姫のおゴージャスなハネムーン惑星
●おゴージャスなレジャー惑星ですわ〜!
リゾート惑星、それは星全体に存在している全てを活用し、喜ばせ楽しませる事に特化した最高の観光地!
ある場所では穏やかで可愛らしい宇宙生物とたわむれたり、またある場所では他で見たことの無いスポーツに心を躍らせたり……。
そしてここは惑星ゴーディー。
最先端の技術力と応用が利く多くの資源を持ち、史上最高のレジャー惑星とするべく、星の人々はどんな相手でも喜べるようにと様々な要素からあらゆる娯楽施設を開発している。
中に入れば遊園地はもちろん、スタジアム、プラネタリウム、レストラン、ゲームセンター、デパートなどなど…、
星の人々は一切妥協を許さず、作ってはまた新しいものを考えるせいでどれだけ時間が経っても未完成という本末転倒ではあるのだが……。
そんなやること全部がド派手な惑星、そこに更にド派手に輝いている円盤が地面に向かって突っ込んできたとしても働くスタッフ達はまた新しいアトラクションだろうと本気で相手にもしないだろう。
………たとえその中に入っていたものが、オブビリオンだったとしても。
「はあ~!遂に来ましたわ、惑星ゴーディー!噂通りとてもキラキラとして、ペンギアット様との
新婚旅行にはぴったりですわね~!でも、確かに来てみるとどこか物足りないような…」
「よし!わたくしがペンギアット様とドキドキラブラブに過ごせる理想の惑星に作り替えて、結婚した後すぐにここで新生活を過ごせるようにしますわ~!そうと決まれば、まずはお結婚式場が必要ね、あとムーディーな高級レストランも!立派な特製おプールも欲しいですわ!」
周囲に負けない程眩い輝きを放ち続けるオブビリオンは円盤から出て早々何か喋ったかと思えば、計画書を書き始ながら周りの土地とそこで働いている従業員を乗っ取り『宇宙最高級の新婚旅行計画』を実行するのであった……!!
●グリモアベース
「向かってもらうのはスペースオペラワールドにあるこの星、惑星ゴーディーだ。」
ガシーン・ドドキングが近くにあった黒板とチョークを使い、惑星のつもりで丸い絵を描きながら猟兵達に説明をする。
「ここはいわゆるリゾート惑星って奴なんだが、惑星ゴーディーはとにかくレジャー系で1番凄い惑星にしたくて、もうオープンしてるのに常に未完成っていう変わった星だ、俺様としては充分面白いんだけどな……そこにオブビリオンが現れた。」
ドドキングは惑星の隣にお姫様のようなピカピカとした女の子の絵を描く。
「スペースハイスクール星って所の宇宙プリンセスでな、問題はこいつ……あのペンギアット・ペンギゲイザーの許嫁を自称してるんだ、マジかどうかは俺様も掴めなかったが…」
ペンギアット・ペンギゲイザーの関係者…嘘にせよ本当にせよ、とても軽く見てはならない存在であることはいやでも分かった。
「惑星ゴーディーで従業員を操ってペンギンみたいなオブジェや変な建造物をあちこちに作り始めてるのを見たという話もある!愛しのダーリンを呼んでここで何かやろうってわけだな!ってことで、邪魔しろ!ぶっ壊せ!そして追い出すんだ!」
絵を描きすぎてスペースが無くなってきたのでドドキングは黒板の隅に今回の簡潔な目的を書く。
やるべきことはペンギアットの許嫁を名乗る謎のオブビリオンの計画を阻止してレジャー惑星から追い出す事。
そして、出来れば彼女が勝手に作り出した物の撤去。
「あ、そうだ……ゴーディーはな、トップクラスのレジャー惑星になる為にお客の貴重な意見を常に求めてるって話だぜ!何がこの星に必要か判断する為には……実際に楽しむしかないよな!?いいぜいいぜ!俺様が許す!!どこかに行きたいなら『あのオブビリオンが勝手に作った物が無いか調べる』とでも言っておけ!!」
大きな指でグッドサインを行い豪快に笑うドドキングは、スペースオペラワールドの惑星ゴーディーに続く門を作り、猟兵達を見送った。
「じゃあお前ら、さっさとそんなヤツぶっ倒して存分に楽しんでこいよー!!」
宅地タスキ
初めまして!これが初めてのシナリオ執筆となります、宅地タスキです!
レジャー系のリゾート惑星で戦ったりあちこちを巡ったり!
第1章がボス戦、2・3章は後始末…という建前でひたすらに遊んじゃいます!
第1章では傍迷惑なプリンセスさんが勝手に行ってる惑星丸ごとおハネムーン化計画を阻止してもらいます。
出来ればペンギアット様のような銅像、お結婚式場など勝手にプリンセスが作った施設を撤去しながらプリンセスを倒してください。
第2章以降はプリンセスを追い出した後にせっかくなので後片付けのついでに惑星ゴーディーの最高級なレジャー施設を堪能していきましょう!
第1章 ボス戦
『プリンセス・エメロード』
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POW : 永遠の女子高生
敵より【技能「青春のレベルが高い」】場合、敵に対する命中率・回避率・ダメージが3倍になる。
SPD : プリンセスの危機に現れる王子様
自身のオリキャラ「【妄想で美化されたペンギアット様】」を具現化する。設定通りの能力を持つが、強さは自身の【ペンギアット様に想いを馳せた時間】に比例する。
WIZ : 王族のカリスマ
演説や説得を行い、同意した全ての対象(非戦闘員も含む)に、対象の戦闘力を増加する【溢れ出し過ぎる勇気】を与える。
👑11
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●
猟兵達は無事に惑星ゴーディーへと転移した。
空気清浄機があちこちに埋められているおかげか、大都会のような景色でもまるで森の中のように爽やかな空気が体の中に入っていく。
辺りを見渡すと、ペンギアット…と言うには美化されすぎてとても本物とは似ても似つかない形の大きな銅像を作らされている大勢の従業員達の姿が。
そんな従業員達の前で指示をしている異様な格好の女性…プリンセス・エメロードは、近付いてくる猟兵達を見て目の色を変えた。
「貴方達……この星の従業員では無いですわね、まだ誰も誘っていないのにこの星にいるということは……ペンギアット様の敵!わあくしのドキドキラブラブなおハネムーン計画の邪魔をするならお覚悟していただきますわ〜!!」
分かりきっていた事ではあるがプリンセスは話が通じそうな相手でも無さそうだ。
本当にペンギアットがこの星に来られても困るので、力づくでお帰り願おう。
シエル・アストライト
【アドリブ&連携可】
勝手な都合で惑星を作り変えるなんて……。許せません
操られているという従業員達も気掛かりです。
「目標と接触。速やかに状況を開始します」
やはり恋愛は判断を狂わせる悪いもの
善悪の判断が狂いまくった怪物の言動に、その考えを一層強くします。
「この星はお前のものではない。好き勝手にした報いを受けなさい」
「どのみち怪物は退治あるのみ。覚悟するのはお前の方」
UCで攻撃のダメージを軽減
星翔戦靴の高速飛翔で怪物を翻弄、隙を伺い星光双剣で攻撃します。
そしてフィールドバリアを(従業員達がいても避難できるくらい)ゆっくりと広げて、施設も圧し潰しておく。
眠くなれば、バリアの中で満足げに眠りにつきます。
●青春とバリアと煌めく流星
「目標と接触。速やかに状況を開始します」
恋は盲目とは言うが、時に感情は善悪の判別すら出来なくしてしまう。
プリンセスを見て強くそう感じたシエル・アストライトは早急に事を終わらせるべく冷静に行動を起こす。
「この星はお前のものではない。好き勝手にした報いを受けなさい」
「な、何を〜っ!?おハイスクールでろくにお勉強もしてなさそうな異星人に、とやかく言われる覚えはありませんわ〜っ!」
シエルの挑発でより一層ムキになったプリンセスは、右手に輝く力を溜め込んで愛が詰まった女子高生パンチをするべく走り込む。
それだけの隙があれば充分なのだ、変身というものは。
「どのみち怪物は退治あるのみ。覚悟するのはお前の方…宇宙に希望が瞬くかぎり、希望の光は砕けない」
「あうっ!?」
スペースハイスクール星人は自分が相手より学生として輝いているほど強くなる、それを知っていたシエルは接近してくる間にプリンセスに負けない程の輝きを放つ守護剣姫に変身、持っている星光双剣から展開されたフィールドバリアが青春を詰め込んだ一撃を抑え込んだ。
「これで……こちらからも攻撃出来る。」
シエルは星翔戦靴の推進装置を起動、この星の重力に合わせて調整しながらプリンセスの周りを飛んで翻弄する。
「ぐるぐる回るんじゃありませんの!せめておチョウチョみたいに綺麗に舞いなさい!」
くるくるとプリンセスを軸に飛び回り、やがて目で捉えきれない速さに到達。
背後を取り、星光双剣を逆手に持ってプリンセスの背中を斬り付けた。
「ぎょええええ〜〜〜!!?」
青春の力を溜めに溜め込んだ宇宙人なので宇宙戦艦の装甲を溶断する程の剣でもなんとかエグい威力の魔女の一撃で済むプリンセス。
だがこれでいい、シエルの狙いはプリンセスの攻撃ではなく視線を自分に集中させることにあったのだから…持っていた星光双剣は一つ、もう片方は別の場所にこっそりと設置し、少しづつだがフィールドバリアの範囲を広げていたのだ。
このバリアを使えば働かされている従業員の安全を守りつつ、すぐ近くにある変なグッズ売り場も圧し潰す事が出来るだろう。
「………ああ、来た」
ここで眠気を知らせるコールサインが発信、床に這いつくばって悶えるプリンセスを放置してバリアの中に入り眠りについた…。
成功
🔵🔵🔴
メルキア・セルデモン
貴方、限度というモノを知らないのかしら?
色々撤去するのだったら、体質付与(ゲノミクス)で様々な生物の体質を使うわね。ハサミの腕を生やして粉砕したり、右腕どこぞのに目玉怪獣の頭部を生やしてそれで吸収したり、あとビームとかで片付けておくわ。
プリンセス本人には……蜘蛛の体質で放つ蜘蛛糸で捕まえて、あとは(どこかで買ってコレクションにしてた)コショウでも振り掛けようかしら。
この辺にしてあげるから、これ以上が嫌なら帰りなさい。ね?
○アドリブ・連携歓迎です。
●異形のパレード
もし体の中に道具を大量に隠せるとしたら…いや、体が道具その物になれば?
それが出来る、メルキア・セルデモンにはそれが出来るのだ、遺伝子の力を使えば……。
「
体質付与 変化。」
メルキアはそう呟くと、左腕が内部から変化してカニの鋏に近い形に、右腕を怪獣の目玉のように変化させる。
メルキアは数多く取り込んだ遺伝子を体に実体化させることであらゆる状況を想定した戦術を取れるのだ。
メルキアはプリンセスより変化した両腕で施設を破壊することを優先し、回転してハサミで砕いたり目からビームを出して残骸を吸収しながらプリンセスに近付く。
「貴方、限度というモノを知らないのかしら?」
「あ……あなたには言われたくありませんわね……」
怪物のような姿に変わることに躊躇のない猟兵に可愛いプリンセスもドン引き。
メルキアはもちろんそれで終わらない、この隙を逃さずまた体質付与。
腰から蜘蛛の足が生え、近くの壁に括り付けるようにプリンセスの手を拘束。
そしてカニみたいな左腕で頑張ってポケットを探り、コレクションの一つであるコショウを取り出し、プリンセスの鼻の上に見せつける。
「この辺にしてあげるから、これ以上が嫌なら帰りなさい。ね?」
………お気付きだろうか、今メルキアはカニの鋏で瓶を掴んでいるのである。
パキッ!というガラスが砕け散る音と共にプリンセスの目の前で中に入っていたコショウが全部顔に巻き散るように……
「ふ゜ひょっっっっ
!!!?」
「あっ」
プリンセスは過去最高級に輝きながら悶えた。
大成功
🔵🔵🔵

ティティス・ティファーナ
SPDで判定
*アドリブ歓迎
「ペンギアットの嫁…ペンギアット…なのか?!まずは駆逐して撃滅する」
『アストラル・エレメント・トランスフォーメーション』を起動して1分先の未来を見ながらファンネルビット/シールドビット/リフレクタービットを創造して展開し敵の攻撃をテレポートで回避し敵の攻撃に対して透明化し視聴嗅覚を阻害してリニアロングボウとレーザービームで攻撃を仕掛けます。
姫や側近と部下に対してサイコミュ・ドローンも創造して展開し対処と対策を講じて“三女神の加護と粛清を”にて敵のUCを封印/弱体化させつつリニアロングボウとレーザービームを仕掛けて対応します。
「邪魔をしなければ対応を変える…変わらぬな」
●いやーっ!お過激すぎますわー!!
「ペンギアットの嫁…ペンギアット…なのか?!……まずは駆逐して撃滅する」
ティティス・ティファーナは未だにあの……あのペンギアットの許嫁を自称し、事実なんかイケメンっぽいけど本物には遥かに程遠い物を作ろうとしているプリンセスに対して少々理解が追いつかなかったが、今はプリンセスを追い出すために冷静になり、アストラル・エレメント・トランスフォーメーションを起動。
召喚獣『
幽魔月精』の力をエネルギーに変換、再構築することでそのエネルギーの特性を活かした様々な戦法、行動を臨機応変に行えるようになった。
まずティティスはファンネル、シールド、リフレクター等のビットを次々と創造。
そこまでやってる間に糸をちぎってせかせかと頑張って走ってきたプリンセスのプリンセスおビンタとプリンセスおハイキックを完全に見切りテレポートで回避、テレポート先でファンネルビットに触れることでクリアボディを発動し透明化、ファンネルビットと持っているリニアロングボウでついさっき痛めたばかりのプリンセスのお腰にお追撃。
「あばばっばっ、こ、お腰はやめなさいお腰は!!というか今どこに居ますの!!」
ティティスは攻撃の手を一切ゆるめず腰の1番キツい所へ集中砲火しながらアフロディーテ・フューチャーサイトによって1分先の未来を探ると…プリンセスが銅像の顔が良すぎるペンギアットを呼び出す姿が見えた、猟兵達にもあるオリキャラ具現化と同じものとする場合、見た目は変でもペンギアットと同じ力が使える物が呼び出される………それだけは阻止しなくてはならない。
急遽追加でドローンをサイコミュ化、更に重ねて『
三女神の加護と粛清を』の体勢に入る。
「あ、あばば……お腰が、まだわたくし女子高生、永遠の女子高生だけどお腰がおピンチ……こんな時はペンギアット様に……」
必死に起き上がりペンギアット(のようなプリンセスが美化した存在)を具現化しようとしたプリンセスの頭上にレーザーを放つ準備を整える。
障害物はプリンセスが立てたお結婚式場のみ、レーザー範囲内に従業員無し……まあ、そうなるように攻撃して誘導したのだが。
「邪魔をしなければ対応を変える…変わらぬな」
「ちょ、ちょっと待ってくださいの、いくらなんでもこれはお過激すぎ……」
「ぎゃん!!」
ペンギアットのようなものが具現化される間も無く、3つの異なる形のレーザービームがプリンセスの頭部に襲いかかった…!
大成功
🔵🔵🔵
レナータ・バルダーヌ
なるほど、許せませんね!
どうせ造るならペンギンナントカさんではなく、ゴボウの像にするべきです。
『俺は銅像なんかより畑がいいな』
『よく耕された黒土に浸かるのは最高だぜ?』
『ま、嬢ちゃんにはまだ早いかもしれんがな』
じゃあこの件が片付いたら、いい貸地がないか探してみましょうか。
そんな感じで、謎のゴボウ生物の亜種『愉快なゴボウさん』たちとともに参戦です。
敵が演説で説得しようとするなら、こちらはゴボウの魅力を語って応戦します。
「木の根だなんて言う人もいますけど、それは違います。
ゴボウにはポリフェノールがたっぷり含まれていて……」
その隙に、オブジェや解体後の瓦礫をゴボウさんたちが撤去してくれるはずです。
●ゴボウですわー!?
「なるほど、許せませんね!どうせ造るならペンギンナントカさんではなく、ゴボウの像にするべきです。」
『俺は銅像なんかより畑がいいな』
『よく耕された黒土に浸かるのは最高だぜ?』
『ま、嬢ちゃんにはまだ早いかもしれんがな』
「じゃあこの件が片付いたら、いい貸地がないか探してみましょうか!」
……と、当たり前のように意思疎通が出来るゴボウ達を手に抱えて会話をするレナータ・バルダーヌ。
いくら宇宙人といえど、宇宙がどんなに広いといえど………顔と手足の付いたゴボウを見たことある者は僅かだろう、プリンセスはその異様な光景に慄いていた。
「ごっ……ご、ご、ご、ゴボウが喋ってますわーーー
!!!?」
喋るゴボウに近付くと何が起きるか分かったものじゃないので女子高生パンチなどの青春攻撃は仕掛けたくない、ペンギアット様具現化は先程のレーザー攻撃により封印、打つ手が無くなったプリンセスに残されたものは宇宙プリンセスとしてのカリスマのみ。
「な……何をしているのですの!?わたくしはゴボウは嫌いですわ!早くアレをどこかにやりなさい!」
プリンセスは近くに残っている従業員をけしかけて妨害を行おうとするが、それもかき消される。
「ゴボウの事を木の根だなんて言う人もいますけど、それは違います。ゴボウにはポリフェノールがたっぷり含まれていて、食べる時は金平が有名ですけどメインのおかずならかき揚げにしても……」
「ゴボウの情報なんて知りませんわ!!」
レターナの熱心なゴボウPRによる演説、女子高生の愛に勝るゴボウ愛、聞いていた従業員の脳内で愉快なゴボウさんが駆け出し、今夜のおかずにゴボウの小皿が追加されるような気がしてくる。
話してる間に愉快なゴボウさんがあちこちに移動し、従業員の避難、観客が入り込まないように一時的な通行止め、猟兵が破壊したプリンセスの施設やオブジェの残骸を運搬していった。
「ああああ〜〜〜〜!!!よりによってゴボウに〜〜〜
!!!!」
●あんまりですわ〜!!
幾度となく猟兵に邪魔をされ、ダメージを負い、折角作り上げたペンギアット様の為の施設を破壊されたプリンセスは身体を引き摺って泣きながら乗ってきた円盤に走り出していく。
「も、もう嫌ですわ〜!!こんなに酷い目に逢うならこんな惑星要りませんわ!ペンギアット様に言いつけてやりますわ〜!!」
泣き言と共に円盤に乗り込み、急発進して星の彼方へと消えていった。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 日常
『異星系プラネタリウム』
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POW : 自分の世界の星座との類似点を探す
SPD : 自分の世界では見られない星を探す
WIZ : 自分の世界の星座との違いを探す
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●さあ、とびっきりのレジャータイムだ!
何はともあれ、プリンセスを追い出して邪魔な施設や銅像の撤去も終了した。
従業員達も最初はプリンセスを劇の女優か何かと思って本気にしていなかったそうだが、ペンギアット様銅像を作らされてから何か様子がおかしいと気付いたという。
さて、せっかく一番のレジャー惑星を目指しているという惑星ゴーディーに来たのだ、何かしら遊びに行ったところで問題も無い。
オブビリオンの反応が消えたことに気付いたドドキングが猟兵達にゴーディーのパンフレットを手渡す、1番を目指すレジャー惑星となると見所だけで週間の漫画雑誌のように分厚い。
「こいつによると……今お前らが居るところの近くだとプラネタリウムと遊園地なら行けそうだ、距離的にはまずプラネタリウムに寄ってからしばらくした後に遊園地ってスケジュールだな」
かくして猟兵達は惑星ゴーディーを心から楽しむことにした、まずはここから歩いて数十分の所にある巨大なプラネタリウムのドームへ向かおう。
メルキア・セルデモン
プラネタリウム……そうね。折角なら、見た事のない星でも探してみようかしら。(SPD)
……場合によっては、使えそうな遺伝子とか能力とかを持つ異生物の所在を得られそうだし(小声)
夜は好き。その夜空に輝く星も同様に好き。それもあって、普通じゃ出来ないような見方の出来るプラネタリウムも気になっていたわ。
星を見ていると、晴れやかな気分になる。余計な事を考えなくて良くなるからかしら?
もうしばらく、ここでのんびり出来れば良いんだけど。……あら、結構面白そうな星があるわね。
●未知なる遺伝子を求めて
夜は好きだ、自身のように黒い景色が広がる姿は壮観だ。
星は好きだ、黒い景色の中に広がった一つ一つの点が混ざりあって芸術になる、それをじっと眺めていると余計な事が自然と頭から抜けていき、晴れやかな気分になる。
レジャー惑星にあるプラネタリウムの利点は住処である星では観測出来ない未知の異星や星座を発見出来ることにある、傍から見れば何が違うのか分からないかもしれないが、本来とは違う魅力も確かに存在するのだ。
メルキアは頭上に広がる星座達の中に何個かある惑星を眺める。
星々に比べればここから見える惑星は遠すぎるがあわよくばいい感じに体質付与に使えそうな遺伝子を持つ生物の星が見つかるかもしれない。
時間はあるのでじっくりと良さそうな星を探す。
時間が経って様々な方角、様々な季節の星座に映像が移り変わっては候補を絞っていく。
この体験は一瞬たりとも無駄に出来ない、そして終わる頃には何ひとつとして無駄だった物は無かったと思えるだろう。
大成功
🔵🔵🔵

ティティス・ティファーナ
*アドリブ歓迎
「星座や星雲などの新しいエリアを探して見るのも良いな」
とプラネタリウムや外宇宙の星々を眺めてデータに無い星や光を眺めて「銀河(そと)に輝くのは全て惑星(ほし)…」と呟いて指先でなぞりながらクスリと笑ってしまいます。
『マルチスタイル・サイコミュ・ファンネルビット』で映像と動画やフォトを撮って姉や輩の伽藍に見せたらどんな事を言ってくれるのだろう。と思いを考えて笑顔になりながらステップで軽い子踊りをしてクルリクルリと回転して「♪~♬」と鼻歌を口ずさんで少女らしい楽し王で明るい笑顔で舞い踊っています。落ち着いた瞬間の静寂から周囲より拍手と歓声が送られて驚きながらも照れ会釈を返します。
●星々とちょっとしたメロディー
「星座や星雲などの新しいエリアを探して見るのも良いな」
宇宙は限りなく広い、銀河のデータを粗方取れたと思っても実際は10分の1にも満たない。
だからこそ、こうして別の星からプラネタリウムという形でまだ見知らぬ星々のデータを回収出来るのは非常に助かることだ。
事実、惑星ゴーディーの周りは見知らぬ惑星も多く普通に眺めるだけでもいい体験となる。
「
銀河に輝くのは全て
惑星(ほし)」
無数に見える惑星や星座の中で中も綺麗な星はどれだけあるだろう?ティティスはじっくりと時間が許す限り広がる星座達を眺めて、興味が湧いた物を指でなぞっていると、不思議といい気分になって笑みがこぼれる。
ふと、星を見ているうちに思った、この景色を映像に残して家族に見せたらどう感じてくれるのだろうか。
ティティスは迷惑にならない形で『マルチスタイル・サイコミュ・ファンネルビット』を展開、夜空に向けて映像を回し続ける。
気分が良くなって、気がつけばステップ気味で軽い子踊りをしてクルリクルリと回転、軽く鼻歌を口ずさみ優雅に、それでいて穏やかに舞い踊っていた。
この一瞬もはやプラネタリウムというよりミュージカル。
今どんな状況か気付くと我に返ってティティスは再び席に座るが、不思議と周りの人々はプラネタリウムの邪魔にならない程度に彼女に盛大な拍手を送っていた……
(プラネタリウムのイベントでミュージカルをするのもアリかもしれないな……)
そして惑星ゴーディーのスタッフ達は相変わらず商魂豊かであった。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 日常
『レジャー惑星で大騒ぎ!』
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POW : 惑星内を回るジェットコースターに乗る
SPD : 惑星一周飛空ゴーカートに乗る
WIZ : 国一つ分の超最大級お化け屋敷に行く
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●デカすぎんだろ……
「ついたぜ!この先が遊園地だ!」
プラネタリウムを出て次に到着した先は1、2を争う大人気施設の遊園地。
レジャー惑星といえば遊園地と言うだけはあり、ゴーディーのそれは規模が大きく違う。
ジェットコースターで惑星を一望!
ゴーカートなら惑星1周丸ごと!
お化け屋敷は屋敷というより1つの国!
どこを行っても大変そうだが、それ相応のロマンは有るだろう。
杉崎・まなみ(サポート)
まなみは正当派後衛職のヒロインタイプです
聖職者教育を受講中の学生ですが、特に依頼に縛りは無く、どのような依頼も受けられます
但し人並みに気持ち悪いモノ、怖いもの等は苦手で遭遇した際は多少なりとも嫌がる仕草が欲しいです
甘いモノ、可愛いモノが好きで少し天然な所があります
初対面の人でもあまり物怖じせず、状況を理解して連携を取る動きが出来ます
シリアス2~3:ギャグ7~8割くらいのノリが好みです
ただシリアスもやれますよー
UCは状況に応じて、MS様が好きなのを使ってください
その他、細かい部分はMS様にお任せします
●クソデカお化け屋敷VS神のちょっとしたおふざけ
「地神のご加護……ど、どうかご加護を………」
杉崎・まなみはあまり幽霊などに慣れてるわけでも無いのに、他の観客に巻き込まれて国のようにデッカいお化け屋敷の中へと足を踏み入れてしまった、入口だけ見るとただの和風の門にしか見えなかったから仕方ない。
早く終わらせようにも出口は遥かに遠く、どこから恐怖が襲ってくるかも分からない。
「なるべく早くここを出て、別の所へ遊びに行きたい…」
一番を目指すレジャー惑星の一番のお化け屋敷、ただ広いだけで軽く幽霊か飛び出して終わるはずもなく、いつ恐ろしいジャンプスケアでも飛んでくるか分かったものじゃない。
長い道のりを突破するためには精神的に落ち着ける物が必要だ。
「本当はいけないことですが…かの物を慈愛で導いてください……」
まなみは不安と恐怖を和らげる為、『神の悪戯』をお化け屋敷に敷き詰められてる石畳に向かって発動。
(ブッ!……ブッ……ピッ!!ブビビビ )
歩きながら所々の石をブーブークッションに変化、踏んだり踏まなかったりした時の音でなんとかお化け屋敷を乗り切ることに成功した。
問題は、出口に出てくる頃にはまなみの近くに居た参加者はまなみから遠く離れて歩いていたことだが……
「違うんです……違うんです………」
成功
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メルキア・セルデモン
分かり切っていた事ではあるものの、思ってたよりも規模が大きいわね……
羽目を外すのもありかもだけど、ここはお化け屋敷の方に行ってみようかしら。(WIZ)
……ホラーものは怖いというより面白いと感じる。国サイズの建物となると冒険という感じが増して楽しそうね。
ホラー系で気に入っているものが何かと言われると、やっぱりゾンビ辺りがインパクトがあって良いわ。
フフッ、まだまだ楽しめそうじゃない。
●ゾンビだ、ゾンビ呼んでこい
「分かり切っていた事ではあるものの、思ってたよりも規模が大きいわね……」
ここの遊園地はどのアトラクションも贅沢に立地を使った大規模な物となっており、入口を見ているだけでもその規模が想像出来る。
迫力のあるアトラクションで羽目を外すのもいいが、近くにある巨大なお化け屋敷も悪くないと思い、メルキアは中へと入っていく。
ホラー系を怖いというよりクオリティの高さや迫力で面白いと感じるような生き物がたまにいる、彼女もそういう類だ。
金と内容に一切の妥協もないゴーディーなら、ただ大きいだけでなく内装も期待出来るだろう。
特にゾンビはいい、怪物、亡霊、妖の類は他の世界で猟兵として本物と散々相手をしてきた為か自然と比較してしまい気が散ってしまう。
だがゾンビなら本物にせよ偽物にせよ一定のクオリティは維持されるし単純にゾンビと言ってもパターンやタイプも豊富で見てて飽きず、表現方法も数多くある。
どうせならゾンビ達をまとめてしばきあげたい所だが、ここはそういうアトラクションではないので我慢してゾンビが沢山居そうなところに足を運んで、じっくりと進んでいった。
「フフッ、まだまだ楽しめそうじゃない。」
大成功
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ティティス・ティファーナ
*アドリブ歓迎
「惑星が丸ごとレジャー施設…なのか…」
シャトルから降りる際に見える光景に驚きながらも心のどこかでワクワクしていた。最初に“お化け屋敷”に入りどこまでなのか広すぎる範囲を散策しながら時間間隔で2日半を掛けてまわり、帰路期データ用量を調整し整理してから次にジェットコースターに乗ると1日半の間の高速走行に「人間が絶えれるのか?」と周囲では走行中でも寝ている人を見て「人間はスゴイな…」と感嘆し、最後にゴーカート施設に赴きカートビーコンを装着すればティティス自身で走行が可能と分かり早速高速低空飛翔を始めると関係者がカートを緊急改装してティティス同様に回転走行も可能にしていた。
「充足できる」
●巨大遊園地を丸ごと楽しむ方法。
「惑星が丸ごとレジャー施設…なのか…」
ドドキングがネオガッタイして操縦していたせいで妙な形になったシャトルから降り、遊園地に足を踏み入れたティティス。
壮大で、豪華、派手で………歩いてからずっと驚きを隠せないでいるが、それ以上に心の中では好奇心が溢れそうになっているのを感じた。
ここから見えるのはジェットコースター、ゴーカート、そしてお化け屋敷。
まずティティスはお化け屋敷に入った、国1個分のサイズな事はあり出口は共通だが怪異やシチュエーションに合わせて無数のエリアに分かれている。
従業員の徹底的なホラー要素の調査と追求によるものだ。
どこを超えるか……いいや、どこから始めるか?
入っては脱出、再度突入して新たなエリアを選び脱出、それを繰り返す。
お化け屋敷全制覇、それまでに掛けた地球における一般的な時間間隔にしておよそ2日半……!
お化け屋敷を出た後にプリンセスと遭遇してからここまで巡ってきた帰路期データのメモリ容量を調整、必要な部分だけ整理しながらジェットコースターに乗って発進。
一回転を通り越して∞型、一切原則のない横軸移動W型、様々な形を高速で突き抜けながらゴーディー各地にある名スポットを一瞬で一望、多分本気で全部見ようとすると脳と目が死ぬのでティティスも「人間が耐えれるのか?」と当たり前の反応をするが自分以外の異星人は寝ている物も数名居たので星によっては大丈夫の基準がずっと上も居るのだろう、もうティティスはこう呟くしかなかった。
「人間はスゴイな…」
そしてジェットコースターは一日半以上かけて惑星を飛び、最後にゴーカートへと向かう。
ゴーカート前で『アストラル・エレメント・トランスフォーメーション』を発動、乗る前にカートビーコンを作成して装着する。
これを使用してゴーカートを自分の思うままに操作出来る構造であると理解し、高速低空飛翔に移る。
「充分出来る…!」
こういう時普通の星なら止めるのだろうか、だがここは違う、レジャーに使える良さそうなアイデアは1秒足りとも逃さず即座に実行に移す金と技術力がある惑星ゴーディーだ。
近くにいたスタッフ全員がアッセンブル。
ティティス以外のゴーカートを止めて瞬く間に整備し緊急換装開始。
彼女がやっているように回転走行が可能なタイプへとあっという間に作り替えられた。
これだけの勢いと技術がスタッフにあるならばあのプリンセスがハネムーン惑星に改造しようとするのも伺える、そして平穏が保たれている限りはこの惑星も安泰だろう。
ゴーカートで自由に惑星を飛び回りながら、ティティスはそう思ったのだった。
大成功
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