●超超巨大ビィーム!!!!
「みんな、獣人世界大戦への参加ありがとう」
そう言って、猟兵に感謝を告げるのはグリモア猟兵の風吹・香織(怠惰な「双胴の悪魔」乗り・f39889)だ。
知らない人のために、概要を軽くだけまとめておくよ、と香織が概要を話し始める。
「かつて自分達に痛手を与えた『はじまりの猟兵』の拠点を探していた超大国『ワルシャワ条約機構』、その支配者である『始祖人狼』が、遂にその手がかりを掴んだらしい」
それに呼応し、他の超大国もそれぞれに「始祖人狼の阻止」や「はじまりの猟兵の奪取」を目的として、ワルシャワ条約機構への大規模な軍事侵略を開始している。
「戦争が発生すれば、犠牲となるのは罪もない獣人達だ。そのうえ、超大国のオブリビオン達は「世界の滅亡カタストロフ」さえも意に介していない。決して、超大国の好きにはさせないためにも、みんなの力を貸しておくれ」
そう言って、香織は猟兵達を見た。
「今回、みんなに戦ってもらうのは超大国「ゾルダートグラード」を支配する総統、『幼女総統『ギガンティック』』だよ」
そのサイズは数百メートルに達する巨体、まさにギガンティックだ。
「『ギガンティック』は、彼女の体格に合わせて作られた超超巨大砲『|シュリヒトゲヴェーア《地味なライフル》』を用いて、砲撃を行い、私たちの他の超大国は勿論、私達の侵攻をも阻んでいる」
この遠距離砲撃を回避しながら接近し、一気に攻撃する必要が求められるだろう。
「厄介な仕事になると思うけど、必ずやり遂げておくれ」
そう言って、香織は猟兵達を送り出すのだった。
メリーさんのアモル
ついに第二戦線に突入! こんにちは、メリーさんのアモルでございます。
敵は『幼女総統「ギガンティック」』。戦場はウラル山脈付近です。
『幼女総統「ギガンティック」』が超超巨大砲『|シュリヒトゲヴェーア《地味なライフル》』で砲撃を敢行してきますのでこれを回避しながら、接近、その身にダメージを与える事が求められます。
具体的には「超超巨大砲の砲撃に対処する」事でプレイングボーナスが得られます。
それでは、頑張っていきましょう!
第1章 ボス戦
『幼女総統「ギガンティック」』
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POW : 幼女キーック!!!!
単純で重い【幼女キック】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : 超超巨大ビィーム!!!!
【超超巨大砲『シュリヒトゲヴェーア』】から、レベル×5mの直線上に【超超巨大ビーム】を放出する。【魔力】を消費し続ければ、放出を持続可能。
WIZ : 斯様な結末、吾輩は断じて認めない!!!!
全身に【終焉を巻き戻す「エンドテイカーの魔力」】を帯び、戦場内全ての敵の行動を【巻き戻されてゆく時間の流れ】で妨害可能になる。成功するとダメージと移動阻止。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
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種別『ボス戦』のルール
記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※このボスの宿敵主は
「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
神酒坂・恭二郎
いやぁ、これは参ったな
こう来るとは思わなんだ
まさにギガンティック
って、感心してる間もないな
対策
「スペース絵馬」から相棒のスペースシャークの鮫五郎を口寄せして騎乗。機動力を確保する
後は、気合いで射撃を【見切り】ながら回避して前進。至近弾の被害は風桜子を纏った斬撃で相殺していなす【衝撃波、切断、オーラ防御、衝撃吸収、受け流し】
攻撃
足元に辿り着けば、鮫五郎の背で「銀河剣聖一の太刀の構え」。渾身の一刀を、幼女総統の弁慶の泣き所に叩き込む
「そこ、結構効くだろう?」
風桜子枯渇状態で脱力中なので、後は鮫五郎に離脱を任せよう
「いやぁ、これは参ったな。こう来るとは思わなんだ。まさにギガンティック」
ウラル山脈の麓から、やや距離があるにも関わらずよく見える此度の敵、『幼女総統「ギガンティック」』を見て呟くのは、異世界を巡り、刀一本でどんな無茶な依頼も解決するスペース剣豪、神酒坂・恭二郎(スペース剣豪・f09970)だ。
『ギガンティック』と比較するとまるで米粒のようにすら見えるものがキャバリアなのだと理解すれば、その大きさは途方もないと分かる。
「って、感心してる間もないな」
と言いながら、相棒のスペースシャーク『鮫五郎』との契約媒体『鮫印のスペース絵馬ホルダー』を頼りに、『鮫五郎』を口寄せし騎乗し、前進を始めると、直前まで恭二郎がいた場所は、砲撃により大きな穴へと変化している。
恭二郎は——厳密には彼を背中に乗せた『鮫五郎』は——気合いで以て敵の砲撃を見切りながら、前進していく。
「ほう、なかなかうまく避けるではないか、猟兵!」
『ギガンティック』の砲撃は止まらない
一撃一撃が必殺の威力を持つその砲撃。しかし、それらの砲撃を、恭二郎と『鮫五郎』は危なげなく回避していくが、距離が縮まれば縮まるほど命中率は上がる。
命中せずとも至近弾で飛び散った破片に命中しただけでも大ダメージは免れない。
恭二郎は『銀河一文字』に|風桜子《ふぉーす》を纏わせ、斬撃を放って、飛び散った破片を破壊、それを超えて飛ぶ小さな破片はオーラを纏って防ぎつつ、飛んでくる衝撃波はうまく『鮫五郎』を操り吸収していく。
間も無く、『|シュリヒトゲヴェーア《地味なライフル》』の内側、近すぎて射程外と成るエリアに入る。
「ぬぅ、ぬかった。ならば、 幼女キーック!!!!」
単純で重い『ギガンティック』の右足が持ち上がる。
対して。
「神酒坂風桜子一刀流……箒星」
『鮫五郎』の背中で構えるのは銀河剣聖一の太刀の構え。
その構えから彗星の如くまばゆい風桜子斬撃波が放たれる。
極大威力の攻撃を放つユーベルコード『箒星』だ。
その目標は持ち上がった右足の弁慶の泣き所。
「ぐあああああ!」
思わぬダメージに『ギガンティック』が右足の脛を抑える。
「そこ、結構効くだろう?」
だが、恭二郎の余裕そうな言葉はそれが最後だった。風桜子が枯渇し、脱力した恭二郎は『鮫五郎』に身を任せ、戦場を離脱するのだった。
幸い、『ギガンティック』はウラル山脈の方を向いて進撃をしており、背後に振り向いて攻撃するより、ウラル山脈の方へ砲撃を続ける方を選んだらしく、それ以上の追撃を受けることはなかった。
成功
🔵🔵🔴
メンカル・プルモーサ
(飛行式箒【リントブルム】に騎乗)
……うーん、大きい……いや本当に大きいな……
あれだけ大きいと大きさその物が武器だね…さて…
砲撃の対処をしながら接近するとしようか…
…【起動:応用術式『星符』】から【我が身転じて災魔となる】を宣言し発動…
…周囲の時間の速度を低下させることで砲撃を回避しながらギガンティックへと接近するとしよう…
…正常な時の流れがこの身にある今なら巻き戻しも無効化出来る…
…周囲を飛び回って狙いをつけさせずに重奏強化術式【エコー】を多重詠唱…
……強化された術式により巨大な光の杭を何本も出現させて攻撃を加えるとしようか…
「……うーん、大きい……いや本当に大きいな……」
飛行術式を刻んだ箒『飛行式箒【リントブルム】』で空を飛びながらそう呟くのはガジェット研究者の一族として名高いプルモーサ家の次女、メンカル・プルモーサ(トリニティ・ウィッチ・f08301)だ。
その視線の先にいるのは言うまでもなく『幼女総統「ギガンティック」』。『ギガンティック』と比較するとまるで米粒のようにすら見えるものがキャバリアなのだと理解すれば、その大きさは途方もないと分かる。
「あれだけ大きいと大きさその物が武器だね……さて…….。砲撃の対処をしながら接近するとしようか……」
そう言って取り出すのはユーベルコード『|起動《ラン》|:《・》|応用術式『星符』《エンチャントカード》』で作り出されたカード。
そこにはユーベルコード『|我が身転じて災魔となる《コンバート・タイムイーター》』が封じられている。
宣言する事でユーベルコード『|我が身転じて災魔となる《コンバート・タイムイーター》』を発動すると、メンカルの身は骸魂【時食み】と合体し、一時的にオブリビオン化する。
それにより、周囲(半径15.2m)の時間を消費し始める。
時の流れが緩やかになり、飛んでくる砲撃も容易に回避可能になる。
「なんだ? 弾着直前で遅くなっているのか?」
『ギガンティック』もすぐ異常に気付くが、とはいえ対処できる事象でもない。
撃ちまくればよかろう、とばかりに砲撃を連射する。
だが、メンカルは周囲の時間の流れを低下させる事で砲弾を回避しているのだ。ほんのちょっと連射した程度の飽和攻撃では、メンカルには届かない。
結局、メンカルは全ての砲撃を避け、『ギガンティック』へと迫っていた。
「くぅぅ、斯様な、斯様な……、斯様な結末、吾輩は断じて認めない!!!!」
『ギガンティック』は接近された事で砲撃を中断、ユーベルコードによる攻撃に切り替える。
全身に終焉を巻き戻す「エンドテイカーの魔力」を帯び、時間を巻き戻す事で、メンカルが接近したと言う事実を無効化しようと試みる。
しかし、骸魂【時食み】と合体したメンカルもまた、時間を操る者。
二つの時間操作がぶつかり合い、時空が軋みを上げる。
結果、両者の時間操作は同時にキャンセルされる。
そしてそれはメンカルに利する事となる。なにせ、もう砲撃が来る位置ではないのだから。
メンカルは周囲を飛び回りながら『重奏強化術式【エコー】』を多重詠唱し、巨大な光の杭を何本も出現させて、『ギガンティック』を串刺しにするのであった。
大成功
🔵🔵🔵
荒谷・つかさ
あら、大きい。
そういう力尽くなタイプ、正直嫌いじゃないわよ。
それじゃ……折角だし、真っ向勝負と行こうかしら。
敵の砲撃には正面から向き合い、「怪力」で以て真っ向から砲弾を受け止める
巨大砲弾を受け止める程度なら、かつてのスーパー戦車相手でもやってみせた
しかも今回はユーベルコードですらない、楽勝よ
そして砲弾をキャッチ出来れば近づく必要すら無いわ
【鬼神剛腕砲】発動
受け止めた砲弾を担ぎ直し、膝狙いでぶん投げるわよ
どんなキックだろうと、膝に|矢《弾》を受ければマトモな威力は出せないはず
まあそもそもの問題として、私はレンジ内に踏み込んですらいないワケだけど
これがスーパー戦車を狩り尽くした、筋肉の力よ!
「あら、大きい。そういう力尽くなタイプ、正直嫌いじゃないわよ」
ウラル山脈の麓、遠くに見える巨体、『幼女総統「ギガンティック」』を見ながらそう呟くのは、戦国の世より代々伝わる戦闘流派・荒谷流の正統後継者、荒谷・つかさ(|逸鬼闘閃《Irregular》・f02032)だ。
「それじゃ……折角だし、真っ向勝負と行こうかしら」
そう言ったつかさ。
対する『ギガンティック』も新たに現れた猟兵に対し、砲撃を開始する。
これまで、どの猟兵も様々な方法で回避してきたわけであるが。
つかさは『ギガンティック』の砲撃姿勢を前にしても一歩も動かなかった。
直後、『ギガンティック』の砲撃が放たれる。
まっすぐとその砲弾がつかさへと迫る。
しかしつかさは避けない。
なぜなら。
そのユーベルコードに匹敵するとさえ思えるほどの怪力を持ってその砲弾を受け止め始めたからだ。
「巨大砲弾を受け止める程度なら、かつてのスーパー戦車相手でもやってみせた」
そう、過去に前例があった。
アポカリプスヘルでの戦争、『アポカリプス・ランページ』でのこと。
ダラス・フォートワース国際空港跡に陣取ったフィールド・オブ・ナインの一人、「スーパー戦車」のユーベルコードによる砲撃を受け止めたことがある。
繰り返そう、ユーベルコードによる砲撃を、である。
「しかも今回はユーベルコードですらない、楽勝よ」
みしみしと砲弾が迫り、つかさの足が地面へとめり込み、衝撃波が地面を削り丸いクレーターを作り出す。
しかし、つかさ本人は全くの無事。
ものの見事に、砲弾を受け止めていた。
当然、これで終わりではない。
「目標確認……音速超えて、飛んでいけぇっ!」
それは鬼の剛腕を最大限に生かしたユーベルコード『|鬼神剛腕砲《オウガアーム・カタパルト》』。
その膂力と怪力によって打ち出された砲弾は、見事に『ギガンティック』の膝に命中。
「ぐああああああああああああああああ!」
その膝を打ち抜き、貫通して行った。
「どんなキックだろうと、膝に|矢《弾》を受ければマトモな威力は出せないはず」
その通りで、『ギガンティック』は結局有効な反撃が出来ないまま、膝を抱えて悶絶する事となったのであった。
まぁ最も、砲撃して反撃していれば、もう一度それに対する反撃が返ってくるだけだっただろうけれど。
大成功
🔵🔵🔵
アリス・セカンドカラー
◎お任せプレ、汝が為したいように為すがよい。
まぁどれだけ巨大で超火力でもそこにあるのは運動エネルギー、ならば創生神術・虚無で|強化した技能《高性能を駆使する》で|エナジードレイン《大食い✕魔喰✕エネルギー充填》すれば私まで届くことは無いでしょう。
ビームだってエネルギーなのだからおやつでしかないわね。うまー、上質なエナジーをどうもありがとう♪
では|お礼に私の妄想を幼女ちゃんの頭に流し込んであげる❤《かわいい、欲望解放精神汚染、情報伝達、降霊》
あら、泣くほど喜んでくれて嬉しいわ♪ではでは、その感情エネルギーもエナジードレインさせてもらうわね❤
「超超巨大ビィーム!!!!」
『幼女総統「ギガンティック」』の大きな声が轟く。
『ギガンティック』の構える超超巨大砲『|シュリヒトゲヴェーア《地味なライフル》』から、超超巨大ビームを放出する。
その対象は子供の如き無邪気さと小悪魔の如き妖艶さを併せ持つ少女、アリス・セカンドカラー(不可思議な腐敗の|混沌魔術師《ケイオト》艶魔少女・f05202)だ。
「まぁどれだけ巨大で超火力でもそこにあるのは運動エネルギーと魔力、ならば……」
発動するユーベルコードは『|創世神術《ワールドクリエイション》・|虚無《ヴォイド》』。
それにより高まった技能を用いて、アリスはエネルギードレインを実行。
その運動エネルギーと魔力を全て自分のものとして貪欲に吸収していく。
「ビームだってエネルギーなのだからおやつでしかないわね。うまー、上質なエナジーをどうもありがとう♪」
超超巨大ビームとやらが何発飛んでこようとアリスには通用しない。
それらの攻撃を受け止めつつ、アリスはまっすぐ前に進む。
「超超巨大ビームが通用しない!?」
数十発の超超巨大ビームの放出の前に、ついに『ギガンティック』も認めざるを得なくなった。
目の前のアリス・セカンドカラーという——名前は知らないが——猟兵は無尽蔵に自分の魔力を喰らって、攻撃を無力化出来るのだ、と。
アリスは防御に対してリソースを費やすどころか、防御とリソース獲得を両得している。
対する『ギガンティック』は攻撃すればするほど魔力というリソースを失っていく。
まるで釣り合いが取れていない。
どうする、と砲撃を中断し、悩んだその隙に、今度はアリスの側から動き出す。
「では、お礼に私の妄想を幼女ちゃんの頭に流し込んであげる❤」
そう言って、アリスの反撃が飛ぶ。
いや、アリスに取っては反撃ですらなく、本当にただのお礼でしかないのかもしれない。
それはアリスの持つ欲望であり、『ギガンティック』にとっては恐ろしい精神汚染であった。
自分を題材にしたあられもない妄想を見せられるなど、よほどの猛者でない限り耐えられなくて当然だろう。
「もう……もう……やめてくれ」
たまらず、『ギガンティック』は泣き出した。
「あら、泣くほど喜んでくれて嬉しいわ♪ ではでは、その感情エネルギーもエナジードレインさせてもらうわね❤」
だが、アリスにとっては涙を流す『ギガンティック』の感情エネルギーでさえ、自身の糧の一つでしかないのだった。
最強の幼女は『ギガンティック』ではなく、アリス・セカンドカラーだったのかもしれない。何せ彼女は永遠の12歳なのだから。
大成功
🔵🔵🔵