ハロウィンバルとオバケのお城
今年ももうすぐやって来る、ハロウィンの夜。
とは言っても、ここはオバケの国だから、毎日がハロウィンみたいなのだけれど。
でも――だからこそやっぱり、ハロウィン当日は特別。
だから是非、遊びにいらして。私の作った、自慢のハロウィンフェアリーランドに!
フェアリーランドの最奥にある、オバケのお城。
そしてお城へと続く道にあるのは、沢山のお店が並ぶ『ハロウィンバル街』。
この『ハロウィンバル街』は、オバケ達のお店だから、営業時間は夜だけ。
でも仮装をしていれば、好きなお店で、美味しい料理や飲み物が提供されるから。
お城までの道中、まずはおなかを満たしてもいいんじゃないかしら。
どこか気に入った一軒に長居して、がっつり腹拵えしてもいいし。
いくつも店を巡って、少しずつ色々なものを食べて回る、バル巡りも楽しいし。
せっかちな人なら、テイクアウトで食べ歩きもできるわ。
ハロウィンフェアリーランドのバルは、一言にバルと言っても様々。
同じバルでも、食事中心のバルやカフェスタイルなバルなど、種類も色々あって。
食事がメインのリストランテバルは、ちょっぴり贅沢なコース料理がいただけるし。
コーヒーや紅茶やスイーツが楽しめるカフェバルに。
アイスクリームがメインとなるジェラテリアバルも。
他にも、肉バル、シーフードバル、イタリアンバル、それに一風変わったバルまで。
きっと好みのバルが見つかるはず!
ワインバルやカクテルバルでも、ノンアルコールのものも用意されているから。
老若男女みんな一緒に、遠慮なく楽しめるわ。
それぞれの店の佇まいも凝っていて、入りやすい気さくな雰囲気から、洞窟みたいな地下にあったり、木の上にある秘密基地みたいだったり、キラキラ豪華だったり、可愛かったり不思議だったり……その店ならではのコンセプトがあったりするのだけれど。
どの店にも共通するのは――ハロウィンモチーフのメニューやドリンクだということ。
おすすめの店やメニューの詳細も、改めて紹介するわね!
そしておなかが満たされれば、おばけのお城にご招待!
カラフルなカボチャランタンがキラキラ灯って光舞うお城は、楽しいことが沢山。
そんな自慢のお城は、色々な遊びができる、ハロウィンレジャーキャッスル。
魔法の箒にまたがって、夜空のお散歩やレースもできるし。
ジェットコースターみたいなトロッコがあったり、屋上には観覧車も。
宝探しに挑戦すれば、イタズラオバケ達が脅かしてくるドキドキ仕様。
魔法のカボチャランプやハロウィンアクセ、ハロウィンデコスイーツ等々も作れるし。
まだまだいけるなら、ハロウィンなお城お茶会も楽しめる。
みんなに、来てくれたお礼もいっぱいしたいから。
さぁ、お待ちかねのハロウィンの夜。
このハロウィンフェアリーランドで、あなたはどんなひとときを過ごす?
●行こう、ハロウィンフェアリーランド!
「今年のハロウィン、皆はどのような仮装をするのだろうか」
俺は……当日までのお楽しみだ、なんて。
ふふ、と笑みながら、筧・清史郎(ヤドリガミの剣豪・f00502)は今回の事のあらましを語る。
「アックス&ウィザーズの世界で、グリンダという名のフェアリーが、ユーベルコードで自慢のフェアリーランドを作ったので、一緒に遊んでほしいと誘いの声をかけてきたので、皆で遊びに行ってみるのはどうかと」
そんなグリンダが作ったという、フェアリーランドは。
「ハロウィンフェアリーランド、だそうだ。仮装がフェアリーランドへの入場条件だが、動物さんの耳をつけたりシーツをかぶる程度でいいようだ。逆に気合十分な仮装も喜ばれるだろう。フェアリーランドの中では自由に過ごして貰って構わないようだ。フェアリーランドに入れば、奥に大きなオバケさんたちの城があり、その道中にはハロウィンモチーフの様々な食べ物や飲み物や甘味などが楽しめる、ハロウィンバル街が広がっているとのことだ。仮装していれば、誰でもどの店ででも、その店のメニューを振舞ってもらえるという」
バルといっても、食事からスイーツや飲み物まで、様々な種類の店があるようなので。
気に入った店に長居してじっくり食事するも良し、色々な店を楽しむバル巡りでも勿論オッケー。
ハロウィンモチーフの美味なものたちに、存分に舌鼓を打てるという。
「そしてオバケさん達のお城では、魔法によって様々なことが楽しめるようだ。さながら、レジャーランドといった感じか」
ハロウィンの夜を目一杯満喫できるものを沢山用意して、グリンダは城で皆を待っているというので。
今回は誘いを受け、ハロウィンなフェアリーランドを存分に堪能しに行こうと、そういうわけである。
「オバケさんは、ゆるかわさんから本格的なオバケさんまで様々いるようだな。ふふ、俺は甘味も酒もだが、オバケさんもとても好きだぞ」
清史郎はそう楽し気に微笑みつつも、その掌に咲かせる。
ハロウィンフェアリーランドへと皆を導く、満開桜のグリモアを。
志稲愛海
志稲愛海です。
よろしくお願いします!
※ご連絡※ 2章構成のシナリオです。
第1章の受付開始日等は、シナリオタグやMSページで連絡します。
追加冒頭で、店やメニュー等の詳細記載予定です。
また、『大祭祀ハロウィン』のシナリオではありませんので。
アイコンフレーム配布はありませんのでご注意ください。
今回の内容は以下です。
第1章:夜空の下で探索を(冒険)
第2章:光、舞う(日常)
プレイングボーナス(全章共通)……とにかく楽しむ!
各章何名様ででもお好きな章にどうぞ!
POW/SPD/WIZは全章通して気にせず、ご自由にお過ごしください。
ありそうなもの、できそうな事はだいたいOKです、お好きなように!
第1章は、ハロウィンバル街で美味しいものが食べられます!
どのような店やどんなメニューがあるかの詳細は断章にて。
ハロウィンモチーフの食事や甘味やドリンクやお酒など楽しめます。
静かにまったり、わいわい賑やか、ひたすら食に走る……等々。
お散歩でも、デートでも、ほのぼのでも、カオスでも、お好みで!
第2章は、オバケのお城で自由に過ごせます。
アトラクション的なものや、物作り、お茶会、宝探し等々。
どうぞお好きにお過ごしください!
詳細は、第2章開始前の断章でおしらせ予定です。
そして全章を通じて必須で、仮装がドレスコードですが。
獣耳つける程度等でOKですし、気合十分な仮装でも勿論歓迎です!
南瓜SDがなくても勿論構いませんし、仮装ご指定いただいても。
拘りない方は仮装の記載なしでも。何かの仮装をしている扱いになります。
公序良俗に反する事、版権に触れる内容、他人への迷惑行為、未成年の飲酒喫煙は厳禁です。
締切等はMS個別ページやTwitterでお知らせします。
●お願い
同行者がいる場合は【相手の名前(呼称推奨)と、fからはじまるID】又は【グループ名】のご記入をお忘れなくお願いします。
グループ参加の人数制限はありません、お一人様~何名様ででも!
ですが、ご指定の同行者が参加していない場合は返金となる可能性もあります。
グリンダや当方のグリモア猟兵も皆おりますので。
お声掛けいただいた場合のみ、ご一緒させていただきます。
グリモア猟兵とはこれまで面識なくても全く構いませんのでお気軽に!
可能な限り皆様全員書かせて頂きたく思っています。
ご参加お待ちしています!
第1章 冒険
『夜空の下で探索を』
|
POW : 夜目が利くので、己のポテンシャルを生かして探索
SPD : 効率重視。思いついた策を試してみる。
WIZ : 地形や痕跡などから、対象を探す
|
種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●ようこそ、ハロウィンバル街へ!
――Happy Halloween!
――Trick or Treat! お菓子くれないとイタズラするよ!
ハロウィンフェアリーランドへと足を踏み入れれば、とんがり魔女の帽子を被った黒猫たちがハロウィンの挨拶でお出迎え。
そしてジャックオランタンの南瓜ランプ灯る街の奥には、大きなお城が。
今宵招待してくれたグリンダが待つのは、ランドの最奥にある、あのオバケのお城。
けれど、その前に……ハロウィンバル街で美味しいひとときを楽しんで! と。
貰ったのは、街の地図と各バルの紹介。
全ての店には、定番のソフトドリンクや珈琲や紅茶、成人していればビールやワインやウイスキーなどの一般的な酒類は用意されていて。
それ以外にプラス、そのバルならではのハロウィンメニューがあるという。
まずは、カフェバル『スイーツナイト』。オバケや南瓜や黒猫などのハロウィンラテアートに、おばけデコレーション沢山なハロウィンパフェ、血のようなベリーソースのパンケーキ等々の、甘味と軽食が豊富なバルだ。
ジェラテリアバル『雪の精霊』には、バニラやスロベリーやチョコやマンゴーなどの定番ジェラートは勿論、マロンやパンプキン、ピスタチオなどのジェラートも。ジェラートの上には、ジャックオランタンクッキー付き。ひとつの味をじっくりとでも、ちょっぴり欲張って数種類頼んでみてもいいだろう。
ベーカリーバル『黒猫堂』は全てが黒いパン。ミルククリーム入りの黒糖クロワッサンに、黒いバンズのチーズバーガー。黒猫食パンはサンドイッチにもできて、定番のハムサンドやタマゴサンド、チーズホットサンド、クリームと好きなフルーツを挟んだフルーツサンドなどにもしてくれる。
チーズバル『魔女の窯』では、魔女窯チーズフォンデュやパンプキンチーズタルト、夜空のプレートに並んだ星型チーズの盛り合わせなどがいただけて。
洞穴のような地下に店を構える肉バル『穴ぐら亭』のメニューは肉尽くし。ハムやサラミやローストビーフなどおつまみにもできる一品料理から、ステーキやハンバーグ、スペアリブなどのがっつり系、ラムチョップや燻製チキンレッグなどは食べ歩き用のテイクアウトもOK。
ドリンクバル『シークレットベース』は、巨大な魔法の大樹の上にある秘密基地のような店。ハロウィンカクテルは2種類あり、試験官のようなグラスにクランベリージュースとブランデーを使った真っ赤なカクテル『ブラッディ』と、すみれの香り纏うパルフェタムールを使った紫色のカクテル『ムーンナイト』のグラスのふちにはレモンピールの三日月が。各カクテルともノンアルコールにもして貰えるし。ブドウサイダーかオレンジサイダーに、まんまる満月バニラアイスを浮かべた、ハロウィンクリームソーダもいただける。
ちょっぴり豪華な食事を堪能したいなら、リストランテバル『ウィルオウィスプ』へ。ハロウィンモチーフの前菜に、オバケ南瓜のサラダ、真っ赤なミネストローネ、ドラゴンステーキ、紫芋のモンブランのコース料理がいただける。
他にも、イチゴ尽くしなイチゴバルや、海の幸を味わえるシーフードバル、気軽にパスタやピザが楽しめるイタリアンバル等々、他にも様々な種類のハロウィンバルがあるという。
上記バルのメニューは、プチサイズからビッグサイズまで、希望を聞いてくれるから。
一軒に腰を据えてがっつりでも、少量ずついくつものバルを巡ってもいいし。
テイクアウトできそうなメニューは食べ歩き用にもしてもくれる。
また、食べ歩きできるハロウィンバルワゴンも街には並んでいて。
とんがり帽子付きのパンプキン・紫芋・バニラ・ミックスから選べるソフトクリームワゴンに、パンプキンチュロスやワッフルやクレープが売っているスイーツワゴン、ハロウィンカラーの生地に包んだラップサンドのバルワゴン等もあるし。
他にも紹介しきれなかったバルは沢山あるから、あなた好みのハロウィンバルを探して見つけてみるのもいいかも。
好みのスタイルで自由に、美味しいハロウィンを堪能して欲しいというわけだ。
ということで!
カボチャランタンが沢山灯る、夜だけしか開いていないハロウィンバル街で。
まずは、美味しく楽しいひとときを楽しもう!
ココ・ロロ
【ココ彩】仮装は南瓜SDのもの
あっちにもこっちにも
オバケさんの仮装したヒトがたくさんで
なんだかふしぎーですけど、わくわくしますね
ふふん、楽しむことなら仲良しオバケも負けてられません!
むむ…おいしそうなパンの香りは黒猫堂ですね
黒猫さんの食パン!
ココはハムサンドにしたいです
しょっぱおいしいの次はあまいの~!
スイーツナイトはオバケスイーツです?
ちょっぴりこわいのもありますけど…
かわいい黒猫さんや南瓜のお顔のケーキならコワくないです!
プチサイズの一緒に食べましょー
地図を覗き込みそわそわ、わくわく
あれもこれも~なんて欲張りでしょうか
ふふ、サイさんあっちに行きましょー!
おいしいたのしいを見つけにゴー!です
夏彦・星彩
【ココ彩】
兎耳カチューシャ付けての角兎、
ジャッカロープの仮装だぞ〜
素敵なハロウィンの夜を
友だちと美味しい沢山楽しもー
星彩は『黒猫堂』のパンが気になったぞぅ
黒糖クロワッサンも良いなぁ
黒猫食パンをチーズホットサンドに、
季節のフルーツサンドも目移りしつつ…
甘いのだったら『スイーツナイト』も行きたいなぁ
ハロウィンパフェの上には
カクリヨにも居そうなお化け勢揃いだ〜
赤いソースのパンケーキも美味しい
プチサイズならお裾分け交換しやすいだろうか
ココの好きはどれだろー
まだまだ食べられそうだったら、見かけた
食べ歩き用ハロウィンバルワゴンにも立ち寄って
おいしい楽しいを満喫するぞ〜
地図を見ながら次はどこに行こうか?
日が落ちて夜がやって来れば、さぁオバケ達の時間のはじまり!
沢山のジャックオランタンの灯りが燈り、そこかしこから漂うのは美味しそうな匂い。
ハロウィンバルタウンはいつだって大歓迎、おなかをすかせたはらぺこオバケ達のことを!
そんな、賑やかなハロウィン一色の街を歩きながら、きょろきょろ。
「なんだかふしぎーですけど、わくわくしますね」
お耳をぴこりとさせるココ・ロロ(ひだまり・f40324)の瞳に映るのは、行き交う沢山のオバケたち。
そう、あっちにもこっちにも、オバケの仮装したヒトがたくさん。
いや、今日のココだって、そんなオバケの一員。お菓子入り南瓜バスケットを提げた死神さんなのだから。
そんなココと並んで歩く夏彦・星彩(アルベード・f38088)の姿だって、いつもの彼とは違ったハロウィン仕様で。
今日の星彩は、シカのような立派な角が生えたウサギのジャッカロープ。
ハロウィンバルタウンを彷徨うオバケたちは、これからどの店に入ろうかと、皆楽しそうだけれど。
ココと星彩だって、それは同じ。
「ふふん、楽しむことなら仲良しオバケも負けてられません!」
「素敵なハロウィンの夜を、友だちと美味しい沢山楽しもー」
仲良し同士尻尾をゆらゆら、友だちとオバケの国の夜をこれから目一杯楽しむつもり!
ということで、オバケなココと星彩の興味をまずそそったのは。
「星彩は『黒猫堂』のパンが気になったぞぅ」
「むむ……おいしそうなパンの香りは黒猫堂ですね」
ふわり香ばしい焼きたてパンの匂いがする、ベーカリーバル『黒猫堂』。
そろりと扉を開けば、ますます美味しそうな香りに包まれて。
にゃーんと黒猫店員さんたちがお出迎え。
そしてずらりと並ぶのは、焼きたてほかほかの、今宵の星空のような黒いパンたち。
きょろりと思わず目移りしてしまうほど、色々なパンがあって。
先日も一緒にハイカラなパンを楽しんだばかりのふたりだけれど。
それでもやっぱり、うーんうんと一緒に悩むのもまた楽しくて。
「黒糖クロワッサンも良いなぁ」
「黒猫さんの食パン! ココはハムサンドにしたいです」
「星彩は黒猫食パンをチーズホットサンドにしてみるぞー」
それぞれ選んだ黒猫サンドを、いただきます!
ぱりっとハードめの黒猫パンは香ばしくて、ハムやチーズとも相性抜群!
星彩は友だちと一緒にまた出会った、初めて食べる、にほくほくしながらも。
何気にちらりと気になって目移りするのは、同じサンドイッチでも、ホットチーズサンドとはまた全く味わいが違う季節のフルーツサンド。
でも、ハロウィンバル街巡りはまだ始まったばかりだから。
「甘いのだったら『スイーツナイト』も行きたいなぁ」
「しょっぱおいしいの次はあまいの~!」
ご馳走様をしたあとの次の目的地は、カフェバル『スイーツナイト』に決定!
そして地図を頼りにやって来た『スイーツナイト』は、お化け屋敷みたいな佇まいで。
ココはちょっぴりお耳をぺたり、そろりと様子を窺うように店内を見回してみるけれど。
「スイーツナイトはオバケスイーツです?」
お客さんのオバケさんたちはとても楽しそうでにこにこしているし。
オバケたちが食べているオバケスイーツも美味しそう。
そして、ゴースト店員から差し出されたのは、魔導書……?
いや、カフェバルのお品書きです!
「ハロウィンパフェの上には、カクリヨにも居そうなお化け勢揃いだ〜」
星彩は魔導書みたいなメニューをぱらりと捲ってみて。
「赤いソースのパンケーキも美味しそうだなぁ。ココの好きはどれだろー」
「ちょっぴりこわいのもありますけど……かわいい黒猫さんや南瓜のお顔のケーキならコワくないです!」
ココも星彩と一緒に、ひょこりと。
メニューを覗き込みながらも、やっぱりふたりであれもこれもと悩んでしまうけれど。
「プチサイズならお裾分け交換しやすいだろうか」
「プチサイズの一緒に食べましょー」
ふたりで小さめサイズをお裾分けして分けあいこすれば悩みも解決、色々いっぱい楽しめます!
そして、しょっぱおいしいのも、あまおいしいのも、いっぱい満喫したふたりだけれど。
「星彩はまだまだ食べられそうだが、ココはどうだろー」
「ココもまだまだ食べられます! あ、サイさん、あれはなんでしょうか?」
「あれは、食べ歩き用のハロウィンバルワゴンだなぁ。立ち寄ってみよ~」
道行く先に並ぶワゴンにも足を向けて、ハロウィンソフトクリームやチュロスなんかも買ってみて。
やっぱり、少しずつ分けあいこする作戦!
だって折角だから、できるだけ一緒にたくさん、楽しみたいから。
それから改めてふたり並んで、わくわくそわそわ地図を覗き込んでみれば。
「次はどこに行こうか?」
「あれもこれも~なんて欲張りでしょうか」
またまた、行きたいところがいっぱいで、悩んでしまうけれど。
「ふふ、サイさんあっちに行きましょー!」
食いしん坊オバケたちのハロウィンバル街巡りは、まだまだ終わりません!
「おいしい楽しいを満喫するぞ〜」
「おいしいたのしいを見つけにゴー! です」
おいしい楽しいを一緒に――もっともっと知りたいって、わくわくするから。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
フリル・インレアン
ふええ、Trick or Treat。
無限大の|欲望《お菓子》をいただきにまいりました。
っと、こんな感じでいいでしょうか?
今年はウィンドゼファーさんに仮装してみました。
ふえ?アヒルさん、どうしたんですか?
今年はアヒルさんも仮装してないって、
あれ?去年アヒルさんは仮装してな……。
いえ、仮装には参加してましたけど……それを言ってしまったら、去年の仮装させられてしまいます。
それ以前にあれは仮装でもない気がしますし、絶対追い出されてしまいます。
えっと、アヒルさん、私と合わせてラビットバニーさんの被り物をしてみてはいかがですか?
今年は兎年ですし、ぴったりだと思いますよ。
此処はハロウィンフェアリーランド、おばけたちの夜の国。
そしてこのハロウィンフェアリーランドに入るためのドレスコードは、仮装だというから。
「ふええ、Trick or Treat」
フリル・インレアン(大きな|帽子の物語《 👒 🦆 》はまだ終わらない・f19557)は、きょろりとおばけだらけの街をおどおどと見回しながらも。
今年仕立てたばかりのこの仮装で、満を持してフェアリーの招待に臨みます!
――|無限大の欲望《 お菓子 》をいただきにまいりました。
「っと、こんな感じでいいでしょうか? 今年はウィンドゼファーさんに仮装してみました」
いつもより何だか強そうな見た目な気がする、ウィンドゼファーに扮してみて。
そんなアリスに、何だか物言いたげなのはアヒルさん。
「ふえ? アヒルさん、どうしたんですか?」
フリルはアヒルさんの様子に気付いて、そう首を傾げつつ訊ねてみるけれど。
アヒルさんの訴えを聞けば、ますます首を傾ける。
「今年はアヒルさんも仮装してないって、あれ? 去年アヒルさんは仮装してな……」
そこまで言えば、また物申すアヒルさん。
思えば、今年は行列に参加したのは確かにフリルだけで。
去年は色々なあれそれで、アヒルさんを抱っこして仮装行列に参加したから。
アヒルさんの主張もまぁわからないことはないのだが。
「いえ、仮装には参加してましたけど……それを言ってしまったら、去年の仮装させられてしまいます。それ以前にあれは仮装でもない気がしますし、絶対追い出されてしまいます」
どこまでが仮装だと認識されるのか、去年の行列の格好が果たして仮装だと認められるのか……。
フリルはそう不安に思うから、思いついたこんな提案をアヒルさんにしてみる。
「えっと、アヒルさん、私と合わせてラビットバニーさんの被り物をしてみてはいかがですか?」
……今年は兎年ですし、ぴったりだと思いますよ、って。
それならば、きっとふたりとも、仮装だとオッケーが出て。
ハロウィンフェアリーランドに堂々と入国できるはずです……多分!
大成功
🔵🔵🔵
リシェア・リン
ティーシャ(f02332)さんと一緒に今年もハロウィンよ!
仮装はティーシャさんとお揃い、所謂フレンチメイドね
可愛いんだけど、この時期だとちょっと寒いかも…(苦笑)
ティーシャさんって背が高いから、何着ても似合う…!
(スマホで調べて)んーと、お酒も飲めるレストラン…みたい?
私も成人は来年だし、ソフトドリンクかなぁ
来年にはお酒も飲めるようになるかしら(わくわく)
流石ハロウィン、飾り付けもお洒落で素敵!
せっかくだし、私も今日は辛い物より甘い物を食べようかな
わぁ、美味しそう!大きいから食べごたえありそうね
え、いいの?じゃあ私はケーキセットを頼むから、半分こしましょ?
色んなものを食べれて一石二鳥なのだわ!
ティーシャ・アノーヴン
リシェア(f00073)様と。
今年もやって参りました。
今回も仮装はとある方に選んでいただきました。
ええと、オフショルダーのセクシーミニスカメイド服。
と言うらしいです。
色々な服装がありますわね、ふふ、面白い。
リシェア様とお揃いです。
さてさて、オバケのお城が目的らしいですね。
でもその前に城下町かな?そこでのバルですとか。バルってなんでしょう?
私は甘いものを沢山食べたいと思います。
あ、今回はお酒は遠慮しておきます。リシェア様も飲めませんしね。
パフェと言うものを食べたいです。大きいサイズで!
あ、でも食べきれるかしら・・・リシェア様、半分こします?
ケーキも食べてみたいのですよね。
ふふ、目移りしますわね。
猟兵達が招待されたのは、グリンダというフェアリーが作った自慢のフェアリーランド。
そんなフェアリーランドは、今の時期にまさにぴったりな国。
「今年もやって参りました」
そう告げるティーシャ・アノーヴン(シルバーティアラ・f02332)の格好は、いつもとは違った仮装姿。
今年もやってきたのは、そう――ハロウィン!
そして今年のティーシャの仮装も、とある人に選んで貰ったものだというが。
「ええと、オフショルダーのセクシーミニスカメイド服、と言うらしいです」
「所謂フレンチメイドね」
現代の服飾に疎いティーシャに付け加えて言ったリシェア・リン(薫衣草シュンイーツァオ・f00073)の仮装も、お揃いのオフショルセクシーミニスカフレンチメイド服。
そんなふたりお揃いの装いに、ティーシャはふわほわ笑んで。
「色々な服装がありますわね、ふふ、面白い」
「可愛いんだけど、この時期だとちょっと寒いかも……」
特に夜は最近肌寒くなってきたから、肩や脚あたりがスースー寒い気もして苦笑するリシェアだけれど。
「ティーシャさんって背が高いから、何着ても似合う……!」
「ふふ、リシェア様もよくお似合いです」
可愛い格好は、時には寒さをも耐えてこそのもの……かもしれない。
ということで、入国のドレスコードである仮装は楽々クリアできたから。
「さてさて、オバケのお城が目的らしいですね」
ティーシャが目を向けるのは、遠くに見える大きな城。
それからふと、ランドの主であるフェアリーの言葉を思い出してみるけれど。
「でもその前に城下町かな? そこでのバルですとか」
まずは、城下町のハロウィンバルで食事を楽しんでほしい、ということなのだが。
こてりと首を傾けるティーシャ。
「バルってなんでしょう?」
「んーと、お酒も飲めるレストラン……みたい?」
リシェアがしゅしゅっとスマホで調べた通り、バルとは食堂やバーが一緒になったような店のことらしく。
ただ単純に酒場というだけではなく、軽食やコーヒーやスイーツなども楽しめる飲食店のようだ。
ということで、いつものティーシャであれば、やはりお酒……! と、言っていただろうけれど。
「私は甘いものを沢山食べたいと思います」
「私も成人は来年だし、ソフトドリンクかなぁ」
「あ、今回はお酒は遠慮しておきます。リシェア様も飲めませんしね」
今回の目的は、甘いもの!
リシェアはまだアルコールが飲める年齢ではないのだけれど。
「来年にはお酒も飲めるようになるかしら」
そんなわくわくな大人の楽しみは、あともうちょっとだけお預け。
晴れて成人になってからのお楽しみ……ということで。
ふたりが足を運んだのは、バルはバルでも甘いメニューも沢山揃っているというカフェバル『スイーツナイト』。
その店の扉を潜れば、まるでお化け屋敷みたいで。
「流石ハロウィン、飾り付けもお洒落で素敵!」
リシェアは凝ったハロウィンな内装や装飾に、さらにわくわく。
ゴースト店員が持って来た棺桶型のメニューまで洒落ていて。
「せっかくだし、私も今日は辛い物より甘い物を食べようかな」
「パフェと言うものを食べたいです。大きいサイズで!」
ティーシャがうきうきと注文したのは、甘いオバケたちやハロウィンモチーフもてんこ盛りのハロウィンビッグパフェ!
そして一足早く大きなパフェが運ばれてくれば、再び首を傾けるティーシャ。
「あ、でも食べきれるかしら……」
「わぁ、美味しそう! 大きいから食べごたえありそうね」
とても美味しそうだけれど、とてもとてもビッグ!
そんな思ったより大きいハロウィンビッグパフェを見遣りつつ、ティーシャはこうリシェアへと持ち掛けてみる。
「リシェア様、半分こします?」
「え、いいの?」
ふたりで半分こする提案を。
いや、大きなパフェも食べてみたかったティーシャであるけれど。
「ケーキも食べてみたいのですよね。ふふ、目移りしますわね」
ケーキも、実は気になっていて。
それを聞いたリシェアが、今度はティーシャへとこんな提案を。
「じゃあ私はケーキセットを頼むから、半分こしましょ?」
「いいんですか?」
「色んなものを食べれて一石二鳥なのだわ!」
ひとりでビッグパフェもケーキも、というのは多すぎるかもしれないけれど。
ふたりでシェアして半分こすれば、何倍もお得!
だって、どっちも美味しく、そしてふたりで一緒に楽しめるのだから。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
フェレス・エルラーブンダ
【荒屋】
角と羽とつよそうな服
わたしはなんでもたべる、こわくてつよいあくま!
……にがいやさいはにがて!
グリンダにおれいを伝えて街へ
橙の灯りに血が騒ぐのは止められなくて
はやくはやくとふたりを急かした
首からがまぐち
鞄に『いたずらよけ』の飴玉
あさからなにも食べずにいたから、もうまてない!
かたいかびたパンはここにはない
ふわふわのパンにこんなに肉を挟むなんて
るい、このはんばがーってなまえのやつ、すごくすごいぞ
いばらはなにがすき?……チーズ!とけてるやつすきだ
わたしはな、にくとパンと、にぎったこめ!
あまいのものむ!ぱちぱちのやつ!
さんにんでおばけでよふかしして
いま。すごくたのしいで、うれしいのこと!
うまい!
冴島・類
【荒屋】(3人)
仮装に身を包む
僕とリティはぴざ職人さん
羽揺れるフェレスちゃんは…
偏食がないとは偉い悪魔さんだな
グリンダさんへお招きに感謝を伝えたら
さぁ、溢れるいい香り
早速美味しいが手招きしてる
どれから行こう?
急かすはらぺこ悪魔さん
ご馳走様は逃げないよー
感心中なリティにはぐれぬよう追いかけようと笑み
ふむ
食べ歩きできるのもあるみたいだから
幾つか買って食べ比べしようか
僕は味が気になる黒猫ぱんのたまごさんどかな
フェレスちゃんが好きなお肉なら
ちきんれっぐもあったし
あ、見てごらんリティ
飲み物にお月さんが浮かんでるよ
気になるのを見つけたら2人に
あっちも?
追加も勿論良いが
まず皆で第一陣のいただきます、しようか
城野・いばら
【荒屋】
愛称:リティ
類とお揃いのピザ職人衣装
勿論、格好だけじゃなく作るのも
今日は是非参考にさせて頂きたいわ
つよい悪魔さんが選ぶお料理も楽しみね
グリンダにご招待のお礼を伝え
好きな不思議な賑わいで充ちる国内に
わぁ、と開いたお口が塞がらない
ふふっ、ええ
先頭を走る頼もしい悪魔さんに負けられないね
素敵なお店ばかりで選ぶの難しいわ
足が止まらない悪戯?
飴さんの力を借りる時かしらなんて
覗き楽しませてもらいながら
私は南瓜のチーズタルトさんを
果物さん、おうどんとか…チーズさんも好きよ
うん、荒屋のお米さんも素晴らしいね
まぁ本当!可愛いお月さん
フェレス、甘いクリームソーダさんは如何?
ご馳走様したらね、また探しに行こう
今宵は、いつもとちょっぴり違う皆になれる魔法がかかった一日。
――Happy Halloween! そう呪文を唱えれば、ほら。
今夜の冴島・類(公孫樹・f13398)と城野・いばら(白夜の魔女・f20406)は、夫婦お揃いのピザ職人に。
いや、格好だけじゃなくて、作るのだって勿論。
「今日は是非参考にさせて頂きたいわ。つよい悪魔さんが選ぶお料理も楽しみね」
いばらはそう気合いも十分、今宵一緒のつよい悪魔さんへと目を向けて。
類も、目の前で羽をパタパタさせているフェレス・エルラーブンダ(夜目・f00338)の姿を見れば。
「羽揺れるフェレスちゃんは……」
「わたしはなんでもたべる、こわくてつよいあくま!」
角と羽とつよそうな服に、えっへん。
そんなつよつよ悪魔さんに、類は瞳を細めて、こう口にするけれど。
「偏食がないとは偉い悪魔さんだな」
刹那、ぱちりと数度瞬きをしてから。
何気に、そっと付け加えておく悪魔さん。
「……にがいやさいはにがて!」
そう――今夜のフェレスは、にがいやさいいがいはなんでもたべる、こわくてつよいあくま、なのです!
そして、お城で待っているからまずは街を楽しんで、と。
オバケの城への招待状と地図をくれたグリンダに、3人で礼を告げた後。
改めて、好きな不思議な賑わいで充ちる国内を見回したいばらは、わぁ、と。
ぽっかり開いたお口が塞がらなくて。
……さぁ、溢れるいい香り。
早速美味しいが手招きしてる、と、類も彼女と並んでハロウィン色の街をくるり見渡して。
「どれから行こう?」
地図を開けば、ますます目移りしてしまう。
そして、夜の街を仄か照らす沢山の橙の灯りに、血が騒ぐのは止められなくて――はやくはやく、と。
ふたりを急かすのは、はらぺこ悪魔さんのフェレス。
「ご馳走様は逃げないよー」
類はそう逸るようにタタッと駆け出した姿を目で追いながらも。
……はぐれぬよう追いかけよう、そう隣で感心中な彼女へと笑み向けて。
「ふふっ、ええ。先頭を走る頼もしい悪魔さんに負けられないね」
そう彼とふたり、足取り軽くわくわくフェレスを追いかけ始めるけれど。
「素敵なお店ばかりで選ぶの難しいわ」
もしかしてこれは、足が止まらない悪戯?
……飴さんの力を借りる時かしら、なんていばらが楽しく覗き込むのは、フェレスの首から下がっているがまぐち。
そう、この鞄には最強アイテムが入っているのだから。
トリックオアトリート、そうお化けがやって来ても安心な『いたずらよけ』の飴玉が。
いや、フェレスももしかして悪戯な魔法にかかっているかもしれない……?
「あさからなにも食べずにいたから、もうまてない!」
おなかの虫もぐぅと鳴っちゃうくらいの、はらぺこになる悪戯に。
そんなふたりの様子に、類はちょっぴり考えて、こんな提案を。
「ふむ、食べ歩きできるのもあるみたいだから、幾つか買って食べ比べしようか」
お店に入ってゆっくり食べるのもいいのだけれど、でも待ちきれない子たちにはきっとこれが最適解。
勿論、ふたりも大賛成だから。
店の前に並ぶ、ハロウィンバルワゴンを覗いてみて。
「私は南瓜のチーズタルトさんを」
「僕は味が気になる黒猫ぱんのたまごさんどかな」
いばらと類が、まずそれぞれ買ってみたのは、南瓜のチーズタルトと黒猫たまごサンド。
「フェレスちゃんが好きなお肉なら、ちきんれっぐもあったし」
そう類が声を掛けてみれば、フェレスも戦利品を手に瞳をキラキラ。
「るい、このはんばがーってなまえのやつ、すごくすごいぞ」
……かたいかびたパンはここにはない、ふわふわのパンにこんなに肉を挟むなんて、と。
類が言っていたチキンレッグを削いだお肉や、他にも美味しい具がたっぷり入ったハンバーガーを手に。
そしてふかふかパンを、そうっとちょっぴりだけつんつんした後。
フェレスはふと訊いてみる。
「いばらはなにがすき?」
「果物さん、おうどんとか……チーズさんも好きよ」
「……チーズ! とけてるやつすきだ」
それから、そうこくこくと頷いた後、フェレスも自分の好きを教えてあげる。
「わたしはな、にくとパンと、にぎったこめ!」
「うん、荒屋のお米さんも素晴らしいね」
今持っているハンバーガーみたいなお肉とパン、そして荒屋のお米でつくったおにぎり、と。
そんなふたりの声を微笑まし気に聞きながらも、類は並ぶハロウィンワゴンの中に見つける。
「あ、見てごらんリティ。飲み物にお月さんが浮かんでるよ」
「まぁ本当! 可愛いお月さん。フェレス、甘いクリームソーダさんは如何?」
「あまいのものむ! ぱちぱちのやつ!」
そして、ぷかりお月様のようなアイス浮かぶハロウィン色のクリームソーダも料理のおともに買って。
それから、さらにきょろりと、色々目移りしてしまいそうになるけれど。
「追加も勿論良いが、まず皆で第一陣のいただきます、しようか」
「ご馳走様したらね、また探しに行こう」
まずはいただきますして美味しいを楽しんで、それからまた、新しい美味しいを探しにいくことに。
そんな、これから続く美味し楽しい時間に、フェレスはわくわくがとまらなくて。
「さんにんでおばけでよふかしして、いま。すごくたのしいで、うれしいのこと!」
……いただきます! って、ちゃんとふたりと一緒に言ってから。
ふわふわなハンバーガーをはむりと口にすれば、つよい悪魔の羽根をパタパタ、思わず声を上げちゃう。
ほわぁっと瞳を輝かせながら――うまい! って。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
真宮・奏
兄の瞬(f06558)と参加
兄さん、ハロウィンの宴のフェアリーランドですよ!!青いアリスのエプロンドレスでお邪魔します!!兄さんの白兎の白いお耳が凄く似合うのですが。
まずは食べ歩きです!!まずパンプキンのソフトクリーム、パンプキンチュロスにワッフル!!ああ美味しいですね!!
後、先日成人したのでぜひ行ってみたいところあるんです。ドリンクバル「シークレットベース」!!ええ、ぜひ兄さんとお酒を飲んでみたくて。兄さんとすみれの香り漂う素敵なカクテル「ムーンナイト」をドキドキしながら飲みます!!ああ、大人の味がします・・・兄さん何笑ってるんですか。やっぱり目を丸くしてましたか。
ああ、幸せ過ぎます・・・
神城・瞬
妹の奏(f03210)と参加
ああ、ハロウィンの装いのフェアリーランドですか。いつもフェアリーランドは不思議に満ち溢れていますね。ええ、仮装は奏のアリスに併せて
白兎で。ちょっと兎耳は慣れてませんけどね。
まずはワゴンですか。僕は紫芋のソフトクリームにパンプキンチュロス、ワッフルで。ええ、美味しいですね。
奏がぜひ行きたいと言ってたのでドリンクバル「シークレットベース」へ。そうですね、ようやく奏もお酒を飲めるようになりましたね。家族の輪に加わることができなくて落ち込んでいましたよね。今度こそは一緒に飲めます。素敵な紫色のカクテル「ムーンライト」を奏と共に。
ふふ、奏が目を丸くしてますよ。当然ですよね。
足を踏み入れたフェアリーランドに夜の帳がおりれば、さぁこれからが本番。
ジャックオランタンのランプに一斉に火が燈り、黒猫たちが仮装したお客様にご挨拶。
そう――ハッピーハロウィン! って。
そんな、心躍る夜のフェアリーランドに招待されたのは。
「兄さん、ハロウィンの宴のフェアリーランドですよ!!」
今宵も元気いっぱいの、青いエプロンドレス姿のアリス。
そして、瞳をキラキラと輝かせ、アリスな衣装纏う真宮・奏(絢爛の星・f03210)が声を掛けるのは。
「ああ、ハロウィンの装いのフェアリーランドですか。いつもフェアリーランドは不思議に満ち溢れていますね」
「兄さんの白兎の白いお耳が凄く似合うのですが」
「ちょっと兎耳は慣れてませんけどね」
思わず奏がじいと見つめてしまうほどに。
妹のアリスに併せたという白兎な仮装が似合っている、神城・瞬(清光の月・f06558)。
それから早速、ふたりはハロウィン一色のバル街を歩きだして。
勿論これから楽しむのは、そう。
「まずは食べ歩きです!!」
「まずはワゴンですか」
童話とは逆に、わくわくしているはらぺこアリスを白兎が追いかけることに……?
いや、白兎さんだって甘いものがとても大好きだから。
「まずパンプキンのソフトクリーム、パンプキンチュロスにワッフル!!」
「僕は紫芋のソフトクリームにパンプキンチュロス、ワッフルで」
それぞれ違うハロウィンカラーのソフトクリームに、今の時期限定なパンプキンチュロス。
これまた甘いワッフルは、ソフトクリームをつけてみればまた味変にもなって。
ハロウィン感も満載で、それにやっぱり何よりも。
「ああ美味しいですね!!」
「ええ、美味しいですね」
ひとくち頬張るごとに笑みがこぼれてしまうほど、どれも全部美味しいです!
そして奏は、食べ歩きともうひとつ。
「先日成人したのでぜひ行ってみたいところあるんです」
兼ねてから行きたかったところを告げる。
それは――ドリンクバル「シークレットベース」!!
「ええ、ぜひ兄さんとお酒を飲んでみたくて」
「そうですね、ようやく奏もお酒を飲めるようになりましたね」
つい先日、奏は20歳の誕生日を迎えて、お酒が飲めるようになったから。
ふたりは、大きな木の上にある、まさに秘密基地のようなドリンクバルの店内に足を踏み入れて。
眼下に望むハロウィンな夜の街を見下ろしながら、ふたりお揃いで注文する。
すみれの香りが甘く優しくふわりと漂う、夜色のカクテル「ムーンナイト」を。
そして運ばれて来れば、そっとグラスを手に、奏はドキドキ。
そんな姿を見守りながらも瞬は思う。
(「家族の輪に加わることができなくて落ち込んでいましたよね」)
でも……今度こそは一緒に飲めます、と。
それからそうっと、奏はひとくち、はじめてのお酒を口にしてみれば。
「ああ、大人の味がします……兄さん何笑ってるんですか」
気分はすっかり大人――みたいに、飲んだつもりだったのだけれど。
「ふふ、奏が目を丸くしてますよ。当然ですよね」
「やっぱり目を丸くしてましたか」
ふたり顔を見合わせれば、そう笑いあって。
改めて一緒に味わう「ムーンライト」はきっと、ずっと忘れられないだろう大人な甘やかさ。
最初はちょっぴり目を丸くしてしまった奏だけれど。
「ああ、幸せ過ぎます……」
ほわりとした心地良さを感じながら、感嘆の溜息と笑みを漏らす。
はじめての美味しいお酒をこうやって、瞬とふたりで飲めることが嬉しくて。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
ルーシー・ブルーベル
【月光】
2022年の仮装
フシギの国のアリスの格好
ハロウィン!
本当のオバケは怖いけれど、ココは安心ね
ええー、こんなに楽しそうな場所なのに
しかも黒パパ、仮装してないわ
パパも仮装しなくっちゃ。こんな風に!(くるくる回る)
むう、じゃ、ちょっとしゃがんで?
屈んだパパに黒猫耳のカチューシャをつけて
うん!とってもカワイイ
えぇー、いっしょに回りましょうよ
その手をつかんでぐいぐいと引っ張る
甘い焼き菓子の香りが漂うお店
カラフルなドリンクを出しているお店
ね、どこも賑やかで楽しそうでしょう?
う?どうしたの?パパ
もぐ?もう、パパったらいつも突然口に放り込むんだから
これは南瓜クッキーかしら
とってもおいしい
えっ、次は揚げたポテト?
ちょ、ちょっとまって、まだ口にタルトが残っているの
もふ、もふふふ!(もう、誰のせいだと!)
咀嚼して何とか飲み込んで
ふうん、そう?
じゃあとても甘いバクラヴァ…は、かわいそうね
ひと口オムレツをどうぞ
甘くないハズなのに少しムッとしてるみたい
…黒パパもルーシーのパパよ?
って、わしゃっとしないでー!
朧・ユェー
【月光】
ハロウィンねぇ
何が楽しいだからわからないな
仮装しないと入れないとは更にめんどくさい
小さいのが仮装姿でくるくるまわる
はいはい、からかいたくなるくらいは可愛い可愛い
俺が仮装だ?嫌だと言ってると
しゃがんでと言われて渋々しゃがむと猫耳をつけられた
まぁ、これくらないならと承諾する
俺はバーで飲んでるから一人で回れと手をひらひらさせると
ぷんすかする小さいの
俺の手を掴み、あっちこっちと連れ回す
あーー、わかったわかった
賑わしいのが何が楽しいのか
楽しい…?ふむと何か思いつくと
おい、ルーシー
呼ばれて小さいのがこちらを向く
ひょいと口に食べ物を入れる
あっちの店、こっちの店と食べ歩きする間
ひょいひょいとルーシーと呼んでは口の中へ
口いっぱいになるってる小さいの
あはははっ、リスみたいだな
はいはい、悪かったよ
じゃ何か食ってやるから寄越しな
としゃがんで口を開けて
甘いモンが来ると思ったが、コレはオムレツか
アレと同じで娘も甘いな、似てる父娘
少しムスッとする
彼女の言葉に少し口角を上げて
頭をわしゃわしゃ
街が活気に満ち溢れるのは、陽が沈んだあとの夜の時間。
沢山のジャックオランタンの明かりが、お城へ続く道を橙色の光で照らして。
OPENの札が掛けられた扉の奥からは、食欲をそそる美味しそうな匂い。
そんな、ハロウィンバル街で働くオバケ店員たちは大忙し!
これから訪れる客人たちを、とっておきの料理やスイーツやドリンクでおもてなしするために。
だってここは、ハロウィンフェアリーランド。
――トリックオアトリート! 仮装して訪れるはらぺこな客人たちに、イタズラされないように。
そんな、オバケたちの美味しくて楽しいお祭りの夜。
「ハロウィン! 本当のオバケは怖いけれど、ココは安心ね」
やって来たハロウィンバル街へときょろりと視線を巡らせるルーシー・ブルーベル(ミオソティス・f11656)の声に、首を傾けるのは朧・ユェー(零月ノ鬼・f06712)。
「ハロウィンねぇ。何が楽しいだからわからないな」
「ええー、こんなに楽しそうな場所なのに」
ルーシーはそんなユェーへと目を向けてから、大事なことに気付いて続ける。
「しかも黒パパ、仮装してないわ。パパも仮装しなくっちゃ」
――こんな風に! って。
くるくる回って黒パパを見上げる今日のルーシーは、フシギの国のアリス。
だって、この国のドレスコードは仮装なのだから。
そんな目の前でくるくるまわる小さい姿を見下ろしながら。
(「仮装しないと入れないとは更にめんどくさい」)
ユェーは、かったるそうに白銀の髪をかきあげつつ。
「はいはい、からかいたくなるくらいは可愛い可愛い」
そう言いながらも……仮装だ? 嫌だ、なんて拒否するけれど。
ここで引き下がるようなアリスではないから。
「むう、じゃ、ちょっとしゃがんで?」
作戦変更、そうルーシーが告げれば。
渋々屈んだユェーの頭にすちゃりと装着したのは、黒猫耳のカチューシャ。
「うん! とってもカワイイ」
これで、ユェーも黒猫さんです!
そして満足そうににこにこするルーシーを見遣りながらも。
……まぁ、これくらないなら、と。
ユェーは承諾するものの、手をひらひら。
「俺はバーで飲んでるから一人で回れ」
「えぇー、いっしょに回りましょうよ」
けれど勿論ぷんすかと、そんなユェーの手を掴んでぐいぐい。
小さなアリスは、黒猫さんを連れ回すべくその手を引いて、あっちへこっちへ。
そんな娘アリスに黒猫パパも観念して。
「あーー、わかったわかった」
仕方なく、並んで一緒にハロウィンバル街を歩き出す。
そんな黒猫パパとうきうき、軽い足取りで歩きながらも。
ルーシーは改めて視線を巡らせてみれば。
焼きたてさくさく、甘い焼き菓子の香りが漂うお店。
キラキラしゅわり、カラフルなドリンクを出しているお店。
他にも、目移りしちゃうほど心惹かれるお店やメニューがいっぱいで。
「ね、どこも賑やかで楽しそうでしょう?」
そうわくわく自分を見上げるルーシーの姿に、再び首を傾けるユェー。
……賑わしいのが何が楽しいのか、なんて。
でも、楽しい……? と口にして、ふむと何か思いつけば。
「おい、ルーシー」
「う? どうしたの? パパ」
名前を呼ばれ、自分の方へとルーシーが向いた瞬間――ひょいっ。
口に入れるのは、オバケ南瓜。
そんな突然の黒猫パパの行動に……もぐ? と。
……もう、パパったらいつも突然口に放り込むんだから。
なんて思いつつも、もぐもぐ味わえば。
(「これは南瓜クッキーかしら」)
黒猫さんからされたイタズラは、とってもおいしい、さくさくのハロウィン味。
そして、あっちの店こっちの店、とふたりで食べ歩きする間も――ひょいひょいっ。
ユェーは、ルーシーと呼んでは、色々な食べ物を口の中へ。
カボチャクッキーの次は、パンプキンチーズタルト。
それから次は――。
(「えっ、次は揚げたポテト?」)
カリッと揚げたてのほくほくポテトフライ。
そんな、口に入れんとする黒猫さんに、アリスは身振り手振りでぶんぶんアピール。
……ちょ、ちょっとまって、まだ口にタルトが残っているの、って。
けれどそれにも構わず、ひょいとその口にポテトを放り込めば。
ユェーは思わず吹き出してしまう。
「あはははっ、リスみたいだな」
口いっぱいになっている目の前の小さいのを見れば。
そんな楽し気に笑う黒猫さんをアリスは見上げて。
「もふ、もふふふ!」
――もう、誰のせいだと!
そうぷんすかしつつ、もぐもぐ何とか全て飲み込んで。
「はいはい、悪かったよ。じゃ何か食ってやるから寄越しな」
「ふうん、そう?」
ひょこっとしゃがんで開いた黒猫さんの口に、さて何を放り込もうかと。
ルーシーはちょっぴりだけ考えた後。
(「じゃあとても甘いバクラヴァ……は、かわいそうね」)
パパがあまり甘いものが好きではないことは、知っているから。
ルーシーが彼の口の中に、そっと入れたのは。
――ひと口オムレツをどうぞ。
ふわふわ食感の、とろりとした優しい味わい。
それを、はむりと食べながらも。
(「甘いモンが来ると思ったが、コレはオムレツか」)
意外そうな表情を一瞬だけ宿すユェーだけれど。
すぐにちょっぴりムスッと、ご機嫌斜めに……?
ルーシーも、そんな何だか気にくわない様子の黒猫さんに気付いて。
(「甘くないハズなのに少しムッとしてるみたい」)
首をこてりと傾けて、彼のことを見つめるも。
「アレと同じで娘も甘いな、似てる父娘」
そう聞こえてきた声にルーシーは返す。
「……黒パパもルーシーのパパよ?」
その言葉を聞けば、今度は少し上がるユェーの口角。
そして刹那――ふいに大きなその手を伸ばして。
「って、わしゃっとしないでー!」
頭をちょっぴり乱暴に、でもどこか優しく――わしゃわしゃっ。
わしゃっとされたルーシーは、くしゃっとなった髪にあわあわしちゃうけれど。
でもそんな小さなアリスを見つめる黒猫さんはまた、楽しそうに笑って。
視線を巡らせて再び探すのだった。
次は、おばけのイチゴプチシューか、はたまた黒糖クロワッサンか、それとも――。
彼女の名前を呼んでその口に放り込んでやる、美味しいものを。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
第2章 日常
『光、舞う』
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POW : 光を追いかけてみようか
SPD : 光と踊ってみようか
WIZ : 光に触れてみようか
|
種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。
大成功 | 🔵🔵🔵 |
成功 | 🔵🔵🔴 |
苦戦 | 🔵🔴🔴 |
失敗 | 🔴🔴🔴 |
大失敗 | [評価なし] |
👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。
●ようこそ、光舞うハロウィンレジャーキャッスルへ!
ハロウィンバル街でおなかがいっぱいになったら、いよいよお化けのお城の中へ!
大きな城へと足を踏み入れれば、そこは楽しくて愉快でちょっぴりだけこわいお化け達でいっぱい。
そして――ようこそ! って。
嬉しそうに迎えてくれるのは、魔女の仮装をした、このフェアリーランドの創造主・グリンダ。
彼女は、沢山見て、遊んで、楽しんでほしいって、そう思っているのだ。
自分の創ったハロウィンフェアリーランドを、見て見て! って。
だから、純粋に楽しんでもらえれば、とても喜ぶだろう。
「遊びに来てくれたお礼に、目一杯ハロウィンを楽しんでね!」
そんな彼女が用意したわくわくのお化けのお城は、まるで魔法がかけられた遊園地。
まずは、沢山の灯りが燈るハロウィンバル街の景色を見下ろしながらの、星空散歩。
魔法の箒に跨って、すいっと空を翔けることができる。
絶対に落ちない魔法がかけられていて安心だから、のんびり空の旅を楽しみつつ景色をみたり、競争なんかしてみてもいいかも。大きめの箒に二人乗りしたりもできるし、箒にも個性があるから、自分に合った箒を選んでみるのも楽しいだろう。
そして同じく空の散歩といえば、お化けのお城にある観覧車に乗るのもまたゆったりと夜景を楽しめる。ジャックオランタン型のゴンドラは、大人数で乗れるものだったり、透明になっていて空に浮いているような気分になれるものだったり、お好みで選べるという。
それから、お城の中も楽しいアトラクションでいっぱい!
オバケの国のハロウィン仕様のメリーゴーラウンドに乗れば、くるくるキラキラ、オバケ達とたのしいひとときを。ゆらりと上下するお利口さんな馬や煌めく馬車は勿論のこと……何せお化け仕様だから、暴れ馬だったり、悪戯っ子の跳ねる馬車なんかもあるかもしれない……!?
ジャックオランタンのコースターも、城内から外にまで飛び出して、猛スピードでハロウィンの夜を駆け巡って刺激的。お化け達も沢山いる夜を、よりスリリングに絶叫できること間違いなし!
さらに、地下へと続く階段へと足を踏み入れる場合は、ご用心。だって、客人を脅かすことが大好きなお化けたちが沢山わくわくと待ち構えているのだから。南瓜ランプの灯りを頼りに、迷路みたいになっている広い地下迷路の探索は、いわゆるお化け屋敷。でも辿り着いたゴールにある宝箱をあければ、お菓子の財宝がざっくざくという噂も!
こわいのはちょっと……というのならば、ドワーフの工房やガイコツシェフのキッチンで物作りをしてみるのもいいかもしれない。
工房では、好きに色づけしたり模様を描ける魔法のカボチャランプ作りだったり。色々なモチーフを組み合わせてネックレスやピアスやブレスレット、キーホルダーなどにもできるハロウィンアクセ作りとか。
好きなようにデコれる、ハロウィンアイシングクッキー作りなどもキッチンでできるみたい。
そんな遊びや体験も楽しいけれど、のんびりゆっくり過ごしたり、ひと休みしたい時は、お城の食堂へとどうぞ!
きっとバル街で沢山食べておなかは満たされているだろうから、軽食やデザート、お茶やカクテルなどが用意してあって。
高台にある城からのハロウィンの夜景を眺めながら、優雅なひとときを好きなペースで楽しめるし。
話し相手が欲しい時は、グリンダが喜んで一緒にお茶を楽しんでくれる。
そのメニューは勿論、ハロウィン仕様!
お菓子の三角帽子を被ったジャックオランタンの南瓜アイスと蜘蛛の巣チョコレート、キラキラ葡萄ブドウアイスにマロンクリームなどがトッピングされたハロウィンパフェや、お化けバニラジェラートが寄り添う黒猫型チョコパンケーキ、秋の味覚のマカロンなどのスイーツだったり。定番の具材からフルーツまで好きな具を挟んでカスタムできる夜色パンのサンドイッチなどの軽食、がっつり系だったらチーズのシーツを被ったお化けハンバーグプレートや真っ黒なイカスミパスタなんかも。飲み物も、星のレモンを搾って浮かべれば紫から深い青に色が変わる夜空の紅茶だったり、オバケホイップを乗せた珈琲だったり。ノンアルコールもできる、ドライアイスで煙がもくもくな抹茶カクテルや、血のように真っ赤なクランベリーのカクテル、オレンジとグレープのグラデーションのハロウィンカラーカクテル、ゴーストミルクセーキなどなどが楽しめる。
勿論、色々なところを沢山回って楽しめるし。
ドリンクや軽食片手にゆったり静かに好きな場所で夜景を観たり、城内や庭のお散歩だってできる。
このハロウィンでジャーキャッスルでの決まりは、仮装していることと、目一杯たのしむこと。
たまにお化けたちがお菓子をお強請りしにくるかもだけれど、その時は入城時に貰えるプチスイーツをあげれば大丈夫だし、あえてイタズラされて脅かされちゃうのも楽しいかも……?
ハロウィンの夜を愉快に過ごせるようにとお城で用意されているものは全て、遊びに来てくれた皆へのグリンダの御礼の気持ち。
だから、どうぞ好きなように目一杯、あなただけの特別なハロウィンの夜を楽しんで。
フリル・インレアン
ふええええ!!速い、速いですって、速過ぎます!!!
ふえ?ジェットコースターなんだから当たり前って、そうですけど。
それに今の私はウィンドゼファーさんだから、もっと速さを要求するべきって、それは無理ですってアヒルさん!!
そういうんでしたら、アヒルさんは絶対無敵バリアを出してくださいよ。
それは無理って、やっぱり無理じゃないですか。
ふえ、アヒルさんのエモ基準はガチガバいから、ハロウィンのお化けでガバガバになってバリアを出せないって、何を言っているのかよく分かりませんが、これだけは言えますね。
ふえええええええ!?
数えきれないほど燈るジャックオランタンたちが、ハロウィンの街の道を照らして。
やって来たのは、ハロウィンフェアリーランドの最奥にある、おばけのお城!
ハロウィン色の光が舞うお城は、訪れた客人たちを楽しくもてなしたいと張り切る魔女な仮装のフェアリーが創ったレジャーキャッスル。
ということで、早速!
「ふええええ!! 速い、速いですって、速過ぎます!!!」
お城を駆け巡るコースターに乗って絶叫しているのは、ウィンドゼファー……?
そう、ウィンドゼファーの仮装をしたフリル・インレアン(大きな|帽子の物語《 👒 🦆 》はまだ終わらない・f19557)であった。
そんな、スピード感溢れるハロウィンコースターに思わず叫んでしまうフリルに。
「ふえ? ジェットコースターなんだから当たり前って、そうですけど」
物申すのは、ラビットバニー……?
いえ、ラビットバニーの被り物をかぶったアヒルさん。
そしてアヒルさんは、続けてこう主張する。
「それに今の私はウィンドゼファーさんだから、もっと速さを要求するべきって」
確かに、ウィンドゼファーになったからには、もっと風のような速さを――。
「それは無理ですってアヒルさん!!」
求めるのは無理です!
それからフリルは、自分の返答に何だか不服気なアヒルさんへとこう返す。
「そういうんでしたら、アヒルさんは絶対無敵バリアを出してくださいよ」
確かに、ラビットバニーになったからには、絶対無敵バリアを――。
「それは無理って、やっぱり無理じゃないですか」
出せません、無理でした!
けれど、アヒルさんは出せない理由をこう力説する。
「ふえ、アヒルさんのエモ基準はガチガバいから、ハロウィンのお化けでガバガバになってバリアを出せないって」
そう聞けば、成程納得……?
なんて、いえ、何を言っているのかよく分かりません!
でも、フリルはお城の中を縦横無尽、仮装にもぴったりなハロウィンの風になりながらも続ける。
……これだけは言えますね、と。
ということで!
「ふえええええええ!?」
回ったり落ちたりうねったり――おばけの城に再び響かせるのはそう、大絶叫!
大成功
🔵🔵🔵
夏彦・星彩
【ココ彩】
カクリヨでも動く箒は見るが
此処での魔法の箒は
また少し違ってるんだろうかな
珍しめなデッキブラシとかは
いないだろうか…流石に居ないかぁ、
であれば星彩の此の指止まれで
反応あったのにしようかと
翼あったり空飛び方も色々ありそうだけど
友だちと相棒みたいな乗りもの一緒で
ワクワク気分もいっぱいだな…!
という事で星空散歩に出発〜
バル街の景色をのんびり見下ろし
さっきお店のアレコレも美味しかったなぁと
ココの方も雑談まじりに見れば
綺麗な星空も共に映るものだから
あっちもこっちも見るとこ沢山で忙しないな…?
お城にある大きな観覧車を目印に
今日最後の初めて体験はアレにするか〜と
もう少し空飛ぶ景色と思い出つくろー
ココ・ロロ
【ココ彩】
ほうきでお散歩~
羽で飛ぶのとは違うのでしょうか?
ふふ、どんな感じか楽しみです
えっ、カクリヨほうきは動くのですか?
魔法じゃなくて、もしや…オバケ?
こ、このほうきはだいじょうぶ…です?
こわくなさそうなの…この子です!
ココ達と遊ぼーですよ
隣を見れば友達がいて
下を見れば、さっき歩いた道にお店
それにまだ知らないおもしろそうがたくさんで
あれもこれも気にな…
あっ、サイさん!あの丸くて回ってるのなんでしょう?
カンランシャ…?フシギな乗り物ですね
わーい、初めてたいけーん!
夜風がちょっぴり冷たいけれど
友達といっしょなら、心もワクワクぽかぽか
えへへ、今日だけの夜空散歩、めいっぱい楽しんで帰りましょー!
あっちにこっちにと、ハロウィンの国の道を美味しく楽しくふたりで辿って。
やって来たお城に足を踏み入れれば……そこは賑やかな魔法がいっぱいの、おばけキャッスル。
そんなお城の中には、コースターやメリーゴーラウンドなど、速かったりキラキラしていたり、楽しそうな乗り物が沢山あるけれど。
ふたりが乗ってみることにしたのは。
「ほうきでお散歩~。羽で飛ぶのとは違うのでしょうか?」
そうちょっぴりだけ背中の羽をぱたぱたさせながらも。
こてんと首を傾げつつ……ふふ、どんな感じか楽しみです、なんて。
ココ・ロロ(ひだまり・f40324)の尻尾やお耳は興味津々、ぴこりゆらゆら。
そう、これから乗ってみるのは、空飛ぶ魔法の箒!
そして、初めての、箒での夜空のお散歩に、わくわくそわりとしていたココであるが。
「カクリヨでも動く箒は見るが、此処での魔法の箒はまた少し違ってるんだろうかな」
同じく隣でこてりと小さく首を傾け言った夏彦・星彩(アルベード・f38088)の声に、瞳を思わずぱちくり。
「えっ、カクリヨほうきは動くのですか?」
それから、先程とはうって変わって、そろりと。
並ぶ箒たちをそうっと見遣りつつも、ふるり。
――魔法じゃなくて、もしや……オバケ? って。
そんなちょっぴり恐る恐るなココと一緒に、星彩も箒たちをくるり見回してから。
「珍しめなデッキブラシとかはいないだろうか……流石に居ないかぁ」
であれば……と、人差し指をしゃきん。
此の指止まれ、で反応あった箒にしようかと指をさし示せば。
――がたがたっ!
「! お、オバケ……!?」
急に近くのお掃除道具入れが揺れて、思わずぴやっとびっくりするココだが。
ぴょこんっと、星彩の指に誘われるように出てきたのはそう、魔法のデッキブラシ!
きっと、先程の星彩の声を聞いて自分が呼ばれたのだと、えっへん出てきたみたい。
そしてココも、星彩にすっかり懐いている様子の魔法のデッキブラシを見れば。
「こ、このほうきはだいじょうぶ……です?」
こわいオバケではなさそうだから、並ぶ箒たちを改めて眺めてみて。
ふと目に留まった箒へと、そっと手を伸ばす。
「こわくなさそうなの……この子です!」
……ココ達と遊ぼーですよ、って。
素朴な木製の柄に蔦が絡まっている、ココの尻尾とお揃いのようにもっふりした箒に。
そんな森の様な魔法の箒もふわり浮かんで、もふりとした箒部分を嬉し気にふりふり。
空を飛ぶとひとことにいっても、翼をはばたかせたり、飛空艇や気球などであったりと、空の飛び方も色々ありそうだけれど。
「友だちと相棒みたいな乗りもの一緒で、ワクワク気分もいっぱいだな……!」
早速、ふわふわと浮くデッキブラシへと跨ってみてから。
今夜の相棒と共に、ふたりとも準備ができれば、いざ!
「という事で星空散歩に出発〜」
ハロウィンの夜の空へと、出発です!
さっきはオバケかと思ってちょっぴりだけビックリしたけれど。
魔法の箒ですいっと星空を散歩しながら、ココは再びわくわく。
だって、隣を見れば友達がいて。
「あっ、サイさん、あのえんとつ屋根のお店、さっき行った黒猫堂です! じゃあ、スイーツナイトは……あれでしょうか?」
下を見れば、さっき歩いた道に立ち寄ったお店たち。
「黒猫食パンのチーズホットサンドも、赤いソースのパンケーキも、美味しかったなぁ」
「それにこうやってお空から見たら、まだ知らないおもしろそうがたくさんで……」
星彩は、そう眼下を眺めるココの方も雑談まじりに見れば。
――あっちもこっちも見るとこ沢山で忙しないな……?
見開いた瞳が捉えたのは、友達の姿とキラキラ耀く無数の煌めきたち。
顔を上げれば、綺麗な星空も共に映るものだから。
そして下に広がる街の景色を楽しんでいたココも。
「あれもこれも気にな……あっ、サイさん!」
ふと目線を上げて、見つけたそれに瞳をぱちり。
「あの丸くて回ってるのなんでしょう?」
「あれは、観覧車っていう乗り物だなー。あの観覧車を目印に飛ぼうか~」
「カンランシャ……? フシギな乗り物ですね」
星彩の声を聞きながら、ココは再び首を傾げるけれど。
次の目的は、これで決まり。
「今日最後の初めて体験はアレにするか〜」
「わーい、初めてたいけーん!」
星彩の提案に、ココもまた体験する初めてに心躍らせつつ、勿論大賛成!
くるりと夜空を廻る観覧車を目印に、ふたり並んで魔法の箒の進路を変えて。
「もう少し空飛ぶ景色と思い出つくろー」
「えへへ、今日だけの夜空散歩、めいっぱい楽しんで帰りましょー!」
ハロウィンの夜空に吹く風は、ちょっぴりだけひやりと冷たいけれど。
でも、友達といっしょなら――今の心は、ワクワクでぽかぽか。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
真宮・奏
兄の瞬(f06558)と参加
引き続き青いアリスの姿で参加
ハロウィン仕様の遊園地!!(目が物凄くキラキラ)ワクワクするに決まってるじゃないですか!!まずは空飛ぶ箒に!!
箒はもちろん二人乗りで!!魔法の箒ですが、前は私が占拠しますよ!!スピード出るから気をつけてくださいね!!(子供のように大はしゃぎ)
次はジェットコースターです!!ああ、すごく楽しいです!!お化けさんも楽しそうですね。
最後は観覧車で隣に寄り添って二人でゆっくりと語り合います。私に付き合わせてすみません。でも最愛の人と過ごせる夜はとても楽しかったです!!(肩を抱かれてそっと寄りかかりつつ)これからもずっと楽しく過ごしましょうね。
神城・瞬
妹の奏(f03210)と参加
引き続き白兎の仮装で参加
ああ、奏の目の輝きが尋常じゃありません。もうこうなったら止められませんね。奏に引っ張られるまま魔法の箒の方へ。
二人乗りの箒ですか。こういう魔法の箒は僕が前に乗った方がいいのですが、奏に押し切られて後ろへ。スピード早すぎるんですが。まあ、落ちないようにバランス取ることはできますね。
次はジェットコースター!?でも結局付き合います。コースターの速さに耐えるのが精一杯です・・・
最後は観覧車でゆっくり寄り添います。まあ、奏に振り回されるのはいつもの事で。そういうとこも含めて愛してますし。(肩を抱いて)ええ、いつまでもこうして楽しく過ごしましょう。
ジャックオランタンたちの灯りが沢山燈る道の先。
辿り着いたおばけのお城も、ハロウィン色の光がキラキラと舞っているけれど。
「ハロウィン仕様の遊園地!!」
お城の中へと足を踏み入れた真宮・奏(絢爛の星・f03210)の瞳も、負けないくらい物凄くキラキラ。
そんなはしゃぐアリスの様子を見つめる白兎はよく知っている。
(「ああ、奏の目の輝きが尋常じゃありません」)
……もうこうなったら止められませんね、と。
そんな神城・瞬(清光の月・f06558)の手を逸るように引きながら。
ワクワクするに決まってるじゃないですか!! なんて。
仮装している物語とは逆に、白兎を追いかけるのではなく引っ張っていくアリスが興味を示したのは。
「まずは空飛ぶ箒に!!」
魔法のかかった箒に乗って、夜空のお散歩。
色々な箒があるけれど、奏が迷わずに選んだのは。
「箒はもちろん二人乗りで!!」
「二人乗りの箒ですか」
大き目な、二人乗りの魔法の箒。
瞬はそんな奏と彼女が選んだ箒を見遣りつつ。
(「こういう魔法の箒は僕が前に乗った方がいいのですが――」)
そう思った間もなく。
「魔法の箒ですが、前は私が占拠しますよ!!」
気が付けば、いそいそと早速もう前へと位置取って乗り込む奏。
ということで、そんな妹に押し切られて、瞬はその後ろへ。
そしていざ、出発の準備が整えば。
「スピード出るから気をつけてくださいね!!」
ふよりと浮いた箒に子供のように大はしゃぎしながらも。
奏が箒に声を掛ければ、刹那、猛スピードでお城をびゅんっと飛び出して。
ハロウィンの夜空を縦横無尽に翔け巡る魔法の箒。
そんな勢いが色々すごい夜空の散歩に……スピード早すぎるんですが、と瞬は思いつつも。
(「まあ、落ちないようにバランス取ることはできますね」)
後ろでバランス調整しながらも、ある意味刺激的な夜空の散歩をふたりで楽しんで。
ハロウィンの国の空を余すことなくぐるぐると、スピードが緩むことなく廻り切った後。
お城へと戻って来て、空の散歩を満喫した奏は箒から降りてから。
やはりキラキラした瞳でうきうきと口にする。
「次はジェットコースターです!!」
「次はジェットコースター!?」
思わず瞬はそう瞳を瞬かせるけれど。
でも結局付き合って、次はハロウィン仕様のジェットコースターへ!
そしてカタカタ……とお城のてっぺんまで上がった瞬間。
またまた猛スピードで落ちて、回って、うねって……おばけのお城の中を駆け巡るコースター。
「ああ、すごく楽しいです!!」
そんなスリル満点で刺激的な感覚に、奏のテンションも上がって。
お化けさんも楽しそうですね、と同乗してはしゃぐお化けとも一緒にキャッキャ!
そして、奏の隣に乗っている瞬はといえば……コースターの速さに耐えるのが精一杯。
それから、目一杯スピード感を楽しんだ後は。
また速い乗り物……ではなく、同じ空の散歩でも、最後はのんびりと巡る観覧車に乗り込んで。
隣に寄り添ってふたりで座れば、ゆっくりと語り合いながら再び夜空へ。
奏は満足気に笑み宿しながらも、これまで楽しんだことを振り返って。
「私に付き合わせてすみません。でも最愛の人と過ごせる夜はとても楽しかったです!!」
手を引っ張って強引だったかもしれないと詫びつつ、けれど瞳をキラキラ輝かせたままそう笑顔咲かせて。
彼女を見つめながら、瞬はその肩を抱いて優しく引き寄せる。
「まあ、奏に振り回されるのはいつもの事で」
……そういうとこも含めて愛してますし、と。
奏もそんな彼にそっと寄りかかって、大好きな人の温もりを感じつつ。
「これからもずっと楽しく過ごしましょうね」
ハロウィンの夜空を、改めてふたり占めしながらも告げれば。
特別なハロウィンのひとときを一緒に楽しみつつ、瞬も奏へと頷いて返すのだった。
……ええ、いつまでもこうして楽しく過ごしましょう、って。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
冴島・類
【荒屋】
遊びも全力でね
学校とかでやる肝試しは行ったことあるが
お化けさんの住まい…とは違う気がするし
財宝があるなら
探検!感があって楽しいかも
お邪魔しまーすって行こうか
らんぷは意気込み頼もしいフェレスちゃんにお任せしても?
僕は、殿を歩いて後ろからの脅かし対策を
おばけさんの登場にも
悲鳴、ではなく弾む声のリティに
君なら仲良くなれちゃいそうだなぁと
和み笑み溢れ
ふむ、君を見習いおばけさん達と仲良くなる為
共に楽しむ気で行けば怖くないかもな
今のフェレスちゃんみたいに
僕らもわって驚かし返してみる?
歩いた道は記憶し
迷いそうや転びそうは
そっちはさっき行ったよーと導いたり
支えられたら
さ、眠ってるのはどんな甘いお宝かな
フェレス・エルラーブンダ
【荒屋】
まかせろ!
るいといばらにこわいのことがないようにしてやるぞ
かぼちゃランタンを揺らして意気込み十分
びっくりさせるおばけはほんとはちょっとにがて
身体中の毛を膨らませながら周囲を見回し
な”ー!!!!
ばあ、と目の前に飛び出てきたおばけに飛び上がるけれど
いばらがあんまり楽しそうなものだからぶるぶるかぶりを振って
……い、い、いまのは、ちょっとおどかしかえしただけ!
怖くないとふたりが態度で示してくれるから段々わくわくが勝ってきた
夜目をぎらりと光らせればひょいと仕掛けを掻い潜り
るい、いばら!こっち!
たから!
こんなにむつかしいめいろなんだから、ぜったいぜったいいいものがある
みつけたら、みんなで!わける!
城野・いばら
【荒屋】
愛称:リティ
次はお城さんに突入ね
地下はお化けさんのお屋敷なのだそう
お化けさんのお住まい…どんな所かしら
二人は行った事ある?
バル街みたいに不思議で一杯かな
地下階段…素敵な探検が始まる予感
お邪魔しまーす!
初めましてさんとの出会いはいつもわくわく
脅かしにも気付かずごきげんよう!と話しちゃうかも
ね、ね、あなたは何のお化けさん?素敵なお召し物ね
ふふ、そうよ
今夜は私達も仲間なのだから
…成程、睨めっこならず吃驚させ合いっこね!
迷路の仕掛けは疎いし
暗がりも上手に歩けない
路に阻まれへぶし!と情けない声を出すかも
でも
つよい悪魔さんと頼もしいピザ職人さんと一緒だから
甘いお宝見つかるわ
キラキラざくざく楽しみね
沢山の美味しいに手招きされてはあっちにこっちにと味わって、互いの好きも色々知れて。
おなかもいっぱい、道に燈るオバケ南瓜の灯火に案内されて辿り着いたのは。
「次はお城さんに突入ね」
「遊びも全力でね」
ハロウィンフェアリーランドの最奥に聳え立つ、おばけのお城へ。
冴島・類(公孫樹・f13398)が言うように、お城の中は、全力で遊べそうな遊園地みたいで。
いざお城へと足を踏み入れた城野・いばら(白夜の魔女・f20406)が、まず興味を持ったのは。
「地下はお化けさんのお屋敷なのだそう。お化けさんのお住まい……どんな所かしら」
……バル街みたいに不思議で一杯かな、なんて。
見つめる地下へと続く階段の先は――迷路みたいになっているという、お化け屋敷。
そして……二人は行った事ある? って、いばらにそう訊かれれば。
「学校とかでやる肝試しは行ったことあるが、お化けさんの住まい……とは違う気がするし」
首を傾けつつも返す類に続いて。
フェレス・エルラーブンダ(夜目・f00338)は尻尾もゆらり、ぐっとやる気満々。
「まかせろ! るいといばらにこわいのことがないようにしてやるぞ」
何ていったって、この先にはおばけが待ち構えているようで、こわいかもしれないから。
そう勇ましく言い放つフェレス。
そしてこの地下には、ざくざく甘いお菓子のお宝があるという噂だから。
「財宝があるなら、探検! 感があって楽しいかも」
「地下階段……素敵な探検が始まる予感」
「お邪魔しまーすって行こうか」
類の言葉に、わくわくといばらも頷いて――いざ、お邪魔しまーす!
階段を3人並んで降りていけば、地下迷宮はやはり薄暗いから。
類は、後ろからの脅かし対策などにと殿を歩くことにして。
「らんぷは意気込み頼もしいフェレスちゃんにお任せしても?」
「もちろん、まかせろ! わたしが、いちばんまえ!」
かぼちゃランタンをゆらり揺らし、意気込み十分に一番前を歩くフェレスだけれど。
何気に先程に比べて、尻尾が何だかそわそわ……?
(「びっくりさせるおばけはほんとはちょっとにがて」)
だから言葉とは裏腹に、何気にそろりと。
身体中の毛をぶわわっと膨らませながらも、きょろきょろと忙しなく周囲を見回してみて。
ふと何かの気配を感じて、かぼちゃランプを翳してみれば――。
「な”ー!!!!」
急に飛び出してきたおばけに、ぶわぶわ尻尾もピンッ。
そんなフェレスの絶叫に、いばらも現れたおばけへと目を向ければ。
「ごきげんよう!」
脅かしにも気付かず、元気にご挨拶!
だって、初めましてさんとの出会いはいつもわくわくしちゃうから。
そして、ぷるぷるしているフェレスの隣で。
「ね、ね、あなたは何のお化けさん? 素敵なお召し物ね」
そう躍る心のまま、いばらは楽しくおばけさんと世間話……?
そんな、悲鳴……ではなく、弾む声の彼女に。
「君なら仲良くなれちゃいそうだなぁ」
和む類の顔にも笑み溢れて。
「ふふ、そうよ。今夜は私達も仲間なのだから」
そう――今日はいばらも皆も、おばけ仲間!
そして類も、真剣に思案してみて。
「ふむ、君を見習いおばけさん達と仲良くなる為、共に楽しむ気で行けば怖くないかもな」
フェレスは、ばあ、と目の前に飛び出てきたおばけに、ぴやっと思わず飛び上がっちゃったけれど。
でも、おばけさんと交流するいばらが、あまりにも楽しそうなものだから。
ぶるぶるかぶりを振って、ふたりを交互に見ながら懸命に告げる。
「……い、い、いまのは、ちょっとおどかしかえしただけ!」
それを聞けば、類といばらはふたり、こくりと頷いて。
「今のフェレスちゃんみたいに、僕らもわって驚かし返してみる?」
「……成程、睨めっこならず吃驚させ合いっこね!」
おばけと、驚かし睨めっこ対決です……!?
そしていばらは、張り切っておばけさんを驚かすべく、お城の地下迷路を進まんとするけれど。
迷路の仕掛けは疎いし、暗がりも上手に歩けなくて。
「リティ、そっちはさっき行ったよー」
「あ、じゃあ今度は、此方の道を――へぶし!」
迷子になりかけ、路に阻まれては、情けない声を出しちゃうも。
類は歩いた道を記憶し導きつつ、そんないばらを支えながらも進んで。
フェレスは、ふたりの様子をちらりと見つつ、尻尾をゆらり。
だって何だか、段々わくわくが勝ってきたから。
怖くないと、そうふたりが態度で示してくれるおかげで。
だから、確りとランプ係を頑張りつつも、フェレスは夜目をぎらりと光らせて。
いばらは大いに迷いながらも、でも不安なんてものはひとつもない。
何せ、つよい悪魔さんと頼もしいピザ職人さんと一緒だから!
「甘いお宝見つかるわ」
迷路を突破した先にあるという甘やかな財宝も、きっと見つかるって思うし。
じいと周囲を見回していたフェレスは刹那、ひょいと仕掛けを掻い潜って。
「るい、いばら! こっち! たから!」
やっぱりほら、お宝発見!!
ということで!
「さ、眠ってるのはどんな甘いお宝かな」
「キラキラざくざく楽しみね」
類もいばらも、お宝の中身が気になったりしつつも、楽しみでわくわくしてしまうし。
「こんなにむつかしいめいろなんだから、ぜったいぜったいいいものがある」
フェレスはそして、こう続ける――みつけたら、みんなで! わける! って。
見つけたざっくざく甘いお菓子のお宝はそう、仲良く皆で山分けです!
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
リシェア・リン
ティーシャ(f02332)さんと
いたずらと言っても可愛いものじゃないかなぁ、可愛いお化けばかりだし!
わあ、空飛ぶ箒なんて夢みたい!
自力で空を飛べないから一度飛んでみたかったのよ…!(うずうず)
やりましょやりましょ、是非飛んでみたいわ!
すごいすごい!私も羽があったらよかったのになぁ
…あ、ティーシャさん…そんなにはしゃぐとスカートが…(ごにょごにょ)
そうそう、壁に手を付いて進めば目を閉じててもゴール出来るって本で読んだ覚えが…。
さすがに今回はちょっと危なそうだけどね?
わぁ、本当にお化けがいっぱい!(ちょっとびっくり)
(UCで腕を変化させてみせて)ふふ、いたずらすると食べちゃうぞー、なんてね
ティーシャ・アノーヴン
リシェア(f00073)様と。
お化けの悪戯、どういうことをされるのかしら?
ちょっと面白そうですわね。
箒に乗って空を飛ぶ!
ああ、ウィッチの得意技ですね。私もやってみたいと思っていたのです。
リシェア様もどうですか、箒で飛びませんか?
ふふ、メイドウィッチですね。わー、ぐるぐるします。凄い凄い。
宝物のあるお化け屋敷?
これも楽しそうですわね。恐怖心はありませんが、びっくりはするかも?
迷路は確か、右手沿いに行くといいとか?
メイド服で探検。ふふ、なんだかおかしいですわね。
服装が違うだけでやっぱり気分も違います。不思議ですね。
(※悪戯に対しては「きゃー」「わわわ」など、びっくりするような反応が多いです)
お揃いのフレンチメイド姿で、ちょっぴりだけ寒かったりもしたけれど。
甘いものを分け合いっこして、おなかいっぱいになれば……道を辿ってやって来たのは、立派なおばけの城。
そんな城内をきょろりと見回しつつ、ティーシャ・アノーヴン(シルバーティアラ・f02332)はこてりと首を傾けて。
「お化けの悪戯、どういうことをされるのかしら?」
そうそっと紡ぐけれど……ちょっと面白そうですわね、なんて。
その様子は怖いというよりも、わくわく興味津々。
リシェア・リン(薫衣草シュンイーツァオ・f00073)もくるりとハロウィン色に染まったおばけの城を見回しつつ。
「いたずらと言っても可愛いものじゃないかなぁ、可愛いお化けばかりだし!」
やはり楽し気に、ティーシャと共にお城を巡っていれば。
ふたりが見つけたのは、まさにハロウィンの夜にかけられた魔法。
「箒に乗って空を飛ぶ! ああ、ウィッチの得意技ですね。私もやってみたいと思っていたのです」
「わあ、空飛ぶ箒なんて夢みたい! 自力で空を飛べないから一度飛んでみたかったのよ……!」
空飛ぶ魔法の箒に跨って、夜空のお散歩ができるみたい。
そしてティーシャは、うずうずとしているリシェアへと、こんなお誘いを。
「リシェア様もどうですか、箒で飛びませんか?」
勿論、即答でリシェアが口にする返事は。
「やりましょやりましょ、是非飛んでみたいわ!」
やる気満々、心躍らせながら二つ返事で大賛成!
ということで、それぞれ魔法の箒に嬉々と跨ってみれば。
「ふふ、メイドウィッチですね」
ふたりお揃いのメイドウィッチに!
そしてふよふよと宙に浮いたかと思えば、ぴゅーっと夜空へと飛び出して。
「すごいすごい! 私も羽があったらよかったのになぁ」
眼下に広がる街の風景や煌めく星空を目の前にしながら、風を切って飛んでいる今に、リシェアははしゃぐように紡いで。
それからふと、並んで飛ぶティーシャを見れば……思わず瞳を大きく見開いてしまう。
「わー、ぐるぐるします。凄い凄い」
「……あ、ティーシャさん……そんなにはしゃぐとスカートが……」
だって、何といっても今の自分達の格好は、セクシーミニスカメイド服。
ある意味おおらかすぎるスタイル抜群なティーシャの姿に、リシェアはそう、ごにょごにょ。
けれど周囲を見回しても、幸い自分達だけみたいだから。
夜空の散歩を存分に満喫して、再びお城へと戻って来れば。
先程は空の上だったけれど……今度足を向けるのは、お城の地下。
「宝物のあるお化け屋敷? これも楽しそうですわね」
そこはおばけが沢山いるらしい、広大な迷路になったお化け屋敷のようで。
甘くて美味しいお宝がどこかにあるらしい……?
というわけで、恐怖心どころかやはりうきうき、ふたりで今度は迷路なお化け屋敷に挑戦!
「迷路は確か、右手沿いに行くといいとか?」
「そうそう、壁に手を付いて進めば目を閉じててもゴール出来るって本で読んだ覚えが……」
そしてリシェアは、ぴとりと右手を壁につけてみるけれど。
「さすがに今回はちょっと危なそうだけどね?」
目を閉じて進むのはやめておきます、ええ。
そんなふたりで迷路の攻略に挑みながらも、ティーシャは思わずほわほわ。
「メイド服で探検。ふふ、なんだかおかしいですわね。服装が違うだけでやっぱり気分も違います」
……不思議ですね、なんて。
そう、探検するメイドな自分達のことを愉快に感じていれば。
リシェアは刹那――ちょっぴりだけ、びくっ。
「わぁ、本当にお化けがいっぱい!」
何か悪戯して自分達を驚かせてやろうとやって来た、沢山のおばけ達に。
けれどそれでもやはり断然、怖いというよりも楽しいから。
悪戯をするのは、リシェアの方。
瞬間、自身の腕をあらゆる物を貪り喰らう悪神の頭部に変形させて。
「ふふ、いたずらすると食べちゃうぞー、なんてね」
『……!!』
「! わわわ、はわっ」
「あれ、ティーシャさんも驚かせちゃった?」
おばけと一緒にびっくりしてしまったティーシャに、向けた瞳をぱちりと瞬かせるリシェア。
ある意味仕掛けた悪戯、超大成功です……?
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
不知火・藍
【琥珀様(f06806)】と
主とお揃いな狐耳カチューシャを付け上機嫌
何より袴姿な主が愛らしい
それだけで満足だが折角の宴
楽しみましょう、と手繋ぎ城内へ
コースター…それはあの激しいやつでは?(苦手
いえ、主の為ならば、例えこの身朽ちてでも共に…!
(発車。声にならない叫び)
…琥珀様が楽しそうで何より…です…
が、次はもう少しゆっくりなもので…
ほう、地下迷路
いいですね
そう我らは陰陽師、怪異など恐るるに足らず
灯りを手に悠々進みー
!?
飛び出てた影に息を呑む
何だ人間か―と思った直後
!?!?(驚かされ
こ、琥珀様!?
おお、何と頼もしい…(感動
戯れ繰り返し辿り着いた財宝
ふふ、そうですね
嬉しそうな主の顔が何よりの褒美だ
不知火・琥珀
【らん(f06808)】と
仮装は紋付き羽織に袴
狐の婿入り
滅多に着ない正装にわくわく
らんの手を引いてお城にいざ突入
まずはあれに乗るぞ、と指差し
かぼちゃのコースターだ!
ノリノリで乗車
楽しみだな、らん!
走り出せばそのスピードに大興奮
楽しいなぁ、らん!
次はと考えて
コースターにもう一度と思ったけど
らんの希望はゆっくりなもの
なら、自分達で歩ける地下迷路に挑むぞ
お化けなど、陰陽師の琥珀は怖くないのだ
なんだか静かだなと
ちらりとらんを見、悪戯心がうずうず
わ!!
へへ、驚いたか?
大丈夫だ、らん
琥珀がちゃんと守ってやるし、わってなっても、それは琥珀だからな!
辿り着いた先の宝物のお菓子はらんと山分け
楽しかったな、らん!
お化け南瓜の灯火が燈る道を、るるんと足取り軽く。
滅多に着ない正装にわくわくと心躍らせているのは、不知火・琥珀(不知火家当主・f06806)。
今日の琥珀は、紋付き羽織に袴姿の狐の婿入りな格好。
だって今日はハロウィン、仮装することがこのハロウィンフェアリーランドへ招かれる条件なのだから。
そして琥珀に負けないくらい、るんるん上機嫌なのは、不知火・藍(|藍澄鏡《 あるじいのち 》・f06808)。
頭にちょこりと付けているのは、主とお揃いな狐耳カチューシャ。
それに何より、袴姿な主が愛らしくて。
それだけでもう胸いっぱいで満足な藍であるが、折角の宴だからと。
楽しみましょう、と琥珀と手繋げば、その手を逸るように引かれて。
うきうきふたりでいざ、おばけのお城へ突入です!
ということで、まるで遊園地のように賑やかな城内をくるりと見回した後。
「まずはあれに乗るぞ」
琥珀は見つけたそれを指さして、わくわく。
「かぼちゃのコースターだ!」
「コースター……それはあの激しいやつでは?」
そう主の指した先を見遣った藍は、思わず密かに腰が引けてしまうけれど。
でも、乗りたいと主に見つめられれば。
「いえ、主の為ならば、例えこの身朽ちてでも共に……!」
乗る以外の選択肢はありません、ええ。
「楽しみだな、らん!」
そしてそうノリノリで乗車する主の姿を見れば、苦手意識も1秒くらい飛んでいくも。
カタカタとコースターが動き出して、天辺に達した瞬間。
「!!? ……!! ~~ッッ!!!?」
「わ! 楽しいなぁ、らん!」
スピードに大興奮してキャッキャはしゃぐ琥珀の隣で、声にならない叫びを発する藍。
それから、よろよろとコースターから降りてから。
「かぼちゃのコースター、はやくて楽しかったな、らん!」
「……琥珀様が楽しそうで何より……です……」
そうはしゃぐ主へとそう何とか返せば、持てる力を振り絞って藍はこう伝える。
「が、次はもう少しゆっくりなもので……」
このままだと、本当に身が朽ちてしまうかもしれないから。
琥珀はその言葉を聞いて、次はと考える。
いや、コースターにもう一度、少なくとも五回くらいは連続で乗りたいと思ったのだけれど。
らんの希望はゆっくりなもの……と、彼の希望を聞いて視線巡らせれば。
「なら、自分達で歩ける地下迷路に挑むぞ」
見つけたのは、お化けが闊歩し財宝があるという地下迷路!
それを聞けば、三半規管はちょっと弱いけれど。
「ほう、地下迷路。いいですね」
藍は、激しく落ちたり回ったりなどする心配がない琥珀の提案にこくりと頷いて。
「お化けなど、陰陽師の琥珀は怖くないのだ」
「そう我らは陰陽師、怪異など恐るるに足らず」
えっへん胸を張る琥珀と並んで、先程のいまにも朽ちそうな様子も何処へやら、藍もそうドヤァ。
ということで早速、藍は灯りを手に、悠々とふたり進んでみるけれど。
……なんだか静かだな、なんて思いつつ。
琥珀は隣を歩く藍をちらり。そしてうずうずと湧くのは悪戯心。
同時に、藍はちょっぴりだけ、びくっ。
「!?」
飛び出ていた影に一瞬だけ息を呑むも。
(「何だ人間か―」)
そう、ほっと思った――直後。
「――わ!!」
「!?!?」
急に驚かされ、ぴやっと飛び上がる藍。
そしてそんな大きなリアクションに、琥珀は得意げな表情を宿して。
「へへ、驚いたか?」
「こ、琥珀様!?」
高速で瞬きしつつも、藍は自分を驚かした主を見つめれば。
悪戯大成功に満足気ながらも、琥珀はこう続ける。
「大丈夫だ、らん。琥珀がちゃんと守ってやるし、わってなっても、それは琥珀だからな!」
そう聞けば、また主の成長や尊さを浴びて。
「おお、何と頼もしい……」
感動に打ち震える藍。
そしてそれからも、揺れる影にびびったり、琥珀に驚かされたり、また主の尊さに感動したりしつつも。
戯れ繰り返し辿り着いたそこに見つけたのはそう、財宝!
宝箱を開ければ、美味しそうなお菓子の宝がざっくざくと入っていて。
仲良くお宝を山分けしながら、琥珀は無邪気な笑み宿して紡ぐ。
「楽しかったな、らん!」
「ふふ、そうですね」
藍もこくりと頷いて返しつつ、眼前の宝物を見つめる瞳をそっと細める。
……嬉しそうな主の顔が何よりの褒美だ、と。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
レルヒェ・アルエット
アドリブ歓迎
猟兵と成ったのであれば
GGO外の世界にも訪れてみようと
フェアリーランド、オバケの国、ハロウィン…
摩訶不思議な単語が沢山だね
仮装が正装らしいとも聞いたので
兎耳を着けて動物になりきり
独りみで眺めて歩いても
わくわくと楽しさが伝わってくる光景に
トモダチというものと遊びに来たら
より楽しいが分かるのかもしれないな善処しよう
…さて、わたしも何か体験をと
城の食堂まで足運び
フェアリー・グリンダは御招きありがとう
もし忙しくなければお茶の席を共に出来たら
直感で選んだ黒猫型チョコパンケーキは
食べ方が分からず四苦八苦…
崩してしまうのが勿体ない気もするな
過ごした時間でハロウィンの良さが
少し知れたように思えるよ
今宵は人型で、ふらりと。
レルヒェ・アルエット(告天子・f42081)が歩くのは、賑やかな夜の街。
けれどこの場所は、ゴッドゲームオンライン内のダンジョンでもギルドでもなく。
「フェアリーランド、オバケの国、ハロウィン……摩訶不思議な単語が沢山だね」
グリンダという名のフェアリーが創り出した、ハロウィンフェアリーランド。
そんな単語たちは、レルヒェにとっては聞き慣れぬものばかりで。
でも、先に進む条件を満たすといった類のことはゲーム内で手慣れたものだから。
抵抗などなく、すちゃりとレルヒェはその頭に装着する。
……仮装が正装らしいとも聞いたので、と。
長い兎耳をぴこりと揺らしながら、今宵は動物になりきって楽しむことに。
それからぴょこんとオバケ南瓜の灯りが照らす道を歩いてみれば、レルヒェは思うのだった。
「トモダチというものと遊びに来たら、より楽しいが分かるのかもしれないな善処しよう」
だって、独りみで眺めて歩いても、わくわくと楽しさが伝わってくるような光景なのだから。
誰かと一緒に訪れれば、より楽しいが分かるかもしれない……そう感じて。
そして、そんな景色を眺めているのも良いのだけれど。
「……さて、わたしも何か体験をと」
おばけの城にやって来れば、足を向けてみるのは――お城の食堂。
それから、この壺の中の世界を創ったフェアリー……いや、とてもご機嫌な魔女の仮装をした彼女へと声を掛けてみるレルヒェ。
「フェアリー・グリンダは御招きありがとう」
「此方こそ、遊びにきてくれて嬉しいわ!」
「もし忙しくなければお茶の席を共に出来たら」
「ええ、勿論喜んで。此方へどうぞ!」
グリンダと共に、お茶会を。
そして沢山の物珍しいメニューが沢山あるけれど。
直感でレルヒェが選んでみたのは、黒猫型チョコパンケーキ。
それをいざ、食べてみようとするも。
「……これはどうやって食べれば?」
食べ方が分からずに、四苦八苦。
そんな様子に、グリンダは微笑みながらも。
「食べやすい大きさに切って、添えてあるバニラアイスと一緒に食べると美味しいわよ」
「崩してしまうのが勿体ない気もするな」
「美味しく食べられたら、好きに食べていいと思うわ」
とりあえず教わったようにそうっとちょっぴりだけ切ってみて。
アイスを少し掬ってちょこんと乗せ、はむりと口に含めば。
「……うん、甘い」
チョコレートとバニラアイスの組み合わせは、おすすめされた通り美味しくて。
暫しグリンダと、他愛のない、けれど物珍しい会話を、お茶や甘味と共に楽しんで。
「過ごした時間でハロウィンの良さが、少し知れたように思えるよ」
それは嬉しいわ、と笑むグリンダとのお茶会に興じつつ、レルヒェはまたひとつ知るのだった。
やはり――誰かと過ごすと、より楽しいと。
大成功
🔵🔵🔵
終夜・嵐吾
せーちゃんを誘って
南瓜SDの仮装にて
あれっ…オ、オバケの城じゃと???
い、いやしかし、しかし…ほ、本物はおらんじゃろう……
じゃから大丈夫じゃろう(尻尾がさがるがぴんっとして)だいじょうぶじゃろう!!
おお、オバケのお城ではなく遊園地なんじゃな!(これならわしも大丈夫と尻尾をぶんぶん)
せーちゃん、どれからいくかの?やはり全部…
しかし童心に戻りメリーゴーラウンドなども…えっ、おばけ?
あっ、遊園地のキャストさんかの?なるほどオバケ風とは凝っておる
…い、いまなんか尻尾をさわ……あっ、せーちゃんがさわったんかの?
えっ、さわってない?
……えっ??
あっ、食堂にもいこ!
きゅ、休憩じゃ!塩気のあるもんが食べたい!
折角のハロウィンだからと、合わせて仕立てた陰陽師と和風魔王の仮装に身を包んで。
終夜・嵐吾(灰青・f05366)は友と、ご機嫌にハロウィンの街を歩いていたけれど。
促されるままやって来た場所に、お耳を思わずぴこり。
もふもふな尻尾も心なしか、自然と下がってしまうけれど。
「どうした? らんらん」
「あれっ……オ、オバケの城じゃと???」
首をこてりと傾けつつ何気に尻尾を見つめる清史郎を、ちらりと見遣った後。
そうっと恐る恐る、周囲を見回してみる嵐吾。
だが、やって来た城の中は、とても賑やかな雰囲気……?
ちょっぴりふよふよ浮いている、ゆるかわオバケみたいなのもいる気がするが。
「い、いやしかし、しかし…ほ、本物はおらんじゃろう……」
きっと映像とか人形とか、何か仕掛けがあるやつに違いない。
きっとそう。そう思おう。
ということで!
「じゃから大丈夫じゃろう」
下がっていた尻尾も、ぴんっ。
「だいじょうぶじゃろう!!」
自分に言って聞かせるように、2回言いました。
そんな、ひとりで色々忙しい友の様子にも、清史郎は特に何も言うことなく。
「おお、オバケのお城ではなく遊園地なんじゃな!」
……これならわしも大丈夫、と。
ぶんぶん勇ましく揺れる尻尾を眺め、にこにこ。
そして嵐吾は、入口で手渡されたお城の地図と睨めっこしつつ。
「せーちゃん、どれからいくかの? やはり全部……しかし童心に戻りメリーゴーラウンドなども……」
「全部楽しみたいのは勿論だが、おばけさんに聞いたお勧めは、地下迷路だそうだ」
「……えっ、おばけ?」
友の何気ない言葉に一瞬、お耳をぴこんと立てるけれど。
「あっ、遊園地のキャストさんかの? なるほどオバケ風とは凝っておる」
何せここは、ハロウィンの国だから。
城のキャストがオバケに仮装していても、何も不思議ではない。
本物はきっといないだろうから、大丈夫――。
なんて、思っていた刹那。
急に尻尾をもふっと触られた感触に、ひゃっと小さく声を上げてしまう嵐吾であるが。
「……い、いまなんか尻尾をさわ……あっ、せーちゃんがさわったんかの?」
「? 俺はまだ、もふもふしていないが」
「えっ、さわってない?」
「ああ、さわっていないな」
「いや……せーちゃんがもふもふしたんじゃろ?」
「まだしていないな」
確かに、間違いなく誰かにもふられた感触がしたのだけれど。
「……えっ??」
清史郎ではないとなれば、一体誰が――。
けれど嵐吾は再び、下がっていた尻尾を、ぴんっ。
きっとこれは考えたらダメなやつだと、そう察したから。
「あっ、食堂にもいこ!」
「らんらん?」
「きゅ、休憩じゃ! 塩気のあるもんが食べたい!」
足早に食堂へと向かう嵐吾に続きつつ、清史郎はもう一度首を傾げつつ。
謎に虚空を見つめ、にこにこ笑むのだった。
おばけさんも、甘味も、もふもふも、今日も沢山らんらんと楽しもう、なんて。
嵐吾が知ったら色んな意味で慄くことをしれっと思いながら。
大成功
🔵🔵🔵
ルーシー・ブルーベル
【月光】
美味しかったけどお腹いっぱい!少し運動しなきゃ
お散歩しましょうよ
ゆぇパパが次々お菓子を食べさせるからルーシーはマンプクなの
お付き合いしてくれても良いと思うわ!
あのお城?
オバケが出そうで怖そう…
一緒に居てくれる?絶対?それなら
アトラクションも普通の遊園地とは違うみたい
の、乗るのはき、今日はいいわ
パパに引っ付きながら
え、この地下を?
絶対何か出て来そう…もう!待ってってば!
慌てて追う
パパ、忘れ物?
なら戻…ここで?待っ…!
引きとめる間もなくパパは去って
暗いし何か笑声はするし心細い
いえ、確りしなきゃ
黒ヒナさんが震えてる
呻き声と共にゾンビが現れて
…ひッ
怖がる黒ヒナさんを抱きしめて逃げる
キケンかもだしパパの助けを求めてはダメ
大丈夫、ルーシーが守るわ
って追いかけて来てる!?
しかも行き止まりで
ダメなのに
――ぱ、…パパ
呟いたのは無意識
目前にはゾンビの代わりにパパがいて
安心した瞬間ぼろぼろ涙が零れる
い、一緒って言ったのに!うそつき!
ランプはかわいいけど
涙は止まらなくて
もう置いていかないで
願いはそれだけ
朧・ユェー
【月光】
結構食ったな
運動がてら散歩?
俺は別にしなくていいのだが
あーはいはい
あの城に行ってみるか
あの城はオバケが多くいるのを知っていて誘ってみる
恐々としつつも俺と一緒ならと承諾させた
色んなアトラクション
普通だと楽しそうな場所だが
オバケと一緒というのがちびっこいのにはハードルが高いらしい
気にせずに歩いて行く
くっついて来るちびっこいの
じゃ地下へ行ってみるか
えっ?とした顔で驚いている
俺、一人で行くぞ?と言えば渋々ついてくる
暫く歩いて良い事を思いついてニヤリと笑う
ちょい忘れ物をしたからそこで待っててくれ
ん?こいつを置いていくから
頭の上に黒雛を置く
何か言っているが聴かずにスタスタと歩き、ササっと隠れる
くくっさぁてどうなるかな?
案の定、怯えている
黒い丸いのもプルプル
オバケが脅かしに来た
ちびっこいのが驚く、泣き出し
俺の名前を呼ぶ
少しの罪悪感
あーはいはい。悪かったよと片手で抱き上げて
これヤルから機嫌直せ
こっそり作っていた黒雛に似せた南瓜のランプを渡した
わかったよ、今は傍にいてやるからと
頭をぽんぽんとして)
もふふっと口いっぱいになりながら、たまにお返ししたりもして。
色々なものをたくさん、一緒に食べて回れば。
「美味しかったけどお腹いっぱい!」
「結構食ったな」
ルーシー・ブルーベル(ミオソティス・f11656)も朧・ユェー(零月ノ鬼・f06712)も、親子でふたりとも満腹に。
いや、ちょっぴり食べ過ぎちゃったくらいだから。
ルーシーがこんな提案をしてみれば。
「少し運動しなきゃ。お散歩しましょうよ」
「運動がてら散歩? 俺は別にしなくていいのだが」
明らかに面倒臭そうな声色で返ってくる言葉。
けれど、それで引き下がる娘ではありません。
「ゆぇパパが次々お菓子を食べさせるからルーシーはマンプクなの」
……お付き合いしてくれても良いと思うわ! と。
黒パパへと、そうびしっと告げれば。
ユェーはちらり、ジャックオランタンが灯る道の先を見た後。
「あーはいはい。あの城に行ってみるか」
そうスタスタと歩き出す。
そんな彼の隣へと急いで並んで歩きながらも。
ルーシーも眼前の立派なお城を、ちらちら。
「あのお城? オバケが出そうで怖そう……」
いや、ユェーは知っていて誘ってみたのである。
あの城にはオバケが多くいるということを。
そして案の定、オバケに腰が引けている様子のちびっこいのを見れば、面倒臭い散歩も愉快になってきて。
「一緒に居てくれる? 絶対? それなら」
恐々としつつも自分と一緒ならと承諾するルーシーと共に、大きなお城の中へ。
それから足を踏み入れた城内を一通り見回してみれば。
お城といっても、まるで遊園地のように色んなアトラクションがあって。
(「普通だと楽しそうな場所だが」)
自分にぴとっとくっついているアリスなルーシーへと向ける瞳を細めてしまう。
「の、乗るのはき、今日はいいわ」
……アトラクションも普通の遊園地とは違うみたい、と。
ふよふよ漂うオバケ達を、引っ付いたパパの陰から恐る恐る見遣りながら。
そんなオバケ達はゆるかわだったり愛嬌があったり、ユェーにとっては子供染みているとしか思えないけれど。
でも、ぎゅうと自分に掴まっているルーシーを見れば。
(「オバケと一緒というのがちびっこいのにはハードルが高いらしい」)
ある程度はわかってはいたが、改めてふるりと震えるその姿に思いつつも。
気にせずに城の中を歩いて行くユェー。
そしてそんな自分に、懸命にちびっこいのもくっついて来るから。
ぴたりと足を一瞬止めた彼は、ふと彼女へと声を向ける。
「じゃ地下へ行ってみるか」
「え、この地下を?」
そして、えっ? とした顔で驚いているルーシーへと……俺、一人で行くぞ? なんて続ければ。
「絶対何か出て来そう……もう! 待ってってば!」
渋々と、でも慌ててついてくる。
そんなルーシーに歩調を合わせるわけでもなく、暫く地下を歩いていたユェーであるが。
ふいに、ニヤリと笑みひとつ――良い事を思いついて。
「ちょい忘れ物をしたからそこで待っててくれ」
「パパ、忘れ物? なら戻……ここで? 待っ……!」
「ん? こいつを置いていくから」
そう、ピィとルーシーの頭の上に黒雛を置けば。
彼女が何か言っているが聴かずに、スタスタと歩き出して。
ある程度離れたら、ユェーはササっと隠れて、楽し気に見物することに。
……くくっさぁてどうなるかな? なんて。
そんな、引きとめる間もなく去っていったパパの姿も、薄暗い地下の闇に消えて。
暗いし何か笑声はするし心細い……そうそろりと周囲を見回すルーシーだけれど。
(「いえ、確りしなきゃ」)
だって、頭の上にちょこりと乗っている黒雛も震えているから。
ユェーはルーシーと黒雛を見失わないよう、そうっと引き続き様子を窺って。
(「案の定、怯えている。黒い丸いのもプルプル」)
そう眺めていれば、ふと聞こえる呻き声に気付いて。
「……ひッ」
ルーシーが刹那、そう飛び上がるように声を上げる。
呻き声と共に、ゾンビが現れたのだから……!
そして、怖がる黒雛をぎゅっと抱きしめて、勇気を振り絞ってタタッと逃げるルーシー。
(「キケンかもだしパパの助けを求めてはダメ」)
だから、ぷるぷるしている黒雛へとこう声を掛ける。
「大丈夫、ルーシーが守るわ」
とはいえ、逃げられた……かと思いきや。
『……アアァーウゥゥ~』
「って追いかけて来てる!?」
ゆらりとゾンビが後を追ってきています!?
それに気付けば、黒ヒナさんとダッシュで再び逃げ出すルーシーだけれど。
刹那足を止めて、大きく瞳を見開いてしまう。
だって、ここは地下迷路。駆けた先は、行き止まりだったのだから。
そして――ダメなのに、と頭では思っているのだけれど。
「――ぱ、……パパ」
そう呟いたのは、無意識で。
オバケが脅かしに来たに、驚いて逃げて震えて。
自分の名前を呼ぶその声を聞けば――ユェーの心に生じるのは、少しの罪悪感。
だから、手を伸ばすゾンビの姿にぎゅうっと目を瞑る、娘の元へと向かって。
ゾンビを軽くあしらって追い払えば。
そろりと瞳を開けたルーシーのすぐ目の前にいたのは、ゾンビではなくてパパで。
ほっと黒ヒナさんと安心すると同時に、ぼろぼろ零れる涙。
「い、一緒って言ったのに! うそつき!」
「あーはいはい。悪かったよ」
そうぽかぽかしてくる彼女に言いつつ、ひょいと。
ユェーはルーシーの小さな身体を抱き上げてから。
「これヤルから機嫌直せ」
渡したのは、実はこっそり作っていた、黒雛に似せた南瓜のランプ。
そんなランプを、かわいいって受け取るけれど。
でも、ルーシーの涙は止まらなくて。
仄か照るパパの顔を見つめ、ぎゅうと抱きついて。
「もう置いていかないで」
――願いはそれだけ。
そう告げれば……伸びた大きな掌が、ぽんぽん。
耳に届くのは、パパの声。
――わかったよ、今は傍にいてやるから、って。
ルーシーにはちょっぴり、楽しくて美味しくて、そして刺激が強すぎたハロウィンになっちゃったかもだけれど。
でも、言った通り彼女の傍にいるユェーも――色々と楽しかったと、そう思うから。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵