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メリクリからおたおめまで

#ゴッドゲームオンライン

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 その季節クエストは、クリスマスシーズンから始まり、正月までの期間、ぬるく続く限定クエストだった。
 クリスマスのツリー型の被り物や星型の武器、それから正月の鏡餅型の被り物やみかんの被り物、熊手型の武器や獅子舞の随伴などが得られるというもので、それらはイベントクエスト内では装備によりイベント特攻が得られ、優位にバトルが進められるという。
 クエスト内容はその街を収める貴族からの依頼で、街を襲うならずものを撃退して欲しいというもの。街は煌びやかに飾り付けられ、すっかりイベント仕様である。イベントの楽しい空気を壊さないようにイベントアイテムを身に付けて、ならずものを倒して欲しい……初心者から楽しめる、そんなフランクなイベントの筈、だった。


「GGOで季節イベントの舞台となっている街が、バグプロトコルの侵略を受けています」

 プルミエール・ラヴィンスの発言に、猟兵達の表情がぴりっと引き締まる。年末年始とはいえ、彼らの仕事は年中無休だ。なんせ、相手が休んでくれないのだから。何ならそのタイミングを狙って動いているとも言える。厄介な話だ。

「バグプロトコルは今回のイベントのターゲットであるならずもの達と、あろう事か依頼主である領主たる貴族、それから街全体をバグで書き換えてしまっているようです」

 このままでは、何も知らないNPCや他の一般プレイヤー達が危険なのは言うまでもない。

「皆さんには季節イベントに参加しながら、このバグプロトコルを撃破して来て欲しいのです。ならずもの達を倒した後に現れる領主は、バグプロトコルを倒せば元の領主に戻る筈ですので、遠慮なく倒して来てください。バグプロトコルの敵を全て倒しきったら、街の方のパトロールをお願いします。万が一にもバグプロトコルが残っていると、大変ですので」

 そう言って、プルミエールは猟兵達を送り出したのだった。


秋野

 今回は全3章になります。イベントアイテムをそう装備する事により、有利に戦闘を進める事ができます。

●第1章
 街を襲うバグプロトコルをイベントの空気を壊さないよう留意しながら倒していきます。建造物の被害も最小限になるよう、よろしくお願いします。

●第2章
 現れた領主に案内された館で、領主に成り変わったバグプロトコルとの戦闘になります。こちらは隔離された空間になる為、周囲の被害は考えないで大丈夫です。

●第3章
 パトロールを兼ね、街を見てまわります。街はイベント仕様の為、クリスマスツリーやお正月の雰囲気が楽しめる飾り付けがされており、大通りのバザールではウィンターセールというイベントが行われています。
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第1章 集団戦 『ならずもの・EX』

POW   :    『俺たちのことを雑魚だと思ったろ?』
【隙】を見せた対象全員に「【まさかの敗北を喫せよ】」と命令する。見せている間、命令を破った対象は【本来ならば負けない相手への勝率】が半減する。
SPD   :    『バカめ! 俺たちはバランスブレイカーだ!』
【油断】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【物陰に潜んでいた仲間】から、高命中力の【一撃で戦闘不能級の攻撃】を飛ばす。
WIZ   :    『蹴散らされるのはお前らのほうだ!』
指定した対象を【圧倒的に無力な雑魚】にする。対象が[圧倒的に無力な雑魚]でないならば、死角から【絶対に勝てないという刷り込み】を召喚して対象に粘着させる。

イラスト:聖マサル

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

ジル・フィールド
この状況でもイベントは開催中なんですね、ならこの催しを楽しみながらチャチャッとバグを見つけて行きますよ
年末年始はプレイヤーさんのログインも増えますし、迅速に対応します
「竜型AIとしてデバッグもお任せ下さい」

アイテムは目についた【破魔矢】を頂きます、縁起物ですが魔法の杖に良さそうですね
そうこうしている内に悲鳴が聞こえ足早に駆けつけます
「あれか」
見つけたバグプロトコルに矢先を向けて
UC【黒き森の上機嫌な彼女】使用
周囲に人々や建物があるので命中率の高いこれで相手を狙い撃ちます

「バグは大人しくデリートされるんだな」

アドリブ/連携歓迎です



「なるほど、この状況でもイベントは開催中ですか」

 概要を頭に叩き込んでから街へと向かったジル・フィールド(廃教会の修道士・f42060)は、周囲を見回しながら呟く。前情報で聞いてはいたが、本当にイベントを継続しているとは。
 領主AIがバグプロトコルに成り代わられているという事だから、もしかしたらイベントを中止させないのもバグプロトコルの仕業なのかもしれないが。
 とはいえ、それなら、楽しみながらチャチャッと片付けるのみ。

「お、これはなかなか……良いですね」

 武器防具屋で手に取ったのは、破魔矢のアイテム。イベントアイテムの一つであり、勿論イベント特攻効果が付与されている。

「魔法の杖に丁度ですね」

 試し振りをしている途中で、街の向こうの方から悲鳴が聞こえ、人々にざわめきが広がっていく。逃げてくる人波を逆流し、足早に騒動の中心地へと向かっていくジルの視界に映ったのは、剣を振り回すならずもの・EX数人。

「オラァッ!! 蹴散らされるのはお前らのほうだ!!」

 撃退しようと武器を振り上げたそこそこのベテランプレイヤーへとそう叫ぶや否や、ベテランプレイヤーはあっという間に弱体化し、揃えた装備は豆腐のように切り刻まれていく。

「な、なんだあれ……っ!!」

 動揺する人々の間からジルが破魔矢の先を向け、そして。

「バグは大人しくデリートされるんだな」

 放たれたイベント特攻効果を付与された紫色の雷に撃たれ、ならずもの・EX達は武器を取り落として感電し、その場に倒れ伏したのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

真宮・奏
義兄の瞬(f06558)と参加

季節イベントですか。危険なバグプロトコルさえいなければ楽しめたんでしょうが・・・

この星型の武器、いいですね。絢爛の星の私にはぴったりです!!これ、使わせてもらいます。

こういうならず者の集団は数に任せての力押しが得意ですので、油断するとやられてしまいますので、トリニティ・エンハンスで防御力を上げ、【オーラ防御】【盾受け】【武器受け】【拠点防御】【受け流し】【ジャストガード】【硬化】【鉄壁】でしっかり攻撃を受け止めます!!

全く、重すぎますね!!油断も隙もあったもんじゃない!!【怪力】をこめた【シールドバッシュ】と【衝撃波】で吹っ飛ばします!!


神城・瞬
義妹の奏(f03210)と参加

季節イベントを楽しむ一般プレイヤーの皆さんの安全を守る為、危険は排除しませんとね。

ふむ、熊手型の杖。取り回しに問題はありませんね。これを使わせてもらいましょう。

このゲームでは雑魚扱いでもこういう集団で力押しの敵は気を抜くとやられることは良く知ってます。刷り込みが戦況に影響を及ぼす前に決着をつけましょう。

【高速詠唱】【全力魔法】【限界突破】!!氷晶の槍で狙い撃ちます!!【鎧無視攻撃】【マヒ攻撃】【目潰し】【部位破壊】【武器落とし】を槍に込めて逆に敵を無力にしてやりましょう!!

死角からの攻撃は出来るだけ【残像】【第六感】で回避したいですね。



「この星型の武器、いいですね」

 武器防具屋で真宮・奏(絢爛の星・f03210)が手に取ったのは、星に柄が着いた武器──どちらかといえば形的には杖に近いが、その実星の外周は鋭利だ──だった。

「絢爛の星の私にはぴったりです!! これ、使わせてもらいます」

 その横で同じくイベントアイテムを選んでいた神城・瞬(清光の月・f06558)が取ったのは、熊手型の杖。

「取り回しに問題はありませんね。これを使わせてもらいましょう」

 こうしてイベントアイテムを入手した2人が外に出た、その時。

「うわっ?!」
「きゃあっ!!」

 悲鳴と共に逃げてくる初心者プレイヤー達。その向こう側に、3人のベテランらしき装備のプレイヤーと、件のならずもの・EX数体。

「ここは俺達に任せろ」

 剣を構える男性ベテランプレイヤー2人に、杖を構える女性ベテランプレイヤー1人が後衛らしい。魔法職らしき女性プレイヤーが、背に庇う初心者達を振り返って、微笑む。

「こんな雑魚ども、一瞬で蹴散らしてやるわよ!」

 彼女がそう言った、まさにその時。

「まさかの敗北を喫せよ!」

 そんな声が聞こえ、そして。

「ぐわっ?!」

 上段から斬り下ろす斬撃を、前衛2人が正面からまともに食らった。彼らはこの辺りで名の通ったプレイヤーである。本来であれば、そんな攻撃など食らうはずもないのに。

 動揺するプレイヤー達の前へと、星形の武器を構えて奏は駆ける。

「こういうならず者の集団は数に任せての力押しが得意ですので、油断するとやられてしまいます!!」

 そう声をかけつつ、奏はトリニティ・エンハンスで自身の防御力を強化する。

「集団で力押しの敵は気を抜くとやられることもあります。皆さん、注意してください」

 季節イベントを楽しむ一般プレイヤー達。彼らの安全を守る為。そして、一瞬で危険域まで体力を削られた前衛2人を助けるべく、ならず者達の前へと身を滑り込ませた奏の援護をする為に、瞬はタイミングを見計らう。
 一方、奏はというと。

「っ!! 全く、重すぎますね!!油断も隙もあったもんじゃない!!」

 受け止めたならず者の斬撃の重さに、奥歯を噛み締める。
 本来であれば、楽しいはずのイベントを、邪魔する者達。そんなの、許せるはずがない。
 手が塞がっていると見て追撃を仕掛けてくる他のならず者達を視野に捉えた奏は、ぐ、と踏ん張って、相対するならず者を横から迫っていたならず者へと弾き飛ばす。怪力で吹き飛ばされたならず者達は、かなりの勢いでもう一体へと衝突し、そのまま他の数体を巻き込んで転がった。
 そのまま体勢を立て直せずにいるならず者達の塊へと、瞬は熊手の先を向け、告げる。

「狙い撃ちます!!」

 全力の魔力を込めて放たれた氷の槍は、熊手のイベント特攻の効果も帯びて、ならず者達を撃破する。

「く、くそっ!!」

 隙を狙うならず者達であるが、奏と瞬にそんな油断はなかった。

「まだまだ、いきますよ!!」

 気合いと共に星形の剣を振り下ろす奏に、援護していく瞬。死角から狙うならず者も、警戒している瞬に気取られ撃破されていく。
 その場にいたならず者・EX達が全滅するまで、然程の時間はかからなかった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

山岡・朱鳥
イベントかぁ、良いわね、私は祝ったことはないけど・・・
鏡餅型の盾、気に入ったわ、このイベントアイテムを使わせてもらう
「今こそ秘伝の技を」
相手のUCをイベントアイテムで防御して鬼の秘術を発動する
受け止めたUCの威力を倍増して使用する
『蹴散らされるのはお前らのほうだ!』
ならずもの共に絶対に勝てないという刷り込みを逆にくらわせて弱体化してやる
さあ、バグにかける情けはない、大人しく全員デリートされなさい!


音駆螺・鬱詐偽(サポート)
世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル鬱詐偽さん
ただいま参上。
・・・って、どうしてこんな恥ずかしいセリフを言わないといけないのよ。
うう、これも番組の為なのね。



自身の命綱である番組の為、多少の苦難や困難は仕方なく行います。
むしろ持ち前の不運によりおいしい場面を呼び込んでくれるかと思います。
ただし、ネガティブとはいえアイドルですのでマイナスイメージとなる仕事はすべて却下でお願いします。
ユーベルコードや技能はご自由に使わせてください。
どうぞ、当番組のネガティブアイドルをお役立てください。
                      プロデューサーより


ウルスラ・ロザーノ(サポート)
いつもテンション高いとは言われるなー、確かに誰に対してもフレンドリーな対応しようと心掛けとる
といっても銀誓館の学生時代から能力者をしてきたんでな
救えるもんはできるだけ救う、でも倒すべき敵は必ず討伐すべしっちゅー方針や

戦法はヒット&アウェイ型、戦場全体を広く利用して戦うで
基本は中距離
レーザービット射撃やナイフの蹴り込みで牽制しつつ、
エアシューズで、地上は高速で駆け回り、空中も地形とか足掛かりに利用して軽業のように跳ね回るよ
敵からの攻撃は、すべて見切って受け流したりの回避で凌ぐよ

攻め込む機会を見つけたら奇襲を仕掛けるで
一気に接近して、蹴撃やその斬撃波を叩き込む!
サッカーボールのシュートは必殺技や!



 星やツリー、門松などではしゃぐ一般プレイヤー達と、時折物陰から現れてはそれを襲うならずもの・EX達、そしてそれを撃退する猟兵達。最初の頃こそ10分に一回程度の頻度だったそれも、相手の数が減ってきているようで、かなり間が空くようになってきていた。

「はぁ……こんな賑やかなイベント……」

 とてもじゃないけど似合わない。
 呟きつつも、その手に松飾型の杖を持った音駆螺・鬱詐偽(帰ってきたネガティブアイドル・f25431)。
 結構な時間、この辺りを歩いているが、遠くの方で戦いの音が聞こえるのみで戦闘には全く出会さない。もしかしたら不幸が一周回ってバグプロトコルに遭わないで終えるのでは? と思いつつ、鬱詐偽が出店で半ば押し付けられた人肌温度の甘酒のカップを持ち、通り沿いのベンチに腰掛けた、その時。

「危ないでぇっ!!」

 聞こえたウルスラ・ロザーノ(鈴振り燕・f35438)の声にハッとする暇もなく、鬱詐偽の甘酒は飛んでいき、その前をウルスラが駆け抜けていく。

「てめぇっっ!!」

 その後ろを追いかけて来るのはならずもの・EX達。

「あっ」

 探していた敵である。今ここで参戦しなければ、良いとこなしである。鬱詐偽が立ち上がり、松飾を振り翳し、そして。

「世界に蔓延る悪を懲らしめるネガティブアイドル」

 鬱詐偽さん、ただいま参上。

 別に言いたい訳ではないが、番組的に言わなければならない決め台詞。それを言い切る、その前に。

「私は祝われたことがないけれど、こういう場は年に一度くらいしかないでしょう。イベントを台無しにはさせないわよ」

 鬱詐偽のいた端とは別の角から、山岡・朱鳥(呪われた鬼の血・f41465)が鏡餅型の盾を手に姿を現す。結果として、ならず者・EX達は三方から猟兵達に囲まれる事となった。圧倒的に不利な状況。ともすれば負けフラグのような戦況の中、ならず者・EX達が動く。

「蹴散らされるのはお前らのほうだ!!」

 声を合わせて発動したUC。彼らはそれぞれに、結構ゴツい武器を構え、勝ち誇った笑みを浮かべた。

「今こそ秘伝の術を!」

 それを正面から鏡餅で受けた朱鳥は、鋭くならず者・EX達を見据える。そして。

「蹴散らされるのはお前らのほうだ!」

 そっくりそのまま──いや、効果を倍増させたそのUCの効果は、猟兵達を弱体化させるどころか逆にならず者・EX達を弱体化させた。

「なに……っ!!」

 焦るならず者・EX達。しかし、その戦況の変化と敵の焦りに、恐怖のあまり鬱詐偽は気付かない。それどころか、見た目の強そうなならず者・EX達の武器のせいで自分達は追い詰められていると思い込んでいた。その恐怖心は、鬱詐偽のUCを発動させて、バロックレギオンを召喚した。

「ひ、ひぃっ!!!!」

 振り上げた腕に慌てふためくならず者・EX達を、朱鳥が鬼の妖刀「山岡」の緋色の刃で切り刻んでいく。

「バグにかける情けはない、大人しく全員デリートされなさい!」

 容赦ないその斬撃とバロックレギオンの攻撃により、弱体化したならず者・EX達はあっという間に数を減らしていく。

「うかうかしてるとボクの出番がなくなってまう……最高のゴラッソ、蹴り込んだるで!!」

 その倒されていくスピードに慌てたウルスラ。そして、最後に彼女がガッツを貯めて放った超シュートのダメ押しにより、ならず者・EXは全てデリートされたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第2章 ボス戦 『バグ・ノーブル』

POW   :    ノーブル・レイピア
【細剣型トリリオンソード】に【貴族の資金力】を注ぎ込み変形させる。変形後の[細剣型トリリオンソード]による攻撃は、【服従】の状態異常を追加で与える。
SPD   :    ノーブル・ドミナント
【貴族社会】に密着した「己が武器とみなしたもの」全てを【口頭の命令】で操作し、同時一斉攻撃及び防御に利用できる。
WIZ   :    貴族私兵団
【配下の傭兵団の中】から1体の強力な【バグプロトコル化した伝説的な傭兵NPC】を召喚する。[バグプロトコル化した伝説的な傭兵NPC]はレベル秒間戦場に留まり、【設定された武器とスキル】で攻撃し続ける。

イラスト:落葉

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種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


 ぱち、ぱち、ぱち。
 妙に間の空いた拍手と共に何もない空間から現れたのは、若い男性型NPCだった。

「皆さん、ありがとうございました」

 周囲のNPC達は、彼を見て口々に領主様、と呼びかけている。きっと彼が現在のこの街の領主なのだろう。

「お礼に我が館へご招待いたしましょう」

 猟兵達が有無を告げる前に、領主はパチンと指を鳴らす。次の瞬間に彼らがいたのは、周囲を城壁のようなオブジェクトに囲まれた、広々とした空間。正面にいるのは細剣型トリリオンソードを手にした領主NPCと、彼が従える幾多の私兵NPC達。

「これ以上我が街で好き勝手されてはたまらん。我が配下達をデリートしてくれた礼として、領主たる私自らもてなしてやろう」

 領主NPC──いや、バグプロトコルであるバグ・ノーブルは、酷く楽しそうに口元を歪め、そう言ったのだった。
山岡・朱鳥
もてなし感謝するわ、だけど倒されるのはお前のほうよ!
知っている?山岡の鬼は三つの眼がある、そして三つの瞳術もね
あの変形した剣はなんだか危険な感じがするわね、ならば洪水を起こして足を止めるまでよ
洪水に足をとられてまともに動けないでしょう?
私は疾風の魔力でスピードを上げて速さで翻弄させてもらうわ
鬼の妖刀よ、紅蓮の炎を纏え
水浸しにしてごめんなさいね?
疾風の速度で剣の剣撃を避けて懐に、紅蓮の斬撃をお見舞いするわ
これぞ鬼の進軍、因果応報天誅也よ!


真宮・奏
義兄の瞬(f06558)と参加

領主の白々しさに呆れるしかないですね。まあ一般プレイヤーに真実が伝わることはなさそうですし、まあ、領主自身がバクプロトコブルであれば、今後のプレイヤーさんの安全の為に倒すのみです。

流石ボス級だけあって手数の多さは圧倒的ですね。こちらが私兵を繰り出してくるならこちらも切り札切りますよ!!妖精騎士団のお手伝い発動!!

妖精騎士団の皆と共に【オーラ防御】【盾受け】【武器受け】【拠点防御】【受け流し】【ジャストガード】【硬化】【鉄壁】で武器の攻撃を凌いで突進、【怪力】を込めた【シールドバッシュ】での盾での一撃と星型武器の二連撃を!!

その企み、許しません!!覚悟!!


神城・瞬
義妹の奏(f03210)と参加

領主の態度に不自然さを感じましたか、成程、領主自身がバクプトコプルでしたか。季節イベントの領主の真実は一般プレイヤーに伝わらない方がいいですかね。

一般プレイヤーの皆さんがいない以上、手を抜く必要がありませんね。手強い伝説の傭兵の攻撃を【残像】【第六感】【心眼】で凌ぎつつ、【オーラ防御】でダメージを軽減。熊手型の杖を敵に向け、術を【高速詠唱】【全力魔法】で氷晶の矢を展開。【鎧無視攻撃】【マヒ攻撃】【部位破壊】【目潰し】【身体部位封じ】を合わせて本体ごと巻き込みます。

デリートされるのは貴方の方ですよ。悪意の報いを受けなさい!!



「成程、領主自身がバグプロトコルでしたか」

 その姿と能力とを見て、瞬は呟く。自分達の前に現れた時から、態度に不自然さを感じていた瞬としては、納得というものである。

「季節イベントの領主の真実は一般プレイヤーに伝わらない方がいいですかね」

 さてどうしたものか、と義妹の奏に問うと、奏は左右を見やって、それから頷く。

「ここは隔離されていて、外から中の様子はわからないようになっているようです。私達が黙っていれば一般プレイヤーに真実が伝わることはなさそうですよ」

 穏やかな様子でそう分析する奏に、瞬はそれもそうかと大きく頷く。その間もお互い、姿勢自体に隙はないのは流石と言える。

「領主自身がバクプロトコルなのであれば、今後のプレイヤーさんの安全の為に倒すのみです」

 会話の成り行きを見守っていたバグ・ノーブルであるが、その発言にぴくりと眉を跳ねさせた。

「随分な物言いだな。よもや、私が素直に倒されるとでも思っておるまいな?」

 くす、と笑うバグ・ノーブルは、今にも動き出しそうな私兵を手で制する。

「この私自ら、貴様らを屠ってくれる!!」

 言うや否や、手にした細剣型トリリオンソードを掲げた。それを見て、朱鳥が動く。

「もてなし感謝するわ。だけど倒されるのはお前のほうよ!」

 あの剣は、どうやら危険そうだ。そう判断した朱鳥に、バグ・ノーブルは愉快そうに目を細める。

「愚かな。私の前には、貴様らなど虫けら程の価値もない」

 そう言ってトリリオンソードに自身の資金力を注ぐバグ・ノーブル。1秒にも満たない瞬きの後、トリリオンソードはより禍々しく、より華美に変形した。

「ひれ伏せ!!」

 そう言って地面を蹴ったバグ・ノーブルを見据えた。

「知っている? 山岡の鬼は三つの眼がある、そして三つの瞳術もね」

 朱鳥がそう告げると同時に、バグ・ノーブルへと洪水が襲いかかる。

「ぐぅっ?!」

 慢心による油断もあり、もろに水圧を食らって足を止めたバグ・ノーブル。一方、朱鳥はというと自身の速度を疾風で強化し、素早く距離を詰め、そして。

「鬼の妖刀よ、紅蓮の炎を纏え」

 炎を纏った妖刀『山岡』を振り被る。

「水浸しにしてごめんなさいね?」

 微笑む朱鳥の炎を纏った斬撃は、咄嗟に身を捩ったバグ・ノーブルの胸元を縦に長く裂く。

「っ……くそ!! 我が忠実なる僕よ、私を守れ!!」

 その声に応じてバグ・ノーブルの前に疾風の如き速さで身体を滑り込ませたのは、伝説の傭兵NPC。

「は。仰せのままに」
「っく……!!」

 思わぬ介入に体勢を崩した朱鳥に向け、傭兵は大剣を振りかざす。

「させませんよ」

 そう告げたのは、熊手型の杖の先端を傭兵へ向けた瞬だった。傭兵は自身の経験を元に、それを危険と判断した。主人を弾き飛ばし、大剣の峰を使って防御姿勢を取ろうとし、しかし──一歩間に合わず。

「デリートされるのは貴方の方ですよ。悪意の報いを受けなさい!!」

 放たれた幾本もの氷の矢は、四方から傭兵とバグ・ノーブルを狙う。

「チィッ!!」

 舌打ちと共にバグ・ノーブルを庇う傭兵を、氷の矢が貫いた。

「貴様ら!! 敵を排除しろ!!」

 庇われ、急所は外したものの、足を貫かれたバグ・ノーブルから発せられたのは、そんな命令だった。

「はっ!!」

 それを合図に、彼が己の武器とする私兵団が動き出す。一斉に猟兵達に武器を振り翳し、突進してくる私兵団達に、奏は叫ぶ。

「こちらも切り札切りますよ!! 妖精騎士団のお手伝い発動!!」

 彼女が詠んだのは、額に1と刻印された騎士の姿をした妖精達。召喚された彼らは互いに身を寄せ合い、それぞれに相手を撃破するに足るだけの数字へと合体しながら進んでいく。

「その企み、許しません!! 覚悟!!」

 妖精騎士団と共に進む奏は、瞬の援護を受けながら、盾を片手に星型の武器でバグ・ノーブルへと攻撃を仕掛けていく。

「くっ……!!」

 手負の傭兵とバグ・ノーブル、そして私兵達。攻撃を捌くそこに、隙が生まれた。

「これぞ鬼の進軍、因果応報天誅也よ!」

 懐に潜り込んだ朱鳥の一閃が、バグ・ノーブルの脇腹を抉ったように思われたが、しかし。その一撃はバグ・ノーブルを庇った傭兵の腹を貫いた。

「っ……小癪な!! 生きて帰れるとおもうなよ!!!!」

 崩れ落ちた傭兵を見やりつつ、バグ・ノーブルは怒りに満ちた表情で、そう叫んだのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

風薙・澪(サポート)
戦闘は剣、ポンプアクション散弾銃、魔法を主に使って戦う。
近距離は剣、中距離は銃、遠距離は魔法が主な攻撃手段だが、
状況に応じて距離に拘らず扱う時もある。
敵が少ないときは、逆に剣、銃で隙を作り魔法で止めを刺す。

剣も銃も基本は両手で扱う為、右手に剣、左手銃のような二刀流的なことはほぼしない。
剣は両手持ちではあるものの軽快に扱い、フットワークを軽くして戦う。

銃はほぼ9粒装弾の散弾を使っているが、対象を打ち抜けないときなどはスラッグ(一粒弾)も使う。
いずれにせよ射程はあまり長くない。
弾倉はチューブマガジンで後入先出。(最後に込めた弾薬が最初に撃ち出される)


マヤ・ウェストウッド(サポート)
「アタシの助けが必要かい?」
◆口調
・一人称はアタシ、二人称はアンタ
・いかなる絶望的状況におちいろうとも希望と軽口をたたくことを忘れない。だけどちょっとキザすぎるのが玉にキズ
◆癖・習性
・獣人特有の鋭い野生の勘で、危機を察知できる
・紅茶中毒
◆行動傾向
・おとぼけな言動や態度とは裏腹に、困っている人を放っておけず、たとえ秩序や慣習に背こうとも、自身の正義を貫こうとする
・弱者の盾になることに存在意義を見出しており、戦場では最前線で豪放に戦う。その形相は、まさに地獄の番犬
・医学に心得があり、人体の構造を知悉している。言い換えれば、人を効率よく「壊す」方法の専門家でもある
・パンジャンドラムは淑女の嗜み


子豚・オーロラ(サポート)
人間の妖剣士×寵姫、22歳の女です。
普段の口調は「豚房流の女(私、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」、リラックス中は「子豚家の女(わたし、あなた、呼び捨て、ねぇ、ねぇん、でしょお、なのぉ?)」です。

ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません

五刀流と一刀流を使い分け、相手のや依頼のタイプに合わせお色気行動と剣士としての真剣な動きを使い分けます

武人タイプには敵でも敬意を払いますが、騙し討ち等の戦術を嫌っているわけではありません

あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


風花・雪月
生きて帰れると思うな、とな
この期に及んでまだ勝てると思うておるとは、さすがはバグじゃな
状況分析もできぬほどに破損してしまっていると見える
バグがこれ以上広まぬよう修復してやろう

UCにより戦場の管理者権限を取得

おぬしのバグやチートによるバフと、わしの管轄によるデバフ
果たしてどちらが上か、試してみても良いぞ

敵を取り巻く私兵団には、《五行》の金行をもって鋼矢の雨を振らせよう
傭兵には、《式神》で召喚した鬼神達を当たらせよう

さて、問題はおぬしじゃ
バグになど触れたくはないが、そうも言っておられぬか

《草履》による縮地で一瞬で距離を詰める
伸ばした《扇子》を突き刺し、バグを《抹消》し、《修復》しよう



「立て! 我が配下である意地を見せよ!! 我が領内を侵す彼奴等を、死力を持って排除せよ!!!!」

 威圧を込めてバグノーブルが言い放つと、彼の力であり権威の象徴たる私兵達は目の色を今まで以上の殺気を放ち、崩れ落ちた傭兵が姿勢を立て直し、自身の獲物を持ち替えた。刃渡の短い、両手剣。

「本当の獲物はそっち、ってことかしら」

 その姿に、子豚・オーロラ(豚房流剣士・f02440)は呟く。相手は傭兵と私兵である。そもそもこの人数の差から、勝てば官軍なのだ。お色気が通じる人数にも相手にも見えないが、敬意を示さねばならない相手とも思えない。オーロラはもう既にいつでも斬りかかれる構えだった。

「その他大勢の数が多いのが難点っちゃあ難点かねぇ……」

 そう言うマヤ・ウェストウッド(フューリアス・ヒーラー・f03710)ではあるが、かと言って対多数の攻撃手段が無い訳ではない。ただ、今が一番効果的なタイミングでは無い、というだけの話だった。

「一人一人ちびちびなんて……うーん……めんどくさいわ……」

 かったるそうに呟く風薙・澪(ウィザードウォーリア・f17869)の視線は、最初からバグノーブルを射抜いている。後ろの私兵も傭兵もこのバグプロトコルの能力で生み出されたもの。であるならば、頭を叩けば全てが片付く。とはいえ、彼を守るように傭兵が立ち、左右を私兵達が固めているこの状況では、まずは周囲を片づけなければバグノーブルに剣先は愚か弾丸すら届きそうに無い。
 周囲をまとめて吹き飛ばせば或いは、などと思考を巡らせる澪。

「しかし、そうか。生きて帰れると思うな、とな……」

 大言壮語を宣ったバグノーブルに対し、冷笑で返す風花・雪月(龍型AI・f41951)。それに対し、傭兵と私兵達に守られたバグノーブルは不機嫌そうに顔を顰めた。

「なに……?」

 低く返すバグノーブルに、如意の扇子で口元を隠す雪月は更に笑みを深くする。

「この期に及んでまだ勝てると思うておるとは、さすがはバグじゃな。状況分析もできぬほどに破損してしまっていると見える」

「我が配下達よ……こいつらを排除しろ!!」

 そう言って指示を出したバグプロトコル。しかし。

「バグがこれ以上広まぬよう修復してやろう」

 発動した雪月のUC──管轄者権限により、バグを起源とするNPCである私兵団と傭兵は、ガガガッとグラフィックが揺れ、形が不定形になる。それでもバグノーブルの発したコマンドを完遂すべく動き続ける彼ら。しかし、その動きは先程までの俊敏さなど比べるべくもないくらいに鈍くなっている。

「なに……?! 我が領域に於いて、このような真似……!!」

 正しく書き換えられていくバグ達を、尚もバグとして維持しつつ、攻撃命令を続行し続けるバグノーブルではあるが、彼の持つノーブル・レイピアも元の形に戻りつつある。

「おぬしのバグやチートによるバフと、わしの管轄によるデバフ。果たしてどちらが上か、試してみても良いぞ」

 そう雪月が笑う先から、相性と様子を見てバグノーブルを雪月に任せる事に決めた澪が放った高圧縮液体窒素と魔力が込められた氷槍により動きを止めた傭兵へとオーロラと彼女が召喚した豚房流戦士が斬撃を叩き込み、傭兵を消滅させ、マヤが発動した|英国式輪入道《パンジャンドラムス》により召喚された小型パンジャンドラムが次々と私兵達の間に割り入っては爆発して数を減らしていく。

「く、くそ……!!」

 慌てて私兵達の立て直しを図ろうとするバグノーブルの目の前で、残った私兵達を五行の金行で鋼矢の雨を降らせながら、雪月は肩を竦める。

「バグになど触れたくはないが……」

「貴様!!」

 バグノーブルが激昂し、自身のノーブル・レイピアを振り上げた、次の瞬間。

「そうも言っておられぬか」

 飛天の草履で一瞬にしてバグノーブルの背後に移動した雪月。そして、バグノーブルが振り向くよりも早く、雪月は如意の扇子の先端をバグノーブルの首筋へ押し当てる。

「消えろ」

 雪月がそのまま伸ばした扇子により、バグノーブルの首は切断され、切断面から抹消されていく。そこを起点に、屋敷エリアが正常な形に書き換えられていく。勿論、私兵達の残党も、傭兵NPCの残骸も、全てが抹消され、修復されていく。

「……こんなものかの」

 正常なグラフィックに戻った領主の館を見たのを最後に、気が付けば彼らは元の飾り付けられた街の入り口に立っていたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第3章 日常 『プレイヤーバザール』

POW   :    手に入れたアイテムを売り、トリリオンを稼ぐ

SPD   :    他プレイヤーと交渉し、安くアイテムを手に入れる

WIZ   :    一見使いどころのよくわからないアイテムを確保する

👑5
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​

種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

百地・モユル(サポート)
熱血で好奇心旺盛
本が好きな小学生

正義感が強く困っている人は見過ごせない

とりあえずなにか食べられるならよほどのゲテモノでない限り喜んで食べる
やっぱり病院のご飯よりお外で食べるもののほうがおいしいよ…

イベントなどでわちゃわちゃする場合も乗って動く
ボクこういうのはじめて!すっごく楽しみだな!
(ずっと病院にいたのでお祭りとかイベントごとはあまり遊べなかった)

あとはやることに対してわーきゃー喜んだり

アドリブ絡み歓迎


風薙・澪(サポート)
穏やかで柔和な少女
だるい、めんどくさいと言いつつも、オブリビオン討伐には顔を出す
ただひとたびやると決めると、行動は早く無駄も少ない
物腰は柔らかで、だらけていなければ優等生に見える

調査や探索は、自身の人当たりのよさそうな容姿を生かして、聞き込みにまわることが多い。
UDC出身だがアックス&ウィザーズにいる精霊を扱う人間に師事しており、
状況が許せば「精霊に聞く」ようなことも行う

戦闘は剣、ポンプアクション散弾銃、魔法を主に使って戦う。
近距離は剣、中距離は銃、遠距離は魔法が主な攻撃手段だが、
状況に応じて距離に拘らず扱う時もある。


チル・スケイル(サポート)
「皆さん、よろしくお願いします(お辞儀)」
「…(仕事の時間)」

「では、吉報をお待ちください」

竜派ドラゴニアンのクールな女性です。普段の口調は『私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、ですか?』誰にでも礼儀正しく接します
戦闘中は 『私、あなた、~さん、言い捨て』不要な発言はしません

戦闘スタイルは魔法による射撃が主体。氷の魔法を操ります。それ以外の属性は使いません

侮辱や暴言、報酬の踏み倒しなど、敬意に欠ける行為を嫌います

他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません
スシが大好きです

あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


真宮・奏
義兄の瞬(f06558)と参加

悪いバージョンの領主は倒しました!!これで一般プレイヤーさんも安心してイベント楽しめます!!ただ、領主自身がバクプロトコブルだったので、配下がまだ残っているかもしれません。念の為、パトロールです!!

皆楽しそうに過ごしてますね。流石季節イベントは華やかです。折角なのでもふもふなお友達も一緒にパトロールしましょう!!

星型の武器や熊手型の杖は立派に使えましたので、隠しアイテムがあるかも!!兄さんが取引交渉している間に妙なお面をみつけます!!これつけると特殊な能力えるとか!!確保します!!この鬼の金棒も!!

兄さん、手に持ってる星のアクセサリーは?貰ったんですね!!


神城・瞬
義妹の奏(f03210)と参加

無事にバクプロトコプルだった領主は打倒できましたが、街に放たれた配下が残っている可能性は高いですね。月読の傭兵団、協力してくれませんか。まあ、いきなり147体の傭兵現れると騒動起きかねないので、合体させて20体にして全体に散らばるように。

領主の館から幾らかアイテムを回収したので、不要なアイテムは他のプレイヤーさんと交渉して必要なアイテムを手に入れましょう。これはクリスマスにちなんだ星の髪飾りとブレスレット?奏が喜びそうです。案外安く手に入れて幸運です。

奏、その般若の面と金棒は一体?まあ、使いこなせば強いでしょうが。


山岡・朱鳥
領主も元に戻ったみたいだし、今回の事件は解決みたいね
一応街に異変がないかパトロールして帰るとしましょうか
戦いがあったとは思えないくらいにはどこも平和に店を出しているみたいね
ゲームの世界とは言え平和なのは良いことよね、怨念に蝕まれたこの身体にも一時くらいは安らぎがあってもいいわよね?
バザーもやっているみたいだし、少し見て帰ろうかしら



 領主がバグプロトコルから元々配置されていたNPCに戻ったとはいえ、街の方には然程影響はなかった。
 イベントへの影響を考慮した結果なのか、それとも元々のイベントをそのままバグプロトコルが乗っ取ったからなのかは不明だが、とにかくその方針自体は間違いでなかったようで、特に混乱もない。
 そんな訳で、街はまだまだ飾り付けで煌びやかになっており、お祭り特有の楽しい雰囲気に包まれている。


「見たところ、街は元通り……というより、何もなかったような雰囲気ですね」

 瞬は周囲を見回して、様子を確認していく。その感想に、彼の隣の奏も大きく頷いた。

「でも、領主自身がバクプロトコブルだったので、配下がまだ残っているかもしれません。念の為、パトロールしといた方がいいかもしれないですね!!」

 気合いの入った奏の提案に、瞬も異論はない。

「そうですね。街に放たれた配下が残っている可能性はあります。月読の傭兵団!!」

 瞬は月読の傭兵団を呼び出すが、流石に数が多いので、合体させて20体くらいに調整をする。

「もふもふなお友達も一緒にパトロールしましょう!!」

 一方、奏ももふもふした毛並みの犬や猫、小動物を召喚し、共にパトロールを行う事にした。
 歩く事数分。奏と瞬の方には特にトラブルもなく、街の商店街へと辿り着く。

「そういえばアイテムもたくさんありますね」

 領主の館で回収したアイテムをどうすべきか、と荷を開いたところで、周囲にいたプレイヤー達が寄ってきて、声を掛けてくる。

「お兄さん、アイテム交換とかどう?」

 そう提案してくるプレイヤーとの交渉は瞬に任せる事にして、奏は並ぶ商店街でアイテムを見繕い始める。
 星型の武器や熊手は立派に使えたのだ。他にもいいアイテムがあるかもしれない。

 それから数分後。

「奏……それは何です?」
「妙なお面と鬼の金棒です!! これをつけると特殊な能力を得るとか!!」

 嬉しそうな奏を前に、星の髪飾りとブレスレットを手にした瞬は思わず肩を竦める。まぁ、使いこなせれば強いだろう。多分。

「兄さん、手に持ってる星のアクセサリーは? あっ、もしかして、貰ったんですね!!」

 喜ぶだろうと思って入手した星型のアクセサリー2点を、奏にどう手渡そうか。瞬は少しだけ、思考を巡らせるのだった。


「ボクこういうのはじめて! すっごく楽しみだな!」

 そんな街並みに、百地・モユル(ももも・f03218)はきらきらと目を輝かせながら雪だるまへと駆け寄っていく。その足元に落ちていたのは、にんじん型のアイテムだった。

「これ何だろ」
「拾ってくれてありがとう!」

 駆け寄ってきたNPCの少年が差し出した手に、モユルはにんじんを手渡した。

「雪だるまの鼻なんだ! ありがとう! これ、お礼!」

 そう言って報酬を手渡してくれた少年を、モユルはその背中を見送った。

「これであそこのお汁粉食べようかな〜」

 周囲の見回りを兼ねつつ、モユルは年明けイベントで盛り上がる街中へと歩を進めていく。


「ねぇ、最近変な噂とか聞かない? バグプロトコルの話、とか」

 澪はというと、社交性を活かして、街の人々の間に混乱が広がっていないか、それとなく確認をし、適宜噂の調整をするという方向で働く事となった。
 めんどくさいが口癖の澪ではあるが、引き受けた仕事に対しては迅速且つ的確に動く事が出来るのが彼女の長所であった。

「そういえば、ならずものイベントをクリアして報酬をゲットしたやつがいるって話だな。そういうの、本当は公式から発表が欲しいんだけど……なんで言ってくれないんだろ」

 街を行き交う人々が口にする噂で一番多いのが、イベントクリア報酬をゲットした者達がいたらしいといったもの。他には情報通だとか噂好きの極一部が、実はかなりの頻度で街に出没していたならずもの達はバグプロトコルだったとか、そうではなく隠しボスだっただとか、といった話をしていたが、それも含めていつも通り。平和そのもの、と言った様子だ。

「こういうのって、変に否定しても逆に怪しいのよね」

 そのくらいの噂であれば、逆に流しておいた方がいいだろう。
 そう判断した澪は一息吐いて、途中で獲得したアイテムを交換したトリオンを見やる。これだけあれば、何かしら買えるだろう。
 そう思いつつ、店の方へと足を向けるのだった。


 街中をパトロールしていたチル・スケイル(氷鱗・f27327)。街中や領主の屋敷付近にバグプロトコルによる不具合は、今の所見当たらない。
 バグプロトコルの残党はというと、いるにはいるがボスがいなくなった事で弱体化しているのだろう。瞬の召喚した傭兵団と奏の召喚したもふもふな動物達でも十分に対処可能な程度のようだったが、見かけた分はチルも撃破しておいた。僅かに残っているかも知れないが、いずれはボスがいなくなった影響で消滅するだろう。

 ひとまずは街を一周パトロールしたチルは、後を傭兵団ともふもふ達に任せる事にして、拾い集めた金のたい焼きのようなアイテムを道具屋で換金する事にした。そうやって入手したトリオンで何かを買って帰ろうか。チルがそう思って、ふと視線を巡らせた先。

「…………スシ?」

 幟に描かれたイラストは、間違いなくスシである。何を隠そう、チルはスシが大好きであった。

 街は平和で、今の所異常はないし、任せられる相手もいる。アイテムを換金したからトリオンにも余裕がある。ならば、食事をして帰っても問題はない、だろう。
 そう判断したチルは、足取り軽くスシのある飲食店へと向かっていくのだった。


「戦いがあったとは思えないくらいには、どこも平和に店を出しているみたいね」

 他の猟兵達と同じく、街のパトロールと弱体化した残党の処理を行なっていた朱鳥。一通りのパトロールを済ませて、店の方へと足を向ける。そこに並ぶ店々は、イベント仕様なだけあってかなり賑々しい。お祝い感が強く、見ているだけで楽しくなるようだった。

「ゲームの世界とは言え平和なのは良いことよね」

 みんなが笑って暮らせる世界。怨念に苛まれた己も、少しくらいは、その何分の一かでも、安らぎがあっても良いだろう。

「バザーかしら」

 そう決めた朱鳥は、わいわいと賑やかな方向へと向かっていくのだった。


 それから一時間もしない内に、バグプロトコルの残党達は一掃され、街は完全に正常な姿を取り戻した。
 街とイベントの平和に貢献した猟兵達は、平和になった街で、それぞれに年末年始のイベントを楽しむのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2024年01月20日


挿絵イラスト