【サポート優先】アリス・イン・アミューズメント
これはサポート参加者を優先的に採用するシナリオです(通常参加者を採用する場合もあります)。
●アリスは不敵に微笑んだ
奇遇にも、それは夏を先取りする屋台と同じように、この夏に向けて開業準備を進めていたアミューズメントパークだった。
ちょっとリッチな気分を楽しめる巨大ゴージャス流水プール。日常を忘れて優雅に耽ろう、そんなキャッチコピーを大々的に掲げて広告を何本も打ち出した。住人達の噂は瞬く間に広がって、今や遅しとグランドオープンの日を楽しみに待つ者達も多いという。
しかし――それは表向き。従業員として雇われているはずのチョコスイーツ・アリスは、その実、怪人の残党で。
「うふふ……街中をみーんなチョコレートで埋め尽くしてしまいましょう」
世界は邪悪な褐色に染め上げられようとしていた。
●キマイラフューチャー・13thラウンド
「……何やら、色々想起させられる感はありますが、事件ですから解決しませんと!」
ロザリア・ムーンドロップ(薔薇十字と月夜の雫・f00270)が事細かに控えている事件の中に、チョコレートがどうたらこうたら、という事件もあったようだが、それとはまた別の話になる。
「実は、オープンを間近に控えた流水プールのアミューズメントパークが怪人残党の秘密基地であることが分かりました。住人達から待ち望まれているアミューズメントパークを隠れ蓑に、力を蓄え一気に街を襲撃しようとしているんです」
怪人達の襲撃が実現すればそれは青天の霹靂。住人達は慌てふためき逃げ惑うばかりで怪人達の手に堕ちることだろう。
「幸いにも、その存在は怪人達が計画を実行する前に掴むことができましたので、皆さんには開業前のアミューズメントパークに乗り込んで、怪人達をやっつけて頂きたいんです。怪人の名前はチョコスイーツ・アリス、その名の通りチョコレートを利用した攻撃が得意な怪人です。従業員の振りをして大量のチョコスイーツ・アリス達が集まっていますので、ここで一網打尽にしてしまいましょう!」
施設は頑丈に作られており、ちょっとやそっとの戦闘では壊れないらしく、思い切り戦ってほしいとロザリアは念を押す。
「他世界では大きな戦いが起こっていると聞きます。大変な時ですが、一緒に頑張っていきましょう! それではどうか、よろしくお願いします!」
沙雪海都
●マスターコメント
沙雪海都(さゆきかいと)です。
ゴージャスってゴールデン感ありますよねきっと。
●フラグメント詳細
第1章:『甘い不思議の国『チョコスイーツ・アリス』』
チョコレート倍プッシュです。ただまあ今回は敵なので楽しむ余裕はないのかも。
チョコレートの誘惑に負けず倒していきましょう。
第2章:『ゴージャス流水プール』
元怪人の秘密基地なわけですがそんなの関係ねぇ! って感じで住人のキマイラ達やらが施設を運営してくれるそうです。
こんな時だからこそ気分をリフレッシュ! なんたってゴールデンウィークですから。
第1章 集団戦
『甘い不思議の国『チョコスイーツ・アリス』』
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POW : どろどろにしてあげる♪
【チョコ触手による捕獲】が命中した対象に対し、高威力高命中の【浴びると固まるドロドロに溶けたチョコ】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : いっぱいめしあがれ♪
【スカート】から【垂れ落ちる溶けたチョコレート】を放ち、【全身ドロドロチョコ固め】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ : ちょこすらいむさんだよ♪
【溶けたチョコレート】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【相手を引きずり込むチョコスライムの沼】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
👑11
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ミーガン・クイン
最近ストレス溜まっちゃって発散したいのよねぇ。
拡大魔法で大きくなってぇ、敵を【踏みつけ】て【蹂躙】したぁ~い。
ねぇ? だめぇ?
●チョコレートよりも蹂躙がお好き
五月病なんて言葉もあるくらいで、季節柄、鬱々とした気分が募ってくる時期でもあるのかもしれない。ミーガン・クイン(規格外の魔女・f36759)も日々の生活の中のあれこれで捌け口の見つからないストレスを抱えていた。
放っておいても体に良くない。ならばパーッと発散したい。そんな折にグリモアベースを訪れて、何やらキマイラフューチャーで良からぬアリス達がいるとかで。
開業前の巨大アミューズメントパーク、誰にも邪魔されない素敵空間、願ったり叶ったりでミーガンはすぐさまキマイラフューチャーへと渡っていた。
「あらぁ、まだここはオープンしてませんのに……困ったお客さんですね」
ミーガンの登場にチョコスイーツ・アリス達は目を三日月のように細めて薄く笑む。その困った客が猟兵だということは直感しており、わらわらと集まってきて戦闘態勢。
「こんなにた~くさん♪ 蹂躙し甲斐があるわねぇ~」
そんなチョコスイーツ・アリス達を見てミーガンは弾けんばかりの笑顔になった。一体ずつぷちぷちなんてみみっちいことは言わない。盛大に踏みつけにいこうとしているのだから、強い弱いよりも数が重要だった。
チョコスイーツ・アリス達はスカートを翻して、その下から目一杯の溶けたチョコレートを放ってきた。放物線を描いて投網のように飛んでくるチョコレート、そのままであれば捕らえられて終わりだが、ミーガンも拡大魔法を発動させて一気に巨大化。アミューズメントパーク内で最も大きなウォータースライダーの高さを軽々と超えてチョコスイーツ・アリス達に巨体を披露する。その足元に何やらぱしゃぱしゃと熱っぽい液体がかかったようだが、ちょっと足を動かせば固まったチョコレートがぱりぱりと剥がれ落ちていく。
本来であれば全身をチョコ固めにする代物だが、ミーガンが巨大化したことでそれが足元の水跳ね程度に格落ちし役目を為さなくなっていた。チョコスイーツ・アリス達の顔色が変わってチョコレートを纏めて飛ばしてくるも、ミーガンの持ち上げられた右足に蹴飛ばされて霧散する。
チョコスイーツ・アリス達の見る空はミーガンの足裏に覆いつくされていた。その下でチョコスイーツ・アリス達がどんな表情を見せていたかは窺い知れないが、そんなことよりも待ちに待った瞬間を味わうべく、ミーガンは右足を思い切り落としていた。
「んぎゃん!!」
感触はグミに近かった。柔らかいものをぐじゅっと踏み潰た足元にはチョコレートが四方八方に飛散している。この快感を味わいたかった――すぅっと胸の空く思いがした。
チョコスイーツ・アリス達は蟻のように群がってくる。それを今度は左足で、どすん、ぐちゃっと一思いに。代わりに上げた右足の下は一面チョココーティングに変わり果てている。
大地震の如き振動は只事ではないと、チョコスイーツ・アリス達は次から次へと集まってくる。しかしそれは飛んで火にいる夏の虫であり、
「あはははは! たーのしいー♪」
ミーガンは憂鬱だったあれこれをさっぱりと忘れてチョコスイーツ・アリス達を踏みつけ回るのだった。
大成功
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高階・茉莉(サポート)
『貴方も読書、いかがですか?』
スペースノイドのウィザード×フォースナイトの女性です。
普段の口調は「司書さん(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、時々「眠い(私、キミ、ですぅ、ますぅ、でしょ~、でしょお?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
読書と掃除が趣味で、おっとりとした性格の女性です。
戦闘では主に魔導書やロッドなど、魔法を使って戦う事が多いです。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
セレーネ・シティンガスタ(サポート)
ルナエンプレスのアリスナイト×マジックナイト、16歳の女です。
普段の口調は丁寧(私、~殿、です、ます、でしょう、でしょうか?)
リラックス中は子供っぽい(ぼく、相手の名前+ちゃん、だね、だよ、だよね、なのかな? )
ユーベルコードは公開中のどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●アリスは童話がお好きですか?
何故にチョコレートなのか――そんな他愛もない疑問はさておき、彼女達はアリス、そう、甘い不思議の国のチョコスイーツ・アリスなのである。
「皆さん、童話など如何でしょう? 今日も楽しいお話をご用意していますよ?」
「あらぁ、私達に童話なんて……どんな素敵なお話なのでしょう?」
アリスという自覚があるのかないのか、それこそが不思議なのだが、ともあれアリス達は高階・茉莉(秘密の司書さん・f01985)の甘い誘いに乗って聞く耳を傾けた。スカートの中からチョコレートをぼたぼたと零して辺りをチョコレートの海に変えながら、茉莉の口から語られるのを待っている。
「セレーネさん、今のうちに行動を開始してください。初戦闘になるでしょうから、ゆっくりで構いませんよ?」
「茉莉殿、感謝致します」
セレーネ・シティンガスタ(ルナエンプレスのアリスナイト・f40428)は茉莉の気づかいに対し慇懃に頭を下げた。セレーネ自身、此度の戦いが猟兵としての初戦闘となる。それを少しでも動きやすく、充実した成功体験を感じてもらうために、と茉莉はサポート役を買って出て、童話を語るという足止めに動いたのだ。
「それでは……ある小さな村に、お姉さんと弟、二人の姉弟がいました――」
ごく自然な導入から始まった茉莉の童話は姉弟が森へ果物を採りに行っていたところに、人語を話す二足歩行のウサギが現れた、といった内容だった。いくつかの童話の骨子を合わせて創作された童話は、まさに童話の主でもあろうチョコスイーツ・アリス達の心を惹きつけており彼女達から戦闘意欲を失わせていく。
皆、続きが気になるのだ。それは茉莉の話術も相まって効果が増しており、中には座って聞き出す者も現れていた。
その間、セレーネは自身で初めてになるのではないかというユーベルコードの発動態勢に入る。深く吸った息を吐き出し、気合の眼差しで己の中に呼び掛ける。
(私の……絶対無敵の鎧を、ここに……!)
想像するという作業は単純なように見えて難しい。一口に鎧と言っても色やデザイン、材質や意匠など考えることは様々。それらを緻密に想像できるのはある種、アリスナイトの特権と言えよう。セレーネの想像力は逞しく無敵の鎧を形作ってセレーネを包み込むように出現した。
セレーネ自身が思い浮かべて創造した戦闘鎧、白銀の鎧は清廉潔白の象徴でセレーネの初出陣を飾り立てた。同じく白銀のアリスランスを手にし無防備のチョコスイーツ・アリスへと突撃する――それはある意味奇襲だが戦場ではあらゆる策を講じて勝利を掴み取らなければならない。茉莉の語りに心が向いているうちにとセレーネは槍を薙ぎ払い、チョコスイーツ・アリス数体を一度に斬り飛ばした。
不意を突かれてチョコスイーツ・アリス達は悲鳴も上げられず、上下に分かれた体を奇妙な角度から見下ろして、それでようやく攻撃されたと悟ったが。反撃などできるはずもなく落ち崩れてチョコレートの海に消えていく。
「何なの!? やっぱりあなた達は、敵……!」
元より、その関係性は最初からそのままだ。しかしチョコスイーツ・アリス達は茉莉の策にまんまと嵌まってしまったわけで、言い逃れる術も無く。稲妻のように敵陣を斬り裂いていったセレーネが鬼神の如き無双を見せてチョコスイーツ・アリス達を立ちどころに薙ぎ払う。
切断された体はチョコレートの中にぼちゃりと溶けて沈む。セレーネの動きに気付いて俊敏に行動できた者達がスカートの中からチョコ触手を飛び出せてセレーネへと差し向けたが、勢いに乗ったセレーネは止まらない。チョコレートの飛沫を上げながら素早い身のこなしで触手の一突きを避けるとその根元を断ち、次いでチョコスイーツ・アリスの体を貫いた。
「そんな……せめて、話の結末だけでも……」
「それはまた今度、と致しましょう。ただ、ハッピーエンドであることだけはお約束しておきますね」
またの機会があるかは茉莉自身全くの謎だが、チョコスイーツ・アリス達に向けられた微笑みは妙に自信が満ちていた。
成功
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悠葉・ストラトス(サポート)
フラスコチャイルドの冒険商人×ハイウェイスター、95歳の女です。見た目は少女です。
普段の口調は「ちょっと威圧的(私、お前、言い捨て)」、商売敵には「高圧的(私、呼び捨て、言い捨て)」です。
服装等はお任せしますが、猫耳フードをいつも被ってます。まず脱ぐことはありません。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
藍原・蒼夜(サポート)
人間の學徒兵×力持ち、20歳の女です。
普段の口調は「おっとり系(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
偉い人には「敬語(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
のんびり、おっとりした性格で、多少天然ボケな面もあります。
武器は主に退魔刀を使用して戦います。
好きな物は、可愛いぬいぐるみ、綺麗な花、静かな場所。
趣味は小説等の読書。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
●チョコレート座を描いて
チョコレートの海、それはある種、チョコスイーツ・アリス達が消滅し数を減らしていることの証明でもあった。大海は広がる、されど戦いは未だ終わらず。
「増援はこれで打ち止め、ってところか……だったら話は早い。蒼夜、一気に決めにいくから――遅れるなよ?」
背丈では頭一つ分低い悠葉・ストラトス(Speaker Bullet・f40312)が藍原・蒼夜(蒼き宝刀・f23131)の顔を見上げて不敵に笑む。
「ええ、任せて」
蒼夜もおっとりとした物腰ながらストラトスの言葉に肯定の意思を示してチョコスイーツ・アリス達を見据える。先に猟兵達が起こした戦いで憤慨でもしているかと思われたが、あくまでチョコスイーツ・アリス達は丁寧なふるまいを心掛けおりスカートを指先で軽く持ち上げていた。
「ご相談かしら? でも残念、あなた達はこれからチョコレート塗れになるのだから」
チョコスイーツ・アリス達のスカートが一斉に膨れ上がると中から滝のようなチョコレートが流れ出て一面は怒涛のようになった。そこからさらに細長く伸びたチョコレートの触手が飛び出して蒼夜を狙う――が。
「へっ、なんてことはねぇ!」
ストラトスが身代わりの防御、しかしただ受けるだけではない。チョコレートの捕縛効果でストラトスの発動させていたユーベルコード「フリーダムブレイズ」が反応して反射、触手を含めたチョコレートの怒涛は全く同じ形でチョコスイーツ・アリス達に返っていく。
「えっ、そんな――きゃああ!!!」
チョコスイーツ・アリス達のチョコレートは、彼女達自身の制御下に在る限り自在なのであって、今はストラトスの力の下に在る。どれだけ働きかけようとしても一切言うことを聞かず、全身にチョコレートを浴びて固まり動かなくなった。
「後はお前が決めろよ? 動かない相手なんだから、外したら承知しねえ」
釘を刺された蒼夜がチョコレートの海へ突撃を仕掛けた。チョコスイーツ・アリス達は逃げ出そうとする途中でチョコレートの怒涛に襲われ、まるでだるまさんが転んだのような光景だった。そこへ蒼夜が闘気を纏った突進を見舞いにいく。ストラトスが言ったように、万が一でも外したらそれは大事件だ。
蒼夜がチョコレートの飛沫を上げ、両腕で車で言うところのバンパー部分を作り出してそのままチョコスイーツ・アリス達へと体当たりをぶちかました。当然と言えば当然だが百発百中、チョコスイーツ・アリス達の核を粉砕してチョコレートごと骸の海へと還す。
まるで点を繋いで図形を描くような軌跡。最短距離を一気に駆け抜けた蒼夜は物の見事にチョコスイーツ・アリス達を消滅させ、誰かが言っていたハッピーエンドを迎えたのだった。
成功
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第2章 日常
『ゴージャス流水プール』
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POW : ウォータースライダーでバシャーン!
SPD : 浮き輪を持って流水プールで流れる!
WIZ : ちょっと休憩。寝そべってトロピカルジュース。
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●チョコレートの海よりプールです
チョコスイーツ・アリス達は消えてしまい、後には施設だけが残される。戦いの跡なども入念に掃除すれば使用に堪えるほどにはなるだろう。
となれば。せっかくキマイラフューチャーに来ているのだから遊んでいかない手は無い。幸い、スタッフ役は施設の状況を知った現地の住人達がやってくれるとのことで、猟兵達は心行くまで遊べば良かった。
戦いの合間の休息に。羽を伸ばすのもたまには悪くないだろう。
レイン・ファリエル(サポート)
『さぁ、貴方の本気を見せて下さい』
人間のサイキッカー×ダークヒーローの女の子です。
普段の口調は「クールで丁寧(私、~さん、です、ます、でしょう、ですか?)」、機嫌が悪いと「無口(私、アナタ、ね、よ、なの、かしら?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
性格は落ち着いてクールな感じのミステリアスな少女です。
人と話すのも好きなので、様々なアドリブ会話描写も歓迎です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
雛里・かすみ(サポート)
バーチャルキャラクターの戦巫女×UDCメカニックの女性です。
普段の口調は「明るく朗らか(私、あなた、~さん、なの、よ、なのね、なのよね?)」
寝起きは「元気ない時もある(私、あなた、~さん、ね、わ、~よ、~の?)」です。
ユーベルコードは指定した物をどれでも使用し、
多少の怪我は厭わず積極的に行動します。
他の猟兵に迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、
公序良俗に反する行動はしません。
明るく朗らかな性格の為、
男女分け隔てなくフレンドリーに会話を楽しみます。
どんな状況でも、真面目に取り組み
逆境にも屈しない前向きな性格です。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
ティモシー・レンツ(サポート)
基本は『ポンコツ占い師』または『本体を偽るヤドリガミ』です。
カミヤドリも魔法のカードも、「Lv依存の枚数」でしか出ません。(基本的に数え間違えて、実際より少なく宣言します)
戦闘についてはそれなりですが、戦闘以外は若干ポンコツ風味です。(本体はLv組で出せない、UCの枚数宣言や集団戦は数え間違える、UCを使わない占いは言わずもがな)
探しものは疑似妖精(UC使用時)か占い(外れる)で頑張りますが、多くの場合は有効活用を思いつけずにマンパワーで探します。
猟兵としての体力は、可もなく不可もなく。
UCは「使用しない」描写でも問題ありません。
絵心?えっと、今日は置いてきちゃったかなー(言い訳)
●大事な大事な戦いの暇
今まさに、ある世界では大決戦が行われているわけだが――だから娯楽の一切が許されないということもあるまい。事件解決のお礼に、と住人達が動かしてくれたゴージャス流水プールだ。レイン・ファリエル(クールビューティー・f17014)、雛里・かすみ(幻想の案内人・f24096)、ティモシー・レンツ(ヤドリガミのポンコツ占い師・f15854)は思い思いの方法で休暇を満喫していた。
(たまにはこういうのもいいでしょう)
プールサイドでパラソルの下、ビーチチェアに腰掛けながらレインは常夏の気分を味わっていた。照り付ける太陽の効果演出はまるで本当にリゾート地に来た気分。ただまあそんな中でも日焼けは控えめ、暑い中で冷たいトロピカルジュースを飲むのも悪くない。
そのレインの視線の先には流水プールがあるのだが、レインがトロピカルジュースをグラス半分くらいまで減らしたところで浮き輪に乗って流れてきたのがかすみだった。
涼むにしてもかすみは水を浴びながら。これもまた楽しみ方の一つで、空気が詰まって弾力のある浮き輪に乗って、時に波に揺られながらの自由気ままを満喫している。かすみもまた、プールサイドでお洒落に楽しむレインを見つけて手を振った。
「レインさんはプールに入らないのー?」
「そうですね……後で、膝下くらいまで浸ってみてもいいと思いますけど」
「折角来たんだから、ちょっとくらいは入っておかないとねー」
「そういえば、一緒に行かれたティモシーさんはどちらへ?」
「彼ならウォータースライダーに行くって言って、そこで別れたの。だから今は、あのてっぺんにいるはずよ」
かすみが指差した先にある超巨大ウォータースライダー。キマイラフューチャーに建築法といったものがあるかは定かではないが、とにかく施設天井にかなり近い。そこから急カーブをいくつも抜けて、最後にプールに滑り落ちてくるというジェットコースター顔負けのコースにティモシーは挑もうとしていた。
そのティモシー、いざ滑るぞとなると少々勇気がいるようで足が止まっていた。コースから脱線してどこかに飛んでいってしまうということは無いように作られているはず――頭では分かっていても、やはり高所からの景色に足が竦むところはある。
とは言え。このウォータースライダーにやってくるのは怖いもの知らずの猛者ばかりで、ティモシーの後にも滑り降りたい者達が控えていた。
「よし……1、2……3っ!」
意を決してウォータースライダーに飛び込んだティモシー。一緒に滑り落ちている水は冷たく、そして落下の風と水飛沫でハチャメチャな状態のまま急降下。摩擦など全く無いようなもので、体は筒の半円を左右に行ったり来たりで臨場感が溢れている。
「うわああああ!!」
ぐおんぐおんと体が揺さぶられて叫ばずにはいられない。幾度となく蛇行しており今どの辺の高さに居るのかも分からず、終わりの見えないウォータースライダーはティモシーを完全にウォータースライダーの世界へ没入させていた。
ぎゅんぎゅんぐるぐる、目が回る。それでもう流されるまま、脱力していたところへ唐突に現れた出口の光にティモシーの体は飛び込んで、巨大な水柱を上げながらプールの中に着水した。
「――ぷあっ! ……ふー、ようやく終わった……」
滑り終わっての感想。二度とやりたくないわけではないが、少なくとも再挑戦は次回来た時になるだろう。
髪は単発ながら水の抵抗をもろに受けて逆立ちぼさぼさ。そんな状態でレインとかすみの元へ戻ってきたので、二人は思わず吹き出してしまっていた。
「お疲れ様です……ウォータースライダー、大変だったみたいですね」
「うん……一分かな、二分かな、もうよく分からないや……」
「ティモシーさんの反応を見て、と思っていたけど、なんか大人しく流れるプールに身を任せていた方が良い気がするわね」
かすみもドリンクで水分補給。ティモシーの分も手渡して、三人プールサイドで一休み。
戦いのことは頭の片隅にはあるが――これまで負け知らずの彼らだ。此度の戦いでもきっと勝利できるはずと信じて、今この瞬間だけは開放的な気分に浸るのだった。
成功
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