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闇の救済者戦争⑫〜救出作戦、開始!

#ダークセイヴァー #ダークセイヴァー上層 #闇の救済者戦争



「みんなおるー? ほんなら、お仕事のお話しよか~」

 集まった猟兵達に対し、ロルフ・ディスプレシオ(革命の助言者Berater・f37800)は片手に火の付いたタバコを携えながら今回の戦場について詳しく説明する。

 新たに開かれた戦場、太陽の繭。ここは内部から陽の如き眩い光を放つ、不気味な粘液の糸に覆われた地帯。
 ロルフがその中で見た光景というのは多数の魂人の『花嫁』を生贄に強力な闇の種族を生み出す現場であり、今もなお胎動を続ける繭が多く見受けられる。

「いわゆる『羽化儀式』ってやつらしいわ。その生贄に選ばれた子らも大変やのー」
「ま、今から救出に迎えば問題ないんよ。ただ別の問題があるっちゅーだけで」

 2本目のタバコに火をつけるロルフ。別の問題というのは、その生贄を守るためのオブリビオン達が周辺を守護していることだそうだ。
 1人でも生贄が残れば闇の種族は完全に羽化し、戦場へと降り立つ。逆を言えば、生贄を全員救出してしまえばその儀式は失敗となり闇の種族が現れることはない。

 そこでロルフは一斉に猟兵達で魂人の花嫁達を救出してやろうじゃないかと笑った。
 1つの儀式を潰すのに時間をかけている余裕はない。それなら、一気に開放してやれば済むじゃんと。

「ほら、俺たちって際限なく成長するじゃん? それならこういう依頼は楽勝だろって」
「花嫁達の事考えたらさっさと救出してやったほうがええしな。ここでだべってるのもちょい時間の無駄かもしれん」

 ほんならさっさと連れてこか、と手を差し伸べたロルフ。
 闇の種族の羽化を止める準備が出来た者からさっさと送り届けてくれるそうだ。

 ――花嫁救出作戦、開始!


御影イズミ
 閲覧ありがとうございます、御影イズミです。
 猟書家戦と戦争と……忙しいですね……。

 初めての方はMSページを読んで頂ければと思います。
 また何度か来訪されてる方もMSページに更新が入ってますので確認をお願いします。

●採用について
 「シナリオの成功数に到達する🔵の確保が確定した時点」で締め切ります。
 採用についてですが、現時点では全員採用を目標にしています。
 ただし、人数や内容によっては採用の確約が出来ません。
 また採用が難しいと判断したプレイングはお返し致しますのでご了承ください。

●場所:太陽の繭
 辺り一面、不気味な粘液の糸に包まれた戦場です。
 一部丸くなっている糸がありますが、その中には『花嫁』がいます。
 が、その周囲を複数人の集団敵『ダークヴァルキュリア』が守っています。

 飛翔とキャバリアの使用は粘液の糸が絡みつきますが、使用は一応可能です。

●プレイングボーナス:オブリビオンの群れを蹴散らし、『花嫁』を解放する。
 先に書いた通り、花嫁を守るオブリビオン『ダークヴァルキュリア』は複数人で1人の花嫁を守っています。
 花嫁の解放までがプレイングボーナスとなりますのでご注意下さい。

 皆様の素敵なプレイング、お待ち致しております。
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第1章 集団戦 『ダークヴァルキュリア』

POW   :    ディアボリックスティンガー
自身の【薔薇の紋章】が輝く間、【レイピア】の攻撃回数が9倍になる。ただし、味方を1回も攻撃しないと寿命が減る。
SPD   :    フライングダークネス
全身を【闇のオーラ】で覆い、自身の【邪悪さ】に比例した戦闘力増強と、最大でレベル×100km/hに達する飛翔能力を得る。
WIZ   :    イビルリバース
【苦痛の呪い】を込めた武器で対象を貫く。対象が何らかの強化を得ていた場合、追加で【強化反転】の状態異常を与える。
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堺・晃
要は、救助活動も含むシンプルな集団戦ですね
話が早くて助かる

自身に激痛耐性と呪詛耐性を乗せたオーラ防御を纏い
ハンドガンと召喚したアイアン・メイデン・スキュアの棘の一斉発射による串刺しで、極力接近を許さぬ立ち振る舞い
万一接近された場合も素早い身のこなしで回避と同時に死角へと入り込み
急所を狙った龍狼剣のなぎ払いによる暗殺で対応

念の為紫鴉も戦場に放っておき
僕の死角を補ったり、僕に気を取られている敵の背後から奇襲をかけるように毒爪での切り裂きで連携

僅かな陣形の狂いを狙って紫閃斬界発動
猛毒のワイヤーで切り裂き、縛り上げる範囲攻撃
(毒使い、罠使い)

無事に一掃したら繭を切り裂き中身の花嫁を救出します



●素早い救助を
「話が早くて助かる。要は救助活動含むシンプルな集団戦ということでしょう?」
 戦場へと降り立った堺・晃(元龍狼師団師団長・f10769)はすぐさま自身に耐性用結界を張り、辺りに散らばったダークヴァルキュリアに向けてハンドガンを連射する。
 ダークヴァルキュリア達は苦痛の呪いを込めた武器で何度も何度も晃を狙っては呪いを与えようとするが、寸前で晃が呼び寄せたアイアン・メイデン・スキュアによって防御され、さらには中から発射された棘の一斉射撃によって身体を貫かれていく。

 敵が正面にしか向いていない今がチャンス。
 そう考えて行動を開始したダークヴァルキュリア達だったが、脆くもその考えは崩れ去る。自身に刻まれたなにかの傷から毒が染み渡っていることに気づいたのは、晃が視線を向けた時。
「あ、その様子だと何が起こってるかわからないって様子ですね? まあ、わからなくていいと思いますよ」
 爽やかな笑顔のままに、晃の手に握られていたハンドガンが別の武器――龍狼剣に切り替わり、力強い薙ぎ払いによって複数のダークヴァルキュリアが吹き飛んでいく。ダークヴァルキュリア達は回避行動を取ることも出来ただろうが、既に毒によって蝕まれた身体では脳の指令を処理することも不可能だったようだ。
 毒の原因は晃の死角を補うように配備されたカラスの紫鴉が放った毒爪によるもの。正面にしか視線を向けられない晃に対し、背後を守るように仰せつかった紫鴉が飛び交い、ダークヴァルキュリア達を引っ掻いて神経毒を与えていた。

「まさか、僕が何の準備もなく多数を倒しに来たと思っています?」
 毒で身動きの取れないダークヴァルキュリア達に向けて、晃は変わらぬ笑顔を向けている。それは見る人によっては、彼女らを嘲笑うようにも見えるかもしれない。
 あまりにも屈辱的な光景にダークヴァルキュリア達はなんとしてでも目の前の男を討ち取ろうとしたが、毒によって脳からの信号を上手く受け取れずにその場に立ち止まってしまう。
「――手加減は……要らないかな」
 そんな彼女達に向けて、晃はユーベルコード『紫閂斬界』によって放たれるワイヤーで全身を貫き、滅ぼす。猛毒を受けた状態から更に猛毒を重ね、もう二度と動けぬように縛り上げた。

「さて、花嫁を救出していかないと」
 ダークヴァルキュリア達を無力化し終えた晃は、せっせと繭を切り開き花嫁達を救出していく。
 数の多い花嫁の繭。残されている数はまだ多く……。

大成功 🔵​🔵​🔵​

隠神・華蘭
制御出来ない大火力はまずそうですね……ならば

飛んでる連中に質問たいむです
『そんな速く飛んでたら粘液の糸に突っ込むんじゃないです?』
答えはご自由にです、言質取り次第UC使用
出た意思に従う炎ですが敵に直撃はしそうにないので
燃やす対象は『わたくしと繭の周囲を除いた粘液の糸』とします
そのうえで更に化術、手持ちの木の葉をぶわっと空に撒いて念動力で周囲に散らしてから偽の燃える粘液の糸に変えます
燃えて絡みついて偽まで混じってる……百きろおーばーの速さで避けられますかね?

向こうがひーひー言ってる間に繭を鉈で切り開いて救出です
完了次第尻尾を化術で動かして花嫁さん皆を巻き込んでから逃げ足だっしゅで退散しますよぉ!



●満足な答えは……
「制御できない大火力は……まず、なさそうですね」
 隠神・華蘭(八百八の末席・f30198)は軽く様子を伺いつつ、ダークヴァルキュリアの動きを確認してから繭の内部へ到達。すぐさま彼女らに向けて華蘭はある問いかけをぶつけた。
「ねえ、みなさん。そんな速く飛んでたら、粘液の糸に突っ込むんじゃないです?」
 華蘭の言うことももっともだ。この戦場は辺りが粘液の糸に包み込まれており、壁も床も天井も粘液の糸だらけ。そんな中で飛び回れば粘液の糸に絡め取られてしまって身動きが取れなくなるのは当然のこと。
 だけどダークヴァルキュリア達は『どうってことない』『この場所は慣れれば飛ぶのは簡単』と言った答えを華蘭に差し出した。そうして答えることが自分達にとって不利になるなんてことに気づかずに。
「そうですか、そうですか……」
 答えを聞いてゆっくりとうなずいた華蘭。しかしすぐに瞳に宿る光が鋭くなると、ダークヴァルキュリア達の周囲に青白い火の玉を呼び寄せる。
「――燃えるがいい、この華蘭の気の済むまで」
 ユーベルコード『怨絵巻・八百八』。華蘭からダークヴァルキュリアへの質問とともに放たれる青白い火の玉は、華蘭が満足する答えを得るまでダークヴァルキュリアを追いかけ続ける。
 それだけならダークヴァルキュリア達も超速の動きで回避し続ければ問題はない。超速度であろうと、この繭の中にある粘液の糸の位置はすべて把握しているのだから。

「……本当に? 本当に位置を把握してると、言えるのでしょうかぁ?」
 華蘭のゆるやかな一言と共に、1人のダークヴァルキュリアが粘液の糸に絡みつく。――本来なら無いはずな場所で。
 慌てふためく彼女に向けて、青白い炎はぐるぐると周囲を飛び交って火の粉を飛ばす。小さな火はやがて大きな炎となって1人を焼き尽くして、更には粘液の糸を伝って辺り一面燃え広がる。
 ダークヴァルキュリアを絡め取った粘液の糸の正体は、華蘭の化術によるもの。手持ちの木の葉を念動力で動かして、粘液の糸として配置しておいた即席の罠であり、火を燃え移らせるための触媒として配備しておいた。

「ふふふ、燃えて絡みついて、偽物まで混ざってる。はたして百きろおーばーの速さで逃げられますかねぇ?」
 ダークヴァルキュリア達が混乱の渦中にいる中で、華蘭は尻尾を化術で動かしながらせっせと花嫁達を救出する。
 自分が助けられる範囲は全員助ける勢いで、答えなき戦場をあとにした。

大成功 🔵​🔵​🔵​

久遠寺・遥翔
清導と参加
アドリブ歓迎
「OKヒーロー清導、救出は任せた。こちらは標的を焼き祓う!」
花嫁の解放は清導に任せ、それを支援しつつ敵を蹴散らすぜ

イグニシオンに[騎乗]
粘液の糸で満足な機動が取れないのは織り込み済み
足を止め[オーラ防御]と[結界術]を重ねた多重防壁で守りの体制を取る

こちらからはUCを起動
早かろうが逃げ場はない、戦場全域に及ぶ[範囲攻撃]
敵を識別して内側から燃焼させる焔でオブリビオンのみを[焼却]

さらに[心眼]と[第六感]を以て戦場を把握
こちらに仕掛けてくる敵や清導を妨害する敵に追加UCの思念誘導焔刃兵装で牽制迎撃を行う

「さぁ、今のうちに逃げな。偽りの太陽、その羽化は俺達が止める!」


空桐・清導
SPD
アドリブ大歓迎
遥翔と参加

「花嫁たちを犠牲にして太陽を復活させようってか。
相変わらず悪趣味なことをしやがる!
オレ達の力でなんとか助け出そうぜ、フレアライザー!」
遥翔に向けて声をかけて笑う

戦場に転送されたら、[オーラ防御]を展開して防御力UP
「その人達を離してもらうぞ、オブリビオン!
超必殺!ワールド・パニッシャー!!」
UC発動して飛翔する
白銀の炎翼から光焔を放って、
ダークヴァルキュリア達を撃破して花嫁達を救出
「みんな、こっちだ!
こいつらをやっつけたら、
オレ達が安全なところまで誘導する!」
オレは花嫁達の護衛に注力して攻撃は遥翔に任せる
近づいてくるダークヴァルキュリアには光焔をお見舞いするぜ!



●2つの焔が太陽を灼き尽くす
「花嫁達を犠牲にして太陽を復活させようってか。相変わらず悪趣味なことをしやがる! オレ達の力でなんとか助け出そうぜ、フレアライザー!」
 ぎり、と拳を握りしめた空桐・清導(ブレイザイン・f28542)は共に駆けつけた猟兵ヒーロー――もとい久遠寺・遥翔(焔の機神イグニシオン/『黒鋼』の騎士・f01190)へ声をかける。
「OK、清導ヒーロー。救出はそっちに任せる。こちらは、標的を焼き祓う!」
「任せたぜ!」
 二手に分かれ、それぞれが自分の為すべきことをやり遂げる作戦。如何に多数のオブリビオンが押し寄せようと、花嫁が繭に包まれていようと彼らには関係ない。
 お互いを信じているからこそ、こうして自分が出来ることをやるだけなのだから!

 イグニシオンに乗り込んだ遥翔。粘液の糸によって満足に動けなくなるのは既に織り込み済み故、多重防壁を張り巡らせて防御態勢を取っている。
 ダークヴァルキュリアはそんな遥翔に向けて、超速の動きで様子を窺っている。粘液の糸が辺りに張り巡らせていたとしても彼女達はうまい具合に何処に糸があるかを把握しているため、引っかかることはないようだ。
「なるほどな。自分達の得意戦場だからこそ、ここを選んだってことか。……だったら話は早い!」
 清導に向けてダークヴァルキュリア達の情報を渡した遥翔。彼女達の行動原理を伝え終えた後、遥翔はユーベルコード『天を摘む終焉ヴァーミリオン・ヴァニッシャー』を用いて戦場全体に敵と味方を識別する真焔を放つ。
 敵――すなわちダークヴァルキュリア。空を飛び、真焔が直撃したことで、撃ち落とされたのが数体、生き残り続けたのが半分。生き残った側は延焼ダメージによって満足に動くことも出来なくなっていた。
「さて、花嫁達は……」
 遥翔は視線を花嫁達に向ける。既に清導が自分を守るオーラを展開させて花嫁達の救出に向かっており、ユーベルコード『銀翼の白鎧インビンシブル・シルバリオン』によって飛翔能力を得ながら花嫁の繭を守るダークヴァルキュリア達を蹴散らしていた。
「その人達を離してもらうぞ、オブリビオン!! 超必殺、ワールド・パニッシャー!!」
 遥翔の真焔と重なるように、白銀の光焔があたりを包み込む。太陽の繭の中に2つの焔が埋め尽くされ、ダークヴァルキュリア達の身体が焔の延焼と吸収に耐えきれずに朽ちていく。
 それと同時、白銀の光焔は花嫁達を包む繭さえも灼き尽くす。中にいた花嫁達は体力減少によって少しだけぐったりしているが、動けないほどではなさそうだ。
「大丈夫か、みんな! よく耐えてくれた! オレ達が安全なところまで誘導するから、みんなついてきてくれ!」
 清導の指示に従い、ゆっくりと、自分の持つ力を振り絞って繭を脱出しようとする魂人の花嫁達。ここから出て、この繭の機能を停止させることでようやく終わりを告げる。そう信じていた。

 だがダークヴァルキュリアはそんな花嫁達を逃したくない一心で、遥翔や清導ではなく花嫁達を狙い始めた。
 逃げるな、戻れと言わんばかりの速度で手を伸ばし、花嫁に触れようとする。
「――残念だけど、それは許されないぜ」
 遥翔の一言共に飛んできた一撃が、手を伸ばしていたダークヴァルキュリアを吹き飛ばして燃やす。ただでさえ弱りきった花嫁達にはこれ以上手出しはさせないと。
「さぁ、今のうちに逃げな。偽りの太陽の羽化は俺達が止める!」
「大丈夫、オレ達がいる限りは太陽は顕現させやしないさ!」

 その言葉通りに、太陽の繭の中は2つの焔で焼かれていく。
 花嫁を誰一人として残さず、羽化させない。その宣言どおりに。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

エイリア・アストレア
連携・アドリブ歓迎です

あれが今回助けないといけない花嫁なんだね。まっててね、すぐに助けるよ!

下手に人質の近くで戦えないねぇ…。ここはあえて挑発して離れたところで戦うようにしようかな。おらー猟兵さまのお出ましだー。掛かってこいやー(どうにもぎこちない感じで

ある程度離れたら、こっちのターン。【紅蓮の一撃】で一気に仕留める!

蹴散らしたの確認したら、安全を確保しつつ花嫁の【救助活動】に移るよ。


メリー・スペルティナ
うぅ……眩しいですわ……
ですが、そんな事でへこたれてる場合ではありませんわね!

闇に紛れて接近し、クロスボウに『使い捨て血晶石』を装填して撃ちまくり牽制すると同時に
血晶石そのものを呪いを帯びた罠とし、そのままUC【告死呪装:血の底に澱む冥呪】で身を呪血の鎧で覆いますわ!

相手がUCを使うのなら接近戦、けれど近づけば「呪い」はこの冥呪に喰われこちらの力になる
攻撃をこちらの武器で弾いて反撃の一撃を叩き込みますわ!相手が逃げの一手ならさっき撒いた血晶石の呪詛と相手が抱く「負の感情」も冥呪に喰わせ自己強化し、追いかけて真っ二つですわ!
護衛を除いたら後は「ヒルフェ」で慎重に繭を引き裂き中の者を救助しますわ!



●ホームラン×2
「あれが今回助けないといけない花嫁なんだね……」
 ぶら下がった繭を隠れて見つめるエイリア・アストレア(星と深淵を目指す果てなき冒険スピリッツ・f37766)。ヒソヒソと隣にいるメリー・スペルティナ(暗澹たる慈雨の淑女(自称)・f26478)と会話をするのだが、メリーはまぶしそうな表情をしている。
「うぅ……眩しいですわ……」
「だ、大丈夫? 無理しちゃダメよ?」
「うう……ですが、こんなことでへこたれてる場合ではありませんわね!」
「そうそう! 急いで花嫁を助け出そう!」
 メリーはエイリアの言葉に首を縦に振り、共に太陽の繭に捕らわれた花嫁達を救出に向かう。

 太陽の明るさを覆うように闇を呼び寄せ、闇に紛れてダークヴァルキュリアへ接近していくメリー。自分の居場所を悟られないように、クロスボウで使い捨て血晶石を撃ちまくって牽制をしていく。
 血晶石は回収せず、そのまま放置。罠として使用することでユーベルコード『告死呪装:血の底に澱む冥呪ニーズヘグ』の媒体として自身を呪血の竜鎧で覆う。
「おらー猟兵さまのおでましだー! かかってこいやー!」
 それと同時、エイリアが挑発を投げつける。少々ぎこちなさがあるがそれもまたご愛嬌で、彼女の挑発のおかげでメリーーも動きやすくなっていた。
 メリーの纏った鎧は敵から受けた負傷と負の感情や呪詛の量に応じて自身の戦闘力が上がるもの。闇の中を当てずっぽうに武器を振り回して苦痛の呪いを与えてくるダークヴァルキュリアにとって、この上ない最悪の相性である。
「あら、呪いですの? 残念ですが、わたくしには効きませんわ!」
 呪いを受け、それを戦闘力に切り替えたメリーの一撃は凄まじいものだ。太陽の眩しさでへこたれそうになっていた当初とは違い、一回薙ぎ払うだけでダークヴァルキュリアが一気に吹き飛んで粘液の糸で絡め取られるほどに。
 時折エイリアの方向へ吹き飛ばすこともあったが、すかさずエイリアはユーベルコード『紅蓮の一撃クリムゾンパニッシャー』による炎を纏った剣で弾き返しているため、高威力のダメージを2連続で叩き込んでいることもある。
 さすがに味方に飛ばすのは……と考えたメリーだったが、エイリアのこの一撃は初撃を外すと次も当たらない。故に、1発目から当てられるように調整してくれたことで、次の攻撃もらくらく当てられるようになっていた。
「いやー、助かるよ! この一撃、一発目を外すと次が当たらないんだよね!」
「まあ、本当ですの? でしたら、次々とそちらに吹き飛ばしますわ!」
「助かるー!」
 エイリアとメリーはそれぞれでダークヴァルキュリアを次々と蹴散らしていく。
 時には単体、時には連携を組んでお互いの一撃をお互いに返し、ダークヴァルキュリアが身動きを取れなくなるほどに。

「もういないかな?」
「ええ、そうみたいですね」
 ダークヴァルキュリアを仕留め終えた2人は、すぐさま花嫁の捕らわれた繭を引き裂いて救助活動を開始。
 ぐったりとした様子ではあるが、皆無事のようだ。
「頑張れ! もう少しでここから脱出できるから!」
 魂人達を背負い、安全を確保してからしっかりと救助していくエイリアと。
「皆様、無理はなさらずに。足元にお気をつけて下さいね」
 魂人達の体調と怪我をチェックしながら救助していくメリーの行動で、魂人の花嫁達は無事に全員助け出すことが出来たのだった。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​



最終結果:成功

完成日:2023年05月09日


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#ダークセイヴァー
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#ダークセイヴァー上層
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#闇の救済者戦争


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種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト