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🎃大祭祀ハロウィン襲来~対ハロウィン決戦兵器ナノナノ

#ケルベロスディバイド #お祭り2023 #ハロウィン #大祭祀ハロウィン #季節の魔法


●グリモアベースにて
「もうすぐハロウィンだというのに…だからこそかな、ケルベロスディバイド世界で『ハロウィンの魔力』を狙って、十二剣神『大祭祀ハロウィン』が行動を開始したようだね」
 金髪ショートカットのグリモア猟兵の少女、リリスフィアが依頼の説明を始める。
 少し前なら慌てていた彼女も、グリモア猟兵としての仕事に慣れて来たらしく落ち着いた様子である。
「大祭祀ハロウィンの狙いはケルベロスディバイド世界をハロウィン化させる事だよ。ハロウィン化は簡単に言うと世界が万物が存在する状態になってしまう…とにかくロクな事にはならないかな」
 説明しているリリスフィア自身、ハロウィン化の事はあまり理解できていないようだ。
「大祭祀ハロウィンは既に決戦都市の一つをハロウィン化させた状態で占拠してしまっている。このまま放置しておけば、その決戦都市を中心にハロウィン化が進んでしまう一方だよ」
 ハロウィン化を阻止するには、占拠されている決戦都市に乗り込んで、大祭祀ハロウィンを撃破しなければならない。
「でも簡単にはいかないよ。ハロウィン化の影響を受けた大祭祀ハロウィンの配下が、侵入してくる皆を排除しようとするんだ」
 大祭祀ハロウィンの配下と化した巨神ギガントマキアは、元は傭兵種族『ゴーレム』の1体である。
 本来の巨体と強大な戦闘力に加え、ハロウィンの魔力を得た事で、大祭祀ハロウィンと同様、万物を操る力を秘めている。
 猟兵といえども、ただ戦っても勝利は難しいだろう。
「でも対抗する手段が2つあるよ。一つはハロウィンらしく仮装する事、それで『あらゆる世界の概念が同時に存在する状況』を作り出せるんだ」
 仮装の内容は問わない、各々が思うがままの仮装姿で挑む事で、ハロウィン化に飲まれずに戦う事が出来るのだ。
「そしてもう一つは決戦都市に隠されている決戦兵器だね。決戦都市の人達はハロウィンの魔力を狙って来る者達に対抗する為の手段を用意していたんだ」
 その用意も虚しく、決戦兵器の力は発揮される前に、大祭祀ハロウィンの侵略されてしまったのだが、決戦兵器の数々は今でも、大祭祀ハロウィンの見つかることなく隠されているのだ。
「決戦兵器の力は確かみたいだよ。それらを手に入れれば、戦いも有利になるんじゃないかな」
 ハロウィン化に対抗できる決戦兵器、それは果たしてどのような武器なのかと、当然の質問が猟兵達から挙げられる。
「決戦兵器は一言でいえば…ナノナノかな?皆が知っているナノナノとは異なる存在で、ハロウィン化に対抗する為に生み出された特別な存在みたいだね」
 知っている者が殆どだろうが、ナノナノとはふわふわ浮かぶクリオネの姿をした、人類にケルベロスの力を齎した古代生物『原獣』の一種であり、人間の6分の1程の体高と言語能力を有し、中には猟兵として覚醒した者もいる種族である。
 普通のナノナノと同様に自らの意志で動き回る事も出来るみたいだが、言語は話せずに『ナノナノ』としか鳴く事ができないようである。
 そんなナノナノ達が占拠された決戦都市で、身を潜めているのだ。
「決戦兵器であるナノナノは、正しい心を持つ者の前にしか姿を見せない…という事もないみたいで、お菓子とか食べ物を用意しておけば、誘い出す事が出来るみたいだね」
 ナノナノ達は人懐っこい性格で、見つけさえすれば手なずけるのも容易いだろう。
 そんなナノナノ達だが、大祭祀ハロウィンとその配下に対しては絶大な力を発揮するのだという。
「沢山のナノナノ達を集めて、力を借りる事が大祭祀ハロウィン攻略の鍵となるんじゃないかな。相手は強大で急ぎではあるけれど、折角のハロウィンだし楽しんできてかな」
 戦いが無事に終わったらナノナノ達とハロウィンパーティーを楽しむのもいいかもと、説明を終えたリリスフィアは転送の準備を始めるのだった。


吾妻 銀
 吾妻 銀です。

 2章構成のケルベロスディバイドでのシナリオとなります。
 10/31の朝までにハロウィンシナリオが「20本成功」していなければ、ケルベロスディバイド世界はハロウィンと化しますので、それまでの完結を目指します。

 1章は巨神ギガントマキア、2章は大祭祀ハロウィンとのボス戦となります。
 戦闘以外に決戦兵器ナノナノの捜索も行う事で戦いも有利になるでしょう。
 決戦兵器ナノナノはめろめろハートに類似した力で攻撃と回復が行えます。
 またOPにもある通り、ハロウィン化に対抗する為には仮装する事が必要となります。
 具体的には仮装の明記がない場合は、良くても成功どまりとなり、大成功の判定はしません。
 プレイングボーナスは『決戦兵器であるナノナノ達の力を借りて戦う』となります。

 プレイング受付は各章毎に断章を記載後に開始となります。
 参加状況を見て締め切り日時をタグで告知します。

 それでは参加をお待ちしております。
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第1章 ボス戦 『巨神ギガントマキア』

POW   :    ăƒžă‚°ăƒžăƒ•ă‚Łă‚šăƒˆ
【燃え盛る炎を纏った溶岩の巨拳】が命中した敵を一定確率で即死させる。即死率は、負傷や射程等で自身が不利な状況にある程上昇する。
SPD   :    ăƒžăƒłăƒˆăƒŤă‚łăƒłăƒœ
【腕から発射される溶岩の拳】で装甲を破り、【溶岩の脚による踏みつけ】でダウンさせ、【全身から溢れだす溶岩流】でとどめを刺す連続攻撃を行う。
WIZ   :    ăƒœăƒŤă‚ąăƒźăƒŽă‚Ťă‚Śăƒłă‚żăƒź
【巨大な溶岩を纏った両腕】を構える。発動中は攻撃できないが、正面からの全攻撃を【分厚い溶岩部分】で必ず防御し、【弾け飛ぶ火山弾】で反撃できる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

 ハロウィンの日は近づくごとに、ハロウィン化はケルベロスディバイド世界中に広がる一方である。
「ナノ~ナノ~」
 大祭祀ハロウィンに占拠され、巨神ギガントマキアが徘徊する決戦都市で、どこからともなく鳴き声が聞こえる。
 その鳴き声の主の姿は見えないものの、誰かを待っているようである。
「なの…」
 そしてすぐにハロウィン化したカオスの空間に、鳴き声はかき消されてしまう。
 正しき心を持つ者、もしくは彼達の心を掴まない限りは姿を現す事は無いだろう。
「ナノ!」
 かと思いきやクリオネにも似たらしき白い何かが、偶然落ちていた落ちていた飴に釣られて姿を現した。
「ナノ、ナノナノ♪」
 飴を拾い上げると疑う様子もなく、ぱくりと飴を口にした。
 口の中に広がる甘い味に、白い何かは機嫌良さそうに鳴く。
 そこへ巨神ギガントマキアが近づいてくる。
「ナノ~!!」
 白い何かは恐怖に怯え、慌ててその場から逃げ出した。
 ハロウィン化に対抗する為の決戦兵器として作られた筈の存在だが、彼等だけでは兵器たりえない。
 心を通わせ扱う存在が必要なのである。
アンジェリカ・ディマンシュ
仮装は、オラトリオの仮装……聖王女エロヒム様をリスペクトした衣装で機械天使の翼を生やし、暴走を
…クッ!猟兵化した事で暴走を御せるようになりましたが、それでも理性が削られますわね…ですが、暴走の概念はケルベロスブレイドの概念を呼び起こし、仮装に更なるハロウィン化への耐性を施しますわ!

巻き戻さぬ為に、迸りなさいわたくしの時間操作能力よ!
周囲の時間を停止させ、火山弾を停止させますわ

ナノナノは、飴を使って呼び寄せ保護し、彼らの『最重要本質』を活性化させて共に背後を取るよう連携しますわ
もしかしたら、彼らの『剣ブレイド』が見られるかもしれませんわね



「それでは私が正面から攻撃している間に背後からお願いしますわね」
「ナノ~!」
 アンジェリカ・ディマンシュ(ケルベロスブレイド命名者・f40793)は、占拠された決戦都市の片隅に隠れていたナノナノ達を、美味しそうな飴で集めて保護してから、彼等に指示を出す。
 見た目は白くて可愛らしいマスコットみたいな姿だが、彼等は紛れもなくハロウィン化に対抗すべく作り出された決戦兵器なのである。
 案外勇敢なナノナノ達は、アンジェリカの指示に従い、意気揚々と散開していく。
「十二剣神の前に邪魔者を排除しませんとね」
 それから間もなくしてアンジェリカの前には、大祭祀ハロウィンの配下である巨神ギガントマキアが立ちはだかる。
 その名の通り、巨大なゴーレムである巨神ギガントマキアの全長はアンジェリカの数倍もあり、片腕だけでも、彼女を捻り潰すには十分な力を秘めている。
「それでは始めましょうか!」
 巨神を相手にアンジェリカは臆する事無く、機械天使の翼を解放する。
 今のアンジェリカはハロウィン化に対抗すべく、聖王女エロヒム様をリスペクトしたオラトリオの仮装姿である。
「…クッ!猟兵化した事で暴走を御せるようになりましたが、それでも理性が削られますわね…」
 力を解放した事による暴走する衝動を抑えながら、アンジェリカはケルベロスブレイドの概念を呼び起こし、仮装に更なるハロウィン化への耐性を施していく。
 その甲斐あって、混沌としたハロウィン化の中にあっても、アンジェリカは聖王女と見間違えかねない程の輝きを放っていた。
「…………」
 アンジェリカの力を本能的に危険だと判断した、巨神ギガントマキアは巨大な溶岩を纏った両腕を構え、防禦の姿勢をとる。
 繰り出される攻撃を自身の分厚い溶岩部分で防ぎ、その際に弾け飛ぶ火山弾で反撃する算段なのだ。
「そう思い通りにはさせませんわよ」
 その行動を予測していたかのように、アンジェリカは直接攻撃はせず機械天使の翼を展開させた。
 直後、巨神の動きがピタリと止まる。
 実際に止まったのは巨神ではなく、巨神周辺の時間である。
 停止した時の中では、反撃も火山弾も弾け飛ぶ事もない。
 そしてアンジェリカの時間操作能力は、ただ敵対する者の時を止めるだけには留まらない。
「さあ、今ですわよ!」
「ナノナノ!」
 アンジェリカが巨神ギガントマキアの時を止めている間に、背後に回り込んでいたナノナノ達が攻撃を開始した。
 今のナノナノ達はアンジェリカの時間操作能力により『最重要本質』が活性化しており、その真価を十二分に発揮できるのだ。
 ナノナノ達の胸のハートマークから、巨大なハート浮かび上がり、次々と吸い込まれるように巨神に命中していく。
 威力こそ巨神の装甲を破壊する程のものではないが、確実に巨神の力の本質そのものが弱まっていくのが、アンジェリカにも見て取れた。
 だがそれでも巨神が崩れ落ちる様子はない。
 巨神ギガントマキアとてハロウィン化の恩恵を受けており、決戦兵器といえど倒すのは容易ではないのだ。
「この調子ですと時間はかかりそうですが、もしかしたら、彼らの『剣ブレイド』が見られるかもしれませんわね」
 暴走を抑えつつ時間操作能力を維持させながらも、アンジェリカはナノナノ達の奮闘に期待するのだった。

成功 🔵​🔵​🔴​

フロース・ウェスペルティリオ
へぇ。決戦兵器と言っても、ずいぶんと可愛らしいお姿なんだねぇ。

仮装は道化師(南瓜SD2020)
猫の仮面をつけて、巨神の正面でお菓子をお手玉しているよ。
こちらが攻撃しなければ、あちらも反撃できないらしいし、まぁ、しばらくは睨み合いかなぁ。
その間に、うっかり転がるお菓子のフリしたナノさん水まんじゅうが、情報収集や魅了でナノナノさんを巨神の後方へ誘導しませう。
という事で、攻撃は任せるねぇ。基本的にはヒット&アウェイ。
火山弾は周囲のナノさん情報で来る位置を予測しつつ避けてくよー

ナノさんを沢山転がせば、ナノナノさんも沢山集まるかなぁ?
ご褒美用のお菓子もナノさんに持たせておくので、あとで食べてねぇ。


メイ・ナデアウアー
ナノナノって、あのナノナノの事?
あれが決戦兵器って聞いてない話なのね。
今回の仮装は、どっかの異世界の生き物「モーラット」を模したものなのね。

とりあえず、ナノナノを探しながら敵を見つけたら音波砲を準備するのね。
とにかく、音程チューンしながら敵に破壊音波を浴びせて粉みじんにしようかと思うのね。(UC使用)
ハロウィン化は困るから、全力で行くのね。



「ナノ、ナノナノ!」
「へぇ。決戦兵器と言っても、ずいぶんと可愛らしいお姿なんだねぇ」
「ナノナノって、あのナノナノの事?あれが決戦兵器って聞いてない話なのね」
 フロース・ウェスペルティリオ(!花蝙蝠《バットフラワー》・f00244)とメイ・ナデアウアー(ボクスドラゴンのビーストマスター・f40998)の2人にすり寄ってくるのは、白くて小さな決戦兵器達である。
「でも、探す手間が省けたのね」
「これもナノさんのおかげかな」
 ナノさんとは水まんじゅうのフリをしている、フロースの小さな分身体である。
 うっかり転がるお菓子のフリしたナノさんに、あっさりと魅了されたナノナノ達は2人の元に集まってきたのだ。
 猫の仮面をつけた道化師のフロースと、異世界の生き物である『モーラット』に扮したメイの仮装姿に警戒心を緩めたというのも、ナノナノ達が心を許した要因と言ってもいい。
「見た目は普通のナノナノに見えるのね」
「ナノナノ!」
 人語は話せないこと以外は、人懐っこい事も含めて紛れもないナノナノだが、彼等はハロウィン化に対抗すべく生み出された決戦兵器なのである。
 そんなナノナノ達は、ボクスドラゴンであるメイのふさふさな尻尾が気に入ったらしく、そのもちもちな肌ですりすりしている。
 だがここに来たのはナノナノ達と遊ぶ為ではない。
 2人は気を取り直して、行く手を阻む大祭祀ハロウィンの配下、巨神ギガントマキアと対峙する。
 巨神は自身からは攻撃する様子もなく、巨大な溶岩を纏った両腕を構え、猟兵達の攻撃に備えている。
 決戦都市を占拠し、ハロウィン化を広めている大祭祀ハロウィンの元に向かうには、眼前の巨神を排除しなければならないのだ。
「さて、君達には巨神の攻撃を任せたいのだが、大丈夫かな?」
 道化師らしくお菓子をお手玉しながら、フロースはナノナノ達に巨神の攻撃を指示する。
「ナノ~!」
 ナノナノ達はナノさんに誘導される形で、意気揚々と移動を開始する。
「ナノナノ達が配置につくまでは、しばらくは睨み合いかなぁ」
「それなら先に攻撃させてもらうのね」
 フロースがナノナノ達を待っている間、先に準備を終えたメイが、巨神に仕掛ける。
「ハロウィン化は困るから、全力で行くのね」
 音程チューンしたばかりの音波砲から発せられる破壊音波が、巨神を襲う。
 フロースやナノナノ達を巻き込まないよう、巨神のみに範囲を絞り込んだ上である。
「グォォォォォォ!」
 音波攻撃はゴーレム種族相手でも有効なようで、防御姿勢をとっていた巨神は苦しみ出した。
 そして破壊された溶岩からマグマ弾を周辺に撒き散らしていく。
「おっと危ない!」
「ナ、ナノ~!」
 だが情報収集が得意なナノさん情報で、マグマ弾が降りかかる位置を予測していたフロースとナノナノ達は火山弾を難なく避け、攻勢に出る準備が整う。
「「ナノ~❤」」
 巨神の背後に回ったナノナノ達はシンボルマークであるハートの部分から、巨大なハートを作り出して暴れ回っている巨神に命中させる。
「グォォォォォォ…」
 すると巨神の動きも大人しくなり、マグマのように吹き出そうとしていた溶岩も急速に弱まっていく。
 見た感じはダメージを受けているようには見えないが、決戦兵器であるナノナノ達のハートは、巨神の中に取り込まれているハロウィン化の力を無効化しているのだ。
「さすが決戦兵器だね。ご褒美用のお菓子もナノさんに持たせておいたから、あとで食べてねぇ」
「ナノナノ♪」
 ご褒美のお菓子が貰えると聞いたナノナノ達はご機嫌な様子で、巨神への攻撃を続けるのだった。
「今がチャンスなのね!」
 メイもここぞとばかりに、音波砲から破壊音波を再度発射する。
「グォォォォォォ…!!」
 先程は両腕の溶岩の一部を破壊しただけに過ぎなかったが、今度は胴体の岩盤も脆く崩れ落ちていく程の大ダメージを、巨神に与えるのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

アリシア・ウォレス
連携・アドリブ歓迎

「お祭りは、周りに迷惑を掛けずに楽しく♪」これ大事!
だから、ハロウィン化なんて色々滅茶苦茶にはさせないんだよ!

銃を使って戦うから、女海賊の仮装にしてみるね!
海賊帽にアイパッチは必須だよね♪
何かちょっと薄着な気がするけど、いつも通り胸の谷間に銃を挟めるから結果オーライ☆
(いわゆる大人なデパート系の店で勧められ、深く考えずに買った際どい代物)

ナノナノ達が隠れられそうな所を探し回って、見つけた子には南瓜型のクッキーとチョコに、おまけに小さな海賊風バンダナもプレゼント☆
お揃い♪

敵に対しては【スペース・クラッカー】で時空の亀裂を発生させて空間ごと敵の装甲を切り裂き引き裂き・鎧砕き・部位破壊、そこにナノナノ達と一緒に|集中攻撃。

「やーっておしまい、だよ☆」

足の関節を砕いて動きを止めてから、急所っぽい所を叩く形。

敵の攻撃に対しては、発射される溶岩の拳を直感的に狙いすまして勝負勘・スナイパー【スペース・クラッカー】で狙い撃ち、時空の亀裂で切り裂き砕く事でコンボの初手を潰す。


アン・フォールン
必要なんでしょ。とりあえず魔女の仮装をして出撃するわ。
指定UCを使用してミミックのコバコを招集。
コバコ「マスコット枠は俺1人で充分だが仲間を1人だけ危ない戦いへ送り出す訳には行かないからなァ!その特別なナノナノを探せば良いんだろ!」

2人で探せば残りの子達も保護できるでしょ
コバコの中から大量のお菓子とエクトプラズム製のロケランを取り出す。技能は【全力魔法】
即死の可能性があっても遠距離攻撃の方が得意だわ。
ロケランの弾に擬似重力の魔術とナノナノのハートを籠める。クッソ重いハートで崩れ落ちろ。
コバコ「ハートのエフェクトはアンにはあまり似合わねェな。」



「お祭りは、周りに迷惑を掛けずに楽しく♪これ大事!だから、ハロウィン化なんて色々滅茶苦茶にはさせないんだよ!って君に行っても無駄だよね?」
「グオォォォォォx!」
 生まれついてのエンドブレイカーでありながら、何時の間にか猟兵になっていた、アリシア・ウォレス(イノセントのガンスリンガー・f41063)は、決戦都市を陣取っている巨神ギガントマキアに銃を向けるも、うめき声をあげるだけで、襲ってくる様子はない。
 先の猟兵達との戦いによりダメージを負った事で、防衛と回復に専念し、大祭祀ハロウィンに近づうとする者だけを排除するつもりのようである。
 決戦都市である以上、本来なら猟兵達以外にも抵抗する勢力が存在する筈なのだが、彼等は既にハロウィン化に飲まれてしまい、精神だけがハロウィンの世界に飛ばされてしまっている。
 そんな中、まともに活動できるのは仮装姿をした猟兵達、そして残された決戦兵器だけなのだ。
「何かちょっと薄着な気がするけど、いつも通り胸の谷間に銃を挟めるから結果オーライ☆」
 今のアリシアは海賊帽にアイパッチがよく似合った女海賊の仮装姿をしている。
 拳銃使いであるアリシアにとっては、何の違和感もなく活動できる姿である。
 だがいわゆる大人なデパート系の店で勧められ、深く考えずに買った際どい衣装でもあり、猟兵以外に目撃する者が居なかったのは、彼女自身の言う通り結果オーライだと言えるだろう。
「とりあえず魔女の仮装をして出撃したけれど…そっちの彼女を見習ってもっと刺激的な姿でもよかったかしら?」
「いや、よくねえだろ!」
 ケルベロスディバイド世界出身のケルベロスである、アン・フォールン(重力の元で踊る。・f41523)にツッコミを入れたのは、相棒であるミミックのコバコである。
「まずはナノナノ達を見つけないとね」
「マスコット枠は俺1人で充分だが仲間を1人だけ危ない戦いへ送り出す訳には行かないからなァ!その特別なナノナノを探せば良いんだろ!」
「ええそうよ…ありがと」
 決戦兵器として生み出された特別なナノナノ達は、巨神ギガントマキアだけでなく、大祭祀ハロウィンに対抗する為にも有用な存在である。
 既に多くのナノナノ達が猟兵達に保護され共に戦っている。
 残っているナノナノ達は未だに怯えて身を潜めているが、手なずけられれば保護済みのナノナノ達と同様に強力な味方となってくれるだろう。
「まあ、3人で探せば残りの子達も保護できるでしょ」
 こちらから近づかない限りは動く様子の無い、巨神ギガントマキアを尻目に、アリシアとアンにコバコは手分けして、ナノナノ達の捜索を開始する。
「ナノナノ達が隠れそうな所といえば…」
 一時アン達と別れたアリシアは、ふと思いついた場所へと足を運ぶ。
「ナノナノ!」
「簡単に見つかってよかったわ♪」
 決戦都市内の中でも、ひときわ目立つビルの排気口、そこに白くてもちもちの塊が詰まっていたのである。
 ナノナノ同士で同じ場所に隠れようとして、出られなくなってしまったのだろう。
「ひとまずここから出してあげないとね」
「ナノ~!」
 アリシアが手を貸すとナノナノ達は、無事にナノ詰まりから脱出する事が出来た。
 沢山のナノナノ達がアリシアの周りに集まってくる。
「抜け出せた子には南瓜型のクッキーとチョコに、おまけに小さな海賊風バンダナもプレゼント☆これでお揃い♪」
「ナノナノ♪」
 差し出されたお菓子をものすごい勢いで平らげ、アリシアとお揃いのバンダナを巻いたナノナノ達は、怯えていた事も忘れて、すっかりアリシアに懐いたようである。
「悪い奴等をやっつけたらもっとあげるわ☆さあ、やーっておしまい、だよ☆」
「ナノナノ~!!」
 そして手なずけたナノナノ達と共にアリシアは、巨神ギガントマキアに攻勢を仕掛ける。
「私達の事も忘れてもらっては困るわね!」
「おい、俺の中でそんなに暴れるなよ」
 そこへ別行動していたアンとコバコが、手なずける事に成功したナノナノ達と共に合流する。
 アンの両腕にはナノナノ達が抱えられており、コバコの中にはお菓子を夢中で食べているナノナノ達で詰められている。
 何はともあれ巨神を排除する準備が整ったのだ。
「弾丸でも、モノは斬れるんだよ♪」
 アリシアがまず狙ったのは巨神の足の関節部である。
 着弾した個所から時空の亀裂スペース・クラッカーが発生し、空間ごと巨神の脚部を切り裂く。
「グオォォォォォ!!」
 たまらずに巨神は片方の足で膝を付いた。
 だが黙ってやられる筈もなく、巨神は全身から溢れ出した溶岩流を拳に集めていく。
 猟兵がナノナノ達を捜索している間に、巨神も全力で反撃出来る程度には回復しているのだ。
 その拳が振り下ろされれば猟兵といえども、即死しかねない程の強大な威力を秘めている。
「そうはさせない、だよ☆」
「遠距離攻撃は得意よ!」
 アリシアは直感的に狙いをすまして、溶岩の拳に向けて、霊力を帯びた弾丸を再発射する。
 同時にアンもコバコの中から取り出したエクトプラズム製のロケランに、擬似重力の魔術を込めた弾を装填して発射する。
「グオォォォォッ!」
 アリシアとアンがそれぞれ発射した銃弾は正確かつ同時に、溶岩流と共に振り下ろされようとしていた巨神の拳に着弾した。
 そして脚部と同様に発生した時空の亀裂と疑似重力によって切り裂かれ、粉砕されていく。
「「ナノ~!!」」
 巨神の反撃が封じられた所を、ナノナノ達が一斉に畳みかける。
 巨大なめろめろハートが次々と、巨神の中に命中し、巨神の体内に入り込んでいく。
「グオォォォォッ……」
 めろめろハートは、巨神の力の源であったハロウィン化をも浄化させ、完全な機能停止に追い込むのであった。
「クッソ重いハートで崩れ落ちろ!」
 アンの言葉と共に巨神は崩れ落ち、その頭上には巨大なハートマークが浮かび上がった。 
 勝利の狼煙である。
「いえ~い☆さすが決戦兵器というだけあるね」
「にしてもハートのエフェクトはアンにはあまり似合わねェな」
「う、うるさいわね」
 行く手を阻んでいた巨神は倒れた。
 後は決戦都市の中枢で儀式を行っている大祭祀ハロウィンを撃破すれば、ハロウィン化を阻止する事が出来る。
「ナノナノ!」
 決戦兵器であるナノナノ達も、やる気十分のようであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『十二剣神『大祭祀ハロウィン』』

POW   :    ăă—ăŚä¸–ç•ŒăŻăƒăƒ­ă‚Śă‚Łăƒłă¨ĺŒ–ă™
【ハロウィン化した世界】を見せた対象全員に「【オマエのハロウィンを見せてみろ!】」と命令する。見せている間、命令を破った対象は【ハロウィンによる肉体変化に抗う力】が半減する。
SPD   :    ăƒˆăƒŞăƒƒă‚Żăƒťă‚Şă‚˘ăƒťăƒăƒ­ă‚Śă‚Łăƒł
【食べた者をハロウィン化する毒菓子】を給仕している間、戦場にいる食べた者をハロウィン化する毒菓子を楽しんでいない対象全ての行動速度を5分の1にする。
WIZ   :    çœŸç†ă‚’č­˜ă‚‹ĺ¤§çĽ­çĽ€ăƒăƒ­ă‚Śă‚ŁăƒłăŽčŚ–çˇš
視界内の対象1体の精神を【真実の部屋ハロウィン】に追放する。精神が帰還するまで、対象の肉体は動けないが無敵になる。
👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​

 猟兵達の行く手を阻んでいた巨神ギガントマキアは倒れた。
 それから間もなくして猟兵達は、決戦都市の中枢部でハロウィン化の儀式を進めていた、十二剣神『大祭祀ハロウィン』と対峙する。
「ヒャ〜ッハッハッハァァァァ!!!!思っていたよりも早く来たみたいだな。わざわざ雇ったギガントマキアもあっさりやられちまったようだなぁ」
 自身を守る者は既に存在せず追い詰められているにも関わらず、大祭祀ハロウィンは陽気な態度で猟兵達を出迎える。
「ナノナノ!」
 猟兵達に付き添っていたナノナノ達も、やる気十分な様子で大祭祀ハロウィンを威嚇する。
「ヒャハハ!オマエラが決戦兵器だったんだな。ナノナノの姿をしているとは、オレサマも予想外だったぜ」
 そしてハロウィン化に対抗すべく生み出された存在に囲まれながらも、大祭祀ハロウィンは態度を崩さない。
「まあ、せっかくだし猟兵どもをハロウィン化させた後で、ハロウィンのオブジェに変えてやるぜ。さあ、正々堂々と勝負といこう。ハロウィンパーティを楽しもうぜ。ヒャ〜ッハッハッハァァァァ!!!!」
 大祭祀ハロウィンの高らかな哄笑が、決戦の合図となった。
アンジェリカ・ディマンシュ
真の姿解放ーーこれを仮装と組み合わせますわ
暴走を制御して機械天使…ダモクレスとオラトリオを複合したデウスエクスに変身
その力を用いて事象の逆転を用いて『毒入りお菓子によるハロウィン化と服毒に由来するわたくしとナノナノの不調』と『ハロウィンの万全の状態』を入れ替えてダメージと状態異常を無効化し、ナノナノと協力してハロウィンを追い詰める

また、併用した悼み無き無間地獄は敵手にで無限瞬時再生で回復し続けながら音響魔法陣で攻撃
ナノナノの負ったダメージをハロウィンと入れ替えてナノナノは無傷に、ハロウィンはわたくし達を攻撃すればするほど追い詰められる

さぁ、決着をつけましょうか



「ナノナノ!」
 決戦兵器として作り出された特別なナノナノ達は、その責務を果たそうと果敢にも、十二剣神『大祭祀ハロウィン』に挑みかかる。
「ヒャハハ!見た目の割には、やるじゃねえか。だがその程度じゃオレサマは倒せねぇぜ」
 ハロウィン化した巨神ギガントマキアをも苦しめた、ナノナノ達の巨大めろめろハートをぶつけられながらも、大祭祀ハロウィンは哄笑を止める様子はない。
「ナノォ…」
 対ハロウィン化用の決戦兵器とはいえ、彼等だけで大祭祀ハロウィンを追い詰める事は出来ないのだ。
「そのままオブジェにしてやろうかと思ったが、気が変わったぜ。これでも食らいな。オレサマからのプレゼントだぜ」
「ナノ!」
 大祭祀ハロウィンは攻撃の代わりにナノナノ達にお菓子を差し出した。
 ただの菓子などではなく、食べた者をハロウィン化する毒菓子である。
 毒であろうともナノナノ達は本能に逆らう事が出来ず、毒菓子に飛びつく。
「まあ、ナノナノらしいと言えばらしいですわね」
 ナノナノ達の窮地を救うべく、アンジェリカ・ディマンシュ(ケルベロスブレイド命名者・f40793)は、真の姿を解放する。
 暴走を制御し、ダモクレスとオラトリオを複合したデウスエクス機械天使に変身した、アンジェリカは事象の逆転の力を発動させる。
「おいおい何の真似だ?」
「ナノ?」
 毒菓子でハロウィン化しようとしていたナノナノ達の状態が、時間が巻き戻ったかのように元に戻ったのである。
 正しくはナノナノ達と大祭祀ハロウィンの状態を入れ替えたのだ。
 ただしハロウィンそのものであると言ってもいい、大祭祀ハロウィンには毒菓子を食らった状態であろうと殆ど影響はない。
「わたくし達を攻撃すればするほど、あなたは追い詰められるという事ですわ」
「ヒャハハ!そういう事かよ。だがそれだけじゃ、ハロウィンは盛り上がらねぇな」
 カオスの権化である大祭祀ハロウィンにとっては、事象の逆転程度では驚嘆には値しないようである。
「ご心配は無用です。ここからが本番ですわ」
「ナノ~!!」
 アンジェリカと毒から解放されたナノナノ達による集中砲火が始まった。
「ヒャハ!今度はさっきとは比べ見物にならないぜぇ!」
 音響魔法陣による攻撃とめろめろハートによる合奏が、ハロウィン化を消失させ、大祭祀ハロウィンを苦しめる。
 猟兵達の力が合わさる事で、決戦兵器の力も真価を発揮しているのだ。
「予想していた以上にダメージを食らっちまったようだな…」
 だがそれでも大祭祀ハロウィンは不敵な笑みを浮かべる。
「だがオレサマがこんな状態じゃ。入れ替える事は出来ねえよな。オレサマはともかくそいつらが耐えられるダメージじゃなぇだろ」
 そして無限瞬時再生もハロウィン化してしまえば、関係ないと付け加える。
「そのようですわね…ですが大したことではありませんわ。そのまま倒してしまえばいいだけです」
 現にアンジェリカとナノナノ達はほぼ無傷に対し、大祭祀ハロウィンは一方的に攻撃を受け続けている状況である。
 このままハロウィン化が進む前に押し切れば、何も問題はないのだ。
「ヒャハハ!そりゃそうだよな。どうしたもんかなこりゃ」
「さぁ、決着をつけましょうか」
「ナノ~!」
 それからもアンジェリカとナノナノ達は、大祭祀ハロウィンの攻撃を継続するのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

メイ・ナデアウアー
あ、出たわね南瓜頭。
ハロウィン近いし、やっちゃうのね!
ナノナノっぽいのには引き続き支援お願いするのね。
あと、決戦配備:今回はクラッシャー行ってみるのね。
ライオンさん呼んで一気に南瓜を傷物にしちゃえ!
更にはおまけで風ブレスも追加で行くのね!



「ヒャハハ!トリック・オア・ハロウィンだぜ」
 メイ・ナデアウアー(ボクスドラゴンのビーストマスター・f40998)の前に、高らかに笑いながら姿を見せたのは、紛れもない十二剣神『大祭祀ハロウィン』である。
「あ、出たわね南瓜頭」
「ナノナノ!」
 強大な魔力を放ちながら見下ろす、大祭祀ハロウィンに臆する事無く、睨み返すメイと決戦兵器であるナノナノ達。
 そして大祭祀ハロウィンに反抗する存在は、彼女達だけではなかった。
「ここが決戦都市である事を忘れてるのね」
「あん、どういう意味だ?」
 メイの言葉の意味を、大祭祀ハロウィンはその身を以て思い知る事となる。
 占拠されハロウィン化が進んでいた筈の決戦都市に配備されていた兵器が、稼働し大祭祀ハロウィンに襲い掛かった来たのである。
 ボクスドラゴンの身でありながら、 ガジェッティアでもあるメイが、配備されていた兵器の一部を復旧させていたのである。
「面倒くせぇ奴等だぜ。こいつらにはハロウィンが理解出来ねぇからな」
 接近戦と破壊力に長けた配備された兵器の数々に、大祭祀ハロウィンは足止めを余儀なくされる。
「今の内なのね。ナノナノさん達も支援をお願いするのね!」
「ナノ~!」
 ナノナノ達も続いて、めろめろハートを大量に発射する。
 めろめろハートは配備されている兵器を強化しつつ、大祭祀ハロウィンを撹乱する。
「こいつらのハロウィン化には時間がかかりそうだぜぇ」
 兵器相手ではハロウィン化させる毒菓子も効力は発揮できず、数が多くては1体1体をハロウィンの部屋に追放させるにも時間がかかる。
 力の差は歴然としているが、それでも大祭祀ハロウィンの手を焼かせるには十分だった。
「ライオンさん、一気に南瓜を傷物にしちゃえ!」
 そこへ自身の身長の2倍の大きさもある黄金のライオンを召喚し、騎乗して突撃する。
「これも食らうのね」
 そして大祭祀ハロウィンとの距離を詰めたタイミングで、メイは風ブレスを放射する。
「グオォォォ!それがお前のハロウィンか!」
 突撃とブレス攻撃を同時に受け、大祭祀ハロウィンの巨体は大きく揺らぐ。
「覚悟するのね!」
 ここで手を緩める理由は無い、メイはライオンと共に再突撃を敢行するのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎

加勢に参上しマシタ、バルタンデース!
ナノナノのエブリワン、共にこの都市をハロウィンから守りマショー!
力を貸してくだサーイ!

仮装として抽出するデータは『祈りの双子』!
軽く血を流して、溢れる鮮血を代償にファルシオンとチェーンソードを対象に封印解除!
「骸式兵装展開、祈の番!」
ワタシ自身も変身して、三人は五卿六眼であります!
ナノナノ殿に傷を回復してもらい、バトル開始デース!

骸の海からNice to meet you!
ワタシたちのハロウィンは過去から未来に進むエンジョイであります!
祈りの双子は前衛に配置して、我輩は決戦配備クラッシャーと協力してグレネードランチャーで攻撃しマース!



「加勢に参上しマシタ、バルタンデース!」
 十二剣神『大祭祀ハロウィン』との戦いが激化する中、バルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)が、ここぞとばかりに馳せ参じる。
「ナノナノのエブリワン、共にこの都市をハロウィンから守りマショー!力を貸してくだサーイ!」
「ナノ~!」
 バルタンが近くに居たナノナノ達に激を飛ばすと、ナノナノ達から元気な返事が返ってきた。
「ヒャハハ!新手の猟兵が来やがったな。さあ、オマエのハロウィンを見せてみろ!」
 そんなバルタンに対して、十二剣神『大祭祀ハロウィン』が新たな命令を下した。
 その命令に反しハロウィンを見せない者は、仮装していてもハロウィン化に抗う力を失ってしまうのだ。
「お望み通り見せてあげるのデース!」
 バルタンは躊躇う事無く、自身の腕に武器であるファルシオンの刃を押し付けて鮮血を流す。
「骸式兵装展開、祈の番!」
 全身にはしる苦痛を顧みることなくその鮮血を媒介にして、バルタンはファルシオンともう一つの武器であるチェーンソードにかけていた封印を解除する。
「ヒャハハ!なんだそいつらはよ?」
 その直後に姿を現したのは、ファルシオンとチェーンソードをそれぞれ手にした異形の美しき女性の双子。
 ケルベロスディバイドとは異なる世界、ダークセイヴァーの真の支配者として君臨してきた五卿六眼の一柱である。
 バルタンはハロウィン化に対抗する為、戦いの記憶の中から『祈りの双子』を仮装データとして抽出し、当時の姿を現出させたのだ。
「ワタシ自身も変身して、三人は五卿六眼であります!」
 そしてバルタンもまた祈りの双子を模した姿にへと変身する。
「ナノナノ!」
 その代償に負ったバルタンの傷を、ナノナノ達がハートを飛ばして癒してくれる。
「ナノナノ殿に感謝しマース。それではバトル開始デース!」
「ヒャハハ、楽しくなってきたじゃねえか!」
 両者のハロウィンが激突する。
 混沌の魔力の根源であるハロウィンの魔力、その魔力を制した者がこの戦いに勝利するのだ。
 大祭祀ハロウィンは真理を識る大祭祀ハロウィンの視線で一時的に、バルタンの精神を真実の部屋ハロウィンに追放する事に成功するも、バルタンが召喚した祈りの双子と、決戦兵器であるナノナノ達の抵抗にあう。
 そして更に決戦配備されていたクラッシャー兵器までもが、大祭祀ハロウィンに向かって突撃してきたのだ。
「ナノナノ~!」
「お前達の仕業かよ!兵器は兵器同士、仲良くってか」
 どうやらナノナノ達に呼応して、停止していた兵器が稼働したようである。
 彼等の抵抗は激しく、大祭祀ハロウィンが決定打を繰り出せないでいる間に、バルタンの精神が帰還した。
「骸の海からNice to meet you!ワタシたちのハロウィンは過去から未来に進むエンジョイであります!」
 真実の部屋で何を見てきたのかは不明だが、更にハイテンションになったバルタンはハロウィン風に装飾されたグレネードランチャーを取り出して、大祭祀ハロウィンに向けてぶっ放す。
「ヒャハハ!それがお前のハロウィンか。いいぜもっとだ。もっと来やがれ」
 ナノナノ達の援護を受け、前線で剣を振るう祈りの双子と突撃するクラッシャー、そして後方からバルタンが圧倒的な火力による集中砲火を繰り出す。
 それらを一身に受けながらも、大祭祀ハロウィンは陽気に笑い続けるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

響納・リズ(サポート)
「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
おしとやかな雰囲気で、敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを持っています(ただし、相手が極悪人であれば、問答無用で倒します)。
基本、判定や戦いにおいてはWIZを使用し、その時の状況によって、スキルを使用します。
戦いでは、主に白薔薇の嵐を使い、救援がメインの時は回復系のUCを使用します。
自分よりも年下の子や可愛らしい動物には、保護したい意欲が高く、綺麗なモノやぬいぐるみを見ると、ついつい、そっちに向かってしまうことも。
どちらかというと、そっと陰で皆さんを支える立場を取ろうとします。
アドリブ、絡みは大歓迎で、エッチなのはNGです


リア・アストロロジー
ナノナノ! ナノ……
ナノノノノノナ ナノナノ ナノ!!(※意味はない)
Na~No~Na~ Na ナノNya~♪

歌うハーピィの仮装。
かぼパンにバサバサつばさはハロウィンさんともお揃い(?)で

ドローンで謎歌を拡声して、ハートのキャンディを降らして
ナノナノさんをいっぱい呼び集めようと思います。なの。
銀河が……うたってるのです! なの!(謎テンション

真実の部屋に飛ばされても変わらず歌い続けて
どこに居たって、離れてたって同じ音を。
共鳴音を鳴らし続ける……なのですなの!

そして……ハロウィンさん。
真実の部屋でわたしは真実に気付いたのですなの。
あなたはすでに……敗れています、なの!(🔵数えてメタ的な意味で)


アン・フォールン
コバコ「敵さん曰く『オマエのハロウィンを見せてみろ』だってよ。なんかあるか?」
特にそんなものがあるつもりは無いケド……。
アイツの指令でも受けてた時の姿になればハロウィン軍って事でいいかしら。
まぁ、末端の事なんて覚えてないでしょうケドね。

指定UCによりダモクレス形態へ

故郷を裏切ってギャングになった私が正義の味方の一員だなんてクソみたいな冗談だけど、ムカつく元上司ぶん殴るついでにナノナノ達の地元を護る手伝いぐらいはしてやるわよ。

ナノナノに回復してもらいUCのデバフを軽減

コアブラスターに季節の魔力を込めてぶっ放す。



「ごきげんよう、皆様。どうぞ、よろしくお願いいたしますわ」
「ナノナノ♪」
 おしとやかな雰囲気を漂わせているオラトリオ、響納・リズ(オルテンシアの貴婦人・f13175)の丁寧な挨拶に、ナノナノ達もすっかり心を許したようである。
「ヒャハハハァ!新顔の猟兵だな。ロクな仮装もしないでオレサマとやろうってのかよ」
 大祭祀ハロウィンの甲高い声にもリズは態度を崩す様子はない。
「ナノナノ様…とても可愛らしいですわね」
「ナノ?」
 今この場にいるナノナノ達はあくまでもハロウィン化に対抗すべく作り出された決戦兵器であり、本来のナノナノとは異なる存在である。
 だがその愛くるしさともちもちとした肌触りは、本来のナノナノにもひけを取らない。
 リズは自分よりも年下の子や可愛らしい動物に対して、保護したい意欲が抑えきれず、ついナノナノ達の方に意識が向いてしまっているのだ。
「いけませんわ…危うく目的を忘れる所でした」
 それでも本来の目的を思い出したリズは、改めて大祭祀ハロウィンと対峙する。
「おいおい…そんなんで大丈夫なのかよ?」
「ご心配は無用ですわ」
 敵であろうとも相手を想い、寄り添うような考えを抱く事もあるリズだが、相手が極悪人となれば話は別である。
 そして大祭祀ハロウィンをケルベロスディバイド世界をハロウィン化しようとする極悪人であると、リズは断定したのだ。
「ナノナノ! ナノ……ナノノノノノナ ナノナノ ナノ!!Na~No~Na~ Na ナノNya~♪」
 そんな一触即発の状況の中で歌声が聞こえる。
 その歌の意味は、歌っている本人、リア・アストロロジー(M2-Astrology・f35069)でさえも理解していない。
 あくまで仮装姿である、歌うハーピィを演出する為の歌なのだろう。
 更に付け加えるなら、かぼパンにバサバサつばさは大祭祀ハロウィンともお揃いのように見える。
「そ、それがお前のハロウィンなのか?」
 さしもの大祭祀ハロウィンも水を差されたように呆れた表情を浮かべる。
「な~のなの♪」
 それとは対照的にナノナノ達は楽しそうに歌っている。
 意味は理解できなくても、リアの歌声に秘められたハートに惹かれたのだろう。
「銀河が……うたってるのです!なの!」
 ナノナノ達の反応にリアのテンションもあがり、ドローンで謎歌を拡声して、ハートのキャンディを降らせる。
「「ナ~ノ♪」」
 するとリアの思惑通りにナノナノ達がいっぱい集まっていく。
「…と、とりあえず黙っててもらうぜ!」
 リアの謎歌を危険だと判断した大祭祀ハロウィンは、真理を識る視線を向け、リアの精神だけを真実の部屋ハロウィンに追放した。
 大祭祀ハロウィンにとってはひとまずの脅威が去ったかに見えたが、その直後に新たな脅威が現れる。
「敵さん曰く『オマエのハロウィンを見せてみろ』だってよ。なんかあるか?」
「ナノ~?」
 そう問いかけるのは、アン・フォールン(重力の元で踊る。・f41523)の相方であるミミックのコバコである。
 先の戦いで手なずけたナノナノ達と共に合流したのだ。
「特にそんなものがあるつもりは無いケド……。アイツの指令でも受けてた時の姿になればハロウィン軍って事でいいかしら。まぁ、末端の事なんて覚えてないでしょうケドね」
 どこか面倒くさそうな態度を取りながらも、アンは代償に猛毒を受ける事を覚悟で、ダモクレス形態へにへと変身する。
「ヒャハハ!ようやくやる気のある奴がきたみてぇだな」
 アン本来の身長の3倍もの大きさのあるダモクレス形態の姿に、大祭祀ハロウィンも楽しそうに笑い声をあげる。
 全身に回りつつある猛毒に苦しめながらも、アンはダモクレス形態の姿で告げる。
「私だけがやる気があるように見えているなら、その目は節穴ね」
「その通りですわ。この薔薇のように綺麗に滅して差し上げますわ!」
 その直後、リズの放った無数の白薔薇の花びらが、大祭祀ハロウィンに襲い掛かる。
「ヒャハハ!この程度すぐに振り払ってやるぜぇ」
 大祭祀ハロウィンは無数の白薔薇の花びらをハロウィン化する事で無力化していく。
「今ですわ!」
 だがリズの攻撃は、アンとナノナノ達の攻撃準備が整うまでの時間稼ぎが目的である。
「ナノナノ!」
 ナノナノ達は懸命にめろめろハートを飛ばして、アンが代償として受けた猛毒を浄化させ、傷を癒していく。
「助かるわ!あとは季節の魔力を込めてぶっ放すだけね!」
 手にしたコアブラスターに全魔力を込めたアンは、白薔薇の花びらに気を囚われている大祭祀ハロウィンに向けて発射する。
「これぐらいでやられるオレサマじゃ…ぬおおおおおっ!」
 これまでのように耐えられると踏んでいた大祭祀ハロウィンであったが、その様子が一変する。
 コアブラスターから発射された季節の魔力の直撃を受けた、大祭祀ハロウィンの力が急激に失われていったのだ。
「真実の部屋でわたしは真実に気付いたのですなの。あなたはすでに……敗れています、なの!」
 そこへ精神が戻ったリアから真実が告げられる。
 猟兵達、そしてナノナノ達が積み重ねてきた大祭祀ハロウィンに与えたダメージが、既に彼を滅ぼすに至っていたのだ。
 ハロウィンの魔力を取り込み、その力に酔っていた大祭祀ハロウィンは自身が限界を迎えている事にも気付かなかったのである。
「ヒャハハ!冗談だろ。まだ終わらせねぇぜ!」
 自身の消滅が近い事にようやく気付きながらも、笑い続ける大祭祀ハロウィンに対し、リズとアンからも一言告げられる。
「これ以上時間をかけてはいられませんの…だから貴方にはここで退場してもらいますわ」
「故郷を裏切ってギャングになった私が正義の味方の一員だなんてクソみたいな冗談だけど、ムカつく元上司ぶん殴るついでにナノナノ達の地元を護る手伝いぐらいはしてやるわよ」
 3人の猟兵とナノナノ達からの総攻撃を受け、大祭祀ハロウィンは力尽き、ハロウィンの魔力の渦に飲まれていく。
「ヒャ〜ッハッハッハァァァァ!!ハッハァァァ……」
 大祭祀ハロウィンは最期まで笑いながら、消滅していった。
 そして占拠されていた決戦都市も本来の姿を取り戻していく。
「やりましたですなの」
「ナノナノ~♪」
 リアと一緒になって勝利を喜ぶナノナノ達の声が聞こえたが、それを最後にナノナノ達は動かなくなる。
 決戦兵器として役目を終えたナノナノ達は、その機能を停止したのである。
「…お疲れ様でした。ゆっくりと休んでいてくださいませ」
「まあ、お礼ぐらいは言ってあげるわよ」
 リズとアンは寂しさを感じながらも、本来の持ち主に返す為、動かなくなったナノナノ達を回収する。
 しばらくして決戦都市にも賑やかさが帰ってくる。
 ここでも楽しい本来のハロウィンパーティーが始まろうとしているのだ。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2023年10月31日


タグの編集

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🔒
#ケルベロスディバイド
🔒
#お祭り2023
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#ハロウィン
🔒
#大祭祀ハロウィン
🔒
#季節の魔法


30




種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は「ノヴァンタ・マルゲリータ」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は「💠山田・二十五郎」です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト