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獣人世界大戦①〜住民救出作戦

#獣人戦線 #獣人世界大戦 #第一戦線 #ゾルダートグラード



「獣人戦線で早速、ってか。俺の方からはベルリンをやっていこうじゃねぇの」

 からから笑う木々水・サライ(白黒猫使い人形モノクローム・ドール・f28416)は手始めに、とある情報を渡してくれた。

 無限軌道都市ベルリン。ゾルダートグラードの本拠地であり、ドイツの首都なのだが……なんと移動式の要塞だったことが判明。
 多数の鋼鉄機械罠――今回は自動追尾型の銃撃罠に守られており、今もなお無限軌道によって移動を続けている。

 そんな都市内部では街の獣人達を捕らえ、機械兵士ゾルダートに改造を行っている場所があるという。
 多数の機械兵士ゾルダートを作って対戦に参加させるつもりなのだろう。今回の戦争で改造された機械兵士ゾルダートが派遣される事態になれば、面倒なことこの上ない。

「ってことで、今回は救出作戦だ。捕らわれた獣人を助け、都市から脱出する。簡単だろう?」

 そう言ってサライは猟兵達を見やり、笑う。猟兵に出来ないことはないんじゃないかと言うように。

 現在ベルリン内部は先にも言った通りに多数の鋼鉄機械罠が張り巡らされているが、この戦争以前に起こったいくつかの将校暗殺の件もあって防衛戦力は低下しているそうだ。
 今ならば、罠を乗り越え獣人を助けに行くのは難しくはない。戦争が激化してしまう前に、住民を助けに行かなければ最悪の事態が起こるだろう。

「罠を壊して乗り越えるか、さっさと獣人達を助けるか。内部での作戦に関しては、アンタらに任せたよ」

 そう言うとサライは準備が出来た者達から順繰りにベルリンへと送り出す。
 獣人世界大戦の始まりへ。


御影イズミ
 閲覧ありがとうございます、御影イズミです。
 獣人戦線ってことで欲叫びます。
 猫の獣人まだああああああぁぁぁぁぁ!!!???

 初めての方はMSページを読んで頂ければと思います。
 またMS自身は過去作未履修なため、過去作に関するネタが出た場合はプレイングを流させていただきます。
 この点についてはご了承くださいませ。

●採用について
 「シナリオの成功数に到達する🔵の確保が確定した時点」で締め切ります。
 採用についてですが、現時点では全員採用を目標にしています。
 ただし、人数や内容によっては採用の確約が出来ません。
 また採用が難しいと判断したプレイングはお返し致しますのでご了承ください。

●場所:無限軌道都市ベルリン
 ゾルダートグラードの本拠地でもあるドイツの首都です。
 その内部では多くの住民を捕らえ、機械兵士ゾルダートに改造する施設が存在します。
 迷路のように入り組んだ中に張り巡らされているのは機械罠の自動追尾型アサルトライフル。
 特定の場所に足を踏み入れると頭を銃撃されるようになっています。

●プレイングボーナス:駆動中の機械罠に対処する/なるべく多くの獣人を助ける。
 どちらか成立でボーナスが入りますので、どちらでも構いませんし、両方でも構いません。
 自動追尾型アサルトライフルをぶっ壊すなり無力化するなりするか、多くの獣人を助ける方法を思いつくか。

 皆様の素敵なプレイング、お待ち致しております。
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第1章 冒険 『血路を開け』

POW   :    渾身の力を振り絞って突破する

SPD   :    巧みに撹乱して包囲を乱す

WIZ   :    奇想天外な策で切り抜ける

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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
ヨランド・ジラール
ゾルダートグラードの奴らの企みは即粉砕するであります!

自動追撃型の銃撃罠…他の世界の言葉でいうと機銃を搭載したドローンというものであるますでしょうか?

で、あれば対処は容易い!
攻撃の手段が銃撃のみであるというのであれば、私のUCの前には無力!

こちらの射程に入るまでならいくら銃撃されようがダメージは最小限に抑えることができ、剣の間合いに入ったのであればこちらが切り捨てる方が早い!

という訳で、今作戦では後に続く戦友たちのためにも敵の罠を破壊することに重点を置いて突撃するであります!

迷宮のような通廊内をダッシュで突撃しつつ起動した罠を片っ端から破壊していくことにするであります!



●突撃剣士、参る!
「ゾルダートグラード! 奴らの企みは私が即粉砕するであります!」
 無限軌道都市ベルリンの中を走る影――もといヨランド・ジラール(突撃剣士・f39978)は自動追尾型のアサルトライフル郡の攻撃をものともせず、その身を輝かせて突っ走っていた。
 正体はユーベルコード『聖戦剣戟陣』によるもの。光り輝く聖戦士となった彼女は、竜騎兵サーベルしか使えない状態だが今回の作戦においては大いに役立っていた。

 どんなに銃撃を受けようが、竜騎兵サーベルの射程範囲外からの銃撃は彼女にとってはちょっと髪の毛の先で突かれたぐらいの感覚で、どんなに頭を撃たれても箸先で軽く突かれた程度にしかならず、大ダメージが入ることは決してない。
 そして、手に持った竜騎兵サーベルが射程範囲内に入れば罠そのものを切り捨て、破壊するだけ。自動追尾型アサルトライフルの完全敗北である。
 ……とはいえベルリンの街は迷路のような町並みなので、マッピングしなければ住民達の安全を守りながら救出は不可能。
 ということでヨランドは後ほど駆けつける仲間達のために、徹底的に罠を破壊することに決めた。

「例え迷路だったとしても、銃撃さえこちらに当たれば場所は割り出せるであります!」
 街の中を縦横無尽に走っていくヨランド。片手に握る竜騎兵サーベルが神々しく輝くのが見える。
 ユーベルコードのおかげで罠を起動したとしても傷にはならず、むしろ罠の位置を知ることが出来る優れた探知能力として機能する。
 そのためヨランドが動けば動くほどに罠は多重起動し、敵に対してダメージを与えられないままに木っ端微塵になって無力化。
 破壊されれればされるほどゾルダートグラード内部の動きが徐々に鈍くなり、追加の罠設置が少しずつ間に合わなくなってきていた。

「この程度の罠で私を止められると思ったら大間違いであります!」
 端から端まですべて攻略してやると言った気概を見せたヨランド。
 輝く突撃剣士はベルリンの影をも照らし、道を切り開く!

大成功 🔵​🔵​🔵​

馬県・義透
四人で一人の複合型悪霊。生前は戦友

第三『侵す者』武の天才
一人称:わし 豪快古風
武器:四天霊障

では、わしは罠を壊していこう。向いとると言われたし!
※何もしてないのに機械壊す+生前が狼獣人

UCはとっとと使ってな。認識は、影におる陰海月と霹靂がやっておる。総意は言わずもがな。
罠壊し中心なんで、攻撃力を上げるやつな。
で、わざと攻撃を受けてな…そこから、そのアサルトライフル?に向かって四天霊障で押し潰していこう。
(無意識ジャミング)…なんぞ煙が出ておるからわかりやすいが。

こうして潰していけば、他の者も楽になるじゃろうからな。
ふむ、察知したやつ全部壊していこうかの!



●何もしてないのに機械壊れたは絶対何かしています。
「ほう、機械の罠。ではわしは罠を壊していこうか。皆に向いとると言われたしな!」
 からからと笑い声を上げて、馬県・義透(死天山彷徨う四悪霊・f28057)――その内に眠る1人『侵す者』が街の中を走る。
 彼が走れば走るほどに自動追尾型アサルトライフルは義透めがけて銃撃を奔らせ、撃墜しようとしてくるが……ユーベルコード『四悪霊・『戒』』を使用した彼にとっては、ただのごちそうでしかない。

 攻撃を受ければ受けるほどに強化されるこのユーベルコード。
 認識補助術式を影の中にいる陰海月と霹靂に頼み、他の者達の総意を得ることで攻撃力を上げていくように術式を組み換えておいた。
 なので、義透がちょっと走っただけで彼を察知したアサルトライフルから数千、数万の攻撃を受けることになってどんどん攻撃力は膨れ上がる。それこそ高速で空気を入れた風船のように。
 そしてその攻撃力が限界ギリギリまで突破した状態で街の中を走れば、制御のぶっ飛んだ四人の無念・四天霊障が砂煙とともに自動追尾型アサルトライフルのプログラムに突き刺さるわけで。
「ん?? わしなんもしとらんぞ??」
 本人はこう言っているが、『何もしてないのに壊れた』は大体本人の無意識外の行動が引き金となっているものだ。
 今回もそれに同じ。ユーベルコードを起動した、攻撃力を上げるように調整した、までは本人は覚えているだろうが……攻撃の数が多すぎて攻撃力が膨れ上がりすぎた、気づいたら霊障を発動させていたという部分は、全くの無自覚である!
「まあ良いか。罠を破壊するのが目的じゃし、走り回っとれば壊れるとわかったからの!」
 無邪気に笑った義透は再び街の中を走り、自動追尾型アサルトライフルをどんどん壊していく。
 煙が出てくれるので、壊れたかどうか視認しやすいのがちょっとありがたいところである。

 すべて壊れたとわかるまで、走るのは止まらない。
 だって走るだけで壊れるから楽だしね!

大成功 🔵​🔵​🔵​

イコル・アダマンティウム
「ん……突破ならいくらでも。」
突破口を、開こう

愛機、キャバリアで出撃する、ね

【機械罠破壊】
後続が進みやすい
救助もしやすくなる
だから
「壊す。」

施設に突撃して、罠を作動させる、ね
作動からカウンターで破壊を狙う、よ

【使用UC:闘争覇者「神技」】
「頭狙い……わかってるなら、楽」
ひたすら<ダッシュ>で回避しつつ罠を作動させる、ね
ある程度作動したのを確認したら
<ジャンプ>して空中へ
罠の射線を通す、よ

「せいやー。」
<暴力><見切り><カウンター><吹き飛ばし><空中機動>
罠に撃たれたらスラスターも活用して、空中で回し蹴り
撃たれた全弾丸を蹴り飛ばす

蹴り飛ばした弾丸で罠の破壊を狙う、よ
これを繰り返す、ね
「次。」



●狙いがわかれば楽なもの
「ん……突破口なら、いくらでも」
 愛機であるTactical Armor-001:Last ONEに乗り込み、ベルリンの街を走るイコル・アダマンティウム(ノーバレッツ・f30109)。罠を破壊することで住民を手助けする形になるが、それならまずは罠を全て破壊したほうが効率がいいと判断を下し、彼女はキャバリアでの罠破壊に専念することにした。
 それで後続の仲間達が動きやすくなるのなら、一点に集中するほうがいいだろうと。

「……これは……」
 銃撃を受け続けたことで様々な情報を得られたイコルは、即座に罠破壊の判断に適したユーベルコードを選び出す。
 ユーベルコード『闘争覇者「神技」バトルマスター・ゴッドハンド』。暴力の技能と併用した格闘関連に関する技能を底上げすることで、反射神経を向上。罠の作動を瞬時に察知して素早く回避行動を取った。
「頭狙い……わかってるなら、楽」
 何度か銃撃を受けたことで、イコルはこのアサルトライフルは全て頭しか狙ってない事に気づいた。故に、狙われていたとしても頭のあった場所を移動させるだけでいいのはとても楽。
 それならとイコルは空を見上げ、空にはなにもないことを確認して……そのまま高く飛び上がり、アサルトライフルの射線を空中へ向けさせる。
 もし射手がいたら、ここで「馬鹿め! 空中は銃撃の恰好の的だ!」という声が聞こえてくるような気もするが、あいにくと今回の相手は自動追尾型なので射手はいない。
 キャバリアの頭に狙いを定め、銃弾を射出するだけのプログラム。しかしそれは逆を言えば、イコルの狙いも付けやすいもので。

「せいやー」
 撃たれる暴力を行う者は、撃たれる暴力を受ける覚悟を持て。
 そう言わんばかりにイコルは見切った弾丸を全て蹴り飛ばし、カウンターとして弾丸を元の持ち主へと返していく。
 貫かれる砲身、壊されるプログラム、それでもまだ頭を撃ち落とそうとするのは人の手に頼らない自動追尾型故。

 プログラムにない反撃が来たところで、プログラムは命令されなきゃ動けない。
 だから簡単に罠は自分の銃弾で破壊されていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

禹・黄風
とうとう大戦がはじまりましたが…まずは救出からですね。
戦いの後も生きていく、なるべく大勢で未来を迎えなければ。

可能ならマッピングを行い獣人達の避難経路を記録。
都市に潜入したらUC起動、気で大気を操作して周囲に逆風を放ちながら進みましょう。
私を中心にした逆風はあらゆる物質…当然ライフルの弾丸だろうと減速可能。
減速し、かつ狙いが頭なら軌道を見切る事も可能。躱して棍を伸ばして罠を砕きながら進みます。
改造施設に到着したら端的に救出に来たことを説明、避難経路はありますのでついてくるように伝えできるだけ大勢で脱出します。
その際突風を追い風に救出した人を加速、速やかな脱出を目指します。

※アドリブ絡み等お任せ



●住民達には被害なく
 他の仲間達が罠を破壊して回っている、一方その頃。
 禹・黄風(武の頂を・f40009)は都市内部に入り込み、ユーベルコード『金風ジンフェン』を発動させて己の周囲に黄金の龍の闘気を帯びた暴風領域で覆い尽くす。
 これにより自動追尾型アサルトライフルが黄風を見つけて射撃を行ったとしても、逆風によって銃弾の速度は減らされ、銃撃罠としての機能を消失。
 確実な安全を確保することで住民が救出されても、彼らを無傷で届ける事ができるのだ。

「とはいえ……まるで迷路ですね、ここ」
 自分が歩いてきた道を記す矢印でマッピングを行いつつ避難経路を記録していたが、かなり入り組んだ町並みとなっているベルリン。
 この町並みで迷子になったところを自動追尾型アサルトライフルが射殺していく……というのが本来の流れなのだろう。
 ただ、現在は先んじてやってきていた仲間達が次々に罠を破壊してくれているので、そこまで危険ではない。撃ち漏らしなどはあるがそれも黄風1人でなんとか対処できるものだ。
 風を操り、銃撃速度を極限まで減らして無効化、からの棍でドカンと一発叩き落とす。それだけで十分。

 そうして歩くこと数十分、ようやく見つけた改造施設は多数の自動追尾型アサルトライフルで守られている。大半は破壊されているが、残っている機体は全て黄風に向けられたが……やっぱり銃弾は届かず。
 難なく中へと入った黄風はすぐさま住民達に救出に来たことを説明して、出来る限りの人数を救出していった。
「この風が皆さんを援護します。壁に印をつけた避難経路がありますので、皆さん、それを頼りに走ってください!」
 銃撃を逆風で失速させつつ、任意の方向に吹き付ける突風を使って住民達の背を押して加速させて次々に救助を行う黄風。マッピングによって逃げ出す方向がわかりやすくなっているのも、このことを予見してのこと。

 順風満帆。まさにその言葉が似合う結末となっていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

サーシャ・エーレンベルク
本当に、好き勝手やるわね……。
好き勝手に命を搾取する超大国には、後で目にもの見せてやりましょう。

アサルトライフルがあるなら、【凍冰戦域】を発動してあらゆる攻撃をそのオーラで超減速させましょう。
いくら凶悪な武器でも、銃弾でも、砲弾でも、当たらなければ意味がないのよ。
竜騎兵サーベルで銃弾を叩き斬りながら、アサルトライフルを破壊する。
獣人たちの安全が取れたら、底に誘導する。
大丈夫、私が前に立っているかぎり、あなた達には何の被害もないから。

さあ、生き残るためにも、ここから避難しましょう。



●命を搾取する超大国たいざいにんには罰を
「本当に、好き勝手やるわね……」
 住民達を機械兵士ゾルダートに作り変え、あまつさえ戦争の道具として使うゾルダートグラードの所業に対し、サーシャ・エーレンベルク(白き剣・f39904)は大きくため息をついた。
 大国の頂点に立つ者達は下々の者の命を軽々と扱い、使っては捨てて、使っては捨ててを繰り返す。
 それを大罪と呼ばずして、なんと呼べばいいのだろうか。

「……いえ、落ち着きましょう。今は住民達の安全を」
 サーシャは冷静になって心の奥で燃える炎を落ち着かせ、今回の案件を今一度思い返す。
 機械兵士ゾルダートに作り変えられる前に、住民達を救出すること。それが今回の案件であり、反撃の狼煙となる第一歩だ。
 それならば今は目の前のことに集中するべきだと、竜騎兵サーベルを取り出して都市内部へ潜入。自動追尾型アサルトライフルの攻撃がサーシャの頭を撃ち抜こうとしていたが、彼女に近づこうとした銃弾はすべて時の流れを遅くされたようにゆっくりと動いている。
「――飛び交う銃弾、迫る砲撃。けれど、命中しなければ全て些事」
 ユーベルコード『凍冰戦域フリーレン』は敵からの攻撃を超減速させる力を持つ。サーシャがまとった白銀のオーラに触れた瞬間、銃弾の速度は見えない氷に阻まれたかのように遅くなり、やがてはサーシャの竜騎兵サーベルによって叩き落される。
「そこね」
 銃弾の打ち込まれた位置から銃砲の位置を予測し、素早く竜騎兵サーベルで叩き落とすサーシャ。住民に危害が加わるような位置であれば、容赦なく全て叩き切っておいた。

 それから、サーシャは住民が捕らわれた施設へと到達。周囲を確認し、完全な安全が確保できたことを彼らに知らせると、1人、また1人と救助していく。
「生き残るために、ここから避難しましょう。大丈夫、私が前に立っている限りはあなた達になんの被害も無いから」

 ――その言葉の示した通り、サーシャの後ろにいればなんの問題もなく。
 ――彼女の前に立ちはだかった障害は、全てなぎ倒されていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎

■行動
さて、開戦ですねぇ。
救出作戦、了解ですぅ。

『FAS』を使用し飛行、『FLS』の『空間歪曲障壁』を展開し、射線の空間を歪めることで罠による銃撃を逸らせるようにしまして。
そして【征境】を発動し『領域』を形成、内部に存在するものの『情報』を確保しますねぇ。
この状態であれば『通路の配置』や『救出対象の位置や状態』、『罠の位置』も全て把握可能、必要に応じて『操作』も可能ですので、実際の配置に応じ、罠のある経路を回避するか『操作』で銃身を歪めて発射自体を阻止、『空間歪曲障壁』と併せればまず射撃の影響は受けません。
救出対象には更に『FMS』のバリアを重ね防護、着実に助け出しましょう。



●空から見れば丸裸。
「救出作戦、とのことですので……やはり空から見るのが一番ですねぇ」
 『祭器』FASフローティングエアロフォイルシステムを使い、空から都市を眺める夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)。同じく『祭器』FLSフローティングリンケージシステムを使うことで周囲の空間を捻じ曲げ、障壁を作り出して自動追尾型アサルトライフルの射撃軌道を捻じ曲げていく。
 まっすぐに飛ぶ銃弾は確かにるこるの頭を狙っていたが、空間歪曲された壁はどんなに銃撃を食らったとしても崩せず。
「――大いなる豊饒の女神、あなたの使徒に『聖王の加護』をお与え下さいませ」
 更にユーベルコード『豊乳女神の加護・征境』を使うことで操縦できる領域を形成、都市内部に存在する全てのモノの位置と情報を把握していく。
 道も、罠の位置も、救出対象である住民達も、全てがるこるの手のひらの上にいるようなもの。簡単に場所を割り出した彼女はまず、罠を破壊してから救出に向かうことにした。

「なるほどぉ。この並びからの銃撃なら確かに、救出は難しそうですぅ」
 1つの施設に辿り着いたるこるは上空から幾つも並んだ自動追尾型アサルトライフルに銃撃を受ける。……空間歪曲が働いているため、彼女には一切ダメージは受けないが。
 だがこのまま救助活動を行ったとしても、この銃撃の被害が住民達に行かないとも限らない。そこでるこるは集めた情報を利用して、自動追尾型アサルトライフルを操作・・し始めた。
「ふむふむ、頭を狙うようにしてるんですねぇ。……それなら、こういうのはどうでしょう?」
 小さく笑ったるこるはプログラム内部に手を加え、更に銃身を歪めて発射を阻止していく。非武装の住民を狙わず、武装された者――いわゆるゾルダートグラードの手の者に向けて銃撃を行うようにプログラムを書き換えておいた。

「さあ皆さん、安全は確保されましたのでこちらへどうぞぉ」
 そうして捕らわれた住民達を救出していくるこる。最初は罠を見て怯えた様子の住民達だったが、攻撃しないと知って安心して脱出していく。
 なお、その際には彼らに『祭器』FMSフローティングミラーコートシステムを張り巡らせ、万が一の銃撃に備えておくのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

犬巻・隼斗
●POW

遂に超大国との決戦なのでありますね!
ウゥ~自分、思わず武者震いをしてしまうのであります!

ですが、その前に無限軌道都市ベルリンを攻略して同胞らの救助をせねばであります!
でありますが…さて、どうしたものやらであります
同胞らを助けるにしても自動追尾型アサルトライフルの弾雨が厄介極まりないのであります
どちらも解決するには…これしかないであります!

ミニ戦車『チハタン』、全隊前進!であります!
チハタンは自動追尾型アサルトライフルと同じ自動運転であります!
更に装填された弾頭は『スーパーライフベリー』の種子であり、地面に着弾すればあっという間に攻性植物となるであります!
この隙に同胞らの救助であります!



●予測された動きをできるかどうか
「遂に超大国との決戦なのでありますね!」
 ブルブルと武者震いを見せる犬巻・隼斗(ここ掘れワンワン・f39980)。自分から見て大きな敵との戦いが迫っていると知って、身体の震えが止まらない。
 けれど、ここで止めなければ世界の終わりが近づいてしまう。何としても止めなくてはならないのだ。

「まずはベルリンを攻略し、同胞の救助をせねばであります! ……が……」
 意気揚々と無限軌道都市ベルリンに乗り込んだのは良いのだが、自動追尾型アサルトライフルの罠が厄介極まりないと嘆く隼人。
 このまま突っ切ったとしても住民達を助けたあとも戻らなければならないため、罠を破壊して、なおかつ住民を助け出す方法を思案。
 いくつか出てきた案の中で、やっぱりこれが一番だろうという方法を選び抜いて作戦決行。

 目には目を、歯には歯を、自動運転には自動運転をと、ミニ戦車『チハタン』を起動させた隼人。
「全隊前進! であります!」
 キュルキュルと鳴り響くキャタピラの音が街の中に響いたかと思えば、チハタンから発射される砲撃一発。
 アサルトライフルめがけて発射……ではなく、その地殻の地面に向けて砲弾を撃ち込んでいた。
 射手がいれば「何をしているんだ?」と笑われる場面だろうが、これも隼人の作戦。ユーベルコード『スーパーライフベリー』をチハタンの弾頭として使うことで遠距離にスーパーライフベリーを土に埋める。そうすると10秒で巨大な攻性植物へと変異するため、アサルトライフルの攻撃を一手に引き受けてもらうことが出来るのだ。

「この隙に! 同胞を救助するであります!」
 自動追尾型アサルトライフルは攻性植物を狙って撃ち続けるため、大地を走る隼人や救助された住民達には気づかない。
 プログラムされた行動は規定通りの動きしか出来ないため、予測は出来ても予測に対処することは出来ない。
 逆に隼人はどんな場所からどのようにスーパーライフベリーを植えれば、アサルトライフルの範囲から逃れるかを計算して撃ち込むことが出来る。

 それが、機械罠とヒトの大きな差。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年05月01日


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト