕は十分強いもの
よろしくね!
シン・クレスケンス(サポート)
◆人物像
落ち着いた雰囲気を持つ穏やかな青年。
窮地でも動じず冷静な状況判断で切り抜ける。
◆行動
探究心や知識欲が旺盛(どの分野でも)。
魔術の研究者でもあり、魔術とそれに通じる学問や技術に特に目がなく、それらの品や事象の情報を仕入れてはUDC『ツキ』と精霊『ノクス』を伴い、各世界を飛び回っている。
ツキ曰く、ワーカホリック。
意外とアクティブで運動能力も高く、スポーツや野外活動をしている姿も。
コンピュータを使っての情報収集の他、柔和な雰囲気と人当たりの良さで対人の情報収集や説得に回ることも。
◆口調
・シン→ステータス参照
(※使役は呼び捨て)
・ツキ→俺/お前、呼び捨て
だぜ、だろ、じゃないか?等男性的な話し方
鳳凰院・ひりょ(サポート)
アドリブ・連携歓迎
同伴者がいる場合は、相手に合わせます
UCを使いつつ同伴者を助ける行動を中心に
自分は前面に立つよりは相手を支える方の行動を好みます
相手を傷つける事を何よりも嫌う為、そのような言動は絶対しません
出来るだけ相手の立場に立って物事を考えるように心掛けています
護衛対象や救出対象がいる場合もその心構えは変わりません
誰かの笑顔を守る事、それを第一に考え行動します
個別で行動する場合は、UCを使いながら出来るだけ【落ち着き】、状況を分析しながら任務の解決に努めます
基本的にサポート体質な所があるので縁の下の力持ち的な行動は好んでとります
指定したUCへの変更可
采配はMS様にお任せします
政木・朱鞠(サポート)
とりあえず、感覚共有した『忍法・繰り飯綱』を放ち【追跡】や【情報収集】で周囲を探って敵の分布や地形の情報を把握しておきたいね。
邪魔をする敵が湧くのなら、武器は拷問具『荊野鎖』をチョイスして【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使い【傷口をえぐる】でダメージを与えたいね。
アドリブも連携もOK
向・存(サポート)
もし手助けが必要でしたらお手伝いするのですよぉ~。
得意なのは近接戦闘とか、【情報収集】も兼ねた見回りとかお話を伺うのも好きですよぉ~。
非道なことをなされる方には手加減無用、全力で参らせていただきますねぇ~。
大丈夫ですよぉ~。手足の二・三本くらいもげてもなんとかなりますのでぇ~。
ユーベルコードの出し惜しみをするつもりはありませんよぉ~。
使いどころに迷ったときはぁ、ご同輩に相談するのも良いですねぇ~。
あとは最後まで油断大敵、【咄嗟の一撃】も放てるように【逃亡阻止】は意識しておきましょう~。
堅実にきちんと片づけたら、皆で美味しいものでも食べて帰りましょう~。
※アドリブ・連携歓迎
久遠寺・遥翔(サポート)
頭を使うのはちょっと苦手だ
必要なら頭も使うが基本は他人任せだ
それよりも脚を使う探索や力仕事を進んで引き受けるぜ
状況次第で自分の足を使うか相棒のバイク型AFフェンリル、或いはそれをオーバーフレームにしたキャバリアのイグニシオンに【騎乗】して探索するか選ぶ
優先度的にはフェンリル>イグニシオン>生身だな
相棒にはワイヤーアンカーも搭載しているから狭くなきゃ大抵の悪路は走破できる
【地形の利用】【空中戦】や飛行系UCなどを駆使して探索するぜ
情報が必要なら【ハッキング】【情報収集】でかき集める
機械操作が必要な状況なら【メカニック】も駆使するぜ
仇死原・アンナ(サポート)
普段はぼんやりですが敵前では獄炎操る処刑人と化します
鉄塊剣『錆色の乙女』,妖刀『アサエモン・サーベル』、戦闘用処刑道具『赤錆びた拷問器具』、『鎖の鞭』等装備してる物を使います
UCは指定した物をどれでも使用
普段の口調は(私、あなた、呼び捨て、ね、よ、なの、なの?)
戦闘中は(ワタシ、お前、呼び捨て、言い捨て)
捜索・探索時はぼんやりですが真面目に仕事をします
敵の出現や危険が迫ると処刑人になります
同行者とは出来る限り協力をします
一般人や病人子供には優しく接しますが悪党には容赦なし
機械の操作は苦手ですがキャバリアの操縦はそこそこ(本職に比べたら劣る)
ウルスラ・ロザーノ(サポート)
いつもテンション高いとは言われるなー、確かに誰に対してもフレンドリーな対応しようと心掛けとる
といっても銀誓館の学生時代から能力者をしてきたんでな
救えるもんはできるだけ救う、でも倒すべき敵は必ず討伐すべしっちゅー方針や
戦法はヒット&アウェイ型、戦場全体を広く利用して戦うで
基本は中距離
レーザービット射撃やナイフの蹴り込みで牽制しつつ、
エアシューズで、地上は高速で駆け回り、空中も地形とか足掛かりに利用して軽業のように跳ね回るよ
敵からの攻撃は、すべて見切って受け流したりの回避で凌ぐよ
攻め込む機会を見つけたら奇襲を仕掛けるで
一気に接近して、蹴撃やその斬撃波を叩き込む!
サッカーボールのシュートは必殺技や!
大豪傑・麗刃(サポート)
一人称は『わたし』『麗ちゃん』
まじめなこと『だけ』はやりたくないのだ!
いかなるシリアスな場面でも最低一か所はネタを挟みたい。ダジャレ、奇怪な言動、一発ギャグ、パロ、メタ(一番好き)等何でもよい。
一応状況をちゃんと前進させる意思はあるので、状況が悪化する行為はさすがにやらない。一見悪化するけどネタとして許されるならむしろやりたい。場合によってはギャグを『変態的衝動』に繋げて身体能力を強化し無理やり状況の改善を狙う事も。
あまりに超どシリアスな雰囲気のためギャグなんか絶対に許さないとMSが判断するのなら、シリアスオンリーも一応可能だが、その時は頭痛が痛くなるのだ(強調表現としての二重表現肯定派)。
ギュスターヴ・ベルトラン(サポート)
|C’est du soutien, ok.《サポートだな、了解》
一人称:オレ
二人称:相手の名前+さん呼び、敵相手の時のみ呼び捨て
口調:粗野で柄が悪い
■行動
信心深いため、戦う前に【祈り】を捧げる事は忘れない
敵の主義主張は聞き、それを受けて行動する。行動原理を理解しないままの行動はしない
連携相手がいるならば相手のフォローへ、居ないなら全力で敵をシバきに行く
戦場によっては屋内でも空が飛べるタイプの魔導バイクを乗り回す
「公序良俗に反することはしてねえぞ」と言うし実際にそうするタイプ
■攻撃
主武器:リングスラッシャーと影業
近距離攻撃が不得意なので敵とは距離を取って戦う
アドリブ連帯歓迎
アイクル・エフジェイコペン(サポート)
猫っぽい舌足らず口調にゃ。こんにゃ感じで、末尾だけじゃにゃくて途中にも入れてほしいにゃ。めんどいならなくてもいいけど。
ちなみに機嫌悪い時は「に゛ゃ」って濁点入る感じにゃ。
基本は底抜けに明るいというよりおばか入っている。
「……ちょっと裏に来るに゛ゃ。」
基本はとにかく騒ぐ。そりゃもうハイテンションで。
でも存外気が短いので割とキレやすいとか。
自分ではツッコミだと思っているボケ体質かもしれない。
なわけなので事件の際にはとにかく突撃する。
あんまり考えるのは得意ではないらしい。
「何に゛ゃって?失礼に゛ゃ。」
『せーとーはなれでぃー』を気取っているのでスマートかつエレガントを目指す……つもりではいる。
日留部・由穏(サポート)
由穏と申します。
これでも太陽神の生まれです。
いかなる世界であれ、オブリビオンの影に未来を曇らされる人々がいるのならば、私が手を出さない道理はありませんね。
太陽は、照らすべき者のために存在するのですから。
好き:芸術全般、各世界の学習、人々の観察
使命:人々の明るい未来を守る
【発言】ご隠居太陽神、敬語、優しい、いつも穏やかな笑み、怒りや恨みや後悔の感情が乏しく時に人を理解しきれないこともある、自らの負傷を気にしない
【戦闘パターン】視力+暗視+マヒ攻撃+光線銃で銃撃戦、アート+式神使い+アイテム折り紙で撹乱、催眠術も併用し折り紙式神を猟兵やターゲットに思わせ誘導などなど
その他何でもさせてどうぞ
諏訪野・みすず(サポート)
「先制攻撃、だね」数の暴力で引っ掻き回すことをします。「みすずちゃんは負けないのだ」アドリブ、共闘歓迎です。
キメリア・モルテスティア(サポート)
キメリアよ。
魔鋼の悪魔で危険地帯の旅人をやってるよ。
武器はこの拳で格闘技や魔法拳での戦いを主にしているよ。
戦闘時は仲間のみんなを守りながら戦うつもりよ。
多少は傷くような行動をしてでも、味方を守って反撃したり、隙あらば攻めていくつもりね。
体がすごく頑丈なのは私の強みだと思っているから、むしろそれを活かせるよう攻撃を食らってからの反撃する展開もほしいかしら。
後、なるべく乗り物には乗らず生身で戦いたいね。
必要に応じてユーベルコードは何でも使って行くよ。
でも、充分に徒手空拳での戦いを行ってからUCを使用する傾向に有るかしら。
あとはおまかせ。よろしくね。
鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です。よろしく
学生時代の経験から、大概の状況は冷静に対応できます
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用
シルバーレイン世界の技術レベル程度ならハイテク機器も扱えますが
それ以上だとキャバリアの制御AI『E.N.M.A』に頼ります
例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
あとえっちなのは絶対にNG
なお、コメディ色が強い等のネタ依頼の場合は
「これ、真面目にやると負けなのでは……?」と考え
姉の『鈴乃宮・光華』の演技で語尾を「にゃ」にする等全体的にきゃる~ん☆とした言動に変わります
●未墜の地
猟兵達はウィリアム・ローグと共に、巨大な魔獣の巣と化している浮島を探すため、未墜の地にやって来た。
その場所はジャングルのような場所で、見た事もないような不気味な動植物が、辺りを走り回っていた。
「おそらく、この場所に手がかりがある……はずだ」
ウィリアム・ローグの言葉は、歯切れが悪かった。
この様子では、事前に入手した情報に、信憑性がなかったのだろう。
そのため、行く当てもなく、ジャングルの中を歩いているようだった。
「……誰か住んでいませんかね?」
そんな空気を察した徳川・家光(江戸幕府将軍・f04430)が、生活の痕跡を探すようにして足元を見回した。
「確か、この辺りはエポポ族のナワバリだ」
ウィリアム・ローグの話では、エポポ族は好戦的な種族で、強さこそ正義多度思い込んでいるヒャッハー集団のようである。
「何だかフラグを立ててしまった気が……」
家光が背筋にゾッと寒いモノを感じ、ブルッと身体を震わせた。
「確かに、囲まれているね」
東・御星(破断創炎の閃鋼・f41665)が、ゴクリと唾を飲み込んだ。
何かがいる事は間違いないものの、それが何なのか、特定する事は出来なかった。
それでも、気を抜く事が出来ないほど、空気がピリついており、油断が出来ない状況が続いていた。
「エポポポポポポポポッ!」
次の瞬間、物陰から槍を持った上半身裸の男達が現れ、あっという間に猟兵達のまわりを囲んだ。
「私達は怪しい者じゃないよ」
すぐに両手を上げて、敵意がない事を示したものの、エポポ族は槍を構えたまま、警戒を解こうとしなかった。
「……言ったろ。奴らは力こそ正義だと。自分達が敵でないことを示したいのであれば、力を示せ」
ウィリアム・ローグが両手を上げたまま、御星の耳元で囁いた。
「まさか、この人たちと戦えって事!?」
脳裏に浮かぶのは、最悪の結末。
ある程度、手加減するつもりではいるものの、それで相手が納得してくれるとは思わなかった。
だからと言って、ここで圧倒的な力の差を見せつけ、相手を黙らせるのが、正しい方法とも思えなかった。
「まあ、それでも戦うって言うのなら、相手をするけどね」
クリスティナ・バイエンス(炎のキャバリア乗り・f30044)が炎神機カグツチ(サイキックキャバリア)に乗ったまま、ゆっくりと辺りを見回した。
どうやら、この近くにエポポ族の集落があるらしく、薄っすらと煙が見えた。
おそらく、猟兵達の存在に気づき、慌てて火を消したのだろう。
見て見ぬフリをする事も出来たのだが、その事をエポポ族にも気づかれてしまったようである。
「……マズイな。俺達が集落を襲撃するつもりだと思っているようだ」
ウィリアム・ローグが、困った様子で頭を抱えた。
「エポ」
「エポポポ」
「エポォォォォォ!」
そんな空気を察したのか、エポポ族も槍を構えて、ジリジリと距離を縮めてきた。
「さすがに、ここで戦うのは、得策じゃないと思うけど……。そうも言っていられない感じね」
クリスティナが拠点防御で身を守りつつ、平和的な解決方法を考えた。
だが、エポポ族が脳筋に特化した一族である事を思い出し、戦うしかないと言う結論に至った。
「……ですが、ここで戦えば間違いなく、死人が出ます。とにかく、敵意がない事を示しつつ、集落の方向から離れていく事から始めましょうか」
シン・クレスケンス(真理を探求する眼・f09866)が、まわりの空気を読みつつ、少しずつ集落の方向とは反対側に後退していった。
その間も、エポポ族は槍を構えたまま、こちらの出方を窺っているようだった。
「キシャアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
そんな中、巨大な食人植物が現れ、エポポ族に触手を絡ませ、捕食袋に次々と放り混んでいった。
巨大な食人植物は、エポポ族を主食にしているらしく、猟兵達には興味を示していないようだった。
それに対抗するためエポポ族が一斉に槍を投げたものの、巨大な食人植物の身体は硬く、傷ひとつつける事が出来なかった。
「とにかく、エポポ族を助けよう。おそらく、何か知っているだろうしな」
すぐさま、ウィリアム・ローグが猟兵達に声を掛け、巨大な食人植物に攻撃を仕掛けていった。
食人植物はエポポ族にしか興味がなかったものの、猟兵達に襲われた事が怒り狂って、鞭のように触手を振り回した。
「確かに、ここで力を示しておかないと、面倒な事になりそうだしね」
それに合わせて、鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)がリミッターを解除し、オーラ防御を展開しながら、触手を次々と受け流し、エポポ族を救出した。
だが、捕食袋にエポポ族が入っている状態で、攻撃を仕掛ける事は難しく、気の抜けない状況が続いていた。
「エポ……エポ……」
その間にエポポ族の青年が、巨大な食人植物によじ登り、捕食袋の中にいる仲間達を引っ張り上げようとした。
「エ、エ、エポォォォォォォォォォォォ!」
その拍子に、エポポ族の青年がバランスを崩し、悲鳴を上げて捕食袋に落下した。
「……って、ここは俺達に任せてほしいんだけど……。ひょっとして言葉が通じないのかなぁ……」
ひりょが気まずい様子で汗を流しながら、巨大に膨らんだ捕食袋を見上げた。
どうやら、溶解液でジワリジワリと溶かされているらしく、捕食袋がグネグネと動いて、辺りに悲鳴が響いていた。
「まずは捕食袋の方を、どうにかした方が良さそうね」
即座に、政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)が【忍法・鋳薔薇姫(ニンポウ・イバラヒメ)】を発動させ、足で踏んでいる影から金属鎖状の触手を放出し、戦場内全ての攻撃的行動を無力化した。
そうする事で、エポポ族が捕食袋の中から、仲間達を救出するための時間を稼いだ。
「キィシャアアアアアアアアア」
その事に苛立ちを覚えた巨大な食人植物が、何度も触手を振り回したものの、朱鞠に傷をつける事は出来なかった。
そうしているうちに、仲間達の救出が終わり、エポポ族が元気よく手を振った。
「これで、思う存分、戦えそうね。それじゃ、容赦はしないから、覚悟してね」
それと同時に、朱鞠がリミッターを解除して、荊野鎖(拷問具)で2回攻撃を仕掛け、傷口をえぐるように吸血する事で、巨大な食人植物の生命力を吸収した。
「ピィィィィィィィィィィィィ!」
これには巨大な食人植物も危機感を覚え、不気味な鳴き声を響かせた、まわりにいた仲間を呼び寄せた。
「ありゃりゃ、これは大変な事になりましたねぇ~。でも、負けませんよぉ~」
向・存(葭萌の幽鬼・f34837)が周囲を確認しながら、巨大な食人植物の群れに視線を送った。
巨大な食人植物の群れは、何も考えず一斉に襲い掛かってくるため、地形を利用して戦えば、被害を最小限に抑えられそうな感じであった。
ただし、連携を取りながら、触手を伸ばしてくるため、一瞬でも気を抜けば、あっという間に捕食袋に放り込まれるのがオチだった。
実際に、存の左腕は気を抜いた拍子にもぎ取られ、捕食袋の中に浮いていた。
「よくも、やりましたねぇ。その腕は一点ものだから、返してもらいますよぉ~」
次の瞬間、存が【スキルマスター「スティール」】で盗み攻撃の技能レベルを1460に変更し、自分の左腕を取り返した。
「キシャアアアアアアアアアアアア!」
その事に腹を立てた巨大な食人植物の群れが、まわりの木々を薙ぎ倒し、存の後を追いかけた。
「逃げるんだったら、集落とは反対側に逃げるんだぞ!」
そんな中、ウィリアム・ローグが、あまりうれしくないアドバイスを叫んだ。
「……って、いつの間にか、俺まで巻き込まれているんだが……。仕方ねぇ、ここで足止めしておくか」
久遠寺・遥翔(焔の機神イグニシオン/『黒鋼』の騎士・f01190)がイグニシオン(クロムキャバリア)に搭乗したまま、巨大な食人植物の群れに体当たりを仕掛けた。
「グェェェェェェェ」
その一撃を食らった巨大な食人植物の群れが、激しくヨロめき、土煙を上げて地面に倒れ込んだ。
「エポ、エポ、エポポ!」
そこに追い打ちを掛けるようにして、エポポ族が巨大な食人植物の群れに飛びかかり、槍をグリグリと回して傷口を広げていった。
「ま、待て! そこで調子に乗っていると、痛い目を見るぞ」
その事に気づいた遥翔がエポポ族に警告したものの、次々と触手に弾き飛ばされ、宙を舞った後だった。
「だから言っただろうが……。とにかく、ここにいる奴等を片付けるから離れていろ」
それと同時に、遥翔が【CODE-MIRAGE(コード・ミラージュ)】で160体のイグニシオンを召喚し、機神太刀"迦具土"や機神焔砲"天照"で、巨大な食人植物の群れに攻撃を仕掛けて蹴散らした。
「ピ、ピキィィィィィィィィィィィ!」
これには巨大な食人植物も動揺したのか、再び不気味な鳴き声を響かせ、仲間達を呼び寄せようとした。
「無駄よ、そんな事をしても……」
仇死原・アンナ(処刑人、獄炎の花嫁、焔の魔女、恐怖の騎士・f09978)が、表情ひとつ変えず錆色の乙女(鉄塊剣)を振り下ろした。
そのたび大量の返り血を浴びたものの、アンナが躊躇う事はなかった。
「エポ、エポ、エポポ……」
エポポ族も調子に乗ってザクザクと槍を突き刺し、再び触手の一撃を喰らい、次々と宙を舞っていた。
「何度、酷い目に遭っても、諦めないのは、戦闘民族ゆえの宿命なのか」
そんな中、ウィリアム・ローグが物思いに耽りながら、エポポ族に視線を送った。
「悪いけど、退いてくれる?」
アンナがエポポ族に警告した後、【降魔炎殺(ゴウマエンサツ)】を発動させ、地獄の炎纏わせた蹴りで、地獄の炎を流し込み、巨大な食人植物の頭部を爆破した。
その事で、ようやく動きを止め、エポポ族の歓声が辺りに響いた。
エポポ族の集落には、子供や、女、年寄りしかいなかった。
巨大な食人植物の群れから集落を救った事で、猟兵達を英雄視しているのか、目の前には沢山の料理が並べられた。
「あー……、どれも御馳走だとは思うんやけど……」
ウルスラ・ロザーノ(鈴振り燕・f35438)が目の前の料理を眺め、乾いた笑いを響かせた。
どの料理も昆虫が使われており、とても美味しそうには見えなかった。
「食べたフリだけでもしておけ。ここで拒否すると面倒な事になる」
ウィリアム・ローグが巨大なカタツムリの料理を手に取り、食べているフリをした。
「ま、まあ……、それは分かっている……つもりなんやが……」
ウルスラが複雑な気持ちになりつつ、ムカデ料理を手に取り、食べているフリをし始めた。
幸い、この村では、猿や犬などが放し飼いになっているらしく、コッソリ与えると喜んで食べてくれた。
そうしなければ、地獄とも思える時間を過ごす事になったため、感謝の気持ちでいっぱいになった。
「ぬわははは、これは美味いっ! 美味過ぎるのだ!」
そんな中、大豪傑・麗刃(26歳児・f01156)が高笑いを響かせ、ドヤ顔で料理を食べ始めた。
どの料理も見た目は最悪なものの、ヤミツキになるほど美味いらしく、一度食べると止まらなくなってしまうようである。
「よ、良かったら、これも食べるといい」
そのドサクサに紛れてウィリアム・ローグが、麗刃に料理を渡してホッとした。
「……任せるのだ」
それと同時に、麗刃が【変態的衝動(ヘンタイテキショウドウ)】で、ウケ狙いとお笑いの精神】の為に、敢えて不利な行動を取り、ゲテモノ料理を一気に平らげ、身体能力が増大させた。
「お、おお!」
これにはエポポ族も感動したらしく、長老と思しき老人が、何やらハイテンションで褒め称えた。
残念ながら、その意味までは分からなかったものの、先程までヨボヨボしていた老人が飛び跳ねるように褒めていたため、悪い事を言っているようには思えなかった。
「それじゃ、本来の目的を果たすとするか」
ギュスターヴ・ベルトラン(我が信仰、依然揺るぎなく・f44004)が老人に駆け寄り、遺跡島の場所を聞き出そうとした。
だが、まったく言葉が通じないため、老人は首を傾げるばかり。
そのため、身振り手振りを使って説明を始めたものの、老人の頭上には大きなハテナマークが浮かんでいた。
「あまり難しい言語は使っていないはずだが……」
ウィリアム・ローグが、困った様子で辺りの様子を窺った。
エポポ族は、単純な言葉を組み合わせて、仲間達と会話をしているらしく、生活に支障がない程度の意志疎通を図る事が出来た。
「遺跡島、場所、教えてくれ。……さすがに、これじゃ通じないか」
ギュスターヴがエポポ族の顔色を窺いながら、遺跡島の場所を特定しようとした。
だが、エポポ族は首をかしげるばかりで、ギュスターヴが求める答えが導き出される事はなかった。
それでも、何とか役に立とうとしているのか、倉庫のような場所から色々なモノを持ってきた。
「にゃああああ、どれもガラクタばかりで、使えそうなモノがまったくないにゃあああああああ」
アイクル・エフジェイコペン(クロスオーバー三代目・f36327)が、どんよりとした空気を漂わせた。
エポポ族にとっては、どれも宝物のようだが、猟兵達にとっては、ガラクタしかなかった。
「あまり騒ぐな。奴らが落ち込むぞ」
ウィリアム・ローグが、アイクルに耳打ちした。
「わ、分かったにゃ。それじゃあ、この中から遺跡島に関係のありそうなモノを……」
アイクルが深い溜息を洩らしながら、ひとつずつ品物を確認した。
いまのところ、関係がありそうなのは、石板や巻物。
巻物は虫食いが酷いため、解読は不可能であったが、石板に刻まれた絵を解読する事は、何とか出来そうな感じである。
「嵐、雲、浮島……の絵か」
ウィリアム・ローグが、石板を手に取った。
「エポ、エポポ」
どうやら、嵐の先に、問題の遺跡があるらしい。
「でも、あたし達が目指している浮島って、雲海に沈んだ事がないはずにゃ」
アイクルが気まずい様子で、石板を眺めた。
「一応、候補に入れておきましょう。雲が描かれているからと言って、雲海とは限りませんから……」
日留部・由穏(暁天緋転・f16866)が石板を眺めつつ、あれこれと考えを巡らせた。
あまりにも情報量が少な過ぎて、色々な解釈が出来るものの、これでは場所を特定するのは難しそうだ。
「確かに、そうだな。単純に考えれば、嵐の先か」
ウィリアム・ローグが、様々な可能性を考えた。
「ええ、そうなると、いくつか候補が絞れますね」
由穏が頭の中に、いくつか候補を絞り込んだ。
「……となると、嵐を越える方法を考えないとな。ローグ・インターセプターさえ動けば、ここまで悩む必要もなかったんだが……」
ウィリアム・ローグが、複雑な気持ちになった。
「エポ、エポ、エポポ……」
そんな空気を察した老人が、集落の外を指差した。
どうやら、森の中に洞窟があり、そこの壁画に何か描かれているようだ。
残念ながら身振り手振りで見たものを言語化したため、ハッキリと断言する事は出来ないものの、それでも老人が顔をしわくちゃにして叫んでいるため、間違いないように思えた。
「それじゃ、みんなで洞窟に行こうか。この先にあるんだよね?」
すぐさま、諏訪野・みすず(不思議系ダンサー・f00636)がオーラ防御を展開し、【スチームエンジン】でバールのようなモノに蒸気エンジンを搭載し、邪魔なモノを薙ぎ払った。
その中には、大木や、食人植物も含まれていたが、みすずの敵ではなかった。
「……新しい道が出来たな」
ウィリアム・ローグがまっすぐ伸びた道を眺め、乾いた笑いを響かせた。
本来であれば、まわり道をしなければならなかったものの、みすずのおかげで、かなりの時間を短縮する事が出来た。
「エポ、エポポ……」
それとは対照的に、エポポ族は何が起こったのか分からず、みんな目を丸くさせていた。
「まあ、怒っていないようだから、結果オーライと言ったところか」
ウィリアム・ローグが気持ちを切り替え、洞窟を目指して歩き出した。
「だいぶ見晴らしも、よくなったしね。それに、これだけ強い相手がいると知ったら、集落が襲われる事もないだろうしね」
みすずがのほほんとした表情を浮かべ、ウィリアム・ローグの後を追った。
「どうやら、ここのようね」
洞窟についたキメリア・モルテスティア(白銀の旅行者・f44531)は、警戒した様子で周辺を調べた。
洞窟の中には無数の角を生やしたトラのようなケモノがおり、猟兵達を威嚇するようにして地面を蹴った。
「……やるしかないか」
ウィリアム・ローグが、深い溜息を洩らした。
「グルルルルルッ!」
次の瞬間、トラのようなケモノが勢いをつけ、猟兵達に飛びかかってきた。
「わざわざ真正面から向かってくるなんて……、倒してくれと言っているようなものよ?」
それを迎え撃つようにして、キメリアが【鋼鉄のマウントブレイカー(コウテツノマウントブレイカー)】を発動させ、マッハ10の硬化した拳で、トラのようなケモノを殴り飛ばした。
その拍子に、トラのようなケモノが地面をゴロゴロと転がり、壁にぶち当たって模様のようになった。
「……終わったか」
ウィリアム・ローグがホッとした様子で、洞窟の奥に進んでいった。
「おそらく、これですね。だいぶ汚れていますが、この辺りの島が記されているようですし……」
鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)がたいまつを掲げて、遺跡島の場所が描かれた壁画を眺めた。
壁画には影華達がいる浮島も描かれており、その下には島の名前と思しき文字が記されていた。
この事から壁画を記した人物が、ある程度の文明レベルを有している事が分かった。
「……島から出る事が出来なかったのか」
ウィリアム・ローグが色々と察した様子で、壁画をマジマジと眺めた。
「これを見る限り、遺跡島は北のあるようですね。嵐の壁を、越えた先……と書かれていますが、雲海ギリギリのところを通れば、回避する事が出来るようです」
影華が、かすれた文字を読み解き、遺跡島までのルートを頭に入れた。
「これで準備は整ったな。だいぶ険しい道程になると思うが、もう少しだけ付き合ってくれ」
そう言ってウィリアム・ローグが、遺跡島を目指して浮島を後にした。
成功
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第2章 集団戦
『ウールドラゴン』
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POW : 彼らは群れで協力し、外敵から身を守ります
【決死の】突進によって与えたダメージに応じ、対象を後退させる。【ウールドラゴン】の協力があれば威力が倍増する。
SPD : 一匹が囮となり、仲間が攻撃する隙を作ります
レベルm半径内の、自分に気づいていない敵を【仲間との連携】で攻撃する際、ほぼ必ず狙った部位に命中する。
WIZ : 群れの一員と認められれば、大きな恩恵を貰えます
【可愛らしい鳴き声の合唱】によって【士気を高める癒しの風】を発生させ、自身からレベルm半径内の味方全員の負傷を回復し、再行動させる。
イラスト:もにゃ
👑11
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種別『集団戦』のルール
記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
火土金水・明
ゆうきつかさマスターにおまかせします。かっこいい火土金水・明をお願いします!
人間のウィザード×マジックナイト、17歳の女姓です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、機嫌が悪いと「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。特に、R18に抵触する行動等は、絶対にしません。
使い魔の黒猫「クロ」も依頼では一緒に行動していますが、戦闘でダメージを受けそうな依頼の時はお留守番をしています。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●ふわふわもこもこ
「……ここが遺跡島か」
遺跡島に辿り着いたウィリアム・ローグは、島全体がふわふわもこもこな事に気づき、しばらく言葉を失った。
「何だかイメージと違うわね」
火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)が、警戒心をあらわにした。
……何か、おかしい。
本能的に、その事だけは分かるものの、それが何なのか具体的に説明する事が出来なかった。
「確かに、そうだな。それに、この……気配……」
ウィリアム・ローグが、ただならぬ気配を感じ取り、ふわふわもこもこをジロリと睨みつけた。
「ピギャアアアアアアアアアアアアアアア!」
次の瞬間、『ウールドラゴン』の群れが咆哮を響かせ、一斉に飛び立った。
「どうやら、胸騒ぎの原因は、これのようね。でも、まさか、こんなに沢山いるなんて……」
明がオーラ防御を展開しながら、ウールドラゴンを牽制するようにして、次々と残像を繰り出した。
「ピィィィィィィィィィィィィィィィイ!」
それと同時に、ウールドラゴンの群れが可愛らしい鳴き声の合唱によって、士気を高める癒しの風を発生さた。
「……来るぞ!」
すぐさま、ウィリアム・ローグが、オーラ防御を展開し、明に向かって声を掛けた。
「ピギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」
それに合わせて、ウールドラゴン達が咆哮を響かせ、耳障りな音波攻撃を仕掛けてきた。
「状況的には、最悪ね。まあ、想像はしていた事だけど……」
明が深い溜息を漏らしながら、音波攻撃をオーラ防御で防ぎつつ、攻撃を仕掛けるタイミングを窺った。
「こいつらは私が退きつける。その間に、出来るだけ多くの敵を倒してくれ」
ウィリアム・ローグが覚悟を決めた様子で、ウールドラゴン達を引きつけた。
「ええ、分かったわ。さすがに全滅は無理そうだけど……」
その気持ちに応えるようにして、明が【それはまるでチートのような、とんでもない才能】を発動させ、ホーミングレーザーを乱れ撃ち、ウールドラゴンの群れを蹴散らしていった。
大成功
🔵🔵🔵
出水宮・カガリ(サポート)
ひとが戦ってはいけない。戦うことは、痛いことだ。そういうものを退けて隔てるのが、門の役目だ。
<得意>
守りは得意だ。カガリのある場所が、境界だとも。
盾として、存分に使うといい。
<苦手>
名前は覚えにくくてなぁ。特徴(○○の)で呼ぶぞ。
細かいのと、素早いのもあまり。
<戦闘>
カガリは不動の門だからな、回避はしないぞ。
技能は結界術、オーラ防御、拠点防御、封印術、霊的防護あたりで、守り優先に。
ユーベルコードで攻められない時は、【命の篝火】とか、【鉄血の明星】とか、使うぞ。
カガリより後ろに、あらゆる脅威は存在させない。
そんな感じだろうか。
あとはまるっと、おまかせだ。
よろしく、よろしく。
シン・クレスケンス(サポート)
◆人物像
落ち着いた雰囲気を持つ穏やかな青年。
窮地でも動じず冷静な状況判断で切り抜ける。
◆戦闘
射撃(愛用は詠唱銃だが、様々な銃器を使い分けている)と魔術による広範囲攻撃が主。
魔力の操作に長け、射撃の腕も確か。
作戦次第では、闇色の武器を召喚(UC【異界の剣の召喚】)して前衛を務めることもある。
◆特技
・情報収集
・機械の扱いにも魔術知識にも精通している
◆UDC『ツキ』
闇色の狼の姿をしており、魂や魔力の匂いを嗅ぎ分けての追跡や索敵が得意。
戦闘は鋭い牙や爪で敵を引き裂き、喰らう。
◆口調
・シン→ステータス参照
(※使役は呼び捨て)
・ツキ→俺/お前、呼び捨て
だぜ、だろ、じゃないか?等男性的な話し方
飯綱・杏子(サポート)
ジビエ|食材《オブリビオン》がヒト型でなければ料理して喰らうっす
ヒト型の|食材《オブリビオン》を料理するときはこちらがヒト型を辞めるのが|マナー《マイルール》っす
リビングアーマーや宇宙船の類だってきっと貝類みたいに美味しい可食部があるし、食器としても活用するっす
どんなに癖のある|肉《ジビエ》でも濃い味付けにすれば食えない肉はないっす
悪魔だから|毒は利かない《【毒耐性】持ち》っす。酔うけど。腐敗も発酵もわたしには一緒っす
あと|八つ裂きにされても死なない《【切断部位の接続】持ち》っす
シナリオの傾向によっては、ヒト型を性的な意味で食い散らかしてもいいっすよ
白子もミルクも大好きっす
シホ・エーデルワイス(サポート)
助太刀します!
人柄
普段は物静かで儚げな雰囲気ですが
戦闘時は仲間が活躍しやすい様
積極的に支援します
心情
仲間と力を合わせる事で
どんな困難にも乗り越えられると信じています
基本行動
味方や救助対象が危険に晒されたら身の危険を顧みず庇い
疲労を気にせず治療します
一見自殺行為に見える事もあるかもしれませんが
誰も悲しませたくないと思っており
UCや技能を駆使して生き残ろうとします
またUC【贖罪】により楽には死ねません
ですが
心配させない様
苦しくても明るく振る舞います
戦闘
味方がいれば回復と支援に専念します
攻撃は主に聖銃二丁を使用
戦後
オブリビオンに憎悪等は感じず
悪逆非道な敵でも倒したら
命を頂いた事に弔いの祈りを捧げます
ウルスラ・ロザーノ(サポート)
いつもテンション高いとは言われるなー、確かに誰に対してもフレンドリーな対応しようと心掛けとる
といっても銀誓館の学生時代から能力者をしてきたんでな
救えるもんはできるだけ救う、でも倒すべき敵は必ず討伐すべしっちゅー方針や
戦法はヒット&アウェイ型、戦場全体を広く利用して戦うで
基本は中距離
レーザービット射撃やナイフの蹴り込みで牽制しつつ、
エアシューズで、地上は高速で駆け回り、空中も地形とか足掛かりに利用して軽業のように跳ね回るよ
敵からの攻撃は、すべて見切って受け流したりの回避で凌ぐよ
攻め込む機会を見つけたら奇襲を仕掛けるで
一気に接近して、蹴撃やその斬撃波を叩き込む!
サッカーボールのシュートは必殺技や!
諏訪野・みすず(サポート)
リーダー役が必ずいると思うので、ソイツを先に倒すようにします。「リーダーが倒れたら、あとは烏合の集だよ」アドリブ、共闘歓迎です。
大豪傑・麗刃(サポート)
一人称は『わたし』『麗ちゃん』
どんなシリアスでも一度はネタをやりたい。一応敵を倒す意思はあるので状況が悪化する行為はさすがにやらない。一見悪化するけどネタとして許されるならむしろやりたい。
超どシリアスのためギャグ絶対不可ならシリアスオンリーも一応できなくはないがその時は頭痛が痛くなるのだ(強調表現としての二重表現肯定派)
大軍に無策で挑むのは無謀といろいろ策を考えるが結論は「正面から突っ込んで全員やっつければ(斬れば)いいのだ!」
ユーベルコードが
近接系:何も考えずに突っ込んでって無双狙い
集団系:なるべく多数引き付けて一網打尽狙い
ギャグ系:お手数かけますがなんとかお願いします!
それ以外:まー適当に
徳川・家光(サポート)
『将軍なんだから、戦わなきゃね』
『この家光、悪は決して許せぬ!』
『一か八か……嫌いな言葉じゃありません!』
サムライエンパイアの将軍ですが、普通の猟兵として描写戴けると嬉しいです。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使いますが、全般的に「悪事を許せない」直情的な傾向と、「負傷を厭わない」捨て身の戦法を得意とします。
嫁が何百人もいるので色仕掛けには反応しません。
よく使う武器は「大天狗正宗・千子村正権現・鎚曇斬剣」です。
普段の一人称は「僕」、真剣な時は「余」です。
あとはおまかせです!
向・存(サポート)
もし手助けが必要でしたらお手伝いするのですよぉ~。
得意なのは近接戦闘とか、【情報収集】も兼ねた見回りとかお話を伺うのも好きですよぉ~。
非道なことをなされる方には手加減無用、全力で参らせていただきますねぇ~。
大丈夫ですよぉ~。手足の二・三本くらいもげてもなんとかなりますのでぇ~。
ユーベルコードの出し惜しみをするつもりはありませんよぉ~。
使いどころに迷ったときはぁ、ご同輩に相談するのも良いですねぇ~。
あとは最後まで油断大敵、【咄嗟の一撃】も放てるように【逃亡阻止】は意識しておきましょう~。
堅実にきちんと片づけたら、皆で美味しいものでも食べて帰りましょう~。
※アドリブ・連携歓迎
九段下・鈴音(サポート)
『この力を使ってくりゃれ』
『妾が護ってやる。安心せい』
自分よりも他者を優先する性格。
ユーベルコードや技能はどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
性格上他の猟兵をかばうことはあっても、迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
エログロはNGです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です
かつての様にイグニッションカードを掲げ
「――|起動《イグニッション》!」で各種装備を展開
友人から教わった剣術や
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用
TPO次第では
キャバリアの制御AIである『E.N.M.A』が主体となるユーベルコードを使用したり
『轟蘭華』や乗り物に搭載した重火器をブッ放したり
「|神機召喚《アクセス》――|起動《イグニッション》!」からのキャバリア召喚で暴れます
例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかけるような行為はしません
不明な点はお任せします
高嶋・瑞希(サポート)
絡み・アドリブ歓迎
戦闘開始と同時に「イグニッション!」の掛け声で武装を装着し戦闘状態へ移行します。
遠距離では結晶輪と氷霊手の「エネルギー弾」「誘導弾」で攻撃、近距離ではなぎなた、七支刀、アイスガントレットを使い分けて攻撃します。
敵の攻撃は「気配感知」「第六感」「霊的防護」「オーラ防御」「武器受け」で回避又は防御します。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
キメリア・モルテスティア(サポート)
キメリアよ。
魔鋼の悪魔で危険地帯の旅人をやってるよ。
武器はこの拳で格闘技や魔法拳での戦いを主にしているよ。
戦闘時は仲間のみんなを守りながら戦うつもりよ。
多少は傷くような行動をしてでも、味方を守って反撃したり、隙あらば攻めていくつもりね。
体がすごく頑丈なのは私の強みだと思っているから、むしろそれを活かせるよう攻撃を食らってからの反撃する展開もほしいかしら。
後、なるべく乗り物には乗らず生身で戦いたいね。
必要に応じてユーベルコードは何でも使って行くよ。
でも、充分に徒手空拳での戦いを行ってからUCを使用する傾向に有るかしら。
あとはおまかせ。よろしくね。
アイクル・エフジェイコペン(サポート)
猫っぽい舌足らず口調にゃ。こんにゃ感じで、末尾だけじゃにゃくて途中にも入れてほしいにゃ。めんどいならなくてもいいけど。
ちなみに機嫌悪い時は「に゛ゃ」って濁点入る感じにゃ。
正直状況とかよくわかってにゃいけどなんとなく気に入らない顔してるからぶっ殺すに゛ゃ。
パワーイズジャスティス。真正面から行っておもいっきり攻撃するのみにゃ。ユーベルコードは何使ってもいいにゃ。
基本はむちゃくちゃ猫かぶってかわいい子演じてるものだから、なるべくスマートに『せーとーはなれでぃー』的な感じで戦おうとするけど、むちゃくちゃ怒ったら地が出てむちゃくちゃ口が悪くなる。
「ぶっ殺おおおおおおす!●ぁぁぁぁぁぁっく!!」
鳳凰院・ひりょ(サポート)
アドリブ・連携〇
同伴者がいる場合は同伴者をサポートするよう行動
戦い方は遠近両用
接近戦→【破魔】を付与した破魔刀
遠距離→精霊の護符の【乱れ撃ち】
同伴者が苦手な方を受け持つ動きを取ります
単独で戦う場合は敵の苦手とする方での戦い方を主軸に
護衛対象がいる場合は自分の身を挺して【かばう】
負傷した者がいれば護符に【治療属性攻撃】を付与し、対象に貼り付けて応急手当を試み
仲間達に危害を加えるような行動は取らず
誰かを傷付けるくらいならば自分が傷付く方を選ぶ性格
(意外と熱血系の性格)
UCは味方の援護を主体に、戦況の維持・好転へと尽力
他に状況に合うUCへの変更及び演出としての複数UC使用可
MS様の判断にお任せます
仇死原・アンナ(サポート)
鉄塊剣『錆色の乙女』,妖刀『アサエモン・サーベル』、戦闘用処刑道具『赤錆びた拷問器具』、『鎖の鞭』等装備してる物を使います
UCは指定した物をどれでも使用
普段の口調は(私、あなた、呼び捨て、ね、よ、なの、なの?)
戦闘中は(ワタシ、お前、呼び捨て、言い捨て)
処刑人として敵と戦います
同行者がいれば協力
メインは鉄塊剣等大剣で敵を攻撃
鉄塊剣の使用が不向きな相手・場所では刀剣をメインにし敵を攻撃
拷問具や鞭を使い敵の行動を阻害、鉄塊剣や刀剣で敵群を倒す
守護対象がいれば武器受けでかばい、敵をおびき寄せ注意を惹いたりします
キャバリアを操縦したり生身でも戦います
●北側
「これは酷いな。ウールドラゴンの数が多すぎて、大地が真っ白だ」
出水宮・カガリ(死都の城門・f04556)が遺跡島に降り立ち、警戒した様子で辺りを見回した。
ウールドラゴン達は猟兵達をジロリと睨みつけ、今にも飛びかかってきそうな勢いで、激しく唸り声を上げていた。
「ああ、そうだな。……分かっている。ここは、お前達の縄張りだ。ここから去るか、命を捨てるか、どちらかを選べって事だろ?」
カガリがオーラ防御、霊的防護、結界術を展開しながら、自らの限界を突破して、炎の全力魔法を解き放った。
「ピギャアアアアアアアアアア!」
次の瞬間、ウールドラゴンの身体が勢いよく燃え上がり、悲鳴にも似た鳴き声が辺りに響いた。
その炎が次々と他のウールドラゴンに燃え移り、炎の塊となって空を飛び回った。
「……動くな。と言っても、無理か」
カガリが【泉花風(ヨモツハナチル)】で自身の『死都の紋章』から、万物を眠らせる致死の紅桜の花弁を放出し、戦場内全ての能動的な活動を無力化した。
「ピキィィィィィィィィィィィィ!」
それが原因でウールドラゴンは飛ぶ事が出来なくなり、消し炭と化して地上に落下した。
「……驚きましたね。だいぶ倒したはずなのに、全く減った気がしない」
シン・クレスケンス(真理を探求する眼・f09866)が、ゲンナリとした表情を浮かべた。
ウールドラゴン達は地中で巣でも作っているのか、ワラワラと地上に姿を現した。
「……とは言え、戦力を分散して戦わなければいけない以上、ノルマをこなしておく必要があるようですね。……ツキ、あなたの眷属の力をお借りします」
シンがUDCのツキ(闇色の狼)に語り掛けながら、【影の追跡眼の召喚(サモン・チェイサーアイ)】を発動させ、影の中から影や闇を伝い移動する『眼』を召喚し、ウールドラゴン達の巣穴を捜索させた。
巣穴自体は、すぐに見つかったものの、ウールドラゴン達がいるせいで、近づく事は難しかった。
それでも、巣穴の位置を特定する事が出来たため、ある程度の方針が固まった。
「つまり食べ放題って事っすね。それなら、わたしに任せるっす!」
飯綱・杏子(悪食の飯テロリスト・f32261)が血に飢えたケモノの如く勢いで、瞳をキラーンと輝かせた。
「ピ、ピキィ!」
その事に危機感を覚えたウールドラゴン達が、可愛らしい鳴き声の合唱によって、士気を高める癒しの風を発生させ、傷ついた身体を癒した。
「ふっふっふー! そんな事をしても無駄っすよ」
杏子が存在感を示しながら、連続コンボを繰り出し、ウールドラゴンの傷口をえぐって広げて解体すると、早食いで捕食していった。
「ピ、ピィィィ……!」
それと同時に、ウールドラゴンが飛び上がり、散り散りになって逃げだした。
「逃がさないっすよ~」
すぐさま、杏子が【ウィッチクラフト】で魔法の鏡から毒リンゴを創造し、ウールドラゴンにブチ当てて落下させた。
その事で余計に杏子を危険視したのか、さらに勢いをつけて逃げ出した。
「いまのうちに、巣穴を破壊してしまいましょうか」
シホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)が覚悟を決めた様子でオーラ防御を展開し、誘導弾を一斉発射して、範囲攻撃を仕掛け、ウールドラゴンの巣穴を焼却した。
「!」
次の瞬間、巣穴に隠れていたウールドラゴン達が崩れた出入り口に体当たりを仕掛け、必死になって外に出ようとした。
「そんな事をしても、無駄です。たとえ出る事が出来たとしても、炎に迎えられるだけですから……」
シホが残像を繰り出しながら、ウールドラゴン達を牽制した。
それでも、熱さには耐えられなかったのか、炎に包まれながら逃げ惑った。
「このまま一気に片付けてしまいましょうか」
そんな中、シホが【祝音】苦難を乗り越えて響く福音(シュクイン・クナンヲノリコエテヒビクゴスペル)で病さえも癒す慈愛の光を放ち、傷ついた仲間達を癒しながら、ウールドラゴンの巣穴を攻撃するのであった。
●南区
一方、南区ではウールドラゴン達の襲撃に遭い、ピンチに陥っていた。
「みんな、何を苛立っているんや? ボク等まだ来たばかりやで!」
そのため、ウルスラ・ロザーノ(鈴振り燕・f35438)が、ウールドラゴン達にツッコミを入れた。
「ピキィィィィィィィ!」
だが、ウールドラゴン達はウルスラを敵認定しており、連携を取りながら、一斉に啄んできた。
「だからっ! なんでボクばっかり狙うんや! ボクは美味しくないで! いや、本当に……!」
ウルスラが地形を利用して、残像を繰り出しながら、ウールドラゴンの攻撃をフェイントした。
しかし、ウールドラゴンはまったく諦めておらず、群れを成して次々と襲い掛かってきた。
「……って、なんでや! どうして、こんな事になっとるんや!」
ウルスラが信じられない様子で、【ヘルメースのタラリア(コウリンスルツバサ)】で飛翔と空中の疾駆、滑走が可能となる光の翼を生やし、戦闘能力を増加させ、ウルスラドラゴン達を引き寄せた。
「みすずちゃんに任せて♪ みんな、纏めて倒すから……!」
諏訪野・みすず(不思議系ダンサー・f00636)がオーラ防御を展開しながら、ウールドラゴンに空中戦を仕掛け、力任せにグラップルを仕掛けて、次々と息の根を止めていった。
「ピ、ピキィィィィ!」
それと同時に、ウールドラゴンが可愛らしい鳴き声の合唱を始め、士気を高める癒しの風で仲間達の傷を治療した。
「そんな事をしても、無駄だよ。みすずちゃんは強いからね。どんなに足掻いても無駄だから。それでも、みすずちゃん達を倒したいのなら、みんな纏めて相手をしてあげるよっ!」
すぐさま、みすずが【スチームエンジン】を発動させ、ばーるのようなものに蒸気エンジン】を搭載し、破壊力を増加させた後、ウールドラゴン達を殴り飛ばした。
だが、ウールドラゴン達はまったく怯んでおらず、連携を取りながら、耳障りな鳴き声を響かせ、次々と飛びかかってきた。
「ほらほら、こっちだよ」
それに合わせて、みすずがウールドラゴンに空中戦を仕掛け、捨て身のカウンターを仕掛けて、傷口をえぐっていった。
「ぬわはははははははっ! 来るなら、来い……なのだ!」
大豪傑・麗刃(26歳児・f01156)が高笑いを響かせながら、ウールドラゴン達を嗾けた。
「ピキィィィィィィィィィィィィィィイ!」
次の瞬間、ウールドラゴン達が耳障りな鳴き声を響かせ、今度は一斉にブレスを吐いてきた。
「ちょ、ちょ、ちょっと待つのだ! それって一歩間違えば、自殺行為なのだ~!」
麗刃が残像を繰り出しながら、ウールドラゴン達を巻き込むようにして、脱兎の如く逃げ出した。
「ピィィィィィィィィィィ!」
その巻き添えを喰らったウールドラゴン達が、炎に包まれながら地上に落下した。
「ぬわははははっ! ウールドラゴン達が、ゴミのようなのだ!」
麗刃が【スーパー変態人(スーパーレイクン)】で気合を入れ、髪を逆立て全身を金色に光らせ、戦闘力を増強させた後、ウールドラゴン達を殴り飛ばした。
「ピィィィィィィィィィィィィィィィ!」
だが、ウールドラゴン達は諦めておらず、今度は毒のブレスを吐いてきた。
「だいぶ怒っているようですが、そう簡単に僕等を倒す事は出来ませんよ」
徳川・家光(江戸幕府将軍・f04430)がオーラ防御を展開しながら、覚悟を決めて激痛毒耐性で耐えた。
「ピキィィィィィィィィィィィ!」
それに合わせて、ウールドラゴン達が可愛らしい鳴き声の合唱によって、癒しの風を発生させ、自分達の士気を高めた。
「とにかく、ここにいる敵だけでも倒しておきませんとね」
家光が【大奥の叫び(ラブ・コール)】で、戦闘力のない大奥の映像デバイスを召喚し、武器や防具をパワーアップさせ、大天狗正宗(名刀)でウールドラゴン達に斬りかかった。
「ピィィィィィィィィィ!」
その事に危機感を覚えたウールドラゴン達が鳴き声を響かせ、まわりにいた仲間達を呼び集めた。
「ピィ」
「ピィ……」
「ピィィィィィ!」
それに応えるようにして、ウールドラゴン達が、ワラワラと集まってきた。
「……これはマズイ事になりましたね。何としても、ここで倒さねば……」
そう言って家光が、大天狗正宗を握り締めた。
●東区
「ちょ、ちょ、待ってください~。それは食べていいモノじゃありませんよお~」
そんな中、向・存(葭萌の幽鬼・f34837)はウールドラゴン達に襲われ、涙目になって逃げ出した。
どうやら、ウールドラゴンまっしぐらだったらしく、あちこち啄んで幸せそうに鳴いていた。
「ピキィィィィ!」
そこに追い打ちを掛けるようにして、南区から別のウールドラゴンが現れ、存の逃げ道を塞いだ。
「こ、こういう時には、これしかありませんねぇ~」
存が「死がふたりを分かつまで」を発動させ、近くにいたウールドラゴンと赤い糸で繋いだ。
そのおかげで、死ぬ事はなかったものの、だからと言って無傷という訳にはいかなかった。
「……って、あんまり改善していない気がぁ~」
存が困った様子で赤い糸を引っ張り、他のウールドラゴンにブチ当て、生命力を吸収した。
「ピキィィィィ!」
それに合わせて、ウールドラゴン達が可愛らしい鳴き声の合唱を始め、士気を高める癒しの風で負傷を回復した。
「やれやれ、面倒な事になったているようじゃのう。まさか、ここまで増えていたとは……。だからと言って、他の班に任せる訳にはいかないしのう。妾達で何とかするしかないか」
九段下・鈴音(黒桔梗・f01929)が複雑な気持ちになりつつ、オーラ防御を展開しながら、充填したエネルギーを弾に変えて発射し、ウールドラゴン達に連続コンボを繰り出した。
「ピィィィィィィィィィィ!」
次の瞬間、ウールドラゴン達が群れで協力し合って、決死の突進を仕掛けて鈴音にダメージを与えて後退させた。
「そういう訳だから、纏めて倒させてもらうぞ。例え、文句があっても、妾の考えは変わらぬからな。……覚悟するのじゃ」
鈴音が【チェンジキャノンフォーム】で、キャバリア「紫陽花」をキャノンフォームに変形させ、攻撃力を5倍して、装甲を半分にした後、鎧無視貫通誘導弾で、ウールドラゴンを撃ち落とした。
「ピギャアア!」
その事に苛立ちを覚えたウールドラゴン達が、一斉に特攻を仕掛けてきた。
「――起動!」
すぐさま、鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)がイグニッションカードを掲げ、各種装備を展開すると、限界突破して肉体改造しつつ、激痛耐性で耐えながら、ウールドラゴンに連続コンボを繰り出した。
「ピィィィィィィィィ!」
だが、ウールドラゴン達の戦意は衰えておらず、影華のまわりを囲んで飛びかかってきた。
「無駄です、そんな事をしても……」
影華が覚悟を決めた様子で、オーラ防御を展開し、第六感と心眼を駆使しながら、残像を身代わりにして、ウールドラゴン達の攻撃を回避した。
その事が引き金となって、ウールドラゴン達がクルクルと回りつつ、一斉に攻撃を仕掛けてきた。
「私に軽々しく触らないで」
影華が【黒燐奏甲・爆散衝撃甲冑(イマジンドレス・アサルトバリア)】で自分の身体を覆うようにして展開し、黒燐蟲の群れを爆発させ、ウールドラゴン達にダメージと共に、第六感及び視聴嗅覚の状態異常を与えた。
「今のうちに倒してしまった方が良さそうですね」
即座に、高嶋・瑞希(雪女のストームブリンガー・f36313)が限界突破してリミッターを解除し、オーラ防御と結界術と霊的防御で身を守りつつ、充填したエネルギーを誘導弾に変えて発射した。
「ピ、ピィキィィィィィ!」
それと同時に、ウールドラゴンが不気味な鳴き声を響かせ、決死の突進を仕掛けた。
だが、ウールドラゴン達は、第六感と視聴嗅覚が喪失しているため、見当違いのところに突っ込み、頭から地面めり込んだ。
「それじゃ、これはどうかしら?」
その間に、瑞希が【フロストジャイアント】で氷雪の巨人を召喚し、自分の動きをトレースさせて、ウールドラゴン達を殴り飛ばしていった。
「ピィィィィィィィィィィィ!」
それでも、ウールドラゴン達は勘を頼りにして、氷雪の巨人に飛びかかったものの、返り討ちに遭って息絶えた。
それに合わせて、仲間達が連携を取りながら、ウールドラゴン達の巣穴を破壊した。
●西区
「みんな無事か。残っているのは、ここだけだ」
そんな中、ウィリアム・ローグが現れ、ウールドラゴン達を見上げた。
ウールドラゴン達は最後に残った巣穴を守るため、各所から続々と集まっているようだ。
「言うのは簡単だけど、全滅させるのは難しいと思うけど……。この短時間で、すべての巣穴を見つけるのは難しいし、ほとんど隠れているようだから……」
キメリア・モルテスティア(白銀の旅行者・f44531)が、警戒した様子で身構えた。
「ああ、そうだな。戦う事を諦めていない奴等……と言うべきか」
ウィリアム・ローグがリミッターを解除し、限界突破する事で攻撃力を上昇させた。
「ピキィィィィィィィィィィイ!」
次の瞬間、ウールドラゴン達が不気味な鳴き声を響かせ、一斉に決死の突進を仕掛けてきた。
「それじゃ、片付けるよ」
すぐさま、キメリアが【プラチナティックレイライン】を発動させ、白く輝くレーザーでウールドラゴン達を貫き、息の根を止めた。
「まだまだ、来るにゃ!」
アイクル・エフジェイコペン(クロスオーバー三代目・f36327)が仲間達に対して警告をしながら、怪力を駆使してウールドラゴン達に、捨て身の不意打ちを仕掛けた、
「ピィィィィィィィィ!」
それら合わせて、ウールドラゴン達が連携を取って、残像を身代わりにしながら、アイクルの身体を傷つけた。
「……大丈夫か? 敵も殺気立っているようだ。気を抜くな」
ウィリアム・ローグがオーラ防御を展開し、ウールドラゴン達にカウンターを仕掛けて、誘導弾を撃ち込んだ。
「そんな事は、分かっているにゃ!」
アイクルが【超びったんびったん(チョウビッタンビッタン)】を発動させ、グラップル+ぶん回し+怪力の技能レベルを1560に変更した後、ウールドラゴンの尻尾を掴み、まわりにいたウールドラゴン達を蹴散らしていった。
「ピキィィィィィィィィィ!」
しかし、ウールドラゴン達の戦意は衰えておらず、アイクルにガブッと噛みついた。
「さすがに、これ……全滅させるのは、無理なんじゃないのかな?」
鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)が、気まずい様子で汗を流した。
「確かに、な。だが、一時的に戦意を喪失させる事は……出来るはずだ」
ウィリアム・ローグがオーラ防御で身を守りながら、ウールドラゴン達をジロリと睨みつけた。
「ピキィィィィィィィィ!」
ウールドラゴン達は耳障りな鳴き声を響かせ、決死の突進を仕掛けてきた。
「……クッ!」
その一撃を食らったウィリアム・ローグが、バランスを崩してヨロめいた。
「何だか、嫌な予感しかしないけど、やるしかないよね、この状況……」
ひりょが自分自身に言い聞かせながら、【武装乱舞(イッセイコウゲキ)】を発動させ、携帯型破魔刀で連続攻撃を仕掛け、ウールドラゴン達を斬り捨てた。
「ピキィィィィィィィィィィィイイ!」
だが、ウールドラゴン達はまったく怯んでおらず、再び決死の突進を仕掛けてきた。
「……全部倒せばいいのね」
それに合わせて、仇死原・アンナ(処刑人、獄炎の花嫁、焔の魔女、恐怖の騎士・f09978)が錆色の乙女(鉄塊剣)を握り締め、ウールドラゴン達に斬りかかった。
「ああ……、出来ればな」
ウィリアム・ローグがアンナの背中を守りつつ、誘導弾で範囲攻撃を仕掛けて、ウールドラゴン達を蹴散らしていった。
「ピキィィィィィィィィィ!」
それと同時に、ウールドラゴン達が仲間達と連携を取りながら、アンナめがけて次々とブレスを吐いた。
「……無駄よ」
すぐさま、アンナが存在感を示しながら、激痛耐性で耐えつつ、自らの封印を解き、瞬間強化した後、魔力を増強すると、【暗殺剣「墓場鳥」(アンサツケン・サヨナキドリ)】を発動させ、鎧無視攻撃を付与した錆色の乙女で斬りかかり、ウールドラゴン達に殺気を放って、恐怖を与えた。
「ピ、ピィィィィィィイ!」
その事に影響を受けたウールドラゴン達が、蜘蛛の子を散らすようにして逃げていった。
成功
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第3章 ボス戦
『封藍竜サフィアリス』
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POW : 封藍竜の制裁
自身の【体を構成するサファイア】が輝く間、【全てを凍てつかせるブレス】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
SPD : 封藍竜の絶望
自身の【体に突き刺さる杭を緩める事】を代償に、【自身に封じられたオブリビオンの力の一端】を戦わせる。それは代償に比例した戦闘力を持ち、【内部のオブリビオンが持つ力】で戦う。
WIZ : 封藍竜の自傷
【自らを束縛する封印の杭と鎖】で攻撃する。[自らを束縛する封印の杭と鎖]に施された【オブリビオン】の封印を解除する毎に威力が増加するが、解除度に応じた寿命を削る。
イラスト:塚原脱兎
👑11
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
| 大成功 | 🔵🔵🔵 |
| 成功 | 🔵🔵🔴 |
| 苦戦 | 🔵🔴🔴 |
| 失敗 | 🔴🔴🔴 |
| 大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠ミコトメモリ・メイクメモリア」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
ミスティ・ストレルカ(サポート)
基本方針は専守防衛・他者フォローです
サポート故、連携重視のお任せ
知らない人にはどうにも気後れしてしまうけど
それでも他の人が怪我するのも嫌なので押すところは押すのですよ
主にサモン・シープ等攻撃系のUCで他者行動の隙を消す様に立ち回るのです
中遠距離をとり全体を掴む感じですね
防御系の技能で時間稼ぎも行けますので
生まれながらの光での前線維持、魔力性防御障壁の囮役も…ちょっと怖いけど
でもでも、みんなの居場所を守るのですよー
そうそう、えっちなのはいけないと思います。
興味がない…訳ではないですがひつじさんが怖い雰囲気纏って凄い勢いで止めにツッコんでくるのです
年齢制限がどうとか、らしいです
ベルト・ラムバルド(サポート)
ハイカラさんのクロムキャバリア ×今は 宇宙騎士!
普段の口調は私、君、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?
騎士道精神を胸にキャバリア《パロメデス》に乗って戦うぞ
弱きを助け強きを挫く誇り高き光明の暗黒騎士だ!
でも実はお調子者でおっちょこちょいな奴だ!いわゆる残念なイケメンだ!
生身でも戦えるけどあんまし強くないかも…?でもタフな奴!
基本はキャバリアの乗って戦うぞ!
キャバリアに乗れない時は…なんとか生身で頑張って戦うぞ!
時々コミュ力で知り合った異世界の人やモノ?を召喚したりするんだ!
仲の良い想い人がいるけどぞんざいな扱い方をされてるけどめげないぞ!頑張れ!
シホ・エーデルワイス(サポート)
助太刀します!
人柄
普段は物静かで儚げな雰囲気ですが
戦闘時は仲間が活躍しやすい様
積極的に支援します
心情
仲間と力を合わせる事で
どんな困難にも乗り越えられると信じています
基本行動
味方や救助対象が危険に晒されたら身の危険を顧みず庇い
疲労を気にせず治療します
一見自殺行為に見える事もあるかもしれませんが
誰も悲しませたくないと思っており
UCや技能を駆使して生き残ろうとします
またUC【贖罪】により楽には死ねません
ですが
心配させない様
苦しくても明るく振る舞います
戦闘
味方がいれば回復と支援に専念します
攻撃は主に聖銃二丁を使用
戦後
オブリビオンに憎悪等は感じず
悪逆非道な敵でも倒したら
命を頂いた事に弔いの祈りを捧げます
北条・優希斗(サポート)
『敵か』
『アンタの言う事は理解できる。だから俺は、殺してでも、アンタを止めるよ』
『遅いな』
左手に『蒼月』、右手に『月下美人』と言う二刀流を好んで戦う剣士です。
自らの過去を夢に見ることがあり、それを自身の罪の証と考えているため、過去に拘りと敬意を持っております。その為オブリビオンに思想や理想があればそれを聞き、自分なりの回答をしてから斬ります。
又、『夕顔』と呼ばれる糸で敵の同士討ちを誘ったり『月桂樹』による騙し討ちを行なったりと絡め手も使います。
一人称は『俺』、口調は年上には『敬語』、それ以外は『男性口調』です。
見切り、残像、ダッシュ等の機動性重視の回避型の戦い方をします。
高嶋・瑞希(サポート)
絡み・アドリブ歓迎
戦闘開始と同時に「イグニッション!」の掛け声で武装を装着し戦闘状態へ移行します。
遠距離では結晶輪と氷霊手の「エネルギー弾」「誘導弾」で攻撃、近距離ではなぎなた、七支刀、アイスガントレットを使い分けて攻撃します。
敵の攻撃は「気配感知」「第六感」「霊的防護」「オーラ防御」「武器受け」で回避又は防御します。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
鳳凰院・ひりょ(サポート)
アドリブ・連携〇
同伴者がいる場合は同伴者を支援するよう行動
戦い方は遠近両用
接近戦→【破魔】を付与した破魔刀
遠距離→精霊の護符の【乱れ撃ち】
同伴者が苦手な方を受け持ちます
単独で戦う場合は敵の苦手とする方での戦い方を主軸に
護衛対象がいる場合は自分の身を挺して【かばう】
仲間達に危害を加えるような行動はまず取らず
誰かを傷付けるくらいならば自分が傷付く方を選びます
任務に関わる人達の笑顔を取り戻す為に全力を尽くします
指定したUC以外への変更及び演出的なUC複数発動も可
采配はMS様にお任せします
狙えるならば『精霊憑依』からの『レベル×』有UCへ繋げ、大打撃も狙う
圧勝・苦戦からの勝利等、どんな演出も可
向・存(サポート)
もし手助けが必要でしたらお手伝いするのですよぉ~。
得意なのは近接戦闘とか、【情報収集】も兼ねた見回りとかお話を伺うのも好きですよぉ~。
非道なことをなされる方には手加減無用、全力で参らせていただきますねぇ~。
大丈夫ですよぉ~。手足の二・三本くらいもげてもなんとかなりますのでぇ~。
ユーベルコードの出し惜しみをするつもりはありませんよぉ~。
使いどころに迷ったときはぁ、ご同輩に相談するのも良いですねぇ~。
あとは最後まで油断大敵、【咄嗟の一撃】も放てるように【逃亡阻止】は意識しておきましょう~。
堅実にきちんと片づけたら、皆で美味しいものでも食べて帰りましょう~。
※アドリブ・連携歓迎
鈴乃宮・影華(サポート)
「どうも、銀誓館の方から助っ人に来ました」
銀誓館学園所属の能力者……もとい、猟兵の鈴乃宮です
かつての様にイグニッションカードを掲げ
「――|起動《イグニッション》!」で各種装備を展開
友人から教わった剣術や
体内に棲む黒燐蟲を使役するユーベルコードを主に使用
TPO次第では
キャバリアの制御AIである『E.N.M.A』が主体となるユーベルコードを使用したり
『轟蘭華』や乗り物に搭載した重火器をブッ放したり
「|神機召喚《アクセス》――|起動《イグニッション》!」からのキャバリア召喚で暴れます
例え依頼の成功の為でも、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
不明な点はお任せします
マホルニア・ストブルフ(サポート)
口調:男性的
一人称:私
三人称:お前、呼び捨て
【だ、だな、だろう、なのか?】
協力者には丁寧に接するよ。
行動方針:問題の解決
一般人がいれば保護が優先。
多少の負傷は構わず行動。
◇戦闘・技能
知覚端子を張り巡らせ、地形や敵の動向を情報収集しながらサポートしようか。
武器はレヴィアスクかアサルトライフル、もしくは拡張義体での白兵戦。移動や捕縛でワイヤーを使うこともあるな。キャバリアについてはUDCの影響を受けたものを使うよ。
UCの範囲は遠近それぞれ、使えるものを使っていこうか。
UCはハッキングとUDC由来の呪詛を組み合わせて実現させている。後はよろしく頼む。
キメリア・モルテスティア(サポート)
キメリアよ。
魔鋼の悪魔で危険地帯の旅人をやってるよ。
武器はこの拳で格闘技や魔法拳での戦いを主にしているよ。
戦闘時は仲間のみんなを守りながら戦うつもりよ。
多少は傷くような行動をしてでも、味方を守って反撃したり、隙あらば攻めていくつもりね。
体がすごく頑丈なのは私の強みだと思っているから、むしろそれを活かせるよう攻撃を食らってからの反撃する展開もほしいかしら。
後、なるべく乗り物には乗らず生身で戦いたいね。
必要に応じてユーベルコードは何でも使って行くよ。
でも、充分に徒手空拳での戦いを行ってからUCを使用する傾向に有るかしら。
あとはおまかせ。よろしくね。
数宮・多喜(サポート)
『アタシの力が入用かい?』
一人称:アタシ
三人称:通常は「○○さん」、素が出ると「○○(呼び捨て)」
基本は宇宙カブによる機動力を生かして行動します。
誰を同乗させても構いません。
なお、屋内などのカブが同行できない場所では機動力が落ちます。
探索ではテレパスを活用して周囲を探ります。
情報収集および戦闘ではたとえ敵が相手だとしても、
『コミュ力』を活用してコンタクトを取ろうとします。
そうして相手の行動原理を理解してから、
はじめて次の行動に入ります。
行動指針は、「事件を解決する」です。
戦闘では『グラップル』による接近戦も行いますが、
基本的には電撃の『マヒ攻撃』や『衝撃波』による
『援護射撃』を行います。
鳶沢・成美(サポート)
『え、これが魔導書? まあどうしよう?』
『まあどうでもいいや、オブリビオンなら倒すだけですよ』
故郷UDCアースの下町の古書店でたまたま見つけた魔導書を読んで覚醒した自称なんちゃって陰陽師
昨今でいう陽キャラ? みたいな行動は正直よくわからないのでマイペースに行動
でも集団での行動も嫌いじゃないですよ
元ボランティア同好会でつい気合い入れて掃除しちゃったりしなかったり
一応木工好きでゲートボール好きキャラのはず……たぶん
例え好みの容姿だろうと、事情があろうと敵ならスパッと倒すだけですよ
実はシルバーレイン世界の同位体である自分と融合していたことが判明
三角定規型詠唱定規の二刀流で戦う様に
アドリブ・絡み・可
御形・菘(サポート)
※語尾に「のじゃ」は不使用
はっはっは、妾、推っ参!
敵は決してディスらんよ、バトルを彩るもう一人の主役なのでな!
強さも信念も、その悪っぷりも誉める! だが妾の方が、もっとスゴくて強い!
バトルや行動は常に生中継+後で編集しての動画配信(視聴者が直視しては危ない系は除く!)
いかにカッコ良く魅せるか、見映えの良いアクションが最優先よ
とはいえ自身の不利は全く気にせんが、共にバトる仲間にまで不利を及ぼす行動はNGだぞ?
戦法は基本的に、テンションをアゲてボコる! 左腕とか尾で!
敵の攻撃は回避せず、受けて耐える! その方がカッコ良いからのう!
はーっはっはっは! さあ全力で来るがよい、妾も全力で応えよう!
カグヤ・モンデンキント(サポート)
モンデンキント級植民艦3番艦カグヤに宿ったヤドリガミですわ。
女性に年齢を聞くものではなくてよ。
まずは地球型惑星を破壊できる規模の主砲であるユーベルコード「ジャッジメント・クルセイド」を放ちますわ。
あるいは周囲から慌てて止められ、仕方なしに別のユーベルコードを使いますわね。
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動は致しませんわ。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします。
マチルダ・バレンタイン(サポート)
ケルブレ世界から来たヴァルキュリアの鎧装騎兵
普段着がメイド服
外見から想像出来ないが大食い
戦闘前に余裕が有れば事前に【情報収集】をする
戦闘時はバスターグレイブと23式複合兵装ユニットの【エネルギー弾、誘導弾】の【一斉発射、砲撃】で攻撃。接近戦になったらゲシュタルトグレイブの【なぎ払い】で攻撃
敵の攻撃は【ジャストガード】で受けるか回避する。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
アメリア・イアハッター(サポート)
【サポート】
他の猟兵の行動が成功するようにサポートに徹し、下記のような行動をとります。
・機動力が必要であれば宇宙バイク「エアハート」に仲間を乗せる。
・仲間の攻撃が当たるように、敵の行動をUC「風の友」で読んだり、氷系のUCを使って敵の機動力を封じる。
・仲間の攻撃を強化するために支援系UCを使ったり、鼓舞をする。
・敵の注意を逸らすため、宇宙バイク騎乗や空中にて囮となる。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
クローネ・マックローネ(サポート)
普段の口調は「クローネちゃん(自分の名前+ちゃん、相手の名前+ちゃん、だね♪、だよ!、だよね★、なのかな?)」
真剣な時は「クローネ(ワタシ、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )」
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪
基本は一般人の安全を優先で♪
多少の怪我は厭わず積極的に動くね♪
シリアスな場面では状況の解決を優先するよ
コメディ色が強い場合はその場のノリを楽しむ方向で動くね♪
えっち系・状態変化系もばっちこいだよ♪
絡みOK、NG無しだよ★
UCは少人数を召喚する系か単体攻撃系を優先して使うよ♪
状況に応じてMS様が好きなのを使ってね★
後はMS様におまかせするね♪
風雷堂・顕吉(サポート)
アドリブ連携可
約100年前、ダークセイヴァーの人類敗北以来、ヴァンパイアとの死闘を細々と繰り広げてきたダンピール、それが俺だ。
ヴァンパイアを狩るため、あるいは次に狩るべきヴァンパイアの手掛かりを得るためにここにいる。
【世界知識】ダークセイヴァー世界の大抵のヴァンパイア相手ならそれがどのような血族かは知っているし、知らなくとも【情報収集】の伝手はある。
それ以外の世界については物珍しそうに振る舞うことになる。すぐに慣れるだろう。
ダークセイヴァーとスペースシップワールド以外の世界は日差しが強すぎるので、サングラスを着用する。
戦闘は剣士の動きだ。
次に参加する猟兵が戦いやすい状況を作ることも多い。
ギュスターヴ・ベルトラン(サポート)
よう、お出ましだな?
…ソレが怨嗟による存在であっても、殺す事に歓びを得る存在であっても
人の間に悲しみと苦しみが広がる以上は…神敵必滅、躯の海に叩き返す
■行動
ガラが悪くとも信心深いため戦う前に【祈り】を捧げる事を忘れない
敵の主義主張は聞き、それを受けて行動する。行動原理を理解しないまま行動はしない
連携相手がいるならば相手のフォローへ、居ないなら全力で敵をシバきに行く
戦場によっては屋内でも空が飛べるタイプの魔導バイクを乗り回す
「公序良俗に反することはしてねえぞ」と言うし実際にそうするタイプ
■攻撃
主武器:リングスラッシャーと影業、魔導書
近距離攻撃が不得意なので敵とは距離を取って戦う
アドリブ連帯歓迎
飯綱・杏子(サポート)
ジビエ|食材《オブリビオン》がヒト型でなければ料理して喰らうっす
ヒト型の|食材《オブリビオン》を料理するときはこちらがヒト型を辞めるのが|マナー《マイルール》っす
リビングアーマーや宇宙船の類だってきっと貝類みたいに美味しい可食部があるし、食器としても活用するっす
どんなに癖のある|肉《ジビエ》でも濃い味付けにすれば食えない肉はないっす
悪魔だから|毒は利かない《【毒耐性】持ち》っす。酔うけど。腐敗も発酵もわたしには一緒っす
あと|八つ裂きにされても死なない《【切断部位の接続】持ち》っす
シナリオの傾向によっては、ヒト型を性的な意味で食い散らかしてもいいっすよ
白子もミルクも大好きっす
政木・朱鞠(サポート)
ふーん、やっと、ボスのお出ましか…。
もし、貴方が恨みを晴らすためでなく悦に入るために人達を手にかけているのなら、不安撒き散らした貴方の咎はキッチリと清算してから骸の海に帰って貰うよ。
SPDで戦闘
代償のリスクは有るけど『降魔化身法』を使用してちょっと強化状態で攻撃を受けて、自分の一手の足掛かりにしようかな。
ボス側の弐の太刀までの隙が生まれればラッキーだけど…それに頼らずにこちらも全力で削り切るつもりで相対する覚悟で行かないとね。
得物は拷問具『荊野鎖』をチョイスして【鎧砕き】や【鎧無視攻撃】の技能を使いつつ【傷口をえぐる】【生命力吸収】の合わせで間を置かないダメージを与えたいね。
アドリブ連帯歓迎
シン・クレスケンス(サポート)
◆人物像
落ち着いた雰囲気を持つ穏やかな青年。
窮地でも動じず冷静な状況判断で切り抜ける。
◆戦闘
射撃(愛用は詠唱銃だが、様々な銃器を使い分けている)と魔術による広範囲攻撃が主。
魔力の操作に長け、射撃の腕も確か。
作戦次第では、闇色の武器を召喚(UC【異界の剣の召喚】)して前衛を務めることもある。
◆特技
・情報収集
・機械の扱いにも魔術知識にも精通している
◆UDC『ツキ』
闇色の狼の姿をしており、魂や魔力の匂いを嗅ぎ分けての追跡や索敵が得意。
戦闘は鋭い牙や爪で敵を引き裂き、喰らう。
◆口調
・シン→ステータス参照
(※使役は呼び捨て)
・ツキ→俺/お前、呼び捨て
だぜ、だろ、じゃないか?等男性的な話し方
●封藍竜サフィアリス
「ようやく遺跡島の主が現れたようだな」
ウールドラゴン達の天使核を回収している途中で、ただならぬ殺気を感じ取ったウィリアム・ローグが、猟兵達に対して警告した。
封藍竜サフィアリスは猟兵達を敵として認識しており、威嚇するようにして唸り声を響かせた。
「さすが遺跡島の主と言うだけはありますよー……」
その気迫に圧倒されながら、ミスティ・ストレルカ(白羽に願う・f10486)がゴクリと唾を飲み込んだ。
「……気をつけろ。来るぞ!」
そんな空気を察したウィリアム・ローグが、素早くオーラを展開した。
「グォォォォォォォォォォォォォォン!」
次の瞬間、封藍竜サフィアリスがブレスを吐き捨て、ウィリアム・ローグを弾き飛ばした。
「迂闊に近づくと、危ないですよー」
すぐさま、ミスティが駆け寄り、【生まれながらの光】でウィリアム・ローグを治療した。
「だからと言って、ここで退く訳にはいかないだろ」
そんな中、ベルト・ラムバルド(自称、光明の暗黒騎士・f36452)がキャバリア『パロメデス』に騎乗し、RXカリブルヌスソードで封藍竜サフィアリスに斬りかかった。
「グルルルルルルッ!」
それと同時に、封藍竜サフィアリスが唸り声を響かせ、自分自身を束縛している封印の杭と鎖を飛ばしてきた。
「それにコイツは、私達を敵として認識してしまったようだしな」
ベルトが封藍竜サフィアリスの注意を引きつつ、【オーラ・ブラスト】でRXカリブルヌスソードから光輝くカリスマオーラの衝撃波を放ち、目潰しする事によって一時的に動きを封じ込めた。
「!!!」
その事に気づいた封藍竜サフィアリスが、猟兵達を探すようにして、手当たり次第にブレスを吐いた。
「今だ、やれ!」
それに合わせて、ウィリアム・ローグが、猟兵達に対して指示を出した。
「グルルルル」
その間も、封藍竜サフィアリスがブレスを吐いていたが、狙っていたのは見当違いの場所だった。
「一体、何処を狙っているのですか? 私は、ここにいますよ? ただし、狙いを外さないでくださいね。これ以上、痛い目に遭いたくなかったら……」
シホ・エーデルワイス(捧げるもの・f03442)がオーラ防御を展開しながら、ブレスを見切って、浄化を付与した誘導弾で攻撃した。
「グルルルルルッ!」
その事に苛立ちを覚えた封藍竜サフィアリスが、封印の杭と鎖を自由自在に操って、誘導弾を木っ端微塵に破壊した。
「注意した方がいい。ヤツは、まだ本気を出していない」
ウィリアム・ローグが猟兵達に警告しながら、警戒した様子で残像を繰り出した。
「ええ……、分かっています」
シホが【感往】血液を介した魂魄干渉(カンオウ・ブラッドソウルインターフィアレンス)で、摂取するとシホと念話ができる血液を飛ばし、封藍竜サフィアリスの生命力や精神力を奪い取った。
だが、封藍竜サフィアリスの気力は、まったく衰えておらず、逆に怒りで力が増しているようだった。
「まだ暴れ足りないのか。だったら、俺が相手をしよう」
北条・優希斗(人間の妖剣士・f02283)が、封藍竜サフィアリスの前に陣取り、あえて挑発的な言葉を吐いた。
「……!」
その挑発に乗った封藍竜サフィアリスが空を切り、優希斗に鋭い牙を突き立てた。
「アンタが狙ったのは、残像だ。まあ、それても構わなかったようだがな。だが、それで十分だ。アンタを斬るには、その数秒で……」
優希斗が残像を身代わりにして、封藍竜サフィアリスの背後に回り込み、【夢月蒼覇斬(ムゲツソウハザン)】で騙し討ちを仕掛け、二振りの刀で高速乱舞を繰り出した。
「さすが遺跡島の主だけあって硬いな。まあ……、それで諦めるつもりはないと思うけどな」
ウィリアム・ローグが優希斗と連携を取りながら、封藍竜サフィアリスを追い詰めていった。
「ああ、そうだな」
優希斗が鎧無視攻撃で、封藍竜サフィアリスに斬りかかって傷口をえぐり、大量の返り血を浴びた。
「イグニッション!」
その間に、高嶋・瑞希(雪女のストームブリンガー・f36313)が『イグニッション!』の掛け声と共に、武装を装着して戦闘状態に移行した。
「油断しない方がいい。ヤツは、まだ実力の半分も出していない。おそらく、いままで眠っていたのだろう。ヤツが本気を出したら、こんなモノでは済まないからな」
ウィリアム・ローグが間合いを取りつつ、封藍竜サフィアリスに視線を送った。
封藍竜サフィアリスは何らかの事情で力が封じられているらしく、それが解かれていくたび、禍々しいオーラが膨らんでいた。
「ええ、分かっています。だからこそ、完全に力を発揮する前に……、ここで叩きますっ!」
瑞希がリミッターを解除し、エネルギーを充填すると、【アイスグレイブ】を発動させ、自分の魔力を代償に絶対零度の冷気を放つ薙刀を創造し、浄化の力を付与した斬撃波を飛ばした。
「!」
すぐさま、封藍竜サフィアリスが禍々しいオーラを展開し、斬撃波のダメージを軽減させた。
「これで実力の半分も出していないって……。この先の事を考えると、頭が痛くなってくるな」
鳳凰院・ひりょ(天然系精霊術使いの腹ぺこ聖者・f27864)が、ゲンナリとした表情を浮かべた。
「だが、お前達なら……何とかなるだろ。それでも、何とかならなかったら、気合で……頑張れ!」
ウィリアム・ローグが残像を繰り出しながら、ひりょに最高のアドバイスを送った。
「いや、それって、単なる丸投げだろ。まあ、ここで逃げる訳にもいかないし……。やるしかないか。
ひりょが思わずツッコミを入れながら、リミッターを解除し、肉体に改造を施した後、【疑似精霊・最大火力(エレメンタル・バースト)】を発動させ、手を振り下ろしたのと同時に、予め仕掛けておいた複数の精霊の護符で封藍竜サフィアリスを囲み、契約済み疑似精霊に大火力属性攻撃を仕掛けさせた。
「グオォォォォォォォォォン!」
その攻撃を食らった封藍竜サフィアリスが悲鳴にも似た鳴き声を響かせ、まわりにいたウールドラゴン達を蹴散らした。
「わ、わわ、私は、まだ何もしていないんですがぁ~」
その巻き添えを食らった向・存(葭萌の幽鬼・f34837)が、ウールドラゴンと一緒に逃げ出した。
「もふもふ、だな」
ウィリアム・ローグが存を見つめ、ボソリと呟いた。
「これはウールドラゴンの毛ですよぉ~。せっかく、スヤスヤ眠っていたのに、驚きですぅ~」
存が涙目になりつつ、ウールドラゴンの毛を払った。
「眠る必要がある……のか? ま、まあ、いい。とにかく、ここは戦場だ。気を抜くと痛い目に遭うぞ」
ウィリアム・ローグが、警告混じりに呟いた。
「そ、そうですね。とにかく、この大きなドラゴンを倒さないといけませんねぇ~」
存がサクッと気持ちを切り替え、【聖杯幻影兵団】を発動させ、151体の聖杯幻影兵を召喚した。
聖杯幻影兵団は次々と封藍竜サフィアリスに飛びつき、その場から飛び立つ事を防いだ。
「グルルルル……」
その事に苛立ちを覚えた封藍竜サフィアリスが、尻尾を振り回して暴れ始めた。
「それにしても、落ち着きがありませんね、このドラゴン。まあ、この状況なら仕方がないかも知れませんが……」
鈴乃宮・影華(暗がりにて咲く影の華・f35699)が複雑な気持ちになりながら、封藍竜サフィアリスを見上げた。
封藍竜サフィアリスは聖杯幻影兵団を振り払って、再び空に飛び上がろうとした。
「だからと言って、謝ったりしませんよ。ここで、あなたを倒して天使核を回収しなければなりませんからね」
影華がイグニッションカードを掲げ、『――起動!』と言う声と共に、各種装備を展開し、ドーピングをして、リミッターを解除した後、肉体改造を施して限界を突破し、【黒燐憑依法(摘食)(ファントムカンパニー・スナックタイム)】で、利き腕を無数の黒燐蟲】の頭部に変形させ、封藍竜サフィアリスを噛みつき、生命力を奪い取った。
「グギ、ギギギギギィッ!」
その事で余計に封藍竜サフィアリスが腹を立て、殺気に満ちた視線を猟兵達に対して送った。
(……どうやら、怒りで我を失っているようだな)
そんな中、マホルニア・ストブルフ(欠けた年代記・f29723)が、封藍竜サフィアリスの背後に回り込んで物陰に隠れた。
封藍竜サフィアリスは注意力が散漫になっており、マホルニアの存在に気づいていなかった。
(……やるなら、やれ……)
ウィリアム・ローグも、その事に気づいていたらく、あえて囮になって封藍竜サフィアリスの注意を引きながら、封藍竜サフィアリスに合図を送った。
(……分かった)
その気持ちに応えるようにして、マホルニアが【欺瞞の逕路(ビルレスト)】を発動させ、自身の次元の座標と存在定義を書き換える事で、環境や空間の断裂に影響されない高次概念に変身し、スピードと反応速度が爆発的に増大させ、アサルトライフルで零距離射撃を仕掛け、封藍竜サフィアリスを撃ち抜いた。
「ピキィィィィィィィィィィィィィ!」
それと同時に、封藍竜サフィアリスが咆哮を響かせ、激しく大地を震わせた。
「これは……さすがに……。完全に封印が解かれる前に、倒さないと……」
その拍子に、キメリア・モルテスティア(白銀の旅行者・f44531)がバランスを崩し、色々な意味で危機感を覚えた。
この状況で真正面から突っ込んでいくのは得策ではないものの、危険なカウントダウンが始まっている事は間違いなかった。
「グルルルルルッ!」
その間に、封藍竜サフィアリスが大きく息を吸い込み、ブレスを吐く準備を整えた。
(マ、マズイ……!)
すぐさま、ウィリアム・ローグがマシン(ローグ・インターセプター)に飛び乗り、エンジン音を響かせながら、封藍竜サフィアリスのまわりを走り回った。
「グォォォォォォォォォォォォォン!」
その挑発に乗った封藍竜サフィアリスが、ウィリアム・ローグを追い回すようにしてブレスを吐いた。
「だったら、今のうちに……!」
それに合わせて、キメリアが【大槌砕き(オオツチクダキ)】を発動させ、封藍竜サフィアリスを掴んで、巨大なクレーターが出来る程の威力の強打属性の連続パワーボムを繰り出し、一時的に意識を奪った。
「なんだい、なんだい、もうギブアップかい。せっかく、こっちは気合を入れて、戦う準備を整えたって言うのに……」
数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)が、呆れた様子で深い溜息を洩らした。
封藍竜サフィアリスは先程の攻撃で気絶しており、だらしなく舌を垂らしていた。
「まあ、気絶しているんだったら、わざわざ起こす必要はないだろ」
そのドサクサに紛れて、ウィリアム・ローグが、封藍竜サフィアリスの鱗を回収し始めた。
「……って、まさか、それ、売る気かい?」
多喜が驚いた様子で、ウィリアム・ローグにツッコミを入れた。
「いや、何かに使えると思ってな」
ウィリアム・ローグが鱗を抱え、ドサッとマシンに積み込んだ。
「それなら、倒してからでもいいと思うけどねぇ。それよりも、ちょっと息を止めていてくれるかい? あ、まわりの人達も、少しだけ」
多喜が仲間達に対して警告した後、【炎と狐の絆(コード・フォックス)】で、むせ返るような炎のにおいを噴出させ、封藍竜サフィアリスをかわいいきつねに変化させた。
「……お、これは可愛いね。何だか倒すのは、気が引けるけど……」
鳶沢・成美(三角定規の除霊建築士・f03142)が、封藍竜サフィアリスだったモノに視線を送った。
サイズが元のままではあるものの、もふもふ感がハンパないため、思わずダイブしたくなった。
「……気をつけろ。いくら見た目が可愛らしいきつねであっても、狂暴のままなのだから……」
ウィリアム・ローグが、ただならぬ殺気を感じ取り、成美に対して警告した。
いまのところ、多喜が操っているため、猟兵達に危害を加える事はないものの、鬼のような形相を浮かべているため、いつ襲われてもおかしくなかった。
「……あっ、確かに。この状況だと、いつ血祭りにされてもおかしくないね」
成美が納得した様子で、【人形行進(ヒトガタカーニバル)】を発動させ、まわりにあるモノを木製の人形に変換して壁を作った。
「!」
次の瞬間、封藍竜サフィアリスが牙を剥き、軽くパンチを繰り出して、木製の人形達を弾き飛ばした。
「はっはっは、随分とやんちゃなきつねだのう。まあ、暴れ足りないようだから、妾も遊んで野郎ではないか」
そんな中、御形・菘(邪神様のお通りだ・f12350)が高笑いを響かせ、封藍竜サフィアリスの前に陣取った。
「グルルルルルルルルルルルル!」
封藍竜サフィアリスは円らな瞳をギラギラさせ、鋭い牙を剥き出しにした。
「ほほう、随分と良い目をしているではないか。それでこそ、妾と戦う意味がある。さあ、遠慮はいらぬ。……どんと来い!」
菘が物凄くイイ笑顔を浮かべながら、封藍竜サフィアリスの気を引いた。
「……!」
それに応えるようにして、封藍竜サフィアリスが地面を蹴って、一気に距離を縮めてきた。
「いいぞ、いいぞ、その調子だ。お主にも見えるであろう、聞こえるであろう? この感動を背負い、後押しされる限り、妾は最強無敵よ!」
菘が【喝采よ、妾に降り注げ(エール・スクリーンズ)】で、生配信視聴者が映る無数の空中ディスプレイを召喚し、皆の歓声、応援、高評価ポイントや笑顔によって武器や防具がパワーアップさせ、存在感と殺気で封藍竜サフィアリスに恐怖を与えた。
「どうやら、本能的に感じ取ったようね。目の前の敵が想像以上に危険な存在であると……」
カグヤ・モンデンキント(天体娘・f31348)が、封藍竜サフィアリスを見つめてクスッと笑った。
「おそらく、本能には逆らえなかった、と言う事だろう。ただでさえ、姿が変わって、戦いに支障が出ているようだしな」
ウィリアム・ローグが封藍竜サフィアリスに視線を送り、落ち着いた様子で答えを返した。
「それは、ある意味、チャンスですわ。怯えている間に、倒してしまえばいいのですから……」
それと同時に、カグヤがリミッターを解除し、エネルギーを充填すると、【ジャッジメント・クルセイド】で封藍竜サフィアリスに指先を向け、天から光を落として、ダメージを与えた。
「ピギィィィィィィィィィィィィィ!」
その一撃を食らった封藍竜サフィアリスが、悲鳴にも似た鳴き声を響かせ、ブスブスと真っ黒な煙を上げた。
それでも、戦意は失っていないのか、両目を血走らせて、猟兵達を睨みつけた。
「何だか精いっぱい、怖い顔をしているようですね。それでも、全身がもふもふしているので、可愛らしい気もするのですが……」
マチルダ・バレンタイン(ヴァルキュリアの鎧装騎兵・f40886)が、警戒した様子で間合いを取った。
封藍竜サフィアリスは次第に元の姿に戻りつつあるものの、それはそれで悪くないと思ってしまうほど愛らしさを兼ね備えているため、倒すのが惜しくなった。
「……躊躇うな。あれは敵だ」
そんな空気を察したウィリアム・ローグが、マシンに飛び乗って残像を繰り出した。
「ピキィィィィィィィィィィィイ!」
それに合わせて、封藍竜サフィアリスが、漆黒のブレスを吐いた。
「ええ、そうですね。……倒しましょう」
マチルダが【御業神業法】で御業『ケルベロス・フェノメノン』を憑依させ、自身が操るユーベルコードの効果を2倍にした後、リミッターを解除して、エネルギー弾を放ち、封藍竜サフィアリスの魔力を吸収した。
「ピキィィィィィィィィィィィィィィィィ!」
次の瞬間、封藍竜サフィアリスの怒りが頂点に達し、限界を突破した事によって、リミッターが解除され、肉体が変異して、禍々しい姿に変貌した。
「これが真の姿……なの?」
その姿に圧倒されながら、アメリア・イアハッター(夢想空流・f01896)がジリジリと後退した。
「ピギァァァァァァァァァァァァァ!」
そんな中、封藍竜サフィアリスが自身の体に突き刺さる杭を緩め、封じられたオブリビオンの力の一端を解き放ち、アメリアめがけて漆黒の槍を飛ばしてきた。
「そんなモノで、私を止める事なんて出来ないから……!」
すぐさま、アメリアが【風の瞬き(カゼノマタタキ)】を発動させ、短時間の間浮遊可能となる風の魔力を纏い、高速で移動しながら封藍竜サフィアリスに竜巻をブチ当て、空高く打ち上げた。
「今だっ! 敵は無防備だ!」
それに合わせて、ウィリアム・ローグが、仲間達に声を掛けた。
「だったら、クローネちゃんに任せて♪」
その指示に従ってクローネ・マックローネ(闇と神を従える者・f05148)がオーラ防御を展開しながら、自らを硬化させ、ご当地パワーで2回攻撃を繰り出し、封藍竜サフィアリスを浄化して、生命力を吸収した。
「グギ、ギギギィィィィィィィィ!」
その事に苛立ちを覚えた封藍竜サフィアリスが、体に突き刺さる杭を再び緩め、内部に封じられたオブリビオンの力を利用し、無数の槍でクローネを串刺しにしようとした。
「残念だったね♪ そんな攻撃、クローネちゃんには効かないよ♪ それじゃ、ローグちゃんも手伝って♪」
クローネが激痛耐性で耐えながら、鉄壁の守りで身を守りつつ、【クローネちゃんの記憶操作術★(ブラック・メモリー・リライティング)】で、ウィリアム・ローグの記憶に改竄を行って、経験していない筈の思い出を生やし、戦闘能力を増加させた。
「いつもながら、突然のフリだな。まあ……、お前らしいと言えば、お前らしいのだが……」
その改竄に気づかぬまま、ウィリアム・ローグが残像を繰り出しながら、クローネを救い出した。
「グォォォォォォォォォォォン!」
次の瞬間、封藍竜サフィアリスが咆哮を響かせ、大きく息を吸い込み、呪詛混じりのブレスを吐いた。
「獲物を取られて、腹を立てているのか?」
風雷堂・顕吉(吸血鬼狩人・f03119)が呪詛混じりのブレスを見切って、フェイントした後、封藍竜サフィアリスに不意打ちを仕掛け、小竜ドラクリヤ公(鎧砕きの刀)で串刺しにした。
「グギギギギィィィィィィィィィィィィィ!」
それでも、封藍竜サフィアリスの勢いは止まらず、顕吉の左肩に食らいつき、生命力と魔力を吸収した。
「……大丈夫か! いま……助ける!」
その間に、ウィリアム・ローグがマシンに飛び乗り、封藍竜サフィアリスに体当たりを喰らわせた。
「ああ、問題ない」
それと同時に、顕吉が【オリジナル・スタイル】で独特な構えと呼吸法を使い、自身の移動力・攻撃力・身体硬度・勝負勘が上昇させ、小竜ドラクリヤ公で封藍竜サフィアリスを斬りつけて浄化した。
「思ったよりも……いや、思った以上に、しぶといな。まあ、それだけ狩り甲斐があるんだが……」
ギュスターヴ・ベルトラン(我が信仰、依然揺るぎなく・f44004)が祈りを捧げ、封藍竜サフィアリスに視線を送った。
封藍竜サフィアリスはマシンに体当たりを食らわせ、ウィリアム・ローグにガブッと噛みついた。
「……って、おい、大丈夫か?」
ギュスターヴがハッとした表情を浮かべ、ウィリアム・ローグに声を掛けた。
「だ、大丈夫だ。問題……な……がはっ!」
ウィリアム・ローグが親指を立て、ガブッと血反吐を吐いて、グッタリとした。
「いや、間違いなく、致命傷だろ、それ! ……待ってろ。助けるから」
ギュスターヴが複雑な気持ちになりつつ、【人類進化:到達(サイキックハーツ)】を発動させ、純白の繭でウィリアム・ローグを包み込んだ。
「ピィィィィィィィ!」
その拍子に、封藍竜サフィアリスが純白の繭を吐き捨て、獲物を奪われたのだと勘違いをしたまま、猟兵達を睨みつけた。
「そんなにイライラしたら、身体に良くないっすよ。もっとリラックスしないと、美味しい肉が台無しっす」
飯綱・杏子(悪食の飯テロリスト・f32261)が、じゅるりとヨダレを垂らしながら、封藍竜サフィアリスの品定めをし始めた。
封藍竜サフィアリスは、だいぶ傷ついているものの、食べる分にはまったく問題がなさそうである。
「グルルルルルルルッ!」
差の事に気づいた封藍竜サフィアリスが、自らを束縛する封印の杭と鎖で、杏子に攻撃を仕掛けてきた。
「おっと、なかなか、やるっすね。まさか、ここまでヤル気満々だったとは……。でも、食べる事はやめないっすよ」
杏子が存在感を示しながら、喰いと鎖の攻撃を喰らい、【フードファイト・狩猟モード(フードファイト・ハンティングモード)】を発動させ、万能鱗取りで、おいしそうな部位を攻撃し、傷口をえぐって広げ、早食いで捕食した。
「ピギィィィィィィィィィィィィィィ!」
その事に危機感を覚えた封藍竜サフィアリスが、悲鳴にも似た鳴き声を響かせ、暴れ狂った。
「いい加減、無駄な抵抗は止めなさい。これ以上、苦しみたくなかったら……。それに、そろそろ考えを改める頃だと思うけど……」
政木・朱鞠(狐龍の姫忍・f00521)が、封藍竜サフィアリスに警告した。
「グギ、ギギギギギィィィィィィィィィィ!」
その言葉に反論するようにして、封藍竜サフィアリスが激しく唸り声を響かせ、身体に突き刺さる杭を緩め、オブリビオンの一端を解放し、全身に鋭いトゲを生やした。
「あれは厄介だな。よく見ろ。ただトゲが生えただけでなく、全身も硬い殻のようなモノで覆われている」
そんな中、ウィリアム・ローグが繭の中から飛び出し、朱鞠にアドバイスした。
「その点は、心配ないよ。これ以上、好きにはさせないから……」
朱鞠がリミッターを解除し、吸血しながら傷口をえぐり、【咎力封じ】で手枷、猿轡、拘束ロープを放ち、封藍竜サフィアリスのユーベルコードを封じ込めた。
「!」
封藍竜サフィアリスが危機感を覚え、激しく唸り声を響かせた。
だが、ユーベルコードが封じられているせいで、文字通り手も足も出なかった。
「さて、そろそろ潮時のようですね」
その間に、シン・クレスケンス(真理を探求する眼・f09866)が、オーラ防御を展開し、自動詠唱銃『judicium』で凍結属性攻撃を仕掛け、破魔の力で生命力と魔力を吸収した。
「!」
即座に、封藍竜サフィアリスがグルルッと唸り声を響かせ、呪詛属性のブレスを吐き出した。
「この状況でブレスとは、芸がないな。いや、それしか出来ないのか」
すぐさま、ウィリアム・ローグがオーラ防御を展開し、呪詛耐性でブレスに耐えた。
「それでは終わりにしましょうか。もちろん、あなたの死は無駄にしません」
シンが【シルフィード・クローク】で破魔属性の竜巻を飛ばし、封藍竜サフィアリスの部位を破壊して息の根を止めた。
「やったな、お前達。これで天使核を回収する事が出来る」
そう言ってウィリアム・ローグが、封藍竜サフィアリスの解体を始めるのであった。
成功
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