「獣人戦線の世界でドーバー海峡に代表される周辺海域にひしめいていたクロックワーク・ヴィクトリアの『狂気艦隊』とゾルダートグラードの『鋼鉄艦隊』。この二つの戦力の内片方、ゾルダートグラードの艦船数が『何らかの理由で減少した』と言うのは聞いているかい?」
君たちに声をかけたヴォルフガング・ケーニヒバウム(オオカミの戦闘猟兵・f39969)曰く、今なら「狂気艦隊」さえ何とかできればブリテン島に上陸できるかもしれるかもしれないんだ、とのこと。
「撃破すべき目標戦艦数は『5隻』。これを達成できれば私たちグリモア猟兵が君たちをブリテン島に送り届けることができるようになる」
ただ、その「狂気艦隊」が曲者らしい。
「狂気戦艦は『蒸気仕掛けの洋館』のような形状をしていてね。とても船とは思えない、屋敷がそのまま海上を進んでいるような容貌をしているんだよ」
ドーバー海峡はブリテン島までの距離が最も近く、故に相手の得意な海戦であってもそこまで多くの兵を展開する事はできないと言う。
「そこで、まずは海上を飛び回り狂気戦艦を守護する『クロックワーク・ヴィクトリアのオブリビオン部隊』を蹴散らして欲しい」
こうして転送された君たちが初めに戦うこととなるのは、リュックを背負った少女たちで構成された超大国の補給部隊。
「艦隊に物資を補充するために来て、そのまま護衛の任も受けた……と言うことなのかもしれないね」
超大国所属にも関わらず金銭を要求するがめつさがあるらしいので、敢えて金銭を多めに支払うことで護衛の仕事もやらせることにしたとかなのだろうか。
「無事護衛を撃破して狂気戦艦に乗り込めば、中は外観の通りに蒸気機械の入り組んだヴィクトリア調の豪奢な洋館となっているそうだよ」
この内部にはビスクドールのような「蒸気人形」たちがひしめいており、そのうえ強烈な「UDCの反応」もあって、どうやらUDC怪物の定めた「
紳士淑女の作法」をクリアしないと先に進めないようになっているらしい。
「そこで行われているのはダンスパーティーだね。ちなみにその『
紳士淑女の作法』だけど、『鳥っぽい恰好をして十分に一度求愛ダンスを踊ること』だそうだよ、取り乱したりせず冷静沈着にね」
説明を続けるヴォルフガングが遠い目をし、よく見るといくつも並ぶ鳥の着ぐるみ。
「ヴィクトリアン・ルールをクリアすると最深部への扉が開かれ、そこは狂気戦艦の機関部。一体の強力なUDC邪神が蒸気機械を通して戦艦に動力を提供しているからこの邪神を倒せば戦艦を破壊できるんだけど」
邪神は
紳士淑女の作法を用い自らを強化しており、これを守らぬ者を対象を超弱体化させる。
「適応されるルールはダンスパーティーと同じもの。ただ、相手にすることになる邪神は、閑古鳥。見た目そのまま鳥の姿の邪神なんだ」
条件の半分は最初から満たしている訳で。
「『店を繁盛させようとして召喚すると現れる邪神で、現れる客はモフモフに引き寄せられてモフモフの魔力に堕ちる。店主もこの閑古鳥がもつモフモフの魔力に呑まれて堕落する』とのことだけど」
店じゃないから問題ないのか、侵入者もモフモフの魔力に落として無害化するつもりでいるのか。
「君たちには我慢を強いることになるかもしれないけど」
今がブリテン上陸のチャンスであるのは言うまでもない。
「よろしく頼むよ」
そう口にしてヴォルフガングは君たちに頭を下げたのだった。
聖山 葵
ダンス、鳥、と来れば求愛の踊り。不自然なところは何処にもありませんふぇに!
という訳で、今回はクロックワーク・ヴィクトリアの『狂気艦隊』を撃破し、ブリテン島への足掛かりを確保していただくお話になると思われます。
ちなみに
紳士淑女の作法の為の鳥っぽい恰好は備えがない場合、ヴォルフガングの側に並んでいた鳥の着ぐるみを借りることができますよ。
尚、このシナリオフレームの三章には下記の特別な「プレイングボーナス」があり、これにのっとった行動をすることで、戦いに有利になるようです。
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プレイングボーナス:定められた
紳士淑女の作法を守って戦う。
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ではご参加お待ちしておりますね。
第1章 集団戦
『超大国の補給部隊』
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POW : 援軍調達
いま戦っている対象に有効な【自身が所属する超大国製の武器を武装した軍】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
SPD : 商戦機動力
戦場内で「【金ならあるぞ!】」と叫んだ対象全員の位置を把握し、任意の対象の元へ出現(テレポート)できる。
WIZ : 補給拠点
1㎥以下の【物資を無限に補給できる補給拠点】を設置する。自分はいつでも[物資を無限に補給できる補給拠点]に転移でき、触れれば負傷回復するが、壊れると死ぬ。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
|
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
確かに、ある種の狂気ですねぇ。
参りましょう。
『FAS』により飛行、『FLS』の空間歪曲障壁で攻撃に備えまして。
【暜噄】を発動、戦場全体の『物理&科学属性』と『時間&空間属性』のエネルギーを吸収しますねぇ。
【援軍調達】は召喚系故、召喚時の『空間属性』を吸収可能、仮に突破出来ても呼ばれるのは『科学属性』の軍、使い方を理解する前に『吸収』が可能ですぅ。
後は『FPS』で認識範囲を広げた視界内全体に『万象吸収の波動』を放射、纏めて吸収すると共に、そのエネルギーで強化した『FRS』『FSS』の[砲撃]と『FDS』の[爆撃]、『FGS』の重力波で[追撃]し、突破口を切り拓きましょう。
ヴォヴァ・ヴァシレフスキー
アドリブ/連携可
(配信開始)
「みんな、見てるかい?『クヴァルタル』隊長のヴォヴァ・ヴァシレフスキーだ。今回はブリテン島上陸作戦参加のためドーバー海峡に浮かぶ『狂気艦隊』に来ている。我々は今からこの船を撃破してクロックワーク・ヴィクトリア攻略への足掛かりを作る。みんなも応援してくれ!」(UC発動)
(投げ銭のように視聴者からのエネルギーが充填されるソーシャルレーザー)
「さて、敵兵よりあの補給拠点が厄介だな」
大声+存在感で敵の注意をこちらに引き付ける。攻撃は野生の勘で回避。カリスマオーラ+恐怖を与えるで敵の動きを一瞬止め、その隙にソーシャルレーザーで補給拠点を破壊。
「確かに、ある種の狂気ですねぇ」
それは蒸気仕掛けの洋館の如き存在が海を往く光景を目にしての感想か、それとも。転送された先で今から撃破すべき目標の一つを夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は目にして。
「みんな、見てるかい? 『クヴァルタル』隊長のヴォヴァ・ヴァシレフスキーだ。今回はブリテン島上陸作戦参加のためドーバー海峡に浮かぶ『狂気艦隊』を目指している」
配信動画の視聴者に向けて呼びかけ、説明を始めたのは、ヴォヴァ・ヴァシレフスキー(担ぎ出された喜劇役者・f41312)。
「見えるかい? あれが『狂気艦隊』を構成する狂気戦艦の一隻だ。我々は今からあの船を撃破してクロックワーク・ヴィクトリア攻略への足掛かりを作る。みんなも応援してくれ!」
まずは洋館の如きソレを示した上でるこるの姿も画面に入れてからヴォヴァは訴え。
「あちらも始められたようですねぇ」
ちらり携行型の荷電粒子砲に電力をチャージしてゆくヴォヴァの姿を確認したるこるもまた視線を狂気戦艦の方へと向けて。
「参りましょう」
3対のオーラの翼で空に舞い上がると
浮遊する16枚の札を用いて空間歪曲障壁を展開する。おそらく目視でも確認できたのだろう。狂気戦艦を守らんとする少女らの、超大国の補給部隊の姿が。
「大いなる豊饒の女神の象徴せし欠片、その収穫の理をここ」
捧げる祈りによってるこるに与えられる力が何であるのかを狂気戦艦を守らんとする補給部隊の少女たちはまだ知らない。
「敵だ!」
「注意しろ!」
内の幾人かがるこるやヴォヴァの姿を認め、声をあげるもそれだけでは襲い来る災厄を避けるに能わなかった。
「どうした? 僕はここだよ!」
るこるに向きかけた敵の注意を大声で自身の存在をアピールし、ヴォヴァが引き付けようとしたのもきっと理由の一つではあるだろう、だが。るこるの得たエネルギーを吸収能力は戦場すべてを効果の対象としていた。
「な、これは……」
「うっ」
「気を引いていただいて助かりましたねぇ、では」
異変に気付いた補給部隊の少女たちが何かを奪われていることに気づいた時にはもうるこるは万象吸収の波動を放っていた。追加で敵からエネルギーを吸収し自己を強化せんとしつつ同時に視界の中にるこるは見る、ヴォヴァの持つ荷電粒子砲が発射可能となっていることに。
「ま、まだだ……な」
中には設置された補給拠点に転移して難を逃れようとした者も居たが、転移の為のエネルギーすら奪われたのかその場を動けないことに気づいて憮然とし。
「さて、敵兵よりあの補給拠点が厄介だな」
ヴォヴァの発射したレーザーは役に立つことのなかった補給拠点へ突き刺さる。
「そん」
いつでも転移が可能でかつ触れれば傷の言える代償に補給拠点の存在と一蓮托生となっていた少女は補給拠点を破壊されたことで息絶え。
「そんな、こんなにあっさりと――」
「聞いてない! こんなのあの程度の報酬じゃ割に合わ――」
るこるは吸収したエネルギーをもって強化された
浮遊する20台の球体と対になる一対の腕輪を砲台に変形させ、
12枚の小型ビームシールド中央の砲門と共に味方を倒され狼狽する超大国の補給部隊の面々へ向け。
「突破口を切り開かせていただきましょうかぁ」
砲撃と同時に
14台の卵型爆撃用浮遊武装が爆撃を敢行、爆炎で視界の塞がれた敵へと
浮遊する16本の錫を用いた重力波を放つ。
「うわあぁぁ」
弱体化していた者たちにとってはたまったものではなく、超大国の補給部隊の面々は大きな犠牲を出し、その布陣にも穴が開いたのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
リカルド・マスケラス
「海上のお屋敷とは、なんともメルヘンっすね〜」
海を渡って宇宙バイクで来る狐のお面
「可愛い子はあまり傷つけたくないんで、通して欲しいんすよね〜」
そんなことを言っても引かないのは分かってはいるが、一応警告した後でビーム砲やミサイルで【なぎ払い】
援軍を呼んできたら、【視力】を込めた【鏡魔眼の術】で自滅を誘う
「警告はしたんすよ。大人しく通してくれれば、こうはならなかったんすけどね〜」
などと呑気に言いながら、対抗戦力がいなくなったのを確認して屋敷へと進むっすよー
「海上のお屋敷とは、なんともメルヘンっすね〜」
波にうねる海の上を宇宙バイクで渡りながらリカルド・マスケラス(希望の
仮面・f12160)はそれを視界に捉えていた。蒸気仕掛けの洋館とこれを守らんとする少女たち。狂気戦艦を囲うには一か所だけ少女らの居ない場所があるが、その意味を察してしまうと嘆息が漏れ。
「可愛い子はあまり傷つけたくないんで、通して欲しいんすよね〜」
警告したところで退かないであろうことは犠牲を出しながらもまだこの海域にとどまっていることからもリカルドは理解していた。だが、言わずにはいられなくて。
「そうは言っても代金はもう貰っている」
「これも仕事だ。悪く思うなよ」
「そうっすか」
向けられた戦意に、リカルドはビーム砲から迸る光線と宇宙バイクに搭載されたランチャーからのミサイルで応じた。
「っ、散開し」
言葉や悲鳴が着弾したミサイルの爆発に呑まれた。
「応援だ! 応援を呼べ――」
旗色悪しと見た少女たちが判断を下してから実際に超大国製の武器を武装した軍勢が出現するまでにそれほど時間は要しなかった。
「形勢逆転だな」
「行け!」
少女らは援軍を嗾け、結果として多数の敵と対峙する形となっただが、焦りの色はない。
「攻撃は無駄っす。全て己自身に返るんすから」
言葉通りの理由で少女や超大国製の武器を武装した軍勢から悲鳴が上がったのは銃声や砲声が連なってすぐ。
「警告はしたんすよ。大人しく通してくれれば、こうはならなかったんすけどね〜」
のんびりと惨状を見つめながらリカルドは待つ。敵が壊滅し狂気戦艦へと乗り込めるようになるのを。
大成功
🔵🔵🔵
フレデリック・モナハン
UDCが巣食う海上の洋館。
部下達には止められたが、好奇心が抑えられん!
今の私は第六の猟兵。私だけなら多少の無茶は問題ない!
存分に探らせてもらうとしよう!
スラスターで空中機動が可能な
パンツァーキャバリアに乗り込み、海上から攻撃を仕掛ける。
キャバリア用重火器がある以上、射程ではこちらに利があるだろう。
敵の射程外から
ドローンを飛ばし、偵察。敵兵と補給拠点の配置を探る。
観測情報から弾道計算、
レールガンで砲撃を試みる。
補給拠点の破壊を優先。榴弾を使用し、転移してきた敵兵の巻き込みを狙う。
敵の腹中に潜ってからが本番。前哨戦は手堅く勝利したいところだ。
「UDCが巣食う海上の洋館」
前方、転送されたフレデリック・モナハン(ネズミのUDCメカニック・f40592)の視界の中、コクピットから見られる映像にあるのは、まさにそれだった。
「部下達には止められたが、好奇心が抑えられん!」
実際脳裏には自身を制止しようとする姿がよぎるも、
パンツァーキャバリアへ乗り込んだフレデリックはもう戦場と化した狂気戦艦周辺の上空へ侵入しかけていて。
「今の私は第六の猟兵。私だけなら多少の無茶は問題ない!」
部下たちへのいい訳か、それとも自負か。独言を漏らすと機体はついに戦場へたどり着いた。
「存分に探らせてもらうとしよう! だからこそ――」
残った敵護衛の排除は必須。浮遊形態の
パンツァーキャバリアが
ドローンを飛ばし、味方と交戦する敵の様子を探ってゆく。
「なるほど、存外あっけない。いや、他の猟兵との交戦で偵察するだけのミモレットにまで意識を割く余裕がないのか」
いずれにしてもフレデリックからすると都合のいいことだった。
「『ロックフォール』のとっておき、御覧に入れよう!」
キャバリア用重火器が偵察によって判明した補給拠点へ向けられる。今も戦う超大国の補給部隊の少女らのものだ。ドローンの観測情報から弾道を計算し、
レールガンは火を噴いた。
「っ、このままで――あ」
ただでさえ追い込まれていた補給部隊の少女の一人が自身の拠点が破壊されたことを理解したのは、唐突に訪れた死によってだった。
「補給拠点が?! 拙いぞ!」
何の攻撃を受けたわけでもない味方が崩れ落ちるのを見て理由を察した少女の一人が自身の補給拠点へと転移するもそこは既に砲撃の真っ最中。
「うああぁぁっ」
拠点諸共に榴弾で吹き飛ばされて仲間の後を追い。
「敵の腹中に潜ってからが本番。前哨戦は手堅く勝利したいところだ」
砲撃を続けながらもそれほど先のことにはならないだろうという予感をフレデリックは覚えていた。
大成功
🔵🔵🔵
蛇塚・レモン
【農園】
連携重視
農園メンバーと一緒に空飛ぶ補給部隊を討伐するよっ!
念動力で空を飛んで応戦
んじゃ、蛇神様、あとよろしくっ!
(両目が真紅に染まり、人格が白亜の蛇神オロチヒメへ)
クカカカカ!
わざわざ戦場に弱点を置くなど、愚かなユーベルコードであるな!
(智拳印を結び、世界を入れ替え
――涅槃顕現!
金剛界白蛇如来中尊曼荼羅は
時間質量操作と余の神託による現実改変の強要の法則を持つ
つまり余の言葉が世界の作法だ
おい貴様(敵を指差し
余の神託である
『仲間の補給拠点を手ずから破壊せよ』
『出来なければ此処で自死しろ』
『転移は認めん』
もし行えば時間質量を凍結して動きを封ずる
是を他の敵にも強要
くだらん
勝手に貴様等で潰し合え
グレア・レイスター
【農園】
鳥の着ぐるみを借りて参戦(デザインはお任せ)
「皆と一緒に頑張るとするかのう」
エレクトロレギオン(折り紙のようなデザインの戦闘機)を展開し包囲していくのじゃ
範囲内に入ったら攻撃していき、補給拠点も多方向から襲撃させて破壊するのじゃ
「耐久が低くても600体じゃからのう、流石に防ぐのは至難の業じゃな」
拠点破壊を重視しつつ破壊されても神風狙いで拠点に特攻させるのじゃ
後はレモン殿やテラ殿の援護に2割ぐらい回しても良さそうじゃな
「そろそろ狂気戦艦に乗り込めそうじゃな」
オブビリオンを蹴散らしたら全員で乗り込むのじゃ
連携やアドリブは歓迎じゃ
フェリシア・スヴァン
【農園】
農園メンバーとともに参加。
「と~~う~~、私も~~飛び~~ますよ~~」
ふわふわと空中浮遊しながら、
『鈴蘭の嵐』でもって補給部隊を狙います。
「んむ~~む~~、やはり~~蛇神~~さんの~~
能力は~~強力~~です~~ね~~~」
あんまり強くない自覚があるので、基本的には
仲間の皆さんの背後から援護射撃の繰り返し。
たまにバランスを崩してアタフタしつつ、
1体ずつ確実に攻撃を当てていきます。
「はわ~~、待って~~くださ~~い~~。
わたしも~~乗船~~しま~~すぅ~~」
アドリブ描写歓迎。
口調は基本的に間延びしています。
テラ・ウィンディア
【農園】
連携重視
皆宜しくな!
おれは不死鳥の着ぐるみだぞ!
「テラ…なんか…フェリックスって書いてませんそれ…?」(同じく着ぐるみ来た黒子猫が肩にちょこん
【戦闘知識】
自分達の陣形と敵の陣形と動きを見据え
おれは前に出るぞ!
ヘカテ!力を貸してくれ!
「勿論ですよテラ!」
【属性攻撃】
炎を武器と己に付与
UC発動
重力闘法『迅雷』同時発動
「我が冥界の魔力…存分に味わいなさい…!」
魔力で敵軍を足止めして皆の攻撃の被弾を高め
【弾幕・空中機動・重量攻撃・貫通攻撃】
ガンドライド
ドリルビット展開
重力弾とドリル攻撃を叩き込み
【二回攻撃・切断・串刺し・早業】
剣と太刀の連続斬撃から槍に切り替えての串刺しで蹂躙!!
「あれが敵の空飛ぶ補給部隊だねっ! もう随分数が減ってるみたいだけど」
転送された先で【農園】の蛇塚・レモン(白き蛇神憑きのシャーマンクイーン・f05152)が視認したのは蒸気仕掛けの洋館のようなものの周囲を移動する少女らの姿。
「皆宜しくな!」
近づけば当然戦場へと踏み込むことになり、テラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)は【農園】の他の仲間へ声をかけ。
「こちらこそ宜しくじゃ」
これに一声応じたグレア・レイスター(グリカメーカー・f12088)もまた打ち倒すべき敵へと視線を投げる。
「さて、皆と一緒に頑張るとするかのう」
既に先行した味方との戦いで空飛ぶ補給部隊は大きく数を減らしているのが明らかではあった。だからこそグレアらの介入が最後の一押しになることは間違いなさそうではあったが。
「そう言えば着ぐるみを借りられたんじゃったな」
わざわざ言及したのは、テラが早くも着ぐるみに身を包んでいたからで。
「おれは不死鳥の着ぐるみだぞ!」
「テラ……なんか……書いてませんそれ……?」
胸を張ったテラの首から下げたプレートを見て、肩にちょこんと乗った同じ着ぐるみ姿の黒い子猫が首を傾げる。
「ん? 『フェニックス』だから間違いじゃないぞ?」
不思議そうなテラは気づいていなかったのだろう、一文字ほどの間違いに。
「わしの借りた着ぐるみは大福とお揃いの毛色の様じゃな」
以前育てていた雛鳥を思わせる灰色の着ぐるみにグレアは一瞬だけどこか遠くを見て。
「せっかく借りたなら、それを活かす為にもここは突破しないとね!」
「はぁ~~い。ではぁ~~私たちも~~行き~~ましょ~~」
レモンの声に相槌を打ち続かんとするフェリシア・スヴァン(白鳥のように・f19171)は聞いた。
「んじゃ、蛇神様、あとよろしくっ!」
レモンの己の身体を委ねる声を。レモンの両目が真紅に染まったのはこの直後。
「おい、また敵だ!」
「っ、こんな状況でか?!」
もっとも遠い上に既にほかの猟兵と交戦中の補給部隊の少女らにとって、把握できたのは新たな一団が戦場に現れたという程度でしかなく。すぐさま対応できる余力もないのか、数名のみが【農園】へ備え向きを変えるにとどまって。
「おれは前に出るぞ! ヘカテ! 力を貸してくれ!」
「勿論ですよテラ!」
敵陣を見据えテラが声をかければ、肩の子猫は
スーパーロボットへ姿を変えてテラをコクピットに取り込み。
「ならば、わしはこれじゃ」
グレアも折り紙のようなデザインの戦闘用機械兵器を召喚、周囲に展開してゆく。その数は600。
「は?」
「っ、ふざけるなぁぁぁ!」
ただでさえ数を減らされて苦しいところに敵が大量の戦闘用機械兵器とスーパーロボットを投入してきたことで補給部隊の少女たちは愕然とする者、憤る者など様々だった。ただ、いずれの補給部隊の少女も敵としてそれらに襲われるのは間違いなく。
「援軍を――」
咄嗟に自身が所属する超大国製の武器を武装した軍を喚ぼうとした者が居た。撃ち減らされた少女らだけで凌ぐには無理がある、だが咄嗟に召喚を行えたのは少女らの一部。
「耐久が低くても600体じゃからのう、流石に防ぐのは至難の業じゃな」
軍勢とグレアの召喚した戦闘用機械兵器の一部が交戦を始めるも被弾して消滅する機械兵器はまだ100にも満たない。
「頼むぞヘカテ……おれに力を貸してくれ!」
「我が冥界の魔力……存分に味わいなさい……!」
「なんだ、これは……動け、ん」
何故なら、召喚された軍勢の大多数は対峙していた
スーパーロボットの解き放った魔力の影響下にあり前進も後退も出来なくなっていたのだから。
「と~~う~~、私も~~飛び~~ますよ~~」
ふわり空に浮かび上がったフェリシアがそのまま足止めを喰らった補給部隊の少女らへと回り込み。
「そろそろ~~加勢~~します~~ね?」
手の中の優美な白鳥を象った
打撃武器が鈴蘭の花びらに解けて散った。危険な花嵐となった白鳥のメイスはそのまま回避もままならぬ少女たちに襲い掛かり。
「こっちも仕掛けるぞ! ヘカテ!」
「ええ、畳みかけますよ」
これに合わせてヘカテイアに装着された
3つの砲身を持つ小型浮遊自走砲台群とテラやヘカテイアの意志で動く
二体の小型ドリル型ビットが同時に
スーパーロボットの周辺に展開された。
「う、お、ぐああああっ」
「ぎゃああっ」
回避の間もなく花嵐を浴びて息絶えた者が居る一方で、自走砲台群の砲撃で消し飛ばされる者、ドリルに貫かれる者、散りざまは別々でもその一つ一つによって残存する兵力をすり減らし護衛部隊は壊滅へと近づいてゆく。援軍によって一時的に補われた兵数とて足止めされているところを多方向から攻撃されればどうなるか。
「今だ!」
加えて砲撃で空いた敵陣の穴目掛けてテラは
スーパーロボットへ獲物を振りかぶらせて斬り込んだ。始まるのはほぼ一方的な蹂躙劇であり。
「はぁ、はぁ、はぁ、……なんて奴らだ」
空飛ぶ補給部隊の中には咄嗟に補給拠点を設置、そこに転移することで死を免れた者も存在はしたものの。
「クカカカカ! わざわざ戦場に弱点を置くなど、愚かなユーベルコードであるな!」
哄笑した
レモンは智拳印を結ぶ。
「――涅槃顕現! 余こそが、三千世界のすべてである!」
そうして周囲は置き換わった。白亜の蛇神オロチヒメが支配する曼荼羅世界へと。
「おい貴様。余の神託である――」
敵の生き残りの一人を指さした上で
レモンは命じる、仲間の補給拠点を手ずから破壊せよ、と。
「な」
「出来なければ此処で自死しろ」
少女からすれば、当然認めることも出来ぬモノではあったが、最早そこは神託により現実改変の強要が行われる世界下だ。
「う、あ」
背けば普通に出来ることもままならなくなる。一人目は飛ぶこともままならなくなって海へ落ち。
「抗ったようだが、くだらん」
放っておいても溺れて果てるであろう敵にはもう目もくれず
レモンは別の敵を指さしてまた命ず、内容は大差ないが同士討ちや自滅の強要であり。
「んむ~~む~~、やはり~~蛇神~~さんの~~能力は~~強力~~です~~ね~~~」
瞬く間に敵戦力が減ってゆく様をフェリシアは感心した様子で眺め。
「そろそろ狂気戦艦に乗り込めそうじゃな」
もはや護衛部隊の壊滅も時間の問題となったところでグレアはダメ押しに残存する機械兵器を敵の生き残りとその補給拠点目掛け突っ込ませる。
「う……あんな額で、引き受けるんじゃ……なかった」
最後の一人が補給拠点を破壊されて息絶え海に落ちたのはそれからすぐのこと。
「おし、先に進むぞ!」
「じゃな」
「はわ~~、待って~~くださ~~い~~。わたしも~~乗船~~しま~~すぅ~~」
ヘカテイアから降りて着ぐるみ姿で海上洋館の入り口に向かうテラたちをフェリシアは慌てて追いかけた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 冒険
『紳士淑女の作法』
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POW : 気合と根性の一夜漬けで何とか作法を覚えて来る。
SPD : 細かいミスをさりげなくごまかす。
WIZ : 一分の隙もなく完璧なマナーと所作を披露する。
👑7
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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「くるっぽー」
蒸気仕掛けの洋館のような戦艦の中も外見に反せず洋館の様であった。中を進めばやがてダンスホールへと至り、そこはグリモア猟兵が説明したように何体ものビスクドールのような「蒸気人形」たちがひしめいていた。
「ホー」
「ピピピ……」
内何体かが鳥の着ぐるみのようなモノを着込んで鳥の鳴き真似をしつつ踊っていたりしなければ、ごくごく普通のダンスパーティーの光景に見えたかもしれない。ともあれ、ここから猟兵は試されることとなる。尊厳破か――じゃなかったいかに
紳士淑女の作法則れるかを。
夢ヶ枝・るこる
■方針
・アド/絡◎
■行動
さて、此処から違う意味で大変ですが、参りましょう。
『FTS』に収めた『祭器』の『着ぐるみセット』から『鴨の着ぐるみ』を取出し、着用しますねぇ。
着用中は、全ての発言が「かもかも」に変換される代わり、『祭器』故に戦闘行動の邪魔にならず、各種『強化』系の対象にも出来ますので。
更に【奘珤】を発動し[ダンス]を付与する『耳飾り』を形成、着ぐるみの内側で着用すれば、『求愛ダンス』も普通の『社交ダンス』も問題無くこなせますぅ。
『鴨の求愛ダンス』は『対象の周囲を回りながら踊る』形になりますので、移動先で便宜上のターゲットを定め、『回る動作』を挟むことで条件を満たしつつ先へ進みますねぇ。
リカルド・マスケラス
アドリブ歓迎
「さて、それじゃダンスの時間っすね〜」
そんなこと言ってる狐のお面は【霧影分身術】で自分の体を作り上げる。そう、紳士淑女の作用に則って鳥(ペンギン https://tw6.jp/gallery/?id=168177 )の分身体を
あとはパタパタ翼をはためかせたり、楽しく踊るっすよ。フロアの一部を【属性攻撃】で一時的に凍らせて、その上を滑ってフィギュアスケートみたいな演技をするのもいいっすかね。あ、ペンギンらしく可愛くお腹で滑るのもいいっすね
それで存分にご婦人方にアピールするっすかね
「表情のダンスいかがだったっすかね〜?」
割とノリノリでやるっすよ
「さて、此処から違う意味で大変ですが、参りましょう」
賽は投げられた。と言うか、ここまで来てしまった以上踊らねばならないのだろう。夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)が着替える旨を伝えれば蒸気人形たちの内の一体が更衣室へと案内し。
「では着替えて戻りませんとぉ」
浮遊する6基の宝玉に収めていた『祭器の着ぐるみセット』からるこるは鴨の着ぐるみを取出すと、これに着替え来た道を引き返す。
「夢か現か幻か、とくとご覧あれっすよ!」
その一方でリカルド・マスケラス(希望の
仮面・f12160)は自身を装着したペンギンの分身体を召喚することでこの異様なダンスパーティー会場に溶け込んでいた。
「さて、それじゃダンスの時間っすね〜」
見た目は狐の面をつけ王冠を被ったペンギンなのだ。気負うことなく、むしろ楽し気にパタパタ翼をはためかせリカルドは踊り出し。
「ペンギンって言ったら氷の上のイメージもあるっすかね、っと」
凍気を宿した一撃を床に叩きつけると凍り付いた床の上を滑り始め。
「それっ」
更に床に飛び込むようにしてお腹で可愛らしく滑り出すとそこはもう独壇場。と言うか、着ぐるみの蒸気人形たちが凍った床に即座に適応できなかったのかもしれないが、それはそれ。
「氷上のダンスいかがだったっすかね〜?」
ノリノリな様子でリカルドが感想を求める中。
「かもかもかかもかもかかもかかかもかかもかもか、かもかもかもかもかもかかもかもか、かもかかかもか」
鴨の着ぐるみ姿で祈りをささげたるこるは形成された耳飾りを着ぐるみの内で装着する。
「かもかもかも」
着ぐるみ着用中は全ての発言が「かもかも」に変換されるらしいので傍から見るとなんと言っているのかよくわからないが、蒸気人形たちの鳥の鳴き真似も意思の疎通ができてなさそうな点においては似たようなモノである。
(『鴨の求愛ダンス』は『対象の周囲を回りながら踊る』形になりますのでぇ)
特性を生かし、ダンスパーティー会場を標的と定めた蒸気人形の周囲を回るようにしながらるこるは意図した方向に進んでゆく。
「ちゅ、ちゅん」
紳士淑女の作法へ則った行動であるならばこれを蒸気人形も止めるわけにはいかない。今のところ定められた
紳士淑女の作法は猟兵らを足止めすることは能わぬようであった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ヴォヴァ・ヴァシレフスキー
アドリブ/連携可
(配信中)
「内部の潜入へ成功したが、これは・・・」
内部構造に困惑しつつ進む。やがてダンスホールに至り、
「なるほど、そういうことか。ならこちらも全力を出す!」
(クマ用軍服から股間に白鳥の首が付いたバレリーナの衣装に早着替え、なおこの衣装は自前)
「どこからどう見ても白鳥だろう?さあ、開演だ!」(UC発動)
気合いと覚悟は十分。時に華麗に、時に滑稽にダンスパフォーマンスを繰り広げ注目を集める。
蒸気人形たちも精神汚染されたのか、心なしか肩を震わせ笑っているように見える。配信のコメント欄は爆笑の嵐。
「さあもっと笑ってくれ!これこそ
喜劇役者の本懐!」
フレデリック・モナハン
アドリブ・連携歓迎
礼儀作法の一環として、ダンスの経験がない訳ではない。
ないのだが……あれは流石に未知の領域だ。
強行突破のリスクが未知数である以上、腹をくくるしかあるまい。
道すがら、艦の設備から早業で抜き取った機械部品を使う。
借りた着ぐるみに部品を組み込み、機械式外骨格に改造して着用する。
機械仕掛けで人形の動きを再現。着ぐるみのサポートに従えば、彼らと同じダンスが踊れる仕掛けだ。
多少ぎこちない動きになるだろうが、10分毎に繰り返せば体が覚えるだろう。
あとは鳥になったつもりで、羞恥心を置き去りにする! 全ては探求のため!
くるっぽー。
こんばんは。素敵な嘴のお嬢さん。
私と一曲、ご一緒いただけますか?
「内部の潜入へ成功したが、これは……」
既にある種の戦いが始まっていた頃、ヴォヴァ・ヴァシレフスキー(担ぎ出された喜劇役者・f41312)はまだダンスホールへと続く廊下で困惑していた。尚、配信は継続中でもある。
「思っていたのと違う」
いわゆるそんな状況であったのか、ともあれそれでもヴォヴァの足は止まることなく、やがて先に到達していた味方が踊る姿のあるダンスホールへたどり着いて。
(礼儀作法の一環として、ダンスの経験がない訳ではない。ないのだが……)
視線がふととまったのは同じ光景を見る、フレデリック・モナハン(ネズミのUDCメカニック・f40592)。そのフレデリックから見ても鳥の着ぐるみを着て求愛ダンスを踊る催しなどと言うのは流石に未知の領域だった。
「何が役に立つかわからんな」
弄ぶように弄るのは、道すがらこっそりくすねてきた機械部品。借りた着ぐるみに組み込むことでちょっとひと手間。
「『出来るのか』? 技術屋には無意味な質問だ!」
無理を技術で押し通す形で手を加えた着ぐるみをフレデリックは着込む。強行突破のリスクが未知数である以上、腹はくくっていた。
「なるほど、そういうことか。ならこちらも全力を出す!」
そんな味方の様子、加えて周囲の光景を見たヴォヴァはクマ用軍服に手をかけると配信に映らぬようにしつつ瞬く間に股間へ白鳥の首が付いたバレリーナの衣装に早着替えする。
「ぴーっ?!」
「ケーン?!」
一部の蒸気人形が動揺するが、ヴォヴァ自身は動じない。
「どこからどう見ても白鳥だろう? さあ、開演だ!」
の宣言で蒸気人形たちの注意は二分された。いや、宣言した分ヴォヴァの持って行った方が多いか。
「クェェェ!」
始まるダンスパーフォーマンスは時に華麗にそして時にどこか滑稽に。
「どうやら、助けられたようだな」
若干の苦笑と共にヴォヴァのダンスを一瞥し、そちらに多数の蒸気人形たちが意識を向けている間にフレデリックは他の蒸気人形の踊る求愛の舞をなぞり、手を加えた着ぐるみの助けも借りて再現してゆく。
(これでいい。まだ多少ぎこちない動きになってはいるが、10分毎に繰り返せば体が覚えるだろう)
鳥になったつもりで羞恥心も置き去りに、ただただ舞う。
「全ては探求のため!」
そんなフレデリックの視界、お手本とする蒸気人形の向こうでヴォヴァは踊り続けている。
「ポ、ポポポッ」
「プッ、ププゥ」
蒸気人形たちも
精神汚染されたのか、心なしか肩を震わせ笑っているようにヴォヴァには見え。配信のコメント欄は爆笑の嵐。
「さあもっと笑ってくれ! これこそ
喜劇役者の本懐!」
大仰かつ滑稽なポーズで呼びかけるヴォヴァに本来の目的を忘れないと良いがと思った猟兵が居たかどうかは定かでない。
「くるっぽー」
ただ、稼いでくれた時間で過不足なく舞えるようになったフレデリックは一鳴き。
「こんばんは。素敵な嘴のお嬢さん。私と一曲、ご一緒いただけますか?」
「……喜んで」
視線を向けた先で、オウムの着ぐるみを纏った蒸気人形の令嬢がフレデリックへ優雅に応じて見せた。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
フェリシア・スヴァン
【農園】の仲間と参加。アドリブ描写OKです。
「ここはぁ~~、私ぃ~~が~~、頑張り~~ますよ~~」
基本の戦闘服に鳥や羽根の意匠が入っているスタイルなので、
着ぐるみに頼らずに会場突入。
『技能特権』で「ダンシングドレス」を纏い、
ダンス技能を強化してレッツパーティ。
「これより一曲~~お相手願えますか~~」
求愛ダンスの時間になればおっとりした雰囲気から一転、
社交ダンスにタップダンス、フラメンコ、フレンチカンカン。
雰囲気に合わせて臨機応変に繰り出します。
「求愛ダンスなら~~こんな感じ~~でしょうか~~」
南国の鳥のように羽飾りを交互に振って、
北国の鶴のようにしなやかに舞って。
するすると最奥を目指します。
蛇塚・レモン
【農園】
『何故、余が
餌の格好をせねばならんのだ……!』
まぁまぁ、蛇神様、落ち着いてっ?
今回はあたいが表に出て行動するよっ!
ネット通販で見かけるハロウィン用仮装にニワトリ着ぐるみがあったので
それを持参して着替えるね
ダンスは体力勝負!
そしてあたいも神楽舞の心得があるから、厳かに踊ってみるよっ!
ユーベルコードをつかって、農園メンバーの体力も回復させてゆくよっ!
ん?
周りの様子がおかしいかもっ?
ぴょんぴょん跳んだり鳴き真似したり
これが求愛ダンス?
なら一番目立って虜にしちゃえっ!
念動力で空中に舞い上がり、光魔法で輝いて周囲の視線を釘付けにするよ!
どうかなっ?
これで、あたいは完璧で究極の淑女だよっ!
テラ・ウィンディア
【農園】
仲間と参加
アドリブ大歓迎
き、求愛ダンスか…なんか恥ずかしいぞっ!
でもこの着ぐるみでちゃんと踊れる…のかな?
そして着ぐるみ効果で不思議な事が起こった
ふぇにふぇにー…!(てら、はふぇにふぇにダンスを踊り始めた
「こ、これは…数多の世界の美少女をご購入したという伝説のパラディン…携帯温泉を携えあらゆる場所を温泉にしたという伝説の騎士…「せいきし」の求愛の舞!…って私は何言ってるんですか!?」(驚愕の着ぐるみ黒子猫
え、ええと…せいきしならやっぱり求愛も大事な行動だからうまく通じるのかな(ふぇにふぇにダンス
ええと…そうだよな…不死鳥なら鳴き声はふぇにふぇにでいいんだよな…多分?
ふ、ふぇにふぇにー…
グレア・レイスター
【農園】
鳥の着ぐるみ(ペットのシマエナガ風)で引き続き参戦じゃな
「では今度はこれじゃな」
バトルキャラクターズ(こちらもシマエナガ)を展開し同じく踊らせるのじゃ。
「シマエナガは尻尾をあげて揺らすのが求愛のポーズらしいがそんな感じでいくのじゃ」
バトルキャラクターズも同じように踊らせていくのじゃ
「これで大丈夫だと思うのじゃがどうじゃろう?」
連携やアドリブやネタは歓迎じゃ
「何故、余が
餌の格好をせねばならんのだ……!」
自身の口から不満は漏れ。
「まぁまぁ、蛇神様、落ち着いてっ?」
「き、求愛ダンスか……なんか恥ずかしいぞっ!」
これを蛇塚・レモン(白き蛇神憑きのシャーマンクイーン・f05152)は宥める一方で、テラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)は顔を赤くして俯き、モジモジしていた。普段強がっているにしては珍しい光景だがシチュエーションがシチュエーションだけに無理もなく。
「でもこの着ぐるみでちゃんと踊れる……のかな?」
着ぐるみに視線を落として首を傾げる辺り、慣れない格好への不安もその一因だったかもしれない。
「ここはぁ~~、私ぃ~~が~~、頑張り~~ますよ~~」
そんな【農園】の仲間二人を見ていたからだろうか、フェリシア・スヴァン(白鳥のように・f19171)が前に進み出たのは。フェリシアは戦闘服に鳥や羽根の意匠が入っている為、敢えて着ぐるみを着用はせず、戦闘服のままで会場内に足を踏み入れ。
「ピピピ」
「チチッ」
これが鳥っぽい恰好と見なされたのであろう。蒸気人形たちは鳥の鳴き真似をしながら見分するかのように視線を注いで。
「それではぁ~、この衣装の真価をお見せしましょう~~」
フェリシアはさらにそこからほぼ一瞬でダンシングドレスを纏い、踊り出す。鳴きまねにざわめきが混じり。
「気合が入っておるようじゃのう。ではわしは今度はこれじゃな」
会場の入り口でフェリシアの様子を見ていたグレア・レイスター(グリカメーカー・f12088)はペットのシマエナガ風の着ぐるみに身を包みつつシマエナガの戦闘用ゲームキャラクターたちを召喚し、展開させてゆく。
「戦闘用じゃからそれ以外の運用でどこまでやれるかは気になるところじゃが――」
それでも自身がメインで踊るよりはよいという判断なのか。
「シマエナガは尻尾をあげて揺らすのが求愛のポーズらしいがそんな感じでいくのじゃ」
グレアはお手本を見せるように踊り始めると自身を真似て踊るように指示を出し。
「これで大丈夫だと思うのじゃがどうじゃろう?」
ちらり自分に視線を投げる蒸気人形たちを見て判定を待つ。
「何とか落ち着いて貰えたし、今回はあたいが挑戦するよっ!」
そんな中、蛇神を何とか宥めたらしいレモンが持参したニワトリ着ぐるみを着て参戦する。
(ハロウィンの仮装用に通販で売られてたものだけど、今のところ大丈夫そうだね……ならっ)
蒸気人形たちが素直に開ける道を進み、猟兵や蒸気人形の踊るホールへ足を踏み入れれば、踊る相手は選り取り見取り。
(ダンスは体力勝負!)
神楽舞の心得もあるレモンにとってニワトリの着ぐるみも周囲の視線も何の妨げにもならない。
「この舞で、創世と混沌の力の奔流を巻き起こしちゃうよっ! 蛇神様、あたいと一緒に踊ろっ!」
いや、それがユーベルコードの舞ともなれば振るう白蛇神の鋒先神楽鈴の音が周囲の味方を癒し続けもして。
「ふぇにふぇにー……!」
テラが踊り始めたのは、それに背中を押されたのか。
「こ、これは……数多の世界の美少女をご購入したという伝説のパラディン……携帯温泉を携えあらゆる場所を温泉にしたという伝説の騎士……『せいきし』の求愛の舞! ……って私は何言ってるんですか!?」
テラの披露する舞いに驚愕した
着ぐるみ黒子猫は自分自身の言にツッコミを入れ。
「え、ええと……せいきしならやっぱり求愛も大事な行動だからうまく通じるのかな」
困惑しつつもテラは舞いを続ける。
「ぽー」
「ちゅん」
「あっ」
続けながら、蒸気人形たちの視線が集まっていることに気づき、その鳴き真似に自身も鳴かねばと思い出し。
「ええと……そうだよな……不死鳥なら鳴き声はふぇにふぇにでいいんだよな……多分?」
既にふぇにふぇに鳴いてたので方針を貫くという意味もあるのだろう。
「ふ、ふぇにふぇにー……」
テラが再び鳴き真似すると、周囲の蒸気人形らは頷きあって。
「ん? 周りの様子がおかしいかもっ?」
異変を察したレモンは舞いながら首を傾げた。覚えた違和感の理由は自身の舞かそれとも味方の舞か。周囲で着ぐるみを着た蒸気人形の一部が踊り方を変えたのだ。
(ぴょんぴょん跳んだり鳴き真似したり、あれも求愛ダンス?)
反応を引き出す程に効果があったのかもしれない、だから。
「なら一番目立って虜にしちゃえっ!」
念動力で空中に舞い上がり、光魔法を用いて自身を輝かせる。
「ピピーッ」
「クェェエエエ」
「どうかなっ? これで、あたいは完璧で究極の淑女だよっ!」
何体もの蒸気人形らの目をくぎ付けにしながらレモンは得意げに笑んで。
「これより一曲~~お相手願えますか~~」
レモンの周囲が騒がしくなる中、離れた場所でフェリシアは一体の蒸気人形にダンスを申し込む。
「ホゥ!」
フクロウの装いの蒸気人形がこれに応じ、頷くのを見た瞬間にフェリシアがおっとりした雰囲気を一変させる。
「ホー?! ホホ―?!」
相手の意に沿うように踊りを変えてゆく様はまさに臨機応変。
「求愛ダンスなら~~こんな感じ~~でしょうか~~」
南国の鳥のように羽飾りを交互に振って、北国の鶴のようにしなやかに舞う。
「あ~~」
自身のあるいは他の猟兵のダンスが認められたのか。何体かの蒸気人形らは道を譲るように優雅な礼の後で退いて、猟兵たちは突破を果たす。その一風どころでなく変わったダンスホールを。
大成功
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第3章 ボス戦
『閑古鳥』
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POW : もふもふ
【飛ばした羽】が命中した対象に対し、高威力高命中の【モフモフの魔力に溺れる愛らしい鳴き声】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : もふもふもふ
自身に【更なるもふもふ】をまとい、高速移動と【もふもふの魔力に呑まれる愛らしい鳴き声】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ : もふもふもふもふ
【全身】から【もふもふ】を放ち、【もふもふの虜にする】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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「カッコー」
ダンスホールの先、開かれた扉の先は蒸気仕掛けの洋館と言った内装が嘘だったかのようにごく普通の機関部だった。いや、そこに鳥の鳴き声が響いていること、蒸気用らしいパイプの一つを止まり木代わりにした鳥の邪神が存在する時点で普通とは言い難かったかもしれない。
「クアッコッコォォォォ! ははははは、わたしは閑古鳥ッ! ちなみに閑古鳥は
郭公の別の呼び名でもあるッ!」
招かれざる客よと邪神は呼びかける。
「この
店は我が住処! 侵さんとするのであれば覚悟せよッ! そして悔いるがいいッ! わたしのもとにやって来た愚かさをッ!」
モフモフの魔力に堕とさんと邪神は翼を広げ、可愛らしく鳴こうとでもするかのように口を開けるのだった。
ヴォヴァ・ヴァシレフスキー
アドリブ/連携可
(配信中)
「さて、見えてきたぞ。この戦艦の動力源だ・・・どう見ても鳩だよアレ」
早速飛んできた羽が命中するも、気合い+鼓舞で鳴き声を跳ね返す。
「何がモフモフだ、こっちだって自前でモフモフなんだよ!」(UC発動)
周囲に恐怖と笑いの精神汚染を撒き散らしながら猛スピードで爪攻撃連打。
配信のコメント欄はツッコミの嵐。
夢ヶ枝・るこる
■方針
・『鴨の着ぐるみ』継続
・アド/絡◎
■行動
さて、何とかやってみましょうかぁ。
【翰匱】を発動、鴨らしく円運動で踊る様に飛行しつつ速度を上げまして。
『FPS』で閑古鳥の動きを察知しつつ『FLS』の空間歪曲障壁を展開、緊急時は『FIS』の転移による回避も併せれば『羽』の回避はまず可能、結果追撃の『声』も防げますぅ。
そして、速度が乗ったところで閑古鳥さんの上から『超重力結界』を纏った突進、『反動』による胸の増量も可能な限り許容し威力を増強、閑古鳥さんを地面に叩き落しますねぇ。
後は、各攻撃用『祭器』を『編隊飛行する鳥』の様に操作しつつ『FGS』で相手の飛行を阻害、様々な[追撃]を降らせて叩きますぅ。
「
かも、かもかもかもかもかかもかも」
だが、割と強気と言うかテンション高めな邪神の様子にも夢ヶ枝・るこる(豊饒の使徒・夢・f10980)は動じることもない。話すことすべてが例によって「かもかも」に変換されていたが、一番手となれば他者との意思疎通の必要もなく、デメリットにもなりえない。
「
かもかもかかもかもかかもかかかもかもかもかもか、かもかもかかかもかもかもかもかかもかかもかも」
超重力結界を展開し、召喚した『祭器』でるこるは鴨らしく円運動で踊る様に飛翔しながら速度を上げてゆく。
「カッコォオオォ?! わたしに空で勝負を挑むつもりかッ!」
浮遊する涙滴型の水晶によって驚きの声をあげた邪神の動向を察知しながら、
浮遊する16枚の札を用い空間歪曲障壁を展開。加えていざと言う時の備えもした上で仕掛けるのは速度が十分に乗ってから。
「かもかもか、かもかもかもかもかかもかも」
「ッ、何を言ってるか解らんッ?!」
見た目が鳥のお前が言うのかよとどこからかツッコミでも入りそうなことを邪神が叫んだ直後、『超重力結界』を纏ったるこるは邪神の上方から突撃を敢行する、反動で胸を可能な限り肥大化させて。
「待っ、カッゴォォ?!」
こう、本人より大きくなったことでモフモフの鳥にやたら大きな胸の膨らみだけが突っ込んでゆくようなシュールな絵面になっていたが、威力の方はシュールで済まされるレベルを逸脱していた。
「かも、かもかかもかもかもかもか」
自身の叩き落とした邪神の姿を自分の胸が視界を阻んでいるので祭器によって把握しつつ、るこるは各攻撃用『祭器』を『編隊飛行する鳥』の様に操作し始めて。
「カッコォォォオォ」
降り注ぐ追撃に邪神が悲鳴を上げる。
「さて、見えてきたぞ。この戦艦の動力源だ……どう見ても鳩だよアレ。しかも一方的に攻撃されてるな」
配信継続中のヴォヴァ・ヴァシレフスキー(担ぎ出された喜劇役者・f41312)が戦場に足を踏み入れたのはまさにこの瞬間。
「カッコォォ?! 別の鳥種と認識されとるッ?!」
砲撃とかに被弾中にもかかわらずアイデンティティ的に聞き逃せなかったのか、顔を引きつらせて邪神はヴォヴァの方を思わず振り返り。
「おのれ、わたしにも意地はあるッ! くらえッ!」
飛ばされた羽根は一直線にヴォヴァの元に向かってくるが、ヴォヴァは動じない。股間の白鳥の首と共に邪神を見据え。
「カッコー」
「っ、このぐらい――」
自身の飛ばした羽根が命中したと見るや邪神のあげる愛らしい鳴き声へ気合と自らへの鼓舞で耐えんと奥歯をかみしめる。だが、
その気合すら一瞬で引き剝がすほどの力を鳴き声はもっていて。
「何がモフモフだ、こっちだって自前でモフモフなんだよ!」
何もかも忘れてモフモフに実を委ねたくなりそうになりながらヴォヴァは姿を変じる、股間から白鳥の首を生やしたバレリーナ衣装のままで夜の森の神へと。
「カッコォォ?! 変態が変態しとるッ?!」
きっと自身のモフモフに埋もれようとヴォヴァが飛び込んでくること自体は想定の内だったのだろう、だが。
「ガアアアッ!」
ヴォヴァの変身は想定外で受けた恐怖によって鳴き声の効果が弱まったのか、邪神に向かってゆく勢いはそのままにヴォヴァは腕を振るい爪で邪神を引き裂く。
「ぐああああっ」
邪神が悲鳴を上げ、血がまき散らされる一方、ヴォヴァの配信のコメント欄ではツッコミの嵐が吹き荒れていたとか吹き荒れていなかったとか。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
リカルド・マスケラス
「招かれざる客かもしれないっすけど、そもそもちゃんとしたお客は来ないっすよね。閑古鳥ってことは」
何となくそんな疑問が出ちゃうっすよね
ペンギンの分身を【神火分霊撃】の炎の擬態に切り替え
「これはふわふわのもふもふっすね〜。空気をよく含んで触り心地も良さそうっすね〜」
「その分、燃えやすいっすけどね!」
と言うわけでもふもふを放たれたら火【属性攻撃】で盛大に燃やすっすよ
「もふもふに戯れるのも悪くはないっすけど、今はそうしている場合じゃないっすからね〜。悪いけど、この店は沈めさせてもらうっす」
ペンギンなのに火属性なのには
「ペンギンも赤道付近に生息しているタイプもいるってことで」
フレデリック・モナハン
あれほど普通の鳥に近い外見だと、紛れられた時に厄介そうだ。
入念に記録を収集するとしよう。
そして
作法は此処でも有効か。
このまま、着ぐるみ姿で戦うしかあるまい。
敵の鳴き声対策として
特殊音響装置から催眠音波を流し、自分に催眠術を掛けて洗脳効果軽減を狙う。
私はモフモフより鱗派だ。なんだか急にそんな気がしてきた!
背負った『ハンディ・ジャック』を展開。触手アームで機関室の配管を掴み、体を引き寄せ立体的に立ち回る。
ドローンのレーザー射撃で死角攻撃。
体勢を崩したところに
カービン銃を装備したアームを伸ばし、銃剣の急所突きから零距離射撃の追撃を仕掛ける。
「招かれざる客かもしれないっすけど、そもそもちゃんとしたお客は来ないっすよね。閑古鳥ってことは」
邪神の名前からすればそんなリカルド・マスケラス(希望の
仮面・f12160)の口を突いて出た疑問も無理はなかった。ただ、この邪神は店を繁盛させようとして召喚すると現れるらしいのだ。ならば、この邪神を召喚した人物の方は狂気戦艦を繁盛させようと考えていたのかもしれない。
「あれほど普通の鳥に近い外見だと、紛れられた時に厄介そうだ」
その一方でフレデリック・モナハン(ネズミのUDCメカニック・f40592)は
邪神の容姿から懸念を覚え、入念に記録を収集することを決め。
「そして
作法は此処でも有効か」
邪神を強化する
紳士淑女の作法の存在を感じ取ったのか、味方が着ぐるみのまま戦っている姿を見てグリモア猟兵の説明を思い出したのか短く唸り。
「このまま、着ぐるみ姿で戦うしかあるまい」
味方に倣うことを口に出せば、
UDCの発声器官を加工した音響装置を起動させフレデリックは戦場に足を踏み入れる。
「私はモフモフより鱗派だ。なんだか急にそんな気がしてきた!」
と独言しながら。
「カッコォォ! その程度でわたしの鳴き声に対抗しようとは、考えが実にスイートッ!」
新手の存在として意識を割いていたのか、邪神はフレデリックの独言を拾っていたらしい、だが。
「これはふわふわのもふもふっすね〜。空気をよく含んで触り心地も良さそうっすね〜」
さあモフれとばかりに更なるもふもふを纏わんとする
邪神を見る者が他に居た。
「カーッコッコッコッコッコー! そうであろう、そうであろうッ!」
評価されてまんざらでもなさそうに邪神は頷き。
「うん? 今のは声が違ったような――」
頷いてから違和感を覚えて邪神が周囲を見回そうとしたところで、リカルドは続ける。
「その分、燃えやすいっすけどね!」
「え゛っ」
物騒な発言に邪神が固まるもこの時リカルドはもう
準備を終えていた。
「ちょっと、火遊びはどうっすかね?」
「ヒィィィッ、バーニングゥッ?!」
もふもふを放たれた場合のカウンターも兼ねていたとはいえ隙を見せている邪神を攻撃してはいけないという決まりもない。
「カッコォォッ! 熱ッ! 熱ッ!」
羽毛に引火して
邪神は炎を消そうと床を転げまわり。
「狭くて散らかっていて大変結構! 踊りやすくて実に助かる!」
この隙に
UDCの触手を多数内蔵したバックパック型装置を展開、配管を掴ませたフレデリックは自分の身体を宙に持ち上げ
邪神の視界から外れると
ドローンが邪神目掛けてレーザーを放ち。
「ギャアアッ」
「今だ! これでもくらってくれ」
追い打ちに悲鳴を上げた邪神へ
カービン銃を装備したアームを伸ばし、銃剣を突き立てそのままゼロ距離で発砲。
「雉も鳴かずば撃たれまいッ?!」
「もふもふに戯れるのも悪くはないっすけど、今はそうしている場合じゃないっすからね〜。悪いけど、この店は沈めさせてもらうっす」
銃弾を撃ち込まれて仰け反る
邪神を見つめながらリカルドは告げ。
「そうは……はっ、ペンギンがなぜ炎をッ?!」
「ペンギンも赤道付近に生息しているタイプもいるってことで」
割とダメージを受けていそうなのに素朴な疑問を覚えたらしい
邪神へ応えつつも炎のお代わりを放ったのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
フェリシア・スヴァン
【農園】のメンバーと参加。連携・アドリブ描写OKです。
基本的に口調はおっとり間延びしています。
「はわ~~これはまた~~思わず油断してしまいそうな~~相手~~ですね~~」
もちろん気は抜きませんが、モフモフは大いなる誘惑。
帰ってからもふもふグッズの中に飛び込むと決めて耐えてみせます。
動物クッション……巨大ぬいぐるみ……高級毛布……ほわぁ…。
……ハッ。戦闘が始まってしまいます!?
わたしは皆さんの邪魔にならない位置にから、
ジャッジメントクルセイドの連射に専念。
「たまには~~、こういうのも~~使ってみましょう~~。
じゃっじめんとぉ~~」
悪い鳥さんは反省してくださいませ。

蛇塚・レモン
【農園】
よかったね、郭公さん?
千客万来だよっ!
でもまぁ……これで永久に閉店だけどねっ!
みんな、耳と目を閉じて伏せてっ!
首から下げた白い勾玉から燃え盛る腹違いの妹の魂魄が飛び出て
あたいがそれを握って投げつける!
魂魄は閃光と紅炎を機関室中に放つと、大爆撃&モフモフ焼却!
これが蛇塚姉妹の十八番っ!
魂魄式スタングレネードだよっ!
至近距離での爆音と閃光と高熱を浴びた郭公は、暫くは何も出来ない筈っ!
憑装、蛇塚シロオロチ神楽
お願い蛇神様、あたいと一緒に踊って……!
舞い踊りながら蛇腹剣を振り回して衝撃波+斬撃!
弱ったところを蛇神様召喚
郭公を丸呑みしてもらうよっ!
蛇神様、美味しかったっ?
グレア・レイスター
【農園】
着ぐるみをきたままボス戦じゃな
「閑古鳥だとモフモフよりも毛がむしられてそうなイメージがあるのう」
レモン殿の合図で耐衝撃体勢を取りつつスタングレネードが発生したら攻撃開始
「今がチャンスじゃな」
アースジャイアント(鋼鉄製の大地の巨人)を召喚してたたき付けるのじゃ
羽根を飛ばされてもアースジャイアントで受け止めるのじゃ
「飛ばれても困るし押さえつけるかのう」
攻撃して弱らせたらレモン殿の蛇神様が捕食しやすいように押さえつけるのじゃ
「それじゃトドメは任せたのじゃ」
これで羽も残さずさっぱりするのう
連携やアドリブは歓迎じゃ
テラ・ウィンディア
【農園】
着ぐるみ継続
ふ、ふぇにふぇにー…!
レモンの合図に
【属性攻撃】
全身に炎属性付与して燃え上がりつつ
目を閉じて耳をふさいで口を開けて伏せて
UC
迅雷同時発動して身を守る!
燃えて不死鳥っぽいぞ!…ふぇに!
【オーラ防御・空中機動・見切り・武器受け・残像】
求愛ダンスを躍りながら飛び回り残像も残して回避!避けきれないのは三呪剣で迎撃!とオーラで防ぐ!
最悪へかてにゃんをもふもふ!
「にゃー!?」
【弾幕・貫通攻撃・重量攻撃】
ガンドライド
ドリルビット展開
重力弾の弾幕を叩き込んで動きを封じてからドリル攻撃
【二回攻撃・早業・串刺し】
剣と太刀で切り刻み槍に切り替えて串刺しにして内側から燃やし
オロチヒメ!
どうぞ!!!
「カッコォォオォォ、燃えるゥッ?!」
更に悲鳴を上げる、邪神。少なくはないダメージを受けたところに現れたのは【農園】の四人。つまり新手であった。
「よかったね、郭公さん? 千客万来だよっ!」
その客の内の一人として蛇塚・レモン(白き蛇神憑きのシャーマンクイーン・f05152)は笑顔で声をかけ。
「でもまぁ……これで永久に閉店だけどねっ!」
続けられた言葉は邪神からすれば冗談ではない。
「はわ~~これはまた~~思わず油断してしまいそうな~~相手~~ですね~~」
もっとも、フェリシア・スヴァン(白鳥のように・f19171)からするとちょっぴり焦げた郭公と言う容姿の邪神自体が緊張感を保つのに難しい相手でもあるようなのだから、レモンの言葉にどんなリアクションを返そうが見た目はただのギャグにしかならなそうでもあった。されど、フェリシアは気を抜くつもりなどない。
「ちょっと焦げても~~もふもふは~~もふもふですね~~」
フェリシアにとってモフモフは大いなる誘惑であったのだから。
「ですが~~いかに~~もふもふであろうとも~~」
耐えて見せると、フェリシアは心へ鎧を着込む。
「動物クッション……巨大ぬいぐるみ……高級毛布……ほわぁ……」
こう、帰ってからもふもふグッズの中に飛び込むと決め代価を用意することで今の誘惑を耐えると言った感じで。
「閑古鳥だとモフモフよりも毛がむしられてそうなイメージがあるのう」
「ヒィッ、残虐発言ッ?!」
そんなもふもふ言及を耳にしてか、続いて口を開いた着ぐるみ着用姿継続中のグレア・レイスター(グリカメーカー・f12088)に
邪神は顔をひきつらせる。
「ふ、ふぇにふぇにー……!」
不死鳥の着ぐるみ姿で鳴きながらテラ・ウィンディア(炎玉の竜騎士・f04499)が踊っているのは、
紳士淑女の作法へ則っているのだろうが、絵面としてもカオスで。
「しまったッ! そろそろ踊らねば――」
自らを強化もしている手前、求愛ダンスを踊らないといけないというのは
邪神自身もそうであったのだろう。
「みんな、耳と目を閉じて伏せてっ!」
だが
邪神が踊り始めるより早くレモンの忠告が響いて。
「カッコォォウゥゥ?!」
「グランディアよ……全ての存在がもつ原初の力よ。我が身に宿り力と成せ……! グラビティフィールド……展開!」
弾かれた様に振り返った
邪神が見たのは、何かを振りかぶるレモンの姿。テラは全身を超重力フィールドで覆いつつ炎を纏いながら目を閉じ、耳をふさいで口を開けて伏せ。
「これが蛇塚姉妹の十八番っ! 魂魄式スタングレネードだよっ!」
「カッコオォォォッ?!」
閃光と紅炎を
邪神は浴び悲鳴を上げる。
「今がチャンスじゃな」
すかさず大地の巨人を召喚したグレアは己の動きをトレースさせることで邪神目掛けて突っ込ませ。
「燃えて不死鳥っぽいぞ! ……ふぇに! これなら――」
炎を纏ったままのテラも残像を残しながら移動を始める。
「……ハッ。戦闘が始まってしまっています!?」
レモンの声に従って伏せていたフェリシアは顔を上げ、既に動き出している仲間の邪魔にならぬようにと慌てて側面へ回り込み。
「カッコォオオオッ! させんッ!」
邪神はこれへ全身からもふもふを放って迎撃に出る。
「嘘っ、魂魄式スタングレネードが効かなかったのっ?!」
「いや、あれはあてずっぽうじゃな。気絶には至らんかったようじゃが、わしらを見ておらん――」
レモンの言葉に腕を振り下ろしながらグレアは答え、大地の巨人がこの動きに倣って拳を邪神へ叩きつける。
「当たらないぞ! もし当たったとしても最悪へかてにゃんをもふもふって手が」
「にゃー!?」
避けきれないものを三呪剣で迎撃しつつ回避してゆくテラの言葉に肩にちょこんと乗った黒子猫が悲鳴を上げた気もするものの、最悪の事態は来ず。
「たまには~~、こういうのも~~使ってみましょう~~。じゃっじめんとぉ~~」
来たのはどちらかと言えば邪神にとっての最悪だった。フェリシアが指先を向けた場所に居た邪神を天からの光が打ち据え。
「ぎゃあああっ」
「悪い鳥さんは反省してくださいませ」
「次はおれたちだぞ!」
連続して光に打たれる邪神の姿を捉えつつ、テラは
スーパーロボット化させた三界神機『ヘカテイア』に乗り込むと
ヘカテイアに装着された3つの砲身を持つ小型浮遊自走砲台群と
自身やヘカテイアの意志で動く二体の小型ドリル型ビットを展開してゆく。
「ぐ、う……邪神虐待、はんた……い」
よろよろ身を起こす邪神だったが、当然として攻撃が止まることはない。
「重力弾の弾幕にドリルビットだ!」
「みぎゃああっ」
グレアの召喚した大地の巨人が巻き込まれぬよう退いているのを確認してから展開した武装で攻撃、更にヘカテイアを飛び降り、宝剣と太刀で斬りかかる。
「
憑装、蛇塚シロオロチ神楽。お願い蛇神様、あたいと一緒に踊って……!」
だからこそ、邪神は気づけない。レモンが呼びかけ舞い踊り始めるのもその手で蛇腹剣を振り回し衝撃波を放つのも。
「ぐ、ぐおおおおおっ?!」
気づいたのはテラに切り刻まれた身体へ突き立てられた槍が引き抜かれ衝撃波が直撃した瞬間で。
「ぐ、ぅ……拙」
「飛ばれても困るし押さえつけるかのう」
呻きつつ満身創痍の邪神が身じろぎしたところで退避していた大地の巨人がその身へ覆いかぶさる。
「な、か、カッコォォオオウ?! 離」
「それじゃトドメは任せたのじゃ」
「オロチヒメ! どうぞ!!!」
巨人を操るグレアと槍への持ち替えに床へ突き刺した武器を回収するテラへ促され、レモンは蛇神を召喚し。
「待、鳥獣保護ほ――」
「蛇神様、美味しかったっ?」
最後まで言葉を続けられずに呑み込まれた邪神の味の感想をレモンが求める中。
「あ」
動力源を失ったことで蒸気機械が作動を停止し始める。
「後はここを破壊するだけじゃな」
「任せて欲しいぞ、へかてにゃん!」
テラの声に
三界神機『ヘカテイア』がどう言ったかはさておき。備えられた武装の前には動きの止まった戦艦に抗う術はなく。あっさりと海の藻屑になり果てたのだった。
大成功
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