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【サポート優先】トドメをさせ、将軍と封人台に

作者：黒代朝希

　これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです（通常参加者を採用する場合もあります）。

「いよいよ最後の猟書家決戦……今回の討伐対象であるオウガ・フォーミュラは『韓信大将軍』となる」
　凛然とした声を響かせ、蒼穹の深い藍の長髪を靡かせたエンドブレイカーであるブリュンヒルデ・ブラウアメル（蒼翼羽剣ブラウグラムの元首『剣帝』・f38903）は、封神武侠界の猟書家決戦体制を告げる。
　3年から4年にかけて『六番目の猟兵』と戦っていたオブリビオン勢力『猟書家』であるが、いよいよ現状交戦し続けている世界において最後の戦いとなるのが封神武侠界だ。
「かのオウガ・フォーミュラは究極神器『封人台』……それを用いて全ての人仙を封印すべく、「韓信大将軍」は多数のオブリビオンに『神器』を与え、封神武侠界の侵略を進めてきたのだが……韓信は数多いる「三国時代の英雄達」のオブリビオンの中にもなお、二年弱の時間をかけても自身の主たりうる｜覇王《オブリビオン》を見つけ出せていないのだ」
　そして、その間にも『六番目の猟兵』は攻略を開始しており……遂に『韓信大将軍』の居場所を突き止めたのだ。
「だが、韓信大将軍はかつて『殲神封神大戦』の際に出現した『南蛮門』を自身の儀式魔術【Q】『｜南蛮来往道《なんばんらいおうどう》』によって再び人界に固定……その奥から「南蛮仙界」の恐るべき魔獣――「南蛮王」達を呼び出そうとしているのだ」
　かつての『殲神封神大戦』にて三皇「神農」と融合し、共に討伐された魔獣『兀突骨』……あのレベルの魔獣が、群れとなった状態で『韓信大将軍』は南蛮仙界から引きずり出し、人界を一挙に攻め落とそうとしているのだ。
「また、韓信が発動した【Q】は『封人台』を『どこか他世界のオブリビオン・フォーミュラに譲渡する』効果が存在するの。それを阻止するには今年の12月27日までに『韓信大将軍』を滅ぼす必要がある」
　いずれにしても、速攻で『韓信大将軍』を撃破する必要があるだろう。

「今回、韓信が『南蛮門』の守備に就かせているのは韓信直属の配下の一人である『龍鬼大将『烈鬼』』……韓信の能力である『神器の献上・譲渡によるオブリビオンの強化』によって『異世界オブリビオン兵団』……『配下として、異世界いずれか1つの既存の集団戦級オブリビオン・エリクシル・デウスエクス1種を引き連れる』能力を付与する神器だ」
　これによって仙術に巧みな采配による連携戦を韓信の配下は仕掛けてくる。
　神器に対する対策を踏まえた戦術も大事となって来るだろう。
　次に『南蛮門』によっての奥から、南蛮仙界ごと封じられていた魔獣……『南蛮王』達の軍勢が溢れ出ようとしている。
　流石に強力な魔獣の群れが一挙に人界に溢れ出してしまえば、いかに猟兵と言えども対処のしようは無い。
「故に広域殲滅・制圧力に長けたユーベルコード等を用意してほしい」
　最後に『韓信大将軍』との戦いであるが、韓信自身は神器をひとつも装備していない。
　代わりに卓越した軍略により「必ず先制攻撃してくる」上、「封神武侠界の集団戦級オブリビオン1種の大軍勢」を率いており、通常のユーベルコードと同時にこの大軍勢による包囲攻撃も仕掛けてくる。
「これは小規模な『異門同胞』を絶対先制攻撃権と共に使用できると言ってよい……対策を重ねる必要があるだろう」
　とはいえ、戦略の優位は『六番目の猟兵』が握った。
　このまま、封人台を確保して『韓信大将軍』を撃破するのみだ――

第1章 ボス戦 『🌗龍鬼大将『烈鬼』』

POW   :    楽浪郡ノ龍鬼一派 【烈鬼を慕うオブリビオン】が自身の元へ多く集まるほど、自身と［烈鬼を慕うオブリビオン］の能力が強化される。さらに意思を統一するほど強化。 SPD   :    ザ・ドラグナーハーツ 【ドラゴンの因子が覚醒し、半龍半鬼】に変身する。変身の度に自身の【纏う地獄の炎の量と心臓の数が10倍に、瞳】の数と身長が2倍になり、負傷が回復する。 WIZ   :    流れ出る忘却の幻影 自身が戦闘で瀕死になると【白肌赤髪で大きな一本角を持つ鬼の幻影】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。 イラスト：nasubi 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

「これが封神武侠界？のオウガ・フォーミュラって奴の配下なのか……」
　印旛院・ラビニア（人権焼却されたと思ったらイキりウサギに転生した件・f42058）――ゴッドゲームオンラインをプレイ中に『バグプロコトル』に襲われ、アカウントと共に遺伝子番号が焼却されるもハッカー系猟兵の手により別ゲームの自キャラデータをゴッドゲームオンラインに移植する事で偽造遺伝子番号を生み出す事に成功。
　｜統制機構《コントロール》の手をやり過ごす事に成功するが、それによって性別も女性になってしまったゲームプレイヤーの『六番目の猟兵』だ。
「とりあえず……『聖戦剣戟陣』！」
　光輝く聖戦士に変身し、竜騎兵サーベルを振るっていくラビニア。
　烈鬼を慕うオブリビオンの群れを蹴散らし、オウガ・フォーミュラの配下である『龍鬼大将『烈鬼』』の強化系ユーベルコード『楽浪郡ノ龍鬼一派』の発動を阻止していく。
「うんうん……何だ、簡単じゃないか……うおッと！？」
　と、少し調子に乗り始めた所に振り下ろされ掠めかける『烈鬼』の金棒。
　その威力に背筋を凍らせながらも、ラビニアは竜騎兵サーベルを振るって今度は堅実に戦っていくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

「……鬼か」
　低い声で、仇死原・アンナ（処刑人、地獄の炎の花嫁、焔の騎士・f09978）は封神武侠界のオウガ・フォーミュラの配下である鬼のオブリビオン『龍鬼大将『烈鬼』』を前に憮然とした表情で武器を構える。
　拷問器具【鉄の処女】をモチーフにした、鉄塊の如き巨大剣『錆色の乙女』を右手に持ち、左手には伝説にある首斬り処刑人の名を冠した呪われしサムライブレイド『アサエモン・サーベル』を構える二刀流で、アンナは戦闘態勢に入る。
「判決は……処刑！処刑だ！！今すぐに執り行う！！！――『｜処刑執行《エンゴクノシッコウニン》』！」
　瞬間、アンナは『真の姿』を開放するユーベルコードを発動。
　それは『敵を自らの手で討ち斃す』という誓いを立てる事で『真の姿』を開放するユーベルコード。
　その起動により地獄の炎を纏いながらアンナは処刑人として『真の姿』を開放していく――
「集うオブリビオン諸共、灰となるが良い――『炎獄の鎧』よ！」
　蒼い炎を放つ、呪われし黒色の鎧から蒼炎を放って『龍鬼大将『烈鬼』』の元に集うオブリビオンを焼却しユーベルコード『楽浪郡ノ龍鬼一派』の発動を阻止していくアンナ。
　そこに彼女が両手に握る『錆色の乙女』と『アサエモン・サーベル』の双剣による斬撃が『龍鬼大将『烈鬼』』を切り刻んでいく――
「言ったはずだ――判決は、処刑だと」
　冷然と鬼の『韓信大将軍』の腹心たるオブリビオンに告げ、アンナは更に斬撃の速度を速めていくのであった――

大成功 🔵​🔵​🔵​

「さて、そろそろ『韓信大将軍』もギリギリ攻略できる所か……！」
　アトシュ・スカーレット（神擬の人擬・f00811）はそう言って封神武侠界の『｜棘《ソーン》』……世界法則を『｜棘《ソーン》』に変換し、天地開闢に連なる力として『強引に相手の法則を書き換え腐敗させる』事を得意とするソーンイーターの『六番目の猟兵』は、敵が召喚した『白肌赤髪で大きな一本角を持つ鬼の幻影』を腐敗させて対応。
　そのまま反撃としてユーベルコード『｜時空両断《サレターレ・モーメント》』を発動――加工済みの白水晶や宝石がいくつも詰め込まれている袋である『Schamrock』から放り投げた宝石を起点として『魔力を暴走させて創り出した時空の亀裂』を発生させる。
　そのまま時空の亀裂に両断された存在をそのまま腐敗の呪詛で追撃するべく、腐敗の権能となった『｜棘《ソーン》』をアトシュは付与させていく――
「無色の魔力よ、その暴挙にて、全てを引き裂け！」
　振るわれる時空の亀裂は、そのまま『韓信大将軍』の腹心であるオブリビオンに重大な斬撃痕と腐敗の呪詛を刻むのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

「オブリビオンを使役する能力を持つオブリビオン……か」
　春霞・遙（子供のお医者さん・f09880）はそう呟き、『｜影の追跡者《シャドウチェイサー》』を召喚。
　普段は関連病院で医師を務める傍らUDC職員と同じような業務をこなしているUDCエージェントにして医療従事者である遥であるが、今は『｜影の追跡者《シャドウチェイサー》』を使役して『韓信大将軍』の腹心足るオブリビオンの『龍鬼大将『烈鬼』』と対決。
「まぁまぁまぁ……こんなにオブリビオンがたくさんとは。とはいえ、すぐに終わってしまってはもったいないですわね」
　中村・裕美（捻じくれクラッカー・f01705）の副人格である『シルヴァーナ』……お嬢様風猟奇的少女の人格が笑みを浮かべて惨殺ナイフ『Zanne di squalo』を取り出す。
　そしてそのまま『Zanne di squalo』を振るい、集団戦級オブリビオンを十数単位で切り刻んでいく――
「私も拳銃を以て……」
　遥も物理的な攻撃力を持つ拳銃を取り出し、銃撃を集団戦級オブリビオンの群れに仕掛けていく。
　近接攻撃を『シルヴァーナ』が惨殺ナイフ『Zanne di squalo』を振るい、折れても新しい刃が生えてくる魔法のナイフによる刃だけの射出を以て攪乱しながら『楽浪郡ノ龍鬼一派』によって強化された『龍鬼大将『烈鬼』』を切り刻み、遥が『白肌赤髪で大きな一本角を持つ鬼の幻影』に『｜影の追跡者《シャドウチェイサー》』を嗾けて自身も拳銃により支援射撃を行っていく。
　そうして、二人の『六番目の猟兵』の連携により集団戦級オブリビオンの群れは蹴散らされて行き……残ったのは、封神武侠界のオウガ・フォーミュラの腹心足るオブリビオン一人のみ。
「うーさぎうさぎ、何見て刎ねる♪」
　そのまま上機嫌に『Zanne di squalo』を振るう『シルヴァーナ』……『シルヴァーナの持つ刃物による一撃』を強化し敵対者を切断するユーベルコード『ヴォーパルスラッシュ』によって『龍鬼大将『烈鬼』』は両断されるのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

第2章 冒険 『『南蛮王』を撃退せよ』

POW   :    苛烈に攻め立て、南蛮王の軍勢を後退させる SPD   :    超強大な魔獣の僅かな隙や弱点を突く WIZ   :    計略で敵の動きを誘導する 👑7 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

「うーん、めんどくさいわ……でも、ここで『封人台』が他の世界のオブリビオン・フォーミュラの手に渡ったら、後々更に面倒くさくなりそうね」
　そう言いながら風薙・澪（ウィザードウォーリア・f17869）は虚空から『高圧縮液体窒素と魔力が込められた氷槍』を召喚していく。
　氷結系ユーベルコード『｜氷霜槍《フロスト・ジャヴェリン》』によって招来されたその氷槍は、絶対零度の矛先で穿った相手に刺傷と液体窒素及び魔力による凍結を与える――
「我、此処に喚びだしたるは、魔狼の顎。其の鋭き牙を以て、敵を穿ち貫け」
　朗々と｜詠唱《のりと》を唱え、氷槍の顕現を完遂させた澪は氷魔剣【凍華】――氷魔狼の牙が埋め込まれており強い氷属性を備える氷の魔剣を抜き放ち、南蛮王の群れに挑む。
　氷結とは、エネルギー諸共物理現象が静止する事象……それを以て、澪は南蛮王を凍結させて進撃を阻止していく。
「このまま『韓信大将軍』の元へ、行かせて貰うわよ！」
　氷魔剣とユーベルコードの氷槍の二つの氷刃を振るい、澪は南蛮王の群れを相手取っていくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

「南蛮王……けものさん達がいっぱいいるのですー」
　ミスティ・ストレルカ（白羽に願う・f10486）はそう言ってユーベルコード『サモニング・ガイスト』で古代の戦士の霊を召喚。
　そのまま彼らに命令し、自身も『深淵の喚び声』――闇の奥底の存在を識り、畏れを正しく領り慈愛を得る術の書を使い聖者の秘奥を行使していく。
「このまま、押し切るのですよー」
　古代の戦士の霊達にそう呼びかけ、自身は慈愛を得る術の書の秘奥を使って南蛮王を押しのけていくミスティ。
　南蛮王は強大なスペックと数量を誇るが、対処する『六番目の猟兵』と違いユーベルコードは使わない。
　故にミスティはユーベルコード『サモニング・ガイスト』を使用し人手を補う。
「人がいる所には、通さないのですよー」
　聖者として、その無垢なる誓いと共にミスティは秘奥を行使。
　そこに『サモニング・ガイスト』で呼び出された古代の戦士の霊達がサポートに入る――
「この様子なら、大丈夫そうなのです―」
　とはいえ『封人台』が他世界のオブリビオン・フォーミュラの元に転送されるまで残り一週間を切っている。
　迅速な攻略が求められるだろう――

成功 🔵​🔵​🔴​

「ニンニン、南蛮王を食い止めて『韓信大将軍』を討伐しに行くでござるよ」
「今日はどんなところに行けるのかな？……封神武侠界の南蛮かぁ」
　四十物・寧々（あいもの・ねね・f28377）とアウル・トールフォレスト（高き森の怪物・f16860）はそれぞれユーベルコードを駆動させ、溢れ出てくる『南蛮王』の群れを食い止めていく。
　寧々は『くノ一の人格の寧々』――多重人格者の猟兵として多数の人格を内包し、状況に合わせて人格を切り替える事であらゆる状況に対応できるUDC組織所属の『六番目の猟兵』である彼女の一つの人格を召喚するユーベルコード『｜影の《シャドウ》寧々ちゃん忍法帖』を発動。
　くノ一の人格として苦無や忍術を駆使して南蛮王の波濤を食い止めていく。
「甘ぁい夢を見ましょう――『｜魅了《テンプテーション》・｜蠱惑坩堝《ドロップホール》』」
　次にアウルが体表で勝手に自生する植物から甘ったるい蜜を放つ事で、幻覚を伴う魅了を相手に仕掛けて動きを封じる植物系魅了ユーベルコードを発動。
　アウルの体表に存在する植物から放たれる甘い、甘い蜜は南蛮王の本能……食欲を介してダイレクトに作用。
　そのまま酩酊し魅了され、進撃を止めて動きを封じられる――
「この隙に、でござるね」
「どんな味がするのかな？」
　そして生じた隙……いや、勝機を逃す『六番目の猟兵』ではない。
　二人はそれぞれ忍術、自身の植物の特性を有した肉体を以て動きが封じられた南蛮王を攻撃。
　そのまま急所を狙って苦無を突き刺して致命打を負わせたり、或いは『高き森の怪物』として南蛮王の『味』を確かめたり等して……『南蛮門』から溢れ出る魔獣の群れを食い止める。

「……来たか――『六番目の猟兵』。しかしあと一歩……いや、それはそちらもか」
　やがて『六番目の猟兵』は相対する――封神武侠界のオウガ・フォーミュラ、『韓信大将軍』と。
「これが最後の戦いだ――行くぞ」
　世界と『封人台』をかけた戦いが、今始まる。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

第3章 ボス戦 『韓信大将軍』

POW   :    楽浪郡勇士集結 レベル×1体の【神器で武装した楽浪郡の勇士（異世界人）】を召喚する。［神器で武装した楽浪郡の勇士（異世界人）］は【他世界】属性の戦闘能力を持ち、十分な時間があれば城や街を築く。 SPD   :    南蛮魔獣集結 自身の【召喚した、南蛮界の魔獣の軍勢】に【背水の陣】を宿し、攻撃力と吹き飛ばし力を最大9倍まで強化する（敗北や死の危機に比例する）。 WIZ   :    三国武将集結 【偉大なる三国時代の武将達】の霊を召喚する。これは【生前に得意とした武器】や【韓信大将軍に与えられた『神器』】で攻撃する能力を持つ。 イラスト：瑞木いとせ 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​

「クローネちゃんが相手になるよ★」
　クローネ・マックローネ（快楽至上主義な死霊術士・f05148）は『韓信大将軍』と相対し、武器を構えていく。
　対して『韓信大将軍』の方も小規模な『異門同胞』が如く己の配下を統率。
　そこに自身のユーベルコード『楽浪郡勇士集結』を絶対先制攻撃権で先制攻撃ユーベルコードとして放ち、二重の包囲網をクローネに仕掛けていく。
「――『クローネちゃんのネクロオーブ★』だよ」
　しかしそこにクローネは『召喚したオブリビオンを操る、呪われた宝珠』を取り出して『韓信大将軍』によるオブリビオンの統率を乱す事で先制攻撃ユーベルコードに対応。
　すぐさま反撃として巨大なデウスエクス『ドラゴン』を召喚し、使役するユーベルコード『｜クローネちゃんのドラゴン騎乗★《ブラック・ドラゴン・ライド》』を発動させるクローネ。
「ドラゴンちゃん♪行っくよー★」
　クローネの言葉に応じ、デウスエクス『ドラゴン』はブレスを以て『韓信大将軍』と彼が統率する軍勢を燃やしていくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

「――『青龍神珍鉄』！」
　エジィルビーナ・ライアドノルト（シールドスピアの天誓騎士・f39095）は周囲の水気を集めて自在に操り、封神武侠界のオウガ・フォーミュラが率いるオブリビオンの軍勢の陣形をかき乱す。
　それにより相乗するはずだった絶対先制攻撃権による先制攻撃ユーベルコードの効果を半減させ、そこにエジィルビーナは騎士としての体術を以て包囲網による攻撃を凌いでいく。
「このまま、一気に反撃するよ――『ステイシス』！」
　取り出すはアイスレイピアーーその刀身を構成する物質を氷から『永遠物質』へと変換。
　物質変換によってあらゆる物質より硬く、決して破壊されない状態がアイスレイピアには24時間継続し付与されているのだ。
「それを使えば――この包囲網を攻略できる！」
　エジィルビーナが歴戦のエンドブレイカーであるなら尚の事……永遠物質となったアイスレイピアを振るい、エルフの天誓騎士は『韓信大将軍』の統率による包囲網を突破していくのであった。

成功 🔵​🔵​🔴​

「HAHAHA！――既に『封人台』は確保した。故にここからは……掃討戦であります」
　愛用の肉切り包丁のように無骨な刀である『ファルシオン風サムライソード』を振るい、己の機械化されたサイボーグの肉体を活かして『韓信大将軍』の先制攻撃ユーベルコードとオブリビオンの軍勢による二重の包囲網を快刀乱麻に突破していくのはバルタン・ノーヴェ（雇われバトルサイボーグメイド・f30809）。
　彼女は『六番目の猟兵』の中でも身体能力……サイボーグ化した肉体を活かした戦闘を得意とする猟兵であり、それは『韓信大将軍』の絶対先制攻撃権とオブリビオンの軍勢を以てしても優位に戦える程であった。
「ここまでの膂力に速度とは……！」
「――決着を着けるであります、『剣刃一閃』」
　風が鳴る――それと同時、大量のオブリビオンの軍勢が微塵切りとなる。
　彼らを使役していた『韓信大将軍』も一瞬で全身を切り刻まれている。
　振るった『ファルシオン風サムライソード』が、彼らをこの様に蹂躙したのだ。
「……しかしそうか――『封人台』は確保された……私は滅ぶのだな、無為に」
　その様に声を落とす『韓信大将軍』――ここから先、彼が逆転する事は決してない。

大成功 🔵​🔵​🔵​

「いっくよー！」
「みんな大丈夫？助けにきたよ！」
　――そして、決着は着く。
　瑠璃・やどり（チャイナウルフガール・f03550）と百地・モユル（ももも・f03218）の連携により、絶対先制攻撃権による先制召喚使役ユーベルコードとオブリビオンの軍勢による二重の包囲網はこれにて壊滅した。
　それを見て『韓信大将軍』は全てを受け入れ――その上で、武器を振るう。
「――『封人台』は『六番目の猟兵』に奪われ、そして私も死ぬか……だが、知ったことか！」
　己のユーベルコード含めた全てを駆動させ、燃やし切る『韓信大将軍』……その猛攻を前に、やどりとモユルもユーベルコードを発動していく。
「――『｜跳！打！壊！散！《チョウダカイサン》』！」
「――『トリニティ・エンハンス』！」
　二人のユーベルコードが同時に発動し、火と水と風の魔力がやどりの振るう『打出の小槌型のハンマー』へと付与され……攻撃力を更に増強。
　そのまま振りかぶって――周囲のオブリビオンの生き残り諸共『韓信大将軍』が吹き飛ばされる。
「……ハ、はは……これが……『六番目の猟兵』、か……恐るべきかな……」
　苦笑を浮かべ、吹き飛ばされた衝撃で空中100ｍを浮遊する『韓信大将軍』……そしてそのまま重力によって地面へと落下。
　100ｍの位置から落下した衝撃が彼の肉体を蹂躙し……そのまま息絶えて『骸の海』へと帰っていく。
　其れはただ『骸の海』へと還るのではない――二度と再出現できない真実の終焉なのだ。

「これにて、一件落着だね」
「でも『封人台』はどうするんだろう？」
　そんな風に会話をしながら、やどりとモユルはグリモアベースへと帰還する。
　グリモアベースで『封人台』にどのような決断を下すかは今だに分からない。

　分かっている事は一つ――現存する全ての『フォーミュラなき世界』を侵略していた猟書家勢力……完全壊滅。
　後は『禁軍猟書家』を残して、猟書家の脅威は一先ず消え去ったのであった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

最終結果：成功 完成日:2023年12月30日