生命を滅ぼす竜使い
●竜を操る者
『訝訝訝 お前は何処から現れた なぜ此処に立ち入れる』
「私の名はドラゴンテイマー。身中に剣を抱きし『
竜』を操る者……」
原罪蛇メデューサの元にドラゴンテイマーが姿を見せ、その力でメデューサを操る。
『驚驚驚 私の『
剣』を掌握したのか 絶対制御コードを手に入れたのか』
「原罪蛇メデューサ……知恵と命を産み出すものよ、この私に従え。お前の『愛し子』は奪わぬし、それらを喰らう力も貸してやろう」
驚くメデューサをドラゴンテイマーが従えようと言葉を交わす。
『諾諾諾 それなら自由はいらない 脳もいらない 必要なのは『おそれ』だけ。
禍禍禍 禍禍禍 禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍!』
狂気が
呪咒哭哭哭大内裏に渦巻き、恐るべき竜がドラゴンテイマーの支配下に置かれた。
●グリモアベース
「前にバトルオブフラワーズで戦った謎のオブリビオン、『ドラゴンテイマー』がケルベロスディバイド世界に現れたよ! しかも十二剣神『原罪蛇メデューサ』を支配下しちゃったんだ!」
ラフィロワ・ベルシルト(幸せ運ぶ星のうた・f04751)がドラゴンテイマーが現れ、メデューサを支配したことを伝える。
「メデューサは人間の抱いた「おそれ」を触媒にして、配下を地球上に送り込める能力を持ってるんだ。それを使ってドラゴンテイマーは鉄のドラゴン「ダイウルゴス」の軍勢を地球に送り込んでくるよ!」
どこにでも突然ドラゴンが現れるという脅威に地球が晒される。
「ドラゴンはこの世界の人々に「最強クラスのデウスエクス種族」と認識されてるから、ドラゴンが暴れると人々の「おそれ」をすっごく高めちゃって、メデューサにどんどんエネルギーを供給して事態はもっと悪化しちゃうんだ! だからそうなる前に、急いでドラゴンを撃退してメデューサを倒さないと大変なことになるよ!」
「おそれ」を止めなければメデューサが強くなり、さらに進行速度が上昇してしまうだろう。
「みんなには地球に送り込まれる無数のドラゴンの塊ダイウルゴスを倒してもらうよ。送り込まれるのは東京の浅草。雷門の近くで人の多い場所を狙ってるみたい。現地の決戦配備を使って被害が出る前に迎撃しよう!」
決戦配備を選んで使うことができる。人々を避難させて犠牲を出さず「おそれ」が増幅する前に倒してしまう必要がある。
「ダイウルゴスを倒したら、「おそれ」を使って十二剣神『原罪蛇メデューサ』が降臨するよ! メデューサはもう何もかも、脳までもドラゴンテイマーに明け渡してて、完全に理性を失ってるんだよ。だから1人でも多くの愛し子――人類を喰らうことだけを目的に、周囲の知的生命体に無差別に攻撃を仕掛けるよ! こんなのが街中で暴れたらとんでもない犠牲者が出るから、ここでやっつけちゃおう!」
知性を失い、ただただ目につく知的生命体を喰らう事しか考えていない。人々を遠ざけるように誘導するのは難しくないだろう。
「メデューサも倒したら、とうとう『ドラゴンテイマー』が姿を見せるよ! いつの間にか周囲に仕掛けていた爆薬を使って決戦配備を破壊して、炎に包まれた状態で戦いを挑んでくるよ。「決戦配備の要請」はできなくなるけど、「炎に包まれた戦場」の対策をしておくといいと思うよ! それとメデューサを倒す前に民間人を避難させておけば、全力で戦えるよ!」
開幕の爆破に巻き込まれただけでも人々に犠牲が出る。ダイウルゴスやメデューサとの戦いの最中に、出来る限り民間人の避難をさせておくのがいいだろう。
「ドラゴンテイマーが何を目的にしてるのかはわからないけど、このままだと地球に住む知的生命体が滅ぼされちゃうかもしれないんだ。そんなの絶対に阻止しないと! メデューサもドラゴンテイマーもやっつけて、地球を救おう!」
ラフィロワの言葉に頷き、地球の知的生命体を滅ぼすという恐るべき作戦を絶対に止めようと、猟兵達は戦場となる浅草へと向かった――。
天木一
こんにちは天木一です。
地球に攻め込んでくるドラゴンとの戦いになります。
第1章は無数のドラゴンの合体した巨大な鉄のドラゴン『ダイウルゴス』との戦いとなります。時間をかけるほどに人々の抱く「おそれ」が高まりメデューサが強化されます。
第2章は『十二剣神『原罪蛇メデューサ』』との戦いとなります。理性を失っていて目に付く知的生命体に襲い掛かります。
第3章ではドラゴンテイマーとの戦いとなります。
「炎に包まれた戦場」での対策を練っていたり、3章までに民間人の避難が終わっているとプレイングボーナスを得られます。
1章2章ではそれぞれ決戦配備を要請して、その効果を一つ得ることができます。
複数人で参加する方は最初にグループ名などをご記入ください。
プレイングの締め切り日などは決まり次第タグにて。
あらゆる知的生命体を滅ぼそうとするメデューサとドラゴンテイマーを倒し、地球を守りましょう!
第1章 ボス戦
『ダイウルゴス』
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POW : ダイウルゴス会議
自身の【体内の無数のダイウルゴスによる合議制】の為に敢えて不利な行動をすると、身体能力が増大する。
SPD : ダイウルゴス文明軍
レベル×1体の、【眼球】に1と刻印された戦闘用【小型ダイウルゴス】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
WIZ : 文明侵略衝撃波『フロンティア・ライン』
【四肢のどれか】から【見えざる文明侵略衝撃波】を放ち、【ダイウルゴスの一部になりたいと望ませる事】により対象の動きを一時的に封じる。
イラスト:棘ナツ
👑11
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●日常を破るドラゴンの襲来
「今日も浅草は混んでるなぁ」
「暑いから抹茶ジェラートでも食おうぜ」
「そうするか。しっかし、こんな人の多いところにデウスエクスでも現れたら大変なことになりそうだよな」
日常の他愛の無い会話。そこに混じった些細な「おそれ」――それをきっかけに突如として空が切り裂かれる!
「なんだ、あれ……」
「大きな………ドラゴン!?」
空を覆うようなドラゴンの群れの集合体である『ダイウルゴス』を見上げ、人々の心に「おそれ」が生まれる。
それはさらにメデューサの力となり、世界を滅ぼさんとするドラゴンの侵略が始まった――。
ファルコ・アロー
てめーこのやろー!
こんな人通りの多い所にいきなり出てきやがって……何してくれてんですか!
ただでけーだけの爬虫類の分際で、脅かすんじゃねーですよ!
決戦配備、メディック!やろーども、避難は任せたですよ!
そこの観光客!慌てねーで指示に従って整然と逃げろです!軍人のよーに!
もちろん地元民もですよ!
人を逃がしはじめたら攻撃開始です。
あんなの怖くねーって事を分からせてやんなきゃですね!
手始めに空中戦を仕掛けて2,3発ぶん殴ってやるです!
てめーの脳内会議の結論なんざ知ったこっちゃねーんですよ!
あの御大層な角でも引っ掴めばフルパワーで振り回せるはずです。
隅田川にぶち込んで、水をたらふく飲ませてやるですよ!
●浅草を襲うドラゴン
「ゴォオオオオオオオ
!!!!」
「ひぃっ!!」
「逃げろっ!!!」
突然浅草の上空に現れた巨大ドラゴン『ダイウルゴス』に、大勢の観光客や地元の人々が慌てて逃げ出し混乱が起きる。
「てめーこのやろー! こんな人通りの多い所にいきなり出てきやがって……何してくれてんですか!」
そんなドラゴンに向かってファルコ・アロー(ベィビィバード・f42991)が怒鳴る。
「ただでけーだけの爬虫類の分際で、脅かすんじゃねーですよ!」
そう言って自分に注意を向けさせ、緊急事態に姿を見せた特務機関DIVIDEのスタッフに目を向ける。
「決戦配備、メディック! やろーども、避難は任せたですよ!」
「避難はお任せください!」
「すぐに浅草を封鎖します! ご武運を!!」
サイレンが鳴り響き、すぐさま避難誘導が始まった。
「そこの観光客! 慌てねーで指示に従って整然と逃げろです! 軍人のよーに! もちろん地元民もですよ!」
逃げようと押し合う人々にファルコも思わず口を出し、ドラゴンから少しでも距離を取らせる。
「グゥオオオオオオオ
!!!!」
逃げ惑う人を見下ろしたダイウルゴスが、さらなる「おそれ」を得ようと降下を始める。
「避難が完了するまで時間を稼がねーとな!」
ファルコがドラゴンを見上げ、拳を握って【背部パルスプラズマ・スラスター】を使い空に飛び上がる。
「あんなの怖くねーって事を分からせてやんなきゃですね!」
人々の「おそれ」を消してしまおうと、加速した勢いの乗せて腹を殴りつけ、上昇すると顔を連続で殴り飛ばした!
「ケルベロスか!!!
……………正面突破だ!」
身体を構成する何体ものドラゴンが砕け散り、ダイウルゴスは体内で会議を行い、翼を広げ堂々と身を晒し不利な行動をすることでパワーアップする。
「ゴォオオオオオオオオオオ!!!」
そして咆えるとファルコに向かって突撃する。それはまるで巨大なビルが倒れ込むような迫力だった。
「てめーの脳内会議の結論なんざ知ったこっちゃねーんですよ!」
負けじと気迫を込めて怒鳴ったファルコがユーベルコード『マシーナリーズ・フルパワー』を発動し、巨大な角を掴むとフルパワーで振り回す!
「グァアアアアアアアアアアッ!? こんな、馬鹿な!!!」
「隅田川にぶち込んで、水をたらふく飲ませてやるですよ!」
驚くダイウルゴスの巨体を隅田川に叩き込み、跳ね上がった水が雨のように降り注いだ。
「すごい!! ドラゴンを落とした!!」
「ケルベロスがいればドラゴンだって怖くない!!」
その勇姿を見た人々の心から「おそれ」が弱まった。
大成功
🔵🔵🔵
エミリィ・ジゼル
ポジメディで人々の避難を依頼。
そしてわたくしはダイウルゴスに戦いをいど――うわー!文明侵略衝撃波くらっちまったー!
なんかダイウルゴスの一部になりたくなってきました
しゃあねえ、いっちょ乗り込むか…ダイウルゴス議会に!
平行世界から呼び出したかじできないさんズ200人と共にダイウルゴスの一部となり議会に殴りこみます
ダイウルゴス議会はせいぜい100議席。かじできない党200人の敵ではありません。与党になった後はこっちのもんです。
語尾をザウルスにする議案提出!可決!
議会をさぼる議長にはケツバット議案提出!可決!
自爆議案提出!可決!
ひゃっはー!自爆だー!
ギャグキャラを取り込んだ己の浅はかさを呪って死ねー!
「避難はお願いします!」
「了解しました!」
「我々は急ぎ避難誘導にあたります!」
エミリィ・ジゼル(かじできないさん・f01678)は決戦配備のメディックに出動を要請し、特務機関DIVIDEのスタッフは戦いに巻き込まれないように人々を避難させる。
「そしてわたくしはダイウルゴスに戦いをいど――うわー! 文明侵略衝撃波くらっちまったー!」
堂々と戦場に足を踏み入れたエミリィに向け、問答無用で見えざるダイウルゴスの腕から放つ文明侵略衝撃波が出オチのように叩き込まれる。するとダイウルゴスの一部になりたいという気持ちが芽生えた。
「なんかダイウルゴスの一部になりたくなってきました。しゃあねえ、いっちょ乗り込むか……ダイウルゴス議会に!」
乗り気になったエミリィは、ユーベルコード『
いともたやすく行われるえげつない増殖』を発動し、平行世界の自分たち――かじできないさんズ200人を呼び出して共にダイウルゴスに取り込まれ、一部となって議会に殴りこみを仕掛ける!
「ケルベロスは強敵だ。ここはもっと文明侵略を使い取り入れるのが必要ではないか?」
「いや、多くを取り込んでしまえば逆侵攻を受けるかもしれん。取り入れたらすぐに使い捨てるつもりで使用した方が良い」
体内では多くのダイウルゴス達が会議を行い行動を決めていた。
そんな議会にぞろぞろと集団が姿を見せる。
「ダイウルゴス議会はせいぜい100議席。かじできない党200人の敵ではありません。与党になった後はこっちのもんです」
堂々と居座るとエミリィたちが議会で好き勝手に発言する。
「語尾をザウルスにする議案提出! 可決!」
「議会をさぼる議長にはケツバット議案提出! 可決!」
提案してはエミリィたちが賛同して可決してしまう。
「待て! 勝手な決議は許されん!!」
「そうだ! 新参者はまずは黙って見て覚えるべきだ!!」
ダイウルゴスが抗議するが、エミリィは議会を占拠してそのまま提案を続ける。
「自爆議案提出! 可決!」
「ひゃっはー! 自爆だー!
「ちょっ! 待て待て待て!!!」
「自爆など許されんぞっ!! 提案の否決を!!」
止めようとするが時すでに遅く、体内のエネルギーが爆発的に高まっていく――。
「ギャグキャラを取り込んだ己の浅はかさを呪って死ねー!」
「やめっっっ! ギャアアアアアアアアアア
!!!!!」
エミリィがそう告げると同時に、ダイウルゴスの内部からドラゴン達が自爆して大爆発を起こし、巨大なドラゴンの腹が内側から破裂するように大ダメージを負った。
大成功
🔵🔵🔵
琳谷・花咲音(サポート)
自身とよく似た姿の影(背格好は同じ、性別とロングヘアが違う)悪魔【影(エイ)】を召喚するガジェッティア。
柔らかな口調と行動で男女どちらともとれないジェンダーレスな雰囲気。
女の子になりたい訳じゃない、男女の垣根はなく自分は自分。
友人(感情を結んでいる人)以外には『僕』。
友人には『私』。
戦闘時にはガジェットを臨機応変に変化させて戦う。
火力はないので手数で押す…又は牽制などサポートの立ち位置にいる事が多い。
【影】は本人と鏡合わせのような行動をとる事が多い。
生贄として、魔法媒体として様々な因子を詰め込まれた存在。
その影響で召喚したものを身に宿して戦う降霊術も得意とするが、その戦い方は好きではない。
「グォオオオオオオオ
!!!!」
「ひぃっ!!」
深手を負ったダイウルゴスが咆える。巨大なドラゴンの怒りの咆哮は人々に「おそれ」を与える。
「ドラゴンの群れが合体してるんだね。とんでもない大きさだけど、人々が逃げる時間を稼がないとね」
琳谷・花咲音(気ままな異邦人・f35905)は避難誘導されている人々を見て、離れられるまでドラゴンの気を引こうと、自身とよく似た姿の影の悪魔【影(エイ)】を召喚する。
「いこう」
花咲音と影が飛び出してダイウルゴスの視界に入る。
「ケルベロスめ!! 数で押し潰してやるぞ!!!」
無数の小型ダイウルゴスを召喚し、空を覆うように襲い掛かる!
「数が多いね。あまり好きじゃないけど、好き嫌いを言ってる場合じゃないか」
花咲音はユーベルコード『ガチキマイラ』を発動し、降霊術で左腕をライオンの頭部に変形させて小型ダイウルゴスを噛み千切っていく。
「アギャアア!!」
悲鳴を上げて小型ダイウルゴスが消滅していくが、数に物を言わせて背後に回り込んできた。
「残念だけど僕に死角はないよ」
花咲音の背後を守るように影が動き、同じようにライオンの頭で小型ダイウルゴスを撃墜する。
「このままあの巨大なドラゴンも噛み千切ってあげようか」
花咲音と影が小型ダイウルゴスを足場にして駆け上がり、ダイウルゴスの両脚に同時に噛み付いて肉を大きく引き千切る。
「グギャォオオオ
!!!!」
苦しそうな声を上げたダイウルゴスが睨みつける。
「お返しだ。跡形もなく喰らい尽くせ!!」
小型ダイウルゴスが絶え間なく襲い掛かり、花咲音と影は防戦に追い込まれて後退させられた。
成功
🔵🔵🔴
カトリーヌ・クレマン
ドラゴンはこの世界の人には恐怖の象徴でも、ゴッドゲームオンラインから来たわたしにはただの魔物の一種に過ぎないわ。
(ドラゴンなんてそこら中にいるしね)
討伐あるのみよ。
決戦配備でメディックを頼んで一般人の避難誘導をしてもらうわ。
これから使うユーベルコードは対ボス用の切り札、高火力の代償で味方も無差別で攻撃対象だから。
一揆で怒り狂う農民の大群を呼び出してわたしも一緒に竹槍や攻性植物でダイウルゴス目掛けて攻撃を仕掛けるわ。
本体のダイウルゴスも呼び出した小型ダイウルゴスもまとめて農民の大群でなぎ倒すわね。
一揆は一度解き放てば全てを焼き尽くす怒りの奔流、誰にも止められないわ。
「ドラゴンはこの世界の人には恐怖の象徴でも、ゴッドゲームオンラインから来たわたしにはただの魔物の一種に過ぎないわ」
カトリーヌ・クレマン(名も無き村娘・f42145)はドラゴンなんてそこら中にいると、ダイウルゴスを見上げる。
「討伐あるのみよ。一般人の避難誘導は任せるわ」
自身はドラゴンに向かい、決戦配備でメディックに一般人の避難を頼む。
「もうすぐ周辺の避難が終わります」
「あとは任せました!」
メディックによる避難が進み、一般人が周辺からいなくなる。
「ガァアアアアアアアア!! よくもやってくれたなケルベロス!! 必ずやここで滅ぼしてくれよう!!」
数を大きく減らし元の半分近く小さくなったダイウルゴスが、怒りに燃えあがって咆える。
「これから使うユーベルコードは対ボス用の切り札、高火力の代償で味方も無差別で攻撃対象だから――」
人がいなくなれば遠慮なく使えると、カトリーヌがユーベルコード『一揆』を発動し、竹槍などで武装した怒り狂う農民の大群を召喚する
「うぉおおおおおおおおおおおおおおおお
!!!!!!」
怒り狂う一揆衆がドラゴンに負けぬ大音量で咆え、竹槍や鍬などを手に襲い掛かる。
「大蜥蜴を落とせ!!」
一揆衆が次々と竹槍を投げつけ、巨大な翼を穿って落下させる。
「人間風情が!!」
地上に着地したダイウルゴスが怒鳴りながら小型ダイウルゴスを召喚して解き放つ。
「敵も数で対抗してきたわね。だけど無駄よ」
カトリーヌが攻性植物を伸ばして巻き付け、動きを鈍らせたところに一揆衆が襲い掛かって小型ダイウルゴスを薙ぎ倒していく。その勢いは止まらずダイウルゴス本体にも殺到する。
「馬鹿なっ!!」
ダイウルゴスが強力な爪や尾で吹き飛ばす。しかし死を恐れぬ一揆衆は仲間が吹き飛ばされ砕け散ろうとも怯まず、取りつくとドラゴンの巨体に死に物狂いで武器を突き立てる!
「グガアアアアアア
!!!!」
全身に取りつかれたダイウルゴスが苦しみ叫び声を上げる。
「こんなっ、ろくな武器も持たぬ人間の群れなどに!!」
「一揆は一度解き放てば全てを焼き尽くす怒りの奔流、誰にも止められないわ」
カトリーヌも攻性植物を巻き付けて肉体に侵食させ、拘束すると一揆衆が津波のように押し寄せて巨体を構成するドラゴンの群れを根こそぎ仕留めていく……。
「ありえん! この身は最強たるドラゴンだぞ!!」
「農民だって群れとなればドラゴンを倒せるのよ」
カトリーヌは大地を破壊するドラゴンを上回る。怒れる農民の力でトドメを刺した。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『十二剣神『原罪蛇メデューサ』』
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POW : 蛇蛇獄魔獄狡兎殺
【全身から染み出す「超次元の蛇」】で近接攻撃し、与えたダメージに比例して対象の防御力と状態異常耐性も削減する。
SPD : 朧朧蛇蝎奇霊夜行
自身が対象にとって未知の存在である限り、通常の行動に追加して「【広域感染型の金縛り】」「【鎮火できず永遠に追尾する鬼火】」の心霊現象を与える。
WIZ : 歓歓禍禍大虞呪咒
【底知れぬ恐怖をもたらす笑い声】を放ちダメージを与える。命中すると【「おそれ」】を獲得し、自身が触れた対象の治癒or洗脳に使用できる。
イラスト:カス
👑11
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●原罪蛇メデューサ
「やった!」
「ケルベロスがドラゴンを倒したぞ!!」
巨大なダイウルゴスが倒れると避難した人々の歓声が上がる。
『禍禍禍 禍禍禍』
だがその希望の声をかき消すように、残る「おそれ」を使って空間を捻じ曲げ十二剣神『原罪蛇メデューサ』が降臨する!!
『禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍!』
「うっ!!」
「ば、化け物!」
そのおぞましい姿と気配に、離れていても悪寒を感じた人々が震える。
『禍禍 禍禍禍禍 禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍!!』
思考すらも手放し、ただ欲求のままに人類を喰らう存在と化したメデューサは、近くの知的生命体を狙って動き出す――その意識は少し離れた場所に避難されている大勢の一般人に向けられていた。
エミリィ・ジゼル
ポジキャス
わたくしはバーチャルキャラクター。リスポンはお手の物。
自爆からリスポンしたらすぐさまディバイドにライブステージ建設を要請。
あわせてUCで平行世界のかじできないさんたちを百人ほどわさっと呼び出し、2チームにグループ分け。
50人はステージの音響を利用したクソデカほら貝大演奏でメデューサの笑い声をかき消します。ぶおー!ぶおー!
そしてほら貝にメデューサの意識がそれた瞬間、物陰に隠れていた残り50人が鯨の骨を一斉に【投擲】してメデューサを【串刺し】に。
いくら十二剣神と言えど、理性がなければただの獣です。
ただの獣に用はねえ、さっさと出てきなドラゴンテイマー
議会さぼった罰としてケツバットしてやんよ
●十二剣神を討つ
『禍 禍禍! 禍禍! 禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍!!!』
メデューサが狂ったように笑う――その笑い声は周囲の者に呪詛として侵食していく。
「わたくしはバーチャルキャラクター。リスポンはお手の物」
エミリィが即座に自爆してその影響を消すとすぐにリスポンした。
「ライブステージ建設をお願いします」
「了解しました!」
「ライブステージの用意をするぞ!!」
そして決戦配備キャスターを要請すると、離れた場所に待機するスタッフがすぐに操作して、周囲の地形が変化を始めライブステージが建設される。
「ここからわたくしのステージの始まりです」
その舞台に立ったエミリィはユーベルコード『
いともたやすく行われるえげつない増殖』を発動し、平行世界のかじできないさんたちを百人ほどわさっと呼び出した。
「2チームに分かれましょう。片方のチームは隠れて待機。残りのチームは演奏開始です」
50人ずつの2チームにグループ分けし、片方のチームが身を隠し、残りのチームが楽団となってクソデカほら貝を吹き始めた。
『ぶおー! ぶおー!』
『禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍!!!』
ステージの音響を利用した大演奏でメデューサの笑い声をかき消す!
『禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍!!!』
メデューサは演奏する楽団に反応して楽器に負けないように笑い続ける。そうして少しずつ浸蝕していく……。
「いくら十二剣神と言えど、理性がなければただの獣です」
意識が楽団に向かっている隙に、物陰に隠れていた残り50人のチームが鯨の骨を一斉に投擲した!
『禍禍――?』
次々と鯨の骨がメデューサの身体を貫き、ようやく自身が攻撃されていることに笑いながら気付く。だが距離の近い演奏に反応してしまい、骨の攻撃を受けっぱなしになってしまう。
「ただの獣に用はねえ、さっさと出てきなドラゴンテイマー。議会さぼった罰としてケツバットしてやんよ」
理性を失ったメデューサなど敵ではないと、エミリィは攻撃を継続させながら黒幕に呼び掛けた。
大成功
🔵🔵🔵
柄倉・清春(サポート)
喫茶店で働く傍らに暗殺業を営む男
今は特務機関DIVIDEに所属しており二足ならぬ三足の草鞋を履く
強面だが粗暴なわけではなく日常生活では気さく
殺しの関わる仕事の時は途端冷徹になる
暗器を交えた肉弾戦と中距離からの牽制・奇襲を好む
戦いに流儀を持ち込まないのが流儀
搦め手、揺さぶり、闇討ち、あらゆる手段を用いる
生物の急所を熟知しており、異形と戦う際も経験則に基づき攻撃箇所を決める
身に宿した悪魔の力は奥の手
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用
多少の怪我は厭わず行動し、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません
依頼の成功のためなら汚れ役を担う事も
自身が性的な行為を行うのはNG
『禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍!!』
ダメージを受けても感じていないようにメデューサが狂気を撒き散らしながら笑い続ける。
「こんな都心で暴れるとはな。さっさと掃除してしまおう」
柄倉・清春(悪食子爵・f33749)がメデューサへと背後から忍び寄り攻撃を仕掛ける――。
「理性を失っているなら不意打ちが有効だろう」
ユーベルコード『影の追跡者の召喚』を発動し、メデューサの視界内を走らせる。
『禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍
!!!!』
すると笑い声をあげて影に襲い掛かる――。
「動く者に攻撃するか――理性を失ってはどんな戦いも勝てはしない」
その背後から忍び寄った清春がダガーで背中を貫いた!
『禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍!!!』
だがダメージを受けてもメデューサは高らかに笑い、その声で清春の精神を侵食し「おそれ」を与える。
「十二剣神だけあって簡単には倒せないか」
すぐに清春はダガーを抜いて血を噴き出させる。
『禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍!!!』
メデューサの笑い声が清春の精神に侵食し「おそれ」を生み出させる。
「精神を侵食してくるか、厄介だな」
ぐらりと揺さぶられたところでメデューサが掴み掛かった。
「触れられるわけにはいかないな」
身を投げ出して地面を転がりメデューサの手から逃れる。
『禍禍 禍禍!!」
だがメデューサはすぐに追いかけようとする。しかしその眼前を影の追跡者が駆け抜けて注意を引き、清春と距離を離すように誘導した。
「……理性を失っていなければ危なかったな」
反射的に動く生物を追うメデューサの姿を見ながら、清春はゆっくりと起き上がった。
成功
🔵🔵🔴
杓原・潤
手こずってるみたいだね、ピヨちゃん(f42991)!
うるうが手伝ってあげようか?
せっかく浅草に来たんだからあそこのふわふわパンケーキ食べたかったんだぁ、後で奢ってくれるよねぇ?
あ、ディフェンダーの決戦配備要請!
カフェやお店を守って貰わなきゃ!
もー、うるうも真剣にやってるから大丈夫だってば。
まずは箒に乗って空中戦で攻める!
ピヨちゃんが撃ち漏らした蛇はミゼリコルディア・スパーダでやっつけとくね。
うーん、あの蛇おばさんの笑顔はあんま可愛くないなぁ。
口が開かないように魔法剣を刺したりできるかな?
おっけーピヨちゃん!
ピヨちゃんの矢に合わせて雷の属性攻撃を乗せた魔法剣で集中攻撃!
二人でシビれさせちゃうよ♡
ファルコ・アロー
おせーんですよ杓原ァ(f28476)!
タカる前にきっちり働きやがれです!
下らねー事言ってないで、早いとここのクソデカ蛇女のバカ笑いを止めるですよ!
しかしまぁ腹立つくらい出て来るですね、この蛇ども!
超次元かなんか知らねーですけど、ボク達の敵である以上は纏めて撃ち抜くまでです!
チェンジ・アクィラ!
この雷の矢で、蛇を出すのもそのバカ笑いも止めてやるですよ!
多少おそれとやらを持ってかれても、今は気にしないです。
接触されなきゃ大丈夫なはずですから、距離を取って戦いつつ瞬間思考力で隙を伺うですよ。
よし、今ですよ杓原ァ!
本体に集中攻撃カマしてやるです!
大きさの差がなんですか!
二人がかりですよ、こっちは!
『禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍!!』
深手を負ってもメデューサが笑い、その声を聞いた存在に「おそれ」を抱かせる。
「手こずってるみたいだね、ピヨちゃん!」
「おせーんですよ杓原ァ!」
援軍にやってきた杓原・潤(鮫海の魔法使い・f28476)が呼びかけると、ファルコが文句を返す。
「うるうが手伝ってあげようか? せっかく浅草に来たんだからあそこのふわふわパンケーキ食べたかったんだぁ、後で奢ってくれるよねぇ?」
「タカる前にきっちり働きやがれです! 下らねー事言ってないで、早いとここのクソデカ蛇女のバカ笑いを止めるですよ!」
さっそく何を奢ってもらおうかと潤が考え始めると、そんなものは後だとファルコがメデューサに意識を集中させる。
『禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍
!!!!』
不気味に笑うメデューサの声が呪詛のように広がり、超次元の蛇が身体からうねうねと無数に這い出てきた。
「あ、ディフェンダーの決戦配備要請! カフェやお店を守って貰わなきゃ!」
周囲の建物も巻き込まれないようにと、潤が決戦配備を要請して隔壁を展開し、バリケードを構築して防御を固めてもらう。
そこに蛇が次々と衝突していった。激しい衝突音をさせてバリケードが悲鳴を上げる。
「しかしまぁ腹立つくらい出て来るですね、この蛇ども!」
ファルコはバリケードを津波のように押し潰していく蛇に悪態を吐く。
「超次元かなんか知らねーですけど、ボク達の敵である以上は纏めて撃ち抜くまでです! チェンジ・アクィラ!」
そしてこれ以上好きにはさせないと、ユーベルコード『チェンジ・アクィラ』を発動し、全身に静電気を帯びると蛇に負けぬ規模で雷霆の矢を放ち、眩い閃光が蛇の群れを薙ぎ払った!
『禍禍 禍禍 禍禍禍禍禍禍禍禍!!!』
だが蛇はメデューサから無限に湧き出るように現れる。
「この雷の矢で、蛇を出すのもそのバカ笑いも止めてやるですよ!」
さらに雷はメデューサにも届き、体を焼いて蛇の出現を止めた。
「さっさと杓原も続きやがれです!」
「もー、うるうも真剣にやってるから大丈夫だってば」
そう言うと潤は箒に乗って空中から攻め込む!
「ピヨちゃんが撃ち漏らした蛇はミゼリコルディア・スパーダでやっつけとくね」
ユーベルコード『ミゼリコルディア・スパーダ』を発動し、百を優に超える魔法剣を生み出し雨のように降り注がせて、残った蛇を串刺しにしていった。
『禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍禍
!!!!!!』
痛みを感じていないのか、メデューサは狂ったように笑い続ける。それは「おそれ」を呼び起こすほど不気味で恐ろしい笑い声だった。
「多少おそれとやらを持ってかれても、接触されなきゃ大丈夫なはずですから、このまま攻撃を続けてやりますよ!」
ファルコは距離を取ったまま雷の矢を撃ち込んでメデューサの動きを妨害する。だが攻撃を受けながらもメデューサが近づいてきた。
「うーん、あの蛇おばさんの笑顔はあんま可愛くないなぁ。口が開かないように魔法剣を刺したりできるかな?」
その隙を突き、潤は魔法剣を飛ばしメデューサの口を貫き笑い声を強引に止めた。
「よし、今ですよ杓原ァ! 本体に集中攻撃カマしてやるです!」
「おっけーピヨちゃん!」
「大きさの差がなんですか! 二人がかりですよ、こっちは!」
ファルコがありったけの雷の矢を放ち、それに合わせて潤が魔法剣を射出する。すると魔法剣に雷が合わさり、雷の属性攻撃を乗せた剣が襲い掛かる!
「二人でシビれさせちゃうよ♡」
強固なボディを魔法剣が貫き、内部から雷が放出して全身を燃えあがらせた。
「禍 禍! 禍禍禍禍禍禍……禍禍
……………」
苦しそうな声を上げ、メデューサは全身を炎に包まれて黒焦げになっていく。
「……………禍……」
やがて笑い声が完全の途絶えると、ピクリとも動かなくなり、焦げた身体がぼろぼろに崩れ落ちた……。
「クソデカ蛇女のバカ笑いをようやく止められたですよ!」
「やったねピヨちゃん!」
ファルコと潤がメデューサを倒せたと喜び合う。
だがまだ最後の敵がどこかでこの戦いを観察し、動き出していた――。
大成功
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第3章 ボス戦
『ドラゴンテイマー』
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POW : クリムゾンキャリバー
【赤き剣の右腕】が命中した対象に対し、高威力高命中の【黒竜ダイウルゴスの群れ】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : ギガンティックダイウルゴス
レベル×1体の、【逆鱗】に1と刻印された戦闘用【大型ダイウルゴス】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
WIZ : 文明侵略(フロンティア・ライン)
自身からレベルm半径内の無機物を【黒竜ダイウルゴスの群れ】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
イラスト:ハルヨリ
👑11
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●炎の中のドラゴンテイマー
「原罪蛇メデューサをも退けるか……」
ドラゴンテイマーが空中に姿を見せる。
「やはり猟兵という存在は未知数だ。ここで仕留めねばなるまい」
猟兵の強さに危機感を覚え、戦力を減らしておく必要があると指を鳴らす。すると街中に爆発が起こり、周辺の決戦配備を破壊して炎に包み込む。
「危険だ! もっと下がって!」
「避難してください!!」
猟兵によって呼ばれていたメディックの隊員達がすぐに動き出し、人々を大きく避難させて炎の範囲から逃れる。
「これで小賢しい決戦配備は使えまい。そして炎の中なら私の方が有利……」
ドラゴンテイマーは炎の中に平然と降り立つ。
「さあ、街を灰燼と化されたくなければ、掛かってくるといい」
挑発したドラゴンテイマーは炎に包まれた戦場で待ち構える――。

エミリィ・ジゼル
ようやく現われましたね、ドラゴンテイマー。さぁ、議会をさぼったツケを払ってもらいましょう
食らえ!ギャグニウム放出!
これによりこの一帯はシリアスな行動が不可能な状態となります。ダイウルゴスを呼び出そうとしても無駄です。
シリアスを封じてしまえばあとはこちらのもの。ダイウルゴス議会で無理やり可決した議案にのっとり、議会をさぼった議長にはケツバットです。
愛用している世界樹のバットを振りかぶってドラゴンテイマーのケツに向かってフルスイング。わたくし自慢の【暴力】と【部位破壊】でドラゴンテイマーのケツをぶち殺してやります。
これがケルベロスの力だ、思い知ったか!
●竜使いを討つ
「ようやく現われましたね、ドラゴンテイマー。さぁ、議会をさぼったツケを払ってもらいましょう」
エミリィが威勢よくドラゴンテイマーの前に出る。
「ギガンティックダイウルゴスよ。全てを喰らい尽くせ」
猟兵との会話に惑わされるつもりはないと、ドラゴンテイマーが話を無視してギガンティックダイウルゴスを呼ぼうとする。
「させません。食らえ! ギャグニウム放出!」
対してエミリィがユーベルコード『ギャグニウム放出』を発動し、全身からギャグニウムという未知の粒子を放った!
「なんの光だ? ……ギガンティックダイウルゴスが現れない?」
ドラゴンテイマーが周囲を見渡し異変に気付く。
「これによりこの一帯はシリアスな行動が不可能な状態となります。ダイウルゴスを呼び出そうとしても無駄です」
エミリィがそう告げると、ここからは一方的にやらせてもらうと愛用している【世界樹のバット】を取り出した。
「シリアスを封じてしまえばあとはこちらのもの。ダイウルゴス議会で無理やり可決した議案にのっとり、議会をさぼった議長にはケツバットです」
「動けん?」
そしてギャグニウムによって周囲を燃えあがらせる炎を無効化し、反撃しようとする動きを阻害されているドラゴンテイマーの背後に回り込むと、ケツに向かってフルスイングを叩き込む!
「ぐっ!?」
「これがケルベロスの力だ、思い知ったか!」
吹っ飛んで頭からバリケードに突っ込むドラゴンテイマーに、エミリィが胸を張ってバットを掲げケルベロスの力を誇示した。
「ふざけた真似をしてくれる……」
頭から血を流したドラゴンテイマーが起き上がる。
「まだ起き上がるのなら、次はホームランを打ってあげます!」
ギャグニウムの効果が消える前に、エミリィが再びバットを持って接近し、もう一度だとバットをスイングする!
「ふっ!」
普通には動けぬと学習したドラゴンテイマーは、転ぶようにして体勢を変えて腕でガードした。
「見切ったぞ」
「わたくし自慢の
暴力でぶち殺してやります!」
構わずエミリィは力を込めて振り抜き、左腕をへし折ってドラゴンテイマーの身体を打ち飛ばした!
「馬鹿な……!」
放物線を描いた身体が建物に叩きつけられて人型の穴を開け、さらに崩れる瓦礫に埋もれた……。
「……ゆけ」
瓦礫が吹き飛ぶとギガンティックダイウルゴスが姿を見せて突撃する!
「ギャグニウムの効果が切れてしまいましたか」
エミリィはバットでガードし、巨竜を相手に殴り合いを始めた――。
大成功
🔵🔵🔵
カトリーヌ・クレマン
援護射撃で大型ダイウルゴスの鱗も貫通できる長弓持ちのノンプレイヤーキャラクター軍団を召喚して攻撃して貰うわ。
ノンプレイヤーキャラ軍団に炎耐性の付くアイテムを渡して炎に対抗するわ。(私も装備しておくわね)
あなたのいた世界では唯一無二の存在でも私のいた世界では炎使いも龍使いもいるから対抗するためのノウハウも冒険者間で共有され、確立してるのよ。
『持ち帰る』事はあなたの専売特許じゃないんだから。
フェル・オオヤマ
wis
・心境
こちらのケルベロスとしては初陣だからこそ…気を引き締めて挑まねば!
ポジションが使えない?上等!真っ向からお前を倒すんだから!
・攻撃
しかし炎に包まれた戦場とは熱くて暑くてたまらないし敵は強化されるしで厄介ね。
[銀の杖]を持ち[我竜・月光氷嵐]を発動!戦場に吹雪を吹きすさぶ!そして自分と味方を強化するよ!【高速詠唱/凍結攻撃/風を操る】の技能を使用します
・防御
基本回避優先
回避不可もしくは負傷した味方が狙われた時はビームシールドを構えて護ります【かばう/受け流し/挑発/盾受け/勇気/激痛耐性】技能を使用
どうしたかしら!?そんな攻撃で私は倒れないよ!
他キャラとの連携・アドリブ歓迎
「黒竜よ、全てを滅ぼせ」
ドラゴンテイマーが周囲のコンクリートを黒竜ダイウルゴスの群れへと変換する。
「グォオオオオオオオオオオ
!!!!!」
ダイウルゴスが咆えて空に舞い上がった。
「ボスはドラゴンテイマーね」
カトリーヌはユーベルコード『
援護射撃』を発動し、大型ダイウルゴスの鱗も貫通できる長弓持ちのノンプレイヤーキャラクター軍団を召喚した。
「攻撃力は足りてるけど、耐性は足りてないから、これで強化しておくわ」
そして炎耐性の付くアイテムを渡し、自らも装備して炎への対抗手段とする。それによって、燃え上がる周囲の熱に耐えてデバフを消し通常通りの動きを可能とした。
「片っ端から龍の群れを落とすわ!」
カトリーヌが手を振り下すと、その合図を待っていたNPC軍団が一斉に矢を放つ。長弓より放たれた矢は勢いよくドラゴンの強固な鱗を貫きダイウルゴスに突き刺さる!
「アギャアアアア!!!」
悲鳴を上げて血を流すダイウルゴス達が回避しようとするが、矢は一本二本ではない。体中に矢が刺さってバランスを崩し墜落していく。
「炎に包まれろ」
ドラゴンテイマーがさらに周辺に爆発を起こして火の手を強め、行動の阻害を狙う。
「こちらのケルベロスとしては初陣だからこそ……気を引き締めて挑まねば! ポジションが使えない? 上等! 真っ向からお前を倒すんだから!」
支援を受けられずとも倒してみせると、フェル・オオヤマ(氷焔操る紅の竜姫士・f40802)が意気込んでドラゴンテイマーを睨みつける。
「しかし炎に包まれた戦場とは熱くて暑くてたまらないし、敵は強化されるしで厄介ね」
まずは炎をどうにかしようと長杖【銀の星】を握ると魔力を高め、ユーベルコード『
我竜・月光氷嵐』を発動する――。
「風よ! 氷よ舞え! 氷嵐を以て我らの障害たる敵を打ち倒す! ブリザードオブ・ルナ!」
蒼白く輝く吹雪の嵐を生み出し、戦場に吹きすさぶ雪の嵐が辺りを覆う炎を消し去り、自身と味方には月光のような光を当てて強化する。
「炎が消えていく……お前仕業か」
ドラゴンテイマーがフェルを視界に捉え、周囲の無機物を黒竜ダイウルゴスの群れへと変化させる。
「ドラゴンよ、敵を蹴散らせ」
「グォオオオオオアアアアアア
!!!!」
命じると黒竜ダイウルゴスの群れが一斉に襲い掛かる。
「こっちを脅威だと思ってもらえたみたいね」
それに対してフェルはすぐに回避行動を取り、竜の翼を羽ばたかせて飛び回る。
「ガァアアアアアッ!!」
ダイウルゴスが空よりブレスを吐いて撒き散らす。だがそれをフェルは飛び退いて避け、地上のNPC軍団はダメージを受けながらも耐えた。
「あなたのいた世界では唯一無二の存在でも、私のいた世界では炎使いも龍使いもいるから対抗するためのノウハウも冒険者間で共有され、確立してるのよ」
そうカトリーヌが言い放つと同時に、NPCが反撃して矢を浴びせる。
「『持ち帰る』事はあなたの専売特許じゃないんだから」
こちらもさまざまな経験を持ち帰っているのだと、カトリーヌは勝負を決めようとドラゴンテイマーを狙ってNPC軍団に矢を撃たせた。
「……以前よりも強くなっている。これが猟兵の力か。ならばこそここで勝たねばなるまい」
無数の矢がドラゴンテイマーに襲い掛かり、それをドラゴンテイマーは右腕の剣で斬り払うが、全てに対処できず体に突き刺さっていく。
「この程度ならば私は倒せん。仕留めよ」
血を流しながらもドラゴンテイマーが命じると、ダイウルゴスの群れが空から突っ込む。だがその前にフェルが立ち塞がった。
「守りは任せて!」
両義宿手【寂滅護】のビームシールドを展開して受け止め、吹雪によって凍らせて突撃を止める。
「どうしたかしら!? そんな攻撃で私は倒れないよ!」
ドラゴンを挑発してその矛先を自らに集める。
「もう一射いけるわ、ドラゴンテイマーに集中攻撃よ!」
その隙にカトリーヌがドラゴンテイマーを指さすと、NPC軍団が一斉に矢を放ってハリネズミのように全身に突き立てた。
「さらに数を増やす。圧倒せよ」
傷つきながらもドラゴンテイマーはダイウルゴスをさらに生み出し、フェルとカトリーヌに向けて突撃させ、数の力で強引に薙ぎ払った。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ファルコ・アロー
知る訳ねーだろです杓原ァ(f28476)!
しかもてめーだってうろ覚えじゃねーですか!
自分から話振っといてこのやろーは……ピィッ!?急に何しやがるんですか、水なんざぶっかけやがって!
ちっ、それなら今回は許してやるですよ!
ROCKET DIVE!スタート!
どーも敵は炎の中なら自分が有利だと思ってるみてーですね。
だったら炎の中を飛んで裏をかいてやるです!
さっきのびしょ濡れが乾くまでに勝負を付けてやるですよ!
あっちは派手にやってくれてるですね。
こっちも負けずに、炎から飛び出して体当たりです!
てめーの右手なんざ怖くねーです!
さっき負けたヤツを再利用した所で、ボク達の敵じゃねーんですよ!
杓原・潤
ピヨちゃん(f42991)、うるうあのおじさん見た事ある!
なんかクリア後のおまけのボス見たいな人!だったかな、多分。
まぁそんな事より、ここはうるうに任せてピヨちゃんはおじさんに体当たりでもしてきなよ。
はい、シャボン玉!
それだけ濡れてたら炎の中でも大丈夫でしょ?
しかも何故か見つかり辛い!完璧な作戦だね!いってらっしゃーい!
おいで、テルビューチェ!
ドラゴンなんかより鮫の方が強いって事を教えてあげようね!
そんな訳でダイウルゴスの群れに突っ込んで、弾けるシャボン玉を撒き散らしながら暴力的に戦うよ。
このくらい目立てばいいかな?
ピヨちゃん、そろそろやっちゃって!
そっちの群れもうるう達にお任せ、だよ!
「ピヨちゃん、うるうあのおじさん見た事ある! なんかクリア後のおまけのボス見たいな人! だったかな、多分」
潤が有名人を見たような反応で敵を指差すが、記憶が曖昧で最後には首を傾げた。
「知る訳ねーだろです杓原ァ! しかもてめーだってうろ覚えじゃねーですか!」
そんな相方にファルコが鋭いツッコミを入れる。
「まぁそんな事より、ここはうるうに任せてピヨちゃんはおじさんに体当たりでもしてきなよ。はい、シャボン玉!」
「自分から話振っといてこのやろーは……ピィッ!? 急に何しやがるんですか、水なんざぶっかけやがって!」
すぐに話題を変えた潤が、怒るファルコの頭を冷やすようにユーベルコード『Bubble Splash!』を発動してシャボン玉を当て、びしょ濡れにしてより一層怒らせた。
「それだけ濡れてたら炎の中でも大丈夫でしょ? しかも何故か見つかり辛い! 完璧な作戦だね! いってらっしゃーい!」
「ちっ、それなら今回は許してやるですよ!」
潤が作戦を説明すると、舌打ちしたファルコが鋭い視線を敵に向ける。
「ROCKET DIVE! スタート!」
怒りを敵にぶつけてやろうとファルコがユーベルコード『ROCKET DIVE!』を発動して、【背部パルスプラズマ・スラスター】からロケット噴射して猛スピードで飛び出す!
「どーも敵は炎の中なら自分が有利だと思ってるみてーですね。だったら炎の中を飛んで裏をかいてやるです!」
炎の中に真っ直ぐ飛び込むと、熱く感じる前に突っ切っていく。
「さっきのびしょ濡れが乾くまでに勝負を付けてやるですよ!」
「近づかせるな……」
深い炎の中に下がったドラゴンテイマーは、黒竜ダイウルゴスの群れを展開してその行く手を阻む。
「おいで、テルビューチェ! ドラゴンなんかより鮫の方が強いって事を教えてあげようね!」
そこへ潤が魔法のキャバリア【テルビューチェ】を召喚し、乗り込むとドラゴンの群れに突撃する!
「グォオオオオオアア!!!」
黒竜ダイウルゴスが激しく襲い掛かる。だがテルビューチェから弾けるシャボン玉を撒き散らし、見た目に反する破壊力で蹴散らし、さらには麻痺させて動きを封じてしまう。
「このくらい目立てばいいかな? ピヨちゃん、そろそろやっちゃって!」
「あっちは派手にやってくれてるですね。こっちも負けずに、炎から飛び出して体当たりです!」
その様子を見たファルコが加速し、炎を突破して守りが薄くなったところに接近する。
「炎を抜けてきたか……ならば私自らが手を下そう」
ドラゴンテイマーが赤き剣の右腕を構える。
「てめーの右手なんざ怖くねーです! さっき負けたヤツを再利用した所で、ボク達の敵じゃねーんですよ!」
構わずファルコは一直線に飛び、ドラゴンテイマーに体当たりして撥ね飛ばした!
「ぐっ
……!!」
血を吐いてドラゴンテイマーが地面に叩きつけられる。
「何という威力……だが私の刃も当たったぞ」
赤き剣がファルコの腕を掠め、追撃に黒竜ダイウルゴスの群れが放たれる!
「そっちの群れもうるう達にお任せ、だよ!」
そこへ潤がテルビューチェを割り込ませ、ドラゴンにシャボン玉を浴びせて押し留める。
「ピヨちゃん、トドメをお願いね!」
「任せるですよ、これでトドメを刺してやるです!」
旋回したファルコが再び最高速度で突撃し、ドラゴンテイマーと正面衝突してぶっ飛ばした! その身体は地面を抉りながら転がり、全身が砕けボロボロになっていた。
「が、はっ………ここまで、か
…………」
倒れたドラゴンテイマーは無念そうに空を見上げ、そのまま消滅して世界から消え去った。
「ピヨちゃん! おまけのボスを倒せたよ!」
「当然の結果ですよ! 復活ボスなんてやられ役じゃねーですか!」
喜ぶ潤に当然の結末だとファルコが胸を張って鷹揚に言い放つ。
ドラゴンテイマーが消えると周囲の炎も収まり、消火活動に当たっていた隊員達も姿を見せる。
「ご協力ありがとうございました。人的被害が出ずに済みました。皆さんの尽力のお蔭です」
「すぐに街も復旧しますから、浅草を楽しんでいってください」
避難していた人々が戻ってくると、建物の被害がない場所はこの程度慣れっこのように、すぐにまた店が再開される。
戦い終わった猟兵達は一休みしていこうと、無事だった雷門を通って浅草を巡っていった……。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵