夢ヶ枝・るこる
◆ご挨拶
お世話になっております。
この度は、ノベルでお願いしたい内容が有りまして、リクエストさせて頂くことに致しました。
◆前提情報
同行:【宇宙を楽しむ】/参加者3名
◆シチュエーション
舞台は「SSW」の娯楽用宇宙船で、無重力の全天式展望台と、大掛かりなゲーム設備が特色。
最近浮かない雰囲気のリチャードさんを他2人で誘い、遊びに来た
◆流れ
全天スクリーンのシューティングゲームを楽しむ→無重力展望台の喫茶室でまったり
◆個人
・シューティングゲーム
景品で『クエーサービーストのぬいぐるみ』が有ると聞き目がきゅぴーん。
周囲を[援護射撃]で補佐しつつ、[砲撃]の技量を活かし、正確な射撃で安定して打ち抜いていく。
デフォルメした『マインドミナBVA』か『ヴァキアスEAT』等の大きなぬいぐるみを貰い笑顔
・喫茶室
無重力故の『袋に包まれて浮く飲物』等を珍しそうに楽しみつつまったり。
雑談中は様子見しつつ、お二方に近況を尋ね、聞かれた場合は『闇の救済者戦争』のこと等を話してみたり。
(リチャードさんの話を聞き)
「ああ、それはまた。妙なことになる前に、上手く負けられると良いのですが」
◆特記
「この施設を選んだ理由」として「ハーツ・テ・サブロの方に噂を聞いた」辺りも可(お任せ)
・記載のない部分はお任せ
◆最後に
以上となります。
アドリブ多目、且つ複数名でお願いする内容となりますが、ご検討頂けますと幸いです。
宜しくお願い致します。
ミリアリア・アーデルハイム
大変お世話になっております。
複数人でのノベルをお願いしたく、ご連絡いたします。
【宇宙を楽しむ】/夢ヶ枝・るこるさん、リチャード・ライナスさんと同行
◎ シチュエーション・流れ るこるさんの書いてくださっているとおりです。
◎ 個人
一人称 私・親しい方には丁寧語を少し崩した話し方です。
宇宙でゆったり過ごすのは初めてかも。
・「シューティングゲーム」
るこるさんの射撃力に驚嘆。
いつになくはしゃいだ様子のるこるさんを見て、新たな一面発見!と嬉しい気持ち。あと、大きいぬいぐるみがちょっとうらやましい。
自分は、無重力と銃と魔法の違いで少々戸惑い、数回挑戦してコツをつかむ。何とか中くらいのクエーサービーストを取得。
「やった〜、ハイスコア更新!るこるさん凄いっ」
「うう、いっそのこと魔法弾で、って嘘です冗談です。」
・ライナスさんを応援
体力勝負は難しいのじゃないかと思っています。知力なら負けないとも。
「なるべくがんばってください〜。」
「だ、大丈夫です、オーラではライナスさんが勝っていました!多分。」
・喫茶室
どちらも気になる内容なので、るこるさんとライナスさん(のお姉さん)の話を興味深く聞きます。
デザートを全種類制覇しようと思っています。
お忙しいところお手数をおかけしますが、ご検討の程よろしくお願いいたします。
リチャード・ライナス
【宇宙を楽しむ】参加者3名でのノベルをお願いします。
>シチュエーション・流れ
夢ヶ枝の記載通り
>個人心境(自己紹介ページ参照下さい
気乗りしない行事=元職仲間(元同業者)との力比べ、に参加を強制されて着鬱
「今の俺じゃ、るこるやミリアリアに応援もらっても、それに応えられない自分が残念というか(苦笑
現実逃避したいが出来ないので、楽しむ2人から元気を貰って頑張りたい
>ゲームを楽しむ
景品のぬいぐるみに目を輝かせる2人に「可愛いものが好きなんだね(笑顔
船内で【空中浮遊】を巧みに操り、地上で行うのと大差なく射撃できる筈だが、
宇宙遊泳とはまた別??
「う~ん難しいな(素が射撃下手なので狙っても当たらないのが平常運転
だが「当たったし、まぁいいか(謎景品(MSさんにお任せ)獲得し2人からツッコミ貰う
>喫茶室
星空を眺めつつ腹を満たす「これ美味しいね(お供え物以外の食べ物は久しぶり
るこる・ミリアリアの話も聞き「それは大変だったんだろうな(共感の意を示す
UC「神の従者」で【姉】を召喚、PCの内心をぶっちゃける
「姉)つまり我が弟は、誰が相手でも負け確定(PCの頭撫でつつ
「姉)勝つと得られる『権利』が欲しい奴に、ぺちゃんこにされちゃうわけよ(肩竦め
「この広大な宇宙と比べれば、俺がぺちゃんこになる事なんて些細な事だよ(遠くを眺め
「姉)今日はリチャードを誘ってくれてありがとう。私からもお礼を言わせてね(笑
『ようこそタノシイ・プラネットへ。ごゆっくりお過ごしください』
「この世界にも遊園地みたいな
場所があるんですねぇ」
宇宙公用語アナウンスに迎えられながら夢ヶ枝・るこる(f10980)は入船ゲートを潜り抜ける。
「るこるさんもはじめてなんですか?」
続いてゲートを通りながらミリアリア・アーデルハイム(f32606)はるこるに尋ねた。
「紹介してくれましたから、来たことがあるんだとばかり」
「お噂は聞いてたんですけど、実際に来たのははじめてでしてぇ」
るこるはすこし気恥ずかしそうに微笑んだ。
「じゃあ全員はじめてってことか。ならちょっとした冒険気分だ。3人で色々見て回ってみようか」
新しい体験はいい刺激になるからね、と言い添えリチャード・ライナス(f29694)が2人に続いた。
「はい。それでは進みましょう」
「案内用端末もらっときましたよ」
スタッフから受け取った端末を振りながらミリアリアは2人を促す。
「楽しみですねぇ」
「ああ」
そうして、3人は娯楽遊戯施設船『タノシイ・プラネット』への入船を果たしたのである。
――きっかけは、るこるがリチャードの不調に気づいたことであった。
彼らは夕闇亭という
活動拠点に出入りしている猟兵であり、仕事や気晴らしの外出に同行することもある仲間たちである。
ある日の集まりのとき、るこるはリチャードの様子が普段と異なることに気づいたのだ。不調かと思って気を遣い、るこるはリチャードに声をかけたのである――それは『不調』というより『憂鬱』と言った方が正しいものであったが。
猟兵たちはそれぞれ様々な事情を抱えており、中には大きなトラブルを抱えてしまう者もいる。リチャードもまた、面倒ごとを抱えた猟兵の一人であった。
そこで、るこるはリチャードへと気晴らしのための外出を提案したのである。
居合わせたミリアリアもその話にノってきて、あれよあれよという間に3人で出かけることになったというわけなのだ。
そういうわけで、話は冒頭に至る。
彼らの訪れた『タノシイ・プラネット』は巨大な船内に様々なアトラクションを取りそろえたアミューズメントシップだ。銀河帝国やクェーサービーストとの戦いをテーマにしたアスレチック遊戯エリアをはじめとする様々な区域に分かれており、広大な内部容積を誇っている。
「最初は射撃訓練ゲームでいいんだったな?」
表示されたナビゲートマップを見ながらリチャードは船内移動用ヴィークルを走らせる。
「はい。高得点なら景品ももらえるそうですからねぇ」
「どんなの?」
「これですぅ」
後部座席の女子2人は、案内用端末の画面を覗き込みながらきゃあきゃあと囀った。
彼らが手始めに参加を決めたアトラクションは無重力空間でシューティングゲームに挑む射撃訓練アトラクションだ。そこは現在期間限定で『クェーサービースト迎撃戦!』と銘打ったイベントを開催しており、高得点者にはクェーサービーストぬいぐるみが景品として配布されるのだという。
未踏領域への旅を阻んだ強大な怪物として有名なクェーサービーストであったが、スペースオペラワールドへの航路が開通して以来、人々の間でその忌避感は大きく薄れていた。一部の種はゆるキャラ感があってカワイイ、と密かに評判を集めており、じわじわファンを増やしつつあるのだという。
「そろそろ着くみたいだぞ」
間もなく到着ですとナビゲートメッセージが告げる。リチャードは二人に降車の準備を促した。
《Start!》
敵の接近を告げるアラートメッセージが光った。
無重力化した球状の空間――射撃訓練ゲーム・エリアに浮かびながら3人は競技用レーザーライフルを構える。
《グオゴゴゴ!》
「るこるさん、リチャードさん! あっちです!」
スクリーンに映し出された
敵の姿に気づいてミリアリアは叫んだ。
「はい~!」
「ああ、やってみるよ」
るこるとリチャードは無重力空間をものともせず、巧みな体捌きで身体を反転させた。ミリアリアが示した方向に浮かび上がるクェーサービースト・マインドミナBVA! 二人は素早く引き金を引き絞り、ターゲットを狙い撃つ!
《ギャアーッ!》
『HIT!』の表示を吐き出しながらマインドミナBVAが爆散する。るこるのスコアカウンターに1000ptが加算された。
「当たりましたぁ!」
《ギュルルルーッ!》
命中に喜ぶるこる。しかし続けて出現するターゲット! 現れたのは巨大な牙を見せつけるヴァキアスEAT!
「次は私が!」
これに反応したのは意気込むミリアリア! ミリアリアは虚空を蹴ってくるりと身体を回転させながら、ヴァキアスEATの姿を捉えにゆく!
「あれぇ!?」
だが、ミリアリアは勢い余ってその場で更に回転! 見事なトリプルアクセルを披露し、ライフルの照準は明後日の方向へ!
「なら俺が……」
続けてターゲットを狙ったのはリチャードであった。リチャードは素早く引き金を引く――!
《バギャア!》
「うわ、外した!? う~ん、難しいな」
「じゃあ、こっちももらいますぅ~」
しかしてリチャードのライフルは狙いが逸れ、敵の撃破には至らなかった。それならば、とるこるがヴァキアスEATを撃ち抜き、更にスコアを伸ばしてゆく。
「わぁ、るこるさん凄いっ!」
「ふふふ。景品はいただきですぅ!」
驚嘆するミリアリアを横目に、るこるは次々と敵を撃ち抜いていった。
――そうして得られたるこるの最終スコアは驚異の100000pt。本日の最高得点として記録される数値であった。
「楽しかったですねぇ」
るこるは自分のバストほどもある巨大なマインドミナぬいぐるみを抱えながら上機嫌に微笑んだ。
「はい! 景品ももらえましたしね」
おまけでもらえたヴァキアスぬいぐるみを膝の上に置いて、ミリアリアもまた笑顔を浮かべた。
「可愛いものが好きなんだね、二人とも」
リチャードはその様子を微笑ましく見守りながら球状のパックに入ったコークマター・ドリンクを吸い込む。しゅわり弾ける宇宙炭酸風味。
「あっ、でもすみません。リチャードさんの気晴らしと思ってきたのに」
「いや、2人が楽しそうにしてるのでじゅうぶん元気をもらってるよ」
リチャードは苦笑した。
「そういえば、なにが原因だったんですぅ?」
ここでるこるが踏み込んだ質問を投げかける。
「ああ……それがさ」
促されてリチャードは口を開いた。
曰く――昔の仕事の関係で、気乗りしない行事に参加しなくてはならないのだとか。
「それは大変ですねぇ……」
『そ。負け確定の勝負をやんなきゃいけないわけ。我が弟ながら不憫で泣けてきちゃうわ』
――いつの間にか現れたリチャードの『姉』が、しれっと3人の会話に混ざる。
『ってコトで憂鬱してたんだけど……2人のお陰でちょっとは気が晴れたみたい。今日は弟を誘ってくれてありがとう。私からもお礼を言わせてね』
『姉』はるこるとミリアリアにぱちりとウインクする。
「こちらこそですぅ」
「じゃ、今日はもっと遊んでいっぱい気晴らししましょう。時間はまだまだありますからね! よければお姉さんもご一緒に!」
るこるとミリアリアは楽しげに笑いながら頷いた。そうしてから、2人はリチャードの手を引いて次のアトラクションへと進み出す。
3人の休日は、まだ始まったばかりであった。
成功
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