獣人世界大戦⑰〜大変態魔法少女戦艦ダンディ―ニ
●これまでのあらすじ
魔法少女ダンディーニ(中年男性 マッチョ)は悪の帝王モリアーティに捕まって、巨大戦艦に改造されちゃった!
TODOMEWOSASERUのは
猟兵しかいない!
どうか手伝って!
●グリモア猟兵ポーラリアは目を逸らした。
「状況を説明していくね」
ここはグリモアベース。
ポーラリア・ベル(冬告精・f06947)によって集められた猟兵達の目は、ポーラリアの後ろに映る映像に釘付けである。
「ブルアアアァァァ
……!!!!」「ブルルアアァァァ
……!!!!」
巨大戦艦を背負った、魔法少女姿の巨大なマッチョマンが、凍結した海の上を這いずりながら進んでいる映像だ。
まるで巨大な船に押しつぶされた状態から羽虫の如くもがき続けるコスプレ怪力僧の様である。一種の拷問の様にも見える。
この光景を見た者はSANチェックして頂く。失敗で1D100だ。いいな。
「ポーラ、あんまり情勢分かんないんだけ【ブルアアァァアァ
!!!!】ど、『プロフェッサー・モリアーティ』っていう悪いおじ【ブルアァァァァア
!!!!】さんちょっと音声消すね。」
後ろの映像がミュートになり、サイレントに悶え暴れる魔法少女おじさんの映像となった。
「えっと、モリアーティっていうおじさんが、自分の戦艦の
錨……?にUDCを受肉させたUDC戦艦で、凍った海を渡ってギガンティックな幼女さんを誘拐しようとしているみたいなの。」
今回の依頼は凍結海を渡ろうとするモリアーティの野望を阻止し、モリアーティを倒す事である。
ギガンティック幼女の事は一旦置いといて欲しい。
「今からグリモア転送でモリアーティおじさんがいる辺りまで飛ばすの!モリアーティおじさんが乗ってる戦艦に直接は飛ばせないから、どうにかして乗り込んで戦ってほしいのよ。」
その戦艦が先程の映像である。
その戦艦が先程の映像である。
「ブルアアアアアアアァァァ
……!!!!」
「これね」
ポーラリアはミュートを解除した。
「モリアーティおじさんは、戦艦の
錨にUDCを混ぜ込むことで、自分の戦艦にUDCの肉体を持たせる技術を持ってたみたいで。」
それで選んだUDCがよりにもよってあれの様である。
名は「『大変態魔法少女騎士』ダンディーニ」
この世全ての人類を魔法少女にすべく地獄から這い上がってきた変態中年男性魔法少女である。
本来は筋骨隆々な大男くらいであるが、戦艦と融合した事で戦艦サイズの巨大変態魔法少女となり、その肉体が船首像のように戦艦から浮かび上がっている。
どうやら冷たい氷海がお気に召さない様で、激しくダンディな悶え声を上げながら暴れる様に戦艦を背負って突き進んでいる、と言った状況の様だ。
更に錨が魔法少女ステッキとなって彼の脇の辺りから飛び出し、その辺を縦横無尽にくねりながら伸び縮みしているぞ。
二度目のSANチェックをしてもらおうか。失敗で1D100だ。いいな。
「この戦艦ネルソンあらため『大変態魔法少女戦艦ダンディ―ニ』は、みんなを魔法少女にする光を放ってくるの!」
なんで?
「だからこれから戦いに行く皆は例外なく魔法少女になるけど、それ以外のデメリットは無いから問題なく倒しに行ってきてね!」
そして忘れてはいけないのが、戦艦内部にいる本命のモリアーティとの決戦である。
「モリアーティさんはポーシュポス……じゃないやポーシュ
ボスっていうへんてこな生物を操って、少しでも善の心がある人をポーシュボスにしてしまうの!
この力に対抗するには『邪悪ナる者』……つまり善の心を持たない闇堕ち状態にならないといけないの!どうにか邪悪な心で立ち向かって欲しいのよ!」
お分かりだろうか。
目の前に居るグリモア猟兵のフェアリーは、これから皆様を巨大な中年男性魔法少女の眼前に送り込んで、邪悪な闇堕ち魔法少女になってもらうと言っているのだ。
なんだこの邪悪妖精。
「戦艦にポーシュボシュ……けふん、おっかないのと連戦になるけど頑張って、ファイトなのよ!」
こうしてあなた達は心の準備を決める間も与えられず即座に放たれたグリモア転送の光に飲まれてしまう。
がんばれ。
どうにかして悪で闇の魔法少女と化して、モリアーティおじさんのギガンティック幼女誘拐を阻止して欲しい。
がんばれ!!!!
古塔
みんな!魔法少女は好きかい?
それじゃあ、変態は好き?
じゃあじゃあ、闇堕ちはもっと好き?
全部詰めたよ!!!!堕ちろ!!!!
古塔マスターです。
●目的
大変態魔法少女戦艦ダンディ―ニと化した戦艦ネルソンに居るボス『プロフェッサー・モリアーティ』の撃破。
●情報
獣人戦線のロシア地方、シベリアはイガルカ(イカルガにあらず)の凍結海の上に転送されます。
目の前から巨大な中年男性魔法少女と化した戦艦が迫ってきて、貴方達は不思議な力で魔法少女となります。
その状態で、錨の代わりに飛んでくる巨大な魔法の杖とか中年男性魔法少女の猛攻を掻い潜って戦艦内にいるモリアーティと接敵。
ポーシュボスに侵食されないようにしながら戦闘して倒してもらいます。
善の心を持っていると侵食されてポーシュボスにされてしまうので、貴女達は自ら善の心を捨てて闇堕ち魔法少女とならねばなりません。
おのれモリアーティ。
●ダンディーニって?
「https://tw6.jp/gallery/?id=24239」
こういうUDCです。
●ポーシュボスって?
「https://tw6.jp/html/world/yochou/210916_01.htm」
こういう奴であり、モリアーティの身体から出てる黒くうねうねした奴です。
そんな感じの1章ボス戦闘となります。
マジカルダークネスパワーでわるいおじさんとおじさんをやっつけよう!
第1章 ボス戦
『プロフェッサー・モリアーティ』
|
POW : 狂気砲弾
【ポーシュボス・フェノメノン】を宿した【艦隊の砲弾や機銃弾】を射出する。[艦隊の砲弾や機銃弾]は合計レベル回まで、加速・減速・軌道変更する。
SPD : プロフェッサーズ・クエスチョン
対象への質問と共に、【自身の肉体】から【ポーシュボス・フェノメノン】を召喚する。満足な答えを得るまで、ポーシュボス・フェノメノンは対象を【ポーシュボス化】で攻撃する。
WIZ : 『小惑星の力学』
戦場全体に【流星の如く降るポーシュボス・フェノメノン】を発生させる。レベル分後まで、敵は【ポーシュボス化】の攻撃を、味方は【ポーシュボス化している部位】の回復を受け続ける。
👑11
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リリィ・ローゼ
※1d100を2回振ったらSAN値が0になりました
UDCアースのもの……怖いイメージがあったけど、あんな冷たい海で戦艦を背負わされているなんて、かわいそうなのだわ
大丈夫、モリアーティをやっつけてすぐに助けてあげる
この悪の魔法少女フェアリー・リリィ・ローゼ・ノワール様がね!(黒いサングラスすちゃっ)
魔法少女への変身後は、自前の[空中浮遊][空中機動]で戦艦の攻撃をかいくぐって内部へ
UCの雀たちに、コショウ入り爆弾で爆撃させる
「野郎ども! やっておしまい!」
「チュン!(アラホラサッサー!)」
祝杯に、今日は深夜にカップ麺をいただくのだわ
もちろん、バターもひとかけ入れちゃうんだから!
●
「ブルアアアアァァァ
!!!!」
どこか悲痛の叫びにも聞こえなくない、戦艦を背負った巨大魔法少女中年男性の声が響く。
本当は彼(女)をそのまま戦艦と完全融合させ船首像の様にし、四肢を伸縮する魔法少女の杖にしたかったが、錨に受肉させる形式を取っている都合上難しい気がしたため自粛した。
「UDCアースのもの……怖いイメージがあったけど、あんな冷たい海で戦艦を背負わされているなんて、かわいそうなのだわ」
そんな狂気の戦艦が這い回る氷海の上に降り立った妖精がいた。
「大丈夫、モリアーティをやっつけてすぐに助けてあげる。この悪の魔法少女フェアリー・リリィ・ローゼ・ノワール様がね!」
永久的狂気(当シナリオ内のみ)に陥ったフェアリーのリリィ・ローゼ(フェアリーのシンフォニア・f04235)は、黒いサングラスをすちゃっとかけて闇の
魔法少女服を身に着けた。
まだ戦艦ダンディーニが魔法少女化の光を放っていないにも関わらずである。
彼女は湧き上がる無限のテンションに躁病の如く飛び回っているが、その目は光を失っていた。
「行くのだわ!」
リリィは闇に染まった漆黒の翅を羽ばたかせ、高速で空を飛んで戦艦ダンディーニへと飛び込んでいく。
「ブルッ、ウルルルルルル!ウオォオオオオォ
!!!!」
最早少女の声はどこにいったのか。
魔法少女に必要不可欠なマスコットの如き妖精を見つけた魔法少女中年男性戦艦は叫び声を上げ、まずは口にしようと巨大化した魔法少女中年男性の口を広げ、リリィを丸呑みにしようとする。
「まあはしたない!予定前倒しでその口にコショウを入れてあげるのだわ!」
リリィは特製のコショウ入り爆弾を取り出し、ぽいと魔法少女中年男性の口に放り込んで離脱した。
「ウッ!グフッ!ヌオオオォオオオオォ!?」
もだえ苦しみ、戦艦の巨体が大きく揺れる。
続いて鞭の様にしなる魔法少女の杖アンカーを掻い潜りながら、戦艦内部のモリアーティへと急ぐ。
大きく揺れる中で壁にぶつかればリリィの身体は一撃で倒れそうだが、針に糸を通すかのような闇の軌道を描いて飛んでいく。
「猟兵め、UDCに何かしたかな?」
戦艦内部のモリアーティはポーシュボスを身体から召喚し、犯人を探索しようとする。
だがそのポーシュボスに飲み込まれながら一直線に飛んできた妖精を見た。
「あなたがモリアーティなのだわ!野郎ども! やっておしまい!」
ポーシュボスの闇の中から無数の雀が生み出された。
「チュン!(アラホラサッサー!)」
コショウ入りダイナマイトの絨毯爆撃がポーシュボスとモリアーティに降り注いだ。
「うっ、げほっ、攪乱か
……!?」
善の心を持たぬリリィはポーシュボスを潜り抜け、一撃離脱のコショウをたんまりとモリアーティにくらわせたのだった。
「祝杯に今日の深夜はカップ麺をいただくのだわ。もちろん、バターもひとかけ入れちゃうんだから!」
大成功
🔵🔵🔵

数宮・多喜
【アドリブ改変・連携大歓迎】
……ふ。
ふふふフフフあはははははハハハハハ!
なんだよアタシにゃ割といつもの事じゃねぇか!
いつもいつも勝手に変身させられて!
たまに暴走するのを尻拭いし!
それでも全然悪びれない!
いいよこの際全部吹っ切れた!
大体どんな魔法少女になるかは分かってらぁ、衣装の露出度がちょい上がって黒基調になるまでも織り込み済み!
魔法の力で空を飛び空中戦を仕掛けながら、電撃で変態魔法中年の突撃の勢いを弱めつつ艦内を情報収集し教授へ肉薄するよ!
アタシがいつも感じてる理不尽、手前ぇにも味わってもらう!
良心の呵責がないっていいねぇ……出番だ珍獣!
覚悟しなモリアーティ、お前も魔法中年になるんだよ!!!
●
「……ふ。」
「ふふふフフフあはははははハハハハハ!」
グリモア猟兵の状況説明を一通り聞いた数宮・多喜(撃走サイキックライダー・f03004)は、狂乱の如き声を上げた。
「なんだよアタシにゃ割といつもの事じゃねぇか!いつもいつも勝手に変身させられて!たまに暴走するのを尻拭いし!それでも全然悪びれない!いいよこの際全部吹っ切れた!」
転送光に飛び込む。
「ヌゥゥウウゥゥゥウオオオオオォォオォォオオ
!!!!」
四つん這いで這い寄って来る巨大な魔法少女中年男性。
船に取り付けられたスピーカーから「このままじゃ大ピンチ!皆の声で魔法少女を助けて!」などの、声援を助長する音声が流れる。
「大体どんな魔法少女になるかは分かってらぁ!」
多喜の衣装は瞬く間に今年の四月に出来上がったピンクのフリフリ&天使の羽根つき魔法少女の衣装から、闇に堕ちて黒基調の露出の上がった衣装と化した。
多喜はそのまま魔法の力で空を飛び、戦艦ダンディーニへと飛び込む。
「ブルアアアアァァァ
!!!!」
「オラァ電撃!」
「ブルルルルルルル!!?」
突撃してくる変態魔法少女中年男性が放たれた魔法によって痺れ。
そのまま背負っている戦艦の中へと潜り込む。
「アタシがいつも感じてる理不尽、手前ぇにも味わってもらう!」
「訪問客か。お前には悪に染まってもらう。ゆけポーシュボス」
出くわしたモリアーティからのポーシュボスが迫る。
「良心の呵責がないっていいねぇ……出番だ珍獣!」
「多喜ちゃんやっと出ば……遂に闇に堕ちたんだね多喜ちゃん!」
なんか心なしか嬉しそうな珍獣はハイレグ&サングラス&マントに鞭を持った姿だ。
今回は余り突っ込まないで行く。多喜という名を貰っているが悪のまま突き通すのだ。
「いけ!あいつを魔法少女にしろ!」
「あのおじさんも闇に堕とすんだね!わかったよ!」
「覚悟しなモリアーティ、お前も魔法中年になるんだよ!!!」
「何……!」
モリアーティは珍獣から放たれた光線に当たると、衣装は見るも無残な可愛らしい魔法少女のドレスに変身した。
なんかポーシュボスも可愛いなまこ型ファッションへと変じている。
まずいぞ。ぬいぐるみのような質感だ。これでは攻撃が弱い。
「オラァ!」
「ぐふっ!?」
「多喜ちゃぐわっっ」
そのまま珍獣を握りしめた魔法パンチをモリアーティの腹にぶち込んで、多喜は離脱した。
大成功
🔵🔵🔵
ヴィクトリカ・ブランロワ
おぉ!?
て、元々魔法少女寄りの格好じゃし…
ふむ、悪の心…友好的な怪物を狩る…いや、今こそ骸合体なのじゃ!
邪神ヤトノカミの骸魂と合体!
上半身は人、腰から下は蛇のラミアっぽい姿になり、額には鬼の角が生え、犬歯が伸びて鋭い毒牙となるのじゃ!
骸魂を受け入れ湧き上がる悪意に心が染まって行くのじゃ…
最悪、取り込まれても時間経過で強制的に切り離されるはず…
溢れ出る邪悪な意識に身も心も委ね、酷薄な笑みを浮かべた闇堕ち半蛇身魔法少女となって、おじさん達に挑むのじゃ!
竜翼で舞いダンディー二を翻弄、魔法杖を誘導し文字通り自縄自縛にしてやるのじゃ!
そしてモリアーティに吶喊なのじゃ!
連携、アドリブ、ネタ大歓迎なのじゃ!
●
「ぬ、今回は斯様な怪物と、もりあーてぃとやらとの戦線か……おぉ!?」
氷海に舞い降りたヴィクトリカ・ブランロワ(翠玉の竜姫・f05122)は。
「ブルアアアアァァァ
!!!!」
早速けたたましい叫び声を放つ魔法少女の中年男性の光の咆哮を受けると、瞬く間に可愛らしいドレスを身に纏う。
「て、元々魔法少女寄りの格好じゃし…あまり変わらぬのじゃ」
しかし彼女は元々それらしい衣服を着ていたため、せいぜい胸当てをはじめとした各所のフリフリが増加し、ダイヤの様なアクセサリーがスカートなどに散りばめられ、デフォルメされた竜の頭の様な髪飾りを頭に付け加えられる程度で済んでしまった。
「じゃがこれでは中にいるもりあーてぃどのに届かぬと……ふむ、悪の心…」
迫る魔法少女中年男性の前で少し試案する。
「友好的な
怪物を狩る…いや、今こそ骸合体なのじゃ!」
そしてヴィクトリカは骸合体を起動した。
『ヘンシン・リュウジンサマ!』
邪神ヤトノカミの骸魂と合体したヴィクトリカは、上半身は人、腰から下は蛇のラミアっぽい姿になり、額には鬼の角が生え、犬歯が伸びて鋭い毒牙となる。
「むむ……リュウジンサマと聞いておったのに……竜じゃなくて何だか蛇っぽいのじゃ。でも今は是が良いのじゃ。骸魂を受け入れ湧き上がる悪意に心が染まって行くのじゃ…」
ぞわぞわとその身に纏う髑髏の様な闇の力に染まっていく。
「くふふ、ひたすら目に映るものをいたぶりたくなってきたぞ。覚悟するのじゃ魔法少女……!」
酷薄な笑みを浮かべて竜の翼を大きく広げた怪物ヴィクトリカが空を飛び、変態魔法少女中年男性戦艦ダンディーニへと切迫する。
「ブルルアアアアァァァア
!!!!」
「ほれほれ、こっちじゃ!」
翻弄するかのように蛇体を空中でくねらせ、降りかかる魔法少女のごつい巨椀を避けながら、人間の上半身で宇宙樹の幻槍を投げ射しこんでいく。
「ブルアアアアァァァ
!!!!」
幻槍がダンディーニの目に差し込まれ、もだえ苦しむ戦艦。
脇から無数の巨大な魔法少女の杖が触手の様に伸び放たれる。
「おお、まるでロープの様じゃ。これならこうして……」
ヴィクトリカ魔法少女の杖を束にしてひっつかむと、そのままダンディーニの周囲を旋回。
「どこまで伸びるかの?」
それを以てダンディーニの艦体をぐるぐる巻きにし、縛り上げる。
「そうじゃ、現世には亀甲縛りとやらがあったの!やるか」
「ブルルルルルルルルッルルル
!?!!?」
戦艦ダンディーニは亀甲縛りにされた。
魔法少女の杖の先端の宝石部分がぼうるぎゃぐの様に口に咥えられ、目は程良く伸びた魔法少女の杖によって目隠しされ、身体は六角形にぎゅうぎゅうに縛られてぷるぷる震えている。
「なんだ、この小刻みな地震は……進行が止まっている?」
「きおったなもりあーてぃどの!お命ちょうだいするのじゃ!」
ヴィクトリカの真っ黒な闇にそまった宇宙樹の幻槍が、飛び出して来たモリアーティの身体に突き刺さり、吹き飛ばした。
大成功
🔵🔵🔵
テフラ・カルデラ
※絡み・アドリブ可
多様性というものを否定する気はないですが…これはさすがにニッチというかゲテモノというか・・・これ以上は何か色々まずいのでボコボコにしましょう!
何故か勝手に魔法少女(男の娘)に変身させられてしまっています!わたしはまあ慣れているので別の良いですが…闇堕ちじゃないと浸食されてしまうらしいので、思いっきり邪な妄想で行きますよ!
ついでに『はいいろ・きゃんぱす』さんも召喚しておきます、被害者は…多い方が良いです…(遠い目
『あらぁ~☆私も魔法少女になっちゃうなんて♪』
はいいろさん!あくまで闇堕ちですよ~!
『そう?なら昔の頃みたいに大暴れしちゃいますか~♪』
ちょっと不安ですが突撃なのです!
九重・白亜
なんの冗談だ……この最悪と最悪のハイブリッドは。
速く終わらせよう。コイツは善悪関係なくこの世に居てはいけない。
魔法少女になるだぁ?一応それっぽい衣装はあるけど、これ魔法少女と言えるのかな。ほぼ戦士か兵士っぽいが。
いや、むしろちょうどいい。今から無慈悲な中年男性ブチ転がし殺戮マシーンになる。
指定UC発動。飛んでくる魔法も、ポーシュボスも、全力魔法で全部凍結させる。凍結した中年男性はブレーカーで氷ごと砕いて粉々にしていこう。じゃないと動きだしそうだ。
モリアーティ、策略でそうしたのかはわからないが……流石にコレはやめておけ。
●
「なんの冗談だ……この最悪と最悪のハイブリッドは。」
えらく渋い顔をして九重・白亜(今を歩む魔術師・f27782)が変態大戦艦に怯む。
「多様性というものを否定する気はないですが…これはさすがにニッチというかゲテモノというか・・・これ以上は何か色々まずいのでボコボコにしましょう!」
隣でやってきたキマイラ、テフラ・カルデラ(特殊系ドMウサギキマイラ・f03212)も同意する。
「速く終わらせよう。コイツは善悪関係なくこの世に居てはいけない。」
「ブルルルルルルルルッルルルブルアアアアァァァ
!!!!」
そうして突撃した二人に対し、ダンディーニは目からビームを放つ。
するとテフラと白亜は瞬く間に魔法少女と化したのだった。
「うわっ、何故か勝手に魔法少女(男の娘)に変身させられてしまっています!わたしはまあ慣れているので別の良いですが…」
「……ぁ……」
「?白亜さ……あっ
……!!?」
緊急事態発生である。
プレイングとは別に存在した全身イラストにそれっぽいのがあったのが運の尽き。
九重・白亜の姿は黒いドレス姿にクラゲの様な帽子をかぶっていた。
更に黒タイツの様な液体滴るボディを身に纏い、全身から悪意の光る黄色い目と口が咲き、その黒いドレスからは絶えず触手の様なものがしたたり落ちる。
白亜は悪の魔法少女を通り越して魔法少女ポーシュボスと化した。
「は、白亜さんんんんんん
!!!?」
一方のテフラはいつもの可愛いフリフリピンク&青基調リボン多めの、階梯1~2くらいの兎獣人魔法少女と化していた。
白亜はにへぇと笑顔を垂らした。
「(むしろちょうどいい。今から無慈悲な中年男性ブチ転がし殺戮マシーンになる。)」
と言いたげな顔である。
「こ、こっちに攻撃してこなければ良いのですが!…闇堕ちじゃないと浸食されてしまうらしいので、思いっきり邪な妄想で行きますよ!」
そう言ってテフラは『はいいろ・きゃんぱす』を召喚する。
『あらぁ~☆私も魔法少女になっちゃうなんて♪』
きゃんぱすさんもまたダンディーニの光を浴びて瞬く間に、和ゴスとも言う様なスカート付き魔法少女の衣装と化した。
「はいいろさん!あくまで闇堕ちですよ~!」
『そう?なら昔の頃みたいに大暴れしちゃいますか~♪』
「ええ、まあ、どうぞ突撃してください」
横にいるポーシュボス(白亜)を見ながら。
「被害者は…多い方が良いです…」
遠い目をしながら。
「ブルアアアアァァァ
!!!!」
「くふふ…… …………今回の相手はゴリラかしら?」
迫るダンディーニに対し、きゃんぱすさん。
「い、いちおうアレでも魔法少女なので……!」
その横を白亜が飛び出す。
『維持魔術:
凍結』
無数の眼から氷河期を到来させる様な極冷の魔術の光を放つと。
「ブル……ァ……ァ……」
何かする前にダンディーニは凍り付いた。
氷河期のマンモスの様な怪物が氷に閉じ込められたかのようである。
それを更に特大剣ブレーカーで白亜が砕く。
無数のドレスの眼をぎょろりとさせながら砕く。
砕く。
「な、何か恨みでも持ってるかのような……!」
『テフラくん、もっと邪悪にならないと……あっ……!』
援護もままならずわた渡している二人は、白亜から飛散したポーシュボスの欠片がくっついた。
「え、ちょ、今日のボク達はポーシュボスにされるのですか
……!?」
『あっ、何かぬるぬるしたのが……そうかわかったわ黒結晶化!最終的に生気を吸われ真っ黒な黒曜石の結晶にわたしたちこれからあははははは!!』
ポーシュボスの欠片は瞬く間に増殖し、テフラときゃんぱすさんの足元を沼の様にして飲み込む。
数分後現れたのは、黒いポーシュボスのドレスと被り物をした新しい魔法少女ポーシュボス。
ポーシュボス・テフラとポーシュボス・きゃんぱすさんであった。
●
「おやおや、もう既に我が仲間の傀儡と化しているとは。それで何用かな?」
凍てついた戦艦内でお茶を飲むモリアーティの元へ、3人はなんやかんやあって対に辿り着いた。
「ああこの姿は気にしないでくれ。先程少々やられてね」
そんなモリアーティの姿もまた魔法少女だった。
ポーシュボスで出来た可愛らしいドレスを着た中年男性ポーシュボス魔法少女だが、最早突っ込む者はいない。
「最早ポーシュボスと化したお前達はオブリビオンも同然。然るべきにまた戦艦を動かしあの魔女を手中に入れたい。どうか協力して欲しい。」
「………………」「………………」「………………」
そう言うモリアーティに対し3人は邪悪で怪しい笑みを、まるで機械の如く同時かつ均一に浮かべ、戦闘態勢を取った。
彼らの中のポーシュボスの眼は、モリアーティのそれと別の様相を見せる。
「!なるほど、そういう事か……私のそれではなく、君達は君達独自のポーシュボスに侵されて克服したんだね。それならば……死ね。」
モリアーティとの交戦が始まる。
槍の様に放たれる硬質化したポーシュボス・フェノメノンや、嵐の如きポーシュボス・フェノメノンの破砕渦が3人を襲う。
「(『それは姿を変えることなきもの。時代の終焉。世界よ凍れ』)」
白亜は無数のポーシュボスの眼から無数の魔法陣を放ち、邪悪で黒い氷河期の光を放つ。
きゃんぱすさんは触れると凍り付く触手の塊を全てポーシュボスのそれへと変化。
モリアーティのポーシュボスの槍をポーシュボスの凍結槍で相殺。
テフラはその余波で飛んできた触手に絡み付かれ、一人真っ黒な氷で凍てついていく。
すごく邪悪そうな快楽の笑みを浮かべた。
次第にモリアーティが押されていく。
ポーシュボス寄生者が1対3では数の差でモリアーティが不利なのだ。
きゃんぱすさんのポーシュボス触手がモリアーティの四肢を絡めとった。
「しまった……!くっ、これ……は……おのれ……あと少しという……ところで……!」
触手に絡めとられた姿で白亜の氷河期の光がモリアーティを包み込み、その全身が瞬く間に凍り付いていき……。
触手であられもない姿をしたポーシュボス魔法少女モリアーティの、黒氷像が出来上がった。
その隣には触手であられもない姿をしたポーシュボス魔法少女テフラの黒氷像が出来上がっていた。
●
「はっ
……!?」
ふと気が付くと白亜は元の姿に戻っていた。
元の、と言うと語弊があるかもしれない。以前魔法少女企画出来ていた白い軍服っぽい戦士か兵士の様な魔法少女服だからだ。
なんか咄嗟の判断で大剣をモリアーティに突き刺し粉々にしていたのは覚えている。
が、それまでの記憶があいまいだ。何があったのだろう。
テフラ・カルデラとも共闘していた筈だったが、夢の如くに消えていた。
確か凍っていた筈なので、はいいろ・きゃんぱすさんが持って帰ったのだろうか?
全てはよくわからない。
だが今自分がいる場所が凍結海の上で、後ろには崩れ落ちた巨大ダンディーニと戦艦の氷像の粉々になったものがあり。
モリアーティの気配はどこにも見当たらなくなっていた事から、討伐は完遂したのだと悟った。
大成功
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