●とりっくおあとりーと
「はいはーい、私はセシリア・クラリティ。好きに呼んでちょうだいな。
初めましての方もそうでない方も、今回の大祭祀ハロウィン対応完了まで、どうぞよろしくね!」
右手をふりふりしながら挨拶をするのは、セシリア・クラリティ(
聖域の守護者・f41436)。
周りの反応をざっと確認した彼女は説明に入る。
「さてさて、今回は『大祭祀ハロウィン』がケルベロス世界の地球に『ハロウィンの楔』を打ち込み、世界中を「ハロウィン化」させようとするのを阻止してもらうお仕事です」
世界がハロウィン化とかそれはそれでちょっと見てみたいのだけど、と零しながら手にした皮表紙の本のページを捲る。
「ハロウィンのお祭りによって極大まで高められる『季節の魔力』……即ち『ハロウィンの魔力』を狙って、十二剣神『大祭祀ハロウィン』が行動開始しててね。
あ、ハロウィン化することで何が起きるかというと、世界が「万物が存在する状態」になって、まぁ……一言に言ってカオスよね」
もちろんそれに飲み込まれれば、どんな猟兵と言えども無事ですむはずがない。しかし、このカオスに耐え抜く手段がひとつだけ存在するという。
「対応策は、仮装によって「あらゆる世界の概念が同時に存在する状況」を作り出すことらしいので、まぁ皆好きに仮装していくといいんじゃないかしら」
……でもそれすでにカオスにのみこまれてない?大丈夫??
「まず皆をハロウィン化しつつある都市内部へ転送するわ。都市には決戦配備ポジションが完備されているから、それを利用するのを忘れずに。
最初に対応してもらうのは、都市を攻め落とそうとしているデウスエクス『黒鎖竜牙兵』たちね。
強力なデウスエクスの指揮下でその真価を発揮するんだけど、今回主と定めた『十二剣神『大祭祀ハロウィン』』が、まぁ十二剣神って位だから強力なわけで……厄介さが上がってるから気をつけて。
とはいえ、基本的に『剣』の攻撃が命中すると切断されたり、『黒い鎖』に当たると捕縛されて引き寄せられたりと基本的にスタンダードな戦闘になると思うわ。
あ、でも瀕死状態になる前に倒すのがお勧めね。
仲間を呼ぶから」
『黒鎖竜牙兵』は戦闘で瀕死になると【別の黒鎖竜牙兵】を呼ぶのだ。
まぁ、増える。ねずみ算式とまではいかないが、倒し損ねると、増える。
「削って倒そうとすると、延々戦い続ける羽目になるから。そこは本当に気をつけて」
ぺらり、と視線を本へ戻す。
「その『黒鎖竜牙兵』との戦闘が終わったら、本命『十二剣神『大祭祀ハロウィン』』ね。
とりあえず、ハロウィンをめいっぱい楽しみながら攻撃するのが近道……かしら』
まぁ、ハロウィンだし。
「カオス極まれりってなりそうだけど、一年に一回位だから楽しめるのよね。カオスって」
ぱたんと手にした本を閉じて、目の前に集まったあなた方へとセシリアは言葉を紡ぐ。
「せっかくのハロウィンだけど、お祭り騒ぎに飲み込まれないように、気をつけて行って帰ってきてね!」
そうして彼女は猟兵たちを転送する準備に入るのであった。
林言音
●ハロウィン、いぇーい!!
閲覧ありがとうございます、林言音です。
ハロウィンを全2章にてお送りさせていただきます。
●決戦配備について。
ケルベロスディバイドの世界では以下の「
決戦配備」の発動要請を行うことができます。
適切な要請であればプレイングボーナスになりますので、よろしければお使いください。
クラッシャー:決戦都市からの砲撃や戦闘ロボ配備等の要請で「攻撃力支援」を得ます。
ディフェンダー:決戦都市の隔壁展開やバリケード構築等の要請で「防御力支援」を得ます。
ジャマー:バイオガス散布や戦闘ヘリ配備等の要請で「妨害・奇襲支援」を得ます。
キャスター:決戦都市の魔法陣展開やライブステージ建設等の要請で「術式・奇策支援」を得ます。
スナイパー:長距離ミサイルや狙撃部隊等の要請で「遠距離支援」を得ます。
メディック:現場封鎖や救急部隊の要請で「民間人の避難・救護支援」を得ます。
●文字数節約について
共闘、アドリブについてはNGの場合のみプレイングにご記載下さいませ。
また、お連れ様がいらっしゃる場合には、お相手の方の愛称とIDの併記をしていただきますよう、お願いします。
それでは、皆様のプレイングをお待ちしております。
第1章 集団戦
『黒鎖竜牙兵』
|
POW : 竜牙剣
【剣】が命中した対象を切断する。
SPD : 伸ばした黒鎖
【黒鎖】が命中した敵の部位ひとつを捕縛し、引き寄せる。
WIZ : 増援要請
自身が戦闘で瀕死になると【別の黒鎖竜牙兵】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴
|
春乃・菊生
WIZ&キャスター選択
アドリブと共闘はご随意に。
仮装、仮装か。
誰ぞこの手の物事に詳しい者はおらぬか?
ふむ?これは狐の耳と尻尾かの?
そのチア?衣装を着て…、ほう、踊って味方の士気を高めると。
成程、それならば得意分野じゃ。
では、いざ参らん。
(特設ステージできつねなダンス。味方やDIVIDE部隊を鼓舞&破魔効果をbuffしつつ、UC発動)
来れ、源頼光。
(頼光とその四天王や一族郎党を召喚)
……??
その、頼光公よ。普段とは随分と趣が異なるご様子じゃが。
む?えふ、じー…?よく分からぬが、貴様がその衣装で戦えると言うのであれば何も言うまい。
この敵、仕留め損なえば仲間を呼ぶとのこと。
一気呵成に攻められよ。
●かぼちゃとハロウィンとパレードと
春乃・菊生(忘れ都の秘術使い・f17466)が現地に到着した時、ハロウィン一色の会場が街中の広場にできていた。
「仮装、仮装か。
誰ぞこの手の物事に詳しい者はおらぬか?」
ふらっと寄って来た女性に「はいどうぞ、あなたにはこれが似合うと思うわ!」と紙袋を差し出され、菊生はその紙袋からアイテムを取り出し、しげしげと観察する。
「ふむ?これは狐の耳と尻尾かの?」
すると、紙袋を手渡した彼女は勢いよく首肯し、菊生へと中身の説明をしていく。
「このチア?衣装を着て…、ほう、踊って味方の士気を高めると。
成程、それならば得意分野じゃ」
用意されていた更衣室にてぱぱっと衣装をチェンジした菊生は、踊るのによさげな特設ステージへと向かっていった。
●ハロウィンと仮装と黒鎖竜牙兵と
ステージの上の菊生は、仲間たちを鼓舞するように、某北の地で応援ダンスとして知られるキツネさんの踊りをノリノリで踊る。
その合間にこっそりと合図をすれば、DIVIDE部隊がステージの外円を囲むように移動していった。
(では、いざ参らん)
その踊りは岐の神へと捧げる舞となり、黄泉の国からこの地へと、かつて名を馳せた鎧武者を喚びよせる。
「来れ、源頼光」
ぶわっ!と。
大きな火花がステージ下より吹き上がる。
そうして現れたのは……武者は武者であったが、カボチャや当世仕様の服に身を包んだ源頼光たちであった。
「……??」
一瞬、使う術を間違えたかと思うほどの視界のにぎやかさに戸惑いながらも、菊生は現れた武者たちに声をかける。
「その、頼光公よ。普段とは随分と趣が異なるご様子じゃが」
「……!」
こっそりと菊生へと耳打ちをしてくる源頼光。
「む?えふ……?よく分からぬが、貴様がその衣装で戦えると言うのであれば何も言うまい」
菊生は考えるのをやめた。戦えるというならそうなのだろう。
「……この敵、仕留め損なえば仲間を呼ぶとのこと。
一気呵成に攻められよ!」
その声を合図に、武者たちは勝鬨の声を上げ、ステージから黒鎖竜牙兵へと飛び込んでいく。
その戦いぶりは一気呵成の言葉通り、一人一体を一息に削っていくのであった。
もちろん、菊生も彼らも仮装したままである。
大成功
🔵🔵🔵
バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎
OK! レッツ、ハロウィン!
黒鎖竜牙兵に対抗する仮装、骸骨ヘルメットに白色マントを羽織って参りマース!
白黒決着をつけマショー!
決戦配備はジャマーを要請しマース! よろしくお願いしマース!
バイオガスで戦場の視界を悪くしてもらいマショー!
そして敵軍の上空を滑走靴で滑空して……上から来るぞ! な奇襲であります!
「六式武装展開、煙の番!」
煙を纏い、竜牙兵の頭から下までパイルバンカーで一撃粉砕!
攻撃後は即座にガスや煙に紛れて、再度奇襲のチャンスを狙いマース!
勘が鋭く竜牙剣で迎撃してきた場合は、切断されないよう杭を反らして受け流し、懐に入ってからドカンと一発!
トリックオアトリート!
●その者、白き衣を身に纏う。
「OK!
レッツ、ハロウィン!」
イベント会場自体は都市一帯で行われており、その一角にて。
骸骨ヘルメットに白色マントを身に纏い、ノリノリなBGMが聞こえてきそうな位ノリノリでハイテンションなバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)は立つ。
「白黒決着をつけマショー!」
彼女は高らかに宣言し、黒鎖竜牙兵の群れの中へと飛び込んでいった。
●それは、閃光のよう……に?
一騎当千の如く、黒き色の中で白いマントがひらり、ひらりと舞う度に黒鎖竜牙兵が減っていく。
更に上空を旋回する戦闘ヘリよりバイオガスが撒布され、視界が悪くなっていく。黒鎖竜牙兵達が同士討ちを避ける為か、それとも何らかの作戦をとるためか……どちらにしても、竜牙兵達の戦闘行動が鈍くなった。
「六式武装展開、煙の番!」
黒鎖竜牙兵はその言葉を聞き取れたのか。
煙を纏ったバルタンが上空より滑空し、竜牙兵の頭から下までパイルバンカーで一撃粉砕していく。
それは、戦闘開始前にバルタンが要請していた決戦配備「ジャマー」と、自身のユーベルコード『粉塵纏・破城槌(ヴァニッシング・バトリングラム)』を綺麗にかみ合わせた、敵軍の上空を滑走靴で滑空して……上から来るぞ!な奇襲作戦である。
彼女が足を地につけた、と感じた瞬間には複数体の黒鎖竜牙兵が転がり、彼女の姿は煙と共に消えていた。
●さあ、やつらを終焉へと誘おう
幾度目の奇襲か。
手にしたパイルバンカーの手ごたえが違う……その時。
彼女は手にしたパイルバンカーの角度を無理矢理切り替えることで、竜牙剣をぎりぎりのタイミングにて反らして受け流し、さらに懐へ入り込んだ!!
「トリックオアトリート!!」
ドカン!と一発。
その声と共に打ち込んだパイルバンカーが黒鎖竜牙兵一体を粉砕。バルタンは再び周囲の竜牙兵殲滅の為、上空へと駆け上がるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
陽環・柳火(サポート)
東方妖怪のグールドライバー×戦巫女です。
悪い奴らはぶっ潰す。そんな感じにシンプルに考えています。
戦闘では炎系の属性攻撃を交えた武器や護符による攻撃が多い。
正面からのぶつかり合いを好みますが、護符を化け術で変化させて操作したりなどの小技も使えます。
全力魔法使用後の魔力枯渇はにゃんジュール等の補給で補います
名刀『マタタビ丸』は量産品なので、もしも壊れても予備があります。
ユーベルコードは指定した物を使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動し他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●
「お前らをぶっ潰せばいいんだろ?」
ハロウィン会場の一角で陽環・柳火(突撃爆砕火の玉キャット・f28629)は不敵な笑みを浮かべ、両腕を組み、仁王立ちで立ち塞がる。
そんな小さくも、尊大な彼女の雰囲気を感じ取ったのか。黒鎖竜牙兵は柳火を強敵と認識し、剣を構えたのだった。
●
先に動いたのはどちらだったのか。
黒鎖竜牙兵の攻撃を適宜、柳火が紙一重で回避ししていく。
ガキン!
黒鎖竜牙兵の振り下ろした剣が、下から柳火の振り上げた名刀『マタタビ丸』によって根本から切断され、刃が地へと堕ちた。
そのまま柳火は返す刀で黒鎖竜牙兵を袈裟懸けに切り落とす。その寸隙をつくかのように複数の剣閃が柳火へと降り注いでいく。
だが。
黒鎖竜牙兵たちは柳火を切断した筈の剣から感じる手ごたえの無さに、一瞬手を止めてしまった。
そこにあるのは切り裂かれた護符の残骸。
「悪ぃな。ちぃーっと足癖が悪いんだわ」
黒鎖竜牙兵が柳火の声に気づき、空を見上げた瞬間。
その視界に映ったのは、地獄の炎をその脚に灯した柳火であった。
成功
🔵🔵🔴
鬼河原・桔華
●POW
仮装:旧軍めいた軍服
仮装ねぇ
UDCアースからカクリヨに流れた古着を扱う店で買った昔の軍服でも着ていこうかね
時代的にも男用しかねぇが、ガタイの良い私にはちょうど良いサイズさ
さぁて、洒落込んでパーティーの始まりだ
ハロウィンらしくガイコツな奴らがうようよと居るが、ひとつひとつ相手にしていたら切りがねぇぜ
とすりゃあ、少し頭を使わねぇとな?
決戦配備要請、ディフェンダー
隔壁展開の防御型支援だが、この聳え立つ隔壁を利用させて貰うぜ
どうするかって、『グラウンドクラッシャー』で鬼棍棒を隔壁にぶちかますんだよ
敵の群れに倒して、纏めて一気に一網打尽って寸法よ
●軍服獄卒ノリノリハロウィン。
「仮装ねぇ」
興味なさそうに呟いていたのは誰だったのか。
カクリヨの古着屋で見つけたきっちりとした男性用の軍服に身を包み、おそろな軍服を纏った配下の小鬼を引き連れて。
通りを悠々闊歩するは鬼河原・桔華(仏恥義理獄卒無頼・f29487)。
「さぁて、洒落込んでパーティーの始まりだ。
ハロウィンらしくガイコツな奴らがうようよと居るが、一つ一つ相手にしていたらきりがねぇぜ」
こくこくと足元で頷く小鬼たち。
桔華がすでに出していた
決戦配備要請、ディフェンダー。にて防御型支援で展開された聳え立つ巨大な隔壁を見上げ、呟く。
「とすりゃあ、少し頭をつかわねえとな?」
そうして桔華は取り出した鬼棍棒をぶぅん、ぶぅんと振り回す。
「どうするか、って?」
不思議そうに見上げてくる小鬼に向かって不敵に笑う彼女は答える。
「こうするんだよ!」
振り回していた鬼棍棒を巨大な隔壁に向けて一振るい。
ゴガァァァァァアアアアアアンッ!
その一撃は聳え立つ隔壁に根元へとクリーンヒット。
一拍の間。
鬼棍棒が当たったところから罅が走っていき……最初は徐々に。
次第に勢いがつき……黒鎖竜牙兵の上へ大きな影ができた、と認識した瞬間。
轟音。
白煙。
桔華たちの視界が白く遮られ、おさまる頃には、視界内で動く黒鎖竜牙兵は見当たらなくなっていた。
大成功
🔵🔵🔵
火土金水・明
ハロウィンの仮装は魔女です。「あまり代わり映えしませんが、動きやすい服装が一番ですね。」「せっかくのハロウィンなのに無粋な事です。」「決戦配備の協力に合わせて一気に壊滅に持っていきましょう。」
【WIZ】で攻撃です。決戦配備はスナイパーを要請します。
攻撃は、【継続ダメージ】と【鎧無視攻撃】と【貫通攻撃】を付け【フェイント】を絡めた【ホーリーランス】を【範囲攻撃】にして、『黒鎖竜牙兵』達を纏めて【2回攻撃】します。相手の攻撃に関しては【第六感】【残像】【オーラ防御】で、ダメージの軽減を試みます。
「(攻撃を回避したら)残念、それは残像です。」「私の役目は少しでもダメージを与えて次の猟兵の方に繋げる事です。」
アドリブや他の猟兵の方との絡み等は、お任せします。
●
時間はこの決戦都市へと各猟兵達が到着したタイミングへ戻る。
「あまり代わり映えしませんが、動きやすい服装が一番ですね」
火土金水・明(夜闇のウィザード・f01561)は箒を手にしてスタンダードな魔女姿でビルの屋上から、この都市へと向かってくる黒鎖竜牙兵の群れを見下ろす。
「せっかくのハロウィンなのに無粋なことです」
ビル風が彼女の髪を靡かせ、さらには帽子を持っていこうとするのを手で押さえた。
「
決戦配備の協力に合わせて、一気に殲滅に持っていきましょう」
「了解だにゃ。あ、あそこにもいるにゃ」
明は肩に乗せた使い魔であるクロと話しながら、担当する周囲一帯の黒鎖竜牙兵の位置と数を把握し、要請した
決戦配備で待機している
スナイパー部隊へと共有していく。
「よし、いけるかにゃ?」
「ええ、いきましょう!」
その手にした箒から放たれる一条の聖なる光。
それが、攻撃開始の狼煙となった。
●
決戦都市のあちらこちらで、土煙が上がり、炎が上がる。
そのたびに多数の黒鎖竜牙兵が減らされていく。
だがやはり、数多の攻撃を避ける黒鎖竜牙兵を打ち漏らさぬよう、明は都市の遠距離支援部隊と連携し追い詰める。
「私の役目は少しでもダメージを与えて次の猟兵の方に繋げる事です」
幾何学模様を空に描き、複雑に飛翔するは聖なる槍。
その攻撃は黒鎖竜牙兵の強固な鎧を貫き、ダメージを蓄積させていく。
「悪しきものを貫きし槍を!」
ゴォッと声なき声で瀕死となった黒鎖竜牙兵達が仲間を召喚するも、その瞬間。
周囲を埋め尽くすような数の聖なる光を帯びた槍が、彼らを消滅させていくのだった。
●前哨戦の終わり。
「残念、それは残像です」
少し前まで紙一重で避けていた攻撃が、余裕をもって回避できるようになってきたころには、周囲の黒鎖竜牙兵の姿もほぼほぼなくなっていた。
「あとはそこの角のあたりにいるやつらで終わりだにゃ!」
目の前の黒鎖竜牙兵へ止めを刺した瞬間。空から地上を眺めるクロから情報が飛んでくる。
「いきます」
短く返事をし、聖なる光を帯びた槍と共に突貫する。
その輝く軌跡は周囲一帯を明るく染め上げて。
光が収まる頃には、黒鎖竜牙兵達は跡形もなく消滅していた。
大成功
🔵🔵🔵
第2章 ボス戦
『十二剣神『大祭祀ハロウィン』』
|
POW : そして世界はハロウィンと化す
【ハロウィン化した世界】を見せた対象全員に「【オマエのハロウィンを見せてみろ!】」と命令する。見せている間、命令を破った対象は【ハロウィンによる肉体変化に抗う力】が半減する。
SPD : トリック・オア・ハロウィン
【食べた者をハロウィン化する毒菓子】を給仕している間、戦場にいる食べた者をハロウィン化する毒菓子を楽しんでいない対象全ての行動速度を5分の1にする。
WIZ : 真理を識る大祭祀ハロウィンの視線
視界内の対象1体の精神を【真実の部屋ハロウィン】に追放する。精神が帰還するまで、対象の肉体は動けないが無敵になる。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
|
●
「よっし!!!オレサマ降臨だぜェ!!!」
テンションの高いハロウィン仕様の大祭祀ハロウィンが天上より、ハロウィンさながらなお菓子やジャック・オ・ランタンやなにかキラキラしたものと一緒に決戦都市へと舞い降りてくる。
ハロウィンである。
「さあ!オマエの!!オマエラのハロウィンを見せてみろ!!!」
ハイテンションな大祭祀ハロウィンの宣言が戦闘開始の合図となるのだった!!
バルタン・ノーヴェ
決戦配備ジャマーの皆様!
引き続きガスの散布をよろしくお願いしマース!
大祭祀に、飛び切りのハロウィンを披露するため煙幕の中から出撃デース!
お待たせしマシタ、大祭祀!
ハロウィンの楔は打たせマセンガ、代わりにワタシたちのユーベルコードを叩き込んであげマース!
トリック・オア・トリート! 降伏しなけりゃ撃退デース!
という訳で飛び出しますは、ハロウィン化したバルタンであります!
今年の南瓜行列SDの、大祭祀ハロウィンの仮装にチェンジ!
目には目を、ハロウィンにはハロウィンであります!
ハロウィン、イェイ!
これ以上ないハロウィンを見せつけながら、UC展開!
「六式武装展開、鉄の番!」
少し早めのお年玉をどうぞデース!
●
高らかに響き渡る宣言と共に、大祭祀ハロウィンの周りに巻き起こる盛大で色とりどりの煙幕。
それは、バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)が決戦配備で要請していたジャマー担当によるガスの散布であった!
「おお!!なんだなんだ!!?」
大祭祀ハロウィン、ワクワクが隠しきれていない。
「お待たせしマシタ、大祭祀!!」
次々に起こるガスの噴出の一つに合わせて、大祭祀ハロウィンにむかって飛び出てきたのは。
なんと、大祭祀ハロウィンの仮装をしたバルタンだ!
「お、オマエ!!!オレサマとおソロか!!」
ガキンと。バルタンの拳を受け流しながら、彼女の服装になにやら感動している大祭祀ハロウィン。
「ハロウィンの楔は打たせマセンガ、代わりにワタシたちのユーベルコードを叩き込んであげマース!」
「ハッ、できるもんならやってみ……ナァ
!!??」
受け流された勢いを利用し、更に第二撃を叩き込む。
「トリック・オア・トリート!
降伏しなけりゃ撃退デース!」
「……ッ!!
いい、一撃じゃねぇか
……!!」
どてっぱらに一撃を食らい、後退する大祭祀ハロウィン。それとは反対に後ろへと飛び下がるバルタン。
「ハロウィンだからな……!!
さあ、もっとだ、お前のハロウィンをもっとよこせ!!」
吠える、大祭祀ハロウィン。
「ハロウィン、イェイ!!」
かわいい。これこそハロウィンバルタンである。
そのかわいさのまま、再び構え、放つ。
『六式武装展開、鉄の番!』
「少し早めのお年玉をどうぞデース!」
うなる轟音。
吹き飛ぶ大祭祀ハロウィン。
「それは、正月じゃネエかぁぁぁあぁl!!!」
壁にぶち当たり、土煙を上げる。
「やりましたカ!?」
その声が上がった瞬間、土煙より現れる影。
「第2ラウンドといこうかァ!!」
大祭祀ハロウィン。
足元がちょっとおぼつかないが、大地に立ち上がるのだった。
大成功
🔵🔵🔵
ヘンリエッタ・ネクサス(サポート)
「状況:能動的脅威を検知/脅威度=グレードⅣ――任務遂行を最優先」
◆口調
・一人称はボク、二人称はあなた
・誰でも丁寧な口調。語彙は硬く、形式的
◆特技・性質
・全身を機械的に強化されており、常人以上の身体能力と反応速度を有する
・USBで充電可能
◆行動傾向
・とあるヴィランの組織の尖兵として造られた宿命に抗うべく、猟兵として活動しています
・体内に武器やセンサー等を格納しており、状況に応じて展開します
・強化頭脳は動作のムダを省きます
・私情や一般的道徳に囚われることなく、合理的な行動に徹します(中庸/中立)
・感情表現を学習途中なので無機質な印象を与えがちですが、実は人情を重んじ、真顔でジョークを言います
●
『状況:能動的脅威を検知/脅威度=グレードⅣ――戦況に応じ、最適な自己防衛兵装を展開します』
インバネスコートをはためかせ、
キラキラハロウィンの会場に立つのはヘンリエッタ・ネクサス(棄てられた少女兵器・f35114)。
彼女の高性能な電子頭脳は、大祭祀ハロウィンへと効率的かつ効果的な攻撃を演算で叩き出す。
結論。
「トリック・オア・トリート」
真顔ではあるが、どことなく楽しそうな表情を浮かべるヘンリエッタ。
「ハッハァ!!トリック・アンド・トリートォ!!」
対する大祭祀ハロウィンはハロウィンのお菓子を空からばらまき始め、狂ったように楽し気な笑い声を響かせていた。
そう。お祭りは楽しんだもの勝ちである。
「当たるまで撃ち続ければ、どうということはありません……」
降り注ぐお菓子の弾幕の中、背部に展開した猛禽を想起させる鋼の翼『ヴェクタード・ウイング』。その翼を広げたヘンリエッタは、最大12700km/hのスピードで戦場を飛び回りながら、弾丸という
トリックを大祭祀ハロウィンへと少し楽しそうに撃ち込んでいくのだった。
成功
🔵🔵🔴
試作機・庚(サポート)
はーい呼ばれてなくても参上する庚さんデスよ
サポート参加ってやつデスね
…サポート参加って何書けばいいんデスかね?
とりあえず口調はこれでわかると思うんデスけど…
まぁ私はその時々で色々変わるデスから気にしない気にしない
私が出来ることなら大体の事はするデス
あーけど、基本私はハピエン厨デスからあまりにも酷いことはしないデス
私がされる分には基本何されても別に問題ないデスけど…
私以外の奴…例え敵でもあまりにも可愛そうだと感じたら手を差し伸べる場合があるデス
まぁ必要があればやることやるんデスけどね
仕事デスし
なんでそこの判断は任せるデース
こんなもんでいいデスかね…?
あっ忘れてた『UCの詠唱は自由にどうぞ』デスよ
●
「はーい呼ばれてなくても参上する庚さんデスよ」
試作機・庚(裏切者トリプルクロス・f30104)はデジタルハロウィン・猫耳装備仕様で戦場にいる。
「仕事デスけど、お祭りデス!楽しまなければ!!」
飛び交う弾丸、散布されているガス、そして時折吹っ飛ばされてくる大祭祀ハロウィンを綺麗に回避しながらキラキラと降り注ぐキャンディや、クッキー、ハロウィンかぼちゃをしっかりと集めていく。
「トリック・オア・トリート!!」
何度目の邂逅であろうか。
庚はお菓子を拾い集めて詰め込んだハロウィンかぼちゃの籠を小脇に抱えながら、落ちてきて地面に倒れこんでいる大祭祀ハロウィンへと手を差し伸べる。
「な、なん
……!?」
庚に引き起こされ、戸惑う大祭祀ハロウィン。
「ハロウィンデスから!……Get Ready…3.2.1.Let's GO!!」
つかんだ腕を力任せに振り回し、大祭祀ハロウィンを上空へと放り上げた。
「これが一つの到達点ってやつデスね」
庚はにこやかな表情で、上空へと上がっていく大祭祀ハロウィンを見送るのだった。
成功
🔵🔵🔴
クリム・フラム(サポート)
火炎と爆発とレーザーがメインのブックメイカーの女の子です。
口調はですます調ですが、概ね声が大きい感じです。
行動方針は主に2つで最低限の安全策を取ってから飛び込んで炎と爆破で解決しようとするスタイルと、
情報を集めて分析しながら探索や戦闘を進めていく方向です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●
「
火炎と爆破!どっちにしますか?」
小さなハロウィンかぼちゃ(導火線が出ている)二つを手に、クリム・フラム(図書室のパイロマニア・f36977)は吹っ飛んできた大祭祀ハロウィンへと問いかける。
「ハッ!どうせならオマエのやりたい方……いや、まて。オマエ両方やりたそうな顔してやがるな……?」
瞬時に体勢を立て直し、構える大祭祀ハロウィン。ちょっと後ろに後ずさってる気もする。
「はい!どっちも楽しくてかっこいいんですよ!」
タイミングを見計らい、クリムが投げた小さなハロウィンかぼちゃ。それらを中心に高速で旋回する無数の火炎弾幕とレーザー踊りだす。その強力な火炎と弾幕の嵐は大祭祀ハロウィンへと襲い掛かる!
「欲張りさんダ、ナー
!!!!????」
大祭祀ハロウィン、ぎりぎりでレーザーをよけるが、避けきれぬ爆風に飲み込まれ、さらにはもみくちゃにされ。
彼は一際大きな爆風によって、高く高く上空へと打ち上がっていくのだった。
成功
🔵🔵🔴
春乃・菊生
WIZ&キャスター選択
アドリブ、共闘、ご随意に
ほほう、こやつが化生どもの首魁か。
そしてこやつが開きし門は…、……
ふうむ。周りを彷徨くは魑魅魍魎に、あれは死者どもかの?
……さながらここは彼岸と此岸の狭間。
万物が存在するとは、つまり生者と死者の境をなくすことにある、と。
まあ、それも飽くまでハロウィンとやらの一面じゃろうがの。
……グラビティ・チェインとやらが足りぬも当然じゃ。所詮は泡沫の夢よ。
さて、ここにはもう用はない。還るとしよう。
先にも喚んだ源頼光公を今一度、そして此度はこの身に降ろそう。
破魔の気を乗せた太刀の一振りでもって切り分けん。
鬼は外へ、福は内へ。それが住み分けと言うものよ。
●万聖節と境界線と
大きな爆音の後、自身の立つステージの方へと放物線を描いてくる大祭祀ハロウィンを視界内にとらえながら、春乃・菊生(忘れ都の秘術使い・f17466)は着々と準備を進めていた。
ドゴォオオオンッ!!
土煙を上げ、ステージ前に飛び込んできた大祭祀ハロウィンを眺める。
「ほほう、こやつが化生どもの首魁か。
そしてこやつが開きし門は
…、……」
菊生は涼しい顔をしながら、土煙の向こうで立ち上がる影への警戒を強めていく。
気付いた瞬間、周囲には生と死が入り混じる空間となっていた。
「ふうむ。周りを彷徨くは魑魅魍魎に、あれは死者どもかの?
……さながらここは彼岸と此岸の狭間。
万物が存在するとは、つまり生者と死者の境をなくすことにある、と。
まあ、それも飽くまでハロウィンとやらの一面じゃろうがの」
手にした太刀を握り直す。
「そうだ!
そしてオレサマはハロウィンの楔をこの世界に打ち込むことで……この世界を凡そすべてのハロウィンが存在する世界にかえるのだ!!」
いずこからともなく聞こえる大祭祀ハロウィンの高らかな宣戦布告。
「……グラビティ・チェインとやらが足りぬも当然じゃ。所詮は泡沫の夢よ」
だが厳かに、そして静かに告げ、菊生はその身へと源頼光を降ろさんとす。
すべてを還す破魔の気を、その手の刀身へと乗せていく。
『参る』
その一閃は、生と死、陰と陽。
菊生自身のとらわれていた空間の中から、大祭祀ハロウィンごと切り裂く一撃となるのだった。
「鬼は外へ、福は内へ。それが住み分けと言うものよ」
大成功
🔵🔵🔵