5
バトル・オブ・オリンピア⑦〜輝きのウレタンステージ

#アスリートアース #バトル・オブ・オリンピア #その他スポーツ #ウレタンポカポカ大海戦


●ヒャッハー水着回だー!
「……冬なんだがなぁ」
 気持ち遠い目をしつつ、大宝寺・朱毘(スウィートロッカー・f02172)はぼやいた。
 バトル・オブ・オリンピア。アスリートアースにて勃発した大規模なスポーツの祭典――というと平和げな響きだが、勇者リリリリに憑依した魔王ガチデビルの野望に端を発した、カタストロフにつながりかねない危険な事態である。
 そんなバトル・オブ・オリンピアの一環として、ウレタンポカポカ大海戦という競技がある。
 まず、頭にトマトをつけた選手らがウレタンの剣を持ち、広大な水のフィールドに浮かぶ島に降り立つ。そして互いに剣で打ち合って、トマトを潰されるか、水に落とされた方が敗者と判定される。
 と、まあ、そんな競技のためのフィールドがあるわけだが。
「競技の合間に、その島をステージとして歌のパフォーマンスをやるっていうコーナーがあるんだと」
 通称、アイドルコンテスト。
 パフォーマーは水に落ちた時を想定しているのか、水着を着る決まりになっているという。もちろん、競技とは違って落水が何かのペナルティになるということもないので、パフォーマンスの一環として敢えて水に跳び込むというのも許可されているようだ。
「冬なんだがなぁ……いやまあ、だからって寒くてやってられんとか風邪引くとかっていうのがない空間っぽいんだけども」
 再び首を傾げつつ、朱毘は言った。
 ステージの構成については、曲目はもちろん、花火やライトアップなどのステージギミックもかなり融通を利かせてくれるようだ。パフォーマーそれぞれ、思い思いのステージを披露することができるだろう。
「まあ……競技の合間の余興ではあるけど、ここで観客のハートをガッチリつかめたら猟兵サイドにとってはいい影響になる。メインは歌ってことだけど……多分、歌に限らずダンスだとか演奏だとかで魅せる! って人でも参加を弾かれるってことはないだろうから、腕に覚えのある人は挑戦してみてくれ」


大神登良
 オープニングをご覧いただき、ありがとうございます。大神登良です。

 これは「バトル・オブ・オリンピア」の戦況に影響を与える戦争シナリオで、1章で完結する特殊な形式になります。

 このシナリオには下記の特別な「プレイングボーナス」があります。
『プレイングボーナス……水着を着て歌う』
 オープニングにありますが、歌のみならず、ダンスや演奏などのパフォーマンスで参加することもできるものとします。なお、戦闘は一切発生しませんのでご注意ください。
 また、水着でのパフォーマンスであるとはいえ、公序良俗に反する事象(例えばポロリなど)は、一切発生しません。コミック誌のグラビアで見かける程度のセクシーさが許容される程度だと思ってください。

 それでは、皆様のご参加を心よりお待ちしております。
53




第1章 日常 『お正月アイドルコンテスト』

POW   :    パワフルに歌う

SPD   :    スタイリッシュに歌う

WIZ   :    キュートに歌う

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
風峰・水羽
【風グリ】
他の方との連携・アドリブもOK
水着姿:https://tw6.jp/gallery/?id=168268
で参加。
あっ、何時の間にか競技会場に入っちゃったわね!
でも、今回は私の故郷一世一代のイベント、バトル・オブ・オリンピア!
気合い入れてくわよ!
エリスちゃんは歌をお願い!
歌に合わせて水上で明るく快活な姿を見せつける様に全力で踊るわよ(ダンス、水中機動、情熱)
ついでにエリスちゃんの呼び出した炎をハイライトにステップを刻んで
更に観客の皆に少しでも注目して貰える様に翼を広げて水上を舞う様に走るわ!
…少し、はしゃぎ過ぎちゃったかしら?
まあ、観客の皆が喜んでくれたならそれでよしね!


エリス・シルフィード
【風グリ】
他の方との連携・アドリブOK
水着姿:https://tw6.jp/gallery/?id=146624
水着でアイドルコンテスト…
アスリートアースの競技って色々あるのね
まあ、水羽さんがやる気満々だし
歌うのは好きだから良いけれど
UC+歌唱+詩詠み+誘惑
聖霊達を引きつける歌を歌うわ
首尾良く聖霊達を召喚できたら
聖霊達に水羽さんの周りをライトアップして貰うの
水飛沫の中で明るく光り輝く聖なる炎がキラキラと水飛沫を照らし出してくれるから
多分、水羽さんの飛魚みたいな情熱を籠めた踊りに彩りを与えてくれるのよね
無事に終わって観客から褒められたりしたら
…何だか恥ずかしいわね
でも、喜んで貰えたなら何よりよ♪



●水上の風炎
「あれ?」
 きょとんとした顔で風峰・水羽(人間のトライアスリート・f37852)は周囲を見回した。それと意識したわけではないのだが、いつの間にかウレタンポカポカ大海戦の競技会場に入ってしまっていたらしい。
 間違えた、と言って回れ右する選択肢もないではない。
 しかし、これは水羽の故郷アスリートアースにおける、史上稀に見る大祭典である。超人アスリートたる者が、参加せずにスルーなどできるだろうか? いや、できない。
 それがたとえ、直接的にはスポーツと無関係なアイドルコンテストであっても、だ。
 ぐるりと背後を振り返り、双眸を目一杯に輝かせつつ、水羽は言う。
「エリスちゃんは歌をお願い!」
「ええ……?」
 言われたエリス・シルフィード(金色の巫女・f10648)は、困惑の表情を浮かべた。今は、二人で競技の様子を見るだけの予定だったはずなのだが。
「……まあ、水羽さんがやる気満々だし、歌は嫌いじゃないし、別に構わないけど……」
 水のステージをかぶりつきで観戦する想定だったので、水羽もエリスもすでに水着を着ている。水羽はボーイレッグタイプのビキニにスケルトン仕様のスカートと上着を加えたもの、エリスはフリルやリボンを随所にあしらった白いビキニである。
 両者とも、このままポンとアイドルコンテストに放り出されたとして、何者にも見劣りはすまい。
「決まりね! 気合い入れてくわよ!」
「あ、待って……!」
 駆け出す水羽を追って、エリスもまた走った。

 初めに音楽が鳴る。木管楽器とハープが重なり、高原の風のような純朴かつ力強いメロディを奏でる。
 次いで、歌が響く。透き通るようなエリスの歌声が、風に乗ったようにステージ上の隅々にまで、さらにはステージを遠く離れて果ての果てまで届いていく。
 そして、水羽が躍り出る。風に乗り、音楽に乗って舞う白鳥のように、その背中には【応援の翼】による白く輝く翼が広がっている。
 その美しさに、ステージを見ていた観客たちの中から「おお!」といった感嘆の声が上がった。
 滑り出しは順調。そう見たエリスは、さらに観客たちを惹きつけるべく、舞台上から天に向かって炎を放った。
 【聖霊達の狂詩曲(ホーリーライト・ラプソディー)】による、聖なる精霊らが放つ浄化の炎。普段であれば悪しき魔物らを容赦なく焼き焦がす業火であるが、今回はステージを彩る照明装置としての利用である。一つ一つの形状は松明めいたシンプルなものだが、それが羊雲めいていくつもポコポコと広がっている様は、かわいらしくもあり壮観でもあった。
 炎に照らされる中、水羽は水に浮かぶ島のステージから飛び出した。
 落水――は、しない。光の翼を利して宙を舞っている。ただ、水面に足先を触れさせつつの飛翔ゆえに、飛んでいるというよりは水面を駆けているようにも見えた。
 ステージに現れた直後は優美で華麗な白鳥のようであった水羽だが、水上に出て跳ね回るようにダンスする様は快活で生命力に溢れており、さながらトビウオのようだった。
 そんな水羽が水面で激しくステップを刻むたび、足先から水飛沫が弾け飛ぶ。飛沫は炎に照らされ、舞い踊る水羽と一緒になって輝いている。その光景はシンプルながら幻想的でもあり、水と炎の精霊が水羽と一緒になってはしゃいでいるようにも見える。
 水羽のダンスが激しさを増すのに合わせて、音楽も、エリスの歌も、より高らかに情熱的になっていく。
 歓声は、ない。
 なぜといって、誰もが見惚れ、聞き惚れていたからだ。瞬きがもったいないとばかりに目を見開き、己の呼吸の音さえ邪魔とばかりに息を呑み、ステージに釘付けになっている。
 やがて水羽のダンスとエリスの歌が終わり、両者が一礼する。
 その段に至ってようやく、溜まりに溜まった想いが爆発したかのような万雷の拍手と歓声とが観客席を揺るがした。
「……ちょっと、調子に乗ってはしゃいじゃったかな」
「そうね……少し、恥ずかしいかも」
 朱の指した顔を見合わせつつ、水羽とエリスはもにょもにょとした照れ笑いを浮かべた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

儀水・芽亜
あまりスタイルには自信がないのですが、試しにビキニに挑戦してみますか。鴇色と茜色のセパレートです。
そして透けたストールを肩にかけ、竪琴を手にいざ水上のステージへ。

足下は「地形耐性」「足場習熟」で問題なく対応出来ますね。
それでは竪琴を「楽器演奏」して「回復力」を込めたヒーリングヴォイスを「歌唱」しましょう。
「ダッシュ」で島の上を駆け回りながらの「ダンス」「パフォーマンス」。ストールが風をはらんで舞い踊ります。

歌はテンポよく滑舌よく。ポップミュージックで軽やかに。
聴衆を癒やし、次の競技と向き合う意欲を振りまきます。

皆さん! 続く選手プレイヤーの方々に、応援をしっかりお願いしますね!


李・玉明
WIZ アドリブ連携歓迎

みんなを鼓舞するパフォーマンス!
妾の得意分野じゃよ!
勝負服としても使用できる水着に着替えて、ダンスと演奏を披露するのじゃ!

スペシャル☆ディザスターで、前後のパフォーマンスに合わせた曲を弾くのじゃよ!
元気いっぱいなロックでも、楽しい雰囲気のポップでも、状況にあわせるのが国民的スタア(パフォーマー)なのじゃ!
イェーイ! みんな、盛り上がっていこう!

熱烈鼓舞絢爛舞踏!
ウレタンポカポカ大海戦に参加しているみんな、敵も味方もアスリートもダークリーガーも!
怪我無くエンジョイするのじゃ!
スポーツマンシップにのっとって、仲良く競技を満喫するのじゃー!
(可愛くウインク)



●エール・フォー・オール
「ううん……あまりスタイルには自信がないのですが」
「そうなのか?」
 お腹周りをさすりながら儀水・芽亜(共に見る希望の夢/『夢可有郷』・f35644)がぼやいているの聞き、李・玉明(豪華絢爛西欧天女・f32791)は首を傾げた。
 芽亜の水着は、トップスが鴇色、ボトムスが茜色という、落ち着いた色合いのビキニである。布面積が多いデザインでセパレート水着に近い印象があるが、恐らく芽亜自身の台詞の通りスタイルに自信がないのは事実であって、多少なりと体の隠れるものをという意識が働いたのかもしれない。
 なるほど芽亜は、たとえば胸が重たげであるとかお尻が肉感的であるとか何であるとか、そういったいわゆるグラマラスさという意味での魅力があるという印象は抱きがたい。
 しかし、とはいえ大きすぎないながらにバストやヒップにちゃんと肉はあるし、腰回りやお腹周りのスッキリした様は美しいプロポーションを描き出している。見る者の大半はさほどに卑下するほどのものではないと判断するだろうし、何となれば「嫌味か貴様ァ!」と嫉妬ビームをぶつけてくる者だっていることだろう。
「妾の目から見ても、十二分に魅力的なスタイルじゃと思うのじゃがの」
「あなたが言いますか、それ」
 半眼になりつつ、芽亜は言った。
 言いたくなるのもまあ道理といえば道理で、玉明のプロポーションはグラマラスさに寄ったものである。たわわに実ったバスト、鈍重な印象にならない程度に肉感のあるヒップラインと、水着を着て映えるグラビア体型とはこうであろう、というイメージを体現したようなプロポーションだ。
 水着はハイレグカットの青いワンピースで、その上に白と青を基調にした小袖めいた服を羽織っている。芽亜以上に露出は控えめなのだが、それでもぱっと人目を惹きつける程度にはバストの主張は激しい。
「そんな湿っぽい顔をするでない。まあ妾が魅力的なのは仕方ないが」
 べしべしと芽亜の背中を叩きつつ、玉明は呵々大笑する。
「お主とてこのステージに挑戦するからには、観客を元気づけたいという想いがあるんじゃろ? ならば、共にありったけを披露してやろうではないか!」
「それは、まあ……」
 芽亜の口元に、淡く、しかし不敵でもある笑みが浮かび上がる。
「言われるまでもありませんよ」

 芽亜の手には竪琴が、玉明の手にはギターがある。
 毛色の異なる弦楽器だが、それらによって一度に奏でられる旋律には奇妙な中毒性があった。
 曲目それ自体は、軽やかなテンポが特徴のポップミュージックというだけで、それほど尖ったものではない。それだというのに、優しさと激しさの入り混じった弦の音色が、噛み合っているようなそうでないような、整頓されているような雑然としているような、不思議なハーモニーを生み出しているのである。
 そして、そんな音のうねりの中をスルリとすり抜けるように芽亜の【ヒーリングヴォイス】の歌声が響き渡る。優しげな歌声でもって耳をくすぐられた観客たちは、音のゆりかごで癒やされるがごとき気分にもなる。
 その一方、目には玉明の【熱烈鼓舞絢爛舞踏(パッショネート・エール・グロリア)】が力強さを魅せる。ギターを演奏しつつぶん回しつつ激しく動き回りつつ、という忙しないパワーが観客に活気を与える。
 リラックスと興奮の挟み撃ちにさらされ、観客席は熱に浮かされたように、あるいは酒でも浴びたように、よろめきによろめいた。芽亜の羽織った透明なストールが舞うたび、玉明の羽衣が踊るたび、それを追うように観客たちも揺らめいた。
 そんな音楽が最高潮に差し掛かったところで、芽亜は観客に「皆さん!」と叫んだ。
「この後に続くパフォーマーの方々、そしてウレタンポカポカ大海戦に参加する選手の方々に、応援をしっかりお願いしますね!
「敵も味方もアスリートもダークリーガーも!」
 芽亜に続き、玉明も大音声を張り上げる。
「仲良く競技を満喫するのじゃー! あと、怪我もせんようになー!」
 それは尊きスポーツマンシップ、アスリートアースの基本にして頂点たる精神を顕現させた言葉である。
 必然、それを聞いた観客席の熱狂もまた、最高潮に達した。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

豊原・フィリス
今回はシンプルなこの水着にしよっと
https://tw6.jp/gallery/?id=102162

やっぱり、ちょっとセクシーなグラビアアイドル路線かしらぁ
歌も大事だろうけど、わたしの特徴的には
こっちの方が、お客さんの受けがよさそうだものねぇ

わたしにはちょっぴりHに聞こえる曲がやっぱりあってるわねぇ
歌唱技能はそこそこだと思うけど
やっぱり合間合間のセクシーポーズのパフォーマンスが肝ね
《グッドナイス・ブレイヴァー》で撮影したパフォーマンスの中継映像を
モニターにドーンと映してお客さんを誘惑しちゃうわぁ


パティ・チャン
■WIZ
お正月で水着、ですって!?
幸い?私は妖精族で薄着に慣れてて、寒いのは苦手じゃないですけどね……

ただ身体が小さいのはどうしょうもないですから、ここは歌で勝負するしかなさそうですね
(水着は私の自己紹介画像ので)

【UC】に[コミュ力、誘惑、楽器演奏]をのせて、ちょっと舞台映えさせましょう!(治癒の蝶の幻影とばし)

正直ちょっと照れますし、恥ずかしい気もしますが、たまには剣に頼らない解決、というのもありでしょ?!

※連携・アドリブ共歓迎



●揺蕩
 フェアリーのパティ・チャン(月下の妖精騎士・f12424)は薄着での生活に慣れており、冬に水着で水場に行けと言われたところで、どうということはない。
 ただ、このウレタンポカポカ大海戦の会場は、どういう仕組みかは謎ながら冬だというのにさほどの寒さは感じられなかった。種族性を抜きにしても、パフォーマンス等に支障が出るようなことはなさそうだった。
「とはいえ、私は歌で勝負するしかないですかね……」
 パティはバスト、ヒップともに控えめなスタイルであり、いってしまえば幼女めいた気配を醸し出してさえいる。水着はカラフルなモザイク柄の三角ビキニで露出度は高いものの、それでもセクシーさよりは元気っぽさ、かわいらしさの印象の方が強い。
 そして根本的なところで、パティはフェアリーであって、身長は三十センチに満たない。観客席から肉眼でステージを見るとなれば、よほどの視力があっても豆粒にしか見えまい。
 となれば、ビジュアル面でのアピールはあきらめて、歌や演奏に全振りしたパフォーマンスを、というのは理に適った選択である。
 が、そんな思案をしているところに、すすす、と豊原・フィリス(セクシー系バーチャルキャラクター・f15722)が寄ってきた。
「ねぇ、もしよかったらだけど、わたしと組んでみない?」
「へ?」
 パティがきょとんと目を丸くしたところ、フィリスは笑みを浮かべつつ、己の頭上を指差した。
「あれを使うつもりなのよぉ。きっと、あなたにとっても役立つんじゃないかしらと思って」
 フィリスの頭上に浮かんでいたのは、四つのプロペラと大きなカメラを搭載した撮影用ドローンだった。

 フィリスのセールスポイントは、出自を思えば自明の理だが、セクシーさである。
 単純に、メリハリのある凹凸を描くボディラインを持っていることが、その最たるものであると称してもいい。しかし実際には、表情であるとか仕草であるとか、そういった何気ない要素にこそ魅力の真骨頂が潜んでいる。
 たとえば今、ステージ上にてミュージックスタートを待つフィリスが指をスナップさせている様。手首をくねらせていたり、指の鳴る音に合わせて小刻みに体を震わせたりする、それだけといえばただそれだけの仕草が妙に扇情的に映る。過剰なお色気は禁止と釘を刺されたため、比較的控えめにスポーティでシンプルなビキニという格好にしていてさえ、だ。
 ぱっ! とライトアップされると同時に鳴り響く音楽は、南国風のダンスミュージックだ。
 陽気に響くパーカッションのリズムに同調し、フィリスの肉体が躍動する。いかにもラテンの香りを感じさせる、腰を中心に体を波打たせるような情熱的で艶美な動作が中心である。
 そんな音楽に合わせて紡がれる歌詞は、ラブソング――ただし、純粋無垢な恋愛を描いたそれではなく、少々ワルな大人同士の火遊びめいた駆け引きを歌ったものだった。
 刺激的な歌に刺激的なダンス。とはいえ、コンプライアンスの範囲内に収まってはいる。そんなフィリスを、【グッドナイス・ブレイヴァー】のドローンが足元から煽るように捉えた。モニターにドンと映し出される、艶めかしい脚線美、締まった腰、豊かなバスト――そしてカメラが目高になってフィリスの顔が大写しになったところで、彼女の肩あたりで宙に浮かんでいるパティの姿もまた、捉えられた。
 観客席から肉眼で見るならば、パティの姿は豆粒にしかならない。ならば、ステージ上を飛び回るドローンが撮影した映像を、モニターに大写しにするなら、どうか。簡単な理屈である。淡い水色の翅を震わせつつ舞い、カリンバを奏でつつ歌う水着姿の妖精が、くっくりと観客ことごとくの目に飛び込むのだ。
 両者の美しさに魅了された観客たちが、悲鳴のような歓声を上げる。
 さらに両者の周囲を、パティの【Fantasy Sequins(ファンタジー・シークインズ)】による無数の光の蝶の群れが包み込む。その幻想的な光景の中、上目遣いにカメラ目線になった二人は、ゆるやかな仕草で投げキッスをした。
 途端、冬に似つかわしからざる熱気に浮かされた観客席が、揺れに揺れた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

栗花落・澪
今年の水着着用

音楽ならまかせて!
今年の水着、丁度アイドルモチーフだしね

はーいこんにちは!つゆりんだよー!
僕の歌声、しっかりと記憶に刻んで行ってよね!

明るい曲調に合わせたダンスパフォーマンスに合わせて
無邪気な笑顔で観客全体に視線を送り
時折ファンサも兼ねて可愛くウインク(誘惑)
花弁の状態から手元に引き寄せ姿を変えたマイクに
少女のようにも聞こえる高めの声で紡ぐ歌唱を乗せる

周囲が海である事を利用して水の範囲魔法
海水で形作ったイルカや魚達を跳び回らせ
周囲の空間全体をまるで水族館のように利用
更に指定UCを発動し
柔らかな光と花弁を降らせて幻想的に演出
曲の終わりと同時に花火で締め

聞いてくれてありがと♡


ヘルガ・リープフラウ
※アドリブ歓迎
水着:2020年水着コンの白ドレス風水着

季節は冬…だけどここは寒くないのね
せっかくですからこの舞台ならではの演出を

純白のドレス風水着を纏いレースの日傘を差して
波間に揺れるステージの上を優雅に歩み登場

優しき声音で歌うは「星導の歌」
この世界のアスリートたちが、遥か高みに至るため己を鍛え続けた
その弛まぬ努力を称えるように
空から降る真白の星は光る雪のようで

間奏に入ったら水飛沫上げて海へ飛び込む
カメラさん、水中のわたくしの姿を映してくださいな
海中に降る無数の星はマリンスノー
翻るドレスの裾は鱗煌めく尾鰭のように広がり
さながら水中に舞う人魚の歌姫

空と海の幻想的なステージ
楽しんでいただけたかしら



●水のステージ
 ヘルガ・リープフラウ(雪割草の聖歌姫・f03378)の水着は、それと言われなければ水着とは気付かないかもしれない。フリルスカート仕立ての純白のワンピース水着に、ボリュームのある白いパレオ、さらにアクセサリとしてやはり白のレースの日傘という出で立ちは、そのまま夏の街へと散策に出かけたとしても誰も違和感を覚えないであろうデザインである。
 また、栗花落・澪(泡沫の花・f03165)が着る水着も、一見して水着とはわかりづらいデザインだった。ショートパンツ型の水着に、大きなリボンをあしらった飾りベルト、ラー服を模したと思われるショート丈の上着から成る格好となっている。街ブラに向く類の装いではないが、印象としてはそれこそアイドルのステージ衣装といった気配が最も近いだろうか。
 そんな二人が並びつつ、水に浮かぶ島のステージの中央へと進み出ていく。ヘルガは淑女然として優雅に、澪は跳ねるように元気よく。
 やや早いタイミングで中央に到達した澪は、観客に向かって大きく手を振った。
「はーいこんにちは、つゆりんだよー! 僕の歌声、しっかりと記憶に刻んでよね!」
 一呼吸送れて澪の隣に至ったヘルガはおっとりと一礼し、己自身も観客席へと向き直る。
「遥か高みへ至るために自らを鍛え続ける、この世界の皆様に敬意を表して……歌わせていただきますわ」
 ゆるりと手を掲げつつ、ヘルガは【星導の歌(ヒュムネ・ポラリス)】を歌う。
 優しく透き通った歌声は天に届くようで――と思われた直後に、天からきらきらと光の粒子が舞い降りてくる。雪の結晶と見まごうそれは、星の魔力の宿った光である。その光に触れた者は過去を乗り越える体力と気力を得られるという、導きの光である。苦難を己に課して突き進むアスリートたちにとって、まさに打って付けの力といえるだろう。
 そしてヘルガの後に続いて、澪もまた歌い出す。彼の歌声はヘルガとは打って変わって、明るくて色彩豊かな印象のあるものだった。ボーイソプラノ、あるいは女性の声そのものにも聞こえるような高音で、聞く者の頭を混乱させかねない代物ではあるが、歌唱の技量それ自体はかなりの高水準だった。
 優しい声と明るい声。同じ曲の同じ歌を歌っているはずなのに、まるで違うもののように聞こえるほどに、印象が変わる。そんな二種の声が代わる代わるに、時には一緒になって、歌を紡いでいく。
 そして間奏に差し掛かったところで。
「――今ね」
 ヘルガは日傘を畳むと、澪があざとくウィンクする様を大写しにしていたカメラ付きドローンを、ひょいとばかりに抱き寄せる。
「カメラさん、わたくしと一緒に水の中に来てくださいまし」
 言うなり、島のステージを飛び出して水中へと身を躍らせる。
 雪のようであった星の光は、そのまま引き連れられて水中を乱舞する。無数の水泡、あるいはマリンスノーを彷彿とさせる光景が、そこに広がることになる。
 さらに、そんな無数の光が乱舞する中を、軽やかにヘルガが泳ぐ。たっぷりしたパレオとフリルスカートが揺らめく様は、まるで人魚の尾びれのようだった。
 モニターに映し出された幻想的な光景に、観客たちは一斉に息を呑んでしまった。
 それにタイミングを合わせるように、澪もまた動く。
 雪のようだった星の光はヘルガが水中に連れて行ったため一瞬ステージ上からは消えてしまったのだが、その代わりに【心に灯す希望の輝き(シエル・ド・レスポワール)】の光を生み出し、降らせる。
 さらに。
「――それっ!」
 澪の魔力にさらされた周囲の水が、ざぁ! と逆さ滝のように跳ね上がる。
 しかも、跳ね上がった水は単なる水飛沫の形ではなく、イルカであったりトビウオであったりの群れの形をしていた。半透明な体に光の粒を照り返らせ、きらきらとまぶしい。
 その光景が、モニターに映し出された水中のヘルガと重なり合う。イルカや魚の踊る様と、人魚のようなヘルガの姿とがシンクロし、しかもそれが幾重にもなった光の乱舞に彩られ、凄まじいまでのファンタジックさが演出されている。
 そんな二人のステージの締めくくりは、光の雪降る空で派手に咲いた、大輪の花火。
 徹頭徹尾圧倒された観客席では、なお潮騒のようなどよめきが続いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

ザイーシャ・ヤコヴレフ
●WIZ

ふーん、競技の間のアイドルコンテスト
どっちが本当の競技なのか分からなくなっちゃう本格っぷりみたいけど…Выглядит интересно面白そう

じゃあ、水着は今年作ったのでエントリーするね
歌詞は流行りの歌にロシア語を混ぜたアレンジをして、伴奏もロシアンバレエ風なのを使っちゃお
ダンスの振り付けは…銀誓館学園の授業でやった創作ダンス授業を思い出してかしら?
ザイチカにも手伝って貰って、バックダンサーお願いね

でも、もう一押しのパフォーマー演出が欲しいよね
飛び込むのはありきたりだし、花火やライトアップも…そうだわ
【ガラスのラビリンス】を海に展開するの
透明だからまるで海の上で踊れるわ♪


杓原・潤
アイドルコンテスト……歌唱もダンスも少しは出来るけど、アイドルってほどじゃない。
きっとうるうより上手な人はたくさんいる。
でも目的がハートをガッチリつかむって事なら大丈夫、ここの全員をしっかり誘惑してみせるよ!
まずは水着の紐をしっかり結んで、後はしっかり歌って踊るだけ!
途中で飽きて帰られたりしないように、メドレー方式で色んなジャンルの歌とダンスで時間稼ぎしよう。
上手く行けばうるうのユーベルコードが効果を発揮して、目的は達成!
歌に乗せた誘惑の囁きが皆の脳にすーっと届いて……ほら、全員がうるうのファン!
ユうるうのステージで盛り上がってね♡
これはもしかしたら、効果が切れた後もファンが残っちゃうかもね!



●眩暈
 競技の合間の余興に過ぎないという話だったが、アイドルコンテストの会場は大いに盛り上がっているし、ステージに設置される各種ギミックも手の込んだものばかりである。
 思ったより本格的であるらしい。そんな風に思ったザイーシャ・ヤコヴレフ(Кролик-убийца・f21663)の口は、自然、笑みの形に吊り上がる。
「Выглядит интересно♪」
 面白そう、とロシア語でつぶやき、ライトの当たるステージ上へと進み出る。
 ザイーシャの水着は金色のビキニ、さらにチョーカーや髪飾りなどのアクセサリーも金色に輝くといった様子の、きらきらしい出で立ちだ。
 ステージの真ん中で、ザイーシャが彫像のようにピタリと静止する。
 同時、金管楽器を中心にしたクラシックめいた曲が流れる。バレエ音楽か何かの演奏――かのように思えたが、違う。ごく最近に爆売れした、とあるアニメの主題歌だ。それをロシアンバレエ風にアレンジしたものである。
 その曲に合わせて、ザイーシャは踊り出す。体を一杯に広げつつグルグルとスピンしたり、高々と跳躍しつつ空中で大きくポーズを決めたり――と、これもまたロシアンバレエ風の動作だろうか。
 さらに、そんな激しいダンスを披露しつつも呼吸に乱れはなく、涼しい顔で歌声さえも紡いでみせる。
「……все сходят с ума……♪」
 歌詞もまた、ロシア語にアレンジされている。
 ロシア風という味付けで統一された一連のパフォーマンスは、確かな親和性を発揮していた。
「もう一押しね」
 口の中で小さくつぶやいたザイーシャは、ポン! と一際大きく跳躍した。
 島のステージを越え、そのまま水の中へ落ちる――かと思われたが、しかし、ぱしゃんと軽い水音を立ててザイーシャは水面へと『着地』する。
 世にも不思議な水面歩行の技。といって仕掛けは単純明快で、足下に【ガラスのラビリンス】を生み出して足場にしているに過ぎない。
 それでもダンスステージを大きく拡大させてなおも踊りまくるザイーシャの見事なパフォーマンスに、観客は皆、惜しみなく喝采を贈った。

 ザイーシャが退出した後もなお興奮冷めやらぬ様子のステージを袖から眺めつつ、杓原・潤(鮫海の魔法使い・f28476)は軽く身を震わせた。
 潤とて覚悟はしていた。歌もダンスも一通りの技術があると自負してはいるが、世の中には自分を上回る技量を持つ者、自分以上にセンスを持つ者など、いくらでもいる。
 が、だからといって観客を魅了する術そのもので自分が劣るということにはならないはずだと、潤は信じていた。
 気合いを入れるように白いビキニの紐をぎゅっと固く結び、マイクを握りしめてステージへと飛び出す。
「みんなー! うるうのステージで盛り上がってねー!」
 腕を大きく振り回しながら観客にアピールする。ノリの良い観客たちは、歓声をもってそれに応じた。
 と、初めに鳴り響いたのはエレキギターによる獰猛げな旋律と重々しいドラムスの乱打音――ロックであった。
 潤のヴィジュアルからは予測できないジャンルの音楽に、観客たちが一瞬どよめく。が、潤はハードな旋律に合わせ、しっかり熱唱する。
 おお、と感嘆の声がそちこちから上がる――と、曲が切り替わる。一気にスローテンポな、しっとりとしたバラード調の音が紡がれる。潤はその曲も難なく対応して歌いこなしてみせる。
 さらにしばらくすると曲はヒップホップ調に変わり、潤は今度はラップを歌う――と、目まぐるしくジャンルが変遷する。
 己の器用さを利した、聴衆を飽きさせない工夫だった。
(よし、もうすぐ……)
 さらに潤の狙いは、歌声に混じった【Charming Whisper!(チャーミングウィスパー)】の効果で観客を虜にしてしまうことだった。対象が多いが、多くの歌を歌うことで時間を稼げれば。そういう目論見だった――が。
 ピリリリリ!
 と、けたたましい笛の音が鳴り、スタッフ帽を被った競泳水着姿の女性がステージへと駆け出していき、潤の肩を叩く。
「時間です」
「え!? でも、ファンが……」
「後のプログラムがありますので」
 ユーベルコードの効果が出る前に持ち時間一杯になったようだ。
 てきぱきとステージから連れ去られつつ潤は不完全燃焼を訴えたものの、その様子も含めて観客席は大いに盛り上がる結果となった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

聖・華蓮
競技は苦手ですが、歌と踊り――芸事でしたらば何とか。
皆様のお心にささやかな喜びを齎す為、微力を尽くす次第です。

水着は、中華風の意匠を施した白と桃色のビキニを着用。その上に、羽衣を羽織ります。
少々寒くはありますが、大丈夫です。

披露しますのは歌と踊り。
歌うは、遠き地に在る愛しき殿方を想う恋の歌。
あらん限り想いを込めて、歌を紡いで参りましょう。

踊りは、最初は振付程度のものですが。
歌の展開と共に徐々に動きを大きくし、中盤からは【空中浮遊】も交え、風に舞うかの如き緩やかな舞を披露してゆきます。

その流れの中で、観衆の皆様やカメラへ視線を向けてのアピールも。

皆様のお心の、ささやかな慰めとなれば幸いです…


オリヴィア・ローゼンタール
夏の戦争ならきっと大盛況だったでしょうね

勝負服として身に纏うのは去年の新しい水着
きっと【気合い】を入れてれば、寒さも忘れるでしょう
衣装としては装飾もほとんどなくシンプルなものなので、見た目の派手さという要素には頼れない
故に純粋な【パフォーマンス】の技量が試される戦いですね

曲は明るく鮮烈な、聞いているだけで元気になれるようなものを
選手たちの心に響くよう、【大声】で【歌唱】し、【情熱】的な【ダンス】で【鼓舞】
今を夏と錯覚するほど、熱く激しい【情熱の艶舞】で会場を沸かせる



●震える熱さ
「やはり、少々寒いですね」
 聖・華蓮(傾界幻嬢・f32675)はそう言って、軽くぶるりと体を震わせた。
 華蓮の水着は、チャイナドレス風の襟があしらわれたトップスと、スリット入りミニスカート型のボトムスという、中華風ビキニである。羽衣人ゆえにその上から羽衣を羽織ってはいるが、防寒という面で見るとお世辞にも心強い味方とはいえない。
 どういう理屈の暖房なのかは不明だが、会場は水着での活動に支障がない程度には暖かな温度が保たれている。しかし、そうはいっても冬は冬であった。グリモアベースでも胡乱げに語られていたが、本来水着でどうこうするような季節ではない。
「夏の開催だったら、もっと大盛況だったかもしれませんね。まあ、今もそれなりのようですけど」
 苦笑いを浮かべつつ、オリヴィア・ローゼンタール(聖槍のクルースニク・f04296)は言った。
 オリヴィアの水着は、クロスホルターネック仕様の白いビキニである。ボトムスも布面積控えめな大胆な紐パンツ型で、露出度はなかなかに高い。夏の暑い時期に暑い場所を動き回るのを想定した格好なのだから当然なのだろうが、冬の寒さを防ぐような構造は皆無である。
「まあ、きっと気合いを入れれば何とかなるでしょう」
「――……」
 脳筋思考なオリヴィアの台詞に、華蓮は一瞬言葉に詰まったが。
「……そうですね」
 首肯するしかない。他にどうしようもないし、実際、猟兵たる自分たちからすればそれで充分に対応できるのだから。

 オリヴィアの衣装は、いってみればただの水着としてしつらえたものでしかなく、ステージ映えや何かのための装飾は施されていない、シンプルな代物である。
 ゆえに、ヴィジュアル面でのバフは乏しい。それは確かではあるのだが、しかし実際のところ、そんなものがなくても充分といえば充分ではある。凹凸凄まじい肉感的なボディラインを誇るオリヴィアの体は、多少の露出度をもってさらされれば、それだけでハッと人目を惹くだけのインパクトは与えられる。
 さらに、その体が【情熱の艶舞(パッション・ステップ)】によって躍動すれば、何者の視線も釘付けになってしまうのは、むべなきことだった。
 ベースとなっているのはベリーダンスだろうか、腰、足、胸と余すところなく艶めかしく蠢動し、さらに情熱的なステップワークでもってステージ上を巡っていき、観客席の端から端まで余さずにアピールしていく。
 そんな熱っぽいダンスに合わせるように、華蓮は歌を歌っていた。
 その歌もまた、燃えるような熱を持っている。歌詞としては、ゆえあって遠方へと旅立ってしまった想い人へと向けた、身が焦がれるような慕情を描写したものである。それは切れば血が出るような、聴く者の胸をえぐるような、激しく愛おしい歌であった。
 やがて華蓮は羽衣に風を纏わせ、宙へと浮かぶ。
 そうやって地上で踊るオリヴィアと被らぬように、華蓮は空中で風に乗るかのように舞いはじめた。
 熱い。激しい。美しい。切ない。
 地上にて繰り広げられるダンスも、天から響く歌も。その全ての熱が観客席へと伝播していき、空気が陽炎のように揺らめく。
 冬である。冬であるはずなのだが、二人のパフォーマンスに当てられた会場は、それまでの涼やかさを残した気配をどこへやらにうっちゃり、ゆで上がるような熱気に支配されていた。
 誰も彼もがうっとりとする中、曲が終わり、歌が終わり、舞が終わって静寂が訪れる。
 ――否。静寂は訪れなかった。
 熱を爆発させた観客席が、万雷の拍手を贈る。歓声を叫ぶ。指笛を鳴らす者もあるし、感激によって泣き出す者もある。
 会場全体が揺れ動くような大盛況に、二人は満足げに晴れやかに一礼し、ステージを後にした。
 が、彼女らの姿が見えなくなってもなお、しばらくの間会場の騒乱は収束せず、スタッフらが注意喚起する羽目になったのは、また違う話である。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2024年01月06日


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#アスリートアース
🔒
#バトル・オブ・オリンピア
🔒
#その他スポーツ
🔒
#ウレタンポカポカ大海戦


30




種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト