エンドブレイカーの戦い⑦〜強いに強いを重ねる
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「支援断ち切るための援助要請~! ってことで、マギラントに向かってほしいんや!」
戦争が始まって一週間も経っていない中、11の怪物への道が1つ開けてることを告げたコンラート・ベトリューガー(
口達者な詐欺師・f35908)。
しかしまだ支援が切ることが出来ていないため、彼はまずこちらを手伝ってほしいと声をかけた。
伝説の七勇者の一人によって建国された、魔術研究に優れる都市国家マギラント。
現在、その都市に訪れているのは「願いの力」によって大幅な強化を得たエリクシル『タイニー・エリクシル』が侵攻してきているという状況。
たとえ猟兵だとしても、この強化されたエリクシルは生身ではまず太刀打ちが出来ない相手だとコンラートが言う。
「でもね、マギラントには搭乗者の魔力を増幅して技の威力を高める動力甲冑「メイガス」のノウハウが存在するんよね。それに乗り込んで戦えば、勝てるかもしれへんの」
コンラート曰く、威力を高めたユーベルコードならば、たとえ強化を得たエリクシルだとしてもダメージを通すことが可能になるそうだ。
自前で持っている人は自前のメイガスを使うも良し、持ってない人はマギラントから貸し出されるメイガスを使うも良し。それは任せるとのこと。
「メイガスが必要な人はちゃんと言うてね? やないと、生身で戦ってもらうことになってまうから」
「まあ、メイガス使ったところでやることは普段と変わり無し! ってことで、行く人から声かけてな~」
そう言ってコンラートは猟兵達に手を差し伸べ、メイガスを借りるかどうかの有無を聞いてから戦場へと送り出す。
これから始まるのは、なんかすっごい力で戦うやつ。
御影イズミ
閲覧ありがとうございます、御影イズミです。
メイガスって不眠不休の活動を可能にするって知って「ちょっと欲しいな……」って思った今日このごろ。
初めての方はMSページを読んで頂ければと思います。
またMS自身は過去作未履修なため、過去作に関するネタが出た場合はプレイングを流させていただきます。
この点についてはご了承くださいませ。
●採用について
「シナリオの成功数に到達する🔵の確保が確定した時点」で締め切ります。
採用についてですが、現時点では全員採用を目標にしています。
ただし、人数や内容によっては採用の確約が出来ません。
また採用が難しいと判断したプレイングはお返し致しますのでご了承ください。
●場所:マギラント街路
開けた街路での戦いになります。
入り組んでいますが、迷路と言うほどではなく直進的な道となっています。
空が開けているので飛行・キャバリアの使用は共に問題ありません。
●プレイングボーナス:メイガスに乗り込んで戦う。
オープニングにある通り、メイガスは「搭乗者の魔力を増幅して技の威力を高める」動力甲冑です。
そのため使用することで強化されたエリクシルに大ダメージを与えることが可能になります。
甲冑の形はお好きなようにどうぞ。
皆様の素敵なプレイング、お待ち致しております。
第1章 ボス戦
『タイニー・エリクシル』
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POW : 蜜の味
【額の宝石】を解放し、戦場の敵全員の【勝機】を奪って不幸を与え、自身に「奪った総量に応じた幸運」を付与する。
SPD : 真の願いは内に秘め
戦場内に「ルール:【静寂】」を宣言し、違反者を【赤い結晶の檻】に閉じ込める。敵味方に公平なルールなら威力強化。
WIZ : 星の砂子
【エリクシルの翅】からレベル個の【星の粒】を射出する。射出後も個々の威力を【光度】で調節でき、低威力ほど視認困難。
👑11
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岩社・サラ
アドリブ共闘歓迎
動力甲冑のメイガス、魔法使いを強固な装甲で包み運用するというのはなかなか興味深い武装ですね。搭乗者は不眠不休で活動可能というのも凄まじい性能です。
貸与されるのであれば、今回はメイガスに搭乗して戦っていきましょう。
魔力を増強させる甲冑ということですし、今回は魔法を使ったUC使用してみますね。
戦場に到着すると同時にUCを発動し周囲の無機物を岩石群へと変換、それらを用いて戦っていきます。
変換した岩石の一部を盾として自身の周囲に浮遊させておき、それ以外のものを敵に向かって飛ばし、岩石の質量を用いた重量攻撃を行っていきますね。
さて、メイガスという武装の実力、見せてもらいましょう。
●メイガス強化の土魔法
「動力甲冑のメイガス……魔法使いを強固な装甲で包み、運用するというのはなかなか興味深い……」
借り受けたメイガスに搭乗し、戦場へと向かった岩社・サラ(岩石を操る傭兵・f31741)。なお、メイガスに搭乗した者は不眠不休で活動可能な性能もあると知り、かなり興味を惹かれていた。
このメイガスに乗った状態で、今自分が使える魔法を使ったらどうなるのだろうか? それを確かめるべく、急いで強化されたエリクシル――タイニー・エリクシルのもとへと向かった。
タイニー・エリクシルはエリクシルの翅から無数の星の粒を降らせ、マギラントの都市を蹂躙していた。
人々が逃げ惑い、混乱する様子はタイニー・エリクシルからすると面白おかしいのだろう。どんどん星の粒を射出しては、都市を壊滅まで追い込んでいた。
「――岩石よ、私の力に応え暴威を振るえ。星を支配する者に、大地の怒りを!」
メイガスによって魔力を超強化されたサラのユーベルコード『
土魔法「
岩石の支配者」』を発動。
辺りに散らばる星に破壊された街の残骸を様々な形の岩石群に変換し、いくつかは自分の手元に盾として残すために浮遊させ、残った岩石群はタイニー・エリクシルへとぶつけるために思いっきり加速をつけて叩きつけた。
「ふむ……威力は申し分なしですね。操作性も抜群。魔力の増幅はきちんと行われているようですね」
魔力を増幅するという装甲メイガス。その強さがどのぐらいのものかを図るために借り受けたが、サラの想定以上に力を引き出していた。
街の残骸から岩石群を作り出す際には形を自由に変え、攻撃の際には質量を超密度にすることで威力を増し、防御の際には星の粒を1つたりとも通さないように強固な壁を作り上げるほど。
従来のユーベルコードとしても十分な威力を発揮していたものだが、メイガスによる補助が入るだけでタイニー・エリクシルの攻撃を軽々と防御し続けていた。
「では、もう少しだけ。メイガスという武装の実力を見せてもらいましょうか」
思う存分、その実力を発揮できるのは今、このタイミングだけ。
それを見計らったかのようにサラは次々に岩石群を生み出し、タイニー・エリクシルにぶつけていく。
大成功
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バルタン・ノーヴェ
POW アドリブ連携歓迎
マギラント防衛のついでにムシュフシュへの支援を断ち切る。
一石二鳥でありますな!
では、のこのこと集まってきたエリクシルを殲滅しマショー!
敵が強化されたのであれば、こちらも強化すればオーケー!
さっそくメイガスをお借りして……魔力……?(宇宙猫顔のサイボーグメイド)
……ヨシッ!
旅団ダマスカスにしまい込んでいる鉢植型メガリス『フローラの鉢植』の出番デスネ!
「六式武装展開、木の番!」
そこらへんにある魔力たっぷりな植物をメイガスに搭載させて突撃させマース!
三分経過したら暴走するので、自爆させる運用であります!
相打ちなら勝機も何もありマセーン!
メイガスとメガリスの組み合わせ、デス!
●サイボーグに魔力など、ない!!
「マギラント防衛のついでに、ムシュフシュへの支援を断ち切る。一石二鳥! 否、三鳥ぐらいはありマスナ!」
からからと笑い声を上げてマギラントへ駆けつけたバルタン・ノーヴェ(雇われバトルサイボーグメイド・f30809)。
防衛と支援の断ち切りを同時進行出来るというのはなんとも楽なもの。とっととメイガスを借りて突破しよう! と笑っていた彼女だが、ここである問題が発生。
「…………魔力
……??」
背後に宇宙そびえしバルタン、借り受けるメイガスが魔力を増幅させると知るの巻。
そう、バルタンはサイボーグメイド。魔力なんてそんな文明が違うもの、一欠片も持ち合わせちゃいない!
自分が搭乗したところで0の魔力を増幅なんて出来やしないだろうし、じゃあどうしたものかと考えに考えて……。
「……ヨシッ!」
ビシッと、あるものを乗せたメイガスに向けて人差し指を向けるバルタン。
後は野となれ山となれ作戦の状態で、メイガスを発進させる。
タイニー・エリクシルは戦場――マギラントの人々の勝機を奪って不幸を与え続けている。
小さな不幸から大きな不幸、それは様々なもので窮地に陥る人もいた。
奪った総量は相応なものなのか、タイニー・エリクシル自身にも幸運が舞い込んでいた。
「HAHAHA! そうは問屋が卸さないのデース!」
そんな中、バルタンの声が響く。どこにいるのかとタイニー・エリクシルがキョロキョロとあたりを見渡していると、突如襲いかかるは直進で飛んでくるメイガス。
驚いたタイニー・エリクシルは幸運にも回避したが、不運にもそのメイガスに乗り合わせているものが悪く、身体が引っ掛けられてそのまま連れ去られていく。
タイニー・エリクシルを連れて行ったものの正体はバルタンの持つメガリス『フローラの鉢植』に植えられ、ユーベルコード『
楽花流粋』によって強化された植物。
自己顕示欲を糧に勝手に暴走し、ついでにメガリス効果でにょきにょき生えて、更にメイガス効果でやべー勢いで枝葉を伸ばしていくというとんでもない代物だ。
「あ、ついでに言うとそちらの植物、3分経ったら自爆シマース!」
言うのが遅れました! と言わんばかりのいい笑顔のバルタン。
その宣言通り、3分後にはタイニー・エリクシルを巻き込んでマギラントの空に爆発が起きた。
大成功
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鬱塁・神荼
(貸してもらったメイガスは腕二本脚二本の一般的な人型のもので)
へぇ……これがメイガスかぁ。……最悪ハッキングして動かそ。(メイガス初心者であるが故の操作への不安は流石にある)
乗り込んですぐに、適当な建築物の屋上か屋根に上がって視界を確保。
UCを発動して相手のUCによる【星の粒】の迎撃体制に移りながら、メイガスのサイズに合わせた規格で「カマル」を具現化。【星の粒】を発生させてる翅を狙って射撃を行う。
「テクートリ」の音波攻撃は【星の粒】を破壊することに注力。視認が難しくなろうが、エコーロケーションで周囲状況を把握する設定の蝙蝠型モンスターには関係ないからね。
●見えぬモノなら視野以外で
「へぇ……これがメイガスかぁ……」
人型メイガスを借り受けた鬱塁・神荼(
語り部・f41177)はちょっとだけ不安になりつつも、慣れないながらに操作してみた。
初めて使ってみるメイガスは操作の不安は多少はあるが、最悪の場合はハッキングを使って動かせばいいだろうという考えが浮かんでいる。それぐらい、不安があるほど。
けれど今はそうは言っていられない。向かう道中に慣れるだろうと信じ、彼は目標を探し出すために街の一番高い建築物の頂上へと登っていった。
目下、広がるのはタイニー・エリクシルによってもたらされた星の粒による破壊。
エリクシルの翅から放出される星の粒が地上を荒らし、マギラントの都市を、人々を追い込んでいた。
「見つけた。……攻撃の視認が難しいのか」
高所から見下ろす神荼の視界には何が起こっているのかわからない。光度を調節されてしまい、どんな攻撃なのかが把握しづらい状態となっていた。
数秒思案を重ねた神荼。それならと答えを導き出した彼は、メイガスのサイズに合わせた規格で大鎌・カマルを魔術形成。内部に仕込まれた大口径の銃機構へと変換して翅を狙っていく。
何度か翅を撃ち落とし、タイニー・エリクシルの攻撃を止めさせた神荼。しかし、それでもなお都市の破壊は止まらない。
「ああ、元を断つだけじゃダメなのか。……それなら、ファイル
変換」
翅を壊したところで攻撃が止むわけではないと気づいた神荼はユーベルコード『データファイル:冥府魔道の主』を発動。展開させた立体ホログラムの中から、四枚翼の蝙蝠姿のモンスター「テクートリ」を呼び出した。
「――それは、死を告げる冥府の主。闇の中を生きる、光を不要とする者」
星の粒は光度を調節されて視認しづらい。しかし蝙蝠型であるテクートリは視野を不要とし、超音波によって周囲の状況を把握するエコーロケーション設定を持っている。
どんなに光度を調節された攻撃であろうと1つ残らず星の粒を破壊していくテクートリ。現にテクートリが設置された113秒間、星の粒による攻撃が都市へ降り注ぐことはなかった。
「どんなに視認が難しくても、蝙蝠を相手にした時点で勝ち目はないということだ」
慣れないメイガス操作をしつつ、タイニー・エリクシルを相手取った神荼。
その表情はなんとも、楽しそうでもあった。
大成功
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幻・紅蝶
メイガス借りて出撃ヨ!
まずは軽く動かして慣らし運転ネ。
乗ったまま【仙術】も宝貝も使えるとか便利便利ネー。
一通り操縦の仕方を覚えたら敵の迎撃に赴くヨ。
敵が放ってくる星の粒は、よく光るヤツは威力高いってコトだカラ頑張って回避。
よく見えないヤツは仙術で展開した【オーラ防御】で防ぐヨ。
ン、確かにいつもより仙気の出力上々ネ。
それじゃー一発派手にやっちゃうヨ!
てなノリで宝貝「番天印」用意、敵目掛けて一斉発射。
向かって来る星の光を相殺しつつ、残った弾を全部敵に叩き込んでやるネ。
●楽しければ1番!
「メイガス! 借りてくヨ!」
がちゃがちゃとメイガスの慣らし運転をしている幻・紅蝶(電影娘々・f28601)。初めてメイガスに乗った彼女は、乗ったまま仙術や宝貝が使えるかどうかのチェックや、どこをどうすれば動くかなどの細かい動作を確認していた。
「おー、乗ったまま仙術も宝貝も使えるとか、便利便利ネー」
紅蝶の操作は最初はおぼつかないものだったが、安定してメイガスを動かせるようになるまでさほど時間はかからず。戦場が壊される前にと、ある程度慣れたところで敵地へ出向いていく。
「いたネ! なんかキラキラしてるカラ、すぐわかったヨ!」
紅蝶が駆けつけた時には、タイニー・エリクシルは辺りに星の粒を射出しまくっていた。
エリクシルの翅から射出される星の粒。光が強ければ強いものほど威力が高いことは、この現場に来る前にしっかりと見ていた。
故に紅蝶に向けて射出された高光度の星の粒は視認したものから回避行動でうまく躱し、見えないものに関しては仙術を練り上げて作り上げたオーラによる障壁で通さないように工夫をこらす。
と、ここで彼女は気づく。メイガスのおかげで、どんなに仙術を練り上げても普段より気の出力度合いが違うことに。
「ン、確かにいつもより仙気の出力上々ネ? それじゃー、一発派手にやっちゃうヨ!」
メイガスの力を借り、ユーベルコード『
宝貝「
番天印」』の準備を行う紅蝶。仙気を練り上げ、しっかり目標であるタイニー・エリクシルに視線と照準を向けて……。
「――目標捕捉……逃さないネ!」
ちょっぴり、いつもより楽しげに笑った紅蝶。『火包!』の合図とともに発射された仙力式ミサイルは実に545本も放たれ、タイニー・エリクシルへと奔る。
1つ、また1つと星が落とされる。
翅から生まれ、全てを滅ぼさんと放たれた星が簡単に砕けていく。
星の光が光が強かろうが弱かろうが、そんなことは紅蝶には関係ない。
メイガスによって強化された仙力式ミサイルは次々に星の粒を砕いて、落として、破滅させて。
最後には強化されたエリクシル本体さえも貫いて破壊していった。
大成功
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