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艦艇急襲! 護れチョコで賑わう宇宙船!

#スペースシップワールド


●騒音と共に緊急指令!
『ドンガラガッシャーン!!』
『ズドーン!』
 グリモアベースに物が散乱する音と巨漢がずっこける音が響く。
「……あたた」
 リクオウ・サナダ(すっとこどっこい宇宙船整備士・f05962)は、ぶつけた個所をさすりながらも立ち上がると、表情を真剣なものに変え、声をあげる。
「みんな、大変なんだ! スペースシップワールドに突如現れた銀河帝国の艦艇が、人々の暮らすスペースシップを攻撃しようと近づいているんだよ! 俺が、みんなを敵艦艇内部に送るから、スペースシップの人々に犠牲が出ないように、敵艦艇がスペースシップに到着する前に指揮を取っている『帝国騎士』を撃破してほしい!」
 陸王が続けるには、帝国騎士に辿り着くには、まず30を超える『クローン騎兵』を撃破しなければならないらしい。
 ドローンの召喚、ブラスターでの攻撃どれも侮れず、何よりも数が多い。
「帝国騎士までの道が開けても、帝国騎士はクローン騎兵を遥かに凌ぐ戦闘力を持っているから、決して油断しないようにね」
 銀河帝国の艦艇がスペースシップに到達すること、即ちスペースシップの陥落だ。
 大勢の人が犠牲になることは許されない。
「それじゃ、みんな頼んだよ……。そう言えば、狙われているスペースシップはチョコレートフェスティバルの時期らしいから、勝利出来たら、チョコケーキとかその他甘いものが食べられるんじゃないかな? 勝利出来たら、みんな笑顔で振舞ってくれる筈だよ」
 そう言ってリクオウは人の良さそうな笑顔を見せた。


陸野蛍
 皆様、こんにちは。
 チョコレートは好きですか?
 大声で大好きと言える陸野でございます。

 今回は、スペースシップワールドに向かい、人々の暮らすスペースシップを攻撃しようとしている銀河帝国の艦艇に潜入し、銀河帝国の襲撃を未然に防いでください。

 シナリオ構成は、
 1章『クローン騎兵との集団戦』
 2章『帝国騎士とのボス戦』
 3章『勝利後のチョコレートフェスティバル』
(3章のみ、お声掛けがあればリクオウもパーティーに顔を出します)
 となります。

 ですが、猟兵たちが途中でオブリビオンに返り討ちになる様な事があれば、そこでシナリオは終了。
 次の章に進むこと無くバッドエンドを迎えます。
 皆様、油断することなく、勝利を掴み心晴れやかにチョコレートフェスティバルを楽しめるように頑張ってください。

 同時描写が希望の方はお相手様の名前の表記をお忘れ無き様に宜しくお願い致します。

 それでは皆様の熱い思いのこもったプレイングを楽しみにお待ち致しております。
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第1章 集団戦 『クローン騎兵』

POW   :    ジェノサイダー
【自身の寿命】を代償に自身の装備武器の封印を解いて【ジェノサイドモード】に変化させ、殺傷力を増す。
SPD   :    インペリアル・インテリジェンス
【銀河帝国式戦術ドローン】を召喚し、自身を操らせる事で戦闘力が向上する。
WIZ   :    ブラスターレイン
【熱線銃(ブラスター)】を向けた対象に、【連続射撃】でダメージを与える。命中率が高い。
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🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
野宮・縁
おのれ、ちょこをおそうなんてひきょうなやつらめ!
じゃなかった。罪のない人々をおそうなんてひきょうなやつらめ!
とっととたおしてちょこ食べるぞ!

てきの射線から外れるように動きならが近づいて
わしのなぎなたで【なぎ払い】こうげきするぞ
ドローンなぞ出そうものならわしの蒼い炎【フォックスファイア】で
全て焼き払ってくれよう!



●チョコレートフェスティバルの為に……開戦
(「おのれ、ちょこをおそうなんてひきょうなやつらめ! ……じゃなかった。罪のない人々をおそうなんてひきょうなやつらめ!」)
 グリモア猟兵に敵戦艇に送られた野宮・縁(永久に七つと数えよう・f06518)は、非常に怒っていた。
 罪の無い人を襲おうとする銀河帝国に。
 大好きなお菓子の……チョコレートのお祭りを踏みにじろうとする、銀河帝国に!
 だから、転送早々、『クローン騎兵』に見つかっても、戸惑いも、気後れもしなかった。
「とっととたおしてちょこ食べるぞ!」
 同じく到着した猟兵にそう言うと、ブラスターの攻撃を僅かに受けながらも、なぎなたで大きくクローン騎兵を薙ぎ払う。
 次の瞬間、別のクローン騎兵がドローンを射出するのが視えるが、縁は慌てることなく複数の蒼い狐火を生み出す。
「そんなもの、全て焼き払ってくれよう!」
 縁のフォックスファイアが、幾つもののドローンを焼き払った。

成功 🔵​🔵​🔴​

ミーファ・ミーファ
チョコレートフェス……チョコフォンデュに浸かってチョコ食べ放題の夢様な世界……はっ!と、ともかくまずは、銀河帝国の野望を打ち砕くなのら~~(もちろん目的は、仕事後のチョコフェスです)

まずは。雑魚のクローン相手なのらね~。雑魚には雑魚が相手なのら~。みーちゃんの『ご飯のお供』で召還した食器を相手にするのら~。
相手の命中率が多少高くても、数で勝負なのらよ~(食器に攻撃を当てさせることで、攻撃を防ぎつつ攻撃する作戦です)。



(「チョコレートフェス……チョコフォンデュに浸かってチョコ食べ放題の夢の様な世界……はっ!」)
 ミーファ・ミーファ(大食い妖精・f04191)は、夢見心地に夕陽の様な瞳を輝かせていたが、自分がこの敵艦艇に乗りこんで来た理由を思い出す。
「と、ともかくまずは、銀河帝国の野望を打ち砕くなのら~~」
 舌ったらずに口にすると、戦闘用食器を召喚する、ミーファ。
「雑魚のクローン相手なのらね~。雑魚には雑魚が相手なのら~。みーちゃんの『ご飯のお供』は中々、やるのら~~」
 フォークにスプーンにナイフが、次々とクローン騎兵に直撃する。
「撃ち落とされても構わないのら~~。数で勝負なのらよ~~」
 言葉に気迫こそないが、ミーファに撤退の二文字は無い。
 何たって最終目的は、雑魚の掃討でも、帝国騎士の討伐でも無いのだから。
(「チョコレートフェスを絶対護ってみせるのら~~。そしてチョコレートを美味しく食べるのら~~」)
 お楽しみの為に、ミーファは次の食器を召喚する。

大成功 🔵​🔵​🔵​

メーティオル・スター
おおっ、甘いものがもらえる!?
美味しいお菓子が待ってるなら、やる気も出てくるってね!

さて、相手が集団なら、足を止めたらハチの巣にされちゃうよね。
宇宙バイクで滅茶苦茶に走りながら、ゴッドスピードライド!
エンジン音を響かせて、敵をかく乱していくよ!
余裕があったら、すれ違いざまに足でもなんでも引っかけて転ばしちゃえ!

あ、そうそう。もしも後ろに乗りたいって人がいたら乗っけてあげるよ。
シートベルトなんてないけど苦情は聞かないからね!



(「甘いものがもらえる!?」)
 それを聞きつけて、艦艇に乗り込んだのがまた一人。
 金髪の少年サイボーグ、メーティオル・スター(屑鉄漁りの見習い冒険者・f05168)である。
「美味しいお菓子が待ってるなら、やる気も出てくるってね!」
 宇宙バイクを駆るとサイボーグ騎兵の集団の中を滅茶苦茶に走る、メーティオル。 アクセルを回し、更にエンジン音を響かせると宇宙バイクが変形しバイクのスピードとメーティオルの力がさらに上がる。
 メーティオルのバイクテクニックで、宇宙騎兵は撹乱され、何体かはメーティオルの突撃のダメージを喰らっている。
 雨のように放たれる熱線が宇宙バイクを焦がしていくが、メーティオルがスピードを落とさず走り回れば、サイボーグ騎兵達へのダメージも広がっていく。
 そんな時、メーティオルは方向転換をすると仲間達の前に、宇宙バイクを停め、猟兵達に訊く。
「後ろに乗りたいって人がいたら、乗っけてあげるよ? シートベルトなんてないから、苦情は聞かないけどね!」
 大声で訊かれても、それで首を縦に振る猟兵は流石に居なかった。

成功 🔵​🔵​🔴​

アララギ・イチイ
30を超えるクローン騎兵ねぇ
何分くらい楽しめるかしらぁ(戦闘狂い

肉弾戦で挑むわぁ
装備は自分の牙と爪を武器にする魔術刻印よぉ
で、それを強化する欲望開放~を使用だわぁ
相手の血も肉も寿命も喰らう(実際に捕食出来ます)、チョコレートの前菜には調度いいかもねぇ

移動は(ダッシュ)技能で加速、(残像)で撹乱するわぁ
(迷彩)で隠蔽しつつ、(フェイント)も絡めるわぁ
それでも攻撃された場合は(見切り)して回避よぉ

爪で(鎧砕き)、喉元など(鎧無視攻撃)が出来る場所に牙を付き立てて、同時に(マヒ攻撃、気絶攻撃)も併用するわぁ
(2回攻撃)も活用だわねぇ

囲まれない様に注意しないとねぇ
一応、味方との連携も意識よぉ



「30を超えるクローン騎兵ねぇ。何分くらい楽しめるかしらぁ」
 言いつつ、サイボーグ騎兵に自身の爪と牙で襲いかかっているのは、アララギ・イチイ(ドラゴニアンの少女・f05751)だ。
「ちょっと、自分の欲望に忠実になってみようかしらぁ♪」
 アララギは、着物の袖を翻すと戦闘が楽しくてしょうがないと語っている笑顔で、自身の欲望を開放する。
「チョコレートの前菜には調度いいかもねぇ」
 クローン騎兵の仮初めの命や寿命すらも喰らい笑う、アララギ。
 そんなアララギをクローン騎兵が放っておく筈も無く、クローン騎兵も攻撃をアララギに集中させるが、戦闘を心から楽しむアララギは、自身の動きをどんどん加速させ、ブラスターの集中砲火をギリギリでかわしていく。
「囲まれると面倒ねぇ」
 フェイントを入れつつ、仲間の猟兵が次の攻撃に移れるように、タイミングを計る。
「私の攻撃に続いてねぇ」
 爪での一撃でクローン騎兵の装甲に風穴を開けると、アララギは仲間達の射線を開く。

大成功 🔵​🔵​🔵​

シャノン・エルステル
平穏に暮らしていただけの人々を狙う敵…私が阻止してみせる。

敵はクローンということだから生体兵器の類いという認識で問題はないだろうね。なら、炎の力を纏わせた(属性攻撃1)ガジェット「試作型蒸気噴射砲」を召喚し(ガジェットショータイム)、搭載されている脳が煮え切るほど熱を与えてやるとしよう。物騒な手段は好まなけどね、罪のない人を犠牲にしようとする輩には容赦しない。


須賀原・あすむ
平和に暮らしている人達に手出しはさせないよ!

ドラゴニアンチェインでクローン騎兵を複数体巻き込むように攻撃していきオーラの鎖で繋いでいきます。固まって攻撃が激しくなりそうなら遮蔽物に隠れながら更に攻撃を加えていきます。
動きが鈍りだしたら一気に剣で攻撃していきます。

「ほらほら こっちだよ!!」



「平穏に暮らしていただけの人々を狙う敵……私が阻止してみせる」
『試作型蒸気噴射砲』に炎の力を纏わせ、シャノン・エルステル(ミレナリィドールの実験機体・f00925)が、クローン騎兵に搭載されている脳が焼き切れる程の熱を与える。
「物騒な手段は好まなけどね、罪のない人を犠牲にしようとする輩には容赦しない」
 あくまで静かに言葉少なに言うが、青い瞳に強い決意の彩を乗せるシャノン。
 そしてもう1人、同じ怒りを持って、クローン騎兵と対峙している者が居た。
 ウェーブした灰色の髪を靡かせながら戦う、須賀原・あすむ(ファントムブラック・f03833)だ。
「平和に暮らしている人達に、手出しはさせないよ!」
 ドラゴンオーラを放出し、クローン騎兵を爆破すると更にオーラの鎖でクローン騎兵の動きを束縛していく、あすむ。
 数少なになった、クローン騎兵達も命令かプログラムか、退くこと無く無機質にブラスターを放ち続ける。
 シャノンとあすむは狙いをばらけさせる為に、左右に分かれると遮蔽物を利用しながら、残りのクローン騎兵へと迫る。
「ほらほら こっちだよ!!」
 あすむが黒剣を一閃させると、クローン騎兵は地に伏す。
「これでお終いだよ」
 シャノンのガジェットが更に猛威を振るえば、最後のクローン消えも燃え尽きる。
「これで軽く30は、倒したかな?」
 あすむの問いに仲間達が答えようとしたが、艦艇の通路から更にクローン騎兵がこちらに向かって走って来ている。
「まだ、クローン騎兵がいるの?」
「この程度の敵なら負けないよ。私達には余力があるし、転送されてきた猟兵も多いしね」
 シャロンが答えれば、あすむも剣を構えなおす。
「そうだね、折角ならこの艦のクローン騎兵、全部倒しちゃった方がいいよね? 僕達は負けないよ」
 この艦艇のクローン騎兵を掃討すると言う、意志が猟兵達に統一されれば、猟兵達は再度武器を構え直す。
 延長戦では無い。
 帝国騎士の前に、クローン騎兵に完全勝利を収める為の掃討戦だ。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

リグレース・ロディット
……猟兵になってから分かったけど、いろんな世界があるんだねぇ。それじゃあこの世界でも頑張るね!まず敵を倒せば良い?わかっちゃんと出来たらチョコレート!?頑張る!!頑張ります!!
【WIZ】おーおーなんだか、はいてく、っていうのでかっこいいね!けど甘い物より魅力はないから壊す。邪魔ぁ!ユーベルコードの『赤く煌く影が散る』で射撃攻撃を打ち落としてみるよ。攻撃があたっても『激痛耐性』があるから我慢できるよ。この程度どうってことない。むしろ『カウンター』で返してあげるよ!……できるかな。え、カウンターうまく決まるかな。大丈夫かな……やってみなきゃわかんないよね!



「……猟兵になってから分かったけど、いろんな世界があるんだねぇ」
『Rust Murderer』の名の戦闘用処刑道具を繰りながら、リグレース・ロディット(夢みる虚・f03337)が呟く。
 だが、この艦艇に乗り込む前、グリモア猟兵の言った言葉でここに来たのはお子様故だ。
『ちゃんと出来たら、チョコレート!? 頑張る!! 頑張ります!!』
 チョコレートフェスティバルの響きはそのものズバリ甘美で、やる気が出るものだった。
「クローン騎兵の増援。おーおーなんだか、はいてく、っていうのでかっこいいね! けど甘い物より魅力はないから……壊す」
『邪魔ぁ!』と心の底から思い、リグレースはユーベルコードを口にする。
「その目に、その夢に、この花を―――」
 武器を血と影でできた夕顔の花弁に変え、周囲のクローン騎兵を切り刻むリグレース。
 クローン騎兵はそれでも前に進んで来る。
 ブラスターをかわし、甘い物の為にカウンターを入れる、リグレース。

大成功 🔵​🔵​🔵​

碧・蛇ノ目
チョコの祭りだと!?つまりはチョコケーキもクッキーもあるって事か?
これは俄然やる気が出てきたぜ。後で熱い珈琲も頼んだ!

敵の位置と数は第六感に頼るぜ
そんで敵を見つけたら、目立たない様に忍び足で追跡して、地形の利用を使い優位に立ってから全力魔法と属性攻撃、範囲攻撃の技能を使って氷柱で攻撃だ
おっと、蛇ノ目の攻撃は1回じゃねぇぜ?2回攻撃でもう一度氷柱を刺してやろう

敵の攻撃が来たら見切りで避けるさ
慎重に1匹ずつ仕留めてやんよ。でも無理をせずに倒れない様気を配るぜ
なんせこの後、チョコレートが待っているんだからな!ここで倒れっちまったら勿体ねぇよ!



『チョコの祭りだと!? つまりは、チョコケーキもクッキーもあるって事か? これは俄然やる気が出てきたぜ。後で熱い珈琲も頼んだ!』
 艦艇転送前、グリモア猟兵にこう詰め寄ったのは、碧・蛇ノ目だ。
 クローン騎兵は、今回転送されて来たグリモア猟兵の数から言えば、まだまだ倒せる数だ。
 だが、長期戦にしたい訳ではない。
(「なんせこの後、チョコレートが待っているんだからな!」)
 蛇ノ目は、強く思いながらも、気配を静かに消し、全力魔法で1体ずつ確実に仕留める作戦を取っていた。
「軒下注意だ。頭に氷柱が刺さっちまうぞ」
 ユーベルコードを使い、氷柱で多段攻撃を加えることも忘れていない。
 自分のダメージは最小限に、敵の撃破は効率よく、そして適当にお腹を空かせておく。
(「ここで倒れっちまったら勿体ねぇよ! ていうか、チョコの祭りに参加出来なかったら勿体ないじゃ済まねえよ!」)
 チョコレートへの思いを強くすればする程、蛇の目の氷突は鋭くなっていく。

大成功 🔵​🔵​🔵​

サラヴェス・ゴッディーヴァ
あらあら、スペースシップを守るなんてロマンがありますわね。
みんなで甘いものを堪能できますよう、わたくし頑張りますわ(微笑み)

メイスを手に、手近な敵を叩きまくる。
仲間が近くにいれば、声を掛け合い連携意識。
「こちらはお任せくださいませ!」

敵のドローンが現れたら【ジャッジメント・クルセイド】で撃ち落とす。
仲間が攻撃受けそうな際も【ジャッジメント・クルセイド】で後方から援護を。

敵の攻撃はエルフクロースの見切り効果を期待しつつ、回避を試みる。

「そろそろお眠りくださいませ!」
と、気絶を狙い叩きまくる。
「チョコレートフェスティバルに遅れてはなりませんのですわ」

※アドリブ、他の方との絡み大歓迎。



(「スペースシップを守るなんてロマンがありますわね」)
 サラヴェス・ゴッディーヴァは、メイスを力の限りクローン騎兵に振り下ろしながら思う。
「みんなで甘いものを堪能できますよう、わたくし頑張りますわ」
 その優しい口調からは、想像出来ないような力強い一撃は、統一意識である筈のクローン騎兵の歩みを一歩止め、ブラスターへの攻撃と変えさせる。
 その攻撃すらも優美な動きで、エルフの服を翻しながら回避する、サラヴェス。
 同じ動きでは倒せないと判断したのか、クローン騎兵はドローンを呼び出すが、それすらもサラヴェスの予想の範疇だった。
 サラヴェスがクローン騎兵へと指先を向けると、天からの光がドローンを次々に撃ち落とす。
「そろそろお眠りくださいませ!」
 にっこりほほ笑むとクローン騎兵の頭部にメイスを振り下ろすサラヴェス。
「チョコレートフェスティバルに、遅れてはなりませんのですわ」
 舞踏会の時間が迫っているかのようにサラヴェスは微笑んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

コノハ・ライゼ
チョコ。ああ好きダヨ、大好きですとも。(俄然やる気)
ならばクローン騎兵はちゃちゃっと倒さねばねぇ

【WIZ】牽制と援護は任せてちょーだい
【月焔】で、数が多い内は5体ほどの敵へ炎を分散し撃つ
戦場を広く見て敵の連携崩すように
誰かを狙う個体が居れば炎合体させて邪魔すンね
間に合わなきゃ【かばう】で攻撃を肩代わり
反撃は【激痛耐性】で凌いで間合いに飛び込み【傷口をえぐる】攻撃で仕返しするさ
こう見えて、近接戦も得意なんよ?

コッチが倒れちゃ意味ナイからね
負傷時は遠慮なく仲間を頼るし
一体ずつ確実に倒せるよう声も掛け合ってきたいカンジ


織譜・奏
ああなんて事だい、平和な星舟を襲うなんて野蛮じゃないか。うーん、争い事は得意ではないけど、チョk……人々の為なら頑張らないとね。

【WIZ】
さて、前線には行けないけど後方支援なら自身があるよ。
数が多いからあまり時間をかけていたらジリ貧になってしまうかな……ここは『蛮勇の戦歌』で皆の戦闘力を向上させて、一人ひとりを強くするとしよう。
さぁ聞いてくれたまえ、勇猛なる者へおくる私の歌を!

(敵が向かって来たら人の後ろに隠れるor逃げる)
おおっと、こっちには来ないでくれるかな!?うわっ、う、きゃーーー!?来ないでよぉおおお

アドリブ、他参加者様との絡み歓迎



「牽制と援護は任せてちょーだい」
 言うとコノハ・ライゼ(空々・f03130)は、ユーベルコードに力を乗せる。
「暖めてあげようか」
 狐火のように揺らめく、冷たき月白の炎を自在に操り、クローン騎兵を複数体纏めて、炎に包むコノハ。
 辺りには装甲が焼ける焦げ臭い臭いが広がる。
(「焦げ臭い臭いより、甘い匂いの方が私は好みなんですけどね」)
 そんな本音を隠しつつ、織譜・奏(冥界下り・f03769)は、便宜上の銀河帝国への宣戦布告をする。
「平和な星舟を襲うなんて野蛮じゃないか。うーん、争い事は得意ではないけど、チョ……人々の為なら頑張らないとね」
 正直、隠しきれてはいないが、今回任務を受けた猟兵の半数以上が、帝国騎士を倒した後のお楽しみを期待しているのだから、誰も口を挟んだりしない。
 蒼き炎を次々と繰り出しているコノハの本音ですら『チョコ。ああ好きダヨ、大好きですとも! クローン騎兵は、ちゃちゃっと倒さねばねぇ』なのだから、仕方が無い。
「前線には行けないけど、後方支援なら自身があるよ。これ以上は来ないと思うけど、あまり時間をかけていたらジリ貧になってしまうかな……さぁ聞いてくれたまえ、勇猛なる者へおくる私の歌を!」
 竪琴のヤドリガミである奏は、弦で奏でていた旋律を歌声に変え、仲間達に力を与える。
「勇猛なる者へ捧げよう。私の歌を、希望の未来を!」
 周囲の仲間達に力を与える奏の歌声は、猟兵達の火力を劇的にあげる。
 そんな奏を排除するべきと思考した、クローン騎兵のブラスターが奏を向く。
「え!? おおっと、こっちには来ないでくれるかな!? うわっ、う、きゃーーー!? 来ないでよぉおおお!?」
 だが、その熱線は割って入った、コノハの身体を焼く。
 熱線に焼かれてもなお、コノハは軽薄そうに笑うと、一気にクローン騎兵との間合いを詰め、手にしたナイフ『柘榴』を傷付いた装甲に突き刺し、手首を捻ってクローン騎兵を引き裂いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

雛菊・璃奈
チョコレート…甘いものは大好き…。チョコレートフェスティバルの為、頑張るよ…。

敵は数が多いみたいだけど、…こちらも負けない…。襲撃側の利点は攻撃タイミングをこちらが選択できること…。敵艦潜入後、敵に仕掛ける前に敵の位置と布陣を把握…。敵の位置を確認したら、(仲間には事前に伝えておき)閃光手榴弾と煙玉を投擲して敵の視界を奪うよ…。視界を潰した後は【unlimited curse blades】の一斉射で殲滅…。視界が遮られてる以上、下手に動けないし、迎撃もままならないでしょ…?ロボットや自意識の薄い相手なんかは特に想定外の対応が苦手だし、ね…。



「チョコレート……甘いものは大好き……。チョコレートフェスティバルの為、頑張るよ……」
 甘い物が大好きな雛菊・璃奈(魔剣の巫女・f04218)は、静かに言うと序盤に使った閃光手榴弾をもう一度使い、クローン騎兵達の視界を奪う。
「呪われし剣達…わたしに、力を……『unlimited curse blades』……!!」
 出来た隙の中、ユーベルコードを詠唱すれば、璃奈の周囲から、魔力で生み出された魔剣・妖刀の現身が現れ、残ったクローン騎兵達に一斉掃射される。
 響く、クローン騎兵の爆発音。
 全て倒れ、バラバラになった、クローン騎兵達。
 命を感知する力を持った猟兵によれば、この艦艇には猟兵達を除けば、残り1体の生体反応しか無い。
 つまり、最後の1体、この艦艇の指揮官『帝国騎士』さえ倒せばこの艦艇を完全に沈黙させられるのだ。
 猟兵達は頷き合うと、帝国騎士の居る操縦室へ駆ける。
「チョコレートフェスティバルは……絶対に護ってみせるよ……」
 璃奈の呟きに皆、強く思いを同じにしたのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​




第2章 ボス戦 『帝国騎士』

POW   :    インペリアルブレイド
【念動力を宿した「飛ぶ斬撃」】が命中した対象を爆破し、更に互いを【念動力の鎖】で繋ぐ。
SPD   :    ダークフォースバリア
自身に【鮮血の如きオーラ】をまとい、高速移動と【赤黒い電撃】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
WIZ   :    インペリアルフラッグ
【念動力で形成した帝国の旗】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を『帝国の領土』であると見る者に認識させ】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑17
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雛菊・璃奈
こちらからの攻撃には常に【呪詛】を付与…。

敵のブレイドは妖刀を振るって発生させた【衝撃波】で迎撃…(迎撃できなさそうなら回避)。フラッグと雷撃は【オーラ防御】【カウンター】を使いつつ、魔剣アンサラーで攻撃を反射…。
敵の攻撃を利用して手数を増やしつつ、【生命力吸収】も付与した【unlimited curse blades】で逆に敵の攻撃ごと一気に押し潰してあげる…。

わたしの攻撃、迎撃できるならしてみると良いよ…。この魔剣全てを落とせるなら、ね…。


サラヴェス・ゴッディーヴァ
これだけチョコレートを愛する人が集まっているのですもの。
わたくし達の結束は固いのですわ。
無粋な帝国騎士さんには退場願いましょう。
(メイスを手ににっこりと)

■戦闘
前衛に立ちメイスで打撃
【武器受け】で相手の攻撃は受け流し
【気絶】狙い
「そうそう眠ってはくださらなそうですけれども…!」
ユーベルコード使用されそうになったら距離を取り
「騒がしい方は苦手ですのよ」
とジャッジメント・クルセイドで遠距離から光の攻撃を。

仲間入れば連携を意識し
「援護はお任せくださいませね」
遠距離からのジャッジメント・クルセイドと、近接のメイス打撃織り交ぜ、
タトエ攻撃受けても優雅さ失わず攻撃をし返す

※アドリブ、絡み大歓迎です!


須賀原・あすむ
親玉の登場だね。ここで仕留める!

帝国騎士にドラゴニアンチェインを撃ち鎖を付けたところで挑発。
撃ち合いに持ち込みつつ周囲の壁などを巻き込むように撃ち動きを封じに掛かります。

「さぁ おいで 相手してあげるよ!」

鎖での拘束が上手くいったら仲間に一気に攻撃するように頼みます。
「今がチャンス!一気にたたみ掛けるよ!」


メーティオル・スター
おおお、あれが帝国騎士?見るからに強そうだ…下手に動くとやられちゃいそうだ。どうする…?

得意なSPDを活かして、右手で逆手に握ったナイフをふるって戦おう。
正面切って戦うのはガラじゃないし、すばしっこく動き回りながら、
敵の後ろに回るように回るようにっと…。

攻撃されたら、ユーベルコードで回避!
なんで攻撃された未来が見えるのかわからないけど、使えるものは使わないと!

腰が引け気味に見えるかもしれないけど、まずは生き残って、勝つのはその後の話!


リグレース・ロディット
ん!あれがチョコレじゃない。敵かぁ……色が似てるから勘違いしちゃったじゃんかぁ……もう!!
【POW】あの鎖邪魔だなぁ。鎖でつながってしまう前に飛んでくる斬撃をユーベルコードの『サイコキネシス』で打ち消せないか試してみるよ。ダメそうだったら鎖が切れるかどうか試してみるね。ほら『サイコキネシス』って見えないから敵が戸惑うと思うからさ。あ、あとね、両方壊せなかったら『束縛する黒』でサイキックエナジーを強化してからまた挑戦するね。壊せちゃったらもう敵を攻撃するだけだよ!うおーチョコレートー!!


織譜・奏
はぁ吃驚したぁ、仲間が助けてくれなきゃどうなっていた事か。早くチョコにありつかせてくれ(うん、私も気を引き締めないといけないな!)
(本音と建前が逆になってる事に気付かない。めっちゃチョコに飢えてる)

【SPD】
今度はRockといかせてもらおう!全力でシャウトし、質量のある音波で帝国騎士に圧力をかけていくよ。
私の歌声からは逃がさない、例え耳を塞いでも。
その分厚い仮面の下まで届けてあげる。軽快に、しかし重厚に、いざや響け『宿運の乱歌』!


コロッサス・ロードス
「異世界の騎士と剣を交える。本来ならば喜ばしい事だが、卿が悪逆の徒ならば是非も無い。折角の出会いだが……守るべき人々の為、早速今生の別れとさせてもらう」

戦術は『武器受け』『盾受け』『オーラ防御』等の防御技能を活かす為、また仲間を『かばう』事で被害を抑える為にも、敵に肉薄して『おびき寄せ』攻撃を誘う

「飛ぶ斬撃、稲妻、念動力……多彩な技は見事也。しかしこの距離ならば俺も引けは取らぬ……!」

攻撃は『鎧砕き』『2回攻撃』で相手の防御を崩しつつ、
【インペリアルブレイド】に対しては、飛ぶ斬撃を素早く『見切り』、『カウンター』を合わせる為に相討ち『覚悟』で敵の懐に飛び込み、『捨て身の一撃』【黎明の剣】を放つ


コノハ・ライゼ
よっしゃチョコまであと一体……!
されど一体、ちょいと気合入れ直して行きますかネ

【POW】
さっすが硬そうなぁ
美味かなさそうだケド、ちぃとばかし喰わせてヨ
【紅牙】発動し武器「柘榴」を捕食形態にし挑む
仲間の動きも見、隙を逃さず懐に飛び込んで『2回攻撃』で『傷口をえぐる』ヨ
反撃は『激痛耐性』で痛みを凌ぎ攻撃の際の『生命力吸収』で少しでもカバーしたいトコ
もし鎖に捕まったら捕食し逃れないかやってみるネ

手ぇ抜くつもりは無いケド時間や状況的に危ないと思ったら
『捨て身の一撃』で特に深い傷を狙いにいくさ
少しでも敵の動き止めて、仲間が狙いやすくなりゃイイね


シャノン・エルステル
ここが勝負所、残された時間も多くはないからね。守るためにも負けるわけにはいかない。出し惜しみなんてしないで一気に攻めるよ。

戦闘時はアイアンクラッド(武器)を使用して戦おう。ユーベルコードを使用するまでは、銃剣による刺突(串刺し)や銃床での殴打、長銃らしく銃撃(スナイプ)、と使える手段はすべて使って攻撃するよ。

敵が隙を見せたら銃剣突撃(バヨネット・チャージ)を使用するよ。
突撃して、銃剣を突き刺して、極至近距離からの銃撃で攻撃する。シンプルで自分にも危険が及ぶような技だけど効果は絶大だよ。必ずやり遂げてみせるよ。
「機関全力稼働…突撃、する!」



●チョコレートフェスティバルの為に……決着
「よっしゃチョコまであと一体……! されど一体、ちょいと気合入れ直して行きますかネ」
 帝国騎士の居る操縦室へ駆けながら、コノハ・ライゼ(空々・f03130)が自分自身と仲間達を鼓舞するように言う。
 クローン騎兵との戦闘は、完全殲滅と言う形で、猟兵達の完全勝利が叶った。
 だからこそ、残りの一体である、帝国騎士にも完全勝利し、心ゆくまでチョコレートフェスティバルを楽しみたいと言うのが、駆ける猟兵達の本音と言うところだろう。
「……はぁ、さっきは吃驚したぁ、コノハが助けてくれなきゃ、どうなっていた事か。早くチョコにありつかせてくれ」
 言うのは織譜・奏(冥界下り・f03769)。
(「うん、私も気を引き締めないといけないな!」)
 心でそんなことを思っているが、言葉と心の声が逆になっていることに奏本人は気付いていない。
 本音と建前が逆になっている事に気付かない程度には、チョコレートに飢えていると言うところだろうか……。
 そして行きついた青白く光る無機質な機械的なドア。
 この向こうに、確実に居る。
 猟兵達は頷き合うと、そのドアを開けて操縦室になだれ込む。
「ん! あれがチョコレ……じゃない。敵かぁ……色が似てるから勘違いしちゃったじゃんかぁ……もう!!」
「おおお、あれが帝国騎士? 見るからに強そうだ……下手に動くとやられちゃいそうだ。どうする……?」
 レーザーセイバーを構えた仮面の男……『帝国騎士』を目にし、腹立たしげに言う、お子様なリグレース・ロディット(夢みる虚・f03337)と軽口を叩きながらも油断せず仲間達を見やる、メーティオル・スター(屑鉄漁りの見習い冒険者・f05168)。
「この艇のクローン騎兵を全て倒したか、猟兵よ。だが、あのような雑魚をいくら倒そうと、この艇の進軍を止めることは叶わぬ。私がこの艇をスターシップに到着させれば、この艇の火力がスターシップを蹂躙するのだからな」
「異世界の騎士と剣を交える。本来ならば喜ばしい事だが、卿が悪逆の徒ならば是非も無い。折角の出会いだが……守るべき人々の為、早速今生の別れとさせてもらう」
 帝国騎士の言葉に一歩前に進み出る巨漢の男……コロッサス・ロードス(金剛神将・f03956)だ。
 強い意志の言葉と共に、コロッサスは破邪の剣『金剛夜叉』を大きく構え。
「我、神魂気魄の閃撃を以て獣心を断つ」
 仲間を守ることに特化した、コロッサスの技能や強さ、それをコロッサスはまず、敵の攻撃目標を自身に向けさせる為に、ユーベルコードを口にする。
 コロッサスは、その大きな身体で一気に帝国騎士に詰め寄ると、顕現せし紅き神火を纏った払暁の輝き宿す神剣を超高速で帝国騎士に振り下ろす。
 だが、帝国騎士も初撃は予想の範疇だったのだろう。
 レーザーセイバーでコロッサスの一撃を受け止め、いなすと自身への斬激を最小限のものとする。
「親玉の登場だね。ここで仕留める!」
 ドラゴンオーラを最大限まで高めると、須賀原・あすむ(ファントムブラック・f03833)は、オーラの鎖で帝国騎士の足元を縛りつける。
「さぁ おいで 相手してあげるよ!」
「くだらぬな……」
 言葉と共に自身に帝国騎士は鮮血の如きオーラを身に纏い、あすむの鎖を断ち切る。
そして、赤黒い電撃を猟兵達に雷撃のように撃ち放った。
「……これくらいの攻撃……なんてこと無いね」
 電撃を受けながらも静かに言うと、シャノン・エルステル(ミレナリィドールの実験機体・f00925)は、甲鉄の名を持つライフル銃『アイアンクラッド』を構えその銃口下に備え付けられた大型銃剣で帝国騎士に一突きの攻撃を与える。
「援護はお任せくださいませね」
 聖女のようににっこりと笑って、天からの光で帝国騎士を狙い撃ちするのは、サラヴェス・ゴッディーヴァ(エルフのクレリック・f05987)だ。
(「これだけ、チョコレートを愛する人が集まっているのですもの。わたくし達の結束は固いのですわ。無粋な帝国騎士さんには退場願いましょう」)
 頬笑みを絶やさず心の中で呟くサラヴェスは、重量感のあるメイスのグリップを握る……何時でもこれを振り下ろせるように。
「わたしの攻撃、迎撃できるならしてみると良いよ……。この魔剣全てを落とせるなら、ね……。」
 帝国騎士の念動力を宿した『飛ぶ斬激』をその素早い動きと衝撃波で撃ち落としながら、雛菊・璃奈(魔剣の巫女・f04218)は帝国騎士に接敵すると、魔剣アンサラーで一太刀浴びせる。
 しかし帝国騎士は、一歩後ずさったのみで生み出した帝国の旗を猟兵達に向け放った。
 その旗が、猟兵達を捉えることは無かったが旗が突き刺さった甲板から『帝国の領土』の幻……いや、人の意識化にそれと認識させるビジョンが猟兵達に送られる。
 だが、その未来を予測していた者、それを好機として生かそうとする者が居た。
「……! 視えた、その手は喰わない!」
(「腰が引け気味に見えるかもしれないけど、まずは生き残る!、勝つのは、その後の話! これだけ味方が居るんだから、負けないけどな!」)
 自身に備わったユーベルコードの意味は分からない、だが自身にある力を活かす術を知っていたメーティオルは、暗黒騎士の背後に素早く回ると、右手に逆手で握ったナイフで素早く、帝国騎士の喉元を切り裂く。
 オブリビオンである帝国騎士が喉を掻き切られた程度で死ぬことが無いのは想定内……だが、猟兵達は、帝国騎士の体勢が崩れたこの隙を逃がす気も無かった。
「ここが勝負所、残された時間も多くはないからね。守る為にも負けるわけにはいかない。出し惜しみなんてしないで、一気に攻めるよ」
 仲間達の援護射撃をしていたシャノンもその銃を肩脇に抱え、帝国騎士に襲いかかる。
「機関全力稼働……突撃、する! 貫いて、撃ち砕く!」
 アイアンクラッドの銃剣を帝国騎士に突き刺し、極至近距離からの特殊強装弾による零距離射撃。
 シンプル故に、威力も大きい……だが、敵の懐に飛び込むのだ……危険と隣り合わせ。
 シャノン自身もそれは分かっていた。
 帝国騎士の空を舞う斬撃がシャノンの腹をかすめ、二撃目の赤き電撃が追撃になる筈だった……だが、シャノンにダメージは無い。
 護りの要、コロッサスが金剛石の嵌め込まれた『金剛不壊』と自身の類稀なるオーラの力で、帝国騎士の攻撃そのものを捻じ伏せたのだ。
「飛ぶ斬撃、稲妻、念動力……多彩な技は見事也。しかしこの距離ならば俺も引けは取らぬ……!」
『金剛夜叉』彼の剛剣をコロッサスが振り下ろせば、帝国騎士の黒き装甲も大きく砕ける。
「今度はRockといかせてもらおう!!」
 奏の全力のシャウトが操縦室に響く。
「罪深き者に贈ろう。私の歌を、絶望の結末を!」
 その質量を持つ音波は、帝国騎士にだけ届く、重く響く歌声。
「私の歌声からは逃がさない、例え耳を塞いでも。その分厚い仮面の下まで届けてあげる。軽快に、しかし重厚に、いざや響け『宿運の乱歌』!」
「あの鎖、邪魔だなぁ」
 幾度か飛ばされた帝国騎士の捕縛の鎖、絶大な力は無いが、リグレースに言わせれば単純に『邪魔』なのだ。
 リグレースは、自身のサイキックエナジーを腕輪型増幅器『束縛する黒』で更に強化し放出すると、猟兵達の動きを阻害する鎖を全て、圧倒的力で破壊していく。
 鎖の破壊だけで収まらなかったサイキックエナジーは、帝国騎士にダメージを与える。
(「よし、もう少し! うおーチョコレートー!!」)
 反撃を試みようとする、帝国騎士だったが……既に帝国騎士の動きは半分以上制限されていた。
 何故なら、仲間達の攻撃の合間を縫って、あすむが拘束の鎖で帝国騎士を縛り続けていたからだ。
「今がチャンス!一気にたたみ掛けるよ!」
 あすむの叫びに、3人の猟兵が動いた。
「そうそう眠っては、くださらなそうですけれども……!」
(「騒がしい殿方は苦手ですのよ」)
 胸中にそんな思いを秘め、サラヴェスはその細腕から単純に重いメイスの一撃を帝国騎士に振り下ろす。
「呪われし剣達……わたしに、力を……『unlimited curse blades』……!!」
 迎撃やカウンター狙いを徹底していた、璃奈の超攻撃的なユーベルコードが、魔剣・妖刀の現身を生み出し、帝国騎士を串刺しにしていく。
「さっすが硬そうなぁ。……まあ、ボロボロだしいけそうだネ、美味かなさそうだケド、ちぃとばかし喰わせてヨ」
 ふらりふらりと妖弧の気安さで帝国騎士に話しかけるコノハ。
「――イタダキマス」
 自身の血を代償に力を開放すると、コノハは自身の牙を帝国騎士の喉元に深く食い込ませる。
 抉り取られる帝国兵の首元。
 そして『コーホー……』と言葉にもならない音をだして、倒れ伏す帝国騎士。
「やっぱり美味かないネ。これは、チョコレートで口直ししないとネ」
 仲間達を振り返るとコノハはへらりと笑う。
 その言葉に仲間達も笑顔を見せる。
 この艦艇に敵は、もう1人もいない。
 猟兵が完全なる勝利を収めたのだから。
 スペースシップから脅威が去ったのならば、あとはお楽しみを満喫するだけだ。

 グリモア猟兵に送ってもらおう。
 護りきったスペースシップへ。
 ケーキフェスティバルが待っている!

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​




第3章 日常 『チョコレートケーキはお好きですか?』

POW   :    ケーキを大量に食べる。ケーキの種類は一番少ない。

SPD   :    ケーキを早く食べる。ケーキの種類はとても多い。

WIZ   :    ケーキ以外も並行して食べる。ケーキの種類はやや少なく、甘味以外の種類が豊富。

👑11
🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

●チョコレートフェスティバルの船
 そのスペースシップは甘い臭いに包まれていた。
 何故なら、『チョコレートフェスティバル』が無事に開催されるのだから。
 銀河帝国にこの船が狙われていると聞いた時は恐ろしかった。
 だが、それを『猟兵』達が救ってくれた。
 彼等に感謝しよう。
 彼等は、どんなチョコレートが好きだろう。
 普通の板チョコ?
 チョコレートケーキ?
 フォンダンショコラ?
 チョコフォンデュ?
 可愛いチョコ細工も用意しよう!
 ありとあらゆるチョコで感謝を伝えよう。
 沢山の猟兵にチョコレートの甘さと甘い時間を堪能してもらおう……。
コノハ・ライゼ
たぬちゃん(f03797)と楽しむ

【WIZ】
待ってマシタちょっこれいとぉ~!(ハイテンション)
挨拶なんか後とばかりに腕引っ張って連れ回す

チョコケーキにも色々あんよねー
オレ濃厚なヤツが好き、オペラとかフォンダンショコラ!
言いながら次々相手にも押し付け
あとあと、チョコ本体なら高カカオ絶対ぇオススメだって
カカオニブ入りのチョコにニブの蜂蜜漬けも美味いし
カカオ100%のも腕の良いパティシエなら癖ンなる美味さ!
ボクの見立てだもん間違いねぇって!
チョコ細工も職人技が気になるよねぇ
それからね~

食べ物の話となると最早止まらない
まあ一人じゃこうは燥げないからサ
楽しー方が、食べ物も美味しいってモンでしょ?


火狸・さつま
コノ(f03130)と参加


【WIZ】
沢山色々な種類のケーキも食べたいが
ケーキ以外にも心惹かれる


「コノ、お疲…、……?!?!??」
頑張ってたコノを労う暇なく引っ張られ
勢いに圧倒されている間に
何やらチョコまみれ

チョコは嫌いじゃない
遠慮なく色々な物もぐもぐする

口に物を含んでいる間は味わっている為、声は出さず
頷いたり、首振ったり
その程度の反応に留め
ごっくんして余韻に浸ってから
二言三言返事を。
「テンションが、凄い…な」



●甘く、熱く、温かく
「コノ、お疲……!? ……コノッ!?」
 銀河帝国との戦いを終え、このチョコレートフェスティバル真っ只中のスペースシップでコノハ・ライゼ(空々・f03130)の帰還を待っていた、火狸・さつま(タヌキツネ・f03797)は、コノハに労いの言葉を駆ける間も無く、コノハに手を引っ張られる。
「待ってマシタちょっこれいとぉ~!」
 ハイテンションなコノハには、さつまの言葉も耳に入っていないようで、一気にチョコで溢れるフェスティバル会場を走り回る。
「チョコケーキにも色々あんよねー。オレ濃厚なヤツが好き、オペラとかフォンダンショコラ!」
 圧倒されているさつまに、色々なチョコを渡しながら、自身も甘い香りのするチョコレートを次々に口に入れるコノハ。
「あとあと、チョコ本体なら高カカオ絶対ぇオススメだって」
「あの……あのな……コノ!」
 次々と増えて行くチョコレート、流石に一気には食べられないと、さつまがコノハの名前を呼ぶ。
「チョコは嫌いじゃない……だが、ゆっく……!?」
「カカオニブ入りのチョコにニブの蜂蜜漬けも美味いし! カカオ100%のも、腕の良いパティシエなら癖ンなる美味さ! ボクの見立てだもん間違いねぇって! チョコ細工も職人技が気になるよねぇ。それからね~」
 さつまが口を挟む隙を与えず、コノハは次々とチョコについて熱く語りながら、さつまにお勧めのチョコレートを食べさせていく。
(「コノハが頑張っての御褒美チョコなら、遠慮なく食べるが」)
 楽しそうなコノハの言葉に頷き、時に首を振り、さつまが口を挟まずとも2人で甘く楽しい時間を過ごす。
 美味しく味わい、ゆっくり飲み込み、身も心も甘く温かくなった頃、さつまがコノハに言葉をかける。
「テンションが、凄い……な」
「まあ一人じゃこうは燥げないからサ。楽しー方が、食べ物も美味しいってモンでしょ?」
 全開の笑顔で言うコノハの言葉にさつまも思わず微笑むのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

須賀原・あすむ
一仕事終えたあとは甘いものが欲しくなるよね!

判定はWIZで
フェスティバルに用意されているフルーツや菓子を片っ端から取っていき、それらを全てチョコレートファウンテンに付けてチョコ掛けにして食べていきます。目指すは会場内に用意されてる全食品制覇。
「チョコの食べ比べって中々出来ないからこの機会に何でも試しちゃおう!」と目を輝かせます



●甘い食べ比べ
「一仕事終えたあとは甘いものが欲しくなるよね!」
 言いつつ、護りきったスペースシップ内で色々なお菓子やフルーツ、その他甘い物を集め歩いているのは、須賀原・あすむ(ファントムブラック・f03833)。
「これくらいでいいかな? あっ、マカロンとかも合うかも! こっちには、ワッフルもある~♪」
 所狭しと並べられた、チョコレートにお菓子の数々、取っても取っても無くならなければ、次々に追加され、あすむは両手いっぱいにお菓子を抱えていた。
 あすむはこれらのお菓子を食べずに、ただただ集めていた。
 それは何故か?
「すっご~い! ほんっとうに滝みたいな、チョコレートファウンテン!」
 そう、あすむはお菓子や果物をチョコレートファウンテンで楽しみたかったのだ。
 甘いチョコレートに浸した果物やお菓子は、あすむのお腹も心も幸せで満たしていく。
「目指すは、会場内に用意されている食べ物全制覇だよっ。チョコの食べ比べって中々出来ないから、この機会に何でも試しちゃおう!」
 あすむの甘~いチャレンジはまだまだ始まったばかりだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

フォルティ・アルディリア
戦いには参加してないけれど、戦いの後でも出来る事はあると思うんだ!
みんな襲われた事でちょこっと気分を落ち込ませているかもって思うから、少しでも前向きに、元気よく楽しもう!

ステージか、それっぽく高い所に立って、
「ハロ♪ハロ♪エブリバディ♪みんなー!楽しんでるぅ?」
「ちょこっと元気が足りないぞー?せっかくの楽しいフェスティバル!盛り上がろうよ♪」
ってシャウトしてから、わたしの【エレクトロレギオン】のうさちゃんを私の周りに楽しげに飛ばせながら一曲歌うね!
「甘い香りのチョコケーキ♪ 隣のあのこと食べたいな♪ 私の秘めたこの気持ち♪ フォンデュみたく染めたいな♪」
やっぱりお祭りは楽しくしないとね♪



●エブリバディ♪ チョコフェスティバル♪
「ハロ♪ ハロ♪ エブリバディ♪ みんなー! 楽しんでるぅ?」
 チョコレートフェスティバルのメイン会場のステージ上、蒼い髪の少女が会場内に元気な声をかける。
(「あたし、戦いには参加してないけれど、戦いの後でも出来る事はあると思うんだ! みんな、襲われた事でちょこっと気分を落ち込ませているかもって思うから……少しでも前向きに、元気よく楽しんでもらおう!」)
 フォルティ・アルディリア(スペースノイドの電脳魔術士・f05860)は、その思いでもう一度ハイテンションに声を響かせる。
「ちょこっと、元気が足りないぞー? せっかくの楽しいフェスティバル! 盛り上がろうよ♪」
 小型の機械人形、沢山のうさちゃんを周囲に呼び出すとフォルティは更に声を響かせる。
「甘い香りのチョコケーキ♪ 隣のあのこと食べたいな♪ 私の秘めたこの気持ち♪ フォンデュみたく染めたいな♪」
 フォルティの歌声は甘い香り漂う星船に更に彩を乗せていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

サラヴェス・ゴッディーヴァ
無事に敵を殲滅出来て安心いたしましたわ。
あぁ、チョコレートの芳醇な香り…
紅茶もあれば尚嬉しいですわね(微笑み)

板チョコもケーキも、フォンデュもボンボンも
チョコと聞けば、つい口にしたくなってしまいますの。
今の気分は…そうですわね。
プチシューやフルーツをチョコレートフォンデュして積み上げて
プロフィットロールにして楽しみたいですわね
勿論、他のチョコも堪能させていただきますわ。

あら、リクオウさん。
貴方のお陰で素敵なフェスティバルに参加することができましたわ
とても感謝しておりますの(にっこり)
リクオウさんはチョコレートはお好きかしら?
プロフィットロール、つまんでみませんこと?

※アドリブ、絡み大歓迎です!


アデル・タイアン
ごきげんよう。
ここでちょこれーとふぇすていばる、というものが開かれていると聞いてきた
甘いものはとても好き

SPDで種類をたーっくさん、食べる
チョコレートベリー、トリュフ、板チョコ、チョコミント…?少し邪道だけれど、今回はいいとします
んん、至福
美味、美味よ

ありがとう、とても美味しかった
さよなら



●甘く芳醇な香り
「ごきげんよう。ここでちょこれーとふぇすていばる、というものが開かれていると聞いてきた。甘いものはとても好き」
 金の髪を二つに結った少女、アデル・タイアン(ミレナリィドールの精霊術士・f10904)は、言葉こそ簡素なもののグリモア猟兵に送られてきたこのスペースシップに興味津々だった。
 沢山のチョコレート。
 チョコレートは古くまで辿れば、王侯貴族しか味わうことが出来なかった嗜好品である。
 気品溢れるアデルがトリュフを一つまみすれば、それは絵画のような美しさ。
「んん、至福。美味、美味よ」
 人々にアデルが進められたのは、水色の彩りが印象的なチョコレート。
「チョコミント……? 少し邪道だけれど、今回はいいとします。……ありがとう、とても美味しかった」
 アデルが気高く去り際に言えば、人々も嬉しそうに笑う。
 その姿を微笑みながら見守るのは、サラヴェス・ゴッディーヴァ(エルフのクレリック・f05987)だ。
「無事に、敵を殲滅出来て安心いたしましたわ。皆さんの幸せそうな笑顔。そして……あぁ、チョコレートの芳醇な香り……紅茶もあれば尚嬉しいですわね」
「ん? 紅茶が御所望かい?」
 皿にチョコケーキを乗せたリクオウ・サナダ(すっとこどっこい宇宙船整備士・f05962)は、穏やかに微笑むとテーブルからカップとティーポットを取り『コポコポ』と音をたてて、温かなダージリンを注ぐ。
「はい、サラヴェス。今回は、ありがとう」
 カップをサラヴェスに差し出しながら、リクオウは人の良さそうな笑みを向ける。
「いえ、貴方のお陰で素敵なフェスティバルに参加することができましたわ。とても感謝しておりますの。リクオウさんはチョコレートはお好きかしら? プロフィットロール、つまんでみませんこと?」
 温かなカップを受け取り、サラヴェスも手元のプロフィットロールをリクオウに差し出す。
「プロフィットロール? ああ! シュークリームのチョコがけかあ! 貰うね」
 お菓子に疎い男の感性など、この程度である。
 思わず、サラヴェスも可笑しさに口元をふわりと隠す。
(「板チョコもケーキも、フォンデュもボンボンもチョコと聞けば、つい口にしたくなってしまいますの。まだまだ時間はありますわね。存分に堪能させていただきますわ」)
 ダージリンの湯気が優しくチョコを少しだけ溶かしていた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

シャノン・エルステル
WIZ

私としてはオブリビオンの排除が目的だったんだけれども、たまにはこういうのも良いかな。
チョコレート…そういえば、あまり食べたことがなかったかな。
板チョコぐらいなら食べたことはあったけど…うん、いい機会だしいろいろと食べてみよう。せっかくのお祭りなんだし楽しまないとね。

量や速さには拘らずに、チョコを楽しむことしよう。
量より質ということであまり食べたことがないようなチョコでも探してみようかな。
そういう物があったらそれがどういうチョコなのかを住民の人に訪ねてみるのもいいかもしれないね。



●時には知らない物を
(「私としては、オブリビオンの排除が目的だったんだけれども、たまにはこういうのも良いかな」)
 甘い香りが辺りに満ち、人々の笑い声が響くのを聞きながら、シャノン・エルステル(ミレナリィドールの実験機体・f00925)は、そんな風に考えていた。
「チョコレート……」
 テーブルに並べられたチョコトリュフを一つまみして、シャノンはチョコトリュフを口にする。
「甘い……」
(「そう言えば、あまり食べたことがなかったかな。 板チョコぐらいなら食べたことはあったけど……うん。いい機会だし、いろいろと食べてみよう。せっかくのお祭りなんだし楽しまないとね」)
 表情こそクールに保たれていたが、少しだけ、ほんの少しだけ……シャノンは心が浮き立つのを感じていた。
(「折角だから、あまり食べたことがないようなチョコでも探してみようかな……? あのチョコ、初めて見るね。普通のチョコとホワイトチョコの川に金色の飾り……星空みたいだね。味を見て、ここの人達にどんなチョコなのか聞いてみよう」)
 シャノンの蒼い瞳に映るのは、甘く興味を引く物達だった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

メーティオル・スター
やった、お待ちかねのチョコレートだ!
POWで判定してケーキを沢山食べるぞ!


種類が少ないって言っても、2つ3つくらいの種類は楽しめるだろうし、
沢山動いたからおなかも減ったし!

いつもは安売りしてるようなケーキばっかりだけど、
チョコレートフェスティバルなんだ、きっと美味しいケーキばかりなんだろうな!



●いっぱいのケーキ。いっぱいの幸せ。
「やった、お待ちかねのチョコレートだ!」
 沢山のチョコレートを目の前に、メーティオル・スター(屑鉄漁りの見習い冒険者・f05168)は、その銀の瞳をキラキラと輝かせていた。
 猟兵とはいえ、サイボーグとはいえ、育ち盛り食欲旺盛な13歳男児である。
 大量の甘いお菓子を目の前に、その誘惑に抗える筈が無いのだ。
 銀河帝国の好きにさせてはいけないと思ったのも事実だが、美味しいお菓子が待ってるからやる気が出たと言うのも、メーティオルの純粋な本音なのだから。
「いつもは、安売りしてるようなケーキばっかりだけど、チョコレートフェスティバルなんだ! きっと美味しいケーキばかりなんだろうな!」
 メーティオルがまず席に着いたのは、チョコレートケーキが際限なく出てくるブース。
 スタンダードなチョコレートケーキ、ガトーショコラやチョコシフォンケーキ、種類は多くないが、甘い匂いを漂わせ次から次に出てくるチョコケーキ達。
(「ここが終わったら、何処に行こう?」)
 そんなことを思いながら、メーティオルのフォークは止まることを知らないのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

リグレース・ロディット
はいはーい!僕はね、えっとね、チョコレートね、全部好き!!フォンファン(噛んじゃった……!)、ダンショコラっていうのも、チョコフォンデュっていうのも好き!食べたことないけどチョコレートだから絶対美味しいもん!!寝る前はちゃんと歯磨きするからいっぱい食べる!
【WIZ】けど僕そんなに食べれないからのんびり美味しく食べるね。これがフォンダン(言えた……!)ショコラ、ふえ中からチョコレートが、ちょこれーとのなかにちょこれーとがぁ……チョコフォンデュ、ふええちょこれーとのみずたまり、ふええおいしい、ふええええええ(感動のあまり語彙力がなくなる様をご想像ください)あ、あ、僕も食べるから全部食べないでぇ!!



●甘い香りの続く中
「はいはーい! 僕はね、えっとね、チョコレートね、全部好き!! フォンファン!?」
 勢いを付け過ぎ、盛大に噛んだのは、リグレース・ロディット(夢みる虚・f03337)だ。
「……ダンショコラっていうのも、チョコフォンデュっていうのも好き! 食べたことないけどチョコレートだから絶対美味しいもん!! 寝る前は、ちゃんと歯磨きするからいっぱい食べるよ!」
 小さなリグレースのそんな姿に人々は笑みを浮かべ、色々なチョコレートを勧めてくれる。
「これが、フォンダンショコラ! ふえ……中からチョコレートが、ちょこれーとのなかにちょこれーとがぁ……」
 今度はしっかり名前を言えたリグレースが、フォンダンショコラをゆっくりのんびり味わっていると、子供達がリグレースの腕を引っ張り、大きなテーブルへと案内する。
 そこにはチョコレートの泉が広がっているように……にリグレースには見えた。
「チョ……チョコフォンデュ、ふぇぇ……ちょこれーとのみずたまり、ふぇえ……」
 チョコの泉の凄さに語彙力が消滅……いや、感動のあまりに言葉が選べなくなったリグレースは、あわあわと大急ぎでチョコの泉に浸したお菓子を口に入れる。
「……おいしい、ふぇえええええ。あ、あ、僕も食べるから全部食べないでぇ!!」
 子供達がにこやかに食べるのに追いつくように、リグレースも慌てて一生懸命手を伸ばす。

 スペースシップに響く笑い声と漂う甘い香り。
 猟兵達が護った幸福な1日は、チョコレート色に染められて……やがて静かに終わるのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2019年01月01日


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#スペースシップワールド


30




種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は💠山田・二十五郎です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『日常』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト