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帝都櫻大戰⑭〜猫を愛でるだけの儀式

#サクラミラージュ #カクリヨファンタズム #帝都櫻大戰 #第二戦線 #山本五郎左衛門


●カクリヨファンタズム『幻朧桜の丘』にて
「キャンピーくんはうまくやってくれたかにゃ?……さて、儂ものんびりしてられないにゃ!大急ぎで『諸悪の根源滅殺儀式』をしないとニャ!今となっては、この古めかしい儀式を覚えてるやつなんて、儂以外に誰もおらんじゃろうからにゃ〜」
 世界各地を侵略するエンシェント・レヰスの対応はキャンピーくんに任せ、東方親分『山本五郎左衛門』は宴会の準備を始めていた。
 数分も経たないうちに幻朧桜を中心に一大花見会場が設営される。
 そして続々と集まってくる猫達。
「にゃにゃ~ん!」
「懐かしい感じがするにゃあ。親方の為に頑張るにゃあ」
「呼ばれたから来たけれど、ここから出たくないにゃあ…」
「ぐうぐう…」
「わんわん!」
 猫達は皆、個性的で中には猫でないのも混ざっている。
「わざわざ来てくれて感謝するにゃ!もうすぐ猟兵さまがお越しになられる。それから儀式の開始にゃ。くれぐれも粗相のないようににゃ!」
「「にゃああ!」」
 山本五郎左衛門の言葉に猫達は元気よく返事をする。
「にゃ…」
「にゃあ…」
 だがその中で悠然と立つ白猫と黒猫の姿があった。
 その容姿に毛並みも他の猫達とは違う神々しい雰囲気を出している。
「よろしくお願いするにゃ」
 山本五郎左衛門でさえも頭を下げる程であった。
 白猫と黒猫は後に来るであろう猟兵達をじっと待ち、そして疑問を抱いている。
 果たして彼等に自分達を持て成す事が出来るのだろうかと。

●グリモアベースにて
「今回は私が説明するのです」
 主人の代理として猟兵達の前に現れたのは、言葉を話す銀猫のオヴィリアである。
「エンシェント・レヰス達が、サクラミラージュ以外の世界に侵略を開始したのだけれど、山本五郎左衛門親方とキャンピーくんの協力もあって各地に助っ人さん達を派遣してくれているのです」
 既に多くの猟兵達も世界各地に向かい、助っ人達と共にエンシェント・レヰスとの激戦が繰り広げられている事だろう。
「皆には山本五郎左衛門親方の儀式を手伝って欲しいのです」
 キャンピーくんの協力を得た後、山本五郎左衛門はカクリヨファンタズムの『幻朧桜の丘』で巨大なお花見の宴席をしつらえている。
「山本五郎左衛門親方だけが知る『諸悪の根源』の滅殺を可能にする儀式なのです。強力なユーベルコードの使い手が宴席に集まれば集まるほど儀式は力を増すらしいのです」
 厳粛な呪術祭儀から明らかな酒盛りまで沢山の手順があるのらしいが、その中で山本五郎左衛門が比較的容易に行える儀式を選んでくれたとの事である。
「一言で言うと、猫たちを敬うのです。厳密にいえば猫でなくても動物であれば儀式的には問題ないのです」
 昔々、動物達を神のように崇めてきた歴史も各世界で存在しているが、まさかそれが儀式の一つであったとは、山本五郎左衛門だけしか知らなかったのも無理のない話である。
「幻朧桜の丘には既に沢山の猫達に動物達が集められているのです。彼等を敬い、お花見の宴席を楽しむのです」
 その後は山本五郎左衛門が儀式として上手く調整してくれるとの事だ。
「猫達は各世界から集められているのです。普通の可愛らしい猫もいれば、尻尾が沢山ある猫又や、首が三つある猫といった妖怪猫、あとは箱に入ったまま出てこない猫など、どこかで見たような変わった猫もいるのです。あとは何故かデビルキングワールドから来た柴犬のようなケルベロスも混ざっているのです」
 猫に限らず動物達を崇め、敬い、共に宴席を楽しむのが何よりも大事なのだ。
 オヴィリアもその宴席に混ざりたくてウズウズしていた。
「宴席には山本五郎左衛門親方が用意してもらった。飲み物に食べ物、宴席のよう道具が一通り揃っているのです」
 基本的には和菓子や茶など和風なものが中心だが、猟兵達が望めば他の物もすぐに用意してもらえるだろう。
 山本五郎左衛門がお勧めするのは猫達でも大満足のマタタビ餡蜜に猫じゃらし羊羹である。
「山本五郎左衛門親方は儀式を執り行うのに専念しているから、積極的に参加は出来ないみたいだけれど、労ってあげればきっと喜ぶと思うのです」
 儀式という割には選択肢も多いが、要は猫達や動物達と共に宴席を楽しめば問題なしである。
 基本的にどの猫達に動物達も友好的で、大抵のことには喜んでくれる。
 だが猫達の親玉的存在である神々しい雰囲気を持つ白猫と黒猫だけは、そう簡単には喜んではくれない。
 他の猫達を喜ばせるだけでも、儀式は問題なく執り行えるが、自信があるなら挑んでみるのもいいだろう。
 山本五郎左衛門曰く、意外ともふもふには弱いようである。
「一つでも多くの儀式を成功させることが、諸悪の根源を断つことに繋がるのです。皆も積極的に参加して、そして楽しんで欲しいのです」
 説明を終えたオヴィリアは手順に従い、『幻朧桜の丘』にへと続く転送門を開くのであった。


吾妻 銀
 吾妻 銀です。

 帝都櫻大戰の3本目のシナリオとなります。
 戦争シナリオとなりますので、1章構成となります。
 幻朧大宴儀を行う、日常シナリオとなります。

 猫達(他の動物でも可)を敬い、宴会を楽しんでもらいたいです。
 相手にする猫もしくは動物はOPを参考にプレイングに指定して頂ければと思いますが、特になければMSの判断で個性的な猫達が登場します。
 個人参加でも団体参加のどちらも歓迎です。

 プレイングボーナスは「山本と一緒に儀式の手順を成就させる。」となります。
 参加は公開直後から受け付けます。
 締め切りは参加状況を見て、タグや雑記に記載します。

 それでは皆様の参加をお待ちしております。
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第1章 日常 『もふもふパラダイス』

POW   :    体力の続く限り遊ぼう!

SPD   :    気のすむまで撫でよう!

WIZ   :    まったりゆったり一緒に過ごそう!

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
久留米・圓太郎
■SPD
猫を敬いつつ、宴会だぁ?
親分もまた、物凄い儀式を知ってたんだなぁ(驚き)

「猫たちを敬う」といえば、適任なのは……
(【UC】で師匠を呼び出し)
「(経緯を説明し)と、いうわけで、こんな理由で呼び出して申し訳ございません!」
(師匠に不思議な顔をされるが、怒ったり呆れたりしてる感じではないので、先ずは一安心)

「場所がカクリヨなだけに、和菓子が多いのは有難いぜ!」
(チョコが苦手で、香りだけで酔っ払う)

尻尾や耳にじゃれつかれるのは、覚悟の上だ!

そして師匠はといえば?

解ってはいたけど相好を崩しまくりで猫を可愛がる始末
猫を使い魔にする魔法が師匠の得意技だっただけに、こうなるか…

※連携・アドリブ共歓迎



「猫を敬いつつ、宴会だぁ?」
「にゃんにゃん!」
 幻朧桜の丘の宴会場に到着した、キマイラのウィザードである久留米・圓太郎(自称魔法使いの一番弟子・f00447)は話に聞いていた通り、猫らだけの光景に呆気にとられるのだった。
 緊急事態の最中、まさに平和で賑やかな空間がそこにあったのだ。
「親分もまた、物凄い儀式を知ってたんだなぁ」
「猟兵さまがお越しになられた。皆も歓迎するのにゃ!」
 山本五郎左衛門は、圓太郎を歓迎するかのように儀式の一環と思しき舞を披露する。
「にゃああ♪」
 猫達もつられるように楽しそうに踊っている。
 さて、どのようにして猫達を敬うべきか、圓太郎は考えを巡らせ、自身が頼りにしている存在に行き着く。
「Please Help Me!!」
 圓太郎の呼び声を共に姿を現したのは、圓太郎よりも少し年上ぐらいの魔法使いである。 
「実はですね…」
 圓太郎は何故宴会場に呼び出されたのか、戸惑っている師匠に事情を説明する。
「と、いうわけで、こんな理由で呼び出して申し訳ございません!」
 頭を下げて謝る圓太郎に対して、師匠は不思議な顔をするも、その表情からは怒ったり呆れたりしてる感じはしない。
(先ずは一安心…)
 だが本番はここからであると、圓太郎は師匠と共に猫だらけの宴会に参加する。
「場所がカクリヨなだけに、和菓子が多いのは有難いぜ!」
 特にチョコが苦手で香りだけで酔っ払う圓太郎なのだが、この場にはチョコを初め洋菓子の匂いは感じられない。
 猟兵達が望めば出てくるのかもしれないが、チョコは普通の猫達にとっても苦手な筈なのだから、今はない方が都合がいい。
「にゃにゃ~!」
 少し一息つこうかと圓太郎が思っていた所に、猫達が早速興味を持ったのか、次々と集まってくる。
「よろしくにゃ!敬って欲しいにゃあ!」
「尻尾や耳にじゃれつかれるのは、覚悟の上だったが…」
 覚悟していた以上に猫達の数も多く、特に三つ首の猫にもじゃれつかれて、圓太郎は身動きが取れなくなる。
「…師匠はどこに?」
 圓太郎は師匠の姿を目で追うが、予想していた通りの光景がそこにあった。
 普段は毅然とした態度の師匠もこの時ばかりは、相好を崩しまくりで猫を可愛がる始末である。
「猫を使い魔にする魔法が師匠の得意技だっただけに、こうなるか…」
 様々な猫が揃っているこの宴会場で、正気を保つ方が無理な話なのだろう。
「にゃ~ん♪」
 師匠の猫の扱いは大したもので、可愛がられている猫は皆幸せそうに尻尾を振っており、そのまま使い魔にでもなってしまいそうである。
「まだまだ儀式は続くにゃ!よろしくお願いするにゃ」
 圓太郎たちのおかげで儀式も順調に進んでいることを確認した、山本五郎左衛門からも声援が送られる。
 その傍らには機嫌良さそうに毛づくろいする白猫と黒猫の姿があるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

一ノ瀬・漣
【一恋】

すっごい猫いっぱい…!
ナオ先輩は猫派?犬派?
オレはどっちもー♪
ふふ、お揃いだ

とりま猫又様を敬ってみたいな
普段お目に掛かることなんてないし…
てか存在自体がオレ達の世界にとっては超レアだしさ!
だよね?先輩!

見て見てナオ先輩!本物の猫又だよー
まずは様子見で隣に座ってみて…
猫又様、これどうです…?
猫じゃらし羊羹を差し出してみて
懐いてくれたら膝の上をご案内ー
オレも和菓子とお茶をいただきながら撫でて
ん~~大福美味しー
のんびりリラックスを満喫
これぞサクミラ風猫カフェって感じ?
オレも行ったことないけど(笑

…あれ。なんか増えてきてる…?
気づいたらどんどん乗っかられてきて
わ、わ、結構重…ナオ先輩たすけて…


恋前・直
【一恋】

猫まみれ…圧巻…!

僕はデレた猫が特に好きでして
無邪気な犬も可愛い…
では僕もどっちもー!で

本物の猫又!
妖怪が本当にいることに感動
僕の常識がどんどん変わっていくのが心地良いような怖いような

さっそく打ち解けようとしている漣に倣って
携えたマタタビ餡蜜なるものを妖怪猫へ献上
どうぞ…召し上がりますか?

レア度は確かに高い…
でもマタタビに酔うなんて猫らしいですね
触れてもいいですか?あわよくば顎下を撫でさせてもらう

猫カフェは経験ないので詳しくないですけど
きっとこんな感じなんでしょうね

猫の柔らかさと
団子のもちもちと
お茶の甘苦さを堪能

寄ってきた猫妖怪達は
猫じゃらし羊羹でお相手しましょう

頑張れ、漣(見てるだけ



 諸悪の根源滅殺儀式を完成させるべく、幻朧桜の丘の宴会場に辿り着いた2人の猟兵は、目の前に広がる光景に幸せそうな表情を浮かべるのだった。
「すっごい猫いっぱい…!」
 サイキックハーツ世界の武蔵坂学園の卒業生で音楽好きの青年、一ノ瀬・漣(Pour une infante défunte・f44080)は目を輝かせて、同じく武蔵坂学園の卒業生にしてエクスブレインでもあった恋前・直(ナオ・f44006)に声をかける。
 2人は先輩後輩の仲である。
「ナオ先輩は猫派?犬派?」
「猫まみれ…圧巻…!僕はデレた猫が特に好きでして無邪気な犬も可愛い…では僕もどっちもー!」
「オレはどっちもー♪ふふ、お揃いだ」
 そんな2人の前に東方親分『山本五郎左衛門』が儀式を続けながらも出向かえる。
「よくお越しになられたにゃ!皆の者、猟兵さんたちを歓迎するのにゃ」
「「にゃあ~♪」」
 山本五郎左衛門の言葉に応え、大小様々な猫達、そして犬達が集まってくるではないか。
「お、おお…」
 その中でもひと際目を引いたのが、尻尾が二股に分かれているのが特徴の猫妖怪『猫又』である。
「よろしくにゃ!敬って欲しいのにゃあ」
「ぜ、是非とも敬ってみたい!てか存在自体がオレ達の世界にとっては超レアだしさ!だよね?先輩!」
 漣は直がいた方に視線を向けるが、そこに彼の姿はなかった。
「ん、呼びましたか?」
 直は早々に猫達にじゃれつかれ、猫まみれになっていたのであった。
「見て見てナオ先輩!本物の猫又だよー」
「本物の猫又!」
 改めて漣から猫又が実在することを伝えられた直は信じられないとばかりに、一際目立つ猫妖怪の方に視線を向けた。
 他の猫達とは違う、神々しさすらも感じさせる『猫又』の姿がそこにあった。
「苦しゅうないにゃあ」
「ほ、本当に居た!」
 本物の猫又を目の当たりにした直は感動し、そして自分の中の常識がどんどん変わっていくことに心地良さと同時に怖さも覚えるのだった。
「まずは様子見で隣に座ってみよう!」
 そんな直の心中を察したのか、漣は率先して猫又の隣にへと座る。
 そして猫じゃらし羊羹を差し出すと、猫又の目の色が変わった。
「にゃにゃ、これは幻のっ!!気が利くではにゃいか!」
 偉そうにしてはいても、猫は猫のようで、本能に抗えず猫又は猫じゃらし羊羹に飛びつくのだった。
「猫又様、これどうです…?」
「気に入ったにゃん!流石は猟兵にゃあ!」
 すっかり懐いた様子の猫又は座ったままの漣の膝の上にへと案内される。
「ずるいにゃ!」
「にゃあも敬って欲しいにゃ!」
「それなら…どうぞ…召し上がりますか?」
 他の猫妖怪たちがうらやましそうしている所に、直は漣に倣いマタタビ餡蜜を携え、献上する。
「どうぞ…召し上がりますか?」
「これはいいマタタビにゃん!」
「にゃあ~ん♪」
 マタタビ独特の香りに寄った猫妖怪だけでなく、普通の猫達まで直の元にへと集まってくる。
「レア度は確かに高い…でもマタタビに酔うなんて猫らしいですね」
 姿形は違えど、好物に寄っている様はよく知っている猫そのものであることに、直は安心感を覚える。
「触れてもいいですか?」
「もちろんだにゃあ!」
 マタタビ餡蜜を食べながら頷く猫妖怪たちを、直は嬉しそうに頭を撫で、あわよくばとばかりに顎下も撫で回す。
「にゃああん♪」
 顎下を撫でられた猫妖怪は気持ち良さそうに目を細めて、尻尾をふる。
「猟兵さんたちもどうぞにゃあ!」
 それから山本五郎左衛門の言いつけで、3つ首の猫妖怪によって漣と直の元に和菓子とお茶が運ばれた。
 もてなされるのは猫達だけではないのだ。
「ん~~大福美味しー」
 好意に甘えて、漣はのんびりとリラックスを満喫する。
「これぞサクミラ風猫カフェって感じ?」
「猫カフェは経験ないので詳しくないですけど、きっとこんな感じなんでしょうね」
「オレも行ったことないけど(笑」
 直も猫の猫の柔らかさと団子のもちもちとお茶の甘苦さを堪能し、リラックスする。
 儀式であることは忘れているわけではないが、2人とも猫達ともてなしによって、すっかり気が緩んでしまっていた。
「…あれ。なんか増えてきてる…?」
「「にゃにゃ~!!」」
 リラックスしている間にいつの間にか、漣の周りには猫達、そしてしれっと犬も混ざった動物達で覆いつくされていた。
「一斉にかかるにゃあ!」
 リーダーと思しき妖怪猫の声で猫達は、漣の上にどんどん乗っかってくる。
「わ、わ、結構重…ナオ先輩たすけて…」
 だが直もまた沢山の猫妖怪達に詰め寄られ、猫じゃらし羊羹で相手しなければならず、その場を動くことが出来ないでいた。
「頑張れ、漣…」
 もはや漣がいる方向には猫達の姿しか見えなくなり、直は声援を送る事しか出来なかったのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

栗花落・澪
最高ですご褒美ですありがとうございます

折角だから山本親方さんに労りのお酌を少しだけ

僕、今月二十歳になったから
一応お酒飲めるようになったんですよ

まぁ…いきなり羽目外して迷惑かけたくないから
僕は今日は呑まないけど
せめて注ぐくらいはと思って
色々手を回して頂いてありがとうございます

僕はお茶と…
猫さん、ううん
お猫様達が好きならマタタビ餡蜜
あとは…お団子でも頂こうかな

餡蜜は勿論お猫様に
くしも持参したから毛並みを優しく梳かすことも
素手でマッサージも出来ます
今まで多くのもふもふをもふもふして来て
好きなポイントを見抜く力は鍛えられてると思うから

お猫様の意思が最優先
希望があれば何なりとお申し付けくださいね(幸せ



「最高ですご褒美ですありがとうございます」
 オラトリオの猟兵、栗花落・澪(泡沫の花・f03165)は幻朧桜の丘の宴会場に辿り着くと、モフリストとしての感情をを抑えつつ、真っ先に東方親分『山本五郎左衛門』の元にへと挨拶に伺うのであった。
「よくお越し下さったにゃん。歓迎するにゃあ」 
 素直になれず時々素っ気ない態度を取ってしまうこともある澪だが、この時ばかりは素直な態度で接し、山本五郎左衛門も快く澪を宴席に迎え入れるのであった。
 それから折角だからと、澪は山本五郎左衛門に労りのお酌を少しだけ交わした。
「僕、今月二十歳になったから。一応お酒飲めるようになったんですよ」
「それはめでたいにゃあ。儂からもお祝いさせてもらうにゃん」
 フレンドリーに接してくれる山本五郎左衛門に、澪はつい気を緩めてしまいそうになる。
 いきなり羽目外して迷惑かけたくないからと、気を取り直して澪は、せめて注ぐくらいはと思い、山本五郎左衛門の杯に酒を注ぐのだった。
「色々手を回して頂いてありがとうございます」
「こちらこそ今日はよろしくお願いするにゃあ!」
 そして澪はここに来た目的を果たす為、行動を開始する。

「僕はお茶と…猫さん、ううん、お猫様達が好きならマタタビ餡蜜。あとは…お団子でも頂こうかな」
 澪は配給担当の妖怪猫に、欲しいものを注文する。
「はいにゃあ!」
 注文を受けた妖怪猫はしゅぱっと会場を離れたかと思えば、その僅か数秒後に戻ってきて、澪が要望通りのものを運んできたのである。
「ふふ、ありがとう」
 お礼にとばかりに妖怪猫を優しく撫で回してから、宴会場で待つお猫様達の所へと向かう。
「毛並みを優しく梳かすこともマッサージも出来るよ」
「それならお願いするにゃん!丁重に扱って欲しいにゃあ」
 くしも持参していた澪は、早速我こそはとばかりに飛び出してきた妖怪猫を相手にブラッシングを始める。
 山本五郎左衛門に集められただけあって、その手触りは他の猫達とは段違いの触り心地であった。
「にゃああ!こ、これは達人の業にゃん」
 そして今まで多くのもふもふをもふもふして来た澪は、妖怪猫が気持ちいいと感じるであろうポイントを見抜く力は鍛えられている。
 そんな澪の経験と技量は妖怪猫を満足させるには十分だった。
「マタタビが欲しいにゃあ!」
「お団子を所望するにゃん!」
 その様子を見て、他の猫達も次々と澪の元にへと集まり、して欲しいことが告げられていく。
「はいお猫様、希望があれば何なりとお申し付けくださいね」
 澪はお猫様達の意思が最優先にと、彼等の要望に献身的に応えていく。
 その表情はとても幸せそうであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夜刀神・鏡介
「人間は猫の下僕」と言う人もいるが。それは儀式に由来するもの……
なんとなくおかしい気はするけれど。儀式だ伝承っていうのは情報が欠けていく事も珍しくない……

と変な事を考えかけていると「無視するな」と言いたげな猫がやってきたので構ってやろう
いや、今回は立場が逆かもしれないがそれはそれ

まずは一通り撫で回す事にする――おお、実にもふもふだ
手を止めようとすると抗議されるので、満足するまで追加で撫でる

満足したら今度は「おやつを寄越せ」と言わんばかりに鳴いてくるので、自分用も含めて幾つか見繕ってくる
……そうか、これは駄目だったか。我儘だが振り回されるのも悪くない
これが猫の下僕になる気持ちという奴か……!



「『人間は猫の下僕』と言う人もいるが。それは儀式に由来するもの……なのか?」
 カクリヨファンタズムに出現した『幻朧桜の丘』は今や猫達を敬う宴会場と化していた。
 実際に行われているのは『諸悪の根源滅殺儀式』なのだが、その内容は猫を始めとした動物達を敬うことなのである。
 既に多くの猫達が猟兵達によって敬われ、愛でられている。
 過去の歴史でも、動物達を崇める風習があったことを思い出しながら、サクラミラージュ出身の猟兵、夜刀神・鏡介(道を貫く一刀・f28122)は考え込んでいた。
「なんとなくおかしい気はするけれど。儀式だ伝承っていうのは情報が欠けていく事も珍しくない……」
「にゃああ!」
 と考えかけていた所に、一匹の猫がとてとてと近寄って、鏡介に向かって猫パンチを放つのであった。
 まるで『無視するな』と言いたげで、しかも猫達のリーダー格である白猫と黒猫にも、その様子を見られ、鏡介は止む無く構う事にした。
「いや、今回は立場が逆かもしれないがそれはそれ」
「にゃあ?」
 ひとまず一通り撫で回す事にする鏡介だが、実にもふもふであった。
 儀式に呼ばれた選りすぐりの猫だけあって、素晴らしい毛並みである。
「にゃんにゃん!」
 これぐらいでいいかと手を止めようとする鏡介に対して、猫は抗議にも似た鳴き声を上げる。
「まだ足りなかったか?」
 それから鏡介が満足するまで追加で撫で続けると、猫は満足したようで、ご機嫌な様子で大人しくなるのだった。
「にゃんにゃん!」
 だが気を緩める暇もなく、鏡介の元に別の猫がやってきて『おやつを寄越せ』と迫る。
「……これでいいか?」
「にゃあ…」
 鏡介は自分が食べる用も含めて、幾つか茶菓子を見繕うが、猫達はお気に召さなかったらしい。
「……そうか、これは駄目だったか」
 猫の気持ちになるべきだったかと鏡介は反省して、他の猟兵達を見習って猫じゃらし羊羹を持ってきて猫達に見せた。
「にゃあ~!」
 そうそれだと言わんばかりに、猫達は鏡介から差し出された猫じゃらし羊羹を分け合って平らげる。
 鏡介は不思議と我儘な猫達に振り回されるのも悪くないと感じていた。
「これが猫の下僕になる気持ちという奴か……!」
 先程感じていた疑問も取り除かれたように、鏡介はその後も積極的に猫達を敬い続け、儀式の完成に貢献するのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夜奏・光花
たくさんの猫さんが…あ、見た事がない猫さんたちも!
宴会の雰囲気もあって癒されますね。
ジェイドもいつもよりそわそわというか動いてるような…。

わぁ、皆さん毛並み綺麗だし可愛いです!撫でて良いですか?
(なでなで)モフモフですねー。

そういえばマタタビは猫さん好きですよね。美味しいのでしょうか?
マタタビ餡蜜に猫じゃらし羊羹…気になります。食べられるならわたしも食べてみたいです。ジェイド…あなたは人形だから食べられないのではないでしょうか?(やっぱり今日は特に動いてます…)

あ、親分さんは忙しいのでしたね。
よし、お菓子を差し入れです。

あの、親分さんお疲れ様です!
これ、良かったらどうぞ。



「たくさんの猫さんが…あ、見た事がない猫さんたちも!」
 基本大人しいダンピールの少女、夜奏・光花(闇に咲く光・f13758)だが、幻朧桜の丘の宴会場に集まっている可愛らしい猫達に目を奪われ、そわそわしていた。
 それは光花が連れている不思議な黒猫人形のジェイドも同じようで、普段はたまにしか動かないが、そわそわ動いている。
「あとはこの者達を満足させれば儀式は完成するにゃあ。よろしくお願いするにゃあ!」
 そして東方親分『山本五郎左衛門』の言葉からも、諸悪の根源滅殺儀式は完成が近づいているようである。
「にゃあ!」
「さあ、我等を崇めるのだと言っているにゃん!」
 そして光花の前には白猫と黒猫を中心とした高貴そうな猫達が集まっている。
「わぁ、皆さん毛並み綺麗だし可愛いです!撫でて良いですか?」
 光花は目を輝かせて、猫達に問いかける。
「にゃああ!」
「よかろうと言っているにゃあ」
 そして真っ先に近づいてきた白猫を光花は優しく撫でる。
「モフモフですねー」
 その一方でジェイドも勝手に動いて黒猫とじゃれ合っている。
 戦闘人形のこの時ばかりは本物の猫であるかのようだった。
「そういえばマタタビは猫さん好きですよね。美味しいのでしょうか?」
「気になるなら一緒に食べてみるかにゃ?」
 猫又にも勧められる形で、光花は用意してもらったマタタビ餡蜜に猫じゃらし羊羹を順番に食べ比べる事にした。
「少し変わった味ですけれど…美味しいですね」
「にゃんたちの好物なのだから当然にゃん!」
 山本五郎左衛門の配慮もあって猫以外の者が食べても美味しく感じられるよう、調整されているのだろう。
「ジェイド…あなたは人形だから食べられないのではないでしょうか?」
 黒猫人形のジェイドも食べたそうに動いてはいるが、人形だけあって食べるような口はなく、残念そうにしていた。
「やっぱり今日は特に動いてます…」
 そんな様子も微笑ましくて、光花はそれからも猫達と共に楽しい時間を過ごした。

「あ、親分さんは忙しいのでしたね。よし、お菓子を差し入れです」
 儀式に集中している為か、殆ど宴席に座る様子のない、山本五郎左衛門を労おうと、光花はお菓子とお茶を持って向かう事にした。
「あの、親分さんお疲れ様です!これ、良かったらどうぞ」
「ありがとうにゃあ!猟兵さまがたのおかげで儀式も無事に終わったにゃあ」
 お菓子とお茶を受け取る山本五郎左衛門は汗だくになっていた。
 表にこそ出なかったが、激しい儀式だったのだろう。
 だがそれもようやく終わったらしく、山本五郎左衛門は安堵の表情を浮かべている。
「え、そうなのですか?」
「だがこれで宴会を終わりにするのも、集まってくれた皆様に申し訳ないから、気の済むまで続けてもいいのにゃあ」
 つまりここからは儀式の為ではなく純粋に、猫達との宴会を楽しむ時間となるのである。
「それに儂も敬ってもらいたいのにゃあ」
「ふふ、いいですよ。それなら撫でてもいいですか?」
 甘えてくるような山本五郎左衛門の言葉に、光花は優しく微笑んで応えるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年09月14日


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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト