篁 邪神 水晶凌辱
●1.
「ちっ!鬱陶しい奴ね!!」
退魔忍である篁はある日邪神と戦っていた。
犠牲者たちを凄惨な水晶像にして飾る、サイキックハーツのデモノイドの様な能力を持つ碌でもない邪神である。
篁は刀で切り裂きながら、桜の花吹雪から分身を生み出して多段攻撃も放つ。
「スキアリ!」
だが、不意をつかれて呪いを受けてしまう。
「うっ!く……」
動きを鈍らされ。
「コレガ
篁ノ娘ダト……?何ノ冗談ダ」
邪神の背中から伸びてきた巨大で黒い両腕に捕らえられてしまう。
どうやら真の姿で戦っていたらしい、鉄球足枷を足につけたハンデのある、胸と太ももを強調した黒地にピンクラインのニンジャスーツが強調されて揺れ動く。
「オラッ!死ネ!」
更に生えてきた無数の巨腕によって執拗に
嬲られる。
「あっぐあああっ!」
両腕を掴まれて宙に持ち上げられた状態では
碌に抵抗する事ができない。
ましてや呪いで動きも鈍くなっている。
「オラッ!
喚ケ!」
邪神の下部から生えてきた巨椀が篁の下半身の衣服を引き裂くと、そこから露わになった穴に巨大な腕がねじ込まれていく。
「あっ、あひいいぎゃああぁぁ!」
口と目を見開き狂ったような顔をしながら悶え苦しむ篁。
「貴様ニハオ似合イノ呪イヲカケテヤロウ……」
すると邪神は指で篁の股を指すと、そこに水晶の形をしたタトゥーの様なものが刻まれていく。
「あっ、はひひ……あひ……」
すると股を中心に鋭い痛みと張りつける様な快感が全身を駆け巡る。
篁の身体が、四肢が、バキバキと透き通る水晶そのものへと変わっていった。
「ひ……あぎ……や……やめ」
それを最期の言葉に、篁は手と足が8を
象る様な
蹲踞の姿で完全な水晶像へと固まってしまった……。
その顔は実に無様なものである。
しかし、腹と胸の先だけは水晶と化していなかった。
今でもびくんびくんと呼吸するように腹が、胸が、震えている。
「オラットドメダ!」
まず邪神は力を込めて四肢を握り、強引に篁の水晶と化した手足を破壊する。
その後、独特の哺乳瓶の様な形状をした腕を
蹲踞姿勢故に開ききっている下半身の穴にどすりと突き刺して入れ、その全身を激しく震わせると、白い液体を流し込んでいった。
「オレサマノ邪神汁《ジャシンジル》ヲ
喰ラワセテヤロウ、タップリトナ!」
ぼこぼこごきゅごきゅと白い汁が篁の腹を満たし、水晶の身体からにじみ溢れ出る程となった頃に、再び水晶型のタトゥーが光り輝いて、ついに腹と胸までもが水晶と化した。
それはまるで人間で作った、邪神汁を詰め込んだ水晶のボトルの様であった。
その状態を受け入れたかの様に、篁の胸の先から白い液体が噴き出しはじめた。
●2.
その後、篁は手足を失った水晶像のまま、前後の穴を蓋をするような形で串刺しにされ、胸からミルクのような白い液体を垂れ流し続ける水晶像として邪神教団のアジトに追加された。
「おお……」
「これが新しい邪神様の贄……」
信者達が物珍し気にそのオブジェを、様々な角度から見続けた。
時折、カタリと水晶像が震える。
するとどこからか水晶の欠片が花吹雪の様に発生し、固まり合って、形を成す。
――今の篁と同じ形状の、篁の分身だったものが、隣に生まれた。
「うおおっ」
「これは!?」
篁は今も抵抗していた。
篁の魂はとても強く、隙あらば手足を再生し復活を試みようとしている。
その抵抗の一環として分身を作っての戦闘を思い描き、実行している。
のだが、分身もまた、今の篁の姿にしかなれなかった。
即ち、新たな四肢欠損水晶像を生み出し続ける事しかできなくなったのだ。
「もしかするとこれは……」
「きっとそうだ、確実にそうだ!」
「邪神様が我らにも、同じ物を分け与えたのだ!」
「よ……よし!早速」
邪教信者達が服を脱ぎ出し、生成された篁の分身水晶像を乱暴に抱きかかえる。
篁の分身は、震えた。
その体内に何か熱くて硬いものが入るのを感じた。
その体内に何か熱くてドロドロしたものが注入されるのを感じた。
その感覚を覚える度に、本体の水晶像の胸先からも、白い液体が強く強く噴き出した。
「フハハハハ!
我モ
負ケテハイラレヌナア!」
信者達に見えない領域・世界にて。
「(あっ、あああっ、あああああっ!あああっ!)」
篁の水晶像から取り出された篁の魂が、魂と化した邪神に掴み込まれ。
逃げ出す事も出来ぬまま
穢れた魂の腕で全身を弄ばれ続けている。
先の通り、意識があれば篁はいつでも手足を再生し復活し、邪神に一矢報いれる。
しかし今の精神を乱し続けられている状態ではそれが叶う事も無いのであった。
「はあっはあっ」「はあっ
……!」「あっ、あうっ!」
「(あっ、あああっ、あああああっ!あああっ!)」
「フハハハハ、フハハハハハハ!!」
分身と本体の水晶像から通じて来る感覚と、魂が弄ばれる感覚。
篁は正気と狂気を行ったり来たりし続けたまま、延々と邪教の者達に玩具として迎え入れられた。
いつか彼らに飽きられ、捨てられるまで、延々と。
それが何年続くかもわからぬまま……。
成功
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