獣人世界大戦⑲〜或いは『闇の救済者戦争』延長戦
●それは【Q】から始まった
かの五卿六眼、始祖ヴァンパイア『ライトブリンガー』かく語りき。
彼女の言葉は全て『魔術儀式【Q】』。
曰く『【Q】「ワルシャワ条約機構に『始祖人狼』を派遣」。』
かくて東欧は明けぬ夜に沈む。
●死中に活路あり
「ユー達、遂に『始祖人狼』への道が開けました。」
真剣な声色で語るのはピノキオ・サンセット(ネズミと黄昏の道化師・f41578)。
「奴はシベリアの奥地で猟兵を待ち構えています。単騎ではありますが、あれもまた五卿六眼の一柱。決して油断していい相手ではありません。」
グリモアが『始祖人狼』の姿を映し出す。
「人狼、と言えばダークセイヴァーで猛威を振るう『人狼病』を連想しますが、奴はその元締めです。故にその感染力は超強力。その感染力は生命ですらないもの、例えば水や大気、岩石といった無機物ですら『人狼化』させるのです。」
グリモアの映す映像が切り替わる。そこにには、歩くだけで周辺の木々を人狼化させる『始祖人狼』の姿があった。
「猟兵であってもこの感染力に抗うのは不可避。激しい苦痛は生命力を直接削り取り、激しい凶暴化の発作を引き起こします。ですが、ピンチはチャンス。実はこの『人狼病』、ユー達の攻撃力を高める作用を持っているのです。」
三度グリモアの映す画像が切り替わる。そこには全身の至る所から無秩序に狼の頭を生やした人物の姿が映し出されていた。
「『人狼病』によってもたらされる苦痛は猟兵に生命の危機を生じさせ、ユー達を『真の姿』へと変身させます。その時こそ最大最強の攻撃力が発現するので、ヒットアンドアウェイの要領で『始祖人狼』に一発喰らわせて戦場を離脱してください。」
「何故戦場を離脱するのか」という問いが飛ぶ。
「いかなる歴戦の猟兵と言えど、『人狼病』が与える苦痛に長時間耐えるのは不可能だからです。『始祖人狼』から離れた場所であれば治療の手立てはありますが、戦闘となる以上接近は不可避であると考えられます。」
サンセットが人差し指を立てる。
「一つ注意点をお伝えするのを忘れていました。『真の姿』になったついでに全身から狼の頭が生えます。これに関しては諦めてください。」
●『黄昏』は黎明を祈る
「前にも言いましたが」
ピノキオがポツリと語り始めた。
「ミーの所属する『クヴァルタル』の座長はウクライナのキーウ出身です。彼は祖国、ひいては東ヨーロッパを取り戻す為に戦っていました。もう少しで、座長の願いに手が届くところまで来ています。座長の為にも、東ヨーロッパの未来の為にもユー達、よろしくお願いします。」
サンセットが深々と頭を下げ、グリモアを起動した。
果たして、東欧に夜明けは来るのだろうか――。
武炎鉄
こんにちわ、武炎鉄です。5作目は『始祖人狼』との決戦になります。『はじまりの猟兵』シナリオについてはもう少しお待ちください。
●このシナリオは戦争シナリオなので、1章で完結します。
●OP公開と同時に受付開始します。断章はありません。
●プレイングボーナス:苦痛と狂気に耐えて戦う/「狼頭にまみれた真の姿」に変身し、最大最強の一撃を放つ。
●なお、プレイングボーナスは両方条件を満たすとさらに有利になります。
●今回は完結を優先させるため、全採用できない可能性があります。なのでオーバーロードは非推奨です。
●連絡事項はタグでお知らせします。
第1章 ボス戦
『始祖人狼』
|
POW : 天蓋鮮血斬
【巨大化した大剣の一撃】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
SPD : 血脈樹の脈動
戦場内に、見えない【「人狼病」感染】の流れを作り出す。下流にいる者は【凶暴なる衝動】に囚われ、回避率が激減する。
WIZ : 唱和
【3つの頭部】から、詠唱時間に応じて範囲が拡大する、【人狼化】の状態異常を与える【人狼化の強制共鳴】を放つ。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
|
夜刀神・鏡介
わざわざ別世界への出張ご苦労なことだ。だが、この世界に散々迷惑をかけてきたというのはいただけない
立つ鳥跡を濁さず……は違うだろうが。とにかく、その痕跡を一切残すことなく倒されてくれ
狼の頭の生えた真の姿に変身しながら、神刀の封印を解除
始祖人狼を倒すをいう決意を胸に、刀を強く握りしめて襲い来る狂気と苦痛に耐える
短期決戦を狙うしかないと、真正面からダッシュで始祖人狼に接近しながら神刀を抜き、壱の型【飛燕:重】
一撃目の斬り上げで敵の大剣を弾き、そのまま振り下ろす二撃目で始祖人狼を断つ
巨大化した大剣を受け流すならともかく、正面から弾くのは本来なら不可能だが
今は、真の姿によって力が増しているからな
●雪上に足跡すらなく
『始祖人狼』は待っていた。ライトブリンガーの【Q】で
この地に飛ばされてから、『はじまりの猟兵』がその姿を現すのを。そして『はじまりの猟兵』を求める『六番目の猟兵』が現れるのを。
そして、彼の願い通り『六番目の猟兵』がシベリアの地に降り立った。
「わざわざ別世界への出張ご苦労なことだ。」
木の影から夜刀神・鏡介(道を探す者・f28122)が『始祖人狼』の姿を確認する。三つの首に背中から生えた『血脈樹』は周囲に『人狼病』を蔓延させる。その異形は地獄の番犬を思い起こさせた。
「だが、この世界に散々迷惑をかけてきたというのはいただけない。」
ワルシャワ条約機構領内で起きた数々の出来事――『
五卿六眼』による大監視網、『紋章殺戮兵』による無辜の人々の蹂躙、『
閉鎖都市』での虐殺、これらはまだほんの一部である――は『迷惑』という言葉で括るのも躊躇われるが、他に穏当な表現が見当たらない。とにかく、『始祖人狼』とワルシャワ条約機構のこれまでの所業を許すわけにはいかないのである。
「立つ鳥跡を濁さず……は違うだろうが。とにかく、その痕跡を一切残すことなく倒されてくれ。」
鏡介の姿はまだ見えない。だが狼の嗅覚が猟兵の臭いを捉えた。『始祖人狼』は迷うことなく巨大化した大剣をその方向に振るう。歪んだ木々が軽々と断ち切られ、ツンドラの大地の上に倒れる。
神刀『無仭』の封印が解かれ、神気が鏡介の体を包む。
「ぐっ!」
神気と『人狼病』がせめぎ合い、鏡介の肉体を蝕む。だが、この苦痛こそが『真の姿』へと至る為のプロセスなのだ。
『真の姿』と『人狼病』が混ざった結果、銀髪の人狼と化した鏡介は正気を保つべく、刃を握りしめた。必ず『始祖人狼』を倒す、その決意を胸に抱いて。
(ここは短期決戦しかない。)
鏡介は『始祖人狼』の真正面に躍り出ると、神刀を抜きながら全力で走り出した。『始祖人狼』もまた、迎え撃つべく大剣を振るう。
「跳ねて、重ねて堕とす――壱の型【飛燕:重】」
神刀の一撃目が大剣を跳ね飛ばし、ガラ空きとなった正面に二撃目を叩きこんだ。
本来ならば、大剣の一撃は受け流すのが精々で正面から弾き飛ばすなどできるはずがない。これも『真の姿』と『人狼病』が力を増強しているからだろうか。しかし――。
「唱和:その刃、吾々を分断するに至らず。」
確かに『始祖人狼』を斬った。その感触は手に残る。しかし、奴はいまだ健在である。だが、こちらも体に限界が来ている。
時間だ、保険としてピノキオがかけていたグリモアベースへの強制帰還が発動する。鏡介の体が揺らぎ、透明になり、力の残り香だけがその場に残された。
成功
🔵🔵🔴
リューイン・ランサード
真の姿【三対の光翼と二股の尾を持つドラゴニアン】に狼の頭を増やした状態で。
「苦しい・・・けれど短時間だけなら我慢します。」
激痛耐性・狂気耐性・呪詛耐性で『人狼病』による苦痛や狂気に対抗。
自身の翼で空を飛び、仙術で自分の分身を多数作って惑わす。
大剣の攻撃は第六感・瞬間思考力で読んで、空中戦・見切りで躱すか、ビームシールド盾受けや装甲外骨格《靂》で防ぐ。
オーラ防御も展開。
エネルギー充填して、『人狼病』効果と光の属性攻撃・全力魔法・高速詠唱で威力強化したUC:竜闘気波動砲を使用。
今だけは本来の両目だけでなく全身に生えた狼の両目からも発射可能。
多数の太ッとい光線が始祖人狼をスナイパーで撃ち抜きます!
●竜の子の勇気
曇天の様なシベリア上空を飛ぶのはリューイン・ランサード(
波濤踏破せし若龍・f13950)だ。その姿は最初からクライマックス、三対の光翼と二股の尾を顕現させた『真の姿』である。ただし、本来の『真の姿』と違い、全身のあちこちから狼の頭が生えた状態である。
「苦しい……けれど短時間だけなら我慢します。」
若くして多くの世界で戦争を乗り越えてきただけあって、覚悟は決まっているようだ。
『始祖人狼』が空を見上げた。上空から『猟兵』の臭いがする。リューインも『始祖人狼』の姿を確認した。会敵に言葉はいらなかった。
先に仕掛けたのはリューイン。仙術で己の分身を大量に作り出し、『始祖人狼』を惑わす作戦に出た。だが、『始祖人狼』も大きく飛び上がると、大剣でリューインの分身をなぎ払った。残された本体に大剣の一撃が迫る。
リューインを守るべく『鎧の紋章』である『装甲外骨格《靂》』が躍り出た。紫電纏う黒い全身鎧がリューインの体を包み、大剣の一撃を弾き飛ばした。
《靂》には命尽きるまでヴァンパイアと戦い続けた勇敢で高潔な騎士達の魂が宿っている。彼らからすれば、ダークセイヴァーを地獄にした『五卿六眼』は許しがたい宿敵。その宿敵が目の前にいるのだ。これ以上の復讐の機会はない。
「一緒に、行きましょう。」
紋章に触れ、想いを共にするリューイン。その言葉に恐れはない。
目を閉じ、意識を集中するリューイン。彼の両眼だけではない、彼の全身に生えた狼の頭もまた、その目を伏せている。魔力が光の粒子となり、リューインに吸い込まれる。『始祖人狼』もまた魔力の流れを察知し、再び飛び上がった。
大剣の一撃より先に動いたのは竜の子であった。
「エネルギー充填120%……発射!」
曇天を裂く紫電を帯びた光線がリューインと、彼から生えた無数の狼頭の両目から放たれる。この光線『竜闘気波動砲』は本来リューインの両目から放たれるものだが、彼の影響下にある狼の頭の目からも撃てるようになっていた。
全方位から放たれる光線が『始祖人狼』を焼く。
「唱和:天に在って照らす目は五卿六眼のみ。」
焼け焦げた部分の毛皮を撫でながら『始祖人狼』は語る。急所への命中こそ回避できたものの、ダメージを負ったようだ。だが、リューインがその姿を確認することはできない。実は『竜闘気波動砲』には一つ欠点がある。それは、光線発射後は一時的に視力が喪失するという致命的なものだった。
グリモアベースへの強制帰還が発動する。自他ともに認める『ヘタレ』なリューインだが、この戦いで見せた姿は間違いなく『勇気ある騎士』であった。
大成功
🔵🔵🔵
館野・敬輔
【POW】
アドリブ連携大歓迎
正直、深く考えている余裕はないんだよな
考えている間に、この身は人狼病に侵されていくから
この苦痛と凶暴な衝動…耐性があっても長くは耐えられないぞ
今、俺の裡にあるのは、オブリビオンへの憎悪
ダークセイヴァーと獣人戦線、両方の人々を苦しめる、始祖人狼への怒りだ!!
凶暴な衝動をあえて俺の憎悪と結び付けて受け入れ
狼頭に塗れた真の姿を解放する
天蓋鮮血斬を「怪力、武器受け」で無理やり受け流し、巨大化した大剣を空振りさせたら
「ダッシュ、地形の利用」で一気に始祖人狼に接敵
指定UC発動後、至近距離から黒剣で全力の「2回攻撃、鎧砕き」の斬撃を叩き込む!
これが俺の、怒りの、憎悪の一撃だ!!
●其は憤怒の復讐者
シベリアの奥地、狼のように捻じ曲がった木々の合間を走るのは館野・敬輔(人間の黒騎士・f14505)。彼は『始祖人狼』から少し離れた場所に転移したのだった。『始祖人狼』に近づけは近づくほど、この身が『人狼病』に侵されていくのが伝わってくる。それでも彼は足を止めない。『人狼病』の苦痛程度で彼は止まらない。止まれない。
ダークセイヴァー出身の彼にとって『五卿六眼』は必ず打破しなければならない宿敵。『闇の救済者戦争』にも参戦し、『ライトブリンガー』をはじめとする『五卿六眼』全てと戦ったが、戦争前に『ライトブリンガー』が『魔術儀式【Q】』によって獣人戦線へと送り出した『始祖人狼』だけは取り逃がした形となっていた。
それが猟兵たちの前に現れた。ならば倒さない理由がない。深く考えるよりも前へ。思考より早く『人狼病』が体を蝕む。それは狂気と苦痛に強い耐性を持つ敬輔ですら長くは耐えられないものだった。
敬輔の裡はオブリビオン、特にダークセイヴァーと獣人戦線、両方の人々を苦しめる『始祖人狼』への憎悪で満たされていた。『人狼病』が齎す狂気と苦痛が敬輔の怒りと結びつく。
そして『真の姿』――黒い炎が全身に描かれた漆黒の甲冑を身に纏った黒騎士――の姿が解き放たれる。同時に、黒騎士の鎧のあちこちから狼の頭も現れた。
『始祖人狼』もまた、新たな猟兵の気配を感じとり、大剣を構えた。3対の耳が足音を捉える。3つの鼻は臭いを強く感じる。3対の目が猟兵の姿を捉えた。ならば遠慮も躊躇もいらない。
「唱和:この一撃、天蓋をも斬る。」
大剣から放たれた攻撃、その名は『天蓋鮮血斬』。純粋な斬撃ではあるが、『始祖人狼』自身の怪力により、ユーベルコードもかくやの威力を持っている。
「このっ!」
敬輔も負けてはいない。漆黒のトマホーク『
復讐』を全力で投げつけ、無理矢理大剣の軌道を変えた。その合間を一気に駆け、『始祖人狼』に接近する。その距離、わずか25㎝。
「怒りと憎悪、闘争心に導かれるままに……貴様を両断する!!」
敬輔の右目がユーベルコードに光る。黒剣を鞘から抜き、一気に全力で振り抜く。2発の斬撃は『始祖人狼』の鎧を砕き、胸に大きな傷を残した。
「これが俺の、怒りの、憎悪の一撃だ!!」
力を使い果たしながらも、確実にダメージを与えた敬輔。
「唱和:猟兵よ、その怒り――」
『始祖人狼』が言葉を紡ぐより早く、敬輔はグリモアベースへと強制送還された。シベリアの奥地には、己の血だまりの中で佇む『始祖人狼』だけが残された。
大成功
🔵🔵🔵
サーシャ・エーレンベルク
ダークセイヴァーのみでなく、この獣人戦線までをも巻き込む所業……許すわけには行かないわね。
私をここに転送してくれたグリモア猟兵のためにも。そしてなにより、人生を狂わされた獣人たちのためにも。
恐ろしいほどの苦痛、頭の中を支配する狂気……けれど、私たちが味わってきた絶望に比べればこんなものッ!
苦痛と狂気で意識を失う前に……征く!
【冰嵐閃駆】を発動し、氷嵐を纏って加速、始祖人狼へと突撃するわ。
大剣の一撃を瞬間思考力を以て見切り、その身にまとう鎧へ一撃を叩き込む!
ユーベルコードの使用を罪だというのなら、あなたたちがこの世界で成してきた全ての罪……それを今ここで叩き斬るわ!
●斬るのか断つのか裁くのか
切り裂かれた胸の傷口から血が滴る。足元に出来た血だまりからは新たな人狼が湧いて出てくるはずだが、その気配はない。『始祖人狼』は違和感を覚えた。そして気付く。これもまた『六番目の猟兵』の力の一旦なのかと。
そのことが背後に現れたサーシャ・エーレンベルク(白き剣・f39904)の気配を感じるのに若干のタイムラグを生じさせた。ほんの瞬きする程度の隙ではあったが、彼女がユーベルコードを発動させるにはそれで充分であった。
獣人戦線の近現代史は超大国による戦争の歴史である。その歴史の一端として、サーシャは物心ついた時から兵士として戦っていた。どれだけの敵を倒し続けても戦いは止まず、心休まる一時ですらも、超大国の気まぐれ一つで消え去ってしまう。
そしてもう一つ、ダークセイヴァーの歴史は『闇の種族』による支配の歴史である。苛烈な支配に人類は苦しめられ、猟兵の登場によってやっと互角に持ち込めたといっていい。
この二つの世界はどこか似通っている。『約100年前』に『圧倒的な力を持つオブリビオン』が出現し、『猟兵』が現れたことで人々は戦う手立てを得られた。その双方の世界に関わっているのが『始祖人狼』である。
二つの世界を巻き込んだ『始祖人狼』の所業をサーシャは許すことができなかった。『闇の救済者戦争』にも関わった彼女からすれば、多くの獣人の人生を狂わせてきた『始祖人狼』は罪そのものなのだ。
『人狼病』が齎す苦痛と狂気がサーシャの脳内を支配する。だが、獣人たちが味わってきた絶望と苦難の歴史に比べればこんなもの――。彼女はそうやって己を奮い立たせる。
「ユーベルコードの使用を罪だというのなら、あなたたちがこの世界で成してきた全ての罪……それを今ここで叩き斬るわ!」
「銀の嵐よ、全てを穿て!」
手にした竜騎兵サーベル『ヴァイス・シュヴェルト』の刃を荒れ狂う氷嵐が包む。嵐の力は走り出したサーシャを加速させ、『始祖人狼』へと突撃する。
『始祖人狼』もまた、大剣を構え攻撃姿勢を取る。不覚を取った分、カウンター攻撃を発動しようという算段であったが、サーシャの執念が上回った。
彼女は大剣の軌道を見切ると、鎧ごと『始祖人狼』の腹部をサーベルで貫いた。
「唱和:その執念もまた罪なり。」
サーシャの白い髪が返り血に染まる。それが彼女への罰であると示さんばかりに。
大成功
🔵🔵🔵