●イタ電か!?
寝起きでボォッとしながらも、羆嵐・来海(大体腹ペコなクマの軍令暗殺者・f43414)は寝ぼけ眼をこすりながら、喧しく鳴り響く受話器を取った。
「はい、もしもし? どちら様でしょうか……」
男とも女とも取れない、宇宙人めいた声が受話器から聞こえてくる。ソイツは熊嵐の理解が追い付くのを待たずに話を続ける。
『良いですか、落ち着いて聞いてくださいな。『桜』の下には『諸悪の根源』が埋まっています……』
「は、はぁ……左様ですか……」
一体何を言っているのか。せめて主語述語でも付けろよ、と内心でボヤいた。まるで電波みたいな事を言ってんな程度の認識だ。
「これを倒す鍵は、まず『六番目の猟兵』。そして次に『山本五郎左衛門』。六番目の猟兵にお伝えください……カクリヨの妖怪親分に助けを求める様にと……」
えっ、と彼女が息を飲むよりも早く、電話は素早く切られた。
「アッ、切れた……一体何だったんでしょうか?」
首を傾げていた熊嵐だったが……ふと突然、どこかの予兆が頭の中を流れてゆく!
●イタ電じゃないのか?
「……カクリヨファンタズムにある幻朧桜の丘。あそこで山本五郎左衛門さんがカチコミに合うんですって」
痛む頭を冷やしながら、熊嵐は言い放つ。
「襲撃者はぱっと見だと軍隊っぽかったです……あ、鉄十字付けてましたね」
襲撃者は軍隊。彼女の反応を見る限り、襲撃者に関する情報は特になさそうだ。
「あ、それと……サクラミラージュに強力な影朧がいるみたいなんですけど……どうやらソイツ、例の桜の影響を受けてるみたいでして。コイツもついでに片付けてもらえると助かります」
と言う訳でお使いでも頼むような気軽さで、世界の危機は託された。
●一方……
「フニャァアア……天気良し、諍いなし……昼寝の一つもせにゃあ勿体ないにゃあ……」
東方親分『山本五郎左衛門』は一つ大きな欠伸をした。
だが、いつの世も平和は長続きしないものだ。
「
Los los los!」
「
Lege die Waffe nieder! Kapitulieren!」
「にゃんだァ、こいつ等!?」
どこからともなく現れた一千名もの国防軍擲弾兵大隊に、山本五郎左衛門は取り囲まれていた。
「
MG-Schütze! Feuer frei!」
山本親分は何を言っているか、理解できなかった。だが、MG42の銃口がこちらを向いた事で、今現在が危機的状況である事だけははっきり理解した。
重機関銃の鉛の嵐が桜の花弁を吹き乱す!
サバ缶煮込み丼
敵の潜水艦を発見したサバ缶煮込み丼です。対戦よろしくお願いします。
構成は以下の通りです。
第1章:👿『名も喪われし大隊指揮官』
第2章:👾『名も忘却されし国防軍擲弾兵大隊』
第3章:👿『エル・善子・ロンメィル』
第1章:👿『名も喪われし大隊指揮官』
指揮官殿との対決です。彼は『諸悪の根源』の加護を守る存在らしく、防御を固めているようです。
彼を撃破すれば、『諸悪の根源』の加護は弱まり、猟兵有利の流れを作れるかもしれません!
第2章:👾『名も忘却されし国防軍擲弾兵大隊』
東方親分『山本五郎左衛門』を囲んで棒で叩いている千人もの兵士です。
山本親分と協力し、これを撃破すれば指揮官が現れます!
「敵の潜水艦を発見!」と言うと……?
第3章:👿『エル・善子・ロンメィル』
妖狐の血筋らしく幻惑・撹乱戦術を得意とする指揮官です。彼女を倒せば、山本親分の危機は去ります!
第1章 ボス戦
『名も喪われし大隊指揮官』
|
POW : 極天へ至り、勝利を掲げよ
【槍先より繰り出される貫通刺突】【斧刃による渾身の重斬断】【石突きの錘を振るう視界外殴打】を対象に放ち、命中した対象の攻撃力を減らす。全て命中するとユーベルコードを封じる。
SPD : ヴァルハラに背くは英雄軍勢
戦闘用の、自身と同じ強さの【完全武装した精鋭擲弾兵大隊】と【戦車・重砲を備えた混編機甲部隊】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
WIZ : アーネンエルベの魔術遺産
対象のユーベルコードを防御すると、それを【魔術兵装で分析し、性能を強化した状態で】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
|
陽環・柳火
「#諸悪の根源」関連のシナリオに参加リクエストします
「山本親分は俺の憧れなんだ。なら、そのピンチにゃ駆けつけねえとな!」
東方妖怪であり、同じ猫妖怪として、なんとしても助けに行きたい
戦闘では【クイックドロウ】による居合斬りを攻撃の軸にし、護符を飛ばしての【自動射撃】【弾幕】を牽制に使ったり、護符を足場にしての【空中機動】などを使いながら素早く立ち回る
ユーベルコードで超高速の居合斬りと、それに伴う斬撃飛ばしが可能
「親分みたいになりたくて、剣の腕はだいぶ磨いたからな」
その他、相手のユーベルコードに合わせて習得している技能などを使っていただければ。
連携アドリブ歓迎いたします
よろしくお願いします
「山本親分は俺の憧れなんだ。なら、そのピンチにゃ駆けつけねえとな!」
名も喪われし大隊指揮官の前に陽環・柳火(突撃爆砕火の玉キャット・f28629)が立ち塞がる。
『……
Feindliches U-Boot gesichtet!』
指揮官はそう叫ぶ。たった一声で精鋭擲弾兵大隊と戦車・重砲を備えた混編機甲部隊が現れた。
そして機甲部隊と精鋭大隊は一糸乱れぬ声で迷いなく叫ぶ。
『
Nein!』
あまりにも多勢に無勢な状況だが、陽環はニヤリと笑う。
「面白れぇじゃん! よぉし、斬られたい奴からこっちに来な!」
名刀『マタタビ丸』の鞘を抑え、柄を掴む。
猫式抜刀術『じゃらし落とし』の構えだ。
『……
Feuer öffnen!』
指揮官の号令が重砲、小銃による弾丸の嵐を巻き起こす! マズルフラッシュと曳光による暴力的な光が辺り一面を眩く包む!
硝煙が収まったその時、立っていたのは陽環だ。周囲を封鎖するように群がっていた部隊は霧散したかのように消えている。
「通信講座もバカにできねえな、こりゃ……」
ボヤキながらも、抜刀したマタタビ丸を納刀する。
大隊指揮官は困惑気味に胸を抑えた。そこには赤い筋が一筆でなぞったような痕が出来ている。今更になって斬られた事を自覚したのだ。
『……
Scheiße!』
異国の言葉で罵ったかと思えば、怒りを込めて頬を思いっきり叩きつけた。そして恐るべき猟兵を睨みつける。
彼はどうやら、猟兵たちを恐るべき脅威だと認識したようだ!
大成功
🔵🔵🔵
馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友
第一『疾き者』唯一忍者
一人称:私 のほほん
武器:漆黒風
危機と聞けば、行かずにはおれないんですよー。
大隊召喚…というと、数はいますね?ならば…このUCで有利になるは、私の方ですよー。
幸運はこちらに傾き、さらにいえば結界術で足場形成し、そこから漆黒風を風属性付きで投擲していきましてー。
途中で霹靂が合流して、さらに動きで撹乱したりねー?
大隊とはいえ、元となる人が傷つけば終わりですよねー。なので、その人を狙えば狙いますよー。
※
霹靂「クエッ」
限界突破の空中機動で動いたり、出来てた結界足場で止まったりしての撹乱!
「危機と聞けば、行かずにはおれないんですよー」
馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)は柔らかい言い回しで呟いた。
その呟きに反応し、指揮官殿は我に返る。焦燥の籠った表情で、ホイッスルを吹き鳴らし、またしても猟兵を包囲に掛かる!
だが、増援は愚策だ。何故ならば――。
「……悪霊なり」
馬県から放たれた呪詛が戦場を駆け巡り、部下たちから運気、霊力、生命力を吸われてゆく! 下手を踏んだと彼はその時に気が付いた。
そして馬県は結界で足場を作りながら、漆黒風を投擲! 風の力が混ぜられたそれは兵士たちを次々と貫通してゆく!
一方の兵士達は反撃しようと銃口を構えた……が、弾が出ないわ、暴発するわ、挙句の果てには味方に流れ弾が飛んでいくわと大惨事が起きていた。ユーベルコード【四悪霊・『解』】によって運を奪われ、不幸を押し付けられればそうもなるだろう!
「クエッ」
しかもどこからともなく飛んできたヒポグリフの霹靂が乱入しては結界を足場に空中機動を繰り返している!
戦場がこうも混乱すると、大隊は右へ左へと砲塔を向けるのに必死だ!
「大隊とはいえ、元となる人が傷つけば終わりですよねー」
追い打ちと言わんばかりに、馬県の放った手裏剣はダーツボードめいて指揮官の手へ突き刺さる。
『……Scheiße』
またしても消える部下たちを眺め、指揮官殿は吐き捨てた。
己を戒めるような表情で手裏剣を乱雑に引っこ抜き、ハルバードを構える。
そして一つ息を吐き、挑発するように手招きした。まだまだ戦意はあるようだ。
大成功
🔵🔵🔵
柳・依月
俺は柳依月、UDCアースの大学生だ。……だが、実は人間じゃない。妖怪だ。それでも俺は人間が好きで人間と共にある。彼らの日常を守る為、てのが俺の戦う理由になるのかな。
戦闘時は基本仕込み番傘での近接戦だが、中長距離や支援に回る時などは呪髪糸や禍魂による呪いなんかも使用する。
非戦闘なら情報収集が得意だ。主にネットだが、聞き込みとかもする。【化術】も得意だからな。
以下PL
ギャグ系の状況でもノリはいい方です。
UCは指定した物をどれでも使用し(詠唱ご自由に)、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
「見えちまったわ、お前の全て。お前が存在するその意味までな」
柳・依月(ただのオカルト好きの大学生・f43523)は静かに仕込み番傘を構えた。今、彼の目にはハルバードを構える大隊指揮官の弱点が見えている。ユーベルコード【
明歴々-meaning-】によるものだ。
動きと目線で何か察した指揮官は口笛を吹く。すると、どこからともなく兵士が現れた。ユーベルコード【ヴァルハラに背くは英雄軍勢】はどうやらまだ使えるらしい。
召喚された兵士たちの銃口と戦車の砲塔が柳へと向けられる。その数はざっと数えて百以上。
指揮官も自身の武装を構えていた。制約上戦うは出来ないが、攻撃を警戒して防御態勢を整えているようだ。
『……
Feuer frei!』
指揮官の指示により、一斉に銃弾が放たれる! しかし弾頭は目標に当たることなく、明後日の方向へと飛んで行った。
見切られ、薙ぎ払われて、武器で受けられ、部下を足場に接近され、剣筋が走る。
『Scheiße……!』
今度は一番脆い部位を一の字に斬られていた。
しかしそれでも指揮官は倒れない! まだ意地で立っている!
大成功
🔵🔵🔵
シン・クレスケンス(サポート)
◆人物像
落ち着いた雰囲気を持つ穏やかな青年。
窮地でも動じず冷静な状況判断で切り抜ける。
◆戦闘
射撃(愛用は詠唱銃だが、様々な銃器を使い分けている)と魔術による広範囲攻撃が主。
魔力の操作に長け、射撃の腕も確か。
作戦次第では、闇色の武器を召喚(UC【異界の剣の召喚】)して前衛を務めることもある。
◆特技
・情報収集
・機械の扱いにも魔術知識にも精通している
◆UDC『ツキ』
闇色の狼の姿をしており、魂や魔力の匂いを嗅ぎ分けての追跡や索敵が得意。
戦闘は鋭い牙や爪で敵を引き裂き、喰らう。
◆口調
・シン→ステータス参照
(※使役は呼び捨て)
・ツキ→俺/お前、呼び捨て
だぜ、だろ、じゃないか?等男性的な話し方
「ツキ、あなたの眷属の力をお借りしますね」
UDCのツキにシン・クレスケンス(真理を探求する眼・f09866)は一つ頼んだ。
『……あとで俺に魔力を差し出すなら、貸してやるぜ』
闇色の狼は欠伸をしながら、影から影を伝って眼を作り出しては移動してゆく。ユーベルコード【
影の追跡眼の召喚】によるものだ。
「そこ、ですか」
だが、指揮官もどうやら同じことをしていたようだ。【アーネンエルベの魔術遺産】を使って、シンと同じように眼を作り出している。
『
Gebiet gesichert……』
どうやら敵の位置を特定するつもりのようだ。目星がついたらその座標目掛けて砲撃を仕掛けかねない。
しかし、指揮官は敵の発見を急ぐあまり、周囲の警戒が抜けていた。
『遅ェよ』
彼が敵意へハルバードを振り下ろすよりも素早く、ツキは指揮官の喉へ噛みついた。
『Sanitä……』
最後のセリフを言い切る前に、大隊指揮官殿は骸の海へと沈んでいく。
成功
🔵🔵🔴
第2章 集団戦
『名も忘却されし国防軍擲弾兵大隊』
|
POW : 戦車殺しは我らが誉れ
【StG44による足止め牽制射撃】が命中した対象に対し、高威力高命中の【パンツァーファウスト】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : 弾はイワンの数だけ用意した
【MP40やMG42による掃討弾幕射撃】で対象を攻撃する。攻撃力、命中率、攻撃回数のどれを重視するか選べる。
WIZ : コチラ防衛戦線、異常ナシ
戦場全体に、【十分な縦深を備えた武装塹壕線】で出来た迷路を作り出す。迷路はかなりの硬度を持ち、出口はひとつしかない。
👑11
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|
『
Leergeschossen! Brauche Deckung beim Nachladen!』
息を切らしながらも、山本五郎左衛門は兵士達相手に防戦一方だ。しかも数的有利と弾幕による足止めにより、徐々に体力をすり減らしている。
「ゼェゼェ……まだいるんかにゃ……」
もううんざりしてきたと言いたげな顔をしながらも、刀を構える。
『
Feindliche Truppen! Richtung 9 Uhr!』
兵士たちの動きが変わった。何やら乱入者がやって来たようだ。
「あれは……猟兵さん達か!」
山本親分は安堵の表情を浮かべている。少なくともこれで戦況は良くなる筈だ、みたいな考えだろう。
兵士達は敵である猟兵たちにパンツァーファウストを構える!
柳・依月
俺は柳依月、UDCアースの大学生だ。……だが、実は人間じゃない。妖怪だ。それでも俺は人間が好きで人間と共にある。彼らの日常を守る為、てのが俺の戦う理由になるのかな。
戦闘時は基本仕込み番傘での近接戦だが、中長距離や支援に回る時などは呪髪糸や禍魂による呪いなんかも使用する。
非戦闘なら情報収集が得意だ。主にネットだが、聞き込みとかもする。【化術】も得意だからな。
以下PL
ギャグ系の状況でもノリはいい方です。
UCは指定した物をどれでも使用し(詠唱ご自由に)、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
「うわ、塹壕迷路かよ……こりゃ面倒だな?」
一人ぼやいているのは柳・依月(ただのオカルト好きの大学生・f43523)だ。
現在、彼は十分な縦深を備えた武装塹壕線の中にいた。ユーベルコード【コチラ防衛戦線、異常ナシ】によって作り出された迷路である。
出口は一つのみ。空を飛んで出ようものなら、対空機関砲によってハチの巣にされるだろう。掘って進もうにも塹壕の壁はコンクリートめいて強固だ。掘って進むのは現実的ではないだろう。
「となると……数でゴリ押しすりゃあ行けるか?」
そうぼやいた途端に、襤褸切れを纏った小人が柳の影から這い出てきた。ユーベルコード【怪異顕現:猿夢】で呼び出された怪異である。その数おおよそ918体。
「そんじゃ、さっそくしらみつぶしにやってみっか!」
まるで蜘蛛の子を散らすように小人たちは走ってゆく。巡回中の擲弾兵に発見されては破壊される個体もいたが、徐々に迷路の未確認地帯はなくなっていく。
最終的に柳は出口を発見し、元の戦場へと復帰した。小人たちも後に続く。
大成功
🔵🔵🔵
ミツミ・タカナギ
スペースノイドのフォースナイト×鎧装騎兵、20歳の女です。
普段の口調は「女性的(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」、独り言は「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ミツミ・タカナギ(スペースノイドのフォースナイト・f32228)はフォースの刃を構えた。視界は既に敵影を捉えている。だが、敵もどうやら同じように姿を捉えたようだ。
『
Allemann sperrfeuer!』
弾幕がミツミの足を止めようと展開された。しかし本命はどうやら対戦車兵器であるパンツァーファウストらしい。照準を合わせ、トリガーを押さんとしている。
弾丸が徐々に迫る中、彼女は冷静にフォースを集中させていた。一つ息を吐き、一つ吸う。
パンツァーファウストが放たれ、弾頭は真っ直ぐにミツミへと飛んで行く!
「――はっ!」
一閃。金色の刃は弾頭を切断した。弾頭はスイカめいた切れ目を見せて、地面に落ちる。そして爆発。
『
Echt!?』
驚愕で眼を丸くしていたせいで、リロードする事すら頭から抜けてしまっていた。オブビリオンと言えど、自身の常識から逸脱する輩を見ると固まるのは万国共通のようだ。
そしてミツミはその隙を逃さず、擲弾兵を切り払っていく。
大成功
🔵🔵🔵
水心子・真峰(サポート)
水心子真峰、推参
さて、真剣勝負といこうか
太刀のヤドリガミだ
本体は佩いているが抜刀することはない
戦うときは錬成カミヤドリの一振りか
脇差静柄(抜かない/鞘が超硬質)や茶室刀を使うぞ
正面きっての勝負が好みだが、試合ではないからな
乱舞させた複製刀で撹乱、目や足を斬り付け隙ができたところを死角から貫く、束にしたものを周囲で高速回転させ近付いてきた者から殴りつける
相手の頭上や後ろに密かに回り込ませた複製刀で奇襲、残像で目眩まし背後から斬る、なんて手を使う
まあ最後は大体直接斬るがな
それと外来語が苦手だ
氏名や猟兵用語以外は大体平仮名表記になってしまうらしい
なうでやんぐな最近の文化も勉強中だ
「さて、真剣勝負といこうか」
水心子・真峰(ヤドリガミの剣豪・f05970)は太刀を構えた。よく見れば、彼女が構えている太刀と同じものが宙を漂っている。錬成カミヤドリで複製したのだ。
「本当は正面きっての勝負が好みだが……試合ではなく、相手は兵士だからな。卑怯とは言うまいな?」
宙に漂っていた156本もの太刀はイワシの群れの様に隊列を組み、怒涛の勢いで大隊へと迫る!
『
Feuer! Feuer!』
MP40やMG42による掃討弾幕射撃で太刀を撃ち落とさんとしているが、薙ぎ払いと衝撃波で弾丸が弾かれている!
その上、操作されているものだからそもそも命中率もあまり芳しくないようだ。的は小さく、その上すばしっこく動き回っているのだから当然だろう。
しかし一番の驚愕は。
「まあ最後は大体直接斬るがな」
遠隔操作していた筈の術者がこちらへと急接近し、太刀の大群を振り回している事だろう。
驚愕していた隙を突かれた兵士達は戦線を瓦解させてゆく。
成功
🔵🔵🔴
大宝寺・風蘭
連携歓迎。
公序良俗に反する行動、利敵行為、過剰に性的な描写はNG。
へらへらしているが、やると決めたことはちゃんとやるタイプ。
民間人への被害を嫌い、救助活動などには全力を尽くす。
使用武器は、木刀のような見た目の革命剣『木刀れぼりゅーしょん』
正規の格闘技の心得はなく、斬撃とパンチ、キックを雑に組み合わせた喧嘩殺法で戦う。
オウガ(二足歩行の人間大の猫のような見た目で、名前はモチズキ)との連携を好む。
冒険では、力任せに障害を吹き飛ばすといった行動が得意。ただし地頭が悪いわけでもないので、搦め手が必要ならその都度考える。
台詞例
「アタシだってヤるときゃヤるんだぜぃ!」
「つまり、全員ぶっ飛ばしゃ解決っしょ」
「ま、全員ぶっ飛ばしゃ解決っしょ!」
弁慶飯を食べていた大宝寺・風蘭(狂拳猫・f19776)は、満を持してと言わんばかりに立ち上がる。
『
Feind gesichtet!』
しかしそれは敵も同じらしい。擲弾兵大隊はさっそく弾幕を張った! 足を止めさせ、うろたえたところに無反動砲を撃ち込む。実に合理的な動きだろうか。
「アタシだってヤるときゃヤるんだぜぃ!」
だが、無理やりに突っ込んでくる輩を想定していないのである! 意地と気合で弾丸を受けながら進んでいる!
もちろんタダでは済まない! 致命的な部位に当たらないよう走りながら、オウガブラッドの耐久度に物を言わせているのだ!
『……
Angriff! Angriff!』
彼らは今、思い出した。あの赤軍どもの突撃を。オブビリオンとなっていても、彼らにトラウマが根強く残っていたのだ!
『――!!』
もはや声にもならない雄たけびを上げながら、向かって来る大宝寺へひたすらに乱射する。
あぁ、だが彼女はもう近くまで寄っているではないか!
「さぁて、食った分は運動しとかないとね!」
そして兵士の一人は掴まれ、思いっきりぶん回される! その様は子供に振り回される人形めいている!
なぎ倒され、地面にめり込まされた彼らは活動限界を迎え――骸の海へと帰ってゆく。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『エル・善子・ロンメィル』
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POW : 全軍突撃
【剣を掲げ召喚した英霊達と共に】突進によって与えたダメージに応じ、対象を後退させる。【召喚した英霊達】の協力があれば威力が倍増する。
SPD : サーモバリック
【燃料気化爆弾】で攻撃する。[燃料気化爆弾]に施された【熱圧力】の封印を解除する毎に威力が増加するが、解除度に応じた寿命を削る。
WIZ : 電撃戦
【戦車や航空機】で武装した【鉄十字軍団】の幽霊をレベル×5体乗せた【機動部隊】を召喚する。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
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『ふむ。全滅ですか……流石は猟兵。手早い事です……あなた方はいつだって最大級の脅威だ!』
桜の影から一人、少女が現れた。ノースリーブの軍服で着物に袖を通しているキツネだ。
『おっと失礼。私の名はエル・善子・ロンメィル。先程の大隊指揮官を務めておりました……過去形ですがね』
厭味ったらしく吐き捨てた彼女は腰に差してた軍刀を抜いた。
『今回、そちらの山本殿の始末をしに来たのですが……邪魔をしなければお互い楽に終わりますよ?』
猟兵たちは引かなそうな雰囲気を出している。エルはあからさまにかつ、聞こえる様にため息を吐いた。ついでに舌打ちも。
『成程。何ともまあ、張り合いのある任務になりそうです……』
ベルト・ラムバルド(サポート)
ハイカラさんのクロムキャバリア ×今は 宇宙騎士!
普段の口調は私、君、呼び捨て、だ、だな、だろう、なのか?
騎士道精神を胸にキャバリア《パロメデス》に乗って戦うぞ
弱きを助け強きを挫く誇り高き光明の暗黒騎士だ!
でも実はお調子者でおっちょこちょいな奴だ!いわゆる残念なイケメンだ!
生身でも戦えるけどあんまし強くないかも…?でもタフな奴!
基本はキャバリアの乗って戦うぞ!
キャバリアに乗れない時は…なんとか生身で頑張って戦うぞ!
時々コミュ力で知り合った異世界の人やモノ?を召喚したりするんだ!
仲の良い想い人がいるけどぞんざいな扱い方をされてるけどめげないぞ!頑張れ!
「ベルト・ラムバルドは光明の暗黒騎士だ! 知っておけ!」
ベルト・ラムバルド(自称、光明の暗黒騎士・f36452)は決め顔でそう言った。
『……ハァ、左様でございますか』
エルは呆れ顔で返しつつ、軍刀を引き抜く。すると英霊達がどこからともなくやって来た。ユーベルコード【全軍突撃】の構えである。
数的有利はオブビリオンであるエル・善子・ロンメィルに傾いた様子だ。
「……多勢に無勢ではないか。その、もう少し手心と言うか……」
『そんなものはないです!』
無慈悲にエルと英霊はベルト目掛け猛突撃を仕掛けた! もちろんこんな猛牛の群れめいた突撃に当たれば星にでもなる程に吹っ飛ばされるだろう。
ベルトは一つ覚悟を決めた! あるいは単なるやぶれかぶれかもしれないが。
「私はベルト・ラムバルド! 光明の暗黒騎士だ! そしてこれが光と闇のオーラだ! 喰らえー!」
暗黒聖騎士の剣による光と暗闇のオーラを纏う斬撃波は英霊たちを掻き消し、勢いを削いだ!
『これはこれは! 腹立たしい限りで!』
全軍突撃も勢いが無ければ意味がない! エルに反撃の一撃が迫る!
成功
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陽環・柳火
「楽な道ばかり選んでいられないのが世の中ってもんだろ?」
「助太刀に来たぜ、山本親分。あとは向こうの親玉をぶっ飛ばせばいいか」
U Cで護符からバルカン達を召喚。特化技能は幽霊対策に【浄化】
「派手に行くぜ!幽霊達にはお帰り願おうか!」
【空中機動】からの【属性攻撃】【弾幕】で敵機動部隊を撃墜、殲滅させてゆく
「過去が今を殺すなんてあっちゃならねえんだよ。過去は過去に、さっさと骸の海に帰りやがれ!」
自分自身も刀での【クイックドロウ】【居合】で【切断】して倒し、ボスに肉薄して斬りかかる
「さあ、いっちょお相手願おうか。俺達の親分に手を出した落とし前は高くつくぜ」
「楽な道ばかり選んでいられないのが世の中ってもんだろ?」
陽環・柳火(突撃爆砕火の玉キャット・f28629)の指摘にエルは舌打ちを返す。
『……猟兵ってのは物語の主人公気取りでも出来るもんなんですねえ』
あからさまな挑発だが、陽環は特に気にしない。完全に相手にしていない様子だ。
「助太刀に来たぜ、山本親分。あとは向こうの親玉をぶっ飛ばせばいいか」
青筋を立てながら、エルはユーベルコードを発動した。すると戦車やら航空機やらが地面から墓から起き上がるゾンビめいて現れる。搭乗員は白骨化している。すべて亡霊のようだ。
『ムカつきますねえ……やっぱり憧れてたアレとまんまで……更にむかっ腹が立ちますよォ!』
「派手に行くぜ!幽霊達にはお帰り願おうか!」
護符を使い、UC【星獣顕現・バルカン】を呼び出した。使う技能は除霊だ。
航空機はバルカンに弾幕を張られ、次々と幽霊たちは消えてゆく。
「過去が今を殺すなんてあっちゃならねえんだよ。過去は過去に、さっさと骸の海に帰りやがれ!」
『……Scheiße!』
エルが軍刀を抜く前に、陽環は目にも止まらぬ速さで切り伏せに掛かる!
「さあ、いっちょお相手願おうか。俺達の親分に手を出した落とし前は高くつくぜ」
軍刀がダメになった!
大成功
🔵🔵🔵
馬県・義透
『疾き者』にて
少し遅れてしまいましたねー。でも、その邪魔が任務でしてねー?だからこそ、ここにいるのですがー。
間に合ってよかったですよー。
さてさて…全軍突撃してきますかー。まあこちらはこのUC使うので、ちょうどいいかとー。
…悪霊ってのは、簡単には滅びないものですから。こちらは、漆黒風を、風属性攻撃付きで投擲していきますねー。
『私たち四悪霊』の前に、数は頼みにならない…むしろ強化にしかならないと知れ。
※
『馬県』認識は、影にいる陰海月と霹靂が行ってるので無問題。ぷきゅクエ。
「でも、その邪魔が任務でしてねー?だからこそ、ここにいるのですがー」
馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)はオブビリオンに対してそう返した。
『……成程? なら当然でしょうねえ』
折られた軍刀を天へと掲げた。英霊たちがまたしても集まって来る。全軍突撃の構えだ。
「さてさて…全軍突撃してきますかー」
どこか穏やかだった雰囲気がふと、変わる。
「『私たち四悪霊』の前に、数は頼みにならない…むしろ強化にしかならないと知れ」
威圧的かつ圧倒的。エルの背中に悪寒が走る。
『……だとしてもです! 我々に撤退は許されていないのでね!』
明らかにダメだとしても、任務には逆らえない。オブビリオンは突撃指令を出した!
風を纏った棒手裏剣は次々と亡霊を霧散させている!
攻撃を食らっても、四悪霊・『戒』によって再生しては更に攻撃を加えているのだ!
『ふざけてますよォ……! ホント、ふざけた話でしょうよォ!』
棒手裏剣を切り払っているものの、エルにはもう嫌味を言う程の余裕すら失ってしまっている様子だ。
顔をリンゴのように赤くして、誰に言うでもない罵倒を上げている。そろそろ油断も隙も出来る頃合いだろう!
大成功
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シェリー・クサナギ(サポート)
「美しくない世界なんて、生きるに値しないわ」
◆口調
・一人称はワタシ、二人称はアナタ
・女性的な口調
◆性質・特技
・血液の形状を自在に操作する能力を保有する
・可愛いものには目がない
◆行動傾向
・暴力と砂嵐が支配する狂気の世界において、美しいものと可愛いものこそが人の心を救うと信じ、それらを護るために戦ってきた歴戦の奪還者です。社会通念や秩序に囚われることなく、独自の価値観を重んじます(混沌/中庸)
・彼にとって『美しさ』は外見だけでなく、義侠心や献身的な姿勢、逞しく生きようとする精神の高貴さも含まれます。これを持つものは敵であっても尊重します(が、世界を脅かす存在は『美しくない』ので結局戦います)
「アナタ……美しいところあるじゃない。勤勉で、憧れにひたむきなのはとてもいい事よ?」
シェリー・クサナギ(荒野に咲く一輪の花・f35117)は感心した様子で呟いた。目線の先にはオブビリオンであるエル・善子・ロンメィルがいる。
多少恥じらっているのか、エルはそっと視線を逸らした。
「だけれども……この素晴らしい世界を壊そうとするのはやっぱり美しくないわ!」
エルの顔色はすぐに変わった。彼女は既に恥じらいから冷たい殺意へ切り替わっている。
『……だったら最初ッから殺しに来れば良いモノを!』
どこか悲しみの籠った叫びを上げて、エルは燃料気化爆弾を構えた。ユーベルコード【 サーモバリック】で
的である山本親分諸共吹き飛ばすつもりだ!
「どんな時でも、イイものはイイって言わなきゃもったいないでしょ!」
エルに対して構えるのは
貪り尽くすあかしまの風。赤血球型偽神兵器を用いた攻撃だ! しかも巨大化している!
その赤血球は燃料気化爆弾の信管を狙いすましたかのように撃ち抜いた! どんなに威力が高かろうと起爆出来なければ意味がない!
『アッ! またしても……またしてもですかァ!?』
冷静さの欠片もなくなったらしい。地団駄が踏めるならやっているだろう。
成功
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バルタン・ノーヴェ(サポート)
「ご安心くだサーイ! ワタシが来マシタ!」
ご用命あらば即参上! アドリブ連携歓迎デース!
普段の口調:片言口調(ワタシor我輩、アナタ&~殿、デス、マス、デショーカ? デース!)
戦闘スタイル:白兵射撃の物理系
各種武装の中から敵に有効なものを選択して用いてくだサーイ!
刀も銃器も、内蔵兵器や換装式ウェポンも、何でもOKデス!
アタック重視でもディフェンス重視でも対応可能デース!
斬り込み、爆撃、弾幕を張ったり、パリィ盾したり、臨機応変に立ち回りマース!
指定ユーベルコードが使いづらいなら、公開している他のものを使用しても問題はありマセーン!
オブリビオンを倒して、ミッションクリアのために力をお貸ししマース!
「ご安心くだサーイ! ワタシが来マシタ!」
颯爽と乱入してきたのはバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)だ。
『……あーもう、滅茶苦茶です!』
何かとキャラが濃い猟兵たちの情報量に、ついにエルはオーバーヒートを起こした。心の余裕がなくなったのだ!
戦略など知ったことかとばかりに英霊をさっさと集めて突撃する。もはや、戦争末期のような特攻だ。
エルの背後を進む英霊たちは完全に[こいつ大丈夫じゃねえわ]みたいな目線すら向けている。
「骸式兵装展開、笠の番!」
そんなもんだから、九龍城砦の模造品に取り囲まれてしまった。警戒心のない鴨がネギと土鍋を背負って来るようなものだ。
更に壊そうとした英霊たちは次々と感知能力を奪われていく。
最終的に
模倣様式・香港摩天楼に引っ掛かったオブビリオンは呆気なく各個撃破されてしまった。
「……儂、何もせん内に終わっちまったにゃあ」
倒されたオブビリオンを弔っていた山本親分はしみじみと、寂しそうに呟く。
猟兵の力ってすげー! と恐れ知らずのアイツのセリフが頭を過る。
「……平和だにゃあ」
何事も起こらなかったように、ウグイスがさえずっていた。
成功
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