ゲルマンシャーク広島を狙う
●狙われた広島!
『ほう、此処が広島か。成程、確かに我等との縁を感じるぞ!
此処ならば我がゲルマン化計画も上手く行くであろう!』
そう言ってシャークマウスが施された飛行船、そんな異形の顔を持つ怪人が楽し気な笑みを浮かべる。
『宇都宮餃子怪人、否、宇都宮マウルタッシェ怪人達よ!
貴様達は広島城であったか。
彼の城のヘレンハウゼン王宮庭園化を実行するのだ!
そして、其れが完了した暁には折り鶴の塔や球場跡地をもゲルマン化せよ!
あ、旧広島県産業奨励館には手を出すでないぞ!?』
怪人は威風堂々と己の後ろに立つ数多の餃子、否、マウルタッシェ怪人に激を飛ばす。
その瞳は強い意志を宿して居り今度こそ負けぬという思いに満ちていた。
『そして、広島をゲルマン化した暁には我等を討ち滅ぼした灼滅者共を迎え撃ち今度こそグローバルジャスティス様の御代を築く!
我等がご当地怪人によるご当地の食と文化に彩られた御代を!
ハーッハッハッハッハ!!今度は負けぬ!負けぬぞ灼滅者よ!』
そう嘯きながら怪人は高らかに笑うのであった。
●グリモアベースにて。
「という訳で鯉城を別物に改造しようとする奴をぶっ倒してきて欲しいんだ」
開口一番、集まった猟兵達にグリモア猟兵はそう宣言する。
因みに鯉城とは広島城の別名らしい。
「済まない。
ドームに手を出すつもりはないだけ理性的だが其れでも嘗てご当地ヒーローの霊犬だった身としては許せる事じゃなくてね。
いや本当にバームクーヘンが日本で最初に製造販売されたあそこに手を出さないだけ理性的ではあるんだが」
ゲルマン化的にはかなり有用な場所と思われるが、流石にご当地怪人も手を出す気にはなれなかったんだろうね、とはグリモア猟兵の談であった。
「まあ、そう言う訳で敵は先ずゲルマン化の為に広島市の姉妹都市であるハノーバー市のヘレンハウゼン王宮庭園に広島城を改造しようとゲルマン化した餃子怪人である宇都宮マウルタッシェ怪人を派遣してくるみたいなんだ」
因みにマウルタッシェとはシュヴァーベン地方の郷土料理でラヴィオリに似た感じの料理らしい。
「だから先ずはそいつらを倒して欲しい。
其の後はゲルマンシャークの拠点になってる山に移動。
其処を護ってるハンブルグステーキのパン包みマンを倒して欲しい」
因みに此れも元はハンバーガーマンというご当地怪人がゲルマン化した物らしい。
要は先祖返りしてしまったという事だろうか。
「そして最後にゲルマンシャークを倒したら依頼は終了。
皆なら絶対に大丈夫だと私は信じているよ」
そう言って犬のグリモア猟兵は猟兵達を送り出したのであった。
久渓洞
初めまして、或いはお久しぶりです久渓洞です。
今回の依頼はトンチキなご当地怪人依頼となります。
皆様のプレイング楽しみにお待ちしております。
第1章 集団戦
『宇都宮餃子怪人』
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POW : 宇都宮アツアツ餃子返し
【フライ返し】のスイングで近接範囲の敵全員にダメージを与え、100m吹き飛ばす。
SPD : 宇都宮餃子の皮包み
【マント状の巨大餃子の皮】で近接攻撃し、命中した部位ひとつをレベル秒間使用不能にする。
WIZ : 美味!宇都宮餃子!
手持ちの食材を用い、10秒でレベル×1品の料理を作る。料理毎に別々の状態異常・負傷・呪詛を治療する。
👑11
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黒木・摩那
やってきました広島!
お城を西洋風にするなんて、やることが無茶苦茶ですね。
そんなワルダクミは成敗です!
それで今、目の前にいるのが宇都宮餃子怪人?
なぜ宇都宮餃子がゲルマン化?
宇都宮とゲルマンってつながりありました??
これは餃子の具がソーセージってことですかね?
でもソーセージ自体が具みたいなものな気が……
まずは怪人に宇都宮餃子がどうゲルマン化したか説明してもらいましょう。
仮にもゲルマン名乗っているのだし。
説明できないようでは浜松餃子には勝てませんよ。
味勝負のあとに戦闘です。
【功夫】で戦います。
UC【サイキックブラスト】でバリッと仕上げます。
〇UDCとご当地怪人のギャップのひどさ。
「やってきました広島!
お城を西洋風にするなんて、やる事が滅茶苦茶ですね。
そんなワルダクミは成敗です!」
そう言ってやる気十分にやってきたのは黒木・摩那(冥界の迷い子・f06233)。
そんな彼女が広島城にやってくると見かけたのはエスパー達に自慢の宇都宮餃子風マウルタッシェを振舞う姿であった。
「?????」
其の余りにも余りな光景に摩那の頭上には大量の疑問符が乱舞。
「えっと、今目の前にいるのが宇都宮餃子怪人?
何故宇都宮餃子がゲルマン化?
宇都宮とゲルマンって繋がり有りました??
其れに何でエスパーに料理を振舞ってるんです???」
其れは猟兵からすれば余りにも理解しがたい光景であったし更に言えば摩那はUDCアース出身。
オブリビオンと言えばUDC怪物共が一番に浮かぶし……更に言えば比較的トンチキなキマイラフューチャーの依頼に参加した経験もない訳で……。
まあ困惑してしまうのも当然と言える話であった。
『む、貴様、灼滅……ああ、いや違うな。猟兵という奴だな!』
『戦いに巻き込んではいかん。
エスパー達よ、離れているが良い!貴様等はグローバルジャスティス様の御代に於いてご当地を味わう民となるのだからな!』
「え、ええ~?」
更に言えば摩那の姿を見止めた怪人達は割りと穏健派だった様で彼等が自分でエスパー達を避難させる光景には最早困惑が止まる事はないというもの。
『さあ、食べてみるが良い!
ひき肉と燻製肉、ほうれん草とニラ、パン粉、玉ねぎを練ってパセリやナツメグ、黒コショウで風味を整えた具材を餃子の皮で包んだ逸品だ!』
『マウルタッシェの要素を残しつつ宇都宮餃子らしさを出すのには苦労したぞ!
何せ宇都宮餃子は野菜メイン。だがマウルタッシェに肉がない等許される事ではないからな!』
「あ、餃子の具がソーセージとかだと思ってたんですが違うんですね?
其れに此れ水餃子?」
しかも、彼等は摩那に料理を差し出してくる始末で此れには彼女も思わず素で反応を返してしまう。
『ああ、ドイツに詳しくないなら其の反応も仕方ないか』
『ならば覚えておくといい!ドイツはソーセージだけではないと!
其れがご当地を浸透させる事にも繋がるからな!』
『因みに宇都宮餃子は焼き餃子だけでなく蒸し餃子や水餃子、スープ餃子でも宇都宮餃子だぞ!』
反応的に詳しくないと思ったのか割りと説明したがりな彼等は摩那に色々と説明し始める。
宇都宮餃子は宇都宮に関りがあれば宇都宮餃子であり、此れは野菜等を宇都宮産の物を用い、皮も宇都宮のメーカーで作られた物を用いた物。
紛う事なき宇都宮餃子であるとは彼等の主張であった。
『バターで和えて玉ねぎを添える焼き餃子タイプも考えたのだが此方の方が完成度が高かったからな』
「へー……あ、此れ出汁で煮てるんですね。
という事は水餃子というよりスープ餃子?」
『うむ!此れが我々の宇都宮マウルタッシェよ!』
完成度も高めのマウルタッシェに摩那は舌鼓を打ち堪能する。
(宇都宮餃子をどうゲルマン化したか説明して貰おうと思ったんですが……何か聞く前に解説してくれてますね……)
しかも中々美味しい多少無理矢理感はあるがゲルマン化を名乗っても納得がいくレベルの理屈であった。
「御馳走様でした」
『うむ!実に美味そうに食べてくれて感謝する。
あ、此れ食べてくれた人に配ってるんだがレシピのコピーな』
「あ、ありがとうございます」
食べ終えた摩那はレシピを受け取ると暫し身を整える。
「其れでは……」
『うむ!其の身のこなし中々の功夫と見受ける!
だが我等も負けはせぬぞ!』
『ああ!グローバルジャスティス様の為にもな!』
そして、互いに構えを取り戦いが始まり……!
『『『『グローバルジャスティス様に栄光あれええええええええええええ
!!!』』』』
「料理ありがとうございました。
美味しかったですよ」
宇都宮餃子怪人達は摩那の功夫によって打ちのめされサイキックブラストでパリっと仕上げられたのであった。
大成功
🔵🔵🔵
源・土申
宇都宮のドイツ料理が広島に?
海の物とも山の物ともわからないとはまさにこのこと。これを猟兵を困惑させるために意図してやっているとすれば、ゲルマン流恐るべし。戦場である広島市について十分な下調べをしてきているあたりも流石と言えよう。
しかし、それでもなお地の利は俺の側にある。
塀や建物の影に潜み(忍び足)ながら敵の食材や調理器具、キッチン等にユーベルコードによる呪符型爆弾を仕込んだ後、敵に囲まれる前に堀の水の中へと逃れて爆弾を起動させぞ。
食材を木っ端微塵にしようとする俺の言えたことではないが、敵がこちらを追って堀へ飛び込めば、それこそマウルタッシェは台無しだ。
これも戦い、恨むなよ。
〇ハードボイルド対パリッパリ
(宇都宮のドイツ料理が広島に?)
源・土申(ドシン!・f43488)が最初に依頼について聞いた時、浮かんだのは困惑であった。
正に意味不明、矛盾の塊。
海の物とも山の物ともわからないとは正に此の事。
「これを猟兵を困惑させるために意図してやっているとすれば、ゲルマン流おそるべし。
戦場である広島市について十分な下調べをしてきている辺りも流石と言えよう」
しかし、其れでもの地の利は土甲の側に或る。
ご当地怪人の本能に負けてエスパーたちに宇都宮餃子風にアレンジされたマウルタッシェを振舞う宇都宮マウルタッシェ怪人達の姿を建物の影に潜みながら見つめつつ彼は其れを確信する。
(タイミングはエスパーたちが怪人から離れた瞬間だな)
そう考え、彼は怪人達がマウルタッシェを振舞う場所に並んでいるエスパー達に紛れ込む。
『宇都宮餃子風にアレンジされたマウルタッシェだ。
美味いからぜひ堪能してくれ!』
『我々ご当地怪人の全力を込めた至高の逸品だからな!』
「ああ、堪能させて貰おう」
そして、マウルタッシェを受け取りつつ、彼は密かに呪符型爆弾を怪人の用意した食材や調理器具、キッチン等に仕込んでいく。
「いやー、復活したダークネスが現れたと聞いた時は驚いたが、現れたのがご当地怪人で良かったよ」
「他のダークネスなら兎も角、ご当地怪人だったら下手に抵抗せず灼滅者の到着を待っていれば割りと安全だもんなあ」
(ふむ、ご当地怪人達はそう認識されているのか……)
そんな風に話し合うエスパー達を横目に宇都宮餃子風マウルタッシェに舌鼓を打ちながら土甲はタイミングを見計らう。
そして、暫くして列が途切れ、食材が無くなったタイミングで……。
「今だ!脂よ、爆ぜ発て」
『な?!や、屋台が爆発した?!』
『くそ、敵襲か?!』
「うわ、何だ?
灼滅者が来てくれたのか?」
仕込んだ爆弾を起動させ、怪人達を倒していく。
『……っ!客の中に紛れ込んでいたのか!?』
とは言え全てが倒しきれた訳でもない。
怪人達は客の中に紛れ込んでいたのかと判断しエスパー達を見据えるが……。
「ああ、エスパー達の中に紛れ込み仕掛けさせて貰った。
此れも戦い恨むなよ?」
エスパー達に攻撃を仕掛けられてはいけないと土甲は生き延びた怪人が動く前に声をあげる。
『貴様が俺の料理道具を……っ!』
『あれ程に手に馴染む包丁に至るには時間がかかるのだぞ?!』
そう言って土甲に迫る怪人達だが彼は怪人達を一瞥すると囲まれる前に堀へと近づき……。
「さらばだ!」
『なっ!堀へ飛び込んだ?!』
『くっ!我々が飛び込んだら熱々のマウルタッシェが台無しだぞ?!
奴め其処迄考えて……っ!』
堀の水の中へと飛び込んだ土甲はそんな風に悔しがる怪人達を尻目に其の場を後にしたのであった。
大成功
🔵🔵🔵

久留米・圓太郎
■SPD
この世界にも魔法使いがいるというので、来てはみたが…
妙な怪人が跋扈する世界だと?
さて、行くか!
近接攻撃が厄介だからな。
ここは……師匠、お願いします!
(【UC】発動)
師匠共々遠隔攻撃で、怪人に対抗する
[高速詠唱、2回攻撃、全力魔法]で、手数を増やしてなるったけ多くの怪人を足止めだ!
(あと[属性攻撃]で効果的な属性魔法があればいいのだが……)
とはいっても、まだまだ先の事もあるから、
[オーラ防御、結界術、逃げ足]での防御も怠らない
「オレは焼き餃子よりも、水餃子が好みなんだよ!」
※連携・アドリブ共歓迎
〇トンチキ度合いではご当地怪人のトンチキ度はかなり高い。
「此の世界にも魔法使いがいるというので来てはみたが……妙な怪人が跋扈する世界だな?」
ご当地怪人の本能に負けた怪人達がエスパー達に料理を振舞う姿を見た久留米・圓太郎(自称魔法使いの一番弟子・f00447)は其の余りにも余りな光景に困惑の声をあげていた。
実際、彼の出身地のキマイラフューチャーでも此処迄のはそうそう居ないし、まして彼が留学中のアルダワでは猶更なので仕方ないといえば仕方ないと言えるだろう。
とは言え困惑してばかりでは如何にもならないという物。
「さて、行くか」
圓太郎は戦う為に一歩前に足を踏み出した。
『む!来たか灼滅……あ、猟兵か』
『ご当地ヒーローが居ないのは残念だが、我等の広島ゲルマン化は妨げさせはせんぞ!』
そんな彼の姿を見止めた怪人達はマント状の巨大皮を手に。持ちかえる。
其の動きはコミカルであれど熟練の其れの物。
決して油断できないと圓太郎は判断する。
「近接攻撃は厄介だな。
此処は……師匠、お願いします!Please Help Me!!」
「―――――」
『む!助っ人か?!』
圓太郎の呼びかけに応え現れた彼の師匠の姿に怪人達は警戒を強める。
(こいつらに効果的な属性魔法は……)
そんな彼等と相対しながら圓太郎は周囲を見据え、怪人の熱々の湯気が漂う顔を見止める。
「そうか、こいつらは熱々だ。
なら師匠!」
「―――――(こくり)」
圓太郎がどう攻撃すべきかを判断し、其れが正しいと思った彼の師も其れを肯定。
「此れでも喰らえ!!」
「――――!」
『な、此れは吹雪?!』
『馬鹿な!熱々のマウルタッシェが冷めてしまう?!』
二人の手で高速で放たれる凍結魔法によって怪人達は熱々のマウルタッシェから冷めすぎたマウルタッシェに。
美味しさが損なわれた事に彼等の力は抜けていく。
「手数を増やしてなるったけ多くの怪人を足止めしてやるぜ!」
勿論、未だ未だ先の事もあるからいざって時には撤退するけどな!等と内心で思いつつ警戒も怠らない。
「オレは焼き餃子よりも、水餃子が好みなんだよ!」
『むう!ならば、焼き餃子風でなく仲間の作ったスープ餃子風のを用意すべきであったか……』
『相手の好みに合わせる事をせぬとは一生の不覚!
グローバルジャスティス様、お許しを!』
そして、圓太郎は出くわした怪人達を全て打ち倒したのであった。
大成功
🔵🔵🔵
クローネ・マックローネ
NGなし、絡みOK、アドリブ歓迎
【WIZ判定】
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪
ダークネスについては武蔵坂学園が保有するのと同レベルの知識があるよ★
札幌テレビ塔の次は広島城をゲルマン化する気ぃ?
本当懲りないねぇ、ゲルマンシャーク♪
また石像にして…いや、違うか♪
もう一度、灼滅してあげるよ★
まずは宇都宮餃子怪人改め宇都宮マウルタッシェ怪人達を灼滅するよ♪
UCは『クローネちゃんのご当地怪人軍団★』★
ご当地怪人にはご当地怪人を♪
ゲルマンシャークのものとは色違いの飛行船から、広島ご当地怪人軍団を呼び出すね♪
彼等との【集団戦術】で、広島のご当地パワーを存分に叩き込んであげるよ!
◯ご当地対ご当地。
「札幌テレビ塔の次は広島城をゲルマン化する気ぃ?
本当懲りないねぇ、ゲルマンシャーク♪」
広島城をゲルマン化せんとする宇都宮マウルタッシェ怪人の姿を見据えながらクローネ・マックローネ(闇ダークネスと神デウスエクスを従える者・f05148)はそう嘯く。
ダークネスについて武蔵坂の生徒と同等の知識がある彼女にとっては今の状況は嘗てのゲルマンシャークの起こした事件を思い起こさせる物で有ったからだ。
違う事と言えば……。
「また石像にして…いや、違うか♪
もう一度、灼滅してあげるよ★」
今回は嘗ての事件とは違いゲルマンシャークを討ち取る事が出来る。
ゴッドモンスターの時の様に戦争の必要もないのだ。
「まずは宇都宮餃子怪人改め宇都宮マウルタッシェ怪人達を灼滅しないとね♪」
そう宣言するとクローネはゲルマンシャークとは色違い、嘗ての第二回ご当地怪人選手権に現れた飛行船を召喚する。
『むっ?!あれは……ゲルマンシャーク様?』
『いや違う!ほら、色が……!』
「クローネちゃんもね、最初はビックリしたよ♪
こんな面白可笑しい子達が、飛行船なんかに乗って出てきたんだもん★」
突然現れた飛行船に困惑する怪人達を尻目にクローネはそう宣言。
「ご当地怪人にはご当地怪人を♪」
『もみじ饅頭の多様性、見せつけてやろう!』
『肉じゃがは呉市!否定させはせんぞ!』
例えば広島の中でも名のしれた名物達。
『くわい生産量日本一と』
『ヤスリ生産量日本一』
『『我等の意地を見せてやろう!!』』
例えば知名度はないがか日本一という確固とした実力を有する者。
『日本で初めて作られた此の広島!
同胞と言えど害するなら此のバームクーヘン怪人容赦せん!』
怪人の中でもやる気が段違いな者。
『な?!』
『貴様ら、グローバルジャスティス様を裏切る気か?!』
当然、宇都宮マウルタッシェ怪人は困惑し怒りの声を上げるが……。
『はっ!何を言う!己のご当地を害する者は許さぬのがご当地怪人!』
『大幹部であろうと其れをやったら戦争だろうが!』
此れに彼等はどこ吹く風。
寧ろ当然の行いであると堂々と返す。
「それじゃあ広島ご当地怪人軍団の皆♪
広島のご当地パワーを存分に叩き込んであげるよ!」
『『『『『『『『おう
!!』』』』』』』』
そして、こうなってしまえば士気の差は歴然。
宇都宮マウルタッシェ怪人達はクローネが指揮するもみじ饅頭怪人や呉肉じゃが怪人、ヤスリ怪人とくわい怪人の日本一パワーズ。
そして、何よりやる気十分なバームクーヘン怪人によって全て討ち取られたのであった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 集団戦
『ハンバーガーマン』
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POW : ジャンクフードタックル
【アメフト式の】突進によって与えたダメージに応じ、対象を後退させる。【ご当地怪人】の協力があれば威力が倍増する。
SPD : アメリカンタッチダウン
【ジャンクフードの香り】を纏い空中高く舞い上がった後、敵めがけて急降下し、[ジャンクフードの香り]が尽きるまで【敵頭部の地面への叩きつけ】で攻撃し続ける。
WIZ : Lサイズドリンク・アメリカン
【巨大なドリンク飲料】を視界内の対象1体に飲み込ませる。吐き出されるまで、対象の身体と思考をある程度操作できる。
👑11
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クローネ・マックローネ
NGなし、絡みOK、アドリブ歓迎
【WIZ判定】
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪
広島ご当地怪人の皆が興奮しているし、早くゲルマンシャークのところに行かないとね♪
という訳で、拠点を護っているハンバーガーマン改めハンブルグステーキのパン包みマンを倒すよ♪
UCは『クローネちゃんのご当地怪人軍団★』★
引き続き広島ご当地怪人軍団を呼んで、【集団戦術】で攻撃するよ♪
敵のUCは【第六感/野生の勘/戦闘知識】で可能な限り避けるね♪
怪人達の
霊体に飲ませられるドリンクをあちらが用意してくるなら、怪人達も【第六感/野生の勘/戦闘知識】で回避するよ♪
〇数の暴力は凶悪無比。
「広島ご当地怪人の皆が興奮しているし、早くゲルマンシャークのところに行かないとね♪」
『おう、早くゲルマンシャーク様には手ぇ出してきた事後悔させちゃらんとのう』
『儂等の怒り、きっちりぶつけちゃらんとな!』
クローネ・マックローネ(闇ダークネスと神デウスエクスを従える者・f05148)が漏らした言葉に対し宇都宮マウルタッシェ怪人を倒して意気揚々、士気も否応なく増している広島ご当地怪人達は殺る気に満ちた答えを返す。
故に彼等は一旦戻るなんて事なくクローネに付いていく事となり、敵の拠点、二葉山へと向かって行く。
そして双葉山の麓、広島東照宮から昇っていく事、10分程。
『……お嬢、ちょっと止まってくれ』
「もしかして、見つけたかな♪」
『おう、あそこを見てみな』
そう言ってバームクーヘン怪人が指さした先には見回りをするハンバーガーマン改め、ハンブルクステーキのパン包みマン達の姿。
「其れじゃあ皆♪
ゲルマンシャークの拠点を守ってるハンバーガンマン改めハンブルクステーキのパン包みマンを倒すよ♪」
『おう、任せちょけ!』
『カカカ!腕がなるのう!』
クローネの宣言にも広島ご当地怪人達の殺る気は十分。
そんな彼等がクローネに率いられて襲撃してくる訳で……。
『もみじ饅頭ダイナミーーーークっ!』
『ぐああああああああああああああ?!!』
『『ダブゥゥゥ日本一ビイイイイイイイイイイイイイイイイイム!!』』
『うわあああああああああ!ゲルマンシャーク様ああああああ!?』
其の勢いにはハンブルクステーキのパン包みマンは押される他なく……。
『くっ!だが諦めはせんぞ!
貴様は成人しているな!ならば、此のビールを喰らうが良い!』
『未成年に飲ます訳にはいかんが、ビールこそハンブルクステーキに合う飲み物だからな!!』
其れでも如何にかクローネを撃退しようとビールを手にクローネに襲い掛かる。
だが……。
「流石に喰らう訳にはいかないからね♪」
『おう、操られる訳にはいかんけえのお!』
歴戦の猟兵としての戦闘経験からくる動きの予測、其れに加えて鋭い直感によってクローネは攻撃を避けていくし、彼女に率いられる広島ご当地怪人達も同様に避けていく。
そして、更に言うと……。
『くっ、只でさえ敵が多いというのに……』
『あの飛行船が現れてからは更に増えて……っ!……っ!
申し訳ありませんグローバルジャスティス様っ!!』
クローネが呼び出した飛行船から更なる広島ご当地怪人達が現れてくる為に最早クローネのいる場所の戦線は崩壊寸前。
程なくしてハンブルクステーキのパン包みマン達は蹂躙しつくされたのであった。
大成功
🔵🔵🔵
源・土申
ゲルマン流のなんたるか、俺にも少しは理解できたようだ。
ハンブルグステーキにおすすめの付け合わせはポテトであり、おすすめのドリンクはビールである。
と言うことは、怪人の持っているドリンクもきっとビールだろう。
いや、そうに違いない。
あの量を飲まされてはたちまちべろんべろんである。
そうなってしまえば戦いどころではないので、敵に見つからないよう慎重に山を攻めるとしよう。
アイスアイクチから放たれる冷気によって生み出すのは霧だ。
その中に身を隠しながら、ハンブルグステーキのパン包みマン(名前が長い!)を1体ずつ冷たい刃で切りつけて仕留めていきたい。
な? やっぱりビールだった。(ちょっとだけ舐める)
〇ビールは割りと万能。
『今の所は敵は来てないが……灼滅者の事だ。
我々の動き等、とうに把握してるだろうな』
『だな。
目ざとい奴等をゲルマンシャーク様の元に行かせぬように頑張らねば、だ』
「成程、ゲルマン流のなんたるか、俺にも少しは理解出来た様だ」
そう言いながら源・土申(ドシン!・f43488)が見据えるは周囲を警戒しながらも会話を続けるハンバーガーマン改めハンブルクステーキのパン包みマン達の姿であった。
いや……。
『しかし、あれだな。
不謹慎だが俺は奴等にこいつを思いっきり呑ませるのが楽しみだよ』
『まあな。我等がご当地味合わせるはご当地怪人の本分よ』
「ハンブルグステーキにおすすめの付け合わせはポテトであり、おすすめのドリンクはビールである。
と言うことは、怪人の持っているドリンクもきっとビールだろう。
いや、そうに違いない」
其れは正確ではない。
彼が本当に見ているのは会話を交わすハンブルクステーキのパン包みマン。
彼等が掲げたジョッキ、其処に溢れる程に並々と満たされた其れにこそ土甲の目は釘付けなのであった。
「あの量を飲まされてはたちまちべろんべろんである。
そうなってしまえば戦いどころではないので、敵に見つからないよう慎重に山を攻めるとしよう」
多量の美味そうなビールの姿にゴクリと唾を呑み込みつつ思わずそう漏らす。
実際、其の量は非常に多く、一般人なら急性アルコール中毒を起こしかねない物であるのは確かであった。
まあ、其れは其れ。
今は任務中である事を思い返し土甲は懐から短刀、冷気を帯びたアイスアイクチを取り出し、彼が此れを振るうと同時に周囲に霧が生み出される。
『此れは……霧、か?』
『むぅ……一寸先が見えないレベルだな。
此れでは些か警邏がしにくいぞ』
此れに対しハンブルクステーキのパン包みマンは困惑の表情を浮かべる。
そして、そんな彼等に対し土甲はというと。
『ぐ……っ!?』
霧の中に身を潜め、ハンブルクステーキのパン包みマンを冷たい刃で一体ずつ、敵が声も漏らし他の敵に自身の存在が判らぬ様に一瞬で急所を突いて確実に仕留めていく。
『がぁ……っ?!』
「此れで此の周辺にいるハンブルクステーキのパン包み……名前が長いしハンブルクステーキマンで良いな、は最後か」
其の手際は見事な物で遂には彼の目につく範囲の全てのハンブルクステーキのパン包みマンを打ち倒していく。
そして、そんな彼だが最後に倒した敵の持っていたジョッキが目に写り……。
「な?やっぱりビールだった」
彼はジョッキの中の液体をちょっとだけ舐めると其処には予想していた酒の味がして、誰に言うとでもなく彼はそう呟くのであった。
大成功
🔵🔵🔵
九条・泰河
わーいゲルマンシャークさんとまた会えるって聞いたんだよー
実は灼滅者の中でもゲルマンシャークさんは人気者だったんだよー
という訳で僕も挑むんだよー
取り合えず戦う前に…ハンバーガー食べたいんだよー
という訳でもぐもぐとゲルマンバーガー食べてのんびり
僕の方でも厚木名物しろころを焼いて振舞うよー
それじゃ…お腹も満たされた所で…やろうかー!
戦闘開始!
自分を傷つけ出血して炎の剣を繰り出し
UC発動
もう少し火を通したら更に美味しくなる気がするけど…無粋かな?
火炎剣で切り刻み焼き尽くし暴れまわる
…鬼神変とか使えなくなってるのはなんかちょっと調子が崩れるなぁ
何とか代わりの技を編み出さないといけないよねぇ…(ぶつぶつ
〇歴戦の勇士と無邪気さの両立。
「わーい、ゲルマンシャークさんと又会えるって聞いたんだよー」
そう戦場に降り立った九条・泰河(祭祀の炎華・f43977)という少年は嬉し気に言い放つ。
「実は灼滅者の中でもゲルマンシャークさんは人気者だったんだよねー。
という訳で僕も挑むんだよー」
更にこんな事迄言い放つ泰河の表情はまるで遊園地の楽しいアトラクションに行くかのようなワクワク顔。
実際まあ、ゲルマンシャークは灼滅者との付き合いも長いご当地大幹部。
大きなイベント等も起こした相手であるし、灼滅者の中にはご神体としてゲルマンシャークに似た像を祀る宗教団体もあったりするのだから、ご当地大幹部としての知名度はかなりの物であるし人気も確かに在ったと言えよう。
かっこよさだけならロシアンタイガーとかが来るが、あれはご当地怪人とは別枠なかっこよさであるし。
「取り合えず戦う前に…ハンバーガー食べたいんだよー」
『ふむ、まあ戦う前にご当地を振舞うは我等も本懐よ。
さあ我等の自慢の一品を喰らうが良い!』
『貴様は肉体年齢は未成年だろうからビールは出さんぞ?』
そんな泰河に対してハンブルクステーキのパン包みマン達は自慢の一品を差し出し、受け取った泰河は此れをもぐもぐと食べていく。
「御馳走様!美味しかったよー!
あ、僕の方でも厚木名物しろころを焼いて振舞うねー」
『ほう、しろころというとホルモンか』
『こうしてみるだけでも判る。
貴様の準備したホルモンは実に良いホルモンだとな!』
そして、食べ終えた泰河はお礼とばかりに用意したしろころを手際よく焼き始め、ハンブルクステーキのパン包みマンに振舞っていく。
『うむ、此れは美味いな!
ご当地ヒーローでも無かろうに中々の腕だな灼滅者!』
『実に良い腕をしている。
ご当地ヒーローの素質もあるぞ、貴様は』
「うん、ありがとー」
そして、其の美味に対しハンブルクステーキのパン包みマンは称賛し此れに泰河も笑顔で答える。
「それじゃ…お腹も満たされた所で…やろうかー!」
『うむ、やるか』
『やろう』
尤も和やかな雰囲気も此処迄の話。
彼等は結局の所は敵同士。
お互いの譲れない物の為に戦う宿命にある訳で……。
「それじゃあ戦闘開始だよ!」
『ああ、我がタックルを喰らうが良い!』
「へえ、中々の勢いだね。
けど……!」
先手必勝とばかりに敵がタックルを仕掛けてくるが泰河は決して慌てずに自身の体に刃物を突き刺すと其処からは炎が噴出。
そして現れた炎の剣を以って敵の突進を受け流し切り払う。
『ぐっ!此れは中々の火加減だな!』
「もう少し火を通したら更に美味しくなる気がするけど……無粋かな?」
『はっ!我等はギリギリの火加減を見極めた調理を行っている。
焼き過ぎは味の調和を乱すのがオチよ!』
そう言って炎の刃によって切り捨てられながらも敵は泰河にそう返し、尚も突進。
『さあ、皆、俺がこいつを抑えるか「ごめん、其れはさせられないよ」ぐあああああああああ!!』
だが、自身を取り押さえ自分ごと突進させようとした敵に対して泰河は冷徹に切り刻み焼き尽くす。
『ぐっ!此処を通す訳には……グローバルジャスティス様に栄光あれえええええ!!』
『我等は造り出すのだグローバルジャスティス様の御代を!』
其れでも尚抗おうとする敵であったがそんな彼等も意に介さず泰河は火炎の刃で切り刻み焼き尽くし暴れまわる。
そして最後に残ったのは焼き尽くされた怪人達と泰河のみ。
「……鬼神変とか使えなくなってるのはなんかちょっと調子が崩れるなぁ。
何とか代わりの技を編み出さないといけないよねぇ……」
そんな事を言いながら泰河は次の戦いに思いをはせるのであった。
大成功
🔵🔵🔵
黒木・摩那
今度の怪人はハンブルグステーキのパン包みですか。
だいたいがハンバーガーとハンブルグステーキのパン包みはどこがどう違うんでしょう。
素人的にはさっぱりですね(今日二度目)。
でも、いかにもゲルマンシャークの手下って感じです。
まずは実食ですね。
実は眼の前の怪人はハンバーガーマンかもしれませんし。
ニセモノかもしれないじゃないですか?
ハンブルグステーキのパン包みなるものを証明するがいいでしょう。
本物であるか、確認できたら、戦闘ですね。
ヨーヨー『エクリプス』で戦います。
UC【七星八極】を発動。怪人達をヨーヨーでぶん殴って、さっさと片付けます。
ファーストフードだから、決着も早く付けましょう。
〇ハンブルクステーキの由来自体が割りと曖昧。
「今度の海神はハンブルクステーキのパン包みですか。
大体がハンバーガーとハンブルクステーキのパン包みは何処がどう違うんでしょうか?
素人的にはサッパリですね」
そんな風に此れから戦う相手に想いを馳せながら黒木・摩那(冥界の迷い子・f06233)は思わず呟く。
実際、ハンブルクステーキとハンバーグの違いとは?となると曖昧で判断が付きがたいものもあるが、今回の場合はフリッカデレと言われるハンバーグの源流と言われる料理を基に作られている様子であった。
まあ、此れに関しては一言で言えば……。
「でも、いかにもゲルマンシャークの手下って感じです」
と言う摩那の感想に尽きるであろう。
本当にゲルマンシャークの配下らしいとしか言いようがないのである。
「まあ、まずは実食ですね。
実は眼の前の怪人はハンバーガーマンかもしれませんし。
ニセモノかもしれないじゃないですか」
そして、割りとアレな存在である怪人達にはこんな意見も出てくる訳である。
まあ、此れに関しては食べてみたいという思いがかなり混じっている様だが……
「という訳でハンブルクステーキのパン包みなるものを証明するがいいでしょう」
『何?!我等がハンブルクステーキのパン包みマンではないと疑うか!』
『ならば、我等が存在証明の為にも貴様に喰らわせてやろう!』
とは言え、そんな摩那の挑発に対し当然ながらご当地怪人である彼等はこう言葉を返す訳で……。
『此れが我等の生み出したハンブルクステーキのパン包みよ!』
『さあ、貴様は成人であろう!ビールも飲むが良い!!』
「あ、此れ、かなりお酒と相性いいですね……美味しい……」
そして、供される料理に対して摩那は全力で楽しみ味わっていく。
怪人のこだわりに満ちた料理と選び抜かれた銘柄は実に相性が良く味わい深い。
ビールとかゲルマンシャークこだわりの物みたいなので猶更であった。
『昔は貴様等は未成年ばかりだったから出せなかったが我らドイツ料理はビールとの相性こそ最強よ!』
『ふふふ、我等がハンブルクステーキのパン包みのビールとの相性に恐れ入ったか!』
「ええ、確かに此れは本物かと」
そして、摩那も納得せざるを得ない逸品に彼女も本物の太鼓判を押したのであった。
「其れでは確認も出来ましたし」
『うむ』
『やろうか』
そして、腹を満たしたならばやるべき事は一つ。
摩那はヒーローズアースの戦争で手にした超可変ヨーヨーを手に構えを取り、此れに怪人側もジョッキを手に構えだす。
「目標設定、軌道計算完了。追従モード開始」
『ぐっ!?』
『グローバルジャスティス様!ゲルマンシャーク様、申し訳ございま……っ!?』
其の後の展開は一瞬。
高速のヨーヨー捌きで摩那は敵を降し、最後の敵の元へと赴くのであった。
「ファーストフードだから決着も早く付けさせて貰いましたよ」
そんな風に倒れ伏す怪人達に嘯きながら。
大成功
🔵🔵🔵

久留米・圓太郎
■WIZ
なんかゴツいのが集団でやって来る以上、まともにぶつかったらひとたまりも無いな
フットボールならサッカーの方ならまだ、アスリートアースの戦争の時にルールを学んでるけど、なぁ
ならば仕方無い、オレも手数を増やさせてもらうぜ!
【UC】で敵を足止めだ!
使い魔達、[捕食]で対抗するぞ
[高速詠唱、2回攻撃、全力魔法、カウンター]で攻撃し、[オーラ防御、結界術]での防御は怠らない
なお、ドリンク攻撃に対しては、万が一喰らったらオレ自身の[大食い]と使い魔達の[治癒]で回復させる
(なお、もし攻撃食らった仲間がいたら、使い魔を回して回復させる)
※連携・アドリブ共歓迎
〇喰らわれ粉砕される怪人達。
「何かゴツいのが集団でやってくる以上、まともにぶつかったらひとたまりも無いな」
見張りを行う怪人達の姿を隠れ見ながら久留米・圓太郎(自称魔法使いの一番弟子・f00447)はそう嘯く。
実際、彼の言う通り怪人達はかなりの体躯の持ち主。
集団の其れにまともにぶつかったなら魔法使いの彼には辛いものがあるだろう。
「フットボールでもサッカーの方なら未だアスリートアースの戦争の時にルールを学んでるけど、なぁ」
だから、そんな風な言葉が圓太郎からも漏れ出てくる。
まあ、とは言え此処からの行動は普通とは異なるのだが。。
「ならば仕方無い、オレも手数を増やさせてもらうぜ!
出でよ、オレの使い魔!」
彼が先ずしたのは己の使い魔である紅い目をした黒い猫を外界に解き放つという行為。
そして、付与できる幾つかの特性の中から彼が付与した内の一つは『捕食』であった。
そう、捕食であった。
『うおおおおお?!!!痛い痛い痛い?!』
『こいつら、我等の頭を喰らおうとして来てるぞ?!』
「え、えええ……?」
圓太郎としては足止めさせるだけのつもりであったが、まあ、ご当地怪人の顔は美味しそうだから仕方ない。
玉ねぎとか大丈夫かとも思うが恐らく使い魔なので大丈夫なのだろう。
「……と、まあ効果的なのは良い事だし、其れよりも仕掛けるか!」
そして、此れだけ効果的ならば圓太郎としても願ったりかなったり。
一瞬、余りの光景に困惑したが其れでも彼は歴戦の猟兵。
「さあ、此れを喰らええええ!!」
『ぐっ!?こ、氷で動きが
……!?』
『此れは……申し訳ありませ……』
頭を喰らわれそうになり護り一辺倒になっている怪人達に圓太郎は一瞬で詠唱を済ませ凍気の嵐を巻き起こし凍らせ砕いていく。
『くっ!多少喰らわれようが大本を叩けば……っ!』
「悪いがそうはさせないぜ!」
『ぐっ!我がビールを防ぎ、凍結すらさせ……がぁっ?!』
更に使い魔の攻撃を敢えて防がず圓太郎に突進してくる敵もいるにはいたが守りの障壁によって防がれ更に返す刀で放たれる冷気によって凍結、粉砕されていく。
「敵の攻撃を喰らった万が一に備えてもう一つの特性は治癒にしていたんだが……此れなら必要なかったかもしれないな」
そんな風に怪人達が倒されていく光景は圓太郎も思わずそう漏らしてしまう程に一方的。
まあ歴戦の猟兵である彼はそうは言っても当然、油断などは一切せず、其のまま怪人達を蹂躙し倒し尽くしたのであった。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『ゲルマンシャーク』
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POW : パンツァーファウスト
【プロペラ戦闘機の翼】を生やしてレベル×5km/hで飛翔し、[プロペラ戦闘機の翼]を見た任意の対象全てに希望と戦闘力強化を与える。
SPD : ノーズプロペラアタック
【プロペラ】に【ゲルマン魂】を注ぎ込み変形させる。変形後の[プロペラ]による攻撃は、【大量出血】の状態異常を追加で与える。
WIZ : ゲルマン再生光線
自身の【サイキックエナジー】を代償に、1〜12体の【ドイツ風味再生ダークネス】を召喚する。戦闘力は高いが、召喚数に応じた量の代償が必要。
👑11
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久留米・圓太郎
■WIZ
飛行機相手にこれはどうか?とは思うが、敵機の数はあまりない
だけに、「彼ら」にきっちり撃ち落としてもらうか!
戦闘力は高そうだけど、こっちも大砲で対抗してやる!
【UC】を発動させ、もてる技能の内、攻撃に使えるものを総動員して、
撃墜させるぞ
「戦闘機相手にフネで対抗は、難しいだろうけども、幸いオレのは「幻影」だし、そもそも飛行艇だからな!」
あと、オレ自身を[オーラ防御、結界術]で防御して敵機に対する対抗は怠らない
……オレも空を飛ぶ「魔法」はあるが、どんな手を打つか分からない以上、確実に撃墜させる手段を使わせてもらうぜ
※連携・アドリブ共歓迎
〇何故か仲が良かったアメリカとドイツのご当地大幹部。
「ほう。貴様が猟兵か。
灼滅者共の様に我等の邪魔をするなら討ち取るだけよ!」
そう言って啖呵を切るゲルマンシャークに対し久留米・圓太郎(自称魔法使いの一番弟子・f00447)は冷静に其の動きを見据えていた。
敵が放つはゲルマン再生光線、自身のサイキックエナジーを代償に今迄の様なゲルマン風の再生ダークネスを呼び出す業だという。
「恐らくゲルマンシャークとの連携も考えれば空を飛ぶ敵を呼び出してくるだろう。
……飛行機相手に此れはどうか?とは思うが敵機の数は余りないだけに『彼等』にきっちり撃ち落として貰うか!」
そんな覚悟を決めて圓太郎は敵に向かい一歩足を踏み出す。
『ゲルマン再生光線!
済まんが行くぞアメリカンコンドル!』
『『『『『HAHAHAHAHA!ノープロブレム!嘗ての戦ではユーを死なせてしまいましたがミーの心の友たるユーと敵を打ち倒してやりましょう
!』』』』』
「こいつは中々の強敵そうだな。だが、俺は駆逐する!このフネと古代戦士達の力で!」
ゲルマンシャークが呼び出したのは彼と同格のご当地大幹部アメリカンコンドルのゲルマン再生怪人5体。
其れはゲルマンシャークが先に倒れた事も有り本来ならあり得ない凶悪な布陣。
其の凶悪さ故に流石のゲルマンシャークと言えど多く生み出す事は出来ないようだがだからこそ油断は出来ない。
だが、其れでも圓太郎の目に恐怖は存在せず、其の目には勇気の火が灯っている。
「中々戦闘力は高そうだが此方だって負けてないさ。
こっちは大砲で対抗してやる!」
『HAHAHA!ミーの心の友たるゲルマンシャークと友の手で再生された此のゲルマンアメリカンコンドルを相手に空中戦を挑んでくるとはいい覚悟デース!』
『うむ、返り討ちにしてやろうぞ!』
そして戦闘は始まった。
「戦闘機相手にフネで対抗は難しいだろうけども、幸いオレのは「幻影」だし、そもそも飛行艇だからな!」
『シット!何という弾幕デース!?
猟兵というのは灼滅者並に厄介ですねー!?』
そんな事を嘯きながら圓太郎は飛空艇に乗る無数の古代戦士の幽霊たちに炎属性の大砲を放たせ弾幕を敵に浴びせ続ける。
其の姿は炎によるスコールの様で敵もタジタジ、攻めあぐねているのが見て取れた。
更に言えばそんな炎の弾幕を潜り抜けて圓太郎自身を狙おうとしても……。
『シット!何て硬さデース!?』
「此方も護りには自信があるんでな!
こいつはお返しだ!!」
『ぐっ!流石に再生状態のミーではこいつは……っ!』
気の障壁を結界術の心得によって更に強化した圓太郎の護りは堅固で敵の攻撃も防いでいき、返す刀で炎の矢を放ち敵を討ち取っていく。
「しかし、こいつら愉快な見た目に反して中々厄介だな。
オレも空を飛ぶ「魔法」はあるが、どんな手を打つか分からないからと此の戦い方を選んだが正解だった様だぜ」
確実に撃墜させる為にも油断はしない、と圓太郎は其の後も堅実に且つ苛烈に攻め立てていった。
己の持ちうる技術は全て用い、眼前の強力な敵を打ち倒す、其の為に……。
大成功
🔵🔵🔵
クローネ・マックローネ
NGなし、絡みOK、アドリブ歓迎
【WIZ判定】
強調したい時は「★」を、それ以外の時は「♪」を語尾につけるよ♪
先程宇都宮マウルタッシェ怪人にも言ったけど…
大幹部であろうと
其れをやったら戦争だろうが!
広島のご当地パワー、しかと受けてもらうよ!
UCは『クローネちゃんのご当地怪人変貌★』★
ここまで召喚してきた広島ご当地怪人の幽霊達を取り込む事で、全身に広島の様々なご当地名産品を装備した合体ご当地怪人に変身するよ♪
【ご当地パワー/武器から光線/貫通攻撃/範囲攻撃】技能によるご当地ビームやご当地名産品による【範囲攻撃】で戦うね♪
敵の攻撃は【第六感/野生の勘/心眼】で避けるよ♪
〇鯉の英語読みは広島の象徴。
『ふむ……先程の敵は此の世界と所縁はなさそうであったが……貴様は違うようだな』
「まあね♪
其の上でさっきは宇都宮マウルタッシェ怪人にも言ったけど……大幹部であろうと己のご当地を害したら戦争だろうが!」
傷を負いながらも未だ未だ戦意は高い様子のゲルマンシャークであったが、そんな彼に対してクローネ・マックローネ(闇ダークネスと神デウスエクスを従える者・f05148)も此れまた戦意高く、彼に向かって宣戦布告する。
『確かにそうであろうな。
だが全てはグローバルジャスティス様の為よ。
故にこういう事も我等は躊躇わぬ』
『……ふむ、此れがゲルマン化再生か。
余り気持ち良いものではないが……すべてはグローバルジャスティス様の為よ』
『うんうん、此ればっかりは仕方ないよねー』
そんな彼女に対しゲルマンシャークは油断なく構えを取り自身のサイキックエナジーと引き換えに二体のご当地怪人、否、ご当地大幹部を召喚する。
「ロシアンタイガー!其れにアフリカンパンサー?!」
『うむ、尤も再生された以上、正確に言うならばゲルマンタイガーになるのか?』
『細かい事は気にしない、気にしない、だよ』
流石に複数のご当地大幹部を召喚した為、ゲルマンシャークの消耗も激しい様だが其れだけに厄介な敵であるとクローネも感じ取れた。
「なら、こっちも全力でぶつかっていくね!
広島のご当地パワー、しかと受けて貰うよ!」
『ほう、此れは広島のご当地怪人の力を取り込んだか……』
『成程、此れが猟兵か』
『へぇ、面白いね!』
そして、彼女が率いてきた広島ご当地怪人の幽霊たち。
其の力を取り込んで合体ご当地怪人に変身したクローネの姿に全力でぶつからねば負けると判断したのかご当地大幹部たちは油断なく構えを取る。
「其れじゃあ、いっくよー♪」
『むっ?!此れはクワイのビームか!』
『うん、此れは厄介だね?』
そしてクローネのクワイを装備した右手から放たれるビームによって戦線が開かれる。
『ゲルマンシャーク、アフリカンパンサー。
我が盾になる故、我の後ろに隠れるが良い』
『了解だよ!』
『うむ、すまんなロシアンタイガー』
そして喰らっては拙いと判断したロシアンタイガーが自ら盾になりビームに対処。
だが……。
「此れで終わりじゃないよー♪」
『なっ!ドイツのご当地大幹部の我にバームクーヘンだと?!』
『くっ!二人共済まぬ。
だが、此れは我が防ぎきるぞ!』
間髪入れず巨大バームクーヘンをクローネは投擲。
ビームによって負傷した所に喰らったロシアンタイガーが先ず打倒。
『ゲルマンシャーク、アフリカンパンサー……グローバルジャスティス様の為に……グローバルジャスティス様に栄光あれええええええ!!』
そして爆発するロシアンタイガーと周囲を巻き込む噴煙。
『ロシアンタイガーの敵討ち、させて貰うよ!』
『そう言う訳だ!覚悟するが良い!』
「……っ!二人同時でも喰らわない、よ……っ!」
そして、噴煙に隠れて襲い掛かるご当地大幹部であったが、其の熟練の猟兵としての直感によってクローネは其の動きを把握。
アフリカンパンサーの攻撃を避けると同時に左手に装備したヤスリでゲルマンシャークの錫杖を受け流す。
「此れはお返し、だよ♪」
『……っ!』
『アフリカンパンサー?!』
そして、返す刀でもみじ饅頭の弾丸をアフリカンパンサーへと撃ち放つ。
基本の漉し餡だけではない。
粒あん、クリーム、栗餡、梅餡、抹茶etc……。
広島に存在する全てのもみじ饅頭の弾丸をもろに喰らってしまったアフリカンパンサーは己の主君の名を最後に漏らす事すら出来ずに消えていく。
そして、最後に……。
「ゲルマンシャーク、此れが広島のご当地怪人達の全てを込めた一撃だよ★
赤鯉っっビイイイイイイイイイイイイイイイイイムッッ!!」
『くっ!がああああああああああああああ?!!』
クローネは己が取り込んだ広島ご当地怪人達の力の全てを一つに纏め……広島の象徴、赤き鯉の姿をしたビームをゲルマンシャークへと叩き込んだのであった。
大成功
🔵🔵🔵
九条・泰河
(おめめきらきら)
ゲルマンシャークさんだー!ゲルマンシャークさんだーーー!!
あ、これ…お供え物のメロンだよー(差し出し。実は過去に同じ事してた
http://tw4.jp/adventure/replay/?scenario_id=4106
後は七夕だし…短冊…「ご当地怪人さん達のオブビリオンではなくちゃんと復活しますように」
あ!サイン貰えるかな(おめめきらきら)
貰えたら心底嬉しそうに仕舞
後はスマホで記念撮影
お付き合いありがとうゲルマンシャークさん!
それじゃ…戦おう
UC発動
己を傷つけ炎の剣を展開
【風を操る】
風の力で飛びながら炎の剣で切りかかるんだよー
自分が倒れるまで猛攻を続けるんだよー
〇押しの強さに流されるのは割りとあるある。
「ゲルマンシャークさんだー!ゲルマンシャークさんだーーー!!
あ、これ…お供え物のメロンだよー」
『貴様、敵に何を……む、其れは第2回ご当地怪人選手権の。
そうか、貴様、あの時の幼子か』
おめめきらきら状態で自身に駆け寄った九条・泰河(祭祀の炎華・f43977)が差し出すメロンに覚えがあったのだろう。
ゲルマンシャークは懐かし気に声をあげる。
灼滅者とゲルマンシャークが深く関わる事となった第二次ご当地怪人選手権から最早10年以上の時が過ぎている。
余りの懐かしさに流石のゲルマンシャークと言えども目を細めてしまうのは仕方ない事であろう。
そんなゲルマンシャークに対し泰河は更に懐から短冊を取り出す。
「後は七夕だし…短冊…「ご当地怪人さん達のオブビリオンではなくちゃんと復活しますように亅って」
『う、うむ。
まあ、笹はない故、何処かに適当に飾るが良い』
其の余りの友好的な態度に流石のゲルマンシャークも徐々に困惑していくが、泰河の猛攻は未だ未だ止まらない。
「あ!サイン貰えるかな」
『あ、ああ……名前は?
ふむ、九条泰河さんへ、此れで良いか?』
目をキラキラさせてサインを強請る泰河に困惑しながらもしてしまうのはご当地怪人特有の人の好さによるものか。
心底嬉しそうに懐にしまった後、更にスマホで記念撮影迄してしまったのは余談であろうか。
「お付き合いありがとうゲルマンシャークさん!
それじゃ…戦おう」
『う、うむ。……此の切り替えの早さ……相変わらず貴様等灼滅者は変わらんな』
そして、そんな友好的な態度から速攻で切り替わる泰河の振る舞いにゲルマンシャークは困惑しつつも構えを取る。
相変わらず、自分達ご当地怪人への態度は変わらぬな、と思いながらも全力で相手を叩き潰し主の大望を果たす為に。
「それじゃあ行くよ!」
『ああ、来るが良い!
だが我が飛翔を捉えられるかな!』
自身の手を傷付け炎の剣を生み出した泰河に対しゲルマンシャークはプロペラ戦闘機の羽を生やし飛翔。
互いに臨戦態勢へと移行する。
「流石、早いね!
けど!」
『ほう、風を操り飛翔するか!』
風を背に空を駆け斬りかかる泰河に対しゲルマンシャークは己の錫杖で受け流す。
其の剣戟は幾度となく繰り返され一進一退の攻防が続く。
だが……。
『……っ!厄介だな、自身の傷口処か我が傷からも炎の剣を生み出し攻撃してくるとは!』
「折角のゲルマンシャークさんとの戦いなんだし僕が倒れる迄楽しませて貰うよー」
泰河が用いるレーヴァテインは自分、若しくは他人の傷口から炎の剣を召喚する。
幾度も刃を交えていけば泰河もゲルマンシャークも傷が増えていくのは道理。
故に其処から炎の剣が出続ければ……。
『ぐっ!グローバルジャスティス様の御為に倒れる訳には……っ!』
「こっちも負ける訳にはいかないからねー」
徐々に負傷しゲルマンシャークの動きは鈍っていく。
「此れで終わりだよー」
『ぐ、グローバルジャスティス様……っ!?』
そして、最後には防ぎきれなくなりゲルマンシャークは強烈な一撃を叩き込まれたのであった。
大成功
🔵🔵🔵
源・土申
なるほど、そのプロペラが獲物を引き裂くための歯か。
ゲルマンシャークの名に偽りは無いな。
しかし、お前が鮫の歯を備えているように、この俺は申(さる)の素早さを備えているのだ。
加えて、プロペラをそのように用いては、本来備わっている移動手段としての機能は少なからず損なわれるだろう。
というわけで俺は素早さ勝負に持ち込む作戦をとる。
具体的には、【滑足】を使って山の地面を氷で包んだ後、その上を滑走したり鉤縄を山の木々に引っかけて急制動をかける(技能は「地形の利用」と「悪路走破」を使用)等して敵の狙いをかき乱しながら、手裏剣を投げつけてちくちくとダメージを与えていく腹積もりだ。
◯正攻法ばかりが全てではない。
「成程、其のプロペラが獲物を引き裂く為の歯か。
ゲルマンシャークの名に偽りはないな」
『……又来たか。
集団での武よりも個人の武の様だが……貴様等猟兵は灼滅者とは又違う方向で厄介だな』
自身の前に現れた源・土申(ドシン!・f43488)に対しゲルマンシャークは深い傷を負いながらも油断なく構えを取る。
其の姿にはゲルマンシャークが潜り抜けた戦場が感じ取られ土申も又油断なく匕首を構えた。
「其の構え、お前を倒すのは中々大変そうだな。
だが……お前が鮫の歯を備えているように、この俺は申(さる)の素早さを備えているのだ」
『む?貴様、何を……いや、此れはっ!?』
そして、流れる様な動きで匕首を土申は地面に突き立てる。
最初は戸惑ったゲルマンシャークも凍り付く大地に土申の狙いを把握する。
『そうか、貴様の狙いは……っ!』
「応とも!
プロペラをそのように用いては、本来備わっている移動手段としての機能は少なからず損なわれるだろう?
という訳だ……」
凍りついた地面を上手く活かし土申は滑りながらゲルマンシャークへと即座に詰め寄り斬りかかる。
此れにゲルマンシャークはプロペラで反撃せんとするが……。
『……っ!足の踏ん張りが効きにくい上に我が攻撃が届く前に離脱するか!』
「俺の土俵、素早さ勝負に持ち込ませて貰うさ」
ゲルマンシャークへ斬りかかると同時に鈎縄を投擲。
木々に引っ掛け、そのまま進路転換、ゲルマンシャークが攻撃を此方に喰らわせる前に離脱する。
『くっ!ならば此方に攻撃する瞬間を……っ!』
「肉を切らせて骨を断つ、か。
流石の覚悟だが……此方の狙い、容易に悟らせるとは思うなよ?」
『馬鹿な!?斬りかかるのでは……っ?!』
土申に相打ちを仕掛けようとしたゲルマンシャークであったが土申は其れをも予測済み。
斬りかかる振りをしながら通り過ぎ、手裏剣を投げつける。
「此の地形、そう容易に適応できるとは思わん事だ。
ちくちくといかせてもらうぜ」
『……っ!ならば此の身が此の大地のガイアパワーを吸収し適応する迄の事!
其れまで此の程度の痛み、我が忠義を以て耐え抜いてみせよう!』
そして、ゲルマンシャークは此れに対し長く耐え抜いて適応してみせると宣言。
「そうか。
だが……」
『ぐ……き、貴様……!』
「敵の言葉を信じるもんじゃねえぜ。
あんた、人が良すぎるな」
此れに土申は手裏剣を目眩ましに背後から匕首を一突き。
其のまま離脱し再び手裏剣を投擲し責め立てる。
『ぐ、グローバルジャスティス様……申し訳……』
そして、そのままゲルマンシャークは土申に翻弄され責め立てられ続けたという。
大成功
🔵🔵🔵
黒木・摩那
いよいよボス登場ですね。
ゲルマンシャーク。ゲルマン化を企むご当地怪人達の頭です。
ここをゲルマン化するということは今度はビールですか? それともソーセージ?
ザワークラウトもいいですね。
え? 何も無い?
あなた本当にご当地怪人なんですか!?
これで心置きなくゲルマン化をぶっ潰せますね。
ヨーヨー『エクリプス』で戦います。
ヨーヨーを機体に引っ掛けたところで、UC【獅子剛力】を発動。
そのまま、ゲルマンシャークをぐるぐる大車輪して、地上に激突させます。
〇そして戦いは終わりを告げる。
「いよいよボス登場ですね。
ゲルマンシャーク、ゲルマン化を企むご当地怪人達の頭ですか」
そう言って決戦の場に現れたのは黒木・摩那(冥界の迷い子・f06233)。
彼女の表情は真剣そのもので最後の戦いに挑み必ず勝利を掴み取る、という決意に満ちている様に見えた。
が、その実態は、というと……。
「ここをゲルマン化するということは今度はビールですか? それともソーセージ?
ザワークラウトもいいですね。
え? 何も無い?
あなた本当にご当地怪人なんですか!?」
今度はどんな美味しいものが出てくるんだろう。
そんなワクワク感が真剣な表情として出力されていた。
其れだけの話であった。
『そもそもご当地大幹部は基本、其の国全体のご当地怪人と言える存在。
料理を求めるならば一般怪人に求めた方が無難というもの。
故に此れで我慢するが良い』
「うわ、自然な動きで菓子を渡してきましたね……。
ケーキっぽいのは兎も角……風車?」
摩那の発言に窘める様に返しながら自然な動きで菓子を二種類ゲルマンシャークは渡してくる。
片方はケーキのような菓子でもう片方は風車小屋の形のクッキーである。
『シュペクラティウス、カルダモンの香りが特徴的なジンジャービスケットよ。
我がドイツではクリスマスに良く食べられるな。
そして、もう片方はマルチパン、其れもアーモンドの含有量が高い逸品故、其の味に驚愕するが良い』
「成程。
其れでは後で楽しませて貰いますね」
自慢げに宣うゲルマンシャークに対し摩那も又、嬉しそうに渡された菓子を懐に収めていく。
『ほう、もう勝利を確信しているのか』
「ええ、勿論。
此れで心置きなくゲルマン化をぶっ潰せます」
自身の言葉に戦意を刺激されたのか獰猛な笑みを浮かべるゲルマンシャークに対し摩那は余裕の表情でヨーヨーを構える。
『ならば我が翼、捉えきれるか、な!』
「ええ、捉えてみせますよ!」
そして、戦いは始まった。
ゲルマンシャークが超がつく程の高速で飛翔し手にする錫杖で殴りつけ即座に離脱するヒットアンドアウェイ戦法をして来れば其れを摩那が緋月絢爛で受け流す。
逆に摩那がヨーヨー、エクリプスでとらえようとすれば其の気配を察したゲルマンシャークは即座に彼女の間合いから離脱する。
「全く、もう少し強引に攻め立てても良いんですよ?」
『冗談ではない。
貴様等猟兵の強さは十分思い知らされた以上、其の様な慢心など出来るものか』
そんな風に軽口をたたき合いながらも一進一退の攻防は続いていく。
だが、そうしていく内に其の均衡は崩れていく。
『……っ!此れはネットか!?
くっ!何だ、壊れん……っ?!』
「念動力を効率よく操作伝道するワイヤーで編まれた代物ですからね。
さあ捉えましたよ!
接地、反転。アンカー作動……力場解放!」
摩那の放ったサイキックネットによって動きを止めたゲルマンシャークに彼女は更にエクリプスによって追撃。
ゲルマンシャークを縛り上げると同時に全力で振り回す。
『ぐ、あああああああああああああ
!!!?』
「さあ、地上に激突して貰います、よ!」
そして、ゲルマンシャークは全力で振り回され、地上へと激突。
『グローバルジャスティス様に栄光あれええええええええええええええええええ!!』
其のまま打ち倒されたゲルマンシャークは大きく爆発。
広島での戦いは終わりを告げたのであった。
大成功
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