帝都櫻大戰⑯〜異議アリ! 論破ッ! 却下します!
●待った!
電脳空間に大きな大きな桜の木が突き刺さっていた。
『サイバースペースに骸の海が広がってゆく……遠からず、この世界は破壊カタストロフを迎えるであろう。それが世界の法則ルールなのだ……。』
荘厳なる声が電子の虚無空間に響く。後光を携え、骸の海を放っているのは神王サンサーラ。豪華絢爛な仏像めいた姿のエンシェント・レヰスである!
だが、ここで木槌がカンカンと鳴り響いた。
「待ったっス! それがルールと仰るならば、ジャッジメントガールの出番っス!」
電脳空間に現れたのは魔界裁判長『ジャッジメントガール』!
「曲解・こじつけ・拡大解釈で、サイバースペースを書き換えて見せましょう!」
自前のパソコンでこっそりサイバースペースを改変し始める!
蛍光色の01が虚無空間を塗り替えて行き、徐々にデータが形を変えて――出来上がったのは法廷だ!
……何故かテレビカメラ付き。しかしジャッジメントガールは特に気にせず話を続ける。
「これより法廷裁判を行うっす!」
荘厳な感じに木槌を構えた。
「あ、チャンネルはそのままっス!」
●異議あり!
「……法廷ってのはこーいうもんじゃあないってのは野暮なツッコミかぁ?」
暮林・朝徳(人間の咎人殺し・f43618)は一つぼやいた。
「……まあ、とにかく。ジャッジメントガールと協力してあの仏像モドキにお帰り頂くって話な」
どうやら、極めて強大なオブリビオンであるものの、強大すぎて【完全に無傷の状態】でない限り顕現を維持することができないらしい。
「つってもサ? そもクソ強すぎるもんだから、耐えるだけでも精一杯だろうってのは簡単に予想できるわな」
たった一撃、されども一撃。たった一発を与える為には如何程の準備や覚悟がいるのだろうか。
「まあ、兎にも角にもあの裁判長殿と協力し合わないといかんのな?」
とにかく要は共闘である。
「……あ、もしかすればアレだ。バグ技とかグリッヂとか使えるかもな?」
グリモアが尻を突き出す謎の動きで、発光しながら猟兵たちに接近してくる!
サバ缶煮込み丼
ハヴォック様の怒りじゃあ! 祟りじゃあ!
ハヴォック様を奉るサバ缶煮込み丼です。対戦よろしくお願いします。
構成は以下の通り。
第1章:👿『神王サンサーラ』
すごく強いオブリビオンです。でも、強すぎる為一撃でも入れば帰ってくれます。
頑張って耐えて、ジャッジメントガールと協力し、どうにか一撃を入れましょう!
プレイングボーナス:屁理屈をこねてでもサイバースペースの世界法則をすり抜ける/ジャッジメントガールと協力して戦う。
第1章 ボス戦
『神王サンサーラ』
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POW : サンサーラディーヴァ
自身の【眼前】を【広大無辺の仏国土】化して攻撃し、ダメージと【神王サンサーラへの到達不能】の状態異常を与える。
SPD : サンサーラノヴァ
【かざした両掌の間】から、詠唱時間に応じて範囲が拡大する、【五感封じ】の状態異常を与える【神王光】を放つ。
WIZ : 強制転生光
レベル秒間、毎秒1回づつ、着弾地点から半径1m以内の全てを消滅させる【サンサーラの光】を放つ。発動後は中止不能。
👑11
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ミツバ・カナメ
はい裁判長!
被告人は「広大無辺の仏国土」という曖昧な呼称を使うことで彼我の相対距離を詐称し、誰も自分のところまで辿り着けない状態にしている詐欺の疑いがかかっています!
此処は「広大無辺」という単位の厳密な定義が必要だと思います!
というわけで僭越ながら、この法廷の面積をもとに、定義を算出させて頂きました!
1広大無辺=10平方メートルです!
はいそこの被告人、動かないで!
(デジ・シェリフ提示しUC発動)
略式にて刑を執行させてもらいます、『電気ショックの刑』!
(ディスチャージ・ロッドで叩いて【電撃】攻撃)
「はい裁判長!」
検事側の席に座っていたミツバ・カナメ(みんなを守るお巡りさん・f36522)がビシッと手を上げた。
「発言を許可するっす!」
一体どんな難癖やゴリ押しが出てくるのか。視聴者たちは固唾を飲んで見守っている。
「被告人は【広大無辺の仏国土】という曖昧な呼称を使うことで彼我の相対距離を詐称し、誰も自分のところまで辿り着けない状態にしている詐欺の疑いがかかっています!」
なるほど確かにその通り。コメント欄が埋め尽くされた。
『異議アリ。広大無辺とは【果てしなく広く、限りのない事】を意味する。広がりゆく空間に対し詐欺であると給弾するのは如何なものか?』
[そうかな……そうかも]
[どうだろ……]
[全然わからん!]
あまりにも難解な話である為、視聴者たちは置いてきぼりだ。
「というわけで僭越ながら、この法廷の面積をもとに、定義を算出させて頂きました!」
ここでミツバ、証拠品になり得る情報を提示。
「1広大無辺=10平方メートルです!」
「意外と少ないっすね……」
仏は異議を申し出た!
『サンサーラディーヴァで実演すれば解決するではないか?』
そんな提案の元、ユーベルコードを発動させようとして。
「はいそこの被告人、動かないで!」
デジ・シェリフを提示した。警官特有のユーベルコード【ホールド・アップ!】である!
「略式にて刑を執行させてもらいます、『電気ショックの刑』!」
サンサーラは理不尽にもディスチャージ・ロッドでぶん殴られた!
「うーん、軽犯罪っすね!」
ジャッジメントガールはとりあえずセーフ判定を下した。不条理で理不尽である。
大成功
🔵🔵🔵
空桐・清導
POW
射程5倍
移動力半分
オレ、発想を逆転させるんだ…
無限に広がるから到達できないなら…
変わらない場所に居れば良い…
>【次元跳躍形態への変身】
≪くらえ!≫
「裁判長!
ヒーローは無限世界の突破方法を提示します。
サンサーラは無限に世界が広がることによって
自分には到達できないと証言している…。」
どこからか紙を出して手で叩いた後、法廷のテーブルを強く叩く
「しかし!一か所だけ例外が存在する!
それはサンサーラの同一座標!
そして!ブレイザインの力を使えば!
その座標に跳躍して攻撃できる!」
サンサーラを指さす
裁判長からOKもらったらUC発動
サイバースペースを裁判長とハックして
サンサーラの同一座標に出現してぶん殴る!
「オレ、発想を逆転させるんだ……【無限に広がる】から【到達できない】なら……【変わらない場所】に居れば良い……」
その時、空桐・清導(ブレイザイン・f28542)の頭脳に電撃走る。
>【次元跳躍形態への変身】
≪くらえ!≫
空桐は一つの仮定を突き付ける!
「裁判長! ヒーローは無限世界の突破方法を提示します。サンサーラは無限に世界が広がることによって自分には到達できないと証言している……」
どこからか謎の紙を出してペシペシ叩いた後、法廷のテーブルを力を込めて強く叩いた!
「しかし!一か所だけ例外が存在する! それはサンサーラの同一座標! そして!ブレイザインの力を使えば! その座標に跳躍して攻撃できる!」
コメント欄は大いに騒ぎ出す! 追求の時間だ!
「静粛にっす!」
ジャッジメントガールは大きく木槌を叩いた!
「それは本当っすか、検事側?」
ヒーローは自信のある表情で頷いた。
「ならば許可するっす! ユーベルコードの使用を!」
ユーベルコード【
超越変身!】が使用された!
裁判長と共にサイバースペースはハックされ、位置情報が部分的に改変されてゆく!
『されど、私の位置には――』
サンサーラがそうぼやいた途端、空桐が同じ座標に出現!
そして彼はサンサーラを殴り付けた!
大成功
🔵🔵🔵

アリス・セカンドカラー
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。
その
終焉を
終焉させる。エンドブレイカー達の能力って元々バグ技みたいなものだから、そこにジャッジちゃんの協力が加われば悪用チートし放題よね♪(イエーイとジャッジちゃんとハイタッチ)
はい、
世界の破壊の
終焉はすでに
終焉したので骸の海は止まり、到達不能も解除されました。
で、傷モノにすればいいと。意味が違う?でも説明の時に尻突き出してたから
えっちなのうみそおいしいです❤しろってことかなって。
あ、ジャッジちゃんまってまってハンマーおろそ?あー!
「その
終焉を
終焉させる」
宣言したのはアリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の
混沌魔術師艶魔少女・f05202)!
そしてその時、無法な事が起こった!
ジャッジメントガールの法廷と
終焉を終焉させる者が合わさり、骸の海が止まったのだ!
これにはサンサーラも完全に苦笑いでもしそうな雰囲気を醸し出している。
「はい、世界の破壊カタストロフの
終焉はすでに
終焉したので骸の海は止まり、到達不能も解除されました」
「オンラインゲームで無敵チートやるぐらいのチートっす! すっごくワルっすね!」
軽いノリで二人はハイタッチを決めた。
そしてアリスはおもむろにサンサーラに顔を向ける。
「で、傷モノにすればいいと?」
ズリッ……アリスは徐々に仏へと接近してゆく。事案だろうか。
「なにを……してるんすか?」
養豚場の豚でも見るような眼を向けて、ジャッジメントガールは木槌を構えた。
「意味が違う?でも説明の時に尻突き出して――あ、ジャッジちゃんまってまってハンマーおろそ?」
「問答無用っす! 地上波が痴女波になる前にッ! 天誅っす!」
ガッ、と頭蓋骨が陥没しそうな音が響いた。
とばっちりを食らったサンサーラの骨が砕けた音だ!
「ダメ押しのも一発っす!」
またしても鈍い音がした。
「あー!」
大成功
🔵🔵🔵
アリス・ダークネス
お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。
タイムフォールダウンでさくっと
闇遊戯発動☆
五感封じの神王光?アリスの
アバターは
光さえ呑み込む虚無を映す漆黒の液体だよ?
それより裁判長!彼の者はチートをしております。無限に広がる骸の海との証言からもそれは明白!よってアリスは
罰ゲームを提案します。
まずは
権能を剥奪し
アリスの”おもちゃ”として遊ばれることを罰ゲームといたしましょう。
ダメ?考えがある?ふむふむ、おおさすがは裁判長その罰ゲームは素晴らしい☆
アリス・ダークネス(闇の種族の悪霊・f44186)はサクッと
闇遊戯を宣言した。
サンサーラノヴァによって放たれたはずの神王光はまるで効果がないようだ。
「アリスのアバター虚影の化身は光さえ呑み込む虚無を映す漆黒の液体だよ?」
「うわっ」
ジャッジメントガールはかなり引き気味だ。正直ここまでするっすかって顔に書いてある。
「それより裁判長! 彼の者はチートをしております。無限に広がる骸の海との証言からもそれは明白!」
ジャッジメントガール、判断に困っている! 今の気分はなんだか棚上げされているような気分だろう。
「よってアリスは罰ゲームを提案します」
「罰ゲームっすか?」
具体的になんぞと聞いたところ、こう返された。
「まずは権能を剥奪しアリスの”おもちゃ”として遊ばれることを罰ゲームといたしましょう」
「うわっ……」
ジャッジメントガール、またしても大いに引く。サンサーラに関してはもう諦めの表情だ。
「……そうだ! 良い考えがあるっす!」
「ダメ?考えがある?ふむふむ、おおさすがは裁判長その罰ゲームは素晴らしい☆」
そして代案の罰ゲームが行われたのだが。少なくとも尊厳破壊は行われたらしい。
だが、サンサーラの尊厳などに配慮し、何が行われたのかは描写しない事にする。
少なくとも、それらの行為は紛れもなく悪魔の所業であった。
特にコメント欄は地獄の惨状となっていたので軽く抜粋すると。
【おぅ……赤ちゃんプレイ……】
【うわキツ】
以下他にも証拠足り得るコメントが存在するが、これ以上は良かろうと考え筆を置く事とする。
大成功
🔵🔵🔵