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【サポート優先】智慧の棺

#シルバーレイン #戦後 #メガリス


 これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。


「皆様にお願いがあるのですが」
 にっこりする虹目・カイ(未来は虹色・f36455)。嫌な予感。
「ちょっと皆様に、本を持ってきていただきたいのですね」
 因みに何て本?
「天使○○○○ナニガシの書」
 ガチの魔術書持ち出してきやがったこいつ。
 表向きには原本が失われたことになっているらしいこの本、天使学、天文学の魔術的用法など、数多くの神の知識が記された魔術書とされており、読む者に神秘の力を授けるのだとか。
 ただ現在、そのような大それた力は失われてしまったとカイは言う。
「あるのは守護の力です。より厳密に言うなら、空間の守護。所有者の大切な空間を護る――メガリス」
 元々このメガリスの力は、願いをひとつ叶える代わりに全ての記憶を奪う、というものだった。その力もこの世界に齎された当初は封印されていたが、ある人物――恐らくはメガリス・アクティブだったのだろう――が手に取ったと同時に覚醒。そうしてこの本は、人々の記憶から失われながら、原本たる自身の存在を隠蔽しながら、人々の間を渡り歩いたと言う。
 そしてある時、遂に現在の所在地である、神奈川県某所の一軒家に住む老人の手に渡る。
 彼の望みは、このメガリスを含めた大切な書斎が、彼が生きている間、守られ続けること。
 その望みは叶えられた。記憶は今際の際に持っていった。それで終わる、筈だった。
「メガリスにも、情というものが存在するんでしょうかねえ」
 メガリスは願いを叶えた。しかし、どういうわけか老人の最後の願いが、今のメガリスの力として固定化されてしまった。
 今やメガリスは今際に記憶を引き渡すことと引き換えに、所有者の大切な空間を守る。そのような本となった。
 老人の、メガリス・アクティブとしての力が規格外だったのか、それともカイの言うように情が湧いたのか、或いは――真実は誰にも解らない。
 確かなのは、今なお老人の願いを叶え続けるメガリスが、自らと老人が共に時を過ごした書斎を特殊空間化してしまったこと。
 その上、遺品整理の為に書斎に踏み込んだ、老人の孫娘が、特殊空間に迷い込み、出られなくなってしまったのだと。
「老人は本と書斎を大切にしていましたが、家族のことも勿論、愛していました。御孫様が大切にしていた本の為に命を落としてしまうことなど、本意ではないでしょう」
 孫娘を助ける。その為にも、メガリスの回収を。それが、カイの見た予知であり、依頼であった。
「特殊空間内は無数の本棚が浮かぶ空間。本も沢山です。地に足はつかず、その代わりにそういったユーベルコードや技能を持たない方でも空中浮遊、及びそれによる移動が可能です。因みに書斎の椅子と机も空間内に浮かんでおり、御孫様は椅子に腰掛けて困り果てている状況」
 幸いにして行方不明にはなっていないようだ。
「メガリスの力は強力で、一度迷い込めば基本的に脱出不可能ですが、ユーベルコードを自在に操る皆様であれば、ある程度の人数が本を見つけて触れることで、特殊空間化を解除し、元の書斎に戻すことが出来ます」
 そうなれば、孫娘も一緒に戻ることが出来る。
 さて、肝心なのはその後だ。メガリスは回収しなければならないだろうが、孫娘が譲ってくれるだろうか。
「どうやら彼女自身も本がお好きなようで、本は必要な人の手元に渡るべきだという御考えの様子。何より、彼女は身を以て危険性を思い知る羽目になるのです。皆様が頼めば快く引き渡してくださるでしょう……と、言いたいところなのですが」
 恐らく頼みごとを引き受けることになるだろうと、グリモアはほぼ確定に近い可能性を示したと言う。それが譲渡の条件だと。
「本の供養をね、手伝っていただきたいのだとか」
 メガリスは猟兵達へ。
 残る本は、神社に供養へ。
 そうして、まだ読める本はそのまま孫娘の元へ戻るか、古本屋に買い取られると言う。希少な本は、図書館に寄贈されるかも知れない。
 勿論、猟兵が引き取りを申し出てもいい。
「その為の神社が、近くにあるそうで。そこまで、本を運ぶ為のお手伝いを望まれているようですよ」
 孫娘と共に本を運んで、それから、一緒に供養にも立ち会ってあげるといいだろう。
 本にも、メガリスにも――想いは、あるかも知れないから。


絵琥れあ
 お世話になっております、絵琥れあと申します。
 ひっそりとサポート優先シナリオを運営させていただきます。
 勿論、通常参加も望外の喜びですので歓迎いたします。
 (但し通常参加はタイミングによっては流れる可能性があります。同章受付中の再送は歓迎です)

 第1章:冒険『巡り巡る世界』
 第2章:日常『本日は参拝日和!』

 第1章では、特殊空間化した書斎で本を探していただきます。
 とはいえ膨大な数。闇雲に探しても見つけるのは困難でしょう。
 ユーベルコードないし技能の力で探すか、孫娘さんにどんな本だったか聞いてみるか。あらゆる手段で探してみましょう。

 第2章では、書物供養の為、本を神社に運び、一緒にお祓いの場に立ち会っていただきます。
 孫娘さんへの交渉は不要です……が、もしも『通常参加の方』が『旅団持ち帰り』を希望される場合は希望理由と共にその旨お伝えください。
 万が一複数名いらっしゃった場合は、より『孫娘さんに』響いた方にお譲りいたします。

 サポート優先シナリオのため、調子や現行シナリオの進捗と相談しながら自分のペースで執筆していくことになるかと思います。
 それでは、どうぞよろしくお願いいたします。
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第1章 冒険 『巡り巡る世界』

POW   :    空間内で暴れ回っておびき寄せる

SPD   :    敢えてスタート地点に戻ってみる

WIZ   :    弱ったフリをして誘い出す

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四十物・寧々(サポート)
※サポートプレイング

多少の怪我や失敗は厭わず積極的に行動し、他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

その上で現在の状況に対応できる人格で行動します。
シナリオ進行に必要な言動など青丸稼ぎに役立てて下さい。

使用ユーベルコードの指定はありません。
「成功」の結果で書けそうなものを一つステータス画面からお選び下さい。フラグメント次第で不使用も可です。

アイテムもご自由にお使い下さい。
服装系は提案の一例としてアイテムの最後尾から装備としております。

あとはお任せ致します。
宜しくお願い致します。


ロザリア・ムーンドロップ(サポート)
オブリビオンの脅威から戦後世界を守ることを主軸としてグリモア猟兵の活動をしているため、自らも機会があれば依頼に出向きたいと考えています。

「この事件を解決すれば、また一歩世界の平和に近づきますね!」
「せっかく取り戻した平和を脅かすなんて許せません!」

UCは持っているものをどれでも使って構いません。
技能・装備はご自由に。

基本的に頑張り屋。事件が多種多様であることはわかっているので「こういうことをしないといけないこともありますよね!」で大体乗り切ります。
ぷるぷるしたもの(スライムとか)はとても興味を示します。
ただしエロ・グロ系はNGで。


ティエン・ファン(サポート)
シルバーレイン出身の除霊建築士です。
明るく善良な性格で、できることがあるならば、できる限りを全うしようとします。
除霊建築士というジョブに拘りがあるため、その知識や技術が活かせそうな場面では、積極的にそれらを使って問題解決に取り組みます。
戦闘時は主武器のT定規と副武器の浄銭貫を用いて、近距離戦も遠距離戦も行います。
キャバリアが有効な場面では、『蚩尤』を使用します。
『蚩尤』は普段イグニッションカードに収納しています。
ユーベルコードは『蚩尤』搭乗時は”蚩尤”とついたものを、そうでないときはその他のものを状況に応じて使用します。

以上を基本として、シナリオに合わせて思うままに動かして頂ければと思います。


ベイメリア・ミハイロフ(サポート)
メイン参加者さまのお邪魔にならぬようにしつつ
状況を見て行動を行おうと思います

日常では、まったりのんびり楽しみたいと思います
探索が必要であれば、情報収集・聞き耳を活用し
さりげなく目立ちすぎない程度に行動を

戦闘での行動は、絶望の福音又は第六感・見切りにて相手の攻撃を予見し回避又はオーラ防御・武器受けからのカウンターを狙いつつ
広範囲に敵がいます場合にはRed typhoonを
1体に対してはジャッジメント・クルセイドにて攻撃をいたします
チャンスがあれば早業・高速詠唱からの2回攻撃を
回復が必要なら、この身を削ることになろうとも、生まれながらの光を使用いたします

呼び方ファーストネーム+さま
一人称:わたくし




「助けに来ましたよ! ……ええと」
 特殊空間への侵入を果たしたロザリア・ムーンドロップ(薔薇十字と月夜の雫・f00270)は、まず迷い込んだと言う老人の孫娘に声を掛ける……が、そういえば名前を聞いていない、と思い出した。
「あ、砂村・美澄です。……皆さんは……?」
「説明すると長くなってしまうのですが……わたくし達は少しばかり不思議な力が使えて、その力で困っている人を助けて回っているのです」
 ベイメリア・ミハイロフ(紅い羊・f01781)がそれっぽく曖昧に説明した。
 能力者であれば兎も角、一般人は猟兵の存在を知らないだろうから。それに事件が無事に解決すれば、世界結界の影響で少なくとも特殊空間のことは忘れてしまうだろうし。
「ここを出る為には、あなたのお祖父様がこの書斎に保管していたと言う、天使○○○○ナンチャラの書が必要みたいなんです」
「わたくし達は、それを探しに来たのです。どうか、ご協力いただけませんか」
 ロザリアとベイメリアの説明に、暫く美澄はきょとんとしていたが、やがてこくりと頷いた。脱出の手立てがなく、藁にも縋りたい気持ちだったのだろう。
「さて、肝心の天使○○○○ナントヤラの書ですが……」
 ベイメリアが周囲に、猟兵達や美澄を取り囲むように浮かぶ無数の本棚を振り返る。確かに余りに膨大で、タイトル以外ノーヒントでは捜索は困難を極めるだろう。
 ロザリアは美澄にも話を聞くことにした。老人が彼女に何か、些細なことでも本に関する情報を伝えていることを祈って。
「その、砂村さんはその本のこと、何かご存知ありませんか? お祖父さんから聞いていたとか」
「ううん……本そのものの特徴は聞いてないんですけど……祖父は本を、タイトル順に並べていました。勿論、和書と洋書は分けてあります」
「では、その並びを見つけ出せば……」
 そこまで言って、ふとベイメリアが背後を見れば。
 ティエン・ファン(除霊建築学フィールドワーカー・f36098)が何やら目を瞑り、小さく唸っているのに気づいた。
「どうかなされましたか? お体に不調が?」
「いや……ほら、私って除霊建築士なんだよね」
 この世界出身で、まさに銀の雨降る時代に除霊建築士として活躍していたティエン。
 猟兵となり、故郷以外の世界にも赴くようになった今も、その勉強は続けているわけだが。
「だから、気の流れを読むのは得意なんだ。地脈龍脈の流れとかもそうなんだけど、やっぱり建築学って言うだけあって、建物の中の気の流れや澱みってなると尚更ね」
 だから、メガリスがこの空間を生み出しているのなら、その気の流れさえ捉えられれば、所在が解るのではないかと。
「うーん、でもそう上手くは行かないね。どの棚にあるかは解ったけど……」
「えっ、大収穫では!?」
 ロザリアが目を瞬かせた。
 本棚でさえ膨大な量があるのだ。その棚を特定出来ただけでもかなり大きい。
「それに題名順に並んでいると申しますから……」
「そんなら、寧々にお任せだっぺ!」
 四十物・寧々(あいもの・ねね・f28377)が二人現れた。一人は茨城出身かな??
「棚の上の方から調べてみっべよ!」
「そんなら、うちは下から調べっばい」
 熊本出身寧々ちゃんもいます。
「んー、大体こん辺りかね?」
 二人の寧々が、タイトルからありそうな段に当たりをつける。そこにロザリア、ベイメリア、ティエンも加わり、タイトルを調べていくと。
「あったー!」
 ティエンが一冊の本を抜き取り、高く掲げる。そこには確かに原題ではあったが『天使○○○○ホニャララの書』と書かれていた。
「やったべ!」
 寧々達も、ハイタッチするように次々本へと触れていく。
 すると、突如として本が輝き出し、見る見る内に特殊空間全体へと広がる眩い光を放ち――気づいた時には、猟兵達も美澄も、小さくも和洋折衷の趣ある、老人の書斎へと戻ってきていたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​




第2章 日常 『本日は参拝日和!』

POW   :    とにかく五感を研ぎ澄まして参拝!

SPD   :    ポイントを抑えてスマートに参拝!

WIZ   :    雑学やうんちくを交えながら参拝!

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ギャレット・ディマージオ(サポート)
●設定等
ダークセイヴァー出身の冷静沈着な黒騎士です。
鎧の着用が一般的でない世界では、サングラスやヘルメットに黒いスーツを着ているように見られます。

●行動方針
🏠日常では、基本的に現地の人々のためになるような行動を取ろうとします。

絶望の世界で日々の食料にも事欠く旅を送っていた経験から、美味しいものがあるとつい余計に買ってしまう癖があります。余った分は人にあげます。

年長者には経緯を持って行動しますが、年長者でも明らかに間違ったことを言っている場合は適当にあしらいます。

他は全てお任せします。
別の猟兵との交流や連携等も自由に行ってください。
どうぞよろしくお願いします。


網野・艶之進(サポート)
「正直、戦いたくはないでござるが……」
◆口調
・一人称は拙者、二人称はおぬし、語尾はござる
・古風なサムライ口調
◆性質・特技
・勤勉にして率直、純粋にして直情
・どこでも寝られる
◆行動傾向
・規律と道徳を重んじ、他人を思いやる行動をとります(秩序/善)
・學徒兵として帝都防衛の技術を磨くべく、異世界を渡り武芸修行をしています
・自らの生命力を刃に換えて邪心を斬りおとす御刀魂ミトコンの遣い手で、艶之進としては敵の魂が浄化されることを強く望み、ためらうことなく技を用います
・慈悲深すぎるゆえ、敵を殺めることに葛藤を抱いています……が、「すでに死んでいるもの」や「元より生きていないもの」は容赦なく斬り捨てます




 網野・艶之進(斬心・f35120)と、サングラスにスーツ姿のギャレット・ディマージオ(人間の黒騎士・f02429)が、沢山の本が詰まった袋を抱えている。
 彼らは、先行する美澄の背を追うようにして、神社の石段を上っていた。意外と段数が多く、確かに猟兵でも能力者でもなく、そればかりか特別鍛えているわけでもない美澄一人で何往復もするのは大変だっただろう。大量の本を抱えてとなると、尚更。
 石段を上り切って、皆で一息。
「ありがとうございました。数が多いので、助かりました」
 美澄が二人に頭を下げる。ここからは、お祓いの為と神社の人間が回収してくれるそうだ。予め、美澄が連絡を入れていたらしい。
 一仕事した疲労感に、涼やかな秋の風が心地よく染み渡る。ふと神社の木へと視線を向ければ、少しずつだが赤く黄色く色づき始め、短くともちゃんと秋はあるのだなと改めて実感した。
「準備が出来たら、お祓いがありますので、よかったら……もう少しだけお付き合いいただけませんか。きっと、祖父も喜びます」
 こちらとしてはメガリスを譲り受ける身だ。否やはなかった。
「しかし……」
 徐ろに口を開いた艶之進へと、ギャレットはその視線を向ける。とは言え、その瞳の色形はサングラスに遮られ、窺い知ることは出来ないが。
「拙者は、敵であろうとも無益な殺生はすべきでない、と考えている」
「………………」
 ギャレットは、艶之進の言葉を黙って聞いている。
「無論、あくまで拙者自身の話でござる。そう言ってもいられない状況や世界があることも、理解はしている……なれど、拙者自身のこの考えは、易々と変わることはないであろう」
 はらり、桜の花弁が散った。
 秋に見られぬ筈のそれは、艶之進から零れたもの。
「だが、逆を申せば既に死したもの、元より生命のないもの……それらに対し、深く感慨を抱いたことはなかった。だが……」
 その眼差しが、少し離れた美澄へと向く。
 ギャレットは、そこに仄かな柔らかさを覚えた。
「あれらの本は、心から大切にされていたのでござろうな。魂も宿りかねぬほどに」
 生命はなくとも、想いが宿り、奇跡を起こすことも、あるのかも知れない。
 それはとても、尊いことのように思えた。
「……そうだな」
 ギャレットが、静かに頷いた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

ニノン・トラゲット(サポート)
『冒険はロマンです!』
『まだ見ぬ何かの予感がします……アガってきちゃいますね!』
未知とロマンとお祭りごとを愛してやまない、アルダワ魔法学園のいち学生です。
どちらかと言えば猪突猛進でちょっと脳筋っぽいタイプ、あれこれ心配するよりはとりあえず「面白そう!」と思ったことを積極的に試してみます。
一人称はひらがな表記の「わたし」、口調は誰に対しても「です、ます、ですよね?」といった感じのあまり堅苦しくない丁寧語です。
基本的にはいつも前向きで、ネガティブなことやセンチメンタルっぽいことはあまり口にしません。
その他の部分はマスターさんにお任せします!




 お祓いも恙無く終わり、本の供養が完了する。
 これで、美澄の示した条件も無事に達成した。
「ありがとうございます。祖父も安心してくれたと思います」
「はい! 古本屋に行く本も、また大切にしてくれる人と出会えるといいですね!」
 ニノン・トラゲット(ケットシーの精霊術士・f02473)も、何冊か本を貰った。彼女と向き合う美澄も、引き取る本を抱えて微笑んでいる。
「では、こちらもお約束ですね」
「ありがとうございます!」
 美澄はニノンの頭をひとつ優しく撫でて、メガリスを手渡してくれた。
「大変なことに巻き込まれてしまったけれど、祖父の書斎を守ってくれていた本です。大切にしていただけると、私も祖父も嬉しいです」
「……はい」
 ニノンは曖昧に笑った。
 また誰かが不用意に開けば、メガリスが発動してしまうかも知れない。故に、これからこの本は銀誓館学園に引き渡すこととなり、保管はされるも誰かに読まれることはないだろう。
 ならばせめて、悪用されないように、猟兵達と銀誓館学園の能力者達で守っていこう。持ち主と過ごした場所を守った本。これは、それでいいではないか。
「では、私はこれで。助けてくれて、本当にありがとうございました」
 美澄は頭を下げ、去っていく。ニノンはその背を見送った。
 いずれ美澄の中からも、この事件の記憶は薄れてしまうだろうけれど、彼女の感謝の気持ちは本物だ。これも、それでいいのだ。
「さて、学園にメガリスを運ぶまでがお仕事ですね!」
 ニノンもまた、仲間達と歩き出した。

成功 🔵​🔵​🔴​



最終結果:成功

完成日:2023年10月11日


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#シルバーレイン
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#戦後
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#メガリス


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト