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「ダークセイヴァーにオブリビオンが出現するみたいだぜ」
タハニ・クルツリンガー(乱暴者は乱舞する・f03635)は言って、説明を始める。
「今回、狙われたのは旅をして回ってる集団だ」
どこかへ定住すればオブリビオンの圧政からは逃れられない。
彼らは自由を求めて放浪し、今は砂漠で寝泊まりしているのだという。
「ただ、ここにオブリビオンの大群が来る」
オブリビオンから逃れるために故郷すら捨てた彼らの命を狙い、向かってくるオブリビオンがいるのだ。
「最終的にオブリビオンの奴らは倒す。ただ、その前に旅の人たちもその場から離れるように伝えないといけないんだ」
しかし、オブリビオンを避け、旅の中で暮らす彼らは警戒心が高い。
ただ危険だと伝えて避難を求めても、彼らが拒む可能性は高いだろう。
「そこで、まずは旅の者として彼らと一緒に過ごしてほしいんだ」
同じ旅人として食料を分かち合い、楽しく一夜を過ごしたうえでの言葉であれば、彼らに受け入れられるだろう。
「説得するというより、まずは楽しくだな。気持ちさえほぐれた後なら移動するよう伝えるだけで十分だから、お互いに楽しくやるってことだけ考えてくれりゃ大丈夫だ」
彼らは十数名からなる小さな集団で、老人もいれば子供もいる。
猟兵との出会いが、彼らにとって旅の思い出となること――それを重要視してほしい、とタハニ。
「オブリビオンが来るのは、夜が明けて、昼近くになりそうだな」
出現したオブリビオンを撃破さえすれば、今回は成功となる。
「本当にオブリビオンってのは厄介だぜ。こんな奴ら、さっさと倒しちまおうぜ!」
遠藤にんし
遠藤にんしと申します。砂丘に行ってみたいですね。
今回はダークセイヴァーです
第一章は旅の人々と一晩を過ごすこと、
第二章は集団戦『レッサーヴァンパイア』、
第三章は集団戦『堕ちた死体』です
皆様のプレイングを楽しみにお待ちしております
第1章 日常
『流浪の民と過ごす一時』
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POW : 狩猟や採取、彼らの為に食料を調達してきます。
SPD : 吟遊や舞踊、彼らと囲んだ焚き火の前で一芸を披露します。
WIZ : 修繕や作成、彼らの馬車や持ち物に手を加え、知識を伝授します。
👑5
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セツナ・アネモネ
【SPD】
オブリビオンから逃れるために放浪、か……うん、いいね。アタシは好きだよそういうの。
……ちゃんと守ってあげなきゃね。
さて、芸の披露か……どうしたものかな。
うーん……あぁ、そうだ。飴細工なんてどうかな、本職のパティシエにも負けない……とはとても言えないけど、それなりの物は出来るはず。
水と砂糖と水飴……あとは色を付けるための食紅なんかあればいいな。で、これを鍋で熱して……皿に伸ばして、練って練って。
光沢が出たら千切って、一枚ずつ花びらの形を作っていけば……
ほら、砂漠の薔薇……なんて。
湯上・アリカ
みんなきっと長旅で疲れているのね
こういう時はのんびりお風呂に入って休むといいのだわ!
【いつでもどこでも湯屋】の招待状をみんなに配るのよ
猟兵のみんなもよかったらわたしで休んでいいのよ?
それじゃ、わたしの中でみんな癒されるといいのだわ!
※あくまでもユーベルコードでできた異空間の露天風呂の温泉に招待するだけです
ヴェル・ラルフ
流浪の民、だね。
…故郷を離れる暮らしも、そんなに悪くないと思えるように。なにか、できるといいな。
POW
まずは、旅人として挨拶しよう。
僕も故郷から逃れて旅をしているんだ。人恋しいから…一晩一緒にいてもいいかな。
仲間にいれてくれるにも、食料は足りないだろうから。
調達して差し出せば、スムーズにいくかな。
事前に、【雄凰】を召喚して獣でも狩ってこよう。育ち盛りの子供たちに、肉は貴重だからね。
雄凰は大きいけど、人には優しいから。子供たちのいい遊び相手にもなってくれると思うよ。
…彼らの故郷は、どんなところだったんだろう。
聞けたら嬉しいな。
★アドリブ、連携歓迎
聖護院・カプラ
放浪の民を狙うのはやはり……オブリビオンの仕業でしたか。
何としてもその行いを改めさせねばなりません。
ですがしかし事前に予知を民に伝えても警戒する心を解す事はできないでしょう。
どうしましょうか…おや、馬車の車輪が傷んでいますね。
ジャッキアップしての整備が必要に見えますがこの場では叶わない…いえ。
私の発する『存在感』が後光として『円相光』となり、馬車を宙に浮かしたまま静止させることができます。
旅は道ずれ世は情け。
どうでしょう、整備のお手伝いをさせていただけませんか。
善意の連鎖がこの地平線に連なっていく様を私が見てみたいのです。
ミスト・ペルメオス
(POW)
さて、やりますか。
人々を助けられるのであれば…!
流浪の民と合流、する前にまずは食料を確保する。
念動力やデバイスで周辺を調べ、出来るだけ情報収集をしつつ狩猟や採集を行う。
狙うは食用に適した鳥獣、あれば植物や果実も。
狩猟や採取の経験はほとんどないが、自前の能力や集めた情報、【サイコキネシス】で対応する。
それなりの成果を得られたら、「風変わりな旅人」という体で流浪の民に接触。
敵意を持たれないよう慎重に近づき、食料を手土産として差し出しつつ合流。交流を図る。
…なお、料理は不得手なので流浪の民にお願いする。
ここで会ったのも何かのご縁、という事で。
皆さんのお話など、聞かせてはいただけませんか?
ネージュ・ローラン
自分が旅をしていた頃を思い出しますね。
この世界においては生きるか死ぬかというギリギリの旅なのでしょうが……
打ち解ける為には、やはり火を囲っての交流です。
得意の舞を皆さんに披露しましょう。
動きの大きな、見ていて気持ちの盛り上がるものを選びます。
その後は皆さんとお話をしましょう。
お互いの過去を知ることも信頼に繋がるはずです。
彼らのこれまでの旅についてや、わたしの旅について話します。
連携、アドリブ歓迎
アルバ・ファルチェ
楽しく過ごせばいいの?
なら任せて!
旅をしながら見聞を広めてるって事で、【礼儀作法】を忘れず【コミュ力】を発揮してお邪魔しようかな。
【医術】の心得もあるから、具合の悪い人やちょっとした怪我人が居たら僕に出来る範囲で治療出来たらいいな。
あとは【楽器演奏】も少し出来るから、リラックスするような音楽を奏でたりもしてみようかなぁ。
仲良くなるためだけじゃなく、クレリックとしてはやっぱり心身共に健康であって欲しいからね。
僕の特技で、少しでも笑顔に出来たら嬉しいなぁ。
マリス・ステラ
【WIZ】老人や子供たちと交流します
「巡礼の旅をしているマリスと申します」
怪我や病気の人がいれば【生まれながらの光】を使います
『祈り』を捧げて、旅の無事と健康を祈願しましょう
「主よ、憐みたまえ」
老人たちにはお酒のお酌をしながら旅の話を乞い良く聴きましょう
まだ見ぬ空や土地の風景、風と人の声が聞こえてくるかのようです
「とても素晴らしい。いつか訪れてみたいものです」
子供たちにはシャボン玉を作り一緒に遊びます
髪飾り・花霞から桜の精がふわりと一緒に飛ぶ
金平糖を与えても良いでしょう
「とても甘いですよ。気に入ってくれたら嬉しいです」
芸を求められるなら神楽を舞います
この地では異国の舞踏、目新しさもあるでしょう
砂漠に果てはなく、照りつける太陽がない代わりに恵みの水もない。
不毛の地帯において、旅の一団の頬を伝う汗は長い旅路によるものか。
(「みんなきっと長旅で疲れているのね」)
湯上・アリカ(こいのか荘のアリカさん・f00440)はそう思って、小さな招待状を彼らに手渡す。
「む? これは……」
差し出されたそれに不思議そうな表情を浮かべる彼らは、どこか警戒の色も覗かせて。
「いつでもどこでも湯屋の招待状よ。こういう時はのんびりお風呂に入って休むといいのだわ!」
「お風呂……か」
その言葉に、彼らはつと目を細める。
適度に体は清めているようだが、湯に肩まで浸かるという機会はそうそうないのだろう。風呂、という言葉の魅力に惹かれた彼らをアリカは居心地の良い露天風呂へといざなう。
「それじゃ、わたしの中でみんな癒されるといいのだわ!」
誘いを受けて、アリカの中――アリカの作った露天風呂の中へと入っていく人々。
「……故郷を離れる暮らしも、そんなに悪くないと思えるように。なにか、できるといいな」
彼らが戻ってきた時のためにと、ヴェル・ラルフ(茜に染まる・f05027)は食料の調達を行うことに。
「おいで、雄凰」
喚んだヘビクイワシの背に乗って、ヴェルは空を駆ける。
「さて、やりますか」
ミスト・ペルメオス(新米猟兵・f05377)もまた、彼らに食料を与えるためにサイキック・フィールドを展開。
ヴェルが若者や子供たちのために肉を中心に狩猟するのに対し、ミストは鳥獣の肉だけでなく植物や果実も広く探す。
砂漠ということもあってか、食料は決して豊かとはいえない状況。
それでもヴェルとミストは目当てのものを得て彼らの元へ戻ると、ちょうど彼らは入浴を終え、アリカの招いた風呂から上がったところのようだった。
「おや、君たちは……?」
問われて、二人は己を同じ旅の者であると名乗りを上げる。
「僕も故郷から逃れて旅をしているんだ」
「そうか、君も……」
入浴に疲れが取れたからだろうか、表情を緩めてヴェルの言葉を受け入れる彼らへとミストは集めた食料を差し出す。
「ここで会ったのも何かのご縁、という事で」
肉、植物、果実。ヴェルの集めた獣の肉もあれば、ささやかな宴くらいは催せるかもしれない。
「皆さんのお話など、聞かせてはいただけませんか?」
ぱちぱちと、爆ぜる炎が肉を炙っていく。
野菜と果物は切り分けられ、各々の元へ。
ミストは料理は得意ではないからと、食料のその先を彼らに委ねることになったが、彼らはそれを快く受け容れた。
ヴェルの倍以上の体躯を持つ雄凰は、調理のあいだ暇を持て余した子供達の遊び相手。
聖護院・カプラ(旧式のウォーマシン・f00436)は人の輪から離れ、彼らの馬車を検分する。
「……おや、馬車の車輪が傷んでいますね」
丁寧に使った形跡こそあるものの、長く使ったためか馬車には痛みが見える。
ジャッキアップして整備したいところだが、この場では叶わないか――そんな風に感じるカプラだが、思い直して己の後光を強める。
カプラの秘める存在の力は後光として発露し、円相光へと。
輝きは馬車を宙に留め置けば、ジャッキアップの必要なく修繕は可能となった。
「どうでしょう、整備のお手伝いをさせていただけませんか」
旅は道連れ世は情け――カプラの申し出に、ありがたいことだと彼らは頭を下げて。
黙々と作業を進めるカプラ。
時折手を止めて砂漠を見やれば、どこまでも続く地平線がそこにはある。
(「善意の連鎖が連なる様を見てみたいものです」)
そんな風に思いながら、カプラはここから繋がる善意をひとつ、彼らの前に積み上げる。
子ども達は遊びながら、大人たちは作業を進めて。
遊ぶだけの元気がない子供や、作業の主軸ではない老人らへと、マリス・ステラ(星を宿す者・f03202)は言葉をかける。
「巡礼の旅をしているマリスと申します」
「旅をしながら見聞を広めてるんだ。お邪魔してもいいかな?」
アルバ・ファルチェ(紫蒼の盾・f03401)も言いつつ彼らの元へ。
もちろん、ただ共に過ごすだけではない。二人はそれぞれの医術の知識から、彼らの様子を診ていく。
「僕に出来ることは多くないけど、このくらいはね」
歩いている最中に転んだという子供の傷に包帯を巻き直して、アルバはウインク。
少々ばかりの疲労と引き換えに、傷を負った者の顔色が良くなっていく。消毒が染みて先ほどまで目の端に溜めていた涙は、アルバのマスクに描かれたイラストを見ればたちまち引いていく。
その様子を見て、アルバは彼女に笑みを見せた――少しでも笑顔をというアルバの願いは、どうやら叶ったようだ。
「主よ、憐みたまえ」
マリスは祈りによって彼らを癒し、旅の無事と健康を祈願――長い金髪を垂らし、瞑目して、マリスは心よりの祈りを捧げる。
――そうするうちに、食事の用意も整った。
猟兵たちの集めた食料、彼らの備蓄の食料。それらを食べ終えたタイミングで、セツナ・アネモネ(記憶の果て・f04236)は彼らから鍋をひとつ借りる。
「本職のパティシエにも負けない……とはとても言えないけど、それなりの物は出来るはず」
水、砂糖、水飴。あとは着彩のための食紅があれば問題はない。
火にかけて、混じり合ったところを皿に伸ばして、練って練って。
「あ、キレイ」
そんな風に声を上げる子供の目の前で、それは光沢を帯びる。
「これを千切って……」
千切ったそれらを組むように重ねれば、一枚一枚は花びらの形のように。
「ほら、砂漠の薔薇……なんて」
淡く透けるかのような色彩を持つ薔薇の飴細工。
手にして頬を寄せればほのかな甘い香りが漂って、彼らの気持ちを和ませる。
マリスもまた、金平糖を差し出して。
「とても甘いですよ。気に入ってくれたら嬉しいです」
彼らの掌の上でキラキラ光るお星さま。
手の届かない天上の星よりも近く。シャボン玉を作って飛ばすと、髪飾りからは桜の精がふわり飛んで、女性たちは感嘆の吐息を漏らす。
そうして安らかな時間を過ごす彼らの耳に届くのは、アルバの楽器の調べ。
しっとりと、落ち着いた気分になる演奏の元、マリスは老人らのお酒の酌をしつつ、彼らの旅の話を聞く。
(「聴けたら嬉しいな」)
そう思っていたヴェルも耳を澄まして、彼らの紡ぐ言葉に景色を思い描く。
見たことのない空の色、土地の景色、風の人の声――知らないはずのそれらは不思議と克明で、マリスは思い出を語る彼らの言葉にうなずき、呟く。
「とても素晴らしい。いつか訪れてみたいものです」
ネージュ・ローラン(氷雪の綺羅星・f01285)は、彼らの思い出話に耳を傾けながら、炎に手をかざす。
火のぬくもりと、隣で座る人々のぬくもり。
そのふたつに暖められているネージュが思い浮かべているのは自分が旅をしていた頃のこと。
(「この世界においては生きるか死ぬかというギリギリの旅なのでしょうが……」)
十五歳の時に始まったネージュの旅。彼らの旅と比べるならば穏やかな道行だったその記憶を想起しつつ、ネージュは火のそばで立ち上がる。
「わたしの、旅の成果をお見せします」
そんなネージュの言葉に期待の視線が集まる――応えてみせようとばかりに、ネージュは得意の舞を披露。
動きは大きく、気持ちを鼓舞し盛り上げるような舞。
銀髪とヴェールを大きく揺らすたび、彼らは感嘆の声を上げ、火に照らし出された神秘的な舞踊に見入っていた。
ひらり。ネージュの舞にマリスの神楽が重なって、異国の舞踊はいつまでも。
火種が尽きるその時まで、穏やかな笑い声は止まらなかった。
――入浴と食事を終えて、楽しい夜は終わる。
たっぷりの眠りを経て目覚めた彼らへ猟兵たちが移動を促すと、彼らは拍子抜けするほどあっさりとうなずき、砂漠を後にした。
「楽しかったよ。またどこかで、会おう」
口々に感謝の言葉を告げて、彼らはどこかへ姿を消した――。
大成功
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第2章 集団戦
『レッサーヴァンパイア』
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POW : 血統暴走
【血に飢えて狂乱した姿】に変化し、超攻撃力と超耐久力を得る。ただし理性を失い、速く動く物を無差別攻撃し続ける。
SPD : ブラッドサッカー
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【レッサーヴァンパイア】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
WIZ : サモンブラッドバッド
レベル×5体の、小型の戦闘用【吸血蝙蝠】を召喚し戦わせる。程々の強さを持つが、一撃で消滅する。
👑11
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待ち受ける猟兵たちの前へ、レッサーヴァンパイアは姿を見せる。
「血の気配、血の香り。素敵な物ね」
呟きはそれだけ。
赤い双眸に宿したものは害意のみ。
目に映る生命全てを破壊しようとするレッサーヴァンパイアとの戦いが、始まろうとしていた。
ヴェル・ラルフ
やぁ、吸血鬼のおでましだね。
君たちの思惑通りにはいかないけど、ね。
SPD
[ダッシュ][早業]で先制攻撃を狙おう
まだ戦場に気絶した人はいないよね?一応、確認はしないとね。
いなければ【残照回転脚】
その長いスカート、戦闘には不向きなんじゃない?ほら、燃えちゃうよ。
もし、気絶した人や戦闘不能になってる人がいるのなら[フェイント]かけて[残像]を残して、「暮れの鈴」で[串刺し]
自分は安全なところにいるってやつ、一番、むかつくよね。
アルバ・ファルチェ
(絡み・アドリブ歓迎)
美人の願いは叶えたいけど人に害なす存在にはお仕置きが必要。
悪いけど僕は《盾の騎士》、人に徒なすモノには容赦はしない。
《WIZ》使用。
露払いで蝙蝠退治といこうか。
飛ぶモノに強風は天敵でしょう?
風の属性を纏って攻撃するよ。
【存在感】を示して【挑発】【おびき寄せ】。
僕に向かってきたら【属性攻撃:風】で行動範囲を狭める。
そこに【範囲攻撃】【なぎ払い】で纏めて攻撃をたたき込めないかな。
風の属性を纏ってるから、それで足場を確保して【空中戦】に持ち込むことも可能かな。
敵の攻撃は出来るだけ【見切り】、爪や牙で【武器受け】。
あとは【オーラ防御】や【各種耐性】でダメージは最小限に抑えるよ。
「やぁ、吸血鬼のおでましだね」
笑んでレッサーヴァンパイアを出迎えるヴェルは、瞬時に敵との距離を詰める。
「君たちの思惑通りにはいかないけど、ね」
疾駆する一瞬の間に周囲は見回して、もう全員が立ち去ったことは確認していた。レッサーヴァンパイアに迫ったヴェルはツートンカラーのマフラーを揺らして足を振り下ろし、地獄の炎を叩き込む。
「灰と化せ」
途端にヴェルを中心にして巻き起こる爆風がレッサーヴァンパイアを苛み、翻弄する――射程外へ逃れようとするヴァンパイアだが、長いスカートは彼女たちの足枷だ。
「ほら、燃えちゃうよ」
スカートに触れて炎が彼女たちを包み、ヴァンパイアの顔は苦痛に歪む。
「美人の願いは叶えたいけどね」
アルバとしてはそんな風に苦しんでいる彼女を助けたい気持ちはあるものの、人に害為す存在にはお仕置きをしなくてはならない。
「悪いけど僕は《盾の騎士》、人に徒なすモノには容赦はしない」
言ってアルバが見据えると、ヴァンパイアは低く唸り、吸血蝙蝠を召喚。
アルバの血液を吸い尽くそうと蝙蝠は殺到するが、アルバは星の力を宿す『Leone e Fanciulla』に風を纏わせ、蝙蝠どもめがけて振り下ろす。
ヴェルの放つ暴風へ対処するために翼を制御していた蝙蝠は、アルバの一撃にまで対応することが出来ない。アルバは宙を蹴って上から下に刃を叩きつけ、それでもなお迫ろうとする蝙蝠の牙を白銀の盾で受け流した。
そして、ヴェルの視線は蝙蝠を操るレッサーヴァンパイアへ。
レッサーヴァンパイアは猟兵たちに迫るでもなく、蝙蝠を操っては様子を窺うばかり。
「自分は安全なところにいるってやつ」
呟くヴェルの手には暮れの鈴。
黒い刃を手にするヴェルはアルバの作り出す風を追い風にしてレッサーヴァンパイアの元へ駆け出す。
「こっちは任せて!」
蝙蝠の引き付けはアルバが担うお陰でヴェルを妨げるものは何もなく。
「一番、むかつくよね」
言葉と共に、ヴェルの刃はレッサーヴァンパイアの心臓を貫いた。
成功
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セツナ・アネモネ
【WIZ】
オブリビオンからは守るけれど、みんながこの世界で生きていくのはまた別の話、か……いずれ、落ち着ける場所が見つかるといいね。
……よしっ、ここからがアタシらしい仕事だね、やっぱり。
UC「吸血鬼の舞」を使用。
効くかは知らないけれど、【催眠術】で動きを止められるか試してみようかな。
まずは【捨て身の一撃】、さらに【2回攻撃】で大きくダメージを与えようか。
小さい蝙蝠はティルフィングを使って【なぎ払い】して対処しよう。
ミスト・ペルメオス
(SPD)
ここから先は、猟兵としての仕事ですか。
――来いッ、ブラックバード…!
旅人の一団が離れた直後から周辺を警戒、所持するデバイス等で情報収集も試みる。
敵の群れを発見し次第、他の猟兵達と共に戦闘に突入。
【サモン・ブラックバード】、自身の機械鎧を上空に召喚。
機械鎧は自律機動を基本としつつ、時折念動力による遠隔操作も併せて制御。
常に敵の群れの上空に位置を取り、可変速ビームキャノン/対艦・対拠点モードによる空対地攻撃を開始させる。
上空からの機械鎧の攻撃と同時に、自身は敵群の側面に回り込んでサイキックエナジーを投射するなどして攻撃を加える。
上空と地上から絶えず攻撃を行うことで、効果的な殲滅を図る。
マリス・ステラ
【WIZ】他の猟兵と協力します
「主よ、憐みたまえ」
弓で『援護射撃』
重傷者に限定して【生まれながらの光】
緊急時は複数同時に使用
全身から放つ光で『存在感』を示し、敵を『おびき寄せ』る
光は『オーラ防御』として働く星の輝き、星が煌めくような『カウンター』
「夜の眷属が活動するには早いのではありませんか?」
彼らの本領は夜にあります
このような時間に現れるとは、よほど血に飢えていたのでしょうか?
だとしても、思うようにはさせません
星屑の弦音は『破魔』の力を宿して、放たれる矢は流星の如く
たとえ頭上に見えなくても、守護する星は常に天にあるものです
「あなたのために祈りましょう」
愛をもって魂の救済の『祈り』を捧げます
ここから先は猟兵としての仕事とあって、ミストは表情を引き締める。
「――来いッ、ブラックバード……!」
旅の一団が去った直後より警戒は十全に。だからこそミストは迫る敵に即応し、自身の機械鎧を曇天のもとに広げることが出来た。
「主よ、憐みたまえ」
腕を掲げるミストを阻もうとするレッサーヴァンパイアを押しとどめたのはマリス。
弓矢『星屑』から放たれた矢がレッサーヴァンパイアの歩みを止める間、セツナは少しばかり物思いに耽る。
彼らがいずれ、落ち着ける場所が見つかるといい――そんな思いを抱くセツナは、金の瞳でレッサーヴァンパイアの群れを見据え。
「余り見せたくもないけどね……」
呟いて、妖剣を手にレッサーヴァンパイアへと肉薄した。
天から降り注ぐミストのビームキャノンは絶え間なく敵を苛み続ける。可変速ビームキャノンによる空対地攻撃の繰り広げられる中、セツナは敵へと真正面から向き合う。
「効くかは知らないけど」
互いの呼気も感じられるほどの至近、セツナの斬撃はレッサーヴァンパイアの白い衣服を引き裂き、内側から鮮血を迸らせる。
失血のショックにか、レッサーヴァンパイアの瞳の焦点がぶれるのがセツナには見える。力なく倒れ伏した敵を飛び越えて、更にセツナは守りを捨てた一撃を見舞う。
ミストは敵の側面へ回り込んで、サイキック・フィールドを発動。
投射されたサイキック・エナジーは敵陣を薙ぐかのごとく叩きつけられ、深い傷を負ったレッサーヴァンパイアが体制を整える暇も与えず上空からの攻撃が為される。
絶え間ない攻撃の中において、現れた蝙蝠はすぐに消滅。ミストによるサイキック・エナジーの発露は、蝙蝠たちの姿を跡形もなく消し飛ばし、レッサーヴァンパイアにすら苛烈な攻撃を加えるものだった。
「アア、ア――!」
狂乱することで更なる力を得たレッサーヴァンパイアは群れを飛び出し、どこまでも続く砂漠へと咆哮する。
体内で生まれた獰猛な力を抑えきれないとばかりに猛るレッサーヴァンパイア。そんなレッサーヴァンパイアの視線は近くのセツナとミストではなく、遠くより光を放つマリスへ向けられて。
「夜の眷属が活動するには早いのではありませんか?」
常に闇に覆われたダークセイヴァーといえど、今は生きるモノが目覚め動く時間。
それほどに血に飢えているということなのか、レッサーヴァンパイアは端正な顔を獰猛に歪めてマリスへと襲い掛かる。
「届きませんよ」
星の輝きを纏うマリスに、その一撃は効かず。
煌きが増したかと思った瞬間、マリスはお返しに矢を番える。
――弦音は破魔を宿し、流麗に敵の元へと矢が届く。
胸の中央を貫かれたレッサーヴァンパイアがあおむけに倒れる――垂れこめる雲はそこかしこに影を落として、星なんてひとつも見えはしない。
それでも、常に天には星が在る。
「あなたのために祈りましょう」
目から光を失うレッサーヴァンパイアへも、等しくマリスは魂の救済を祈る。
大成功
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第3章 集団戦
『堕ちた死体』
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POW : 噛み付き攻撃
【歯】を向けた対象に、【噛み付くこと】でダメージを与える。命中率が高い。
SPD : 一度噛まれると群れる
【他の堕ちた死体の攻撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【追撃噛み付き攻撃】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
WIZ : 仲間を増やす
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【堕ちた死体】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
👑11
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レッサーヴァンパイアの撃破は完遂した。
これで今回の戦いは終わりか――そう安堵しかけた猟兵たちは、倒れたレッサーヴァンパイアの骸が動いていることに気付く。
こぼれ落ちた血が、光のない瞳が、彼女たちの命はもう無いことを示している。
だというのに、彼女たちは死体として――堕ちた死体として、立ち上がる。
どろりと濁った瞳は、既に血すら求めてはいない。
自分と同じところにまで堕ちるのを求めるかのように、堕ちた死体は手を差し伸べる。
セツナ・アネモネ
【SPD】
……これだからオブリビオンっていうのは面倒だね、大人しく倒されてくれれば良い物を。
今度こそ、しっかりあの世までエスコートしてあげなきゃね。
UC「プログラムド・ジェノサイド」を使用。
2丁の機関銃で【2回攻撃】、敵を【なぎ払い】していこう。
敵の攻撃は【武器受け】で対応……出来ればいいけど、最悪片腕くらいは噛ませてもなんとかなるかな。
悪いけど、アタシはまだまだ逝けないんでね……取り戻さなきゃいけない物が沢山ある。
……それじゃ、今度こそ……サヨナラ。
マリス・ステラ
【WIZ】他の猟兵と協力して戦います
「まだ終わっていません」
警告を発して全身から光を放ち『存在感』を示し、敵を『おびき寄せ』る
光は『オーラ防御』として働く星の輝き、星が煌めくような『カウンター』
星屑から放つ矢は『援護射撃』として流星のように
響く弦音は『破魔』の力を宿して死体の動きを鈍らせます
重傷者に限定して【不思議な星】
緊急時は複数同時に使用
「主よ、憐みたまえ」
幾たびそう口にしただろう?
満ちるまで、幾千の『祈り』を彼女達に捧げます
灰は灰に、塵は塵に
「あるべき場所に還りましょう」
愛をもって彼女達に手を差し伸べて光で包み込みます
あるいは実際に抱き締めて、その魂の救済を願います
骸の海へと還れるように
ヴェル・ラルフ
堕ちた死体。
…なんて哀れなんだろう。
血を求めた吸血鬼の成れの果て。
……まるで、戒めのようだ。
★アドリブ・連携歓迎
[フェイント][だまし討ち]をはさみながら体術による攻撃。敵の攻撃は[見切り]で避ける。
近づくと厄介そうだし…
死体は火葬が定石だよね
動きが鈍ったら【ブレイズフレイム】で燃やそうか。
自分の歯で口内を傷つけて炎を吐き出す。
過去の残滓が再び戻っても、こうして醜態を晒すんだから…
反面教師にさせてもらうね。
血に狂った吸血鬼になどならないように。
アルバ・ファルチェ
(絡みやアドリブ歓迎)
《SPD》使用。
うーん、しつこいのは男女関係なく嫌われちゃうよ?
だから大人しく還ってくれないかな。
【先制攻撃】を狙おうかな。
【破魔】の力と【属性攻撃:光】を込めて【なぎ払い】【範囲攻撃】でなるべく敵が多く固まってる場所へ纏めて攻撃するよ。
そうやって【存在感】を示してからの【挑発】【おびき寄せ】で囮に。
【戦闘知識】なんかで背後は取られないように常に位置取るよ。
【武器/盾受け】でも命中になったら困るし、基本的に攻撃は【第六感】も駆使して【見切り】。
見切れなかった分は受けるよ。
続く攻撃は【オーラ防御】や【各種耐性】でダメージは最小限に。
囮になりながらも隙あらば攻撃も忘れずにね。
倒れ伏したレッサーヴァンパイアを見ても、マリスは警戒を解かない。
「まだ終わっていません」
警告と共にマリスの体から溢れた光――その輝きに照らし出されながら、それらは堕ちた死体へと変容する。
頭部はぐらぐらと不安定で、白かった身体は黄変している。
それでもなおマリスへとよろよろ歩く死体を見て、ヴェルは哀れだと感じた。
血を求めた吸血鬼の成れの果て。
(「……まるで、戒めのようだ」)
死体が攻撃するより早く、アルバは魔法石『Maniglia di Spada』に光の力を吸わせて。
「うーん、しつこいのは男女関係なく嫌われちゃうよ?」
破魔の力、光の力。
それらを籠めた斬撃で、アルバは死体を再度の眠りに誘う。
「だから大人しく還ってくれないかな」
「今度こそ、しっかりあの世までエスコートしてあげなきゃね」
大人しく倒されてはくれなかった死体へと、セツナは再び銃を向ける。
死体の狙いはマリスとアルバ。がら空きの背中に一撃を命中させることは容易で、セツナはそこから脳に組み込まれた連撃を叩き込む。
「今度こそ、しっかりあの世までエスコートしてあげなきゃね」
早くも腐敗しかかっている肉の柔らかい感触と、それを破壊したのだという確かな実感。
虚ろな眼差しを向ける死体は口を大きく開けると、セツナめがけて歯を打ち鳴らす。
「……っ!」
セツナの腕すれすれ、虚空を噛む死体。
セツナがその攻撃を回避することができたのは、マリスの放った流星のごとき矢が堕ちた死体の動きを鈍らせていたからだ。
「主よ、憐みたまえ」
祈りの言葉が何度目なのかは、マリス自身にすら分からない。
幾千もの祈り。灰は灰に、塵は塵に還るためにと祈りを重ねながら、マリスは敵を見据える。
眼差しにまで星の煌めきを秘めるマリスの輝きは、死体にとっては暴力的。星屑の弦音も矢も、死体に掠めるだけでもその肉体を激しく焼くほどだった。
隙さえあれば噛みつこうとする死体が背後に回ろうとするのを、アルバは蹴りによって阻む。タンザナイトのピアスを揺らしながら、アルバは迫る死体の口に剣の先を突きつけ、口の中をひき裂くようにして刃を振るった。
誰彼構わず噛みつこうとする死体の様子を警戒して、ヴェルは距離を取ったまま。
「死体は火葬が定石だよね」
呟くヴェルは口を閉じると、歯で頬の内側を思い切り噛む。
鈍い痛みと共に滲む血。口中に広がる鉄錆びた味に思わず唇から吐息を漏らせば、呼気と共に炎がこぼれる。
ヴェルが吐き出した炎は堕ちた死体を取り巻いて、物言わぬ骸へ還す。
低く鈍く苦悶の声を上げる死体どもの顔は醜悪。顔面の皮膚を融かしながら死にゆく堕ちた死体から、ヴェルは決して目を逸らさない。
「反面教師にさせてもらうね」
血に狂った吸血鬼の成れの果てがこの姿だというのなら、そうはならないように戒めとしなくてはならない。
倒すべき敵を見つめて、ヴェルは何度でも炎を吐き出す。
死体の攻撃を担うアルバのお陰で、猟兵たちが深く傷を負うことはない。アルバ自身はオーラを纏うことで死体の攻撃を中和しているが、それでも続く攻撃に疲弊の色を覗かせていた。
「私のためではなく」
そんなアルバへマリスが言えば、指先から星々の煌めきが覗く。
「あなたのためではなく」
背中からも放たれる煌めき。
「私たちのために」
降り注ぐ満天の輝きをアルバに差し出したうえで、マリスは迫る死体へと駆け寄った。
「あるべき場所に還りましょう」
そこにあるのは愛。
差し伸べた光で彼らを包むために、マリスは死体を抱きしめて、願う。
魂の救済を――骸の海へと還れるようにと。
マリスの腕の中で形を保てず崩れていく死体。
セツナは、いまだ動く堕ちた死体へと銃口を向け。
「悪いけど、アタシはまだまだ逝けないんでね……取り戻さなきゃいけない物が沢山ある」
眉間に押し当てて、引金を引いて。
「……それじゃ、今度こそ……サヨナラ」
肉片、脳漿が散って、頭部を失った死体は動きを止める。
今度こそ誰もいなくなった砂漠で、猟兵たちだけが佇んでいた。
大成功
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