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バトル・オブ・オリンピア⑲〜魔王、焼きそバトラーになる

作者：ナイン高橋

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●5thKING『勇者リリリリ？』　アスリートアース・諸悪の根源
『せめて、奴等の『KING宝珠』を１つでも使って、最強のオブリビオンに……！』
　勇者リリリリに憑りついたガチデビルは、フォーミュラの1体の力を奪い取り、宝珠を生成した。
　それは未完成ながらも強力な能力を有し、そしてガチデビルの戦いを自動で補助する。
『いでよフォーミュラの力を宿りしKING宝珠よ！』
　そして完成したのはMr.ホームランの宝珠。
　その能力は所有者に従う「ダークリーガー軍団」が出現する。
『よし！いでよ、吾輩に従うダークリーガーよ！』
『巷で噂の優勝請負人とは、私の事！！！！』
　そして現れたのはどんな相手でも厚く情熱的な指導と熱い心で新たな必殺技を授けるという伝説のコーチ！
　因みに美人でスタイルもよくてぴっちぴっちのスーツで竹刀と眼鏡とホイッスルでジャージの上着を羽織っているぞ！
『よく来たな！では吾輩と共に猟兵を倒し』
『私が来たからには、君を必ず【焼きそバトラー】で優勝させてやる！！！』
『ん？待て？なんだそれは？？？吾輩と共に戦闘で猟兵を倒』
『今からここをキャンプ地強化合宿とする！！！最高の焼きそばが出来るまで生きて帰れるとは思うな！』
『なんだこのユーベルコードはぁぁぁぁ！！！？？？』
『焼きそばおいしそ～……………………あれ？　あれれれれ？？？』
　その時、ガチデビルの洗脳が弱まり、勇者リリリリの自我がなんか自然とその身体の所有権を取り戻し始める！
『な〜んか取り戻してきたかも！　自我取り戻してきたかも！ほれこのように剣を振ることもできます。にんじんざくざく』
『やめろ、頼む、これ以上面倒事を増やすな……！もう……私の許容範囲は……限界なんだ！！！』

●グリモアベース
「と言う訳で勇者リリリリ、ガチデビル入りとの決戦です」
　朝倉・くしな（鬼道羅刹僧・f06448）が解説する。
「敵の宝珠はMr.ホームランの力を宿しており、それによってダークリーガー『優勝請負人コーチ』が出現しています」
　宝珠はダークリーガー『優勝請負人コーチ』を召喚。
　その場を、キャンプ地焼きそバトラー用合宿訓練所にユーベルコードで変化させ、情熱最強絶対優勝青春な焼きそバトラーの修行をしてくれる。
　焼きそバトラー……それはキャンプ地で、オフィスで、学校で……場所を問わず、味を問わず焼きそばの全てでぶつかり合う……いずれ世界最高峰となるスポーツ『焼きそバトル』の選手である。
「まあガチデビルは空気を読めないのでガチ戦闘してきます」
　しかし勇者リリリリは違う。
　美味しい焼きそばが出来ると思わず食べたくなって、自力で洗脳を解除してしまう。
　そうなれば、勇者リリリリはこっちの味方をしてくれて、敵の先制ユーベルコードの際に回復＋超絶ガードアップビームを一緒に撃ってくれるようになる。
「勇者リリリリガチデビルは先制ユーベルコード持ちです。こちらがユーベルコードを発動しようとすると、その前に向こうが攻撃してきてズバーっとやられてしまいます」
　そのため、ユーベルコードを発動する前に、『焼きそバトル』を行うのだ！
　大丈夫、優勝請負人コーチが下についたガチデビルもひーひー言いながら人参を刻んだりしてる。
　因みに宝珠をぺちっと攻撃すると聞きたい事があったら手をあげる程度の手間で優勝請負人コーチはこっちの味方になるので、焼きそバトルに不安がある場合はコーチにべっとりしてもいいだろう。
　ただし優勝請負人コーチはものすごい熱血コーチなのでそのノリについていけないと厳しいかもしれない。
「焼きそバトルしたら、普通にガチデビルは攻撃してくるので、ちゃんと反撃してくださいね」
　敵が攻撃してきた後は多分また勇者リリリリは自力で洗脳解除して無防備な姿をさらしてくれるはずだ。
　変に手加減などはせずそこを全力で攻撃して欲しい。
　それを勇者リリリリも望んでいる。
「デビキンの初代キング、ガチデビルの野望を砕けるのは猟兵だけ。皆さん、よろしくお願いします」
　そしてくしなは背景をアスリートアースへと繋げるのだった。

第1章 ボス戦 『勇者リリリリ』

POW   :    5thKINGブレイド 霊力を帯びた【斬霊刀 】で斬る。対象にこの斬撃を防ぐ装備や能力があれば、全て無効化し、更に威力を増大する。 SPD   :    堕天シールド（ガチデビル形態） 【宝珠のついた盾 】から、斬撃・投擲・盾受けに使える【小さなガチデビルの顔がついた空飛ぶ小型盾】を具現化する。威力を減らせばレベル×1個まで具現化可能。 WIZ   :    大罪魔法「六つの大罪」 戦場全体に【大罪を司る無数の祭壇 】を発生させる。レベル分後まで、敵は【祭壇より現れる『六大罪獣』】の攻撃を、味方は【祭壇より放たれる『闇色の炎』】の回復を受け続ける。 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

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「ガチデビルさんも、凄い競技を引き当てましたねぇ。
　夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）は勇者リリリリガチデビルとの戦いに赴くとそう呟いた。
　何しろこの戦いはまず最初にその他スポーツ：焼きそバトルを行うからである！
『私が来たからには、君を必ず【焼きそバトラー】で優勝させてやる！！！』
『ん？待て？なんだそれは？？？吾輩と共に戦闘で猟兵を倒』
『今からここをキャンプ地とする！！！最高の焼きそばが出来るまで生きて帰れるとは思うな！』
『なんだこのユーベルコードはぁぁぁぁ！！！？？？』
　ガチデビルが生み出したMr.ホームランの宝珠によって召喚されたダークリーガー：優勝請負人コーチが勝手にユーベルコードを発動して、勝手に焼きそバトルの会場にしてしまったからだ！
　これはもうどうしようもない！
『ぬぉぉぉーー！？何故だぁぁぁぁ！！！？？？』
『そこはもっと細く！一口大で食べやすいように！です！』
　宝珠によって呼び出されたダークリーガーはその持ち主に従うのだが、熱血コーチの仕事は特訓である！
　主が泣き言を言おうが優勝するためには鬼の特訓を課すのが仕事。
　ガチデビルは配下になったはずの優勝請負人コーチに熱血指導されながら人参を5thKINGブレイドで切っていた。
「焼きそバトルと聞いて」
「焼きそばは得意じゃし美味しいのを御馳走するかのう」
「焼きそば……？作ればいいの？？」
　そこに料理好きなヒーローマスクのリカルド・マスケラス（希望の仮面・f12160）に、家庭的な栗花落・澪（泡沫の花・f03165）。
　それに焼きそばも当然得意なおばあちゃんなグレア・レイスター（グリカメーカー・f12088）もエントリー！
『ご主人サマー☆焼きそバトルだぞ☆焼きそバトルが始まるよ☆』
「料理バトルかよ……あんまり得意じゃねーんだがな……！
『大丈夫だぞ☆メルシーに任せて☆』
　更にはカシム・ディーン（小さな竜眼・f12217）と人化したキャバリアの愛称メルシーも参戦だ！
『相手にとっては不足はない！いきますよ！ガチデビル様！』
『な、なぜだぁぁぁぁ！！！？？？』
　焼きそバトラー……それはキャンプ地で、オフィスで、学校で……場所を問わず、味を問わず焼きそばの全てでぶつかり合う……。
　いずれ世界最高峰となるスポーツ『焼きそバトル』への挑戦者たちである！
　焼きそバトル、料理開始ィィィィ！！！
「それだは『FTS』に入れて持ち込んだ各材料を使って、『海鮮塩焼きそば』を料理しましょうかぁ」
「腕によりをかけてみせるのじゃ」
　はちきれんばかりの爆乳でエプロンを押し上げながらるこるとグレアは食材の準備に入る。
「具は海老・烏賊・帆立等の海鮮系にキャベツを加えましてぇ」
「お！海鮮系っすね！自分もっす」
　リカルドもるこると同じ海鮮系焼きそばを作るために材料を持ち込んでいた。
　なおリカルドはヒーローマスクなのでエプロンは……念動力で浮遊させてなんとなくフリフリさせつつ、食材や調理器具を空中で操作して調理していく。
「料理は得意分野だから任せて欲しいな」
『メルシーも頑張るから一緒に作ろうね☆』
「おめーそういえば料理得意だったな……仕方ねー」
　澪とカシム＆メルシーも早速調理。なお、澪は当然のようにフリフリエプロン。そしてメルシーも勿論フリフリエプロン。それをカシムもお揃いで着用していた。
「そちらが塩焼きそばで行くんすなら、自分はソース焼きそばで行くっすかね」
「色々あった方が美味しいですよねぇ」
「わしは豚バラソース焼きそばじゃな」
「ポイントはさっと水洗いした中華麺に醤油を軽く揉みこむこととソースには醤油、ウスターソース、オイスターソース、塩胡椒と複数の材料を使う事だよ」
「へー……」
『ほらほらご主人公サマ☆材料洗って☆』
「お、おう！？」
「まずは豚バラを炒めて油を出しつつ温めた麺を焼き上げるのじゃ。この時に麺をほぐさず両面に焼目をつけてパリパリにするのがポイントじゃな」
「海鮮や野菜を火の通りの順に鉄板に入れ焼いて、麺を投入するっす」
「十分に焼けたらたっぷりのキャベツを下に引いてその上に麺とお肉を乗せてお酒をかけて蒸し焼きにするのじゃ」
「香りづけと水分飛ばしにお酒を少々入れながら麺をほぐしながら具材と混ぜていくっすよ～」
「これでパリパリふっくらになるのう」
「あ、折角だからコーチも呼んじゃおー。他にアドバイスあれば教えて教えてー」
『フハハハ！呼んだようだな！焼きバトルに必要なもの……それは、《魂》だ！焼きそバトラーの熱き魂が焼きそばを次なるステージへと昇華させる！』
「あ、はい……」
『ご主人公サマ☆らぶらぶきゅん☆だゾ☆』
「ら、らぶらぶきゅん☆……ってこれ必要あるのか！？」
『ほう……。焼きそバイラリゼイション焼きそバトルにおける必殺技の一つ。らぶらぶきゅん☆をもう使えるのか、有望だな』
「あるのか！？あるのか！？」
「香りと共にピリッとした味のアクセントを加える為、柚子胡椒を入れますねぇ」
「最後にソースを絡めて一気に混ぜながら焦がしすぎないよう焼く」
「そして大蒜と味噌を加えた液体ソースで全部を解し混ぜ合わせて完成じゃ！」
「ら、らぶらぶきゅん☆……これでいいでしょうか？」
　がやがやがわやわやと各自が焼きそばを作っていく猟兵たち。
　途中で宝珠ぺしぺしでコーチをこっちに引き入れたり（ガチデビルも『うぉぉ！わからん！！！』って宝珠奪い返してコーチに指導を受けたりしてた）して互いに影響を受けながらも遂に完成する！
『ジャパニア名物太田焼きそばだぞ☆』
「折角だから僕も塩焼きそば作ったぞ」
「海鮮塩焼きそばですぅ」
「海鮮焼きそばのソース味っすよ！」
「豚バラとニンニク味噌の甘辛焼きそばじゃ！」
「複数の味付けスパイスが調和したソース焼きそばだよ！」
　デデデデデデドン！とそれぞれの焼きそばが完成する！
『焼きそばおいしそ～……………………あれ？　あれれれれ？？？』
　出来た焼きそばを前に、ガチデビルに洗脳されていた勇者リリリリがその自我を食欲で取り戻す！
『いただきまーす！……ずるずる。おいしい～！！！』
『ぬぉぉぉーー！？身体が、制御できぬ！？』
「さあ、食べてほしいっすよ。あ、一緒にビールもどうっすかね？」
「リリリリさん、美味しい？あーんしてあげるー」
『ガチデビル君も食べるんだぞ☆』
『むがもごっ！？』
「食事は大事じゃな！」
　食卓に着いた勇者リリリリに猟兵たちがわんやわんやと焼きそばを振る舞う。
　因みにガチデビルが作ったのはその……焼け焦げになってしまっていた。うん。
『……ふっ。敵対するもの同士が焼きそばを食べ合う。これが、焼きそバトル。焼きそバトラーの姿と言う訳だな』
　そして優勝請負人コーチは（ガチデビルが優勝させるのはまずまだ無理だったので）なんかいい雰囲気を出して締めに入っていた。
『え、ええええい！！！こんな事で終われるかっ！？死ねぇぇぇ！！！』
「うわっ」
「空気読めない、ガチだ！」
　丸め込まれそうになったガチデビルがここでなんとかバトルに持ち込み先制ユーベルコードを放って来る！
　が、しかし！
　焼きそばを食べて気力ばっちり！洗脳を解除した勇者リリリリがその前に盾から超回復＋超絶ガードアップビームを皆に発射！
　全ての先制ユーベルコードが単純に防御力がアップしたステータスで弾き返してしまう。
『な、なんだとぉ！？』
「そろそろガチデビルさんが可哀想になってきましたので、早く終わらせてあげたい気もしますが……磨寶」
「バトルキャラクターズで一斉攻撃じゃ！」
「光は僅かな隙間にも入り込む。絶対逃がさないよFiat lux（フィーアト・ルクス）」
「手裏剣投げっすよ！」
「『ロバーズランペイジ』」
　そして攻撃して隙を晒したガチデビルへと皆でユーベルコードで反撃するのであった！

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

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「いやぁ色んな運動して疲れたね。休憩で焼きそば食べにきたよ」
　ルエリラ・ルエラ（芋煮ハンター・f01185）が体操服姿でのほほんとこの焼きそバトラーの会場にやってきた！
　だが、この熱き焼きそバトラーの戦場では食べるだけではない。
　己で最強の焼きそばを編み出し、焼きバトルで勝利を掴むのだ！
「え？作るの？」
　そう！作るの！
「はっ！？焼きバトラー！？」
　そこにアリス・セカンドカラー（不可思議な腐敗の混沌魔術師艶魔少女・f05202）が何かを知っている風にやってきた！
「焼そバトル、聞いたことがあるわ……」
　それはキャンプ地で、オフィスで、学校で……場所を問わず、味を問わず焼きそばの全てでぶつかり合う……いずれ世界最高峰となるスポーツ。
　それこそが、『焼きそバトル』なのである！
「焼きバトル。知らなかった……。経験者なの？」
「ええ、ついさっき野良連携した焼そバトラーから……はい、完全にわかです」
　なので宝珠にぺちんと攻撃バ美肉男の娘ガチデビル総受鈴蘭本を仕掛けてコーチは味方につける！
　ガチデビルはちらりと見えてしまった１ページをその高い身体能力できちんと読み取ってしまい精神的に死んだ……。
『私が来たからには、君を必ず【焼きそバトラー】で優勝させてやる！！！』
　巷で噂の優勝請負人！
　美人でスタイルもよくてぴっちぴっちのスーツで竹刀と眼鏡とホイッスルでジャージの上着を羽織っている伝説のコーチが、宝珠の力で味方になってくれたぞ！
「て、びしコーチじゃないですか。え？これ殺人技にされるやつじゃ……相手ガチデビルだしまぁいっか♪」
　おおおおおっと！！！？？？
　な、なんのことかな！？？？
　颯爽●子さんなんてそんな人は知らないぞ！？
　他人の空似じゃないかな！！？？？ほ、ほら、だってこっちは眼鏡だよ眼鏡！バイザーじゃないよ！
『お前たちには、２人で協力して作る、全く新しい焼きバトルの必殺技を伝授しよう！』
　どんな相手でも厚く情熱的な指導と熱い心で新たな必殺技を授けるというコーチはルエリラとアリスに同時に指導を授けにきた！
「というわけで……
「いいわよ！アリスちゃんと……」
「ルエリラちゃんの……」
「「3分クッキング！」」
　始まりました焼きバトル。
　勝負はガチデビルvs猟兵チームのアリス＆ルエリラチームです。
　実況はジノー・ブン。
　解説は優勝請負人コーチにお願いしております。
『熱い焼きバトラーの魂を燃やせ！』
　火力が大切と言う事ですね。
「まずは麺を打つとこからね」
　最初に動いたのはアリス選手です。
　六大罪獣を麺にするという恐ろしいプレイング。
　しかし出目が！出目が圧倒的過ぎたのでこれはいけてしまう……！
　先制ユーベルコードを使ってしまうともうバトルに入ってしまうので仕方なく先程の焼きそバトルでいつの間にか倒されていた六大罪獣を使う……。
　その予定だったのですが、確認すると選択肢にWIZが１人もいなかったというアクシデント。
　ここは普通に麺を打って用意しました。
　むしろ平和的に終わってよかったのかもしれません。
「次に既に完成してある芋煮を用意します」
　ここでドン！とルエリラ選手が鍋に入った芋煮を取り出しました。
　しかしこれはもしやレギュレーション違反では？
『……』
　ノーアクション！（※出目クリティカル）ノーアクションです！
　優勝請負人コーチは芋煮の出現に対する指摘をただ首を振って見守るだけです！
「麺を炒めます」
「色々やってまた炒めます」
　アリスの用意した麵に、麵にぃぃぃ！芋煮がぁぁぁ！！！！
「「究極の芋煮やきそば完成！あんかけもいいぞ！」」
　ここまでたった３分！たった３分の惨劇が起きてしまったーぁっ！！！
『ふっ……焼きそばに、芋煮を掛け合わせるか……全く新しい必殺技だ……その熱い魂、確かに見たよ』
　まあ実際、あんかけ焼きそばは美味しいので芋煮で作ったあんかけ焼きそばも美味しい気がします。
『やきそば～……美味しいそぉ～～～』
『うぉぉ？！勝手に動くなぁ！？』
　そこへ勇者リリリリが洗脳を自力で解除して芋煮焼きそばに箸を伸ばす。
『おいし～！』
「芋煮もある」
　勇者リリリリへと芋煮を振るまうルエリラ。
　自我を取り戻した勇者リリリリはそのまま猟兵へ超絶ガードアップビームを出して援護もしてくれる。
『ぬ、ぬぉぉぉーー！？六大罪獣よ！こやつらを食い殺せー！』
　全く身体の制御を取り戻せないガチデビルはここでユーベルコードを発動。
　召喚した六大罪獣にアリスとルエリラを襲わせにいく！
「どこでも芋煮会の会場設置！」
　だが超絶ガードアップビームを受けた二人は全くダメージを受ける気配もなくそのまま反撃でユーベルコードを発動する。
「焼きそば芋煮会みんなでするぞー！」
「エナジーいっぱいよ♪」
　寄ってきた六大罪獣に芋煮をシュート！平和を愛する心と芋煮への愛と食欲を植え付け強化すると獣たちを全て無力化してしまう。
『な、ば、ばかなーっ！？』
「焼きそばの追加はまだ作れるわよ～」
「芋煮はまだまだある」
『おいし～……もぐもぐぱくぱく』
　未だに食べ続けるリリリリに餌付けされてしまった六大罪獣。
　そしてナゾ空間から無から有を作り出すような謎技術力で麺を取り出すアリスに、何処からともなく用意していた芋煮を鍋でドン！と追加するルエリラ。
　渾沌としてきた空間に一人取り残されたガチデビルはもう限界になっていた。
「あ、忘れてた」
　そんなガチデビルをぽこり、と純金のゴボウで叩いて……戦いは終焉を迎えたのであった。

　勇者リリリリガチデビル撃破完了！

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

最終結果：成功 完成日:2024年01月30日