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エンドブレイカーの戦い②〜熱いぜ！胸元アピール！

作者：ナイン高橋

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「スノーコーラの群れか！」
　エンドブレイカー世界の"一般人"の『新たなる勇士』の一人。
　熱き魂を燃え上がらせる男"フレームーン"がツインネックギターをかき鳴らす！
『スノー！』
　敵はとにかく大量に出て来るエリクシル。
　雪だるまの姿をしたスノーコーラの群れであった！
　彼らは冷気や雪玉、氷結などの攻撃によって相手を凍死させようと襲い掛かって来る。
　単体は弱くても数がいると非常に困難な相手であった。
「だが、俺様の相手として相応しいぜー！！！」
　フレームーンはギターをかき鳴らし、スノーコーラの群れへと立ち向かうのであった。
　彼では凌ぐ事はできても、滅ぼす事はできないと認識しながら。

●グリモアベース
「ということで"胸元アピール"をお願いします」
　頭部に生えた黒曜石で白頭巾を押し上げる角朝倉・くしな（鬼道羅刹僧・f06448）がそんな事を言ってきた。
　今回の戦争サバイバルは恐るべき万能の魔神エリクシルの大軍勢。
　迎え撃つは「新たなる勇士の軍団」である。
　彼らは猟兵でこそないが極めて強く、比較的優勢に戦いを進めている。
　とはいえ、猟兵の助けがなければエリクシルを滅ぼせず、やがては敗北を喫してしまうだろう。
「そこで皆さんに手伝って頂きたいのが、"フレームーン"さんのいる戦場です」
　現地の新たなる勇士の一人、フレームーンはかなり優秀で頑張っている。
　しかし主軸は支援使いだし何より敵を滅ぼせない。
　いつしか敗北してしまうだろう。
「そこで、フレームーンさんの支援を受けながら大量に来るエリクシルを撃破して来て下さい！」
　敵単体はそれ程強くない。
　しかしとにかく延々と敵は出現してくるので、とにかくどんどん敵を倒して欲しい。
　そのためにはフレームーンとの協力は不可欠だろう。
「フレームーンさんも頑張っていますが、エリクシルを滅ぼせるのは皆さんだけ。よろしくお願いします」
　そしてくしなは背景を戦場へと変えるのであった。

第1章 集団戦 『スノウコーラー』

POW   :    アバランチコール 詠唱時間に応じて無限に威力が上昇する【氷結】属性の【大雪崩】を、レベル×５mの直線上に放つ。 SPD   :    スノーラッシュ 【体】から無限に供給される【雪玉】を、レベル分間射撃し続ける。足を止めて撃つと攻撃速度3倍。 WIZ   :    フリージングイマージュ 対象に【吹雪と「これから凍死していく未来」】の幻影を纏わせる。対象を見て【寒さや恐怖】を感じた者は、克服するまでユーベルコード使用不可。 👑11 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

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『スノー！』
　現れたのは雪だるまのような姿をしたエリクシル。
　スノウコーラーの群れであった！
　単体ではそれ程強くはない……だが重ねれば重ねる程にその冷気は強くなり脅威になりえる！
　例え戦闘能力が高く優勢に見えても新たなる勇士にはエリクシルを滅ぼす手段がない！
　猟兵たちよ、彼らと共に戦い迫るスノウコーラーの群れを撃破してくれ！

「格好いいパパゴンダルマ、優しそうなママゴンダルマ、小さくて可愛いチビゴンダルマ……うむ、様々な雪だるまのオンパレードであるな」
　伊武佐・秋水（Drifter of amnesia・f33176）は特異な装飾の衣服と額に伸びる角を揺らしながら怒涛の如く迫るスノウコーラーを仰ぎ見る。
　どれもこれも雪だるまではあるのだが、意外と個体差はあるらしくサイズやバケツなどはちょっとずつ違うようだ。
「雪だるまを見ていると何故か心がウキウキするのだが……生憎思い出せないので、一刀の元で滅してみせよう」
　とは言っても心を和ませているばかりではいけない。
　相手は問答無用でこちらの命を、敷いてはエンドブレイカーの住人を凍死させようとしてくるエリクシルである。
　例え戦闘能力が高くともエンドブレイカーの能力がない一般人ではスノウコーラーを滅する事は出来ないのだ。
「助太刀するぞ！フレームーン殿！」
「おおっ！センキューだぜ！」
　ツインネックギターをかき鳴らし炎を持って戦っていたフレームーンに声をかけながら秋水は刀を抜いてスノウコーラーの群れに向かう。
「爆ぜよ、烈火業炎斬！！」
　神剣型神器『火廣之太刀』を振り被ると、その刀身から柄、そして握りに至る全てから異形を滅する蒼き神火が噴き出し、雪だるまを滅していく。
「ぬぅぅぅん！」
　そのまま刀を振り抜くと敵の群れの周辺を爆発炎上させる！
「おお！やったぜファイアー！」
　フレームーンはその豪快な攻撃にギターをかき鳴らし歓声をあげる。
　……が。
「……うむ、相手が数が多いのと火力不足でダメであったか」
『スノー！！』
　かなりの数を溶かす事に成功した秋水ではあったが、流石に1人でこの群れを全て滅するのは難しかった。
　爆炎を逃れたスノウコーラーが反撃をしてくる。
「ここはフレームーン殿の助力を仰ぐに他ならぬか。フレームーン殿、燃え盛る炎を……フレームーン殿！？」
「ぐああああ！！！」
　スノウコーラーの幻覚能力が、フレームーンを襲う！
「これは……相手のユーベルコードにより凍死していく未来を魅せられてるな？フレームーン殿！寝たら死ぬぞ、気をしっかり持たれい！！」
　バタバタと駆け寄る秋水。
　ただ新たなる勇士であるフレームーンは滅する事が出来ないだけで普通にガチで強いので実はそう簡単には死んだりしない。
「あ、む、胸元を……」
　それはそれとして空気を読めるフレームーンはそのまま秋水の腕を取るとユーベルコードを流し込んで来る。
「……何やら譫言で胸元と呟いておるが仕方あるまい」
　己の胸の中にフレームーンの声援が宿った事を感じ取った秋水は、フレームーンの言葉に従い立ち上がる。
「えぇと、身体を屈めてこうだったか？」
　ぐいっと胸元が左右の腕で押し出され横乳がはっきりとはみ出て来る。
　・情熱ファイアー！
　スノウコーラーの群れが一気に燃えていくのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

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「また珍しい能力ですねぇ」
「ふっ、照れるぜ。そして照れて赤く熱くなるぜぇ！！！」
　夢ヶ枝・るこる（豊饒の使徒・夢・f10980）は新たなる勇士の一人であるフレームーンの助力を得る事にした。
　彼の能力は味方に『胸元アピールすると、そこから爆炎が出る！（フレームーンの寿命を使うと更に火力アップ！）』である。
「む、胸元アピールですかぁ」
　たじろぐるこるであるが、敵はエリクシルの大軍勢。スノウコーラーの群れである。
　単体であればさほど脅威ではないが、冷気に冷気を重ねて来る相手には一撃で群れの多くを吹き飛ばす大火力が必要なのは間違いない。
「体型的に、胸元アピールは自然と行ってそうな気もしますが、更に強調しましょう」
　意を決したるこるはぐっと腕を締めるとぷるぷると震える大きな胸を意識しながらフレームーンの力を借りる事にするのであった。
『スノー！！！』
　そしてやってきたスノウコーラーの群れ！
　ヤツらはアバランチコールで巨大な大雪崩を起こしてきた！
　詠唱時間に応じて無限に威力が上昇するユーベルコードであるが、群れが同期しながら一斉に唱える事で並列処理的に短縮されるようだ。
「これはいけませんねぇ」
　るこるは『FAS』を使用して目立つように飛行すると『FLS』の空間歪曲障壁を展開しユーベルコードを起動する。
「大いなる豊饒の女神、その御力の欠片による裁きをお与え下さい。秤濤（チチガミサマノカゴ・ハカリノナミ）」
　乳白色のオーラを纏うと魅了の力を強化し、女神の力を宿す。
「ええい！」
　そして共に得た超重力空間の生成能力で雪崩を真上から押しつぶす！
「『大雪崩』は性質上『上』は狙い辛く、また重力の影響を受ける『物質』で有る以上、こういった攻撃は有効でしょうぅ」
『スノーぉぉぉ！！！』
　事実、固められた雪はるこるの手前で防ぐ事に成功する。
「あとは、こ、こうでしょうかぁ……？」
　そしてそのまま前屈みの様な誘惑の為のポーズをとって見せる！
　魅了の力も合いまって元より大きな胸元をしているるこるがより強調するように・情熱ファイアー！！！！！
　スノウコーラーの群れは一気に溶けて消えるのであった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

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「あまり大胸筋は自信ないんだがな
　そう語るアンゼリカ・レンブラント（黄金戦姫・f38980）はお腹が大変マッシブだった！
「とはいえ敵も多数。ここはフレームーンの力を借りて戦おう」
「オーケーだぜぇ！！！」
　新たなる勇士の一人、フレームーンがギターをかき鳴らすとその能力がアンゼリカに宿っていく。
『スノー！！！』
　そんな彼女達の元に滑ってやってくるのはエリクシル『スノウコーラー』の群れであった！
　雪だるまのような姿をしたスノウコーラーたちは身体から無限に発射できる雪玉をとにかく数に任せて発射しながら突撃してくる。
「迎え撃っていこうじゃないか！」
　業ぅ！と己の中に炎を感じたアンゼリカはスノウコーラーの群れに向けて、マッシブポーズで胸元をアピール！
「まあお姉さんそれなりにバストもあったりするがその下にあるのは超高性能な大胸筋だよ」
　女性で大胸筋を見せるなら、やはりここはサイドトライセップス！
「フゥーッ！！！気合十分！」
　息を吐いて筋肉を膨張させながら笑顔を決めるアンゼリカ。
　その胸元アピールに【燃え盛る炎】が放たれる！
　・情熱ファイアー！
　そこから生まれるのは燃え盛る勇気の焔！！！
『スノーっ！！！！？？？』
　雨あられと飛んできて来た雪玉を爆炎で一気に溶かして無力化に成功する。
「今だね！必殺の断罪真拳（ダンイシンケン）！」
　隙を作り出したアンゼリカはそのまま自慢の拳に究極の光を宿すと雪だるまたちを殴って屠っていく！
「ヒューッ！やるじゃねぇか！」
「フレームーンはあまり無理しない程度にね！」
　雪だるまたちは数だけは多いが、単体ではそれ程強力ではない。
　アンゼリカの胸元アピールで連携を崩した状態であればちぎっては投げ、ちぎっては投げの無双状態だ！
　時折いる大き目の個体にもアンゼリカは両手を広げてがっしり掴みかかると……。
「お姉さんの怪力からのハグはそうそう逃げられないさ」
　ぎゅっと押し付けた胸元……のアピールで超至近距離から燃え盛る炎が雪だるまを溶かしきる！
「ひっさーつ！ブレストファ……ってね？」
　その勢いのままに、アンゼリカはスノウコーラーの群れを一掃するのであった！

大成功 🔵​🔵​🔵​

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「炎を使うなら、俺とも相性良さそうだな」
　火車の妖怪と言う事になっている陽環・柳火（突撃爆砕火の玉キャット・f28629）は得意の炎技と言う事でフレームーンと手を組む事にした。
「フーッ！俺様の能力が付与されれば、胸元アピールするだけで無消費で炎爆発ファイアー！だぜーーー！！！」
「でも胸元かぁ……なら！」
　柳火は身に纏っている護符装束をばさっと一度解除すると形を変えて再び衣に。
「水着バージョンに変えて胸元アピールだぜ！」
　かなり省エネにした巫女服風水着に変身！前かがみになって実はおっきい谷間を見せつける。
「フゥー！熱いぜぇー！！！」
　ジャカジャカジャーンとフレームーンもフレーフレーと柳火に情熱ファイアー！を付与する。
「んで、ド派手に行くぜ、星獣バルカン！」
　余った護符を使って破魔の能力をレベル100にした星霊バルカンを9体召喚！
　部隊を編成すると迫るスノウコーラーの群れに突撃を仕掛けにいく！
『スノー！！！』
　敵は雪だるまのような姿をしたエリクシル。
　その力によって吹雪と「これから凍死していく未来」の幻影を見せて来る。
「バルカン！」
　だがここで破魔を超強化したバルカンがその幻影をぶち破り、スノウコーラーの群れに飛び込んでいく。
「てか、こんな暑苦しくなってる中で寒さなんか感じてられっかよ！」
　揺れる胸元から炎を吹き出しながら、真夏の水着姿の柳火は薙刀にも炎を灯してぶった斬る！
「えー、あとは胸元から炎が飛んで倒してくれるんだっけか……ってうぉぉぉ！？」
　ボンボンボンと自動で燃え盛る炎が飛んでいき勝手にスノウコーラーの群れを溶かしていく。
「おっしゃー！このままいくぜー！」
　そのまま柳火はバルカンと胸元の炎の援護を受けながらスノウコーラーの群れを次々と撃破していくのだった。
「とりあえずこれで片付けられたか？ 汗かいたから冷たいもん飲みてえな。なんか途中から情熱ファイアーの火力あがってたしよ」
　……胸から出た炎が護符の一部まで燃やしてしまい、思いっきり前面がフルオープン状態になっていたのに気付かずに。
「うおぉぉおお！！！！？」

　スノウコーラーの群れ、撃破完了！

大成功 🔵​🔵​🔵​

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「胸元アピールだと？フハハ、ならば存分に堪能せよ我が胸元の威光を」
　レプリカ・レグナント（傾国参謀・f32620）はその大きな胸を自慢するように胸を張る。
　露出度の高さからくるたゆんは、とってもとってもたゆんであった。
「そして来たれ、我が反抗領域よ」
　ユーベルコード：反抗領域「鋼鉄の黒き砂漠」（アイアムレグナント）。
　【黒き鋼の涙】を降らせる事で、戦場全体を【反抗領域「鋼鉄の黒き砂漠」】と変化させ適応した者の行動成功率を上昇させる能力だ。
『スノー！』
　スノウコーラーの群れは吹雪とそしてこれから凍死していく未来の幻影を見せて来るが……。
「黒き砂漠で如何にして凍れる幻影など視ようか、逆に吹雪がそよ風のようだ」
　環境そのものを変化させたレプリカには幻影など簡単に看破できてしまう。
「往くぞフレームーン貴様の情熱の炎をこの黒き砂塵の地でぶちかましてやれ」
「おー！いえー！」
　そのままフレームーンに応援を頼むと、ぐっと胸元の服を引き下げ胸元アピール！
　同時に放たれる情熱ファイアー！
『スノーっ！？』
　たゆんたゆんに比例するように激しい炎がスノウコーラーの群れをとかしていく。
「新たなる勇士達よ地の利は我等にある、この黒き砂漠に雪だるまなど似つかわしくないと教えてやれ」
　レプリカはひるんだスノウコーラーの群れの中央にそのまま突撃。
　混乱する敵軍を左右に分断しながら各個撃破していく。
　群れをなして集まっているからこそ脅威であったが、スノウコーラーは1体1体は所詮は雑魚。
　この兵法は有効に働いていた。
「烏合の群には兵法を以て撃滅する、これが人間の知恵よ。しかし熱い男だ、少し気に入ったぞ」
　スノウコーラーの群れを全滅させれば、レプリカは一緒に戦ったフレームーンにそういうのであった。

　スノウコーラーの群れ、撃破完了！

大成功 🔵​🔵​🔵​

最終結果：成功 完成日:2023年09月04日