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デビデビ・アフタヌーンティー!

#デビルキングワールド #お祭り2024 #ハロウィン #勇者リリリリ


●ティーブレイク(ガチ)
 年季の入った丸木の柱、ペルシャ柄の絨毯、天井にはシャンデリア。
 気品に満ちた静謐な空間が広がるここは、迷宮『リストランテ・ハロウィーン』の階層の一つ。
「ガツガツ食べまくるんじゃなく、たまにはこういうのもいいよなぁ」
「うんうん。お茶もスイーツも美味しいし……」
 普段のカオスはどこへいったか、悪魔たちも大人しく席に座って紅茶を嗜んでいる。ワルはTPOを守ってこそ。型を破ってワルをするには型を守る必要もあるわけで、となれば悪魔がマナーを守れるのは至極当然のこと。
 流れていた全体的に緩やかな時間は——。
「ぶんぶんぶんぶんぶんぶん」
 部屋の床と一緒に破壊され、同時に何者かが部屋に飛び込んできた!
「ギャーッ!?」
「何だいきなり! 俺たちのヌン茶の時間を台無しにすんな!」
「それはすみません」
 ぶっ飛ばされて文句を吐いた悪魔に侵入者はぺこりと謝る。その顔に、怒り心頭の悪魔たちも戦慄した。
「おっ、お前!? 『勇者リリリリ』!?」
「そうです。帰ってこれました。なんか」
「死んだはずだろ!? 話が違うぞ!?」
「信じるか信じないかはあなた次第です」
 適当こきながら、リリリリは剣を構える。
「とりあえず私は勇者します」
 ぶんぶんぶんと剣を振り回し、悪魔たちの殲滅を再開。
 この世界らしいカオスが戻ってきたところで、柱の陰には猪突猛進するリリリリを見つめる悪魔が一体。
「あれがリリリリちゃん……! 絶対に『友達』にしたいなぁ……!」

●グリモアベース
「悪魔もヌン茶するんだ……」
 自身の話した予知を振り返り、木鳩・基(完成途上・f01075)は小さく声を零した。
 帝都櫻大戰以後、キャンピーくんによる世界転移の影響で元の世界に戻れなくなった住人たち。しかし、アスリートアースからデビルキングワールドに移動した勇者リリリリについては、これにて正真正銘の帰還となった。勇者としての活動を再開し、人の良い悪魔たちを恐怖のどん底に陥れた彼女は、やがてある建物に気付いた。
 それが迷宮『リストランテ・ハロウィーン』。あらゆる料理を瞬く間に提供した名高きシェフにして魔王、ビストログルメが建設したという地上百階地下百階にも及ぶ超巨大迷宮だ。
「『ちゃんと盛りつけされたおいしい料理』が今なお湧き続けている……とかなんとか。よかったですね、こういうパターンでちゃんとしてて」
 いたずらっぽい笑みを挟んで、基は説明を続ける。
 その『リストランテ・ハロウィーン』の存在を勇者リリリリが察知したのは、何もお腹が空いていたからではない。いや、半分はそうかもしれない。とにもかくにも、『リストランテ・ハロウィーン』には厄介な性質があった。
「食べれば食べるほど、デビルパワーを得られるんですよ。それを知ってか、オブリビオンの残党がここに集合してるみたいで。なかには戦争終結からずっと篭ってる悪魔もいるとか……」
 年単位で篭ってグルメを食べ続けていたとなれば、蓄積させたデビルパワーは計り知れない。
 だが、こちらにも勇者リリリリがいる。元デビルキングという実力者と上手く連携すれば、決して上回れない相手ではない。
 そして、何より——。
「こっちも料理を嗜めばいいんですよ! そうすればデビルパワーをもらって強化されるはずです!」
 まずは料理を食べて、オブリビオンと同様のパワーアップを図る。それによって力の差はなくなり、厄介な敵とも互角に戦える。

 一石二鳥の作戦を提示しつつ、基は現地の様子をより詳細に教えてくれた。
「今回みなさんが向かうフロアなんですが……出現する料理がアフタヌーンティー関連に限定されてるみたいですね」
 アフタヌーンティー。平たくいえばお茶会のこと。午後の微睡んだ時間帯に紅茶を飲む文化に由来するが、近年では気軽に楽しめるライトなお茶会も多い。
 このアフタヌーンティーも比較的ライトなものになっているらしい。紅茶と軽食を嗜み、心を満たす。それだけで食事と一緒にデビルパワーを得られるようだ。
「そうそう、出てくる料理を調べてみたんですけど……出てくるスイーツはどれもハロウィンっぽいものになってますね。悪魔とかお化けとかをモチーフにしてて可愛いんですよ。これがデビル式なんですかね?」
 白いホワイトチョコに包まれたお化けやドクロのケーキ、カボチャを使ったジャック・オ・ランタン風のパイ、ドラキュラや黒猫を象ったマフィンなどなど、ハロウィンらしいスイーツが目白押し。
 サンドイッチやスコーンといったアフタヌーンティー定番のメニューも秋の味覚を使用したものになっているそうだ。
「ここでのマナーはアフタヌーンティーを楽しむこと! 堅苦しく考え過ぎないで、お茶とお菓子を楽しんできてください!」
 グリモアが瞬く。手を振って、基は猟兵たちを送り出す。


堀戸珈琲
 どうも、堀戸珈琲です。
 実は紅茶派ですが、あまり飲めてません。

●最終目的
 フロアを根城にしているオブリビオンを倒す。

●シナリオ構成
 第1章・日常『リストランテ・ハロウィーン!』
 第2章・ボス戦『???』

 第1章ではアフタヌーンティーを嗜めます。
 フォーマルなルールに従う必要はなく、「紅茶と軽食を楽しむ」くらいの認識で大丈夫です。
 提供されるスイーツや食事はハロウィン風のものになっています。紅茶を含めて種類に指定があればそのように描写しますし、ない場合は雰囲気に沿ったものが出てきます。

 第2章はオブリビオンとの戦闘です。勇者リリリリとの共闘になります。
 第1章で食事をしていた場合、自動的にプレイングボーナスが発生します。食事をしていなくても勇者リリリリが同行するので、上手く活用できれば有利に立ち回れます。

●プレイング受付
 第1章のみ断章はありません。
 第2章以降は断章の追加後に送信をお願いします。
 プレイング締切についてはマスターページやタグにて随時お知らせします。基本的には制限なく受け付けますが、状況によっては締切を設けます。
 なお10/31朝までの完結を目指すため、内容に問題がないプレイングも却下される可能性があります。

 それでは、みなさまのプレイングをお待ちしております。
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第1章 日常 『リストランテ・ハロウィーン!』

POW   :    ボリュームのある料理を豪快に食べる

SPD   :    気軽な軽食をライトに食べる

WIZ   :    洗練されたマナーで高級料理を食べる

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
玻瑠璃子・セーラ
◎SPD
まあ、素敵!どれもこれも、とっても可愛いわ!
気軽に食べていいのね。どれから食べようか目移りしちゃう
あんまり食べ過ぎて、動けなくならないようにしなくっちゃ
でも、スコーンにクロテッドクリームはたっぷり付けちゃいましょう!
紅茶にはミルクと、お砂糖は少しだけ
あとは可愛いマフィンと…クッキーくらいなら大丈夫ね
黒猫さんに蝙蝠さん…みんな可愛くて勿体なくなっちゃう

初めての世界でドキドキしていたけれど…ふふ。ここはとっても美味しくて、とっても楽しいのね
ああ、美味しかった。もうちょっと食べれそうだけど、そろそろご馳走様にしましょうか
あ、でも…目が合っちゃった
ううん…カボチャのパイは食べ過ぎかしら…?



●素敵でワルな悪魔たち
 三段のケーキスタンドに並ぶお菓子たち。
 恐ろしいモンスターも今日は一口サイズ。愛らしい姿で客人を待ち構える。
「まあ、素敵! どれもこれも、とっても可愛いわ!」
 テーブルに座り、玻瑠璃子・セーラ(瑠璃色ラプソディ・f44601)は卓上の菓子を眺める。
 正式なお茶会のマナーというのもあるらしいが、この場は気楽に手に取っていいそうだ。どれから食べようか目移りして、スタンドの上で指が行ったり来たり。
「あんまり食べ過ぎて、動けなくならないようにしなくっちゃ……でも、スコーンにクロテッドクリームはたっぷり付けちゃいましょう!」
 スコーンを取り、ふわふわのクリームはスプーンでべったりと。
 ちょっと付け過ぎたかなと首を傾げつつも、これくらいがちょうどいいとセーラは一人納得する。そのままあーんと食べようとして、慌てて口に運ぶ手を止めた。
「お茶の用意を忘れていたわ。ミルクと、お砂糖は少しだけ——」
 置かれたポットに手を伸ばし、カップへ紅茶を注ぐ。ピッチャーでミルクを入れれば、赤茶に白が混ざって柔らかな色へと変わる。最後に砂糖を小さじ一杯さらさらと落とし、ティースプーンをゆっくりと回す。
 出来上がったミルクティーに微笑みを向け、口を付けた。渋みと甘みが程よく混ざり合わさって、心地よい風味が鼻先に抜ける。
「なんだか安心する味……それじゃあ、スコーンもいただきます」
 クリームたっぷりのスコーンに、セーラはぱくりと齧りつく。サクサクの食感に今度はべたつくような甘い味わいが重なる。
 一つ食べただけでもこの満足感。食欲に任せてどんどん小皿に取りたくなるが、自制は必要。スタンドとのにらめっこの果てに、セーラはマフィンと数枚のクッキーを皿に移した。
「このくらいなら大丈夫ね。黒猫さんのマフィンに蝙蝠さんのクッキー……みんな可愛くて勿体なくなっちゃう」
 猫耳の付いた黒猫のチョコマフィンに、蝙蝠をそのまま型にしたココアクッキー。どちらもつぶらなチョコペンの瞳で見つめてくるが、意を決して実食へ。
 どちらのお菓子もカカオが効いて少しほろ苦い。絶妙で、紅茶やクリームの甘さとの良いバランスになっていた。
 お菓子を食べ進めながら、セーラはカップの中のミルクティーに目を落とす。
「初めての世界でドキドキしていたけれど……ふふ。ここはとっても美味しくて、とっても楽しいのね」
 ワルな悪魔がたくさんいると聞いたが、びっくりするほどいい思いばかり。くすっと笑いを零して、カップの紅茶を飲み終える。
 これでご馳走様。もう少し食べられそうではあるが、次に備えなければ。
「ああ、美味しかった。そろそろ行かないと……あっ」
 固まるセーラの見つめる先には——ジャック・オ・ランタン風のパイ。
 可愛らしいカボチャのあの子と目が合ってしまった。
「ううん……これ以上は、食べ過ぎかしら……?」
 弱った声を漏らし、じっくり時間をかけて悩む。
 結局、カボチャのパイもセーラのお腹に収まったそうな。

大成功 🔵​🔵​🔵​

彩瑠・姫桜
【桜翼】

基さんはこういうの慣れてたりするのかしら
私は、お茶は好きだけど、マナーって改めて言われると
つい肩に力が入っちゃうわ

その点翼は余裕あるわよね
日々カフェに行ったりお茶や珈琲の勉強したりしてるからなのでしょうけど

え、食べる順番?
意識したことなかったけど
でも、よっぽど食器の音を立てたりとかおかしなことしなければいいかしらね
そうね、一番は楽しむことよね

ふふ、黒猫に見立てたチョコムースは確かに可愛いわ
デーモン風に飾られたマカロンにりんごのムースもいいわよね

アッサムって旬の紅茶なのね
確かにミルクティは合いそうね
せっかくだから翼にならって同じ紅茶をいただくわ

ゆっくりまったり目一杯楽しむわね


彩瑠・翼
【桜翼】

基さんもご一緒できるなら是非!

やらなくちゃいけないことは色々だけど
何はともあれアフタヌーンティーなんだよね

えへへ、オレ、こういうの好き!
ハロウィンの飾り付けもすごく可愛いし勉強になるよね

紅茶は旬のアッサムで
一杯目はストレート、二杯目はミルクティーで楽しむよ!

…って、姫桜姉、もしかして緊張してるの?
だいじょーぶだよ、普通に楽しめばいいんだし!

とはいえ、一応オレもちょこっと勉強してきたよ
食べる順番が、最初はサンドイッチ、次にスコーン、最後にペイストリーってのとか
次のお皿に進むタイミングは同じテーブル同士で合わせたほうがいいとか

でも、一番は楽しく美味しくだから
姫桜姉の好きな黒猫もいるよ!



●楽しむことが第一のマナー
「やらなくちゃいけないことはいろいろだけど、何はともあれアフタヌーンティーなんだよね」
 スタンドに並んだ軽食やお菓子を眺め、彩瑠・翼(希望の翼・f22017)はくすりと微笑む。席に座った瞬間、魔法のようにアフタヌーンティーのセットは湧き出した。
 紫と橙で構成されたハロウィンカラーのお茶会に、翼は心を躍らせる。
「えへへ、オレ、こういうの好き! すごく可愛いし、勉強にもなるよね!」
 そう言って、ペロリと舌を出すお化けのケーキをまじまじと観察する。どんな素材を使って作ればこの色と形になるか、考えてみるのもまた楽しい。
 そんな翼の対面で、彩瑠・姫桜(冬桜・f04489)はいつも以上の仏頂面で卓上を見つめていた。
 紅茶や甘いものが嫌いなわけではない。むしろお茶は好きだ。
 何となく畏まった場に、ただただ緊張していた。
「マナーって改めて言われると……どうすればいいのかしら」
 ついに肩に力が入り、伸ばした手も震える。
 まずどうする? お茶から行く? 紅茶の淹れ方は? カップの正しい持ち方って何だ?
「姫桜姉、もしかして緊張してるの?」
「うっ……そうね。詳しい所作についてはあまり知らないから」
「だいじょーぶだよ、普通に楽しめばいいんだし!」
 笑って親指を立てる翼に気持ちが緩み、姫桜の緊張も少し解れた。
「その点、翼は余裕あるわよね。カフェに行ったりお茶やコーヒーの勉強をしたりしてるからなのでしょうけど」
「まぁね。多少場慣れしてるのはあるかな」
「基さんもこういうの慣れてたりするのかしら……?」
「どうなんだろう? 『お茶はするけどミーハーなだけだから!』とは言ってたよ」
 ちなみに基本人は万が一の安全確保のため、お茶会には不参加らしい。「ヌン茶楽しんできて……また機会があれば誘って……」と涙を飲んで仕事に徹する構えだったそうで。
「とりあえず始めちゃおう。紅茶は旬のアッサムで!」
 翼が注文を唱えれば、迷宮が呼応してティーポットが揺れた。
 ポットを傾ければ、赤褐色の紅茶がカップに注がれる。渋みのある芳醇な香りがテーブルに漂う。
「一杯目はストレート、二杯目はミルクティーにしようかな」
「へぇ、アッサムって旬の紅茶なのね」
「うん、秋摘みのお茶は渋みが増して濃い味になるんだって。しっかりコクが出るって言われてるよ」
「なるほど。たしかにミルクティーは合いそうね。せっかくだから、翼にならって同じ紅茶をいただくわ」
 姫桜が差し出したカップに、翼が丁寧に紅茶を注ぐ。アッサムの紅茶は透き通り、その面に微かに二人の姿が映っていた。
 いよいよ口をつける。濃厚ながらもクセのない、スッと流れ込むような味わいが喉を滑る。
「美味しいわね……いつもより味に集中できる感じがするわ」
「それがお茶会の醍醐味だからね。オレもアフタヌーンティーに詳しいわけじゃないけど……一応、ちょこっと勉強してきたよ」
「勉強?」
「例えば、食べる順番が最初はサンドイッチ、次にスコーン、最後にペイストリーってのとか。次のお皿に進むタイミングは同じテーブル同士で合わせたほうがいいとか」
「え、食べる順番? 意識したことなかったけど……」
 馴染みのない概念の登場に、姫桜の表情がまた硬くなる。その不安を払うように、翼はあえてスタンドの一番上に手を伸ばした。
「でも、一番は楽しく美味しくだから! ほら、姫桜姉の好きな黒猫もいるよ!」
 半球型の真っ黒なチョコムースには、板チョコでできた猫耳と猫の瞳。つぶらな瞳でにゃんと見てくる黒猫に視線を返し、姫桜はチョコムースを受け取った。
「そうね。食器の音を立てたりとか、よっぽどおかしなことしなければいいわね。一番は楽しむこと……私もそう思うわ」
 崩すのを勿体なく感じつつも、姫桜はフォークでムースをすくった。口に運ぶと、甘さと一緒にビターな苦みがじわじわ広がる。アッサムの渋みにちょうどいい。
 姫桜の口許が綻ぶのを見て、翼もチョコムースを一口。
「絶妙なバランス! どうやったら再現できるんだろう……?」
「ふふ、翼は勉強熱心ね。私もゆっくりまったり、目一杯楽しむわね」
 そこからは比較的緩いお茶会が始まった。
 基本はアフタヌーンティーの手順に従い、スタンドの一番下から二人合わせて料理を取る。しかし食べたいものがあればそれに限らず、自由にお菓子もつまんでいく。新しいお菓子が次々湧いてくるので驚きの連続だ。
「この角とか翼の付いたマカロンは……?」
「デーモン風、ってところかしら。悪魔にしては随分と可愛らしいけど」
「まるごと一個のりんごみたいなお菓子もあるね。りんごのムースかな?」
「横にドクロの顔が掘られてるわ。毒りんご、なんてことはないわよね……?」
 デビル式のスイーツを頼んでいると、カップのお茶も尽きてくる。
 翼が二杯目を注ぎ、赤茶のカップにミルクを流し込む。柔らかな茶色に色は変わって、ミルクティーへと大変身。
 独特の風味を残しながらも、口当たりはまろやかに。
 温もりの籠ったカップを手に、長閑な時間を二人は過ごすのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

遠藤・修司
カント(f42195)と参加

『食べるだけで強くなる……不思議だね?』
そういうの気になるの?
『当たり前だよ。ドーピングなら大変だ』
ああ、そういうこと……

甘いものは苦手だし、“康治”が興味を示してるなら、人格交代して任せるよ

技能【料理】を選択
見た目は普通だね
糖質と脂質が多そうで、あまり健康的には見えないな
まあとにかく食べてみないとわからないか
……うん、甘くておいしいね
たまにご褒美にするくらいなら悪くない

あ、カント(名前知った)も来てたんだね
見たところたくさん食べてるみたいだけど、元気に……ううん、ちょっと元気すぎる気がする
モーラットと人間では違うかもだけど、やっぱりドーピングなんじゃ……?


高崎・カント
康治さん(f42930)と参加

も、も、も……もきゅーん!!
おいしいおやつと紅茶をいただけるのです?
嬉しいのですー!

きゅっぴぃ!
ケーキにスコーンにパイ!
ふわふわで可愛くてどれもおいしそうなのです
どれから食べるか迷っちゃうのです
もきゅー! 嬉しすぎて困っちゃうのですー!!

ぜーんぶカントのお腹に収めるのです
パイ生地サクサク南瓜がホクホクなのです
ケーキはキラキラでピカピカなのです
きゅぴー! おいしいのですー!!

嬉しすぎて身体が勝手に踊りだしちゃうのです
もきゅぴっぴ♪ もっきゅんきゅん♪

この幸せを表すために辺りを全力で走りまくるのです!
クルクル回るのです!
口の中でおいしさが溢れるのですー!



●おいしいお菓子、罪な味
 ケーキスタンドからスイーツが湧き出る。ところどころに角や尻尾が飾られていて、ぎょろりとした目玉や血を思わせるムースまで添えられていた。
「悪魔のお茶会にしては、想像より普通でよかった……変ではあるけど」
 奇妙なお菓子を目の前にして、遠藤・修司(ヒヤデスの窓・f42930)は安堵する。
 危険こそないが、見た目は十分異質。そのうえ奇妙な効果まであるそうで——。
『食べるだけで強くなる……不思議だね?』
「へぇ、意外。そういうの気になるの?」
 頭の中で異世界の人格、遠坂・康治が修司に囁く。
 康治は健康第一のスポーツマン。この手の話題には縁遠いと思っていたが、興味を引かれたようだ。
『当たり前だよ。ドーピングなら大変だ』
「ああ、そういうこと……」
 違った。健康第一だからだった。
 スポーツドクターも兼ねる康治だからこそ、食べ物とその影響には強い関心があるのだろう。自分もちょうど甘いものは苦手だ。
「わかった。それならここは任せるよ」
 目を瞑り——人格交代。
「それじゃ、診察を始めようか!」
『……お菓子相手に?』
 溌剌とした口調で宣言し、お菓子の一つを拾い上げようとしたそのとき。
 聞き覚えのある元気な鳴き声が聞こえた。
「も、も、も……もきゅーん!!」
「うわっと!?」
 もきゅもきゅぴょーんとモーラットがお茶会にエントリー。
 テーブルの上にちょこんと座り、高崎・カント(夢見るモーラット・f42195)は瞳をキラキラさせた。
「きゅぴきゅいもきゅん? もきゅっぴー!」
 ——おいしいおやつと紅茶をいただけるのです? 嬉しいのですー!
 既にじゅるりとよだれを垂らし、甘い香りを嗅いで幸せに浸る。
「びっくりした……なんだ、カントも来てたんだね」
「きゅっぴ! もきゅきゅんきゅいっぴ?」
「お菓子を食べに来たのかって? まぁ、そんなところかな……!」
 笑顔で尋ねるカントに、康治も一旦頷いた。お菓子が食べたくてうずうずしている腹ペコモーラットの前で、このお菓子を疑っているとは言えない。
「きゅっぴぃ! もきゅぴぴぴぃ、もきゅん!」
 ——もうおやつでいっぱいなのです! どれから食べるか迷っちゃうのです!
 スタンドを眺め、喜びでむふんと息を吐く。
 ケーキにスコーンにパイ。ぐるりと視線を巡らせると、お化けのようなドーム型の真っ白なケーキや、ジャック・オ・ランタンのカボチャパイと目が合った。
 黒猫はチョコムース、蝙蝠はクッキー、悪魔はマカロン。ハロウィン定番のモンスターが百鬼夜行を作っている。ふわふわで可愛くて、どれもおいしそう。
「もきゅー! きゅきゅんもきゅっぴー!!」
 ——嬉しすぎて困っちゃうのですー!!
 嬉しい悲鳴を上げ、カントは小さな身体をジタバタ揺らす。
「カントをここまで喜ばせるなら、そう悪いものでもないのかな……?」
 対面のモーラットに心を揺すられつつあったが、康治のスタンスは変わらない。
 カントが迷っている間にお化けケーキを取り、あらゆる角度から観察する。どこからどう見ても砂糖の塊。糖質と脂質が多そうで、あまり健康的には見えない。
「まあとにかく、食べてみないとわからないか」
 食べ物は食べてこそ。フォークで刻んで口へと運ぶ。
「……うん、甘くておいしいね」
 ミルクベースで思っていたよりべたつかない。口当たりも軽く、胃にもたれる感じもしない。たまにご褒美にするくらいなら悪くないだろう。
「少なくとも、ドーピングではなさそうだね」
 異常な素材の気配もしないし、普通に食べるなら問題もないはず。
 診察をそう結論付けて、甘い味をノンシュガーの紅茶で流し込む。
 一息ついた康治に、カントがぴょんぴょん飛び跳ねる。
「もきゅ? きゅいもきゅん?」
「え……? うん、僕はもう大丈夫かな」
「きゅぴーん!」
 康治の言葉を聞いて、カントの目が輝く。
「きゅぴ! もきゅきゅうもきゅーん!」
 ——だったら、お菓子はぜーんぶカントのお腹に収めるのです!
 これで迷う必要はなくなった。
 スッと次々スイーツを小皿に取り、カントは片っ端から手を付ける。
「もきゅきゅきゅーん!」
 いただきますを唱え、お菓子に齧りつく。
 サクサクな生地のパイにはホクホクのカボチャがぎっしり。ジャック・オ・ランタン型のそれを端から食べ進め、あっという間にぺろりと完食。
 次にカントが手を伸ばすのはケーキの数々。お化けケーキに真っ赤なイチゴのムースケーキ、栗の載ったモンブランと一口サイズで揃っている。
 キラキラでピカピカな眩しいスイーツを大きな口でぱくぱく食べていった。
「きゅぴー!」
 あまりの嬉しさに、カントの身体が勝手に踊り出す。
「もきゅぴっぴ♪ もっきゅんきゅん♪」
 もふもふの尻尾をふりふり、耳をぴこぴこ。
 ぴょこぴょこ卓上で踊った振動で食器も跳ね上がる。まるでダンスパーティだ。
 それでもカントは止まらない。
「きゅいきゅいきゅい!」
 勢いのままテーブルを飛び出し、床の上を走り出す。走るにつれ加速し、白いもふもふがすごいスピードでフロアを駆け回る。
 くるくると駒のように回って、カントは叫んだ。
「もきぃもきゅきゅーん!」
 ——口の中でおいしさが溢れるのですー!
 一連の様子を眺め、康治が眉根を寄せる。
「あの様子……ちょっと元気すぎる気がする。止める間もなくたくさん食べてたけど——」
 そこで気付く。
「モーラットと人間では違うかもだけど、やっぱりドーピングなんじゃ……?」
『……あのモーラットはあれで通常運転だよ』
 修司のツッコミで、おいしいお菓子のあらぬ疑いは晴れたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ヴィルトルート・ヘンシェル
オーッホッホッホ!
中々趣がありますアフタヌーンティーの場ですわ~

フォーマルなルールに従う必要はなく「紅茶と軽食を楽しむ」くらいの認識で大丈夫…ですか
お嬢様たるもの、いついかなる時でも礼儀作法にお気をつけねばなりませんわ
カジュアルな服装でお越しくださいと言われて、本当にカジュアルな服装でお越しになるようなものですので、私はお嬢様としての振る舞いで優雅に振る舞って楽しみましょう

ですが…スイーツや食事はハロウィン風になっているとか
でしたら、ドレスコードはハロウィンと致しましょう
デビルキングワールドに相応しいゴシックなコーデでお茶会に参加しましてよ
オーッホッホッホ!



●優雅なハロウィンパーティを!
 シャンデリア輝く高貴な空間で、一体の機械の高笑いが響く。
「オーッホッホッホ! なかなか趣がありますアフタヌーンティーの場ですわ~!」
 ドレスのような装甲コーデに身を包み、ヴィルトルート・ヘンシェル(機械兵ダモクレスお嬢様・f40812)は室内を見渡した。
 提供されるハロウィン風の食事に合わせ、装甲はゴシックなモノトーンの衣装を思わせるものを用意。白と黒が織りなすその外観は優美な貴婦人のよう。頭部外装も魔女帽子に似ていて怪しさを漂わせる。
 柔らかい絨毯の上を歩き、茶会の椅子の背に手を添えた。
 認識としては『紅茶と軽食を楽しむ』程度で大丈夫。例えホストがそれほど寛容なのだとしても、いついかなるときでも礼儀作法には気を付けねばならない。
「カジュアルな服装でお越しくださいと言われて、本当にカジュアルな服装でお越しになる方はいなくてよ! 私はお嬢様としての振る舞いで優雅に振る舞って楽しみましょう!」
 お嬢様たるもの、一瞬たりとも型を崩すわけにはいかない。
 音を立てずに椅子を引き、静かに席に座る。
 絶対お嬢様宣言をしたヴィルトルートに応じるように、テーブルに置かれたポットが浮かび上がった。紅茶を注ぐのはホストの役目。頷きを返し、ヴィルトルートはカップをソーサーと一緒に持ち上げた。
 香りを楽しみ、まずは一口。飲めば上質な渋みが機械の肉体にも流れ込む。
「大変美味ですわ~!」
 感想を述べ、コホンと咳払い。
 ケーキスタンドへ手を伸ばす。まずはセイボリー——サンドイッチから。黒色のパンに紫キャベツのピクルス。配色は恐ろしさを感じさせるが、口に含めばしゃくっとした食感と塩味が個性となって効いていた。
 続いてはスコーン。割れ目に指を入れ、半分に。サクサクした断面に、食べる分だけジャムとクリームを。破片を零さないよう丁寧に口へ運んで、生地と甘みの合流を楽しむ。
 スタンドを下から昇って、次はいよいよペイストリーへ。
 最上段に並んだモンスター風のお菓子たちから、ヴィルトルートが選んだのは——。
「このムース、なかなかエレガントじゃありませんこと?」
 小さなガラスのカップに盛られたムースケーキ。イチゴソースはまるで血のように、容器の中で波になっている。グロテスクながら耽美な出来栄えだ。
 たくさん乗ったベリーごと、スプーンで中身をすくって食べる。広がる甘みの中に酸味が走り、主張しすぎないままに消えていく。まさしくここでしか楽しめない味。
「なんだかこうしていると……高貴な魔法使いのようでもありますわね」
 血に似せたスイーツをつまみ、紅茶を嗜む。森の洋館に住まう魔女を想像して、ヴィルトルートはにこりと微笑む。お嬢様とは少し違うが、美しさには妖艶さを備えた形もあると聞いた。
「オーッホッホッホ! 今日はそういう日ね! いいですわ、ハロウィンらしくて!」
 カップを高く掲げ、またしても笑い声が響く。
 お嬢様の優雅な茶会はそうして過ぎていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『絆の悪徳『双手・つなぎ』』

POW   :    絶対友達宣言
対象の【記憶と精神】に【友情】を生やし、戦闘能力を増加する。また、効果発動中は対象の[記憶と精神]を自在に操作できる。
SPD   :    友達私物主義
【鞄】で受け止めたユーベルコードをコピーし、レベル秒後まで、鞄から何度でも発動できる。
WIZ   :    全世界友達計画
【自分と対象をつなぐ光輪】が命中した生命体・無機物・自然現象は、レベル秒間、無意識に友好的な行動を行う(抵抗は可能)。
👑11
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●『友達』になろうよ
「あ、みなさんいいですね。私も一旦勇者やめて紅茶します」
 それぞれアフタヌーンティーを楽しんでいた猟兵たちの元に勇者リリリリも合流。
 フロアの悪魔を殲滅してお腹が空いていたのだろうか。料理やスイーツを片っ端から食べ、エネルギーを充填。
 困った客人が一人増えたところに、さらに客がもう一人、猟兵たちのテーブルに近づいてきた。
「あ~いたいた! あなたがリリリリちゃんだね?」
「はいそうですがもぐもぐ」
「私、双手・つなぎっていうんだ! リリリリちゃん、『友達』になってよ!」
 女子高生のような風貌ながら、たしかに角と尻尾を持つ彼女——つなぎはにっこり笑ってリリリリに手を伸ばす。対するリリリリは黙ってその手を眺めていた。口は動かしたまま。
「リリリリちゃん、とっても強いよね! 私、ここでお茶しながらずっと待ってたんだ! あの戦争が終わってからずっと! 『友達』になってくれたら心強い人を!」
 笑みを保ったまま、つなぎは楽しげに身体を揺らす。
「いいよね『友達』って! 私のために何でもしてくれるの! リリリリちゃんが『友達』になってくれたら、私とっても嬉しい! だって、私の望むこと全部叶うんだから!」
 もう一度手を差し出したそのとき、つなぎの身体に光輪が現れた。どろりと溶けたラメのような輪は突如広がり、リリリリに肉薄する。
 剣が振り上げられ、光輪は弾かれた。反動で後ろへ跳び、リリリリは表情を変えずに呟く。
「残念ですが、『友達』にはなれません。私はオブリビオンではありませんから。あなたを倒します、勇者再開です」
「うーん……一緒にお茶したらなってくれるとかない?」
「ダメですぶんぶん」
「ダメかぁ」
 困り顔で頬を掻いてから、つなぎはだらんと鞄を握った。
「じゃあ私が勝ったら『友達』ね! 猟兵のみんなも『友達』になってよ! きっと毎日楽しいよ!」
 無邪気に見えて邪悪な笑みを向け、絆の悪魔が猟兵たちに迫る。
玻瑠璃子・セーラ
オブリビオンさんとお友達になれるのも、きっと素敵なことだけど…
私もご遠慮しようかしら。なんだかちょっと、私の知っている『お友達』とは違うみたいだもの
互いに思い合う相手だから、一緒に過ごす毎日が楽しいの。きっとね

UCを発動して姿を隠してから、勇者リリリリさんをサポートしながら戦うわ
ソーダ水の泡での遠距離攻撃なら、感知できないと思うけれど…つなぎさんにUCを奪われないように気をつけながら、隙を作るように死角から放っていきましょう
リリリリさんに付いていけなくても、頑張るわ!
少しずつ近付いたら、お気に入りの雨傘で衝撃波を与えましょう。えーいっ!
思いっきり近くで放つ衝撃波は、ちょっと避けきれないと思うの



●友情の一撃
 トン、と雨傘で床を突き、セーラは対峙する悪魔に視線を送る。
「オブリビオンさんとお友達になれるのも、きっと素敵なことだけど……私もご遠慮しようかしら」
 笑みを含みながらも、憂いを秘めた表情だった。
 つなぎの言うそれは、自分の知る『お友達』とは少し違う。せっかくの提案を無下にするのは残念だが、ただ言いなりになる一方的な関係が良いものには思えなかった。
「互いに思い合う相手だから、一緒に過ごす毎日が楽しいの。きっとね」
「ふーん……そっか。じゃあ、『友達』の良さをわかってもらうしかないね!」
 一瞬真顔を見せた直後、つなぎが笑って床を蹴る。腿のナイフを抜き、逆手に持ってセーラに接近する。
 驚くセーラとつなぎの間に、武器を構えたリリリリが割って入った。振られたナイフを盾で弾き、剣を無茶苦茶に振ってつなぎを牽制する。
「大丈夫ですか?」
「えぇ! ありがとう、リリリリさん!」
「ここは勇者の私にお任せあれぶんぶん」
 マイペースを保ったまま、リリリリは戦闘を再開。リリリリとつなぎが正面からやり合って、セーラに狙いが向く気配はない。
「私も守られてるばかりじゃないわ。外の世界に出たんだもの!」
 手を掲げる。
 指先から放出されたソーダ水が、自分の身体を覆っていく。
「リリリリさんに付いていけなくても、頑張るわ!」
 視聴嗅覚による感知を遮断し、セーラは動き出す。
 つなぎの身のこなしは軽い。リリリリがいくら剣を振っても寸前で回避されてしまっている。今は盾の防御で応戦できているが、いずれリリリリが追い詰められるだろう。
 そうはさせない。
 傘の先端でつなぎを狙う。位置は身体の側面。相手にとっての死角。
 セーラを覆う泡が、勢いを伴って傘の先から発射された。
「——ぐっ!?」
 泡が弾け、炭酸の痺れがつなぎを襲う。敵の目がこちらを向く。肝を冷やしながら、位置を探られる前に移動。
 あとは彼女が決めてくれる。
「ガラガラです」
 振り上げられたリリリリの剣がつなぎにクリーンヒット。一撃お見舞いしてもリリリリは表情を崩さない。たしかに存在する味方に向け、彼女は大きく声を張った。
「助力感謝です。さぁ、ここから反撃といきますよ!」
 もちろん相手もこれだけで倒れはしない。
「頑張るのはここからね。いきましょう!」
 リリリリの言葉に人知れず頷き、セーラはもう一度傘を構えた。
 そこからもセーラとリリリリの連携は続く。泡で狙い撃ち、生まれた隙に剣が打ち込まれる。ダメージは確実に蓄積され、つなぎからも余裕が消え始めた。
 だが、繰り返すとは慣れを生じさせることでもある。
 泡の命中。そこを狙って振られた剣を、つなぎは跳躍で踏みつけた。
「そう来ると思った! 考えてることがわかるなんて『友達』っぽいよね!」
 笑みを浮かべ、リリリリへナイフを振り下ろそうとする。
 以心伝心。それ故かと思われた一撃は——。
「いいえ。私のこと、全然わかってないです」
 リリリリにあっさり否定された。
 つなぎの背後で泡の沸き立つ音が鳴る。振り向いた視線の先で、深海模様の雨傘が開く。傘の陰にセーラの姿が見えた。
 身を隠して徐々に接近。詰め切れたところで役割をチェンジし、最大の攻撃を繰り出す。
「作戦大成功! えーいっ!」
 笑顔満点。勢いのままにボタンを押す。
 すべてをひっくり返すような強い衝撃波が、つなぎの至近距離で放たれる。
「わあああああっ!?」
 捲り上げられ、つなぎが吹き飛ばされる。遠くまで床を転がるつなぎを眺め、セーラは口許に手を添えた。
「避けきれないとは思ったけど……ちょっとやりすぎたかしら?」
「いえ、ちょうどいいと思います」
 リリリリの静かな同意を得て、セーラは改めて得意気な表情を浮かべる。
 ハロウィンの大乱闘はまだ始まったばかり。

大成功 🔵​🔵​🔵​

高崎・カント
もももきゅ?
友達は無理矢理なるものじゃないのです
リリリリさんの意思を無視したらダメなのですよ?
カントも無理矢理は嫌なのです

カントはプロの芸能モーラット!
フープを使ったダンスや体操も得意なのです
ぴょんぴょんぴょーんと跳ねたりくぐったり
輪っかなんか躱しちゃうのです!

おいしいものをたっぷり食べたので、お腹いっぱい元気いっぱいなのです!
リリリリさん、その大きな剣でカントを思いっきり打ち出すのです
もっ!? 刃の方はダメなのです! 腹の方でお願いするのです!

打ち出される勢いも利用して加速して突撃なのです!【UC使用】
きゅぴーん!

もきゅ、戦ったらまたお腹が空いちゃったのです
アフタヌーンティー再びなのです!



●またお茶会を!
「もももきゅ?」
 対峙する悪魔の考え方に、カントは丸い身体を傾ける。
 友達は無理矢理なるものではない。リリリリの意思を無視して友達にしようとするなんてもってのほかだ。
 そうしたカントの思考など露知らず、つなぎはもふもふのモーラットを見るや否や——。
「かわいいーっ!」
「もきゅっ!?」
 たしかに傷を負っているのに肩を揺らして目を輝かせる。
「私、君とも『友達』になりたい! なってくれるよね?」
「きゅぴっ!? もぎゅううーっ!」
 ——カントも無理矢理は嫌なのです!
 毛を逆立てて断固拒否。尻尾の先まで震わせる様子に、つなぎは顔を曇らせた。
「この子もダメかぁ……でもでも、絶対『友達』になってもらうからね!」
 叫ぶと同時に手で円を描き、身体の前に光輪を喚び出す。腕を振れば、キラキラのラメに似た輪がカントに向かって打ち出された。
「もっ!? ……もきゅきゅう!」
 跳び上がって驚きながらも、カントは迎撃の姿勢を取る。
 カントはプロの芸能モーラット。フープを使ったダンスや体操もお手の物。
 フープを避けることなんてお茶の子さいさい。
「きゅっぴー!」
「えぇっ!?」
 ぴょーんと跳んで迫る輪っかをくぐり抜ける。予想以上の運動能力に目を見張りつつも、つなぎも負けじと連続で光輪を放つ。
「まだまだ! 君は『友達』になるの!」
「もきゅっぴ!」
 飛んでくる光輪にカントは身構える。ぴょんぴょんぴょーんと飛び跳ねて、輪の中心を次々と通り抜けていく。縦向きの輪も横向きの輪も、軽々と躱してみせた。
「うぐぐ……! 本当にすばしっこい……!」
「あなたの相手はこちらにもいますよ!」
 ぶんっと剣が振り上げられ、つなぎの身体を吹っ飛ばす。
 カントに意識を割いていた敵の隙を突き、リリリリが攻撃。立て続けに連撃に移ろうとするリリリリの耳に、もきゅもきゅとモーラットの鳴き声が届く。
「きゅいきゅい、もきゅんもっきゅう!」
「何ですか? ……ふむふむ、剣で思いきりかっ飛ばしてほしい?」
「もっきゅ!」
「……いいんですか?」
「きゅい!」
 サムズアップがわりに腕を曲げ、カントはその場でくるりと回る。おいしいものをたっぷり食べて元気いっぱい。ちょっとした無茶なら貫ける。気合十分なポーズを見て、リリリリも頷いた。
「わかりました。やりましょう」
 盾を投げ、大きな剣を両手で握る。カントはその前に立ち、振られる剣を待ち構えた。
 ぶんっと振られた剣は——横向きだ!
「もっ!?」
 刃が直撃しそうになって、カントは全力で飛び上がる。
「おっと。かっ飛ぶのでは?」
「きゅぴきゅいもきゅう!」
「あ、なるほど。腹でないと危ないですね」
「もきゅ~……」
 ホッと息を吐いてもう一度。
「では——ぶんぶんぶんぶん!」
「もきゅー!」
 リリリリが大きく剣を振り、カッキーンとカントが打ち出される。
「きゅぴーん!」
 ぎゅんと空中を横切り、打ち出された勢いを伴ってカントは飛ぶ。パチパチ火花を弾けさせ、空を駆け抜ける雷のように急接近。
 雷光めいた静電気を発して飛び込んでくるカントに、つなぎは口をぱっかんと開けた。
「へっ!? 何何何——勢いすごっ!?」
「もぎゅっぴぃぃぃ!!」
「ぎゃああああああ!!」
 放出される電気を身体に受け、つなぎはたちまちクロコゲになる。
 ぽてんと床に落ちて、カントが「もきゅ」と鳴く。その声に続くように、ぐぅぅとお腹の音が鳴った。
「きゅぴんもきゅきゅ……もきゅきゅーん!」
 ——戦ったらまたお腹が空いちゃったのです……アフタヌーンティー再びなのです!
 相手に一撃加えて、カントはお腹を擦る。
 また平和なアフタヌーンティーができるよう、なおも倒れぬ相手に向き合うのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

遠藤・修司
苦手なタイプだ……
女子高生は女子高生と付き合って下さい
おじさんを巻き込まないでほしいな……

『さっきケーキを食べたけど、身体に異常はないかい?』
はぁ、この状況で“僕”はドーピングの心配?
気になるなら自分で確認してみたら?と【人格交代】するよ

テニスラケットがいつもより軽いんだけど!(ぶんぶん)
身体がすごい動く!(高速反復横跳び)
ケーキ1つしか食べてないのに……怖っ!?
……本当にドーピングじゃないよね?

まあ気を取り直して戦おう!
友達というならテニスに付き合ってくれるよね
炎の魔弾をボール代わりにしてサーブを打ち込むよ
こちらのUCをコピーできるなら好都合!
戻ってきたボールを打ち返してラリーを続けよう



●目覚めよハロウィンパワー
 傷だらけの身体を軽く手で叩いてから、つなぎが地団駄を踏む。
「あーもう! なんでみんな『友達』になってくれないの!?」
 友好的を通り越して束縛的な彼女を眺め、三十路を過ぎた男が一言。
「苦手なタイプだ……」
 奥歯を噛み、修司は頭を掻く。見るからにきゃぴきゃぴしたあの悪魔とは会話するだけでも疲弊しそうだ。できれば隠れて仕事だけをしたいが——。
「あ、見っけ!」
「……気付かれた」
「私の『友達』センサーを甘く見ないでね! じゃ、なろっか! 『友達』!」
「おじさんをそういうノリに巻き込まないでほしいんだけどな……」
 女子高生は女子高生と付き合ってください。丁寧語でそう促したくなるほど、面倒な事態になるのが目に見えていた。
 どう撒くか悩む中で、頭痛の種がもう一つ。
『“僕”……さっきケーキを食べたけど、身体に異常はないかい?』
 おろおろした声で康治が囁く。呆れ果て、はぁ、と修司は息を吐いた。
「この状況で“康治”はドーピングの心配? 問題ないってさっき言ったよね?」
『でも、遅れて作用する毒物だったら……!』
「そんな心配までしてたらキリがないよ……」
 健康面に気を遣いすぎる異界の自分。
 これまたちょうどいい。だったら実際に身体を動かしてもらおう。
「そんなに気になるなら自分で確認してみたら?」
 半ば押し付けるように人格交代。
 肉体の操作権を握った康治は、交代して間もなくカッと目を見開いた。
「なんだこれ……全然違う! ラケットも軽い!」
 テニスラケットを手に取ってぶんぶん振り回す。段違いな勢いで振り回せて、そのうえ疲れない。
「身体がすごい動く!」
 たんたんたんっと左右に高速反復横跳び。機動力爆上がり、そのうえ疲れない。
 予想以上の強化作用を味わい、康治はわなわなと震え出す。
「ケーキ一つしか食べてないのに……怖っ!?」
 恐怖で。
「……本当にドーピングじゃないよね?」
『大丈夫だよ。デビルパワーだから』
 面倒になった修司が抑え、落ち着きを取り戻す。デビルパワーが何なのかは修司も知らない。
「もう! おじさん一人ではしゃぐなら私も混ぜてよ!」
「そうだった! 戦いの最中だった!」
 騒ぎ出したつなぎに向き合い、康治はラケットを握り締めた。
「悪いけど容赦はしないよ! 友達というからには、テニスに付き合ってくれるよね!」
 片手の中に炎が灯る。火球を真上に放り投げ、ラケットの面でそれをサーブ!
 修司自身が習得した術式、炎の魔弾。
 ボール代わりに打ち出された火球は燃え盛りながらつなぎに迫る。真正面から魔弾を捉えると、つなぎは鞄の紐を握って構えを取った。
「もちろん! ぶっ飛ばせたら私の勝ちね!」
 つなぎが腕を振った。鞄がボールを受け止め、ギュルギュルと表面で煙が起こる。にぃっとつなぎが笑って腕を振り抜けば、パンッという音で魔弾が打ち返される。ユーベルコードの私物化コピーで対応したのだろう。
 それなら返って好都合。
「いいね! テニスはラリーがあってこそ!」
 返ってきた球を康治も打ち返す。ノーバウンドで宙を横切ったボールが繰り返しのように相手へ戻る。笑みを浮かべ、つなぎもそれをレシーブする。
 ぎゅんぎゅんと燃えるボールでラリーが続く。
 だが、テニスに関しては康治の方が一枚上手。
「……うわっ!?」
 火球が想像もしなかった挙動で曲がる。流れに任せていたつなぎは何とか鞄で受け止め、でたらめな方向に打ち上げた。
 そこを突くように康治が動く。強化された機動力で火球に接近し、踏み切って跳躍した。
 ラケットを掲げ、一気に打ち下ろす。
「さぁ、これは返せるかな!」
 スマッシュだ。
 急接近するボールにつなぎは対応できない。
「う、うわあああああっ!?」
 爆炎が生じ、悪魔を吹っ飛ばす。
「よし! でもこの威力……怖いな、あとで検査を受けよう」
『だからドーピングじゃないって』
 不安になる康治を差し置いて、ハロウィンは平和を取り戻しつつある。

大成功 🔵​🔵​🔵​

彩瑠・翼
【桜翼】

姫桜姉とリリリリさんと連携して戦うね

女の子の友情って、そういうものなの?
(不機嫌な表情になる姉を見やればんん?と首傾げ)

オレだったら…ううん、男の子だったらもっとこう…あ、そっか!

(絶対友達宣言には、にぱっと笑み)

つなぎさんの宣言は、オレの「男の子としての友情」で受けてたつね!
友達同士だったら、友情からなる攻撃と合わせて戦う同士も友達だと思うんだ!

([気合い、勇気、覚悟]で宣言しUC発動)

オレの鎧はつなぎさんの友情パワーを受けて、攻撃に強くなる鎧!
できるだけ前に出て、鎧でつなぎさんの攻撃を受けるようにしてみるね

ある程度防御できたら、オレからもお返し!
アリスランスで攻撃するよ!


彩瑠・姫桜
【桜翼】

ねぇ…その友情の定義、色々間違ってない?
(リリリリさんへの話を聞けばあからさまに不機嫌な表情)
あなたの望みを叶える都合のいい存在を友達っていうのなら、お断りよ
そういう考え方するあなたのこと好きになれないから

(弟の言葉には、なるほどね、と笑み)
確かに少年漫画の路線よね、それ
でもそういう友達っていうなら、確かにありね
いいわ、拳と拳でぶつかり合う友情
今回は「つなぎさんのために」私も便乗してあげるわ
(友好的な笑みとともに武器を構え)

攻撃>防御
攻撃:UCでドラゴンランスの攻撃力強化し二刀流で[串刺し]
防御:[見切り]と"桜縁"の[自動防御、オーラ防御]、ドラゴンランスでの[武器受け]併用するわ



●友情にもいろいろあるよね
 たしかにダメージを蓄積させながらも、相手はまだ倒れない。
 ぷく、と頬を膨らませ、つなぎが天を仰ぐ。
「私は『友達』になってほしいだけなのに!」
「それがイヤなので戦っているのですが」
「あーっ!? 言ったね!?」
「はい」
 リリリリのド直球発言につなぎがまた騒ぎ出す。
 やかましいやり取りの空中戦。この中で一人だけ男子の翼がそれを眺めて、純粋な疑問を零した。
「……女の子の友情って、そういうものなの?」
「全然違うから!」
 真横で聞いていた姫桜がこれを即座に否定。
 仲が良いから何でもしてあげたいという関係性はたしかにある。だからといって、友達だから何でもしてくれるというのは暴論もいいところだ。
 若干睨むような、あからさまに不機嫌な表情で姫桜はつなぎに問いかける。
「ねぇ……その友情の定義、いろいろ間違ってない?」
 返答はなく、つなぎの目に苛立ちが滲む。怯まずに姫桜は続けた。
「あなたの望みを叶える都合のいい存在を友達っていうのなら、お断りよ。そういう考え方するあなたのこと好きになれないから」
「えぇ~……!? そんなぁ……」
 しょぼしょぼとつなぎが俯く。悪意があるのか価値観がズレているのか微妙にわからない。
「うーん、友情……友情かぁ。オレだったら……ううん、男の子だったらもっとこう……」
 交わされる会話に、翼は首を傾げる。
 語られる友情観はどうもしっくりこない。理解はできるが自分には合わないというか。
 悩みに悩んで、ぱっと閃く。
「あ、そっか!」
 ポンと手を打ち、にぱっと笑う。
 警戒を募らせる姫桜やリリリリに先んじて、真っ先に前へ飛び出した。
「翼!?」
「つなぎさん! オレが『友達』になってあげるよ!」
「何言ってるの!?」
「やったー! 『友達』だー! ではでは指切りげんまん、絶対友達宣言!」
 意気揚々とつなぎが腕を掲げた途端、翼の頭に記憶が流れ込む。
 つなぎと築いた、それはまるきり偽りの記憶。染まれば逆らえないはずの友情——を注がれてなお、翼は平然としていた。
「あれ……!?」
「これでオレとつなぎさんは『友達』。『友達』だったら、拳を合わせて殴り合うものだよね!」
「えぇ~!?」
 パンッと拳を打ち鳴らし、翼は得意そうに笑みを浮かべる。
 友情として定義したのは『男の子としての友情』。正面からぶつかり合って喧嘩する、そういう馬鹿正直な関係。
 注がれる記憶も何の屈折もない青春そのもの。能力の使役者として、つなぎにもその情景は共有される。
「こんな思い出知らなーい!」
「そんなことないって!」
 なぜか逆転した立場。弟の言葉に、機嫌を悪くしていた姫桜も微笑んだ。
「ふふっ、なるほどね。男の子の友情っていうか少年漫画の路線だけど……でもそういう友達だっていうなら、ありだと思うわ」
「姫桜姉もそう思う?」
「えぇ。いいわね、拳と拳でぶつかり合う友情」
 口角を上げ、つなぎと視線を合わせる。
 右肩に猫、左腕に白蛇のような見た目の生物を這わせ、それらは武器に変化する。一対の槍を両手に握り、姫桜は構えた。
「今回は私も便乗してあげるわ。他でもない『つなぎさんのために』ね」
「わ、わわ……!?」
「あ、私もやりますよぶんぶん」
「ひ……!?」
 剣を振り回すリリリリまで友情劇への参加が決まり、つなぎが震え上がる。意を決した彼女は鞄を投げ捨てると、ホルダーのナイフを引き抜いた。
「も、元々ぶっ飛ばして『友達』にする予定だったもん! やったらー!」
「決まりだね!」
 ナイフを掲げて突っ込んでくるつなぎに、翼は迎撃体勢を取る。
 攻撃という名の拳を受け止める。気合、勇気、覚悟——一歩も引かずに仁王立ち。
 つなぎを迎え撃たんとする翼の身体に、無敵の鎧が装着される。
「硬ぁ!?」
「つなぎさんの友情パワーのおかげだよ!」
 ナイフが鎧の上を滑る。蹴りも交えて何度か攻撃が加えられたが、まるでびくともしない。絶対友情宣言による増強作用の賜物だ。
 大きな盾に苦戦するつなぎに、死角から刃が迫る。
「隙だらけよ、つなぎさん!」
「へっ——わああああっ!?」
 接近を終えた姫桜が槍の一方を振り上げ、胴を思いきり突き上げる。そこで崩れた姿勢に、畳みかけるようにもう一方を突き刺す。踊るような連撃は身体の芯まで痛みが響く。
「白燐蟲、その調子でお願いね!」
 姫桜が呼びかけた先で、ほわんと白燐蟲が姫桜の身体を回るように飛ぶ。攻撃力の向上は白燐蟲の作用。頷くように白い光は上下に動き、槍の威力を引き続き高める。
 生じた隙を叩こうとするのは姫桜だけではない。
「ぶんぶんぶんぶん!」
「へっ……ごぱっ!?」
 剣をぶん回し、ほぼ打撃に近いかたちでリリリリがつなぎを吹っ飛ばす。
 高威力の攻撃を連続で決められ、食事で強化されたはずのつなぎも既にふらふらだ。しかしもう後に引けないのか、再びナイフを構えて突っ込んだ。
 それを見かねて翼も防御のために前へ出る。交差させた腕に纏った鎧で刃の乱撃を凌ぐ。
 奇しくも、それは河原で殴り合う少年たちに似ていた。
「なにこの……デジャブ!?」
「つなぎさん、これが友情だよ!」
「だから違ーう!」
 叫び、ナイフを大きく振る。当然弾かれるのだが、その分だけ腕も跳ね上がるわけで。
「あぁっ!?」
 今度は自ら隙を晒したつなぎに、翼は反撃を仕掛ける。
「やられた分だけやり返さないとね!」
 片手に出現させたのは白銀に輝くアリスランス。
 くるくる回転させてから、一歩踏み込んで槍を突き出す。
「オレからもお返し!」
「きゃああっ!?」
「逃がしません」
「ううっ!?」
 またしても体勢の崩れたつなぎにリリリリが肉薄し、剣を振り上げる。つなぎの身体が吹き飛ばされ、床を転がった。
「姫桜姉! あとはお願い!」
「わかったわ!」
 鎧を着た翼の背から飛び出すように、姫桜が躍り出る。
 窮地に追い詰めらたつなぎは姫桜を見据え、腕を前に伸ばした。
「痛いなぁ……! 『友達』なら言うこと聞いてよ!」
 怪しい色で煌めく光輪がいくつも空を飛ぶ。阻むように発射された光輪を、姫桜は見切る。ステップを踏み、身体に纏った桜縁で弾き、二本の槍で薙ぎ払う。白燐蟲の装甲強化作用を考えればこの程度は容易い。
 瞬く間に姫桜は距離を詰め切った。
「その程度じゃ私は止められないわ!」
「あ、えっ……!?」
「さぁ、喧嘩も終わりにしましょうか!」
 戸惑うつなぎに、一本の槍がまず突き刺さる。動きを止めたところへ追い討ちをかけるように、二本目の槍がその身体を突き上げた。
「うぐっ……今日はバイバイかも! 今度こそ『友達』にするから!」
「それまでに、『友達』についての考え方を改めることね」
 大きな音を立て、つなぎは花火のような爆発とともに散る。退治される彼女に一言添えて、ふぅと姫桜は息をついた。
 これにて一件落着。そう考えたら喉が渇いてきた。
「オブリビオンもいなくなったことだし……姫桜姉、またお茶会にしない?」
「また? ……まぁ、ちょうどいいわね。今度こそゆっくりしていきましょ」
「お、また紅茶ですか? 私もご一緒します」
 アフタヌーンティーのムードが再び訪れると、客人を迎えるように床からテーブルが現れた。

 リストランテ・ハロウィーンから脅威は消え去り、思い思いの緩やかな時間を、猟兵たちは過ごしたという。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年11月02日


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#デビルキングワールド
🔒
#お祭り2024
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#ハロウィン
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#勇者リリリリ


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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はオネスト・ファッションです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト