魔王オリガの趣向探索~妖狐母娘のみだらなセメント像~
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それは2023年、初夏の出来事。
「うーん、どうしたものかしら…」
そう呟いたのは、魔王の城の一角で芸術品……今までに屈服させ、固めた者の『末路』の手入れ(弄んでいるだけとも言う)をしている魔王であった。名はオリガ(f12132)という。
今オリガが触れているのは生きたまま蝋人形にされた少女の芸術品。
時折聞こえる「助けて」とも、「気持ちいい」とも取れる快楽の呻きを聞くオリガは……悩ましい顔を浮かべていた。
「屈服させて固めて展示するのは楽しいけど、何千年も続けると飽きてくるというか…。」
その時脳裏にふと、同じような嗜好を持つかつての知人の事を思い出した。
「……そうね。そうよね。一人で悩むより、『同郷のよしみ』に相談する方が、何倍も捗るに違いないわ。少々連絡を入れてみましょう。」
そう思い立った魔王オリガは、とある妖狐に
――今は『夜月クリスタ』という妖狐の母親をしている傾国の妖狐へと、連絡を入れた。
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数時間後、魔王オリガからの通達を受けて魔王城に2人の影が現れた。
一つは焦茶のさっぱりした髪をした女妖狐の魔界盗賊。衣服の露出度は高い。
そしてもう一つは、黒い花魁姿で長い銀髪で外見妙齢の妖狐。
「ようこそ私の……魔王オリガの城へ。歓迎するわ。随分と久しぶりね?」
二人を出迎えた黒いドレスの蒼い少女、魔王オリガはそう言った。
「う、うん……魔王!?」
「どうも久しぶりじゃな。『傾国の妖狐』じゃ。こっちはその娘、夜月クリスタ(f13971)。」
妖狐の母は魔界盗賊の妖狐(以後、クリスタと呼称する)――の頭をぽんぽんと叩き、そう紹介した。
「あうっ」
そうして二人は魔王オリガに案内される。
途中でクリスタが引くような、様々な少女の彫像立ち並ぶ回廊を横切りながら。
三人は大広間に辿り着き、テーブルの席に着いた。
卓上には既に用意されていた紅茶と菓子。
それらを口にしながら、雑談に花を咲かせる事にした。
「…まぁ昔はお互いに色々やったしなぁ。」
妖狐が言う。
「ええと、オリガ……さんはさっきの彫像を良く作るの?」
「うふふ、最近同じシチュばかりでマンネリしていて。いいアイデアが無いか力を貸してほしかったのよ。」
「ははぁ、分かってきたぞ。妾達の今までの活躍を聞いて参考にしようというのか」
「活躍と言うと……感情喪失薬とか」
クリスタと妖狐は記憶と感情を操る薬を使い、毎回余計な事を排除させながら活動しているのだ。
「へぇ、記憶と感情を……詳しくお願いできるかしら?」
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そしてクリスタは話を始めた。
雪女に掴まってボテ腹利尿剤漬け氷像にされて晒された時の事を。
グレムリンに掴まり、縛られて立たされ、開口器で強引に口を開いた状態で、感情と理性を喪失された状態で硬直したまま口から唾液、股から尿を流し続けるオブジェにされた時の事を。
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「……興味が湧いてきたわ。クリスタと言ったわね、まずは服を脱ぎなさい!」
「何急に!?嫌――」
「くっふふふふ、この時を待っていたぞ!脱衣タイムじゃ!」
無茶振り提案に戸惑ったクリスタの背中を妖狐ががっちりとホールドして服を脱がせていく。
「ちょっと待て、やめろーっ!!」
必死の抵抗も無駄に終わり、衣服が全裸に剥かれていく。「う、うわああ!?」
「さてと、次よ。このポーズを。ああ、逃げないでね。逃げられないでしょうけど。」
クリスタの身体が、急にびくんと跳ねあがる。
「……何……を……」
「今さっき貴女が飲んだ紅茶には私の呪法をよぉく促進させる効果があるの。」
オリガから生み出される隷属の呪文。
クリスタはもう、オリガに二度と逆らえなくなっていた。
「……ぁぅ……」
恥ずかしがりながらも、目の前で無防備に棒立ちをし続けるクリスタ。
「さぁ次は媚薬よ♪」
オリガはクリスタの口に、懐から取り出した媚薬を飲ませていく。
「……んく……」
もう片方の手は彼女の股へ。優しく愛おしく撫でながら、とろけ顔となっているクリスタに魅了の魔眼を輝かせる。
「私の作品となるという事は、私のモノになるという事。堕ちなさい」
「……ゃだ……ぁ……」
涙を一筋流しながら、クリスタは必死で抵抗する。
「中々堕ちないわね」
「くふふ、感情喪失薬の出番じゃな。ついでに少し助け舟を出してやろう。」
「……ぁ……」
『これで貴様はただのモノだ。何も考えずに、妾に身を委ねるのだ…』
クリスタは自身の母の妖狐から、思考力と記憶を奪う禁忌の薬と呪術をかけられてしまった。ユーベルコードである。
「…………」
完成したのは虚ろな目と表情で、力なく尻尾を振る狐。自分の記憶も失い、何も考える事も出来ずに喘ぎを漏らしながら忠誠を誓い、ただそこにあるだけの愛らしい存在。
「そうよ、これよ!私が求めていたのは!」
魔王オリガが行きついた答え……。
それはただ屈服させたり固めるだけではなく、その素材の全てを奪い去り、文字通りモノにするのが真の芸術である事。
これまでにない無残と無様故の官能さと美しさの前に、私は自分自身を抑える事が出来なかった。
そして魔王オリガは気づく。
何百年も追い求め、ついに手に入らなかった至極の素材が、今ここにあるということに……。
「くっふふふふふ!これからこの『名もなき妖狐』がどう加工されるか、とてもとても楽しみ……じゃ
……!?」
傍らで、娘がただの『素材』と化したのを笑んで見やる妖狐が、突如びくん、と身体を震わせる。
自由が、効かない。
「お客人には全員同じ紅茶を振舞ったのよ?『素材』は……貴女も♪」
「な
……!?」
言うと同時に魔王オリガは母妖狐にも隷属の呪文をかけた。
「さあまずは媚薬を飲み、服を脱ぎ、ご奉仕のポーズを取りなさい」
妖狐は抵抗するものの、身体はクリスタよりしっかり効いてしまい、あっさりとその和服を床にはだけ下ろし、媚薬を飲んで、顔を高揚させた。
「……何をする気……じゃ……」
「『何もしない』わ♪まだね♪」
魔王オリガが指で妖狐を操り、ご奉仕のポーズのまま『名もなき妖狐』を見続けさせるようにさせた。
「そこで娘がされる事を見せつけて、絶望させてから固めてあげるわ♪」
妖狐は自分の娘が無様な末路を辿るのを、特等席で見る事となったのだ。
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「さぁて無残に、美しく固めてあげる♪」
まず魔王オリガはクリスタを四つん這いにさせ、豊かな肉体を愛撫するように、時には揉み込むように、可愛がりながら快楽を与えつつ、……愛撫をしている側とは別の手に、壁から伸びるセメントタンクのホースを掴んだ。
「あ、あ、ひぅっ!……あああ……んあっ!!」
クリスタの身体に、容赦なくセメントがドバドバかけられて、目と口は生身のまま、されど開けたまま閉じれないよう周囲を固められて。
仕上げにオリガは工業用のセメントガンを手にし、クリスタの口に突っ込み。
「発射!」
「もごごごごごごごごごっがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
!!!!!!!」
口から大量のセメントを流し込まれ、聞いたことのないような絶叫を挙げる『名もなき妖狐』。
「セメントでお腹いっぱいにしてあげるわ♪」
前の口からだけでなく、後ろの穴からも吹き出す程注ぎ込んだら――。
出来上がったのは、お腹がパンパンに膨らませるどころか、限界をこえたセメントを後ろから溢れ出させた、無様な四つん這いの妖狐のセメント像。
「完っ成!」
「ぁ……あひっいぃぃ……」
固定された奉仕ポーズから微動だに動く事が出来ない母妖狐は恐怖し、絶望した。
この無様な娘の末路を――これから自身も受ける事になるのだから。
身体は震える事が出来るだけで、指一本動かせない。
そんな妖狐に触手が迫って来る。魔王オリガの身体から蠢いて出る、無数の触手が。
「今、貴女のユーベルコードの元ネタを再現した『ロストニア・オビディセンステンタクル』よ♪」
思考力と記憶を洗脳改竄させる恐るべき触手ユーベルコードから、感情喪失薬の液体がしたたり落ちる。
「たあっぷり飲みなさい♪そして長い付き合いだった貴女もこれから私の『モノ』になってもらうのよ。」
「いやじゃ……、いやじゃあぁぁぁぁぁぁ!!!」
1分後
「はい…妾も…あなたのモノになります…」
妖狐は、感情喪失薬と、思考力と記憶を失わせ洗脳する効果のガスを充満させた、無数の蠢く触手を全身にくまなくねじ込まれ。
最早自分が何者であるかも思い出せなくなった、ただの『名もなき妖狐・その弐』となったのであった。
「さてと、貴女は娘さんと同じ末路を辿らせてあげる。でも友人のよしみで……もっと気持ちよくさせてから、ね?」
魔王オリガは身体から触手を引き抜かれた妖狐の身体に触れる。
股の突起、乳首、指先で触れた所から敏感に感じる部位を。
つまんだり、更に触手を追加して、全身を撫でまわす様に愛撫する。
「ふぇ……ひゃ……ひぇ……」
「下処理は完了。傾国の妖狐…いいえ、『名もなき妖狐・その弐』さん。貴女にもたあっぷりセメントをかけてあげる♪」
再び壁から伸びるセメントタンクのホースから大量のセメントをドバドバと、名もなき妖狐の全身にかけていく。
「ひゃん!ぁ…ひゅ、うひゅうんっ!」
全身でその冷たさと硬く生々しい感触に浸されながら、妖狐は高揚した表情で、冷たいセメント像に変わっていく。
全身が固まった後、目と口だけが生身として残され、ぴくぴくと動く目と、固定された口が物欲しそうにたどたどしい呼吸をする。
「ほ~ら、仕上げに美味しいセメントですよ~♪いっぱい飲んでね♪」
セメントガンが口の中に突きつけられるのと同時に、体内へ大量のセメント液が噴射された。
「おががががががっがががごぼがげぇぇぇぇぇぇ
!!!!!!」
注ぎ込まれていく。注ぎ込まれていく。
苦しさと快楽がどことも知れない妖狐の体内を延々と駆け巡り、その一瞬が、永遠の物へと固まっていく……。
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1時間後
民家の空間を歪ませて作った、プライベートな別荘ともいえる魔王オリガの私室内で、魔王オリガは優雅にくつろいでいた。
『四つん這いの妖狐セメント椅子』に腰掛けながら。
オリガの股に顔を突っ込んだ『ご奉仕セメント妖狐像』に、たっぷりと「ご奉仕」されている。
どちらもその腹はセメントを入れ過ぎてボテボテに膨らんでおり、それぞれの妖狐像の後ろの穴からは、絶えずセメントが噴水の様に吹き出し続けていた。
この恥態を晒し続けるセメント像群は、今や魔王オリガの所持物だ。
魔王オリガは二人の持つ技術と薬を(一連の行為の最中にこっそりと)得た事で、より多彩な事が出来るようになった。
それをもたらしてくれたセメント像達への感謝を込め、時折パンパンなお腹や敏感な胸や尻を刺激し快楽を与えるのだった。
「ふふっ、あの天使の娘とももっと楽しめるわねぇ。今度会ったらどうしてあげようかしら?ボテ腹の中に水を入れて溶けないようにした氷像にして……精神構造をサービスを求め続けるただの置き物という事にして……」
「ふぁ…い……も…ろぉ…めれれ…く…ら…ふぁい…ふぁ♪」
名もなき妖狐の像が、勝手に声を出して、求める。魔王オリガ様からの更なる愛撫を。
魔王オリガは『四つん這いの妖狐セメント椅子』の尻をゆっくりと撫でる。
快感に震えて、喘ぎ声が漏れる音がした。
「ちゅろ…ちゅ……じゅる………えろ………ちゅ……ひゅううん♪」
『ご奉仕セメント妖狐像』はただひたすらご主人様である魔王の下半身に顔を埋め、ご奉仕を続けている。
魔王オリガは突き出る舌の奉仕に快楽を委ねながら、褒美として奉仕妖狐像の頭を丹寧に撫で回した。
「あ、気が向いたら元に戻してあげるわね?あんっ♪」
こうして2体の妖狐像は、魔王のオブジェとして愛撫を受け入れ続ける夏を過ごされたのであった……。
成功
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