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お腹すいたから何か食べたい!

#スペースシップワールド #戦後


●戦争の後……
 スペースシップワールド。
 少し前、この世界では銀河帝国攻略戦が繰り広げられ、帝国を率いていた銀河皇帝が討伐された。
 平穏を取り戻しつつあるものの、今なお帝国の残存勢力が姿を見せる為、その討伐に猟兵達が訪れることもしばしばある。
 しかしながら、オブリビオンを生み出す存在はもういない。
 掃討戦を繰り返すことで、残存勢力もなくなっていくものと思われている。

●何か食べるものない?
 宇宙食というものにどんなイメージを持つかはどの世界出身によるかなど、人によって様々かもしれない。
 一番多いのは、チューブ型でペースト状のもの、あるいは固形物を口にするといった物だろう。
 重力のない宇宙での旅だと色々と食事には制限があるようで、まず、長期保存ができること、強い臭いを発しないこと、飛散しないこと、そして、手軽に高エネルギー、栄養が採れることなどが求められる。
 スペースシップワールドだと自給自足も可能になり、技術もかなり向上していることからその限りでもないようだが、解放軍など、軍所属の者達は手軽な宇宙食を食べざるを得ない状況が続いていたようだ。

 残党勢力討伐を依頼された猟兵達。
 彼らは到着までの間、お腹がすいたことを解放軍の兵士達へと訴える。
「なるほど、それならこれはどうですか?」
 彼らが差し出したのは宇宙食。
 まずは、よくイメージされる固形、ペースト状のもの。
 続いて、水で戻したり、温めたりして食べるインスタント系、クッキー、キャンディー、ドライフルーツやビーフジャーキーなど、加工食品や半乾燥食品なんてものもある。
「前線の兵士がよく口にするものですね」
 折角だから、どんな味か味わいながら腹を満たしたい。
 どうせなら、いくつかを纏めて美味しくいただいたり、新たな宇宙食を発案してみるのもいいかもしれない。
「はは、色々な世界を旅する皆さんなら、何か思い浮かぶかもしれないですね」
 発案によっては、解放軍兵士達も協力してくれるらしいので、いろいろと試してみるといいだろう。
 そんなわけで、猟兵達は到着までの間、ちょっとした食事タイムを楽しむことにしたのだった。


なちゅい
 猟兵の皆様、こんにちは。なちゅいです。
 当シナリオを目にしていただき、ありがとうございます。

 お腹がすいたなら、宇宙食を食べればいいじゃない!
 そんなノリで、どうぞ召し上がりくださいませ。

 こちらのシナリオでは、
 第1章は、ワープでの移動中、宇宙食を召し上がりください。
 第2章は、お腹を空かせた『ふていけいせいめいたい』の集団の討伐を。
 第3章は、『ふていけいせいめいたい』を率いていたブラックタール『ジュリア・ナイトメア』の討伐を願います。

 まずは、宇宙食を実食してみてくださいね。
 チューブに入った流動食。
 乾燥食品、フリーズドライ、缶詰など。
 水で戻したり、温めたりして食べる食品……等々。
 現在は、新鮮な果物、野菜、一般市販食品などの提供などもできるようになってきているようですが、出来れば、それ以前、上記の宇宙食を試してみてくださいね。

 章間はプレイングの幅を広げる為の情報を加筆しますので(前章終了から半日以内を目途に)、そちらが確認できましてからプレイングを手掛けていただければ幸いです。

 基本、纏めて執筆のスタイルですが、執筆方法、プレイヤーの皆様の参加スタイルの模索も兼ね、今作は個別執筆を基本に受付したいと思います。
 最速のプレイングが届いてから、可能な限り早く執筆します。
 できるだけ早く、シナリオ完結を目指したいと思いますので、よろしく願いいたします!

 シナリオの運営状況はマイページ、またはツイッターでお知らせいたします。
 それでは、行ってらっしゃいませ。
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第1章 日常 『宇宙食パーティ』

POW   :    色んな宇宙食を試してみよう

SPD   :    宇宙食をさらに昇華してみよう

WIZ   :    こんなアイデア宇宙食を生み出してみよう

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​
メイスン・ドットハック
【SPD】
宇宙食、じゃのー
あまりに味気ないというか、温かみがないというか
料理っていうのは、もっと手作り感が必要なのじゃのー

ということでお好み焼きの宇宙食を作れないか試行錯誤してみる
人手は「300の守護神兵」の電脳スパルタ兵共に、武器を放り投げさせ、包丁、フライパン、ボウルなどを持たせて料理に勤しませる
鉄板でお好み焼きを焼き、それをドライ化したり、チューブ化したりして、味を再現できるか試してみる
挙句の果てにはお好み焼きの缶詰という魔境にも取り掛かり、もう何でも噛んでもお好み焼きを試してみる

お好み焼きこそ至高なのじゃー
じゃけー、僕は諦めんぞー!



●どうしても再現したい!
 スペースシップワールドの宇宙船にて、待機していた猟兵達。
 その中で、おかっぱにした紫の髪に同じ色の瞳のメイスン・ドットハック(ウィザード級ハッカー(引き籠り)・f03092)は運ばれてくる食べ物を見つめて。
「宇宙食、じゃのー」
 並べられたその食べ物の見た目は、中身が見えないチューブ式の流動食や、直方形の固形物。
 その味は確かに不味くはないが、美味しいかと言われると、あまりに味気ないというか、温かみがないというか……。
「料理っていうのは、もっと手作り感が必要なのじゃのー」
 そんなわけで、メイスンは解放軍兵士に調理場を貸してほしいと依頼していたようだ。

 メイスンがチャレンジするのは、好物であるお好み焼きの宇宙食。
 だが、その前に。
「これが現代に蘇ったスパルタ兵じゃー!」
 メイスンはユーベルコード【300の守護神兵】を使い、40体ほどの電脳スパルタ兵を調理場へと召喚した。
 いつもはガンランスと大盾を持つ兵達だが、今回は包丁、フライパン、ボウルを持たせて調理役の人手とする。
 広げた鉄板の上で、彼女はお好み焼きを作り始めた。
 焼き上がったものは、メイスン好みに仕上がったお好み焼き。
 これをフリーズドライしてみたり、流動食としたりして、味が再現できるかと試みる。
「……微妙な味じゃのう」
 短時間に、手数を活かしてあれやこれやと作ってみるメイスン。
 挙句は、お好み焼きの缶詰にもチャレンジ。それは、彼女にとってもはや魔境と呼べる領域。
「お好み焼きこそ至高なのじゃー。じゃけー、僕は諦めんぞー!」
 もう何でもかんでもお好み焼きを宇宙食にしてやると、彼女は試行錯誤を繰り返し、立ち会う解放軍兵士達をやや引かせていた。

 ――その結果。
 フリーズドライしたお好み焼きは、かさかさしていて硬くはあったが、食べられるライン。持ち運びはできそうだ。
 缶詰としたものはしっとりとしていて、食感は十分。温めれば美味しくいただくことができる。
 満足できるレベルかと言われるともう一練りしたいところだが、それでもメイスンなりに満足いく出来には仕上がっていたようだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

レジーナ・ドミナトリクス
まずは貴重な物資を提供してくださったことにお礼を申し上げましょう。
(とはいえ宇宙食は食べ飽きてるのよね。まあ、今後いつまた世話になるかわからないし、多少恩を売っておいても損はないでしょう)

折角ですから、可能なら軍の皆様が召し上がっているレーションをいただきたいです。
感想は味の如何に関わらず、私の艦に積んでいるものより美味しい、と言って製造元とお話する機会をいただけないか聞いてみます。
個人的に取引がしたいと言えば、悪い気はしないはずです。
実際、製造元が違えば味も内容も違うと思いますから、いくらか仕入れさせていただければ、うちの艦員も少しは喜ぶでしょう。



●違ったレーションを求めて
 宇宙船団において、軍人の家系として育ったレジーナ・ドミナトリクス(密獄の女王・f12121)も、宇宙食に興味を示す。
 一見すれば、清楚な女性将校といった見た目の彼女は、解放軍兵士へと丁寧に挨拶して。
「まずは、物資を提供してくださったことに、お礼を申し上げましょう」
 しかしながら、スペースノイドである上、自身も軍人であるレジーナは宇宙食など食べ飽きている。
 ただ、今後いつ宇宙食の世話になるかも分からない為、多少なりとも恩を売っても損はないとレジーナは考えていた。

 レジーナが希望したのは、解放軍兵士が普段口にしているレーション……軍隊における糧食だ。
 今回の場合、兵士達は船内に残されていた宇宙食を差し出していく。それらは、先の戦いで備蓄として残されていたものだ。
 非常用食料やレーションとして使用されていることもあり、固形物にチューブ物、味に関しては微妙なモノからまあまあなモノとお世辞にも美味いと言い難い。
「いかがですか?」
「……なるほど、私の艦に積んでいる物より美味しいですね」
 解放軍兵士に聞かれたレジーナは、一通り並べられた宇宙食を口にしてから答える。
 本音を言えば似たり寄ったりだが、これを食べること自体が彼女の目的ではない。
「よろしければ、そちらの『コアマシン』を確認させていただいてよろしいですか?」
「はい、それではこちらへ」
 スペースシップワールドにおいては、宇宙船の動力機械『コアマシン』を使い、星間物質から食料を得ることができる。
 今ではもう量産が困難なこの機械だが、これが異なれば食料にも微妙な違いを感じられるのかもしれない。
「こちらである程度、先ほどの宇宙食を分けていただきたいのです」
「なるほど、でしたら、ぜひそちらのレーションもいただいてみたい」
 互いに、食料事情に関しては思うことがある様子。一風変わったものが食べたいと考えても不思議はないだろう。
 それもあり、互いの艦でレーションや宇宙食の交換が行われることになったようだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

峰谷・恵
「これはこれで悪くないんじゃないかな」

【POW】で挑戦、アドリブ歓迎。
色々な宇宙食を食べ比べてみる。ダークセイヴァー出身なので「悪くないかなライン」はかなり甘い。
一通り食べてみた後合いそうな乾燥食品と流動食を一緒に口にして口の中でふやかしながら食べてみたり缶詰を温めて食べてみたり逆に雑味が目立つものは冷やして食べ合わせや食べ方でよりおいしく食べられないか試してみる。
温めてみたら美味しかった宇宙食はUDCアースで見かけた「紐を引っ張ると加熱が始まる駅弁」のように加熱機構をセットできないか試みる。

「冷やしたほうが美味しいのもあるけど、やっぱり温かいほうが『ご飯食べた感』がするよね」



●色々と試してみよう
 もう1人、宇宙食を口にしていたのは、峰谷・恵(神葬騎・f03180)だ。
「ど、どうぞ」
 非常に大きな胸が目を引く彼女に、解放軍兵士達も圧倒されながらも、宇宙食を差し出していく。
 他メンバーも口にしていた固形物やチューブ物。インスタント物、それらを一通り食べていた恵はうんうん頷いて。
「これはこれで、悪くないんじゃないかな」
 それというのは、恵がダークセイヴァー出身ということも大きいだろう。
 ヴァンパイアに支配された世界では、満足な食にありつくことは非常に難しい。だからこそ、彼女の中の「悪くないかなライン」が他の人よりもかなり甘いのだろう。

「今度は……」
 恵は次に組み合わせて食べてみようと考え、合いそうな乾燥食品と流動食を一緒に口にし、ふやかしながら咀嚼してみる。
 さらに、缶詰を温めて食べたり、雑味が気になるものは逆に冷やして食べてみたり。
 あれこれと美味しく食べられないかと試してみるのだが……。
 ただ、組み合わせが良さそうという理由で合わせたものだと、逆に不味く感じてしまうこともしばしば。
「もう少し、料理の技能を積んでおくべきだったかな」
 あるいは、具体的な取り合わせをいくつか考えていれば、何気なく選ぶよりもいい結果になったかもしれない。
 とはいえ、恵なりに楽しんで食べていたようではある。
「そうだね。こうしてみたらどうかな」
 お腹一杯になりかけていた恵はそこで、UDCアースで見かけた「紐を引っ張ると加熱が始まる駅弁」を思い出し、加熱機構をセットできないかと試す。
 ちなみに、先ほど話に上がったレーションには簡易加熱剤というのが入っている。
 使い捨てカイロを思わせる形で、それを使うことで白飯、ハンバーグなどを温められるのだとか。
 これらを使うことで、恵も宇宙食を温めて。
「冷やしたほうが美味しいのもあるけど、やっぱり温かいほうが『ご飯食べた感』がするよね」
 それによって、彼女はより美味しく宇宙食を食べることができていたようだった。

成功 🔵​🔵​🔴​




第2章 集団戦 『ふていけいせいめいたい』

POW   :    のびーるんるん
自身の肉体を【完全な球体】に変え、レベルmまで伸びる強い伸縮性と、任意の速度で戻る弾力性を付与する。
SPD   :    ぽよんぽよんぽよんっ
予め【身体をぽよんぽよんと弾ませる】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
WIZ   :    れっつぶんれーつ
レベル×1体の、【おなか】に1と刻印された戦闘用【ふていけいせいめいたい】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
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●おなかすいたー
 宇宙船のワープを使い、残存勢力がいる宙域へと到着した猟兵達。
 残党勢力が乗る艦を発見したメンバー達は早速、敵艦へと侵入してその殲滅へと当たる。
 どうやら、ブラックタールのオブリビオンのみで編成された隊らしいが……。
「おなかすいたー、ごはんたべよー」
「うちゅうしょくもってこよー」
 ふていけいせいめいたい達は丁度、食事時だったようだ。
 彼らが食べているのもやはり、宇宙食らしい。
 一応はこの船のコアマシンが生きていて食料調達はできるようだが、この場で満足な調理が難しいのか、手軽に食べることができる宇宙食を提供してもらっていたようだ。
「もぐもぐ、もぐもぐ」
「うまー」
 どうやら、この場にそれらを率いるボスの姿はない。
 今のうちだと、猟兵達は一気に仕掛けていく。
「て、てきだー」
「しょくじどきをねらうなんて、ずるいー」
 相手の虚をつくのは、戦術における基本。
 猟兵達はお構いなしと、ふていけいせいめいたい達へと攻め込むのである。
鳥海・まや
「私は鳥海まや。この無法の海を旅する無法者だ!貴方に私と戦う勇気があるか、試させてもらう!」

登場と同時に腰に付けているホルスターから銃を抜き敵に銃口を向ける。

クイックドロウで先制攻撃。敵の戦意を削ぐ。

「さっきまでの勢いはどうしたの?所詮はあなたも弱者なのね?」

敵を挑発し、挑発に乗って襲いかかって来た所に再びクイックドロウ、追い打ちをかけて弱体化させる。

「私に戦いを挑んで、生き残った者はただ一人だけ、貴方も宇宙の海に沈みなさい!」



●無法者の血が騒いで
 帝国の残党勢力が乗っている艦へと攻め込む猟兵達。
 お食事中のブラックタール……ふていけいせいめいたい達が集まる場所へ、黒髪ロングに海賊ルックな女性が姿を現す。
「私は鳥海まや。この無法の海を旅する無法者だ!」
 名乗りを上げる鳥海・まや(スペースノイドの鎧装騎兵・f02080)は登場と同時に、腰に装着したホルスターから抜いた『熱線銃』の銃口を相手へと向けて。
「貴方に私と戦う勇気があるか、試させてもらう!」
 秒にも満たぬ速さでまやは銃を発射し、手前の敵を撃ち抜く。
 そうして、有無を言わさぬ先制攻撃で、彼女はこの場のふていけいせいめいたい達を牽制する。
「おのれー、おしょくじちゅうにー」
「いけー、やっつけろー」
 マイペースな口調の敵だが、敵はそれぞれ変形する肉体を活かしてまやへと襲い来る。
 完全な球体となって、突撃してくるブラックタール達。
 弾力性のあるその体は相手に効率よくダメージを与え、自らはほとんど反動なくさらなる攻撃を行うことができる。
 それらの攻撃をやり過ごしながら、銃砲を発するまや。
 普段、星間連絡戦艦オーシャンバード号の艦長をしているが、それ以前は元宇宙海賊だった過去を持つ。
 猟兵としても活動する彼女は、スペースシップワールドにおける残党狩りと聞いて、昔の血が騒いだのだろう。
 海賊時代の好戦的なスタイルで戦うまやは嬉々として、熱線銃の引き金を引いていた。

 しばしの交戦。
 ふていけいせいめいたい達は代わる代わる突撃し、なかなか隙を見せない。
 そこで、まやは敢えて敵を挑発して。
「さっきまでの勢いはどうしたの? 所詮はあなた達も弱者なのね?」
「むきー」
「ゆるさーん」
 口調は変わらぬふていけいせいめいたい達だが、そいつらはぷんすかと湯気の様なものを出しつつ怒りを表現し、その場で分裂しようとする。
 思ったように敵は纏めて特攻しては来なかったが、まやはさらに素早く銃砲を発して追い打ちをかけ、弱体化へと当たる。
「私に戦いを挑んで、生き残った者はただ1人だけ。貴方も宇宙の海に沈みなさい!」
 声高々に告げたまやは突撃してきた1体の体を弾き飛ばし、ワイルドな笑いを浮かべてみせたのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

峰谷・恵
「気が抜ける声してるなぁ…やることは変わらないけど」

MCフォートと熱線銃で攻撃して敵を削っていく。体を弾ませだした敵を見つけたらアームドフォートの砲撃を撃ち込んで強化妨害。
隅に追い詰められないよう移動しながら敵の攻撃はなるべく回避。避けきれないものはダークミストシールドで防ぐ。
敵が集まってきたら可能な限り多くの敵を範囲内に収めて全射撃武器によるフルバースト・マキシマムを発動(2回攻撃、範囲攻撃、誘導弾、一斉発射、鎧無視攻撃)、一気に撃破する。

「これでも鎧装騎兵だからね、数で押せると思ってもらったら困るよ」



●変形させず一気に!
 一通り、宇宙食を楽しんだ峰谷・恵(神葬騎・f03180)の姿もこの場にはある。
 頭よりも大きなお胸を揺らしつつ、彼女はこの場のふていけいせいめいたいを見回して。
「しょくじのうらみー」
「ゆるさないぞー」
 そんな敵に、いささか恵も嘆息してしまうが。
「気が抜ける声してるなぁ……。やることは変わらないけど」
 それでも、相手は銀河帝国の残党達であり、倒すべき敵だ。
 恵は殺意を漲らせ、マシンキャノン仕様のアームドフォート『MCフォート』と熱線銃を手に、この場の敵へと砲弾やビームを浴びせていく。
 弾力性のある体を持ち、数で攻め来るふていけいせいめいたい達に対し、こちらも数を駆使した攻撃で、相手の体を、そして敵の数を削る。
「させないよ」
 そんな中、体を弾ませる敵を発見した恵は、優先して『MCフォート』の弾丸を撃ち込む。
「からだがのびないー」
 強化を防ぐのが恵の狙いだから、当然と言えば当然。
 まだまだ敵の数はいると判断した恵は移動しながら、射撃を続けていく。

 隅に逃げ込めば、敵に囲まれて動けなくなってしまう。
 恵はなるべくフロアの中央を動きながら、ふていけいせいめいたいの攻撃を避けるよう努めていた。
「「にがさないぞー」」
 それでも両サイドや背後から飛んでくる敵の対処として、彼女も『ダークミストシールド』を駆使する。
 手袋につけた青い菱形の発生機。
 そこから、周囲へと漂う黒い霧状のエネルギーシールドが恵を守ってくれるのだ。
 様々な対策を講じる恵に対し、敵も個々に飛びかかるのも埒が明かないと感じたようで。
「こうなったらー」
「そーこーげきだー」
 数体がぽよんぽよんと動きつつ、一気に彼女を取り囲んでくる。
(「まだ……、まだもう少し……」)
 ギリギリまで敵を引きつけた恵は全射撃武器を展開し、一斉掃射を始めていく。
「「「ぎゃー」」」
 恵へと近づこうとしていたふていけいせいめいたい達は纏めて撃ち抜かれ、その数を一気に減らしてしまう。
「これでも鎧装騎兵だからね。数で押せると思ってもらったら困るよ」
 事もなげに告げた恵はさらに、攻勢を強めていくのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シュテル・デュードロップ
うんうん、空腹は辛いよね。
わかるの。
でもでもオブリビオンとは戦うしかないの。
悲しいことなの。
そーゆーことなので骸の海に帰ってもらうの。
ブラックタールさんたちは空腹を感じなくなる。
猟兵はお仕事を終えられる。
両方ともハッピーなの♪
なので砲撃開始なの!
とは言っても初陣だし、そもそも戦闘は得意じゃないの。
ここは距離をとって戦うべきなの。
アームドフォートで引き撃ちなの。
ふわふわぐるぐる独特な機動。
近づかれたら薙刀で弾き、その反動で距離をとる。
無理のない範囲で戦い、危なくなったら撤退。
最後にフルバースト・マキシマムで全弾を撃ち尽くす。
後は任せたの♪
一度退いて補給を終えてから再出撃なの。
補給場所ってどこ?



●これならもうお腹は減らない
 敵艦内部では、猟兵達の働きによって倒すべき『ふていけいせいめいたい』の数が減っていく。
 この戦場へと、強化外骨格に包まれたメカ姿のシュテル・デュードロップ(エルフの戦巫女・f02963)が駆け付けて。
「うんうん、空腹は辛いよね。わかるの」
 おっとりのほほんとしながらも、ふていけいせいめいたいの主張を聞いていた彼女。
「でもでも、オブリビオンとは戦うしかないの。悲しいことなの」
 どんな理由があっても、オブリビオンは世界を破滅に導く存在でしかないと、シュテルは十分に認識している。
 だからこそ、彼女はアームドフォートを展開して。
「そーゆーことなので、骸の海に還ってもらうの」
 そうなれば、ブラックタール達は空腹を感じなくなるし、猟兵達はお仕事を終えることができる。
「両方とも、ハッピーなの♪」
「こっちははっぴーじゃなーい」
「むくろのうみになんかかえらないぞー」
 ふていけいせいめいたい達は口々に文句をたれ、体を弾ませて突撃してきた。
「なので、砲撃開始なの!」
 シュテルはそれらを迎え撃つ……のだが、初陣である彼女はそもそも戦闘が得意ではない。
 そこで、シュテルは一旦距離をとりながら、向かい来る敵を撃ち抜いていく。
 ふわふわぐるぐると描いて動く彼女の独特な軌道は、性格を反映しているかのようだ。
「いけー」
「にがすなー」
 それでも、完全にはふていけいせいめいたいの攻撃を避けることはできない。
 シュテルも対策として至近まで迫った敵には薙刀で応戦し、その反動を活かして距離をとっていくが、ブラックタール達はしつこく追いすがって体当たりしてくるのが厄介だ。
 この為、シュテルもある程度互いのダメージが深まってきたところで、全武装による一斉掃射を行う。
「「うぎゃー」」
 弾け飛ぶ敵も少なくはない。これ以上お腹がすくこともないだろう。
 しかし、シュテルの射撃から逃れる敵もちらほらといたようである。
 やれるだけのことをやった彼女は一旦、敵から背を向けて。
「まてー」
「後は任せたの♪」
 この場の猟兵達へと託すシュテル。
 まだ、姿を見せないが、このふていけいせいめいたいの集団を率いるボスがいるはずだ。
 だからこそ、彼女はこの場は一度退くことにする。
「補給場所ってどこ?」
 解放軍の艦まで下がったシュテルは、再出撃の為に補給を行うのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

レジーナ・ドミナトリクス
妙な形をしていると思えばブラックタールですか。
拘束に手間がかかるのであまり好きではないのですが、そのような面倒を考えなくてよいと気が楽です。

敵の攻撃は強力になるほど単調になりやすいようですね。
でしたら、その性質を逆手に取りましょう。
【襲刃瞰視】で確実に【見切って】回避すると同時に、突撃してくる敵の軌道上にフォースセイバーを構え、敵の攻撃の勢いを利用して斬り裂きます。
もし避けきれない場合はフォース【オーラで防御】します。

「自ら刃に飛び込んでくるとは、恐れ知らずですね」



●見極め、勢いのままに
 宇宙食に関して、あれこれと解放軍兵士と語らっていたレジーナ・ドミナトリクス(密獄の女王・f12121)もまた、この場の戦闘に参加していた。
「妙な形をしていると思えば、ブラックタールですか」
 ふていけいせいめいたいの変形する体は拘束に手間のかかる相手であり、レジーナとしてはあまり好きな相手ではないとのこと。
 しかしながら、この場にいるのはオブリビオンであり、倒すだけの相手だ。
「そのような面倒を考えなくてよいと気が楽です」
 すでにレジーナは、相手の能力は分析済み。
 敵の攻撃は、強力になるほど単調になるという欠点もあるようだ。
「でしたら、その性質を逆手に取りましょう」
 すでに、先に交戦していた猟兵達のおかげで、ふていけいせいめいたいの数もかなり少なくなってきている。
「いくぞー」
 敵は球体となり、あるいは身体を弾ませ、突撃してくる。
 下手に分身するなど、小細工しないのであればレジーナの思惑通り。
 彼女はその攻撃を、ユーベルコード【襲刃瞰視】……囚人からの闇討ちにより鍛えられた心眼で見切ってみせて。
「残念ながら、すべてお見通しです」
 さらりと身を翻して避けると同時に、レジーナは突撃してきた敵の軌道上に自身専用の『フォースセイバー』を構え、相手の勢いを利用して切り裂いてしまう。
 全て避けられるとはいかなかったが、その場合は『サディスティックフォース』オーラによってしっかりと防御していた。
 戦うレジーナの姿は、女王様としての振る舞いを思わせる。
「くらえー」
 彼女は再び飛んできた敵の動きを見切り、先ほどと同様に相手の勢いそのままに刃を突き立てて。
「うわー」
「自ら刃に飛び込んでくるとは、恐れ知らずですね」
 残っていた最後の1体を、レジーナは真っ二つにして見せたのだった。

 全ての敵……ふていけいせいめいたいどもを殲滅した猟兵達。
 しかしながら、もう1体。
 こちらに近づいてくるブラックタールに気づき、メンバー達は戦闘態勢を取り続けるのである……。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第3章 ボス戦 『ジュリア・ナイトメア』

POW   :    イライラするわね!
【液状化した自分の体で作った鞭】が命中した対象を切断する。
SPD   :    宇宙の果ての暗黒世界
【手から放つダークマター】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    ジュリアのスペースコーディネート
【身だしなみを整えることで】、自身や対象の摩擦抵抗を極限まで減らす。
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●残党を率いていた少女
 ふていけいせいめいたいの集団を倒した猟兵達。
 その前に現れたのは、身だしなみを綺麗に整えたブラックタールの少女だった。
「ムカつくわね……、部下を全部倒してくれちゃって……!」
 別所で食事を美味しくとっていた少女『ジュリア・ナイトメア』は、食事の間に解放軍と猟兵によって追い詰められていたことに気づき、怒りを募らせる。

 イライラした態度をとるこの少女は、身体を液状化した鞭として攻撃する他、宇宙に漂うダークマターと融合し、自由に使うことができるという。
 それによって、こちらのユーベルコードを封じてくることがあるので、注意して討伐に当たりたい。
「あんたたちが帝国を倒したおかげで、ロクでもない生活してんのよ、こっちは……!」
 苛立ちを見せるジュリアは身だしなみを整えつつ、仕掛けるタイミングをはかっている。
 このブラックタールの少女を討伐できれば、残党討伐も終了だ。
 オブリビオンであるのもそうだが、銀河帝国が倒れたことで、こうした細々とした生活に癇癪を起こすジュリアを撃破したい。
「いくわ、覚悟しなさい……!」
 彼女は手から生み出したダークマターを発し、猟兵達を捕らえようとしてきたのだった。
メイスン・ドットハック
【WIZ】
なるほどのー、食事中にすべてやられていた間抜けかのー
ならばこちらもしっかりともてなしてやらねばのー

ユーベルコード「倫敦は霧に包まれて」を発動
周囲を紫色の霧が立ち込めている間に、電脳魔術で作りだしたミサイル【誘導弾】【一斉発射】で攻撃する
ある程度の情報を集めたら、スペースコーディネートを切り刻む為の電脳兵器を生み出し、コーディネートを破壊。
摩擦抵抗が普通に戻ったら同じく殴打の電脳兵器を生み出して、連続で叩き込んでいく
摩擦抵抗を頼りにしている敵に対しての慢心を突いていく形で攻略していく

いくらユーベルコードが優秀でも解析されては意味はないからのー



●苛立つ少女のもてなしを
 この場へと遅れて現れた少女『ジュリア・ナイトメア』。
「ムカつくわね……、部下を全部倒してくれちゃって……!」
 銀河帝国の残党でもある彼女は全身真っ黒な体躯を持つブラックタールだが、その体は上気しているのは激しい怒りの為だろうか。
「なるほどのー」
 だが、そんな相手に、アメジストのクリスタリアンであるメイスン・ドットハック(ウィザード級ハッカー(引き籠り)・f03092)は冷静な態度で語る。
「食事中にすべてやられていた間抜けかのー」
 その一言に、ジュリアはあからさまに不機嫌そうな顔をして。
「いくわ、覚悟しなさい……!」
 ジュリアはその手に、暗黒物質……ダークマターを集めていく。
 それを使って、敵はこの場の猟兵達を捕らえようと動き出す。
「ならば、こちらもしっかりともてなしてやらねばのー」
 そこで、メイスンもユーベルコードを発動させる。
「電脳AI『パープルミスト』散布じゃのー」
 この戦場内へと広がっていく『紫霧型電脳AI』は、包み込んだジュリアの視界を奪う。
「……ああっ、もう面倒くさい真似を!」
 ジュリアは霧を吸わぬよう腕で口を覆いつつ、メイスンの姿を探す。
 対するメイスンは電脳魔術で作り出したミサイルを一斉発射し、ジュリアの体を爆撃していく。
 敵もそれに気づいて逃れようとするが、ミサイルは誘導弾。そう簡単には逃れられない。
 ジュリアは一直線に壁へと走り、弾を壁に激突させてやり過ごしながら戦場内を逃げ回っていく。
 メイスンはしばし攻撃を行いつつ、戦況の分析を続けていく。
「ああっ、もう、髪型乱れちゃったじゃない!」
 爆風に煽られれば、美意識の高い敵のこと。身だしなみを整えようとした。
 それはユーベルコードとして、自らの摩擦抵抗を極限にまで減らす効力もある。
 こうなると、迂闊な攻撃は武器を滑らせてしまい、態勢を崩して大きな隙を作りかねない。
 この為、メイスンもジュリアのスペースコーディネイトの破壊を目指し、電脳兵器からさらにミサイルを発射していく。
「爆撃なら、つるつるなど関係ないからのー」
 敵は身だしなみを整え、完璧だと慢心していた。
 だが、摩擦抵抗は0になるわけでなく、着弾と同時に爆発するミサイルからは逃れるのに限界がある。
「ちょっと、コーディネイトが台無しじゃない!」
 怒りを露わにするジュリアが声を荒げる。
「いくらユーベルコードが優秀でも、解析されては意味はないからのー」
 そんな敵の慢心を突きながら、メイスンはさらにミサイルを発射していくのである。

大成功 🔵​🔵​🔵​

峰谷・恵
「ロクでもない生活させちゃってたなら責任持って骸の海に叩き返さないといけないね」

空在渾で飛行状態になり、摩擦抵抗減少によるスリップの対策にする。
そのまま飛び回って敵の攻撃を回避しながら(空中戦)MCフォートの連射を浴びせて牽制、隙ができたら神殺しの力を込めた熱線銃の射撃とアームドフォートの砲撃を叩き込む。
回避しきれない場合ダークミストシールドで防御。捕縛されてユーベルコードを封じられた場合、あえてそのまま捕縛されることで他の猟兵がユーベルコード封じを心配せず攻撃できる状況を作る。捕縛が解除され次第再び空在渾発動。

「部下と一緒にごはん食べてればもう少し抵抗できてたかもしれないね」



●空中から敵を牽制して
 紫の霧が晴れていく中、ふていけいせいめいたい達の相手をしていたダンピールの少女、峰谷・恵(神葬騎・f03180)もまた、ジュリア・ナイトメアへと冷めた視線を向けて。
「ロクでもない生活させちゃってたなら、責任持って骸の海に叩き返さないといけないね」
 相手へと言い放つ恵は、自らの全身を【白黒混在したオーラ状の神殺しの力】で覆っていく。
「飛ッ!」
 そうして恵は自らの戦闘能力を高め、高速で戦場内の空中を飛行し始める。
 というのは、ジュリアのスペースコーディネートの効力は自分自身だけではなく、触れた者や人などにまで及ぶ。
 敵が地面の摩擦抵抗を減少させた場合など、スリップする危険がある。飛ぶことでその対策となると恵は考えたのだ。
「ちょっと、降りて戦いなさいよ!」
 怒りっぱなしのジュリアは、あちらこちらへとダークマターを放つ。
 しかし、恵は空中を飛び回って放たれる敵の攻撃を回避していき、マシンキャノン仕様のアームドフォート『MCフォート』を連射させて牽制を行う。
 地面の摩擦抵抗を減らすジュリアは滑るようにして砲弾を躱し、恵目掛けてさらに暗黒物質を放出してくる。
「ちょこまかと……!」
 ジュリアの狙いは的確だ。恵は時に腕から発するダークミストシールドで防ごうとするが、それでもなおダークマターは恵の体を捕らえてしまう。
 直後、ユーベルコードを封じられて地面へと叩き落とされた恵へと、ジュリアは身体の一部を変化させた鞭をしならせて。
「散々、手こずらせてくれたわね……!」
 うまく、他プレイヤーの連携できる状況が作れたらよかったのだが、タイミングが悪く助けが得られない。
 その為、恵はしばらくジュリアの鞭に打ち付けられてしまうが、彼女を捕らえる暗黒物質もずっとあり続けるわけではない。
 暗黒物質に切れ目が見えた恵は好機とばかりに素早く飛び上がり、再び飛行してジュリアを狙撃していく。
「部下と一緒にごはん食べてれば、もう少し抵抗できてたかもしれないね」
 恵はジュリアを挑発し、砲弾を撃ち込んでいくのである。

成功 🔵​🔵​🔴​

レジーナ・ドミナトリクス
大事な部下でしたら食事は一緒にとりなさいな。
日頃の行いが悪いからこのような結果を招くのですよ、こちらとしては大変助かりましたが。

敵を【挑発】して注意を引きつつ、【一心獰隊】で呼び出した艦員を3班に分けてそれぞれ別方向に配置させます。
作戦指示は大きく分けて2つ。
私は接近戦を仕掛けるので、射線が通る班が遠距離から【援護射撃】して敵の攻撃を牽制することと、狙われたら直ちに散開すること。
艦員は普段から一緒に生活して私の所作を知っていますから、誤射はありえません。

敵は感情が剥き出しのようなので、攻撃を【見切る】のはそう難しくないでしょう。
援護射撃に気を取られた隙を突いて、フォースセイバーで斬り伏せます。



●どんなに着飾っても……
 猟兵達は順調に敵を攻め立てる。
 敵隊を率いていたジュリア・ナイトメアは己の能力に過信もあったのだろう。
 少しずつ、彼女は猟兵に追い詰められていく。
「大事な部下でしたら、食事は一緒にとりなさいな」
 戦場を立ち回る女軍人姿のレジーナ・ドミナトリクス(密獄の女王・f12121)は挑発しつつ敵の注意を引く。
「日頃の行いが悪いから、このような結果を招くのですよ。こちらとしては大変助かりましたが」
「きいいいいいいっ!!」
 思い通りにならず、悔しがるジュリアはさらにダークマターを放ってくるが、レジーナは涼しい顔で囚人上がりの艦員達を呼び寄せ、3班に分けて別方向に配備する。
「現刻より作戦を開始します。作戦指示は大きく分けて2つ」
 それを指示した彼女は早速、ジュリア目掛けて仕掛けていく。
「ああ、ムカつく。ムカつくわ……!」
 すでに、感情をむき出しにしている敵だ。レジーナはそいつ目掛けて接近し、直接『フォースセイバー』で切りかかっていく。
 その間に、レジーナが配した艦員達も彼女の指示通りに一斉掃射し、援護射撃をしてくれる。
「普段から一緒に生活して私の所作を知っている艦員に、誤射はありえません」
 自信ありげに語るレジーナはフォースセイバーの出力を上げ、形状を鞭にしてから敵へと打ち付けていく。
 しばし鞭での打ち合いを繰り広げる両者だが、横や背後から飛んでくる艦員達の射撃にジュリアは激昂して。
「ああもう、うざったいわね!」
 合間に、敵はダークマターで艦員達を狙い撃つが、彼らは一斉に散開し、再び集まってジュリアを狙撃してくる。これもまた、レジーナの指示だ。
 すでに、孤立無援状態のジュリアは、鞭と暗黒物質を使い分けて繰り出す。
 メイスン、恵と合わせ、攻撃を行うジュリアは、敵が自らのユーベルコードによって床でスリップしてしまって。
 レジーナがその隙を突き、剣に戻したフォースセイバーで一気にジュリアの体を切り裂いた。
「あああああああっ!!」
 いくらコーディネイトして着飾っても、裸の大将となり果てていたジュリアは爆ぜ飛ぶようにしてその姿を消していったのだった。

 一仕事終えた猟兵達。
 解放軍兵士達が再度、労いにと出してくれたのは、やはり宇宙食。
 メンバー達はその微妙な味を噛みしめつつ、帰路につくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年06月08日


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#スペースシップワールド
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#戦後


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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主はロザリア・ムーンドロップです。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト