エンドブレイカーの戦い⑥〜紫煙の武装を駆使して進め
――グリモアベース。
「紫煙群塔ラッドシティで『世界の瞳』が狙われる予知が見えたよっ!」
グリモア猟兵の蛇塚・レモン(白き蛇神憑きのシャーマンクイーン・f05152)は、招集に応じてくれた猟兵達へ今回の任務内容を伝達し始めた。
「エンドブレイカー世界での戦争で、まだまだ制圧しきれていないのがラッドシティだよっ! ここは「世界の瞳」と呼ばれる謎の超巨大遺跡があってねっ? 実はここから様々な『小世界』へ行けるんだよっ! エリクシルの目的は『小世界』への侵攻っ! このラッドシティで食い止めるためにも、ラッドシティの『長老衆』達は猟兵へ協力をしてくれるようになったよっ!」
その支援というのが『ラッドシティ製の最高級武装』の貸し出しである。
「特注の紫煙銃やガンナイフを始めとする『ラッドシティ製の最高級武装』を貸し出してくれるので、これを利用してエリクシルを迎撃してほしいなっ!」
それと、猟兵の中には小世界へ足を踏み入れた者もいるかもしれない。
「もし以前の冒険で世界の人々を助けたことがあれば、その希望と想いが『何らかの奇跡の一瞬」をもたらしてくれるかもっ?」
該当する猟兵は、その時の想いを胸に秘めながら戦ってみてはいかがだろうか。
「ともかくっ! ここが正念場っ! 絶対にラッドシティを守り抜いてねっ!」
レモンのグリモアが輝き、猟兵達をエンドブレイカー世界のラッドシティへ誘う。
果たして、世界の瞳を守り抜くことはできるのだろうか?
七転 十五起
エンドブレイカー世界での戦争シナリオ第5弾!
ラッドシティの世界の瞳を狙うエリクシルを撃退するシナリオです!
なぎてん はねおきです。
●プレイングボーナス
ラッドシティの最高級武装を駆使して戦う/助けた小世界の人々のことを思い出し、彼らの想いに応える。
プレイングボーナスはどちらか片方だけで十分です。
勿論、両方とも活用していただいても構いません。
貸出可能な武装は紫煙銃やガンナイフのほかにも、ガトリング砲タイプや迫撃砲タイプなど形状は様々。
弾丸に世界の瞳から発生する紫煙を使用すれば、ある程度の形状を猟兵の皆さんで選ぶことが可能です。
●その他
コンビやチームなど複数名様でのご参加を検討される場合は、必ずプレイング冒頭部分に【お相手の呼称とID】若しくは【チーム名】を明記していただきますよう、お願い致します。
(大人数での場合は、チームの総勢が何名様かをプレイング内に添えていただければ、全員のプレイングが出揃うまで待つことも可能ですが、その際は参加者全員のオーバーロード投稿を強く推奨します)
なお、本シナリオは戦争の進行状況に応じて、全てのプレイングを採用できない可能性があります。
予めご了承くださいませ。
それでは、皆様のご参加をお待ちしてます!
第1章 ボス戦
『『東方愚者』ボアラント』
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POW : マスターボアガス
【先に壊されて嫌な思いをした記憶と共】に封じた【超巨大メイガス『マスターボアガス』】と合体し、あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になる。ただし解除時にダメージを全て受ける。
SPD : 遺失魔術『フライハイ』
自身の【余裕があらわ】になり、【敵を煽り行動を読みやすくする】事で回避率が10倍になり、レベル×5km/hの飛翔能力を得る。
WIZ : オールウィザード
「属性」と「自然現象」を合成した現象を発動する。氷の津波、炎の竜巻など。制御が難しく暴走しやすい。
👑11
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リカルド・マスケラス
現地のNPCと協力して戦うっすよ〜
「ちょっと、戦うために力を貸して欲しいっすよ」
【コミュ力】で協力を取り付けたNPCに憑依して、リカルドの能力値と技能で戦う。【怪力】でのゴリ押しや【属性攻撃】【破魔】で相手の弱点を突いた戦いも可能。鎖鎌を使った【ロープワーク】【拘束】もできる
【影魔人の術】を使えば、憑依したNPCの3倍の身長の影魔人を召喚可能。更にそこから腕を分裂・伸長させて相手を攻撃したり捕まえたりが可能
リカルドの存在をマスカレイドかと訝しむ相手がいれば、
「マスカレイド? 違うっすよ。自分は人々に希望と笑顔を届ける正義の仮面、ヒーロマスクっすよ」
とでも言っておく
ラッドシティの住人のひとりにリカルド・マスケラス(ロープ際の魔術師・f12160)は声を掛ける。
「ちょっと、戦うために力を貸して欲しいっすよ」
リカルドは自身が誰かに装着してもらって初めて力を発揮する、ヒーローマスクという種族だと伝えると、一緒にラッドシティを守らないかと提案する。
最初こそマスカレイドだと疑われるも、リカルドは慣れた口調でこう告げた。
「マスカレイド? 違うっすよ。自分は人々に希望と笑顔を届ける正義の仮面、ヒーロマスクっすよ」
これを聞いて仮面を被ったのは20代の男性。リカルドは彼の身体に憑依して『長老衆』から巨大な紫煙銃……それこそ大砲サイズのそれを借り受けると、現れた猪獣人の大賢者こと『東方愚者』ボアラントへ言い放った。
「ヒーローが来たからには好き勝手させないっすよ」
だがボアラントはそれを鼻でフガフガと嘲笑ってみせた。
「この『東方愚者』とまで呼ばれた大賢者のわしに立てつく気か? よかろう! ならばその恐ろしさの片鱗を解くとみるがいい!」
ボアラントは超巨大メイガス『マスターボアガス』をその場に召喚させて乗り込んだ!
「かつて真っ先に壊された嫌な思い出を繰り返してなるものか! 征けぃ! 超巨大メイガス『マスターボアガス』!」
対抗5mはあろうかという巨体を、ズシンズシンと地鳴りと共に前進させるボアラント。
地面に控えるリカルドとの対格差は、まるで大人と虫けらの比だ。
「そっちがでかくなるなら自分もデカくなるっすよ!」
リカルドは自身(身体の持ち主)の影を用いて、ユーベルコード『忍法・影魔人の術』を発現させる。
「さあ、行くっすよ! 影魔人!」
ズゴゴゴゴ……と影から出現する約5mの真っ黒な巨人!
これで体格差は五分の勝負だ!
「なにっ? そちらもメイガスか何かか!? だがこの『マスターボアガス』はダメージを与える事は出来んぞ! なにせわしの『マスターボアガス』は無敵なのだからな!」
「そこまで言うなら試させてもらうっすよ」
影魔人になったリカルドは、地面に放置していた巨大紫煙大砲を軽々と掲げると、紫煙砲弾を敵メイガスへ炸裂させた!
凄まじい爆発で吹っ飛んでゆくボアラントのメイガスだが、まったくへこみも傷もつかずに立ち上がってみせる。
「ふん! だから無駄だと言ったじゃろうが! 今度はこっちからゆくぞ! はぁぁぁぁ……!」
ボアラントは魔法攻撃をリカルドへぶつけようと魔力を溜め始めた。
その時、リカルドは驚くべき行動に出た。それは……。
「なかなかやるっすね? でも、その無敵がどこまで続くっすかね?」
なんと、影魔人の手が無数に分裂・伸長してゆくではないか!
更に、先程の紫煙大砲も一門だけではなく十、二十をラッドシティ住民に運び込ませて全てを分裂した手で担ぎ上げたのだ!
「それ系のユーベルコードって後から反動が来るタイプっすよね? だったらここでオーバーキル分のダメージを与えさせて、あとは操縦者を引きずり下ろすだけっすね」
ジャキッと全ての砲門が敵メイガスへ向けられる。
これにボアラントは魔力を溜めるどころではなくなり、慌てて撤退を開始!
「あれを喰らったら、わしはメイガスを降りた途端に死んでしまう! に、逃げ……」
「やっぱりそうっすよね。でも逃がさないっす」
リカルド影魔人、紫煙多重連装砲、一斉発射!
凄まじい轟音と紫煙がラッドシティに広がれば、ボアラントはメイガスからすっぽ抜けて高々と空中へ打ち上げられるのだった。
「覚えておれ~! まだわしは諦めぬぞ~!」
青空にキラッ☆と閃く流れ星になったボアラント。
リカルドは仕留めきれなかったことを悔やみつつも、あれだけぶっ飛ばせばかなりの痛手を負わせただろうと推察して街の守りを引き続き強化するのだった。
大成功
🔵🔵🔵
キノ・コバルトリュフ
エリンギ!今日は楽しくハイキング!!
シメジ、なんだか周りが騒がしいね。
でも、キノたちは気にしなーい。
キノ?スピちゃんどこに行ったのかな?
シイタケ、おいしいお菓子とか用意したのに。
帰ってきた、どこに行ってたの?
軽く運動でもしてきたのかな?
マイタケ、それじゃあ、いただきます。
銀条・詩祈
シルバーレイン世界出身、
月帝姫の女性です
口調:(私、あなた、~さん、です、ます、でしょう、でしょうか?)
性格:常に冷静、冷徹、生真面目
戦闘:
野太刀を振るい、積極的に斬り込みます
向こう見ずでは決してなく、敵の行動は把握した上で後の行動に支障ない程度に受け、斬り返します
肉を切らせて骨を断ちにいきます
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
キノ・コバルトリュフ(
キノコつむりの星霊術士・f39074)はラッドシティにハイキングに来ていた。
「エリンギ! 今日は楽しくハイキング!! シメジ、なんだか周りが騒がしいね。でも、キノたちは気にしなーい」
エンドブレイカー世界での戦争も、キノには無関係な出来事だ。すぐ目の前で起こってるけども。
呑気にキノコ型のクッキーをバスケットから広げ、水筒に入れたキノコ紅茶のマリアージュを楽しもうとベンチに腰掛ける。と、ここでキノは気付いた。
「キノ? スピちゃんどこに行ったのかな? シイタケ、おいしいお菓子とか用意したのに」
あたりにキノの相棒である星霊スピカがいないのだ。
これにはさすがに心配して探し回るだろう、と思いきや?
「マイタケ、またすぐに戻ってくるはず」
なんとキノは相棒の事にも関心が薄すぎた。
だが、これがキノの平常運転である。きのこつむりの少女は、ラッドシティの空を燻る紫煙をぼーっと眺めていた。
一方、銀条・詩祈(灰たる銀・f37179)はギリギリの戦いを強いられていた。
「くっ! 避けるとは卑怯です」
剣技による白兵戦を得意とする銀条は、『東方愚者』ボアラントに攻撃を避け続けられていた。。
「くはははは! 近接攻撃特化なら間合いを取ればいいだけの話だ! わしは愚者を名乗るが、その言葉には首を縦には振れんなぁ?」
「抜かせ、猪頭……! ならば借り受けたこれで……!」
銀条はラッドシティの『長老衆』から借りた紫煙銃を構える。
銃の扱いはあまり慣れないであろう彼女だが、狙いを澄まして引き金を絞った。
途端、破裂音と共に紫煙の弾丸が銃口から飛び出していく。
だが、その銃弾すら軽々と回避してしまうボアラントであった。
「ははははは! どうした? わしはここだぞ?」
ボアラントはユーベルコードで水の竜巻を発生させ、周囲を破壊しながら銀条を追い詰めてしまう。
水の竜巻が壁となって、自慢の剣技が敵に届かないのだ。
「うぅ……どうすれば……! せめて大太刀『清銀虧月』が届く距離なれば……!」
歯噛みする銀条。このまま一方的に体力を削られてゆくのか?
そんな折、目の前を青白い四つ足の生き物が駆けていくではないか。
「なんですか、あの動物は? 危ないですよ!」
銀条の制止の声など聞かずに突っ込んでゆく青白い生き物。
すると、ボアラントの目の前で、それは急に身体をくねらせ始めて踊り出したのだ。
「……なにをしているのでしょうか? あんな所に居たら危険な目に遭ってしまいます!」
驚く銀条であったが、次の瞬間、異様な光景を目の当たりにする。
「な、なんだ? この踊りは? 眺めていると、非常に気が散る……! まずい、集中力が途切れる! 魔力を暴走させるわけには……! しかし目が離せない! 何故だ!?」
なんとボアラントは謎の生物のダンスに魅入られていたのだ。
そして暴走の危険があるユーベルコードの制御を優先するべく、信じられない事に攻撃の手を緩めた。
「ふう、危なかった……! 暴走したらわしまで巻き添えを喰らうのでな? しかし、なんだこいつは? まさか星霊か? 何でこのようなところに?」
くねくねと身体を左右に揺らす謎の生き物のダンスで、次第にボアラントの頭がいっぱいになって他の事が頭の外へ抜け落ちていってしまう。
「何をよそ見しているのですか! 私はここです! はぁぁぁぁ!」
そこへ裂帛の気合と共に大きく踏み込んだ銀条は、大太刀を最上段に振り上げて一気に間合いを詰める!
「死地なればこそ――葬送の繊月!」
自身が不利になればなるほど即死確率が上昇するユーベルコードの斬撃が風切り音を唸らせ、ボアラントの身体を袈裟斬りに伏せた!
「ぎぃやあぁぁぁぁっ!?」
なかば不意討ち気味に浴びた大斬撃、身体の骨肉が裂かれて大量の鮮血が噴き出してゆく。
しかし、即死には至らず。
「くそっ! 一旦退かせてもらう! もう油断はせんぞ……!」
血塗れのボアラントの姿が霞のように消え去っていった。魔法で逃げていったらしい。
「ありがとうございます。お陰で一太刀浴びせることが出来ました」
銀条が青い謎生物の頭を優しく撫でる。
撫でられたそれは、満足するとまた何処かへ駆け出していってしまった。
「帰ってきた、どこに行ってたの? 軽く運動でもしてきたのかな?」
キノの元に戻った青い星霊スピカは、相棒の声に知らんぷり。
キノもキノですぐに興味が目の前のクッキーに移ってしまったので、深く追求せずに会話が終わった。
「マイタケ、それじゃあ、いただきます」
今日もラッドシティは快晴であった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
リーゼロッテ・ローデンヴァルト
【POW】
※アドリブ絡み歓迎
※愛機搭乗
紫煙式
重連装砲ねえ
人間じゃ取り回し辛いコレ、幾つか借りていい?
複数門を束ねて両手ガト♪(3~6門×両腕分)
迫撃砲も狙撃用に1挺借りるよ
予測侵攻ルート途上の大ホールを防衛
生体電脳と《瞬間思考力》を駆使した思考《操縦》で
屋内でも機動に支障はないさね
オペ146番【ヒポグリフ・チャリオット】開始
紫煙式火器と【アシュヴィン】2種の連続変形も絡めた
変幻自在な機動戦で猪共を蹴散らすよ
メイガス準備個体の狙撃時は下肢拡張で跳躍&姿勢安定
ガトリング弾幕展開時は4連ブースターで急速撹乱
ゼロ距離ガトリング+四肢拡張による鉄拳制裁も駆使
今夜は牡丹鍋で一献かね♡
リーゼロッテ・ローデンヴァルト(
KKSなリリー先生・f30386)は、愛機『MPC-RW9r-LEX ナインス・ライン』に搭乗してラッドシティの街中を進む。
積載量を重視したその機体には、ガトリング砲が左右の腕に6問ずつ装着されている。
――
紫煙式重連装砲ねえ。人間じゃ取り回し辛いコレ、幾つか借りていい? 複数門を束ねて両手ガトってね♪
先程の会話を思い出す。
巨大なキャバリアに両腕ダブルガトリング砲+肩に迫撃砲という完全武装のアセンブルに、街の人々や『長老衆』も度肝を抜いていた。
「さてと、まもなく侵攻予測ルートに到着。ルート途上の大ホールをこれより拠点とさせてもらうよ。うん、屋内でも機動に支障はないさね」
リーゼロッテは趣味も兼ねて自分自身に施した非合法改造処置ことベイビィ・フォーミュラをフル活用。索敵は荷を拡大させて、敵の出現を待った。
すると、一体のボアヘッドが超巨大メイガス『マスターボアガス』を駆って、大ホールに陣取るリーゼロッテへ突撃してきたではないか!
「今度こそ、この『東方愚者』ボアラント様の実力を思い知らせてやるぞ、猟兵!」
「ようやくおいでなすったね♪ それじゃあOp.CXLVI:
HG.CHARIOT開始!」
ナインス・ラインが突如、天高く跳びあがってみせたではないか!
よくよく見れば、延長用脚部が変形し、腰部ブースターとなって空中で超高速滑空を実現させていた。
「伊達や酔狂の変形機構じゃないのさ。イクよ、アシュヴィン」
リーゼロッテは両腕のダブルガトリング砲で地上のボアヘッドを強襲開始!
降り注ぐ紫煙の弾丸をその身に浴びた敵メイガス。しかし敵はユーベルコードの効果で、メイガス搭乗中のダメージは受付けないのだ。
「ふははは! やはり、わしのマスターボアガスは無敵なのだ! 痛くもかゆくもないわ!」
「でも、搭乗者本人に命中すればその類じゃないだろうね?」
リーゼロッテは4連ブースターで稲妻のように急速ジグザグ撹乱機動でボアヘッドを惑わせながら急接近!
一気に零距離まで詰め寄ると、両手のガトリング砲の銃口を敵メイガスに押し付けながら死刑執行の宣言を下す。
「捕まえた♪ 今夜は牡丹鍋で一献かね♡」
ナインス・ラインの腰部ブースターがフルスロットルで噴射すると同時に、両腕のガトリングがメイガスとボアヘッドを零距離射撃で削ぎ落してゆく!
いくら無敵とはいえ、紫煙弾の暴風の中に晒されてはメイガスも四肢や装甲が粉々に粉砕されてしまう。そして銃撃の反動を無理矢理にブースターで押し戻し続けることで、常時密着姿勢で弾倉が空になるまで打ち続けることが可能なのだ。
更に、弾切れになったガトリング砲を全てパージすると、今度はメイガスから露出するボアヘッドの頭をナインス・ラインの巨大な鉄拳で叩き潰す! 何度も、何度も何度も何度も!
「ギャアアアアァァァ!」
さすがに搭乗者へのダイレクトアタックは向こうか出来なかったようで、タコ殴りで顔面血塗れになったボアヘッドはメイガスごと爆発四散したのだった!
大成功
🔵🔵🔵
黎明・天牙
夢幻戦線
お〜!これが最高級武装か
借りたガンナイフを見ているとティニが敵が来たと言ってきた
ほら、セスタ綺麗なガンナイフだろ?
『わふっ!』
敵が現れて何か言っていたが完全無視ガンナイフをセスタに見せていて敵とティニと突っ込まれた
これが伝説の飛べねえ豚はただの豚って訳か〜
敵が空を飛んだのを見た感想を述べながら邪神君(オーガスト・ベイン)を天ぷらにして食べる事でUC発動して変身
但し最初から視力で常に敵を見ていて油断は一切無し
飛べる豚を撃ち落とすやべぇ厄災滅殺だ、追撃だセスタ
『はい、了解しました…マスタァ』
必中の厄災滅殺で敵を撃ち落としたら
指定UCの効果でUC神獣覚醒を発動してセスタが餓狼斬で敵を攻撃した
レティシア・ハルモニアス
夢幻戦線
…おい、天牙そんなにその武器が珍しいのかのう?
元王族だから最高級の武器はよく使っていたが懐かしい感触だった
むっ!敵か!
腹立つのう、此奴…!
敵が来て妾と天牙の事を煽って来たが天牙は自由気ままに敵を完全無視をしていた
はよ、戦わんかい!ド阿呆!
そう言って頭を軽く頭を叩いて敵の方に向ける
じゃが天牙の奴はへいへいとか言っておったわ!
喰らうのじゃ!(とりあえず撹乱させるかのう!)
視力の技能で敵の動きを確認して指定UCを発動して敵に攻撃するが回避させるこのUCは敵を撹乱させる為の囮である
よし、止めじゃあ!
天牙とセスタが攻撃したのに便乗して指定UCの効果で吸血鬼の女王を発動して音響弾を敵に放ち攻撃した
「お〜! これが最高級武装か!」
黎明・天牙(夢幻戦線のリーダー『パラダイス・ブレイカー』・f40257)は借りたガンナイフを眺めて悦に浸っている。
そこへやってきたレティシア・ハルモニアス(奪われた全てを取り返す為に〜吸血鬼戦線〜・f40255)が天牙へ尋ねた。
「……おい、天牙。そんなにその武器が珍しいのかのう? って、むむ?」
レティシアは元王族だ。美術品の鑑定眼は人並み以上あると自負している。
そして目の前の銃は装飾もさることながら、洗練されたフォルムと実践を想定した合理的な作りのこだわりにレティシアは思わず目を奪われてしまった。
「ほら、セスタ。綺麗なガンナイフだろ?」
『わふっ!』
「おいおい、くわえると危ないぞ? しょうがないな、少し遊ぶか?」
オオカミ型神獣セスタは主と遊んで欲しくて、紫煙銃を咥えて周囲を跳ね回る。天牙もそれを楽し気に追い掛けて遊び出してしまった。
「馬鹿者! 今は非常時じゃぞ! ほら、敵が来たぞ!」
レティシアが指差した先に、本当に『東方愚者』ボアラントが現れたので彼女は焦ってしまう。
「ほれ! 本当に来たぞ! 天牙、戦うのじゃ!」
「え、無理だ。セスタが銃をよだれでべたべたにしてるし」
天牙も顔面よだれ塗れになってはしゃいでいる。
流石にレティシア、この醜態に大激怒!
「このアホ犬畜生が! 主人に似て使えん奴じゃ!」
仕方がなくレティシアは単身でボアラントへ挑んだ。
「同情するぞ? 頭の中が空っぽな馬鹿のお守りは苦労するだろうからな?」
「むぅ、こやつムカツクのう……! だったらこれでも喰らうのじゃ!」
煽り文句にイラっとしたレティシア、誘われるがままユーベルコードで紅い矢弾の雨を放つ。
「このユーベルコードは必中効果が付与される! わらわを呷って回避率を上げようと画策しても無駄じゃ!」
「なっ!? ぐわああぁぁぁぁ!!」
自分のユーベルコードが通用しないボアラントは、無惨にも真っ赤なゲリラ矢弾豪雨に刺し貫かれてしまう
「早く天牙も戦えアホ!」
吸血姫の叱責に、ようやくガンナイフを拭きとった天牙も参戦する。
「へいへい。つかイノシシ? これが伝説の飛べねえ豚はただの豚って訳か〜。ってことでとりあえず、邪神君を天ぷらにするか……」
天牙にそっと寄り添っていた巨大飛蝗型邪神が、あれよあれよと油で揚げられて食されてゆく。
こいつは何をやってるんだ
?????????
ボアラントもレティシアも宇宙の神秘を見詰める猫のような虚無の表情を浮かべてしまう。
「くっ! なんだかわからぬが、わしは飛ぶことが出来るのだ! こんどは上空からわしが撃ち抜いてやる!」
ボアラントは一気に上空へ飛び立つと、魔法詠唱の為に魔力を溜め始めた。
「いっそ、ラッドシティ全域を吹き飛ばしてやろう! 死ねぃ!」
「いや、死ぬのはそっちだから」
「……は?」
ボアラントの目の前に天牙がいた。いつの間に?
しかも背中に自前の翼があるのに、めっちゃ足をばたつかせて滞空してやがる。いや飛べよ、種族スズメだろ。
「はい、厄災滅殺ビンタ」
「ぎょわっ!?」
天牙の立った一発のビンタで、ボアラントは錐揉み回転しながら街の城壁まで吹っ飛ばされて叩き付けられた!
「飛べる豚を撃ち落とすやべぇ厄災滅殺だ、追撃だセスタ」
『了解です、マスタァ……』
神獣は本来の力を発揮すると、一瞬で城壁に突き刺さったボアラントの元まで詰め寄り、鋭い斬撃をその身へ浴びせるのだった。
これを眺めていたレティシアがふと思う。
「……そういえば紫煙銃、一切使っとらんし勝敗に関係ないのぅ……まぁ、わらわ達が強すぎたって事じゃな」
こうして、理不尽な暴力の前にボアラント敗北を喫したのだった。
大成功
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ウルザ・ルーナマリア
長老衆の爺ちゃん親切だな―。
紫煙銃にもいろんな形が…大きいのが扱い易そう?
…このバズーカ?みたいなのデザインかっけえな!
と、借りる前にお礼は丁寧にきちんと伝えるぜ。
しかし敵、変わったボアヘッドだなー。
ほっとくとすげーえげつない悪巧みしてきそうな…とりあえずあの眼鏡割らねえとな!
ボアガス出してきたらバズーカの砲弾ぶっ放しつつ敵の攻撃に意識集中し回避、遺跡の壁も盾にしつつ時間稼ぐ。
解除までほぼ無敵、それまでちくちくやらねえと。
搭乗部に目星つけてUC起動、冷気と氷の網でボアガス包み動きを縛った隙に突っ込んでボアをボアガスの外へ放りだし、追撃に砲弾いっちょくれて爆発させてやるぜ!
※アドリブ絡み等お任せ
白い毛並みのシーベアルグ、ウルザ・ルーナマリア(月に泳ぐ白き獣・f39111)は多種多様な形状の紫煙銃を前にして、胸の高鳴りを抑えきれずにいた。
「長老衆の爺ちゃん親切だなー。紫煙銃にもいろんな形が……大きいのが扱い易そう?」
体格が大きいウルザにとって、人間サイズの紫煙銃よりも大筒を抱えて動き回ったほうが取り回しがいいのかもしれない。
「……このバズーカ?みたいなのデザインかっけえな! これにするぜ! あ、爺ちゃん達、貸してくれてありがとな! ラッドシティは絶対守ってみせるぜ!」
ウルザは紫煙バズーカ砲を背負うと、そのまま敵の出現情報があった区画へと猛ダッシュで急行していった。
現場に到着したウルザが見たのは、巨大なメイガスを駆るボアヘッド。何故か伝説の勇者のコスプレをして暴れ回っていた。
「ははははは! やはり、この『東方愚者』ボアラント様が作り上げた無敵の『マスターボアガス』は無敵! 次こそは、そうそうやられたりはせんぞ!」
「いや、その口ぶりじゃやられたことあるんだよな? なら無敵じゃないだろ?」
ウルザのツッコミにボアラントが反応、ムキーッ!と怒りを露わにする。
「小僧! 余計な事を言うな! そして貴様も猟兵か! 子供だからといって容赦はせんぞ!」
「変わったボアヘッドだなー。ほっとくとすげーえげつない悪巧みしてきそうな……とりあえず、あの眼鏡割らねえとな!」
いうやいなや、担いでいた紫煙バズーカ砲をボアラントの顔面へ発射!
「顔面はアウトだろうが! 全く最近のガキは常識が足りんな!」
「弱点の眼鏡を狙って何が悪いんだ?」
「わしの弱点じゃ眼鏡ではないわ! ってどこへ行きおった!?」
爆発で燻る紫煙が目潰しになったのか、ボアラントはウルザの姿を見失ってしまう。
「何処だ? 何処へ消えた、あの小僧! さっさと出てこい!」
ボアラントはメイガスを操り、そこら中の家屋や障害物を手当たり次第に破壊し始める。
一方、ウルザは巨躯に似合わず軽い身のこなしで障害物から障害物へ渡り歩き、ボアラントのメイガスへ幾度とバズーカ砲をぶっ放してゆく。
「あのユーベルコードは解除までほぼ無敵、それまでちくちくやらねえと」
そして考える、やはり露出したボアラントの頭部が弱点なのだと。
メイガスはキャバリアと違い、上半身が露出したまま搭乗するタイプが主流のようだ。
ゆえに、搭乗者へのダイレクトアタックが可能となる。
初撃で顔面を狙ったのは、その確認でもあった。ボアラントはあれを防いだ。無敵のはずなのに!
「やっぱり、弱点は眼鏡だな! まずは止めてやるぜ!」
紫煙で周囲が遮られる中、ウルザは最大集中で標的を見定める。
海獣王の三叉銛の柄を握り、全膂力を投擲にリソースを割いて前方へ手放した!
「ギャアアアアァァァ!」
ボアラントの顔の真横に三叉銛の切っ先が掠める!
次の瞬間、先端から放たれた超低温の冷気が針のむしろ状の氷の網へと変形して、メイガスごと全体を突き刺しながら捕縛してみせたのだ。
「グワァァァア!? カ、身体が、凍ってしまう!」
「捕まえたぜ! メイガスから降りろ!」
網の中から強引にボアラントを引っこ抜くウルザ。
氷の棘が突き刺さるボアラントの悲鳴を無視して、無敵のメイガスの効果が失ったことを確認する。
「いぎいいぃぃっ! これまで蓄積されたダメージが、一気にわしに! いぎぎぎっ!」
「痛みにのたうち回ってるとこ悪いけどさ、このままトドメを刺させてもらうぜ!」
ウルザはすかさず紫煙バズーカ砲を肩に担いで照準を合わせると、一思いにボアラントへ向けて砲弾をぶっ放した。
「ほら吹っ飛べ!」
「お、覚えてろ~!」
紫煙の爆発に飛ばされたボアラントは、この日幾度目かの星になっていったのだった。
大成功
🔵🔵🔵
箒星・仄々
小世界に侵攻なんてさせませんよ
エリクシルさんを倒しましょう
紫煙銃をお借りしましょう
最高級武装を有難く使わせていただきますね
魔力の矢と紫煙銃とで東方愚者さんを攻撃です
大地を走り回りながら銃を撃ちます
この駆ける足音と銃の発射音がリズムとなって
魔力を紡ぎ
矢を生み出すのです
愚者さんの属性自然現象攻撃に対して
その属性に抗じたり減じたりする属性の矢を
叩き込んで
その現象をかき消したり
一部に穴を開けて
その隙に弾丸を叩き込みます
そこです!
愚者さんを倒したら
祝砲として天に一発
その後は持ち替えたリートで
勝利を祝し
そして愚者さんの静かな眠りを願って
演奏します
素敵な武器をありがとうございました♪

ゼーレ・ユスティーツ
よし、やるわ
いつも通りに気功法で呼吸を整えて集中する
…外したわ
貸りたガンナイフから素早く呪殺弾を放ち攻撃するが躱される
どうやら敵のUCで回避率が上がっているようだ
前に戦った敵の煽り方が上手よ
敵の挑発に対しては全く効かないというか前の敵の煽りの方が凄かったから見劣りを感じる
次元の壁を利用するまでよ!
視力で敵の動きを計算しながら自分のがんないから指定UCの効果でUC量子連撃跳弾を発動して攻撃
この技は回避無視よ、今度はこっちの番よ
敵の動きが止まった隙に鎌の封印を解き呪い属性攻撃の斬撃波を放ち攻撃
蝶のように散れ!スタールイーファントム!
指定UCを発動して敵に攻撃
前に会った羊の獣人さんの世界を守る為に!
箒星・仄々(ケットシーのシンフォニア・f07689)と偶然居合わせたゼーレ・ユスティーツ(彷徨う『黒蝶の死神』・f41108)と共に、『東方愚者』ボアラントと対峙していた。
「小世界に侵攻なんてさせませんよ。エリクシルさんを倒しましょう。最高級武装の紫煙銃を有難く使わせていただきますね」
箒星は紫煙銃を構え、タップダンスみたくリズミカルに靴音を鳴らし始めた。
「銃を持っている以上、
カッツェンリートは使えません。ですが、この駆ける足音と銃の発射音がリズムとなって、魔力を紡ぎ、ユーベルコードの魔法の矢を生み出すのです」
その言葉通り、箒星の周囲には炎・水・風の三つの属性の魔法矢がそれぞれ715本生成される。
これにゼーレは思わず感嘆の声を漏らした。
「すごい。猟兵はそんな事も出来るのね。よし、ワタシもやるわ」
深呼吸の後、ゼーレはボアラントへ銃口を向けてガンナイフを乱射し始めた。
「喰らいなさい!」
「ふん! 止まって見えるぞ!」
ボアラントはいきなり空を飛び始め、放たれた紫煙弾はその足元を素通りしてしまった。
「そんな、外したわ……!」
信じられないと言いたげのゼーレ。
そんな彼女を文字通り見下しながら、ボアラントは罵詈雑言で煽り立てた。
「馬鹿も此処までだと哀れだな! 貴様の動きは先々まで読みやすくて助かるわい!」
「ゼーレさん、聞く耳を持ってはいけません。此処は私が。さあ、ちょっと派手に行きますよ~!」
箒星は三つの属性の魔力の矢をボアラントへ放つ。同時にリズミカルに紫煙弾を上空へ撃ち出した。
しかしボアラントは属性を織り交ぜた自然現象……泥の地震を発生させて箒星の足元を沈ませにかかった。
「靴音が魔力源ならば、それを潰すのが当然であろう?」
「これは、地面の液状化現象ですか。ちょっとまずいですね」
箒星、ずぶずぶと足元がぬかるんで靴音が消えかける。
このままではユーベルコードの操作がままならなくなってしまう。
「ですが、こんなこともあろうかと!」
箒星は地面に魔法の矢を撃ちこむと、なんと周囲の足元がみるみるうちに凍り始めたではないか。
上空にいるボアラントも、これには驚愕してしまう。
「何故だ!? 氷魔法の詠唱などしていなかったはずだ!」
「火・水・風の魔力を掛け合わせ、操作すると色々な現象が起こせるのですよ。例えば、炎でぬかるんだj面を一瞬で乾燥させ、地中の水分から熱を奪うことで凍結を促し、更に気化熱でそれを押し進める。あっという間に氷のステージの完成です」
箒星のタップダンスがより一層の磨きがかかり、トリプルアクセルまで披露してみせる。
逆にボアラントを煽り返しているのだ。
そしてゼーレはボアラントに対して、以外にも冷静な態度を取っていた。
「言っておくけれど、ワタシが前に戦った敵の方がよっぽども煽り文句が上手だったわよ。アンタの挑発に対しては全く効かないというか、前の敵の煽りの方が凄かったから、正直、見劣りを感じるのよ」
「な、なにぃッ!?」
ショックを受けたボアラント、ここで空を飛ぶ効果が切れて地上へ降り立ってしまう。
ボアラントのユーベルコードの発動条件は『余裕ぶった態度』。それを挫かれてしまえば、ユーベルコードの効果が中断され、回避率上昇効果も失ってしまうのだ。
「観念なさい! これで楽にしてあげるわ!」
ガンナイフから回避困難な量子連撃跳弾を乱射し、ボアラントの身体のあちこちを撃ち抜いてゆくゼーレ。
箒星も魔法の矢を一斉に放ち、まるでボアラントは昆虫標本にピン止めされた昆虫のように串刺しになってしまった。
「今度はこっちの番よ! 蝶の様に散れ! スタールイーファントム!」
呪われた鎌を量子空間から出現させると、すぐさま呪いの封印を解除。膂力の限り振りかぶると、ボアラントに超神速の斬撃波を放って斬り伏せたのだった。
「此処は破壊させないわ。獣人さん達の世界……前に会った羊の獣人さんの世界を守る為に!」
「あの、もしかして勘違いしてませんか? この世界はエンドブレイカーです」
箒星がおもわず訂正を言い渡す。確かにゼーレ以外は獣人しかこの場所にはいないが、そもそもゼーレが想定していた獣人戦線と今ここで戦闘しているエンドブレイカー!は全く別の世界である。
「お可哀そうに。依頼に向かう世界を間違えましたか? 今、この世界は戦争中ですよ?」
箒星が慰めの竪琴の音色をゼーレに聞かせると、彼女は虚無の表情で虚空を見詰めてしまう。
「え……? 此処は何処なの?」
「だからエンドブレイカーの世界ですよ?」
「でも獣人さんが喋ってるし……」
「エンドブレイカーの世界ですよ?」
「アッハイ……エンドブレイカーの世界ってなに?」
「そうきましたか……ええ、それはですね――」
理解力の乏しいゼーレ、なんとか誤解を解いてあげたい箒星。
その会話のやり取りは延々と続く。
故に、トドメを仕留めきれなかった事に二人は気付かず、ボアラントを取り逃してしまうのだった。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵

アルジェン・カーム
単独希望
ぷっさんは今日はお留守番というか休養
「えー?大丈夫だよ!あのボアラントでしょ?ボクだって!」
ダメです。きちんと休養してください(アマツカグラ特製神火療養湯(の入った桶)に小鴉を浸からせて
大丈夫です。この後はまた恐るべき敵が居るんですから頑張ってもらいますから
「ぅー…判ったよ…でも
加護はかけておくよ!」
貸出武装
ガトリング砲タイプ
…ちょっとこういうのカッコいいと思いまして
ボアラントさん
貴方は本来こんな大それた事をする方ではなかった
そして…六勇者に殉ずる覚悟を以てエリクシルに願った事も知っています
だから…貴方を止めさせて頂きます
http://t-walker.jp/eb/adventure/rp.cgi?sceid=20369
【戦闘知識】
ボアワルドの動きと煽り方や癖を分析
【空中戦・念動力・弾幕】
超高速で飛び回りながらガトリングから念動光弾を乱射してその動きを止める
うん…何言ってるか分かりません
【二回攻撃・切断・怪力・貫通攻撃・串刺し】
宝剣による連続斬撃から刺突で粉砕
アルジェン・カーム(銀牙狼・f38896)は、先日の戦闘で大破した相棒のプルートーをラッドシティの工場に預けると、今回は『療養』するようにと言い聞かせた。
「ぷっさんはしっかりと身体を休めてくださいね」
「えー?大丈夫だよ! あのボアラントでしょ? それくらいなら今のボクだって!」
「ダメです。きちんと休養してください。ほら、アマツカグラ特製神火療養湯を取り寄せました。桶の中に入れておきますから、今回は大人しくこれに浸かっててくださいね」
「ぅー……判ったよ……でも。加護はかけておくよ!」
プルートーの優しさ加護を受けたアルジェンは、工場で作られた巨大なガトリング砲を担いで出撃していった。
「……ちょっとこういうのカッコいいと思いまして。僕も男の子なもんですので」
その表情はどこかウキウキとニヤけていた。
「はん、そんなおもちゃを担いで、わしがどうとなるとでも思ったか!」
ボアラントは空中へ飛び上がると、アルジェンの目をかく乱させるべくあちこちへ空中を動き回り始めた。
「くくく! 速すぎて手が出せないか?」
余裕ぶった態度でアルジェンを見下すボアラント。
だがアルジェンは全く動揺せず、怒りもせず、ただガトリング砲を狙い澄ませていた。
「ボアラントさん。貴方は本来こんな大それた事をする方ではなかった。そして……かつて六勇者に殉ずる覚悟を以てエリクシルに願った事も知っています。だから……貴方を止めさせて頂きます」
アルジェン、まさかのボアラントと面識があるエンドブレイカーであった。
さすがは一度世界を救ったエンドブレイカーのひとりである。
アルジェンはユーベルコード絶・四門開門で(今回はちゃんと順番にゆっくりと)自身の身体のリミッターを解除してゆき、噴き出す蒼きオーラで彼もまた飛翔してみせた。
「空中でボアラント産の動きを読み切り、先制してガトリング砲を発射しましょう。……うん、僕も何を言ってるかよく分かりません」
だがアルジェンの男の子の心がそっちの方がカッコイイと囁くのだ。
ならばたまには少年の心のまま、カッコよく戦ってみようじゃないか。
空中で弾幕を張りながら、マッハ14の超音速で跳び回るアルジェン。
ボアラントは自身よりも遥かに早く飛び回るアルジェンについてこれず、弾幕を浴びて墜落してしまった。
そこへアルジェンが宝剣を構えて突っ込んでくると、墜落しかけたボアランドの背後へ一瞬で先回りすると、目にも留まらぬ宝剣の斬撃から一思いに剣先を背中へ突き刺す。
「ギャアアアアァァァ!」
大ダメージを受けたボアラントは、そのまま空中からべシャリと地面へ堕ちて真っ赤な染みを道路にまき散らすのだった。
大成功
🔵🔵🔵
カシム・ディーン
ラッドシティかー…
「ここの人達ご主人サマの事大臣って呼ぶよね?」
…恐らく…EB世界の僕がいるって事か
http://t-walker.jp/eb/status/?chrid=c31419
EBカシム「…再びの戦乱…世界全てを巻き込む戦乱ですか…猟兵への支援を!一般人の避難も急いでください!」
(猟兵に対する全面支援
「…そういえば僕そっくりな人がラッドシティの危機を救ったとか…何だか不思議な話ですね…?」
借用
ガトリング型と拳銃型紫煙銃
【情報収集・視力・戦闘知識】
敵の動きと攻撃の癖を把握
【属性攻撃・迷彩】
光水属性を己達に付与
光学迷彩で存在を隠し水の障壁で匂い隠蔽
【念動力・弾幕・空中戦】
UC発動
超高速で飛び回りながら紫煙銃で念動光弾を叩き込む
煽りなんぞやってる余裕はねーぞぼけぇ!
【二回攻撃・切断・盗み攻撃・盗み】
ガンナイフと鎌剣による連続斬撃で切り刻み
更になんか高級そうな服とか杖とか諸々根こそぎ強奪だぁ!
そういや此奴七勇者の一人なんだっけ?
「そのコスプレらしいよ☆」
勇者も序盤じゃ盗賊に狩られるんだよ
「ラッドシティかー……」
カシム・ディーン(小さな竜眼・f12217)はこの都市国家に思うところが以前からあった。
それを相棒のメルシーが代弁してくれた。
「ここの人達、ご主人サマの事を大臣って呼ぶよね?」
「……恐らく……エンドブレイカー世界の僕がこの都市国家にいるって事か」
カシムは以前から、異世界に自分と同じ名前と顔の別人がいると聞き及んでいた。
そしてこのラッドシティにて議会立法担当大臣を務めている噂を聞きつけた。
「どっかでばったり遭遇したりしねーかな? ……僕そっくりな人がラッドシティの危機を救ったらしいが……何だか不思議な話ですね……?」
カシムが敵を探すがてら、混乱する街の中を良く見渡す。
「あっ! ねぇご主人サマ! あれだと思うよ!」
メルシーの指出す先、そこには確かにカシムと同じ顔で同年齢の少年が、懸命に市民の避難活動に尽力していた。
「……再びの戦乱……世界全てを巻き込む戦乱ですか……急ぎ猟兵への支援を! 一般人の避難も急いでください! さあ、こちらです!」
幼さが残る顔立ちだが、使命感溢れる言動。そんな彼を市民は大臣と呼び、信頼しているようだ。
「メルシー達も会いにゆこうよ☆」
「おまっ、こっちの僕っていっても他人だぞ? 会ってどうする気だ?」
カシムが困惑しながら尋ねると、メルシーは右手をワキワキさせながらいい笑顔を浮かべた。
「もちろん! リッチな紳士の友好的挨拶、ともだちん――☆」
「令和の時代にカビ生えたネタぶっこんでどーする!?」
BATATATATATATA!!
「アーッ♥」
メルシーはカシムが借り受けたガトリング紫煙砲で粉々に吹っ飛んでいった。
「あっ♥ これ♥ すごくイイッ♥ ご主人サマ、あとでもう一回ヤッて☆」
散らばった肉片がものの数秒で集合・合体すると、元のメルシーの姿に復元されていた。流石は賢者の石の無駄遣い。殺したところでドM性癖と超回復権能でダメージはゼロである。
その後、メルシーは拳銃型ガンナイフ片手に、女スパイ気取りでカシムを敵の気配する方法へ誘導する。
「あっは~ん☆ こっちよ~ルッパ~ン☆」
「おえぇぇえ! キャラがブレるとマジで無理だな!」
相棒の暴走にカシムは戦う前から疲労困憊になりかけていた。
二人は標的の『東方愚者』ボアラントを発見すると、いつもの必勝パターンを実行。
光学迷彩魔術に体臭を遮断する水魔法の念動結界を展開。
そのままユーベルコードによる超音速飛行で一気に敵へ肉薄!
「煽りなんぞやってる余裕はねーぞぼけぇ!」
カシムがすれ違いざまにガトリング紫煙砲を乱射し、ボアラントへ奇襲を仕掛けた。
「がはっ!? 何処から撃たれたのだ?」
ボアラントは姿の見えない狙撃手を探して右往左往、すっかり余裕ぶった態度はとれなくなってしまう。
「メルシー! こんな雑魚、一瞬で消し飛ばせ!」
「ラジャったよ☆」
メルシーはビーム大鎌剣ハルペーとガンナイフを振り乱し、ボアラントをズタズタに斬り刻んでは念動光弾で蜂の巣にしてゆく。
「ついでに、なんか高級そうな服とか杖とか諸々根こそぎ強奪だぁ!」
カシムもガトリング砲をぶっ放したのち、その砲身でボアラントをマッハ42の超音速で撲殺!
「アバッ!?」
殴られたボアラントの猪頭は一撃で粉々の血霞と肉片に変わり果て、そのまま死に絶えてしまった。
なんて呆気ない! いや、カシムとメルシーが強すぎたのだ。
「おお、偽勇者よ! 死んでしまうとは情けないぞ☆」
茶化すメルシーにカシムがそもそもの疑問を投げ掛けた。
「そういや此奴、七勇者の一人なんだっけ? こんな雑魚でいいのか?」
「違うよご主人サマ! それは勇者のコスプレしたボアヘッドっていう敵なんだって☆」
「ふーん? ま、勇者も序盤じゃレベルが低くて、油断すれば盗賊に狩られるんだよな」
カシムは頭が砕け散った遺骸から金目の物を追い剥ぐと、そのまま逃げるようにラッドシティから立ち去っていった。
「……どうやら、危機は去ったようですね。ですが、あの猟兵……まるで自分を見ているかのようでしたね……」
エンドブレイカー側のカシムが、走り去るカシムとメルシーの後姿をそっと見送っていたのを、二人は知る由もない。
<了>
大成功
🔵🔵🔵