アックス&ウィザード。村から少し離れた洞窟に、人型のオブリビオン達が集まっていた。
オブリビオン達の首領は、グラマラスな体をビキニメイルに包んだ、銀髪の美女。配下のオブリビオンは、皆、少女の姿をしていた。
「襲撃の日は近づいているわ。貴方達、準備はいい?」
「ばっちりですよー。いっぱい訓練しました!」
女首領の問いに、配下の少女は元気よく返事、
「じゃあ、訓練の成果を見せてもらえる?」
指示する首領。少女はぺたんとその場にしゃがむ、涙目で上を見、
「やだぁ……攻撃しないでぇ……わ、わたし、怖いよぉ」
別の少女は瞳を潤ませ、
「私……貴方が好きになっちゃったの……一緒に逃げよう?」
少女たちの特訓の成果を見、女首領は唇を吊り上げた。
「男など女の涙や可愛さには勝てない。動揺した隙に攻撃すれば、この勝負――私たちの勝ちだ」
グリモアベースで。ベッキーウッドは事件の説明を始める。
「アックス&ウィザードの農村にオブリビオン達が押し寄せようとしているんだ!
皆にはオブリビオン達を迎撃し、村を守ってほしい。
でも敵数は多い……猟兵の皆だけでは、対処しきれない。村人達と共に戦う必要がある。
敵の襲撃まである程度、時間に余裕がある。だから、その間にまず『村人達を、兵士として戦えるように鍛えて』ほしいんだ」
村人達も、オブリビオン達が村近くにいると、気づいている。なので猟兵達が訓練の指導を申し出れば、村人達は受け入れてくれるだろう。
村の若者たちは戦闘経験はない。が、農作業で体はそれなりに鍛えられている。
猟兵達が適切に訓練すれば、襲撃までにある程度戦えるようになる筈だ。
「けど、問題は戦闘技術だけじゃない」
襲撃者は、可愛らしい少女の姿。誘惑したり命乞いしたりして、敵を油断させる技術に長けている。
「皆には村人たちの心も鍛えてほしい。可愛い女の子の姿をした者が、涙ながらに命乞いをしてきても、甘えた声を出しても、倒せるように」
あるいは、村の女性や老人を訓練するのも有効かもしれない。身体能力は劣るが、誘惑に引っ掛かりにくい筈だ。
「他にもいい方法があるかもしれない。村人と一緒に村を守るために、皆の知恵を発揮してほしい」
村人達を訓練した後は、敵が来るのを待ち、村人達を率いて迎え撃つことになる。
「可愛らしさを武器に人を殺す……こんなオブリビオンの好きにさせるわけにはいかない。必ず村を守って!」
皆ならできるって信じてる、ベッキーは信頼を籠めた声で言い、転移の準備を始めた。
支倉みかん
支倉みかんです。ご閲覧ありがとうございます。
「可愛らしさ」を武器にする敵達が、村を襲撃しようとしています。
第一章では、村人たちを敵と戦う兵士となるように、訓練してください。
戦闘技術だけではなく『敵の愛らしさや涙に惑わされない』ためにどう訓練するかが、大事なポイントになるでしょう。
第二章は、訓練した村人たちを率いての防衛戦となります。
皆様の能力と個性を発揮し、村を救ってください。よろしくお願いします。
第1章 冒険
『兵士との訓練』
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POW : 突撃や力の使い方を体で教える
SPD : 戦闘その場その場においてのテクニックやコツを教える
WIZ : 集団戦術や、継続的な戦闘における戦術や知恵などを教える
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アイ・リスパー
「村人を鍛える依頼ですか。
電脳魔術士で頭脳労働専門の私にぴったりの仕事ですね」
仮想空間でシミュレートした最適な訓練プログラムで
村人の皆さんに集団戦での戦術をお教えしますね。
例え一人一人の力が弱くても、指揮官の指示通りに動けるように訓練された兵士こそが最強であると証明してみせましょう。
「んー、あとは可愛い女の子への耐性ですね」
こ、この方法は恥ずかしいから使いたくなかったのですが、仕方ありません。
私の計算では、これが最適解だという答えなのですから……
「み、みなさん。
敵を撃退できたら、私が何でも言うこと聞いてあげますから、頑張ってくださいねっ」
ううっ、は、恥ずかしすぎます~。
アドリブ、絡み大歓迎
●
日を反射する草。アイ・リスパーの白い髪へ吹く柔らかい風。
村外れの草原。猟兵達による村人達の訓練は、既に始まっていた。
アイは実体化したプログラムから村人達へ視線を移し、
「一班は武器を構え待機、二班は19時方向に前進を」と指示。村人達の動きを観察し、次の指示を出す。
アイの訓練は「集団戦で、指揮官の指示通り動けるようになる」のが目標。合図と指示に、迅速かつ正確に従えるよう、アイは指導する。
村人達は素人。戸惑う者もいたが、
「この訓練プログラムは計算上、最適なものです。続ければ高確率で勝てます。協力をお願いできませんか?」
アイが丁寧に説得。結果「頑張ります」と訓練に励んでくれた。
集団戦の訓練が一段落した所で、アイは皆の前へ。
「み、みなさん」
上ずった声。頬が真っ赤。アイは上目遣いで村人達を見、
「敵を撃退できたら、私が何でも言うことを聞いてあげますから、頑張ってくださいねっ」
言い終えて一礼。急いで場を去ろうとし、(ううっ、は、恥ずかしすぎます~……きゃっ)、何もない所で、転ぶ。
「大丈夫ですか!?」
村人達はアイを助けようと駆け寄った。彼らの多くは、アイの愛らしさに、ときめていた。
可愛くお願いすることで、可愛い敵への耐性を付ける、アイの作戦は一定以上の成果をあげつつある。
大成功
🔵🔵🔵
イネス・オルティス
「素人がとりあえず戦うには長物を使うのがいいわね」
長くて丈夫な棒を用意して集団で叩く、突く、これを徹底させれば結構いけるはず。
見本としてユーベルコード”グラウンドクラッシャー”を使用
「これくらい出来るようになれれば完璧ね」
露出の多い一族伝統の鎧を着たままバンバン動いて鍛錬の面倒をみるので、
若い男性には非常に目の毒。お色気に対する耐性は高まる……?
「……? どうしたの? 真面目にやりなさいっ!」
●
同じ村外れで。
「素人が戦うには長物を使うのがいいわね。そこに棒を用意したから取りなさい」
イネス・オルティスは、村の若者達に武器の使い方を説明している。
が、若者達は落ち着かない様子。イネスの【一族伝統の鎧】は露出過多。大胆に晒されたイネスの肌が、若者達を注意散漫にしている。
「どうしたの? 真面目にやりなさいっ!」
イネスはもじもじする若者を一喝。
そしてイネスは用意した長い棒を握り、棒の振り方を実践。
「使い方はこう。集団で叩く、突く、これで結構いけるはずよ」
イネスは背をそらし、棒を大きく振り上げる。
一気に棒を地に叩きつけ、グラウンドクラッシャー! 威力に、地が震え、陥没。
「これくらい出来るようになれれば完璧ね。さ、次は実際に棒を握って特訓よ」
若者達はぽかんとしていたが、イネスの言葉に、慌てて首を縦に。
「腕の角度を少し上に。――あなたは踏み込みが遅いわ。ワンテンポ早くして」
「「はいっ!」」
若者達は、指導に素直かつ必死に従う。イネスが圧倒的な力を見せたからだ。
また煽情的な姿のイネスが力を見せたことで、『色気ある相手でも、油断は禁物』という意識が芽生えた者もいる。
イネスの指導により身についた、意識と棒での戦い方。これらは戦闘を有利にする筈だ。
大成功
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フレミア・レイブラッド
愛らしさや涙に惑わされない様に、ね…そんなの簡単よ。
兵士をみんな、わたしの虜にしてしまえば良いんだもの♪
みんなわたしの虜にしてしまえば、敵の子なんて眼中になくなって問題無くなるでしょ♪
まぁ、半分冗談だけど…でも、実際に効果はあると思うよ?一部の兵士で【魅了の魔眼】も使って試してみましょう。
後は実際にわたしが【魅了】や【催眠術】で感情を揺さぶりつつ相手役をする事で慣れていくしかないかな…。時間は掛かると思うけど、堅実だと思うわ。…いざとなったら【催眠術】で「容赦なく敵は倒せ」って暗示を掛けて補強するのも視野に入れて置こうかしら…。
戦闘は隙をつかれてもカバーできる様に集団戦闘基本ね。
アドリブ歓迎
●
フレミア・レイブラッドは皆から離れ、村の若者数人を小屋に連れこむ。フレミアは若者達に微笑。
「愛らしさに惑わされない為には、どうすればいいかしら?」
「え?」戸惑う若者達。
「簡単よ。みんな、わたしの虜にしてしまえば良いんだもの♪ さあ、あなたはもう、わたしのトリコ♪」
フレミアは赤い瞳を輝かせた。若者達の目から光が消える。【魅了の魔眼・快】が、彼らを虜にしたのだ。
「効果はあるわ。けど、頭の固い村人が見たら誤解するかしら。全員に施すのはやめましょう。でも……いざと言う時の切り札にはなるわね♪」
フレミアは皆の所に戻り、訓練を再開。若者数名に、自分を棒で打つように指示。
が、若者達は困惑。年下に見える彼女への攻撃を、躊躇う。
「できないの? ……なら、あなた殺されるわ」
フレミアは囁く。
「ええ、殺されるわ。あなたも恋人も両親も……想像して、皆の悲惨な姿を」
フレミアは告げる。ゆっくり、催眠術を施すように。青ざめる若者達。
「嫌? なら『敵は容赦なく倒す』。棒を振るって」
声に煽られ、「うわあ!」若者達がフレミアへ打ちかかる。
フレミアは真紅の魔鎗で若者の棒を受け、「もっとよ♪」さらに攻撃を指示。
フレミアは催眠術と魅了を活用、少しづつだが着実に、容赦ない兵士を作っていく。
大成功
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アニカ・エドフェルト
アドリブ絡み歓迎
とりあえずそのあたりに藁を積み上げて…
ちょっとでも、慣れるには、
一回、シミュレーションして、みましょう。
というわけで、わたしが敵役をやって、皆さんを訓練、しますっ
わたし位倒せなきゃ、村は守れ、ませんっ(挑発)
攻撃して来ようとしたら、
「や、やめて、ください…」
「もう、やだぁ…」
一撃喰らったら
「きゃ…! い、痛いよぉ…助けてぇ…」
(その他台詞、仕草等はお任せ)
で、相手が油断したら、
「隙あり、ですっ」
って言って、その相手を、怪我しないように、藁に向かって、投げ飛ばし、ます。
(躊躇がなくなってきたら)
これで、少しは慣れ、ましたか…?
本番、頑張り、ましょうっ
(《生まれながらの光》で回復)
●
アニカ・エドフェルトは草原の一角に藁を高く積み、村の若者達にいう。
「わたしが敵役をやって、皆さんを訓練、しますっ。わたし位倒せなきゃ、村は守れ、ませんっ」
掌を上に向け手招き。挑発するアニカ。
若者の一人が、アニカに応じ棒で突きかかって来る。
棒が届くより早く、アニカは目を潤ませた。
「や、やめて、ください……もう、やだぁ……」
六歳のアニカの悲しげな顔と切々とした声が、若者の動きを鈍らせる。
「隙あり、ですっ」
アニカは彼の腕を掴んだ。次の瞬間、若者の体が宙を舞い、頭から藁に突っ込む。アニカが投げ飛ばしたのだ。
訓練は続く。次の若者は、自棄になり棒を振る。アニカに棒が命中。
アニカは「きゃっ……!」悲鳴をあげ、転倒。「い、痛い、痛いよぉ」打たれた場所を抑え喚く。水滴をためた目で相手を見上げ、
「……助けてぇ……」
若者の動きが止まった。その足首をアニカは握り、藁へ投げつける!
アニカは若者達を何度も投げ、「どんな相手でも、油断は禁物」という認識を植え付けた。
アニカは、頑張った村人へ掌を向ける。柔らかい光で痛みを取り去る。
「これで、少しは慣れ、ましたか……? 本番、頑張り、ましょうっ」
「はいっ」
アニカの問いに答える若者達。声に、アニカへの敬意と訓練を乗り越えた自信。
大成功
🔵🔵🔵
マクシミリアン・ベイカー
【POW】
時間が惜しい。少々強引に教育する。
「俺は貴様らを教育するマックス軍曹だ!」
「これから貴様らの村を蹂躙するのは、クソだ!クソそのものだ!」
「連中の見た目に惑わされるな。中身はウジが沸いたクソだ!穴の中までな!それでも構わん奴だけ欲望のままに死ね!生き残りたいなら殺せ!!」
「貴様!そのへっぴり腰はなんだ?お遊戯か!?メスの形したバケモンとママゴトでもするつもりか!?それとも夜のママゴトを想像しておッ立っちまったか!」
「槍を握れ!なに落としてる!毎晩握ってる貴様のしょぼい槍は落とさんだろう!」
「訓練終了!貴様らはクソを殺すためだけの屈強な戦士となった!励んで殺せ!以上、解散!」
アドリブ歓迎
久遠・翔
皆さんが訓練している間に俺は非戦闘員の女性や子供、老人達に頼んで周辺の簡単な地図を作ってもらいます
それを基にレプリカクラフトで罠を作り、一緒に仕掛けたりその場で作れる簡単な罠を教えたりします
後は武器ですが…重いものは持てないでしょうから女性はスリング。老人や子供は投網を編んでもらいます
スリングは石と布と紐さえあれば作れるし、命中させずとも進行を遅らせることができます
投網も同様です
後は落とし穴とか仕掛けて、底の方には鳥もち入れておけば可愛い事言っても見えないから関係ないです
罠を仕掛け終わったら地図に罠の位置書き込んで皆さんと共有していきます
残りの時間は矢などの消耗品なんかを作り置きしておくっす
●
久遠・翔は老人や女性、子供を連れ、村の北側にある草原にいた。翔は手元の紙に視線を落とす。
「皆さんに作ってもらった地図を見た限り、敵が北から来るなら、ここを通る可能性が高いっすね。皆さん、そこを掘って貰えますか?」
老人達は翔に従い、穴を掘る。穴の中に、翔は鳥もちを仕掛け、土を被せ穴を隠す。
「落とし穴に嵌れば、可愛い事を言っても見えないから関係ないっすね。他にも罠をしかけておきましょう」
翔はレプリカクラフトを実行。作成したトラバサミを草の中に忍ばせた。
翔は村人達と協力し合い、村の周囲に罠を設置していく。
罠を一通り仕掛けた頃、子供の一人が聞いてきた。「僕の仕事って穴掘りだけ?」村の為にもっと役に立ちたいと。翔は優しく答える。
「いえ。皆さんにも武器を持って戦って貰うっす」
村の小屋に移動、翔は武器の作り方を教授。子供と老人に投網を、女性にはスリングを。
作成後は外で、射撃と投擲の訓練。村を守るため熱心に練習する村人達。
(動きはぎこちないですけど、スリングも投網も、当たらずとも足を止められるっす。役に立ってくれるはずです)
罠の位置情報は既に、他の猟兵達と共有している。罠や飛び道具による支援は、上手く使えば敵を大きく混乱させるだろう。翔は満足げに頷く。
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一方。マクシミリアン・ベイカーは並んだ村の若者達に、声を張る。
「これから貴様らの村を蹂躙するのは、クソだ! クソそのものだ!」
鼓膜を揺する声と汚い言葉に、瞬きする若者達。が、マクシミリアンが睨むと慌て姿勢を正す。
「連中の見た目に惑わされるな。中身はウジが湧いたクソだ! おい貴様、答えろ。連中は何だ!?」
「く、くそです」答えた若者に、マクシミリアンは頷く。
「そう、連中は穴の中までクソだ! それでも構わん奴だけ欲望のままに死ね! 生き残りたいなら――」
そして断言。
「殺せ!!」
マクシミリアンは若者に槍の訓練をさせる。開始三十秒、マクシミリアンは怒鳴る。
「貴様! そのへっぴり腰は何だ? お遊戯か!? メスの形したバケモンとママゴトでもするつもりか!? それとも夜のママゴトを想像しておッ立っちまったか!」
力んで槍を落とした若者には、
「槍を握れ! なに落としてる! 毎晩握ってる貴様のしょぼい槍は落とさんだろう!」
激しい罵倒が、若者達から他の事を考える余裕を奪う。若者達はただ訓練にのめり込む。
数日が経過。マクシミリアンは告げる。
「訓練終了! 貴様らはクソを殺すためだけの屈強な戦士となった! 励んで殺せ! 以上、解散!」
「殺しまくります、サー!」槍を突き上げ叫ぶ若者達。
大成功
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第2章 集団戦
『ハート・ロバー』
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POW : こんなに近いとハートがドキドキするね
【心臓を抉るナイフ】による超高速かつ大威力の一撃を放つ。ただし、自身から30cm以内の対象にしか使えない。
SPD : アナタに一目惚れしたの!
【告白】が命中した対象を爆破し、更に互いを【運命の赤い糸】で繋ぐ。
WIZ : アタシとイイコトしない?
【興味】の感情を与える事に成功した対象に、召喚した【ハートマーク】から、高命中力の【キューピッドの矢】を飛ばす。
👑11
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●
訓練開始から一週間経った日の朝。
見張りに当たっていた若者が、猟兵の元に駆け込んできた。
「来ました! 北から大量の女の子がっ」
武装した村人達を引き連れ、猟兵達は村の北門へ移動。
村の北に広がる草原に、グラマラスな女首領が率いる、多数の少女達。
少女姿のオブリビオン達は皆、褐色の肌を大胆に露出させた衣服を身に着けていた。甘い微笑を浮かべ、村に近づいてくる。
こちらの戦力は、長い棒や槍で武装した若者達。老人や子供、女性は投網やスリングを装備している。
猟兵達の訓練のおかげで、村人達の戦闘意欲は極めて高い。
また、敵の進行方向、敵と村の間には、鳥もち入りの落とし穴やとらばさみも幾つか仕掛けてある。
が、村人達に実戦経験はない。故に、猟兵達の動きが鍵を握る。
最前線に立ち戦うことで、村人達を鼓舞するか。あるいは後方から村人達に指示を出すか。
戦いの時は迫っている。猟兵達よ、愛らしさや涙を武器にする少女達から、村を守れ!
イネス・オルティス
:心情:
訓練を受けたとはいえ不安も大きいでしょう、ここは私が率先してやらないと
「大丈夫、訓練通りにやれば何も問題ないわ」
:行動:
技能『戦闘知識』でうまく位置取りをして罠のところに入らないように気を付けて交戦
露出度で決して負けていないイネスが率先して戦うことで
(特に若い男の)戦闘意欲が萎えないように鼓舞するのが狙い
「さあ、勝てば強い村って事が広まって、あなたたちもきっとモテモテよ」
「表面は確かに可愛らしいけれど、私同性愛者じゃないから無意味ね」
”トリニティ・エンハンス”は防御力を重視
「私はそう簡単には倒れないわよ?」
アイ・リスパー
「敵が現れましたね。
みなさん、訓練の成果を存分に見せてくださいね」
私は直接戦闘には向きませんので、後方からの援護に徹しましょう。
電脳空間から『偵察用ドローン群』を召喚して敵の布陣を調べます。
別働隊がいないかにも注意ですね。
さらに【グッドナイス・ブレイヴァー】で自分を撮影してドローンに表示することで、前線の村人たちに戦闘の指示を出します。
「訓練通りに戦えば、みなさんなら絶対に勝てますからね!」
もし村人たちが敵の色香に惑わされたら、ちょっといらっとしつつも、
顔には出さずに最終手段を使いましょう。
ちょっと服から白い肩を覗かせて……
「みなさん、私よりも、その娘たちのほうがいいんですね」(上目遣いで涙目
●
「敵が現れましたね。みなさん、訓練の成果を存分に見せてくださいね」
アイ・リスパーは仲間の最後尾から檄を飛ばしつつ、電脳空間から【偵察用ドローン群】を召喚。先行させ、敵の様子を確認。
仲間の掘った落とし穴に少女数人が落ちていた。「きゃ!」「な、何ー?」悲鳴。
アイは【グッドナイス・ブレイヴァー】で呼んだ【動画撮影ドローン】で己を撮影。偵察用ドローンのモニタに自分を映し、村人に指示を出す。
『落とし穴に敵は混乱してます。前進を。訓練通りに戦えば、みなさんなら絶対勝てますからね!』
動き出す村人や猟兵。先頭に立つは、イネス・オルティス。
イネスは振り返り声を張る。
「大丈夫、訓練通りにやれば何も問題ないわ。勝てば強い村ってことが広まって、あなたたちもきっとモテモテよ。さあ、ついていらっしゃい!」
そして突進。
敵は罠に隊列を乱していたが、イネスに気づき「や、やめてぇ…」涙声で訴えてくる。が、イネスは止まらず、敵群に飛び込んだ。
「表面は確かに可愛らしいけれど、私同性愛者じゃないから無意味ね」
イネスは【巨獣槍】を振る。少女三人を纏めて薙ぎ払い、別の一人の胸を突く。その槍捌きに怯む少女達。
それでも敵数は多い。二人がイネスの懐に飛び込む。ナイフでイネスを狙う。
が、突然吹いた風が敵二人の体勢を崩す。刃はイネスには届かない。【トリニティ・エンハンス】の魔力で、イネスは己を守っているのだ。
「私はそう簡単には倒れないわよ? それに私は一人じゃないわ! そうでしょ?」
「おおっ! イネスさんに続けっ!」応えたのは若者達。イネスの戦いぶりと妖艶な鎧姿に鼓舞され、村人達が少女達を襲う。
女達のスリング部隊が石を浴びせ、若者達は棒で突き掛かる。訓練された若者達は、少女らの甘えた声にも、止まらず攻撃。
アイはドローンを通じ、戦況を確認。
村人達は敵の少女に惑わされず戦えている。アイやイネス達の訓練の成果だ。
『これなら、最終手段を使わなくてもよさそうですね』
モニタ越しにアイの呟きを聞き、門付近で待機中の若者達がにんまり。
「最終手段って何ですか? ひょっとして……」
『い、今は戦いに集中してくださいっ』
顔を赤くするアイ。が、真剣な顔に。
『敵の一部が、西側から村を目指しています。二班の皆さん、抑えに行ってください!』
アイの指示に、待機していた若者達は顔を引き締め、走り出す。
「言ってやれ。アイさんの方が可愛いってな!」「おーっ」
若者達は士気高く、オブリビオンへ殺到。
イネスの奮戦とアイの指示により、戦いの序盤は猟兵達の有利に進んでいる。が、敵は未だ多数。油断はできない。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵
フレミア・レイブラッド
ハート・ロバー達の前にまるで遊びに行くかの様な楽し気な様子で赴き、敵の攻撃を【見切り】で回避しつつ、グングニルで【2回攻撃、怪力】で薙ぎ払ったり【串刺し】にして血祭に♪
ある程度ボロボロにして、敵が演技や本気の命乞いを始めたら【魅了の魔眼・快】で逆に魅了。濃厚な口づけや快楽を伴う【吸血、催眠術】等を施して完全に虜にし、他のハート・ロバーを連れて来させる等して繰り返す。逆にみんなわたしのトリコにしてあげるわ♪
こんなに可愛い子達だもの。ただ倒すなんて勿体無いじゃない♪
まぁ、効かない子とかは血祭にあげるだけだけど♪
可愛い子…♪アナタはもうわたしのモノ…さぁ、たっぷり可愛がってあげる♪
※アドリブ歓迎
●
フレミア・レイブラッドは【ヴァンパイアチャーム】の裾を揺らし、敵の少女達へ近づいていく。散歩に赴くような、笑みと軽い足取りで。
「わ、わたし達戦うつもり、ないんですぅ」
「そう。わたしも戦うつもりはないわ」
話しかけてくる少女達へ、フレミアは笑みを濃くする。
「――ただ、わたしのトリコにしてあげるだけ♪」
フレミアは腕を前に、【ドラグ・グングニル】で少女の腹を抉る。引き抜き、別の少女の脚を刺す。返り血で汚れるフレミアの頬。
が、敵は多い。少女四人がフレミアの側面に回り込み、斬りかかって来る。
一本のナイフがフレミアの脇腹を刺す。流血。だがフレミアは笑んだまま、残る三本のナイフを槍で弾く。
「可愛い子ね。やっぱりただ倒すだけなんて、勿体無いわ♪」
四人の少女の脚を柄で払い、穂先で肉を抉る。
傷ついた少女達に、フレミアは【魅了の魔眼・快】を発動。瞳の魔力で、少女の心を蕩けさせ、犯す。
「可愛い子……♪ アナタはもうわたしのモノ……さぁ、たっぷり可愛がってあげる♪」
「はい♪」
少女達はふらと立ち、フレミアに忠誠を誓う。
「わたしが訓練した子もうまく戦ってるわね。じゃあわたしはこのまま……」
フレミアの魅了の力で、敵群は大きく混乱していた。血と虜を更に求め、フレミアは戦場を歩いていく。
成功
🔵🔵🔴
久遠・翔
大量に来たら罠を抜ける人数多くなります…そうなる前に倒します
罠より前の陣地に地形の利用と目立たない等を使いながら隠れて、近づいてきたらナイフで腕など軽く傷つけ麻痺攻撃となぎ払いで動けなくします
とにかく数を減らす為とはいえ女の子なので顔などは避けます
技は見切りや残像で回避するっすけど…なんか周囲の女の子達の様子が変…?(UCが勝手に発動中)
っと、うわぁ!?(数人に押し倒され)
えっ?ちょっ、なんで服脱がそうとするんっすか!?
誘惑するのが悪い?意味わかんないっす!?(無意識の使役術が中途半端に発動)
しばらくの間Hな事の後…
なんか「お姉様に付いていきます!」っていう子が結構な数に…
どうしてこうなった?
●
久遠・翔は草の中で身を潜ませていた。
戦闘は猟兵達に有利に進んでいる。が、万一村に敵が入れば、被害は大きいだろう。故に村の門直前に仕掛けた罠の前で、翔は敵を待ち伏せる。
不意に、足音。
(数は、五人。本隊からはぐれたっすね。まだ俺に気付いてない、なら)
翔は身を屈め敵に忍び寄る。
少女達が翔に気づいたのは、翔が攻撃する寸前。慌て防御しようとする少女の腕を、翔は【ククリナイフ】で突く。地に落ちる少女の武器。
翔は体を捻り、二振りのナイフを操る。少女らの足を裂き、腕を斬った。
「このまま守りき……え?」
翔は瞬き。少女達が唐突に武器を捨てたのだ。少女達は情欲に満ちた顔で翔へ手を伸ばす。
「うわぁ!? え? ちょ、なんで服を脱がそうとするんっすか!?」
【無自覚の魅了】が少女達を操り、翔を襲わせているのだ。
「待って、待って下さいっす!」
抗議空しく押し倒される翔。そして少女らの唇と指が……。
翔達の行為は、他の少女に目撃された。
「なんで猟兵とあんなことをしてるの?」「まさか猟兵の魔力? 怖い!」
翔に複数の仲間を魅了されたと知り、少女達は今まで以上に動揺。「もう無理!」戦意を喪失する者も。
「い、意味わかんないっすけど、チャンスっす!」
少女達に絡みつかれつつ、翔は懸命に仲間に呼びかけた。
成功
🔵🔵🔴
アニカ・エドフェルト
アドリブ絡み歓迎
まったくもう、これだけの数を、よくそろえた、ものです…。
わたしたちだけでは、骨が折れます、みなさん、一緒に頑張り、ましょうっ!
《サウンド・オブ・パワー》で、みなさんを鼓舞、しますっ
わたしは、最前線で、戦います。
えーと…。泣いたりしても、無駄、ですよ?
わたしには、通じませんっ!
〈怪力〉〈グラップル〉(複数UC可能なら)《転投天使》で、投げ飛ばしてみたり、
翼の力で浮いて、罠にはまらない様にしつつ、相手を罠の上に、誘導してみたり、します。
村人の皆さんが、惑わされそうになったら、急いで駆け付け、ます(この時も空を飛ぶ)
ごめんなさい、遅くなり、ましたっ(相手に思いっきり飛び蹴りしながら)
●
アニカ・エドフェルトは村人を率い、混乱を極める敵群へ突入する。
「後少し、です。みなさん、一緒に頑張り、ましょう!」
腕を突き上げるアニカ。【サウンド・オブ・パワー】を実行。小さな体から響く大きな声で、村人達を鼓舞しつつ、自身も村人達の先頭に立ち、敵へ特攻。
「た、助けて、わ、私ぃ」
「わたしには、それは、通じませんっ! そこで、寝ていて、くださいっ!!」
命乞いする少女の腕を、アニカは両手で掴んで投げた。脳天を地にめり込ませる!
一人を倒し、アニカは視線を動かす。
近くで、戦いに不慣れな村人を少女がナイフで狙っていた。
アニカは、村人を狙う少女へ跳躍。敵の首を蹴り抜き、意識を刈り取る!
「ごめんなさい、遅くなり、ましたっ!」
その後もアニカは、戦場を縦横無尽に移動。苦戦する村人を助ける一方、宙を飛び敵を挑発。
「こっち、ですっ」
「アイツを倒せば逆転も……きゃっ!」
追ってくる少女達を落とし穴へ誘導。数人を穴に落とした。アニカは村人達に声をかける。
「みなさん、今、ですっ」
再び【サウンド・オブ・パワー】!
「おおっ」「アニカさんに勝利を!」
アニカの力と活躍に村人達は奮い立つ。今の彼らに、敵の誘惑は通じない! 今まで以上に力強く棒や槍を振り、敵を打つ!
アニカの拳と村人達の棒に、少女達は倒れていく。背を向け逃げる者さえ現れた。
もはや壊滅状態の敵の中に、女首領の姿が見えた。
いまや女首領を守る者は僅か。今なら女首領を直接攻撃し、倒すことができる。
アニカは飛ぶ。仲間と合流し、女首領を討つために。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『ダークエルフの女首領』
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POW : 「ちょろちょろと煩いハエだねぇ!」
対象のユーベルコードに対し【絡め取るムチでの一撃】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
SPD : 「お前たち、やっておしまい!」
戦闘用の、自身と同じ強さの【暗殺者】と【ダークエルフ弓兵】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
WIZ : 「下僕になるなら命だけは助けてやるよ?」
戦場で死亡あるいは気絶中の対象を【一時的な手下】に変えて操る。戦闘力は落ちる。24時間後解除される。
👑11
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猟兵達の活躍で、村を襲った少女達の群れは壊滅。多くは倒れ、また逃亡する者も。
少女達の奥で指揮していた女首領、銀髪のダークエルフは、逃げるものを呼び戻そうと声を張り上げていた。
もはやダークエルフを守る者はほとんどいない。今なら彼女に直接戦闘を仕掛け、戦いを完全に終わらせることもできる筈。
僅かに残った少女達の対処を村人に任し、猟兵達はダークエルフへ向かった。
ダークエルフの女首領は逃亡者への声かけを止め、接近する猟兵達に顔を向けた。
「この結果は貴方達の仕業ね? いいわ。負けを認めようじゃないか。いったん退くとしよう」
そう言いながら、ダークエルフは鞭を振り上げる。
「でも、その前にお前たちはここで倒す! そしていずれ軍を再編し、人間どもを蹂躙するっ!!」
瞳に並みならぬ闘志。
ここで禍根を断つ為、猟兵はそれぞれ武器を構えた。
イネス・オルティス
:心情:
地味にビキニアーマー対決……それはそれとして
再起を期して撤退する前に私たちを倒すね、させるわけにはいかないわ。
「逃げないならここで倒すまでよ」
:行動:
ダークエルフへ”勇気”を持って”ダッシュ”で近づく、
その勢いで”鎧砕き”を試みて相手の防御力を減らす。
「その鎧置いてけっ!」
私は”恥ずかしさ耐性”があるから壊されても大丈夫……多分
後は〔グラウンドクラッシャー〕で攻撃を試みる
「くらいなさいっ!」
フレミア・レイブラッド
あら?面白い事言うわね♪貴女も虜にしようかと思ったけど…可愛い子達を頂いたお礼よ。相手してあげるわ♪
虜にしたハート・ロバー達は傷つけない様に下がる様に伝える(戦闘後拠点へお持ち帰り)
敵の攻撃は【見切り】で回避。グングニルによる【2回攻撃、怪力】で攻め立てる中で【念動力】を織り交ぜて敵の動きを一瞬束縛する等、隙を生んで攻撃を叩き込み、槍についた血を【吸血】で摂取。自身を活性化させ【ブラッディ・フォール】発動。
「血と狂宴のアイジス」で倒した「リーシャ・ヴァーミリオン」のドレスと槍を装備した姿になり、【魔槍連撃】から【魔槍剛撃】で仕留めに掛かるわ♪
本気のわたしの力、見せてあげるわ♪
※アドリブ歓迎
アイ・リスパー
「ここからは村人さんたちは危険にさらさず、私たち猟兵の出番ですね。
姑息な手段を弄するダークエルフには、これ以上、好き勝手にはさせません」
やっかいなダークエルフは、逃げられる前に確実に倒しましょう。
【ラプラスの悪魔】を使用して、相手の行動をシミュレート。
あらゆる行動を予測してみせます。
予測に成功した行動は味方に伝えて援護をおこないます。
召喚された暗殺者や弓兵には【マックスウェルの悪魔】で
炎の矢や氷の盾を生成して対抗します。
「私が頭脳労働専門だからって、戦えないと思ったら大間違いですっ」
ふふん、と自慢げにしたところで……
「はうっ」
何もないところで転んで顔面を打ち、鼻の頭を赤くするのでした。
●
草原には、多くの少女達が倒れていた。戦闘は未だ続いている。
僅かに残った少女オブリビオンと村人が戦う音を聞きつつ、アイ・リスパーは赤い瞳の目で、敵の首領のダークエルフを見据えた。
「首領の相手は私たちの役目ですね。姑息な手段を弄するダークエルフには、これ以上、好き勝手にはさせません」
呟く間も、電脳空間でプログラムを行使。それは、敵の行動全てを予測する【ラプラスの悪魔】
「シミュレーション実行。対象の攻撃軌道、予測完了です」
目を大きく開き、仲間へ声をかける。
「イネスさん、二歩下がってください。鞭が来ます!」
「了解よ!」
前衛のイネス・オルティスは、アイに従い、後退。先程までイネスがいた場所を鞭が打つ。
「地面が抉れてる。相当な実力の持ち主だけど……逃げないならここで倒すまでよ」
イネスは力強く断言。だんっ。地面を蹴り前進。
「その鎧置いてけっ!」
自身がだせる全速力、その勢いを乗せ【巨獣槍】を前に。相手の鎧を破壊せんと渾身の突き!
ダークエルフは手甲を嵌めた腕で、イネスの突きを弾いてガード。が、イネスの突きは強力。弾いたダークエルフの手甲に、罅が入る。
槍を構えなおすイネスに、ダークエルフは唇の端を歪めた。
「アンタこそやるじゃないか。じゃあ、私は手甲の代わりに、アンタらの全身に罅をいれてあげようか?」
「あら? 面白いことを言うわね♪」
くすくす笑うのは、フレミア・レイブラッド。
フレミアは先程虜にした少女達を下がらせ、自身はダークエルフの前へ。
「貴女も虜にしようかと思ったけど……可愛い子達を頂いたお礼よ。相手をしてあげるわ♪」
ダークエルフは鞭を振る。空気を切り裂きながら迫る鞭を、フレミアは左右に跳び避けた。
そしてフレミアは呼吸を止める。念動力で敵の足を止めた。間髪入れず【ドラグ・グングニル】の穂先で肉を抉る!
さらに攻めようとするフレミアに、アイが鋭く叫ぶ。
「気を付けて! 死体が動きます!」
アイの言葉通り、倒れていた少女の死体が、むくり、起き上がり、一斉にフレミアに掴みかかった。その動きは鈍いが大量。
「こんな手が通じると思ったら大間違いよっ」
イネスは僅かも怯まず、死体の群れに突っ込む。
イネスは槍をスイング。三体を纏めて弾き飛ばす!
一方。フレミアは敵の血で己を活性化し【ブラッディ・フォール】を発動。
「骸の底で眠るその異形、その能力……我が肉体にてその力を顕現せよ!」
かつて倒した【リーシャ・ヴァーミリオン】の格好に変じ、フレミアは鮮血に塗れた槍を振る。超高速の突きで、死体に次々穴を開けた。
アイはプログラムを走らせ続けていた。
「新たな召喚を予測、対処を実行します!」
アイは、敵がさらなる増援を召喚しようとしているのを察知。即座に熱を制御。
召喚された敵、弓兵と暗殺者の足に炎の矢を撃ち、氷の盾で行く手を遮る。アイの力が敵増援の動きを妨害。
「馬鹿なっ。これもお見通しだったと?」
「ええ。私が頭脳労働専門だからって、戦えないと思ったら大間違いですっ」
驚くダークエルフに胸を張るアイ。が、「はぅっ」胸を張りすぎ、すてーんと転倒。
倒れたままアイは仲間にアイコンタクト。召喚に力を使った今、ダークエルフは無防備、仕掛ける好機だ、と。
イネスとフレミアは転んだアイの視線を受け、
「フレミアさん、合わせていくわよっ」「ええ、イネス。一緒に仕留めに掛かりましょう♪」
イネスは大きく跳躍、死体の群れを跳び越えた。フレミアは踊りの如き軽やかな動きで死体の隙間を掻い潜る。二人はダークエルフに接近。
「くらいなさいっ!」「本気のわたしの力、見せてあげるわ♪」
イネスは上空から【グラウンドクラッシャー】! フレミアは敵側面に回り込み【魔鎗剛撃】!
共に地形を変える程の威力を持つ二撃が、ダークエルフに命中!
ダークエルフは肩と脇腹に、深手を負った。大量の血を零し、だがなお立っている。
「ここまでとは……でも、まだよっ」
ダークエルフは決死の表情で、再び鞭を構えた。
大成功
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イネス・オルティス
*心情*
ここまでは順調といっていい、詰めを誤らないように最後まで頑張りましょう
*行動*
UC【決闘規則宣告】使用
ルールは『死体を操って手下を増やさない』
「その子たちの死体を操るなんてやめなさい、部下なんでしょう」
これが上手くいけば相手が増えなくて済むし、増えても相手にダメージがいくはず
後は”捨て身の一撃”で”串刺し”を狙う
「あなたやり口が本当に気に入らないわ」
久遠・翔
くっ…露出高いから直視できないっす…(自分も襲われていた為晒解除のインナー姿)
と、いうか…なんか前章の女の子達がなぜかその場で応援しているんっすけど…?(無自覚の魅了と無自覚の使役術の影響)
って、ダークエルフさんがこっち睨んでいるんっすけど!?うわぁ!?(鞭で攻撃されたのを必死に回避)
ちょっと待って!?なんで興奮しているんっすかこの人!?(服をはだけた為に魅力33のフェロモン垂れ流し+無自覚の使役術の副作用)
とりあえず武器なんかを狙い無効化を狙います
それが成功したらもうこんな事やめるように説得…あの、なんで俺見て息荒くしているんっすか?
んぶぅ!?(そのまま押し倒されなんやかんやの内に使役獣化)
●
イネス・オルティスはダークエルフを睨む。
ダークエルフは死体を再び動かそうとしてか、足元に視線を走らせていた。イネスは鋭く言い放つ。
「その子たちの死体を操るなんてやめなさい、部下なんでしょう」
「何を――」
ダークエルフに、イネスは片目を瞑る。
「反論はいらないわ。『死体を操って手下を増やさない』、これからはこれがルールよ」
突きつける言葉は、従わない者にダメージを与える【決闘規則宣告(タタカイノキマリ)】。
「小癪な真似を。アンタらなんかこの鞭だけで十分だよっ!」
ダークエルフは死体を操るのを断念。犬歯をむき出し、長い鞭を振り上げた。
「させないっすよ!」
その時、久遠・翔が苦無をダークエルフへ飛ばした。腕を狙った投擲で攻撃を妨害。
今の翔はインナー姿。晒しが外れ、豊かな胸の形が露わになった状態。その翔へ黄色い声援。
「素敵!」「頑張って!」
彼女らは、敵だった筈のハート・ロバー達。彼女らは、翔の無意識の力で翔の虜になり、翔を応援しているのだ。
ダークエルフは翔を見る。瞳には情欲。彼女にも翔の【無自覚の使役術(リンカーネーション)】が作用している。
「はぁはぁ……鞭で可愛がったげるよ……はぁはぁ」
「ちょっと待って!? なんで興奮しているっすかこの人!?」
翔は敵のビキニメイル姿に頬を赤く染めていたが、鞭で狙われると慌てて動く。
ジャンプし足への攻撃を避け、さらに襲いくる鞭をククリナイフ二振りで弾き防御。
執拗な攻撃に汗をかく翔。その体からフェロモンとオーラが発散し、敵の心をより侵していく。ダークエルフが使役獣になるまで後少し。
「もうこんなことはやめ……何やってるんすか!?」
「な、何か力を使ってるようだけど……私は誰の者にもならないっ」
驚く翔。ダークエルフは突如、己の体に鞭を絡みつかせたのだ。ダークエルフは己を鞭で縛り、痛みで己を正気に戻した。
しかし、翔の力から無理矢理に脱したことで、大きく消耗している。
肩で息をするダークエルフの前にイネスが立つ。
ダークエルフは鞭をイネスに飛ばしてきた。二撃三撃、次々にイネスを打つ。
が、ダークエルフは疲労しきっていて、鞭の威力は大幅に落ちていた。故にイネスは【一族伝統の鎧】の防御力で攻撃を耐え切る。
【巨獣槍】を敵に向け、
「あなたやり口が本当に気に入らないわ。だからこれでトドメよっ!」
渾身の力を込め一撃! イネスは敵腹部を穂先で刺し貫く。ダークエルフに悲鳴をあげる時間さえ与えず、その命を終わらせた。
「敵首領、討ち取ったわ!」声を響かせるイネス。
村人達も残っていた少女達を掃討し終えたようだ。
猟兵達の活躍で村は救われた。村人達の中には負傷者もいるが、死者はいない。
村人達は一斉にイネスや翔達猟兵に駆け寄ってくる。村人全員の顔に、生き延びれたことへの喜びと猟兵達への感謝。
「ありがとうございます!」「皆さんのおかげで村を守れました!」
澄んだ青空の下、猟兵達に心からの言葉が掛けられた。
大成功
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