【OF】出航!アルカディーテ島から海の彼方へ
●アルカディーテ島の外には何が眠る?
「みんな、アルカディーテ島の外に出てみない?」
そう言ったのはジェルダ・ヒーメィ(銭の亡者・f27900)。彼女がビシッと指差した桟橋には、木製の船が泊められていた。
「あの船はバロン|D《ドール》号、心もとないサイズ感だけどあの船で外海の探索に行こうと思うの。みんなの力を貸して欲しいわ!」
――事の発端は、素潜り漁をしていた時に発見及び観察された、海水に適応した淡水(汽水)魚、”近海のヌシ”ことアルカディーテウミナマズが溜め込んでいた財宝だった。アルカディーテ島へと流れてくる海流から考えるに、外海に財宝を抱えた船か何かが沈んでいるに違いないと開拓者は判断したのだった。
「島に財宝が流れてくる大元がどこなのか……近くに島も無いし、沈没船があったとしても航海ルートも近くには無いのよ。だから最大でも、アルカディーテ島が見えないかなり遠くの海まで行く事になりそうね。他の島、もしかしたら有人の島が発見出来るかもしれないわ!」
ちなみに、地図は近海の分までしか出来ていない。開拓者達はアルカディーテ島より遠い外から来た者も勿論居るが、彼らの出身地までの地図を作る必要性が今まで無かったのだ。既に数組ほど居るのだが現地で子供を儲けたりすれば、尚更必要が無くなるだろう。
「事前に船を改築・改造する為の資材を持ち込んでもいいわよ。実際にやる時は《どこでもキャンプ》を使うから大丈夫! 海の上でもキャンプ地よ!」
バロンD号を大きくするのも、今回の目的の一つだ。
「それじゃあ、出航する準備が出来たら教えてね。あ、途中で乗るのも大丈夫よ!」
転移を直接バロンD号へと行うらしい。さあ、大海原へ!
椿油
椿油です。「資材は持ったか! 大海原へ行くぞォ!」という探索シナリオです。
できる事は主に以下のつ。
①航海をする。何かを発見するまでオールを漕ぎます。使役物に漕がせたり、バケーションを楽しんだり、探索用のアイテムを飛ばして調査させたり、マッピングをする事も可能です。
②改築・改造する。バロンD号は言うのはあれですがとても【チープ】です。発想に身を任せて、自由に船をカスタムしましょう。改築・改造中は《どこでもキャンプ》が発動して、海の上でも強制的にそこをキャンプ地とします。ついでにキャンプしても大丈夫です。
③海中へ潜る。ひょっとしたらお宝があるかもしれません。食材を獲ってきてからどこでもキャンプという流れも可能です。
他、無理のない範囲で、したい事をご自由にどうぞ。果たして船や島は見つかるのか――。
皆様のアツいプレイング、お待ちしております!
第1章 日常
『プレイング』
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POW : 肉体や気合で挑戦できる行動
SPD : 速さや技量で挑戦できる行動
WIZ : 魔力や賢さで挑戦できる行動
👑11
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種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
キノ・コバルトリュフ
エリンギ!今日は楽しくハイキング!!
シメジ、なんだか周りが騒がしいね。
でも、キノたちは気にしなーい。
キノ?スピちゃんどこに行ったのかな?
シイタケ、おいしいお菓子とか用意したのに。
帰ってきた、どこに行ってたの?
軽く運動でもしてきたのかな?
マイタケ、それじゃあ、いただきます。
●航海日誌1
「エリンギ! よろしくね、バロンD号!」
バロンD号にゆっくりと乗り込むキノ。オールを持って漕ぎ出すと、小さな船は波に揺れながら進んでいく。
「キノ、本当に何もないみたい」
島から離れていくと、周囲に島が全くない事を改めて実感させられる。小魚と海鳥が群れていたり、少し風の強い海域を抜けていくと、いよいよ海の真ん中、遠海と言える場所に辿り着いた。
「キノ? スピちゃんどこに行ったのかな?」
《星霊スピカ》で呼んでいた星霊スピカの【スピちゃん】を、お菓子の袋を開けながらきょろきょろと探すキノ。
「シイタケ、おいしいお菓子とか用意したのに」
すると、スピちゃんは進行方向から見て左、南に向けて出発していたので東から戻って来る。
「帰ってきた、どこに行ってたの?」
何やらジェスチャーで伝えようとしてくるスピちゃんを見たキノは、お菓子を一緒に食べながら右のオールを強く漕ぐ。
「マイタケ! 向こうに何かあるんだね!」
キノがバロンD号を南東へと舵を切ると、勝手に進み始める。どうやら潮の流れに乗ったようだ。
「シメジ、あそこに渦潮があるね。あっ、あそこに見えるのって……」
渦潮を地図に書き込みながら、遠くに見える『小さな島のような物』を目指し、潮の流れに乗って進み続けるキノであった。
★南東より更に遠く、小さな島と思わしき物を発見しました!
大成功
🔵🔵🔵
リン・ベルナット
何やら面白そうな予感!よーし、頑張るよ!
お祭りとかイベントがあるなら積極的に参加したいなっておもってるよ!皆でワイワイ楽しめるイベントって面白いもんね!
特に体を動かせるようなのは大好きだし、そういうのだと嬉しいな!
UCを使った準備運動で体をほぐしたら、目一杯に体を動かして楽しんじゃうよ!
スポーツでもそうでないのでも運動神経は良いほうだし、華麗にこなしちゃうね!
勿論、体を動かさないタイプのイベントもどんと来い!だよ!
美味しいものを食べたり何かを見に行くっていうのも楽しいもんね!
温泉とかでリラックスしたりまったり休むっていうのも面白いかも?
いろんなのがあって楽しみ!よろしくね!
●航海日誌2
「何やら面白そうな予感! よーし、頑張るよ!」
《念入りな準備運動》をしながら、バロンD号を潮の流れに乗せて小さな島の方へと進ませるリン。
「あれは……魚の群れ!」
遠くで海鳥が跳ねる小魚を狙っているのが見えた。潮の流れの先にある「それ」を見て、更に強くオールを漕ぐリン。
「……ってあれ? あそこに見えるの、船じゃない?」
小魚の群れに、反対側から近づく物体が見える。台形或いは逆三角の形状からして、恐らく船だ。そして、反対側は小さな島がある方角だ。
「じゃああの島、ひょっとしたら有人島!?」
リンが更にもっと強く、強くオールを漕ぐと小魚の群れへ到着した時に同時に向こう側から船が到着する。
「おー! あんだどごのじまがらぎだんげ!?」
船に乗っていた女性は、訛っていた。
「アルカディーテ島からだよ!」
リンがそう答えると、訛った女性は手を叩いて喜んだ。
「どおいどごがらよぐぎなざっだなぁ!! うぢのじまざぐるげ!?」
どうやら、アルカディーテ島の事はこの女性も知っているようだ。
「えっ、いいの……!?」
リンが驚いていると、訛った女性は網を取り出す。
「ぢっどまっでなぁ、漁でづだっでぐんろ! お礼に『ざじみ』おごるでな!」
「刺身? わあ、食べたいな! 勿論手伝うよ!」
リンはバロンD号を止め、漁を手伝うのだった。
★小さな島に住んでいると思わしき住民と漁をしました!
大成功
🔵🔵🔵
コニー・バクスター
コニーのおまかせプレです。
日常か戦闘向け。
【日常系】
「種族」か「ジョブ」を活かした行動描写をお願いします。
レプリカント(種族)が活きる場面は、ロボネタで対応です。
ジョブは、量産型キャバリア(BRR)を操るパイロットです。
ジョブが活きる場面は、キャバリアやサバイバルネタで対応です。
学園生の為、OFでも若者の話題は特に参加歓迎です。
【戦闘系】
戦闘の立ち位置は中衛のスカウトです。
主にキャバリアに乗って戦いますが、本人が戦うのも可。
ナイフ、二丁拳銃、狙撃、偵察等が得意技。
メインで戦う人がいたら役割は補助的です。
逆にメインで戦う場合かソロの場合は中衛攻撃に特化です。
UCお任せ。
アドリブ歓迎。
NG無し。
●航海日誌3
「この漁を手伝うと刺身を頂けるんだ? よし、手伝うよっ!」
漁の為の網を分けてもらい、コニーは投網漁を始める。
「ぞれにじでも、あるがでぃーでじまなんでどおいどごがらどうじでぎだんげ?」
小さな島から船でやって来た女性はコニーへと尋ねた。
「アルカディーテ島は近くに島が無いから、遠海の調査が目的かな☆」
「ぞうげぞうげ! ごのぢがぐにも有人のどごいっぱいあるでなぁ!」
女性は訛りが強いが、とても優しそうである。コニーがある程度魚を獲りきると、お礼にと船をUターンさせて小さな島の方へと案内してくれるようだった。
「ついにアルカディーテ島以外の島に上陸出来るんだ!」
辿り着くと、その島は家が数軒、公共施設と言えそうな建物が見当たらなく、道路もほとんど無い――言わば、限界集落のような、無人島から進化したかのような有人島であった。
「もっどむがじならだーぐざん住民いだんだげどなぁ」
「でも、公共施設が見当たらないよ? ……無いっていうのはおかしくない?」
「魔獣が出るでなぁ、施設ばっがりごわざれぢまっだもんでな、人数も減っぢまだもんで……建ででねぇんだわ。おじやんおばやんばっがで労働力もねぇでなぁ、何があっだら誰がの家に集まればええんだ。もう、ひづようねぇもんは建でらんねぇのよ」
――どうやら、魔獣が出るのはアルカディーテ島だけでは無いらしい。
「大変だね……」
そんな状況でも、女性は保存してあった冷凍の刺身を分けてくれた。
「早ぐ食べねぇど腐るでな」
「うん、ありがとう! 大切に食べるね!」
「ぞれど、あの小舟……バロンD号? にぢっど良いもんあんだ」
そう言って、女性は船の船首のようなパーツを持ってきた。
「安全に航海するお守りだで」
コニーは、早速船首にそのお守りを取り付けるのだった。
★魔獣はアルカディーテ島の外でも確認されているようです。
★船首「航海のお守り」を手に入れ、バロンD号に取り付けました!
大成功
🔵🔵🔵
ショチトル・メシーカ
ブットバースさんから委託されまして。
が、外出久々、で……こんなアウトドアな依頼無理無理無理ととととりあえず②バロンD号改造、します、ね。
島民との交流は他の人にお任せ、で。
(ゴースト達に笑われようとどうにもならねえものはならねえンだよどうせ俺はコミュ障の陰キャだよ悪かったな!)
住んでるキマフュから持参した工具で船の修繕を。
ゴーストにも手伝って貰いながら、少しでもチープな感じを脱するように補強。
クラフト系ゲームの要領で出来れば簡単なのに……うぅ。
海中は得意なので、船体なども点検。
近海の調査……海底に何かあればあとでジェルダさんに報告を。
船の武装などがあれば引き揚げて使いたいですね。
●航海日誌4
「が、外出久々、で……こんなアウトドアな依頼無理無理無理」
引きこもりがちなショチトルは勇気を出して工具を持ってきた。
「ととととりあえずバロンD号を改造、します、ね」
仲間(と認めた覚えはあまりない)のゴースト達に手伝ってもらいながら、船を左右のバランス良く傾かない程度に補強していく。
「クラフト系ゲームの要領で出来れば簡単なのに……うぅ」
現実は|非情《ハード》である。
海中からも点検を行い、穴の開きそうな場所が無いかなどを確認していくショチトル。
「あんれまー、もぐんのうめぇなぁ!」
島民のお爺ちゃんが軽快に手を叩いて褒めていたが、ぴゃっと怯えて海中での作業を続けるショチトルはゴースト達に面白そうに笑われていた。
「(どうにもならねえものはならねえンだよどうせ俺はコミュ障の陰キャだよ悪かったな!)」
そして、潜った海中で「おや?」と思った棒状のナニカを引き上げてきたショチトル。
「何だろこれ……ゴツいし、重い……」
「あー、そりゃ狩猟船の槍だわ」
先程のお爺ちゃんが物騒な言葉を口にしたものだから、ショチトルはぴぇっと竦んだ。
「しゅ狩猟船……?!」
「魔獣は海にも出るでな、昔は使っだんだわ。あー船回収しだ時失ぐじだど思っだら海ん中にあっだんだなぁ~、お前ざん持っでいっでしまっでもええでよ。狩猟船もう無ぇでな」
「はっはい……あああありがとうございます……」
有難く、バロンD号の武装として使わせてもらう事にした。この先、海の魔獣と戦う事もあるだろう。紐を付けていた名残があるので、投げて手繰り寄せるタイプの投擲武装のようだ。持って帰った時に紐を付ければ充分使えそうである。
「ジェルダさんに報告しなきゃ……」
ともかく、一連の発見は大ごとである。有人島の発見、魔獣に壊されたインフラ、困窮する老人達。この人達も、出来れば救いたいものだが――。
バロンD号が立派になった所で、一旦アルカディーテ島へと帰る事にしたのだった。
★バロンD号の見た目が立派になりました!
★武装「狩猟船の槍」を手に入れ、バロンD号に取り付けました!
大成功
🔵🔵🔵